高校野球

鹿実、昨年決勝敗退の雪辱/鹿児島大会

<高校野球鹿児島大会>◇16日◇決勝

 鹿児島実が春夏連続出場を狙った鹿児島工を4-2で破り、4年ぶり16回目の夏の甲子園出場を決めた。2回裏に9番田野尻悠紀(3年)の中越え二塁打で先制すると、さらに1点を追加。6回、7回にも追加点を挙げ、粘る鹿児島工を振り切った。昨年は決勝で神村学園にサヨナラ負け。主将の湊崎諭史(3年)は「あの悔しさを晴らすには、優勝しかないと思って練習してきた。鹿児島代表として、甲子園で大暴れしたい」と夢舞台での活躍を誓った。試合後には、甲子園大会の抽選が行われ、鹿児島実の初戦は大会2日目第1試合に決まった。

 [2008年7月16日18時21分]

|

高野連:不祥事の2校が対外試合禁止に--審議委

 日本高校野球連盟は16日、大阪市内で開いた審議委員会で89件の不祥事を審議し、2校を有期の対外試合禁止処分に、4校の指導者を有期の謹慎処分とするよう日本学生野球協会審査室に上申することを決めた。

 また、1、2年生部員による暴力問題が発覚した龍谷大平安については、報告書が不十分として再度、提出を求めることになった。日本高野連は既に、3年生のみ夏の地方大会に出場することを認めている。

==============

 【対外試合禁止処分】

 千葉・君津商(部員の喫煙、部内暴力)=常任理事会で夏の地方大会参加差し止め済み▽長崎・五島南軟式(部員の喫煙)

 【謹慎処分】

 神奈川・向上の監督(部内暴力)▽神奈川・大楠の監督(盗撮行為)▽広島・西条農の監督(部内暴力)▽山口・西京の監督(迷惑行為)

毎日新聞 2008年7月17日 東京朝刊

|

夏の高校野球:駒大苫小牧、コールド負け 6年連続甲子園ならず

第90回全国高校野球選手権南北海道大会(道高野連など主催)は16日、札幌円山球場で準々決勝の残り3試合があり4強が出そろった。

 第3試合では大会6連覇を目指した駒大苫小牧が北海に七回コールドで敗れ、甲子園出場の夢が絶たれた。第1試合では札幌第一の山下良投手(3年)が、第2試合では北照の阿世賀亮投手(同)が好投し、それぞれ準決勝に進出。南大会は17日が休養日で、18日に東海大四対札幌第一、北照対北海の準決勝2試合が行われる。また、北北海道大会は17日に開幕し、旭川スタルヒン球場で1回戦3試合が行われる。

|

北照・阿世賀準完全試合/南北海道大会

<高校野球南北海道大会:北照2-0函館大有斗>◇14日◇1回戦

 北照の左腕エース阿世賀亮(3年)が、函館大有斗を相手に「準完全試合」を達成した。許した走者が内野安打の1人だけという、2-0での完封劇。昨秋の駒大岩見沢との道大会決勝はサヨナラ被弾に泣き、今春はチームの不祥事で大会出場を辞退した悲運の主将。無念の涙を乗り越え、目指す甲子園まであと3勝とした。

 もう無念の涙は、流さない。阿世賀の思いの強さが生んだ「準完全」だった。抜群の制球でストライクを先行させ、自慢の縦のカーブで凡打の山を築いた。許した走者は3回の内野安打の1人だけ。80球、わずか1時間23分の試合時間に、甲子園への熱い気持ちを凝縮させた。

 そんなエースに、待望の先取点をプレゼントしたのが俊足の原田だった。0-0で迎えた6回。1死二、三塁から水崎が浅めの左邪飛を上げた。突っ込めるかどうか微妙だったが、足に自信のある原田は「行ける」と読んで果敢にタッチアップ。同校「生徒会長」の判断は正しかった。7回には小本、西田の下級生たちが長打で2点目をもぎ取った。

 地区予選では制球が定まらず苦戦が続いた。それを修正すべく、10球続けて同じ場所に決まらないと、投球をやめないという練習に取り組んできた。「なかなか決まらず、150球になったこともありました」。特訓が、この日の快投につながった。

 昨秋の全道大会決勝では駒大岩見沢に延長10回、サヨナラ本塁打で敗れた。飛躍を期し、厳しいトレーニングのオフに突入した。だが部内で同級生部員の生活態度をいさめる行為が行き過ぎ、集団暴力事件へと発展。春は地区予選から出場を辞退、練習試合もできなくなった。

 3年生たちは何度も自分たちだけでミーティングを開き、出直しに努めた。常にその中心にいたのが主将の阿世賀だった。河上敬也監督(49)は「不祥事はあったが、決して乱暴な子らではない。つらい期間をこらえ再出発を期している姿を見ると、何とかしてやりたいと思った」という。

 阿世賀は「秋の負け方、春の出られなかった期間。いろいろあって本当に悔しかった。でも精神的には成長できたと思う。(上で)駒大苫小牧と当たったら、先輩たちの分まで気持ちをぶつけたい」。167センチの小さなエースがグイと胸を張った。

 [2008年7月15日9時42分 紙面から]

|

宮崎商が終盤集中打で4強進出/宮崎大会

<高校野球宮崎大会>◇16日◇準々決勝

 宮崎商が都城農を11-5で破り、2年連続準決勝進出を決めた。8回には守備の乱れで同点に追いつかれたが、その裏、打者11人の攻撃で6点を挙げて都城農を突き放した。17安打11得点の猛攻に「去年の準々決勝では21安打したんです。去年のことを思い出しました」と浜田登監督(40)は目を見張った。昨年は準決勝で敗退。今年はその壁を破って39年ぶりの甲子園にチャレンジする。

 [2008年7月16日17時16分]

|

波佐見が逆転勝ちで4強入り/長崎大会

<高校野球長崎大会>◇16日◇準々決勝

 波佐見が佐世保実に6-1と逆転勝ちし、2年ぶりの4強に進出した。1点を追う3回裏、相手の失策と4番本山裕基(3年)の左犠飛で2得点し勝ち越し。中盤以降4点を追加して、佐世保実を突き放した。得永健監督(39)は「送りバントのサインを見逃して強行させたら投安になったり、表には分からないミスが結果オーライになっていた。秋もNHK杯も佐世保実に負けていたので、はっきり言って清峰対策は全く考えていません」と、複雑な笑顔で話した。

 [2008年7月16日16時36分]

|

鹿児島実、4年ぶり出場=駒苫は準々決勝で敗退-高校野球

 第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は16日、各地で行われ、鹿児島では鹿児島実が鹿児島工を決勝で4-2で破り、4年ぶり16度目の甲子園出場を決めた。組み合わせ抽選の結果、鹿児島実は第2日(8月3日)の第1試合となった。
 南北海道大会では、2004、05年に連覇した駒大苫小牧が準々決勝で北海に0-9で7回コールド負けし、6年連続の夏の甲子園出場を逃した。駒大苫小牧は04年に北海道勢として初の全国制覇を実現し、翌年は田中将大(現楽天)を擁して57年ぶり6校目の連覇を達成。06年は決勝で引き分け再試合の末に準優勝だった。

|

第90回全国高校野球:岡山大会 センバツ出場の興譲館、コールド勝ち /岡山

 ◇岡山理大付・玉野光南のシード2校、初戦敗退
 第90回全国高校野球選手権記念岡山大会(県高野連、朝日新聞社主催)は15日、倉敷市営球場など4球場で2回戦8試合が行われ、シード2校が初戦で敗退する波乱があった。昨夏の優勝校、岡山理大付は終盤の猛追も及ばず、高梁日新に惜敗。「初戦の固さから、本来の打撃が出来なかった」(早川宜広監督)といい、優勝候補が初戦で姿を消した。春の県大会準優勝校の玉野光南は強力打線がふるわず、効率よく得点した作陽に敗れた。春のセンバツ出場校の興譲館は邑久にコールド勝ちし、3回戦に進んだ。16日は倉敷市営球場など3球場で、2回戦6試合が行われる。

 ▽2回戦

高梁

  02001031=7

  00000000=0

興陽

 (八回コールド)

 (高)福本-日笠

 (興)木村-景山

▽本塁打 藤森(高)

▽三塁打 小割(高)

▽二塁打 南、藤森(高)

おかやま山陽

  010010112=6

  103000010=5

総社南

 (お)風呂谷-藤原

 (総)糸島-中山

▽三塁打 藤原(お)宮本(総)

▽二塁打 林、昌子(お)中山、表田2(総)

高梁日新

  012000001=4

  000100011=3

岡山理大付

 (高)山中、松本優-高嶺

 (岡)薮田、浜田、伊藤、高田-母里、大月亮

▽本塁打 鈴木(高)

▽二塁打 山口(岡)

玉野光南

  100020000=3

  40000000×=4

作陽

 (玉)三宅、矢内-木村

 (作)川上-宮坂▽本塁打 横田(作)

▽三塁打 植木(作)

▽二塁打 渡辺(作)三宅、川崎(玉)

岡山工

  020000000=2

  000001000=1

岡山学芸館

 (工)山本-田中

 (学)田中-海野、鷹取

▽三塁打 鷹取(学)

興譲館 0102130=7

邑久  0000000=0

 (七回コールド)

 (興)妹尾、酒井-浜田

 (邑)小関-馬場

▽二塁打 菅原2(興)

津山東  0000001=1

西大寺  124101×=9

 (七回コールド)

 (津)宇治、芦田惇-芦田駿

 (西)行森-白石

▽三塁打 佐藤、畑(西)

▽二塁打 佐藤、畑、白石、中村(西)

備前緑陽 000001=1

玉野   000047=11

 (六回コールド)

 (備)川名-藤田

 (玉)三宅-白井

▽二塁打 重松(備)三宅2、藤原(玉)

==============

 ◇どん底味わった3年生 スタンド総立ち--高梁日新
 〇…高梁日新の3年生部員には苦い経験がある。2年前の春。入部したばかりのころ、「態度が不まじめだ」とコーチや先輩から怒られ、長時間正座をさせられたり、暴力行為を受けるなどの事件があった。結果は「1年間の対外試合の禁止」。

 中田隼人主将は「大好きな野球が自分から遠ざかり、どん底の気分を味わった」と当時を振り返る。それでも、復帰を目指して厳しい練習を続けた3年生13人の結束は固い。

 有力校・岡山理大付をねじ伏せたスタンドでは、保護者らも総立ちで声援を送った。中田主将の母さつきさん(36)は「みんなが一つになって試合をしている姿を見ていると、うれしくて涙が出る」と声を詰まらせる。中田主将は「この日のためにやってきた。目の前の試合を勝ち進んでいくだけ」と意欲満々だ。

 ◇スタンドは最高の教室--興譲館の小谷校長
 ○…興譲館スタンドで温かい視線をナインに注ぐのは今春まで監督を務め、センバツで初めて甲子園の土を踏んだ現校長の小谷彰吾さん(47)。小谷さんは「ユニホームを着ていない夏は初めて。“寂しいな”という思いです。選手たちには『代わりに暴れてくれ。そうしてくれたら、俺はうれしい』と話しました」と笑う。

 不登校だった生徒が野球部の応援に球場に来て以来、また学校に通えるようになったことを書いた作文の一節にはこうあった。「今までいろいろなこと考えてきたけど、自然に体が動いて大きな声が出ていた。スタンドが私を変えてくれた」

 この日も、スタンドは大声でナインをもり立てる生徒たちであふれた。小谷校長は「応援スタンドは、まっすぐ素直に高校生がはじけられる場所。最高の教室です」と声を弾ませた。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

第90回全国高校野球:広島大会 山陽、近大福山を降す 高陽東も3回戦へ /広島

第90回全国高校野球選手権記念広島大会(県高野連、朝日新聞社、県教委主催)は第4日の15日、県内6球場で2回戦16試合があった。

 春の大会準優勝の高陽東は、廿日市にコールド勝ちし、3回戦へ進んだ。舟入は昨年16強の尾道商を相手に1度は同点にまで追いついたが、あと一歩及ばなかった。

 また山陽がシード校の近大福山にコールド勝ちし、3回戦進出を決めた。

 16日は県内6球場で2回戦16試合があり、春の大会で優勝した広陵が登場する。

 ▽2回戦

 【広島市民】

廿日市 0000000=0

高陽東 023101×=7

 (七回コールド)

 (廿)樋野、米田-畠山

 (高)藤本、釜賀-片山

▽三塁打 歌丸(高)

▽二塁打 藤本、寺岡(高)

宮島工 11951=17

湯来南 00000=0

 (五回コールド)

 (宮)松浦、吉田-原

 (湯)森本-松下

▽本塁打 舛本(宮)

▽三塁打 舛本(宮)

▽二塁打 桜井、原(宮)

舟入

  00000001000=1

  01000000001=2

尾道商

 (延長十一回)

 (舟)石井、加藤、石井-植木

 (尾)安原-浜岡

▽二塁打 大西(舟)

 【コカ・コーラウエスト】

瀬戸内

  021011000=5

  30300000×=6

可部

 (瀬)福島、瀬尾、山本、延元-田上

 (可)林-山下

▽本塁打 三国(瀬)

▽二塁打 佐伯2、施向雄(瀬)平田、松原(可)

神辺旭

  000000603=9

  010110000=3

安芸府中

 (神)橋本、猪木-能島

 (安)井上、奥平、吉崎-佐藤

▽二塁打 小坂(神)

廿日市西

  001110120=6

  000002200=4

呉工

 (廿)白築、椙山-梅本

 (呉)高野圭、石中-大下

▽三塁打 小森(廿)服部(呉)

▽二塁打 日野原(廿)〓岡、片寄(呉)

 【呉二河】

福山商

  000000000=0

  00041001×=6

呉宮原

 (福)江沢、小川-浜口

 (呉)山本隆-岡川、端

▽三塁打 梅川2(呉)

▽二塁打 岡川、山徳(呉)

福山誠之館

  010030002=6

  230000000=5

西条農

 (福)矢野、赤木、妹尾-檀上

 (西)石田、桑岡-山田、河本

▽三塁打 森田(西)

▽二塁打 三好(福)松岡(西)

 【福山市民】

盈進 04125=12

沼田 00000=0

 (五回コールド)

 (盈)藤田-藤本

 (沼)加藤、平重、宗山、加藤-小山

▽三塁打 甲山(盈)向田(沼)

▽二塁打 小川(盈)

福山工  0000000=0

総合技術 510210×=9

 (七回コールド)

 (福)佐藤、白石-島田

 (総)田中、津田、藤井-東

▽二塁打 後藤田、角井2(総)

近大福山 0000000=0

山陽   220230×=9

 (七回コールド)

 (近)中藤、宝利-野宮

 (山)久保田-駿河

▽二塁打 駿河、戸田、則貞、呉島(山)

 【しまなみ】

賀茂 000000000=0

尾道 10000202×=5

 (賀)平本-阿南

 (尾)中田-藤井

▽三塁打 中下、小南(尾)

安芸南 000000023=5

松永  200000000=2

 (安)河合-松本

 (松)山崎、粟村-梶田

▽二塁打 高田、野間(安)桑木(松)

三原

  001010100=3

  00000320×=5

広島国泰寺

 (三)小林、中岡-山木戸

 (広)林-増本

▽三塁打 林(広)

▽二塁打 宇根、的場(三)

 【三次市営】

広島工大高

  010001100=3

  10002100×=4

三次

 (広)室木-山内

 (三)国岡、谷上、佐々木-松本

▽二塁打 中川、沖(広)佐々木、吉富(三)

加計芸北 010000=1

世羅   203114=11

 (六回コールド)

 (加)森前-清水

 (世)大原-大平

▽三塁打 向原、山根(世)

▽二塁打 安石(世)

==============

 ■熱球

 ◇強豪相手に力投--廿日市・米田直紀投手
 強豪、高陽東に挑んだ廿日市のアンダースロー、米田直紀投手(3年)は四回からマウンドに上がった。1回戦は登板機会がなかった。だが「いつでもいけるように準備していた」と気合十分だった。

 アンダースローに転じたのは高校1年の夏。「自分は力がない。普通に投げていたら通用しない。だったら、バッターが打ちにくい投げ方をやろう」と考えた。アンダースローは普通の投げより下半身の力が必要になる。走り込みの量を増やして強化に努めた。

 試合では、2点を失ったが「今までやってきたことは出せた」と悔いはない。

 「周りに助けてもらってばかりでした。今日もそうでした」。五回裏、2死二塁のピンチに右前に運ばれた。二塁ランナーはホームへ。「やられた」と思ったが、河野和耶選手の好返球でアウトに。

 最後は後輩に「みんなで助け合い、何でも言い合えるチームになってもらいたい」とエールを贈った。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

【桑田・清原を倒した男…石田大也さん早すぎる死】7月16日17時0分配信 夕刊フジ

 横浜打撃投手の石田大也(いしだ・ともや、本名・石田文樹=いしだ・ふみき)さんが15日午前1時40分、直腸がんのため横浜市内の病院で亡くなった。41歳だった。取手二高時代の1984年、夏の甲子園決勝でPL学園高2年の桑田真澄(元パイレーツ)、清原和博(オリックス)の「KKコンビ」を破り、日本一に輝いた“甲子園のヒーロー”の早すぎる死に、恩師は悲しみにくれた。

 「具合が悪いとは聞いていたが、こんなに早いとは思わなかったので、悔しい思いです。今日は試合ですが、まったく気分が乗りません。今日、朝、起きるのも辛かったです」

 恩師の木内幸男常総学院監督は16日午前、茨城県予選3回戦に臨む土浦市営球場で、教え子の早世を悼んだ。

 石田さんとは年に1回、4月3日に取手二高OBのゴルフ会があり、そこで顔合わせてきたが、今年は天候の都合で中止になり会えなかった。

 「体調が悪いという話を聞き、1カ月ほど前に見舞いに行く予定でしたが、急用で行けなくなってしまい、見舞いの品だけ届けました。すると翌日、電話があり、『大丈夫ですから、ありがとうございました』と元気そうな張りのある声でした。そこで噂ほどではないと安心したのですが、見舞いに行った人からの話だと、ベッドからは全く起きられなかったということです」

 取手二高の3年生の夏は、実は石田さんは肩が痛くて、全く投げられなかったという。試合もほとんど出られず、それでも練習だけは続けていた。甲子園入りしても練習禁止を命じ、しばらく休むと肩の調子が奇跡的に元に戻った。「エースの石田が投げられるという喜びで、チームが一丸となった。石田に勝たせてもらった甲子園でした」と振り返った。

 石田さんは茨城県出身。木内監督率いる取手二高では甲子園に春夏3回出場し、3年の夏、決勝でPLと対戦。8-4で初優勝し、茨城初の優勝旗を持ち帰った。秋の国体でも優勝し、負けなしで卒業した。

 翌年、大物ルーキーと期待され早大教育学部に進学。秋季戦から出場を期待されたが、前期試験の休みが明けた7月ごろから練習を休みはじめ、秋のシーズン中に帰省。86年1月、早大を中退して日本石油(現・新日本石油)に入社した。

 88年、大洋(現・横浜)にドラフト5位で入団し、6年間で1勝0敗の成績。94年の戦力外通告後も、打撃投手として横浜一筋に活躍。制球力の高さを買われ、主力相手に投げることが多かった。今年3月のオープン戦期間中に直腸がんが判明し、4月に摘出手術。週1回の抗がん剤治療を続けながら現場復帰を願い続けていたが、すでに転移は進行していた。

 通夜は17日午後7時、葬儀・告別式は18日午前10時、横浜市港北区菊名7の10の8、新横浜奉斎殿で。喪主は妻、寿美江(すみえ)さん。

|

【桑田・清原を倒した男…石田大也さん早すぎる死】7月16日17時0分配信 夕刊フジ

 横浜打撃投手の石田大也(いしだ・ともや、本名・石田文樹=いしだ・ふみき)さんが15日午前1時40分、直腸がんのため横浜市内の病院で亡くなった。41歳だった。取手二高時代の1984年、夏の甲子園決勝でPL学園高2年の桑田真澄(元パイレーツ)、清原和博(オリックス)の「KKコンビ」を破り、日本一に輝いた“甲子園のヒーロー”の早すぎる死に、恩師は悲しみにくれた。

 「具合が悪いとは聞いていたが、こんなに早いとは思わなかったので、悔しい思いです。今日は試合ですが、まったく気分が乗りません。今日、朝、起きるのも辛かったです」

 恩師の木内幸男常総学院監督は16日午前、茨城県予選3回戦に臨む土浦市営球場で、教え子の早世を悼んだ。

 石田さんとは年に1回、4月3日に取手二高OBのゴルフ会があり、そこで顔合わせてきたが、今年は天候の都合で中止になり会えなかった。

 「体調が悪いという話を聞き、1カ月ほど前に見舞いに行く予定でしたが、急用で行けなくなってしまい、見舞いの品だけ届けました。すると翌日、電話があり、『大丈夫ですから、ありがとうございました』と元気そうな張りのある声でした。そこで噂ほどではないと安心したのですが、見舞いに行った人からの話だと、ベッドからは全く起きられなかったということです」

 取手二高の3年生の夏は、実は石田さんは肩が痛くて、全く投げられなかったという。試合もほとんど出られず、それでも練習だけは続けていた。甲子園入りしても練習禁止を命じ、しばらく休むと肩の調子が奇跡的に元に戻った。「エースの石田が投げられるという喜びで、チームが一丸となった。石田に勝たせてもらった甲子園でした」と振り返った。

 石田さんは茨城県出身。木内監督率いる取手二高では甲子園に春夏3回出場し、3年の夏、決勝でPLと対戦。8-4で初優勝し、茨城初の優勝旗を持ち帰った。秋の国体でも優勝し、負けなしで卒業した。

 翌年、大物ルーキーと期待され早大教育学部に進学。秋季戦から出場を期待されたが、前期試験の休みが明けた7月ごろから練習を休みはじめ、秋のシーズン中に帰省。86年1月、早大を中退して日本石油(現・新日本石油)に入社した。

 88年、大洋(現・横浜)にドラフト5位で入団し、6年間で1勝0敗の成績。94年の戦力外通告後も、打撃投手として横浜一筋に活躍。制球力の高さを買われ、主力相手に投げることが多かった。今年3月のオープン戦期間中に直腸がんが判明し、4月に摘出手術。週1回の抗がん剤治療を続けながら現場復帰を願い続けていたが、すでに転移は進行していた。

 通夜は17日午後7時、葬儀・告別式は18日午前10時、横浜市港北区菊名7の10の8、新横浜奉斎殿で。喪主は妻、寿美江(すみえ)さん。

|

第90回全国高校野球:都道府県大会 鹿実が4年ぶり16回目--鹿児島

 37地区で239試合があった。鹿児島では決勝があり、鹿児島実がセンバツ出場の鹿児島工を4-2で破り、4年ぶり16回目の出場を決めた。鹿児島実は抽選で2日目第1試合(三塁側)の1回戦に登場することが決まった。南北海道では04、05年に2連覇し、6年連続出場を狙った駒大苫小牧が敗退。昨夏代表の金足農(秋田)、尽誠学園(香川)も敗れた。昨夏準優勝の広陵(広島)、今春8強の龍谷大平安(京都)は勝ち進んだ。

毎日新聞 2008年7月17日 東京朝刊

|

夏の高校野球:鹿児島大会 春夏連続鹿工か、4年ぶり鹿実か--きょう決勝 /鹿児島

第90回全国高校野球選手権鹿児島大会は15日、県立鴨池球場で準決勝2試合があった。春夏連続出場を目指す鹿児島工が5試合連続無失策の堅守で昨夏の覇者神村学園を破り、2年ぶりの甲子園に王手。昨夏準優勝の鹿児島実は樟南との投手戦を制し、4年ぶり16回目の甲子園出場を目指す。決勝は同球場で、16日午後1時5分試合開始予定。

 ◇鹿工が神村の反撃振り切る
 ▽準決勝(県立鴨池)

神村学園

  000000010=1

  10000200×=3

鹿児島工

 石堂投手の好投と5試合連続2ケタ安打の打撃で、鹿児島工が神村学園の反撃を振り切った。鹿児島工は初回、内村選手が左前に適時打を放ち先制。六回には橋本、福迫両選手の適時打で待望の追加点。石堂投手は初回無死三塁のピンチを2三振と内野ゴロに抑え流れをつかみ、8奪三振の完投勝利。3安打と打撃でも活躍した。神村学園は八回2死、寺田、諏訪原、小原3選手の連打で1点を返す意地を見せたが、後続を断たれた。

 ◇鹿実、樟南との投手戦を制す
樟南

  000000000=0

  00010000×=1

鹿児島実

 岩下投手の投打にわたる活躍で鹿児島実が投手戦を制した。鹿児島実は四回、中前打の森田選手が犠打と内野ゴロの間に三塁へ。岩下投手が中前にはじき返し、自らのバットで先制点をたたき出した。その後、速球と変化球を織り交ぜた投球で樟南打線を翻ろう。虎の子の1点を守りきった。樟南は辻野、榎本両投手の継投で岩下投手と同じ被安打4でしのいだが、五回1死一、二塁の好機に併殺されるなど打線が援護できず、涙をのんだ。

==============

 ■青春譜

 ◇逆境越え前向きに--鶴田都貴選手=神村学園(3年)
 高校通算50本塁打という県内随一の強打者がバットを構えた。

 2死一、三塁。2点を追う八回。高まる「一発逆転」の期待。スタンドの応援席から割れんばかりの声援がわき起こった。

 「6年間の最後の打席かもしれない。思い切り振ってこい」。中等部から苦労を共にした永石和輝投手が声を掛けた。

 「みんながつないでくれた」。鋭い打球は三塁線をわずかに切れるファウル。最高潮を迎えた舞台で放たれた、外角のきわどい直球。自信を持って見逃した球に、主審の右腕が上がった。

 昨夏、甲子園出場が決まり、病床の祖父を見舞うと「お前が甲子園に行くのを見るまで死ねない」と声を掛けられた。その言葉を胸に帝京(東京都)との一戦で、左翼席に本塁打をたたき込んだ。祖父は昨年12月、78歳で亡くなった。病床には当時の写真が飾られていた。「もう一度甲子園に」。願いは届かなかった。

 個性の強い選手ぞろいで「自分が」の意識が強かった。しかし、最後の夏が近づくにつれ「つなぐ」意識が高まった。「最後にチームが一つにまとまってよかった」

 監督交代など、さまざまな逆境を乗り越えてきた3年間。今後も野球は続ける。前を向いて、鴨池球場を去った。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

第90回全国高校野球:愛媛大会 第5日 第1シード今治西、3回戦へ /愛媛

◇今治工と対戦、六回コールド
 ◇松山東は初戦突破
 第90回全国高校野球選手権記念愛媛大会(県高校野球連盟など主催)は大会第5日の15日、坊っちゃんスタジアム(松山市市坪西町)と今治市営の2球場で、1回戦5試合と、2回戦1試合があった。

 この日は、5季連続甲子園出場を目指す第1シードの今治西が2回戦で登場し、主戦・水安が六回を無安打に抑え、今治工に10-0で六回コールド勝ち。また、松山東は9-2で新居浜西に七回コールド勝ちした。

 ▽1回戦

松山西 22906=19

今治明徳 00002=2

 (五回コールド)

 (松)西山-浜田

 (今)高橋、伊藤-二神

▽三塁打 西山、井上2(松)高須賀(今)

▽二塁打 門田、浜田(松)高須賀、坂本(今)

新居浜高専

  000100000=1

  00010013×=5

南宇和

 (新)安藤、橋田、吉本-渡辺

 (南)中道-山木

▽二塁打 渡辺(新)上埜、中道、木下、加藤(南)

三島

  100030140=9

  000002300=5

伊予

 (三)大久保、加藤瞬、大久保-安藤

 (伊)木下、近藤-石野、大野

▽三塁打 大西諒(三)小立(伊)

▽二塁打 加藤瞬、篠原幸、尾崎、大西諒(三)

東予

  000000200=2

  00000005×=5

新田

 (東)佐伯康-藤原

 (新)山崎、阿部、山崎-鶴身

▽本塁打 佐伯康(東)

▽二塁打 山崎(新)

新居浜西

  0001100=2

  0200403=9

松山東

 (七回コールド)

 (新)荒井、阿部、小野-森川

 (松)清家-西岡

▽三塁打 谷中(松)

▽二塁打 森川(新)

 ▽2回戦

今治工 000000=0

今治西 003313=10

 (六回コールド)

 (工)上垣、宮島-白石浩

 (西)水安-宇佐美

 ◇2回戦3試合の試合順が決まる
 17日に西条市ひうち球場である2回戦3試合の試合順が決まった。対戦カードと試合開始時刻は以下の通り。

 9時 三島-東温▽11時半 南宇和-松山西▽14時 新田-松山東

==============

 ■夏の主役

 ◇無我夢中でスクイズ--東予・一色孝謙選手
 「スクイズのサインがくるはず」。そう感じながら、七回表1死満塁の場面で、東予の一色孝謙選手(3年)は打席に入った。この回、1点を先制し、追加点のチャンス。六回裏の守備から途中出場した一色選手は「ムードを崩したくない」とバットを構えた。

 1球目はボール。打席を外してベンチを見た一色選手は、思わずほほ笑んだ。がちがちに緊張している様子を感じた佐伯宏幸監督が肩をくるくる回して「硬いぞ」と合図したからだ。2、3球目も見逃し、1ストライク2ボールの場面で、スクイズのサインが出た。

 「自分ができる最高のバントをしよう」と、相手投手が振りかぶると素早くバントの構えをした。球は投手の前に転がり、三塁走者が生還した。投げられたコースも球種も全く覚えていない。無我夢中だった。

 練習試合でスクイズや送りバントを失敗することが多く、高橋英悟主将(3年)にアドバイスをもらいバント練習をした。「自分が一番下手くそ。みんなに追いつこうと必死だった」と振り返る。泥だらけになったユニホーム姿は、誇らしげだった。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

第90回全国高校野球:滋賀大会 近江と膳所、コールド勝ち /滋賀

 第90回全国高校野球選手権記念滋賀大会(県高野連、朝日新聞社主催)は15日、彦根市の県立彦根球場と大津市の皇子山球場で、2回戦4試合を行った。彦根球場は第1試合で大津商が7-4で伊香を降し、第2試合は昨年の覇者・近江が滋賀学園に8-1で七回コールド勝ち。皇子山球場では彦根東が延長十二回の末に河瀬を2-1で降し、ノーシードながら春の県大会8強の膳所は日野を12-2の六回コールドで破り、それぞれ3回戦に駒を進めた。

 ▽2回戦

 〓…彦根球場…〓

大津商

  220100002=7

  000100300=4

伊香

 (大)小松、西浦-平郡

 (伊)清水翔、北村祐、山崎-米澤、横関

▽三塁打 桐畑(伊)

▽二塁打 桐畑(伊)

 大津商は一回、小松の右前打などで2点。2回も川瀬の左前打などで、九回も敵失などで各2点を挙げ、突き放した。伊香は七回、3安打で3点を加え、1点差に詰め寄った。

滋賀学園

  0000001=1

  0040202=8

近江

 (七回コールド)

 (滋)奥田、小川、棚上-長瀬

 (近)小熊-富尾

▽三塁打 青山(近)

▽二塁打 後藤(滋)和田2(近)

 近江は三回、和田の二塁打などで4点。5回は青山の三塁打などで、7回にも和田の二塁打などで各2点を上げた。滋賀学園は七回、川辺の中前打で1点を返すにとどまった。

 〓…皇子山球場…〓

河瀬

  010000000000=1

  001000000001=2

彦根東

 (延長十二回)

 (河)近藤-林祥之

 (彦)松島、太田-原田

▽二塁打 高木、西村(河)土田(彦)

 彦根東は1点を追う三回、左前打で出た松島の本盗で同点。延長十二回は土田の二塁打と太田の左前打で決勝点を上げた。河瀬は二回、高木の二塁打などで先制したが、惜敗。

日野 200000=2

膳所 350004=12

 (六回コールド)

 (日)栗田智、岩佐-池田

 (膳)的場-岡添

▽本塁打 広嶋(日)

▽三塁打 小堀(膳)

▽二塁打 岡添2、上森2、小堀(膳)

 膳所は一回、高松と上森の適時打で逆転。二回は10人の猛攻で5点。6回は岡添と上森の二塁打などで4点を挙げた。日野は一回に広嶋の本塁打で先制したが、続かなかった。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

第90回全国高校野球:奈良大会 シードの五條、快勝 高田、添上も3回戦へ /奈良

第90回全国高校野球選手権記念奈良大会(県高野連など主催)は15日、2回戦3試合が橿原市の県立橿原球場であった。シード校の五條が快勝。高田、添上も3回戦に勝ち進んだ。

 ▽2回戦

二階堂

  100000001=2

  13000100×=5

高田

 (二)染田-畑田

 (高)國樹、花井-伊崎、松村

▽三塁打 西岡(高)

▽二塁打 橋口、佐竹(二)中村、吉田(高)

 高田は二回、中村、前田の連続適時打で3点を奪って勝ち越した。六回は西岡の適時三塁打で、効果的な追加点を挙げた。二階堂は中盤に追加点を奪えなかったのが響いた。

添上 010100020=4

生駒 010100100=3

 (添)森園、武井-後藤

 (生)内田、青山-田村

▽本塁打 田村(生)

▽二塁打 渡辺(添)百済、山本和(生)

 添上が接戦を制した。七回に勝ち越されたが、八回2死から呉羽、木谷の連続安打と小東の四球で満塁、渡辺の二塁打で2点を挙げ逆転した。生駒は四回、田村の本塁打で追い付いた。七回、稲垣の適時打で奪った勝ち越し点を守りきれなかった。

十津川 000000000=0

五條  00102200×=5

 (十)森、山香、青木-植田

 (五)吉川、坂田-本田

▽本塁打 山口(五)

▽三塁打 川口(五)

▽二塁打 津代(十)本田(五)

 五條は三回、山口の本塁打で先制。五回に澤口の2点適時打、六回にも寺田の左前適時打などで追加点を奪った。十津川は三回に津代の二塁打、植田の安打で1死一、三塁のチャンスを作ったが、1点が遠かった。

 ◇逆転打放ち涙
 ○…途中出場の添上・渡辺一徳選手(3年)が八回2死満塁で逆転の適時二塁打を放った。昨秋の県予選は、生駒に3回戦で敗れた。「打ててホンマに良かった」とうっすらと涙を浮かべた渡辺選手。次の奈良大付戦に向けて闘志をかき立てていた。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

夏の高校野球:宮崎大会 4強まず2校 日南学園が延長戦制す /宮崎

◇都城東は4投手が力投
 15日は、サンマリンスタジアム宮崎で準々決勝2試合があり、日南学園が延長で日章学園を降し、ベスト4一番乗り。もうひと試合は、序盤に畳みかけた都城東が4-2で宮崎日大に勝った。16日も準々決勝2試合。

 ◇日章学園が健闘、あと一歩及ばず
 ▽準々決勝

日南学園

  0001000003=4

  0000010000=1

日章学園

 (延長十回)

 同点の十回、日南学園は2死から新垣が四球。河野が二塁打。続く川嶋が右前に2点打。さらに大松、中崎の連打で計3点。日章学園は六回1死満塁の好機で捕逸の1点のみ。有馬、中崎の両左腕の前に11三振。

 ◇宮崎日大の追い上げ届かず
宮崎日大

  000100100=2

  30100000×=4

都城東

 都城東が序盤の4点を4投手の継投で守り抜いた。初回、草尾の適時三塁打と暴投で3点。三回も暴投で加点。宮崎日大は四、七回に敵失に犠飛を絡め1点ずつ返したが、相手のメリハリのある継投に抑えられた。

==============

 ■青春譜

 ◇先発、気持ちよかった--船水賢志選手=日章学園(3年)
 日南学園戦の先発マウンドに向かったのは、背番号6の船水。

 エースをサポートする役目も負うが、本業は野手だ。「驚いた」と本人。しかし、エースに代わって、まっさらなマウンドを任せられ、気分が悪かろうはずがない。

 強打線を5回を投げ1失点。しっかりと試合を作って、2年生エースに後を託した。

 この起用、奇策でも何でもない。気分屋の船水の力を最大限に引き出すための手を、畑尾監督は前夜、しっかりと打っていた。

 「おい、去年の借りを返したいだろう」

 畑尾監督は、船水を呼んで、先発を打診している。昨夏の初戦、船水は先発を任せられたが、チームは延長で惜敗した。その時の船水の悔しがりようが、畑尾監督の眼底に焼き付いていた。気分屋の船水にとって、この日から始まるテレビ放送も自身を奮い立たせた。

 昨秋、公式戦で不調が続いた。「投手を降りたい」と監督に直訴したことがあった。監督は首を縦にはふらなかった。彼には1年時から特別メニューを課していた。「細くてモデルのような体形だったからね」。約4時間の練習のすべてをタイヤ引きや走り込みにあてさせた。

 「つらくて何度もやめようと思った」。しかし苦境に耐え、培った自信は、昨年と同じ延長での敗戦にも、少々違った味がした。

 「負けて悔しいが、投げられて気持ちよかった」。すがすがしい笑顔が印象的だった。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

夏の高校野球:大分大会 日田、光る好投と15安打 /大分

◇柳ケ浦、明豊も準々決勝へ
 第90回全国高校野球選手権大分大会は15日、大分市の新大分球場で3回戦3試合があり、柳ケ浦、日田、明豊が準々決勝に進んだ。第1シードの明豊は六回に短打を集めて七回コールド、柳ケ浦は別府青山に逆転でそれぞれ勝ち上がった。日田は山中公平投手の好投と15安打で大分工に快勝した。

 ▽3回戦

柳ケ浦

  000120100=4

  001000000=1

別府青山

 (柳)高山、土元-松原

 (別)渡辺翔、糸永-佐藤隼

▽本塁打 藤沢(柳)

▽三塁打 粟田(柳)

▽二塁打 上田(柳)遠嶋、赤峯(別)

 柳ケ浦は四回、藤沢拓斗選手(3年)の本塁打で追いつき、五回には投ゴロ敵失や右前適時打で2点を勝ち越した。別府青山は三回、遠嶋諒太選手(2年)の左翼線適時二塁打で先制したが、六回以降は三塁を踏めなかった。

 ◇大分工、ふるわず
日田

  100021300=7

  200000000=2

大分工

 (日)山中-蔵本

 (大)阿南、田中、小間、阿南-薬師寺

▽三塁打 前川、阿南(大)

▽二塁打 森誠、新田、本川(日)藤田(大)

 日田は七回、左前打の本川裕介選手(3年)が連続盗塁で揺さぶり、森誠太選手(2年)から3連打で3点を追加するなど15安打と打線が爆発。大分工は初回に三塁打で一時逆転したが、二回以降は山中公平投手(3年)に抑えられた。

 ◇羽室台、好機逃す
別府羽室台

  0000000=0

  101015×=8

明豊

 (七回コールド)

 (別)平井、中山-井戸川

 (明)今宮、野口-阿部

▽本塁打 千速(明)

▽三塁打 須股(別)

▽二塁打 友永(別)今宮、千速(明)

 明豊は初回、二塁打と送りバントの後、二ゴロ敵失で先制。5回は千速太樹選手(3年)が本塁打。六回には、四死球と3連打で5点を挙げて突き放した。別府羽室台は五回、三塁打で1死三塁と攻めたが、後続を断たれた。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

夏の高校野球:熊本大会 九州学院、熊本国府を破る /熊本

◇文徳、秀岳館も準々決勝へ
 15日は藤崎台球場で4回戦3試合があり、文徳は球磨工との投手戦を制したが、熊本国府は九州学院に逆転負けし、両シード校が明暗を分けた。秀岳館は中盤勝ち越し、追いすがる熊本北を振り切った。16日は4回戦の残り3試合がある。

 ◇球磨工、好投実らず
 ▽4回戦(藤崎台)

球磨工

  000000100=1

  00200010×=3

文徳

 (球)吉村-片岡

 (文)植野、堀江-門内

▽三塁打 長浦(文)

▽二塁打 長浦(文)

 文徳は三回、秋吉の2点適時打で先制し、七回には三塁打の長浦を堀江のスクイズで還し、突き放した。球磨工はエース吉村が粘り強く投げたが、打線は序盤、得点圏走者を還せず、七回の押し出しの1点に抑えられた。

 ◇熊本北、中盤打線沈黙
秀岳館

  001010020=4

  100000010=2

熊本北

 (秀)梅田-秋本、田中宏

 (熊)市村、木原-堀

▽三塁打 崎向、石橋(秀)

 秀岳館は五回、和田の適時打で勝ち越し、八回に石橋の三塁打などで突き放した。熊本北は初回に先制したが、三回2死三塁、六回1死二、三塁の好機に追加点を奪えず、八回の堀の内野安打による1点にとどまった。

 ◇熊本国府、先制守れず
九州学院

  000002302=7

  002000001=3

熊本国府

 (九)江-中尾

 (熊)楠本、西村、木村、川端-窪田

▽本塁打 川端(熊)

▽三塁打 江(九)

▽二塁打 広(九)

 九州学院は六回、江の適時内野安打と押し出しで追いつき、七回に富高の適時内野安打などで3点を挙げて逆転した。熊本国府は三回、川端の2点本塁打で先制したが、四回以降は九州学院の江に4安打に抑えられた。

 ◇1期生夢かなわず
 ○…熊本国府は試合後、ほとんどの選手が目に涙を浮かべていた。06年創部。めきめき力をつけ、今大会は第2シードで臨んだが、夢の甲子園には届かず、1期生だった3年生の最後の大会が終わった。桑鶴勇太主将(3年)は仲間に胴上げされ「伝統のないチームをまとめてきた苦労を思い出した」としみじみと話した。永薗敏博監督は「自分のサインミスがあった。最後に選手に悪いことをした」と話したが、川端昴平選手(3年)は「選手はそのサインで結果を出さないといけない」と監督をかばった。

==============

 ■青春譜

 ◇「あの一球が…」--吉村一気投手・球磨工=3年
 「あの一球がなければ……」。三回2死二、三塁、文徳の5番、秋吉佳祐選手(3年)に投じた一球。内角を狙った直球が、力みから真ん中に入った。打球は中前に転がり、重い2失点になった。

 この1年で制球力が格段に上がった。ひもを結わえて作った九つの枠を目がけ、狙った所に投げる自主練習をした。ほぼ毎日、約100球を投げ込んだ。

 「0点に抑えるつもりだった」。球は走っていた。内角に思い切って投げ込み、被安打6に抑えた。それだけに、片岡良平捕手(3年)が外角に構えたサインに、首を振って投げた「あの一球」に悔いが残った。

 「勝つことだけ考えていたから悔しい。野球は社会人でも続けたい」

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

夏の高校野球:佐賀大会 きょうから準々決勝 /佐賀

 第90回全国高校野球選手権記念佐賀大会は16日、準々決勝2試合が行われる。

 第1試合はノーシード対決。昨夏の甲子園で全国制覇した佐賀北を破った鳥栖工と、春の県大会優勝の鳥栖商を降した武雄が対戦する。第2試合は、これまでともにコールドで勝ち上がってきた伊万里農林と伊万里商が激突する。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

第90回全国高校野球:鳥取大会 鳥取商、鳥取城北は順当に /鳥取

第90回全国高校野球選手権記念鳥取大会(県高野連、朝日新聞社主催)は第4日の15日、倉吉市湊町の市営野球場で2回戦4試合が行われた。鳥取商、鳥取城北のシード2校は順調に駒を進めた。米子松蔭が12安打の猛攻をみせ、12対0の五回コールドで倉吉農を圧倒した。鳥取商は七回に勝ち越しを決め、6対3で倉吉東に競り勝った。鳥取城北は境港総合技術に5対0で快勝。倉吉西は鳥取湖陵の反撃を振り切り4対2で接戦をものにした。

 ▽2回戦

米子松蔭 50052=12

倉吉農  00000=0

 (五回コールド)

 (米)稲垣、景山-大森

 (倉)神原-小林

▽本塁打 稲垣(米)

 米子松蔭は一回に小原、稲垣の連打の後、敵失から満塁。三原の二ゴロの間に1点先制。後続も四球をはさみ3連打し5点を取った。四回にも5点を追加し、五回には稲垣が本塁打を放って五回コールドで圧勝した。倉吉農は米子松蔭の主戦稲垣に4安打無得点に抑え込まれた。

鳥取商 300000300=6

倉吉東 021000000=3

 (鳥)山根-前田

 (倉)笠見、山本-桑本

▽本塁打 笠見(倉)

▽三塁打 矢芝(鳥)

▽二塁打 松本俊(鳥)永田、北野、片上(倉)

 鳥取商が一回に3点を先制したが、倉吉東も二回の笠見の本塁打などで振り出しに戻した。3対3で迎えた七回、鳥取商は敵失から出塁した竹内が二盗。捕手からの悪送球の間に三塁へ。2死三塁から上原の右前適時打で勝ち越しに成功した。続く矢芝、松本俊も適時打を放ちこの回、3点を加えて試合を決めた。

境港総合技術

  000000000=0

  00201020×=5

鳥取城北

 (境)大竹-宇城

 (鳥)木島、西垣、中尾-吉本

 鳥取城北は三回、吉田、迫田の連続内野安打で好機を広げ、野選と押し出しで2点を挙げた。五回にも1点を加え、七回には内野安打と敵失から出た走者を二つのスクイズで還した。境港総合技術は鳥取城北の木島、西垣、中尾の投手リレーに無得点に抑え込まれた。

鳥取湖陵

  000000002=2

  10030000×=4

倉吉西

 (鳥)日下部、坂口-池田政

 (倉)渡瀬、植田-浜崎

▽二塁打 渡瀬(倉)

 倉吉西は一回1死から死四球と安打で満塁とし、林の内野安打で1点先制。四回にも3点を追加して試合を優位に進めた。鳥取湖陵は九回1死から川口の右前打に続き加藤が内野安打。本荘の左前打で1点を返した。岡田航の犠飛でさらに1点加点。2死満塁の好機を作ったが、池田政が左飛に倒れて試合終了となった。

==============

 ■熱風記

 ◇主将の重み--倉吉東・岩山修一朗主将(3年)
 試合中に誰よりも声を出し、試合後には誰よりも泣いている選手がいた。倉吉東の主将岩山だ。7月5~8日にあった学園祭で「男の中の男ランキング1位」に輝いた熱血漢。監督、OB、チームメートからの信頼も厚い。

 強気に見えるが、悩んだ時期もあった。昨年の夏、先輩から「主将はお前がやれ」と言われた。伝統校だけに責任は重い。甲子園に行かなければという使命感もある。引き受けたはいいが、はやる気持ちが空回りし、チームが一つにならない。どうしたらみんながついてきてくれるのか。部長にも相談した。

 率先して動くことを心掛けた。自主練習も最後まで残り、一人一人の仲間に気を配った。この試合で2年の先発笠見には一球ごとに「攻めていけ」と声をかけた。

 試合終了後は、自らグランドに置いてあったバットを片づけた。熱血だけではない、「気配り主将」の姿がそこにあった。

 結果を出して引退したかったが、敗退。ただ、後輩に1回戦、2回戦とも良い試合を見せることができた。岩山の背を見てきた後輩のだれかが主将の重責を引き継いでいく。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

第90回全国高校野球:石川大会 15日 /石川

 ◇第90回記念石川大会(15日)
 ▽1回戦

 ◇…金沢市民野球場…◇
能登青翔

  420000202=10

  001020010=4

金沢大付

七尾 000001002=3

小松 00000500×=5

 ▽2回戦

 ◇…県立野球場…◇
北陸大谷

  200020000000=4

  101100100001=5

金沢西

 (延長十二回)

北陸学院 00000=0

遊学館  2055×=12

 (五回コールド)

 ◇…小松末広野球場…◇
飯田

  00001000=1

  10101041=8

金沢錦丘

 (八回コールド)

金沢桜丘

  000000012=3

  000000000=0

金沢市工

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

第90回全国高校野球:京都大会 北嵯峨、立命館宇治が8強 /京都

第90回全国高校野球選手権記念京都大会(府高野連など主催)第11日の15日、西京極(右京区)など3球場で3回戦5試合と4回戦2試合があった。4回戦では立命館宇治と北嵯峨が勝利し、8強入りを果たした。

 福知山成美は持ち前の攻撃力を爆発させ五回コールド勝ち。北稜はシードの南丹を圧倒し七回コールドで勝利した。

 ○……西京極……○

 ▽3回戦

桃山

  000000000=0

  10101001×=4

京都外大西

 (桃)松下、西川、太田-丸野

 (京)満薗-久須美

▽二塁打 丸野(桃)坂部、中川(京)

 ▽4回戦

日吉ケ丘

  000000000=0

  00011211×=6

立命館宇治

 (日)北野、木村亘-今田

 (立)中野翔-大崎

▽三塁打 鄭(立)

▽二塁打 岡島、大崎(立)

北嵯峨

  1422000=9

  0000000=0

京都成章

 (七回コールド)

 (北)内田-中井

 (京)福士、高畑、浅田-江畑

▽三塁打 中井(北)

▽二塁打 庄司、内田、文字2(北)

 ○……太陽が丘……○

 ▽3回戦

南丹 0000000=0

北稜 040300×=7

 (七回コールド)

 (南)藤田、伊藤-森景

 (北)山脇-中村

西乙訓

  010002133=10

  000101101=4

宮津

 (西)中村、笠松、堀田-八木

 (宮)上辻、芦原、梅田-大下

▽二塁打 向原、福島、倉住(西)伊藤、松井(宮)

 ○……あやべ……○

 ▽3回戦

乙訓    00 110=2

福知山成美 10115×=17

 (五回コールド)

 (乙)大前-岡田

 (福)植田、四方-福本

▽三塁打 植田、門林(福)

▽二塁打 生駒、高久、椎葉、植田、深瀬(福)

田辺

  000100106=8

  014200000=7

京都明徳

 (田)高尾、田中-高森

 (京)柴田、下林-柳

▽三塁打 二口(田)

▽二塁打 大江、里西2、二口、田中(田)岸(京)

==============

 ■白球に懸けて

 ◇兄と競い、支え合い--辻本浩紀遊撃手=桃山・2年
 年に一度、年末年始に帰ってくる兄・崇人さんと家の近くで練習し、夜遅くまで野球の話をする。崇人さんは愛媛県・帝京第五高の3年で外野手。同じく1番打者を任されている。「野球が強くなりたい」と高校から家を出た。

 小4の時、本当はサッカーがしたかったが、野球をするという崇人さんと一緒に学童チームに入った。「お兄ちゃんには負けたくない」と、次第に野球に打ち込み上達していった。

 まれにしか連絡はとらないが、試合の前だけはお互いに必ずメールをする。14日も「絶対勝てよ」と届いた。しかし、昨年の覇者に破れた。「お兄ちゃんに負けたくないと頑張ってきた。悔しいけど来年、もっといいチームにして戻ってきます」。悔し涙を流しながら語った。

 崇人さんは16日、2回戦を迎える。家に帰ったらメールを送るつもりだ。「絶対勝てよな」。ただそれだけを遠い場所から願う。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

夏の高校野球:山口大会 宇部鴻城と宇部工、好発進 /山口

 第90回全国高校野球選手権記念山口大会(県高野連など主催)の1回戦8試合が15日、県内4球場であった。宇部工、宇部鴻城、柳井、下松、豊浦、下関工がそれぞれコールド勝ちし、光、柳井商工も順当に2回戦へ勝ち進んだ。16日は4球場で1回戦8試合がある。

 ▽1回戦(宇部市野球場)

小野田工 0000000=0

宇部鴻城 2100033=9

 (七回コールド)

 (小)村上僚-松川

 (宇)永野、波多野-疋田

▽本塁打 佐二木(宇)

▽三塁打 小林、佐二木、高橋(宇)

▽二塁打 原田(小)佐二木(宇)

長門  00000=0

宇部工 1098×=18

 (五回コールド)

 (長)岡、田中、高橋-早川

 (宇)田原、迫-中村

▽三塁打 石田(宇)

▽二塁打 中嶋、石田(宇)

 ▽同(柳井市民球場)

柳井商工

  310100000=5

  101200000=4

柳井学園

 (商)川涯-村田

 (学)田辺、守田、向井-小田

▽三塁打 吹田(商)新海(学)

▽二塁打 池田、合田(商)

高水 000030=3

柳井 107131=13

 (六回コールド)

 (高)中塚-貝原

 (柳)松下、羽山-末永

▽二塁打 瀬光2、徳山、中川(柳)

 ▽同(周南市野球場)

  000103031=8

  000000010=1

徳山高専

 (光)幡部、内田、小川-川崎

 (徳)津守-今津

▽二塁打 川崎(光)

佐波 00000=0

下松 4106×=11

 (五回コールド)

 (佐)佐古、松原-末常

 (下)高橋-梯

▽本塁打 高橋(下)

▽三塁打 梯(下)

 ▽同(下関球場)

下関西 1100000=2

下関工 004203×=9

 (七回コールド)

 (西)岩本、福永、林-山本

 (工)与永、安本-豊田

▽二塁打 荻野、豊田(工)

豊浦 103115=11

豊北 001000=1

 (六回コールド)

 (浦)木下-丸山

 (北)藤井-吉母

▽三塁打 坂、岩崎(浦)

▽二塁打 中野(浦)

==============

 ■ダッシュ!夢舞台

 ◇ナインまとめた地道な努力--松川駿主将=小野田工3年
 送球ミスと無安打で終わった高校最後の試合。「みんなの足を引っ張ってしまった」。試合後、言葉少なに語った。

 「野球はへたくそ」を自認。昨秋、主将に就任後、雑用やグラウンド整備を率先して行い、積極的に声を出すよう努めた。1年の夏にあきらめていた捕手にも再挑戦。苦しい練習に耐え続けた。

 「野球大好き少年だから」と母佳代さん(45)。昨夏、送球中に右肩のじん帯が切れて入院したが、両親にバットを持参するよう頼んだ。自宅でも素振りを決して欠かさず、「1球でも多く捕れるように」との願いを込め、スパイクやグラブを毎晩熱心に磨く。

 地道な努力は次第にナインに浸透。まとまりのあるチームに仕上がった。「最後は全員が一丸となって戦えた。主将をやれて本当によかった」。涙がキラリ光った。

〔山口版〕

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

第90回全国高校野球:福岡大会 修猷館19年ぶり きょう組み合わせ抽選会 /福岡

 第90回全国高校野球選手権記念大会の福岡大会は18日から4回戦に入り、南・北大会を勝ち上がった計19校が甲子園を目指して激突する。南部勢11校はシード校がほぼ順当に勝ち残った一方、修猷館が19年ぶりの進出を決め、勢いに乗る。3回戦までの戦いぶりを振り返る。

 修猷館は堅い守りで最少失点に抑え、少ない好機から得点を狙う。その型にぴたりとはまったのが3回戦の福岡第一戦。三回に岩本周哲選手の適時打で挙げた1点を、永尾正也投手が124球完封で守りきった。衛藤震治監督(60)は「接戦をしのいで勝つのがうちのパターン」。駒田開主将は「思い切りの良い、守る野球で甲子園を目指す」と誓う。

 3回戦まで“完全無欠”だったのが福工大城東。11-0(五回コールド)、10-0(六回コールド)、18-0(五回コールド)と大差で勝ち進んだ。身長190センチのエース、笠原将生投手が万全。4番・神田博史選手を中心とした打線も切れ目がなかった。

 九産大九州は勝ち進む中で勢いに乗った。ノーシードながら1、2回戦ともに劇的なサヨナラ勝ち。3回戦は2本塁打が飛び出し三池を圧倒した。

 福岡工は九州屈指の右腕、三嶋一輝投手が1回戦の不調を脱したのが大きい。3回戦の明善戦では8回17奪三振とエンジン全開。福岡大会でも対戦相手は攻略が難しそうだ。

 その三嶋投手が「丁寧な野球をしてくる」と最も警戒するのが連覇を狙う東福岡。3回戦の小郡戦は7点差をつけた七回2死一、二塁から中前打で鶴田翔平中堅手が正確な返球で無失点に抑えるなど、相手にスキを与えない堅実さが投打ともに随所に見られた。

 注目の組み合わせ抽選会は16日、北九州市の九州共立大である。

〔福岡都市圏版〕

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

清峰がコールドで4強/長崎大会

<高校野球長崎大会>◇16日◇準々決勝

 第1シード清峰が11-1で北松西を下し、3試合連続のコールド勝ち、5年連続の4強に進出した。清峰は1回裏、先頭の屋久貴博(2年)が死球で出塁、2死後に3連続四球で押し出しで先制した。その後7番川本真也(2年)の走者一掃三塁打で3点追加し、試合の主導権を握った。北松西は4回表、2安打で1点を返して意地を見せたが、3投手が10安打を浴び、5回裏途中で11点目を失い力尽きた。清峰の吉田洸二監督(39)は「相手の勢いを感じたが、うちの普段通りの力が出せた。4つ(4強)からは精神面の戦い」と2年ぶりの夏の甲子園へ、気を緩めなかった。

 [2008年7月16日14時9分]

|

高校野球 府立工業が1-0で立命館に勝利 準々決勝へ

第90回全国高校野球選手権記念京都大会の4回戦に進んでいた府立工業は16日、西京極球場の第1試合で立命館と対戦、1-0で勝ち、準々決勝へ進出した。両校ともバッテリーを中心によく守り、息詰まるゲームになったが、府立工が9回表に貴重な1点を挙げ、逃げ切った。

 府立工は18日、同球場の第2試合(午前11時開始予定)で龍谷大平安と準々決勝を戦う。
 
 福知山市内勢でもう1校残っている福知山成美は17日、同球場の第3試合(午後2時開始予定)で、ベスト8をかけて田辺と対戦する。
 
▽16日・西京極球場(4回戦)
府立工
 000 000 001=1
 000 000 000=0
立命館
 ○…1回戦から3回戦まで、いずれも二けた得点で5回コールド勝ちしてきた府立工だが、この試合は一転して緊迫したゲームとなった。
 
 府立工は9回表、先頭の3番坪倉が中前打で出塁。1死後、内野ゴロの間に二塁に進み、ここで6番のエース吉田が値千金の左越二塁打を放ち、この試合両チーム初の得点を挙げた。
 
 序盤は上々の立ち上がりを見せた先発吉田だが、中盤以降は再三得点圏に走者を背負う苦しいピッチング。しかし、要所でよく踏ん張り、立命館に得点を許さなかった。
 
 守本尚史監督の話 流れを失うようなところでバッテリーがよく踏ん張った。せりあった試合を勝てて、選手らには、いい刺激になったと思う。

|

第90回全国高校野球:香川大会 シード校志度、敗れる /香川

 ◇昨秋の県大会優勝寒川も
 第90回全国高校野球選手権記念香川大会(県高野連など主催)は15日、高松市生島町のサーパススタジアムで2回戦3試合が行われた。

 第1試合は、観音寺中央が善通寺第一に8-1でコールド勝ち。第2試合は、英明がシード2位校の志度に11-0でコールド勝ち。第3試合は、高松工芸が昨秋の県大会の覇者、寒川を7-3で降し、それぞれ3回戦進出を決めた。

 ▽2回戦

善通寺第一

  0100000=1

  0005021=8

観音寺中央

 (七回コールド)

 (善)真鍋、〓-大城

 (観)鈴木、白井-高橋侑

▽二塁打 横山、白川(観)

 観音寺中央は1点を追う四回、2死二、三塁から高橋侑の中前打で逆転に成功。この回一挙5点を挙げ、六回にも2点追加。七回、神原の犠飛で8点目を挙げ、試合を決めた。善通寺第一は二回、山本の右前打で先制したが、その後の好機を生かせなかった。

英明 05240=11

志度 00000=0

 (五回コールド)

 (英)田中-佐奈喜

 (志)岡部-長町

▽三塁打 松岡(英)

▽二塁打 片山、阿南(英)岡部(志)

 英明は二回、1死満塁から田中の右前打で先制すると、この回打者一巡の猛攻で5点を先取。三、四回にも足を生かした攻撃で6点を追加。投げては先発田中が被安打2の無失点に抑えた。志度は四回、岡部が二塁打を放ち好機を作ったが、生かせなかった。

 ◇「力出せず」涙
 ○…シード2位校の志度の主戦、岡部真吾主将(3年)は試合後、「あっという間で実感ない」と信じられないという表情で話した。冬から走り込みやタイヤ引きで、下半身を集中的に強化。春の県大会では準優勝し、成果が「ついてきた」と実感していた。この試合、相手の盗塁で気持ちが乱れ、カウントを取りに行った直球を打たれた。「力を出し切れなかった。みんなごめん」。仲間を思うと、また涙があふれた。

高松工芸

  003000004=7

  003000000=3

寒川

 (高)奥谷、南川-小川

 (寒)馬詰、谷、岩井-竹村

▽本塁打 奥谷(高)馬詰(寒)

 高松工芸は同点で迎えた九回、1死満塁から伊丹の左前適時打で勝ち越しに成功すると、小川の右前適時打で追加点をあげ逃げ切った。寒川は3点を追う三回、先頭打者馬詰の左越え本塁打で1点を返し、石田の右前適時打で同点に追いつくも、粘れなかった。

==============

 ■ピカいち

 ◇痛みこらえ最後まで--善通寺第一・高木裕平遊撃手(3年)
 悲願の公式戦1勝を挙げ、迎えた2回戦。四回、走者と接触して左足甲を負傷。ベンチに一度下がる。

 「大丈夫か、ほんまのこと言え」と監督に言われた。痛みをこらえ「大丈夫です」。最後まで戦いきるつもりだった。

 春から、投手の真鍋勇太主将を助ける、ゲームキャプテンに指名される。3年生は4人。「自分が引っ張っていかなければ」

 消極的になった時のエラーや気持ちの入っていないプレーは容赦なく注意した。「勝つためには嫌われ者になってもいい」。しかしつらいこともあった。

 夏の大会前、なかなかまとまらないチームの仲間と話し合った。「うまいプレーじゃなくていい。泥臭くていいから向かっていこう」。下級生と一つになったと感じた。

 感覚のなくなった左足で、必死にプレーを続けたが、七回コールド負け。「これで終わったんやな」。空を仰ぎ見た。

 「1、2年生が支えてくれたお陰でいい思い出ができました、ありがとう」。涙をぬぐった。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

第90回全国高校野球:徳島大会 小松島、富岡西、徳島商が8強 /徳島

◇穴吹は城西降し3回戦へ

第90回全国高校野球選手権記念徳島大会(県高野連、朝日新聞社主催)は15日、オロナミンC球場で2回戦1試合と3回戦1試合、県営徳島球場で3回戦2試合の計4試合が行われた。今春のセンバツに出場した小松島は鴨島商にコールド勝ち、富岡西が粘る池田を振り切り、夏3連覇を目指す徳島商も海部を圧倒し、この3校はベスト8入り。このほか、穴吹が城西を降して3回戦に駒を進めた。

 ○…オロナミンC球場…○

 ▽2回戦

城西 001000003=4

穴吹 20102110×=7

 (城)東、福田-坂本

 (穴)中村、小早川-岡田

▽三塁打 元木、堀江(城)

▽二塁打 福田(城)中村、的場(穴)

 ▽3回戦

富岡西 200031000=6

池田  000001030=4

 (富)谷朋、河井-美馬

 (池)安野-川原

▽三塁打 谷朋(富)

▽二塁打 庄野、谷朋(富)山口(池)

 ○…県営徳島球場…○

 ▽3回戦

鴨島商 00000000=0

小松島 01013101=7

 (八回コールド)

 (鴨)北村-池本

 (小)井内-山口

▽三塁打 初田、田渕、山口(小)

海部  200000000=2

徳島商 02000141×=8

 (海)冨田、森唯、冨田-百々

 (徳)中野、中川、杉本-原

▽三塁打 冨田(海)宮本(徳)

▽二塁打 戎谷(海)原、山本(徳)

 ◇一致団結の城西
 〇…城西の登録選手は10人。交代要員が1人しかいないばかりか、五回終了時のグラウンド整備も出場選手が行うため、休む時間も取れず。「練習でも先輩後輩は関係なく、用具の片付けなどすべて自分たちでしてきた」と河村亮主将(3年)。少ない人数で大会までを乗り切ってきた。攻撃前の円陣も、準備をする打者やランナーコーチ2人が抜けるために小さな輪。それでも九回表には三塁打2本などで3点を返し、最後に意地を見せた。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

第90回全国高校野球:和歌山大会 市和商、接戦制す 3回戦へ /和歌山

 ◇那賀、紀北農芸も
 第90回全国高校野球選手権記念和歌山大会(県高野連、朝日新聞社主催)は15日、和歌山市毛見の県営紀三井寺球場で2回戦3試合があった。市和歌山商は和歌山工との接戦を制して、那賀は桐蔭に逆転勝ちし、紀北農芸は南部龍神を降して、それぞれ3回戦へ進んだ。

 ▽2回戦

和歌山工

  000020000=2

  00002001×=3

市和歌山商

 (和)垣内-桑畑

 (市)脇村-干川

▽二塁打 坂部(和)森(市)

 市和歌山商は2点を追う五回、森の二塁打と加藤のスクイズで同点。八回には田中博の一、二塁間を破る適時打で勝ち越した。和歌山工は九回、垣内の右前安打などで2死三塁となったが、あと一本が出なかった。

桐蔭 102100000=4

那賀 00230000×=5

 (桐)細田、南方、古阪-田口、坂東

 (那)井端、鳥居、奥-北村

▽本塁打 南村(桐)

▽二塁打 土井川(桐)北村、小長谷(那)

 那賀は2点を追う四回、1点を返した後に1死満塁から松井の中前適時打で逆転すると、そのまま1点差を守り抜いた。桐蔭は三回までに3点を挙げ、四回には本塁打で加点したが、五回以降は要所を締められた。

南部龍神

  001000000=1

  20000000×=2

紀北農芸

 (南)石田-千葉

 (紀)西川-安達

▽三塁打 太田(南)

▽二塁打 西川2(紀)

 今大会初の無失策試合。紀北農芸は一回、2死一、二塁から西川の左翼への適時二塁打で2点を先取して逃げ切った。南部龍神は三回、三塁打の太田が相手投手の暴投で還り1点を返したが、その後反撃できなかった。

==============

 ■熱風記

 ◇「一生懸命プレー」で泥だらけ--和歌山工3年・山下亮介三塁手
 二回、左前安打で出塁し、盗塁を狙って二塁へ滑り込んだ。タッチアウト。悔しそうに戻ったベンチで、ひときわ汚れたユニホームが目を引いた。「一生懸命プレーすることの証し」という。

 午前6時半から始まる早朝練習に「必ず一番に来ている」と岡田文雄監督。始発電車での通学を、休むことなく続けた。

 放課後の練習を終えて、帰宅するのは午後9時ごろ。母聖子さん(41)は毎晩、「何したらこんなに汚れるん」と、くまなく汚れたユニホームをうれしそうに洗ってくれた。

 今後は危険物取扱者資格などを取得し、県内での就職を目指す。「最後まで一生懸命できて良かった」。泥だらけのユニホームに大きな目が輝いた。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

第90回全国高校野球:北・南大阪大会 同志社香里30点 /大阪

 第90回全国高校野球選手権記念北大阪・南大阪大会(府高野連、朝日新聞社主催)は15日、府内6会場で2回戦12試合があった。北大阪大会では、同志社香里が先発全員安打で30-0で南を降し、履正社も25点を奪って開明に圧勝した。南大阪大会では、泉尾工が堺市立工・堺に1-0で勝利し接戦を制した。

 ☆北大阪大会

 ▽2回戦

 【万博】

春日丘

  120011110=7

  01005300×=9

豊島

 (春)倉光、小辺、瀬川、東口-玉田

 (豊)一樋、碓井、佐藤、西中-上野

▽三塁打 山本(春)

▽二塁打 上野2、永島(豊)

東淀工

  0000113000=5

  2000001201=6

西野田工科

 (延長十回)

 (東)横関、新川-鶉野

 (西)尹、高石-山田

▽三塁打 前田(東)

▽二塁打 橋爪、西原(西)

 【豊中】

東豊中・千里青雲

  5130001=10

  1002000=3

常翔学園

 (七回コールド)

 (東)齋藤-橋本

 (常)佐藤友、江田-平等

▽二塁打 齋藤(東)森田(常)

開明  00 000=0

履正社 33109×=25

 (五回コールド)

 (開)中山、古賀、西垣、本田-古賀、坂下、古賀

 (履)橋本、石井、宍野-山本、柴原

▽本塁打 吉田、仮谷、稲垣大(履)

▽三塁打 橋本、稲垣公、仮谷(履)

▽二塁打 山本2、柴原、倉本(履)

 【寝屋川】

南     0 0000=0

同志社香里 01794×=30

 (五回コールド)

 (南)岩見、楊-楊、櫻谷

 (同)佐々木亮、遠藤-林智

▽三塁打 柴田2、安田、西川(同)

▽二塁打 佐々木亮、炭本2、柴田(同)

池田北 0000000=0

桜宮  017001×=9

 (七回コールド)

 (池)松浦、砂川-福岡

 (桜)喜多、澤井、長谷川-内藤

▽三塁打 篠原(桜)

▽二塁打 篠原2、内藤、木下(桜)

 ☆南大阪大会

 ▽2回戦

 【南港】

三国丘

  220300005=12

  000000202=4

東住吉総合

 (三)小根森-山勝

 (東)小田-宮里

▽三塁打 野澤、緒方(三)

▽二塁打 内野(三)

堺市立工・堺

  000000000=0

  00100000×=1

泉尾工

 (堺)森本-岡本

 (泉)富田-竹中

 【久宝寺】

八尾翠翔

  000013230=9

  100010010=3

大塚

 (八)岩崎、榎本-林

 (大)坂口、上田、田中康-多賀

▽三塁打 松本(大)

信太

  113201002=10

  000100100=2

河南

 (信)田中-國場、西谷

 (河)齋藤-杉本和

▽三塁打 増田(河)西矢(信)

▽二塁打 辻2(信)大村(河)

 【住之江】

西成 00000010=1

精華 03130001=8

 (八回コールド)

 (西)枩田-北口

 (精)稲垣、石井、稲垣-橋間

▽二塁打 柴田、平野、北野上(精)

大正

  000102020=5

  30200003×=8

貝塚南

 (大)宗田、川田-三浦

 (貝)足立、戸床-城野

▽三塁打 城野(貝)

▽二塁打 中原、宗田、佐々木2(大)

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

第90回全国高校野球:南・北神奈川大会 横浜、日大藤沢降す /神奈川

 ◇立花学園と横須賀明光、シード2校姿消す
 第90回全国高校野球選手権記念神奈川大会(県高野連、朝日新聞社主催)は15日、1、2回戦計20試合があった。シード校が登場し、センバツ出場の横浜は日大藤沢に、慶応はひばりが丘にコールド勝ち。南神奈川大会の第1シード、立花学園と第2シード、横須賀明光は初戦で姿を消した。有馬-相模大野、座間-秦野曽屋は雨天順延となった。16日は1回戦2試合と2回戦22試合がある。

 ◇笑顔でチアエール
 ○…等々力球場の一塁側スタンドで華麗な応援を見せていたのが、住吉のチアリーディング部26人。四回裏に鈴木聖史左翼手(2年)が逆転のランニングホームランを決めると、ひときわ盛り上がった。全国大会優勝経験もあり、練習は毎日3時間以上で「野球部よりも練習しているかも」。この夏も一足先に全国大会出場を決め、部長の青山夏奈さん(2年)は「私たちに負けないように頑張ってほしい」と笑顔でエールを送っていた。

 ◇攻めの気持ち「精神的成長」--日大藤沢(3年)鹿毛東次郎投手
 「初回の4点が痛かった」。四死球や暴投で一気に先行された立ち上がりを悔やみ、唇をかんだ。

 センバツ出場は1年生の時。ベンチ入りしたものの、マウンドには立てなかった。「絶対にもう一度甲子園へ行って、自分が投げたい」

 南神奈川大会で優勝候補の筆頭とされる横浜に勝つためには、波に乗る前の初戦がいい。チーム全員でそう望んでいた。

 だから抽選会で大貫愛マネジャー(3年)がくじを引いた時はうれしかった。「やってやろう」と意気込み、直後の練習試合では140キロを超える自己最速をマーク。横浜打線を想定して左打者の内角を攻める練習にも励んだ。

 “本番”でも「攻めのピッチング」はできた。二回以降は要所を締めて1失点に抑えた。だが、打線が追撃できず、五回で無念の降板。山本秀明監督は、失点後も気持ちを切り替えて攻め続けたことを「精神的に成長した」とたたえた。

==============

 ◆南大会

 ▽1回戦

 【俣野球場】

大清水 140000010=6

鎌倉  200100200=5

 ▽2回戦

 【平塚球場】

立花学園

  000020000=2

  01000003×=4

藤沢西

保土ケ谷

  300002000=5

  000001011=3

平塚工科

 【小田原球場】

横浜平沼

  002000032=7

  020000200=4

県商工

港南台 01001100=3

磯子工 00043003=10

 (八回コールド)

 【横須賀スタジアム】

横須賀明光

  100000000=1

  00300000×=3

松陽

三浦

  00100000100=2

  00000000201=3

横須賀

 (延長十一回)

 【藤沢八部球場】

大原 220000010=5

二宮 000002000=2

桜丘

  100000001=2

  000000000=0

湘南工大付

 【保土ケ谷球場】

横浜   4010002=7

日大藤沢 0000000=0

 (七回コールド)

藤嶺藤沢

  000001010=2

  001000000=1

平塚学園

 ◆北大会

 ▽1回戦

 【俣野球場】

川崎総合科学

  0000001=1

  200250×=9

百合丘

 (七回コールド)

 【秦野球場】

上溝南 000220002=6

新磯  003020000=5

岸根  000000120=3

相模原 00020030×=5

 ▽2回戦

 【相模原球場】

弥栄   0000000=0

桐蔭学園 501001×=7

 (七回コールド)

田奈  00010=1

橘学苑 30251=11

 (五回コールド)

 【等々力球場】

柏木学園

  000200000=2

  00120000×=3

住吉

神奈川大付 0000000=0

川崎工   0000502=7

 (七回コールド)

 【大和引地台球場】

ひばりが丘 00000=0

慶応    0528×=15

 (五回コールド)

鶴見 000200240=8

東  000000020=2

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

第90回全国高校野球:東・西千葉大会 市船橋VS市松戸、再試合へ /千葉

 ◇市柏が初戦敗退--3回戦へ5シード校
 第90回全国高校野球選手権東・西千葉大会(県高野連など主催)は5日目の15日、県野球場(千葉市稲毛区)など県内9会場で西千葉大会2回戦26試合が行われた。7シード校が初登場。昨年の甲子園出場校の市船橋は、市松戸と対戦したが、規定の3時間半を超えた延長十四回でも決着がつかず、引き分け再試合となった。

 Aシードの市柏は沼南に延長十回の末破れ、初戦敗退。その他の5シード校は、学館浦安、敬愛学園がコールド勝ちを収めるなど順当に3回戦に進んだ。

 大会6日目の16日は、6会場で東千葉大会3回戦16試合が行われ、ベスト16が出そろう。西千葉大会は市船橋-市松戸の再試合1試合が行われる。

 ◇コンビ息合う
 ○…学館浦安のエース佐々木将司君(3年)と捕手高野優君(同)は入部以来のバッテリー。最上級生となった今年の春季高校野球県大会地区予選では、リズムを作れずに敗退した。悔しさをばねに、チーム練習終了後も200球を投げ込む居残り特訓を重ね、集大成の大会に臨んだ。先発した佐々木君は四回までパーフェクトピッチング。試合終了後「立ち上がりがよかった。試合のリズムを作れた」と笑顔を浮かべた。佐々木君の言葉に、高野君は「将司はこれからまだまだ調子を上げますよ」とすぐさま合いの手を入れ、女房の気遣いを感じさせた。

 ◇病気乗り越え
 ○…3対5で惜敗した稲毛の依田司監督は、試合終了後、学館船橋の小田島健大君(3年)に自分のサインを記したボールをプレゼントした。小田島君は昨年秋、腫瘍(しゅよう)の「カルチノイド」を発症し、運動ができなくなった。それでも野球をあきらめず、約4カ月のブランクを経てチームに復帰、3番遊撃手として先発出場した。小田島君の姿に感動した依田監督は「逆境こそ我が人生の糧にしよう」としたため、「うちの分まで頑張って」とボールを渡した。小田島君は「稲毛の思いも背負って勝ち進みたい」と誓った。

 《西千葉大会》

 ▽2回戦

千葉経大付 3001112=8

東邦大付  0000000=0

 (七回コールド)

松戸国際

  0311110010=8

  0004020201=9

小金

 (延長十回)

実籾  0000000=0

習志野 310201×=7

 (七回コールド)

市川北  000000=0

船橋二和 052021=10

 (六回コールド)

泉  000000100=1

磯辺 01101010×=4

学館浦安 05128=16

流山北  00000=0

 (五回コールド)

柏中央 00000000=0

船橋  00003022=7

 (八回コールド)

麗澤

  000000200=2

  50101001×=8

西武台千葉

土気 24402=12

流山 00000=0

 (五回コールド)

流経大柏

  210000020=5

  111000000=3

市川東

鎌ケ谷 000000000=0

国分  00100102×=4

松戸秋山

  010000000=1

  00200023×=7

千葉商大付

市川南 010110000=3

千葉東 20100001×=4

専大松戸

  000000000=0

  00001110×=3

流山おおたかの森

船橋西 001000000=1

柏南  000000000=0

柏日体

  000010001=2

  000000012=3

船橋芝山

鎌ケ谷西

  00000000=0

  22100002=7

敬愛学園

 (八回コールド)

千葉西 000000000=0

千葉北 01000011×=3

学館船橋

  000400010=5

  000021000=3

稲毛

市柏 0002010000=3

沼南 1000000201=4

 (延長十回)

沼南高柳 00000=0

市千葉  0524×=11

 (五回コールド)

検見川

  220000000=4

  000010100=2

千葉日大一

浦安南  00 000=0

市川西 100186×=34

 (五回コールド)

柏の葉 000000000=0

東葛飾 00010000×=1

市松戸 00000030100000=4

市船橋 21100000000000=4

 (延長十四回)

千葉明徳

  021002201=8

  200000000=2

幕張総合

==============

 ■球軌

 ◇激戦で一回り大きく--市松戸(3年)沼沢僚平選手
 昨夏の甲子園出場校を相手に延長十四回を投げ抜き、再試合に持ち込んだ立役者に一人でマウンドを降りる力は残っていなかった。チームメートの肩を借り、ロッカールームに入った。市松戸のエース沼沢僚平君(3年)は試合中の鬼気迫る表情を一変させ、「最高の仲間たちとまだ野球を続けられる」と満面の笑みを見せた。

 1点差を追う九回表。寡黙な嶌田孝監督が「怒り足りないやつばかりだ。もっとお前たちと野球がしたい」とナインに語りかけた。その言葉に打線が奮起。3番浜洲良太君(3年)が同点適時打を放つと、試合中にもかかわらず、沼沢君の目には涙があふれた。「監督もみんなも自分と同じ気持ちなんだ」と感じた。「もう弱気にはならない」。涙を決意にかえ、右腕をしならせた。

 192球の熱投。十四回裏、最後のバッターをショートゴロに打ち取って小さなガッツポーズを見せた直後、体がよろめいた。「最後は集中の糸が切れただけ。次も投げます」。激戦で一回り大きくなった沼沢君は力強く言い切った。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

第90回全国高校野球:北埼玉大会 ベスト16決まる 春日部東は敗れる /埼玉

◇シード春日部東は敗れる
 第90回全国高校野球選手権記念南北埼玉大会(県高野連など主催)は大会第6日の15日、県営大宮球場など6球場で北埼玉大会3回戦16試合があり、北のベスト16が決定した。春日部共栄や花咲徳栄はコールド勝ちで4回戦に進出。シード校の春日部東は延長の末、越谷西にサヨナラ負けした。大会第7日の16日は6球場で南埼玉大会3回戦16試合が行われ、南もベスト16が決まる。

 ▽3回戦

 【県営大宮】

春日部共栄

  30201102=9

  00100000=1

滑川総合

 (八回コールド)

 (春)鎌田、下大沢-尾形、西村

 (滑)内田、田中新、一木、広川、内田、村田-和栗

▽三塁打 村山(春)

▽二塁打 柳沢、原(春)

春日部東

  00000030000=3

  00000101101=4

越谷西

 (延長十一回)

 (春)笠原-酒井

 (越)渡辺啓、川鍋、奥山-埋ノ江

▽二塁打 加藤(春)針谷(越)

春日部 0050421=12

八潮南 0001110=3

 (七回コールド)

 (春)吉村、宇内貴、武井-越塚

 (八)浅野、佐野-坂井

▽三塁打 田中凌(春)

▽二塁打 高橋、亀岡(春)佐野(八)

 【市営大宮】

三郷工技 00000=0

熊谷商  32401=10

 (五回コールド)

 (三)寺前、大和田、岩田、新井-鈴木

 (熊)菅原-坂田

▽本塁打 鈴木(熊)

▽二塁打 鈴木(熊)

本庄   00000=0

花咲徳栄 5114×=11

 (五回コールド)

 (本)入沢、舘田、五十嵐-金井

 (花)大久保、土屋-小松

▽二塁打 大畑、永田(花)

杉戸農 00000000=0

本庄東 21012001=7

 (八回コールド)

 (杉)加藤、曽山-小林、渡部

 (本)仁井田-岸

 【上尾市民】

草加南 000201020=5

本庄一 10012023×=9

 (草)蔵持、秦、三ケ島-吉田

 (本)伊藤、萩原-小林

▽三塁打 木部(本)

▽二塁打 平山、三ケ島、晝間(草)

三郷北 010210001=5

深谷商 010001020=4

 (三)小宮、佐藤-古川

 (深)持田、坂本-堀口

熊谷 0000010000=1

上尾 0000100001=2

 (延長十回)

 (熊)滝田、福島、滝田、福島-高橋

 (上)金丸-本木

▽三塁打 本木(上)

▽二塁打 関根(上)

 【熊谷公園】

寄居・寄居城北・川本

  10000100=2

  20004003=9

正智深谷

 (八回コールド)

 (寄)山田、新井、山田-新井、山田、新井

 (正)浅見、岡野-飯田

▽本塁打 山田(寄)飯田(正)

▽三塁打 飯田(正)

▽二塁打 山田、中村(寄)吉岡、野口(正)

松山 020110000=4

栄北 000000000=0

 (松)山形-竹ノ谷

 (栄)大平、松原、高橋、佐々木-藤田

▽三塁打 高橋(栄)

▽二塁打 松本、山形、忠平(松)

熊谷西

  010000000=1

  30000000×=3

成徳大深谷

 (熊)谷口-吉山

 (成)石原-大谷

▽二塁打 吉山(熊)

 【越谷市民】

鷲宮

  002100000=3

  000100001=2

秀明英光

 (鷲)野本幸-都丸

 (秀)安藤-市川

▽本塁打 青木(鷲)

伊奈学園

  100010000=2

  01002002×=5

羽生一

 (伊)藤掛-飯塚

 (羽)伊藤、大塚-中村健、伊藤

▽本塁打 飯塚(伊)

▽三塁打 加島(羽)

▽二塁打 粟田(伊)小野寺、八木原、豊下(羽)

 【岩槻川通】

久喜北陽

  010240000=7

  000000150=6

白岡

 (久)田村-奥沢

 (白)神戸-鈴木彰

▽二塁打 大島、関口(久)常見(白)

蓮田 210001002=6

桶川 24021010×=10

 (蓮)久保田、斎藤、松本-石塚

 (桶)磯-樫村

▽三塁打 池田(桶)

▽二塁打 松本、鈴木(蓮)池田(桶)

==============

 ■青春譜

 ◇声からし「あきらめるな」--瀧島拓也三塁コーチ(滑川総合・3年)
 8点差で迎えた八回裏2死一、三塁。この回無得点で終わればコールド負けだ。打者は小4からチームメートの内田昂輝投手(3年)。ツーストライクと追い込まれ、「お前で終わりになるはずない」と、かれた声で叫んだ。しかし、バットは空を切り、三振に終わった。

 コーチスボックスから1球ごとに手をたたき、味方の打者を鼓舞した。ポジションはレフト。2年の春に肩を壊し、満足に練習できなかった。しかし、あきらめず黙々と走り込む。努力家で明るい性格を監督に見込まれ、三塁コーチを任された。

 「バットの振りをコンパクトに」「落ち着けば見える球だ」。声をかけ続けた。試合後、「みんなが少しでもいいバッティングができたらと。その一心でした」と話し、内田投手らも「瀧島の声に応えられなくて申し訳ない」と涙を浮かべた。

 好きな言葉は「雑草魂」。帽子のつばの裏に書き入れた。「前向きで、決してあきらめない。この思いを後輩に伝えていきたいです」

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

第90回全国高校野球:長野大会 きょうから準々決勝 各カードを展望 /長野

 ◇8強にノーシード3校
 夏の高校野球長野大会は16日から、松本市野球場で準々決勝が始まる。昨年優勝校の松商学園に加え、ノーシードから3校が8強に名乗りを上げた。各カードを展望する。

 16日の第1試合は、両校共に4回戦で今春のセンバツ出場校を降した佐久長聖と松本工が対戦する。佐久長聖は2試合でコールド勝ちなど第1シードとしての実力を発揮。対する松本工は昨秋の大会で佐久長聖に投げ勝った主戦・佐々木の安定感に期待がかかる。6人が昨夏からレギュラーという経験を生かし、5年ぶり4回目の4強進出を狙う。

 同日第2試合は、昨夏3回戦と同じ長野-東海大三が対決する。昨夏は長野がコールド勝ちし、決勝へ駒を進めた。東海大三はエース甲斐が最後の夏を迎え、今大会3試合で2失点という安定ぶり。長野打線が甲斐を崩せるかどうかがカギ。

 17日の第1試合は、開会式で選手宣誓した下田真也主将(3年)がチームをけん引する須坂東が初の8強入りで勢いに乗る。連覇を目指す王者・松商学園にどう胸を借りるか。

 第2試合は準々決勝唯一のシード校対決。全3試合をコールド勝ちしている諏訪清陵に対し、4回戦で延長戦に苦しんだ野沢北がどう挑むか注目される。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

第90回全国高校野球:茨城大会 きょうから3回戦に 好カード並ぶ /茨城

 第90回全国高校野球選手権記念茨城大会(県高野連、朝日新聞社主催)は16日から3回戦に入る。1、2回戦では、太田一が敗退した以外はシードの15校が勝ち上がった。

 3回戦では、初戦で土浦日大との接戦を制した藤代と第5シードの水戸葵陵、昨年4強の東洋大牛久と一昨年準優勝の水戸桜ノ牧など好カードが並ぶ。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

第90回全国高校野球:秋田大会 能代商、サヨナラ勝ち /秋田

 ◇シードの能代、横手姿消す
 第90回全国高校野球選手権秋田大会(県高野連など主催)は15日、4球場で2回戦8試合があり、シード校の能代と横手が初戦で敗退。能代商は息詰まる接戦の末、五城目にサヨナラ勝ちした。明桜と大曲工は安定した戦いぶりで快勝した。16日は2回戦4試合と3回戦4試合がある。

 ◆こまちスタジアム

 ◇矢島、満塁生かせず
 ▽2回戦

明桜 01201023=9

矢島 00000000=0

 (八回コールド)

 (明)高橋、二木、和田-佐藤祐、加賀

 (矢)三船-鈴木

▽二塁打 鈴木、渡辺(明)

 明桜は16安打で小刻みに加点し、3投手の継投で得点を許さなかった。矢島は七回に連打で2死満塁としたが攻め切れなかった。

 ◇五城目、力尽きる
 ▽同

五城目 010011010=4

能代商 000110102=5

 (五)斎藤-沢田

 (能)小玉、田村-辻

▽二塁打 菅原(五)辻(能)

 能代商は九回無死二、三塁から辻の左前打でサヨナラ勝ち。先制した五城目は追いつかれては勝ち越す粘りを見せたが力尽きた。

 ◇200点の出来だ
 ○…試合後、五城目の主将・沢田豊希捕手の表情は晴れやかだった。

 九回裏、同点に追いつかれた後の無死二、三塁。要求した通りのコースに来た球が左前にはじき返され、サヨナラの走者が目の前に滑り込んできた。

 それでも「相手の方が上だった。こんな試合ができるとは思っていなかった。力は全部出し切れた」

 前評判は、圧倒的な能代商有利。だが同点に追いつかれては突き放し、最後まで相手を苦しめ続けた。

 「今日は200点の出来」。川村寿紀監督は選手をたたえた。

 ◆能代球場

 ◇能代、1点に泣く
 ▽2回戦

能代 000000000=0

平成 10000000×=1

 (能)嶋田、松島-成田

 (平)富岡-佐藤大

▽二塁打 菊池(能)西野、村上2(平)

 平成は一回、西野と村上の二塁打で先制し、富岡が2安打完封。シードの能代は12安打を打たれながらよく守ったが、1点に泣いた。

 ◇秋田工、遠い本塁
 ▽同

本荘  000001100=2

秋田工 000000000=0

 (本)池田-片村

 (秋)進藤-佐藤

▽二塁打 加藤、進藤(秋)

 本荘は六回、阿部の内野安打で先制。七回にも3安打で追加点を挙げた。秋田工は長打を含む6安打を放ったが本塁は遠かった。

 ◆グリーンスタジアムよこて

 ◇西仙北、好機逸す
 ▽2回戦

大曲工 400201000=7

西仙北 000100000=1

 (大)伊藤将、藤原-佐々木浩

 (西)田中-深浦寛

▽本塁打 佐々木浩(大)田中(西)

▽三塁打 田口、越後(大)

▽二塁打 板垣、伊賀、伊藤駿(大)

 一回に佐々木浩の3点本塁打で先行した大曲工は中盤にも加点。西仙北は好機に一打が出ず田中の本塁打の1点だけだった。

 ◇大館国際、3点のみ
 ▽同

大館国際 0100002=3

秋田西  2120212=10

 (七回コールド)

 (大)伊藤、関口、菅原-菅原、小笠原

 (秋)三浦-小武海

▽二塁打 菅原(大)幸野、三浦、北川(秋)

 秋田西打線は17安打の猛攻でほぼ毎回得点。大館国際は二回に連打で1点を返したが、その後は暴投がらみの得点にとどまった。

 ◆八橋球場

 ◇横手、反撃ならず
 ▽2回戦

大館工 002000101=4

横手  000000000=0

 (大)川田貴-斎藤

 (横)三浦拓-渡辺

▽三塁打 小林勇(大)

▽二塁打 川田大、川田貴、小林勇(大)

 大館工は川田大の2点二塁打や小林勇の2本の長打でリード。横手は九回2死二、三塁としたが得点につながらなかった。

 ◇能代工、最後に粘り
 ▽同

能代工 000000001=1

新屋  01000102×=4

 (能)佐藤、大越、泉-岡

 (新)金-浅野

▽二塁打 佐藤貴、金(新)

 中盤までに2点を挙げた新屋は八回、佐藤貴の2点適時打で突き放した。能代工は九回に甲嶋の中前打で1点を返す粘りを見せた。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

第90回全国高校野球:東・西東京大会 帝京と関東一、激突へ 国士舘も圧勝 /東京

◇国士舘も圧勝で4回戦に
 第90回全国高校野球選手権記念大会の東・西東京大会(都高野連、朝日新聞社主催)は15日、東大会の3回戦11試合、西大会の3回戦12試合があった。東大会は、3連覇を目指す第1シードの帝京が苦しみながらも初戦突破。センバツ出場の関東一もコールドで3回戦を突破し、4回戦で早くも両校が対戦することになった。第2シードの国士舘は初戦を圧勝で飾った。

 西大会は、桜美林が3投手の無安打リレーで中大杉並に快勝。武蔵野北は東海大菅生にサヨナラ負け。立川は昨夏準優勝の八王子に1点差で惜敗した。

 16日は東大会が3回戦11試合、西大会が3回戦12試合を予定している。

 ◇シード校に惜敗の大島、離島のハンディと戦い
 離島のハンディを抱えながら、「打倒シード校」の目標を掲げ、3回戦に進出した大島。第3シードの世田谷学園との対戦は1-2で惜敗し、選手たちはロッカーで泣き崩れた。

 出場選手の大半が昨夏の大会の経験者。周囲の期待も大きく、例年以上に多くの練習試合を組んだ。だが、試合をするには選手の船賃と宿代が必要になる。保護者らの支援だけでなく、選手自身が郵便局や建設現場でアルバイトをして、遠征費を稼いだ。

 主戦の永野哲投手(3年)は「自分で働いてみて、親の援助のありがたさが分かった。支えてくれた人の期待に応えたかった」と無念の涙をぬぐった。【前谷宏】

==============

 ◆東大会

 ▽3回戦

 【神宮】

駿台学園 00000100=1

帝京   00100241=8

 (八回コールド)

国士舘  0313209=18

成城学園 0100001=2

 (七回コールド)

上野学園 00000=0

成立学園 4231×=10

 (五回コールド)

 【神宮第2】

世田谷学園

  010010000=2

  000000100=1

大島

関東一 4010033=11

日大一 3000000=3

 (七回コールド)

 【都営駒沢】

雪谷 040000000=4

新宿 000001000=1

東海大高輪台 56891=29

深沢     00000=0

 (五回コールド)

 【江戸川区】

芝浦工大高

  53301102=15

  10311020=8

戸山

 (八回コールド)

駒込学園

  000000000=0

  00001000×=1

足立学園

 【大田スタジアム】

朋優学院

  10000204=7

  00000000=0

日比谷

 (八回コールド)

高島  2021122=10

葛西南 0010000=1

 (七回コールド)

 ◆西大会

 ▽3回戦

 【府中市民】

立川  000000010=1

八王子 00001010×=2

創価  301013004=12

日野台 000201000=3

 【八王子市民】

保谷

  001001010=3

  001000100=2

明大明治

中大杉並 00000=0

桜美林  4070×=11

 (五回コールド)

 【多摩市一本杉】

府中工   0011001010000=4

工学院大付 0000300010001=5

 (延長十三回)

福生   1120042=10

玉川学園 0000000=0

 (七回コールド)

 【市営立川】

大泉 310000000=4

山崎 200010000=3

武蔵村山

  000000000=0

  10000202×=5

小平

 【あきる野市民】

羽村    00001=1

八王子実践 2362×=13

 (五回コールド)

昭和第一学園

  001001000=2

  41000000×=5

拓大一

 【上柚木公園】

東大和南 00120223=10

杉並工  00000010=1

 (八回コールド)

武蔵野北

  100000000=1

  001000001=2

東海大菅生

〔都内版〕

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

第90回全国高校野球:宮城大会 8強、聖和学園初 気仙沼も20年ぶり /宮城

◇気仙沼、長打で圧倒
 第90回全国高校野球選手権記念宮城大会(県高野連など主催)は15日、クリネックススタジアム宮城(Kスタ宮城)と愛島球場で4回戦4試合を行った。

 創部5年目の聖和学園は投手戦を制し、初のベスト8入りを果たした。気仙沼も長打攻勢で圧倒し、20年ぶりに準々決勝にコマを進めた。

 仙台二対仙台工戦は八回まで0-0の展開。九回裏二死から仙台工・加藤駿一三塁手(3年)の適時二塁打で同点に追いつかれた仙台二は、十回表に4点挙げて振り切った。一迫商は石森昌樹投手(同)が被安打1に抑える好投で勝利した。

 この日でベスト8が出そろい、大会は5日間の休養期間に入る。21、22両日に準々決勝。23日に準決勝、24日に決勝が予定されている。

 【Kスタ宮城】

 ▽4回戦

志津川

  000000000=0

  03101000×=5

一迫商

 (志)後藤、遠藤丈-三浦祐

 (一)石森-星

▽三塁打 遠藤丈(志)

▽二塁打 遊佐、星(一)

仙台二

  0000000014=5

  0000000010=1

仙台工

 (延長十回)

 (二)田中-千葉

 (工)村山、今野-平塚

▽三塁打 佐藤拳(工)

▽二塁打 佐藤拳、加藤駿(工)

 【愛島球場】

宮城広瀬 00000=0

気仙沼  5622×=15

 (五回コールド)

 (宮)小山田、佐藤飛、菅原恵、佐藤光、早坂-秋山茂

 (気)小野、千葉-渡辺

▽三塁打 熊谷研2、小松(気)

▽二塁打 鈴木航、小松(気)

古川工

  000000010=1

  00000110×=2

聖和学園

 (古)遊佐-福井

 (聖)伊藤-須藤

▽三塁打 山口歩(聖)

▽二塁打 福井、桝沢(古)

==============

 ■威風堂々

 ◇「次戦は初回から飛ばす」--仙台二・田中朋博投手(3年)
 ナインには共通の思いがあった。「須賀が戻ってくるまで勝ち続ける」

 投手陣を引っ張る2本柱の1人の須賀航平投手(3年)は10日、初戦(蔵王戦)の開始直前、投球練習中に首を痛めた。「悪い、無理だ」。痛みをこらえながらベンチから声援を送り、その試合直後に病院に直行した。

 須賀投手は1年の秋、内野手から投手に転向。競り合うように練習した。ライバルであり、親友にもなった。試合は2人で交互に先発した。

 蔵王、中新田を破り、今大会3試合目となったこの日、須賀投手が5日ぶりにベンチに戻ってきた。声援が心強かった。八回まで4安打に抑え、打線の援護を待った。

 互いに無得点で迎えた九回表2死二塁、4番加藤洋中堅手(同)が中前適時打を放ち、待望の得点が入った。

 この試合は絶対に勝ちたかった。勝てば準々決勝は22日。「須賀が回復する時間がある」。打撃陣の思いも同じだった。

 その裏に追いつかれたが、十回表に3安打で4得点。十回裏は3者凡退に打ち取った。

 1人で投げ続けなければならなくなっため、これまでは次の試合のことを考え、ペース配分に気を使った。だが、次の聖和学園戦には戦友が戻ってくる。「初回から飛ばします」。笑顔がはじけた。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

第90回全国高校野球:青森大会 シード勢、順調に16強 /青森

 ◇八戸高専が弘前工を破る
 第90回全国高校野球選手権記念青森大会は第6日の15日、県内3球場で2回戦7試合と3回戦3試合が行われ、青森市営の2回戦で青森が三戸にサヨナラ勝ちし、弘前市運動公園の2回戦は昨夏ベスト8の弘前工が八戸高専に敗れた。シード校はこの日も順調に勝ち、青森山田、八戸西、光星学院は3回戦を突破しベスト16入りし、浪岡も2回戦を突破した。16日は県内4球場で3回戦12試合があり、ベスト16が出そろう。

 ◇部員不足でも健闘、コールド負けに悔し涙--青森北今別
 青森北今別は、試合終了のサイレンが鳴ると、大粒の悔し涙を流した。旧今別と青森北の統合で生まれた分校。部員不足に悩みながら、「勝ちに行く」つもりで強豪・八戸西に挑んだ。コールド負けしたが、初戦は過去4回甲子園出場経験のある東奥義塾を倒し、分校に初勝利をもたらした。「『どうせ分校だろ』と思っている人を見返せた」。ナインは、「人数が少なくても努力すれば勝てる」という自信を分校にもたらし、グラウンドを後にした。

 部員わずか14人。今年は1年生が1人も入部しなかった。でも「部員が少ない分、打撃やノックができる」と常にプラス思考で練習を重ねてきた。

 名門・東奥義塾を13日に倒し、チームは波に乗った。昨夏の青森大会でベスト4入りし、春季大会で青森山田を苦しめた八戸西が相手でも、おじけなかった。だが一回裏にいきなり八戸西が4安打で5点を先制。「守備でリズムを作る」というパターンが崩れ、二回も5点を奪われて流れを取り戻せずに終わった。

 3年生が引退すると、チームは8人。野球ができるか危ぶまれたが、1年生1人の入部が決まり、何とか今秋の大会には間に合いそうだ。旧今別で最後の入学生だった本郷晃也主将(3年)は、「この夏を忘れず、次はベスト8を目指してほしい」。3年生は確かな手応えを残し、9人の新チームに託した。

==============

 【青森市営】

 ▽2回戦

三戸 000110000=2

青森 001000101=3

 (三)高森-高田

 (青)石郷岡-西巻

▽本塁打 南舘(三)

▽二塁打 高見(三)今、野宮、西巻(青)

八戸東 100210=13

六ケ所  00201=3

 (五回コールド)

 (八)池田-大森

 (六)滝沢、渡辺、滝沢-葛巻、相内

▽三塁打 中里、織田(八)

▽二塁打 大森、織田、夏堀、工藤(八)滝沢(六)

▽暴投 池田(八)

 ▽3回戦

弘前   0100000=1

青森山田 511101×=9

 (七回コールド)

 (弘)佐藤、大瀧、佐藤-工藤皓

 (青)田中、斎藤英、中島-矢野

▽本塁打 矢野(青)

▽二塁打 矢野、斎藤樹、曲尾(青)

 【弘前市運動公園】

 ▽2回戦

東奥学園

  000001100=2

  04000001×=5

野辺地

 (東)夏原-千田

 (野)荒谷、松舘-沖田

▽二塁打 夏原(東)市村(野)

▽暴投 夏原(東)

八戸高専

  100000010=2

  001000000=1

弘前工

 (八)山形-山下

 (弘)念代、世永-舘山

▽暴投 山形(八)

▽ボーク 山形(八)

▽妨害 舘山2(弘)

浪岡  30020003=8

弘前東 00000000=0

 (八回コールド)

 (浪)唐牛-西塚

 (弘)三上、斉藤真-田崎

▽二塁打 平野2、斎藤、雪田、山内、千葉(浪)

▽暴投 三上(弘)

▽捕逸 西塚(浪)

 ▽3回戦

青森北今別 00000=0

八戸西   5501×=11

 (五回コールド)

 (青)泉谷-川田

 (八)伊藤、三ケ田-田沢

▽三塁打 橋本、伊藤(八)

▽暴投 泉谷(青)

 【八戸市長根公園】

 ▽2回戦

五所川原商

  000100041=6

  100001030=5

八戸

 (五)角田、黒滝-工藤

 (八)織田-松頭

▽三塁打 谷内(八)

▽二塁打 新岡裕(五)橘(八)

▽暴投 角田(五)

八戸水産 00000=0

弘前実  9010×=10

 (五回コールド)

 (八)鎌田、馬場-小柴

 (弘)山口、奈良-小枝

▽三塁打 朝田(弘)

▽二塁打 福士、舘山、先崎(弘)

 ▽3回戦

光星学院 040232=11

田子   000000=0

 (六回コールド)

 (光)小林、六埜-東川

 (田)吉田-福田

▽本塁打 柴田(光)

▽二塁打 辻本、多治見(光)吉田(田)

▽暴投 六埜(光)吉田2(田)

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

第90回全国高校野球:岩手大会 一関学院が敗退--16強決まる /岩手

◇6試合で1点争う接戦
 第90回全国高校野球選手権記念岩手大会(県高野連など主催)は15日、県営野球場(盛岡市)など6球場で3回戦16試合を行い、16強が決まった。昨秋の県大会優勝の盛岡四や花巻東など5校がコールド勝ち。注目のカードとなった、今春のセンバツ出場校・一関学院と盛岡大付の対戦は延長十一回、盛岡大付が三浦の左中間二塁打で決勝点を挙げて接戦を制した。専大北上も水沢工に九回表に逆転される苦戦となったが、延長十四回、相手投手の暴投でサヨナラ勝ちした。

 16日は移動日で試合はなく、17日に4回戦8試合を行い、8強が決まる。

 【県営野球場】

 ▽3回戦

一関修紅

  100000010=2

  00002051×=8

福岡

 (一)坂東、石神-南

 (福)東山、鈴木-外田

▽三塁打 佐々木、日下(一)小澤(福)

▽二塁打 佐々木(一)山内、佐藤(福)

大野

  0021050100=9

  0050022001=10

水沢

 (延長十回)

 (大)袖澤、宇部、袖澤-生平

 (水)松本-千田

▽本塁打 菊池(大)

▽三塁打 千田、及川成、菅原(水)

▽二塁打 瀧澤(大)阿部晃、松本、伊藤大、千田、及川成(水)

盛岡工

  200000000=2

  000100000=1

花巻南

 (盛)藤原-白椛

 (花)佐々木健、河野-木村

▽三塁打 西舘(盛)

▽二塁打 熊谷(花)

 【花巻球場】

 ▽3回戦

千厩  0000000=0

花巻東 0401101=7

 (七回コールド)

 (千)元柏-小野

 (花)斎藤-中村

▽三塁打 鈴木2(花)

▽二塁打 中村、猿川2(花)

久慈東

  1001000001=3

  0001000010=2

黒沢尻北

 (延長十回)

 (久)堀米、中村-新屋

 (黒)長澤-高橋慶

▽二塁打 青名畑(久)

水沢第一 001001=2

盛岡四  202413=12

 (六回コールド)

 (水)佐々木-大久保

 (盛)中屋、斎藤-藤野

▽本塁打 高橋貴(水)佐藤(盛)

▽二塁打 中屋、藤井(盛)

 【森山総合運動公園野球場】

 ▽3回戦

盛岡中央

  000010000=1

  000000000=0

大東

 (盛)品川-佐々木大

 (大)青柳孝-石井

▽二塁打 大久保、品川(盛)

盛岡大付

  00001000001=2

  00010000000=1

一関学院

 (延長十一回)

 (盛)鴇田、金澤-中村

 (一)飯田、阿部航、菊地翔-鈴木

▽二塁打 伊藤、三浦(盛)菅原、佐々木亮(一)

 ◇好発進したが…
 ○…延長戦の末、惜しくも競り負けた一関学院。沼田尚志監督は試合前、「低めの変化球を見極めろ」と指示した。俊足巧打の1番・菅原義信遊撃手(3年)は初回、初球を右中間に運ぶ二塁打で好発進。四回には先制点を挙げ波に乗ったかに見えた。だが相手投手陣に計10三振を喫し、沼田監督は「犠打がうまく決まらなかった」と逸機を悔やむ。佐々木一真主将(同)は「まだ負けた実感がわかない。後輩に『甲子園を頼む』と伝えました」と夢を託した。

盛岡北 11000001=3

大槌  13100122=10

 (八回コールド)

 (盛)來迎、小形、中山、三ケ田-佐々木将、中村

 (大)小松-佐々木盛

▽二塁打 三ケ田(盛)新田、佐々木盛(大)

 【一関運動公園野球場】

 ▽3回戦

西和賀

  000010000=1

  00020050×=7

一関二

 (西)赤坂-藤原壮

 (一)加藤-吉田

▽二塁打 吉田(一)

前沢

  002000050=7

  000110120=5

北上翔南

 (前)佐藤、佐々木、中村、大内-菅原貴

 (北)田鎖渉、岡本-斉藤亨

▽三塁打 大内(前)

▽二塁打 菊池、小野寺、大内(前)

一関一

  100003000=4

  30006100×=10

花泉

 (一)岩渕紀、佐藤彬-岩渕大

 (花)及川歩-岩渕

▽二塁打 伊藤優、藤(一)岩渕、佐藤翔(花)

 【八幡平市総合運動公園野球場】

 ▽3回戦

水沢工  00000000200000=2

専大北上 00010000100001=3

 (延長十四回)

 (水)及川喬-菊地恵

 (専)石田、大和田-佐藤敏

▽二塁打 穀田(水)中井(専)

雫石  0100020=3

盛岡一 202241×=11

 (七回コールド)

 (雫)田口、長内-片岡

 (盛)多田、高橋創、及川-小澤

▽二塁打 坂上(雫)赤澤、小澤2(盛)

 【雫石町営野球場】

 ▽3回戦

宮古商

  010000000=1

  00000123×=6

遠野

 (宮)清水、前川、佐々木良-星野

 (遠)菊池郁-佐々木光

▽三塁打 高橋(遠)

▽二塁打 澤田(宮)佐々木光(遠)

江南義塾 0000000=0

久慈   1002112=7

 (七回コールド)

 (江)佐藤、細川-上野、小田島

 (久)工藤-北沢

▽二塁打 坊良、佐藤、中屋敷(久)

==============

 ■球音

 ◇きょうは冷静になれた--久慈東3年・中村智哉投手
 1点をリードしていた九回裏。1死から右前打を許し、その後失策や四球で2死一、三塁とされ、一塁走者の挟殺プレーで内野守備が乱れる間に同点に追いつかれた(記録上は本盗)。

 6月に行われた練習試合での苦い経験が頭に浮かんだ。2点を勝ち越していた九回2死満塁、勝負をかけて投げた球が捕手に当たり、三塁ベンチに転がった。その間に2人が還り同点。集中力を失い、まさかの逆転負けを喫した。最後の1球まで油断できないと思い知った。

 黒沢尻北戦ではタイムを取って捕手と声をかけ合い、最後の打者を三振に打ち取った。続く延長十回、味方打線が決勝点を挙げ、辛くも勝利を収めた。「きょうは冷静になれた。これからも接戦になると思うけど、一つ一つアウトを取っていきたい」。もう一度気を引き締めた。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

|

弟→兄!成立学園が双子で完封リレー

「高校野球・東東京大会、成立学園10-0上野学園(5回コールド)」(15日、神宮)

 成立学園が一卵性双生児の3年生、岩佐海斗(かいと)投手、来夢(らいむ)投手の完封リレーで快勝した。背番号9をつけた弟・来夢が先発し、五回からエースナンバーを背負う兄の海斗が締めた。

 背番号がなければ、見分けがつかない2人。公式戦では初の双子リレーに、海斗は「何だか恥ずかしいですね」と照れた。この日は、背番号1を兄に譲った来夢に先発の大役が巡ってきた。4回2安打と好投した弟に、エースの兄も発奮。交代時、来夢がお守りを渡そうとしたが拒否。海斗は「弟がいい投球をしていたので、自分もいい投球しないと」とライバル心をむき出しにした。

 プロ注目の海斗には、阪神、巨人、日本ハムなど7球団のスカウトが熱視線。試運転でも138キロをマークする上々のスタートに、阪神・北村スカウトも「いい素材」と話した。

|

白熱の8強激突 高校野球長野大会・16日から準々決勝

第90回全国高校野球選手権長野大会はベスト8が出そろい、16日から松本市野球場で準々決勝以降を行う。ここまでの戦いは、春の選抜大会に出場した長野日大と丸子修学館がともに4回戦で敗退。須坂東、長野、松本工の3校がノーシードから勝ち上がるなど、ベスト8のうち5校を占めた公立校の活躍が目立っている。

 2連覇を狙う松商学園は、比較的順調に勝ち上がった。ここまで3試合とも2けた安打。4回戦は打線のつながりを欠いたものの、エース林が諏訪二葉打線を完封した。右腕林は2試合15回を投げて無失点。相手打線のレベルが上がる今後の戦いで真価が問われる。

 春季県大会優勝校の佐久長聖も打撃の好調さが目立っている。4回戦は、春の甲子園で好投した長野日大のエース上村から8得点。エース池田を中心にした守備も簡単には揺らぎそうにない。

 投手力を生かして勝ち上がったチームが多いのも特徴だ。右腕佐々木が4試合とも先発した松本工は防御率0・30の安定感。春の甲子園に出場した丸子修学館を七回コールドゲームで下した打線のしぶとさも見逃せない。東海大三も防御率0点台と、最速147キロの右腕甲斐が期待通りの活躍。課題だった打線も4割3分3厘の高打率をマークしている。小林佳、下田が2試合ずつを投げ切った須坂東は防御率1・09と踏ん張り、投手力が初のベスト8入りの原動力となった。

 諏訪清陵は2年生右腕山田が3試合を1人で投げ、打線が8校中最高の打率4割6分5厘をマーク。投打がうまくかみ合っている。長野は昨年の準優勝経験者を中心に試合巧者ぶりが目を引く。この先は投手陣の踏ん張りが鍵になりそうだ。野沢北は勝負どころで攻守に力を発揮し、接戦をものにしてきた。ここまでの戦い同様、投手陣の踏ん張りが不可欠だろう。

|

帝京怪物1年生・鈴木145キロデビュー!

東東京では、昨夏甲子園8強の帝京が順当に初戦を突破。3番手で登板したスーパー1年生・鈴木昇太が、自己最速を一気に5キロも上回る145キロをマークする鮮烈デビューを飾り、スカウト陣の度肝を抜いた。

 ミットを突く重低音に、真夏の神宮がどよめいた。雄たけびとともに、鈴木が剛腕を振り下ろす。堂々としたマウンドさばきは、1年生に見えない。8回から登板。スカウト陣が一斉にスピードガンを向け、その球筋を追う。145キロ―。ソフトバンクのスカウトのガンに表示された驚異の数字が、新怪物の襲来を告げていた。

 「夏は雰囲気が全然違う。緊張したけど“打てるもんなら打ってみろ”と思って投げた」直球は自己最速を5キロ更新。スライダーとツーシームを駆使し、打者3人を内野ゴロに仕留めた。わずか1イニングだったが、前田三夫監督(59)は「ボールがどんどん速くなっている。将来はプロに行く子」と手応え。この日は“温存”したドラフト候補の最速152キロ右腕・高島祥平(3年)の後継者として、太鼓判を押した。

 経歴も規格外だ。中学2年では硬式野球のポニーリーグで日本代表に名を連ね、世界大会で12イニングを投げ、列強相手に失点わずか1。0・75で最優秀防御率を受賞し、銅メダル獲得に貢献。「甲子園に一番近い高校。誰でもできる所じゃない。目立って上に行きたい」厳しい環境に身を置きたい思いから、帝京の門をたたいた。中学では体重90キロの巨漢だったが、走り込んで8キロ減量。「甲子園は夢じゃなくて目標」聖地デビューの瞬間を心待ちにしながら、牙を研ぐ。

 阪神・北村スカウトも「バランスがいい。体が大きい割に、腕がしっかり振れる。将来が楽しみ」と目を丸くした。「まずは150キロを超え、プロで松坂を超えたい」と16歳の眼中にあるのは95年以来、13年ぶりの深紅の大旗だけ。進化を続ける1年生が、勢いのまま手にする。

 ◆鈴木 昇太(すずき・しょうた)1992年5月2日、東京・立川市生まれ。16歳。武蔵村山八小1年から「青空」で野球を始め、武蔵村山一中では「小平ポニーズ」に所属。帝京では1年春に背番号20でベンチ入りし、今大会では背番号19。姉・裕子さん(19)は八王子実践で春高バレーに出場し、今春から実業団のデンソーで活躍。180センチ、82キロ、右投右打。

|

◆鹿児島大会・準決勝◆ 決勝は鹿工-鹿実 神村、連続甲子園ならず

第90回全国高校野球選手権鹿児島大会(県高野連など主催)は15日、鹿児島市の県立鴨池野球場で準決勝2試合があり、鹿児島工が神村学園を、鹿児島実が樟南を下し、決勝に進出した。

 神村学園-鹿児島工は一回、鹿児島工が内村尚弘(3年)の適時打で先制。六回にも集中打で2点を追加。神村は7安打を放ったが、八回の1点にとどまり、2年連続の夏の甲子園出場は果たせなかった。

 樟南-鹿児島実は、白熱した投手戦。鹿児島実は四回、先発・岩下圭(3年)の適時打で待望の先制点。岩下は樟南打線を4安打完封し、1点を守りきった。樟南は初回の好機を生かせず、その後もタイムリーが出なかった。

 決勝は16日午後1時5分、同球場で試合開始予定。

=2008/07/16付 西日本新聞朝刊=

|

元取手ニ、甲子園V腕の石田文樹氏が死去

横浜のチームサポーター(打撃投手)で取手二時代の84年夏の甲子園で全国制覇を達成した石田文樹(いしだ・ふみき、登録名・石田大也=いしだ・ともや)氏が15日午前1時40分、直腸がんのため横浜市内の病院で死去した。41歳だった。

 石田氏は茨城県出身で取手二のエースとして84年春夏連続甲子園出場。春は準々決勝で優勝した岩倉に敗退。夏は決勝に進出して、当時2年生だった桑田、清原の“KKコンビ”を擁して連覇を狙ったPL学園を延長の末に8―4で下して日本一に輝いた。卒業後は早大に進学したが中退。その後は社会人野球の日本石油(現新日本石油ENEOS)入りして87、88年の都市対抗にも出場した。88年ドラフト5位で大洋(現横浜)入団。主に中継ぎとして通算25試合1勝0敗、防御率4・59で94年に現役引退。その後はチームサポーターとして打撃投手などを務めていた。

 関係者によれば石田氏は今年3月中旬に体の不調を訴えて入院し、4月に直腸がんの手術を受けた。一時は快方に向かって5月に退院したが、6月下旬に再入院。ベッドでは「もう一度バッティングピッチャーをやりたい」と復帰を夢見ながら、最下位に低迷する横浜の動向を常に気にしていた。また、神奈川・川和で控え投手としてベンチ入りしている長男・翔太くん(2年)の晴れ姿を見るのを楽しみにしていたが、かなわなかった。

|

横浜 成長したエース土屋が7回零封

第90回全国高校野球選手権記念大会(8月2日開幕、甲子園)の地方大会は15日、全国31地区で242試合が行われた。南神奈川では第1シードの横浜が難敵・日大藤沢を7回コールド、7―0で撃破。2年ぶりの夏の甲子園、そして10年ぶりの夏の全国制覇へ好スタートを切った。16日は鹿児島大会決勝を含め、全国37地区で239試合が行われる。

 【横浜7―0日大藤沢】横浜のエース土屋が95年夏の甲子園出場校・日大藤沢を7回2安打で完封すると、チームもコールド発進。激戦区の中で存在感を示した。

 精神面の成長が光った。二塁・松本の失策から招いた4回1死二塁で、3番・石田を三振に斬ると4番・青山も遊ゴロに仕留めピンチ脱出。優勝候補として臨んだ今センバツは味方の失策からリズムを崩し7回5失点KO。9年ぶりの甲子園初戦敗退に、渡辺監督から「技術はあるんだから心を鍛えろ。仲間がエラーしたらその後の打者から三振を奪え!」とゲキを飛ばされたが、この日は「なかなかいい投球をした」と納得させた。

 5月にはセンバツ優勝校・沖縄尚学との練習試合で走塁中に右足人さし指を骨折した。投球練習のできない日が2週間以上も続いたが「大事な時期に走り込みができず焦りもあったが、じっと耐えた経験は今、生きていると思う」と振り返る。

 投球面でも春からの進化を感じさせた。カットボールとツーシームを新たに習得。切れの増した直球で空振りを奪えるようになった。広島の高山スカウトも「ボールに伸びがある。スライダーの使い方がうまくなった」と評価した。

 19日の3回戦は昨夏の神奈川大会16強・藤嶺藤沢と対戦。「調子はもっとあがってくる」と土屋。甲子園で成長した姿を披露するまで、負けるわけにはいかない。

|

前田監督「危ないなあ」で打線に点火

【帝京8―1駿台学園】帝京は駿台学園を9安打8得点の8回コールドで下した。駿台学園・小林から6回まで3点しか挙げられなかったが、7回の攻撃前に前田監督が「なんか危ないなあ」とゲキを飛ばした途端、3安打4四死球で4点を奪った。06、07年夏の甲子園は連続8強。帽子の裏に「核弾頭、ラストサマー、甲子園」と書き込む1番・杉谷は、昨冬から特訓を積んだ左打席で3回に“公式戦初安打”。「昨年負けた佐賀北は敗退したので、おととし敗れた智弁和歌山にリベンジしたい」と力を込めた。18日の4回戦は今センバツ出場の関東一と対戦。13年ぶり3度目の夏の全国制覇へ第1関門を迎える。

|

石田文樹さん:清原・桑田に勝った取手二高のエース、死去

 84年夏の甲子園優勝投手、石田文樹さんが15日、亡くなった。決勝戦で茨城・取手二高のエースとして清原和博、桑田真澄という超高校級選手らを擁した大阪・PL学園に投げ勝った姿は、野球ファンの心に深く刻まれた。

 清原、桑田には計3安打を許したが、清原からは2奪三振。九回にワンポイント・リリーフをあおいだものの、延長十回142球の熱投で頂点に立った。

 木内幸男監督(現・常総学院高監督)は「体が強いのが印象的だった」と振り返る。約3週間前に電話をかけた時には、声に張りがあったと言い、「夏の大会が終わったら見舞いに行こうと思っていたのに……。教え子が自分より先に亡くなって悔しい」と嘆いた。

 引退後は横浜の打撃投手を務めた。89年同期入団の石井琢は「縁の下の力持ちで毎日投げてくれた。もう一度ユニホームを着てもらいたかった」。今春、体調を崩したが、手術を受けて復帰を目指していたという。この日、横浜スタジアムでチームメートは広島との試合前に黙とうをささげ、喪章を付けてプレーした。

 ▽PL学園高時代に対戦した清原和博選手(現オリックス) 対決したことを昨日のことのように覚えている。数少ない心に残る投手だった。

 ▽同じく桑田真澄さん(元巨人) 同じ青春時代を過ごし、戦った石田さんが亡くなり、大変残念。試合でも勝ったり、負けたりしてとてもいい思い出です。

毎日新聞 2008年7月15日 23時16分(最終更新 7月15日 23時58分)

|

近江、彦根東など3回戦へ 全国高校野球滋賀大会

第90回全国高校野球選手権大会滋賀大会は15日、彦根、皇子山の両球場で2回戦4試合を行った。

 前年優勝の近江は滋賀学園を8-1の7回コールドで破り初戦を飾った。彦根東は延長12回の接戦の末、2-1で河瀬にサヨナラ勝ちした。膳所は12-2で日野に6回コールド勝ち。大津商は終盤、伊香を突き放し7-4で勝った。
 第10日からは会場が西京極だけになる。

|

北嵯峨、立命館宇治がベスト8入り 全国高校野球京都大会

第90回全国高校野球選手権大会京都大会は15日、西京極など3球場で3回戦5試合、4回戦2試合を行った。北嵯峨は9-0で京都成章に7回コールド勝ち、立命館宇治は6-0で日吉ケ丘に完封勝ちし、それぞれベスト8入りを果たした。

 このほか3回戦では、北稜がシードの南丹を7-0、福知山成美は昨年敗れた乙訓を17-2と、いずれもコールドで下した。京都外大西は4-0で桃山、西乙訓は10-4で宮津を破った。田辺は8-7で京都明徳に競り勝った。

|

<訃報>石田文樹さん41歳=84年夏の甲子園優勝投手

石田文樹さん、41歳(いしだふみき、登録名・石田大也=いしだともや、元プロ野球大洋、横浜ホエールズ投手)7/15、直腸がんのため死去。葬儀は18日午前10時、横浜市港北区菊名7の新横浜奉斎殿。喪主は妻・石田寿美江(いしだすみえ)さん。
茨城・取手二高のエースとして、1984年夏の全国高校野球選手権決勝で清原和博(現オリックスバファローズ)、桑田真澄(現野球評論家)両選手のいた大阪・PL学園高を延長の末に破って優勝。早稲田大を中退後、日本石油に入社。1987、1988年には都市対抗野球に出場(1988年は横須賀市=日産自動車=の補強選手)し、1989年に大洋ホエールズ(現横浜ベイスターズ)入り。主に中継ぎ投手として25試合に登板し1勝0敗。1994年に現役を引退後はチームの打撃投手などを務めた。

|

広陵の準優勝 OBが小説に

広陵高の昨夏の甲子園準優勝の軌跡をたどった小説
 「日本一の準優勝」を同校OBで、北海道北広島市の中学教諭、山田良純さん(39)がまとめ、広島市の南々社から出版した。

 佐賀北高(佐賀)との決勝の8回、広陵高のエース野村祐輔投手の投球に微妙な判定が下された。直後に逆転満塁アーチが飛んだ。

 山田さんは「敗れた後、中井哲之監督が判定に異議を唱えた。
 批判を承知で生徒のためにあえてそれをやった。監督と選手の間に『日本一のきずな』があると感じた思いを込めた」と題名の由来を話す。
 物語は山田さんが指導している中学校の陸上部の生徒と広陵野球部とのかかわりなどを描きながら進む。190ページ。1400円。

|

第90回全国高校野球:高知大会 土佐、まさか初戦敗退 /高知

 ◇明徳は大差でコールド勝ち
 第90回全国高校野球選手権記念高知大会(県高野連、朝日新聞社主催)は13日、2日目を迎え、県立春野球場と高知市営球場で1回戦6試合があった。

 第1シードの明徳義塾は高岡に大差をつけ五回コールド勝ちした。一方、第2シードの土佐は高知中央の横手投げ左腕・内藤を打ち崩せず、まさかの初戦敗退となった。高知西、高知南はそれぞれ五回コールド勝ちを収めた。高知小津は4点差をひっくり返して逆転勝ち。宿毛工は接戦の末、高知高専に競り勝った。

 ▽1回戦

西土佐

  00000=0

  21007=10

高知西

 (五回コールド)

 (西)田頭、森-横山、田頭

 (高)小島健-伊与

▽二塁打 伊与(高)

高岡

  00030=3

  2617×=16

明徳義塾

 (五回コールド)

 (高)入福、石元-久保

 (明)南野、中山、亀井、栗野-松村、河合

▽三塁打 松田、河合(明)

▽二塁打 常原、河合、谷口(明)

土佐

  000001000=1

  20000021×=5

高知中央

 (土)山形、久保地-西村

 (高)内藤-岡本

▽二塁打 森(土)田辺(高)

高知丸の内

  400000010=5

  04002130×=10

高知小津

 (丸)桑本、大西、田島-河添

 (小)周治、山本、今橋-山崎

▽本塁打 山崎(小)

▽三塁打 山本、岡村、田中(小)

▽二塁打 宮田、矢野(丸)古谷2(小)

梼原

  00000=0

  11701=10

高知南

 (五回コールド)

 (梼)中平、中越鷹-神明

 (高)畠山-島崎

▽二塁打 島崎、上村、原、前田、久田(高)

高知高専

  010022000=5

  20012020×=7

宿毛工

 (高)安岡大-西松

 (宿)山崎一-森本

▽三塁打 山崎一(宿)

▽二塁打 近藤2、山岡(高)山崎一(宿)

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:香川大会 観音寺第一、延長戦制す /香川

 ◇丸亀城西はコールド勝ち
 ◇選手4人が熱中症
 第90回全国高校野球選手権記念香川大会(県高野連など主催)は13、14の両日、高松市生島町のサーパススタジアムで2回戦計7試合が行われた。13日の第1試合は、第1シードの香川西が石田に11-1でコールド勝ち。第2試合は、三本松が高松北を4-2で降した。第3試合は、飯山が高松東を5-2で降し初戦突破。第4試合は、高松第一が多度津工・多度津に7-6で競り勝った。

 14日の第1試合は、観音寺第一が延長十四回の末、笠田に2-1でサヨナラ勝ち。第2試合は、坂出工が土庄を7-3で降した。第3試合は、投打で圧倒した丸亀城西が10-0で高松南にコールド勝ちした。

 14日の高松市は今季最高の35・3度(平年30・6度)を記録。選手4人と応援団員7人の計11人が熱中症の症状を訴え、うち選手2人と応援団員3人の計5人が病院で手当を受けた。

 ■14日の試合

 ▽2回戦

笠田

  10000000000000=1

  00000000100001=2

観音寺第一

 (延長十四回)

 (笠)白川、牧、合田-田中

 (観)片桐彰、片桐佳-西山

▽二塁打 合田2(笠)

 観音寺第一が投手戦を制した。観音寺第一は1点を追う九回、敵失に乗じて同点に追いついた。延長十四回1死一、二塁、葛上の左前適時打で、サヨナラ勝ちした。笠田は一回、合田が左中間の二塁打で足がかりを作り先制したが、延長十一、十二回の好機を生かせなかった。

坂出工

  011000401=7

  000200010=3

土庄

 (坂)後藤-宮本

 (土)田村、中島勇-石川

▽三塁打 田村(土)

▽二塁打 海山(坂)石川(土)

 坂出工は同点で迎えた七回、海山が左翼線に走者一掃の適時二塁打を放ち勝ち越しに成功すると、さらに続く上野の適時打で1点を追加、この回一挙4点を挙げ突き放した。土庄は四回、田村の2点適時打で同点に追いついたが、及ばなかった。

 ◇氷で冷やしたが
 ○…この日のマウンドの最高温度は36・1度。土庄先発の田村雅樹投手(3年)はベンチに戻る度に脇の下を氷で冷やすなどしたが「四回から足がつっていた」。冬の練習では100~200球を投げ込み、走り込みもして、夏の大会に向け練習を重ねてきたが、七回に4点を奪われ、九回2死で交代。悔しさをかみしめながらも「自分には野球しかない。これからも続ける」と前を向いた。

丸亀城西 21025=10

高松南  00000=0

 (五回コールド)

 (丸)丸一、藤田-田中

 (高)山本、高砂-大谷

 丸亀城西は一回、杉山の中前打などで2点を先取。二、四回にも効率的に加点し、五回には入江や杉山の2点適時打などで5点を挙げ、試合を決めた。投げては丸一、藤田の継投で被安打3、失点0に抑えた。高松南は三回、得点圏に走者を進めたが、好機を生かせなかった。

 ■13日の試合

 ▽2回戦

石田  01000=1

香川西 02054=11

 (五回コールド)

 (石)藤ノ木、横山、池田-鏡原

 (香)小林-長田

▽三塁打 呉屋、斎藤(香)

▽二塁打 横山、小林、川端(香)

 香川西は1点を追う二回、長田、小林の適時打で逆転に成功。四回には打者一巡の猛攻で5点を追加、五回にも4点を追加し試合を決めた。石田は二回、敵失で先制、四回にも得点圏に走者を進めたが、及ばなかった。

三本松

  200000200=4

  100001000=2

高松北

 (三)小蓑-原

 (高)小西、新名、奴賀康-小島、鏡原

▽二塁打 山下(三)

 三本松は同点で迎えた七回、無死三塁から山下が左翼線に適時二塁打を放ち勝ち越しに成功。さらに村瀬の左前適時打で、1点追加。先発小蓑は要所を抑え完投した。高松北は六回、水次の右前打で一度は同点に追いつく粘りをみせたが、最後は力尽きた。

飯山

  100101002=5

  000001010=2

高松東

 (飯)鎌倉-堀江

 (高)植原-小松

▽二塁打 関(高)

 飯山は一回、2死一、二塁から西川の左前適時打で先制。四回には敵失で1点を追加。九回には高橋の2点右前適時打で、逃げ切った。高松東は八回、1死一、二塁から佐野の中前適時打で一度は1点差までに迫ったが、あと一歩及ばなかった。

高松第一

  000210031=7

  002001102=6

多度津工・多度津

 (高)西山-井上

 (多)直井、東、楠本-岡津

▽二塁打 山本、井上(高)石塚3、岡津(多)

 高松第一は1点を追う八回、1死一、二塁から金岡の右前適時打で同点に追いつくと、続く出下が中前適時打で、2点勝ち越しに成功。九回にも1点を追加し突き放した。多度津工・多度津は九回、楠本の左前適時打で1点差まで迫ったが、あと1本が出なかった。

==============

 ■ピカいち

 ◇声かけで戦いを“共有”--笠田・高橋和男副主将(3年)
 小学2年から中学までサッカーを続けてきたが、兄の影響などで高校で野球部に入った。

 最初はボールをうまく投げられない。ウエートトレーニングを重ね、肩ができあがるまでに1年かかった。

 練習を重ね、打てるようになると楽しくなった。「レギュラーになりたい」。他の仲間は幼いころからの積み重ねがある。帰宅してからもバットを振った。

 昨夏の大会の後、監督らから三塁ランナーコーチに指名された。全員の投票で副キャプテンも任された。やってみよう、と決意。

 「いいよセンター!」「ナイスバッティング!」。守備や攻撃から戻った選手に、必ず声をかける。「自分も戦っている」との思いだ。

 延長十四回の末サヨナラ負け。3時間13分の戦いの後、「このチームで続けてきてよかった」という声はかすれていた。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:徳島大会 長打重ねて鳴門 城南もコールド勝ち /徳島

 第90回全国高校野球選手権記念徳島大会(県高野連、朝日新聞社主催)は14日、オロナミンC、県営徳島の両球場で2回戦計4試合が行われた。板野-城南は、6回に一挙5点を加えた城南がコールドで勝利を収めた。鳴門も長打を重ねて阿波西にコールド勝ち。このほか、徳島北が城北に快勝し、生光学園は阿南高専に競り勝った。

 ○…オロナミンC球場…○

 ▽2回戦

阿波西 0000000=0

鳴門  203022×=9

 (七回コールド)

 (阿)伊月、武市-枝澤

 (鳴)島津、正木-広瀬

▽本塁打 島津(鳴)

▽三塁打 眞田、藤川、水主2、島津(鳴)

▽二塁打 山本(阿)眞田(鳴)

板野 0010000=1

城南 110105×=8

 (七回コールド)

 (板)松尾、切上-藤本

 (城)奥村-松原

▽三塁打 青枝(板)宮武、猪子(城)

▽二塁打 猪子(城)

 ○…県営徳島球場…○

 ▽2回戦

城北  010000000=1

徳島北 20003100×=6

 (城)平山、瀬尾、赤川、西岡-稲崎

 (徳)阪本、久米-古川

▽三塁打 佐藤(徳)

▽二塁打 三浦(城)福原(徳)

生光学園

  000020001=3

  000010100=2

阿南高専

 (生)渡辺、倉本-多田

 (阿)荒野、稲葉-吉田

▽二塁打 早苗(阿)

 ◇阿波西のびのび
 〇…4月時点で阿波西の部員は2、3年生各4人の計8人と、1年生の入部を待たないとチームを作れない状況だった。若い守備陣に尾之上智基主将(3年)は「少し不安だった」と言うが、この日は失策ゼロと健闘した。試合は七回表2死、追いつめられた場面で山本涼太選手(1年)の打球はレフトの頭を越える。だが、三塁を欲張りタッチアウト。無情のゲームセットも「将来性を感じさせる打球」(尾之上主将)だった。

 ◇脇町、サヨナラ勝ち--延長十回
 13日はオロナミンC、県営徳島の両球場で2回戦計6試合が行われた。阿南工-脇町は延長十回裏に飛び出した尾方のランニング本塁打で脇町が劇的なサヨナラ勝利を収めた。このほか、鳴門第一と鳴門工はコールド勝ち。海部、徳島商、徳島市立も3回戦に進んだ。

 ■13日の記録

 ○…オロナミンC球場…○

 ▽2回戦

海部 101000000=2

名西 000000000=0

 (海)冨田、森唯-百々

 (名)仁木-山口

▽二塁打 中川(名)

徳島商

  000300000=3

  000000000=0

小松島西

 (徳)中野-原

 (小)田中、尾谷-高木

▽二塁打 杉本、清水良、酒井(徳)

徳島市立

  002000112=6

  000001001=2

徳島工

 (市)安部智、木内-清水

 (工)上原-黒島

▽三塁打 貝嶋(市)

▽二塁打 金澤(市)前田、阿木(工)

 ○…県営徳島球場…○

 ▽2回戦

阿南工

  0200210110=7

  0002021111=8

脇町

 (延長十回)

 (阿)山本康次、河野-中野

 (脇)太田、藤村、橋本-木具

▽本塁打 河野(阿)尾方(脇)

▽二塁打 大栃、山本康成(阿)新藤2(脇)

辻    000000=0

鳴門第一 112303=10

 (六回コールド)

 (辻)藤村-近藤

 (鳴)富士-小林

▽本塁打 緒方(鳴)

▽二塁打 志宇知(鳴)

鳴門工 104001=15

勝浦   00000=0

 (五回コールド)

 (鳴)林、実-佐藤

 (勝)矢立-楠平

▽三塁打 岡山、佐藤(鳴)

▽二塁打 賀川(鳴)

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:愛媛大会 第4日 西条はコールド発進 /愛媛

 ◇創部3年、ウェルネス夏初勝利
 第90回全国高校野球選手権記念愛媛大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)は、大会第3日の13日に坊っちゃんスタジアム(松山市市坪西町)など3球場で9試合、第4日の14日には同スタジアムなど2球場で6試合があり、1回戦計15試合で熱戦が繰り広げられた。

 13日には、1回戦注目の好カード、西条-松山商戦があり、西条が中盤に大量点を奪い、13-5で七回コールド勝ち。14日には、ウェルネスが松山中央に10-6で打ち勝ち、創部3年目で夏の大会初勝利を飾った。

 ▽1回戦

東温

  001001001=3

  000000020=2

松山城南

 (東)八木-高須賀

 (松)青木、西原-池本

▽本塁打 池本(松)

愛付農・付高

  000020000=2

  000010000=1

吉田

 (愛)鷲谷-竹場

 (吉)上甲、中根-河野

▽二塁打 鷲谷(愛)

川之江

  3050110=19

  10100 1=3

済美平成

 (六回コールド)

 (川)宮林、妻鳥、三好竜-井上

 (済)高橋-本多

▽三塁打 三好将(川)

▽二塁打 加地、井上2、宮林(川)植西(済)

ウェルネス

  023410000=10

  000020220=6

松山中央

 (ウ)古用-上田

 (松)白石、三好-瀬谷、佐伯

▽本塁打 古用(ウ)

▽三塁打 瀬谷(松)

▽二塁打 林田、寺井(ウ)野中、佐伯(松)

宇和島南

  000101000=2

  11100100×=4

新居浜工

 (宇)武田、山下、武田、山下-西尾

 (新)浅海-川上

▽本塁打 二宮(宇)

▽三塁打 川上(新)

▽二塁打 岡隼(宇)小西、鴻上(新)

弓削

  00004=4

  4449×=21

弓削商船

 (五回コールド)

 (弓)森本-大本

 (商)竹田-田宮裕

▽三塁打 福本(商)

▽二塁打 前田、大本(弓)田宮裕、竹田、浪切(商)

 ◆第3日の結果

 ▽1回戦

伊予農

  000020301=6

  110200100=5

八幡浜工

 (伊)井戸本、戒能-高田

 (八)井上博、西川、長野-牧野

▽二塁打 田渕、今井(伊)

八幡浜

  101000012=5

  001000000=1

北宇和

 (八)津田、木村-山内

 (北)二宮-郷良

▽二塁打 竹田(北)

野村

  10100105=8

  00010000=1

小田

 (八回コールド)

 (野)福井-宇都宮

 (小)平野-諏訪

▽二塁打 渡辺、宇都宮、井上雄2、大石(野)正岡(小)

西条

  2000533=13

  0011003=5

松山商

 (七回コールド)

 (西)秋山、中川-森

 (松)豊田、庄司、稲本、矢儀田-黒田

▽二塁打 越智翔、佐伯海、秋山(西)越智、山岡(松)

今治北大三島

  200000020=4

  20010200×=5

宇和

 (今)藤崎-國貞

 (宇)清家元-小山

▽本塁打 神原

▽三塁打 稲田、那須口(宇)

▽二塁打 藤崎(今)河野(宇)

土居

  101000000=2

  11020103×=8

内子

 (土)石川-近藤大

 (内)中本-山田

▽二塁打 石川2(土)中田2、二宮拓(内)

小松

  0000040000=4

  0000031001=5

新居浜南

 (延長十回)

 (小)秋山-田中

 (新)田坂-山之内

▽本塁打 福延(新)

▽二塁打 田中(小)福延(新)

伯方

  0000010102=4

  0010010000=2

新居浜商

 (延長十回)

 (伯)白石、井手-藤石

 (新)坂田-藤原

▽二塁打 上野、首藤(新)

今治東

  001030000=4

  20220003×=9

丹原

 (今)秋山-井原

 (丹)藤田健、藤田康-一色

▽三塁打 高橋、八木2(丹)

▽二塁打 渡部恭、小笠原(今)岡田、山内(丹)

 ◇2回戦日程決まる
 16、17日の2回戦12試合の日程が決まった。17日で決まったのは、坊っちゃんスタジアムのみ。対戦カードと試合順は次の通り。開始予定時刻は、(1)9時(2)11時半(3)14時。

 <16日>【坊っちゃんスタジアム】(1)大洲農-新居浜東(2)伯方-帝京第五(3)松山聖陵-川之石【今治市営】(1)ウェルネス-新居浜南(2)野村-西条(3)宇和-今治北【西条市ひうち】(1)今治南-済美(2)八幡浜-内子(3)伊予農-松山南

 <17日>【坊っちゃんスタジアム】(1)丹原-愛付農・付高(2)川之江-弓削商船(3)宇和島東-新居浜工

==============

 ■夏の主役

 ◇平常心になれず逆転許す--八幡浜工・牧野展久捕手
 「右打者のインコースに直球を思いっきり投げてこい」。七回表、無死満塁のピンチにマウンドに駆け寄った八幡浜工の牧野展久捕手(3年)は西川潤平投手(2年)に声を掛けた。しかし、1死を取ったものの伊予農に2点を返されて同点となり、一塁と三塁に走者を背負って5番打者を迎えた。

 追いつかれた焦りを感じながら、牧野捕手は配球を考えた。西川投手は直球が武器だが、この日は球がシュート回転し、右打者に直球が決まらなくなっていた。しかし、牧野捕手はマウンドで話した通り初球に直球を要求した。

 西川投手が「力が入ってしまった」と話した投球は、牧野捕手の前でワンバウンド、後ろにそれた。懸命に球を追ったが間に合わず、三塁走者が還り、逆転を許した。力を入れてきたワンバウンドの球の捕球練習が実らなかった。

 「平常心になれていなかった」と、逆転された場面を振り返る牧野捕手。まっすぐ前を向いて、悔しさを胸にしまい込んだ。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:石川大会 13、14日 /石川

 ◇第90回記念石川大会
 ▽1回戦(13日)

 ◇…県立野球場…◇
尾山台

  000200000=2

  00100120×=4

日本航空二

金沢泉丘

000000232009=16

102010012000=7

小松商

 (延長十二回)

 ◇…金沢市民野球場…◇
金沢北陵

  100001000=2

  00000031×=4

寺井

能都北辰

  00000=0

  22006=10

羽咋工

 (五回コールド)

 ◇…小松末広野球場…◇
珠洲実

  002001000=3

  10020120×=6

金沢商

石川高専

  110100000=3

  100000000=1

七尾東雲

 ▽1回戦(14日)

 ◇…県立野球場…◇
鵬学園

  000001000=1

  01000310×=5

金沢学院東

小松市立

  00000200=2

  30022002=9

津幡

 (八回コールド)

 ◇…金沢市民野球場…◇
野々市明倫

  000000=0

  100018=10

小松工

 (六回コールド)

輪島実

  002000000=2

  30000000×=3

高浜

 ◇…小松末広野球場…◇
金沢辰巳丘

  100000030=4

  000000000=0

輪島

富来

  100040000=5

  20020300×=7

鹿西

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

取手二高の優勝投手、石田文樹氏が死去 PLのKKコンビと激闘

昭和59年、夏の甲子園で優勝した茨城・取手二高のエースで、元横浜投手の石田文樹(いしだ・ふみき)氏が15日、直腸がんのため死去した。41歳。通夜は17日午後7時、葬儀・告別式は18日午前10時、横浜市港北区菊名7の10の8、新横浜奉斎殿で。喪主は妻、寿美江(すみえ)さん。

 石田氏は取手二高のエースとして決勝で桑田、清原を擁する大阪・PL学園と対戦。延長の末に下し、同校と木内幸男監督に初の全国優勝をもたらした。その後、日本石油を経てドラフト5位で平成元年、大洋(現横浜)入り。通算1勝0敗。平成6年に引退後は打撃投手を務めていた。現役の途中から登録名を大也(ともや)に変更した。

|

夏の高校野球:大分大会(その2止) シード文理大付、打ち勝つ /大分

 ◆大分雄城台は投手戦制す--13日の試合

 ◇大分、反撃できず
 ▽2回戦

大分

  200000000=2

  30100001×=5

文理大付

 (大)楠本、植木-小谷

 (文)日高-向畑

▽本塁打 山根、向畑(文)

▽二塁打 藤本将、大戸(大)河野(文)

 文理大付は初回、山根良太選手(3年)と向畑竜斗選手(同)の本塁打で逆転し、その後も加点した。大分は初回に3安打で2点を先取したが、二回以降、ノーヒットに抑えられ、反撃の糸口をつかめなかった。

 ◇大分西、加点なく
大分西

  010000000=1

  10000002×=3

大分雄城台

 (西)小高-木原大

 (雄)新谷-柏

▽三塁打 衛藤(西)

 大分雄城台は八回2死二、三塁で、新谷拓選手(3年)の二ゴロ敵失で2者が還って勝ち越し、投手戦を制した。大分西は二回、矢部克樹選手(同)の右前適時打で一時同点に追いついたが、その後は三塁を踏めなかった。

 ◇豊府、本塁打で一矢
大分豊府

  000001000=1

  11101000×=4

大分南

 (豊)川嶋-矢野

 (南)江口、秦、広田-三浦

▽本塁打 川嶋(豊)羽田野(南)

▽二塁打 大平(豊)麻生、江口(南)

 大分南は初回、四球と盗塁で2死二塁とし、江口徹選手(3年)の右中間二塁打で先制。その後もそつなく攻めて加点した。大分豊府は六回、川嶋謙選手(同)の左越え本塁打で一矢報いたが、3投手の継投に抑えられた。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

夏の高校野球:大分大会(その1) 国東、日田林工8強へ /大分

 ◇シード豊府は姿消す
 第90回全国高校野球選手権大分大会は13、14日、大分市の新大分球場で2回戦4試合、3回戦2試合があった。3回戦はいずれも緊迫した接戦。国東は打ち合いの末、延長十三回に走者一掃の決勝二塁打が飛び出し、日田林工は投手戦を制し、ベスト8に名乗りを上げた。2回戦のシード勢は文理大付が逆転勝ちしたが、大分豊府は大分南のそつのない攻めに屈した。

 ◇津久見、追撃及ばず
 ▽2回戦

別府鶴見丘

  201020220=9

  002100001=4

津久見

 (別)有田-萩尾

 (津)宮田、甲斐、柴田、安部、後藤-竹尾

▽本塁打 有田(別)大田(津)

▽三塁打 久保田、吉良(津)

▽二塁打 鷲司哲、瀬尾、有田、二宮(別)

 別府鶴見丘は初回、有田尚人選手(3年)の2点本塁打で先取。五回には2二塁打などで勝ち越し、小刻みに加点して引き離した。津久見は四回、三塁打と暴投でいったん同点にしたが、六回以降は2安打で追い上げが遅れた。

 ◇上野丘20残塁響く
 ▽3回戦

国東

  0110000200003=7

  0300001000000=4

大分上野丘

 (延長十三回)

 (国)吉留、鹿島、平野、吉留-矢野

 (大)増田-山本

▽本塁打 矢野(国)

▽二塁打 藤原(国)野田(大)

 国東は八回に3安打と悪送球で追いつき、延長十三回の満塁機に、藤原英晴選手(3年)が走者を一掃する二塁打で試合を決めた。大分上野丘は二回、長短打に四死球などを絡め打者9人の猛攻で3点を挙げたが、20残塁と決定打を欠いた。

 ◇佐伯豊南あと一歩
佐伯豊南

  000000001=1

  00100100×=2

日田林工

 (佐)三宅-戎

 (日)末次、太田尾-三浦

▽二塁打 小川、山口2(佐)

 日田林工は三回、中前打と盗塁の走者をバントで送り、野選で先制。六回には立川政樹選手(3年)の適時打で加点し、逃げ切った。佐伯豊南は三宅佑典投手(同)が被安打4の力投で粘り、九回は1点差に迫ったが、あと一歩及ばなかった。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

夏の高校野球:熊本大会 シード校の鎮西、城北が快勝 千原台はコールドで /熊本

 14日は藤崎台球場で3回戦1試合と4回戦2試合があり、いずれもシード校の鎮西、城北、千原台が投打の歯車がかみ合い、快勝した。また、藤崎台と県営八代の両球場で3回戦6試合があった13日は、専大玉名が今大会最長となる延長十二回、サヨナラ勝ちで第二を降し、大矢野は延長十回に勝ち越して阿蘇との投手戦を制した。15日は藤崎台で4回戦3試合がある。

 ◇御船、序盤失点響く
 ▽3回戦(藤崎台)

御船 000000020=2

鎮西 01002021×=6

 (御)笹原、寺本-高見

 (鎮)平山、東家-猪本

▽二塁打 平山(鎮)

 鎮西は好機に着実に加点し、平山、東家の継投で逃げ切った。御船は両投手に計17三振を喫したが、八回に山田の適時打などで2点を返し、一矢報いた。

 ◇東海大二、好機逃す
 ▽4回戦(藤崎台)

東海大二

  000000000=0

  00201100×=4

城北

 (東)中山、池田、山本将-平田

 (城)村方友-古庄誠

▽三塁打 村方友(城)

 城北は三回、山崎の適時打などで2点先制。五、六回にも1点ずつを加えた。東海大二は序盤の好機に得点できず、終盤尻上がりに調子を上げた城北エース村方友に完封された。

 ◇「今までが悪すぎた」
 ○…今春センバツ出場の城北のエース、村方友哉投手(3年)が東海大二に完封勝ちした。初戦は4失点で初回降板、2戦目も本塁打を浴びるなど3失点だっただけに「やっと直球が走り出した。七、八割まで回復した」とホッとした表情を見せた。末次敬典監督は「今までが悪すぎた。あとは球のキレと制球力」と話した。

 ◇八代工、散発4安打
千原台 11111002=7

八代工 00000000=0

 (八回コールド)

 (千)鑪-中島

 (八)上田、野田-硴野

▽二塁打 藤井、中島、北野(千)岩村(八)

 千原台はバント安打など巧みな攻撃で小刻みに得点し、リードを広げた。八代工は千原台エースの鑪に散発4安打に抑えられ、五回の1死二、三塁の好機も生かせなかった。

==============

 ■青春譜

 ◇「仲間のおかげ」--北野翔大主将・御船=3年
 一、二回戦を勝ち、次は強豪・鎮西。相手に不足はない。鎮西の左腕、平山洸太郎投手(3年)の速球に対応するため、自チームの投手に近距離から投げてもらって、打撃練習をした。

 打席に立つと「もっと速くて角度もあった」。だが、特訓の成果はあった。三回、二遊間へ安打を放った。八回にも四球で出塁し、仲間の安打で2点目のホームを踏んだ。「まだいける」。だが、反攻はそこまでだった。

 主将の仕事は荷が重かった。最初は「嫌われたくない」と部員に注意するのもためらった。だが一人一人と話して率直に気持ちを伝え、まとめていった。

 「仲間のおかげでここまで来られました」。最後は感謝を口にした。

==============

 ◆13日の結果

 ◇熊本農、七回に一矢
 ▽3回戦(県営八代)

熊本商 000030201=6

熊本農 000000100=1

 (商)税所、川上-大山田

 (農)中村、園田、北園-下田

▽二塁打 山内(商)

 熊本商は五回、押し出しなどで3点先制。七、九回に加点した。熊本農は七回、3安打で1点を返したが、リリーフした熊本商の川上に抑えられた。

 ◇八代打線、終盤沈黙
済々黌 000310020=6

八代  201000000=3

 (済)古野、井手、内原、江原-田上

 (八)萩本、東、深田-仁田原

▽三塁打 黒川、小田(八)

▽二塁打 石田(八)

 済々黌は四回、3本の内野安打などで同点に追いつき、五回に逆転。八代は初回、3本の長打で先制したが、四回以降、済々黌の3投手に抑えられた。

 ◇松橋、打線つながらず
東稜 1130401=10

松橋 0021000=3

 (七回コールド)

 (東)高山-山田、中島

 (松)西村、矢田、丸山-岡崎

▽三塁打 堀(東)

▽二塁打 丸山(松)

 東稜は三回、長短打などで3点、五回に4点を奪うなど終始リード。松橋は三回、丸山の二塁打で2点を返すなど追い上げたが打線につながりを欠いた。

 ◇学園大付、連打なく
 ▽3回戦(藤崎台)

学園大付

  010010200=4

  20013111×=9

熊本国府

 (学)横田、安永-蓑田

 (熊)楠本、川端、西村-窪田、中村一

▽三塁打 野口、蓑田(学)石原(熊)

▽二塁打 蓑田(学)川端、飯星(熊)

 熊本国府は四回以降、長短打に敵失や四死球も絡めて毎回得点し突き放した。学園大付は2本の三塁打を含む9安打を放ったが、連打が出なかった。

 ◇阿蘇、中村好投も惜敗
大矢野

  0000000005=5

  0000000000=0

阿蘇

 (延長十回)

 (大)山嵜-石本

 (阿)中村-岩下

▽三塁打 渡辺政(大)

 大矢野は十回、敵失から先制。渡辺政の三塁打なども出て5点を挙げた。阿蘇は三、四回の得点機を生かせず、エース中村の好投に応えられなかった。

 ◇一瞬集中力途切れ…
 ○…阿蘇の中村堅悟投手(主将、3年)は試合後、ベンチで「ナイスピッチング」と声をかけられても、何も言葉が出なかった。延長十回無死一塁、大矢野・山嵜幸博選手(3年)の送りバントに「これで1死取れた」と一瞬集中力が途切れ、一塁へ悪送球。先制を許した。動揺は収まらず、この回に一挙に5点を失った。だが、九回まで粘りの投球で無失点を続けたことに「守備陣のおかげ。負けたけど良い試合ができました」。

 ◇第二、延長で力尽く
第二

  000011040000=6

  010014000001=7

専大玉名

 (延長十二回)

 (第)嶋崎、安達-井

 (専)蔵原-山崎

▽三塁打 平松(第)川野(専)

▽二塁打 郷大2(第)吉崎(専)

 専大玉名が十二回1死満塁から清田の犠飛でサヨナラ勝ち。第二は八回、敵失と郷大の二塁打などで同点に追いついたが、九回以降1安打に抑えられた。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:富山大会 13日 /富山

 ◇第90回記念富山大会(13日)
 ◇…県営富山…◇
 ▽1回戦

桜井 10-0 氷見

 ▽2回戦

高岡商 15-5 富山いずみ

 ◇…高岡市営城光寺…◇
 ▽2回戦

新湊    4-1 富山第一

高岡龍谷 11-6 高朋

 ◇…黒部市営宮野…◇
 ▽1回戦

富山商 10-0 雄山

 ▽2回戦

富山工 6-3 滑川

 ◇…砺波市…◇
 ▽1回戦

砺波 15-5 大門

小杉  2-1 福岡

 ▽2回戦

南砺井波 15-4 富山高専

 ◇…魚津桃山運動公園…◇
 ▽1回戦

魚津 14-3 富山商船

呉羽  5-4 水橋

 ▽2回戦

不二越工 7-4 魚津工

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

夏の高校野球:山口大会 西京、山口がコールド発進 萩、防府西も2回戦へ /山口

 第90回全国高校野球選手権記念山口大会(県高野連など主催)の1回戦11試合が14日、県内4球場であった。西京は水産にコールド勝ち。萩は慶進に3点差で勝利し、小野田は宇部西に逆転勝ちした。山口、防府西、防府商なども2回戦に駒を進めた。15日は4球場で1回戦8試合がある。

 ◇59校の晴れ姿--開会式
 開会式は13日、山口市の山口きらら博記念公園であり、59校の選手たちは堂々の行進。選手宣誓したのは宇部高専の林響主将(3年)で、英語を交えながら元気よく「熱いプレーをすることを誓います」と述べた。

 ▽1回戦(周南市野球場)

桜ケ丘 200000100=3

防府商 10000022×=5

 (桜)横山-堀

 (防)松本、石井-宮本

▽二塁打 厚東(桜)宮本、平野(防)

岩国総合

  010000000=1

  02110300×=7

新南陽

 (岩)常弘、林-林、常弘

 (新)中村拓-佐伯

▽二塁打 瀬戸口、畑辺、久村(新)

 ▽同(下関球場)

西京 31552=16

水産 00000=0

 (五回コールド)

 (西)田中皓、井上-山辺

 (水)国田、富田、福村-和田

▽三塁打 松田2、田中皓(西)

▽二塁打 井上、足立(西)

下関中等 0010000=1

山口   2050001=8

 (七回コールド)

 (下)有浦、藤田貴-住岡

 (山)栗山-藤井

▽三塁打 上野(山)

▽二塁打 宗東、豊嶋、神崎(山)

下関国際 041114=11

徳佐   010000=1

 (六回コールド)

 (下)福本-金原

 (徳)金子-倉田

▽二塁打 山井(徳)

 ▽同(宇部市野球場)

萩  003100000=4

慶進 000100000=1

 (萩)花谷-坂井

 (慶)村田-吉松

▽三塁打 吉松(慶)

早鞆 000020068=16

響  101200141=10

 (早)町野、木村、平河-佐藤

 (響)新田-若宮

▽三塁打 伊東、日高、酒井(早)

▽二塁打 衛藤、伊東、平河(早)尾崎、新田(響)

小野田 000100431=9

宇部西 104000000=5

 (小)恩田、福冨-藤井

 (宇)松村、中本、小林、松村-上寺豊

▽本塁打 西村(小)

▽三塁打 吉野(小)

▽二塁打 石本、津嶋(小)上寺豊、藤井(宇)

 ▽同(柳井市民球場)

熊毛南 01000=1

聖光  14051=11

 (五回コールド)

 (熊)橋本、海田-木邑

 (聖)佐藤-杉村

▽三塁打 杉村(聖)

▽二塁打 大坪、小野、藤柴(聖)

大島商船

  0000010001=2

  0000010000=1

岩国工

 (延長十回)

 (大)小山-相本

 (岩)江島-貞政

▽三塁打 小山(大)

▽二塁打 井上、中野(大)

防府西

  00001200001=4

  00002001000=3

久賀

 (延長十一回)

 (防)松本、勝谷、松本-森山、山内

 (久)宅野、家元-小林

▽二塁打 夏井(防)國近(久)

==============

 ■ダッシュ!夢舞台

 ◇支えてくれた両親に感謝--山村祐貴主将=慶進3年
 「力を出し切れず、悔いが残ります」。試合後、目を赤くしながら振り返った。

 創部翌年の06年に入部し、できたばかりのチームを引っ張ってきた。今春の会長旗大会で4強進出を果たした。

 野球を始めたのは中学1年の秋。山陽リトルシニア硬式野球チームに入団した。しかし1カ月後、右腕を骨折し神経がマヒ。手が全く動かず半年間は箸(はし)も持てなかった。医師からは「もうボールは投げられない」と言われたが、あきらめなかった。トレーニングを重ね、家族もリハビリの道具を手作りするなど懸命に支えた。

 やがてチームに復帰。試合を見ながら父勝則さん(47)と母貴子さん(43)は「この場に立ってプレーできるだけでありがたい」と感慨深げに話した。

 右腕の感覚は今でも鈍い。冬場の投球は痛みも伴う。帰宅後は故障を繰り返さないよう懸垂やストレッチを欠かさない。

 「支えてくれた両親に感謝している。野球を通じて得たたくさんの経験を今後も生かしたい」

〔山口版〕

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:広島大会 広島商、サヨナラ勝ち /広島

 ◇瀬戸内、山陽、熊野も2回戦へ
 第90回全国高校野球選手権記念広島大会(県高野連、朝日新聞社、県教委主催)は13日と14日に、1回戦33試合が県内7会場で行われた。

 13日は、昨年4強に入った瀬戸内が広島井口を5-2で降した。また、山陽、尾道商、福山商なども2回戦進出を決めた。

 14日は、呉昭和が加計にコールド勝ちで2回戦へ。広島商は延長戦の末、2-1で油木にサヨナラ勝ちし、2回戦へ勝ち上がった。

 15日から広島市民球場などで2回戦が行われ、春の大会準優勝の高陽東が登場する。

 ▽1回戦

 【広島市民】

呉昭和

  22800=12

  00000=0

加計

 (五回コールド)

 (呉)大澗、中村-梶矢

 (加)中川、近藤、下拂-丹後

▽三塁打 大澗、風呂光(呉)

▽二塁打 丸本2、道垣内(呉)

吉田

  021020020=7

  000120000=3

 (吉)山口輝-時本

 (広)木原椋-梶山

▽二塁打 山口生2(吉)新井(広)

因島

  000000=0

  501031=10

広島市工

 (六回コールド)

 (因)村上祐、藤原、村上祐、藤原-西

 (広)新山、渡部-野村

 【コカ・コーラウエスト】

並木学院

  010000010=2

  12101020×=7

修道

 (並)嶋村、岡村、嶋村-橋本

 (修)木村-津田

▽三塁打 橋本(並)山本(修)

▽二塁打 岡村(並)

油木

  100000000000=1

  000000001001=2

広島商

 (延長十二回)

 (油)馬屋原徹-中岡

 (広)末政、川野-向井

▽二塁打 油野木(油)松原(広)

 【呉二河】

美鈴が丘

  000101100=3

  00001012×=4

呉港

 (美)斎藤-茂松

 (呉)脇本-熊原

▽二塁打 山本(美)

  3001304=11

  0003000=3

大和

 (七回コールド)

 (呉)堤、田ノ窪-渡辺

 (大)小関、迫田-日野▽本塁打 今井(呉)

▽三塁打 新山(呉)

▽二塁打 今井(呉)井上星太、藤原(大)

 【福山市民】

福山明王台

  200002000=4

  000000014=5

三原東

 (福)本田-三宅

 (三)薬本-田中

▽三塁打 亥下、小倉2、佐藤(福)

▽二塁打 花岡(三)

安佐北

  000000001=1

  20000000×=2

府中東

 (安)山田-大塚

 (府)中山-渡辺

▽二塁打 酒井(安)山岡太、木村(府)

城北

  000001003=4

  00000312×=6

大門

 (城)簑田-中西

 (大)河野-土田

▽三塁打 浜田(城)

▽二塁打 山部、山崎(城)水国(大)

 【三原市民】

忠海

  591213=30

  0230 0=5

沼南

 (五回コールド)

 (忠)満畑、宮田-阪本、牛原、小迫

 (沼)柴垣、河野、倉田将、東、河野-倉田将、倉田芳、倉田将

▽三塁打 阪本、小迫、満畑(忠)

▽二塁打 河野、東、倉田将(沼)

呉高専

  000202001=5

  010000001=2

尾道北

 (呉)岡本-酒井

 (尾)伊東-竹野

▽三塁打 佐野(呉)陶山公、伊東(尾)

▽二塁打 清水(尾)

 【三次市営】

千代田

  00000=0

  8120×=11

新庄

 (五回コールド)

 (千)剃田-大治

 (新)六信、大井、仲野敦-宮村

▽三塁打 若木、宮村(新)

戸手

  000124000=7

  000200220=6

庄原実

 (戸)徳永-川江

 (庄)長谷川、中野-和田

▽三塁打 一二三、山崎、田中(庄)

▽二塁打 徳永、川江(戸)田中、中野(庄)

 【東広島運動公園】

熊野

  0122040=9

  0011000=2

黒瀬

 (七回コールド)

 (熊)今川-馬場

 (黒)荒木-河端

▽三塁打 荒木(黒)

▽二塁打 近藤2、谷本2(熊)倉橋(黒)

祇園北

  230010=15

  0000 0=0

大崎海星

 (五回コールド)

 (祇)新田、芹沢-神田

 (大)河下、高橋-南

▽三塁打 輔平(祇)

▽二塁打 井元、北田(大)

==============

 ■熱球

 ◇笑顔で悔いなし--加計・児玉遊撃手
 「涙は出なかった。いいグラウンドで、強いチームと試合ができて良かった」。試合後、加計の主将、児玉雄也遊撃手(3年)は笑顔を見せた。

 児玉が主将になったのは昨夏の大会直後だ。「自分がチームをリードしないといけない」。その責任感から「試合中も自分はエラーをしてはいけない」とプレッシャーを常に感じていた。

 相談したチームメートから「気にしなくていいよ」と声をかけられ、プレッシャーはなくなったという。「その言葉で本当に救われた」

 試合を間近にし、部員たちの表情は硬く、動きも悪かった。部員同士で話し合った。「笑顔で野球をやろう」。自身も積極的に笑顔で声を出し、チームを盛り上げた。

 試合に敗れたが、「達成感がある。ここまで一生懸命、いい仲間とやってこられた。悔いはないです」。さわやかな笑顔を広島市民球場に残して去った。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:岡山大会 津山商、関西3回戦へ /岡山

 ◇矢掛の「最後の夏」終わる
 第90回全国高校野球選手権記念岡山大会(県高野連、朝日新聞社主催)は13日、倉敷市中庄のマスカットスタジアムなど5球場で1回戦10試合があった。14日は倉敷市営球場など4球場で1回戦5試合、2回戦2試合が行われ、津山商、関西がそれぞれ16強入りを決めた。

 13日は、備前緑陽と矢掛が対戦。今年限りで野球部廃部が決まっている矢掛は、五回コールドで敗退した。14日の2回戦では、津山商の清原健太投手が低めに変化球を集めて勝山打線を2安打完封に抑え、5年ぶりの16強“一番乗り”を果たした。一昨年の覇者・関西は岡山白陵を七回コールドで降し、順当に3回戦にコマを進めた。

 15日は倉敷市営球場など4球場で、2回戦8試合が行われる。

 ▽2回戦

勝山

  000000000=0

  10000000×=1

津山商

 (勝)数田-池田

 (津)清原-横山拓

岡山白陵

  0000000=0

  0003004=7

関西

 (七回コールド)

 (岡)清水-近藤

 (関)古田-高田

▽二塁打 長安、岩本(関)

 ▽1回戦

明誠学院

  000000010=1

  00111001×=4

岡山南

 (明)稲葉-中島

 (岡)渡辺-中務

▽二塁打 森下、小若(岡)

水島工

  000210000=3

  00011130×=6

岡山商大付

 (水)山本、吉田-井上

 (岡)末藤-三宅

▽本塁打 山本(水)

▽三塁打 田中勝、錦織(岡)

▽二塁打 光橋、中尾(岡)

津山工

  000024000=6

  000000000=0

和気閑谷

 (津)赤堀、先本-衣田

 (和)万代真、松田-岸本

▽三塁打 金島(津)

瀬戸

  000110000=2

  000010000=1

岡山操山

 (瀬)藤原-中田

 (操)浅山-間嶋

▽二塁打 服部(操)

岡山芳泉

  001020101=5

  01401000×=6

倉敷青陵

 (岡)有馬、芳村-浮田

 (倉)山本-菅野翔

▽三塁打 池田、菅野翔(倉)

▽二塁打 有馬(岡)菅野翔(倉)

 ▽1回戦(13日)

興陽

  000001413=9

  200002010=5

東岡山工

 (興)木村-景山

 (東)今井田、山本、笹倉-山口

▽二塁打 景山(興)

矢掛

  20110=4

  30227=14

備前緑陽

 (五回コールド)

 (矢)石井-藤井祐

 (備)川名-藤田

▽三塁打 重松2(備)

▽二塁打 尾上、渡辺(矢)重松(備)

林野

  000000001=1

  10001040×=6

津山

 (林)稲葉、小坂-小松

 (津)米本-芦田

▽三塁打 芦田(津)

▽二塁打 赤代(林)清水(津)

高梁日新

  020000030=5

  002000000=2

金光学園

 (高)山中-高嶺

 (金)小崎、藤永-佐原

▽本塁打 佐原(金)

▽三塁打 山中、新里(高)

▽二塁打 松本(高)

倉敷古城池

  000001000=1

  30100000×=4

玉野

 (倉)大前、井上-赤沢

 (玉)岡崎、三宅-白井

高梁

  200001000=3

  000000100=1

岡山御津

 (高)戸田-日笠

 (岡)野上-清元

▽三塁打 南、小割(高)

倉敷天城

  0000000=0

  1014002=8

西大寺

 (七回コールド)

 (倉)中谷、安原-吉田

 (西)行森-白石

▽本塁打 畑(西)

▽三塁打 松久(西)

▽二塁打 谷中(倉)赤枝(西)

玉島商

  200101000002=6

  000003001000=4

玉野商

 (延長十二回)

 (島)応武、佐々木、津田-宮原

 (野)岡、大西-吉川

▽三塁打 原田(島)

▽二塁打 山本、森、佐々木(島)

岡山一宮

  203121044=17

  320014020=12

倉敷鷲羽

 (岡)垣本、平田、島尾-森安

 (倉)緋田、鶴田、緋田、伊久-吉田、馬木

▽本塁打 森安(岡)

▽三塁打 山内(岡)

▽二塁打 山田、森安、米山(岡)大西、緋田(倉)

津山東

  001004004=9

  001100100=3

岡山朝日

 (津)宇治-芦田

 (岡)岩崎-佐藤

▽二塁打 岡田2、原田(津)岩崎、梶原(岡)

 ◇監督同士は旧知の間柄--玉野-倉敷古城池
 ○…「一期一会」の不思議な縁を感じさせる玉野。戸田英樹監督は、1回戦で対戦した倉敷古城池の名古谷忠士監督と玉野野球部の同級生だった。その時のチームは県大会決勝まで勝ち進んだ。しかも、名古谷監督は05年7月まで玉野の監督、戸田監督は部長を務めていた。戸田監督は組み合わせが決まった瞬間、「よりによって、なんで」と苦笑い。監督同士旧知の間柄であり、互いの手の内を知り尽くした両チームの対戦は玉野に軍配が上がったが、「一期一会から始まった人と人とのつながりの深さを実感した」(戸田監督)という。

 ◇深紅の応援団旗、汗浮かべ支える--関西の音野選手
 〇…関西スタンドでひときわ鮮やかな深紅の応援団旗を支えるのは、1年の音野晶彦選手(15)。「勝ってほしいという気持ちで旗を支えています」と額に汗を浮かべた。音野選手は出身の大阪市から、「甲子園に一番近い高校」と信じた関西野球部に入部。現在は他の運動部員ら17人と下宿生活する。「ご飯をきちんと食べてるか」と、週に2度ほど両親からの電話を受けるたび、両親のありがたみが分かるという。

 1・5メートル四方の団旗を持ち上げるエネルギー源は、「学校の近くにあって、関西OBが営む食堂『百千呼』のからあげが一番好き」とか。「レギュラーになって、甲子園に出ることが目標」と力を込めた。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:滋賀大会 綾羽、東大津が快勝 コールドで3回戦へ /滋賀

第90回全国高校野球選手権記念滋賀大会(県高野連、朝日新聞社主催)は13日に1回戦6試合を、14日に2回戦4試合を、いずれも大津市の皇子山球場と彦根市の県立彦根球場で行った。13日の皇子山球場は春のセンバツに出た北大津が八回コールド勝ちし、延長十五回の接戦を制した水口東、長浜と共に2回戦へ。彦根球場の比叡山、玉川、八日市南も2回戦に駒を進めた。14日の皇子山球場は、シード4校(近江、綾羽、水口、守山北)のうち綾羽が七回コールドで16強に一番乗りし、甲西も3回戦に進出。彦根球場では、瀬田工と、八回コールド勝ちの東大津が3回戦に進んだ。

 ▽2回戦

 〓…彦根球場…〓

石山

  000010012=4

  00122010×=6

瀬田工

 (石)高橋、西、平岡-横田

 (瀬)吉田-石崎

▽三塁打 中西、小林(石)石崎(瀬)

▽二塁打 平尾(石)石崎、神山、横江(瀬)

 瀬田工は三回、神山の中前打で先制。四回は石崎の三塁打などで、五回は村上の右前打などで各2点を挙げ、突き放した。石山は終盤、犠飛を絡め得点したが、及ばなかった。

東大津

  01006016=14

  00001300=4

草津

 (八回コールド)

 (東)井藤、芳井-沢井

 (草)霜尾-行岡

▽本塁打 稲田(東)

▽三塁打 川崎、松浦(東)

▽二塁打 霜尾2、堀田(草)

 東大津は二回、井口の右前打で先制し、五回に川崎の三塁打など打者一巡で6点。八回も松浦の三塁打や稲田の本塁打などで6点を挙げた。草津は7安打ながら及ばなかった。

 〓…皇子山球場…〓

栗東

  0000000=0

  113310×=9

綾羽

 (七回コールド)

 (栗)金田、篠谷-篠谷、竹内

 (綾)鎌田-星元

▽本塁打 鎌田(綾)

▽三塁打 藤居(綾)

▽二塁打 藤居(綾)

 綾羽は一回1死二塁から藤居の三塁打で先制。三回には鎌田の本塁打で、四回には5連打でそれぞれ3点を加えるなど、計13安打で圧倒した。栗東は3安打に抑え込まれた。

甲西

  000002000=2

  000000000=0

八幡

 (甲)西田、見田-井谷

 (八)大西-若林

▽三塁打 西田(甲)

▽二塁打 田中(八)

 甲西は六回2死一塁、西田の三塁打で先制し、続く山本も右前打で貴重な追加点。八幡は相手を上回る6安打を放ちながら、六回2死二、三塁に、あと1本が出なかった。

==============

 ■球魂ウォッチ

 ◇痛みに負けずチーム引っ張る--袋本廉三塁手=栗東・3年
 栗東の3番・袋本廉三塁手(3年)は、慢性的な右ひざの故障に悩まされてきた。3月に病院で、「軟骨がはく離しかけている」と診断され、2週間に1度は病院で、ひざにたまった水を抜く。しかし、痛みに負けず、昨夏の新チーム発足から今年5月までに打率3割4分4厘をマークし、チームを引っ張ってきた。

 小3の時、「友達に誘われて」、地域のスポーツ少年団に入団。中学でも軟式野球チームの「野洲ブレーブス」でプレーし、「野球に力を入れているから」と栗東に進学し、硬式野球を始めた。

 杉原茂一監督が「あいつが打てば勝てる」と頼る大黒柱。6月の綾羽との練習試合では4打数4安打、1本塁打を放ち、チームメートの信頼は厚い。

 この日は試合前、「綾羽には小中で一緒に野球をやった仲間がいる。全力で戦いたい」と、ひざの痛みを押して出場。しかし、「試合中は痛みを感じなかった」といい、守備は無失策だったが、打撃は3打数無安打で、「打てなかった。申し訳ない」と涙を流した。

 8月には、ひざの軟骨の移植手術を受ける予定。「大学の野球部でやっていきたい」と決意を語った。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:福井大会 北陸、大野を振り切る 若狭はサヨナラ勝ち /福井

 夏の高校野球福井大会(県高野連、朝日新聞社主催)は第2日の13日に1回戦6試合、第3日の14日に1回戦3試合が行われ、武生▽羽水▽三国▽科学技術▽敦賀▽丸岡▽春江工▽北陸▽若狭--が19日から始まる2回戦に進出した。

 第2日の県営球場第3試合では、三国が武生東とのシーソーゲームを制し、敦賀市総合運動公園第2試合の敦賀-福井高専では、敦賀の中田が大会第1号ホームランを放ち、勝利に貢献した。

 第3日の第2試合では、北陸が粘る大野を降し、第3試合は若狭がサヨナラ勝ちした。

 ▽1回戦

大野東

  000101010=3

  20100010×=4

春江工

 (大)佐々木-寺島

 (春)北翔-長谷川司

▽二塁打 北翔(春)

 春江工は一回2死満塁、長谷川司の左前適時打で2点先制。三、七回にも加点し、逃げ切った。大野東は八回、安打と盗塁で三塁まで進んだ中嶋が橋本の内野ゴロの間に還り、1点差まで迫ったが、後続が断たれた。

大野 000110001=3

北陸 20002000×=4

 (大)中沢-笹川、下田

 (北)高野、吉本-鶴

▽三塁打 坂本(北)

▽二塁打 中沢(大)細田(北)

 北陸は一回1死二、三塁、鶴の左前適時打で先制。同点の五回には坂本の中越三塁打、鶴の内野安打で2点を加え、逃げ切った。大野は最終回、二塁打の中沢を、代打の宮口が左前適時打で還し、1点差まで迫った。

敦賀工

  000000000=0

  000000001=1

若狭

 (敦)三国-角谷

 (若)杉山-土田

▽二塁打 山口(若)

 投手戦を制したのは若狭だった。両チーム無得点のまま迎えた最終回、若狭は2死二塁、岸下が失策に乗じて長駆、本塁を駆け抜けた。敦賀工は九回表に、四死球と犠打で2死一、二塁と迫ったが、後続が断たれた。

==============

 ■13日の結果

 ◇武生、三国、科学技術が接戦制す
 ▽1回戦

武生工

  100000000=1

  00200000×=2

武生

 (工)古木-窪田

 (武)増永-宮崎

▽二塁打 西本(武)

 武生は三回、無量小路の中前適時打で同点にすると、続く谷上、平沢の連続安打で逆転した。一回に山野の左前適時打で先制した武生工は、六回と八回にランナーを三塁まで進め詰め寄ったが、あと一本が出なかった。

羽水 050000010=6

高志 110010100=4

 (羽)西、酒井-田村

 (高)宮本-中山

▽三塁打 川端(羽)杉本(高)

▽二塁打 田村(羽)

 羽水は二回、無死二、三塁から田村、西が連続スクイズを決めるなど、この回で一挙に5点を挙げて逃げ切った。高志は初回1死一、三塁、中山の中前適時打で先制。二回以降も点を重ねたが序盤の失点が響いた。

三国

  100101010=4

  020000100=3

武生東

 (三)池田、下田-土橋

 (武)木村賢、春木、上嶋-木津

▽二塁打 林寛充(三)木村元、細川(武)

 三国は同点で迎えた八回2死三塁、網田が暴投に乗じて生還し、終盤までもつれた試合を制した。武生東は1点を追う二回2死二、三塁、木村優の左前適時打で逆転。再逆転後も7回に追いつき、最後まで粘りを見せた。

金津

  000100011=3

  010000003=4

科学技術

 (金)浅川-今井

 (科)宮川、坂井、宮川-中谷

▽二塁打 平井、宮川(科)

▽暴投 宮川、坂井(科)

 科学技術が劇的なサヨナラ勝ち。2点を追う九回、1死二、三塁から西、宮川の連続適時打で試合をひっくり返した。金津は主戦、浅川が無四死球、5奪三振の好投を見せ、八回には勝ち越したが、最後に涙を飲んだ。

福井高専

  100000000=1

  10120010×=5

敦賀

 (福)加藤、山田裕、宗沢-片岡

 (敦)坂田、平野、森-中田

▽本塁打 中田(敦)

▽二塁打 飯田(福)中田(敦)

▽暴投、加藤、山田裕、宗沢(福)

 敦賀が序盤から終盤まで効果的に加点した。同点の三回、2死から中田の本塁打で勝ち越すと、続く四回も坂田、荒谷の連続適時打で突き放した。福井高専は初回に先制したが、敦賀の小刻みな継投を崩せなかった。

足羽 000000200=2

丸岡 00061100×=8

 (足)坂井、嵯峨、関根-内倉

 (丸)田口-坪川

▽三塁打 田口、八木(丸)

 打力に勝る丸岡が集中打で試合を決めた。無得点の四回、田口の左中間三塁打を皮切りに藤丸の適時打など打者10人の猛攻で6点を奪った。足羽は8点を追う七回、2安打を絡めて2点を返し、意地を見せた。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

夏の高校野球:長崎大会(その2止) 北松西、犠打駆使し快勝 /長崎

 ◇実習で間に合わず
 ○…「1点返せ!」「自信持って!」。敗退した長崎鶴洋の村上仁志選手(3年)の母利香さん(43)と、白石清隆選手(同)の母しのぶさん(49)はスタンドから大声援。しかし、水産・海洋科の航海実習のため、息子2人はベンチにいない。「あと2勝すれば、実習を終えた2人も出場できたのに」としのぶさんは残念そう。利香さんは「負けたけれど、チームメートはあきらめないプレーをしたことを伝えます」。

 ◇打つ野球から変身
 ○…北松西は計9本の犠打を駆使し、快勝。「打って勝つ」がモットーだったが、春の九州大会地区予選で鹿町工に完封負けし「犠打を中心に、『勝つ野球』がしたい」と選手たちが初めて博多屋雄一郎監督に直訴した。「『とにかく打ちたい』というやんちゃなチームが、ちょっと大人になって勝てました」と監督は満面の笑み。

 ◇県営野球場
 ▽2回戦

長崎西

  012201110=8

  100010101=4

長崎鶴洋

 (西)平山-清水

 (鶴)濱田、伊東、鮫島-中西

▽三塁打 飯田(鶴)

▽二塁打 清水、磯(西)林、本村(鶴)

長崎工

  000100000=1

  02101100×=5

北松西

 (長)河辺、浦川、酒井-相川

 (北)坂井-馬田▽二塁打 西村(長)

佐世保野球場

 ▽2回戦

瓊浦

  4222011=12

  0002000=2

諫早商

 (七回コールド)

 (瓊)森高、塩塚-喜多

 (諫)坂本、深田、坂本-本田

▽三塁打 大藤、喜多、犬塚(瓊)

▽二塁打 春田(瓊)山根(諫)

長崎北陽台

  100000000=1

  10012001×=5

西海学園

 (長)原田-浜町

 (西)濱田-川元

▽二塁打 小田原惇(西)

長崎南山

  100200023=8

  010030000=4

佐世保高専

 (長)早川、松村-田浦

 (佐)白髭、中島、岡本-吉村

▽本塁打 松井(長)

▽三塁打 谷丸(佐)

▽二塁打 山下陽(長)谷丸、坂口(佐)

毎日新聞 2008年7月12日 地方版

|

夏の高校野球:長崎大会(その1) 波乱、強豪校姿消す /長崎

 ◇長崎日大、長崎西、西陵が敗退
 第90回全国高校野球選手権長崎大会は13、14日の両日、3回戦が4試合ずつ行われ、ベスト8が出そろった。昨夏の覇者・長崎日大が佐世保実に敗れ、春の九州地区県大会で優勝した長崎西が北松西に敗れる波乱があったほか、第2シードの西陵も波佐見に惜敗。強豪校が次々に姿を消した。鎮西学院、瓊浦、長崎商、海星、清峰は勝ち進んだ。15日には試合はなく、16日に準々決勝4試合が実施される。

 ■県営野球場

 ◇鹿町工、あと一本出ず
 ▽3回戦

長崎商

  000010002=3

  001000000=1

鹿町工

 (長)栗田、岡部-田原

 (鹿)市山-小川

 長崎商は五回、代打橋口の適時打で同点に追いつき、九回には1死満塁から死球、長岡の適時打で2点を加え競り勝った。鹿町工は九回、稲澤の適時打や死球などで1死満塁として粘ったが、あと1本が出なかった。

 ◇海星がコールド勝ち
猶興館 00100000=1

海星  00210203=8

 (八回コールド)

 (猶)古川-大石航

 (海)村井-崎元

▽三塁打 野口、村井(海)

▽二塁打 大石航(猶)松本皐(海)

 海星は三回裏、野口の左越え三塁打などで2点を挙げて逆転。以降、順調に加点し、計16安打を放ってコールド勝ちした。猶興館は三回、下野のスクイズで古川が生還し先制したが、結局は散発4安打に抑え込まれた。

 ■佐世保野球場

 ◇西陵、粘り及ばず
 ▽3回戦

波佐見 202030000=7

西陵  400000100=5

 (波)野口-溝道

 (西)冨永、中村-浦山

▽本塁打 溝道(波)

▽二塁打 福井(波)

 波佐見は同点で迎えた五回1死一、二塁、溝道の左越え3ランで再逆転し逃げ切った。西陵は先制された初回に集中打で一度は逆転、3点を追う七回には尾崎の右前適時打で1点を返し粘ったが、及ばなかった。

 ◇長崎日大、一時逆転も
佐世保実

  102031000=7

  200100000=3

長崎日大

 (佐)高原-増田

 (長)大瀬良、寺尾、山田基-植木

▽三塁打 山口(佐)

▽二塁打 森田、山口、瀧山2、黒崎(佐)曲渕、小柳(長)

 佐世保実は同点で迎えた五回、黒崎の2点適時二塁打など4長短打を集めて3点、六回にも追加点を挙げ、長崎日大を突き放した。長崎日大は一回、主砲・曲渕の適時二塁打などでいったんは逆転したが、及ばなかった。

==============

 ■青春譜

 ◇来年は後輩に夢託す--曲渕祐太選手=長崎日大3年
 「頼む。回してくれ」。九回2死二塁、3番打者の打席を見守りながら念じた。しかし、遊ゴロでゲームセット。佐世保実の選手たちの歓声が耳に入り、握っていたバットがするりと抜け落ちた。

 昨夏は先輩たちに交じり、5番・右翼手で甲子園の土を踏んだ。準決勝で佐賀北に0-3で敗れたが「粘り強さと、チームワークの大切さを教わった」。

 今年は主砲。「準決勝から応援に行く」。試合前、卒業した先輩たちから電話やメールでメッセージが届いた。成長した自分の姿を見てもらうはずだった。「期待に応えられず、本当に悔しい。連れて行くことはできなかったけど、後輩たちには来年、甲子園に行ってほしい」と夢を託した。

〔長崎版〕

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

夏の高校野球:佐賀大会(その1) シード校順当勝ち 8強決まる /佐賀

 ◇伊万里農林、佐賀学園、佐賀商
 第90回全国高校野球選手権記念佐賀大会は13、14の両日、佐賀市のみどりの森県営球場で3回戦計5試合がありベスト8が出そろった。シード校の伊万里農林、佐賀学園、佐賀商は順当に勝ち進んだ。

 準々決勝は16日に2試合があり、鳥栖工-武雄と伊万里農林-伊万里商の試合が行われる。

 ◇佐賀西、反撃及ばず
 ▽3回戦(県営球場)

佐賀西

  000020000=2

  00101001×=3

唐津商

 (佐)本村-真谷

 (唐)原田-宮副

▽三塁打 本村(佐)宮副(唐)

 唐津商は三回、宮副選手の適時打で三塁走者が生還し先制。八回、八島選手の適時打で決勝点を挙げた。佐賀西は五回、3長短打で2点を取ったが及ばなかった。

 ◇杵島商、初回に泣く
佐賀商

  400010000=5

  101100000=3

杵島商

(佐)笠継、古賀昭-津田(杵)沖田、鳥屋-田中、土井

 佐賀商は一回、5安打など打者一巡の猛攻で4点を奪い、五回にも野中選手の適時打で1点追加した。杵島商は五回以降1安打に抑えられた。

==============

 ■一球無二

 ◇「最高の走塁できた」--加茂大地中堅手(18)=唐津東3年
 13日の佐賀学園戦。3年生の中で唯一の先発メンバー。打順は9番。自分の役割は「足で塁を稼ぐこと」と明快だ。

 小学生のころから、内野にゴロが転がると一塁まで球と競争していた。打力はないが、50メートル6秒2の足で抜きんでようと考えた。

 高校1年の夏、一塁に近づけるよう左打ち変えた。打撃練習はゴロばかり。内野陣の練習時は、自分は走者として参加し、盗塁スタートのタイミングを体に染み込ませた。50メートル走では自分より速い選手もいる。しかし、投手や捕手の動きから、スタートを切るタイミングはチームの誰にも負けない。

 この日、相手投手が走者を見て1秒以内に打者に球を投げることに気づいた。ベンチで繰り返しスタートのタイミングを合わせた。

 三回1死、思い通りの内野ゴロで出塁。「行ける」。感覚で判断し、二塁に盗塁。さらに相手投手の暴投を見て三塁を奪った。「最高の走塁ができた」。試合は負けたが自然と笑みがこぼれた。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

夏の高校野球:佐賀大会(その2止) 13日の記録 /佐賀
 ◇唐津東、打線沈黙
 ▽3回戦(県営球場)

佐賀学園

  0200241=9

  0000000=0

唐津東

 (七回コールド)

 (佐)浜田、井上-井手

 (唐)福田-岩本

▽二塁打 峰下(佐)

 佐賀学園は二回2死二、三塁、峰下選手の二塁打で2点を先取。六回に打者10人の猛攻で4点を挙げ突き放した。唐津東は2安打と攻撃の糸口をつかめなかった。

 ◇神埼清明、重い5点
神埼清明

  00000100=1

  10005002=8

伊万里農林

 (八回コールド)

 (神)黒田-山田

 (伊)福田剛-中井健

▽二塁打 平山(伊)

 伊万里農林は一回、敵失で先制。五回、中井健、吉田両選手の連続適時打などで5点を追加。神埼清明は六回、永瀬選手の犠飛で1点返すにとどまった。

 ◇多久、力尽きる
多久

  1000000=1

  110033×=8

伊万里商

 (七回コールド)

 (多)中村-中原

 (伊)下平-井手

▽二塁打 下平、久保田(伊)

 二回に勝ち越した伊万里商は五回1死満塁、久保田選手が走者一掃の二塁打。六回にも4安打で3点を追加した。多久は一回に稲留選手の適時打で先制したが逆転された。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:奈良大会 奈良大付が天理破る /奈良

 ◇シードの郡山、3回戦へ
 第90回全国高校野球選手権記念奈良大会(県高野連など主催)は13、14の両日、橿原市の県立橿原球場で、1回戦2試合と2回戦5試合があった。今春のセンバツ8強の天理は、奈良大付に敗れ、春夏連続甲子園出場の夢を絶たれた。シード校の郡山は3回戦進出を決めた。

 ▽1回戦

西大和学園 00000=0

橿原    05041=10

 (五回コールド)

 (西)松任、藪-増野

 (橿)茶田、武藤、吉井-岩崎、和田

▽本塁打 堀内(橿)

▽三塁打 原(橿)

 橿原は二回無死満塁、岩崎の内野ゴロの間に原が還り先制。水脇の適時打と堀内のランニング本塁打でこの回一挙5点を挙げ、突き放した。西大和学園は四回、福山の内野安打1本に終わった。

王寺工

  002301013=10

  000300010=4

西和清陵

 (王)松本-吉井

 (西)吉村、内原-木下

▽三塁打 林(王)上田(西)

▽二塁打 柳生(王)

 王寺工は三回、松本のスクイズなどで2点を挙げた後、四回にも3点を奪い、中盤でリードを広げた。西和清陵は四回、大江の適時打などで3点を取り、一時は2点差まで迫った。

 ▽2回戦

法隆寺国際

  101000000=2

  00131000×=5

郡山

 (法)氏原、木谷-梅村

 (郡)前川、上西-矢尾

▽三塁打 雀部、米本(法)

▽二塁打 知原、福本(郡)

 郡山は四回、福本の2点適時二塁打で逆転、矢尾の犠飛で効果的な追加点を挙げた。法隆寺国際は四回以降、追加点を奪えなかった。

高取国際

  101001000=3

  04010012×=8

奈良

 (高)倉田、構-上田

 (奈)川村-松田

▽二塁打 岡田(高)藤原(奈)

 奈良は二回、押し出し四球で同点とした後、平川の適時打などで4点を挙げ、一気に逆転した。高取国際は一回、池田の適時打で先制、三回と六回にも加点したが、二回の4失点が響いた。

平城  000000410=5

西の京 000010000=1

 (平)岡田-入江

 (西)松田、前-口脇

▽三塁打 入江(平)

▽二塁打 森、入江(平)中川、青木(西)

 平城は七回無死一、三塁、入江の三塁打で逆転した。さらに森の適時二塁打などで2点を加え、試合を決めた。西の京は五回、中川の適時二塁打で挙げた1点にとどまった。

吉野   02200104=9

榛生昇陽 00000001=1

 (八回コールド)

 (吉)古川敏-古川朗

 (榛)小嶋-竹下

▽本塁打 古川敏(吉)

▽三塁打 山内(吉)浅利(榛)

▽二塁打 笠山、西嶋(榛)

 吉野は二回2死二塁、小西の適時打で先制。続く北川も右前適時打を放ち2点目。三回も2点を追加、六回の古川敏の本塁打が効果的だった。榛生昇陽は八回、浅利の三塁打を足がかりに1点を返すにとどまった。

奈良大付

  011000041=7

  000001000=1

天理

 (奈)乾-森

 (天)井口、田渕、矢之-鈴木

▽本塁打 野村、中西(奈)

▽二塁打 中西、杉本(奈)

 奈良大付は八回、野村、中西の連続本塁打などで4点を挙げ、一気に試合の流れを引き寄せた。エース・乾は要所を締め、強打・天理打線を1点に抑え完投。天理は8安打を放ったが、六回に古田の中前打で1点を返しただけだった。

 ◇本塁打でチームに勢い
 ○…奈良大付の野村嘉之選手は八回、本塁打を放ちチームを勢い付けた。狙っていたスライダーを振り抜いた。3月末の練習試合で左手甲を骨折。春季大会は出場できなかった。4月下旬から練習に復帰。天理との対戦が決まってからは、アンダースローの井口勇佑投手を意識して下手投げの2年生を打撃投手に練習を積んできた。野村選手は「強いチームに全部勝って甲子園に行きたい」と自信をのぞかせた。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:和歌山大会 日高中津・木本投手が無安打無得点 /和歌山

 ◇和歌山高専、神島も3回戦へ
 第90回全国高校野球選手権記念和歌山大会(県高野連、朝日新聞社主催)は13、14日、和歌山市毛見の県営紀三井寺球場で2回戦7試合があった。13日は慶風がシード校の田辺工を破って公式戦初勝利。熊野は星林を降し、高野山は初芝橋本との接戦を制した。串本は南部を完封し、2年ぶりに初戦を突破した。14日は和歌山高専が新宮に勝ち、日高中津は木本幸広投手(3年)が無安打無得点試合を達成する活躍で伊都に勝利。神島は笠田に大勝した。

 ▽2回戦

和歌山高専

  000300320=8

  000100220=5

新宮

 (和)原口、中本-宇井

 (新)西、小倉、西-坂地

▽二塁打 中嶋、中本、畑中(和)植村、洞口(新)

 和歌山高専は四回、2死一、二塁から永井の中前適時打などで3点を先取。七回に3点、八回にも畑中の左翼線への二塁打で2点を追加した。新宮は3点差まで追い上げ九回を迎えたが、好機にあと一本が出なかった。

日高中津

  000300001=4

  000000000=0

伊都

 (日)木本-里和

 (伊)西畑、釜坂-中倉

▽三塁打 大川(日)

▽二塁打 浦東、木本(日)

 日高中津は四回、無死一、三塁から木本の左翼線への適時打などで3点を先取。木本は投げても伊都に三塁を踏ませなかった。伊都は八回、四球で荒関が出塁し盗塁で二塁まで進んだが、得点には至らなかった。

笠田 0000000=0

神島 330010×=7

 (七回コールド)

 (笠)石井、山本、辰-中山

 (神)恵中-中本

▽二塁打 松根、恵中(神)

 神島は一回、無死一、三塁から松根の左翼頭上を越える適時二塁打で先制。2回までに計5点を追加するなど、試合の主導権を握った。笠田は神島の主戦・恵中に4安打に抑えられるなど、好機を生かせなかった。

==============

 ■熱風譜

 ◇家族に届けるヒット--新宮3年・植村紀之三塁手
 5点を追う七回裏、1死二、三塁の場面で打席へ。目を閉じ、ユニホームの胸元を握りしめる。そこには「家族の気持ちがこもったお守り」。苦しいとき、握りしめると落ち着くという。「僕の力になってください」。右中間を見事に破る適時二塁打を放った。

 スタンドには弟で地元学童野球チームの投手、卓哉君(12)も応援に駆けつけた。植村選手が県営紀三井寺球場へ向け新宮市を出発した13日は、卓哉君の誕生日。朝、「プレゼントは」と尋ねた。「あしたヒットを打って誕生日プレゼントにしてやる」

 試合後、七回の二塁打について聞くと、はにかんだ。「お父さん、お母さん、みんなが支えてくれたから打てました」

==============

 ○…13日の成績…○

 ◇慶風、田辺工破り公式戦初勝利
 ▽2回戦

田辺工

  000101020=4

  00010212×=6

慶風

 (田)宮下、中田、浜-村田

 (慶)仲松-山本和

▽本塁打 吉田(田)山本凌(慶)

▽二塁打 浜、吉田(田)仲松、石橋(慶)

 慶風は同点で迎えた八回、1死一塁から石橋の適時二塁打で山本和が還って勝ち越し、山際のスクイズで1点を加えて突き放した。田辺工は八回、貴志の左前適時打などで同点に追いついたが、あと一歩及ばなかった。

星林 000000020=2

熊野 01005000×=6

 (星)東浦、川崎-白樫

 (熊)宮本、出水-深見

▽三塁打 畑本(熊)

▽二塁打 川崎(星)植田、畑本(熊)

 熊野は二回、2死一塁から畑本の三塁打で植田が還り先制。五回には四球と5連打で5点を追加し、主導権を握った。星林は八回、東浦の左前適時打などで2点を返したが、続く好機を生かせなかった。

高野山

  000030000=3

  020000000=2

初芝橋本

 (高)奥田-田邊

 (初)泉野、岡本-西川

▽二塁打 宮崎(初)

 高野山は2点を追う五回、1死一、二塁から敵失で宮之前、須古が還り同点。上岡の左犠飛で1点を勝ち越すと、そのまま守り抜いた。初芝橋本は九回、2死三塁の好機をつくったが、あと一本が出なかった。

南部 000000000=0

串本 00110000×=2

 (南)井口、宮本-新谷

 (串)岡本-弓長

▽二塁打 池田(串)

 串本は三回、1死三塁から芝のスクイズで池田が還り先制。続く四回にも弓長の適時打で1点を追加し、優位に立った。南部は得点圏まで走者を進めるもののあと一本が出ず、得点に結びつけられなかった。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:京都大会 東山、延長制す /京都

 第90回全国高校野球選手権記念京都大会(府高野連など主催)は西京極(右京区)など3球場で、第9日の13日に2回戦7試合と3回戦2試合、第10日の14日に3回戦9試合がそれぞれあった。

 14日の京都学園-東山は降雨の影響で80分間中断し、再開後も雨が降る中でナイトゲームに。延長十回の熱戦となり、東山がサヨナラ勝ちした。

 ▽3回戦

 ○……西京極……○

向陽

  013000120=7

  31200500×=11

立命館

 (向)木原-清水

 (立)笠岡、山本龍、松川、山崎-光山

▽三塁打 勝浦、田村、木原(向)石田(立)

▽二塁打 田村、木原(向)山本滉、山崎(立)

舞鶴高専 10000=1

府立工  0608×=14

 (五回コールド)

 (舞)出野、平野-〓垣

 (府)吉田-四方

▽本塁打 川崎(府)

▽三塁打 大坪(舞)坪倉(府)

京都学園

  0001001201=5

  0010003002=6

東山

 (延長十回)

 (京)高橋-堂

 (東)足立、塩見-中野

▽本塁打 加藤(京)

▽三塁打 今村(東)

▽二塁打 岡田、寺川昇(京)

 ○……太陽が丘……○

  000100010=2

  00201010×=4

京都成章

 (桂)松永-正木

 (京)福士-江畑

▽本塁打 荒田(桂)

▽二塁打 田中(桂)黒田(京)

峰山

  000000100=1

  00012000×=3

北嵯峨

 (峰)岡田-木村

 (北)内田-中井

▽本塁打 岡田(峰)

龍谷大平安

  3000035=11

  0000000=0

加悦谷

 (七回コールド)

 (龍)安田-児玉

 (加)堀井、小倉、小西裕-佐々木

▽本塁打 児玉(龍)

▽三塁打 福田(龍)

▽二塁打 山口、河野、宮崎(龍)

 ○……あやべ……○

京都共栄

  010002100=4

  20230200×=9

西城陽

 (京)荻野、西山-福井

 (西)上原、古市谷-西村

▽本塁打 西村(西)

▽三塁打 日笠(西)

▽二塁打 北出、西村、中島(西)

京都国際 3011220=9

堀川   0000000=0

 (七回コールド)

 (京)李勇、申斗-鄭

 (堀)石田、藤原貴、小島-藤原大

▽三塁打 広山、鄭(京)

▽二塁打 李勇、申成(京)岡林、野口(堀)

洛星

  0000001001=2

  0000100000=1

紫野

 (延長十回)

 (洛)藤本-福井

 (紫)山田-高橋

==============

 ■白球に懸けて

 ◇父子の夏、笑顔で幕--池田烈三塁手=舞鶴高専・3年
 野球をして泥だらけになって帰宅し、一緒に風呂に入る。背中を流し合いながら上がる話題は野球のこと。幼いころからこの光景は変わらない。

 父充さんは自衛隊で働きながら、休日は同校野球部の監督を務める。就任したのは昨年9月。4、5年生が学生監督をしていたが、「勝ちたい」と選手らが充さんに頼み込んだ。

 幼いころからグラブやバットがおもちゃ。充さんが仕事から帰ってきても近くのグラウンドでキャッチボールをするのが日課で、仲のいい父子で評判だった。監督就任後は一緒にいる時間が更に長くなった。食卓を囲んでいても、その日の練習やプレーの話ばかりだった。

 試合は五回コールドで敗れたが「思い切ったプレーはできた。父さんと共にグラウンドに立ち野球ができるなんて幸せなことでした」と笑顔で語る。父と子の同じチームでの“二人三脚”の野球は幕を閉じた。

==============

 ◇13日の結果
 ▽2回戦

 ○……西京極……○

日星   000000=0

京都明徳 410005=10

 (六回コールド)

 (日)蒲田、牧田-大浦

 (京)柴田-柳

▽三塁打 神原(京)

▽二塁打 岸2(京)

福知山

  100110000=3

  00200031×=6

田辺

 (福)田中-山下

 (田)田中-高森、高尾

▽三塁打 伊藤(福)茨木(田)

 ○……太陽が丘……○

乙訓 020012220=9

園部 000001200=3

 (乙)大前-岡田

 (園)坂本、片山-下間

▽二塁打 福井2、高矢、岡田(乙)西田(園)

朱雀

  0000000=0

  110311×=7

福知山成美

 (七回コールド)

 (朱)西村優-藤井

 (福)近藤、長岡、植田-福本

▽三塁打 生駒(福)

▽二塁打 福本、深瀬(福)

 ○……あやべ……○

南丹

  000004020=6

  010000200=3

同志社国際

 (南)藤田-森景

 (同)村田-久次米

▽本塁打 森景(南)

西乙訓 007061=14

西宇治 000220=4

 (六回コールド)

 (乙)堀田、内田、笠松-八木

 (宇)宮川、西岡-北川

▽三塁打 福島(乙)

▽二塁打 河原崎、堀田、倉住(乙)

塔南 000000010=1

宮津 000000011=2

 (塔)森脇、乾、廣谷-蓮田

 (宮)梅田-大下

▽二塁打 蓮田、松本(塔)太田、梅田(宮)

 ▽3回戦

 ○……西京極……○

京都翔英  00002=2

立命館宇治 5160×=12

 (五回コールド)

 (京)濱田一、内田靖、中村、佐藤-前田雅

 (立)中野翔、服部-大崎

▽三塁打 市川、山口(立)

▽二塁打 前田雅(京)鄭、大崎、梅本(立)

 ○……太陽が丘……○

日吉ケ丘 0410013=9

東稜   0000002=2

 (七回コールド)

 (日)北野-今田

 (東)松田、久永-北川

▽三塁打 松見(日)

▽二塁打 今田、中山2(日)戸田、朝野(東)

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

夏の高校野球:福岡大会 修猷館、福岡第一破る 南部11校、福岡大会へ /福岡

 ◇九産大九州/宗像/沖学園/西短大付/筑陽学園/福工大城東/東福岡/福岡工/修猷館/福大大濠/柳川--18日から
 第90回全国高校野球選手権記念大会の福岡南部大会は13日、3回戦の残り6試合があった。エース三嶋一輝投手が8回17奪三振の活躍を披露した福岡工や、初回に一挙12得点の猛攻を見せた福工大城東など優勝候補の有力校が勝ち上がった。シード柳川も筑後勢で唯一、福岡大会へ進出。また、修猷館は永尾正也投手が打たせて取る投球でシード福岡第一を零封した。

 北部大会は鞍手と豊国学園が福岡大会に駒を進めた。

 福岡大会は18日から北九州市民球場で開かれ、南部、北部大会で勝ち残った19校が対戦する。決勝は25日午後1時からの予定。組み合わせ抽選が16日にある。

 ◇17奪三振の快投
 ○…今大会の主役の一人がついに本領発揮だ。13日の南部大会3回戦で明善と対戦した福岡工は、二回途中からロングリリーフしたエース三嶋一輝投手(3年)が8回を17奪三振の快投で福岡大会進出を決めた。

 三嶋投手は最速147キロの直球と縦横のスライダーを武器に4月の九州大会で優勝投手に上り詰めた。ところが、今大会1、2回戦は軸足に体重をかけるバランスが狂い、期待外れの出来だった。

 この日は速球に加え、スライダーが低めに決まった。明善打線はバントで揺さぶる作戦に出たが、超高校級の速球でそれもほとんど許さなかった。三嶋投手は「九州大会に近い状態に戻りつつある。県大会は1点もやらない気持ちで臨む」と自信をみなぎらせた。

 ◆南部大会

 ▽3回戦(春日)

八女農    00000=0

福工大城東 12105×=18

 (五回コールド)

 (八)下川-坂田

 (福)辻、岩下-尾嶋

▽本塁打 鶴田、神田(福)

▽三塁打 尾嶋(福)

▽二塁打 辻、松藤、河野、林健(福)

東福岡 0001060=7

小郡  0000000=0

 (七回コールド)

 (東)小原、佐藤-飯田

 (小)森山翔-塚本

▽本塁打 西嶋(東)

▽三塁打 西山、熊谷(東)

▽二塁打 熊谷(東)

福岡工 100200030=6

明善  100000000=1

 (福)篠原、三嶋-真鍋

 (明)久米、飯田、久米-山本

▽本塁打 井上(福)

▽二塁打 井上、三嶋(福)相良(明)

 ▽同(久留米)

福岡第一

  000000000=0

  00100000×=1

修猷館

 (福)清原、福山-法本

 (修)永尾-森平

玄界

  000110100=3

  00001301×=5

福大大濠

 (玄)都留、音羽-天本

 (福)川原-西村

▽二塁打 八尋、中沢(玄)淵田2(福)

八女 200100010=4

柳川 00000204×=6

 (八)難波、川上-原口

 (柳)古賀桂-弥吉

▽三塁打 古賀桂(柳)

▽二塁打 牛島弘(八)中島(柳)

 ◆北部大会

 ▽3回戦(北九州市民)

豊国学園 1003083=15

小倉西  0220000=4

 (七回コールド)

 (豊)渡辺-松田

 (小)吉岡-菅

▽三塁打 能勢(豊)和田、児玉(小)

▽二塁打 古畑(豊)

鞍手 47020=13

八幡 00030=3

 (五回コールド)

 (鞍)渡辺-有田

 (八)竹下、阿部、竹下-佐藤

▽三塁打 長谷川(鞍)

▽二塁打 内田、長谷川(鞍)福島(八)

 ◆福岡大会(4回戦)進出校◆

 【南部】九産大九州、宗像、沖学園、西短大付、筑陽学園、福工大城東、東福岡、福岡工、修猷館、福大大濠、柳川

 【北部】自由ケ丘、九国大付、小倉、飯塚、稲築志耕館、直方、豊国学園、鞍手

〔福岡都市圏版〕

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:北・南大阪大会 東大阪大柏原など順当勝ち /大阪

 第90回全国高校野球選手権記念北大阪・南大阪大会(府高野連、朝日新聞社主催)は13、14の両日、府内で1、2回戦計28試合があった。南大阪大会では、春季近畿地区大会府予選で4強入りした東大阪大柏原が飛翔館にコールド勝ち。大体大浪商も和泉総合を降すなど、強豪校が順当に勝ち上がった。

 ☆北大阪大会

 ▽1回戦

 【万博】

常翔啓光学園 00000=0

桜塚     5230×=10

 (五回コールド)

 (常)川元大-川元雄

 (桜)五十嵐、土居-衣笠

▽二塁打 寺嶋(常)土谷、中野(桜)

四條畷 3003101=8

北淀  0000000=0

 (七回コールド)

 (四)竹谷、柏原、大西-蛭子

 (北)藤本、福井-上田

▽三塁打 眞室(四)

▽二塁打 蛭子(四)

 【舞洲】

大産大付

  102010000=4

  000010000=1

関西創価

 (大)大田-古川

 (関)永井、加美山-藪

▽三塁打 庄内(大)

▽二塁打 松本(大)加美山、山路(関)

星翔

  200001200=5

  010000000=1

池田

 (星)平野、佐藤-村山

 (池)臼杵、西口、吉塚-中山

▽二塁打 村山、米山(星)山田(池)

 ▽2回戦

 【万博】

交野

  000010020=3

  10400002×=7

大阪

 (交)矢寺、田中、生田-白石、池永

 (大)平山-倉智

▽二塁打 井上、瀧之上(交)国中(大)

追手門学院

  201010000=4

  20000012×=5

摂津

 (追)高木-鍬方、森屋

 (摂)中山、沖田-山本

▽三塁打 森屋(追)

▽二塁打 藪野(追)大西(摂)

関西大倉

  0000000=0

  303102×=9

大阪桐蔭

 (七回コールド)

 (関)永尾、酒井、大島-泉谷

 (大)福島由、奥村-有山、畑谷

▽本塁打 奥村(大)

▽二塁打 中川裕(関)浅村、吉川(大)

 【舞洲】

門真なみはや

  001201020=6

  010000000=1

大教大池田

 (門)今井、近藤-伊藤

 (大)赤松-羽間

▽三塁打 武市(門)

▽二塁打 武市(門)

 【寝屋川】

汎愛 0024300=9

淀商 0000100=1

 (七回コールド)

 (汎)下村、国分、中原-吉川、石橋

 (淀)松本、伏見、伊藤-大伴

▽三塁打 安本、葛西2(汎)

▽二塁打 葛西、北田、吉川、安本(汎)日高(淀)

大手前

  100000010=2

  20011011×=6

刀根山

 (大)木嶋-城戸

 (刀)木寅-西野

▽三塁打 前田(刀)

▽二塁打 和田、森(大)西野、坂元、川辺鉄(刀)

渋谷

  000001000=1

  00011000×=2

箕面学園

 (渋)成実、石岡-梶原

 (箕)吉田、片山-瓢

▽二塁打 森(箕)

 【豊中】

柴島    220505=14

枚方なぎさ 000200=2

 (六回コールド)

 (柴)山内-池田

 (枚)峰、池田、樋口-伊藤

▽三塁打 伊藤(枚)

▽二塁打 紀ノ崎、村上(柴)

此花総合・扇町・咲くやこの花

  00011010=3

  01001332=10

豊中

 (八回コールド)

 (此)日野、川端、日野-溝脇

 (豊)古賀-西岡

▽三塁打 中野、山岡(豊)

▽二塁打 浅野(豊)

==============

 ☆南大阪大会

 ▽1回戦

 【住之江】

柏原東

  0000000300=3

  0000000301=4

高石

 (延長十回)

 (柏)辰本-西尾

 (高)内山-中野

登美丘

  020001000=3

  10000210×=4

夕陽丘

 (登)檜皮、山畑-西村

 (夕)松浦、宮田-大塚

▽三塁打 奈河(夕)

▽二塁打 寺谷(登)松浦(夕)

 【南港】

布施  4001030=8

長野北 0001000=1

 (七回コールド)

 (布)原、萬谷-音羽

 (長)平岡、山下-谷口

▽三塁打 八嶋、上田、岩谷(布)鬼乕(長)

▽二塁打 竹村(長)

勝山   0000000=0

此花学院 0100312=7

 (七回コールド)

 (勝)垣東-宮野

 (此)中村-山田

▽三塁打 中村、橘(此)

▽二塁打 山元、青木(此)

 【久宝寺】

大商大高

  04100412=12

  13001000=5

大教大天王寺

 (八回コールド)

 (商)寺田、藤本一、奥田智-斎藤

 (教)中村、福井、西川-中島

▽二塁打 諸岡、西尾(商)堀江、中村、安田(教)

 ▽2回戦

 【住之江】

阪南大高

  305200000=10

  210210000=6

初芝

 (阪)前川、清水、田中-林

 (初)溝、川口-木原

▽本塁打 木原(初)

▽二塁打 井上、林、西川(阪)金田、村田、山西、籔内(初)

岸和田

  00100000300=4

  01000200101=5

阿倍野

 (延長十一回)

 (岸)山口-西

 (阿)浅見-井上

▽二塁打 西(岸)高士(阿)

岸和田産 2020418=17

平野   0003000=3

 (七回コールド)

 (岸)住田-井ノ坂

 (平)栫山、明月、森山-早田

▽本塁打 富永(平)中谷、住田(岸)

▽三塁打 鳴神(岸)

▽二塁打 中谷、平賀(岸)

 【南港】

八尾北

  000000002=2

  40000101×=6

金光八尾

 (八)山本誠-山本優

 (金)阿部-吉田

▽三塁打 奥田(金)

▽二塁打 南(八)寺尾(金)

飛翔館

  0000000=0

  014110×=7

東大阪大柏原

 (七回コールド)

 (飛)金井、松原-松原、松本悠

 (東)柴田、中澤-原田

▽三塁打 金田、別役、柴田(東)

▽二塁打 野口達(東)

今宮

  000001200=3

  12020013×=9

生野

 (今)篠崎、山田-天生

 (生)岡、松田、岡-仲谷

▽三塁打 松林(生)

▽二塁打 仲谷、岡(生)

 【久宝寺】

八尾

  000020010=3

  000000001=1

清水谷

 (八)上村、川戸-横田

 (清)左子-生野

▽二塁打 北池(八)水谷、金子(清)

  001000011=3

  000000000=0

佐野工科

 (鳳)中下-山口、永野

 (佐)藤田、須山-土井

▽本塁打 比留井(鳳)

▽二塁打 船浜(佐)

和泉総合  00000=0

大体大浪商 1292×=14

 (五回コールド)

 (和)竹内-西崎

 (大)宮川、島田-臼井、中野

▽本塁打 石垣2(大)

▽三塁打 宮川(大)

▽二塁打 前田(大)

池島

  003100102=7

  000001020=3

山本

 (池)城戸-稲田

 (山)石川、松山-西尾

▽三塁打 宮脇(池)

▽二塁打 川北、山口(池)西尾(山)

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:長野大会 ベスト8決まる センバツ勢、消える /長野

 夏の高校野球長野大会は13日、4球場で4回戦8試合があった。佐久長聖がセンバツ8強の長野日大を破り、松本工も同じくセンバツ出場の丸子修学館にコールド勝ちした。須坂東は長野商に競り勝ち、初の8強入り。大会は16日に松本市野球場で準々決勝2試合がある。

 【松本市野球場】

 ▽4回戦

創造学園大付

  000002000=2

  00010023×=6

長野

 (創)内記-島崎将

 (長)中沢-丸山

▽三塁打 丸山(長)

▽二塁打 内記(創)丸山(長)

 長野は六回に創造学園大付にリードを許したが、七回以降、丸山の2打席連続の長打などで再逆転した。

諏訪二葉

  000000000=0

  21020000×=5

松商学園

 (諏)笹岡卓、池上-宮坂

 (松)林-丸山

 松商学園は佐々木の適時打で先制。林は11奪三振の好投で諏訪二葉につけ込むすきを与えなかった。

 【諏訪湖スタジアム】

 ▽同

東海大三 00382=13

松本第一 02000=2

 (五回コールド)

 (東)甲斐、鈴木-山宮

 (松)福沢、下山-宇部、鰐川

▽本塁打 浜2(東)

▽三塁打 小林(東)

▽二塁打 酒井、甲斐(東)相原(松)

 東海大三は四回、打者一巡の7安打8得点を挙げ、試合を決めた。松本第一は2点を返すにとどまった。

下諏訪向陽

  0000000=0

  102024×=9

諏訪清陵

 (七回コールド)

 (下)前田-武居

 (諏)山田-百瀬登

▽本塁打 橋爪(諏)

▽三塁打 山本(諏)

▽二塁打山本(下)

 諏訪清陵は六回、橋爪の本塁打などで9点差に広げた。山田の丁寧な投球に下諏訪向陽打線は沈黙した。

 【県営長野野球場】

 ▽同

長野商

  010000000=1

  00011000×=2

須坂東

 (長)鈴木、塚田-小林祐

 (須)小林佳-伝田

▽本塁打 下田(須)

▽二塁打 北沢(長)下田、尾淵(須)

 須坂東は五回の下田の本塁打が決勝点となり初の8強入り。長野商は先制したが守りきれず、涙をのんだ。

松本工

  0101015=8

  1000000=1

丸子修学館

 (七回コールド)

 (松)佐々木-塩原

 (丸)下村、竹内-山崎

▽三塁打 小松達(松)

▽二塁打 小沢2、永井、上原(松)

 松本工はセンバツ出場の丸子修学館の投手陣を打ち崩した。七回に打者一巡で5点を奪ってコールド勝ち。

 【県営上田野球場】

 ▽同

野沢北

  00020000001=3

  20000000000=2

中野西

 (延長十一回)

 (野)市川悠-中島

 (中)梅本-伝田、市村

▽二塁打 茂木、小林耕(野)宮島、市村、小林佑2(中)

 野沢北は先発・市川悠が初回2点を失った。その後立ち直り、延長十一回に自ら決勝打を放ち中野西を降した。

長野日大

  002000000=2

  00122300×=8

〓久長聖

 (長)上村、加藤-石川

 (佐)池田-横井

▽三塁打 帷子、関沢(佐)

▽二塁打 関沢2、飯島(佐)

 佐久長聖は長野日大の上村をとらえ、8点を奪取。長野日大は10安打を放つも2点止まりだった。

==============

 ■球音

 ◇2点先取で「力んでしまった」--長野日大3年・上村圭佑投手
 「相手校が強い闘志で向かってくることが楽しかった」。今春センバツ初出場で8強入りの立役者となった。注目を浴びても、プレッシャーではなく張り合いを感じていた。

 しかし、春の県大会は初戦敗退。「夏を乗り切れる力をつけなければ」と走り込み、下半身強化に励んだ。13日迎えた佐久長聖戦。三回に2点を先取したが「そのまま完封しようとして力んでしまった」と敗因を分析する。試合後の更衣室、壁に向かって泣いた。

 「さあ行くぞ」。中原英孝監督が声を掛けても背番号1のエースは涙を止められなかった。愛知県東郷町から長野日大へ入学して3年。「寮生活や苦しいこともあったが悔いはない」と気丈に語る。

 ファンという少年野球選手から、質問がびっしり書かれたノートを受け取った。「自分の高校野球生活は終わったけれど、後輩たちに勝ちへの執念を伝えたい。まだこれからやることはある」。そう語り、涙をぬぐった。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:山梨大会 日川など8強 甲府商は姿消す /山梨

 夏の高校野球山梨大会(県高野連など主催)は14日、甲府市の県営小瀬球場で3回戦3試合が行われ、甲府工、日川のシード両校と帝京第三が勝ち進み、ベスト8が出そろった。13日に行われた3回戦5試合では、東海大甲府や富士学苑などのシード勢が順当勝ちしたが、昨年覇者の甲府商は姿を消した。

 16日は同球場で東海大甲府-日本航空、富士学苑-甲府城西の準々決勝2試合が行われる。

 ◇谷村工、序盤に失点
 【小瀬球場】

 ▽第1試合(3回戦)

帝京第三

  301000302=9

  100000001=2

谷村工

 (帝)村松、遠藤-波多野

 (谷)高部、藤江、高部、萩谷-宮下

▽三塁打 三浦(帝)

 帝京第三は3試合連続の2けた安打で快勝。一回、波多野の2点適時打などで3点を先取。七回には水嶋、斉喜の連続適時打で3点を追加した。谷村工は一回、高部の中前適時打で1点を返したが、序盤の失点が響いた。

 ◇巨摩、1点及ばず
 ▽第2試合(同)

巨摩

  000002002=4

  01300010×=5

甲府工

 (巨)三井、清水-堀口

 (甲)丹沢、小俣-佐藤

▽本塁打 丹沢(甲)

▽二塁打 佐野、高村(巨)清水(甲)

 甲府工は二回、佐藤の左前適時打で先制。三回、丹沢の右越え2点本塁打と松山のスクイズで加点した。丹沢は五回まで無安打の好投。巨摩は九回、高村の右前適時打などで1点差に迫ったが、後続を断たれた。

 ◇塩山は12残塁
 ▽第3試合(同)

塩山 100000010=2

日川 20000100×=3

 (塩)高野-半田

 (日)岩下-龍沢

▽二塁打 小笠原、望月(塩)龍沢(日)

 日川は一回、敵失と四球を足掛かりに足技を絡めて2点を奪い無安打で逆転。六回に龍沢の適時二塁打で加点し、高野が要所を締めて完投。塩山は八回、関本の適時打で1点差にしたが、12残塁と好機で決定打を欠いた。

 ◇上野原、終盤力尽く
 【小瀬球場】

 ▽第1試合(3回戦)

東海大甲府

  0000307=10

  0000000=0

上野原

 (七回コールド)

 (東)渡辺、水本-長沢

 (上)古屋、永富、降矢-小林裕

▽三塁打 長沢(東)

▽二塁打 藤林、長沢(東)

 東海大甲府は五回、斎藤、藤林の連続適時打で3点を先取。七回に9本の長短打を集め7点追加し、試合を決めた。渡辺は6回を毎回の11奪三振と好投。上野原は古屋の打たせて取る投球で序盤は投手戦を展開したが中盤以降、突き放された。

 ◇甲府商、守備乱れる
 ▽第2試合(同)

甲府城西

  202000203=9

  000104000=5

甲府商

 (城)山崎、長沼-内藤

 (商)米田、川島、清水、後藤-深沢

▽本塁打 中西(城)

▽二塁打 中西(城)市川(商)

 甲府城西は七回、2死から敵失と四球を足場に中西、児玉の連続適時打で逆転。九回には中西の本塁打などで駄目押しした。甲府商は六回、5安打を集めて4点を挙げ逆転したが、守備の乱れから崩れた。

 ◇石和、先制も及ばず
 ▽第3試合(同)

石和 100000000=1

北杜 04000030×=7

 (石)龍沢、加賀美、三井、大木-矢崎

 (北)笹本、山部、宮坂-小松

▽三塁打 山本(北)

▽二塁打 平島、高橋(北)

 北杜は二回、植松の適時打などで4点を奪い逆転。七回には山本、笹本、高橋、浅川の4連打で3点を挙げ、継投で逃げ切った。石和は一回、矢崎や駒井の安打で得た好機を生かし先制したが、二回以降、打線が沈黙した。

 ◇日大明誠、終盤沈黙
 【富士北麓球場】

 ▽第1試合(同)

日本航空

  001120002=6

  004000000=4

日大明誠

 (航)北野、森田-伊藤

 (明)島村、梅屋-伊藤

▽二塁打 下山、伊藤、安倍、船井、千村(航)

 日本航空は五回、船井の2点二塁打で同点。九回、千村が左翼線へ適時二塁打を放ち勝ち越した。森田は2回を無安打4奪三振の好救援。日大明誠は三回、本間の2点適時打などで4点を挙げたが、終盤に力尽きた。

 ◇富士学苑、猛攻16点
 ▽第2試合(同)

富士学苑 031318=16

甲府西  001000=1

 (六回コールド)

 (富)加藤、渡辺、倉本、松永-小池

 (甲)小池、守屋-守屋、戸栗

▽三塁打 山口、西村、奥脇(富)

▽二塁打 奥秋2、平井(富)

 富士学苑は二回、山口、加藤の連続適時打で3点先取。六回には打者一巡の猛攻で8点を追加し、13安打16得点で圧倒した。甲府西は三回、渡辺の左前適時打で1点を返したが四回以降、無安打に抑えられた。

==============

 ■球音

 ◇全力燃焼した110球--塩山3年・高野裕生投手
 九回表2死一塁。脱水症状で意識もうろうとする中で打席に立った。「外野を抜けば何とか一塁まで走れる」。3球目、スライダーに食らいついた打球は中飛に。走り出す気力も尽き、その場に倒れ込んだ。起き上がらせてくれた仲間たちの「よく頑張った」という言葉に涙が出た。

 試合開始時の気温31・4度。暑さがエースの体力を奪った。八回、この日最速の132キロの直球で先頭打者を三振に仕留めたところで、マウンドに崩れた。直球を投げたことも記憶になかった。

 初戦(12日)での接触プレーで腰を痛めた。この試合の五回から腰がしびれ始め、次第に全身に広がった。さらに脱水症状も。八回の登板前、宿沢元樹監督から「いけるか」と聞かれたが、仲間に「エースはお前しかいない」と言われ、「気絶しても投げてやる」と言い聞かせた。

 「全力を出し尽くしました。みんなで支えてくれたことがうれしかったです」。すべてを燃やし尽くした110球に悔いはない。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:茨城大会 水戸商、コールド勝ち--あすから3回戦 /茨城

 ◇つくば秀英、石岡一振り切る
 第90回全国高校野球選手権記念茨城大会(県高野連、朝日新聞社主催)は13日、水戸市民球場など4球場で2回戦8試合があった。今春の選抜高校野球大会に出場した第3シードの水戸商は牛久栄進にコールド勝ちした。つくば秀英は接戦の末、石岡一を振り切った。

 15日は試合がなく、16日から3回戦が始まる。

 【水戸市民】

 ▽2回戦(第1試合)

牛久栄進 00001000=1

水戸商  02221001=8

 (八回コールド)

 (牛)長田、原、高松-脇坂

 (水)若杉-鈴木

▽二塁打 藤田2、飛田(水)

 ▽同(第2試合)

水戸桜ノ牧 10581=15

岩井    00003=3

 (五回コールド)

 (水)小磯、吉久保、大和田、小磯-片桐

 (岩)照沼、古矢、照沼、直井、田中-鈴木

▽三塁打 茂垣(水)

▽二塁打 河井、片桐(水)青木、霜田、後藤(岩)

 【ひたちなか市民】

 ▽2回戦(第1試合)

日立商 000100001=2

佐和  30000100×=4

 (日)稲田-鈴木憲

 (佐)米川-菊池崇

▽三塁打 薄井(佐)

▽二塁打 飛田、伊東(日)

 ▽同(第2試合)

藤代紫水

  200001100=4

  200000000=2

磯原

 (藤)中野、松田-保戸田

 (磯)松川、小野-松尾

▽二塁打 桜井、中野(藤)佐藤、松川(磯)

 【日立市民】

 ▽2回戦(第1試合)

茨城キリスト

  020100000=3

  000002000=2

茨城高専

 (キ)中里、関-酒井

 (高)海老原、国武、村上-松田

▽二塁打 中里(キ)有川、滝沢(高)

 ▽同(第2試合)

つくば工科 00040=4

明秀日立  5722×=16

 (五回コールド)

 (つ)高木、吉田-栗原

 (明)鈴木悠、秋葉、井口、冨永-小林孝

▽二塁打 小林孝、石川2、鈴木悠(明)

 【土浦市営】

 ▽2回戦(第1試合)

石岡一

  102010000=4

  02300001×=6

つくば秀英

 (石)小松崎昴-寺田

 (つ)甲斐、倉持、塚原-渡辺

▽三塁打 長谷川(つ)

▽二塁打 嶋野(石)

 ▽同(第2試合)

東洋大牛久 00562=13

取手一   00000=0

 (五回コールド)

 (東)工藤、西山、川尻-仮屋

 (取)酒詰、松浦、渡部-生井

▽三塁打 仮屋(東)

▽二塁打 川尻、仮屋(東)

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:新潟大会 明訓、北越は3回戦進出 /新潟

 ◇阿賀野、分水が姿消す
 第90回全国高校野球選手権新潟大会(県高野連など主催)は14日、新潟市鳥屋野野球場など3球場で2回戦7試合が行われた。悠久山球場などの9試合が雨のため、15日に順延となった。

 昨夏の甲子園に出場した新潟明訓、今春の県大会4強の北越は3回戦進出を決めたが、昨秋の北信越大会に出場した阿賀野、今春県大会8強の分水はともに初戦で姿を消した。

 13日は県内6球場で14試合が行われ、昨夏の新潟大会準優勝の日本文理などが2回戦に進んだ。

 ▽2回戦

 【新潟・鳥屋野】

北越 140010010=7

白根 010000000=1

 (北)渡辺智-渡辺涼

 (白)小山-高田

▽三塁打 荒木(北)

▽二塁打 乙川(北)笹川、高橋伸(白)

新潟東 010000030=4

長岡工 010000000=1

 (新)倉田-遠藤

 (長)真下、小川、渡辺-太刀川

▽三塁打 小熊(新)太刀川(長)

▽二塁打 渡辺(長)

 【柏崎・佐藤池】

佐渡

  000102000=3

  010000000=1

柏崎常盤

 (佐)中河-斎藤

 (柏)鬼山、入沢輝-小島

高田 12010004=8

分水 00010000=1

 (八回コールド)

 (高)大場、青田-野口

 (分)内藤、広瀬-本間

▽三塁打 宮本(高)

▽二塁打 宮本、野口、久保田(高)白倉(分)

阿賀野

  0100001000=2

  0000001101=3

小出

 (延長十回)

 (阿)伊藤-長尾

 (小)牛木-酒井

▽三塁打 酒井(小)

▽二塁打 立川(阿)

 【五泉市営】

新発田 003162=12

新潟北 000010=1

 (六回コールド)

 (発)後藤-萩原

 (潟)鷲尾、相馬-我妻

▽二塁打 板垣2、佐藤桂、野沢、山崎(発)南(潟)

新津工  00000=0

新潟明訓 22222=10

 (五回コールド)

 (工)本間-中村

 (明)中村、柄沢-岩内

▽三塁打 平賀(明)

▽二塁打 高橋、斉藤仁(工)堀川、岩内、平賀(明)

 〇…13日の記録…〇

 ▽1回戦

 【新潟・鳥屋野】

阿賀黎明 0000000=0

柏崎工  121500×=9

 (七回コールド)

 (阿)土田-若狭

 (柏)坂井-中村

▽本塁打 中村(柏)

▽三塁打 白川2(柏)

▽二塁打 中村、吉田(柏)

川西 001005101=8

万代 00090000×=9

 (川)大島、櫃間、上原-水落

 (万)志賀、相馬、佐藤孔、志賀-山上

▽二塁打 高橋(川)室橋、山上(万)

巻総合 1000000=1

新津  055000×=10

 (七回コールド)

 (巻)栗林、沖野-河村

 (新)権瓶、石本-吉川

▽二塁打 八子(巻)戸川、加藤(新)

 【柏崎・佐藤池】

新潟東工 00100=1

西新発田 3035×=11

 (五回コールド)

 (新)首藤-曽我

 (西)長谷川達、小林-渡辺

▽三塁打 高松、渡辺(西)

中条 000001000=1

上越 20200011×=6

 (中)長津-関

 (上)武藤、丸山-関沢

▽本塁打 西村(上)

▽三塁打 下室、滝沢(上)

▽二塁打 小野(中)関沢(上)

新潟西 000000=0

柏崎  500005=10

 (六回コールド)

 (新)片桐-本間

 (柏)山田-小嶋

▽三塁打 小嶋(柏)

▽二塁打 小嶋2、山田(柏)

 【長岡・悠久山】

加茂

  101020000=4

  00400010×=5

長岡大手

 (加)青柳、山川、水野-捧

 (長)石黒-西片

▽二塁打 斉藤、平原(加)

相川 000000021=3

有恒 00100004×=5

 (相)井野端、佐藤-岩崎

 (有)中村、小林-保坂

▽三塁打 石見(相)

 【新発田・五十公野】

日本文理

  121000022=8

  010000000=1

新井

 (日)奥浜、松田、伊藤-品田、清島

 (新)大野、町田、下鳥-永井力

▽三塁打 高橋隼(日)

▽二塁打 高橋隼、松本、中村(日)白川(新)

小千谷 310000000=4

十日町 01012200×=6

 (小)関、永見-佐藤有

 (十)南雲-小川

▽三塁打 庭山(小)庭野勇(十)

 【五泉市営】

村松  02345=14

久比岐 00020=2

 (五回コールド)

 (村)川瀬、樋口-杉山

 (久)湯本-鈴木

▽三塁打 樋口、冨士原(村)

▽二塁打 滝沢諒、冨士原(村)

新潟商 011001003=6

三条商 000000010=1

 (新)島倉、小柳-高橋、村山

 (三)小柳-平岡

▽二塁打 稲葉(新)小林宏、堀内(三)

 【三条・三條機械】

新潟向陽 0200000=2

直江津  1212102=9

 (七回コールド)

 (新)中野、阿部-和田

 (直)和田祐、金子高-磯貝

▽三塁打 田中健(直)

▽二塁打 田中健、小日向、河野(直)

栃尾 310400000=8

吉田 001001000=2

 (栃)斎藤、藤田-吉田、斎藤

 (吉)氏田、田中-高田

▽二塁打 田辺、斎藤(栃)

==============

 ■熱球譜

 ◇「声」「元気」で盛り上げる--新津工3年・光井駿選手
 一回1死、2番の高橋大樹主将が中越えに大きな当たりを放つ。二塁を回る。「どうする」。一瞬ちゅうちょしたが、三塁コーチャーズボックスから、走る高橋主将に向けて大きく腕を回した。「(三塁へ)つっこめ!」。

 結果はアウト。しかしコーチャーとして悔いはない。「中途半端になるより、前のめりで倒れた方がいいと思って」。高橋主将も「ダメだと思ったけど、コーチャーが回してたんで信じて走った」。

 チームの副主将。3年間、一度もレギュラーとして公式戦に出場したことはないが、「声」と「元気」を生かしてチームを盛り上げてきた。

 「コーチャーも9人の選手と変わらない。誇りを持て」。父母会長を務める父・寿幸さん(46)の言葉だ。「人に何かしてあげることが好きだから、みんなをフォローする仕事はやりがいがあった」と胸を張る。

 強豪・新潟明訓相手に「みんなわくわくしていた」。負けはしたが、新津工らしく爆発力のあるプレーができた。「いい仲間に出会えて、濃い時間を共有できて、本当に楽しい3年間だった」。そう言うと、日焼けした顔がくしゃくしゃになった。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:群馬大会 3回戦10試合、波乱含みの展開 /群馬

 ◇高崎商、伊勢崎清明敗退
 第90回全国高校野球選手権記念群馬大会(県高校野球連盟など主催)は13、14日に2球場で3回戦計10試合が行われた。13日には第4シードの高崎商が伊勢崎に3-4で九回サヨナラ負け。14日は強豪の東農大二を2回戦で降した伊勢崎清明が、中央に7-0で八回コールド負けするなど、波乱含みの激戦が繰り広げられた。

 桐生市商、前橋工、太田工のシード校3校は順当に勝ち上がり、シード校は8校中7校が4回戦に勝ち進んだ。これで3回戦は終了、残り16校がベスト8をかけ19日から4回戦に臨む。

 ▽3回戦(13日)

 【県営敷島球場】

桐生市商

  020001000=3

  000000000=0

渋川

 (桐)田面-佐藤

 (渋)黒岩-下田

▽二塁打 諏訪(桐)

前橋工

  0314020=10

  0100000=1

利根実

 (七回コールド)

 (前)高橋保、根本、加藤-篠崎

 (利)大竹、山崎、勝又-山口、生方

▽二塁打 篠崎、高橋保、斎藤、早川(前)

高崎北

  000200000=2

  02000320×=7

高崎東

 (北)土屋、花岡-飯野

 (東)江原、光山-嶋田

▽二塁打 江原(東)

 【高崎城南球場】

高崎商

  000000201=3

  000000121=4

伊勢崎

 (高)堤-須藤

 (伊)荒川-鈴木

▽三塁打 狩野(高)小川(伊)

▽二塁打 倅田、秋山、須藤(高)小川(伊)

藤岡北

  00001000=1

  00000701=8

太田工

 (八回コールド)

 (藤)荒木-横尾

 (太)八木沢、吉田-加瀬

▽本塁打 吉田(太)

▽三塁打 佐藤(太)

▽二塁打 平井(藤)本田、工藤(太)

中之条

  200100010=4

  000200000=2

高経大付

 (中)小池-島村

 (高)小林、広重-柴崎、福原

▽二塁打 田中(高)

 ▽3回戦(14日)

 【県営敷島球場】

桐生

  010000000=1

  00020000×=2

大間々

 (桐)高柳-佐藤

 (大)須永真-中根

▽三塁打 関根(桐)

▽二塁打 石川、関根(桐)

中央

  10001005=7

  00000000=0

伊勢崎清明

 (八回コールド)

 (中)木村-矢嶋

 (伊)桑原、高草木-竹沢

▽二塁打 石原(中)

 【高崎城南球場】

西邑楽

  000200000=2

  000010000=1

〓崎工

 (西)寺岡-中村

 (高)上原-宇佐美

▽三塁打 佐々木(西)

▽二塁打 碓氷(西)

高商大付

  000001202=5

  05120001×=9

明和県央

 (高)岡田、茂見-須賀

 (明)山賀、依田-木村

▽三塁打 佐藤2(高)

▽二塁打 金井(高)早川(明)

 ◇後輩たちねぎらう
 ○…伊勢崎清明の応援席中央で選手たちに活を入れるのは昨年の主将・南波慧(さとる)さん(18)。後輩たちの晴れ舞台にいてもたってもいられず、部員らとメガホンを握り、踊った。南波さんが1年生の時に仲間とつくった野球部は、4人だった部員が51人にまで増え「感慨深い」と話す。3回戦で敗れたが、2回戦で強豪の東農大二を降した後輩たちを「自分ができなかったことをやってくれた」とねぎらった。

==============

 ■白球の詩

 ◇充実した3年間だった--伊勢崎清明・桑原渉投手(3年)
 2点差で迎えた六回、2死満塁で打席に立った。必死にバットを振ったが三振。「せっかく皆がつないでくれたのに」。バットが地面に転がった。

 創部4年目のチームで、1年からエースの看板を背負ってきた。発足間もなく、練習環境も不十分だったが「それがよかった」という。ボールが足りないから一球一球を大事に投げるようになった。先輩は少ないけれど登板回数では負けないと、強豪相手にもプレッシャーを感じずに投げてきた。

 だが、この夏2回戦で強豪の東農大二に勝利し「バランスが崩れたかもしれない」と話す。七回までは2失点に抑えたが、八回に力尽きた。「もっと仲間の顔を見て、心を落ち着かせていれば」と悔やむ。

 だが、仲間と苦楽をともにした3年は「あっという間だけれど充実した時間だった」。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:栃木大会(その2) 真岡北陵、九回6点奪い逆転勝ち /栃木

 ◇13日の結果
 13日は1回戦9試合が行われ、県営球場第3試合の真岡北陵対真岡工の試合では、真岡北陵が九回に一挙6点を奪い、6-3と劇的な逆転勝利を飾った。今春のセンバツ出場でシード校の宇都宮南も、6-1で烏山に快勝した。

 【県営球場】

 ▽第1試合(1回戦)

鹿沼農

  000040000=4

  00060101×=8

那須清峰

 (鹿)簗島、根本駿、狐塚-菊間

 (那)大木-大島拓

▽二塁打 鈴木、大木(那)

 ▽第2試合(同)

真岡

  003000001=4

  020001000=3

さくら清修

 (真)河上、松本-松本、伊藤

 (さ)千野根-青木

▽三塁打 青木(さ)

▽二塁打 松本(真)千野根(さ)

 ▽第3試合(同)

真岡北陵

  000000006=6

  002100000=3

真岡工

 (北)高橋-鈴木

 (工)阿部、穐山、阿部、藤枝-高松

▽本塁打 鈴木貴(北)

▽二塁打 高橋大(北)阿部、石川肇(工)

 【清原球場】

 ▽第1試合(1回戦)

黒羽 101000020=4

石橋 000400001=5

 (黒)佐藤弘、加藤、佐藤弘-益子

 (石)小林、樋山-吉光

▽三塁打 近藤(石)

▽二塁打 佐藤弘(黒)

 ▽第2試合(同)

宇都宮南

  210003000=6

  000000010=1

烏山

 (宇)山井、晴山-坂入

 (烏)大橋、内田-田野辺

▽三塁打 小山(宇)

▽二塁打 伊澤、高橋(宇)福田(烏)

 ▽第3試合(同)

日光明峰

  000000000=0

  10000041×=6

那須拓陽

 (日)北田、佐藤逸、小野里、大貫-星野

 (那)高根沢、米竹-大金

▽三塁打 大金、高久佑、白田(那)

▽二塁打 秋田、鈴木崇(那)

 【栃木球場】

 ▽第1試合(1回戦)

佐野

  00101000001=3

  10100000000=2

宇都宮商

 (延長十一回)

 (佐)針谷-萩原

 (宇)尾島-荻原

▽三塁打 関(宇)

▽二塁打 針谷(佐)関(宇)

 ▽第2試合(同)

益子芳星

  110101011=6

  000000020=2

黒磯南

 (益)後藤-桜井

 (黒)佐藤-竹田

▽三塁打 竹田(黒)

▽二塁打 鈴木(益)屋代、室井(黒)

 ▽第3試合(同)

栃木

  0000000=0

  2300101=7

国学院栃木

 (七回コールド)

 (栃)星野-岸

 (国)五十嶺、手塚、稲村-古山

▽二塁打 小林、河野(国)

 ◇逆転本塁打に笑顔
 ○…八回まで沈黙していた真岡北陵の打線が、九回に火を噴いた。試合を決める3点本塁打を放った鈴木は、中里監督から「お前が勝負を決めるんだ」と送り出されたが、緊張せずにこにこしていたという。得意の内角寄りの球を打った瞬間、「いける」と思った。鈴木にとって高校で初めての本塁打。逆転した時は「とにかくうれしかった」と笑顔。一番に報告したいのは、けがで入院中の川上達也捕手だという。「勝ったよと報告したい」と笑顔で話した。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:栃木大会(その1) 文星芸大付が好発進 /栃木

 ◇シード3校も快勝
 第90回全国高校野球選手権記念栃木大会(県高野連など主催)は14日、県内3球場で1回戦残り9試合が行われた。清原球場第3試合では、昨夏の甲子園で16強入りした文星芸大付が矢板東に8-1でコールド勝ちを収める好発進を見せた。

 シード校は3校登場し、佐野日大と足利工大付ともコールド勝ち。宇都宮工も上三川に8-2と快勝した。清原球場第2試合では、小山が矢板中央に4-2で勝った。コールド勝ちはこのほか3試合あり、今市工が鹿沼東に8-1、宇都宮東が小山北桜に10-2、宇都宮北が那須海城に11-1でそれぞれ勝利した。

 15日は予備日のためゲームはなく、16日に2回戦8試合が行われる。

 【県営球場】

 ▽第1試合(1回戦)

今市工 0501101=8

鹿沼東 1000000=1

 (七回コールド)

 (今)小林-海野

 (鹿)竹沢、常泰、佐藤貴-岩上

▽三塁打 星野、根本(今)

▽二塁打 小泉(今)

 ▽第2試合(同)

上三川

  002000000=2

  01301102×=8

宇都宮工

 (上)池田-大山

 (宇)大谷、町田-中能

▽二塁打 中能、大谷、大出(宇)

 ▽第3試合(同)

小山北桜 0000020=2

宇都宮東 600301×=10

 (七回コールド)

 (小)鈴木、舘野-小澤

 (宇)安野、杉山-神山

▽三塁打 神山(宇)

▽二塁打 安野(宇)

 【清原球場】

 ▽第1試合(1回戦)

田沼    10010=2

足利工大付 10506=12

 (五回コールド)

 (田)池森、立川-田口

 (足)笠原、内村-渡辺

▽三塁打 笠原、内村、猿子(足)

 ▽第2試合(同)

矢板中央

  000020000=2

  00300001×=4

小山

 (矢)清水、松本-高橋

 (小)木村-中嶋

▽三塁打 信末(小)矢田部、井上(矢)

 ▽第3試合(同)

矢板東

  10000000=1

  01041011=8

文星芸大付

 (八回コールド)

 (矢)小川、金子、小川-鈴木健

 (文)中山、鈴木広、鈴木康-阿久津

▽本塁打 小林(文)

▽三塁打 鈴木健(矢)

▽二塁打 大金(文)

 【栃木球場】

 ▽第1試合(1回戦)

足利   1001000=2

佐野日大 203203×=10

 (七回コールド)

 (足)柏瀬-木村

 (佐)出井-君島

▽本塁打 高橋2、森河(佐)

▽三塁打 森河(佐)

▽二塁打 板倉、森河(佐)丸山、川端(足)

 ▽第2試合(同)

栃木商

  000100000=1

  00000200×=2

壬生

 (栃)須田-田村

 (壬)斎藤-篠原

▽二塁打 斎藤、篠原、大橋(壬)

 ▽第3試合(同)

宇都宮北 35003=11

那須海城 00010=1

 (五回コールド)

 (宇)戸室、河野、薄井-小林

 (那)中村-白須

▽二塁打 稲葉祥(宇)朝倉(那)

 ◇初の全校生徒応援
 ○…那須海城の応援席では、全校生徒とOB、父母の約300人が声援を送った。同校は全寮制で、中学1年生~高校3年生が共に生活する。全校生徒での応援が実現したのは今回が初めてという。矢野佑太主将(3年)の担任を受け持つ塩田顕二郎教諭は、試合を終えて「全校生徒が一致団結しているところを見せてくれた。頑張ってくれた選手には、ありがとうと伝えたい」と笑顔で球場を後にした。

==============

 ■熱球録

 ◇エースとして引っ張る--矢板中央・清水優太投手(3年)
 八回裏のマウンドで、右手の親指と人さし指に痛みが走った。ひじ辺りまで感覚がなかった。治療で下がったベンチ裏、「ここまで来たら最後までいくか」。樋下田宏一監督の問いに「大丈夫です」。しっかりした口調で答えた。異変は四回から感じていたが、指のことはチームの誰にも話さなかった。

 関東大会に進んだ昨年の秋。千葉経大付に打ちこまれ初戦敗退。春の県大会は2回戦で退いた。「今までの大会で負けたのは自分が足を引っぱったから」と振り返った。

 悔しい思いを乗り越え「チームに貢献したい」と思って臨んだ今大会。「自分はエース。チームを引っぱっていかなくちゃ」。気力で再びマウンドに立った。「何がなんでも流れを持ってこようと思った」。しかしヒットを打たれ、無念の降板となった。

 最後の攻撃。代打の菊地祐介選手(2年)に駆け寄った。「今までありがとう」。「すいません」。泣き崩れる後輩を支え、エースの夏は終わった。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:南北埼玉大会 延長再試合は市川越--2回戦 /埼玉

 ◇花咲徳栄はコールド勝ち
 第90回全国高校野球選手権記念南北埼玉大会(県高野連など主催)は大会第5日の13日、県営大宮球場など11球場で南北合わせて2回戦26試合が行われた。12日に延長十五回で引き分け再試合となった市川越は、1-0で朝霞に辛勝した。花咲徳栄は深谷を6回コールドで降し3回戦に進出した。シード校で3回戦に駒を進めたのは、聖望学園が初戦敗退する波乱もあり、南北で計14校。大会第6日の15日は6球場で北埼玉大会3回戦16試合が行われる。

 ◇3、4回戦日程決まる
 一部未定だった3、4回戦の南北埼玉大会の試合時間と球場が13日決まった。

 ◇北埼玉大会
 ▽2回戦

 【県営大宮】

伊奈学園

  000002004=6

  200000020=4

越谷東

 (伊)藤掛-飯塚

 (越)岡田-中野

▽三塁打 大山(伊)

▽二塁打 中野(越)

 【市営大宮】

上尾橘 00000=0

熊谷  3148×=16

 (五回コールド)

 (上)小野-本多

 (熊)福島、小野瀬-高橋、清水

▽三塁打 渡辺(熊)

▽二塁打 小野(上)成富、滝田、渡辺(熊)

深谷   000000=0

花咲徳栄 000208=10

 (六回コールド)

 (深)小林-三村

 (花)木場、中村-小松

▽二塁打 川島(花)

 【上尾市民】

熊谷西 000010053=9

進修館 400001000=5

 (熊)谷口-吉山

 (進)矢島、江頭、横山-棚沢

▽三塁打 宮田2(熊)横山(進)

▽二塁打 目黒2(熊)

越谷総合

  000000002=2

  10103000×=5

本庄一

 (越)浅子-木村

 (本)桜井、萩原-大場

▽本塁打 田村(本)

草加   000000=0

正智深谷 600211=10

 (六回コールド)

 (草)森、金子-尾田、斉藤

 (正)加藤、前田-飯田

▽三塁打 吉岡(正)

▽二塁打 斉藤(草)内野(正)

 【熊谷公園】

本庄東 001020000=3

羽生実 000000001=1

 (本)仁井田-岸

 (羽)市川-鈴木恭

▽二塁打 町田、柿沼(本)

越谷南 100000000=1

熊谷商 00000110×=2

 (越)鈴木仁-金川

 (熊)菅原-坂田

▽本塁打 鈴木(熊)

▽二塁打 坂田(熊)

 【越谷市民】

深谷商 200004000=6

昌平  020000000=2

 (深)坂本-堀口

 (昌)小室、大島直-松平、野里

▽二塁打 江黒(深)

不動岡

  00300200001=6

  12000002002=7

栄北

 (延長十一回)

 (不)榎本、田中、長谷川-三上

 (栄)松原、大平、高橋-藤田

▽三塁打 田中、山本(不)滝川、佐々木(栄)

▽二塁打 岡田慎(不)

 【岩槻川通】

上尾沼南・上尾鷹の台

  00 010=1

  51111×=18

羽生一

 (五回コールド)

 (上)玉城-伊藤

 (羽)伊藤、中嶋、田中-中村健、伊藤、加藤

▽三塁打 小島(上)加藤(羽)

▽二塁打 豊下、小山、加島(羽)

 ◇南埼玉大会
 ▽2回戦

 【県営大宮】

大宮西 1210131=9

浦和  0000001=1

 (七回コールド)

 (大)星野、木村、中川-根岸、板鼻

 (浦)橋本、内藤-伊東

▽三塁打 土屋、山本(大)

▽二塁打 森川(大)岩崎(浦)

川越西 310110000=6

飯能  000001000=1

 (川)鈴木慎-栗原亮

 (飯)坂本-細川

▽二塁打 吉川2(川)

 【市営大宮】

自由の森 00000=0

埼玉栄  2584×=19

 (五回コールド)

 (自)河野、高田-豊島

 (埼)小西、飯野、嶋野、土肥-酒井、伊藤奨

▽本塁打 島野、伊藤亮(埼)

▽三塁打 伊藤亮、西野、伊藤奨(埼)

▽二塁打 酒井2、伊藤亮、山崎、西野(埼)

 【市営浦和】

志木 100002000=3

南稜 30100000×=4

 (志)佐藤-安斎

 (南)葛巻-北野

▽三塁打 小林、安部(南)

▽二塁打 牛坂、安斎、中野、三苫(志)西沢、葛巻(南)

新座総合 0000000=0

大宮北  102131×=8

 (七回コールド)

 (新)足立-大橋

 (大)利根川-山田

 【川越初雁】

入間向陽

  000140002=7

  001000000=1

秀明

 (入)関根-池田

 (秀)舘野、近藤-笹井洋

▽二塁打 関根2(入)内山(秀)

川越東

  000301000=4

  00000206×=8

川越初雁

 (東)有馬、秋元、大渕-佐藤

 (初)高橋、清藤-与那嶺

▽本塁打 与那嶺(初)

▽三塁打 佐藤(東)鈴木(初)

▽二塁打 明石、岩間、堂前(東)佐藤(初)

朝霞  000000000=0

市川越 00000001×=1

 (朝)吉村、村山-小山田

 (市)井口、下村-高野

▽二塁打 勝冶逸、川畑(市)

 【岩槻川通】

岩槻商 01000=1

所沢  5502×=12

 (五回コールド)

 (岩)玉田、富田-並木

 (所)斗光、野杁-木村

▽二塁打 玉田(岩)中田、小林(所)

 【朝霞市営】

入間 00 000=0

開智 28153×=28

 (五回コールド)

 (入)田中智-津久井

 (開)藤本、吉井、内山-佐久間

▽本塁打 山中、浅山、安達雄、佐久間(開)

▽二塁打 佐久間2、安達雄、細野、酒井(開)

新座 000100100=2

坂戸 00130112×=8

 (新)工藤-多田

 (坂)荒井-赤尾

▽三塁打 蝦名、赤尾(坂)

▽二塁打 山下、萩原(新)木村、及川(坂)

 【川口市営】

大宮東

  00000000000=0

  00000000001=1

武南

 (延長十一回)

 (大)竹沢-高橋

 (武)佐藤-加藤

▽三塁打 佐藤、二瓶(武)

浦和北 113010000=6

大宮  300000010=4

 (浦)鈴木拓-鈴木尚

 (大)戸松-岸

▽三塁打 竹内(大)

▽二塁打 吉成優、西村(浦)

 【所沢航空】

川越工 001001000=2

所沢北 000000000=0

 (川)貫井-池田

 (所)武藤-入江

▽二塁打 加藤、高橋(川)

市浦和

  130031040=12

  130300100=8

狭山経済

 (市)松嶋、内田、高橋秀-川島

 (狭)中山、矢内、棚倉-勝間

▽三塁打 川島、椎原(市)

▽二塁打 椎原(市)勝間(狭)

==============

 ■青春譜

 ◇みんなで行きたかった--村山聖投手(朝霞・3年)
 春の県大会の覇者、市川越を相手に前日は15回180球を1人で投げ抜き、1失点の好投。再試合のこの日は五回からマウンドに上がった。連投にも疲れはそれほど感じていなかったが、肩の張りのせいか、制球が定まらず2四球で2死満塁のピンチを招く。「相手も2死で緊張しているはず」。動揺せず、市川越の4番打者を三振に討ち取った。

 184センチ、85キロの体格から繰り出す直球が武器だ。常にポーカーフェース。前日の試合後、「追い込まれても冷静さを失わないのが自分の強み。いい打者と対戦する喜びと充実感で、緊張はあまり感じないんです」と語っていた。

 八回裏1死二塁、スライダーが真ん中に入り適時二塁打を打たれ、決勝点を献上してしまった。試合後、号泣する仲間から1人離れ、ベンチ前に立ってマウンドを眺め続けた。「みんなを甲子園に連れて行きたかった」。寡黙なエースが、静かに悔しさをにじませた。

==============

 ◇試合速報 0180・99・4655
 毎日新聞さいたま支局は、全国高校野球選手権記念南北埼玉大会の試合結果を終日、特設電話で速報します。PHS、一部の携帯電話では利用できません。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:鳥取大会 米子東、延長で涙 鳥取西はコールド勝ち /鳥取

 第90回全国高校野球選手権記念鳥取大会(県高野連、朝日新聞社主催)は、倉吉市湊町の市営野球場で13、14両日、1回戦3試合がそれぞれ行われた。13日は、八頭が投打のバランスがかみ合い9対0の七回コールドで岩美に快勝した。鳥取湖陵は14安打の猛攻で青谷に12対1の七回コールド勝ち。倉吉総合産は、初回の大量リードを守り切って鳥取東を7対2で降した。14日は、米子工が3対2で米子を降した。倉吉北は延長十回の末、6対5で米子東に競り勝った。鳥取西は投打がかみ合い日野を12対0の五回コールドで圧倒した。

 ▽1回戦

米子工

  000001200=3

  100000100=2

米子

 (工)諸遊、熊野林-岡本

 (米)追谷-渡辺

▽二塁打 岡本(工)追谷(米)

 米子は一回2死一、三塁から追谷が左前打を放ち1点先制。対する米子工は六回2死三塁から坂本が二遊間後方に落ちる適時打で同点。さらに七回、敵失から好機を広げ深田、岡本、三島の3連打で2点の勝ち越しに成功した。米子は七回に1点を返したが、力尽きた。

倉吉北

  1003000002=6

  4000000001=5

米子東

 (延長十回)

 (倉)中上、木村-山口

 (米)岩崎-矢野

▽本塁打 山下(倉)

▽二塁打 中上、片桐、山口、荻阪(倉)白枝(米)

 1回戦屈指の好カード。1点リードされた米子東は一回、二つの四球後、3連打で一挙4点。倉吉北は四回に4本の長短打を放って3点を加え、試合を振り出しに戻した。その後、両チームとも点が取れず延長戦へ。倉吉北は十回、1死一塁から、山下の左越えの本塁打で2点を加えて死闘を制した。

鳥取西

  00822=12

  00000=0

日野

 (五回コールド)

 (鳥)鈴木-小宮山

 (日)福岡、川上春-川上賢

▽三塁打 原田(鳥)

 鳥取西は三回、二つの四死球に4安打を集中させ、打者一巡の猛攻で8得点。四、五回にも2点ずつ点を加え、五回コールドで圧倒した。この日は、主将で主戦の小畑を温存。日野は、鳥取西の鈴木に五回までに12個の三振を奪われ、2安打無得点に抑え込まれた。

 ◇…13日の結果…◇
 ▽1回戦

岩美

  0000000=0

  0014004=9

八頭

 (七回コールド)

 (岩)安田、村上-村口

 (八)平木-徳長

▽本塁打 壹村(八)

▽二塁打 鬼尾(岩)壹村2、君野、徳長(八)

 0対0で迎えた三回、八頭は2死から壹村と君野の連続二塁打で先制。四回には打者一巡の猛攻で一挙に4点加点し、試合を決めた。七回には2死から四死球で出塁した2人を壹村が右越えの本塁打で還し、コールドゲームとした。岩美は八頭の平木の前に2安打無得点に抑え込まれた。

鳥取湖陵

  0143013=12

  0000010=1

青谷

 (七回コールド)

 (鳥)日下部-池田卓

 (青)森数、堀尾、森誠-安井

▽三塁打 岡田航(鳥)

▽二塁打 岡田航(鳥)前田、尾崎(青)

 鳥取湖陵は二回、四球から好機を広げ池田卓の内野安打の間に1点先制。三回、四回にも四球から好機を作り7点を上げた。青谷は六回に安井の左前打の後、前田が右中間に二塁打を放ち1点返したが反撃も及ばず。七回に3点追加されコールドゲームとなった。

倉吉総合産

  600001000=7

  000002000=2

鳥取東

 (倉)福本-石田

 (鳥)大久保、新-谷角

▽三塁打 山田(鳥)

▽二塁打 土海(倉)

 倉吉総合産は、制球力が定まらない鳥取東の大久保の立ち上がりを攻めた。一回に五つの四死球と4安打で一挙に6点。初回に流れを引き寄せた。鳥取東は六回に山田の三塁打、有本の適時打などで2点を返したが、劣勢を跳ね返せなかった。

==============

 ■熱風記

 ◇一戦にかけた思い--米子東・中垣直主将(3年)、岩崎曜一郎投手(同)
 今月3日に行われた抽選会。米子東の初戦の相手は倉吉北に決まった。くじを引いた主将中垣は決意を固めた。「今年こそ勝つしかない」

 一昨年の夏は2回戦で延長十一回の末に2対6で敗れ、昨年の夏は準々決勝で4対9でまたも苦杯を喫した。先輩たちの甲子園の夢を絶った宿敵、倉吉北。チーム一丸となってすべてをかけてこの一戦に臨んだ。

 因縁の対決は大接戦になった。米子東の主戦岩崎は四回に相手打線につかまったが、その後は立ち直り好投。スコアボードに「0」が並んだ。二塁を守る中垣は、後ろからその姿を頼もしく見守った。

 そして迎えた延長十回。1死一塁、1ボールから投げた2球目は、レフトスタンドに運ばれた。マウンド上で岩崎は頭が真っ白になった。打たれた球種もコースも思い出せない。

 今年も勝つことができなかった。「打倒倉吉北」。思いを同じくした選手たちは皆、あふれる涙を止めることができなかった。試合後、岩崎は「中垣がキャプテンでよかった」と言葉をかけた。中垣の悔し涙がうれし涙に変わった。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:三重大会(その2止) 宇治山田商、コールド発進 /三重

 ◇白子が守り切る
いなべ総合

  000000000=0

  00000010×=1

白子

 (い)高野-後藤

 (白)杉本徹-米川

▽二塁打 山中、山崎(白)

 いなべ総合・高野と白子・杉本徹の両投手が白熱した投げ合いを見せた。白子は七回、前川の中前打から1死一、三塁の好機をつかみ、杉本徹がスクイズを決めて1点を挙げ、守り切った。いなべ総合は七回に1死二、三塁の得点機を迎えたが、あと一歩だった。

 ◇近大高専、毎回安打
松阪工

  000001000=1

  11200200×=6

近大高専

 (松)橋本、羽根-藤岡

 (近)中谷-西村

▽三塁打 松下(近)

▽二塁打 小倉(松)堀内2、村上2、小倉(近)

 近大高専が毎回安打の力強い攻撃で松阪工を圧倒した。初回村上の適時二塁打で先制。二回に小倉の適時二塁打、三回は坂本のスクイズと西村の内野安打で2点を加えた。中谷は被安打9だが、要所を締めた。松阪工は六回に1点を返したが、多くの好機を生かせず届かなかった。

 ◇桑名、後半一気に
名張 001010000=2

桑名 00101132×=8

 (名)後藤-沢田

 (桑)阪田-加藤

▽三塁打 伊藤将(桑)

▽二塁打 浅利2(桑)

 桑名が後半攻撃力を発揮し、名張を振り切った。同点の六回に村田の適時打で勝ち越し。七回浅利の左越え二塁打など4安打を集中し、3点を奪った。八回は伊藤将の適時打などで2点を加え、突き放した。名張は2度リードしたが、桑名打線を抑えきれなかった。

 ◇宇治山田商が零封
津商    0000000=0

宇治山田商 220130×=8

 (七回コールド)

 (津)出口-森田

 (宇)柳生、平生、広出-木田恵

▽本塁打 柳生(宇)

▽二塁打 中野、清水2(宇)

 宇治山田商は一回、中野の適時二塁打などで2点先取。二回には柳生の左越え本塁打などで加点した。四、五回は北川、中野、清水が好機に長短打を放った。投げても3人の継投で11奪三振。二塁を踏ませなかった。津商は二、五回に先頭打者を出したが、得点に結び付けられなかった。

 ◇皇学館、投手戦制す
稲生  000000000=0

皇学館 000000001=1

 (稲)中川-前畑

 (皇)山本雄-村田

 息詰まる投手戦を皇学館が制した。皇学館は九回無死満塁と攻め加藤が内野安打を放ちサヨナラ勝ち。先発の山本雄は散発4安打に抑える好投を見せた。稲生の中川も5安打に抑える好投。稲生は九回には無死一、二塁と得点機をつかんだが、生かせず涙をのんだ。

 ◇苦戦のシード校
 〇…シード校の菰野、日生第二、上野はともに相手チームの頑張りで思いがけず苦しい試合を経験した。特に上野は森垣匠太投手(2年)が打ち込まれ、延長にもつれこむ大接戦に。森垣投手は「延長戦は初めてで、自分でもはらはらした」。西岡良浩主将(3年)は「今まで練習してきたことを信じて、あきらめないで頑張った。大会の中で成長していきたい」と前向きに語っていた。

==============

 ■白球譜

 ◇「どんな時も笑顔」貫いて--いなべ総合・3年、高野健太投手
 四回を除く毎回、走者を抱える展開だったが、時折マウンド上で白い歯を見せていた。試合後、そのことを聞くと「どんな時も笑顔でいるのが僕のスタイル。投球を楽しむことがいい状態なんです」と笑顔を見せた。

 3年前、四日市工監督として甲子園出場経験のある尾崎英也監督がいなべ総合に就任したのと同時に入部した。「厳しい中にも優しさがあり、すごい人。監督に教わった3年間で人間的に成長できました」と話す。尾崎監督は「3年生の選手たちには愛着がある。チームの下地を作ってくれてありがとうと伝えたい」と語る。

 七回のスクイズでの失点を「警戒していたのに」と悔やむ。一方「仕方のない失点。(試合を通しては)思い切り投げられた」と冷静に語った。高校生活最後の大会は終わり「来年こそ期待できると思います」と後輩に夢を託した。自身もこれからも野球を続けるつもりだという。

〔三重版〕

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:三重大会(その1) 上野、5点差逆転 /三重

 ◇菰野は接戦制す
 第90回全国高校野球記念三重大会(県高野連、朝日新聞社主催)の2回戦12試合が13日、四日市市営霞ケ浦、津市営、県営松阪、伊勢市営球場であった。春のセンバツで1勝を挙げ、優勝候補とされる宇治山田商はコールド勝ちし、3回戦に駒を進めた。春季県大会で準優勝の上野は、5点差を覆してサヨナラ勝ちを収めた。昨年準優勝の菰野は木本に苦戦しながらも競り勝った。白子、日生第二、日生第一、名張桔梗丘、皇学館も1点差の接戦を制した。四日市中工、近大高専、桑名、津工は実力を発揮して勝ち上がった。

 残りの2回戦10試合は19日、県内4球場で行われる。

 ◇十一回にサヨナラ
紀南

  10301000100=6

  00002400001=7

上野

 (延長十一回)

 (紀)樫山、下村-堀田

 (上)森垣-西沢

▽二塁打 浦中、樫山、小阪(紀)

 上野が底力を見せた。一時は5点差を付けられたが、六回余野の盗塁など足を絡めた攻撃で一挙に4点を奪い、逆転に成功。追いつかれて延長になったが、十一回1死満塁で、代打深沢が四球を選び、サヨナラ勝ちした。紀南は14安打を放ち、九回スクイズで同点にする執念も見せた。

 ◇津工・森田が完封
宇治山田

  000000000=0

  00021010×=4

津工

 (宇)若本-浜田

 (津)森田-鈴木

▽三塁打 鈴木(津)

 津工は四回、鈴木の右中間を破る適時三塁打と山尾の中前打で2点先取。五回に山田、七回に松田の適時打で1点ずつ追加した。森田は宇治山田を散発6安打に抑えて完封した。宇治山田は二回1死一、三塁から重盗を試み失敗に終わったのが、最後まで響いた。

 ◇西が要所締める
木本 000200000=2

菰野 10200000×=3

 (木)中山-萩原

 (菰)西-上部

▽二塁打 清水勇(木)

 菰野は一回、花井の左前適時打で先制。三回は1死三塁から川畑が中前適時打、さらに小谷の中前適時打で着実に追加点を挙げた。木本は内野手が再三好守備を見せ、四回には長短打と押し出しの死球で2点を奪ったが、菰野・西の好投にあと一本が出なかった。

 ◇日生第二、打ち勝つ
日生第二

  001315100=11

  202200031=10

津田学園

 (日)田辺、広田、柳沢-藤本

 (津)堀田、田中、森-菱田

▽三塁打 大西敏、高井(津)

▽二塁打 山田、野口、藤本(日)藤川、中川2(津)

 両チーム合わせて27安打が飛び交う打撃戦を日生第二が制した。1点リードされて迎えた六回、山田の左中間への走者一掃の二塁打などで一挙に5点を挙げて逆転。逃げ切った。津田学園は八、九回に4点を挙げる追い上げを見せたが、日生第二のパワーに屈した。

 ◇名張桔梗丘が逆転
桑名工

  010100000=2

  00102000×=3

名張桔梗丘

 (桑)山火、大橋-阿部

 (名)管谷-竹内

 名張桔梗丘が少ない好機を生かし、シーソーゲームを制した。五回に田中の左前適時打など3安打を集中して逆転。管谷が五回以降は無安打に抑える好投を見せて逃げ切った。桑名工は二回に山火の適時打で先制したが、九回の好機を生かせず及ばなかった。

 ◇中工が突き放す
四日市中工

  101210000=5

  210000000=3

四日市農芸

 (中)久志本-上野

 (農)鈴木-本郷

▽三塁打 松岡(中)

▽二塁打 上野、増田(中)

 四日市中工は1-3とリードされた三回、竹内の右前適時打で1点差に。四回には松岡、上野の長打などで2点を挙げて逆転。五回にも中村の適時打で突き放した。四日市農芸は一回、前田の右前2点適時打で逆転。二回にも追加点を挙げたが、後半抑えられた。

 ◇日生第一、粘り勝ち
津東

  000110100=3

  00003010×=4

日生第一

 (津)竹内-谷口

 (日)中西-仲谷

▽三塁打 竹内(津)日置(日)

 日生第一は2点を追う五回、日置、仲谷の長短打などで3点を挙げ逆転。一度追いつかれたが、七回下村の中前適時打で決勝点をもぎ取った。中西は津東打線から8三振を奪い完投。津東は八回2死一、三塁と逆転機をつかむなど粘ったが、一歩及ばなかった。

==============

 ◇13日の結果
 ▽2回戦

 〇…四日市市営霞ケ浦球場…〇

菰野    3-2 木本

白子    1-0 いなべ総合

四日市中工 5-3 四日市農芸

 〇…津市営球場…〇

日生第二 11-10 津田学園

日生第一  4-3  津東

名張桔梗丘 3-2  桑名工

 〇…県営松阪球場…〇

近大高専 6-1 松阪工

上野   7-6 紀南

 (延長十一回)

桑名 8-2 名張

 〇…伊勢市営球場…〇

宇治山田商 8-0 津商

 (七回コールド)

津工  4-0 宇治山田

皇学館 1-0 稲生

〔三重版〕

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:東・西千葉大会 9シード校順当に勝つ /千葉

 ◇2日間で56試合--成田サヨナラ勝ち
 第90回全国高校野球選手権東・西千葉大会(県高野連など主催)は3日目の13日、県野球場(千葉市稲毛区)など県内11会場で東西大会の1、2回戦33試合、4日目の14日は県内8会場で2回戦23試合が行われた。

 3日目は06、07年連続センバツ出場の成田が延長でサヨナラ勝ち。佐原、東金、千葉黎明、桜林、柏日体などが2けた得点で快勝した。

 4日目は東千葉の8シード校と西千葉Aシード1校が登場。東総工、東海大望洋、東海大浦安がコールド勝ちするなど、9シード校が順当に勝ち進んだ。

 大会5日目の15日は、9会場で西千葉2回戦26試合が行われ、残りの7シード校が登場し、東西の参加174校全校が初戦を終える。東千葉大会の試合は予定されていない。

 《東千葉大会・13日》

 ▽1回戦

佐原白楊

  000100001=2

  000100000=1

茂原樟陽

 ▽2回戦

文理開成

  100000000=1

  10002000×=3

千葉敬愛

大網

  000000=0

  000613=10

佐原

 (六回コールド)

佐倉

  1000001=2

  1011701=11

印旛

 (七回コールド)

白井

  000000200=2

  30100201×=7

東京学館

わせがく

  01000=1

  40025=11

千葉黎明

 (五回コールド)

市原緑

  01000000=1

  10301102=8

四街道

 (八回コールド)

千葉英和

  000000001=1

  000000000=0

横芝敬愛

君津青葉

  000000000=0

  00203010×=6

成田国際

市原八幡

  120300000=6

  000100000=1

富里

布佐

  000001100=2

  20003020×=7

志学館

佐倉南

  010000010=2

  000000000=0

木更津

君津

  0010000001=2

  0000001000=1

長狭

 (延長十回)

東金

  0300901=13

  0030300=6

八街

 (七回コールド)

九十九里

  3100014=9

  1010000=2

佐倉西

 (七回コールド)

館山総合

  00000001001=2

  00010000002=3

成田

 (延長十一回)

 《東千葉大会・14日》

 ▽2回戦

京葉

  000000000=0

  02001020×=5

成東

木更津総合

  001100231=8

  001000000=1

八千代

天羽

  001000=1

  014501=11

東総工

 (六回コールド)

八千代松陰

  040040110=10

  000040000=4

鶴舞桜が丘

一宮商

  200500000=7

  10410030×=9

長生

市原中央

  100120001=5

  00041002×=7

佐倉東

千葉学芸

  00001000=1

  00502001=8

東海大望洋

 (八回コールド)

八千代東

  0000000=0

  0001213=7

東金商

 (七回コールド)

佐原白楊

  000000000=0

  00010001×=2

大原

千葉国際

  4000603=13

  0000201=3

八千代西

 (七回コールド)

成田西陵

  00000=0

  6190×=16

袖ケ浦

 (五回コールド)

四街道北

  000000030=3

  00112012×=7

小見川

安房拓心

  0200070=9

  0000010=1

暁星国際

 (七回コールド)

我孫子

  001300011=6

  000000400=4

匝瑳

姉崎

  0000000=0

  107000×=8

拓大紅陵

 (七回コールド)

安房

  101000000=2

  100000000=1

銚子

銚子商

  231012=18

  01 000=1

我孫子二階堂

 (五回コールド)

 《西千葉大会・13日》

 ▽1回戦

柏南

  000110002=4

  000000010=1

千葉工

行徳

  100000000=1

  03030001×=7

船橋二和

市松戸

  202000000=4

  010000200=3

柏井

船橋法典

  1000100=2

  0211032=9

磯辺

 (七回コールド)

野田中央

   20000=2

  10050×=15

桜林

 (五回コールド)

京葉工

  010001000=2

  33000000×=6

柏の葉

千葉商

  000000001=1

  00020000×=2

流経大柏

市川西

  000202001=5

  101100000=3

松戸六実

鎌ケ谷西

  000100240=7

  220000000=4

関宿

薬園台

  110100=3

  102451=13

千葉商大=

 (六回コールド)

国分

  010000201=4

  000010000=1

船橋古和釜

柏日体

  341200000=10

  202001000=5

聖パウロ

清水

  200001002=5

  013000002=6

松戸国際

船橋

  0021340=10

  0200000=2

市川工

 (七回コールド)

船橋北

  000010000=1

  10200000×=3

千葉西

沼南

  002000310=6

  200000001=3

若松

専大松戸

  000101010=3

  100000000=1

浦安

 《西千葉大会・14日》

 ▽2回戦

千葉

  0000000=0

  1022011=7

東海大浦安

 (七回コールド)

市川

  000000000=0

  00000100×=1

柏陵

  100010000=2

  30000500×=8

桜林

二松沼南

  000001010=2

  000000001=1

東葉

渋谷幕張

  102000000=3

  000000002=2

芝浦工大柏

津田沼

  200002010=5

  01010103×=6

千葉南

 ◇チームの秘密兵器
 ○…船橋法典の上山伸吾君(2年)は心臓に持病を抱えている。身長148センチ、38キロと今大会の登録全選手中最も小さく、チームでも「マスコット的存在」。他の選手と同じ練習メニューをこなし、入学時より体が二回りも大きくなった。今大会では20人のベンチ入りメンバーに選ばれた。打席では選球眼良くボール球を見極め、四球を選ぶ。出塁率は8割超を誇る。9対2のコールド負けで出番はなかったが、小川康弘監督は「チームの秘密兵器を使える展開に持っていきたかった」と悔しさをにじませた。

 ◇経験が生きた
 ○…今春のセンバツに21世紀枠で出場したBシードの安房が辛勝した。一回表に先制したものの、三回以降2-1のスコアが最終回まで続く苦しい展開。九回裏には銚子の4番宮内祐輔君(2年)に左翼越えの二塁打を打たれ、無死二塁のピンチを迎えた。春のセンバツ2回戦で宇治山田商(三重)にサヨナラ負けを喫しているだけに嫌な雰囲気が漂ったが、早川貴英監督は「センバツでは開き直ることができなかった。ここまで来たら覚悟を決めよう」とナインに思い切ってプレーすることを指示。エース佐野公亮君(3年)の粘投で切り抜けた。早川監督は「センバツの経験が生きた」と話した。

==============

 ■球軌

 ◇3兄弟、気持ちは一つ--印旛(3年)須田正樹選手
 「何としても後続の2人の弟につなげるぞ」。七回裏2死一、二塁。7番須田正樹君(3年)は気合を込めて打席に立った。フルスイングした5球目。ポップフライとなった打球は遊撃手のグラブに収まり、印旛の夏は終わった。ネクストバッターズサークルでは8番俊樹君(1年)、ベンチでは9番勇樹君(同)の双子の弟が、うなだれる兄の姿をじっと見つめていた。

 「兄貴と一緒にやりたい」。昨夏、進路決定を控えた2人が正樹君に告げた。当時、印旛の部員はわずか8人。県予選にも出られない。「しっかりと野球ができる高校へ進め」。正樹君は進言した。

 しかし、2人の意思は固かった。3兄弟は小、中学校でも同じチームでプレー。自分に厳しく、黙々と素振りや走り込みに打ち込む正樹君の姿を、弟たちは追いかけてきた。2人は印旛に入学し、野球部に入った。メンバーは11人となり、兄に「最後の夏」をプレゼントした。

 試合終了後、兄弟は人目をはばからず号泣した。「また3人で野球をやろう」。引退する兄を真ん中に、3人は何度も抱き合った。俊樹君は兄の背番号「2」を受け継ぐことが決まっている。「今度は一勝をプレゼントする」と誓った。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:島根大会 開星、大社3回戦へ /島根

 夏の全国高校野球島根大会は14日、県立浜山、松江市営の両球場で計6試合が行われた。県春季大会優勝の開星が松江工を7回コールドで降した。同大会準優勝の大社は2本の本塁打などで、江の川との打撃戦を制した。

 ▽2回戦

 【県立浜山球場】

松江工

  0000000=0

  151000×=7

開星

 (七回コールド)

 (松)藤原、宇山、藤原-坪倉

 (開)小池-橋本

▽二塁打 佐藤2、井原(開)

江津工

  001000000=1

  00000122×=5

川本

 (江)杉山、丸田-盆子原

 (川)大峠、片岡-河野、平田

▽本塁打 市原(川)

▽二塁打 市原(川)

出雲商

  0002010000=3

  0120000001=4

松江南

 (延長十回)

 (出)堀内-中島

 (松)築澤、青山、金山、築澤-高砂

▽二塁打 増田、高木(出)、高砂、黒田(松)

 【松江市営球場】

邇摩

  200010014=8

  000000000=0

津和野

 (邇)大隅、森田、小川-長尾

 (津)潮、藤井-豊田

▽三塁打 松本昌(邇)

▽二塁打 山根2(邇)、加藤(津)

益田翔陽

  02404=10

  00000=0

出雲農林

 (五回コールド)

 (益)熊谷-〓田

 (出)糸賀、錦織-今岡

▽本塁打 熊谷(益)

▽二塁打 〓田、寺戸(益)、三島(出)

大社

  024023000=11

  101000301=6

江の川

 (大)朝槻-吉田

 (江)岡田、村上、戸根、松井-向山、鈴木

▽本塁打 岡本、坂本(大)、松井(江)

▽三塁打 岸本、手銭(大)

▽二塁打 板垣、岡本、坂本(大)、松井(江)

 〇…13日の記録…〇

 ▽1回戦

 【県立浜山球場】

出雲北陵

  0000000=0

  3110101=7

平田

 (七回コールド)

 (出)新宮、高村-小村

 (平)金山健、大福-勝部

▽二塁打 吉川、山崎(平)

出雲工

  030020001=6

  010000010=2

三刀屋

 (出)児玉-岡良

 (三)峠、藤原洋-飯塚

▽二塁打 花田、児玉(出)、藤原洋(三)

 【松江市営球場】

松江西

  0001000=1

  121202×=8

江津

 (七回コールド)

 (松)三島-石田

 (江)千代延-有田

▽三塁打 庄司(松)梅木、市木、山本、山下(江)

▽二塁打 湯浅、山下、梅木(江)

浜田商

  260109=18

  000050=5

益田

 (六回コールド)

 (浜)野上和、濱田-藤井

 (益)木束地、藤岡、野村-三浦

▽本塁打 濱田(浜)

▽三塁打 釜本(浜)

▽二塁打 野上翔2、藤井(浜)、森山(益)

大東

  5100302=11

  3000000=3

浜田水産

 (七回コールド)

 (大)大坂-藤原

 (浜)中田、比屋根、斎藤-大谷

▽本塁打 田中、石飛(大)

▽二塁打 杉原、藤原、田村、大坂(大)

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:東・西兵庫大会 神戸国際大付、4回戦へ /兵庫

 第90回全国高校野球選手権記念東・西兵庫大会(県高野連、朝日新聞社主催)は14日、東大会3回戦10試合が行われ、シード校の神港学園や神戸国際大付などが4回戦に勝ち進んだ。13日にも3回戦の東大会2試合、西大会8試合があり、シード校の社、明石南などが勝ち上がった。

 15日は予備日のため試合は行われず、16日に西大会4回戦8試合が予定されている。また、準々決勝の抽選が明石球場で第1試合終了後に行われる。

 ◇東大会
 ▽3回戦

 ◇…尼崎…◇
報徳学園

  5200002=9

  0020000=2

宝塚東

(七回コールド)

 (報)近田、岡田、小野寺-糸井

 (宝)宮山、大西-原田

▽三塁打 近田、中村(報)

▽二塁打 井上2、中村(報)原田(宝)

川西緑台

  000100580=14

  400230020=11

夢野台

 (川)山田、野田、丹松-時岡

 (夢)高田、鎌谷、佐藤-萩尾

▽三塁打 白澤、西村元(川)

▽二塁打 時岡(川)中川、大島(夢)

尼崎小田

  000100000=1

  00010010×=2

須磨

 (尼)森永、金、橋口、岩山-谷口

 (須)佐々木、小川-坂本

▽三塁打 松谷(須)

▽二塁打 金(尼)松谷、影山(須)

 ◇…スカイマーク…◇
兵庫工

  0000001=1

  110034×=9

神戸国際大付

 (七回コールド)

 (兵)上岡-植田

 (神)松田-山村

▽本塁打 朝長(神)

▽二塁打 山村、原田(神)

神港学園

  000002011=4

  000100000=1

神戸

 (港)伊藤直、橋本-堀尾

 (神)加藤、田中-小林

▽三塁打 浅井2(神)

▽二塁打 水口(港)

 ◇…明石…◇
滝川第二

  000030000=3

  000010001=2

神戸村野工

 (滝)松本、山本-山脇、島田

 (神)谷口-森本

▽三塁打 山脇(滝)高瀬(神)

▽二塁打 岸本、松田(滝)

神戸弘陵

  101020020=6

  000000000=0

市伊丹

 (神)高木、飯田、平間、栗原-寺本

 (市)中堀-土川

▽三塁打 村井(神)

尼崎産

  000100003=4

  000000000=0

伊川谷

 (尼)松田-杉本

 (伊)丸山-坂口

▽三塁打 小椋(尼)

▽二塁打 今中(尼)

 ◇…高砂…◇

  0000000=0

  101500×=7

伊丹西

 (七回コールド)

 (灘)吉松、西木-永田

 (伊)山口-鎌戸

▽三塁打 若林(伊)

▽二塁打 岩井、新田(伊)

六甲アイランド

  002011005=9

  010002100=4

川西明峰

 (六)和田、笹山、水野賢-辛

 (川)森本-岸田

▽三塁打 長谷川(六)

▽二塁打 小野、小松、和田(六)乾、板垣、望月(川)

 ■13日の成績

 ◇東大会
 ▽3回戦

 ◇…尼崎…◇
関西学院

  0103321=10

  0100000=1

猪名川

 (七回コールド)

 (関)中尾、鳥内、田村-山崎

 (猪)板谷-井口

▽三塁打 有村(関)

▽二塁打 有村、東野、中尾(関)

神戸北

  002000210=5

  20201011×=7

伊丹北

 (神)児玉、林田、川原-小林

 (伊)中本、古賀、中本-江川

▽本塁打 山本(神)相良(伊)

▽二塁打 川原(神)相良(伊)

 ◇西大会
 ▽3回戦

 ◇…明石…◇
姫路東

  0000000=0

  102023×=8

松陽

 (七回コールド)

 (姫)清瀬、上杉-森下

 (松)渡辺-古田

▽二塁打 杉本2(松)

日生学園第三

  120000500=8

  002000000=2

明石

 (日)山林、川内-上田

 (明)福原、藤井-小嶋、樋口

▽三塁打 岩尾(明)

▽二塁打 井上、山林(日)

生野

  000110100=3

  00321000×=6

明石南

 (生)玉川-岡本

 (明)佐野、勝野-尾上

▽三塁打 岡本(生)高嶋(明)

▽二塁打 御縞(明)

 ◇…高砂…◇
東播工

  000000100=1

  01021100×=5

 (東)原、森兼-井沢

 (社)井上-田中

▽二塁打 森兼、井沢(東)、藤田、立岩、白井、福本(社)

加古川西

  0000001000=1

  0000001001=2

明石清水

 (延長十回)

 (加)岡野、田中、畑、田中-小原

 (明)萩原-山田

▽二塁打 徳永、畑(加)

 ◇…姫路…◇
市川

  010100000=2

  000000001=1

赤穂

 (市)鎌村-松尾

 (赤)高瀬、上荷-国澤、田中

津名

  110000100=3

  201000001=4

北条

 (津)禾野、岡田-上原

 (北)中村、横田-長谷川

▽二塁打 祖谷、皆月(津)、横田(北)

明石商

  100005002=8

  002000000=2

佐用

 (明)高月-上原、岩村

 (佐)松本、坂井、中井-阿部、舟引

▽二塁打 盛崎公、井口(佐)

〔神戸版〕

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:東・西愛知大会 成章、延長制す /愛知

 ◇東邦、栄徳はコールド勝ち
 第90回全国高校野球選手権記念東・西愛知大会(県高野連、朝日新聞社主催)は13日、11球場で2回戦28試合を行った。東では、今春のセンバツに出場した成章が知立東に苦戦し、辛うじて延長戦を制して3回戦に駒を進めた。西では東邦や栄徳がコールド勝ちした。19日は8球場で3回戦16試合がある。

 ◆東大会

 ▽2回戦

 ○…岡崎球場

岡崎東 100002000=3

刈谷工 30002011×=7

 (岡)榊原康、杉浦、山口、山本-赤松

 (刈)長坂-八坂

▽三塁打 市川洸(岡)

▽二塁打 館野、赤松(岡)森川、弓納持、川原(刈)

東海商 000000000=0

豊田南 00200000×=2

 (東)榊原-竹内

 (豊)久野、白鳥-宇和佐

▽三塁打 太田、白鳥(豊)

▽二塁打 榊原(東)池浦(豊)

 ○…刈谷球場

豊橋中央

  000000011=2

  000000000=0

渥美農

 (豊)白井-土田

 (渥)河合晃-越河

▽二塁打 河合宏(渥)土田、白井、水口、伊藤(豊)

足助 101000010=3

新城 10010102×=5

 (足)吉良-安藤

 (新)右田-久保田

▽二塁打 鈴木麻(足)滝川、井口2(新)

 ○…豊田球場

豊田工 0000101003000=5

豊川工 0000001103001=6

 (延長十三回)

 (田)串浦-鈴木琢

 (川)伊藤隆、味岡-田中、山口

▽本塁打 上田(川)

▽三塁打 串浦、磯貝、山内(田)、出口、伊藤弘(川)

▽二塁打 鳥山(川)

岡崎工 460011=21

高浜  0000 4=4

 (五回コールド)

 (岡)近藤、杉山、吉村-鈴木敬

 (高)磯部-乙川

▽三塁打 糸田2、村山、高熊(岡)

▽二塁打 鈴木大2(岡)、松尾、上大田(高)

 ○…阿久比球場

時習館 210300200=8

小坂井 020010000=3

 (時)柳瀬-木藤

 (小)古賀-富永

▽三塁打 平田(時)古賀(小)

▽二塁打 今泉(時)荒井、小林昌(小)

岡崎学園

  030200000=5

  20020150×=10

豊田高専

 (岡)西山、後藤-近藤

 (豊)佐藤天、伴-青木

▽三塁打 橋本拓、天丸、佐藤健(豊)

 ○…豊橋球場

成章

  0000110111=5

  1000000030=4

知立東

 (延長十回)

 (成)西崎、小川-丸山

 (知)正木、工藤、籾山-鈴木、七原

▽本塁打 倉内(成)

▽二塁打 籾山、山口、菅原(知)中村彰、中河(成)

 ◇実力以上に戦った
 ○…「実力以上のものを出してくれた」。センバツ出場の成章を最後まで苦しめた知立東の本多浩監督は選手たちをたたえた。九回2死から同点の中前打を放った山口恭平選手(2年)は「自分が最後の打者になりたくない。直球を強くたたこう」と打席に入り、気持ちのこもった打球が試合を振り出しに戻した。同点のホームをふんだ伊藤伸主将(3年)は「やっと勝ちが見えたと思ったんですが」と涙を流した。

碧南

  002501012=11

  000000500=5

日福大付

 (碧)安藤、有馬、石川恭-榊原大

 (日)中村、堀内、岩井-川添

▽本塁打 川西(碧)

▽二塁打 川西、榊原大(碧)竹内一、磯部(日)

 ◆西大会

 ▽2回戦

 ○…一宮球場

西春 11001000012=6

豊明 10100000113=7

 (延長十一回)

 (西)鈴木晋、安藤-菅野、西平

 (豊)福田、吉田-堀井

▽三塁打 纐纈、田中(西)大槻2(豊)

▽二塁打 大槻(豊)纐纈(西)

名古屋南 1040400=9

向陽   0000000=0

 (七回コールド)

 (名)中本-石原

 (向)宮崎、水野-安井

▽本塁打 川島(名)

▽三塁打 加藤、中本(名)

▽二塁打 杉原2、加藤(名)間野、沼田(向)

東海学園

  200002000=4

  00500000×=5

天白

 (東)丹羽、市川-川本

 (天)三塩、森貴-井上

▽三塁打 川本、大嶋(東)

▽二塁打 井上(天)

 ○…春日井球場

起工

  300000000=3

  30040000×=7

愛知啓成

 (起)日々-安福

 (愛)小出、川口-金井田

▽三塁打 森田(愛)

▽二塁打 松本(愛)

鳴海 000010133=8

同朋 004000020=6

 (鳴)登地-恒川

 (同)山田、林高、吉田-石川

▽三塁打 恒川(鳴)

▽二塁打 登地(鳴)岡田、原田、吉田(同)

日進西 01400204=11

尾北  10020001=4

 (八回コールド)

 (日)鬼頭、伊藤祐-小川

 (尾)坪内、蔦木-三宅

▽三塁打 坪内、吉田(尾)

▽二塁打 星野(尾)

 ○…熱田球場

愛産大工 64073=20

瀬戸北  00000=0

 (五回コールド)

 (愛)木村、小林、松村-井上

 (瀬)長谷川拓、杉山-臼井

▽本塁打 飯野(愛)

▽三塁打 小川、木村、飯野、中村、山北(愛)

▽二塁打 小川、飯野、濱田(愛)細川(瀬)

愛知    11506=13

名経大市邨 10000=1

 (五回コールド)

 (愛)柴田、矢野-中島

 (名)山田、小谷-花妻

▽本塁打 矢沢(愛)

▽三塁打 中島(愛)

▽二塁打 室田、伊藤啓(愛)三宅(名)

山田 0000100=1

栄徳 021330×=9

 (七回コールド)

▽本塁打 田辺(栄)

▽三塁打 稲富(栄)

▽二塁打 三浦(栄)

 ○…瑞穂球場

犬山   510032=20

名古屋商 0 0004=4

 (五回コールド)

 (犬)荒川-宮田、佐藤

 (名)出口、有沢、出口-柴田

▽三塁打 後藤、松尾(犬)

▽二塁打 千田(犬)柴田、沢田(名)

愛知商 020001000=3

至学館 30200000×=5

 (愛)山本-佐藤、加藤昌

 (至)秋山-田中

▽二塁打 田中、本田(至)山本、神田(愛)

愛知工 00000=0

誠信  4800×=12

 (五回コールド)

 (愛)水野、大山-竹内

 (誠)横山、芦口、大垰-堀谷、坂井田

▽本塁打 小松(誠)

▽三塁打 近藤▽二塁打 小池(誠)

 ○…小牧球場

津島北

  013000001=5

  002000001=3

名古屋国際

 (津)伊佐地-津野

 (名)寺村-佐藤

▽三塁打 秀島、後藤(津)

▽二塁打 北畠(名)伊佐地(津)

名古屋 0000001=1

東邦  401012×=8

 (七回コールド)

 (名)蒔野-松本

 (東)和田、下平-山田

▽本塁打 岩田(東)

▽二塁打 加藤創(名)

大同工大大同

  010100011=4

  000002000=2

丹羽

 (大)稲石-竹内

 (丹)真野、大薮-宮路

▽三塁打 三谷(大)

▽二塁打 杉本3、加納(大)水野、原(丹)

 ○…津島球場

一宮   100000001001=3

名城大付 000200000000=2

 (延長十二回)

 (一)松原-川崎

 (名)高木智、林、高木泉、中野、末村-山口、小紫

▽本塁打 川崎(一)

▽三塁打 中森(一)

▽二塁打 中村、衛藤(一)吉岡、浅井、山口(名)

美和  000201011=5

小牧工 11202002×=8

 (美)中村、吉田-北島

 (小)黒木-上村

▽本塁打 伊藤(美)上村(小)

▽三塁打 黒木、石貝(小)中村(美)

名市工芸

  120201210=9

  000030000=3

昭和

 (名)鈴木-川上

 (昭)春日部-小神

▽本塁打 護持(名)

▽二塁打 内藤、石橋(名)小神、斉藤(昭)

==============

 ■熱球譜

 ◇三塁コーチ涙にくれる--池田圭吾右翼手=岡崎東(3年)
 ロッカールームでチームメートと抱き合い大声で泣いた。岡崎東の双子選手の兄・池田圭吾選手。スコアボードにはいつもの「3番右翼・池田圭」の字はなかった。初戦の西尾戦で2打数1安打1打点と勝利に貢献した。だがその後の練習で左手甲を骨折し、全治2カ月と診断された。

 医師からは「無理すれば出場できるが半年は治らない」と言われた。高校最後の大会。出場への思いは強かった。しかし、試合当日、願いはかなわず左手甲の腫れは引かなかった。「三塁コーチをやらせてください」と監督に申し出た。

 背番号9はコーチャーズボックスに。痛みに耐え、白い包帯を巻いた左手を大きく上げて走者に指示を送る。打者には「力を抜け」「打て」。回を追うごとに声に力がこもる。

 ベンチ前で相手チームの校歌を聞きながら天を仰ぎ、涙をこらえた。試合前に決めていた。「負けても泣かない」と。だがロッカールームでは大粒の涙があふれた。「すまん。勝てなかった」と声をかけてくれたチームメートには「おれが悪かった」。兄に代わって3番に座った弟の匠吾選手は「圭吾のお陰でここまでこられた」。圭吾選手は「きょうの匠吾の安打はうれしかった」と返した。

 「ドロドロにして終わりたかった」。いつもは汚れるユニホームは真っ白のままだった。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:南・北神奈川大会(その2止) 13日の記録 /神奈川

 ◇自分たちの野球出し切る--元石川・杉野達也投手(3年)
 12点リードされて迎えた四回裏無死一塁。思い切り振り抜いた球がセンターオーバーの適時三塁打となった。元石川としては3年ぶりの得点だった。

 この夏は主戦を任されたが、1年生の秋に退部している。「小学5年生から続けてきた野球に飽きた」との理由。アルバイトやギターに精を出す日々を送ったが、野球の練習を続ける仲間を見るたびに「このままでいいのだろうか」とも感じていた。

 2年生の春。インフルエンザで学校を休んでいた時にテレビでセンバツの試合を見た。「もう一度野球を続けたい」。改めて入部を申し出ると、チームメートは拍手で迎えてくれた。

 試合ではなかなかストライクが入らず、二回で降板。試合も五回コールド負けだったが「自分たちがやってきたことは出し切れた」。

 今後は秋の文化祭でのバンド演奏に向け、練習をする予定だ。

==============

 ■13日の記録

 ◆南大会

 ▽1回戦

 【横浜スタジアム】

金沢総合

  1010100501=9

  1003010300=8

横浜緑ケ丘

 (延長十回)

 【保土ケ谷球場】

横須賀

  301000000=4

  000030000=3

舞岡

上矢部

  320110000=7

  11030500×=10

二宮

 【平塚球場】

秀英   00000=0

日大藤沢 30241=10

 (五回コールド)

神田

  000010100=2

  100000011=3

横須賀総合

 【横須賀スタジアム】

磯子工

  000102210=6

  010000000=1

横須賀大津

磯子

  0000010=1

  0030203=8

湘南工大付

 (七回コールド)

逗葉 000000001=1

鶴嶺 00110000×=2

 【藤沢八部球場】

柏陽

  010010030=5

  12000012×=6

茅ケ崎

深沢

  500000010=6

  000000502=7

横浜平沼

 【小田原球場】

小田原城北工

  000001000=1

  20002000×=4

西湘

横浜学園

  000000001=1

  10300000×=4

大磯

 【俣野球場】

関東六浦

  100000300=4

  00100320×=6

松陽

アレセイア湘南

  00100=1

  40043=11

横浜清陵総合

 (五回コールド)

 ◆北大会

 ▽1回戦

 【横浜スタジアム】

横浜隼人 28113=15

元石川  00010=1

 (五回コールド)

津久井 00000=0

川崎工 00316=10

 (五回コールド)

 【保土ケ谷球場】

伊志田

  000000600=6

  000002021=5

城郷

 【平塚球場】

神奈川工

  000003020=5

  100020000=3

相模田名

 【大和引地台球場】

市ケ尾

  110000000=2

  000000000=0

瀬谷西

柏木学園 1131003=9

中央農  0000000=0

 (七回コールド)

鶴見  0060012=9

綾瀬西 0000000=0

 (七回コールド)

 【相模原球場】

相原

  000100230=6

  100000010=2

神奈川総合産業

霧が丘 00321004=10

厚木東 00200000=2

 (八回コールド)

橋本 0000000=0

川和 1010401=7

 (七回コールド)

 【等々力球場】

橘学苑 0002007=9

橘   1000100=2

 (七回コールド)

高津  00000=0

市川崎 30223=10

 (五回コールド)

海老名

  300000101=5

  020000001=3

法政二

 【秦野球場】

相模原総合 420100=16

秦野総合  020 00=2

 (五回コールド)

秦野  000000=0

川崎北 301105=10

 (六回コールド)

 【伊勢原球場】

麻生総合 000000=0

希望ケ丘 013303=10

(六回コールド)

ひばりが丘

  100010000=2

  000100000=1

横浜旭陵

==============

 ◇高校野球テレホンガイド
 0180・99・4558

 毎日新聞横浜支局は、試合結果をお知らせするテレホンガイドを行っています。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:南・北神奈川大会(その1) 22試合がコールド /神奈川

 ◇上溝の篠崎投手、十一回178球投げ切る
 第90回全国高校野球選手権記念神奈川大会(県高野連、朝日新聞社主催)は13、14日、12球場で1回戦55試合があった。計22試合がコールド。延長戦は金沢総合-横浜緑ケ丘など3試合。上溝は篠崎幸市投手が十一回178球を投げ切り、4-3で新城を降した。15日は1回戦6試合と2回戦16試合がある。

 ◇女子部員も応援
 ○…上鶴間のスタンドではユニホーム姿の女子部員2人も応援した。いずれも外野手で2年生の植田葵さんと有薗綾香さん=同右。植田さんの投球ポーズに、有薗さんが打撃ポーズで応じる「応援ダンス」を披露した。1年生の時に女子野球同好会を作ろうとしていて鈴木学監督に声を掛けられた。男子と同じ練習をこなすのは楽ではない。2人は「一緒に練習してくれることがうれしい。ベンチにいるつもりで応援した」とはにかんだ。

 ◇自信ある直球、悔いはない--厚木西・須藤皓治投手(3年)
 八回裏2死三塁。それまで無安打に抑えていた大和南の4番・金田雄一中堅手(3年)に投げた直球が、イメージしていたよりも少し外にはずれた。右前に打ち返され、決勝点を与えてしまった。「自信のある直球だったので、悔いはないです」。そう語りつつ、試合後しばらく涙が止まらなかった。

 右上手から投げ下ろす最速144キロの直球には、プロのスカウトも注目していた。この日も調子は悪くなかったが、ピッチャーマウンドの土が軟らかく、少し調子が狂った。球を手放すタイミングが早くなり、左足が地面に着いてからの「ため」が作れない。制球に苦しみ、思うように三振が取れなかった。

 昨秋は地区予選で東海大相模に敗れた。今大会で両チームとも順調に勝ち上がれば3回戦で再び対戦するはずで「やりたくてしょうがなかった」。スタンドではこの日、その東海大相模の選手たちが見つめていた。

==============

 ◆南大会

 ▽1回戦

 【横浜スタジアム】

藤沢工科

  000003000=3

  40002000×=6

横浜南陵

 【保土ケ谷球場】

山手学院

  000000000=0

  00030000×=3

横浜商

 【平塚球場】

上郷 000010000=1

足柄 00030000×=3

釜利谷

  000112200=6

  200001010=4

小田原

 【横須賀スタジアム】

逗子開成

  012100010=5

  00442000×=10

津久井浜

横浜立野 86310=18

三浦臨海 00000=0

 (五回コールド)

 【藤沢八部球場】

湘南学園

  0000020=2

  0015201=9

湘南

 (七回コールド)

茅ケ崎西浜

  010020000=3

  10043000×=8

金沢

 【小田原球場】

旭丘

  0000000=0

  4010002=7

横浜桜陽

 (七回コールド)

吉田島農林

  1404005=14

  0000300=3

光陵

 (七回コールド)

 【俣野球場】

湘南台

  102001320=9

  001040200=7

大船

追浜 1005002=8

戸塚 0000000=0

 (七回コールド)

 ◆北大会

 ▽1回戦

 【横浜スタジアム】

  3000000002=5

  0000000030=3

鶴見工

 (延長十回)

 【保土ケ谷球場】

上鶴間 00000025=7

栗原  00000000=0

 (八回コールド)

 【大和引地台球場】

厚木西

  000010000=1

  10000001×=2

大和南

麻生 002100210=6

荏田 000000000=0

 【相模原球場】

光明相模原 104403=12

厚木    000000=0

 (六回コールド)

綾瀬

  001101200=5

  201000000=3

麻溝台

 【等々力球場】

県川崎 000001=1

生田  201152=11

 (六回コールド)

浅野 000010013=5

多摩 011000202=6

 【秦野球場】

上溝

  02100000001=4

  10100010000=3

新城

 (延長十一回)

大和西

  003010001=5

  000001100=2

生田東

 【伊勢原球場】

大和

  101113000=7

  000000200=2

鶴見総合

新栄

  001002000=3

  000000000=0

相武台

==============

 ◇高校野球テレホンガイド
 0180・99・4558

 毎日新聞横浜支局は、試合結果をお知らせするテレホンガイドを行っています。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:東・西東京大会 岩倉がコールド勝ち /東京

第90回全国高校野球:東・西東京大会 岩倉がコールド勝ち /東京
 ◇今年度閉校の九段合同は3回戦へ
 第90回全国高校野球選手権記念大会の東・西東京大会(都高野連、朝日新聞社主催)は13、14の両日、東大会の2回戦24試合、西大会の2回戦16試合と3回戦8試合があった。東大会では、11年ぶりの甲子園出場を目指す岩倉がコールド勝ち発進。今年度で閉校する都立九段と区立九段の合同チームは3回戦に進出した。桜丘は九回表に5点を奪い、聖学院に競り勝った。

 西大会では、日大三や日大二などシード校4校が初戦に臨み、いずれも順当勝ち。昨夏準優勝の八王子や同4強の佼成学園も初戦を突破した。

 15日は、東大会が3回戦11試合を予定しており、シード校4校が登場。西大会は3回戦12試合を予定している。

==============

 ◆東大会

 ▽2回戦

 【神宮】

立志舎 200250002=11

芦花  200001001=4

日体荏原

  1122026=14

  1000000=1

東京学芸大付

 (七回コールド)

巣鴨

  00001000=1

  01211102=8

二松学舎大付

 (八回コールド)

 【神宮第2】

大森   0100000=1

立教池袋 303120×=9

 (七回コールド)

都九段・区九段

  105100002=9

  020000010=3

淑徳巣鴨

 【江戸川区】

足立工 000104020=7

桐ケ丘 000003000=3

学習院

  00000001=1

  20000124=9

城西大城西

 (八回コールド)

 【大田スタジアム】

順天 0001100001=3

東  1000000010=2

 (延長十回)

桜丘  000300015=9

聖学院 200500001=8

 【明大球場】

三田 0000000=0

岩倉 313101×=9

 (七回コールド)

荒川工  000000=0

安田学園 440002=10

 (六回コールド)

 ○…13日の試合結果

 ▽2回戦

 【神宮】

芝浦工大高 32233=13

青山    00020=2

 (五回コールド)

城北

  000000310=4

  20020020×=6

駒場学園

駒込学園

  000300002=5

  001020001=4

早稲田

 【神宮第2】

京華 2100101=5

高島 2201502=12

 (七回コールド)

小山台 100220121=9

淵江  200000000=2

 【都営駒沢】

東京

  000000003=3

  00021001×=4

攻玉社

日大桜丘 00000=0

青山学院 0613×=10

 【江戸川区】

筑波大付駒場

  00000100=1

  40200011=8

淑徳

 (八回コールド)

郁文館

  000200010=3

  01030001×=5

目黒学院

 【大田スタジアム】

墨田工  3141011=11

東工大付 0030000=3

 (七回コールド)

正則学園

  000000020=2

  20000100×=3

麻布

 【明大球場】

松蔭   0001000=1

東農大一 0203012=8

 (七回コールド)

新島 000 00=0

文京 53311×=22

 (五回コールド)

 ◆西大会

 ▽2回戦

 【あきる野市民】

富士森

  5014000=10

  0010000=1

東京電機大高

 (七回コールド)

成瀬

  100000001=2

  10101021×=6

田無工

 【上柚木公園】

成蹊

  000000000=0

  01000100×=2

法政大高

田柄

  002041010=8

  300003000=6

聖パウロ学園

 ▽3回戦

 【府中市民】

久留米西 00000=0

日大三  1942×=16

 (五回コールド)

調布北 100000=1

錦城  003026=11

 (六回コールド)

 【八王子市民】

町田工

  0100000=1

  123103×=10

日大二

 (七回コールド)

帝京八王子

  30201024=12

  02000000=2

鷺宮

 (八回コールド)

 【多摩市一本杉】

日大鶴ケ丘

  122112010=10

  000020200=4

杉並

国際基督教大高

  00000=0

  1811×=11

小平南

 (五回コールド)

 【市営立川】

練馬  0000000=0

専大付 000206×=8

 (七回コールド)

狛江

  0000000022=4

  0010010000=2

井草

 (延長十回)

 ○…13日の試合結果

 ▽2回戦

 【府中市民】

五日市 00000=0

拓大一 0671×=14

 (五回コールド)

昭和第一学園

  10001401=7

  00000000=0

明学東村山

 (八回コールド)

 【八王子市民】

調布南

  000000000=0

  00120000×=3

東海大菅生

武蔵野北 000127=10

秋留台  000000=0

 (六回コールド)

 【多摩市一本杉】

穎明館 000102400=7

四商  00100261×=10

石神井 10000=1

松が谷 18002=11

 (五回コールド)

 【市営立川】

小川

  000000502=7

  010000000=1

東村山西

小金井工

  101210000=5

  001000000=1

片倉

 【あきる野市民】

西   00020000=2

八王子 01004202=9

 (八回コールド)

田無

  000001000=1

  00220002×=6

佼成学園

 【上柚木公園】

翔陽  00020000=2

桜美林 31103001=9

 (八回コールド)

国学院久我山

  001000200=3

  101000000=2

北多摩

〔都内版〕

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:福島大会 東日大昌平が大勝 32強出そろう /福島

 ◇17日に3回戦
 第90回全国高校野球選手権記念福島大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)は13日、福島市の県営あづま球場など5球場で2回戦14試合があった。東日大昌平は湖南に15安打の猛攻で20得点をあげて大勝。安積、白河旭、光南、会津農林、いわき総合、平工、湯本はいずれもコールド勝ちし、3回戦へ駒を進めた。

 これで2回戦がすべて終了し、32強が出そろった。17日の3回戦16試合の試合会場と開始時間も決まった。

 ▽2回戦

 【県営あづま球場】

福島明成 00001=1

安積   00632=11

 (五回コールド)

 (福)菊池、加藤-丹治

 (安)古川-阿達

▽三塁打 石田(安)

▽二塁打 相田(安)

学法福島

  200001101=5

  100001100=3

福島西

 (学)村上、藤原-本多、平間慎

 (福)和田-七海

▽三塁打 石橋(学)

▽二塁打 西山2、石橋、杉山(学)

二本松工

  101021000=5

  00010060×=7

福島

 (二)菅野、大塚、吉田-大内亮

 (福)鈴木大、斉藤、山岸-仲野

▽三塁打 佐藤2(二)

▽二塁打 八城、白川、高野(二)本田(福)

 【開成山球場】

須賀川

  0000000020=2

  0002000001=3

小野

 (延長十回)

 (須)住吉、若松-稲田、関根蓮

 (小)万崎-葛西

▽三塁打 駒木根(小)

▽二塁打 福田(須)

郡山  110000000=2

福島商 30000010×=4

 (郡)阿部、捧-捧、伊東

 (福)高野-熊坂

▽三塁打 岩崎(福)

▽二塁打 柿崎(郡)佐藤健、高野、安藤、岩崎(福)

梁川 000001200=3

原町 00150020×=8

 (梁)佐藤基-引地祥

 (原)清水-木幡篤

▽本塁打 高山(原)

▽三塁打 志賀(原)

▽二塁打 志賀(原)

 【白河グリーンスタジアム】

白河旭 202104=18

新地  000 00=0

 (五回コールド)

 (白)近藤-関根

 (新)菊地、前田-武山

▽三塁打 林、松本2、菊地(白)

▽二塁打 関根2(白)

東白川農商

  102000002=5

  210000000=3

平商

 (東)藤田良-塩田

 (平)駒木根-佐藤渉

▽三塁打 大和田(平)

▽二塁打 塩田、緑川(東)駒木根(平)

光南  1121120=8

岩瀬農 0000000=0

 (七回コールド)

 (光)二瓶、鈴木、佐藤-高久

 (岩)相楽-鈴木大

▽二塁打 芳賀(光)

 【あいづ球場】

会津農林 53121=12

喜多方  00000=0

 (五回コールド)

 (会)加藤-一条

 (喜)白川、井上佑-山内

▽三塁打 小寺(会)

▽二塁打 秋山拓(会)井上亮(喜)

いわき総合 0000405=9

会津学鳳  0020000=2

 (七回コールド)

 (い)中沢-駒組

 (会)斎藤、物江-二瓶

▽三塁打 二瓶(会)

▽二塁打 佐川、中沢(い)

 【いわきグリーンスタジアム】

相馬農 1000020=3

平工  0015202=10

 (七回コールド)

 (相)大和田-鈴木

 (平)金成、黒田、荒健-野條、荒聖

▽三塁打 朝倉2(平)

▽二塁打 大和田(相)野木、朝倉、坂下、下山田(平)

湖南     20000=2

東日大昌平 16103×=20

 (五回コールド)

 (湖)渡部貴広、伊藤栄-半沢、渡部貴広

 (東)久保、蛭田、石川-川崎

▽三塁打 川崎、鈴木(東)

▽二塁打 渡部貴広、伊藤栄(湖)久保、斉藤、今村(東)

橘  00000=0

湯本 01702=10

 (五回コールド)

 (橘)中山、持地、中山-高橋修、藤沢

 (湯)芳賀-金成

▽二塁打 四柳(湯)

 ◇「投げたかった…」
 〇…郡山の背番号1、星太陽投手(3年)は右翼手で出場し、「投げたかった」と話した。140キロに迫る直球とスライダーを武器に06年秋からエースナンバーを背負ったが、昨夏の練習試合で打者の顔に投球を当て、以来ストライクが入らなくなった。

 11日の安積黎明戦は大差をつけた場面でリリーフし、2回2失点。13日の福島商戦は接戦となったため出番はなく、阿部将来内野手や捧大地捕手が投手を務めた。星投手は「将来や大地に本来の仕事に集中させてあげたかった」と悔やんだ。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:岩手・宮城地震1カ月 高橋主将、不明の両親思い涙 /山形

◇「きっと応援してくれた」
 「見てくれているかな。精いっぱい頑張るよ」。13日の第90回全国高校野球選手権山形大会1回戦で、金山高主戦で主将の高橋裕二選手(17)は、岩手・宮城内陸地震で行方不明になったままの父伸好さん(56)と母美也子さん(51)を思い浮かべ、マウンドに登った。試合は酒田東高に0-19の五回コールド負け。こらえきれずに涙があふれた。地震から14日で1カ月。17歳には、あまりに過酷な1カ月だった。

 金山高野球部は昨夏の県大会後は部員は4人になり、今年1月にチームの要、星川博人捕手が急性白血病で命を落とした。出場見送りも考えたが、残った部員で、他の運動部員に助っ人を頼み、6月にようやく人数をそろえた。

 その直後の地震で秋田側から栗駒山にタケノコ採りに出かけた両親の消息が途絶えた。

 今は1歳上の兄と祖母と暮らす。「家にいても何もできない。警察からの連絡が来るのを待つだけ。つらい」。重苦しい気持ちを振り払おうと、数日休んだだけで再開した練習に打ち込んだ。練習中はつらい気持ちを忘れられた。野球を始めたのも、巨人ファンの伸好さんの影響だった。

 13日の試合では生まれて初めて捕手を任された。先発した1年生投手は一回から打たれたが「真ん中でいいから打たせてとろう」と声をかけ安心させた。

 高橋選手がマウンドにあがったのは大きくリードを許した五回表。帽子を脱ぎうつむき目を閉じ深呼吸した。両親と星川捕手を思い、気持ちを集中させ、1失点で切り抜けた。その裏の攻撃では左前安打を執念で放った。

 「両親の行方が分からないままでいるのは嫌だ。顔を見たい」。試合後はいくつもの思いがこみ上げた。両親は練習試合に県外まで応援に来てくれた。「(きょうも)きっと応援してくれたと思う」。高橋選手は真っ赤に目をはらしながら話した。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:山形大会 酒田南、コールド発進 /山形

 ◇日大山形は逆転で辛勝
 13日は1、2回戦13試合が、14日は2回戦11試合があった。今春の東北大会準優勝の酒田南は、左沢に12-0の五回コールドで初戦を突破した。3連覇を狙う日大山形は酒田東に途中までリードを許したが終盤に逆転し3-2で辛勝した。蔵王は米沢興譲館を破り2回戦を突破した。東海大山形、羽黒、鶴岡東のシード勢も3回戦に勝ち進んだ。大会は17日まで試合がなく、18、19日に3回戦がある。

==============

 ▽2回戦

 【YZタカミヤホテルズ】

寒河江工

  210000110=5

  100020000=3

長井工

 (寒)林-吉田

  (長)大滝、樋口靖-渡部

▽三塁打 嶋貫(長)

▽二塁打 門脇(寒)

山形東

  000101000=2

  10101202×=7

山形城北

  (東)水戸部、尾藤-安部

  (城)山崎-後藤

▽二塁打 長藤(東)片桐達、高橋、山崎、斉藤2(城)

鶴岡南   01000=1

東海大山形 02432=11

  (五回コールド)

  (鶴)石塚、阿部、今野-斎藤亮

  (東)赤間-池田

▽本塁打 柿崎(東)

▽三塁打 富樫(鶴)

▽二塁打 中野、草野涼(東)

 【米沢市営野球場】

米沢中央

  031010020=7

  020010000=3

新庄北

  (米)遠藤-手塚

  (新)阿部、荒井-大沢

▽二塁打 手塚(米)大沢、佐藤(新)

米沢興譲館

  010001000=2

  00112000×=4

蔵王

  (米)古内-大津加

  (蔵)鈴木彰-木村

▽三塁打 佐藤竜2、島津(米)伊藤学(蔵)

▽二塁打 古内(米)伊藤学2、鈴木淳(蔵)

 【新庄市民球場】

上山明新館

  010000000=1

  00101000×=2

鶴岡東

  (上)小木曽、渡部、鈴木、岡崎-大木

  (鶴)上野-佐藤真

▽二塁打 太田(鶴)

置賜農 011000000=2

北村山 30001100×=5

  (置)島貫、滝沢-斉藤

  (北)堀江真、遠藤、岸-鈴木良

▽二塁打 秋元(置)

 【鶴岡市小真木原野球場】

高畠  000000000=0

酒田商 00105000×=6

  (高)尾形、奥山、高橋-金子弘

  (酒)志田、伊藤-斎藤

▽二塁打 斎藤、高橋昂(酒)

羽黒  000517=13

米沢商 000000=0

  (六回コールド)

  (羽)佐藤旭、山田、佐藤壮-石井

  (米)藤田、竹田、渡部祥-高野

▽本塁打 桜井(羽)

▽二塁打 天野、佐藤旭、桜井(羽)

 【酒田市営光ケ丘野球場】

左沢  00000=0

酒田南 2172×=12

  (五回コールド)

  (左)土田-菊地

  (酒)小山-西

▽二塁打 山本、田中、古橋、平川(酒)

酒田東

  011000000=2

  00010011×=3

日大山形

  (酒)高橋文-野村

  (日)佐藤陽、佐藤雄-野本

▽二塁打 池田(酒)小林翔、佐藤雄(日)

 ◇敗戦も納得の好投
 ○…酒田東の高橋文規投手(3年)が、3連覇を狙う日大山形を六回まで1点に抑える好投をした。八回に逆転されたが「今までで最高の投球だった」と顔を真っ赤に話した。

 酒田東は06年夏の準決勝で日大山形に0ー12で敗れた。その試合に登板した後藤駿介投手からスライダーを教わった。準決勝をスタンド観戦した時から「一番対戦したい相手は日大山形」と思いを募らせていた。「2年前の借りを返したかった」。悔しさは残ったが、思い通りのスライダーを投げられ、納得し球場を後にした。

==============

 ■球音

 ◇自信の配球で接戦演出--山形東・安部晋之佑(しんのすけ)捕手(15)
 五回2死二塁。カウント1-2から要求した外のスライダーを右前にはじき返された。点差が2点に広がる適時打。「まずい!」。しかしすぐに切り替えた。「いいボールだった。打者がうまかったんだ」。最後まで自分なりの配球を貫いた。

 元々遊撃手だったが、入学したばかりの5月に捕手に指名された。最初は町田純司監督から「試合をコントロールできていない」と厳しい言葉をかけられた。そんな時に長谷川直幸主将が声をかけてくれた。「思ったことはどんどん自信を持って言っていい。1年生で大事なのは思い切ってやることだ」。その言葉で吹っ切れた。

 そしてこの試合、山形城北打線は外が苦手と分析し、自信を持ち外中心の配球でリードし中盤まで1点差の接戦を演じた。

 負けても涙はない。「最高の3年生に支えられ本当に感謝したい。そのおかげで今の自分がある」。しかし逆に悔しさも募った。「この試合で『やれないことはない』と分かった。甲子園への思いが強くなった」。自信を胸に球場を去る背中が大きく見えた。

==============

 ○……13日の結果……○

 【YZタカミヤホテルズ】

 ▽1回戦

山形城北 3110210=8

荒砥   0000001=1

  (七回コールド)

  (山)山崎、高橋、三浦佑-後藤

  (荒)梅津悠-大滝

▽三塁打 片桐達(山)

▽二塁打 滝口(山)

真室川

  001031100=6

  001100212=7

鶴岡南

  (真)佐藤賢-金山

  (鶴)阿部、今野-斎藤亮

▽本塁打 石塚(鶴)

▽二塁打 阿部2(真)

 ▽2回戦

九里学園

  020100031=7

  001000000=1

山本学園

  (九)高橋-斎藤哲

  (山)菅原-後藤裕

▽二塁打 川原、斎藤哲(九)後藤裕(山)

 【米沢市営野球場】

 ▽1回戦

山添    00 000=0

米沢興譲館 82124×=26

  (五回コールド)

  (山)神尾、渡部-石川豪

  (米)渡部真、渡部祐、小関-大津加、丸山

▽本塁打 土屋(米)

▽三塁打 渡部真(米)

▽二塁打 佐藤裕(山)佐藤隼、島津、高橋(米)

 ▽2回戦

山形商

  300001000005=9

  100000300001=5

米沢工

  (延長十二回)

  (山)高橋翔-高橋航

  (米)安部-伊沢▽三塁打 片桐(山)

▽二塁打 峯田、板垣2、片桐(山)土屋、佐藤智(米)

 【新庄市民球場】

 ▽1回戦

山形電波工

  000100000=1

  000010001=2

北村山

  (山)山本-松沢

  (北)岸-鈴木良

▽三塁打 武田(山)

小国  00000=0

置賜農 41311=10

  (五回コールド)

  (小)小松、小関-林

  (置)島貫-斉藤

▽二塁打 舟山、笹木、原田(置)

 ▽2回戦

新庄東

  011000003=5

  000100000=1

天童

  (新)井上-土屋

  (天)阿部信-阿部一

▽本塁打 半田(新)

▽二塁打 半田(新)工藤(天)

 【鶴岡市小真木原野球場】

 ▽1回戦

新庄南

  100053000=9

  22201021×=10

高畠

  (新)斉藤、大石、田中、大石-鈴木

  (高)尾形、奥山、高橋-金子弘

▽三塁打 小野(新)金子弘、原田(高)

▽二塁打 冨樫(高)

谷地  00100000=1

米沢商 00051101=8

  (八回コールド)

  (谷)高子、阿部、高子-寺西

  (米)藤田-高野

▽三塁打 川村(米)

▽二塁打 渡辺(谷)菊地、佐藤拓(米)

 ▽2回戦

鶴岡工 001011022=7

長井  000000000=0

  (鶴)佐藤真-小林

  (長)長谷川、佐藤亘-高橋泰

▽三塁打 井上(鶴)

▽二塁打 高崎(鶴)

 【酒田市営光ケ丘野球場】

 ▽1回戦

酒田東 510031=19

金山  0 0000=0

  (五回コールド)

  (酒)高橋文-三浦

  (金)大山将、長沼、高橋-高橋、阿部

▽本塁打 日下部(酒)

▽三塁打 村上、高橋駿(酒)

▽二塁打 村上、金田(酒)

 ▽2回戦

山形中央 2200120=7

酒田工  0000000=0

  (七回コールド)

  (山)梅津、鈴木-竹田

  (酒)今野、日下部、堀-長谷川

▽三塁打 桜井(山)

▽二塁打 森谷(山)

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:秋田大会 大曲が秋田中央破る 金足農は快勝 /秋田

 ◇4試合が雨天順延
 第90回全国高校野球選手権秋田大会(県高野連など主催)は13日に1回戦12試合、14日は2回戦4試合があった。大曲は接戦の末シード校の秋田中央を破って3回戦に進出。前年優勝の金足農は男鹿海洋を圧倒した。

 降雨のため14日にこまちスタジアムとグリーンスタジアムよこてで予定されていた4試合は15日に順延。決勝も21日に変更された。

 ◇能代球場
 ◇羽後、逆転許す
 ▽2回戦

羽後  020000000=2

秋田商 00001221×=6

 (羽)佐々木俊-米沢

 (秋)石井、須田-足利、伊藤

▽本塁打 藤井(秋)

▽二塁打 藤井(秋)

 秋田商は六回、伊藤の適時打で勝ち越すと七、八回にも藤井の本塁打などで追加点。羽後は中盤以降打線が振るわなかった。

 ◇秋田中央守りミス
 ▽同

秋田中央

  000000000=0

  00100000×=1

大曲

 (秋)熊谷、佐藤快-下釜

 (大)佐藤滉-佐々木俊

▽二塁打 遠藤(大)

 大曲は三回、遠藤の二塁打で貴重な1点を挙げ、佐藤滉が3安打完封で守り切った。秋田中央は守備のミスに涙をのんだ。

 ◇八橋球場
 ◇男鹿、追加点ならず
 ▽2回戦

男鹿海洋 10000=1

金足農  44012=11

 (五回コールド)

 (男)真壁、秋山-笹川

 (金)石井-斎藤竜

▽三塁打 高橋健2(金)

▽二塁打 秋山(男)須藤、太田2(金)

 金足農は11安打の猛攻で五回コールド勝ち。男鹿海洋は秋山の適時打で先制。その後も先頭打者を出しながら得点できなかった。

 ◇湯沢、好機生かせず
 ▽同

湯沢  00000001=1

秋田南 00200015=8

 (八回コールド)

 (湯)田口、後藤-佐藤康、篠木

 (秋)渡辺-加藤

▽三塁打 伊藤卓(秋)

▽二塁打 水原(秋)

 秋田南は三回、斉藤の適時打で先制。その後も打線がつながり渡辺が好投した。湯沢は八回の好機も1点止まりだった。

 ◆13日の試合

 ◇こまちスタジアム
 ◇高専、好機生かせず
 ▽1回戦

矢島

  000410202=9

  010200011=5

秋田高専

 (矢)三船-鈴木

 (秋)原田、小野健、佐々木-工藤

▽本塁打 三船(矢)

▽三塁打 伊藤(矢)長山(秋)

▽二塁打 佐藤計(矢)福田(秋)

 矢島は四回、鈴木の適時打で逆転。さらに加点した。秋田高専は九回無死満塁の好機も1点に終わった。

 ◇城南、田牧が一矢
 ▽同

横手城南 0000010=1

能代商  421101×=9

 (七回コールド)

 (横)藤田、小田嶋-松井

 (能)小玉、佐藤正、田村-辻

▽二塁打 西方(能)

 能代商は一回の辻の左前打など12安打で大量リード。横手城南は六回に田牧の適時打で一矢報いた。

 ◇修英、散発5安打
 ▽同

秋田修英 10100000=2

五城目  40200003=9

 (八回コールド)

 (秋)高橋-小野

 (五)斎藤-沢田

▽二塁打 高橋2、佐藤圭(五)千葉(秋)

 五城目は一回に4長短打で4点を挙げ、八回に突き放して試合を決めた。秋田修英は散発5安打に終わった。

 ◇能代球場
 ◇小坂、杉原が制球難
 ▽1回戦

小坂 0000010=1

羽後 030231×=9

 (七回コールド)

 (小)杉原-柏木

 (羽)佐々木俊、布川、斎藤-米沢

▽三塁打 小野崎(羽)

▽二塁打 大野哲(羽)

 羽後が12安打に9盗塁と足も絡めた攻撃でコールド勝ち。小坂は杉原が7四死球を与え、制球に苦しんだ。

 ◇六郷、満塁生かせず
 ▽同

六郷  1000000=1

秋田商 0201122=8

 (七回コールド)

 (六)小柳-小松

 (秋)簾内-足利

▽二塁打 高橋健(六)

 秋田商は1点を追う二回、簾内の適時打で勝ち越し。六郷は四回に2死満塁としたが、得点できなかった。

 ◇由利、先制実らず
 ▽同

由利 100100000=2

大曲 10040120×=8

 (由)佐藤秀、佐藤聖、鈴木雄、佐藤秀-小松

 (大)佐藤滉-佐々木俊

▽二塁打 佐藤秀(大)

 大曲は1点を追う四回、佐藤秀の適時打で逆転。先制した由利だが、佐藤滉の前に3安打に抑え込まれた。

 ◇グリーンスタジアムよこて
 ◇能代西、三塁踏めず
 ▽1回戦

西仙北 100000120=4

能代西 000000000=0

 (西)田中-深浦寛

 (能)桧森勝-工藤

▽三塁打 田中(西)

▽二塁打 田中、伊藤康、深浦寛(西)

 西仙北は八回、堀井の適時打などで追加点を挙げ、好投の田中を援護。能代西は三塁を踏めなかった。

 ◇雄勝、追い上げも
 ▽同

雄勝

  000201000=3

  01120210×=7

大館国際

 (雄)斉藤-姉崎

 (大)伊藤、関口-菅原

▽三塁打 阿部(雄)渋田(大)

▽二塁打 伊藤、柴田(大)

 大館国際は四回、石田の適時打などで勝ち越し。雄勝は六回に阿部の三塁打などで追い上げる意地を見せた。

 ◇十和田、力尽きる
 ▽同

十和田 00300000=3

秋田西 10003321=10

 (八回コールド)

 (十)阿部、小舘、近江-安保

 (秋)原田、須藤、浅井-小武海

▽本塁打 幸野(秋)

▽二塁打 佐藤清、三浦、幸野(秋)

 秋田西は五回、4連打で3点を奪い逆転。点差を広げた。十和田は三回3点を先制したが、力尽きた。

 ◇八橋球場
 ◇由利工、反撃届かず
 ▽1回戦

由利工

  110001000=3

  00200302×=7

男鹿海洋

 (由)小番、白川-三浦

 (男)真壁、秋山-笹川

▽二塁打 笹川(男)

 男鹿海洋は六回、笹川の二塁打で3点を奪い逆転。由利工は七回1死二、三塁の好機を生かせなかった。

 ◇合川、打線振るわず
 ▽同

金足農 2111310=9

合川  0000000=0

 (七回コールド)

 (金)高橋健、金子、船木拓-斉藤竜

 (合)小林-福原

▽本塁打 小松宗(金)

▽二塁打 太田(金)

 金足農は一回、小松宗の2点本塁打で先制し、小刻みに加点。合川は小林が不調で打線も4安打に抑えられた。

 ◇剛腕、初戦で散る
 〇…大会屈指の剛腕、合川の小林直哉投手(3年)の夏は、あっけなく終わった。自己最悪の被安打14、9失点でコールド負け。「力を出し切れなかった」とうなだれた。

 6月下旬に肩の張りが悪化し、投げ込みが十分にできなかった。本来140キロを超す速球はこの日130キロ台前半。甘い球を痛打された。試合後「とても悔いが残るけれど、3年一緒にプレーした仲間にありがとうと言いたい。大学でも野球を続け、上を目指す」ときっぱり。振り返ることなく球場を後にした。

 ◇仁賀保、守り切れず
 ▽同

仁賀保

  1000001000=2

  1000010001=3

湯沢

 (延長十回)

 (仁)佐藤匠-斎藤友

 (湯)田口-佐藤康、篠木

▽三塁打 宮原、柴田(湯)

▽二塁打 鈴木、斎藤友(仁)阿部(湯)

 湯沢は十回、相手の満塁策に対し村山が適時打を放ちサヨナラ勝ち。仁賀保は佐藤匠を援護できなかった。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:宮城大会 仙台育英、東北が快勝 /宮城

 ◇仙台工は古川学園振り切る
 第90回全国高校野球選手権記念宮城大会(県高野連など主催)は13日、名取市の愛島球場など3球場で3回戦8試合を行い、14日は仙台市宮城野区のクリネックススタジアム宮城(Kスタ宮城)など2球場で4回戦4試合を行った。

 3回戦で仙台工は、4点差で迎えた九回表、佐藤拳太中堅手(2年)の2点適時打などで同点に追いつき、延長十回に第3シードの古川学園を振り切った。志津川も投手戦の末、第4シードの仙台商を破った。

 14日は仙台育英が東陵、東北が東北学院に快勝。仙台は九回裏、庄司航(わたる)三塁手(同)のサヨナラ打で逆転勝利。「石巻対決」を制した石巻西と合わせ4校が準々決勝進出を決めた。15日はKスタ宮城など2球場で4回戦残り4試合が行われ、ベスト8が出そろう。

 ○…14日の試合…○

 ▽4回戦

 【Kスタ宮城】

仙台育英 111008=11

東陵   010000=1

 (六回コールド)

 (仙)穂積、木村-戸沢、高橋

 (東)大童、名生-阿久津、佐々木梢

▽三塁打 橋本(仙)

▽二塁打 佐々木、鈴木2(仙)堅田(東)

東北   0000135=9

東北学院 0000000=0

 (七回コールド)

 (東)萩野-関口、薗部

 (学)作間、松橋-駒井

▽三塁打 萩野(東)

▽二塁打 立花、佐野(東)阿部了(学)

 【愛島球場】

石巻 010100000=2

仙台 000000102=3

 (石)佐々木翼-千葉

 (仙)千葉-斎田

▽二塁打 小野寺(仙)

石巻西

  001000001=2

  010000000=1

石巻工

 (西)鈴木孝-相沢

 (工)佐藤智-遠藤幸

▽二塁打 平(西)岩渕(工)

 ○…13日の試合…○

 ▽3回戦

 【愛島球場】

気仙沼

  000103001=5

  201000001=4

泉館山

 (気)小野-渡辺

 (泉)浅野、石田-伊藤

▽三塁打 朝倉(泉)

▽二塁打 熊谷研(気)大沢、朝倉、岩崎(泉)

仙台工

  0000000042=6

  2000020001=5

古川学園

 (延長十回)

 (仙)村山、越田、今野-平塚

 (古)浅野-佐藤竜

▽二塁打 今野、宍戸(仙)高橋(古)

志津川

  000000200=2

  000000000=0

仙台商

 (志)後藤、遠藤丈-三浦祐

 (仙)片桐-佐々木

 【仙台市民球場】

宮城広瀬

  302000010=6

  400100000=5

仙台一

 (宮)佐藤飛、小山田-秋山茂

 (仙)岡部、渡辺、大沼-田中

▽三塁打 秋山茂(宮)

▽二塁打 正垣、斎藤(仙)

仙台東

  000100000=1

  11300000×=5

聖和学園

 (仙)村山、小沢-佐藤雄

 (聖)西條、伊藤-須藤

▽本塁打 山口歩(聖)

▽二塁打 藤本、佐藤大(仙)臼井、首藤(聖)

 【石巻市民球場】

東北工大高 000100=1

一迫商   301115=11

 (六回コールド)

 (東)若生、船木-菊地

 (一)石森-星

▽本塁打 菅原凌(一)

▽二塁打 星(東)遊佐、菅原凌(一)

古川工

  000300000=3

  000010000=1

学院榴ケ岡

 (古)遊佐-福井

 (学)国分、吉田-水戸、工藤

▽三塁打 横山(古)

▽二塁打 福井(古)

中新田

  010000000=1

  00003000×=3

仙台二

 (中)岡崎-星野

 (仙)田中-千葉

▽二塁打 田中(中)土屋、菊田(仙)

==============

 ■威風堂々

 ◇兄のバットに託して--志津川・佐藤悠之主将(3年)
 いつもとは違うバットを持って打席に立った。それは兄の英矢さん(21)が3年前に使ったバットだった。

 英矢さんは05年夏、志津川の一塁手として出場。初戦、このバットで2本の二塁打を放って計5打点。10対9の勝利に貢献した。

 父、兄に続き志津川高校野球部員として、この大会に出場。前夜、兄の記念のバットで素振りし、持ち込むことを決めた。

 仙台商は昨夏の宮城大会準優勝校で、今年も第4シード。片桐壮投手(3年)の前に六回まで散発4安打に抑えられ、得点を奪うことができない。

 先頭打者で迎えた七回表、2球目、狙っていた直球。「意識しなくても体が動いた」。左前に打ち返し、出塁した。それを契機に作った1死二、三塁の好機で百々智之監督のサインはスクイズ。

 打席の三浦成章右翼手(同)が投前に転がす。自身が三塁から還ったのに続き、二塁から代走遠藤拓朗選手(1年)が砂ぼこりを上げて生還。勝利をたぐり寄せる「2ランスクイズ」となった。

 試合後、スタンドには父母らが掲げる「志津川旋風」の横断幕がなびいた。1975年、甲子園まであと一歩まで迫ったあの年から33年。強豪校を撃破し「予感」は徐々に広がっている。

 自身はこの日、4打数4安打。「必ず勝ってこい」との兄からの指令も守った。試合後には、主将として力強く語った。「甲子園に向けての第一関門を突破した」

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:青森大会 三沢商、五所川原工順当に /青森

 ◇14日、大雨で7試合順延
 第90回全国高校野球選手権記念青森大会は第4日の13日に12試合、第5日の14日に5試合が行われ、シード校の三沢商、五所川原工がコールド勝ちし、昨年の準優勝校、八戸工大一や青森北も順当に勝ち進んだ。青森北今別は過去4回甲子園出場経験のある名門、東奥義塾を敗り、旧今別高が青森北の分校になり新校名となってから夏の県大会初勝利を挙げた。初出場の八戸聖ウルスラ学院は青森中央に、3年ぶりに出場した中里は十和田工にそれぞれコールド負け。14日は県内各地で大雨となり、青森市営と八戸市長根公園の全6試合と弘前市運動公園の1試合が15日に順延となった。15日は六戸町総合運動公園を除く県内3球場で2回戦7試合と3回戦3試合がある。

 ◆14日の結果

 【弘前市運動公園】

 ▽2回戦

青森南

  100000000=1

  00010150×=7

黒石商

 (青)若井、中谷、工藤竜-中村隼

 (黒)工藤翔-阿部

▽本塁打 小枝(黒)

▽二塁打 中村哲(青)有馬、成田(黒)

▽暴投 工藤竜(青)

青森西

  520105=13

  000000=0

金木

 (六回コールド)

 (青)桜庭、赤西-井上

 (金)桜庭-福山

▽本塁打 桜庭、蝦名(青)

▽二塁打 永沢、蝦名(青)小松(金)

▽暴投 桜庭(金)

 【六戸町総合運動公園】

 ▽2回戦

弘前学院聖愛

  2304000=9

  0000010=1

青森戸山

 (七回コールド)

 (弘)一戸、成田、佐藤、黒滝、古川-相馬

 (青)白取、川崎-山田

▽三塁打 渋谷(弘)

▽二塁打 一戸、相馬、工藤奨、斎藤(弘)

▽暴投 一戸(弘)川崎2(青)

▽捕逸 山田(青)

尾上総合

  000010000=1

  10000200×=3

五所川原農林

 (尾)山口-小堀真

 (五)工藤嵩、仙庭-成田公

▽二塁打 小堀真(尾)山形、工藤真(五)

 ▽3回戦

十和田西

  000000001=1

  01100010×=3

青森北

 (十)岩本、米田匠、森智-米田匠、畑山、米田匠

 (青)福士-蝦名

▽二塁打 福士(青)

▽捕逸 畑山(十)

 ◇蝦名選手が大活躍
 ○…一回表、青森西の桜庭寛明選手(3年)の3ランに続き、2死二塁から2ランを放った蝦名輝選手(3年)。六回表にも適時二塁打を放ち、守備では左翼線の当たりをダイビングキャッチする大活躍。古川秀彦監督は「今日のラッキーボーイ。練習でも本塁打はなかったのに」と驚いていた。2カ月前まで1番打者だったが、「走者が塁にたまった時のここ一番」を期待され7番に。勝負強さが開花した。

 ◇チャンスに強く、動じないチームのかなめ--黒石商・阿部純選手
 「チームが不調の時、1人だけちゃっかり打つ」というチームメートの言葉通り、阿部純捕手(3年)は青森南戦の重要な場面にすべて絡んだ。「先制されてからは『絶対に還してやる』の気持ちだけだった」という。

 2年生夏の県大会後、成田康生監督に「キャッチャーに転向しないか」と誘われた。今でこそ「いいポジション」と感謝しているが、初めは自分にできるのかと悩んだ。

 打撃練習がおろそかになって不調になったこともある。でも、1年でメキメキと上達。「根がまじめで芯が強い。大きい声で仲間に指示も出せる。動じないところが捕手に向いている」と成田監督。一回表、工藤翔平投手(3年)は甘く入った球を右中間に運ばれ、先制を許した。しかし、阿部捕手は成田監督の期待通り、工藤投手を冷静にリードした。

 浪岡中時代は県ベスト4入り。多くのチームメートが今大会シード校の浪岡に進んだが、自分は黒石商を選んだ。「中学時代のメンバーと対戦したかった」からだ。今年の春季大会は浪岡に9-4で負けた。「いつも負けているから今度こそは……」。順当に勝てば、準決勝で浪岡とあたるが、その前に強豪、八戸西がたちはだかる。「守備からリズムを作り、打って勝つ」。阿部捕手は目に闘志をのぞかせた。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:静岡大会 2回戦16試合、ベスト32決まる /静岡

 ◇ライバル対決は静岡が制す
 第90回全国高校野球選手権記念静岡大会(県高野連、朝日新聞社主催)は大会第5日の14日、2回戦16試合が県内8球場で行われ、ベスト32が出そろった。

 シード校の静岡と昨年準優勝の静岡商のライバル対決は、後半の追撃を振り切り、静岡が勝利を収めた。六回、静岡商の遊撃手と二塁手が守備で衝突し負傷、試合が一時中断した。2人は頭や顔などを強く打っており、15日に精密検査を行う。

 また、激しい雷雨のため、草薙球場第2試合の伊豆中央-静岡市立戦は3時間15分中断。再開後、ナイターで午後7時53分まで試合を行った。

 このほか、興誠、東海大翔洋など強豪校が3回戦に進出。シード校の三島は浜北西に惜敗した。3回戦16試合は19日、県内7球場で行われる予定。

 ◇14日の試合
 ▽2回戦

 【愛鷹球場】

静岡南

  000002000=2

  00130040×=8

三島南

 (静)太田、興津、八木-藤田

 (三)松川-岩野

▽二塁打 岩野、松川(三)

浜北西

  000021000=3

  000010100=2

三島

 (浜)金指-岡田

 (三)久保-一杉

▽三塁打 吉田(浜)

▽二塁打 阿部、中里、菅沼(三)

 【富士球場】

飛龍

  001000012=4

  000000100=1

富士宮北

 (飛)平井-松尾

 (富)菅原-河村

▽三塁打 松尾(飛)

▽二塁打 星野、鳥沢、田所(飛)菅原、河村(富)

御殿場南

  200002020=6

  000000000=0

小山

 (御)青木-広瀬

 (小)岩間、荒木-鬼木

▽三塁打 岩田(御)

▽二塁打 市川、三尋木(御)稲葉(小)

 【清水庵原球場】

藤枝東

  00000=0

  4321×=10

東海大翔洋

 (五回コールド)

 (藤)谷、酒井-伊藤

 (東)望月、富山-小沢、浦井

清水東

  54400=13

  00021=3

二俣

 (五回コールド)

 (清)峯尾、岩崎-仁科、斉藤功

 (二)富樫、森口-森下

▽三塁打 山口、高橋(清)森下(二)

▽二塁打 高橋2、山内(清)

 【焼津球場】

焼津中央

  000100000=1

  01003200×=6

藤枝西

 (焼)鈴木悠、市川、望月-佐野

 (藤)村松準、黒田-南

▽三塁打 永田(藤)

▽二塁打 村松準(藤)

静岡農

  000300100=4

  00210302×=8

誠恵

 (静)井出、杉山-高塚、入江

 (誠)浅田、清、浅田、清-牧谷

▽三塁打 境下(誠)

▽二塁打 青木(静)稲葉唯、清(誠)

 【島田球場】

島田商

  02200203=9

  00000000=0

星陵

 (八回コールド)

 (島)小椋-佐野

 (星)岩付-小泉

▽二塁打 佐野、鈴木、村本、西本、細川、森(島)

袋井

  001002000=3

  00320000×=5

沼津城北

 (袋)名波、清水-鈴木喜

 (沼)井上-菊池

▽三塁打 内藤(沼)

▽二塁打 鈴木喜、名波(袋)

 【掛川球場】

天竜林

  000000=0

  135001=10

掛川西

 (六回コールド)

 (天)梶村、生田-内山

 (掛)溝口、渡辺-内藤

▽二塁打 渡辺2、小崎(掛)

伊東商

  100000100=2

  00101110×=4

磐田農

 (伊)村上-鈴木

 (磐)高橋-松本

▽二塁打 鈴木(伊)松本、山下、高橋(磐)

 【浜松球場】

浜松南

  100000100=2

  10002020×=5

興誠

 (浜)宮崎-内山

 (興)江越-渡辺平

▽三塁打 和久田(興)

▽二塁打 馬渕、足立(浜)上杉、柳、川島(興)

三島北

  10000=1

  05231=11

浜名

 (五回コールド)

 (三)井上、山本、遠藤-飯村

 (浜)内山-小野

▽二塁打 山田、山村(浜)

 【草薙球場】

静岡

  001014000=6

  000001110=3

静岡商

 (静)高橋-大石

 (商)鈴木、伏見-増田

▽本塁打 山崎大(静)

▽三塁打 三田(静)

伊豆中央

  000000002=2

  01200001×=4

静岡市立

 (伊)小播、堀内-長沢

 (静)後藤-長谷川翔

▽本塁打 鈴木(伊)

▽三塁打 梅田(静)

▽二塁打 堀内(伊)増井2(静)

 ◇信頼仲間忘れずに
 ○…昨年、53年ぶりに硬式野球部が復活し、12日の1回戦で56年ぶりの公式戦勝利を飾った三島北。14日の浜名戦では五回コールド負けに終わり、選手らは涙で目をはらした。

 一昨年、同好会発足にかかわった大上恭介主将は「三島北で野球ができるとは思っていなかった。僕たちは大勢の人に支えられている」と、つばの裏に「感謝」と書かれた野球帽を握りしめた。

 大上主将に入部を誘われ、1、2回戦とも代打で出場した浜田拓来(たくる)選手も「勝ち負け以外にも、野球から多くのことを学んだ。信頼しあった仲間とはこれからもずっと助け合っていきたい」と涙をぬぐった。

==============

 ■白線の中から

 ◇負傷の仲間に新たな約束--静岡商・2年、沢入康平右翼手
 静岡に3点差をつけられ、九回裏2死走者なし。後がない場面で打席に入った時、藤巻幸大二塁手(2年)の声が頭によみがえった。「絶対勝つぞ」。

 藤巻選手は、六回の守備で二塁付近に上がった飛球を追い、金子明信遊撃手(3年)と激しく衝突し、グラウンドに倒れ込んだ。一時意識を失い、球場から救急車に乗せられる際、こう声を掛けたのだった。

 藤巻選手とはいつも一緒だった。今大会では先頭打者が藤巻選手で自分が2番。自分が先頭を打つ試合では藤巻選手が2番を打った。どちらかが打ち損じても、もう1人が取り戻す。いつも互いに相談し、アドバイスし合って遅くまで練習を重ねてきた。

 4回終了時には、「次打つ時は絶対おれが塁に出る。だからお前頼むぞ」と声を掛けられた。だが、その言葉に応える前に相方はグラウンドを去った。「あいつのいないグラウンドは何となくしっくりこなかった」。だが勝つという約束を果たすため、懸命にプレーを続けた。

 最終回、右飛に倒れ、約束は果たせなかった。だが試合後、迷いなく言い切った。「次こそ勝つ。あいつと一緒に」

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

第90回全国高校野球:岩手大会 悪天候で16試合順延 /岩手

 ◇一関学院、盛大付3回戦へ
 第90回全国高校野球選手権記念岩手大会(県高野連など主催)は14日、悪天候のため予定していた3回戦16試合を中止し、日程を1日順延することを決めた。また、13日は県営野球場(盛岡市)など6球場で2回戦16試合があり、春夏連続甲子園出場を目指す一関学院や盛岡大付などが順当に3回戦へ駒を進めた。

 15日は移動日で試合がない予定だったが、順延によって3回戦16試合を実施し、16日を移動日に充てる。準決勝は20日の午前11時と午後1時20分から、決勝は21日午後1時からそれぞれ行われる。

 〇…13日の試合…〇

 【県営野球場】

 ▽2回戦

西和賀

  100001020=4

  300000000=3

福岡工

 (西)赤坂-藤原壮

 (福)小野、田中、柴田悠-米田

▽三塁打 吉田(西)

▽二塁打 田中(福)

久慈山形

  000 00=0

  51619×=31

北上翔南

 (五回コールド)

 (久)下舘-大上

 (北)宮本、浅沼、菊池公-斉藤亨、小野寺

▽三塁打 小原、田鎖駿(北)

▽二塁打 高橋翔2(北)

花泉

  0142100=8

  0000000=0

岩泉

 (七回コールド)

 (花)及川歩、佐藤啓-岩渕

 (岩)和山、小川-工藤俊

▽本塁打 小野寺和(花)

▽二塁打 及川歩(花)

 【花巻球場】

 ▽2回戦

一関学院

  0101404=10

  0000000=0

遠野緑峰

 (七回コールド)

 (一)飯田、菊地、阿部航-鈴木、矢守

 (遠)菊池雄、昆-菊池秀

▽三塁打 佐々木亮(一)

▽二塁打 川原、金森(一)

久慈

  200002001=5

  000000000=0

住田

 (久)粕崎-北沢

 (住)村上純、伊藤大、水野智、木村克-皆川

▽三塁打 上村(久)

▽二塁打 佐藤、上村(久)

沼宮内

  1000000=1

  213022×=10

盛岡北

 (七回コールド)

 (沼)丹内-今松

 (盛)小形-中村

 【森山総合運動公園野球場】

 ▽2回戦

宮古北

  000000000=0

  01120000×=4

一関二

 (宮)武田-越田

 (一)三宅-吉田

▽二塁打 吉田(一)

黒沢尻工

  000000000=0

  00001000×=1

宮古商

 (黒)高橋-岩崎

 (宮)清水、佐々木良-星野

▽三塁打 八重樫(黒)星野(宮)

 ◇あと一歩
 ○…黒沢尻工の斎藤翔選手(3年)。1点を追う九回2死、内野安打で出塁し、二盗を狙って走り出すと、相手の守備の乱れをついて一気に三塁へ頭から滑り込んだ。「1点が欲しかった。二塁手がボールを取り逃し、行けると思った」。チャンスを作り出したが、最後の打者が三振に打ち取られ、あえなく残塁。「あと一歩だった」と肩を落としたが、「黒工はいつも明るい前向きなチーム。後輩にはこの雰囲気をこれからも守って頑張ってほしい」と話した。

一関一

  012001030=7

  000011010=3

宮古

 (一)岩渕紀-岩渕大

 (宮)舩越、奥、昆-立花

▽二塁打 小野寺、桜田、伊藤健2(一)大越、高木(宮)

 ◇「蛮カラ」で応援
 ○…一関一のスタンドでは応援団長の破石英照君(3年)が、応援に駆けつけた3年生240人の音頭を取った。先輩から引き継いだ継ぎはぎだらけの学ラン姿で「蛮カラ」スタイルの応援を守ってきた。しかし、現在団員は3人のみで、全員が3年生。新入生の獲得に気をもんでいるが、「今はとにかく選手たちに頑張ってほしい」と力強い声援を送った。

 【一関運動公園野球場】

 ▽2回戦

盛岡農

  001010001=3

  010000021=4

遠野

 (盛)山本-中田

 (遠)菊池郁-佐々木光

▽二塁打 上野(盛)高橋、菊池光、菊池郁、佐々木光(遠)

釜石

  004000000=4

  02100301×=7

盛岡大付

 (釜)高橋、大瀧-古澤

 (盛)鴇田、金澤、多田-中村

▽本塁打 熊谷(盛)

▽二塁打 山田(釜)清野(盛)

岩谷堂

  201000000000=3

  200000010001=4

大槌

 (延長十二回)

 (岩)濱野-千田

 (大)小松-佐々木盛

▽三塁打 濱野(岩)

▽二塁打 佐々木盛、小松(大)

 【八幡平市総合運動公園野球場】

 ▽2回戦

江南義塾

  000400100=5

  000000100=1

花北青雲

 (江)細川、佐々木大、佐藤-上野

 (花)宍戸、伊藤洋-高橋健

▽二塁打 藤村、藤倉、小田島(江)星川(花)

前沢

  113000010=6

  002010100=4

水沢商

 (前)佐藤、中村、大内-菅原貴

 (水)佐々木誠、鈴木-佐藤

▽三塁打 菅原啓(前)

▽二塁打 小野寺(前)後藤(水)

 【雫石町営野球場】

 ▽2回戦

盛岡三

  001000010=2

  001000002=3

盛岡一

 (三)加藤-佐々木央

 (一)菊池-小澤

▽二塁打 小澤(一)

岩谷堂農林

  0100000=1

  213011×=8

雫石

 (七回コールド)

 (岩)佐藤淳、佐藤直-佐藤直、後藤清

 (雫)田口、長内-片岡

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

|

超高校級捕手!東総工・杉山翔大にスカウト23人…高校野球東千葉大会(スポーツ報知) (15日8時1分)

潜在能力の高さをワンプレーで証明した。1―1の3回無死一、二塁。東総工の超高校級捕手、杉山翔大(3年)は外角の直球を右中間の一番深いところまではじき返すと、俊足を飛ばして三塁に滑り込んだ。「右方向に打てる時は調子がいいんです」2打数2安打2打点の活躍でコールド発進に貢献した。ネット裏に集まった9球団23人のスカウトに、守備でも魅せた。捕球後の二塁送球到達時間1・85秒はプロ並み。広島・苑田スカウト部長は「巨人・阿部(慎之助)のアマチュア時代よりも速い」と目を丸くした。プロ意識は強い。帽子のツバには「豪打炸裂 目指せプロ」の文字。高まる周囲の期待も「大観衆で結果を出さないと、プロには行けないので」と重圧にはならない。自らのバットでチームを甲子園に導き、最高峰の世界に飛び込む。

|

東海大翔洋 香田Jr.親子出場へ2安打…高校野球静岡大会(スポーツ報知) (15日8時1分)

◆高校野球静岡大会 ▽2回戦 東海大翔陽10-0藤枝東=5回コールド=(14日・清水庵原) 静岡では東海大翔洋が藤枝東に5回コールドで初戦を突破し、巨人・香田勲男投手コーチ(43)の長男・将平(3年)が2安打。父が3度出場した甲子園へ、第一歩を記した。

 父親に似たスリムな体形から、スムーズにバットを繰り出した。2回1死二、三塁の好機。「5番・左翼」で先発出場した香田は、センター前に2点適時打を放った。「父にいい報告ができます」初戦の重圧を振り切り、2打数2安打2打点で5回コールド勝ちに貢献。佐世保工(長崎)のエースとして甲子園に3度出場した父に続けとばかりに、会心の打撃で好スタートを切った。

 2年夏までは投手だった。「父と同じように、甲子園のマウンドに立ちたい」との夢を抱いていたが、新チーム結成直後、滝公男監督(52)に野手転向を勧められた。「野球の見方が変わった。投手の時に打者を打ち取った喜びよりも、打者でヒットを打った喜びの方が大きい。野手で成功したい」父から譲り受けたグラブは外したが、今では外野用がなじんできた。

 不思議な巡り合わせがある。父が2年生エースとして初めて甲子園の土を踏んだのが82年夏。初戦で対戦したのが、滝監督率いる東海大山形だった。試合は6-1で佐世保工が勝利。それから四半世紀以上が過ぎ、滝監督の下で香田ジュニアがプレーするのも、何かの因縁だろう。

 川崎の実家を離れて、3年目になる。連絡は月に1度と決め、野球修行の日々が続く。「一戦一戦、全員野球で勝ち上がりたい」バットマンとして、父が立った聖地を踏みしめる。

 ◆香田 将平(こうだ・しょうへい)1990年6月22日、東京都生まれ。18歳。血液型B。小3のとき都島スポーツ少年団で野球を始めた。好きな選手は福留(カブス)。家族は両親と弟。182センチ、75キロ。右投左打。

 巨人・香田勲男投手コーチ「勝ったみたいですね。本人からも電話がありました。最後の夏なんだから、悔いのないように頑張れとだけ話しました。静岡も激戦区。どういう結果になろうとも、精一杯やって欲しい」

|

初戦で泡食っちゃった?安房ヒヤヒヤ発進

第90回全国高校野球選手権記念大会(8月2日開幕、甲子園)は14日、36試合が雨天順延となり、全国38地区で254試合が行われた。東千葉大会では今春センバツに21世紀枠で初出場した安房が2―1で銚子に競り勝ち初戦を突破した。また、奈良大会ではセンバツ8強の天理が2回戦で敗退。長崎大会では昨夏甲子園4強の長崎日大が3回戦で姿を消した。15日は全国31地区で244試合が行われる。

 【安房2―1銚子】安房のエース佐野が最後の打者を捕邪飛に打ち取ると、ベンチの早川監督は大きく息をついた。「参りました。中盤になかなか点が取れなくて焦りがあった」

 今春のセンバツに21世紀枠で創部107年目の初出場を果たし、1勝を挙げたチームが2―1の辛勝発進。9回は無死二塁のピンチをしのいでつかんだ白星だった。

 センバツ2回戦では2点リードで迎えた9回に、まさかの逆転サヨナラ負けを喫した。監督の頭には勝利が目の前で消えた悪夢がよみがえった。しかし、不安を一掃したのがマウンドの佐野だ。「覚悟を決めて3つアウトを取れ」と伝令を受けると、内角直球で後続の3人をピシャリ。「あの球を一番練習しているから思い切っていけた。春の経験が生きているのかな」と胸を張った。

 センバツ出場後は街で声をかけられる“顔”となったが、夏の千葉大会では1976年の準優勝が最高。選手も指揮官も「自分たちは挑戦者。甲子園に行けるようなチームではない」と口をそろえる。それでも、佐野は「あのマウンドでもう一度投げたい。全力で自分たちの力を出せば甲子園でも勝てる」とチームの本音を代弁する。

 21世紀枠の出場校で夏も連続出場したのは01年の宜野座(沖縄)のみ。道のりは決して平たんではないが、まずは一歩、聖地に近づいた。

[ 2008年07月15日 ]

|

震災で両親不明の球児奮闘 高校野球山形大会

「最後の夏だ。父さん、母さん、見ててくれ」。13日の全国高校野球選手権山形大会1回戦で、酒田東高と対戦した金山高の主将高橋裕二君(17)は強い思いを胸に試合に臨んだ。高橋君の父伸好さん(56)と母美也子さん(50)は1カ月前の岩手・宮城内陸地震で行方不明になったまま。試合は0―19の5回コールド負けだったが、本来なら応援に駆け付けたはずの両親の姿を心に思い浮かべながら、精いっぱいプレーした。

 高橋君の両親は地震があった6月14日早朝、栗駒山にタケノコ採りに行くと言って出掛け、行方が分からなくなった。
 「家にいても、連絡を待つしかなくて落ち着かなかった。学校に行って野球をした方がまだ気持ちが楽だった」。高橋君は地震発生の3日後には登校。主将としてチームをまとめ、大会での勝利を目指して練習にひたすら打ち込んだ。
 金山高の野球部員はマネジャー2人を含め13人しかいない。うち5人がボート部やバスケット部からの「助っ人」だ。

 酒田市の光ケ丘野球場で行われた酒田東戦。未経験者も含む急造チームでは試合の主導権を握るのは難しく、一方的な展開となったが、高橋君は5回表には3番手の投手としてマウンドに上がり、1失点に抑えた。
 そして5回裏2死には3年間の練習と両親への思いを込めて、左前に安打を放った。得点にはつながらず、ゲームセット。終了後、あふれ出た涙について、高橋君は「言葉では説明できなかった」と言う。

 「最後の大会だから、父さん、母さんに球場で見てほしかった」。高校最後の夏を終え、高橋君は祈るように話す。「行方不明のままでは心の整理がつかない。お願いだから早く帰ってきてほしい」
2008年07月15日火曜日

|

島田Jr.完封で常総学院8強/茨城大会

<高校野球茨城大会:常総学院2-0下妻二>◇19日◇4回戦

 常総学院がベスト8に進出した。21年前、同校が甲子園に初出場し準優勝した際のエース島田直也氏(38)を父に持つ島田隼斗投手(3年)が下妻二を2安打で完封した。

 9回、最後の打者は直球で一塁ゴロに仕留めた。島田は自らベースを踏むと、大きく左腕を突き上げた。今大会初登板が、2安打2四球の完封勝利となった。島田は「直球とスライダーしか投げなかった。みんなが守ってくれて投げやすかった」。第一声は守備陣への感謝だった。

 制球力が身上だ。常にストライクを先行させた。打たせて取る投球だが、大胆な攻めも見せた。9回2死で奪った6個目の三振は、スライダーを3球続けて相手の意表を突いた。こんな投球に木内幸男監督(77)も「これまでで一番の投球だったが、当たり前だと思っている。スライダーの使い方のうまさは(父親と)一緒です」と評価した。

 7回までは0-0の均衡が続いた。「味方を信じていました」。そんな島田を「木内マジック」が援護した。8回、先頭打者が2ストライクに追い込まれると突然代打を起用。代わった土肥慎(3年)がカウント2-3から右中間に三塁打し、なおも代打起用の柿沼弥臣三塁手(1年)が中犠飛して、貴重な1点を挙げた。

 この日父直也氏の姿はなかった。BCリーグの信濃に属し、試合で観戦できなかった。今後は駆けつけるという。そんな父が横浜に在籍した当時、仲良しだった打撃投手の石田文樹さんが15日に急死した。家族ぐるみのつきあいで、島田もショックを受けた。「(98年の)優勝旅行でハワイに行ったときも遊んでもらいました」。

 石田さんは木内監督のもと甲子園で優勝している。島田は「いい報告ができるよう頑張りたい」。石田さんに活躍を誓った。

 [2008年7月20日9時11分 紙面から]

|

北海鍵谷6安打8K完封/南北海道大会

<高校野球南北海道大会:北海6-0札幌一>◇19日◇決勝

 古豪北海が6-0で札幌一を圧倒し、南北海道大会を制覇、9年ぶり34度目となる夏の甲子園を勝ち取った。地区の初戦から1人で投げてきたエース鍵谷陽平(3年)がこの日も最速144キロの速球を駆使し、6安打8三振の力投で完封した。

 長い夜がようやく明けた。夏の甲子園全国最多の33回目を果たしたのは99年。足踏みが続いているうちに全国最多は松商学園(長野=34回)に抜かれ、駒大苫小牧には先に全国制覇を許した。そこに現れた「救世主」が鍵谷だった。

 道南の七飯(ななえ)町からやってきた右腕が、ほとんどすべての試合で投げチームをけん引。中学で硬式を経験する者が多い中、軟式出身の鍵谷は帽子のツバに自ら「雑草魂」と書き自己を鼓舞した。平川敦監督(37)と熱い抱擁を交わしたエースは「やっと先生を甲子園に連れていけます」と最高の笑顔を見せていた。

 [2008年7月20日9時0分 紙面から]

|

八戸西9回逆転劇勝で4強/青森大会

<高校野球青森大会:八戸西3-2浪岡>◇19日◇準々決勝

 八戸西が浪岡に3-2で逆転勝ちし、2年連続ベスト4進出を決めた。1-2で迎えた9回表、1番中田昇吾(2年)の二塁打で同点とし、スクイズで逆転。エース伊藤晃輔(3年)が浪岡の反撃を断ち切った。

 鮮やかな逆転劇だった。9回表無死一塁から、中田の中越え二塁打で、まずは同点。この後、1死一、三塁から4番向祐貴(2年)の投前スクイズで、ついに逆転した。その裏、2死二塁のピンチ。エース伊藤晃輔(3年)と田中洋光遊撃手(2年)の連係で、二塁走者をけん制で刺し、4強切符を手にした。

 「やったあ!」とナインは喜びを爆発させた。8回まで、浪岡のエース唐牛良輔(3年)に散発5安打に抑えられ、7回に捕逸でもらった1点のみ。「打倒私立で甲子園」を実現する前に、公立の浪岡に敗戦目前だった。「ナインは成長した。土壇場で、あれだけの力を発揮するとは」。榎本和彦監督(40)も驚く。

 昨年は準決勝で八戸工大一に6-8で敗れた。伊藤が先発し、2回に一挙5点を奪われ降板した。この日は8安打されながら2失点に食い止め、意地の力投を見せた。「昨年、自分で負けているので、何としても抑えたかった。最後まであきらめず、丁寧な野球をやった自分たちが勝った」と声を弾ませた。

 次は29年ぶりの決勝進出をかけて、いよいよ光星学院と対決。「何としても倒します」と田沢亮介主将(3年)は「打倒私立」をあらためて宣言した。

 [2008年7月20日11時23分 紙面から]

|

東海大山形延長サヨナラ!/山形大会

<高校野球山形大会:東海大山形4-3鶴岡工>◇19日◇3回戦

 東海大山形のエース赤間謙(3年)が、投打で大暴れだ。0-3の5回途中から登板し、自己最速の144キロを計測するなど5回 1/3 を無失点。打っては延長10回のサヨナラ打を含む3安打で、鶴岡工を4-3で下した。

 おぜん立ては整った。3-3で迎えた延長10回裏2死一、二塁。赤間のバットが、真ん中低めの直球をたたく。拳を突き上げながら見送る打球が左中間フェンスを直撃する。サヨナラの走者が生還すると、ベンチからナインが飛び出し、歓喜で渦巻いた。エースの投打の活躍に、武田宅矢監督(30)も「今日は赤間に尽きる。本人もこれでまた勢いづく」と絶賛した。

 サヨナラの一打だけではない。赤間は7回1死からヒットで出塁し、反撃ののろしを上げるホームを踏んだ。9回には先頭打者で中安打。その後、三塁走者として内野ゴロの間にホームにかえった。3安打、2得点に勝負を決める殊勲打。ピッチングでも被安打5ながら要所を締め、5回 1/3 を無失点。6回には自己最速の144キロも記録し、三者三振に抑え試合の流れを1人で呼び込んだ。

 もっとも勝利を決めた瞬間、赤間のガッツポーズは控えめだった。「勝ったのはうれしいけど、自分たちは甲子園で勝つために練習してきた。本当にここで喜んでいいのか分からなかった」という理由からだ。頂点しか見えない。昨夏の準々決勝でコールド負けを喫した日大山形に20日、リベンジを挑む。

 [2008年7月20日11時24分 紙面から]

|

聖光学院2年連続8度目の8強/福島大会

<高校野球福島大会:聖光学院7-3会津工>◇19日◇4回戦

 聖光学院は、19日17歳の誕生日を迎えた5番・田村勝歩遊撃手(2年)が、勝ち越し二塁打を含む4打数4安打2打点2得点と大活躍。7-3で会津工に逆転勝ちし、2年連続8度目の準々決勝進出を決めた。

 6回以降、2度も勝ち越された聖光学院が、土壇場で底力を発揮した。今大会は日替わりヒーローが生まれる中、この日の主役は、3回戦までの7番から5番に昇格した田村だった。

 先制された直後の6回裏は、1死から左翼線二塁打を放ち、同点のホームを踏んだ。2点を勝ち越された直後の7回裏は、3-3に追い付いた後の1死二、三塁から右中間に適時二塁打を放ち、その名の通り“勝歩”(しょうぶ)を決めた。4打席4安打で、自らの誕生日を飾った田村は「朝食前に、みんなにバースデーソングを歌ってもらいました。4の4も勝利打点も初めて。気分は悪くありません」と笑顔を見せた。

 「甲子園に行きたくて」と聖光学院に入学した。部員112人がA、B、育成の3班に分かれる中、昨秋B班からA班入り。今春センバツ初戦(沖縄尚学戦)では1安打もマークした。毎年B班を指導している横山博英部長(38)は「攻撃的な野性味がある。精神面も考慮されるA班で見事にチームカラーに染まってくれた」と成長を認めた。

 父勝幸さん(44)に「勝って歩め」と命名された根っからの勝負師。この日、ガッツポーズを連発した田村は「もう1度、甲子園に行きたい」と自身初の夏舞台を見据えた。

 [2008年7月20日11時32分 紙面から]

|

静清工は韮山に「本盗」で勝利/静岡大会

<高校野球静岡大会:静清工4-3韮山>◇19日◇3回戦

 静清工は延長12回、4-3で第4シード韮山を下した。

 球場にいた誰もが度肝を抜かれた。静清工が「本盗」で決勝点を挙げた。

 12回表2死三塁。三塁走者の坪田和也主将(3年)は「常に先の塁を狙っていた。どんな形でも本塁に還ろうと思っていた」。5番・尾崎竜二遊撃手(3年)が初球を本塁打性のファウルにすると、韮山・神谷投手の動揺が見えた。2球目。「走る前はどうなるか不安だった」(坪田)。三塁と本塁の中央を超えるほどのリードを取り、投手の足が上がると同時にスタートを切った。審判の手が横に広がると「安心した」。うれしさよりも、安堵(あんど)が込み上げた。

 シード校を破り、坪田は「目の前の相手を倒すだけ。チャレンジャー精神で向かっていく」と次戦を見据えた。3年ぶりVに向け、挑戦者の戦いは続く。

 [2008年7月20日12時0分 紙面から]

|

広島工沖野3戦連発/広島大会

<高校野球広島大会:広島工9-4福山誠之館>◇19日◇4回戦

 新井2世が3戦連発! 広島市民球場では超高校級スラッガー沖野哲也(3年)に3試合連続の一発が飛び出すなど、阪神新井の母校・広島工が福山誠之館を9-4で下した。

 超高校級スラッガーの一振りが勝負を決めた。6-3で迎えた8回1死一、二塁。広島工応援団の陣取る一塁側スタンドからの「ドカンと一発!」コールが、打席の沖野を全開モードにした。マウンドには福山誠之館の3番手・赤木。前打者を打撃妨害で出塁を許した直後の初球だった。内角低めのストレートをコンパクトに振り抜くと、白球は左翼ポールを直撃するトドメの3ランとなった。

 偉大なOB阪神新井もビックリだ。初戦からこれで3戦連発。右腕を高々と上げながら通算48号を見届け、ゆっくりとダイヤモンドを一周した沖野は「連続弾? 応援してもらい気合が入る。うれしいです」。

 最終打席でパワーを解き放った沖野だが、小技もスゴイ。初回無死一、二塁。複数球団が見守る中、注目の第1打席は三塁線に見事な犠打。スラッガーの初球バントと全力疾走で、相手の悪送球を誘い、2者生還と流れをつかんだ。

 この時に一塁妹尾と激しく接触し、左脇腹を痛めたが「打席に入ったら関係なかった」(沖野)。プロ関係者も感嘆の声を上げるパワーの沖野。目標とする通算50号で、甲子園出場切符をつかみ取る。

 [2008年7月20日12時29分 紙面から]

|

PL投げても勧野!1回0封/南大阪大会

<高校野球南大阪大会:PL学園10-0貝塚南>◇19日◇3回戦

 PL学園の新主砲が打って投げての活躍だ。PL学園が5回コールド勝ち。1年生4番の勧野甲輝(かんの・こうき)左翼手は打っては今夏初適時打、投げては1イニングを無失点に抑え、4回戦進出に貢献した。

 住之江球場のスタンドで少年ファンが騒いでいた。「次、勧野や! 勧野が投げるで」。10-0の5回表、早くもファンから「投手・勧野」としても認識される主砲が、公式戦に初登板した。

 先頭打者に直球を中前にはじき返されたが、続く打者は併殺に切った。最後は空振り三振に取った。「自分の投球をするだけ、と思ってマウンドに登りました」。練習試合では5試合に投げて、夏の大会に向けて準備。富田林第二中2年で142キロを投げ、中学時代の野球教室で阪神安藤を「本当に中学生!?」と驚かせた右腕をさっそく披露した。

 PL学園入学前から勧野が「ポスト中田翔(大阪桐蔭-日本ハム)」と注目されたのは、中田同様、投打両方での逸材ぶりから。中学時代の相手打者は、ほとんど勧野のストレートをとらえられなかった。

 この日はストレート、カーブの2球種で貝塚南打線を抑えたが、鋭い変化のスライダーも持っている。気迫もある。捕手の岸田健人(3年)は「『絶対に抑えてやる!』という気持ちのある投手です。闘志が表に出る投手」と評した。南大阪大会の残り4試合を勝ち抜く中で、必勝リリーバーに起用される可能性もある。

 打っては2-0の初回無死二塁で、体勢を崩されながらも左翼フェンス直撃の二塁打。初の適時打などで、2試合連続2打点を記録した。「泳ぎましたが、シンに当てることが出来ました」。大会2試合を終え、目を離せない選手になってきた。

 [2008年7月20日12時28分 紙面から]

|

静岡学園が第1シードを撃破/静岡大会

<高校野球静岡大会:静岡学園6-0常葉学園橘>◇19日◇3回戦

 シード3校が散る波乱の1日となった。静岡学園が毎回の12安打を放ち、第1シードの常葉学園橘を6-0で破った。6回裏2死満塁、4番細谷拓己主将(3年)が、走者一掃の適時二塁打を放ち勝負を決定づけた。第2シードの興誠、第5シードの常葉学園菊川、磐田南は面目を保った。20日は、8強入りを懸けた熱戦が4球場で繰り広げられる。

 澄み切った青空の下、静岡学園スタンドが何度も沸いた。3回1死三塁から、芳賀康弘遊撃手(2年)の内野ゴロの間に先制。3-0で迎えた6回2死満塁には、4番細谷主将が走者一掃の中越え適時二塁打を放ち、一気に勝利を引き寄せた。投手陣も出雲伊織(3年)-古本真大(2年)の継投で、10安打を浴びるも無失点。赤塚宣貴監督(30)は「こんなに投打がかみ合った試合は初めて。よくやった」と絶賛し喜んだ。

 5月にコーチから昇格した同監督は、試合前日のミーティングでこう伝えた。「3回までは内容が悪くても相手より盛り上がれ」。春の東海王者相手に委縮しないためだった。試合中も「とにかく盛り上げろ」と声をかけ続け、初回から大きなかけ声が飛び交った。「作戦」は成功。3回の先制点につながり、流れを生んだ。

 1月末、部内不祥事で3カ月間の対外試合禁止処分を受けた。春季大会は辞退。練習も2週間自粛した。何度も選手で話し合ったが、参加者は次第に減った。「1つの方向を向いていなかった。ばらばらでした」と細谷主将。だが、今大会の出場が決まると次第にまとまり始めた。5月に常葉橘対常葉菊川戦を見て、野球や夏への思いは強まった。その橘に勝ったこの日、細谷主将は試合が「楽しくてしょうがなかった」と表現した。梅雨明けが宣言された日、同時にナインの心も晴れ渡った。

 1、2回戦の連続逆転勝利に続き、今度は第1シードを撃破した。細谷主将は「次で負けたら何も意味がない。油断せずに、頂点に立ちます!」。静岡学園ナインが勢いに乗った。

 [2008年7月20日13時8分 紙面から]

|

掛川西は東海大翔洋封じる/静岡大会

<高校野球静岡大会:掛川西5-2東海大翔洋>◇19日◇3回戦

 掛川西は5-2で第3シード東海大翔洋を破り、昨秋に延長再試合の末に敗れた雪辱を果たした。

 清水庵原球場に駆けつけた4000人が、息をのんで2時間27分の熱闘に見入った。屈指の好カード掛川西-東海大翔洋戦。掛川西の榊原竜馬投手(3年)が最速139キロの直球とスライダーを武器に、因縁の相手を9回2失点8安打8奪三振に抑え込んだ。

 「会心」と振り返った投球も、大歓声も快感だった。昨秋に負けた相手へのリベンジとは、考えなかった。「甲子園に行くための通過点だから」。試合前日、母真理さんは緊張で、何度も背番号1にアイロンをかけた。ケロッとしている息子を見て「頼もしい」と思う半面、怖くもなった。深夜にこっそり、ユニホームの袖に「幸運のお守り」を縫い付けた。

 「けがした時も、支えてくれたのはお母さんだった。親孝行しないといけないですね」と榊原は笑った。母の思いを胸に、榊原は投げ続ける。

 [2008年7月20日13時8分 紙面から]

|

本荘エースの踏ん張りで4強/秋田大会

<高校野球秋田大会:本荘7-1大曲>◇18日◇準々決勝

 本荘がトルネード左腕の踏ん張りで4強入りだ。エース池田恭介投手(3年)が、5安打1失点に抑え、7-1で大曲を下した。池田は初戦の2回戦から3戦連続完投。27回自責1と抜群の安定感で、チームを優勝した06年以来の4強に導いた。明桜もエース左腕の高橋一平投手(3年)が投打に活躍、7回コールドの8-1で秋田に圧勝し、2年ぶりの4強。また大館鳳鳴が2年連続、新屋が初の準決勝進出を決めた。

 米大リーグで活躍、17日に引退を表明したばかりの野茂英雄氏(39)のように、クルリと背を向ける。「(野茂は)意識したことはない。他の人を見ていいところを取り入れたフォーム。小学校からずっとです」。そんな自己流トルネード投法の池田が、4強入りの立役者となった。

 2回戦は秋田工を6安打完封。3回戦では平成に7安打を浴びたが、9三振を奪い1失点完投。そしてこの日は自責0で3戦連続完投だ。「疲れは試合中は感じなかった」と、本家のようなタフさを持つ。尾留川徹監督(48)は「ここ一番で打者に向かっていく姿勢がある。彼と心中です」と全幅の信頼を置く。

 トルネード後のフォームは一昨年のV腕、高橋佑輝(TDK)そっくり。「仁部智(元広島)くらいに始まって(04年準優勝の)佐藤晃輝(国学院大4年)、高橋と先輩を見習っているから」と尾留川監督。本荘には左腕の系譜がある。

 池田は1年時、高橋からスクリューボールを伝授された。今大会前には「苦しいときでも悔いの残らないように投げろ」と心構えも教わった。準決勝は横綱・明桜と対戦。「納得できる投球を」と4連投目も、悔いを残すつもりはない。

 [2008年7月19日11時44分 紙面から]

|

山形中央140キロ超W好継投/山形大会

<高校野球山形大会:山形中央7-1九里学園>◇18日◇3回戦

 ベスト8をかけた戦いは、第4シードの山形中央が、鈴木駿也と梅津寛樹(ともに3年)の、最速140キロ超えコンビの継投で、九里学園を3安打に抑え、7-1で快勝した。第7シード鶴岡東は、新庄東に3-0で勝ち、2年ぶりの8強入り。3安打13奪三振で完封した左腕・上野和彦(3年)は、2試合連続の無四球完投。両校はベスト4をかけ、20日に激突する。第1シード酒田南、ノーシード山形城北も8強入りした。

 山形中央の、まず鈴木が相手打線を抑え込んだ。「夏の雰囲気に緊張していた」と、初回に失点したが、140キロ超えの直球と、球速差40キロのカーブを交え、打者に的を絞らせなかった。4回に内野安打と四球で無死一、二塁のピンチを招くも、相手の走塁ミスと、土屋佑樹遊撃手(3年)の好守で無失点に切り抜け、試合の流れを完全に引き寄せた。

 6回からは梅津が継投。「球速にはこだわらなかった」と話すように、130キロ台の直球をテンポよく投げ、打者12人に完全投球。ライバルとして鍛錬し合う2人の継投で、2年連続の8強入りを決めた。

 もっとも庄司秀幸監督(32)は、10安打7得点の快勝にも不満だった。昨夏、準決勝で羽黒に2-3の逆転負け。今大会を、勝利への「思い」が試される夏と位置付けてきたが、初回に1死満塁の好機を併殺で逃すなど、チャンスをものにできない場面があった。「1つのプレーに対する厳しさがない。うちは県立高校。地域の人と感動を共有できるような野球をしなければならない」と庄司監督。勝利への執着で、初の夏制覇に挑む。

 [2008年7月19日11時47分 紙面から]

|

盛岡中央エース品川花巻東完封/岩手大会

<高校野球岩手大会:盛岡中央3-0花巻東>◇18日◇準々決勝

 盛岡中央が前回王者の第1シード花巻東を退け、3年ぶりの準決勝に進出した。エース右腕の品川幸也(3年)が9安打を浴びながらも、要所を抑えて完封勝利。打線は、2番手で登板した今大会注目の149キロ左腕・菊池雄星(2年)も効率よく攻め、3-0で快勝した。盛岡大付は、昨年準優勝の専大北上を5-2で下し、6年連続の4強。公立勢対決は盛岡一と水沢が制し、20日の準決勝に進んだ。シード校すべて敗退した。

 品川は最後の打者を遊飛に打ち取り、歓喜の瞬間を迎えたはずだったが、少し笑みを浮かべただけで整列に向かった。「ピンチが続いたし、疲れてました。ガッツポーズとか、そういうのは出さないんで」。興奮したチームメートから抱き付かれ、手荒い祝福を受けても、冷静な表情は変わらなかった。

 ゲームプランがはまった。花巻東の強力左打線を相手に、5回までは内角を攻め、6回以降は外角低めに逃げるシンカーを多用。2回2死満塁は遊ゴロで、6回1死満塁は2者連続三振で切り抜けた。「昨年の甲子園で、花巻東がシンカーを打てなかった。それから練習を始めたんです」。半年ほど練習し、今春に完成。県大会準々決勝の大一番で、努力が実った。

 佐々木大介監督(33)は、意識改革に力を注いだ。最近3大会で2度優勝の花巻東が相手。強さを受け止める前に、主導権を握りに行った。「エンドランのサインを多く出した。先手必勝です」。9回は、二塁走者の盗塁が三塁手の失策を誘い、追加点につながった。99年以降、甲子園出場から遠ざかった私立校が、意地を見せた。品川は「打撃力があるチームなので、自分が点を取られなければ負けない」と自信を深めていた。

 [2008年7月19日11時46分 紙面から]

|

八王子、昨夏決勝のリベンジ/西東京大会

<高校野球西東京大会:八王子6-5創価>◇17日◇4回戦

 八王子が劇的な逆転サヨナラ勝ちで、昨夏決勝のリベンジを果たした。4回戦で創価と対戦、2点差を追う9回裏に一挙3点を奪い、試合をひっくり返した。創価の連続出場の夢は破れた。

 八王子の3番山本尚人外野手(3年)は打席に入る前、小刻みにジャンプを繰り返した。9回1死二、三塁。自らを落ち着かせる「儀式」だった。フルカウントまで粘った7球目、振り抜いた打球は右前で弾んだ。「どんな球だったか覚えていません。でも思い切り自分のスイングができました」。逆転サヨナラ勝利を決めた山本は興奮気味に価値ある一打を振り返った。

 7、8回と併殺で好機をつぶした。2点差で迎えた9回、ナインは「悔いの残らないようにやろう」と確認し合った。チーム1の努力家、竹口祐太郎(3年)が代打で中前打し、流れが変わった。3連打で満塁。2番南嶋亮内野手(1年)が右翼線に落ちる執念の二塁打を放ち、同点だ。ここで山本が登場した。

 安藤徳明監督(47)に「今が一番楽しい場面だぞ」と送り出された。4番の狩野竜馬外野手(3年)には「オレもいるからリラックスしていけ」と言われて吹っ切れた。「思い切り振って三振でも大丈夫」と仲間を信じた結果だった。

 創価戦を目標にしてきた。昨夏は7番で先発、4打数2安打したが、チームは逆転負けだった。その屈辱を糧に、厳しい練習に耐えてきた。冬の伊豆合宿では足袋を履いて朝5時から砂浜を10キロ走った。「みんな振りが鋭くなった」と成長も実感していた。

 「創価と戦えると思うと目覚めがよかった」。待ち望んだ試合に、胸のすくような逆転サヨナラ勝利。観戦に訪れた昨夏のエース川嶋大介さん(19)は「1年間の悔しさを吹き飛ばしてくれた」と後輩たちをたたえていた。

 [2008年7月18日9時6分 紙面から]

|

桑田氏長男出番なし/西東京大会

<高校野球西東京大会:桜美林6-2保谷>◇17日◇4回戦

 桜美林がベスト16に進出した。元パイレーツ桑田真澄投手の長男、真樹外野手(1年)の出番は無かった。15日の中大杉並戦の試合前シートノックで右足の指を負傷。しかしダッシュをこなすなど、回復に向かっている。母真紀さんはスタンドで応援。「今日はパパも来なかったし、真樹も出なかったし…。とにかく勝てて良かったです」と笑顔でこたえた。

 [2008年7月18日9時12分 紙面から]

|

横浜創学館1、2番で快勝/南神奈川大会

<高校野球南神奈川大会:横浜創学館6-1金沢>◇17日◇2回戦

 第1シードの横浜創学館が小泉真純左翼手(3年)と中西良太二塁手(3年)の1、2番コンビの活躍で金沢に6-1と快勝した。

 小さな2人が「大きな」仕事をした。1回裏、162センチのリードオフマン小泉が右翼越え三塁打で出塁し、ボークで先制のホームを踏む。続く169センチの中西が左翼席へ運ぶ高校通算15号本塁打。仲良しコンビが長打力攻勢だ。2回は巧打で魅せた。2死三塁から小泉が右前適時打。すかさず二盗し、相棒中西の左前打で一挙生還すると、中西も50メートル5・8の俊足で二盗を決めた。2人で4安打3打点3得点に2盗塁。大技、小技に加え足技も見せた。

 南神奈川では第1シード4校のうち、2校が初戦敗退の波乱の幕開けだった。「みんな初戦で緊張していたのが分かった」と小泉。そこは中学時代(東金沢シニア)でも1、2番を組んだ2人。小泉が出れば中西も続く相乗効果でチームに勢いをつけた。中西は「小泉が初回に打ってくれたので、気分よく続くことができた」と笑顔で話した。

 毎年、優勝候補に挙げられながらベスト4が最高。甲子園に行くために2人はともに進学。小泉は「いい形で初戦を勝てた。1戦1戦、2人でチームに勢いをつけたい」と先を見据えた。

 [2008年7月18日9時16分 紙面から]

|

水戸一ID野球でコールド勝ち/茨城大会

<高校野球茨城大会:水戸一9-2常磐大高>◇17日◇3回戦

 県内屈指の進学校、水戸一の「ID野球」がさえた。昨夏準Vの常磐大高に8回コールドの9-2で快勝し、2年連続の4回戦進出を決めた。

 1、2回は6安打、1四球、2失策に5犠打を絡めた攻めで、7点を奪った。ソツのない攻撃だけでない。勝因はデータ分析による堅実な守備にあった。中山顕監督(37)は「相手のポイントになるバッター。研究していた。データがはまった」と、1番益子亘三塁手(3年)を徹底マーク。8-1で迎えた5回表だった。益子が放った三遊間への鋭い当たりを、栗田拓磨遊撃手(3年)が難なく正面でさばく。栗田は「全部引っ張ってくる。三塁寄りに守備をとり、はまった。完勝です」と、益子を遊撃強襲の1安打に抑え、してやったりの表情だ。ネット裏の“精鋭部隊”が打球の飛ぶ方向を分析、収集してきた成果だった。

 秀才軍団にとってデータを集め、分析するのはお手のもの。今春は東大10人、京大4人、東工大7人、東北大32人、早大97人、慶大53人の合格者を出した。今年は創立130周年を迎える伝統校。「1球入魂」という言葉を生み、「学生野球の父」と呼ばれ、野球殿堂入りした飛田穂州(元早大監督)もOB。学力と野球が融合した「ID野球」が躍進を支えている。

 次は第2シード霞ケ浦。27年ぶりのベスト8進出に最大のヤマとなる。

 [2008年7月18日9時24分 紙面から]

|

報徳学園が昨年決勝対決制す/東兵庫大会

<高校野球東兵庫大会:報徳学園2-0神戸国際大付>◇17日◇4回戦

 昨夏の兵庫大会決勝の再現は、報徳学園が神戸国際大付を返り討ち、2年連続夏の甲子園に大きく前進した。

 ヒーローはドラフト候補の左腕・近田怜王(れお)投手(3年)だった。リベンジに燃える相手を5安打で完封した。最速143キロの速球を駆使し、11個の三振を奪った。近田は「夏の4試合で、一番いいピッチングができました。ここまで支えてくれたみんなのおかげです」といって胸を張った。

 9回完封は、昨夏の兵庫大会2回戦の飾磨工戦以来1年ぶりだった。9球団25人のスカウトが集結する中での完全復活でもあった。永田裕治監督(45)はこの日の試合前に「最後まで代えへんぞ」と送り出していた。その期待にこたえる投球内容に、試合後は「上体が突っ込まず、何より落ち着いて投げていた」と目を細めていた。

 [2008年7月18日9時31分 紙面から]

|

北見北斗、金星流れた/北北海道大会

<高校野球北北海道大会>◇17日◇1回戦

 北見北斗が大会史上に残る大金星を寸前で逃した。今春のセンバツ甲子園代表駒大岩見沢と1回戦で対戦。1年生の島崎良投手を公式戦初先発させる奇策がズバリとはまり、試合中盤まで2-0とリードしたが、6回裏1死二、三塁の場面で降雨で中断。その後天候が回復せず、試合成立は7回と定めた高校野球特別規則により、そのまま南北北海道大会では初のノーゲームとなった。試合は18日の第1試合(午前9時)に順延された。

 土砂降りの雨の中、球審の「ノーゲーム」のコールが無情に響いた。一塁側ベンチで白方伴幸監督(40)は立ったまま、1点を見つめていた。視線の先は水のたまったグラウンド。あと5つのアウトで試合は成立した。「今日勝っていれば起死回生だったが…。出すものはもうない。明日はだれを投げさせればいいのか」。恨めしそうに空を見上げた。

 一世一代の奇策で「ヒグマ食い」まであと一歩まで迫った。白方監督が地区初戦常呂戦で途中1イニングしか登板していない島崎先発を決めたのは14日。直前の練習で好投したことがきっかけだったが、それ以上にその存在を知られていないことが決め手となった。

 選手にその事実が伝えられたのは翌15日夜のミーティング。島崎自身も「まさかと思いました」と驚く抜てきだった。島崎は「だれにもしゃべっちゃいけないと思って」と、トップシークレットと思い込み、両親にさえ伝えなかった。白方監督が「可能性は未知数だがかけてみた」というギャンブルだったが、見事なまでに的中した。

 内外角に散らす絶妙のコントロールで、ヒグマ打線を5回まで無失点と手玉に取った。バックも好守でもり立て、4回には3番堀籠の本塁打で先制。5回には失策に乗じて追加点を挙げた。しかし、6回から雨あしが強まり中断。島崎は「試合を続けたいとものすごく思ってました」と祈ったが、そのままノーゲームとなった。この日の時点で天は北見北斗に味方しなかった。

 それでも、ナインから未練がましさはなかった。奥原主将は「最初は5回で試合が決まらないようにしようと話していたのがここまでできた。雨といっても条件は相手も一緒。明日まで集中力を切らさずにいい流れのまま試合に臨みたい」と士気は保ったままだ。再戦は18日午前9時試合開始。手の内はさらけ出したが、勝敗はまだ何も決まっていない。

 [2008年7月18日9時47分 紙面から]

|

久慈・柏崎完封でシード校撃破/岩手大会

<高校野球岩手大会:久慈1-0久慈東>◇17日◇4回戦

 79年甲子園出場の古豪が、シード校を退けた。久慈が、同じ市内のライバルで第3シードの久慈東に1-0で勝利。エース右腕の柏崎良平(3年)が3安打完封した。今大会注目の速球派右腕・中村智哉(3年)との投手戦を制し、6年ぶりの8強入りを果たした。第2シードの福岡を下した盛岡大付、2連覇を目指す花巻東などベスト8が出そろった。

 「自信」。柏崎は帽子のツバに書いていた。9回2死三塁、一打同点の場面で、この2文字を見つめた。「自信を持って、気持ちで投げました」。8番打者を遊ゴロに仕留め、試合終了。北沢将捕手(3年)に向けてガッツポーズを繰り出した。130キロ直球と90キロ台のカーブで凡打の山を築き、被安打は3本だけ。「ピンチの時、周りが声をかけてくれた」とチームメートに感謝していた。

 5月10日の久慈地区代表決定戦でも、2-1でサヨナラ勝ち。実力では上回ったはずが、久慈東は今春の県大会3位で東北大会に出場。同2回戦敗退の久慈は影が薄かった。「同じ地区にいい投手がたくさんいる。負けたくない」と柏崎。この日は最速141キロ右腕の中村に投げ勝った。田村宏光監督(40)は「柏崎がよく投げた。タイミングを外す投球ができていた」と振り返った。

 女房役の北沢が好リードした。2回と3回に2死満塁のピンチを招いたが、低めへの配球でしのいだ。中学1年の春に父親を亡くし、新聞配達をしながら練習を続けてきた。「いろんな人に支えられた。お世話になった方々に感謝したい」。甲子園まであと3勝。柏崎と北沢のバッテリーが、29年ぶりの夢をかなえる。

 [2008年7月18日12時46分 紙面から]

|

明桜・和田7回完全試合で8強/秋田大会

<高校野球秋田大会:明桜7-0能代商>◇17日◇3回戦

 明桜の左腕、和田幸毅投手(3年)が、能代商戦で7回参考の完全試合を達成した。打者21人に103球を投じ14奪三振、外野に飛んだ打球は1つもなく内野ゴロ5、内野飛球2の圧巻の投球。試合は7回コールド7-0で完勝した。正捕手佐藤祐(3年)が15日の矢島戦で右手小指を骨折。全治6週間と今夏絶望の中、3本柱の1人がチームの勢いを取り戻す快投を演じた。

 背番10の和田がパーフェクト投球を披露した。182センチ、76キロの堂々とした体格がマウンドで躍動する。この日最速136キロの直球と縦横のスライダー、カーブ、スクリューボールを織り交ぜた。3回の9番打者から5回の5番打者まで6者連続三振に切るなど、14奪三振。文句のつけようのない出来だった。

 ただ7回完全にも自己採点は厳しい。「低めに徹底して投げた。少し高めに浮いたから90点」と和田。指揮を執る田中亮監督(37)も「何度か近いことをやっている。いずれこうなると思っていた」と平然と話した。

 今大会優勝候補筆頭といわれる同校に、アクシデントがあった。15日の初戦で1年秋から正捕手の佐藤祐が骨折し、最後の夏が絶望となった。田中監督は「一丸となって、祐の分まで戦おう」と鼓舞したという。和田も燃えないわけはなかった。この日は春まで控え捕手だった背番5の斎藤慶(3年)がマスク。和田は「これまでも組んだことがあるから。投げやすかった」と動じなかった。チームに訪れた危機を、和田が快投で一掃してみせた。

 [2008年7月18日12時46分 紙面から]

|

高野連が2校に対外試合禁止処分

 日本高野連は16日、大阪市内で定例の審議委員会を開き、部員の喫煙と部内暴力があった君津商(千葉)など2校に有期の対外試合禁止処分を、4校の指導者に有期の謹慎処分を決めた。日本学生野球協会審査室(開催日未定)に上申され、正式に処分が決まる。部員の部内暴力があった龍谷大平安(京都)は、報告書が不十分だったため再提出され次第、審議される。上申される案件は次の通り。

 【対外試合禁止】千葉・君津商=部員の喫煙、部内暴力▽長崎・五島南の軟式野球部=部員の喫煙

 【謹慎】神奈川・向上の監督=部内暴力▽神奈川・大楠の監督=盗撮行為▽広島・西条農の監督=部内暴力▽山口・西京の監督=迷惑行為

 [2008年7月17日7時48分 紙面から]

|

五所川原農林・仙庭が初完封/青森大会

<高校野球青森大会:五所川原農林2-0弘前学院聖愛>◇16日◇3回戦

 五所川原農林が、仙庭功也投手(3年)の4安打完封の好投で、弘前学院聖愛を2-0で破りベスト16入りを決めた。青森屈指の左腕が、昨年ベスト8の強豪を相手に、今年初完封を達成。黒滝将悟主将(3年)の適時二塁打などで挙げた2点を守りきった。

 左横手投げから、テンポよく投げ込んだ。被安打4のうち、3本はバントヒット。6回の2死三塁、7回の1死二、三塁のピンチも仙庭は、後続をピシャリと抑えた。1死球8奪三振。後半は3アウト目を取るたびにガッツポーズを見せ、ナインとグラブタッチ。好調さを体で表した。

 仙庭は「今日は良かった。得意な外角へのストレートが決まった」と笑顔で話した。春は、いまひとつ不調。センバツ21世紀枠の東北地区候補校に選ばれ、冬から春に照準を合わせた練習を行ってきた。結局、落選したが、仕上がりのサイクルが春は乱れた。だが、自力で甲子園を目指す最後の夏、調子は最高に仕上がった。

 昨年春の県大会地区予選の五所川原戦で、ノーヒットノーランを記録した。秋は県大会3位で東北大会に出場。だが順風満帆だけではなかった。酒田南との1回戦で、2-0で迎えた9回裏2死から同点にされ、延長10回で敗戦。「あの試合で1球の大切さをあらためて思い知らされた」と仙庭は振り返る。

 この日は、同様な展開ながら同じ失敗は繰り返さなかった。そんな仙庭を平山智順監督(37)は「仙庭は本当に、よく頑張ってくれた。最後の一人を確実に打ち取った。守ったバックもすごい」とたたえた。

 [2008年7月17日11時34分 紙面から]

|

秋田南逆転サヨナラ、涙の8強/秋田大会

<高校野球秋田大会:秋田南5-4金足農>◇16日◇3回戦

 第2シードの秋田南が、劇的勝利で6年ぶりの8強だ。2-4で迎えた9回裏2死満塁、カウント2-2と追い込まれた主将の4番伊藤流馬一塁手(3年)が同点中前打。さらに一、二塁から5番加藤慶一郎捕手(3年)が右中間に二塁打を放ち、5-4で前年優勝の金足農にサヨナラ勝ちした。

 9回裏2死二、三塁。秋田南のベンチの選手は涙していた。ネクストサークルの伊藤流主将も、崩れんばかりの表情だった。「今までやってきた、きつい練習を思い出した」。2年半の思いが走馬灯のように頭を巡った。3番諸井翔二塁手(3年)が四球でつなぐ。熱いものがこぼれた。

 しばしの時間が感情の高ぶりを抑えた。満塁で打席に向かうと、相手投手が代わった。「涙をふいていけよ」。野中仁史監督(38)の声が聞こえた。「もっと野球をやりたい。打つしかない。開き直った」。主将の目が鋭さを取り戻した。残り1球と追い込まれても「冷静に球を見られた」。一振りで起死回生の一打にした。最後は「流馬がつないでくれた。泣きそうだった」という加藤が決めた。伊藤流が3打点、加藤が2打点と、4番と5番の2人で全得点を挙げた。

 人一倍、悔しい思いをしてきた学年だった。1年夏には、先輩たちが3回戦でノーヒットノーランを喫した。昨秋は優勝候補に挙げられながら、県3位決定戦で敗退しセンバツの道を絶たれた。冬場に走り込みとジャンプトレーニングで徹底的に下半身を鍛え抜き、雪辱を胸に迎えた春。だが県決勝で明桜に、0-20と最多得点を奪われる屈辱の敗北。東北大会でも3-10で青森山田にコールド負けと、辛酸をなめ続けた。

 「やるしかないぞ。開き直れ」。東北大会後、野中監督は、そう選手に伝えたという。土壇場でその姿は出た。劇的勝利で笑顔と涙が交錯する輪の中、主将の重責を背負い続ける伊藤流は、喜びにむせび泣いた。

 [2008年7月17日11時34分 紙面から]

|

鹿児島実、4年ぶり16度目/鹿児島大会

<高校野球鹿児島大会:鹿児島実4-2鹿児島工>◇16日◇決勝

 鹿児島実が4年ぶりの夏に名乗りを上げた。宮下正一監督(35)は「今日の1勝を取るために、この1年やってきた。ナイスゲームでした」と選手をたたえた。2点差の9回表2死一、二塁。昨夏の決勝は1点リードの9回裏、神村学園に逆転サヨナラ負けを喫した。そんな悪夢が、チーム全員の脳裏をよぎった。しかし、岩下圭(3年)が投じた「この夏で最高のストレート」が内角低めにズバッと決まった。エースの松窪岬(3年)が不調のため、3回戦の古仁屋戦以外すべて登板。準々決勝、準決勝を連続完封した右腕はこの日も140球を投げ込んだ。「投げる機会が少ない松窪が、1回1回声を掛けてくれた。あいつに甲子園で投げてほしくて…」。苦しむエースにささげる勝利でもあった。湊崎諭史(3年)主将は「甲子園でも鹿児島代表として大暴れしたい。目標は全国制覇です」。1年がかりで悲願を達成したナインが、今度は全国の頂点を目指す。

 [2008年7月17日11時39分 紙面から]

|

川和石田が父に捧げる力投/北神奈川大会

<高校野球北神奈川大会:川和8-5霧が丘>◇16日◇2回戦

 川和(北神奈川)が霧が丘を8-5で破り、3回戦に進出した。15日、直腸がんのため亡くなった横浜打撃投手の石田文樹さん(享年41)の長男翔太投手(2年)が先発。悲しみをこらえながら5回途中まで3安打4点に抑え、父に「白星」を贈った。

 亡き父にささげる力投だった。背番号「20」の石田がマウンドに上がった。7回を無失点と好投した初戦(橋本)とは異なり、4回まで毎回走者を出す苦しい投球内容。「マウンドでは(父の死を)忘れようと思った。私情を持ち込みたくなかったから」と強い意志で投げ抜いた。5回、先頭打者に安打を許し降板したが、4回0/3を3安打4失点。気持ちがこもった70球で試合の流れを作った。

 志願の先発だった。この日、岩本晃典監督(20)から「投げられるか」と聞かれ、「いけます」と即答した。「顔をみても普段と変わらなかった」(同監督)とマウンドに送り出された。171センチ、61キロ。177センチの父より小柄だが、自己最速は135キロ。体全体を使うフォームは父をほうふつさせる。女房役の山田一輝(3年)も「気持ちが入っていました」と右腕の粘投に目を見張った。

 ナインから後押しされた。6-3とリードを広げた4回、茂垣太志主将(3年)が2ランを放ち、突き放した。「頼れるエースと思っています。チームのため、石田のために打ちたかった」。病状を知っていたのはごく一部の学校関係者など数人。部員には誰ひとり知らされていなかった。この日、初めて訃報(ふほう)を知ったナインは「知らないことにしよう」(茂垣主将)と全員、普段通り接した。その打線は9安打8得点と結果で後押しした。

 小2の時に野球を始めた。「自分が(野球の)質問をしないと、教えてくれませんでした」という。だが、病床の石田さんは今大会をどれだけ楽しみにしていたことか。親しい球団関係者が6月に見舞った際、ベッドで日程表を見ながら「4回戦までいけるかもしれない。自分の息子が投げるのは見ていられないんだよね。でも良くなったら、やっぱり試合を見に行きたい」とうれしそうに話していたという。願いかなわず、石田さんは息を引き取った。15日、石田は病院のベットで父をみとった。「ありがとう」。ほとんど意識のない父に感謝の気持ちを込めて、最後の言葉をかけていた。

 昨夏、過去最高となるベスト8進出を果たした。「次の試合も絶対投げたい。ベスト8を超える結果を残したい」と、最後まで気丈に話した。涙はなかった。再三のピンチでも「自分の力でなんとかしたかった」と踏ん張った。石田の元に、この試合の使用球が贈られた。

 [2008年7月17日11時40分 紙面から]

|

PL1年生4番勧野2打点/南大阪大会

<高校野球南大阪大会:PL学園7-1城東工科>◇16日◇2回戦

 清原2世が1安打2打点デビューを飾った。初登場のPL学園は城東工科に7-1と快勝した。同校では清原(オリックス)以来1年生4番で注目の勧野甲輝外野手は、2本の犠飛で2打点を挙げた。

 伝説の始まりは、犠牲フライだった。2-0で迎えた3回1死二、三塁での第2打席。勧野はカウント1-1からのストレートを、中堅に運んだ。向かい風がなければ高校通算2号になっていたかもしれない大飛球。「ベンチに入っておられない3年生の分まで頑張る」と心に決めた新主砲は、追加点のほしい場面で4番の仕事をした。

 12日に16歳になり、最初の対外試合を、清原和博以来の1年生4番で迎えた。スタンドは観客でふくれあがり、2年後の目玉を視察する楽天、ヤクルト、ブレーブススカウトの姿もあった。球場が勧野に注目する中、初回1死一塁の初打席は「力んでバットが(うまく)出なかった」。結果は遊ゴロ併殺だった。

 それでも気持ちを切り替え、結果を生んだ。5回1死二、三塁では右方向へ運んで2本目の犠飛。高校デビュー戦の5月31日の練習試合・立命館宇治戦も視察したヤクルト松田スカウトは「打席でボールを見られるようになってきたし、さすがのバットコントロール」と評した。7回無死一塁では、初安打も記録した。

 2歳から野球の練習を始めた。4歳のとき、自宅の2階を練習場に改造。毎日のようにバットを振る姿を見守ってくれた祖父敦美さん(享年75)が1年前の夏に他界。ベネズエラの世界大会に出場していた勧野は涙ながらに「おじいちゃんを甲子園に連れて行く」と誓った。その祖父の写真をしのばせ、試合に臨む。

 3年生も助けてくれる。初回、先制点をたたき出した緒方凌介中堅手(3年)は「3年が打てば、勧野は楽に打てる。楽に打たせてやりたい」と後輩を思いやった。藤原弘介監督(33)は「点のほしい場面で(犠飛を)よく打ってくれた」とねぎらった。

 83年の1年夏、清原は大阪で2本塁打を放ち、甲子園決勝で優勝につながるアーチをかけた。25年たった今も、清原を超える選手はいない。清原を追う夏が始まった。

 [2008年7月17日9時44分 紙面から]

|

桑田Jr.右足指負傷で欠場/西東京大会

<高校野球西東京大会:桜美林11-0中大杉並>◇15日◇3回戦

 元パイレーツの桑田真澄氏(40)の長男で桜美林(西東京)の真樹外野手(1年)は、公式戦2戦目となる3回戦の中大杉並戦は欠場した。13日の翔陽戦では代打で四球を選んで公式戦デビューしたが、試合前のシートノックの際に右足の指を痛め、大事を取ってベンチから応援した。

 父真澄氏は「いいことばかりじゃない。ベンチで応援することをはじめ、今できることすべてがプラスになる。すべてが野球につながっている」。その言葉通り、足にアイシングしながら選手のサポートと応援に徹し、11-0の5回コールド勝ちを支えた。

 試合後、病院に直行。片桐幸宏監督(49)は足の状態について「高校生だから大丈夫でしょう」と軽症を強調した。次戦は4回戦で保谷と対戦。桑田ジュニアの活躍が注目される。

 [2008年7月16日7時40分 紙面から]

|

横浜雪辱へコールド発進/南神奈川大会

<高校野球南神奈川大会:横浜7-0日大藤沢>◇15日◇2回戦

 南神奈川大会2回戦で横浜が日大藤沢を7回コールドの7-0で破り、初戦突破した。エース左腕の土屋健二(3年)が7回を2安打無失点に抑え、7奪三振と好投した。今春のセンバツでは優勝候補に挙がりながら、北大津(滋賀)に初戦敗退。その雪辱へ向け好発進した。

 横浜が06年以来13度目の夏の甲子園へ好スタートを切った。先発土屋が7回を2安打無失点で、三塁を踏ませなかった。奪った7三振はすべて空振りという力投に、土屋は「高めのボール球を振ってくれた。キレもあったと思います」と胸を張った。

 冷静だった。2、4回に先頭打者を出したが、「相手が動くのが見えた」とそれぞれ一塁けん制でアウトにした。今春センバツ出場校が各地で次々と敗退。土屋は「大事な初戦。緊張感をもって臨むことができました」と振り返り、渡辺元智監督(63)も「本調子ではないが、強豪相手によく抑えてくれました」と目を細めた。

 優勝候補に挙げられたセンバツでは初戦の北大津戦に先発したが、7回5失点でまさかの敗退。渡辺監督から「松坂(レッドソックス)や涌井(西武)のような選手になれる技術はある。あとはピンチでどう踏ん張るかだ」と精神的な甘さを指摘された。練習中は何度も「我慢」という言葉を意識し必死に鍛えた。5月にはセンバツ優勝の沖縄尚学・東浜巨と練習試合で対戦。優勝投手のツーシームを生で体験した。「全国優勝するには新しい球種が必要と思った」と、新球のツーシームとカットボールをマスターした。

 5月下旬には右足人さし指を亀裂骨折するアクシデントもあったが、これで完全復活。強豪校との対戦が続くが「目標は全国制覇です。1戦1戦大切に投げます」。成長した左腕が見据えるのは春の雪辱だ。

 [2008年7月16日9時43分 紙面から]

|

履正社、開明に無安打リレー/北大阪大会

<高校野球北大阪大会:履正社25-0開明>◇15日◇2回戦

 履正社が完勝で、2回戦を突破した。優勝候補の履正社が開明にコールド勝ち。吉田大輝主将(3年=二塁手)らの3本塁打で25点を挙げ、3投手が5回無安打リレーを完成させた。

 春夏連続出場へ、履正社が開明に25-0と5回コールド勝ちで、2回戦を突破した。3投手の継投は計12奪三振、2四球による走者は出したが、相手に1本のヒットも許さなかった。

 先発の橋本悠平(2年)は5者連続を含め、3イニングで6三振を奪った。岡田龍夫監督(47)は橋本について「初回は力んでいたが2、3回は良かった」と評価。2番手の石井禎章(3年)も3者連続三振、3番手の宍野禎大(2年)も3奪三振と危なげない快投リレーを完成させた。

 打線もランニング本塁打を含む3本塁打17安打と大爆発した。2回に高校通算11本目となる3ランを放った吉田主将は「初回がすべて。自分で点を取れなかった」と反省の言葉を口にした。初回無死二、三塁のチャンスで凡退。挽回(ばんかい)の思いが、3ランにつながった。

 自ら先頭に立って、引き締めていかなければならない思いがある。吉田主将は「満足感があった」とセンバツ直後を振り返る。今春のセンバツは2回戦で敗退。しかし、甲子園に出場したことに満足し、走塁でも全力走を怠るなどの“緩み”が見えたという。「誰にでもできることをきっちりやっていこう」と声を掛け、自分にも周りにも厳しくしてきた。この日の大勝にもおごらない。全力で走り大舞台を目指す。

 [2008年7月16日9時4分 紙面から]

|

高陽東が貫禄のコールド発進/広島大会

<高校野球広島大会:高陽東7-0廿日市>◇15日◇2回戦

 第1シードの高陽東が貫禄(かんろく)の7回コールド勝ち! 高陽東は多彩な変化球を持つエース藤本康二郎(3年)が6回1/3を1安打に抑える好投。7-0で廿日市を下し、初陣を飾った。いよいよ16日、優勝候補筆頭の広陵が広島市民球場に姿を現す。

 強心臓エースと機動力。優勝候補の高陽東が初戦から“らしさ”を見せつけた。森宗順平(3年=広陵)内大和(3年=総合技術)とともに今大会注目左腕の藤本が本領発揮。最初の打者を空振り三振に仕留めると、その後は独壇場だった。3種類のカーブと2種類のスライダーで内野ゴロのヤマを築き、時折投げる直球に80キロ台の超スローカーブで凡打のヤマを築く。

 打者心理を手玉に取り、許した安打は背番号と同じ「1」。「本当に心臓が強いね」と始球式に登場した宗政徳道(30=東京ガス)。甲子園初出場に導き8強進出の立役者だった当時のエースも、後輩のマウンド度胸に感嘆の声を漏らした。スタンド観戦の父・繁晴さん(44)も「家でもマイペース」と目を細めた。

 フォーク、スクリュー、チェンジアップ、そして大会直前に習得した2球種は温存した。同ブロックの秋優勝・総合技術、猛打・山陽もこの日、派手な勝利を収めている。順当に行けば4回戦、準々決勝で当たる同じ優勝候補だ。「バッチリ」(藤本)に仕上がった新球種のお披露目はその時だ。

 3犠打、7盗塁と機動力も光った。得点圏に確実に走者を進める。そのための高い技術がしっかりと備わっている。「緊張感があった」(折田裕之監督=42)初戦を7-0の7回コールド勝ち。好発進に「あとは守備のミスをなくすだけです」と主将の矢口貴啓(3年)。そつのない野球と変化球エースを擁する第1シードが、99校の頂点へと突っ走る。

 [2008年7月16日7時42分 紙面から]

|

監督兄&主将弟で初戦突破/北神奈川大会

<高校野球北神奈川大会:旭5-3鶴見工>◇14日◇1回戦

 北神奈川大会で、兄が監督、弟が主将という異例コンビの野球部が初戦を突破した。兄・小寺隆宏監督(20=国士舘大3年)率いる旭は延長10回の末、鶴見工を5-3で振り切った。弟・小寺隼人主将(3年)が先制のホームを踏み、チームを引っ張った。

 勝利の瞬間、兄隆宏は笑い、弟隼人は涙した。延長戦で鶴見工を5-3で振り切った。チームの目標だった初戦突破。隼人が「悲願の初勝利です。本当にうれしいです」と言えば「勝ってくれただけでうれしい。自慢の弟です」と隆宏。この時ばかりは、監督と主将という立場から兄と弟という表情に変わった。

 弟がチームを乗せた。初回。先頭打者として四球を選んだ。すかさず二盗を決めると、後続の安打で先制のホームを踏んだ。この回3点を奪い、主導権を握った。土壇場の9回に追いつかれたが「ベンチのみんなも落ち着いていたし、一体感があった。いけると思った」と隼人。10回2死二塁から相手失策で貴重な2点を奪い、ようやく「目標」を達成した。

 3人兄弟で育った次男隆宏と3歳下の三男隼人。2年前、前任の学生監督が就職活動で辞任するため、後任として同校野球部OBで主将だった隆宏が就任した。2人が同時に同じユニホームを着たのは小学校以来。最初は戸惑いもあったが、そこは兄弟の間柄。隼人の責任感の強さを買って主将に指名したのも隆宏だった。家では野球の話はほとんどしないが、隼人は「やりたい練習や、考えていることは分かる」と話す。初戦突破に、隆宏は「兄弟で一緒に戦えて、今では本当に良かったと思う」と目を細めた。

 隆宏は今年でユニホームを脱ぐ。「教師になってもう1度監督になりたい」という夢を果たすため、学業に専念する。兄と弟の最後の夏は、まだ始まったばかりだ。

 [2008年7月15日7時59分 紙面から]

|

広島商、薄氷の初戦突破/広島大会

<高校野球広島大会:広島商2-1油木>◇14日◇1回戦

 名門が薄氷の勝利で初戦を突破した。3日目は14日、広島市民球場などで1回戦16試合が行われた。コカコーラウエスト野球場では夏の甲子園出場22回、優勝6回の広島商が満を持して登場。油木のエース馬屋原徹(3年)の前に「0」行進が続いたが、9回に追いつき、延長12回にサヨナラ勝ち。苦しみながら初戦を突破した名門が、安西の待つ2回戦に駒を進めた。

 2時間50分に及ぶ死闘の幕切れは突然訪れた。1-1のまま突入した延長12回2死一、二塁。マウンドには油木先発の馬屋原徹、打席には9回に同点打を放った松原拡希(3年)。運命の5球目だった。二走の上松諄一郎(2年)がノーサインで三盗を仕掛ける。

 中岡健太捕手(3年)の送球が逸れるのを視界の隅にとらえると、迷わず三塁ベースを蹴った。本塁に頭から突っ込む人生初のサヨナラホームイン。「勝負しました。満足感があり、うれしいです」と興奮冷めやらぬ上松。

 名門がなりふり構わずに勝負した。エース末政純(3年)が初回に連打で先制を許すと、相手エース馬屋原徹の前に8回まで3度の3者凡退など、わずか3安打…。「攻撃面で悪戦苦闘」(播本将太主将=3年)する間に、気付くと9回まで進んでいた。

 この回先頭の平岡義貴(3年)が執念の中前打で出塁。勝負どころで田代秀康監督(52)がすかさず動いた。100メートル11秒9の俊足・上松を代走に送る。向井伸(3年)が手堅く送り1死二塁に。次打者が倒れてがけっぷちの中、松原が三塁線を破った。

 好発進とはほど遠いが、44回大会(1962年)以来となる初戦敗退(三次との2回戦、2-4)は免れた広島商。「苦戦も苦戦。ただ守って後半勝負は成し遂げた」と田代監督。起死回生の同点打を放った松原は「追い込まれていたが平常心だった」。全国的知名度を誇る名門が、苦しみながらも初戦を突破した。

 [2008年7月15日7時55分 紙面から]

|

浪商の謹慎くん、みそぎ2発/南大阪大会

<高校野球南大阪大会:大体大浪商14-0和泉総合>◇14日◇2回戦

 大体大浪商の謹慎クンがみそぎの2発を放った。優勝候補の大体大浪商が5回コールドで圧勝した。3月に寮を脱走し、春季大阪府予選は謹慎していた石垣良純左翼手(3年)が2打席連続本塁打を放った。プロ注目のエース宮川将(3年)も4回1被安打無失点と好投した。

 ドカベン香川の母校に、今夏も楽しいキャラクターが出現した。背番号16の石垣は、3回1死二、三塁でランニング本塁打を放ち、4回には右翼スタンドへ高校通算9号。2打席連続アーチで4打点をたたき出した7番打者は「この夏、背番号をいただけるとは思わなかったんです」と打ち明けた。

 3月11日のことだった。コーチに注意されて頭に血が上り、ジャージ姿で寮を飛び出した。実家に戻ってはみたものの「家にいたら監督に見つかる」と、今度は家出。「とりあえず風呂に入って、すっきりしよう」と、自宅近くの健康ランドにひそんで一晩を過ごした。だが風呂につかって落ち着いてみたら「バカなことをしたもんや」と、後悔しきり。意地を張っていたら野球を続けられなくなると気づき、決まりが悪い思いをしながら家に戻った。

 「帰って来ました」と家族から連絡をもらい、下条真佐実監督(34)も一安心。「一晩たっても帰って来なければ、みんなで探しに行くぞ」と104人の部員に石垣捜索令を出していた。寮に戻り、コーチに謝った石垣を再び受け入れた監督は「ひたむきで一生懸命なところがある」と、気持ちを買った。ただし、春の近畿大会大阪府予選中は謹慎処分。その後再び、石垣に背番号を託した。

 「自分のためにベンチ入りを外れた仲間がいるんです。あいつがチームに戻ってよかったと思ってもらえるよう、結果を出さなければいけないんです」。深く反省した謹慎クンが、29年ぶりの夏の甲子園にチームを引っ張って行く。

 [2008年7月15日8時15分 紙面から]

|

北照・阿世賀準完全試合/南北海道大会

<高校野球南北海道大会:北照2-0函館大有斗>◇14日◇1回戦

 北照の左腕エース阿世賀亮(3年)が、函館大有斗を相手に「準完全試合」を達成した。許した走者が内野安打の1人だけという、2-0での完封劇。昨秋の駒大岩見沢との道大会決勝はサヨナラ被弾に泣き、今春はチームの不祥事で大会出場を辞退した悲運の主将。無念の涙を乗り越え、目指す甲子園まであと3勝とした。

 もう無念の涙は、流さない。阿世賀の思いの強さが生んだ「準完全」だった。抜群の制球でストライクを先行させ、自慢の縦のカーブで凡打の山を築いた。許した走者は3回の内野安打の1人だけ。80球、わずか1時間23分の試合時間に、甲子園への熱い気持ちを凝縮させた。

 そんなエースに、待望の先取点をプレゼントしたのが俊足の原田だった。0-0で迎えた6回。1死二、三塁から水崎が浅めの左邪飛を上げた。突っ込めるかどうか微妙だったが、足に自信のある原田は「行ける」と読んで果敢にタッチアップ。同校「生徒会長」の判断は正しかった。7回には小本、西田の下級生たちが長打で2点目をもぎ取った。

 地区予選では制球が定まらず苦戦が続いた。それを修正すべく、10球続けて同じ場所に決まらないと、投球をやめないという練習に取り組んできた。「なかなか決まらず、150球になったこともありました」。特訓が、この日の快投につながった。

 昨秋の全道大会決勝では駒大岩見沢に延長10回、サヨナラ本塁打で敗れた。飛躍を期し、厳しいトレーニングのオフに突入した。だが部内で同級生部員の生活態度をいさめる行為が行き過ぎ、集団暴力事件へと発展。春は地区予選から出場を辞退、練習試合もできなくなった。

 3年生たちは何度も自分たちだけでミーティングを開き、出直しに努めた。常にその中心にいたのが主将の阿世賀だった。河上敬也監督(49)は「不祥事はあったが、決して乱暴な子らではない。つらい期間をこらえ再出発を期している姿を見ると、何とかしてやりたいと思った」という。

 阿世賀は「秋の負け方、春の出られなかった期間。いろいろあって本当に悔しかった。でも精神的には成長できたと思う。(上で)駒大苫小牧と当たったら、先輩たちの分まで気持ちをぶつけたい」。167センチの小さなエースがグイと胸を張った。

 [2008年7月15日9時42分 紙面から]

|

大曲が第4シード倒す金星/秋田大会

<高校野球秋田大会:大曲1-0秋田中央>◇14日◇2回戦

 創立100周年を迎えた大曲が、番狂わせを演じた。第4シードの秋田中央を1-0で下し、2年連続の3回戦進出を決めた。先発した背番11の左腕、佐藤滉大投手(3年)が、強打の相手打線を散発3安打に抑え公式戦初完封勝利。得意の縦に大きく割れるカーブを武器に、三塁を踏ませぬ快投を見せた。

 直球は130キロに満たなくてもキレがある。変化球でも、真っすぐと同じように鋭く腕を振る。端正なフォームで投じる佐藤滉がシード食いを演出した。135球での完封劇に、最後は何度も両拳を握った。「やっと勝った。試合中は長かった」。1点を守る重圧から解放され、笑った。

 「一番自信がある」という、大きく鋭く曲がる縦のカーブを有効に交えた。一転して内角を突く強気な投球も、相手打線に的を絞らせなかった。「攻めていった」と、6四死球のうち3死球も気にしなかった。フィールディングも抜群だ。足を絡めた攻撃を得意とする相手に、盗塁を許さなかった。秋田中央の桑原康成監督(32)も「けん制がうまい。あの子からは走れない。(サインを出せば)ギャンブルになる」と舌を巻くほどだった。

 連投も平気だった。前日13日の由利戦は125球で2失点完投。「連投で調子は良くなかったけど、気持ちで投げた」と佐藤滉。冬場、雪の積もる中でも、自宅から学校まで約6キロの道を走って通った自信もあった。それと同時にフォームも完成させた。昨秋ビデオでチェックし「カーブと直球が違うのはいけない。いろいろチャレンジした」と修正。横浜工藤をイメージすることもあったという。

 驚くことに、小中高と1度もエースナンバーをつけたことがない。最後の夏も背番11。だが先発させた太田弘史監督(40)は「一番いい投手を出すと決めていた」と、エースと認める。佐藤滉には、その自覚と自信も出た。同校節目の年に「優勝を狙っていく」。過去最高成績は62、82年の4強。背番1でなくとも、佐藤滉は1番上を目指す。

 [2008年7月15日11時52分 紙面から]

|

弘前学院聖愛が5投手リレー/青森大会

<高校野球青森大会:弘前学院聖愛9-1青森戸山>◇14日◇2回戦

 昨年ベスト8の弘前学院聖愛が、青森戸山を9-1(7回コールド)で下し3回戦に進出した。5人の投手全員が登板し、1安打リレー。打線は13安打と爆発し、順調なスタートを切った。

 先発一戸祐太郎(3年)は3回を無安打0点。2番手の左腕成田圭祐(2年)は4、5回に6人をすべて三振に封じた。だが指揮官は好投する投手を惜しげもなく代えた。「夏の大会は独特な雰囲気。ある程度リードすれば、投手全員に経験を積ませたかった」と原田一範監督(30)。思惑通りに初戦を終えた。

 昨年の4回戦で光星学院を破った。その原動力の一戸が3月に腰を痛め、この日が今年の公式戦初登板だった。4四死球を出したが「悪いなりに投げられた。腰はもう大丈夫。練習試合で投げているので、試合の勘も取り戻してる」と表情は明るい。

 成田はカーブを有効に使い見逃し1、空振り5の6三振を奪った。「ちょっと肩が痛いが、下半身を使うことを心掛けたら、かえって球が走った」。ベンチ入り投手陣でただ1人の2年生は「大会の雰囲気に負けず、今後は三振でなく打たせて取りたい」と話した。

 創部8年目ながら05年に4強、昨年ベスト8と強豪の仲間入り。同じ私立の青森山田、光星学院に追いつき追い越せと強化する。光星学院には勝ったが、青森山田とはまだ対戦がない。「昨年の成績は先輩たちのおかげ。今年は、自分が3年生として引っ張らなくては。まずは青森山田と対戦するまで負けられない」と一戸は語気を強めた。

 [2008年7月15日11時54分 紙面から]

|

東海大山形・赤間5回1失点/山形大会

<山形大会:東海大山形11-1鶴岡南>◇14日◇2回戦

 東海大山形のプロ注目右腕・赤間謙(3年)が、初戦となる鶴岡南戦に先発。5回を2安打1失点に抑え、無難なスタートを切った。直球にブレーキの利いた110キロ台のチェンジアップを織り交ぜ、9奪三振。鶴岡南打線に的を絞らせなかった。試合は11-1の5回コールドで快勝。13年ぶりの夏制覇に弾みをつけた。

 プレーボールの余韻が冷めやらぬ先頭打者への2球目。スコアボードには、この日最速の142キロが表示された。ただし、押しの一辺倒ではない。赤間はスライダーとチェンジアップも効果的に織り交ぜ、鶴岡南打線を手玉に取った。「まだ全力ではありません。今日は楽しくできました」。試合後は余裕の笑顔だ。

 1年の歳月が、赤間を山形屈指の好投手に成長させた。昨夏準々決勝の日大山形戦は、先発で4回に3失点し途中降板。今年はその経験を生かし、序盤から力でねじ伏せる投球から、9回を130キロ台後半で投げきるスタイルに変えた。武田宅矢監督(30)も「今日は抜いた球のコントロールが良かった。低めに行けば打たれない」と満足げだ。

 ある日の冬の練習も、自信の裏付けになった。武田監督が東海大五(福岡)時代に体験した「耐寒行進」をヒントに、深夜0時から朝6時半までの室内練習を敢行。明け方には雪の中でのダッシュもした。赤間も「精神的にも強くなったし、スタミナも付いた」と振り返る。

 そんなプロ注目右腕に、指揮官も13年ぶり7回目の夢を託す。「赤間と心中したいと思います」。全幅の信頼が、武田監督の言葉に込められていた。

 [2008年7月15日12時47分 紙面から]

|

興誠、プロ注目の江越が9K/静岡大会

<高校野球静岡大会:興誠5-2浜松南>◇14日◇2回戦

 第2シード興誠は5-2で浜松南を下し、第3シードの東海大翔洋は5回コールド発進も、第5シード三島は2-3で浜北西に競り負けた。3回戦は19日、7球場で16試合が行われる。

 最後は怒りの投球だった。第2シード・興誠のプロ注目右腕江越裕樹(3年)が9回7安打2失点9奪三振ながら、自己採点は「0点の投球」(江越)。試合後は何度も首を振った。

 前夜13日は「公式戦の前にしては珍しく熟睡」でき、午前5時1分に目覚めた。近所のコンビニまで散歩をし、家族5人で朝食を食べているとき冗談で「緊張するなー」と言った直後から、極度の緊張に襲われた。試合前に必ず2杯は食べるという「豚肉の焼き肉丼」を1杯目の3分の2を食べた所ではしが止まった。その時、前日13日の少年野球大会で特大本塁打を放った弟竜真君(泉小6年)の両手を10秒間、握り締めパワーを吸収。初戦の緊張も、何とか乗り切った。

 9回にこの日、最速135キロを記録し、勝利の瞬間は「オッラァー」とほえたエース。1年秋から強豪・興誠の背番号1を背負う江越の夏が始まった。

 [2008年7月15日12時39分 紙面から]

|

静高が静商破りVへ弾み/静岡大会

<高校野球静岡大会:静岡6-3静岡商>◇14日◇2回戦

 2年ぶりとなった静岡-静岡商の名門対決は、6-3で第5シードの静高に軍配が上がった。3回に8番高橋司投手(2年)が先制打し、5回には4番山崎大輝遊撃手(3年)の本塁打で追加点。投げては高橋が3失点完投と、投打の主役が仕事を果たした。

 名門対決の均衡を破ったのは、意外な男の一打だった。0-0の3回表2死一、二塁。右投げだが左打席に入る静高先発の8番高橋が、先制右前打を放った。「逆方向を狙っていたけど、打球が一、二塁間にいった。あまり(打撃)練習していないので、まぐれです。まさか自分が打つとは思わなかった」。1、2回と満塁の好機を逃し、直前には7番大石新悟捕手(3年)がスクイズ失敗。嫌な流れをひとまず断ち切った。

 主砲の一発で勢いを増した。5回。先頭の4番山崎大輝遊撃手(3年)が、内角直球に体勢を崩しながら、バスターで右翼ポール際に打球を運んだ。「つなぐ気持ちだった。体が回転したら入っちゃった。切れなくてよかった」。大会2日前から、誰に言われるでもなく「トップが取れて、しっかりボールが見られるから」とバスター打法に取り組んできた成果を出した。

 4月に就任した栗林俊輔監督(35)が「自分で考えてやれる」と感心する頭脳派軍団。定期戦では相手先発の鈴木貴博(2年)に完封されたが、敗因を「荒れ球を早打ちしてしまった」と分析していた。チーム一丸となって待球作戦を貫き、鈴木には2回 1/3 で63球を投げさせた。毎回の16安打を浴びせ、06年夏から定期戦を含めて3連敗していたライバル静商に完勝した。

 6回に相手2選手が負傷し、31分間の中断があった。気持ちの切り替えが重要だとは知りながらも、静商・金子遊撃手と友人関係にある山崎、大石らは「大丈夫かな」と心配していた。2年前はライバル対決に勝った静商が32年ぶりに優勝した。3時間36分の熱戦を制した静高ナイン。無念の退場となった友の分も、5年ぶりの甲子園に行くしかない。

 [2008年7月15日12時53分 紙面から]

|

駒大苫小牧、コールド発進/南北海道大会

<高校野球南北海道大会>◇15日◇1回戦

 駒大苫小牧が10-0の6回コールドで江別を下し、1回戦を突破した。2年生エース大沼和樹が2安打散発、三塁を踏ませない好投を見せれば、打線も3回以後、長打を連発。最後は4番真田大輔主将(3年)の左越え2ランでコールド勝ちした。駒大苫小牧で2年生が夏に背番号1を付けるのは10年以上もなかったこと。大沼は「このチームの背番号1は重みが違う。田中さん(現楽天)のような空気を身につけたい」と話した。

 [2008年7月15日15時11分]

|

桑田Jr、3回戦は出番なし/西東京大会

<高校野球西東京大会>◇15日◇3回戦

 前パイレーツ投手の桑田真澄氏(40)の長男、桜美林の真樹外野手(1年)は中大杉並戦。2回戦の翔陽戦同様、ベンチスタートとなり、今回は出番が回ってこなかった。初戦は代打で出場し四球を選んだ。この日も父真澄氏がネット裏で観戦した。

 試合は11-0で5回コールド勝ち。3投手で相手打線をノーヒットに抑えるなど快勝した。次戦4回戦は17日。16強入りを目指し保谷と対戦する。

 [2008年7月15日14時44分]

|

合川の142キロプロ注目右腕小林/秋田

 夏の高校野球秋田県大会組み合わせが26日、秋田市内で行われ、プロ注目右腕、小林直哉投手(3年)擁する合川(あいかわ)は1回戦で前年覇者の金足農と対戦する。中央では無名も、最速142キロの直球とスライダーが武器。5月の県大会2回戦秋田戦で2-3で敗れたが、3回まで打者9人から7奪三振。集まった7球団のスカウトも序盤の投球にうなった。今月に入り自己最速をマークするなど、練習試合では直球のみで2試合を完封。青森の強豪、光星学院にも完投勝ちするなど、徐々に調子を上げている。北秋田市にある小規模校で、11年には統合が決定。「名を残したい」と意気込む。山あいに生まれた怪腕が、校名も小林の名もこの夏に刻む。

|

苫小牧中央佐藤が完全1号/南北海道大会

<高校野球南北海道大会:苫小牧中央6-0室蘭栄>◇26日◇室蘭地区2回戦

 苫小牧中央の右腕エース佐藤賢太投手(2年)が、今夏第1号の完全試合を達成した。室蘭栄を相手に9回7奪三振、内野ゴロ12、外野フライ8の内容だった。

 178センチから繰り出す速球を武器にするが、打たせて取り凡打の山を築いた。内野ゴロと外野フライで20個のアウトを積み上げた。佐藤賢以外の8人は全員が3年生で「3年生の守りやかけ声に助けられました」と先輩への感謝を表した。中学時代までは外野が主だったが、高校入学後に本格的に投手を任されるようになった。チーム内の競争もあって成長してきた。投手は2年生3人が主力。エースの「1」は、昨秋は佐藤賢だったが、今春は同じ右上手投げの広川勇樹が背負った。もう1人、右横手投げの中野翔平とともに「いい意味で刺激し合っている」と、渡辺宏禎監督(39)は言う。1回戦のえりも戦では、佐藤賢-中野のリレーで5回完全に抑えており、いまだ1人もランナーを出していない。勢い十分に、代表決定戦に向かう。

|

東川43連敗で止めた/北北海道大会

<高校野球北北海道大会:東川10-3羽幌>◇26日◇旭川地区1回戦

 東川が羽幌を10-3の8回コールドに沈め、ついに公式戦の連敗を止めた。2-3で迎えた5回、4連打などで3点を奪い逆転し、8回に八重冬樹左翼手(3年)がサイクル安打を完成する2点本塁打を放ち、試合を決めた。チームは92年春以来公式戦43連敗を続けていたが、へこたれることなくチャレンジを続け、16年ぶりの歓喜にむせんだ。

 選手の目が潤んでいた。女子マネジャーも大泣きしていた。だが誰より藤崎知紀監督(46)の声が震えていた。「東川野球部の過去の選手全員に、この勝利を贈りたい」。長かった屈辱の歴史にピリオドを打つ、大きな大きな1勝。勝利の女神が16年ぶりに東川にほほえんでくれた。

 2-3で迎えた5回、4連打と敵失から3点を奪い逆転。6回にも加点。そして迎えた8回裏。4本の安打を集中し一気に決めた。最後は八重が右翼へランニング2点本塁打を放ちコールドが決定。だが、それに気づかず誰もベンチを飛び出さない。喜び合い方も知らない。それでも個々の顔はしっかり笑っていた。

 スタートは例年以上に弱いチームだった。昨秋は練習試合で1勝もできず、練習の士気も上がらなかった。冬も近いある日。ロードワークに出たナインはこっそり近道をした。だが藤崎監督にはお見通し。問い詰めると小林貴大主将(3年)は「実は近道をしました」と白状した。「それを聞いた時、こいつら何とかなるかなと思った」と指揮官。オフは体育館で20メートルダッシュを100回、スクワット500回という過去にない猛トレを課したが、誰1人辞めなかった。

 郡部の小さな高校の、特筆すべき実績もない野球部。中学時代に野球をやっていた者ですら、この高校では野球部に振り向かない。そうした高校は、いつしか大会に出なくなり自然に部は消滅していく。だが東川は違った。

 97年に就任した藤崎監督は、入学してくる30人ほどの男子に、経験者、未経験者を問わず毎年手紙を出し続け、挑戦を続けた。エースの大西涼(2年)は「公式戦で1勝したかったから監督を信じてやってきた。僕らの士気が落ちていた時『オレも勝ちたいんだ』といった言葉を覚えている」と、“変わった”きっかけを話した。16年ぶりに歴史を塗り替えたナインは、新しいページに再びチャレンジしにいく。

|

金山・高橋「亡き友の夢叶えたい」/山形

全国高校野球山形県大会の組み合わせ抽選会が26日、山形市内で行われた。

 昨年、19年ぶりの夏1勝を挙げた山形・金山は、正捕手の星川博人(当時2年)が1月に死去。2年連続の勝利を、亡き友にささげる。

 10人の部員を引っ張る高橋裕二主将(3年)は「強い相手でも、自分たちが今できることをやりたい。けど、戦力は去年よりも…」と言葉を詰まらせた。どうしても、この夏を逃せない理由があった。

 誰よりも野球が好きで、誰よりもこの夏を楽しみにしていた選手がいた。今年1月8日、始業式の朝。高橋は同級生だった星川さん(享年17)が前日の朝亡くなったことを聞かされた。急性白血病だった。

 星川さんは昨夏、捕手として3年生投手を好リードし勝利に導いた。だが3年生の引退後、4人になった野球部はまとまった練習ができず、部としては「活動停止状態」に陥る。それでも星川さんだけは練習を続け、夏休みには隣町の真室川高の練習にも参加した。たったひとりになっても、星川さんは2年連続の白星を信じていた。教室では高橋と「春になったら1年生をたくさん集めて野球をやろうな」とも話していた。

 今年の新入部員は2人。彼が願った大会出場を実現させるためにボート部、バドミントン部、バスケットボール部から計4人の助っ人を集め、3年生の再入部員1人を合わせ10人で今大会出場にこぎ着けた。初戦は13日の酒田東戦に決まった。抽選会後、高橋は星川さんの家を訪れ、抽選結果を報告した。亡き友の夢の続きを、チーム全員で実現させる。

|

一関一岩渕が宣誓で被災者にエール/岩手

全国高校野球岩手県大会の組み合わせ抽選会が26日、盛岡市内で行われた。

 被災地に勇気を、光を-。岩手では、岩手・宮城内陸地震の震源地に近い2校が、開幕日に登場することが決まった。一関一の岩渕大輔主将(3年)が選手宣誓を担当し、水沢農が第2試合に出場。メッセージとプレーで被災者を励ます。

 抽選会に続いて行われた、選手宣誓役を決めるくじ引き。岩渕は、壇上で発表された番号を聞いて、耳を疑った。「油断していた。びっくり。78校もあるから、安心していた」。他校の主将たちと一緒に、笑うしかなかった。

 ただ、切り替えも速かった。岩手・宮城内陸地震では、一関市でも震度5強を観測。現在でも国道の通行止めや断水が続き、避難所も設けられている。「宣誓には『全力疾走』とか『あきらめない』という言葉を入れたい。これからじっくり考えます」。被災者へのエールも盛り込まれることになりそうだ。昨年春の東北大会で優勝。今春は軟式野球部が東北大会を制覇した。今度は自分たちが旧制一関中以来、62年ぶりの夏の甲子園を目指す。

 震源地の奥州市内の高校では、水沢農が最初に登場する。開会式後の第2試合で、注目度は高い。右腕エースの後藤肇主将(3年)は「被災者の皆さんが元気になるように、自分たちのベストを尽くしたい」と力を込めた。学校の授業では稲作を研究中。「今が稲には大切な時期。断水は大変だと思う」と被災農家を気遣った。甲子園出場歴のない無名校の躍進が、被災した地元市民に力を与える。

|

東川が16年ぶり勝利/北北海道大会

<高校野球北北海道大会>◇26日◇旭川地区1回戦
東川が10-3で羽幌を破り、ついに公式戦の連敗を止めた。2-3で迎えた5回裏、4連続長短打で3点を挙げ逆転した。8回裏には八重冬樹左翼手(3年)のランニング本塁打まで飛び出し、コールド勝ちを収めた。チームはこれまで公式戦43連敗を続けていたが、ついに92年春以来16年ぶりの勝利を手にした。就任12年目の藤崎知紀監督(46)は「この勝利は過去のすべての部員に贈りたい」と男泣きした。なお八重はこの試合でサイクル安打を達成した。

|

苫小牧中央佐藤が完全1号/南北海道大会

<高校野球南北海道大会:苫小牧中央6-0室蘭栄>◇26日◇室蘭地区2回戦

 苫小牧中央の右腕エース佐藤賢太投手(2年)が、今夏第1号の完全試合を達成した。室蘭栄を相手に9回7奪三振、内野ゴロ12、外野フライ8の内容だった。

 178センチから繰り出す速球を武器にするが、打たせて取り凡打の山を築いた。内野ゴロと外野フライで20個のアウトを積み上げた。佐藤賢以外の8人は全員が3年生で「3年生の守りやかけ声に助けられました」と先輩への感謝を表した。中学時代までは外野が主だったが、高校入学後に本格的に投手を任されるようになった。チーム内の競争もあって成長してきた。投手は2年生3人が主力。エースの「1」は、昨秋は佐藤賢だったが、今春は同じ右上手投げの広川勇樹が背負った。もう1人、右横手投げの中野翔平とともに「いい意味で刺激し合っている」と、渡辺宏禎監督(39)は言う。1回戦のえりも戦では、佐藤賢-中野のリレーで5回完全に抑えており、いまだ1人もランナーを出していない。勢い十分に、代表決定戦に向かう。

|

日大山形V3不安/山形展望

 夏3連覇を目指す日大山形は春季県大会で羽黒に敗れ不安を残す。逆に勢いがあるのは東北大会準優勝の酒田南。それをはばむのが強力打線の東海大山形、投手層の厚い山形中央だ。総合力が高い米沢中央、米沢工、鶴岡東、鶴岡工からも目が離せない。

|

横手城南は1年生21人で食らいつく/秋田

全国高校野球秋田県大会の組み合わせ抽選会が26日、秋田市内で行われた。

 秋田では、今年4月に女子校から共学化した横手城南が公式戦初登場。1年生21人で初勝利を狙う。

 初めての抽選会にも、横手城南・岡本和磨主将(1年)は堂々としていた。相手が甲子園出場経験のある古豪の能代商に決まっても「全員で食らいつく」とグッと力を込めた。選手登録は20人だが記録員を入れれば1年生21人が全員、ベンチに入る。まさに「全員野球」で臨む初公式戦だ。

 62人の男子生徒のうち、約1/3が野球部員。入学式の翌日から本格的な練習ができた。女子校時代の昨年度から予算が組まれ、柴田創一郎監督(34)を中心に道具の調達などに奔走したためだ。練習は、隣接する市営球場に1カ月前に申し込んで行っている。

1年生だけでも、負けるつもりはない。ここまで練習試合は9戦3勝だ。柴田監督は「今しかないと試合するのと、次もあると試合をするのでは雲泥の差がある。勝負への執着心をこの2週間でつけさせたい」。5年後には学校創立100周年。顔となるべくスタートした野球部が、初めての夏を迎える。

|

東海大四が辛勝で発進/南北海道大会

<高校野球南北海道大会>◇25日◇札幌地区2回戦

 春の北海道大会覇者、東海大四が辛勝で春夏連覇に発進した。6回に4番伏見寅威捕手(3年)のソロ本塁打が出たが、11安打を放ちながら10残塁で3点止まり。走塁ミスも重なり、辛くも1点差での逃げ切り勝利だった。大脇英徳監督(33)は「受け身にならないように選手たちもやっていかないといけない。いい勉強になったゲームでした」と振り返っていた。

|

駒大岩見沢・坂木復活0封/北北海道大会

<高校野球北北海道大会:駒大岩見沢9-0砂川>◇27日◇空知地区3回戦

 駒大岩見沢にセンバツ時のエースが戻ってきた。板木勇幸(3年)の「夏」は3回戦の砂川戦で開幕、先発し5回をゼロ封した。得意のスライダーと速球を駆使して奪った三振は8個。5安打を許したものの、うち2本は詰まった当たり。要所を三振で締め「いい感じで投げられた」と2番手にマウンドを譲った。

 センバツでは制球に苦しみ納得いく投球ができなかったが、問題はその後だった。疲れから左ヒジに痛みが出、長い休養を余儀なくされた。春の地区予選に間に合わず、背番号1は沼館善治(3年)に渡った。全道ではヒジを気にしながらのマウンドで、自分の投球を忘れてしまった。釧路工戦は8球で降板。北海道栄戦は3回で交代した。

 栄光の後にやってきた大試練。「ホントに苦しくて、投球をしていても楽しくなかった」と振り返る。春の大会後、高橋真次監督(33)は遠投からの出直しを指示。板木は毎日10~20球の遠投で、思い切り腕を振り続けた。それが実り、良かった時の腕の振りが復活。人なつこい笑顔も戻ってきた。「今日は周囲に自分から声をかけていた。春の全道では僕の方しか見ていなかったのに」と捕手の松本駿主将(3年)。

 今も背番号は10のままだが、板木がマウンドにいるといないとではチームの座りが違う。高橋監督も「やっと戻ってくれた。沼館の存在も刺激にして、きっちり仕上げてくれた」と、前エースをたたえた。3季連続の甲子園へ向け、ヒグマは万全の態勢で突っ走る。

|

出水中央がナイター制す/鹿児島大会

<高校野球鹿児島大会>◇1日◇1回戦

 出水中央が鹿児島初ナイターを制した。伊集院相手に2-1で迎えた6回裏の攻撃中に雨が激しくなり、2時間2分の中断。グラウンド整備中に球場の照明がともり、午後7時から再開後も1点差を守り切った。

 荒木淳監督(32)は「こういう展開は、リードしている方が難しいが、うまくリセットできた」と話した。2回に決勝の左越え二塁打を放った3番上野僚也(3年)は「春まで調子が悪かったが、最近は落ち着いてボールを見られるようになった。自信になるヒットだった」と、4年連続の初戦突破に笑みを見せた。

|

池田が2年ぶり夏1勝/鹿児島大会

日刊スポーツ(07月01日20時12分)

<高校野球鹿児島大会>◇1日◇1回戦
 池田が中種子・種子島中央を9-4で下し06年以来、2年ぶりの夏1勝を挙げた。1回表、1番有馬義博(3年)の右前打、4番久徳大貴(3年)の右翼線二塁打などで2点先制。2回に1点、6回に6点を追加して11安打9点と主導権を握った。福島竜太監督(32)は「大量点は想定していなかったが、要所で手堅い野球ができた」と安定した試合運びを評価した。

|

第90回全国高校野球:徳島大会 組み合わせ決まる 34校参加、11日開幕 /徳島

 第90回全国高校野球選手権記念徳島大会(県高野連、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が30日、徳島市北田宮1の県教育会館で開かれた。23日の決勝戦までの11日間、甲子園の切符をかけた試合が繰り広げられる。

 参加34校の監督や部長、主将が出席。第1シードから順に小松島、富岡西、阿波、徳島商の4校以外の各チーム主将がくじを引き、試合の組み合わせが決まった。記念大会の今回は、11日の開会式でベンチ入りする選手以外の3年生も統一の背番号「21」を着けて行進するほか、行進の順番も創部の古い伝統校から行われる。

 選手宣誓をすることになった川島高の川端悠寛主将は「選ばれて正直びっくり。県の代表として元気よく宣誓します」と話していた。

毎日新聞 2008年7月1日 地方版

|

135番目の初陣:慶成ナインの挑戦/上 硬球の恐怖心払しょく /福岡

 「思い切っていけ」「よし来い!」。グラウンドに選手と監督の声が響き合う。北九州市小倉北区の私立慶成高校。軟式から硬式に転じて初めての“夏”がやって来た。甲子園を目指して132チーム(135校)が激突する第90回全国高校野球福岡大会に唯一初出場する慶成野球部を追った。

 ◇初の公式戦、強豪相手に手応え
 「キャッチャーマスクをつけろ」

 昨年11月、大野泰雄監督(30)は部員に指示した。手にはこの日買ってきた硬球。それを、マスクとグラブをつけ身構える部員めがけ、次々と投げ込んだ。軟式しか経験のない部員に、ズシッと重い球の感覚や跳ね方を覚えさせ、恐怖心を払しょくするのが狙いだ。「よし、次!」。一人一人、特訓は日没まで続いた。

   ◇

 97年まで女子高だった慶成に軟式野球部ができたのは3年前。校庭が狭く、硬式は到底無理だった。今でも一塁のすぐ後ろに砂場と柵があるため外野ノックができない。打撃練習はテニス部から譲り受けた使い古しのテニスボールを使う。

 硬式に転じたきっかけは区内の私営グラウンドが週2回使えるようになったためだ。学校創立50周年(08年)も重なり、大野監督が半ば強引に創部へ導いた。だが、部員は当初戸惑った。大半が中学時代は野球部の補欠か、あるいは全くの未経験者。「どうせ勝てっこない」。そんな不安を抱えた船出だった。

 ところが、一つの試合が彼らを本気にさせた。

 3月24日、慶成は初の公式戦に臨んだ。九州大会福岡北部予選。相手は今大会でもシードされる強豪・自由ケ丘だった。

 当時、慶成の部員数は試合がぎりぎり成立する9人。背中をけがした坂田隼気捕手(2年)がリタイアすれば没収試合で負けとなるため、急きょ身長180センチのラグビー部員をベンチに置いた。

 その試合で、益田直亮投手(3年)が最速138キロの速球を繰り出し踏ん張った。七回の攻撃では1死二塁から三盗に成功。実はサインミスだったが、浮足立つ相手バッテリーの失策を誘い、ついに1点をもぎ取った。「よっしゃー!」。沸き返るベンチ。1-3で敗れはしたが、益田投手は「負けた気が全然しなかった。もっとやりたかった」。

 心のどこかで「負け」を受け入れていたナインの目の色が変わった。

==============

◎投 益田直亮  3

 捕 坂田隼気  2

 一 浮巣頌太  3

 二 柳田優   2

 三 砂守隼人  2

 遊 壹岐村晃樹 1

 左 犬塚諒   1

 中 村上渉   2

 右 小野栄太  1

 補 藤原伸介  1

 〃 橋本一輝  2

 〃 原口義慶  3

 〃 水城雄馬  1

 〃 松崎貴一  1

 〃 赤池修平  1

 〃 吉田貴人  1

 〃 池田貴彦  1

部長 竹内文人

監督 大野泰雄

==============

 ◇私立慶成高校
 1958年創立の小倉女子商業高校から95年に校名変更。現在の生徒数は男女各237人の計474人。普通▽特進▽コンピュータビジネス▽福祉--の4科・コースがある。校訓は「愛・汗(かん)・献(けん)」。植木顕児校長。

|

高校野球:「九州の暴れん坊」勇退 日田・藤蔭の原田監督、夏の大会を最後に /大分

 ◇甲子園5回出場
 日田市の私立・藤蔭高野球部監督、原田博文さん(62)が、夏の全国高校野球選手権大分大会を最後にユニホームを脱ぐ。攻撃的な機動力野球で春・夏合わせて県立・日田林工高時代に3回、藤蔭高で2回の計5回、球児を甲子園に導いた「九州の暴れん坊」。勇退を惜しむ声も強い。

 原田監督は県立日田高野球部で二塁手として活躍し、民間会社を経て70年に日田林工高野球部監督に就任。当時「日田から甲子園」は夢のまた夢の時代。練習は厳しく、「周囲から奇人変人の目で見られ、自分の感性だけで死に物狂いだった」「相手に食らいつく勝利至上主義だった」と振り返る。

 73年夏の甲子園に初出場し、ベスト16。76年春(センバツ)も快進撃してベスト4。78年夏は3回戦進出。81年に県立森高に転出したが90年に藤蔭高に迎えられ、いきなり夏に出場(初戦敗退)。関係者を驚かせた。95年春も初戦敗退。負けた相手は5回のうち3回が優勝校だった。

 最近は県予選で上位進出するものの惜敗続き。学校側の事情で勇退するが、闘志はなお盛ん。「若者たちと夢を追い続けたが、野球は自分の存在感の証しでもあった。野球を通じて心技体やチームワークを鍛えた。新チーム結成まで見届けたい」と話す。

毎日新聞 2008年7月1日 地方版

|

夏の高校野球:鹿児島大会 南種子、23年ぶり勝利 /鹿児島

◇垂水はコールドゲーム発進
 第90回全国高校野球選手権鹿児島大会は30日、県立鴨池、鴨池市民両球場で1回戦7試合があった。

 れいめいは、吉村選手の左越え本塁打など序盤から得点を重ね、荒田投手が緩急をつけた投球で大口にコールド勝ち。加世田は二回2死後、5本の長短打を集め5点を奪い、その後も加点して末吉を七回コールドで退けた。南種子は同点の四回、上妻浩選手の適時二塁打で勝ち越し。串良商の終盤の追い上げをしのぎ、夏の大会で23年ぶりに勝利した。初回に5点と試合の主導権を握った垂水は、迫田投手が無四球の安定した投球で鹿児島中央打線を散発4安打に抑えコールド勝ち。

 鹿児島情報は1点を追う五回、打者一巡の猛攻で一挙5点を取り逆転。その後も森田選手の本塁打などで錦江湾を突き放した。岩川は同点の八回1死三塁で、宇都選手が右前へ決勝打。貴島選手の3点本塁打などで終盤追いついた加治木工を振り切った。鹿屋は同点の六回、木佐貫選手の中前2点適時打で勝ち越し。出水は三回に5点先取したが、その後笹貫投手の好投に涙をのんだ。

 ■青春譜

 ◇ケガおし気迫の直球--新地知啓投手=末吉(3年)
 8点を追う七回2死、ベンチを飛び出した背番号「1」は、本来立つべきマウンドの感触を確かめた。「エースの復活だ」。仲間の声が後押しする。高校生活の集大成は、気迫を込めて投じた3球の直球。遊ゴロに仕留め、最後の攻撃につなげた。

 「もう少し投げさせてあげたかった」。足を引きずりベンチに戻る息子を、母砂由利さん(45)は涙を浮かべて見つめた。

 試合5日前、農業実習で飼料を運んでいる途中、落ちていたカマが左かかとに刺さり、2針縫った。踏み出しの足で、力が最も入る場所だった。

 「無理はさせられない」。本田千浩監督は、苦渋の思いで登板を見送った。三塁コーチスボックスから仲間を鼓舞し続けた。しかし、大差をつけられ、コールド負けが目前に迫った六回。「一人でいいですから、投げさせて下さい」。たまらず監督に直訴した。

 試合後、「緒戦を勝って、次の試合で投げさせてやりたかった」と監督や仲間たち。思いはかなわなかった。だが、エースの目に涙はなかった。「この悔しさを次につなげたい」。大学に進学し、野球を続ける決意を新たにした。

==============

 ▽1回戦(県立鴨池・鴨池市民)

れいめい

  1420001=8

  0000000=0

大口

 (七回コールド)

 (れ)荒田、平石-有村、栫

 (大)中村勇-窪島

▽本塁打 吉村(れ)

▽二塁打 脇薗、吉村、蒲生原(れ)

加世田

  0503000=8

  0000000=0

末吉

 (七回コールド)

 (加)前田、樋野-竹崎

 (末)内山、丸山、新地-佐多

▽三塁打 中釜(加)

▽二塁打 芝原、栗原(加)

串良商

  000100211=5

  10032001×=7

南種子

 (串)大堀-神之園

 (南)鮫島-久保田

▽二塁打 原之園(串)上妻浩、古市拓、久保田(南)

鹿児島中央

  000000=0

  500014=10

垂水

 (六回コールド)

 (鹿)中野、小坂元-財津

 (垂)迫田-西尾

▽三塁打 吉田(垂)

錦江湾

  000102000=3

  00005200×=7

鹿児島情報

 (錦)山下得-坂元

 (鹿)佐々木-森田

▽本塁打 森田(鹿)

▽二塁打 森、坂元(錦)

加治木工

  100000040=5

  03000021×=6

岩川

 (加)満園、大久保-市来原

 (岩)宇都、尾園、宇都-狩川

▽本塁打 貴島(加)

▽二塁打 松原、本田(加)狩川(岩)

出水

  005000000=5

  00050210×=8

鹿屋

 (出)松下-山田

 (鹿)笹貫-岡元

▽二塁打 松田(出)岡元、高畠(鹿)

毎日新聞 2008年7月1日 地方版

|

イタリア世界遺産落書き:常磐大高野球部監督解任 軽率行為、代償大きく /茨城

 ◇選手ら動揺、心配する声
 軽率な行為の代償はあまりに大きかった。水戸市の常磐大高硬式野球部の須田武志監督(30)がイタリア・フィレンツェ市の世界遺産登録地区の大聖堂に落書きをした問題で、同校は30日、29日付で須田監督を解任したことを明らかにした。全国高校野球茨城大会の開幕まで1週間を切った時期の解任で、選手たちの動揺を心配する声が聞かれた。

 同校の浅岡広一校長は同日正午から会見。沈痛な表情で「事の重大さを考えて判断した。社会的に許されることではない」と語った。浅岡校長によると、須田監督は06年1月、イタリアの史跡を巡る団体ツアーに参加。大聖堂近くのペンの売り子から「書くと幸せになる」と勧められ、購入して書いたという。

 同校は25日に学校のホームページへの書き込みで知り、同日中に浅岡校長が須田監督に確認したところ、認めたため、謹慎を言い渡した。処分がその4日後になり、事態が深刻化したことについて、浅岡校長は「誤りがあってはいけないと思い、検証に時間がかかった」と話した。

 須田監督は29日に部員らに「皆に迷惑をかけた。申し訳ない」と謝罪したという。

 一方、県高野連は30日午後、会見。大竹喜士郎会長は「解任の判断は妥当。今は選手の心理状態が一番気がかりだ」と話した。

 須田監督は昨年の茨城大会で準優勝するなど、きめ細かい指導で評価が高かった。県高野連の藤枝武博理事長は「有望な若手だけに残念だ」と話した。

毎日新聞 2008年7月1日 地方版

|

串木野が25得点で圧勝/鹿児島大会

<高校野球鹿児島大会>◇1日◇1回戦
 串木野が4イニングで19安打25得点の猛攻を見せ、25-0の5回コールドで樋脇を破り、初戦を突破した。内村文彦監督(27)は「(今年度で閉校する)相手の事情とは関係なく、自分らのすべき事ができるかが試される、と言って選手を送り出した。集中して攻められた」と、3、4回裏に2イニング連続で打者一巡した打線をほめた。

[日刊スポーツ:2008/07/01 14:52]

|

開陽が公式戦初勝利/鹿児島大会

<高校野球鹿児島大会>◇1日◇1回戦
 創部4年目、部員13人の開陽が蒲生を3-1で破り、公式戦初勝利を挙げた。1回裏、先頭で唯一の3年生、山野勝也主将が左前打で出塁。4番武田祐一郎(2年)の中前適時打で生還し、1点を先制した。2点を追加した後、3回に1点を失ったが、その後は無失策の堅守で逃げ切った。中窪寿監督(30)は「春の県大会は部員不足で出られなかったが、1年生7人が入って、今日を迎えられた。半分は高校から野球を始めた素人だが、本当によくやった」と感無量だった。

[日刊スポーツ:2008/07/01 14:52]

|

第90回全国高校野球:南・北北海道大会 出場32校決まる /北海道

◇江別は47年ぶり--組み合わせ抽選は4日

第90回全国高校野球選手権大会(日本高野連など主催)に向けた地区大会は30日、札幌地区で代表決定戦5試合があり、江別が47年ぶり4回目の南北海道大会出場を決めたほか、春季道大会を制した東海大四などが駒を進めた。これで南・北北海道大会に出場する32校が出そろった。両大会とも組み合わせ抽選会は4日に行われ、南は13日に札幌円山球場で、北は17日に旭川スタルヒン球場で開幕する。それぞれの優勝校は、8月2日から阪神甲子園球場で行われる本大会に出場する。

 ◇札幌地区(札幌円山、麻生)
 ▽Cブロック代表決定戦

札幌北

  000000000=0

  13110000×=6

札幌南

 (札幌南は2年連続17回目)

 (北)水口、平尾-三好

 (南)中西-広瀬

▽三塁打 鈴木綜、辻(南)

▽二塁打 初田(北)

 ▽Dブロック代表決定戦

札幌啓成

  000000000=0

  10100020×=4

江別

 (江別は47年ぶり4回目)

 (札)佐々木-綿谷

 (江)沢田-山崎

▽二塁打 弘田(札)沢田(江)

 ◇投打で活躍の主将
 ○…47年ぶりの南北海道大会進出を決めた江別の原動力は、エースで主将も兼ねる大黒柱の沢田将人選手(3年)だ。九回は2死ながら一、二塁とされたが、得意のスライダーで三振を奪いガッツポーズ。打撃で3打点を挙げ、マウンドでは完封と投打にわたる活躍だった。「バックがいいプレーをしてくれた。道大会の目標は頂点です」と満面の笑み。

 ▽Eブロック代表決定戦

札幌第一

  102101200=7

  013001000=5

北海学園札幌

 (札幌第一は5年連続17回目)

 (札)山下、掛端、金井-松浦、笹村

 (北)中山、明石、鍵政-小原

▽本塁打 柴山、高石(札)

▽二塁打 高石2(札)山崎4(北)

 ▽Fブロック代表決定戦

恵庭南

  000000000=0

  01020120×=6

東海大四

 (東海大四は4年ぶり27回目)

 (恵)野坂-菊地

 (東)佐々木-伏見

▽二塁打 上野(東)

 ◇エース好投で快勝
 ○…春季道大会を制した東海大四が、エース佐々木亮投手(3年)の好投で快勝。内角を突く直球がさえ、恵庭南打線を5安打に封じた佐々木投手は、「(地区大会は)調子が悪い中、かわす投球ができたが、これから調子を上げていきたい」と、同校としては4年ぶりとなる南北海道大会に意欲を示した。

 ▽Gブロック代表決定戦

大麻

  133100000=8

  000040302=9

とわの森

 (とわの森は初)

 (大)麻柄、蘆田-中山

 (と)柴田-佐藤

▽本塁打 井上(大)

▽三塁打 中ノ目(と)

▽二塁打 柴田2、中ノ目、竹内(と)麻柄(大)

 ◇サヨナラで初切符
 ○…とわの森は同点とした後の九回1死一、三塁で、ここまで無安打の1番・木村龍太選手(3年)が「絶対に打つ」と2球目の直球を中前に運ぶ劇的なサヨナラ打。初の南北海道大会出場切符を手にした。一時は8点差をつけられながらの逆転勝ちに、三塁側応援席は歓喜に包まれ、選手からは「また、みんなと野球ができる」との声が上がった。

毎日新聞 2008年7月1日 地方版

|

茨城・常磐大高の落書き監督が解任

茨城・常磐大高の野球部監督(30)がイタリア・フィレンツェの世界遺産「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」に落書きをした問題で、同校は6月30日、監督を29日付で解任したと発表した。同校によると、本人は名前を書くと幸せになるという話を聞き「深く考えずに書いた」と事実を認めている。浅岡広一校長は「心ない行為。たいへん申し訳ない」と謝罪した。野球部は昨夏の茨城県大会で準優勝し、今夏もシード校。夏の大会の出場については県高野連を通して、日本高野連の判断を仰ぐ。

 水戸市の常磐大高で正午から行われた会見で、浅岡校長は「世界遺産という重要な文化遺産に落書きをしたのは大きなこと。指導にあたるという立場を考えると戒めなければならなかった」と解任の理由を述べた。監督は同席しなかった。

 監督は05年12月に結婚し、06年1月2日から7日までイタリアの史跡を回る団体ツアーを利用した旅行をした。学校側によると、5日に訪れた大聖堂の近くで「これで名前を書くと幸せになる」と日本語を話す日本人のような風ぼうをした男から言われ、油性ペンを購入。展望台にある柱に自分と妻の名前を書いた。「深く考えずにそういう行為をしてしまった」と沈痛な表情で説明したという。

 午後3時からは茨城県高野連と浅岡校長の会見が行われた。大竹喜士郎県高野連会長は「高野連として正式な文書を学校側から提出してもらい、日本高野連に提出し判断を仰ぐ」と話した。「個人的には監督のプライベートなことなので、野球部を県大会に出場させてやりたい」と述べた。茨城県大会は5日開幕で、同校は12日に試合の予定がある。生徒の心情を考え、出場できる方向で日本高野連にお願いするとした。

 監督は00年4月に非常勤職員として採用され、同時に野球部のコーチに就任。01年4月から監督として采配を振るい、昨夏は県大会で準V。昨年のドラフトで楽天に4位指名された菊地保則投手を育てるなど、若手有望監督といわれていた。今年4月からは常勤職員となり事務職を担当。社会科の教員免許を持っているが、教壇に立ったことはない。監督は解任するが、職員としての処分に関しては検討中とした。

 また、浅岡校長は、監督について落書きの事実が発覚した25日から無期限謹慎処分としてグラウンドに入ることを禁止していたと説明したが、28日に行われた県外の高校との遠征試合では、監督が指揮を執っていたことがわかった。

 浅岡校長は自分が要請したことを認め、「直前のキャンセルは相手校に申し訳なく、ほかに代わりをできる人物がいなかった」などと話した。

 [2008年7月1日10時25分 紙面から]

|

元吉本芸人が監督で目指す甲子園

お笑いブームがついに高校野球界にやってきた。今年4月に岩戸と久里浜が統合して誕生した横須賀明光(南神奈川)に、元吉本のお笑い芸人、田沼宏友監督(28)が就任した。芸人時代は漫才コンビ「こふきいも」として活動。ユニークなトレーニングと明るい人柄がチームワークの秘訣(ひけつ)だ。「笑い」と「野球」を融合させ甲子園を目指す。

 そこには、芸人時代と同じ顔で笑う田沼監督の姿があった。はつらつとした表情の選手たちは「青春ダッシュ」を終えたばかり。ムードメーカー紀伊隼投手(3年)が「これが横須賀明光じゃーい!」とほえたのを合図に、「大好きだーっ」と、夕日を背に好きな子の名前を叫んでグラウンドを駆け抜けた。これも同監督ならではの体力づくりのトレーニングだ。

 教員と芸人の、2つの夢があった。しかし「両方やるなら芸人が先」と大学卒業後、吉本興業のタレント養成所に入った。同期にはハリセンボンや出雲阿国などがいる。06年に監督就任の話がでると「芸人をあきらめることへの迷いはあったが、二足のわらじではやっていけない」と決意。吉本を辞めるとき、同期からサインバットが贈られた。「めざせ甲子園!」の文字と、たくさんのメッセージ。中には、既に売れて多忙だったハリセンボンのものもあった。監督は「一生の宝物」と、昨夏に続き今年も大会中ベンチに飾る。

 高校球児だった監督自身の最後の夏は、2回戦で松坂(レッドソックス)と俳優上地雄輔(29)の横浜バッテリーに打ち取られて終わった。実は上地とは長年のライバルだ。小、中学校の同級生。互いにガキ大将同士だが、けんかも野球の実力もかなわなかった。小学校時代、バットを逆さまに持った上地に、全力投球を場外アーチされた苦い? 思い出も。「自分の前にはいつも上地がいた」。芸人をあきらめたのと同時に上地が売れ出し「『羞恥心』を見ると悔しい」と笑いながら話す。「上地は甲子園でプレーしていない。だからチームの甲子園出場が唯一のチャンス」と、「打倒!上地」への執念をひそかに燃やしている。舞台で学んだお笑いのツボ。しかしグラウンドに笑いは、持ち込まない。

 [2008年7月1日10時22分 紙面から]

|

村上桜ケ丘軸に群雄割拠 高校野球新潟大会展望

7月1日7時51分配信 産経新聞

 第90回全国高校野球選手権新潟大会は11日、長岡市の悠久山球場で開幕する。節目の記念大会には甲子園切符をかけて95校が出場する。春の県大会を制した県立の村上桜ケ丘を軸に強豪ひしめく混戦模様だ。決勝は三條機械スタジアム(三条市)で23日午後1時から。

 名将・松田忍監督が2年越しで育てた村上桜ケ丘は春夏通じ初の甲子園出場を狙う。投手陣に樋口悠太、大沼泰之の2枚看板がそろい、左打者5人をそろえた打線も強力だ。これを追う私立勢は5年ぶりの優勝を目指す中越が県内一の呼び声高い右腕の阿部拳斗を擁し、「攻撃的な守備」で試合のリズムをつくる。

 北越も本格派右腕のエース渡辺智哉を中心にまとまり、昨夏の甲子園でベスト16入りした新潟明訓、2年ぶりの代表を目指している日本文理のビックネームが同ブロックに入り、しのぎを削ることになった。県立勢でも鍛え抜いた守りが光る春4強の県央工も注目の存在だ。

|

落書きの野球部監督解任 県内から賛否 茨城

7月1日7時51分配信 産経新聞

 イタリア・フィレンツェの世界遺産登録地区にある大聖堂の柱に落書きした常磐大高の硬式野球部監督(30)が30日、同校から監督を解任された。関係者からは「厳正処分はやむを得ない」と厳しい指摘がされる一方、「指導力、人格とも素晴らしかった。軽率な行動が残念」と惜しむ声もあがる。創部8年足らずの同校を短期間に強豪へと押し上げた“名将”の不祥事が大きな波紋を呼んだ。

 同校によると、監督は素直に事実を認め、解任を告げると沈痛な表情を見せたという。

 同校近くに住むある男性は、「安易な気持ちで、世界遺産に落書きできるのか。教育者として監督の処分は当然。学校も事の重大性と、責任を認識してほしい」と話す。

 一方で、昨夏の県大会で準優勝を果たし、同校を甲子園へあと一歩まで導いた監督の解任に、無念の声もあがる。部員や保護者に対し、監督は「心配をかけて申し訳ない。軽率な行動だった」と謝罪したという。

 監督を知るある保護者は「子供に対して、家族のように接してくれた。気持ちを読み取るのがうまく、話も上手。解任は仕方がないが、いつか戻ってきてほしい」と言葉を詰まらせた。

 一方、夏の甲子園県大会を直前に控えての問題発覚に、県高野連も対応に追われた。出場の可否は、日本高野連の判断を待つことになる。

 藤枝武博理事長は「残念の一言。将来、茨城の野球界を背負って立つ人物だった。失敗をしっかり受け止めて、人間的に成長してくれれば」と語った。

                   ◇

【常磐大高の会見要旨】

 --監督はなぜ落書きをしたのか

 「とくに理由はない。大聖堂の近くでペンを販売する人から勧められて、そのペンで書いた、と話している」

 --本人のコメントは

 「みなさまにご迷惑をおかけし、心配をおかけしたということに対して、深くお詫びしたいと。これまで野球部の監督をやるなかで、支援してくださった皆さんには本当に申し訳ないと」

 --野球部の部員にたいする説明は

 「昨日した。生徒たちに校長から事実関係を話し、理解を求めると」

 --生徒の反応は

 「生徒は残念な思いであったようだ」

 --監督のこれまでの評判は

 「生徒の信望は大変厚い。信望がチーム力に大きく貢献して、県内の野球好きな子供がここへ集まり、野球部を構成しているが、一人一人の技量を高め、個別適切な指導をして昨年の(県大会)準優勝になった。そういう意味では高く評価されている人物だ」

 --場合によっては外交問題だ

 「やってはならないことをやったということで、本人には強く反省を求めるし、学校としてもこのことを真摯に受け止め、教職員一同これからの教育にとりくみたい」

 --校長としての責任は

 「管理監督の立場として、どこまで及ぶかという部分もあるがが、指導が十分でなかったのかな、と」

 --県大会へは出るのか

 「高野連の指導に従いたい。学校として辞退するつもりはない」

 --被害回復法は

 「軽々にものは言えない。大聖堂側の考えを尊重していきたいと思っている。実際に(現地に)行って(落書きを)消すのも選択肢の一つだと思う」

 --落書き一つで(処分が)重いのではないか

 「コトの重大さを考えた」

|

野球部不祥事…27件の処分決定

 日本学生野球協会は30日、審査室会議で高校27件の処分を決め、部員の万引があった寒河江工(山形)は4月30日から1カ月の対外試合禁止処分となった。指導者では、生徒の積立金やOB会費などを横領した修善寺工(静岡)の部長(当時)が4月26日から、部内暴力を起こした日大豊山(東京)のコーチは5月27日から、それぞれ1年間の謹慎処分を科された。部内暴力のあった高崎工(群馬)の監督は5月7日から6カ月の謹慎処分となった。

|

垂水が10得点で初戦突破/鹿児島大会

<高校野球鹿児島大会>◇30日◇1回戦

 垂水が14安打を放ち、鹿児島中央に10-0で6回コールド勝ちした。石塚真也監督(29)は「秋から公式戦で勝っていなかったので、勝たせてやりたいとは思っていたが、予想以上の出来」と大勝に目を丸くした。
(6月30日19時49分)

|

明石 天国の大先輩に届けた白星

 第90回全国高校野球選手権大会(8月2日開幕、甲子園)の地方大会は30日、全国で30試合が行われた。南北海道大会では札幌地区の代表決定戦5試合が行われ、これで南北海道大会出場16校が出そろった。また徳島大会の組み合わせが決定した。 

 【明石4―2三木】西兵庫の明石は、三木に4―2で競り勝ち、偉大な先輩へささげる1勝を飾った。1933年夏の甲子園準決勝で中京商(現中京大中京)と延長25回を戦った時の二塁手・嘉藤栄吉さんが28日に死去。29日にはメンバー外の部員が通夜に参列していた。2―2の6回に勝ち越しのスクイズを決めた岩尾主将は「先輩のためにも初戦は勝たないといけないと思ってました」と胸を張っていた。
(1日7時1分)

|

茨城の剛腕、三和の石崎初戦涙/地方大会

<高校野球地方大会>◇7日◇鹿児島大会ほか

 第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は、11大会が行われた。雨で一部試合が中止となった茨城では、無名校の多賀が、プロ注目の右腕、三和の石崎剛投手(3年)を攻略。延長10回の末に2-1で破る殊勲の星を挙げた。群馬も雨にたたられた中、期待された富岡の左腕・高田優馬投手(3年)も初戦で惜敗した。鹿児島では今春の選抜大会にも出場した鹿児島工が4回戦に進出。樟南は3回戦に進んだ。

 [2008年7月7日20時34分]

|

無名校多賀がプロ注目右腕攻略/茨城大会

<高校野球茨城大会:多賀2-1三和>◇7日◇1回戦

 雨で一部試合が中止となった茨城では、無名校の多賀が、プロ注目の右腕、石崎剛投手(3年=三和)を攻略。延長10回の末に2-1で破る殊勲の星を挙げた。

 昨夏初戦敗退の多賀が「大物食い」で夏1勝を挙げた。1-1の同点で迎えた延長10回1死満塁、4番吉田裕也内野手(3年)は、松田貴監督(48)に「打たせてください」と直訴した。5回の先制点はスクイズで挙げていた。再びスクイズか強攻策か、4番の気持ちをベンチで確かめた指揮官に、真っ向勝負を進言した。

 三和・石崎剛が「全力で投げた」と振り返る自慢の直球を、中前にはじき返した。松田監督は「いくらいいピッチャーでも試合の中で崩れることがある。そこまで我慢できるかどうか」と試合のポイントを挙げていた。狙い通りの展開で我慢勝ち。校歌を歌い終えると、選手たちはスタンドに向けて猛ダッシュを決めた。

 「大物食い」は松田監督の代名詞でもある。名将橋本実監督(現水城)が率いた水戸商を2度も破った。松丘の監督だった95年は秋季県大会2回戦で、多賀に転勤した96年には夏の3回戦で、3年連続出場を狙う同校に勝利した。当時の水戸商には現ヤンキースの井川がいた。「橋本キラー」と称されたものだった。

 05年夏には石崎剛に似た本格派右腕、山口直弥投手(大東文化大)擁する伊奈から12得点で5回コールド勝ちした。石崎剛との対戦に不安を隠せない選手たちに、前日ミーティングでこの経験を話した。「騒がれすぎて力を発揮できないときもある」と自信を持たせた。

 相手が注目されるほど燃える。その思いは選手たちにも伝わった。松田監督は「この勝利で気を抜かないようにしたい」と、すぐに気持ちを切り替えていた。

 [2008年7月8日8時46分 紙面から]

|

富岡高田不運に泣く11K実らず/群馬大会

<高校野球群馬大会:太田工2-1富岡>◇7日◇2回戦

 群馬は雨にたたられた中、期待された富岡の左腕・高田優馬投手(3年)が初戦で惜敗した。

 プロ注目左腕、富岡(群馬)高田優馬投手(3年)の夏はわずか1試合で終わった。雨の中、太田工・吉田真史(3年)との投げ合いは延長戦にもつれ込む熱戦。11三振を奪う力投を見せながら、1-2と惜敗した。

 勝利の女神は高田に振り向かなかった。1-1の同点で迎えた延長10回表1死一、二塁のピンチ。緩い打球は一塁ベースに当たって右翼線に転がり、二塁走者が決勝のホームを踏んだ。「不運というしかありません」と唇をかんだ。

 この日は初回から飛ばした。最速136キロの速球と変化球を低めに集め、5回まで毎回の8奪三振。7回には3者連続三振を奪う力投を見せた。プロも注目する隠れた存在。阪神など日米3球団のスカウトが視察した。阪神菊地スカウトは「腕の振りがよくなれば、もっとスピードが出る」とその将来性を高く評価した。

 甲子園という夢はかなわなかった。それでも昨秋は最速130キロだった左腕が地道な努力で球速を137キロに伸ばし、プロ注目の左腕に成長した。進学校の中で、成績も常に上位をキープ。文武両道を目指した。「自分のベストの試合ができた」。悔しい結果にも高田は胸を張った。

 [2008年7月8日10時15分 紙面から]

|

立命館宇治にプロ注目の足/京都大会

<高校野球京都大会:立命館宇治7-3鳥羽>◇7日◇2回戦

 プロも注目の「黄金の足」だ! 京都大会で、立命館宇治の1番打者、金子侑司遊撃手(3年)が快足ぶりを披露した。プロ注目の50メートル5秒88の俊足を生かし、2安打1打点1盗塁の活躍。守っても、本来は二塁手の中野翔太主将(3年)が公式戦初完投でエース離脱のピンチを乗り切り、3回戦進出を決めた。

 鮮やかなスタートから塁間でまた加速する金子の足に、中日米村スカウトがため息をついた。「間違いなく全国トップクラスの足ですよ。素晴らしい足をしている」。スカウトの目をクギ付けにした黄金の足が、初戦から威力を発揮した。

 3-0の4回1死二塁で右前打を放ち、さっそく二盗を敢行。1死二、三塁に好機を広げ、その後5点目のホームを踏んだ。8回1死三塁からは、中前への当たりを二塁打にした。

 50メートルを5秒88で駆け抜ける。高校通算19本塁打のうち、ランニングは4本。練習試合で、1試合6盗塁を決めたこともある。校内の体育祭なら、陸上部にもひけをとらない。今春の近畿大会京都府予選終了後に、それまでの3番から1番に定着。「足を生かせる打順ですし、打ちやすい」と、2安打2得点1盗塁の好結果。足で魅せる京都のドラフト候補が、夏の初戦で輝いた。

 [2008年7月8日12時22分 紙面から]

|

連覇へ佐賀北延長サヨナラ発進/佐賀大会

<高校野球佐賀大会>◇8日◇2回戦

 佐賀北が延長11回4-3のサヨナラ勝ちで佐賀工を破り、全国連覇へスタートを切った。先制しながら5回に逆転された佐賀北はその裏に3-3の同点とし、延長戦に持ち込んだ。11回裏1死満塁で、7番前田直人(3年)が決勝の左犠飛を放った。百崎敏克監督(52)は「連覇どころか1勝も難しいのでは、という危機感で初戦を迎えた。この1週間、調子が上がってきて、良い試合ができた」と、粘り勝ちに納得の表情だった。

 [2008年7月8日14時49分]

|

九里学園・斎藤が大会第1号/山形大会

<高校野球山形大会:九里学園4-2山形南>◇11日◇1回戦

 曇り空の下、56校参加の山形県大会が開幕した。第2試合は九里(くのり)学園が、4番斎藤哲(あきら)捕手(2年)の今大会第1号となる先制本塁打と、ダメ押しの左犠飛などで、山形南との接戦を4-2で制した。

 2回表、九里学園の先頭打者の斎藤哲は、初球のストレートを思い切りすくい上げた。打球は右中間スタンドに飛び込んだ。「多少詰まってました」と振り返った斎藤哲は、1年秋からクリーンアップを務める。「自分が打たなきゃチームが勝てない」という自覚を持ち、練習後、自宅で納得いくまで素振りを続けてきた。その努力が、大会第1号で結実した。11回表にもダメ押しの左犠飛を放ち、2年連続の初戦突破に貢献。「クリーンアップに甘い球はそうは来ない。(今後も)1球で決めます」と話した。

 9回まで11安打しながら2点に抑えられる苦しい展開だったが、高橋左和明監督(37)は「残塁が多くても守備を徹底してくれた。冷静に試合ができている」とナインをたたえた。

 [2008年7月12日12時37分 紙面から]

|

5年ぶり木内常総コールド発進/茨城大会

<高校野球茨城大会:常総学院14-0茨城東>◇11日◇2回戦

 名将木内幸男監督(76)に率いられた常総学院(茨城)が好発進した。茨城東に14-0の7回コールド勝ち。12日に喜寿を迎えるベテラン監督は夏の大会5年ぶりの出陣ながら、いきなり19人の選手を起用する大胆采配を見せつけた。

 5年ぶりとなった夏の公式戦にも、木内監督に戸惑いはなかった。ベンチ入り選手の20人中19人を送り出し、16安打14得点のコールド勝ち。木内節も全開だった。「気の弱いやつにも経験を積ませることが出来た。マジックのネタ仕込みができたな」。

 2回、四球で初走者を出すと、すぐさま動いた。盗塁指令で無死二塁。バントはなし。強攻した5番飯田大祐捕手(3年)は期待通りに右前適時打を放った。「小さくなってんじゃねえよ。本塁打を打つぐらいのスイングしてみろ」。大会前、不振だった飯田には、監督のハッパが効いた。この回4安打で5点。早々と流れを引き寄せた。強攻策は選手の動きを見た木内監督の判断だった。「1、2番が四球で塁に出ることを意識しすぎてカウントを悪くしていた」。1回は3者凡退。積極性を忘れた選手に、バントなしを宣言していた。

 投手もこれまた大胆な起用だった。1年生の左腕長谷川悟を先発させると、4回を4安打無失点。2番手には公式戦初登板の真下光翔(2年)も指名、すると3回を1安打無失点に抑えた。孫といえるほど年の違う選手たちも、ベテラン監督の期待にこたえた。

 12日には喜寿、77歳の誕生日を迎える。島田隼斗主将(3年)は「誕生日前日にささげる勝利」と話した。もっとも木内監督は「監督をやってるときは76歳じゃないよ。ユニホーム着たら六十数歳のつもり。病気だって病気じゃなくなるんだ」と豪胆に笑う。そしてこう付け加えた「オレ色に選手が染まればもっと強くなるよ、このチームは」。名将の夏が始まった。

 [2008年7月12日8時34分 紙面から]

|

聖光学院が薄氷サヨナラ発進/福島大会

<高校野球福島大会:聖光学院3-2あさか開成>◇11日◇2回戦

 第1シード聖光学院が、あさか開成に9回3-2でサヨナラ勝ちし、夏2連覇と4季連続の甲子園出場に向けて辛勝発進した。エース仲田浩人(3年)が同点に追い付かれた8回表1死三塁から救援。ピンチを切り抜け、9回には先頭打者として右中間二塁打で出塁し、サヨナラのホームを踏んだ。

 スクイズでも勝ち越しを許す8回表1死三塁のピンチに、エース仲田がマウンドに立った。今春センバツ1回戦の沖縄尚学戦。初回1死三塁での、三塁けん制がボークになり、その失点が響き、0-1で惜敗した。終盤での同じ場面。仲田は動じることはなかった。投球前に、いきなり三塁けん制。カウント2-0から相手5番打者の3バントスクイズを失敗させ、次打者も中飛に打ち取った。甲子園を経験するエースの貫禄(かんろく)を示した。

 打撃でも、仲田だった。自らの二塁打が口火になった9回裏1死満塁。三塁走者として1番関根健斗(3年)の右前打でサヨナラのホームを踏んだ仲田は「(センバツは)悪夢でしたが(同じ場面は)気にしませんでした。いい展開で終わらせてもらいました」と平然と振り返った。直球の最速は139キロだが、センバツ後は「球速は139キロも140キロも同じ」と、本塁ベースの両側に20センチ幅の白線を引き、ストライクゾーンからボール1つ外す制球力を磨き続けてきた。

 斎藤智也監督(45)は「苦しい場面でしたが、仲田を投げさせないで負けるのは嫌だった」と、エースを信頼。「(登板は)思惑と違ったが、夏独特の経験を味わったと思う。(打撃も)あの子の強さでしょうね」と絶賛した。夏2連覇に向けて、わずかに登板予定は狂ったが、今夏決勝舞台になるメーン球場(県営あづま球場)でのマウンドを経験した。惜敗した沖縄尚学は、センバツで頂点に立った。仲田は「もう1度甲子園でやってみたい」と夢を広げた。

 [2008年7月12日12時38分 紙面から]

|

東海大仰星吉田4失点完投/北大阪大会

<高校野球北大阪大会:東海大仰星7-4旭>◇11日◇1回戦

 上原先輩に負けられない! 東海大仰星・吉田雅紀投手(3年)が粘りの4失点完投で初戦を突破した。今春スランプに陥ったが、高校の先輩、巨人上原浩治投手(33)を支えに復活。上原も果たせなかった夏の甲子園出場に、1歩近づいた。

 熱気の中で、マウンドの吉田は大きな息をついた。5-0で迎えた6回、無死一塁から連続四球で満塁。続く5番打者にぶつけてしまい、死球押し出し。6番打者にも四球で連続押し出し。4連続四死球で2点を失った。

 悩み抜いた今春が、吉田の頭によみがえった。ストライクを取れなくなった4カ月前と、今の投球が重なる。混乱した頭の中に、先輩の顔が浮かんだ。支えにしてきた上原先輩。「丁寧に自分を信じて投げよう」。気持ちを落ち着けた。そこから2者連続三振などで後続3人を打ち取った。苦しみながら初戦を突破。「しんどかった経験を生かすことが出来ました」と笑った。

 春の近畿大会大阪府予選が始まる4月上旬、異変に気がついた。以前と同じように投げているはずなのに、球が沈む。「走り込みが足りず、下半身が出来ていないのかとか考えました」。原因が分からず悩むころ、先輩の上原も不調に苦しんでいた。

 「自分と同じやな、と思い、上原さんを気にしていました」。今春、苦闘する大先輩を身近に感じた。「1球1球気にするより、自信を取り戻そう」と切り替え、投げ込みを行い、スランプを脱出した。

 上原の恩師で、吉田の復活も見てきた西豊茂監督(47)は「夏の初戦ですし、何があってもきょうはエース完投と決めていました。初戦で苦しんだことは、今後に生きると思います」と期待。初めての夏の甲子園に、大きな1歩を踏み出した。

 [2008年7月12日7時15分 紙面から]

|

鎮西立岡、魅せた!走攻守/熊本大会

<高校野球熊本大会鎮西9-2甲佐>◇11日◇2回戦

 九州NO・1野手、鎮西(熊本)の立岡宗一郎中堅手(3年)が日米11球団のスカウトが見守る中チームのコールド勝ちに貢献した。

 走攻守魅せた。まずはバットだ。2回の右前適時打を含む5打数3安打1打点。安打はすべて単打と高校通算28本塁打の長打力を封印し、チーム打撃に徹した。守りでは自慢の強肩を披露した。4回表2死二塁。ワンバウンドで打球を捕ると、中堅から本塁めがけて矢のような返球。ホームインは許したが、メッツの大慈彌功スカウトを「あの返球は良かった」とうならせた。6回裏には中前打で出塁し二盗に成功。50メートル5秒9の快足も披露した。

 中学時代は投手も松井稼頭央(アストロズ)にあこがれ高校入学から野手に転向。1年からレギュラーの座をつかんだが甲子園出場は果たせていない。「甲子園に出ることしか考えてない。とにかくチームが勝てばいい」。3拍子そろったリードオフマンは力強く語った。

 [2008年7月12日12時12分 紙面から]

|

聖隷自信のリベンジ、藤井が常葉菊川斬る

第90回全国高校野球選手権静岡大会が、12日に再開する。最速142キロのエース藤井直樹(3年)を擁す聖隷クリストファーは、13日の2回戦(午後0時30分、浜松)で前年度王者の常葉学園菊川と対戦。6日の1回戦(対大仁)で、手の内を隠しながら5安打完封した右腕を軸に、大物食いに準備万端だ。

 聖隷クリストファーの藤井は、スタンドに陣取る常葉菊川ナインを視界にとらえながら1回戦を戦った。使用する球種を直球とスライダーの2種類に絞り、けん制球も「少なめにしました」。球種やクセを見破らせないために自ら“縛り”を掛けながらも、プロ注目の最速142キロ右腕は107球、8奪三振で5安打完封。「80点ぐらい。打たれる気がしませんでした」と振り返った。

 圧巻だったのは最終回だ。「本気になったのは9回だけ。狙いました」と、3者連続空振り三振。打たせて取るために投げていた8回までとは一転し、全力投球を見せた。常葉菊川ナインに向けての強烈なデモンストレーションを披露し、2回戦へ向け「弾みになりました」と話した。

 昨夏は準々決勝で対戦し、0-4で敗れた。雪辱への気持ちは強い。鈴木洋佑監督(30)は「ここで倒さずしていつ倒すという状況。個々の能力の差があるのは分かっているが、1つ勝って安心したと思う」。2回戦は、第5シードの常葉菊川にとっては初戦。夏の初戦は、どれほど強いチームにとっても難しいもの。藤井は「初戦は緊張する。このタイミングが一番倒しやすいと思う」と自信を見せた。

 偶然にも組み合わせ抽選直前、センバツで常葉菊川を破った千葉経大付(千葉)と練習試合を行った。7-9で敗れたが「松本監督にどうやって倒したのかいろいろ聞いた」と鈴木監督はニヤリ。秘策を胸に、王者にぶつかっていく。

|

三島北56年ぶり夏1勝/静岡大会

<高校野球静岡大会:三島北6-4静岡大成>◇12日◇1回戦

 三島北が6-4で静岡大成を下し、56年ぶりの夏1勝を挙げた。延長10回表2死二、三塁、6番遠藤高史投手(2年)が強烈な遊ゴロを放ち、失策を誘発。勝ち越しに成功し、10回裏も2死満塁の危機をしのいだ。昨年度準優勝の静岡商は12-5で金谷を下し、7回コールド発進。静岡南は、4点を追う9回表に一挙11得点し、沼津工を相手に大逆転勝利を収めた。13日はシード校が登場。春季東海王者の常葉学園橘、前年度Vの常葉学園菊川が初戦に臨む。

 延長10回の勝ち越しの瞬間、超満員の裾野球場が揺れた。大歓声と悲鳴が入り交じる球場の中央で、三島北の遠藤がぐっと両拳を突き上げた。56年ぶりの校歌。笑いながら、泣きながら熱唱した。思わず2番まで歌いかけたところで、我に戻った。「あー、勝ったんだなぁ」。

 2回に先制しペースは握った。しかし、昨年同好会から部に昇格し、公式戦は未勝利だっただけに「経験不足から」(白鳥真利監督=47)中盤で浮足立ち、逆転された。「失うものは何もないし、OBの方からも試合前に楽しんで来いって言われてましたから」(大上恭介主将=3年)。何度ピンチを迎えても、チャンスを逸しても、ナインは笑顔でグラウンドに立ち続けた。

 延長10回表。2死二、三塁のチャンスに遠藤が「気合を入れて」打席に立った。笑顔だったが、打撃用手袋の中は汗でぐっしょりだった。「やっべ」。3球目のど真ん中直球を引っ掛けた。打球は遊撃へ。「とにかく必死で走った」。無の境地だった。気がついたらガッツポーズを繰り返していた。「勝った」。

 スタンドでは56年前の夏(1952年)で田方農に勝利したOB4人が声援を送り続けた。昨年、部に昇格してから1度も公式戦観戦を欠かしたことはない。56年前の夏、田方農戦でサヨナラ適時打を放った飯塚栄照さん(72=自営業)は、目を潤ませながら笑って言った。「うれしいね。うれしいよ。たまんないよ」。56年前と変わらない校歌を、後輩と仲間と静かに口ずさんだ。「甲子園だぞー」。スタンドから飛ぶ声に遠藤は思った。「もっと頑張らないとな」。三島北野球部の時計の針が、再び動きだした。

|

青森商・秋田監督は逆転/青森大会

<高校野球青森大会:青森商4-3三本木>◇12日◇1、2回戦

 昨年ベスト4の青森商が、三本木に4-3で逆転勝ちした。8回裏1死二塁から、5番川越泰寛(3年)が左中間へ決勝の二塁打。4月に就任したばかりの秋田健二監督(32)が夏1勝目を飾った。5連覇を目指す青森山田は、エース木下龍二(3年)の7回1安打10奪三振の好投で、青森東を7-0(7回コールド)で下した。

 伝統校の底力だ。4-3の9回表無死一、二塁のピンチで、エース佐藤亘(3年)が踏ん張った。2死後に右前打を打たれたが、二塁走者を本塁で刺し、苦しい試合をものにした。

 佐藤が序盤に打ち込まれて、2回までに3点を奪われた。打線も3回まで1安打。だが川越が4回2死二塁から追撃の右前適時打で突破口を開き、決勝点もたたき出した。川越は「打席の前の方に立ち、引きつけて打つことを心掛けた」。

 秋田監督は青森商-青森大出身で、昨年は部長。恩師でもある浪岡鋭治前監督(46)が4月、浪岡に転任し後を受け継いだ。「野球は人間がやるもの。技術よりまず人間性、学校生活を大事に」がモットー。35年ぶりの甲子園を目指す母校を率いて、まず1勝。「最初は相手の気持ちに押されたが、うちも負けていなかった」と、ナインへの信頼をにじませた。

 昨年は、優勝した青森山田に準決勝で0-13の6回コールド負け。順調にいけば4回戦で当たる。「青森山田に雪辱。まずはそれが目標」と川越は闘志をむき出しにした。

|

寒河江工・太田18K/山形大会

<高校野球山形大会:寒河江工6-0加茂水産>◇12日◇1回戦

 あっぱれな1年生だ! 公式戦初登板で先発した寒河江工の1年生左腕、太田達人が、加茂水産戦で7回1/3を投げ、11者連続を含む18奪三振の快投を演じた。最速は110キロほどながら、90キロ台のカーブを低めに集め三振の山を築いた。継投したエースの林真矢(3年)も残りのアウト5つを三振で奪い、6-0の快勝劇を圧巻の23Kリレーで飾った。

 次々に三振を奪っても表情ひとつ変えない。167センチの小さな体を目いっぱい躍動させて、太田はキャッチャーミット目がけて、黙々と投げ続けた。振り逃げによる1イニング4奪三振の珍記録を含む、18奪三振の記録を聞かされたのは試合後のこと。「思った以上に三振を取れたけど数字を聞いて驚いた」と、うれしそうに振り返った。

 軟式野球時代の中3の地区総体では20奪三振を記録した。しかし「今日は、たまたまカーブのキレが良かったから」と分析。本人の“自己申告”でも、これまでの最速は117キロ。この日も110キロ程度の直球を見せ球に、縦に大きく割れる90キロ台のカーブで相手打線を手玉に取った。

 大会前に背番号「11」を勝ち取った。だがベンチ入りを逃した3年生を見ると素直に喜べなかった。それでも先輩から「おれの分も頑張ってくれ」と声をかけられ、太田は吹っ切れた。「先輩方のために、1球1球に気持ちを込めた」と一球入魂を胸に秘めた。

 吉川文夫監督(41)が太田の先発を決めたのは1日のこと。紅白戦での出来の良さに、15年間の監督生活で初めて、初戦で1年生の先発を決めた。もちろん、これほどの快投は想定外。うれしい誤算に「ここまで良いとは思わなかった」と満足げだ。継投したエースの林も「あいつは強い心を持っていて、一人で黙々とタイヤを引いたりしてる」と後輩から刺激を受ける。

 チームは4月の春季地区予選で東海大山形にノーヒットノーランで敗戦。その後、部員の不祥事で1カ月間、対外試合ができなかった。スーパールーキーの登場で、沈みがちなチームに明るい光が差し込んだ。

|

春王者の花巻東ジンクス打破だ/岩手大会

<高校野球岩手大会:花巻東5-0福岡高浄法寺>◇12日◇2回戦

 ジンクス打破に向けて、花巻東が完封リレーで発進した。エース菊池雄星(2年)を温存しながら先発吉田大樹-高橋巽の3年生リレーで、福岡高浄法寺を2安打0封し5-0の勝利。最近5年間、春の県大会王者は夏の甲子園に出場していない-というジンクスを破る。また福岡の鈴木大志投手(3年)が軽米戦でノーヒットノーランを達成。岩手県から2日連続でノーヒッターが生まれた。

 額から汗をほとばしらせながら、吉田が連覇を狙うチームの思いを代弁した。「雄星がいないと(甲子園出場は)厳しいと思う。いつも第1シードが(県予選で)負けているので、勝負どころまで雄星を温存できるように自分が頑張る」。菊池雄を含め5人いる花巻東の投手陣。その先陣を切った吉田は7回2安打の無失点。高橋巽(3年)との完封リレーを完成させた。

 最近5年、春の県大会王者は夏甲子園の土を踏めない。ジンクス打破へ勢いをつける完封発進に佐々木監督も「うちは打てないので投手陣に頑張ってもらう。吉田はキレがある」と称賛した。公式戦2度目の登板で自信を得た吉田は、中堅手が本職だが「自分が投げて、ほかの投手を休ませたい」と鼻息は荒い。層の厚い投手陣を武器に「最後の夏」は甲子園で終わるつもりだ。

|

浦添商が甲子園一番乗り/地方大会

<高校野球地方大会>◇13日◇沖縄大会ほか

 第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は、開会式のみを行った山口を除く53大会で472試合を行い、沖縄では浦添商が今春の選抜大会覇者の沖縄尚学を5-2で下し、全国のトップを切って甲子園出場を決めた。浦添商は11年ぶり3度目の出場で試合後の抽選で初戦(1回戦)は3日目(4日)の第3試合となった。春の優勝校が選手権大会出場を逃したのは、2000年の東海大相模(神奈川)以来。

 鹿児島では鹿児島実と樟南が準決勝に進出。選抜大会出場校では常葉学園菊川(静岡)明徳義塾(高知)北大津(滋賀)などが快勝したが、長野日大と丸子修学館(ともに長野)は4回戦で敗れた。

|

桑田Jr代打で登場し四球/西東京大会

<高校野球西東京大会>◇13日◇2回戦

 前パイレーツ桑田真澄投手の長男、桜美林の桑田真樹外野手が、甲子園への戦いのスタートを切った。1年生ながら背番号「9」で登録。初戦の翔陽戦はベンチスタートとなったが、5回裏2死一、二塁から代打で登場。四球を選び出塁した。「緊張しないでいつも通りできました」。試合は9-2で8回コールド勝ちした。

 父真澄氏(40)はネット裏で観戦。「打席に立てたということが良かった。見てるより、自分がプレーする方が気持ちが楽ですね」と苦笑いしていた。父はPL学園のエースとして1年夏から5季連続で甲子園出場。2度の優勝を含め通算20勝を挙げた。幼いころから父親に野球を教えてもらった真樹外野手。偉大な父にどこまで近づけるか。

|

高校野球:秋季県地区リーグ戦 30日 /広島

 ◇県高校野球秋季地区リーグ戦(30日・広陵など)
 【広島東地区】広陵10-0安西、城北7-0沼田、瀬戸内8-7安芸府中、高陽東6-2可部、広島工3-2海田、西条農9-5祇園北、広島国際学院13-0賀茂北、賀茂13-1加計【広島西地区】広島商4-2修道、広島国泰寺3-1宮島工、廿日市西3-2美鈴が丘、五日市7-4佐伯、広島工大高12-0湯来南、崇徳12-0廿日市、基町13-5井口、広島観音7-2舟入【北部地区】三次2-0吉田、三次青陵14-10世羅、日彰館14-7西城紫水、新庄11-0庄原実、加計芸北5-2庄原格致、油木6-4上下【呉地区】熊野10-1黒瀬、呉高専16-4呉三津田、武田3-2呉港、市立呉7-6安芸南、呉昭和11-5呉商、呉宮原10-2広【尾三地区】三原東5-2竹原、尾道北4-3広島商船、忠海11-3因島、三原3-1尾道東【福山地区】英数学館5-2福山誠之館、自疆1-0神辺旭、大門10-3府中東、福山明王台13-0福山、近大福山12-0戸手、福山葦陽7-1神辺(福山地区の残り2試合は雨のため、31日に順延)

毎日新聞 2008年8月31日 地方版

|

高校野球:県下新人戦 雨できょうに順延 /和歌山

 県下高校野球新人戦は30日、和歌山市毛見の県営紀三井寺球場で予定していた3回戦2試合を、雨天のため31日に順延した。準々決勝は31日、9月2日に行う。同6日の準決勝以降の日程に変更はない。

毎日新聞 2008年8月31日 地方版

|

高校野球:秋季近畿地区大会県予選 1回戦3試合、雨で2日に延期 /奈良

 30日開幕予定だった秋季近畿地区高校野球大会県予選(県高野連主催)は、雨のため同日の高円-奈良情報商など1回戦3試合を9月2日(県立橿原球場)に延期した。

毎日新聞 2008年8月31日 地方版

|

高校野球:秋季地区大会 30日 /兵庫

 ◇高校野球秋季地区大会(30日・姫路球場など)
 <西神戸>

 ▽決勝

神戸国際 11-1 星陵大付

 ▽第3代表決定戦

育英 10-5 滝川

 <西 神>

 ▽決勝

滝川第二 7-3 伊川谷

 ▽第3代表決定戦

神戸西 11-1 神戸高専

 <東播B>

 ▽代表決定戦

加古川南 12-2 高砂

 <東姫路>

 ▽決勝

市川 3-2 夢前

 ▽第3代表決定戦

飾磨 2-1 姫路工

 <西姫路>

 ▽決勝

東洋大姫路4-0 姫路南

 ▽第3代表決定戦

姫路 8-4 網干

〔神戸版〕

毎日新聞 2008年8月31日 地方版

|

高校野球:秋季近畿地区大会府予選 開幕日の1回戦、雨で12試合中止 /大阪

 来春のセンバツ選考の資料となる08年度秋季近畿地区高校野球大会府予選(府高野連主催)は開幕日の30日、実施予定だった1回戦12試合が、雨天のためすべて中止となった。同日分の日程変更は後日発表する。31日は当初通りの1、2回戦計22試合を実施する予定。

毎日新聞 2008年8月31日 地方版

|

高校野球:秋季府大会 雨で15試合順延 /京都

府立峰山高校(京丹後市)野球部でのいじめが発覚し30日、日本高校野球連盟が、開催中の秋季府高校野球大会(府高野連など主催)への同校の出場を差し止めた結果、同校と対戦予定だった福知山成美は不戦勝となる。

 いじめは8月15日夜、遠征先の奈良県内の宿舎で2年生部員が1年生部員1人に裸踊りを強要したもので、28日に同校へ匿名の連絡があり、分かった。

 なお、30日に予定されていた秋季大会の計15試合は、雨天のため中止・順延になった。

毎日新聞 2008年8月31日 地方版

|

秋季高校野球:地区予選 長野が快勝、雨で15試合順延--開幕 /長野

 第119回秋季北信越地区高校野球県大会地区予選が30日、長野県営野球場などで開幕した。予定された22試合のうち、15試合が雨で順延。北信地区6試合と中信地区1試合が行われ、夏の長野大会8強の長野などが勝ち上がった。31日は4地区で22試合が行われる。

==============

 【北信地区】

 ▽1回戦

長野吉田 13-2 犀峡

 (五回コールド)

長野商  21-0 坂城

 (五回コールド)

長野東   7-0 須坂東

 (七回コールド)

長野日大 12-0 須坂園芸

 (五回コールド)

長野    4-1 須坂商

篠ノ井   8-5 飯山北

 【中信地区】

 ▽1回戦

武蔵工大二 4-0 田川

毎日新聞 2008年8月31日 地方版

|

高校野球:秋季県大会地区予選 30日 /静岡

 ◇秋季高校野球県大会地区予選(30日)
 【中部地区】(草薙球場など)

 ▽準決勝

静清工 13-0 静岡、静岡学園 5-3 島田商

 ▽敗者復活4回戦

相良 10-9 焼津中央、藤枝北 5-3 金谷

毎日新聞 2008年8月31日 地方版

|

高校野球:秋季都大会 1次予選、組み合わせ決まる /東京

 来春のセンバツ出場の参考資料となる秋季都高校野球大会(都高野連主催、毎日新聞社など後援)1次予選の組み合わせ抽選会が30日、青山学院高等部で開かれた。昨年より10校多い、256校が参加し、9月6日から当番校のグラウンドなどでトーナメント方式で戦う。全24ブロックの代表校は10月4日に始まる本大会に出場する。

 (組み合わせは3日、4日の2回に分けて掲載します)

〔都内版〕

毎日新聞 2008年8月31日 地方版

|

高校野球:秋季県大会・交流戦 新たにシード2校 /栃木

 第61回秋季県高校野球大会(県高野連主催、毎日新聞社など後援)のシード校8校を決定する「交流戦」の2回戦とシード校決定戦の計9試合が行われ、シード2校が決定した。残りのシード校決定戦2試合は31日に行われる予定。

==============

 ▽2回戦

宇都宮商  2-1 鹿沼商工

宇都宮南  6-1 鹿沼東

小山西   5-2 佐野日大

青藍泰斗  7-0 烏山

 (七回コールド)

真岡   10-0 宇都宮東

矢板中央  8-3 宇都宮北

栃木工   3-0 鹿沼

 ▽シード校決定戦

国学院栃木 4-2 小山西

栃木工   7-3 矢板中央

毎日新聞 2008年8月31日 地方版

|

秋季高校野球県大会:郡山商など5校、県大会出場決定 /福島

 第60回秋季東北地区高校野球県大会(県高校野球連盟主催、毎日新聞社など後援)は30日、5地区大会の計14試合があった。今夏の福島大会準優勝の郡山商など5校が県大会出場を決めた。県北、県中地区の各1試合と、会津地区の全6試合は雨で順延。

 【県北地区】

 ▽準決勝

福島東 7-2 福島工

 【県中地区】

 ▽第3、4代表決定戦

郡山商 2-0 郡山東

 【県南地区】

 ▽準決勝

学法石川 4-1 白河旭

白河実  5-4 白河

 ▽敗者復活3回戦

光南   7-1 塙工

須賀川 13-0 石川

 (五回コールド)

 【いわき地区】

 ▽準決勝

磐城    3-2 磐城農

東日大昌平 9-3 いわき光洋

 ▽敗者復活3回戦

平工  7-4 磐城桜が丘

勿来工 4-2 いわき海星

 【相双地区】

 ▽準決勝

小高工 13-0 浪江

 (六回コールド)

富岡 3-1 相馬東

 ▽敗者復活1回戦

相馬  12-6 相馬農

双葉翔陽 3-2 新地

毎日新聞 2008年8月31日 地方版

|

高校野球:秋季東北地区県大会地区予選 30日 /山形

 ◇第61回秋季高校野球県大会地区予選(30日)
 【田川地区】(鶴岡市小真木原野球場)

 ▽1次予選1回戦

鶴岡東 7-0 鶴岡南

 (七回コールド)

鶴岡中央 12-0 山添

 (五回コールド)

鶴岡工 7-6 鶴岡高専

 (延長十四回)

 【飽海地区】(酒田市営光ケ丘野球場)

 ▽同1回戦

酒田商 7-0 酒田工

 (八回コールド)

酒田西 4-2 酒田北

酒田南 4-0 酒田東

 【置賜地区】(米沢市営野球場など)

 ▽同1回戦

米沢工    2-1 米沢商

米沢興譲館  4-3 南陽

九里学園  10-3 長井

 (七回コールド)

長井工 8-1 荒砥

 【村山地区】(YZタカミヤホテルズなど)

 ▽同2回戦

上山明新館 4-1 天童

山形工   4-3 寒河江

山本学園 11-0 蔵王

(五回コールド)

山形城北 5-1 山形学院

山形南  8-1 谷地

(七回コールド)

山形東 10-0 左沢

(六回コールド)

日大山形 7-0 山形商

(七回コールド)

寒河江工 6-2 山形中央

 【最北地区】(尾花沢総合球場)

 ▽同2回戦

北村山 3-1 新庄神室

楯岡  7-4 新庄南

新庄東  -  東根工

 (雨天ノーゲーム)

毎日新聞 2008年8月31日 地方版

|

秋季高校野球:県大会地区予選 「ライバル対決」は東北、仙台育英に4-0 /宮城

 第61回秋季東北地区高校野球県大会の地区予選(県高野連主催、毎日新聞仙台支局など後援)は30日、各地区で計18試合を行った。利府町中央公園野球場では、今春のセンバツに出場した東北が、今夏の甲子園大会に出場した仙台育英に4-0で勝利した。

 新チーム結成後初の「ライバル対決」になったこの日、東北は、六回途中から登板した清原雄貴投手(2年)が投打で活躍。被安打0、無失点に抑えるとともに、八回裏には2点適時二塁打を放ち、勝負を決めた。

 試合後、東北の五十嵐征彦監督は「快勝と言っていいくらい出来過ぎ。3年生が負けた悔しさを忘れないように新チームでやってきた」。清原投手も「チームが勝つためにできることをやろうと、(夏の宮城大会で負けた)悔しさをバネに頑張ってきた」と話した。

 ▽東部地区(石巻市民球場など)

宮城水産 8-5 石巻西

涌谷   7-0 河南

気仙沼  5-4 登米

佐沼   7-3 志津川

 ▽中部地区(宮城広瀬球場など)

泉松陵  9-2 聖和学園

東北   4-0 仙台育英

宮城広瀬 6-6 泉館山

 (引き分け再試合)

仙台二  2-0 塩釜

仙台商 11-0 仙台工

泉    7-4 東北学院

 ▽南部地区(角田球場など)

仙台南  5-2 名取

仙台向山 4-3 角田

白石   4-2 東北工大高

宮城高専 6-1 伊具

 ▽北部地区(宮城球場など)

小牛田農林 9-1 鹿島台商

松山    6-3 黒川

築館    7-6 中新田

岩出山   1-0 一迫商

毎日新聞 2008年8月31日 地方版

|

高校野球:秋季東北地区県大会地区予選 30日 /岩手

 ◇第61回秋季東北地区高校野球県大会地区予選(30日)
 【盛岡】(県営野球場など)

 ▽1回戦

岩手   6-2 盛岡北

盛岡四 10-0 平舘

 (六回コールド)

江南義塾  5-2 不来方

盛岡商  10-0 雫石

 (六回コールド)

 【花巻】(花巻球場)

 ▽同

花巻東 7-0 花北青雲

 (七回コールド)

 ▽2回戦

花巻南 8-1 花巻農

 (八回コールド)

 【北奥】(北上市民江釣子球場など)

 ▽1回戦

黒沢尻北  7-2 北上翔南

水沢    6-3 黒沢尻工

専大北上 16-0 水沢農

 (五回コールド)

水沢第一 9-2 水沢商

前沢   7-4 岩谷堂

 【一関】(大東野球場など)

 ▽1回戦

大東 2-0 一関修紅

 ▽2回戦

一関学院 5-0 一関二

千厩   2-0 一関高専

一関一  6-1 一関工

 【久慈】(種市オーシャンビュースタジアム)

 ▽1回戦

久慈東 11-1 久慈山形

 (六回コールド)

大野 8-2 久慈工

 【二戸】(大平球場など)

 ▽同

福岡    3-1 福岡工

伊保内   2-1 一戸

福岡浄法寺 4-0 軽米

葛巻    7-2 沼宮内

 【沿岸北】(岩泉球場)

 ▽同

岩泉  9-2 宮古工

宮古商 8-0 山田

 (七回コールド)

宮古 13-3 宮古水産

 (五回コールド)

 【沿岸南】(大船渡市営球場など)

 ▽同

大船渡 10-0 釜石商

 (五回コールド)

大槌  6-1 釜石工

高田 11-1 釜石

 (五回コールド)

大船渡東 4-3 住田

毎日新聞 2008年8月31日 地方版

|

日本高校選抜、サヨナラ負け/親善試合

<親善試合:ブラジル選抜9-7日本高校選抜>◇30日◇ブラジル・バストス

 ブラジルに遠征している日本高校選抜は、ブラジル選抜と親善試合の第1戦を行い、7-9でサヨナラ負けした。

 日本高校選抜は1回に萩原(大阪・大阪桐蔭)の2点本塁打で先制するなど7回を終えて6-3とリードしたが、8回にミスから4失点。同点の9回に土屋(神奈川・横浜)が2ランを浴びた。

 [2008年8月31日11時6分]

|

一関学院宮本&荒木で2年連続センバツへ

一関学院(岩手)が“五輪代表二遊間”で2年連続センバツ出場を目指す。新チームに宮本涼遊撃手、荒木俊樹二塁手の1年生コンビがレギュラーに定着し、公式戦初戦となる30日の秋季県大会地区予選の一関二戦からスタメン出場する。06年、今春と「21世紀枠」で2度センバツに選出されたほどの、チームの伝統「堅守」を受け継ぐだけでなく、打線の軸も担う2人はバットでもチームをけん引する。

 ともに173センチと小柄な2人が、素早い動きでゴロをさばく。打撃練習でも鋭い打球を飛ばした。今夏は控えだった2人が、いきなり主力だ。新チームの開幕戦を翌日に控えた29日、練習を見守った沼田尚志監督(49)は「この2人がやってくれないと、うちは勝てません」と話した。

 3番を打つ宮本は入部時は投手だったが、肩と打力を買われて野手に転向。今春センバツ時のエースで、同じ東水沢中出身の菊地翔太(2年)が右肩痛で出遅れているだけに「先輩の分までという思いもあります」と意欲を語る。また、50メートル6秒8の1番荒木は父由行さん(44)が同校OB。「父からは『中途半端な気持ちでやるな』と言われています」と口元を引き締める。今春、06年に続き、守備力を重視した希望枠で史上初めて2度目のセンバツ出場を果たした同校。二遊間を任される2人が、伝統も任される。

 今月上旬、2人は北京五輪の野球をテレビ観戦。ヤクルト宮本、中日荒木と、同姓の代表選手が同じポジションで戦った姿に「守りのリズムが攻撃につながることをあらためて感じた」と口をそろえる。来年度から希望枠はなくなる。2年連続のセンバツ出場を果たすためには、自力で東北大会の上位をつかみ取らなければならない。2人の活躍がカギを握る。

 [2008年8月30日11時43分 紙面から]

|

高校野球:九州地区福岡北部・南部大会 組み合わせ決まる /福岡

 ◇132チーム、来月6日火ぶた
 第123回九州地区高校野球福岡北部・南部大会の組み合わせが決まった。来春のセンバツで甲子園出場校を選考する際、この大会での成績が重要な資料となる。

 開幕は北部、南部各大会とも9月6日。北部は53チーム、南部は79チームが出場する。

 各大会の1位同士、2位同士が対戦する県大会は10月11日、久留米市野球場で行われる。

 上位3チームが福岡代表として同24~29日、佐賀市で開催の九州大会に進む。

〔福岡都市圏版〕

毎日新聞 2008年8月30日 地方版

|

高校野球:秋季地区大会 29日 /兵庫

 ◇高校野球秋季地区大会(29日・姫路球場など)
 <西阪神>

 ▽決勝

関西学院 15-6 宝塚東

 ▽代表決定戦

宝塚   2-0 西宮北

仁川学院 8-0 宝塚西

 <南阪神>

 ▽決勝

西宮南 5-0 芦屋

 ▽代表決定戦

西宮東 5-1 甲南

 <西神戸>

 ▽敗者復活3回戦

育英 10-0 神戸商

滝川 14-3 須磨学園

 <東播B>

 ▽代表決定戦

加古川西 5-3 高砂南

加古川南-高砂

(降雨ノーゲーム)

 <西姫路>

 ▽敗者復活3回戦

網干 5-3 日生第三

 <淡路>

 ▽敗者復活1回戦

柳学園 10-2 洲本実

洲本   5-4 淡路三原

〔神戸版〕

毎日新聞 2008年8月30日 地方版

|

高校野球:京都府立峰山高の秋季大会出場を差し止め--裸踊りを強要

京都府高校野球連盟は30日、府立峰山高校(同府京丹後市)野球部で上級生による下級生に対するいじめがあり、日本高校野球連盟が開催中の秋季府大会への出場を差し止めたと発表した。府高野連によると、8月15日夜、遠征先の奈良県内の宿舎で2年生が1年生に裸踊りを踊るよう強要したという。28日に同校へ匿名の連絡があり発覚した。

毎日新聞 2008年8月30日 東京夕刊

| | コメント (0)

高校野球:県下新人戦 29日 /和歌山

 ◇県下高校野球新人戦(29日・県営紀三井寺球場など)
 3回戦=高野山6-4笠田▽日高中津10-3近大新宮▽星林7-0熊野▽市和歌山商10-0橋本

毎日新聞 2008年8月30日 地方版

|

高校野球:秋季東海地区県大会地区予選 29日 /三重

 ◇秋季東海地区高校野球県大会地区予選(29日)
 ○…南勢地区…○

 ▽2次予選代表決定戦

伊勢工 3-0 宇治山田

 ※伊勢工は県大会へ

〔三重版〕

毎日新聞 2008年8月30日 地方版

|

秋季高校野球:地区大会 29日 /愛知

 ◇秋季高校野球地区大会(29日)
 <西三河地区>

豊田大谷 12-10 杜若

毎日新聞 2008年8月30日 地方版

|

高校野球:秋季北信越大会県予選 組み合わせ決定 /富山

来春のセンバツ選考の重要な資料となる第61回秋季県高校野球大会兼第119回北信越地区高校野球大会県予選(県高野連など主催)の組み合わせ抽選会が29日、富山市の市町村会館であった。昨年と同じ50校が参加し、13日から県内4球場で熱戦を繰り広げる。

 開会式は13日午前9時から、富山市の県営富山野球場で。選手宣誓は富山中部の渡辺慎之介主将(2年)が務める。試合日程は土・日・祝日を中心に組まれ、27日午前10時から3位決定戦、同日午後1時半から決勝戦が行われる。

 新人戦各地区大会優勝の不二越工、魚津工、砺波工、氷見が第1シード、富山、高岡地区準優勝の富山商、新湊と今夏の甲子園出場の高岡商が第2シードに選ばれた。3回戦から準々決勝までが行われる球場は、2回戦終了後に決定する。

 優勝、準優勝、3位の3チームは10月11~19日、新潟県で開催される北信越大会に出場するほか、ベスト4の4チームは来年の春季大会にシードされる。

 入場料は一般500円、中高校生100円、小学生以下無料。

毎日新聞 2008年8月30日 地方版

|

高校野球:秋季北信越地区予選 組み合わせ決まる--きょう開幕 /長野

 第119回秋季北信越地区高校野球県大会地区予選の組み合わせが決まった。4地区で全91チームが参加、30日に一斉に開幕する。

 北信地区は、今夏の長野大会で初の8強入りを果たした須坂東、同じく8強の長野などが中心の展開になりそう。昨秋準優勝校(北信越大会優勝)で今春センバツ8強の長野日大は須坂園芸と初戦を迎える。

 東信地区は、今夏準優勝校の佐久長聖や8強の野沢北の戦いが注目される。夏は16強にとどまった丸子修学館は、秋の大会連覇に期待がかかる。

 中信地区は、2年連続35回目の夏の甲子園に出場した松商学園が2回戦から登場。池田工と南安曇農の勝者と対戦する。同ブロックに近年力を付ける創造学園大付が入った。

 南信地区は今夏、公立校で唯一4強入りした諏訪清陵が同4強の東海大三と同ブロックに。16強の諏訪二葉と下諏訪向陽も同ブロックに入った。

 各地区の上位4チーム(計16チーム)は、9月20~24日に県営長野野球場など3球場で開かれる県大会に出場。上位3チームは10月11日から新潟県で開催される北信越大会に県代表として出場。秋の北信越大会は来春のセンバツ出場の参考となる。

毎日新聞 2008年8月30日 地方版

|

高校野球:北信越地区県大会地区予選 新チーム89校が参加--来月3日から /新潟

 ◇熱戦展開
 第119回北信越地区高校野球県大会地区予選(県高校野球連盟など主催)が9月3日から、新潟市中央区の鳥屋野野球場など4地区8球場で始まる。来春のセンバツの重要な参考資料となる本大会に向け、新チームとなった89校が熱戦を繰り広げる。

 各地区を勝ち抜いた16校が9月13日から始まる県大会に進み、本大会への4枚の切符を巡って争う。

 今年の本大会は県内開催となり、10月11日から鳥屋野野球場などで行われる。

毎日新聞 2008年8月30日 地方版

|

秋季高校野球県大会:福島商など6校、県大会に進出 /福島

第60回秋季東北地区高校野球県大会(県高校野球連盟主催、毎日新聞社など後援)は29日、3地区大会の計14試合があった。夏の福島大会8強の福島商や安積など6校が、県大会進出を決めた。相双地区は雨で順延となった。

==============

 【県北地区】

 ▽準々決勝

福島工  4-3 二本松工

福島商  5-1 学法福島

福島東  8-1 福島明成

 (八回コールド)

福島  11-1 福島西

 (六回コールド)

 ▽敗者復活2回戦

福島成蹊 11-1 保原

 (五回コールド)

福島南   7-6 梁川

 【県中地区】

 ▽準決勝

日大東北 7-0 郡山東

安積   5-4 郡山北工

 ▽敗者復活3回戦

郡山商  5-3 田村

小野  11-1 船引

 (六回コールド)

 【県南地区】

 ▽敗者復活2回戦

塙工   6-4 長沼

石川   7-5 清陵情報

 (延長十回)

光南  13-1 東白川農商

 (五回コールド)

須賀川 15-0 岩瀬農

 (五回コールド)

毎日新聞 2008年8月30日 地方版

|

高校野球:秋季東北地区県大会地区予選 29日 /山形

 ◇第61回秋季東北地区高校野球県大会地区予選(29日)
 【最北地区】(尾花沢球場)

 ▽1次予選1回戦

北村山 6-1 村山農

 ▽同2回戦

新庄北 11-8 真室川

毎日新聞 2008年8月30日 地方版

|

高校野球:秋季東海地区県大会地区予選 28日 /三重

 ◇秋季東海地区高校野球県大会地区予選(28日)
 ○…牟婁地区…○

 ▽リーグ戦

近大高専 3-1 紀南

尾鷲   7-0 木本

 (七回コールド)

〔三重版〕

毎日新聞 2008年8月29日 地方版

|

第90回全国高校野球:夏の甲子園8強の聖光ナイン慰労、健闘たたえる 福島 /福島

夏の甲子園で、県勢として33年ぶりに8強入りした聖光学院の慰労会が29日、福島市内で開かれ、関係者ら約140人が健闘をたたえた。

 あいさつした浅倉俊一・同校同窓会長は「最後まであきらめない戦いは感動を与えた」、仁志田昇司・伊達市長も「8強は人生で誇れること」と祝福した。斎藤智也監督は「選手たちはプレッシャーを押しのけ結果を出してくれた」と振り返り、黒羽剛広主将は「準々決勝(対横浜戦)では体力、技術のすべてで力の差を感じた。これからも温かい声援をお願いしたい」と話した。

 聖光ナインは、9月28日から大分市で開かれる国体に出場する。

毎日新聞 2008年8月30日 地方版

|

寝ても覚めても:優等生野球、敗れたり

 メダルなしに終わった星野ジャパンに批判が集まっている。監督の采配(さいはい)がおかしいとか、選手に根性がないとか、選手の選び方が間違っていた、などと袋だたきの状態だ。

 敗因は一つではないと思うし、それぞれの意見にうなずける面もあるが、私は、もう一つ敗因があると思う。日本の選手が教えられてきた野球の基本が、短期決戦の国際大会とはマッチしないのではないか、と思うのだ。

 優勝した韓国や銀メダルのキューバ、銅の米国といちばん違ったのは、打者のスイングだ。2ストライクをとられるまで、彼らは豪快に振る。一部の打者はボールカウントが追い込まれても、豪快に振った。

 彼らのスイングを見た後では、日本の打者のスイングはおとなしく、ひ弱に見えた。

 星野仙一監督が、真っ先に敗因として挙げたのは、球審によってバラバラだったストライクゾーンである。日本だけではなく、どのチームも戸惑い、いらいらしていた。韓国とキューバの決勝の九回に、韓国の若い捕手がボールのコールに抗議して、退場宣告されたのでもわかる。ただ、お互い様なのだから、監督が敗因に挙げるのは潔くない。問題は、日本の打者がバラバラのストライクゾーンに、全く対応できなかったことだ。

 野球を始めたころから、選手は「ボール球に手を出すな」と教えられる。少年野球でも、高校野球でも、プロに入ってからも「ボールは打つな」が基本だ。四球を選ぶ選手は、ヒットを打つのと同様に、ときにはヒットを打つよりも称賛されるのが、日本の野球なのだ。

 しかし日本以外では、「ボールは打つな」ではなく「ストライクは打て」と指導される。ストライクゾーンが多少違っても、自分がストライクだと見た球は全部打つつもりで打席に入っている。能動的というか、積極的というか、そのあたりが日本の打者と決定的に違っていた。

 「ボール球は打たない」という日本の野球に順応した、日本の指導者にとっては優等生がそろった日本代表。野球漫画「ドカベン」に出てくる悪球打ちの名人、岩鬼みたいな型破りな選手がいればよかった。あるいはワンバウンドでもヒットにしてしまうイチロー選手(マリナーズ)タイプがいればよかった。そういえば、イチロー選手はよく言う。「四球はぼくの野球ではないですから」と。

毎日新聞 2008年8月29日 東京夕刊

|

きょうの喜:夏の高校野球が終わり、北京五輪の日本代表が敗れ…

夏の高校野球が終わり、北京五輪の日本代表が敗れ、気が付くと夏休みも終盤。野球熱も一段落したかのようですが、兵庫県・明石公園では軟式の全国高校大会が真っ盛り。たたきつけるダウンスイングや多彩な変化球など独特のプレーが随所に見られます。弾力があり、変形しやすい軟球の特性を研究し尽くした戦いぶりは、一見の価値あり。松山市では女子野球のW杯も開催されています。「野球の夏」はまだ終わりません。

毎日新聞 2008年8月28日 大阪朝刊

|

未来の仕事人:岩手めんこいテレビ・金和則さん /岩手

 ◇何役もこなす「記者カメ」--金和則さん(32)
 ペン1本で勝負するのが新聞記者なら、岩手めんこいテレビの金和則さん(32)は、情報を取材して原稿を書き、カメラで現場を撮影してインタビューも収録、編集まで何役もこなす通称「記者カメ」だ。

 報道カメラマン3年目。カメラマンは通常、取材記者と組んで撮影することが多い。先月末に本社から奥州市にある同社業務センター勤務となり、記者カメ生活が始まった。管轄範囲は奥州、北上、一関方面と広い。慣れない仕事に「以前より20分は早めに現場入りして事前に話を聞き、撮りながら気になった点を後から聞くようにしている」と照れる。

 最初からカメラマン志望だったわけではない。岩手大学人文社会科学部を経て編集機器などの販売会社に就職。営業が肌に合わず1年半で辞めた後、盛岡市内の制作会社で映像編集に携わった。今の職場からカメラマンをやってみないかと誘われた時、「30歳近い未経験者でいいのだろうか」と不安が頭をかすめたが、「面白そうだ。やってみたい」という思いが勝った。

 入社後1カ月は、先輩カメラマンのアシスタントを務める。先輩のカメラ回しを観察し、頭の中で想定した画とオンエアされた実物を比較して勉強した。実際のカメラで会社の様子を説明するために、必要な映像を撮る練習もした。

 初めての大事件は入社して約3カ月後に起きた。洋野町の母娘殺人事件。事件取材では関係者から話を聞くことが必須だ。しかし、被害者の娘の職場に行った時は「教えられません」と一言で拒まれた。その後、いろんな関係先を回るが、何度となく取材を拒否された。「人が嫌がるような取材はしなくて済むならしたくない」。記者としてつらい心情を明かす。

 だが尻込みしそうになる自分にはこう言い聞かせる。「ニュースでしか事実を知ることのできない多くの人がいる。自分には伝える責任がある」と。

 取材は事件から会議、スポーツまで多岐にわたるが、「中でも難しいのは高校野球なんです」。プロ野球中継と違い、あるのはたった1台のカメラ。例えば走者一、三塁なら、まず一、三塁を映してゲームの状況を描写。次に、緊迫した投手の表情、打者の動きを撮る。安打なら打球を追って外野に抜けるのを見届けて、生還場面に切り替える。もちろん盛り上がりを見せる応援席に目を向けるのも忘れない。

 状況に応じた瞬時の判断を支えるのは、普段から野球観戦しながら「視聴者が今この瞬間見たいのは何か」を繰り返し頭の中でシミュレーションする努力だ。「今はもっと好きにできるようになりたい」。そんな思いを込めて、きょうも現場に向かう。

==============

 ◇金さんのある一日◇
 6:30 起床

 7:30 出勤

 8:00 車で取材先へ

 9:00 奥州市でラウンドゴルフ大会を取材

10:00 会社で原稿執筆

10:50 映像を編集して送る

11:48 昼のニュースをチェック

13:30 取材の合間に一関市役所に立ち寄り、報道発表資料がないかを確認

13:50 奥州市衣川区で火災発生の連絡を受け、取材予定を変更して現場へ

14:30 現場到着。目撃者のインタビューなどを取材

15:30 県警担当記者に電話でインタビュー内容などを伝え、記者の原稿に合わせて映像を編集

17:00 翌日の取材について担当デスクと電話で打ち合わせ

19:00 資料整理や取材先との日程調整

19:30 帰宅

20:30 夕食。音楽を聴くなどしてリラックス

24:00 就寝

毎日新聞 2008年8月28日 地方版

|

高校野球:日伯親善大会 日本選抜が結団式

ブラジルでの日伯親善高校野球大会に出場する全日本選抜チームが22日、大阪市西区の中沢佐伯記念野球会館で結団式を行い、大阪府内で国内合宿をスタートさせた。

 18日に閉幕した第90回全国高校野球選手権記念大会で活躍した中から選ばれた20選手で構成。同大会で優勝した大阪桐蔭の森川真雄内野手が全日本の主将に選ばれ、「楽しくやりたいが勝ちにはこだわりたい」と話した。

 一行は25日に甲子園で来日中の米大リーグ・アーバンユースアカデミーと壮行試合を行った後、27日にブラジルへ出発。ブラジル選抜チームと5都市を回り、30日から9月7日までの間に8試合対戦し、10日に帰国する。

毎日新聞 2008年8月23日 大阪朝刊

|

第90回全国高校野球:甲子園出場の金沢が知事訪問 /石川

◇大阪桐蔭相手、よく頑張った
 2年ぶりに夏の甲子園に出場した金沢の川本喜央主将(3年)が19日、谷本正憲知事を訪問した。

 金沢は1回戦で桐生第一(群馬)に6-1で勝利。2回戦では優勝した大阪桐蔭(北大阪)を一時はリードしたものの、延長戦で惜しくも敗れた。

 川本主将は「自分たちの野球ができたのは、皆さんの応援があったからこそ」と報告。谷本知事は「大阪桐蔭を相手によく5点も取った。立派な成績、すばらしい戦いだった」とたたえた。

 金沢は9月28日に始まる大分国体の高校野球・硬式の部への出場が決まっている。川本主将は「また頑張りたい」と意欲を見せていた。

毎日新聞 2008年8月20日 地方版

|

出場校コラム:総評 本塁打49本、史上2位 打高投低、猛暑で苦難の連投

 18日に閉幕した第90回全国高校野球選手権記念大会。今春の選抜大会では本格派投手の“復権”を印象づけたのに対して、夏は大阪桐蔭(北大阪)が決勝までの全6試合で2ケタ安打を放って17年ぶりに優勝するなど、打高投低の傾向が極めて強い大会となった。

 大会通算の本塁打は前回より一気に25本増えて史上2位の49本。記念大会で前回より5試合多いが、1試合平均でも8割強増えている。なかでも、過去89回で通算30本しか出なかった満塁本塁打が、決勝を含め5本出たことは象徴的だった。

 昨年から低反発球を使用しているが、「暑さでボールが乾燥し、飛びやすくなっているのでは」という指摘もあった。その上、例年より地方大会からの間隔が短く、猛暑による疲労も加わって、力を発揮できない投手が目立ち、打者優位に拍車がかかったようだ。

 優勝した大阪桐蔭は福島由、奥村の2投手の継投で勝ち上がり、準決勝、決勝はいずれも福島由が完投。複数投手の強みを生かした。一方で、絶対的なエースがいたチームは苦戦した。準優勝した常葉菊川(静岡)の戸狩は左ひじ痛から満足な投球ができなかった。報徳学園(東兵庫)の近田や、春の沖縄尚学に続いて沖縄勢の春夏連覇を目指した浦添商の伊波ら好投手も、試合を重ねるごとに球威が落ちていき、マウンドに立つ姿は悲壮感すら漂わせた。

 守りでは平凡な打球の処理を誤って大量失点につながるケースも少なくなかった。基本動作の徹底が改めて求められる。

【今大会で達成された主な記録】

◇チーム大会最多打点57=大会新

 大阪桐蔭が6試合で記録。第7回大会の和歌山中(4試合)の記録を更新。

◇チーム最多二塁打19=大会タイ

 大阪桐蔭が6試合で記録。3チーム目。

◇チーム1イニング最多本塁打3=大会新

 智弁和歌山が駒大岩見沢戦の八回に記録。この回に2打席連続本塁打した坂口の個人1イニング本塁打2も大会新。

◇1イニング3三塁打=大会タイ

 広陵が高知戦の四回に記録。6回目。

◇1イニング4二塁打=大会タイ

 千葉経大付が浦添商戦の七回に記録。

◇個人大会最多打点15=大会新

 大阪桐蔭の萩原が6試合で記録。今大会の筒香(横浜)、第67回大会の藤井(宇部商)の記録を更新。

◇個人大会最多犠打9=大会新

 浦添商の上地俊樹(3年)が5試合で記録。

◇個人連続試合本塁打3=大会タイ

 大阪桐蔭の萩原が常葉菊川戦で記録。6人目。

◇個人1試合最多打点8=大会タイ

 横浜の筒香が聖光学院戦で記録。2人目。

◇大会最多満塁本塁打5

 過去の記録は2本が5回。

◇戦後通算1100号本塁打

 鹿児島実の田野尻が日大鶴ケ丘戦で記録。

◇大会通算1200号本塁打

 報徳学園の井上が新潟県央工戦で記録。

==============

      試合数  得点  失点   打数   安打 二塁打 三塁打 本塁打  打点  三振 四死球 犠打飛  盗塁  残塁   打率  失策

大阪桐蔭    6  62  20  236   99  19   7   8  57  19  26  19   1  59 .419   4

常葉菊川    5  35  41  164   46   9   0   4  31  36  17   5   6  25 .280   9

横浜      5  35  21  160   53  10   2   3  31  20  25  19   9  40 .331   3

浦添商     5  30  22  169   54  10   5   0  26  21  15  18   4  34 .320   7

智弁和歌山   4  33  18  160   61   6   5   4  29  17  17   7   1  43 .381   5

聖光学院    3  15  19  109   34   6   3   1  14  12  10   6   8  29 .312   3

慶応      4  16   8  133   41   5   1   0  16  19  15  10   2  37 .308   3

報徳学園    4  20  16  130   38   7   4   3  18  24  16  13   5  34 .292   0

東邦      3  25  21  107   39   9   0   5  23  19  15   6   6  25 .364   5

駒大岩見沢   3  19  24   96   32   5   6   1  17  18  17   5   5  25 .333   7

仙台育英    3  12   8   96   32   4   3   0  12  16  13  12   2  31 .333   5

鹿児島実    3  21   9  110   33   4   2   2  20  20  15  11   2  28 .300   2

関東一     3  19  10   89   25   1   1   2  16  17  18   5   6  18 .281   2

青森山田    3   6   3   78   13   1   0   0   4  13  12  11   5  17 .167   1

清峰      2  15   8   68   24   9   2   2  15  15   8  11   1  18 .353   2

広陵      2  12  12   69   24   1   3   1  11   5   7   3   0  13 .348   4

宮崎商     2   8   5   66   21   6   1   0   7  14  10   8   3  16 .318   0

金沢      2  11   7   67   19   6   2   0  10  17  12   8   3  19 .284   1

高岡商     2   5   6   64   18   2   1   0   5  11   3   4   0  15 .281   0

智弁学園    2   9   9   72   20   4   1   1   8  15   6   3   1  15 .278   3

倉敷商     2  11  11   58   16   4   0   0  11  10   7  11   4  14 .276   2

千葉経大付   2  12  13   69   18   8   2   2  12  17   4   2   1   9 .261   3

本庄一     2   5   8   61   15   1   0   1   4   9   8   6   0  19 .246   5

福井商     2  10   7   68   16   5   1   0   9  15   5   1   1  11 .235   1

市岐阜商    2   6   8   64   15   4   0   2   6  14   4   4   3  12 .234   2

鳴門工     2   6   8   58   13   0   0   1   6   9  15   6   2  21 .224   2

木更津総合   2   8   6   64   14   2   0   0   7  16   6   5   2  16 .219   0

常総学院    1   5  13   39   17   2   0   2   5   5   2   3   1  12 .436   1

浦和学院    1   5   6   37   14   5   0   0   5   5   2   1   1   8 .378   1

北海      1  10  15   42   15   3   0   1   9   1   4   0   0   9 .357   1

高知      1   5   8   36   12   2   0   0   5  10   5   0   0   9 .333   0

松商学園    1   4   6   32   10   1   0   0   4   6   3   3   1   7 .313   0

桐生第一    1   1   6   33   10   2   0   0   1   2   1   3   1  10 .303   0

香川西     1   3   4   30    9   3   0   0   3   4   4   4   1   8 .300   1

本荘      1   3   4   34   10   2   0   0   3   7   1   1   0   6 .294   2

盛岡大付    1   3   8   31    9   0   0   0   3   1   4   1   2   6 .290   4

白鴎大足利   1   3  11   31    9   1   0   0   3   7   2   3   0   6 .290   1

開星      1   4   5   35   10   2   0   0   4   7   1   2   0   7 .286   4

福知山成美   1   1   2   33    9   0   0   0   1   6   5   1   2  11 .273   1

菰野      1   1   4   33    9   0   0   0   0   4   5   2   1  12 .273   3

飯塚      1   0   7   30    8   1   0   0   0   0   0   1   2   4 .267   3

下関工     1   6   8   34    9   0   1   0   6   7  10   2   0  13 .265   1

日本航空    1   1   2   34    9   1   0   0   1   1   2   2   0  10 .265   1

大府      1   1   5   31    8   3   0   0   1   2   1   2   0   6 .258   0

加古川北    1   2   9   35    8   1   0   0   2  10   1   0   1   7 .229   5

近江      1   4   5   35    8   1   0   1   4   9   7   1   0  12 .229   2

佐賀商     1   0   2   31    7   3   0   0   0   3   2   2   1   8 .226   1

新潟県央工   1   2   4   31    7   3   0   0   2  11   1   2   1   5 .226   1

鳥取西     1   1   6   28    6   0   0   1   1  10   2   2   1   4 .214   6

日田林工    1   2  16   33    7   0   0   0   2   5   6   1   0  11 .212   1

済美      1   0   3   31    6   1   0   0   0   7   4   1   0   9 .194   1

日大鶴ケ丘   1   1  14   31    6   1   1   0   1   5   3   1   0   7 .194   4

酒田南     1   1   6   30    5   2   0   0   1   4   2   2   0   6 .167   1

城北      1   1   7   31    5   1   0   0   1   6   3   1   1   7 .161   1

近大付     1   1   3   31    4   1   0   1   1   7   2   0   0   5 .129   0

計      54 537 537 3607 1079 190  54  49 494 590 411 263 100 868 .299 128

第89回成績 49 393 393 3235  873 126  41  24 354 647 419 234 110 790 .270  99

毎日新聞 2008年8月20日 東京朝刊

|

第90回全国高校野球:「いいぞ、静岡の誇り」 準V・常葉菊川が凱旋 /静岡

第90回全国高校野球選手権記念大会で準優勝した常葉菊川高の野球部選手たちが19日、甲子園から菊川市半済の同校に凱旋(がいせん)した。準優勝盾を先頭に前田隆一主将らが構内を行進すると、出迎えた生徒や市民ら約500人から「いいぞ。静岡の誇りだ」など祝福の声が掛けられた。選手たちは笑顔で喜びをかみしめた。

 午後5時過ぎから校舎前広場で開かれた報告会では、大石富之校長が「選手と市民に感謝します」とあいさつ。太田順一市長が「皆さんで万歳しましょう」と呼びかけた。佐野心監督は「選手のプレーは多くの人の心に刻まれた」と述べ、前田主将は「これからも応援をよろしくお願いします」と後輩への気づかいを見せた。

 今春のセンバツ出場後、指導を自粛していた森下知幸前監督について大石校長は「新チームを指導させる。近く県高野連に報告する」と、監督復帰を明らかにした。佐野監督は部長に戻る。新チームは20日の練習試合から始動する。

毎日新聞 2008年8月20日 地方版

|

「フルスイング」外伝 常葉学園菊川・佐野心監督 プロ退団から甲子園まで

8月30日20時8分配信 産経新聞

 今年、NHKで放映されたドラマ『フルスイング』の主人公は、プロ野球の打撃コーチから高校教師に転身。指導者としての甲子園出場を夢見ながら、志半ばで膵臓(すいぞう)がんのため死去した高畠導弘さん(享年60)がモデルだった。今夏の甲子園で準優勝した常葉学園菊川(静岡)の佐野心(こころ)監督(41)も同じくプロ出身。元中日の選手で、高畠さんの教え子だった。師匠の遺志を継ぐ佐野さんの甲子園までの道をたどった。(三浦馨、坂井朝彦)
■親子二代のプロ
 甲子園の決勝は0-17と思わぬ大差となったが、「うちの野球はすべてできた。選手には感謝したい」。佐野さんは満足そうな表情だった。
 野球部長として昨春の選抜では全国制覇を経験。前監督のセクハラ問題による辞任で今年5月、急遽(きゅうきょ)指揮官となった。チームを“どん底”から甲子園へと導いた佐野さんを、選手は準優勝では異例の胴上げ。精いっぱい感謝の気持ちを伝えた。
 佐野さんは親子二代のプロ野球選手だった。父の真樹夫さんは専大の内野手として活躍し、1965年の第1回ドラフトで広島の1位指名を受け、4年間在籍した。
 佐野さんは小学4年から真樹夫さんと二人三脚でプロを目指した。右投げ左打ちの外野手として浜松商(静岡)から専大へと、父と同じ道を歩み、東都大学リーグでは首位打者も獲得。社会人のいすゞ自動車を経て91年、中日のドラフト6位指名を受けて入団した。
 「ドラフト史上初の親子指名選手」として話題となった。「おやじを超えなければという気持ちはない。ただ、2人でやってきたことが間違っていなかったと証明できれば…」。希望に胸を膨らませたが、現実は厳しかった。
 92年から4年間在籍し、27試合出場で11打数1安打1打点、盗塁4の成績。95年に戦力外通告を受けた。
■高校の指導者に
 現役を続けるため他球団のテストを受ける選択肢もあったが、「長く野球にかかわりたい。1軍と2軍を行ったり来たりするより、アマチュア野球の指導者資格を取ろう」と決意した。
 高校野球を指導するにはまず2年以上の教職経験が必要だ。佐野さんは母校・専大で教員免許取得に必要な科目を履修。すでに妻と長女がいたが、生活はアルバイト収入が頼りとなった。
 「『思ったようにチャレンジして』と妻は後押ししてくれたが、つらい思いをさせました」
 浜松商時代の恩師の紹介で2000年に常葉学園菊川の社会科教師に。2年後、念願だったアマの指導者資格が日本学生野球協会から認定された。「忘れもしない2002年4月1日です」
 それまで近づくことも遠慮がちだった野球部のグラウンドへ、初めてそっと足を踏み入れた。「その感激と言ったら…。うれしくて一日中泣いていました」
 祝いの電話をくれたのが当時ロッテのコーチだった高畠さんだった。「よかったな! おれも続くぞ」。その言葉通り、高畠さんは翌03年から筑紫台(福岡)の社会科教師となった。
■対戦の夢かなわず
 戦後の甲子園では1963年夏、阪神などで投手として活躍した真田重蔵さん率いる明星(大阪)が全国制覇。春2回、夏1回優勝した池田(徳島)の蔦文也監督も、かつて東急(現日本ハム)に在籍した。
 だが、プロ野球による社会人選手の強引な引き抜き(柳川事件)を契機に、アマチュア側の受け入れが厳しくなって以降、プロ経験者が監督となり、甲子園へ出たのは佐野さんが2人目だ。
 それ以前は東映(日本ハム)に在籍し、瀬戸内(広島)を率いて91年春と2000年夏に出場した後原富(せどはら・ひさし)さんの例があるだけだった。
 部長、監督としてこれまで6年間、高校野球を指導してきた佐野さんは自分のいたプロとアマの違いについて悩み、考え抜いた。たどり着いた答えは「アマでは勝っても負けても選手をほめてやろう」だった。
 「プロではイチローが無安打に終われば『なんだ』といわれ、松井(秀)に本塁打が出ないとお客はがっかりする。それでお金を取っているからです。その点、アマは勝つことを使命としていない」
 自チームの攻撃で二塁打か、三塁打か判断に迷う当たりを「二塁で止めろ」と命じる高校野球の監督も多い。だが、常葉学園菊川では迷わず「三塁へゴー」だ。「それがアマ。アウトでもOKです。正々堂々、逃げないプレーをすればいい」
 だからこそ大差のついた決勝でも佐野さんと選手は笑顔でいられた。
 高畠さんは教壇に立って2年目の04年夏に死去。伝説の打撃コーチが育てた選手は現役でもソフトバンクの小久保、ロッテの福浦、サブローらが活躍中だ。
 「この人が高校野球を手がけたらどうなるのか」。佐野さんは高畠さんとの甲子園での対決を楽しみにしていたが、願いはかなわなかった。「神様は無情だなと思います」と残念がる。
 「お前が高校野球でがんばれば、きっと後輩(プロ退団者)の道が開けるぞ」。高畠さんの言葉を胸に、佐野さんはグラウンドへ立ち続ける。

|

秋季高校野球:県大会 帝京安積が田村に惜敗 13試合が雨天順延 /福島

 第60回秋季東北地区高校野球県大会(県高校野球連盟主催、毎日新聞社など後援)の地区大会は25日、県中地区で敗者復活戦の2試合があり、今春の県大会準優勝の帝京安積が田村に惜敗し姿を消した。県北、県南の両地区で予定された計13試合は雨で順延となった。県南地区は会場を変更し、牡丹台球場で予定していた今後の4試合を白河ブルースタジアムに、いわせグリーン球場で予定した6試合を白河グリーンスタジアムとした。

==============

 【県中地区】

 ▽敗者復活1回戦

田村   1-0 帝京安積

安積黎明 5-2 郡山

毎日新聞 2008年8月26日 地方版

|

高校野球:日伯親善大会 全日本高校選抜、米に快勝--派遣壮行試合

 高校野球の全日本選抜チームのブラジル派遣壮行試合が25日、阪神甲子園球場で行われ、全日本選抜は米大リーグアーバンユースアカデミーを11-2で降した。

 全日本選抜は三回、奥村(大阪桐蔭)の中越え2点適時二塁打などで3点を先取。四回には萩原(大阪桐蔭)の満塁本塁打などで5点を加えて突き放した。投げては6投手の継投で16三振を奪い、2点本塁打による失点のみにとどめた。

 全日本選抜は27日、ブラジルへ向けて出発し、ブラジル選抜チームと5都市で8試合を行う。

 ◇米国・ヒンショー監督
 日本の投手陣は全員完成度が高かった。ようやくバットが振れてきていたところだったが、これほど三振してしまうとは。

 ◇日本・西谷監督(大阪桐蔭)
 ゲーム勘を心配していたが、選ばれた選手だけあってみんなさすが。ブラジル遠征へ向けて勢いがつくと思う。

 ◇赤川5連続K
 ○…6投手で16三振を奪った全日本。なかでも3番手の大型左腕・赤川(宮崎商)が5連続奪三振で相手を手玉にとった。五回にマウンドに上がると、最初の打者にいきなり四球を与えたが盗塁死。六回を投げ終えるまで、2番から6番の5人をすべて三振に仕留めた。146キロの速球にスライダーなどを交ぜた投球に、米国打線のバットは次々と空を切った。「思い切り振ってきてくれるので、パワーに負けないようにと思って投げた」と赤川。硬軟取り混ぜた巧みな投球が光った。

 ◇萩原が満塁弾
 ○…四回に満塁本塁打を放った萩原。夏の選手権から4試合連続となるアーチに「できすぎです」と照れた。米の2番手、ゴンザレスのカウント0-2からの直球を狙いすまして右中間席へ。「アメリカのピッチャーはストレートで勝負してくるので、思い切り振った」と全国優勝の勢いそのままの活躍を見せた。

==============

米アーバンユースアカデミー

  000200000=2

  00350120×=11

全日本高校選抜

 (米)ラデキ、ゴンザレス、ヤマグチ-フェルナンデス

 (日)土屋、斎藤、赤川、岩下、田村、福島-山城、土井、地引

▽本塁打 テリー(米)萩原、松本(日)

毎日新聞 2008年8月26日 大阪朝刊 

|

高校野球:日伯親善大会 萩原満塁アーチ、米チームに快勝--壮行試合

高校野球の全日本選抜チームのブラジル派遣壮行試合が25日、阪神甲子園球場で行われ、全日本選抜は米大リーグ・アーバンユースアカデミーを11-2で降した。

 全日本選抜は三回に3点を先取。四回には萩原(大阪桐蔭)の満塁本塁打などで5点を加えて突き放した。投げては6投手の継投で16三振を奪い、2点本塁打による失点のみにとどめた。

毎日新聞 2008年8月26日 東京朝刊

|

高校野球:全日本選抜、大リーグのユースに大勝 壮行試合

高校野球の全日本選抜チームのブラジル派遣壮行試合が25日、阪神甲子園球場で行われ、全日本選抜は米大リーグアーバンユースアカデミーを11-2で降した。

 全日本選抜は三回、奥村(大阪桐蔭)の中越え2点適時二塁打などで3点を先取。四回には萩原(大阪桐蔭)の満塁本塁打などで5点を加えて突き放した。投げては6投手の継投で16三振を奪い、2点本塁打による失点のみにとどめた。

 全日本選抜は27日、ブラジルへ向けて出発し、ブラジル選抜チームと5都市で8試合を行う。

【関連記事】
日伯親善高校野球:日本選抜が結団式 国内合宿スタート
夏の高校野球:打高投低の傾向顕著 打力強化や猛暑などで
日伯親善高校野球:福島ら20人派遣 高野連
夏の高校野球:大阪桐蔭が17年ぶり優勝 常葉菊川に大勝
夏の高校野球:大阪桐蔭が全国制覇…17年ぶり2回目
毎日新聞 2008年8月25日 17時57分(最終更新 8月25日 18時41分)

|

群・彩・人:「上州赤城トワラーズ」を指導、簾田武志さん /群馬

 ◇バトンに育てられた
 <銀色のバトンを宙に放り、軽やかに側転をしながら落ちてくるバトンをキャッチ。目を疑うような離れ業をやってのけるのはバトントワリングサークル「上州赤城トワラーズ」の子供たちだ。わずか2年で、ほぼ初心者の小中学生をここまで育てあげたのは、バトントワリング元世界チャンピオンの簾田武志さん。指導にかける思いを聞いた>

 --バトントワリングとは。

 直訳すると「棒を回すこと」。バトンを投げあげる間に体をスピンさせる、首や肩で回転させる、などいろいろな技があります。僕は2歳のとき姉の影響で始めました。

 --トワラーズ設立のきっかけは。

 玉村町や伊勢崎市のバトン教室に講師として呼ばれたこと。楽しくやれればいいと思ったけれど、皆がんばりやなので「上を目指せる」と欲が出た。07年にトワラーズをつくって本格的に指導を始め、この8月に生徒39人で県大会に初参加しました。審査員の先生は「全国レベル」とほめてくれましたが、まだまだ。

 --「バトンを通じた人間形成」とは。

 僕もバトンに育てられたからでしょうか。小学5年生で初めて大会に出たけれど成績は最下位。初めて「悔しい」という気持ちを知りました。のほほんとしていた自分を改めて真剣に取り組むようになったら、翌年同じ大会で1位に。目標を持つことや努力の大切さを身をもって学びました。今、子供たちは悔し泣きをし、夜に街灯の下で自主練習をして、自分を高める力を身につけていると思う。その力はバトンだけでなく生きる上で重要なものですよね。

 --群馬にゆかりは。

 ない、と思っていましたが先日不思議な巡り合わせがあって。8月にトワラーズがプロ野球独立リーグ・群馬ダイヤモンドペガサスの試合で応援の演技をしたんですが、そこで会ったのがコーチの沢井良輔さん。95年の選抜高校野球大会のとき、僕はPL学園高(大阪)の生徒会で応援の指揮をとっていましたが、沢井さんのいた銚子商業高(千葉)に初戦で負けたんです。阪神大震災直後の大会だったし、ものすごく悔しかったんですが、まさか沢井さんのチームを応援する日が来るとは。あの甲子園の話で盛り上がりました。

 --今後の目標は。

 トワラーズが11月の関東大会で渾身(こんしん)の演技をして、全国大会に出ること。この2年間、やるもやらぬも自由なサークルでここまで付いてくるとは正直思いませんでした。ブラジル代表の選手も教えましたが、あの子たちみたいに生活がかかっているわけでもない。でも全力を尽くして努力して、最高の悔しさやうれしさ、感動を味わってほしいですね。

 ◇取材後記
 指導は「一番できる子のレベルにあわせる」という厳しさで、ときに怒声も。しかし、集中力に満ちた演技にはとろけるような笑顔を見せる。わずか2年での急成長は「群馬にすごいチームができた」と騒がれるが、指導者の力かと問うと「上州女の強さかな」とちゃめっ気たっぷりにけむにまいた。

==============

 ■人物略歴

 ◇みすだ・たけし(写真後列中央)
 ブラジルのサンパウロ州生まれ。30歳。早稲田大学在学中の97、98年に世界大会で二つの金メダル獲得。卒業後はブラジル代表の監督を4年間つとめ06年に帰国。主に「上州赤城トワラーズ」と「浦安バトンクラブ」の指導をしながらテレビ出演、国内外への出張などに飛び回る。

毎日新聞 2008年8月26日 地方版

|

夏の高校野球:球場乱入の暴力団幹部ら逮捕 岡山大会

第90回全国高校野球選手権記念岡山大会の試合中にグラウンドに乱入して試合を中断させたとして、岡山県警倉敷署は25日、岡山市今保、暴力団幹部、鄭成堅容疑者(39)ら4人を威力業務妨害容疑で逮捕した。容疑を認めているといい、動機を追及している。

 他の3人は同市南方3、無職、太田健吾(38)▽同市西市、同、高倉健一(38)▽同市灘崎町西高崎、同、佐藤武彦(39)の各容疑者で、いずれも鄭容疑者と顔見知りだった。

 調べでは、4容疑者は20日に倉敷市のマスカットスタジアムであった準々決勝の関西-作陽戦の九回裏、スタンド通路からグラウンドに乱入。攻撃中だった一塁側関西ベンチの前で「選手の態度が悪い」などと大声を出して試合を12分間中断させた疑い。試合は関西が10-9で逆転サヨナラ勝ちを収めた。

 主催者の県高野連と朝日新聞社が被害届を出していた。

【関連記事】
乱入のあった準々決勝、関西―作陽戦
坂井の体育祭中止脅迫文:自治会長に 容疑で男を逮捕--坂井署など /福井
【特集】夏の高校野球 名場面、記録、出場校コラムも
毎日新聞 2008年7月25日 20時31分(最終更新 7月26日 9時45分)

|

日伯親善高校野球:福島ら20人派遣 高野連

日本高校野球連盟は18日、日伯親善高校野球(30日~9月7日、8試合)でブラジルに遠征する全日本選抜チーム20人を発表した。監督は大阪桐蔭の西谷浩一監督、コーチは常葉菊川の佐野心監督が務める。

 【投手】福島由登(大阪桐蔭)土屋健二(横浜)近田怜王(報徳学園)田村圭(慶応)岩下圭(鹿児島実)赤川克紀(宮崎商)斎藤圭祐(千葉経大付)【捕手】山城一樹(浦添商)土井翔平(智弁学園)地引雄貴(木更津総合)【内野手】萩原圭悟、森川真雄、浅村栄斗(大阪桐蔭)坂口真規(智弁和歌山)町田友潤、前田隆一(常葉菊川)松本幸一郎(横浜)【外野手】奥村翔馬(大阪桐蔭)伊藤慎悟(常葉菊川)井上貴晴(報徳学園)

【関連記事】
夏の高校野球:左ひじ痛の戸狩投手、最後の登板でピシャリ
夏の高校野球:大阪桐蔭が17年ぶり優勝 常葉菊川に大勝
夏の高校野球:大阪桐蔭が全国制覇…17年ぶり2回目
夏の高校野球:常葉菊川、二回の大量点で浦添商降す
夏の高校野球:決勝は常葉菊川VS大阪桐蔭
毎日新聞 2008年8月18日 21時52分(最終更新 8月18日 22時20分)

|

峰山、部員いじめで出場差し止め/秋季大会

日本高野連は30日、持ち回りの審議委員会を開き、野球部員のいじめがあった峰山(京都)の秋季京都大会への出場を差し止める応急措置を決めた。今月15日に遠征先の宿舎で、2年生部員8人が1年生部員1人をからかい、服を脱がせるなどの行為をした。

|

横浜高野球部が町おこしに一役…新得町が招待 

横浜高野球部が過疎の町の高校野球部復興に一役―。新得町は、町のスポーツ合宿誘致事業の一環と、生徒数減に悩む「新得高」のイメージアップを図るため、今夏の甲子園4強・横浜高野球部を招待した。29日には新得町営球場で帯広北高と練習試合を行い、7―1で勝利した。一方、新得高グラウンドでは、小倉清一郎(きよいちろう)部長が新得高ナインを技術指導した。

 新得高は現在、1学年2クラスあるが、入学者は減り続け現在、全校生徒はわずか122人。学校存続の危機に直面している。そこで、町議会が中心になって、横浜高を招待し学校のPRと野球部のレベルアップを図ることにした。

 この日同校ナインは、指導力に定評のある小倉部長から打撃、守備の指導を受けた。夕方には新得公民館で渡辺元智監督の講演を熱心に聞いた。秋季高校野球十勝支部予選は9月6日に開幕。8日の2回戦で清水―江陵の勝者と対戦する新得ナインは公式戦でこの経験を生かすつもりだ。

|

福島・聖光学院が国体へ始動

今夏の甲子園で初のベスト8入りを果たし2年連続で国体に出場する聖光学院(福島)が25日、練習を再開した。東北勢唯一の出場で、2年連続は福島県勢として初。07年センバツから4季連続甲子園出場の黒羽剛広主将ら3年生たちは、高校生活最後の全国舞台で有終の美を飾るつもりだ。

 甲子園では準々決勝で横浜に1-15で大敗。国体を含め自身6度目の全国大会出場になる黒羽主将は「全国で12校しか出られない大会に出ることは幸せ。甲子園では力の差を感じ悔しい思いをしました。相手はどこも力がありますが、もう1回チャンスがあるので気を引き締めて戦いたい」と意欲を見せた。

 昨秋は直後に東北大会を控え、レギュラー7人が重複して調整に苦労した。だが今年の2年生野手は2人だけ。横山博英部長(38)は「国体組と新チームのメンバーがAチームで、国体までの練習メニューは一緒です。名誉ある大会なので全力でやらせたい」と新旧チームの相乗効果も狙う。県タイ記録の甲子園通算3勝の左腕・佐藤竜哉が「気持ちを切らさずチーム一丸でやりたい」と言えば、右腕エース仲田浩人(ともに3年)は「もう1度、横浜とやりたい」と雪辱を期した。

 [2008年8月26日11時37分 紙面から]

|

PL監督に前監督河野氏復帰

甲子園で春夏7度の優勝を誇るPL学園(大阪)の新監督に、前監督の河野有道氏(59)が復帰する。28日、秋季近畿大会大阪府予選のメンバー登録で新監督として登録される。藤原弘介監督(34)は退任する。

 河野監督は、98年センバツ4強を最後に勇退した中村順司監督(62=現名商大監督)からチームを引き継ぎ、同年夏は甲子園で8強入り。準々決勝では、エース松坂大輔(当時3年=現レッドソックス)を擁した横浜(神奈川)と延長17回の熱闘を繰り広げた。99年センバツは、田中一徳外野手(当時3年=元横浜)らを率いて4強。01年7月に退任し、藤原監督にバトンを渡していた。

 新体制の初戦は、9月7日の信太(しのだ)戦になる。1年生4番の勧野甲輝外野手や新エース中野隆之(2年)らを軸に、3年ぶりのセンバツを目指す。

 ◆河野有道(こうの・ありみち)1948年(昭23)11月22日、宮崎県都城市生まれ。PL学園では内野手。80年9月からコーチとして中村元監督を支え、清原和博(現オリックス)、桑田真澄(元パイレーツ)らの育成に貢献した。98年4月に監督に就任し、01年に退任。PL教団職員。

 [2008年8月28日10時32分 紙面から]

|

秋季高校野球:地区大会 29日 /愛知

 ◇秋季高校野球地区大会(29日)
 <西三河地区>

豊田大谷 12-10 杜若

毎日新聞 2008年8月30日 地方版

|

秋季高校野球:県予選 66校参加、混戦模様 組み合わせ決まる /群馬

 ◇9会場で6日から
 来春のセンバツ出場校選考の参考資料となる第61回秋季関東地区高校野球大会県予選(県高野連主催、毎日新聞社など後援)の組み合わせ抽選会が29日、前橋市内で開かれ、組み合わせが決まった。大会は9月6日に開幕、10月5日の決勝まで、桐生球場など9会場で、球児たちの熱戦が繰り広げられる。

 今大会は、板倉と大間々の2校が部員不足で不参加となり、出場校は昨年の68校から66校に減った。これまで連合チームとして参加してきた中央は、単独チーム中央中等として初出場となる。

 シード校の高崎商や前橋商などのほか、夏の甲子園ベンチ入りメンバー5人を擁する桐生第一、夏の群馬大会準優勝のけん引役となった2年生バッテリーが残る樹徳などが注目される。

 序盤から前橋商-前橋育英の前橋対決や、強豪の東農大二-樹徳が激突するなど注目カードが目白押しだ。3年生が引退し、新チームとなった各校の実力は未知数の部分もあり、混戦が予想される。

 県高野連の富沢渉理事長は「実戦の中で力を付けて、今春の出場を逃したセンバツに何とか出場してほしい」と球児たちの成長を期待している。

 決勝に進出した2校は、11月1~5日に神奈川県で開催される関東大会に出場する。

毎日新聞 2008年8月30日 地方版

| | コメント (0)

高校野球:秋季県地区リーグ戦 28日 /広島

 ◇秋季県高校野球地区リーグ戦(28日、瀬戸内)
 【広島東地区】安佐北14-0可部、高陽東14-5安芸府中

毎日新聞 2008年8月29日 地方版

|

第90回全国高校野球:甲子園での健闘称え 開星高に記念プレート贈呈 /島根

第90回全国高校野球:甲子園での健闘称え 開星高に記念プレート贈呈 /島根
 ◇一畑トラベルなど
 夏の甲子園に3年連続で出場した開星高に対して、一畑トラベルサービス、中国JRバス、一畑交通の3社が28日、甲子園出場記念プレートを贈呈した。

 同校の体育館で行われた贈呈式には全校生徒約800人が集まり、選手らの健闘を称えた。

 贈られたプレートは50センチ四方の鉄製。昨年までは応援団の臨時列車、特急「やくも」の特製ヘッドマークがJR西日本米子支社から贈られていたが、今年はバス移動だったため、バス会社などが企画した。

 プレートを贈った一畑トラベルの春日稔和社長は「プレッシャーをはねのけ、手に汗握る試合を拝見させてもらいました」と健闘を称えた。受け取った佐藤亮介元主将(3年)は「みんなで力を合わせて出場できました。後輩のみんなも頑張ってほしい」と下級生にエールを送った。

毎日新聞 2008年8月29日 地方版

|

高校野球:秋季地区大会 28日 /兵庫

 ◇高校野球秋季地区大会(28日・尼崎球場)
 <東阪神>

 ▽敗者復活3回戦

武庫荘総合 3-2 尼崎東

尼崎稲園  8-7 尼崎産

〔神戸版〕

毎日新聞 2008年8月29日 地方版

|

高校野球:県下新人戦 28日 /和歌山

◇県下高校野球新人戦(28日・田辺市民球場)
 2回戦=橋本10-5串本▽熊野4-0和歌山工▽市和歌山商7-4紀北農芸

毎日新聞 2008年8月29日 地方版

|

市岐阜商移管問題:市長「早急に結論」 /岐阜

学校法人「立命館」(京都市)が提案している岐阜市立岐阜商業高(市岐阜商)の立命館への移管問題で、立命館の川口清史総長が報道関係者に「市には、今年12月ごろまでに結論をもらえればありがたい」と述べたことについて、細江茂光市長は28日の会見で、「立命館の提案、市岐商のあり方、市の財政状況について市民や市議に理解してもらい、早急に結論を出したい」との見解を示した。

 細江市長は具体的な時期は明確にせず、「市が移管に一生懸命取り組んでいるという信頼関係を認識している間は、立命館に待ってもらえると思う」と述べた。

 ◇存続署名、10万人を突破
 市岐阜商OBらでつくる「存続を求める会」が集めた署名は、28日までに10万人を突破した。15万人以上を目標にしており、11月をめどに市議会へ提出する予定。事務局の森田克彦さん(52)は「立命館からの提案ばかりが先行していて、今の市岐阜商のあり方についての議論がなされていない」と市の姿勢を批判している。

毎日新聞 2008年8月29日 地方版

|

桐生一高野球部員強制わいせつ:野球部員を退学処分 /群馬

桐生第一高校2年の野球部員(16)が強制わいせつ容疑で逮捕された事件で同校は28日、この部員を27日付で退学処分にしたと発表した。同校によると、元部員や保護者から20日ごろ担任教諭へ退学の意思表示があったという。自主退学の意思表示があった上での処分について、同校は「事件の重大性をかんがみて退学処分とした」とコメントした。

 元部員は強制わいせつの非行事実で前橋家裁太田支部に送致済み。刑事処分相当として検察官送致(逆送)するか、少年院送致などの保護処分にするかを決める審判が続いている。

毎日新聞 2008年8月29日 地方版

|

秋季高校野球:県大会 38校の組み合わせ決まる /山梨

第61回秋季関東地区高校野球県大会(県高野連主催、毎日新聞甲府支局後援)の組み合わせ抽選会が28日、甲府市内で行われ、対戦相手が決まった。今年は甲陵が部員不足で出場を辞退したため、昨年より1校少ない38校が参加する。上位2校は、11月1日から神奈川県で開かれ、来春のセンバツ出場校を決める際の参考資料となる関東大会に出場する。

 県大会は9月6日から10月12日、甲府市の小瀬と富士吉田市の富士北麓(ほくろく)の県営2球場で熱戦を繰り広げる。抽選の結果、夏の甲子園に出場した日本航空が駿台甲府、準優勝の帝京第三が甲府西と対戦する。優勝争いは、今夏を経験した2年生エース渡辺圭投手を擁する東海大甲府と1、2年生15人が夏にベンチ入りした富士学苑を軸に展開されそうだ。

 日本航空2年の和田智行選手(17)は抽選後、「甲子園に出場したが、挑戦者の気持ちで臨みたい。センバツに出場して先輩たちのように甲子園に立ちたい」と意気込みを語った。

毎日新聞 2008年8月29日 地方版

|

高校野球:秋季東北地区大会 村山地区で開幕 山形東が快勝 /山形

第61回秋季東北地区高校野球大会地区大会が28日、村山地区で開幕し1回戦2試合があった。29日には最北地区、30日には飽海、田川、置賜の3地区でも開幕する。地区大会を勝ち上がった19校が、9月19日から山形市のYZタカミヤホテルズと天童市スポーツセンター野球場で開かれる県大会に出場する。

==============

 ▽1次予選1回戦

山形東 9-2 山形電波工

 (七回コールド)

山形南 4-3 東海大山形

 (延長十二回)

毎日新聞 2008年8月29日 地方版

|

秋季高校野球:県大会地区予選 28日 /宮城

 ◇秋季高校野球県大会地区予選(28日)
 ▽東部地区(南三陸町平成の森しおかぜ球場など)

登米  10-7 本吉響

志津川 13-1 米谷工

石巻工 13-2 河南

石巻   5-1 宮城水産

 ▽北部地区(鹿島台中央野球場)

岩出山 12-0 迫桜

中新田  1-0 岩ケ崎

古川工  5-4 一迫商

毎日新聞 2008年8月29日 地方版

|

高校野球:秋季県地区リーグ戦 27日 /広島

◇県高校野球秋季地区リーグ戦(27日・広島工など)
 【広島東地区】祇園北3-3広島工、海田10-0河内【広島西地区】基町4-2舟入【呉地区】

呉昭和8-2呉三津田、呉商5-0呉工

毎日新聞 2008年8月28日 地方版

|

高校野球:県下新人戦 27日 /和歌山

◇県下高校野球新人戦(27日・県営紀三井寺球場など)
 2回戦=日高中津4-0紀央館▽智弁和歌山9-7海南・大成▽和歌山10-2慶風▽初芝橋本3

-2箕島▽伊都7-0粉河

毎日新聞 2008年8月28日 地方版

|

高校野球:秋季地区大会 27日 /兵庫

 ◇高校野球秋季地区大会(27日・尼崎球場など)
 <北阪神>

 ▽敗者復活2回戦

県伊丹  8-1 川西北陵

川西緑台 2-0 市伊丹

 <西阪神>

 ▽準決勝

関西学院 12-2 西宮北

宝塚東   5-2 宝塚西

 ▽敗者復活2回戦

仁川学院 3-2 県西宮

 <南阪神>

 ▽敗者復活2回戦

西宮東 3-2 西宮今津

甲南  4-3 市西宮

 <東神戸>

 ▽決勝

神港学園 9-2 科学技術

 ▽第3代表決定戦

兵庫工  8-1 六甲アイランド

 <東播B>

 ▽決勝

東播工 6-5 松陽

 <北播>

 ▽決勝

三木北 6-1 社

 ▽第3代表決定戦

北条 13-2 西脇

 ▽第4代表決定戦

西脇工 4-2 小野

 <東姫路>

 ▽敗者復活3回戦

飾磨   9-2 姫路東

姫路工 11-0 淳心学院

 <西姫路>

 ▽敗者復活3回戦

姫路 3-1 姫路商

 <西播>

 ▽決勝

赤穂 9-1 山崎

 ▽第3代表決定戦

佐用 1-0 相生

 ▽第4代表決定戦

相生産 3-2 龍野実

 <但馬>

 ▽決勝

豊岡 3-1 八鹿

 ▽第3代表決定戦

生野 10-1 出石

 <丹有>

 ▽敗者復活代表決定戦

篠山鳳鳴 5-3 三田松聖

柏原   7-0 北摂三田

〔神戸版〕

毎日新聞 2008年8月28日 地方版

|

高校野球:秋季東海地区県大会地区予選 27日 /三重

 ◇秋季東海地区高校野球県大会地区予選(27日)
 ○…松阪地区…○

 ▽1次予選代表決定戦

松阪工 3-2 相可

 (延長十二回)

 ※松阪工は県大会へ

 ▽2次予選2回戦

三重  11-1 飯南

 (五回コールド)

松阪商  4-1 松阪

 ○…南勢地区…○

 ▽2次予選3回戦

伊勢工  2-1 明野

宇治山田 4-3 鳥羽

 ▽3次予選1回戦

水産 8-3 鳥羽商船

伊勢 7-0 志摩

 ○…伊賀地区…○

 ▽2次予選2回戦

名張桔梗丘 9-2 日生第一

 (八回コールド)

名張西   5-4 上野工

 ○…牟婁地区…○

 ▽リーグ戦

近大高専 17-2 尾鷲

 (七回コールド)

木本    2-0 紀南

〔三重版〕

毎日新聞 2008年8月28日 地方版

|

秋季高校野球:地区大会 27日 /愛知

 ◇秋季高校野球地区大会(27日)
 <名古屋地区>

享栄 4-2 愛工大名電

 <西三河地区>

杜若   2-1 豊田西

豊田大谷 7-2 碧南

毎日新聞 2008年8月28日 地方版

|

高校野球:秋季県大会の代表16校、出そろう /千葉

  第61回秋季高校野球大会(県高野連主催、毎日新聞社など後援)1次予選は27日、野田市営球場で第4地区の代表決定戦2試合が行われた。これで県大会に出場する1次予選の代表校16校が出そろった。

 1次予選で敗退したチームは、9月5日から始まる2次予選に出場。県大会出場を懸けて熱戦を繰り広げる。

 【代表決定戦】

 ▽第4地区

西武台千葉 2-1 二松沼南

市柏    3-2 流経大柏

毎日新聞 2008年8月28日 地方版

|

高校野球:秋季県大会 シード1校決まる /栃木

第61回秋季県高校野球大会(県高野連主催、毎日新聞社など後援)のシード校を決定する「交流戦」の2回戦とシード校決定戦の計3試合が27日行われ、シード1校が決定した。

 ▽2回戦

矢板東  11-4 足利工

 (七回コールド)

作新学院  4-1 茂木

 ▽シード校決定戦

作新学院 4-2 矢板東

毎日新聞 2008年8月28日 地方版

|

棚倉高・東白川農商高統合:新名称「修明高校」 県教委が決める--来春開校 /福島

県教委は、棚倉高校と東白川農商高校(ともに棚倉町)が統合し09年4月に開校予定の新高校の名称を、「修明高校」とすることを決めた。9月県議会に校名変更の条例改正案を提案する。

 県教委によると、明治初期に設立された旧棚倉藩校「修道館」の「修」と、「未来が前途洋々であるように」との願いを込め「明」を組み合わせたという。昨年5~11月に町民に校名を募り、254人から寄せられた計122案の中から選ばれた。棚倉、東白川農商の両高校長や教員、同窓生らで構成する校名検討委員会が今年3月に3案に絞り、県教委に決定を委ねていた。最終候補に残った他の2案は公表しないという。

毎日新聞 2008年8月28日 地方版

|

秋季高校野球県大会:夏4強の湯本、勿来工に敗れる /福島

 ◇会津地区4校、県大会へ進出
 第60回秋季東北地区高校野球県大会(県高校野球連盟主催、毎日新聞社など後援)の地区大会は27日、4地区で計23試合があった。今夏の福島大会4強の湯本が敗者復活戦で勿来工に敗れ、姿を消した。会津地区では、田島など4校が県大会進出を決めた。

 【県北地区】

 ▽2回戦

福島東 11-2 福島成蹊

 (七回コールド)

福島   5-2 福島南

 ▽敗者復活1回戦

保原   8-1 安達東

 (七回コールド)

梁川   2-0 橘

 ▽敗者復活2回戦

安達  11-0 川俣

 (五回コールド)

本宮   3-1 福島北

 【県南地区】

 ▽2回戦

学法石川 4-3 石川

白河旭  4-3 清陵情報

 (延長十回)

白河実  3-0 光南

白河   4-1 東白川農商

 ▽敗者復活1回戦

塙工   4-1 須賀川桐陽

 【会津地区】

 ▽2回戦

若松商  8-0 喜多方商

 (七回コールド)

会津学鳳 2-0 葵

田島   9-0 猪苗代

 (七回コールド)

会津   5-0 只見

 ▽敗者復活1回戦

会津工  15-1 坂下

 (五回コールド)

会津農林 11-4 喜多方

 (七回コールド)

喜多方工  5-0 大沼

喜多方東  9-2 西会津

 【いわき地区】

 ▽敗者復活2回戦

いわき海星 5-4 平商

勿来工   7-4 湯本

磐城桜が丘 4-2 いわき総合

平工    9-1 福島高専

 (七回コールド)

毎日新聞 2008年8月28日 地方版

|

秋季高校野球:県大会地区予選 27日 /宮城

 ◇秋季高校野球県大会地区予選(27日)
 ▽中部地区(宮城広瀬球場)

仙台二 2-1 電波高専

仙台工 6-4 仙台

 ▽北部地区(鹿島台中央球場)

利府   6-2 富谷

古川学園 6-2 古川

 ▽南部地区(蔵王球場)

宮城高専 1-0 柴田農林

村田   5-2 柴田農林川崎

宮城県農 8-0 仙台西

毎日新聞 2008年8月28日 地方版

|

秋季高校野球:函館地区の組み合わせ決まる /北海道

第61回秋季北海道高校野球大会(道高野連、毎日新聞社主催)に向けた函館地区大会の組み合わせが27日、決まった。函館地区には24校が出場し、2校が全道大会に進出する。

 道内10地区の組み合わせがすべて決まり、9月2日の札幌を皮切りに順次、試合が始まる。日程を順調に消化すると同15日に地区代表20校が出そろう。全道大会は同30日~10月6日に札幌円山、麻生両球場で行われる。

毎日新聞 2008年8月28日 地方版

|

高校野球:秋季県地区リーグ戦 26日 /広島

◇県高校野球秋季地区リーグ戦(26日・広島国際学院高)
 【広島東地区】広島市立工4-3広島国際学院、賀茂8-1賀茂北

毎日新聞 2008年8月27日 地方版

|

高校野球:県下新人戦 26日 /和歌山

◇県下高校野球新人戦(26日・県営紀三井寺球場など)
 2回戦=那賀4-1和歌山西▽県和歌山商12-5貴志川▽桐蔭9-5耐久▽新宮2-0有田中央

毎日新聞 2008年8月27日 地方版

|

高校野球:秋季地区大会 26日 /兵庫

 ◇高校野球秋季地区大会(26日・尼崎球場など)
 <北阪神>

 ▽決勝

伊丹西 5-1 川西明峰

 <東阪神>

 ▽決勝

市尼崎 10-3 尼崎小田

 <中神戸>

 ▽決勝

神戸弘陵 3-0 兵庫商

 ▽第3代表決定戦

市神港 5-2神戸鈴蘭台

 <東播A>

 ▽決勝

明石商 9-8 明石南

 ▽第3代表決定戦

明石北 1-0 明石

 <東播B>

 ▽敗者復活2回戦

加古川西 7-3 加古川東

高砂   3-1 県農業

 <北播>

 ▽敗者復活2回戦

北条  11-1 小野工

西脇工  7-0 三木

 <東姫路>

 ▽準決勝

夢前 8-5 姫路東

 <西姫路>

 ▽準決勝

東洋大姫路 3-2 日生第三

姫路南  16-0 姫路商

 <西播>

 ▽敗者復活3回戦

佐用  6-0 太子

相生産 6-1 龍野

 <丹有>

 ▽決勝

三田学園 3-2 三田西陵

〔神戸版〕

毎日新聞 2008年8月27日 地方版

|

高校野球:秋季近畿地区大会府予選 178チーム参加、30日から熱戦 /大阪

来春のセンバツ選考の資料となる08年度秋季近畿地区高校野球大会府予選(府高校野球連盟主催)の組み合わせが決まった。178チーム(182校)が参加し、30日から熱戦が展開される。決勝は10月11日、舞洲球場である。上位3チームは京都府で開かれる近畿大会に出場する。

毎日新聞 2008年8月27日 地方版

|

高校野球:秋季東海地区県大会地区予選 26日 /三重

 ◇秋季東海地区高校野球県大会地区予選(26日)
 ○…桑員地区…○

 ▽1次予選準決勝

いなべ総合 5-2 津田学園

桑名    6-3 桑名西

〔三重版〕

毎日新聞 2008年8月27日 地方版

|

市岐阜商移管問題:立命館総長、産学連携でまちづくり 12月ごろまでに結論 /岐阜

 ◇12月ごろまでに結論を
 学校法人「立命館」(京都市)が提案している岐阜市立岐阜商業高(市岐阜商)の立命館への移管問題で26日夜、立命館の川口清史総長・立命館大学学長が岐阜市美江寺町の市民会館で講演し、約1000人が集まった。

 「子どもたちの未来を考える市民の会」(中村正会長)が移管の賛否にかかわらず、立命館の教育を知って幅広く議論しようと、川口総長を招いた。会は7月末、市民有志約30人で結成された。

 川口総長は、私立教育のメリットを「社会的ニーズを柔軟に受け止められる」とし、「立命館は時代に対応した改革を実現できる」と語った。また、94年に開設した立命館大びわこ・くさつキャンパスが、滋賀県と草津市から土地の提供を受けた代わりに、立命館が教育と研究で地域貢献し、共同して地域づくりをしてきた実績などを説明。「岐阜市でも産学連携のまちづくりをしていきたい」との見解を示した。

 その後、総長・理事長室の鈴木元室長が「市岐阜商の伝統を引き継ぐ」とする提案内容などを説明した。

 川口総長は講演終了後、記者団に対し「早ければ2010年の開校を目指している。岐阜市には、今年12月ごろまでに結論をもらえればありがたい。しかし、議論は尽くしたい」と述べた。

毎日新聞 2008年8月27日 地方版

|

秋季高校野球:地区大会 26日 /愛知

 ◇秋季高校野球地区大会(26日)
 <名古屋地区>

享栄     8-2 愛産大工

愛工大名電 10-0 高蔵寺

 <尾張地区>

津島東 2-1 起工

誠信  5-2 犬山

 <知多地区>

半田工 8-2 横須賀

 <西三河地区>

豊田大谷 10-9 西尾東

豊田西  10-9 愛産大三河

刈谷    2-0 岡崎工

三好    7-0 豊田工

 <東三河地区>

豊川 5-0 成章

毎日新聞 2008年8月27日 地方版

|

秋季高校野球:県大会地区予選 26日 /静岡

 ◇秋季高校野球県大会地区予選(26日)
 【東部地区】(愛鷹球場など)

 ▽3回戦

 吉原 4-2 富士東、飛龍 9-0 沼津高専、韮山 3-0 伊東商、吉原商 15-3 桐陽、三島南 4-1 御殿場西、日大三島 9-2 加藤学園、三島 9-2 田方農、沼津東 4-3 三島北

 【中部地区】(草薙球場など)

 ▽準々決勝

 静岡 3-1 藤枝明誠、静岡学園 3-1 常葉橘、静清工 4-1 東海大翔洋、島田商 5-1 庵原

 【西部地区】(磐田球場など)

 ▽敗者復活3回戦

 浜松北 13-7 浜松南、聖隷クリストファー 7-3 佐久間、浜松商 8-4 浜松大平台、掛川東 9-3 浜北西、新居 6-3 磐田北、天竜林 2-1 湖西、磐田南 6-3 袋井、浜松城北工 18-0 二俣

毎日新聞 2008年8月27日 地方版

|

高校野球:秋季県大会1次予選 代表7校決まる 第4地区2試合は順延 /千葉

第61回秋季県高校野球大会(県高野連主催、毎日新聞社など後援)1次予選は26日、県野球場(千葉市)など4球場で代表決定戦7試合があり、4地区の代表7校が決まった。26日行われる予定だった第4地区の代表決定戦2試合は、雨天のため27日に延期された。

==============

 【代表決定戦】

 ▽第1地区

桜林   2-1 幕張総合

 (延長十回)

千葉明徳 9-2 犢橋

 (八回コールド)

 ▽第2地区

学館船橋 4-2 市船橋

 (延長十回)

船橋   4-3 習志野

 ▽第3地区

専大松戸 8-0 市川

 (七回コールド)

 ▽第8地区

木更津  2-1 袖ケ浦

拓大紅陵 5-0 東海大望洋

毎日新聞 2008年8月27日 地方版

|

高校野球:秋季県大会 新たにシード1校 /栃木

第61回秋季県高校野球大会(県高野連主催、毎日新聞社など後援)のシード校を決定する交流戦の2回戦とシード校決定戦の計3試合が26日に行われ、シード1校が決定した。

 ▽2回戦

大田原   7-5 さくら清修

文星芸大付 7-0 那須拓陽

 (八回コールド)

 ▽シード校決定戦

文星芸大付 1-0 大田原

毎日新聞 2008年8月27日 地方版

|

秋季高校野球県大会:磐城農、初の県大会出場へ 5地区で32試合 /福島

第60回秋季東北地区高校野球県大会(県高校野球連盟主催、毎日新聞社など後援)の地区大会は26日、県北、県南、会津地区で開幕し、5地区で計32試合があった。磐城農がいわき海星を接戦の末に破り、初の県大会出場を決めるなど、いわき地区で4校の代表が決まった。

 【県北地区】

 ▽1回戦

福島東 5-1 本宮

福島南 8-3 川俣

 ▽2回戦

福島明成 9-2 橘

 (七回コールド)

福島商 11-1 梁川

 (五回コールド)

福島西   5-3 保原

二本松工 10-0 安達東

 (五回コールド)

福島工  6-2 安達

学法福島 3-0 福島北

 【県中地区】

 ▽敗者復活2回戦

船引  9-6 湖南

小野  2-1 安積黎明

郡山商 7-0 尚志

 (八回コールド)

田村 9-8 あさか開成

 【県南地区】

 ▽1回戦

光南 15-1 岩瀬農

 (五回コールド)

白河 8-1 須賀川

 (七回コールド)

学法石川 6-1 長沼

白河旭  8-3 須賀川桐陽

清陵情報 4-0 塙工

 【会津地区】

 ▽1回戦

猪苗代 16-1 西会津

 (五回コールド)

会津  5-2 喜多方

只見  2-1 会津農林

葵   7-2 大沼

田島 10-0 喜多方東

 (六回コールド)

喜多方商 6-1 坂下

若松商  6-4 会津工

会津学鳳 5-0 喜多方工

 【いわき地区】

 ▽2回戦

磐城     4-2  いわき総合

磐城農    4-3  いわき海星

東日大昌平 11-10 勿来工

いわき光洋 11-1  福島高専

 (六回コールド)

 ▽敗者復活1回戦

平工 8-1 好間

 (八回コールド)

平商 8-5 小名浜

湯本 4-0 四倉

毎日新聞 2008年8月27日 地方版

|

秋季高校野球:県大会地区予選 26日 /宮城

 ◇秋季高校野球県大会地区予選(26日)
 ▽南部地区(蔵王球場)

仙台向山 3-2 亘理

名取北  5-4 柴田

大河原商 4-0 白石工

 ▽北部地区(鹿島台中央球場)

鹿島台商 11-1 南郷

松山   10-0 加美農

大崎中央  4-3 築館

毎日新聞 2008年8月27日 地方版

|

秋季高校野球:小樽、空知、北見、十勝4地区の組み合わせ決まる /北海道

第61回秋季北海道高校野球大会(道高野連、毎日新聞社主催)に向けた小樽、空知、北見、十勝の各地区大会の組み合わせが26日、決まった。大会には十勝22校、北見21校、空知16校(いずれも2代表)、小樽13校(1代表)が出場する。空知地区では、夏の甲子園で北北海道代表の駒大岩見沢が9日の開幕試合(午前11時半)で奈井江商と対戦する。

毎日新聞 2008年8月27日 地方版

|

第90回全国高校野球:佐賀商監督や主将ら、県教育長に結果報告 /佐賀

◇「甲子園の経験生かす」
 夏の甲子園に県代表で出場したものの、初戦敗退を喫した佐賀商の森田剛史監督や片岡大樹主将らが25日、川崎俊広・県教育長に試合結果を報告した。

 片岡主将は「甲子園では試合の流れが早くあっという間だった。先制点がとれる場面であと一本が出ず、先制されあせってしまった」と振り返り、「甲子園で勝つことの難しさを後輩には伝えたい」と述べた。また、森田監督も「展開が早く(サインに)迷ってしまった。この経験を生かし、リベンジしたい」と話した。

 川崎教育長は「立派な戦いぶりだった。その悔しさを忘れないよう次に生かしてほしい」と健闘をたたえた。

 佐賀商は9日の2回戦に出場して岡山県代表の倉敷商と対戦。0-2で惜敗した。

毎日新聞 2008年8月26日 地方版

|

高校野球:県下新人戦 25日 /和歌山

 ◇県下高校野球新人戦(25日・マツゲン有田球場など)
 1回戦=箕島4-1国際開洋二▽伊都13-3紀北工

 2回戦=高野山8-0南部龍神▽笠田4-2和歌山高専▽近大新宮9-1田辺

毎日新聞 2008年8月26日 地方版

|

高校野球:秋季地区大会 25日 /兵庫

 ◇高校野球秋季地区大会(25日・尼崎球場など)
 <東阪神>

 ▽敗者復活2回戦

武庫荘総合  3-1 尼崎工

尼崎産   11-4 県尼崎

 <西阪神>

 ▽敗者復活1回戦

仁川学院  7-0 宝塚北

県西宮  14-0 西宮甲山

 ▽敗者復活2回戦

宝塚 5-1 甲陽学院

 <南阪神>

 ▽2回戦

西宮南 8-0 甲南

芦屋  2-1 西宮東

 <東神戸>

 ▽敗者復活3回戦

兵庫工     11-4 御影

六甲アイランド  5-3 灘

 <西神>

 ▽敗者復活3回戦

神戸西  1-0 北須磨

神戸高専 8-1 神戸高塚

 <東播B>

 ▽準決勝

東播工 12-6 高砂南

松陽   8-1 加古川南

 <北播>

 ▽準決勝

社   7-0 西脇

三木北 9-1 小野

 <東姫路>

 ▽準決勝

市川 5-0 姫路工

 <西姫路>

 ▽敗者復活2回戦

姫路 8-1 飾磨工

網干 8-7 姫路西

 <西播>

 ▽準決勝

山崎 13-6 龍野実

赤穂  5-3 相生

 <但馬>

 ▽敗者復活3回戦

出石 7-2 豊岡総合

生野 6-4 和田山

 <丹有>

 ▽敗者復活2回戦

三田松聖 7-1 氷上

柏原   5-2 三田祥雲館

〔神戸版〕

毎日新聞 2008年8月26日 地方版

|

高校野球:秋季東海地区県大会地区予選 25日 /三重

 ◇秋季東海地区高校野球県大会地区予選(25日)
 ○…四日市地区…○

 ▽第2次予選3回戦

四日市南 11-6 四日市西

四日市   5-2 川越

 ▽第3次予選2回戦

海星 7-0 朝明

 (七回コールド)

四日市四郷 1-0 四日市農芸

〔三重版〕

毎日新聞 2008年8月26日 地方版

|

秋季高校野球:地区大会 25日 /愛知

 ◇秋季高校野球地区大会(25日)
 <尾張地区>

愛知啓成 2-1 弥富

毎日新聞 2008年8月26日 地方版

|

高校野球:秋季県大会1次予選 地区代表校、次々と /千葉

第61回秋季県高校野球大会(県高野連主催、毎日新聞社など後援)1次予選は25日、8地区のうち4地区で代表決定戦が行われ、県大会への出場校が決まった。

 県大会に出場できるのは1次予選を勝ち上がった16校と9月5日から始まる2次予選を勝ち抜いた32校、甲子園出場で予選が免除される木更津総合と千葉経大付の計50校。

 26日は残りの代表決定戦が行われる。

==============

 【3回戦】

 ▽第1地区

犢橋   4-1 千葉工

千葉明徳 4-2 敬愛学園

 ▽第2地区

習志野 15-1 津田沼

 (五回コールド)

船橋   4-2 鎌ケ谷

 ▽第8地区

袖ケ浦   5-3 君津商

東海大望洋 9-2 君津

 (八回コールド)

拓大紅陵  7-0 君津青葉

 (七回コールド)

木更津   7-4 市原中央

 【代表決定戦】

 ▽第3地区

東海大浦安 9-6 学館浦安

 (九回表、降雨によるコールド)

 ▽第5地区

千葉英和  5-4 千葉敬愛

八千代松陰 2-1 佐倉

 ▽第6地区

銚子商 9-2 横芝敬愛

 (八回コールド)

成田  3-1 成田国際

 ▽第7地区

一宮商 4-0 茂原

大多喜 7-1 長狭

毎日新聞 2008年8月26日 地方版

|

桐生一高:不祥事で教職員ら特別研修 新校長も出席 /群馬

元生徒が傷害致死容疑で逮捕されたり野球部員が強制わいせつ容疑で逮捕された私立桐生第一高校は25日、県の指導を受け教職員らへの特別研修を実施した。県学事法制課の尾藤篤課長が管理運営体制の改善策、県警少年課の大平修課長が非行防止の取り組みについて、計1時間講演した。

 教職員や役員ら約90人のほか、9月1日に校長に就任する前桐生市教育長の中嶋三代支氏も出席。講演後に会見した高橋昇校長は「事件の主な原因は教員の指導に温度差があったこと」とし、改善計画の骨子は中嶋氏と協議して決めるとした。

 また、月内に理事会を開き、強制わいせつ事件を起こした生徒の処分と、懲戒を含む複数の校内処分を決めることを明らかにした。

毎日新聞 2008年8月26日 地方版

|

高校野球:秋季東北地区県大会 小高工、双葉破る 7試合は雨で順延 /福島

第60回秋季東北地区高校野球県大会(県高校野球連盟主催、毎日新聞社など後援)の地区大会は24日、いわき、相双の両地区で計7試合があり、今夏の福島大会4強の小高工は双葉を破った。県中、県南の両地区で予定された計7試合は雨で順延となった。25日は順延となった県南地区に加え、県北地区も開幕する。

==============

 【いわき地区】

 ▽1回戦

福島高専  15-0 小名浜

 (五回コールド)

いわき光洋  5-1 磐城桜が丘

勿来工    6-2 平商

東日大昌平  8-2 平工

 【相双地区】

 ▽2回戦

小高工  4-2 双葉

浪江  13-4 相馬農

 (七回コールド)

富岡   2-1 原町

毎日新聞 2008年8月25日 地方版

|

高校野球:秋季北海道大会 札幌・室蘭・釧根地区、組み合わせ決まる /北海道

第61回秋季北海道高校野球大会(道高野連、毎日新聞社主催)に向けた札幌、室蘭、釧根各地区大会の組み合わせが25日、決まった。大会には札幌61校(4代表)▽室蘭27校(2代表)▽釧根18校(2代表)が出場する。札幌地区では、今夏の南北海道代表となった北海が3日第2試合で札幌西陵と対戦。室蘭地区の駒大苫小牧は、9日第2試合で富川と顔を合わせる。

毎日新聞 2008年8月26日 地方版

|

昨夏甲子園8強 帝京コンビがプロ志望届

昨夏甲子園8強入りした強豪・帝京の151キロ右腕・高島祥平投手(18)と杉谷拳士内野手(17)が30日、東京都高校野球連盟にプロ志望届を提出する。受理されれば10月30日のドラフト会議の指名対象選手となる。また、現在高校日本選抜チームの一員としてブラジル遠征中の千葉経大付・斎藤圭佑投手(17)も9月10日の帰国後に届けを提出する予定。高校通算65本塁打で進路が注目されていた東海大相模・大田泰示内野手(18)は東海大へ進学する。

|

桐生一新監督 大沢正幸コーチが昇格

7月に発覚した現役部員強制わいせつ事件の責任を取り辞任した群馬・桐生一の福田治男前監督(46)の後任として、大沢正幸コーチ(30)が昇格することになった。すでに群馬県高野連への監督変更届は提出済みで、9月7日の秋季群馬大会・新田暁戦から指揮を執る。同校は1日の日本高野連全国理事会で甲子園出場を了承されたが、7日の金沢(石川)との初戦で1―6と敗退した。

|

東海大相模・大田が東海大進学…高校通算65発

高校通算65本塁打を誇る高校球界NO1強打者、東海大相模の大田泰示内野手(18)=188センチ、90キロ、右投右打=が、首都大学リーグの東海大に進学することが28日、分かった。

 今夏の北神奈川大会では、夏の神奈川大会新記録となる1大会通算5号。4回戦・瀬谷戦では横浜スタジアムの左翼席後方へ看板直撃の145メートル弾を放つなど、天性の長打力を見せて各球団が上位候補としてリストアップ。進路が注目されていた。決勝では延長13回の死闘の末、慶応に惜敗して甲子園行きを逃したが、その後、学校側と進路について話し合い、レベルアップを目指して、入学時から希望していた東海大進学を決めた。

 東海大は全日本大学野球選手権で2年連続準Vに輝いた強豪。大田は高校では成し遂げられなかった日本一を、大学球界で目指す。

|

黒田や元木氏の恩師山上監督が勇退

ドジャース黒田博樹投手(33)や元巨人元木大介氏(37=野球評論家)らの恩師で、上宮太子(大阪)の山上烈(いさお)監督(60)が勇退することが28日、分かった。鶴田充功(みつのり)野球部長(40)が新監督に就任する。

 山上監督は上宮(大阪)監督時代の89年、元木らを率いて春夏連続で甲子園に出場。春は準優勝し、夏は8強入りした。同校を退任後、99年からは98年創部の上宮太子監督に就任し、1、2年だけのチームで夏の大阪大会決勝まで進出。翌00年には選抜大会出場を果たした。今後は総監督の立場で教え子の鶴田新監督を支える。

 [2008年8月29日8時45分 紙面から]

|

PL学園監督に河野有道氏が復帰

春夏通算7度の全国制覇を誇るPL学園(大阪)の監督に、前監督で現在は同部顧問を務める河野有道氏(59)が復帰することが27日、決定的になった。28日にも大阪府高野連に正式に届け出る。河野氏はこの日、「まだ届け出をしていないので、現時点でお話しすることはできない」と話すにとどめたが、新チームから練習の先頭に立っている。

 河野氏は歴代1位の甲子園通算58勝の中村順司監督(現名商大監督)の後任として、1998年4月に就任。同年夏は甲子園ベスト8まで勝ち進んだ。2001年まで指揮を執った後、顧問として藤原弘介監督(33)を支えてきた。河野新監督の公式戦初戦は、9月7日の秋季大阪府大会・信太戦となる。

|

盛岡大付・関口新監督「心の野球」

金メダリストに学べ-。今夏甲子園に出場した盛岡大付(岩手)の関口清治新監督(31)が、北京五輪ソフトボールの金メダル投手・上野由岐子(26=ルネサス高崎)を例に挙げ、選手の士気を高めている。同監督は前監督の沢田真一部長(43)からバトンを受け、20日に母校の指揮官に正式就任した。新チームは甲子園後の11日からスタート。「心の野球」を掲げ、倍増したというミーティングで他校との遅れを取り戻すつもりだ。

 20日の正式就任後は長びく雨に悩まされたが、関口監督はその分、ミーティングに時間をかけた。題材としたのが、北京五輪ソフトボールの決勝トーナメントで、3戦413球を1人で投げた上野のことだ。「記事を読んだんです。朝4時に起きてランニング。夜もゴムチューブを使い肩を鍛えるとか、腹筋しながら本を読むとか…」。競技に接する姿に感銘し、それを選手に説いた。

 甲子園出場もあり新チームは11日から始動、と練習は十分ではない。だが新主将の熊谷童夢外野手(2年)は「24時間どれだけ野球にかけるか。他チームより(スタートは)遅れたが、倍増したミーティングで選手の意識は高まった」と上野の姿勢を吸収した。

 私立校だが、環境は決して恵まれてはいない。照明施設も室内もなく、雨となれば岩手県営野球場の室内を借りる。公共施設のため毎日は使えない。全体練習は限られるが、上野のような意識次第で、そんなハンディも克服できる。

 チームは「甲子園で勝つ」を目標に掲げた。過去、春夏7度の出場も未勝利。関口監督は「勝ちたいのなら、どれだけ1日を野球に費やすか。『心の野球』がテーマです」。30日の地区予選、盛岡農戦が新チーム公式戦初戦。全国勝利という「メダル」への戦いが始まる。

 [2008年8月28日12時51分 紙面から]

|

桐生一 わいせつ容疑野球部員を退学処分

夏の全国高校野球選手権大会に出場した私立桐生第一高校(群馬県桐生市)は28日、7月に強制わいせつ容疑で逮捕された野球部員の2年男子生徒(16)=家裁送致=を27日付で退学処分にしたと発表した。

 同校では、事件の責任を取って野球部の福田治男監督が既に辞任、高橋昇校長も31日付で引責辞任する意向を明らかにしている。

[ 2008年08月28日 19:28 ]

|

ハム 大阪桐蔭・浅村をドラフト候補に

日本ハムが夏の甲子園を制した大阪桐蔭の浅村栄斗内野手(17)を今秋のドラフト上位候補にリストアップしていることが分かった。チーム関係者が「甲子園で評価を上げた。ショートを守れるとなれば当然上位候補」と話した。浅村は甲子園で不動の1番として打率・552をマーク。2回戦の金沢戦で2本塁打を放つなど高校通算20本塁打の長打力も魅力だ。1年上の中田と“大阪桐蔭三遊間”を組むことになれば話題性も十分なだけに注目が集まる。

[ 2008年08月28日 ]

|

代表20選手ブラジルへ/日伯親善高校野球

日伯親善高校野球大会に出場する日本代表20選手が27日、成田発の日航機でブラジルに向け出発した。チームは25日(甲子園)の壮行試合に11―2と大勝。勢いをつけて乗り込むが、今夏の甲子園4強入りした横浜のエース左腕・土屋(3年)は「いつもとは違う配球も試してみたい」とリラックスした様子。一方、慶応88年ぶりの8強進出に貢献した“力道山の孫”田村(3年)は「レベルの高い中で腕を磨きたい」と力を込めた。チームは30日から9月7日までブラジル選抜チームと8試合を行い、10日に帰国する。

[ 2008年08月28日 ]

|

東海大四・伏見が東海大進学へ

東海大四のプロ注目捕手・伏見寅威(3年)が東海大へ進学することが25日、明らかになった。プロ志望の伏見には数球団が興味を示していたが、夏の大会後の話し合いで進学を選択。このほど校内の特別推薦試験を受けた。「大学でさらに力をつけてほしい」と大脇英徳監督(33)。東海大には伏見のほか、甲子園の駒大岩見沢戦で2打席連続本塁打を放った智弁和歌山主砲・坂口真規(3年)らが進学予定。全国からの逸材とともに、将来のプロ入りを目指すことになる。

|

駒苫「ゼロ」から3季ぶり聖地を

第61回秋季全道高校野球大会札幌、室蘭、釧根支部予選の組み合わせが25日、決まった。07年夏以来の甲子園出場に挑む駒大苫小牧は初戦で富川との対戦(9月9日12時、室蘭新日鉄)が決定。小野寺翔希主将(2年)は「絶対3季ぶりの甲子園をつかむ」と力を込めた。

 北海にコールドで敗れ、夏の南大会連覇が「5」でストップ。覇権奪回を託された新チーム始動は3日間のミーティングで始まった。全員で「日本一のチャレンジャー」「ゼロからのスタート」のスローガンを決め、野球に取り組む意識も再確認。スローガンは、練習試合のない日はグラウンドの得点板に張って、視覚からも意識するようにした。

 練習試合もすでに40試合近くをこなし、敗戦からも敗因を考えチームづくりに生かしている。「勝つためには1人1人の気持ちが必要。1試合1試合全力で戦いたい」と小野寺主将。負けられない戦いへの決意をにじませた。

[ 2008年08月26日 ]

|

北海の新主将・清水がV2宣言「優勝でセンバツへ」…秋季道大会組み合わせ抽選

センバツ切符をかけた秋季道高校野球の組み合わせ抽選が25日、札幌、室蘭、釧根の3支部で行われた。北海の新主将・清水勇希(2年)が2季連続の甲子園出場を誓った。

 固い決意がにじみ出た。「目標は優勝してセンバツに出ること」とキッパリ。新チームでの練習試合ではミスも目立ったが、「ミスしてもいいから全力でやろう」とナインを引っ張る。

 2年生ながら今夏の甲子園でメンバー入り。東邦(西愛知)との壮絶な打ち合いの末、10―15で初戦敗退したが、ベンチから先輩の意地を見せつけられた。新チームの目標をより明確にするため、甲子園の土を少しだけ持ち帰った。「次は勝って、ですね」2季連続の頂点、そして全国制覇まで見据えていた。

 ◆江別、全道で勝利を
  江別の初戦は9月4日の札幌白陵。夏は47年ぶりに南北海道道切符を手にし、自信を深めた。新チームは夏休みに7時間の猛練習。午前は守備、午後は打撃と、みっちり鍛えた。佐々木孝宏主将(2年)は「もう一度、全道に出て勝利したい」と力を込めた。

|

甲子園8強の聖光学院、今度こそ「全国制覇」

夏の甲子園で福島県勢33年ぶりの8強を果たした聖光学院で25日、大分国体(9月28日~)に出場する3年メンバーが自主練習を再開させた。県勢初の2年連続出場となる国体。甲子園の準々決勝で横浜(南神奈川)に1―15と大敗したメンバーは、全国の壁を打ち破るべく、引退前にもう一仕事を狙っている。

 横浜戦から9日ぶりに集まった3年生たち。自主練前には約1時間のミーティング。斎藤智也監督(45)は「甲子園と同じように、皆いい顔をしていた。出場する以上は負ける気はない」と言い切った。

 今度こそ合言葉の「全国制覇」を実現させる。黒羽剛広主将(3年)は「もう1回、全国で戦うチャンスをもらった。あと1か月で、さらに力をつける」。左腕の佐藤竜哉(3年)も「家で横浜戦のビデオを見ました。またチーム一丸となってやる」と雪辱を期した。

 後輩に戦う姿を見せる。エース右腕の仲田浩人(3年)は「ゲームの中で教えられることもある。後輩に力をつけてもらいたい。そのために全力を発揮します」。3年生には最後の公式戦で後輩に“聖光魂”を届ける。

 ◆5季連続聖地へ新チーム好発進
  ○…19日から始動している新チームは実戦を中心に順調な仕上がりを見せている。すでに東海大山形、日大山形、東海大牛久(茨城)と各2試合ずつ練習試合を消化。5勝1敗と好スタートを切った。新主将の松本剛外野手(2年)は「周りからは5季連続(甲子園)とか期待されているが、自分たちは初出場を目指す気持ちでやっていきたい」と気を引き締めた。

|

全日本選抜が満塁弾などで圧勝/壮行試合

<高校野球・壮行試合:全日本高校選抜11-2MLBアーバンユースアカデミー>◇25日◇甲子園

 日伯親善高校野球大会(30日から9日間=ブラジル)に遠征する全日本高校選抜チームが、来日中のMLBアーバンユースアカデミーに圧勝した。3回に、萩原圭悟内野手(3年=大阪桐蔭)の犠飛などで3点を先制。3-2と1点差に迫られた4回には、萩原の満塁アーチなどで5点を挙げ、同アカデミーを突き放した。守っても6投手の継投で2失点に抑え、圧勝。西谷浩一監督(38=大阪桐蔭)は「彼らにとって高校最後の甲子園でもあり、全員使えてよかった。ブラジルへ行く前に、チームに勢いをつけることができました」と語った。チームは27日に渡伯する。

 [2008年8月25日15時43分]

|

西部は13日開幕 秋季県高校野球地区大会(08/08 07:58)

秋季県高校野球地区大会の組み合わせが決まった。西部地区は13日、東部、中部地区は15日に開幕する。
 各地区ともトーナメント戦と敗者復活戦を実施。各地区上位8校と夏の優勝校の常葉菊川を合わせた25校が県大会に出場し、東海大会の切符を争う。県大会は9月16日に組み合わせ抽選を行い、20日に開幕する。

|

高校野球:県新人大会 24日 /宮崎

 ◇県高校新人野球大会(24日)
 【県央】▽代表決定戦 宮崎工4-3宮崎農、佐土原5-0宮崎北、宮崎第一5-2宮崎学園、高鍋9-2宮崎商

 【県北】▽代表決定戦 聖心ウルスラ3-1延岡、日向8-1門川、延岡工15-3日向工

 【県南】▽代表決定戦 日南振徳6-0日南学園、都城泉ケ丘4-1小林

毎日新聞 2008年8月25日 地方版

|

高校野球:秋季県地区リーグ戦 24日 /広島

 ◇県高校野球秋季地区リーグ戦(24日・広島工ほか)
 【広島東地区】西条農1-0広島工、祇園北9-0河内、広島国際学院9-0賀茂、広島市工19-0加計、広陵13-0沼田、城北8-1安西、瀬戸内8-0安佐北、安芸府中10-6可部【広島西地区】広島商11-1広島国泰寺、宮島工7-0修道、山陽13-0舟入、広島観音14-4基町、廿日市西14-4佐伯、五日市7-5美鈴が丘、崇徳15-8広島工大高、廿日市(不戦勝)湯来南【尾三地区】尾道商8-1広島商船、三原6-3総合技術、如水館33-0因島、尾道5-0三原東【福山地区】福山商5-1福山明王台、英数学館8-0神辺、大門16-0沼南、福山誠之館9-4福山葦陽、府中東9-0福山工、盈進12-5近大福山、自彊5-3松永、府中12-1福山【呉地区】呉昭和7-2呉工、広4-4呉港、安芸南5-1熊野、呉宮原6-1武田、呉商7-0呉高専、市立呉25-3黒瀬【北部地区】庄原実10-0西城紫水、新庄16-0日彰館、三次青陵4-2三次、世羅3-2吉田、庄原格致11-1上下、油木4-3加計芸北

毎日新聞 2008年8月25日 地方版

|

高校野球:県下新人戦 39校参加、熱戦開幕 /和歌山

雨で順延となった県下高校野球新人戦(県高野連主催)が24日、和歌山市の県営紀三井寺球場などで開幕した。39校が参加し、4ブロックに分かれて熱戦を繰り広げる。

 新人戦の4強は9月13日から始まる秋季近畿地区高校野球大会県1次予選を免除。計8校で争う県2次予選は同27日から始まり、上位3校が10月18日から京都府で開催される近畿地区大会に出場する。

 24日の結果は次の通り。

 1回戦=日高中津9-6田辺工▽智弁和歌山13-3向陽▽慶風8-3新翔▽熊野4-3南部▽市和歌山商6-5日高

 2回戦=星林7-2神島

毎日新聞 2008年8月25日 地方版

|

高校野球:秋季地区大会 24日 /兵庫

 ◇高校野球秋季地区大会(24日・尼崎球場など)
 <北阪神>

 ▽準決勝

川西明峰 4-0 市伊丹

 <中神戸>

 ▽敗者復活3回戦

市神港   2-0 神戸北

神戸鈴蘭台 9-2 神戸村野工

 <西神戸>

 ▽準決勝

神戸国際大付 4-2 滝川

星陵     6-5 神戸商

 ▽敗者復活2回戦

育英    2-1 長田

須磨学園 11-4 須磨

 <西神>

 ▽準決勝

滝川第二 9-2 北須磨

伊川谷  6-2 神戸高塚

 ▽敗者復活2回戦

神戸西  7-0 須磨友が丘

神戸高専 7-5 須磨東

 <東播A>

 ▽敗者復活2回戦

明石北 4-2 明石高専

明石  9-0 明石城西

 <東播B>

 ▽敗者復活1回戦

高砂  2-1 播磨南

県農業 9-4 白陵

 <北播>

 ▽敗者復活1回戦

西脇工 6-4 三木東

三木  5-2 多可

 <西播>

 ▽敗者復活2回戦

龍野  14-0 龍野北

相生産  6-4 千種

 <丹有>

 ▽準決勝

三田西陵 8-1 北摂三田

三田学園 6-2 篠山鳳鳴

 <淡路>

 ▽2回戦

津名 3-0 洲本

淡路 4-3 淡路三原

〔神戸版〕

毎日新聞 2008年8月25日 地方版

|

高校野球:秋季府大会 24日 /京都

◇秋季府高校野球大会1次戦(24日、宮津市民球場など)
 【1回戦】京都八幡3-1須知▽洛北9-0城南菱創▽桂8-0西乙訓▽京都外大西14-0洛水▽立命館5-3洛星▽朱雀4-1南京都▽東山5-0洛西▽山城4-3北稜▽京都すばる2-1南陽

 【2回戦】立命館宇治4-0西城陽▽同志社11-1鴨沂▽塔南5-3東稜▽南丹15-1農芸▽京都国際6-5京都明徳▽久御山4-2木津▽京都両洋3-2鳥羽▽京都翔英4-1大谷▽峰山2-0西舞鶴▽福知山成美7-0網野▽大江8-7京都共栄▽福知山6-2府立工

 【敗者復活1回戦】嵯峨野12-5洛陽工▽園部7-1亀岡▽田辺2-1京産大付▽桃山15-3日吉ケ丘▽同志社国際10-5京都文教▽宮津4-0舞鶴高専▽加悦谷3-2東舞鶴▽日星9-0海洋▽綾部(不戦勝)久美浜

毎日新聞 2008年8月25日 地方版

|

高校野球:秋季東海地区県大会地区予選 24日 /三重

 ◇秋季東海地区高校野球県大会地区予選(24日)
 ○…桑員地区…○

 ▽第1次予選1回戦

桑名西 12-2 桑名北

 (五回コールド)

いなべ総合 16-1 桑名工

 (五回コールド)

 ○…四日市地区…○

 ▽第2次予選2回戦

四日市南 9-0 海星

 (七回コールド)

四日市 9-2 四日市四郷

 (七回コールド)

 ▽第3次予選1回戦

四日市農芸 6-3 四日市商

 ○…鈴亀地区…○

 ▽リーグ戦

鈴鹿 22-0 石薬師

 (五回コールド)

白子 8-3 稲生

 〇…中勢地区…〇

 ▽第2次予選1回戦

津西 8-0 津

 (七回コールド)

白山 4-1 津商

 ○…松阪地区…○

 ▽第1次予選2回戦

相可  11-6 松阪

松阪工  3-2 三重

 ▽第2次予選1回戦

飯南 11-1 昴学園

 (五回コールド)

松阪商 10-1 宮川

 (七回コールド)

 ○…南勢地区…○

 ▽2次予選2回戦

鳥羽   10-5 南伊勢

伊勢工   4-0 伊勢

宇治山田 11-5 鳥羽商船

明野    9-0 水産

 (七回コールド)

 ▽第1シード決定戦

宇治山田商 12-2 皇学館

 (八回コールド)

 ○…伊賀地区…○

 ▽1次予選代表決定戦

上野 3-2 名張桔梗丘

 (上野は県大会へ)

 ▽2次予選1回戦

上野工 9-0 上野農

 (七回コールド)

日生第一 4-3 名張

〔三重版〕

毎日新聞 2008年8月25日 地方版

|

日米親善高校野球:県選抜高校生チーム、5-5で引き分け /愛知

米国のMLBアーバンユースアカデミー(UYA)のチームと、県選抜高校生チームが対戦する日米親善高校野球試合(日本高野連など主催)が24日、岡崎市民球場であった。両チームが一歩も譲らない接戦を繰り広げ、九回まで戦って5-5で引き分けた。会場に詰めかけた観客は、米国チームのパワフルなプレーに盛んな拍手を送った。

 UYAは、米国メジャーリーグ機構(MLB)が地域・野球振興の一環として運営するチームで選手は16~18歳。16日に来日し、甲子園球場で全国高校野球選手権大会を観戦し、奈良や和歌山、静岡で各県の選抜チームと親善試合をした。

 一方、県選抜は18校から選ばれた18人がメンバーだ。

 試合前の開会式では、県高野連の岡田順一会長が「米国から野球の精神と技術を学んだ。いい試合を期待します」とあいさつ。両チームのメンバーが1人ずつ紹介された。

 試合後、県選抜の倉野光生監督(愛工大名電監督)は「UYAは一人一人のパワーがすごい。あと2、3年すればもっと強くなり、このチームからメジャー選手も生まれるのでは」と話していた。

毎日新聞 2008年8月25日 地方版

|

高校野球:秋季県大会地区予選 24日 /千葉

 ◇第61回秋季県高校野球地区予選(24日・桜林高校御殿)
 【3回戦】

 ▽第1地区

桜林   6-0 検見川

幕張総合 8-5 渋谷幕張

毎日新聞 2008年8月25日 地方版

|

高校野球:秋季県大会 シード2校決定 /栃木

第61回秋季県高校野球大会(県高野連主催、毎日新聞社など後援)のシード8校を決定する「交流戦」の2回戦とシード校決定戦の計7試合が24日行われ、シード2校が決定した。また、雨によるグラウンドコンディションの悪化で17試合が中止となり、25~30日に順延された。

 ▽2回戦

真岡工 8-0 宇都宮白楊

 (七回コールド)

黒磯     6-3 小山南

黒磯南    7-6 栃木農

宇都宮清陵 12-1 矢板

 (五回コールド)

国学院栃木 13-0 田沼

 (六回コールド)

 ▽シード校決定戦

真岡工 10-0 黒磯

 (五回コールド)

宇都宮清陵 9-2 黒磯南

 (七回コールド)

毎日新聞 2008年8月25日 地方版

|

高校野球:秋季東北地区県大会 小高工、双葉破る 7試合は雨で順延 /福島

第60回秋季東北地区高校野球県大会(県高校野球連盟主催、毎日新聞社など後援)の地区大会は24日、いわき、相双の両地区で計7試合があり、今夏の福島大会4強の小高工は双葉を破った。県中、県南の両地区で予定された計7試合は雨で順延となった。25日は順延となった県南地区に加え、県北地区も開幕する。

==============

 【いわき地区】

 ▽1回戦

福島高専  15-0 小名浜

 (五回コールド)

いわき光洋  5-1 磐城桜が丘

勿来工    6-2 平商

東日大昌平  8-2 平工

 【相双地区】

 ▽2回戦

小高工  4-2 双葉

浪江  13-4 相馬農

 (七回コールド)

富岡   2-1 原町

毎日新聞 2008年8月25日 地方版

|

常葉菊川酒井が2発/高校野球親善試合

<高校野球親善試合:常葉学園菊川11-10米国選抜>◇22日◇静岡・草薙球場

 常葉学園菊川(静岡)が、11-10で米国選抜に逆転勝ちした。2-8で迎えた5回裏。打者11人を送る猛攻で一挙8得点。準優勝した第90回全国高校野球選手権で史上初の3試合連続1イニング7点以上を記録した打線が、この日もビッグイニングをつくって逆転に成功した。1番酒井嵩裕遊撃手(3年)は、2本塁打に好守連発と活躍。日米でプロ経験を持つ相手監督をうならせた。

 メジャーの卵を相手に、常葉菊川が全国準優勝の実力を見せつけた。1回裏、先頭の酒井は左翼フェンス直撃の当たりを放つ。相手左翼がもたつく間に、50メートル6秒1の俊足を飛ばして一気に本塁生還。両翼91メートルと狭い草薙では珍しい、先頭打者ランニング本塁打。6回にも左翼へ特大のソロ本塁打。「投手は日本のトップレベルの方がいい。草薙での最後の試合を楽しんでできた」と振り返った。

 3打数2本塁打2打点の酒井は、守備でも切れのある動きを披露。6つの遊撃ゴロをさばいた。中日、パドレスと日米でプロ経験を持つ相手のジョージ・ヒンショー監督(48)は「遊撃手が印象的。守備と打撃でプロスペクト(有望株)だ」と絶賛した。

 酒井に引っ張られるように、3年生が中心の打線は5回、甲子園をほうふつさせる爆発を見せた。7番樋口政宏中堅手(3年)が四球で口火を切ると、この回8人目の5番上嶋健司一塁手(3年)は「甲子園かと思った」と中前に同点打。続く石川凌捕手(3年)は「甲子園のように、なんでか打てた」と右前に逆転打を放った。6安打2四死球で打者11人の猛攻。樋口は、この回2度目の打席で右中間本塁打し「点の入り方が甲子園ぽい。あの流れなら打てますよ」と、当然のように話した。

 この日は全日本高校選抜入りした町田友潤二塁手(3年)ら3人と、左ひじ痛の検査でエース戸狩聡希(3年)を欠いた。それでも主力の穴を感じさせず、打線爆発した常葉菊川。大分国体(9月28日開幕)でも、大暴れが期待できそうだ。

 [2008年8月23日13時52分 紙面から]

|

発信箱:3番セカンド=松井宏員

 野球のラインアップで好きなのは「3番セカンド」だ。この響きがたまらない。オリジナル選手を作ることができる野球のテレビゲームでは、育てた選手を必ず「3番セカンド」に据える。

 たぶん、王・藤田時代の巨人を支えた篠塚和典選手(現コーチ)のインパクトが大きかったからだと思う。首位打者2回、ベストナインを5回獲得した名選手で、左打席からの流し打ちが絶品だった。それまでのセカンドは、バントなどの小技に優れたいぶし銀(例えばV9巨人の土井正三氏)、打順でいえば2番か下位。そんな地味なイメージを華麗に変えてくれた。

 だから、大学の体育や記者クラブの懇親会でソフトボールをやったら、セカンドをかって出たものだ。下手っぴがやるのはライトかセカンドと相場が決まっていたから、ライバルはいなかった。

 こんな古い話を持ち出したわけは、この夏の高校野球にある。盆休みにテレビ観戦していて気付いたのだが、勝ち進んだチームに「3番セカンド」が多かったのだ。優勝した大阪桐蔭、準優勝の常葉菊川をはじめ、ベスト8のうち5校がそうで、しかも4人が左打者。試しに調べたら、出場55校中、左打者のセカン