◇丸亀城西はコールド勝ち
◇選手4人が熱中症
第90回全国高校野球選手権記念香川大会(県高野連など主催)は13、14の両日、高松市生島町のサーパススタジアムで2回戦計7試合が行われた。13日の第1試合は、第1シードの香川西が石田に11-1でコールド勝ち。第2試合は、三本松が高松北を4-2で降した。第3試合は、飯山が高松東を5-2で降し初戦突破。第4試合は、高松第一が多度津工・多度津に7-6で競り勝った。
14日の第1試合は、観音寺第一が延長十四回の末、笠田に2-1でサヨナラ勝ち。第2試合は、坂出工が土庄を7-3で降した。第3試合は、投打で圧倒した丸亀城西が10-0で高松南にコールド勝ちした。
14日の高松市は今季最高の35・3度(平年30・6度)を記録。選手4人と応援団員7人の計11人が熱中症の症状を訴え、うち選手2人と応援団員3人の計5人が病院で手当を受けた。
■14日の試合
▽2回戦
笠田
10000000000000=1
00000000100001=2
観音寺第一
(延長十四回)
(笠)白川、牧、合田-田中
(観)片桐彰、片桐佳-西山
▽二塁打 合田2(笠)
観音寺第一が投手戦を制した。観音寺第一は1点を追う九回、敵失に乗じて同点に追いついた。延長十四回1死一、二塁、葛上の左前適時打で、サヨナラ勝ちした。笠田は一回、合田が左中間の二塁打で足がかりを作り先制したが、延長十一、十二回の好機を生かせなかった。
坂出工
011000401=7
000200010=3
土庄
(坂)後藤-宮本
(土)田村、中島勇-石川
▽三塁打 田村(土)
▽二塁打 海山(坂)石川(土)
坂出工は同点で迎えた七回、海山が左翼線に走者一掃の適時二塁打を放ち勝ち越しに成功すると、さらに続く上野の適時打で1点を追加、この回一挙4点を挙げ突き放した。土庄は四回、田村の2点適時打で同点に追いついたが、及ばなかった。
◇氷で冷やしたが
○…この日のマウンドの最高温度は36・1度。土庄先発の田村雅樹投手(3年)はベンチに戻る度に脇の下を氷で冷やすなどしたが「四回から足がつっていた」。冬の練習では100~200球を投げ込み、走り込みもして、夏の大会に向け練習を重ねてきたが、七回に4点を奪われ、九回2死で交代。悔しさをかみしめながらも「自分には野球しかない。これからも続ける」と前を向いた。
丸亀城西 21025=10
高松南 00000=0
(五回コールド)
(丸)丸一、藤田-田中
(高)山本、高砂-大谷
丸亀城西は一回、杉山の中前打などで2点を先取。二、四回にも効率的に加点し、五回には入江や杉山の2点適時打などで5点を挙げ、試合を決めた。投げては丸一、藤田の継投で被安打3、失点0に抑えた。高松南は三回、得点圏に走者を進めたが、好機を生かせなかった。
■13日の試合
▽2回戦
石田 01000=1
香川西 02054=11
(五回コールド)
(石)藤ノ木、横山、池田-鏡原
(香)小林-長田
▽三塁打 呉屋、斎藤(香)
▽二塁打 横山、小林、川端(香)
香川西は1点を追う二回、長田、小林の適時打で逆転に成功。四回には打者一巡の猛攻で5点を追加、五回にも4点を追加し試合を決めた。石田は二回、敵失で先制、四回にも得点圏に走者を進めたが、及ばなかった。
三本松
200000200=4
100001000=2
高松北
(三)小蓑-原
(高)小西、新名、奴賀康-小島、鏡原
▽二塁打 山下(三)
三本松は同点で迎えた七回、無死三塁から山下が左翼線に適時二塁打を放ち勝ち越しに成功。さらに村瀬の左前適時打で、1点追加。先発小蓑は要所を抑え完投した。高松北は六回、水次の右前打で一度は同点に追いつく粘りをみせたが、最後は力尽きた。
飯山
100101002=5
000001010=2
高松東
(飯)鎌倉-堀江
(高)植原-小松
▽二塁打 関(高)
飯山は一回、2死一、二塁から西川の左前適時打で先制。四回には敵失で1点を追加。九回には高橋の2点右前適時打で、逃げ切った。高松東は八回、1死一、二塁から佐野の中前適時打で一度は1点差までに迫ったが、あと一歩及ばなかった。
高松第一
000210031=7
002001102=6
多度津工・多度津
(高)西山-井上
(多)直井、東、楠本-岡津
▽二塁打 山本、井上(高)石塚3、岡津(多)
高松第一は1点を追う八回、1死一、二塁から金岡の右前適時打で同点に追いつくと、続く出下が中前適時打で、2点勝ち越しに成功。九回にも1点を追加し突き放した。多度津工・多度津は九回、楠本の左前適時打で1点差まで迫ったが、あと1本が出なかった。
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■ピカいち
◇声かけで戦いを“共有”--笠田・高橋和男副主将(3年)
小学2年から中学までサッカーを続けてきたが、兄の影響などで高校で野球部に入った。
最初はボールをうまく投げられない。ウエートトレーニングを重ね、肩ができあがるまでに1年かかった。
練習を重ね、打てるようになると楽しくなった。「レギュラーになりたい」。他の仲間は幼いころからの積み重ねがある。帰宅してからもバットを振った。
昨夏の大会の後、監督らから三塁ランナーコーチに指名された。全員の投票で副キャプテンも任された。やってみよう、と決意。
「いいよセンター!」「ナイスバッティング!」。守備や攻撃から戻った選手に、必ず声をかける。「自分も戦っている」との思いだ。
延長十四回の末サヨナラ負け。3時間13分の戦いの後、「このチームで続けてきてよかった」という声はかすれていた。
毎日新聞 2008年7月15日 地方版
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