日記・コラム・つぶやき

山崎強化本部長が辞意 新体操の団体で予選敗退

【北京22日共同】北京五輪の新体操日本代表のチームリーダーを務める山崎浩子・強化本部長(48)は22日、団体予選で敗退後「わたしがこのままやるのでは、いけないのではないか」と辞意を表明した。協会に進退伺を出すという。

 日本協会は7月の常務理事会で、来年9月に三重県で開催される世界選手権に備えるため、山崎強化本部長の続投を決めた。日本は団体予選で10位に終わり、8位以内が進む決勝に進出できなかった。山崎強化本部長は「個人的にはわたしの続投は良くないのでは、と思う」と話した。

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上野、3連投で夢の金メダル ソフトボール

決勝を行い、日本は米国を3-1で破り、悲願の金メダルを獲得した。日本の球技での金は1976年モントリオール大会の女子バレーボール以来32年ぶり。

 日本は1次リーグ、準決勝と連敗した米国に対し、3回に狩野亜由美(豊田自動織機)の適時内野安打で先制した。4回には山田恵里(日立ソフトウェア)のソロ本塁打で加点。7回には相手守備の乱れに乗じ、貴重な1点を加えた。準決勝から3連投のエース上野由岐子(ルネサス高崎)が1失点の完投で守り切った。

 4連覇を狙った米国は初めて金メダルを逃し銀メダル、オーストラリアが銅メダル。ソフトボールは2012年ロンドン大会で実施競技から外れることが決まっている。

 【評】日本は3回、三科の二塁打を足場に2死三塁とし、狩野の内野安打で先制。4回には山田のソロで加点し、7回にも失策を絡めて1点を追加した。上野は1、6回と苦しい場面で1死満塁のピンチを切り抜け、1失点完投した。

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酒井が高校新で連覇 全国高校総体第17日

全国高校総体(インターハイ)第17日は18日、埼玉県などで4競技を行い、競泳女子100メートル背泳ぎで酒井志穂(福岡・九産大九州)が、北京五輪で中村礼子(東京SC)がつくった日本記録に0秒30と迫る59秒66の高校新記録で2連覇を飾った。

 同200メートルバタフライでは2年生の秋山夏希(山梨・山梨英和)が2分6秒62、男子50メートル自由形は伊藤健太(愛知・中京大中京)が22秒65の、ともに高校新記録で制した。

 男子板飛び込みは1年生の坂井丞(神奈川・麻布大渕野辺)が勝った。

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吉田沙保里が貫禄の連覇!/レスリング

<北京五輪:レスリング>◇16日◇女子フリースタイル55キロ級決勝

 やはり強かった。女王は五輪の舞台で鮮やかに復活を証明した。吉田沙保里(25=綜合警備保障)がアテネ五輪に続く2連覇を達成した。

 決勝の相手は地元中国の許莉。得意の高速タックルで圧倒しフォール勝ち。再び頂点に立った。

 2007年世界選手権で女子では初の5連覇を達成。ところが08年1月29日、中国・太原で女子国別対抗戦W杯でマルシー・バンデュセン(米国)に0-2でまさかの敗戦。連勝が「119」でストップした。帰国時の会見でも涙を流し、敗戦のショックから立ち直れるか心配されるほどだった。

 そうした挫折をへて、再び強い吉田が帰ってきた。「半年間、苦しい思いをしてきた」。そう吐露し、12年ロンドン五輪で3連覇挑戦も宣言。表彰式後、スタンドで見守った応援団に金メダルを渡し「北京に来てくれた人も、テレビの前で応援してくださった方にも、ありがとうございますと言いたい」と感謝の言葉を並べた。

 [2008年8月16日19時40分]

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阪神、東海大相模・大田がドラフト上位

虎の恋人は右の大型スラッガー! 阪神が、今秋のドラフト上位候補として東海大相模・大田泰示遊撃手(3年)をリストアップしていることが9日、分かった。

 この日、球団事務所でスカウト会議が開かれ、高校生の指名候補を絞り込んだ。1巡目指名を即戦力選手にするか、将来性を重視するかの決断は先送りにしたが黒田編成部長は補強ポイントについて「野手になる」と明言。その中でも評価が高いのは大田だ。

 188センチ、90キロの体を生かし、高校通算65本塁打。今夏の北神奈川大会では5本塁打を放ち、さらに評価を高めた。本職は遊撃手だが2年時は三塁も守った。投手で最速147キロをマークする地肩の強さも魅力だ。他球団も熱視線を送る大型遊撃手。ドラフトでの競合が予想される逸材を、虎もマークする。

 阪神は最近2年は連続で、高校生最上位に野原、高浜と大型内野手を指名。次代を担うスター野手の育成に余念がない。球団関係者は「野手(指名)だったら(育成に)1、2年かけても良いと思う。ショートができれば外野もできる」と話し、野手指名の際は潜在能力を重要視する構えだ。

 また甲子園出場組では大型左腕の赤川(宮崎商)や右腕伊波(いは、浦添商)、左腕近田(報徳学園)なども高評価。大学、社会人、独立リーグ選手も含め、育成枠指名も前向きに検討中。最終的な方向性は、候補選手のプロ志望届けを待って決定する。

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今秋ドラフトで「矢野2世」東洋大の大野捕手浮上

◆ 走攻守3拍子揃った即戦力 ◆

 「矢野2世」を発見だ!阪神は今秋のドラフト1巡目候補として東洋大・大野奨太捕手(21)をリストアップしたことが8日、分かった。

 大野は大学3年時から大学日本代表を経験。走攻守三拍子そろった逸材だ。105メートルの遠投もさることながら、二塁への最速送球は1・85秒。プロでも2秒を切れば「速い」とされる中、上位のタイムを記録。在京球団のスカウト部長は「今ドラフトNo1。即戦力間違いなし」と賛辞を送る。

 阪神は1巡目候補を即戦力投手を軸に調整してきた。右腕では近大・巽、左腕ではNTT西日本・藤原らをリストアップ。しかし、正捕手・矢野が今年40歳、控えの野口が37歳と高齢化が進む現状を考え、即戦力捕手の獲得も視野に入れる。球団幹部は「(捕手の1巡目指名の)可能性はある」と話す。

 「人物的に優秀」という評価項目がある阪神にとって、大野の主将という肩書も見逃せない。東洋大を大学選手権優勝に導いた能力は技術とともに高ポイントになる。

 また阪神にとっては、大野が矢野を尊敬する点も追い風だ。「クレバーなリードは素晴らしいし、ここという時にしっかり結果を出す打撃も最高」と話すように、あこがれの選手がいる球団イメージは悪くない。さらに桧山、今岡、福原、前田が東洋大出身選手。巨人、オリックスなども評価する好素材だが、阪神も負けずにマークを続けていく。

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東洋大―青学大で開幕…東都大学野球秋季リーグ

東都大学野球連盟は4日、秋季リーグ戦の日程を発表した。9月6日の開幕戦で4連覇を狙う東洋大が青学大と、6季ぶりに1部に復帰した中大は立正大と対戦する。東洋大と亜大が顔を合わせる10月28日からの最終週まで、8週にわたって神宮球場で行われる。

 試合開始は2試合の日は午前11時、1試合の日は午後1時。プロ野球との併用日は2試合のときが午前10時半、1試合の日は午前11時から。

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報徳の左腕・近田を上位指名へ…阪神

阪神が9日に開くスカウト会議で、報徳学園高(東兵庫)の左腕、近田怜王(れお)投手(18)を上位指名候補にリストアップする。

 甲子園に出場している近田は1回戦の新潟県央工戦で2失点完投勝利を挙げ、評価が急上昇。2年夏以降、エースの座を失うスランプからよみがえった。「よくぞここまで復活した。素質はトップクラスだった」と球団幹部は絶賛。兵庫・三田市出身で待望の地元出身のスター候補だ。

 阪神は今年のセンバツの優勝右腕、沖縄尚学高の東浜も即戦力と注目していたが、亜大に進学する方向。日南学園高の145キロ左腕、有馬翔投手(18)らも狙う。

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桐生一・福田監督が辞任を示唆 部員逮捕の責任取り

第90回全国高校野球選手権大会に出場した桐生一(群馬)の福田治男監督(46)は7日、甲子園球場で行われた1回戦で金沢(石川)に敗れた後「今ここで自分が判断して言うことはできないが、これだけ世間を騒がせたことが起きた責任をとらなければいけないと思う」と話し、野球部員が強制わいせつ容疑で逮捕された責任を取って辞任する意向を示した。

 桐生一は大会への出場は認められたものの、部長が交代。福田監督は事件発覚後、学校側に辞意を伝えている。

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大阪桐蔭-日田林工はノーゲーム 7日第1試合に日程変更

第90回全国高校野球選手権大会の大会本部は6日、第5日第3試合の大阪桐蔭(北大阪)-日田林工(大分)が降雨ノーゲームになったことに伴い、第6日以降の日程変更を発表した。大阪桐蔭-日田林工は7日の第1試合に組み込まれ、当初3試合だった9日の第8日は4試合となった。

 ▽第6日(7日) (1)大阪桐蔭(北大阪)-日田林工(大分)(2)桐生一(群馬)-金沢(石川)(3)広陵(広島)-高知(高知)(4)浦和学院(南埼玉)-横浜(南神奈川)

 ▽第7日(8日) (1)菰野(三重)-仙台育英(宮城)(2)福井商(福井)-酒田南(山形)(3)聖光学院(福島)-加古川北(西兵庫)(4)市岐阜商(岐阜)-香川西(香川)

 ▽第8日(9日) (1)福知山成美(京都)-常葉学園菊川(静岡)(2)佐賀商(佐賀)-倉敷商(岡山)(3)盛岡大付(岩手)-駒大岩見沢(北北海道)(4)智弁和歌山(和歌山)-木更津総合(東千葉)

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宮崎商 九州対決制した 全国高校野球

宮崎商が歴史的勝利だ! 第90回全国高校野球選手権第2日は3日、32年ぶりに実現した「初戦九州決戦」で、39年ぶり出場の宮崎商(宮崎)が、プロ注目左腕、赤川克紀投手(3年)の8回5安打1失点の好投などで城北(熊本)に7-1と快勝。44年ぶりの甲子園勝利を挙げた。鹿児島実(鹿児島)は14安打の猛攻で日大鶴ケ丘(西東京)に14-1と大勝した。また、智弁学園(奈良)、報徳学園(東兵庫)が2回戦に進んだ。きょう4日は浦添商(沖縄)と飯塚(福岡)が激突。10日には、この日勝ち上がった宮崎商と鹿児島実(鹿児島)が2回戦で対戦する。

 ■44年ぶり校歌
 無念を重ねた先輩たちの分まで、大きな声で44年ぶりの校歌を歌った。「思い切り歌いました。うれしいです」。身長184センチと大柄の赤川が、優しくほほ笑んだ。

 燃えた。32年ぶりの初戦九州対決。さらに選抜を経験した城北・村方との投げ合い。「同じ九州勢には絶対に負けたくありません」。140キロ台の直球に、スライダー、そして90キロ台のカーブ。緩急をつけ、悠々と投げた。

 ■タカ関係者も絶賛
 唯一のピンチは5回。1点を返された後、なお2死満塁とされたが、4番の山崎を、この日最速の145キロで遊ゴロに打ち取った。「スライダーで逃げたくなかったんです。気持ちを球にこめました」。宮崎大会から赤川を見ているソフトバンクの福山スカウトは「球速以上に、精神的な成長を感じる場面だった。彼ほどスケールの大きさを感じる素材は、そんなにいない」と、あらためて絶賛した。

 昨年までは、三振を狙いすぎて制球を乱しがちだった。そこで、山口博範部長が取り入れたのが「成功のイメージトレーニング」。毎晩就寝前に「しっかり腕を振り、内角にズバッと投げ込んで勝つ」状況を想像する。同部長は、都城商ソフトテニス部を強豪に育て、3月まで宮崎商の校長を務めた原田誠一郎氏から、全国舞台でのメンタル面の重要性を教えられて導入した。「昨夜も頭の中で『完封』してきました」と赤川。自然体で投げられた。

 2回戦も「九州決戦」だ。鹿児島実とは春に練習試合で敗れたが、赤川は登板していない。「打撃のいいチームですが、思い切り腕を振って、今度こそ完封したいですね」。強気に誓った左腕は、甲子園でどんどん伸びていく。

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「涙が出そうになった」のびのび“宮商”の新たな歴史

【宮崎商7-1城北】39年ぶりの甲子園で、44年ぶりに宮崎商の校歌が響いた。「涙が出そうになった」。OBでもある浜田監督の顔が、充実感に包まれた。

 大会屈指の左腕赤川が、評判通りの投球でチームに勢いを生んだ。「気を付けたい」と話していた立ち上がりも、2、3番から連続三振を奪い、リズムに乗った。

 140キロ台の直球に時折100キロを切るカーブを織り交ぜる緩急自在の投球。5回、1点を返されなお二死満塁のピンチでは、この日最速の145キロで4番山崎を遊ゴロに仕留めた。「あの場面は気持ちでいった」とエースは胸を張った。

 7月下旬に甲子園入りした直後、浜田監督は不安を漏らしていた。「地方大会の疲れが残っている。2日目の試合は早すぎる」。それでも、初戦に向けて調整を続ける選手を見て、指揮官の思いは変わる。「子どもたちが生き生きしていた。これはやってくれる」

 5回、捕手の永田がバントの邪飛をダイビングキャッチ。6回一死二塁では三塁手の池田が三遊間の当たりを横っ跳びで抑えた。「バックを信じて投げた」と赤川が言えば、池田は「守備からリズムをつくるのが自分たちの野球」。選手たちは大舞台でも臆することなく、はつらつと動いた。

 「OBの方たちも喜んでくれていると思う。次も絶対に勝ちたい」と赤川。44年ぶりの勝利から、“宮商”の新たな歴史が刻まれていく。

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城北“赤川対策”実らず

【城北1-7宮崎商】城北は九州対決に敗れて選抜大会に続き初戦敗退。末次監督は「140キロぐらいのボールを打つ練習はしてきたが、タイミングのはずし方がうまかった」と、宮崎商の左腕赤川に脱帽した。

 村方は踏ん張りきれず、13年ぶりの甲子園勝利はならなかった。それでも末次監督は「村方は春から人間的に成長した。1年の時からマウンドを守ってきたという意味では感謝しています」と温かかった。

 その村方は5回を投げ5失点。先発の役割は十分に果たせなかったが「最後まで楽しく投げられたので良かった」とほほ笑んだ。

 春の選抜大会では安房戦で9回2失点と好投したが、打撃の援護が得られずに敗戦。雪辱を期して臨んだマウンドだったが、結果は出せなかった。村方は「きょうは相手が素晴らしかった」と、計14安打の宮崎商打線をたたえた。

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近畿対決は智弁に軍配 ドラフト候補右腕後半つかまる

第90回全国高校野球選手権大会の第2日は3日、甲子園球場で行われ、第3試合は智弁学園(奈良)と近江(滋賀)の近畿勢同士の対決となったが、後半にドラフト候補の近江の右腕・小熊を攻略した智弁学園が5-4で勝ち、2回戦に進出した。智弁は89年から夏の甲子園初戦9連勝。

 智弁は2回、2死二塁から7番・辻の中前適時打で先制点を奪ったが、近江は3回、3番・上田の左翼スタンドに入る大会第3号の2点本塁打で逆転。智弁は6回、無死二塁から3番・土井の左前打の時、左翼手が打球をはじき、その間に走者が生還して追いついた。さらに7回、土井の左中間のフェンス直撃二塁打で1点を入れると、4番・茂山の左越えの大会4号2点本塁打が飛び出し決勝点を入れた。近江は9回、2点を返し、なおも2死満塁だったが後続を絶たれた。

 最速145キロの小熊は最後まで投げきったが、後半球速の落ちたストレートを痛打された。完投も9安打4四球9三振で5失点。最速は144キロだった。

 ▼智弁学園・小坂将商監督「5点勝負は想定していた。予選からしんどい試合をしてきたが、あきらめずにやったことがいい結果につながった。(阪口投手のひざに打球が直撃する)アクシデントがあったが、あの子は気持ちでやっている子。よく踏ん張ってくれた。6、7回になれば相手投手のストレートの球速が落ちてくると思い、強攻強攻でいったのが良かった」

 ▼近江・多賀章仁監督「いい試合だった。選手はよくやってくれた。甲子園で1勝することの難しさをあらためて実感した試合だった。(7回3点を奪われた場面は)もっと時間を取ってやるべきだった」

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恐怖の9番打者、初アーチの満塁弾は区切りの本塁打

【鹿児島実14-1日大鶴ケ丘】公式戦どころか練習試合でも本塁打を打ったことのない鹿児島実・田野尻が大舞台で輝きを放った。6―1とされた直後の5回一死満塁。内角高めの直球をたたくと打球は左翼ポールを直撃した。

 「自分でもびっくり。後ろへつなごうと思っていたのに」。“恐怖の9番打者”は日焼けした顔をくしゃくしゃにして喜んだ。自分にとって記念のアーチは、戦後通算1100本目のメモリアル本塁打。8回の打席では再び満塁で打席が回って大きな拍手が起こり、死球で6打点目を稼いだ。

 宮下監督は「普段の打撃を見ていたら9番打者です。きょうはたまたま」と苦笑交じり。「怒られても下を向かないタイプ。技術はないが気持ちでプレーする」と監督が評価するように、チームには欠かせない存在だ。

 バントの構えを見せてから打つようにした鹿児島大会で4割1分7厘の高打率を残した。この日、2回と七回に右前打でしっかりつなぎの役目を果たしたことも見逃せない。田野尻は「次も9番でいいです」と謙虚だが、2回戦でも大きな期待をかけたくなる。

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鹿実の背番号10、開き直った

【鹿児島実14-1日大鶴ケ丘】鹿児島実の先発、背番号10の岩下が7回を投げ5安打1失点に抑えた。立ち上がりは力が入りすぎ、いきなり無死満塁のピンチ。だが、「バックを信頼してゴロを打たせようと思った」と開き直ると、続く小野を併殺に打ち取るなどして無失点で切り抜けた。

 その後は本来の投球を取り戻し、8回からはけがで出遅れていた松窪にマウンドを譲った。岩下は「次はどちらが先発するか分からないが、2人で勝っていきたい」と次戦を見据えた。

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珍プレー…妨害したのは審判だった

日大鶴ケ丘―鹿児島実で、審判員が守備を妨害する珍しいプレーがあった。

 3回の日大鶴ケ丘の攻撃、無死一塁で内ノ倉が三振した際に一塁走者の坂村が盗塁。しかし、盗塁を阻止しようとした鹿児島実・湊崎捕手の二塁送球時に湊崎の右ひじが日野球審のマスクに接触した。このため野球規則2・44(c)と5・09(b)が適用され、球審が捕手の送球動作を妨害したとしてボールデッドとなり、走者が戻されて1死一塁からプレーが再開された。

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鶴ケ丘、痛かった2年生4番の併殺打

【日大鶴ケ丘1-14鹿児島実】日大鶴ケ丘は絶好の先制機を逃し、試合の主導権を失った。1回無死満塁で4番・小野が併殺打。萩生田監督は「あそこで点を取っていれば違った展開になっていた。あれで重い空気が流れた」と残念がった。

 2年生の小野は「相手投手の切れとコントロールが良かった。あそこで打っていれば試合展開も変わっていた。先輩に申し訳ない」と肩を落とした。

 守備でも2回に2死から連続失策で先制点を許し、「技術というより気持ちの面で攻め切れなかった」。結果的には大量失点したものの、萩生田監督は序盤の攻防を最後まで悔やんだ。

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宮崎商44年ぶり勝利!プロ注目左腕は最速145キロ

第90回全国高校野球選手権大会の第2日は3日、甲子園球場で行われ、第2試合は城北(熊本)と39年ぶりに出場した宮崎商の九州勢同士の激突。宮崎商が終始優位な展開で試合を進め、7-1で勝ち、2回戦に進出した。宮崎商の甲子園での勝利は1964年以来、44年ぶり。城北はセンバツに続き初戦敗退。宮崎商の2回戦は9日目(10日)第1試合で鹿児島実と対戦する。

 宮崎商は3回裏、1番・川上の中前適時打で1点を先制、4本の長短打で計3点を挙げた。城北は5回、1番・鶴の中前適時打で1点を返したが、その裏宮崎商は4連打で2点、7、8回にも1点ずつを追加した。

 宮崎商はプロ注目の左腕・赤川が先発。5安打3四死球6奪三振で9回完投。ストレートの最速は145キロだった。

 5回に同点にされた後の満塁のピンチで「スライダーに頼らず、ストレート勝負にいったのが良かった」と笑顔の赤川。次の相手はまた同じ九州勢の鹿児島実。「次は完封したいです」とさらなる好投を誓った。

 

 ▼宮崎商・川上遊撃手「(3回に先制打は二塁走者がスタートし)これでヒットにすれば(走者を)かえせると思った。反応で打った」

 ▼城北・山崎右翼手「(4番は五回二死満塁の好機で凡退)赤川のストレートは球速はなかったけど、思ったより伸びていて重かった。いいピッチャーでした」

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鹿実、14安打14点!21世紀夏の初勝利

第90回全国高校野球選手権大会の第2日は3日、甲子園球場で行われ、第1試合は鹿児島実と18年ぶりに夏の大舞台に顔を見せた日大鶴ケ丘(西東京)が対戦。1回と6回以外はすべて得点した鹿実が14-1で快勝。21世紀初の夏の甲子園1勝となった。

 鹿実は2回裏、2死二塁から遊撃手の悪送球で先制点を挙げると、1番・中尾の左越え二塁打で2点を追加。3回に1点、4回にも2点を加えた。5回には9番・田野尻が今大会2号となる満塁本塁打を左翼席へ放ち、勝負を決めた。鶴ケ丘は初回に無死満塁の好機をつぶすと、5回表、二ゴロの間に1点を返すのがやっとだった。

 ▼鹿児島実・宮下正一監督「初回の無死満塁を無得点に抑えたのがポイントだった。ヒットが何本出たとかより、エラーがゼロだったというのが嬉しい。(14安打14得点は)できすぎ。次は引き締めないといけない」

 ▼日大鶴ケ丘・萩生田博美監督「初回、無死満塁で得点できなかったのが痛かった。(先発投手の)山地は甲子園を意識しすぎた。もっと変化球を有効に使えれば良かったのだが、直球勝負しすぎた」

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“頭脳派”坂口 3安打1打点!

【智弁和歌山3-0済美】今年の智弁和歌山はただ打ちまくるだけじゃない。高校通算25本塁打の4番・坂口は試合前にふと、思いついた。「第1打席はわざと打ち損じよう」。初回2死一塁でスライダーに泳いで三ゴロ。これが“エサ”だった。3回2死一塁は同じスライダーを完ぺきにとらえて左越えの先制二塁打。5回もスライダーを左翼線へ二塁打。「スライダーを1打席目に打ち損じたら、後の打席もスライダーで来ると思いました」としてやったりだ。

 今大会屈指のスラッガーも和歌山大会直前に右足首の疲労骨折が判明。テーピングで固めて痛み止めをのんで出場しながら同大会では4戦連発。甲子園初戦のこの日も3安打1打点と、4番の仕事を十分に果たして「自分のバッティングのことより、チームが勝ててよかった。甲子園では簡単に勝てない。工夫しないと」と胸を張った。

 これで高嶋監督は歴代2位の甲子園通算勝利数を54とした。歴代1位、PL学園・中村監督(現名商大監督)の58勝は今大会で優勝すれば追い抜く数字だ。「打線のつながりがうまくいけば優勝できます」と指揮官。その目には8年ぶりの頂点が見えている。

 ≪背番号10の岡田が完封一番乗り≫背番号10の2年生左腕、岡田が今大会完封一番乗りだ。最速140キロの直球で、愛媛大会1試合平均11得点の済美打線を6安打に抑えた。昨夏、今センバツは全4試合で先発も中盤乱れて交代していた。自身甲子園初勝利に「とにかく自分のピッチングをするのに必死だった」と笑顔の左腕をヤクルト・宮本スカウトは「来年ドラフトは上位候補になる可能性があるね」と評価した。

 <済美 上甲監督、また高嶋監督に…>愛媛大会でチーム打率・392を誇った強力打線がまさかの零敗。宇和島東時代の94年センバツ準々決勝に続き、高嶋監督率いる智弁和歌山に敗れた上甲監督は「智弁さんの方が一枚上手だった」とさばさば。6回途中降板まで11安打を浴びながら3失点と粘った和歌山出身のエース古川は「中学時代の同級生とかがいて、やりにくかったけど、途中から気にならなくなった。相手が智弁で良かった。悔いはない」と涙ながらに話した。

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駒大岩見沢 “ヒグマ打線”で夏1勝

【駒大岩見沢8-6下関工】駒大岩見沢は、今センバツに続く開幕試合。83年の初出場以来4度目の挑戦でうれしい夏1勝だ。伝統の“ヒグマ打線”は3回に4連打など5安打と2四球を絡めて打者10人で一挙6点を奪うなど、15安打で8点を奪った。今センバツ後に就任したばかりの高橋監督は初戦突破にも「バントをしっかりしないと攻撃の幅が出ない。次までに修正したい」と反省を口にした。

 <下関工 序盤のミスが響く>創部62年目で春夏通じて初の甲子園で白星はならなかった。初回無死一、二塁のバント失敗、2回はけん制死と序盤の好機を逃したのが最後まで響いた。40歳で高校野球の指導者を志し、就任3年目で甲子園に導いた田村監督は「最高の舞台に連れて来てくれた選手に感謝している。これから下関工の歴史をつくっていく」とナインを称えれば豊田主将も「悔いはない。笑顔で山口に帰りたい」と胸を張った。

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桐生一 入場行進に場内から大きな拍手

【 第90回全国高等学校野球選手権】開幕直前の7月31日に、今大会メンバー外の2年生部員が強制わいせつ容疑で逮捕され、出場が危ぶまれた桐生一も開会式では元気に入場行進。校名がアナウンスされると場内からは大きな拍手が送られた。鈴木主将は「ありがたいと思う。感謝の気持ちを持って試合で力を発揮したい」と屈託のない笑顔を見せた。「きょうはしっかり行進できていた」と福田監督。ナインは午後から和泉市内のグラウンドで練習。大会第6日の金沢戦に備えた。

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桑田氏 PLのユニホームで甲子園里帰り

怪童が、ドカベンが甲子園に帰ってきた。第90回記念大会とあって開会式に先立ち、聖地を沸かせた往年の名選手11人が集まったイベント「甲子園レジェンズ」が開かれた。“怪童”中西太氏(75)“ドカベン”香川伸行氏(46)今年3月に現役引退した元パイレーツの桑田真澄氏(40)ら11人が当時のデザインの母校ユニホームに身を包んで子供たちとキャッチボールを行うと、満員のスタンドから大きな拍手が起こった。

 「死ぬ前にもう一度と思っていた。人生のスタート、原点が甲子園。足がガクガク震えたのを思い出したよ」と中西氏は感無量の面持ち。“KKコンビ”で5季連続甲子園に出場して2度優勝、2度準優勝の桑田氏も「ここで20勝もさせてもらったことを思い出した。(高校時代に)戻れるならもう一度戻りたい」と当時を懐かしんでいた。

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木更津総合応援席で見守る遺影「力を貸してくれた」

木更津総合の応援席には、ことし3月に火事で死亡した斉藤優太選手の遺影が置かれた。「やっぱりいつも一緒にいた仲間。亡くなってしまってもいつも一緒だから」というチーム全体の思いから、野球部員が持ち込んだという。

 木更津総合は見事初戦突破。応援席が大いに盛り上がる中、応援団長の宮内靖史君は「あいつが力を貸してくれた。県大会でもそうでしたから」とうれしそうに話した。

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飯塚 4日、浦添商と対戦 監督対談 第90回全国高校野球選手権大会

 ●「安定した投球が鍵」 飯塚 吉田監督 「2、3点で決まる」 浦添商 神谷監督

 飯塚は大会3日目(4日)の第3試合で、優勝候補の一つ、浦添商(沖縄)と対戦する。ともに好投手を擁する。飯塚の吉田幸彦監督と浦添商の神谷嘉宗監督に試合のポイントなどを聞いた。

 -相手校の印象は。

 吉田 春の九州大会でも準優勝し、総合力の高い素晴らしいチームです。

 神谷 主戦の辛島君が急成長している。制球もいいし、県大会で失点4、与四球6という数字はすごい。九州で一番安定した投手。

 -試合展開の予想は。

 吉田 どちらの投手が安定していい球を投げられるかが、試合のポイントだと思う。

 神谷 主戦の伊波を中心に確実な守備をし、1点、1点を重ねていきたい。

 -チームの状態はどうですか。

 吉田 出場が決まったのは7月25日。福岡ではまだ落ち着かなかった。でも、こちらに来てからはしっかり練習できている。本番までにテンションを上げたい。

 神谷 沖縄は県大会が全国で一番早く終わった。時間が空いて、今は少し選手に疲れが見える。4日の初戦までに、どう調子を上げていくのかが課題です。

 -勝利への展望は。

 吉田 打撃陣が3点を取れれば、いいゲームになる。先制点が鍵。

 神谷 上位打線を警戒し、こちらも先制点で流れをつくりたい。2、3点で決まる試合になるだろう。

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下関工「これから歴史をつくる」

【下関工6-8駒大岩見沢】春夏通じて初出場の下関工は、開幕戦で散った。田村監督が敗因に挙げたのが、序盤の攻撃。1回は無死一、二塁からのバントを失敗し、2回はけん制死などで好機をつぶした。終盤追い上げただけに、悔やまれる攻めだった。

 それでも、「選手はよくやった。これから下関工の歴史をつくっていく」と田村監督。豊田主将も「悔いはない。笑顔で帰りたい」と晴れやかな表情だった。

 先発与永は3回途中5失点で降板。「甲子園のマウンドは楽しかったです」と涙は見せなかったが、4連打を浴びた3回の話になると「強気でいきすぎて、抜けた球を狙われた」と悔しそうな顔に変わった。

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プロ注目4戦連続アーチの怪物、3安打も「たまたま」

和歌山県大会で4試合連続本塁打を記録した智弁和歌山の坂口真規一塁手が2日、甲子園での1回戦の対済美戦に「4番・一塁」で出場。第1打席は三ゴロ、3回の第2打席で左越え適時二塁打を放ったが、直後にけん制死した。5回の第3打席も左へ二塁打、7回の第4打席は中前打。9回の第5打席は空振りの三振に倒れた。

 第1打席は変化球を引っかけて三塁ゴロ。ところが「あれはわざと。スライダーを打てないと思わせたら、その次も来ると思ったから」。その作戦が的中。3回の第2打席は鋭いライナー性の先制二塁打。5回にも左翼線へ二塁打を放った。いずれも狙い通りの変化球をとらえた。主砲は「(適時打は)たまたま。当たりはよくなかった」と淡々と振り返った。

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課題はあるけど…“ヒグマ打線”ようやくさく裂

【駒大岩見沢8-6下関工】快音が鳴りやまない。駒大岩見沢は3回に先頭の高木が三塁打を放ち、続く青山が豪快な左越え二塁打。5長短打などで6得点の5回も4連打で2点と迫力ある集中打だった。

 やはり開幕戦に登場した今春の選抜大会は相手を上回る安打数を放ちながら詰めの甘さが響き逆転負け。その直後に就任した高橋監督は全国でも勝てるチームをつくるため、攻撃面でバント練習を重点的に鍛えてきた。しかし1、2回は先頭打者が出塁しながらともに送りバント失敗で逸機。結局は「ヒグマ打線」といわれる伝統の強力打線が夏の初勝利を呼んだ。

 高橋監督は喜びつつも「バントをしっかりしないと攻撃の幅が出ない。次までに修正したい」と課題を挙げた。

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済美のエース 中学時代の同級生に敗れ涙

【済美0-3智弁和歌山】済美のエース古川は和歌山県出身。智弁和歌山に敗れたが「中学時代の同級生とかがいてやりにくかったけど、途中からは気にならなくなった。相手が智弁で良かった。悔いはない」と涙ながらに話した。

 6回途中で降板するまで11安打を浴びた。3失点と粘り強かったが、打線の援護はなかった。「1球の甘さと思う。すべての面で一番いい投球ができたが、すべての面で負けた」と潔かった。

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上甲監督「きょうは反対になると思ったんだけど」

【済美0-3智弁和歌山】強力打線が完封された済美の上甲監督は「智弁さんの方が一枚上手だった。岡田君は思ったより、手元で球が伸びていた」と話した。

 宇和島東(愛媛)の監督だった1994年の選抜大会準々決勝では、終盤のリードを守れずに智弁和歌山に敗れている。「きょうは反対になると思ったんだけど」と話した上甲監督。「食らい付いていけたのは練習の成果が出たと受け止めたい」とプラス面を挙げた。

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高野連“連帯責任を問わず”で一致

日本高校野球連盟の審議委員会、全国理事会では桐生一に対し厳しい意見はあったものの出場を認めることに反対の意見は出ず、桐生一の出場を正式に認める決定を下した。全国理事会では「卑劣な事件」としながらも「5人以上の関与が目安」としている連帯責任を問わない近年の処分の流れに出席者33人全員が一致した。そのうえで高野連は桐生一の校長に会長名で、改善に取り組む要望書を送付。野球部長交代の申し入れは受理した。同連盟・西岡審議委員長は会見で「人数の問題。喫煙も1、2人ならば対外試合禁止にしていない」と説明。「学校と家庭で協力し合ってほしい」と再発防止を強く要望した。

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桐生一出場OK!“出直し白星”誓う

第90回全国高校野球選手権大会は2日、甲子園球場で開幕する。1日は開会式のリハーサルが行われ、記念大会で例年より6校多い55代表校が南から北の順に行進した。31日に2年生野球部員が強制わいせつ容疑で逮捕された群馬・桐生一については、日本高野連が全国理事会を開き、大会への出場を認めた。桐生一は大会6日目(7日)の第1試合で石川・金沢と対戦する。2日は1回戦3試合が行われる。 

 午後4時過ぎ。宿舎で出場OKの高野連の決定を聞いた桐生一ナインの中には涙ぐむ選手もいた。鈴木主将は「まず同じ野球部の後輩がこのような事件を起こして被害者に申し訳ない。出場できることに感謝して試合に臨んでいきたい」と福田監督に語ったという。

 現役野球部員が強制わいせつで逮捕されるという事件。一夜明け、同校は青柳部長が責任をとって辞任。福田監督は辞任せず大会期間中は指揮を執ると発表した。これを受けた日本高野連は全国理事会で部員の個人的な非行の場合、連帯責任を問わない近年の方針に沿い、同校の出場を認めた。午後5時半。大阪市内の宿舎で会見に臨んだ福田監督は「今後このようなことのないよう防止に努めたい。高野連の判断に感謝したい」と神妙な面持ちで話した。

 出場停止処分の可能性も残された中でベンチ入りの18選手はこの日午前9時からのリハーサルに参加した。他校の選手がハツラツとした行進を見せる中で、ショックの影響か元気なく歩く姿が目立った。予定されていた初戦で対戦する金沢・浅井監督との合同取材も出場が確定していなかったため中止。ナインもリハーサル後は足早にバスに乗り込むなどピリピリムードが漂っていた。

 「たくさんの人に迷惑をかけた。謙虚な気持ちで積み重ねてきたものを出していきたい」と福田監督。注目の初戦は大会第6日の第1試合。すべての思いを背負ったナインが“出直しの白星”を目指す。

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90回目の夏開幕 桐生一も堂々行進

第90回全国高校野球選手権大会は2日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕、記念大会のため例年より6校多い55代表校が勢ぞろいし、球児の夏がスタートした。

 開会式は午前9時に開始。昨夏に初優勝し、今年は佐賀大会で敗れた佐賀北を先頭に浦添商(沖縄)、鹿児島実(鹿児島)と南から北の順に行進が進んだ。部員が強制わいせつ容疑で逮捕されながら出場が認められた桐生一(群馬)も行進した。

 司会はいずれも地元兵庫の高校生で赤田京子さん(武庫川女大付高3年)と和田健哉君(小野高3年)、行進の先導役は和歌山・桐蔭高野球部の南村裕二郎主将が務める。

 佐賀北の田中亮主将による優勝旗返還などの後、福知山成美(京都)の椎葉一勲主将が選手宣誓。開幕試合は駒大岩見沢(北北海道)と下関工(山口)が対戦。始球式は福岡・小倉高野球部の丸山甚八主将が行った。

 開会式前の記念イベント「甲子園レジェンズ」には桑田真澄氏、太田幸司氏ら甲子園を沸かせた元球児も登場。

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駒大岩見沢、25年の悲願なるか

第90回全国高校野球選手権大会は2日、開会式直後の第1試合で2年連続4度目の出場となる駒大岩見沢(北北海道)と初出場の下関工(山口)が対戦。試合は5回を終了し、8-0で駒大がリード。駒大は3回裏、9番・高木の三塁打から4連打で2点を先制。さらに押し出し四球や8番・板木の三塁打など、打者10人を送り込み計6点を挙げた。

5回にも板木、高木の連続中前適時打で2点を追加した。下関工は先発与永から安本にスイッチ。4回無死満塁のチャンスを生かせなかった。

 駒大岩見沢は過去3回とも初戦敗退しており、1983年(昭58)初出場以来、25年待ちに待った初勝利を目指す。

 予選中のチーム打率では駒大岩見沢を上回る3割5分を誇る下関工は、軟投派のサイドスロー与永、安本の出来が勝敗を左右しそう。山口県勢は2年連続初戦敗退だけに、3年ぶりの1勝をつかみたいところだ。

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14年ぶりの名将対決 “戦後初勝利”目指す済美

2日に始まった第90回全国高校野球選手権大会初日の第2試合は、済美(愛媛)の上甲正典監督と智弁和歌山の高島仁監督という甲子園優勝経験のある名将対決となる。

 両監督の対戦は94年春の第66回選抜大会準々決勝以来2度目。当事、宇和島東(愛媛)を率いていた上甲監督は、延長10回の末、逆転負けを喫しているだけに、14年ぶりに借りを返したいところだ。

 両県の対決は春夏通じて6回目。過去4勝1敗と和歌山勢が優勢。愛媛勢は1935年(昭10)の第21回大会2回戦で松山商が海草中(現、向陽)に3-0で勝って以来、戦後は1度も勝っていない。夏は7年連続初戦突破中の愛媛勢が“苦手”を克服できるか注目される。

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初戦勝率7割7分2厘!立ちはだかる2人のドクターK

第90回全国高校野球選手権初日の第3試合は23度目の出場を果たした鳥取西(鳥取)と木更津中央(東千葉)が対戦。鳥取西は初戦の成績が過去17勝5敗で勝率7割7分2厘。出れば必ず1つは勝つといえるほど、初戦突破率が高い。予選では2試合5回3分の1しか投げられず、4失点した本来のエースで右本格派の小畑が復調しているかどうかが、勝敗の行方を左右しそう。

 一方の木更津総合は左の田中、右の淡路と登板イニングを上回る奪三振を記録した“ドクターK”が名門に立ちはだかる。春の関東大会優勝校は過去春夏計2回の甲子園とも初戦は勝利を収めており、3連勝を狙う。

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福知山成美の椎葉主将「宣誓は一番の出来」

福知山成美の椎葉主将は落ち着いた口調で堂々の選手宣誓。「お客さんがたくさんいて、力になった。練習した中で今日が一番よかった」と満足そうに話した。

 90回の記念大会にふさわしく、これまで大会へ出場し高校野球をもり立ててきた先輩方への感謝の気持ちを盛り込んだ。「大会を僕たちまでつなげてくれた人たちに恥じないよう、大会を成功させたい」と誓った。

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不祥事で揺れた桐生一 観衆から大きな拍手

薄日が差す中で始まった第90回全国高校野球選手権大会の開会式。開幕2日前の7月31日に野球部員が強制わいせつ容疑で逮捕され、出場が危ぶまれた桐生一(群馬)の選手たちも元気な姿で行進し、大観衆で埋まったスタンドからひときわ大きな拍手で迎えられた。

 群馬大会の優勝旗を手にして行進した鈴木佑太主将は「小さいころからずっと目指してた場所で行進できるのはやっぱりうれしい」と屈託のない笑顔を見せた。1日には、部員同士で「感謝の気持ちを持って謙虚に行進しよう」と話し合ったという。大会直前に揺れたチームは、あこがれの大舞台をしっかりと踏み締めた。

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小倉の丸山主将「先輩の偉業に感謝」

栄えある記念大会の開幕試合で始球式を務めた小倉の丸山主将は「甲子園の独特の雰囲気に感じるものがあった」と満足げだった。

 大会名が全国中等学校優勝野球大会から全国高校野球選手権大会に変わって60周年ということで、新制高校となった第30回大会を制した小倉の主将に大役が回ってきた。「部員やOBの方たちの気持ちを込めた。先輩たちの偉業に感謝している」と喜びいっぱいの表情で話した。

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今秋ドラフトの目玉右腕 東浜(沖縄尚学)亜大受験へ

今秋ドラフトの目玉と言われ、福岡ソフトバンクも熱心に獲得調査していたセンバツV腕の沖縄尚学・東浜巨投手(3年)が、東都大学野球リーグの亜細亜大受験を決意したことが31日までに明らかになった。8月下旬予定のセレクションを受けるという。沖縄大会決勝(7月13日)で浦添商に敗れた直後は「将来的にはプロにいきたいが、今は全く分からない」と進路について話していたが、大学進学はもともと選択肢の一つだった。比嘉公也監督によると、大学野球でもレベルの高い関東のチームへの進学意向が強く、亜大に絞り込んだという。今春の選抜制覇の原動力となった最速147キロ右腕は、大学でさらにレベルアップした後でプロを目指すことになる。

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“2度死んだ男”張本勲氏が幼少時代語る

米マリナーズのイチロー(34)の3000本安打達成に日本中が沸く中、3085本の日本記録を持つスポニチ本紙野球評論家、張本勲氏(68)のドキュメンタリー番組が制作される。

NHKがBSハイビジョン「わたしが子どもだったころ」(9月3日後10・00)で放送。4歳の大やけど、5歳の被爆体験など、人生の原点になった広島での幼少時代を初めて詳細に明かす。

 番組では、張本氏にとって人生のターニングポイントとなったという4~5歳と中学1年時代にスポットを当てる。通常の45分枠を、初めて1時間に拡大。大門博也プロデューサーは「非常に重い体験を述べていただいており、45分では収まらなかった」としている。

 1940年(昭15)、在日韓国人一家の次男として生まれた。4歳の時、オート三輪に体を押され、たき火に右手を突っ込み大やけど。小指と薬指がくっついたまま離れなくなり、以降、右手を人目から隠すようになった。

 5歳で被爆し、姉を亡くした。自身は爆心地から約2・5キロの自宅にいて、裏山が熱線をさえぎったため、九死に一生を得た。

 中学で野球部に入部。右手のハンデを克服するため猛特訓する姿や、在日韓国人への差別と闘う姿などが、再現ドラマで描かれる。インタビューでは「自分は2度死んだ人間。どんなことでも耐えられた」とし、野球とケンカに明け暮れた日々を振り返り「野球がなかったら極道になっていたかも」と語っている。

 ロケは実家があった場所や母校などで行われた。途中、ニュースでイチローの3000本安打達成を知り「自分の記録も、ピート・ローズの世界記録(4256安打)も抜いてもらいたいね」とうれしそうに語ったり、中学時代の担任と対面するシーンも。6日は、両親や姉らの墓参を予定。

 再現ドラマでは、黒田福美(52)が女手ひとつでたくましく子供たちを育てた母親役で出演。日常的に韓国語を使っていたことから、韓国語を話せる黒田が起用された。

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センバツ上位校が敗れ混戦模様

■センバツ4強・千葉経大付高の大黒柱は斎藤
第90回全国高等学校野球選手権記念大会の出場校が27日に出そろった。今大会は記念大会ということで、例年より6校多い55校が出場する。地方大会では、センバツ優勝の沖縄尚学高が決勝で敗退、さらに準優勝の聖望学園高と4強の東洋大姫路高が初戦で敗れるなど、夏を勝ち抜く難しさをあらためて実感した。そんな中、勝ち抜いてきた55校の中から、注目チームや選手を紹介していきたい。

 センバツ8強以上の中で夏の甲子園出場を決めたのは、千葉経大付高(西千葉)と智弁和歌山高(和歌山)の2校。千葉経大付高は、センバツで快投を見せたエース・斎藤圭祐が、夏は4番打者も務めるなどチームの大黒柱に成長。センバツ上位校がバタバタと消える中、西千葉大会を勝ち抜いた精神力の強さは、甲子園でも期待できる。
 智弁和歌山高は、大会までに4番・坂口真規が右くるぶし下を疲労骨折したが、出場を直訴した初戦から準決勝まで4試合連続本塁打という和歌山大会の新記録を樹立した。決勝では、プロ注目の日高中津高・木本幸広を攻略し4連覇を達成。現在、甲子園通算53勝の高嶋仁監督は、今大会で優勝すれば、PL学園高・中村順司元監督(現・名商大監督)の58勝を抜いて、最多勝監督となる。ナインもそのことは十分に意識しており、「高嶋先生に恩返しを」と意気込む。

■浦添商高の150キロ右腕・伊波に注目
 昨夏の上位校で戻ってきたのが準優勝の広陵高(広島)と、4強の常葉菊川高(静岡)。広陵高は、林竜希、上本崇司の二遊間を中心に高い総合力で広島大会を連覇。決勝の総合技術戦では、序盤に7点差をつけられながら、すぐに追いついて逆転するなど驚異的な攻撃力を見せた。昨夏決勝での悪夢を振り払うべく、夏の甲子園に臨む。
 常葉菊川高は、大会前に監督が交代。不安要素が大きかったが、見事に静岡大会を連覇。春から大幅に組み替えた打線も機能し、攻撃力に厚みが出た。エースの戸狩聡希も試合ごとに勝負強さを見せた。
 好投手が多いのが九州勢。浦添商高(沖縄)は、150キロ右腕・伊波翔悟に注目が集まる。沖縄尚学高との決勝では東浜巨に投げ勝ち自信をつけた。宮崎商高(宮崎)の左腕・赤川克紀も、決勝でライバル・日南学園高を破っての甲子園出場。やや猫背気味の投球フォームにも特徴がある。初出場の飯塚高(福岡)の辛島航は、福岡大会での防御率が0.39と抜群の安定感が光る。

 センバツ大会で優勝候補と言われながら、初戦敗退した横浜高(南神奈川)と慶応高(北神奈川)の2校が夏も甲子園出場を決めた。相手校のデータが少ない全国大会でどう勝ち抜くか、真価が問われる。春の近畿大会を制した福知山成美高(京都)も全国制覇を狙える戦力を誇っている。京都大会では全試合で初回に得点。特に大会終盤では、その初回に大量点を奪い、相手校にダメージを与えた。投手も近藤均、植田秀志と2枚看板が安定。田所孝二監督も、密かに頂点を意識しているようだ。
 南北海道大会で、駒大苫小牧高の6連覇を阻んで出場を決めたのが北海高(南北海道)。プロも注目するエースの鍵谷陽平は、7試合を1人で投げきった。三重大会決勝で、宇治山田商高を破った菰野高(三重)。エースの西雄輝は球速が昨年から10キロ以上アップ。甲子園でどんなピッチングを見せるのか楽しみだ。

 今大会では、組み合わせ抽選会を各地方大会の決勝戦終了後に行ったため、すでに対戦カードが確定。浦和学院高(南埼玉)―横浜高、浦添商―飯塚高、智弁学園高(奈良)―近江高(滋賀)など、同一地区同士の対戦カードが目立つ。昨年から東西地区に分けず、フリー抽選となったことでこのような抽選結果となった。手の内を知り尽くしたチーム同士がどんな試合をするのか見ものである。

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始球式は福岡・小倉高主将 第90回夏の甲子園

8月2日に開幕する第90回全国高校野球選手権記念大会(朝日新聞社、日本高野連主催)の始球式を、福岡県立小倉高校野球部の丸山甚八(じんぱち)主将(18)が務めることが28日決まった。同校は1948年、学制改革により全国高校野球選手権大会に大会名が変わった第30回大会で全国制覇している。開会式の入場行進の先導役は、同じ30回大会で準優勝した和歌山県立桐蔭高校野球部の南村裕二郎主将(18)が選ばれた。

小倉高校は当時、前身の全国中等学校優勝野球大会最後の第29回大会からの連覇を達成。その立役者だったエースの福嶋一雄さん(77)は、初めて甲子園の土を持ち帰った球児といわれる。

 学校は今年、創立100周年。56年以来の夏の甲子園出場を期待されたが、福岡大会5回戦で代表になった飯塚に敗れた。28日午後、同校で記者会見した丸山主将は「学校の歴史を感じるし、運がいいと思う。甲子園に行けなかった仲間の思いを背負い、思いきってど真ん中に投げたい」と抱負を語った。

 桐蔭高校は1879年の開校。旧制和歌山中時代の1921、22年に夏の甲子園で史上初の連覇を成し遂げたが、この夏は2回戦で惜敗した。同校で会見した南村主将は「全国で1人しかできない先導役。きびきびとした態度で臨みたい」と決意を述べた。

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浦和学院―横浜 甲子園の1回戦で激突

高校野球の南埼玉大会は25日、決勝戦が行われ、浦和学院が立教新座に4-1で快勝。3年連続10度目の甲子園出場を決めた。また南神奈川大会では横浜が8-2で横浜創学館に勝ち、2年ぶり13回目の出場決定。この両校が試合後の組み合わせ抽選で、大会第6日の第3試合で激突することが決まった。

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“浦学父子鷹”でつかんだ甲子園切符

高校野球地方大会の南埼玉は浦和学院が1回に3点を先制すると継投で反撃を抑え、3年連続の甲子園出場を決めた。

 全6試合で先発した右腕森大は森士監督の長男。この日も5回を1失点に抑え、監督も「日に日にたくましくなっている」と成長を評価した。「高校に入った時から父ではなく監督と思っている」と話す森大は「甲子園で勝って監督に恩返しがしたい」と活躍を誓った。

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大阪桐蔭、守り勝った 甲子園初戦は日田林工

高校野球の北大阪大会は26日、決勝戦が行われ、春の大阪府大会決勝と同じ大阪桐蔭と履正社の顔合わせになった。

 春優勝の大阪桐蔭は初回に1点を先制、6回にも適時二塁打で追加点を挙げた。投げては準決勝で好リリーフを演じた、エース福島由が履正社を完封。2-0で勝ち、2年ぶり5度目の甲子園出場を勝ち取った。

 大阪桐蔭の甲子園初戦は5日目(8月6日)第3試合、相手は日田林工(大分)に決まった。

 ▼日本ハム・中田翔内野手(大阪桐蔭高OB)の話 今年のチームは調子がいいとは聞いていた。甲子園に出られるのだし、出るからにはもちろん優勝を目指してもらいたい。差し入れも考えているので楽しみに待っていてほしい。

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最大11点差が…東邦、シビれながら15度目の夏

高校野球の西愛知大会は26日、熱田球場で決勝戦が行われ、春の県大会、東海大会準優勝の愛知啓成が名門・東邦と激突。12-9の乱打戦の末、東邦が6年ぶり15度目の全国切符をつかんだ。

 東邦は5回までに清水の2本塁打などで毎回得点の計11点を奪ったが、啓成は6回に8本の長短打を集め、一挙8点を奪って反撃。その後も1点ずつ取り合い東邦が逃げ切ったが、楽勝ムードの展開から一転して肝を冷やした決勝戦となった。

 東邦の甲子園初戦は5日目(8月6日)第2試合、相手は北海(南北海道)に決まった。

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ノーシード沼南奮闘も…熱戦は千葉経大付に軍配

高校野球の西千葉大会は25日、千葉マリンスタジアムで決勝戦が行われ、第Aシード、ドラフト候補の斎藤を擁する千葉経大付と、シード校2校を倒すなど、6勝を挙げて初の決勝に進んだ沼南が対戦。沼南・西川の前にわずか2安打と苦しんだ、センバツベスト4の千葉経大付だが、2-1で接戦を制し、2年ぶり3度目の甲子園出場を勝ち取った。

 千葉経大付は3回、1死二塁から重谷の右翼線二塁打が飛び出し先制、6回には犠飛で追加点を挙げた。沼南は8回にスクイズで1点差に迫ったが、その後満塁のチャンスを生かせなかった。

 終盤はピンチの連続だっただけに、千葉経大付の松本監督は「試合内容では負けていた。苦しかった。勝って本当に嬉しい」と興奮気味に、甲子園出場の喜びを口にしていた。

 千葉経大付の甲子園での初戦は3日目(8月4日)第4試合と決まった。

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早実大敗 日大鶴ケ丘、先輩の悔しさ晴らす13点

高校野球の西東京大会は26日、神宮球場で決勝が行われ、斎藤佑樹投手(早大)を擁して全国制覇して以来、2年ぶりに勝ち上がってきた早稲田実と6年ぶりの決勝進出となった日大鶴ケ丘が激突。4回に5点、8回に7点のビッグイニングをつくった日大鶴ケ丘が、13-5で早実を圧倒。2年前の準決勝で斉藤に負けた先輩の無念を晴らし、18年ぶり2度目の甲子園出場を勝ち取った。

 8回に2点差に迫った早実だが、リリーフ投手陣が乱れ、9回の反撃も1点に終わった。

 日大鶴ケ丘の甲子園初戦は2日目(8月3日)第1試合、相手は鹿児島実(鹿児島)に決まった。

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菰野の147キロ右腕が153キロに勝利 次は仙台育英戦

高校野球の三重大会は26日、四日市球場で決勝戦が行われ、プロ注目のMAX153キロ右腕・平生擁する宇治山田商と、こちらもドラフト上位候補のMAX147キロの西が引っ張る菰野(こもの)が激突。序盤に平生の立ち上がりを攻めた菰野が5-2で勝ち、3年ぶり2度目の甲子園出場を勝ち取った。

 菰野は初回、無死満塁から併殺打の間に1点を先制。2、3回にも適時打で追加点を挙げ、5回にも2点を奪った。

 一方、宇治山田商も3回に犠飛と適時打で2点を奪い反撃したが、西の冷静な投球に9回、2死満塁のチャンスも抑えられた。

 菰野の甲子園初戦は6日目(8月7日)第4試合、相手は仙台育英(宮城)に決まった。

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浦和学院、県史上初のV3 甲子園で横浜と激突

高校野球の南埼玉大会は25日、県営大宮球場で決勝戦が行われ、前身の立教高以来、23年ぶりに決勝に進んだ立教新座と埼玉県高校野球史上初の3連覇を狙う浦和学院が激突。浦和学院が初回に先制パンチの3点を奪い、投げては森-高島の必勝リレーで4-1で快勝。3年連続10度目の甲子園出場を決めた。

 立大4年の伊藤監督率いる立教は3回、藤の右越え本塁打で1点を返したが、初回の3点が重かった。

 浦和学院の甲子園初戦は6日目(8月7日)第3試合、相手は横浜(南神奈川)に決まった。

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京急沿線対決 横浜が貫禄V 甲子園初戦は浦和学院

高校野球の南神奈川大会は26日、横浜スタジアムで決勝戦が行われ、ともに京浜急行沿線に学校がある横浜と横浜創学館が対戦した。この15年で決勝成績7勝1敗の横浜は、初の決勝進出を果たした創学館に貫禄を見せつけ、8-2と大勝。春夏連続となる2年ぶり13度目の甲子園出場を決めた。

 横浜は初回、早くもスクイズで1点を先制。2回には中前適時打、3回は犠飛で追加点を挙げ、その後も計5点を加えた。

 創学館は2回、2死二塁から森の二塁打で1点、5回にも1点を返したが、本調子といえなかったプロ注目の左腕、横浜の土屋を打ち崩すことができなかった。

 横浜の甲子園での初戦は6日目(8月7日)第3試合、相手は浦和学院(南埼玉)と決まった。

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高野連:全国の部員数は16万9298人 11年連続増

日本高校野球連盟は2日、全国の野球部員数を発表。硬式は過去最多だった昨年を797人上回る1

6万9298人で、11年連続の増加となった。

 学年別では1年生が6万2524人で昨年より1593人減少したが、2年生は2342人増の5万

5832人、3年生は48人増の5万942人で、2、3年生はいずれも調査を始めた82年以降で最

多。地域別では31都道府県で部員数が増えた。最も増加したのは東京の175人、次いで鹿児島の1

48人、愛知140人。

 日本高野連は、2、3年生の退部者が昨年より約500人少なく、1年生が3年生になっても残留し

ている割合(継続率)が82.2%で過去最高だったことが、部員数増加の一因とみている。

 加盟校数は4163校で昨年より29校減った。

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高野連:千葉・君津商、夏の地方大会の参加差し止め

日本高校野球連盟は2日の常任理事会で、千葉・君津商について夏の地方大会の参加を差し止める応

急措置を決めた。同校では先月、喫煙した1年生部員に対し、3年生4人、2年生1人による部内暴力

があったと報告された。

 また、茨城・常磐大高の監督がイタリア旅行中に落書きをした件についての報告もされたが、地方大

会への参加は差し支えないとした。監督は既に解任され、社会的制裁を受けていることから改めて処分

しない。

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高野連:現場には戸惑いの声も 高圧酸素自粛

スポーツ界で急速に広まった高圧酸素カプセル。日本高校野球連盟が2日、使用を控えるべきだとの

見解を出し、現場では戸惑いの声も聞かれた。しかし、世界反ドーピング機関(WADA)の規定に抵

触する可能性は既に指摘されており、使用を控える動きも出始めている。

 今春のセンバツ準優勝の聖望学園(埼玉)は06年夏から大会中などにトレーニングジムなどで利用

。表隆則部長(46)は「夏の大会でも使いたいと思っていたが仕方がない」と話したが、戸惑いは隠

せない。センバツ16強の明徳義塾(高知)の飯野勝部長(42)は「あれはドーピングじゃない。酸

素なんだから」と言いつつ、使用は差し控える見通しだ。

 一方、02年ごろから導入したサッカーJ1の横浜マでは先月末、クラブハウスに置いていた2台の

カプセルを撤去した。

 カプセル利用をドーピング違反とみなす最近の流れについて、宮永豊・筑波大名誉教授(スポーツ医

学)は「元々はコンディショニングなどの観点から研究し、競技力向上を目指したものではない。ドー

ピング違反ととらえるのはやや行き過ぎの感もある」と指摘。その上で、「医学的知識のない人が安易

に使う傾向に歯止めをかける意味では良いと思う」と語った。

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高野連:世界的な反ドーピングの流れに歩調 高圧酸素自粛

高圧酸素カプセルがドーピングとみなされる可能性があるとの日本アンチ・ドーピング機構(JAD

A)の見解に沿って、日本高野連も全国の加盟校にカプセル利用を控えるよう通知した。高校野球では

ドーピング検査が実施されておらず、日本高野連はJADAに加盟していないが、世界的な反ドーピン

グの流れに歩調を合わせた形だ。

 酸素を体内に多く取り入れることで疲労回復を早める。高校野球でも連戦の疲れを取り除くため、甲

子園大会で使用する選手は増えている。身体に好影響をもたらしている部分は多いようだ。しかし、世

界反ドーピング機関(WADA)の委員会は「酸素運搬、酸素供給を促進する」方法として、カプセル

の使用を競技力を高めるドーピングとみなし、JADAも加盟団体に利用を控えるよう求める見解を出

した。禁止薬物の摂取でなくとも、人為的に血中の酸素を変えること自体を問題視しているのだ。

 カプセルは1台300万~500万円。レンタルでも1日数万円といわれる。鍼灸(しんきゅう)院

などカプセルの設置場所に行き、数千円の料金を払って利用する選手も増えているが、公平性の面で誰

もが利用できる設備とはいえない。

 日本高野連の田名部和裕参事は「近い将来、我々もドーピング対策に取り組まなければならない。医

科学の面での判断は難しいが、JADAの見解を尊重する」と語る。将来的にはJADAに加盟し、甲

子園大会時のドーピング検査も検討されている。高校野球関係者もドーピングに対して、さらなる理解

が必要だ。

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高野連:高圧酸素カプセルの使用自粛を 加盟校に伝達

疲労やけがの回復に効果があるとされる「高圧酸素カプセル」について、日本高校野球連盟は2日、「

使用を控えるべきだ」という見解を示し、全国の加盟校に伝えた。携帯用酸素スプレーについても同様

とした。今月5日の公式試合から適用。使用に対する罰則はないが、既に加盟校の一部は実質上の規制

と受け止め、見解に従う方針を示している。

 高圧酸素カプセルの使用については、世界反ドーピング機関(WADA)の委員会で禁止項目の「酸

素供給の人為的な促進」に該当するという判断が示されていた。これを受け、日本アンチ・ドーピング

機構(JADA)が先月24日、加盟団体に「使用を控えるべきだ」との見解を通知。日本オリンピッ

ク委員会(JOC)は北京五輪期間中に日本選手団には使用させない方針を示している。

 日本高野連はJADAには加盟しておらず、ドーピングの可能性がある行為について見解を出すのは

極めて異例。小森年展事務局長は「反ドーピングに対しては同じ姿勢で臨む必要がある」と話した。

 高圧酸素カプセルは02年サッカー・ワールドカップ(W杯)を前にイングランド代表のデービッド

・ベッカム選手が骨折の治療で利用し、早期回復したとして注目された。高校野球では、06年夏の全

国選手権で優勝した早稲田実の斎藤佑樹投手(現・早大)が使用したことをきっかけに広がり、今春の

選抜大会ではベスト4の学校すべてが利用していた。

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監督落書きの常磐大高 夏の予選出場はOK 高野連「解任で社会的制裁」

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の落書き問題で野球部前監督(30)が解任された常磐大高

(水戸市、浅岡広一校長)について、日本高野連は2日、全国高校野球選手権の県大会(5日開会)の

出場を認める決定をした。「解任され、社会的制裁を受けている」として、前監督についても処分を行

わない。
 同校は6月30日、落書きを認めた前監督を解任し、無期限謹慎処分としたことを発表した。同校野

球部は平成12年創部で昨夏の県大会では準優勝。今年もシード校として出場する。

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ラサールが4年ぶり勝利/鹿児島大会

<高校野球鹿児島大会>◇2日◇1回戦

 全国屈指の進学校のラサールが4年ぶりの公式戦勝利を挙げた。96年に創部。04年には3回戦に

進出したが、公式戦ではそれ以来勝利を挙げていなかった。「野球は野球でみんなで真剣に打ち込んで

きました。勝った経験がなかったので、これで波に乗れると思います」と蛯原郷主将(3年)は公式戦

初勝利に胸を張った。

 [2008年7月2日19時14分]

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夏の高校野球:鹿児島大会 開陽が公式戦初勝利 串木野は25点奪う猛攻 /鹿児島

第90回全国高校野球選手権鹿児島大会は1日、県立鴨池、鴨池市民両球場で1回戦7試合があった。

 初回に3安打で先制した開陽が創部4年目で公式戦初勝利。蒲生も迫田選手の三塁打から1点を返し

たが、新宅投手を打ち崩せなかった。串木野は三、四回に打者一巡の猛攻を見せ、大量25得点で樋脇

を圧倒。池田は二回2死からセーフティースクイズで勝ち越し、六回にも6点を加え試合を決めた。中

種子・種子島中央は六回に2点を返すも、代わった久徳投手を攻略できなかった。

 頴娃は四回、瀬川選手の満塁走者一掃の適時三塁打などで6点を奪い、六回に2点を返し追いすがる

栗野工に、追加点を挙げコールド勝ち。吹上は1点を追う五回、有馬選手の左越え2点本塁打で逆転。

大島北は積選手の適時打で一時勝ち越したが、リードを守りきれなかった。尚志館は二回の岩田選手の

2点適時二塁打など、着実に加点しコールド勝ち。大島工は再三得点圏に走者を置くも1本が出なかっ

た。2時間の雨天中断で初のナイター試合は、出水中央が上野選手の左越え適時二塁打などで伊集院と

の接戦を制した。

 ◇校歌歌い喜び爆発
 ○…中堅手が最後の飛球を捕ると、開陽ナインは優勝したかのように抱き合った。05年の創部から

4年目、公式戦で初の白星。中窪寿監督は「子供たちが一から作ってきたチーム。よくやってくれた」

と満面の笑み。唯一の3年生で後輩を引っ張る山野勝也主将は「グラウンドで校歌を歌うという目標が

達成でき、本当にうれしい」と喜びを爆発させた。

 ◇意地の1安打称賛
 ○…「いけいけ、樋脇!」。大量リードを許してもなお、応援席に駆けつけた全校生徒約40人と卒

業生らから、大きな声援が飛ぶ。来春統廃合されるため「何とか樋脇の名前で単独出場したいと頑張っ

てきた野球部を、応援したかった」と堀内雄一校長。コールド目前で意地の初安打にスタンドは一番の

盛り上がり。坂下志穂さん(3年)は「いい試合をしてくれた。3年間お疲れさま」と同級生の健闘を

たたえた。

==============

 ▽1回戦(県立鴨池・鴨池市民)

蒲生 001000000=1

開陽 12000000×=3

 (蒲)外園、大丸-山下、榎本

 (開)新宅-武田

▽三塁打 迫田(蒲)

樋脇  00 0 00=0

串木野 121210×=25

 (五回コールド)

 (樋)田島-森木

 (串)赤崎-藤崎

▽三塁打 前鶴(串)

▽二塁打 小瀬、浜田、藤崎、赤崎、池田(串)

池田

  210006000=9

  200002000=4

中種子・種子島中央

 (池)今給黎、久徳-森薗、藤井

 (中)畠中、山下-日高

▽三塁打 今給黎(池)西園(中)

▽二塁打 久徳(池)

栗野工 000002=2

頴娃  101604=12

 (六回コールド)

 (栗)永野-鶴留

 (頴)下迫-吉永

▽三塁打 永野(栗)瀬川、吉崎(頴)

▽二塁打 知識、吉崎(頴)

大島北

  10001000=2

  00102114=9

吹上

 (八回コールド)

 (大)積-藤田

 (吹)野添、下野-有馬

▽本塁打 有馬(吹)

▽三塁打 永山、上口(吹)

▽二塁打 有馬(吹)

大島工

  00000000=0

  12003001=7

尚志館

 (八回コールド)

 (大)貞-森田

 (尚)森薗-坂元

▽二塁打 湊(大)浜田、岩田、坂元(尚)

伊集院

  100000000=1

  01100000×=2

出水中央

 (伊)鍛治屋-鎌田和

 (出)日日-福浦

▽二塁打 鎌田直(伊)上野(出)

毎日新聞 2008年7月2日 地方版

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夏・甲子園へ:第90回全国高校野球・大分大会/1 明豊(別府市) /大分

第90回全国高校野球選手権大分大会が5日、大分市の新大分球場で開幕する。県内49校が「夏の

甲子園」を目指して、熱戦を繰り広げる。厳しい練習を重ね、甲子園へ向かってひた走る球児の姿を追

った。

==============

 ◇「大舞台に帰る」念じ
 高くそびえる鶴見岳をバックスタンド越しに仰ぐ明豊高グラウンド。ノックでセカンドの松本真洋選

手(3年)が球をはじいた。直後、背後にいた和多翼選手(3年)がげきを飛ばす。

 「あきらめるんか!」

 松本選手はコーチに再度ノックを要求し球に飛びついた。高口健二部長は「練習はほとんど選手らに

任せている」と話す。

 ネット裏のブルペンには投打で全国の注目を集めるエース、今宮健太投手(2年)がいた。秋から4

キロ増した球速142キロの直球がキャッチャーミットに「ズバン!」と鈍い音をたてる。懸命に、楽

しむように投げている。

 ダイヤモンドの中央でチームを束ねる金沢徹主将(3年)が、自らサインを出し挟殺プレーの練習を

繰り返させた。チームNO1の長打と「ボスのオーラ」を併せ持ち、早くも監督のような風格を醸し出

している。

 秋季九州大会優勝▽明治神宮大会ベスト8▽春の甲子園出場--と、すでに十分な実績を残した08

年の明豊ナイン。しかし、静岡・常葉菊川と初戦を戦った甲子園には「悔い」を残した。2点を追う八

回、5番・河野凌太選手(2年)は好調にもかかわらず狙い通りの球を「力みが出た」と詰まらせ、好

機で凡退した。今宮選手は左バッターから初めてレフトオーバーを2回奪われ、失点につながる悪送球

もあった。「甲子園にはこんな選手がいるのか」「大舞台でまだ力を出し切ることができない」。驚き

ともどかしさが残った。

 今、「絶対に甲子園に帰らなければ」という気持ちを選手全員が持つ。だから、監督・コーチが指示

しなくとも気迫のこもる選手らの声が途切れることはない。「この時期にはもう多くを教える必要がな

い。調理場で言えばあとは料理長がかくし味を加え、味見するだけ」と高口部長は言う。

 「やることはすべてやってきた。夏が楽しみです」と話す金沢主将には「本当に一日も無駄にせずや

ってきた」という自信がにじみ出ていた。

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第90回全国高校野球:香川大会 39チームメンバー紹介/下(その2止) /香川

 ◇サーパススタジアムで11日開幕
 【琴平】

監督 穴吹広志

投 伊達孝治 (3)

捕◎石原裕司 (3)

一 三井駿矢 (3)

二 大谷託人 (3)

三 片岡武  (3)

遊 我部山拓 (2)

左 香川龍己 (3)

中 吉光祥  (3)

右 香川晃司 (3)

補 藤保司  (3)

〃 岩部隼人 (2)

〃 井上徹  (2)

〃 泉彰洋  (1)

〃 石崎浩平 (1)

〃 森久慎也 (1)

〃 五嶋宏将 (1)

〃 広田昂紀 (1)

〃 鎌田健吾 (1)

〃 関竜太郎 (1)

〃 横田匠哉 (1)

マ 広正満里絵(3)

〃 高木麗  (3)

【多度津工・多度津】

監督 福家智基

投 直井訓平 (3)

捕 岡津幸佑 (3)

一 楠本崇統 (3)

二 石塚克哉 (2)

三 曽根大輔 (3)

遊◎岡下幸司 (3)

左 塚本卓也 (3)

中 則久裕樹 (3)

右 赤松智弘 (3)

補 東泰希  (3)

〃 福田瑛  (2)

〃 西川博貴 (3)

〃 射場一也 (3)

〃 竹輪哲郎 (3)

〃 藤原史弥 (2)

〃 伊藤泰  (2)

〃 田村翔  (2)

〃 竹安勇人 (2)

〃 大林俊章 (2)

〃 東翔馬  (2)

マ 塩田幸弘 (2)

 【高瀬】

監督 〓口秀敏

投 高橋正人 (3)

捕 白川拓樹 (3)

一◎坂本圭亮 (3)

二 大西健司 (2)

三 片岡友希 (1)

遊 曽川勝矢 (2)

左 三谷強  (3)

中 入江康太 (3)

右 馬渕隼弥 (3)

補 三谷理人 (3)

〃 森弘樹  (2)

〃 荻田晶生 (3)

〃 行灯竜二 (3)

〃 松岡敏弘 (3)

〃 矢野成季 (3)

〃 真鍋勝行 (3)

〃 芝真太郎 (2)

〃 真鍋智也 (2)

〃 大塚純  (2)

〃 馬渕将五 (1)

マ 藤井麻由美(3)

〃 岡本好未 (3)

 【笠田】

監督 土井由喜

投 白川恵太 (3)

捕◎田中奨人 (3)

一 則包護  (3)

二 佐藤和哉 (2)

三 五代博之 (2)

遊 冨山準弥 (3)

左 大西将広 (2)

中 合田清也 (3)

右 大西孝治 (3)

補 牧佳史  (3)

〃 高橋和男 (3)

〃 貞広雄輝 (3)

〃 川崎秀斗 (2)

〃 久保勇貴 (3)

〃 岡田真欧 (3)

〃 渡辺朋弥 (1)

〃 高橋貴洋 (2)

〃 高橋一摩 (2)

〃 則兼弘昴 (2)

〃 小野大貴 (1)

マ 平山粧太 (2)

 【観音寺第一】

監督 佐藤俊介

投 片桐彰洋 (2)

捕 西山竜太 (2)

一 横山諒  (3)

二 木下健太郎(2)

三◎大平祥司 (3)

遊 真鍋哲朗 (2)

左 松岡省吾 (3)

中 内芝良  (3)

右 葛上剛  (2)

補 高畑将人 (2)

〃 横矢拓望 (3)

〃 真鍋元気 (3)

〃 岡崎翼  (3)

〃 山下慶司郎(2)

〃 和木一生 (2)

〃 小野祐太 (2)

〃 千秋卓  (2)

〃 宮崎泰輔 (2)

〃 芝原佳祐 (2)

〃 政井健助 (2)

マ 川崎なつみ(3)

 【観音寺中央】

監督 土井裕介

投 白井瑞樹 (3)

捕 高橋侑也 (2)

一 真鍋竜二 (2)

二 新田龍太郎(2)

三 藤原隆明 (1)

遊 大西竜二 (3)

左 牧聖也  (2)

中◎白川康太 (3)

右 山下淳  (2)

補 細川誠司 (3)

〃 合田圭佑 (2)

〃 岡田章太 (2)

〃 横山祐汰 (2)

〃 神原大輔 (2)

〃 石川竜渡 (2)

〃 合田亮基 (2)

〃 小出佑也 (2)

〃 鈴木皓太 (1)

〃 大西健太 (1)

〃 津田和俊 (1)

マ 林佑紀  (3)

 【三豊工】

監督 田村諭司

投 茨木研次 (3)

捕◎細川涼平 (3)

一 清水裕也 (3)

二 米田浩司 (3)

三 真鍋祐斗 (3)

遊 高橋直也 (3)

左 細川拡志 (3)

中 森谷竜己 (3)

右 原大貴  (2)

補 馬場裕也 (3)

〃 小出章記 (3)

〃 開田恵太 (2)

〃 十鳥稔朗 (3)

〃 岩原弘明 (3)

〃 山下健太朗(2)

〃 串橋真人 (2)

〃 真鍋勇斗 (1)

〃 藤原隆寛 (1)

〃 笠嶋一匡 (1)

〃 高畑康作 (1)

マ 大西弘貴 (2)

 【香川西】

監督 岩上昌由

投 高橋直也 (2)

捕 長田圭司 (3)

一 谷尚憲  (2)

二 矢野正也 (3)

三 中野篤志 (3)

遊 西澤直人 (3)

左 川端佑亮 (3)

中 斎藤一馬 (3)

右 松本涼太 (3)

補 芳山直也 (2)

〃 広岡伸之 (2)

〃 竹内健人 (3)

〃◎近江玄池 (3)

〃 横山亮太 (2)

〃 田港元太 (2)

〃 呉屋隆平 (2)

〃 石川裕一朗(2)

〃 内田恭輔 (3)

〃 松本康平 (3)

〃 下和田将 (3)

マ 酒井雄大 (2)

 【詫間電波】

監督 畑伸興

投◎青木浩介 (3)

捕 喜田由伎於(3)

一 上岡右京 (2)

二 宮崎昌也 (2)

三 小浜慎也 (2)

遊 大谷啓剛 (3)

左 米花友宏 (2)

中 東育誠  (2)

右 古林一樹 (3)

補 丸山健太 (2)

〃 塩田晃大 (3)

〃 村上友治 (1)

〃 太田優作 (2)

〃 石川瞭  (1)

〃 大西雅基 (1)

〃 高倉直人 (1)

〃 井上祐介 (1)

〃 村崎大誠 (1)

マ 福本隆雄 (2)

==============

 ◎は主将。マはマネジャー。カッコ内数字は学年。

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第90回全国高校野球:香川大会 39チームメンバー紹介/上(その1) /香川

 ◇サーパススタジアムで11日開幕
 第90回全国高校野球選手権記念香川大会(県高野連など主催)が11日、サーパススタジアム(高

松市生島町)で開幕、8月2日から阪神甲子園球場で始まる全国大会出場を目指す。香川大会出場39

チームのメンバーを、2回に分けて紹介する。

 【小豆島】

監督 中川剛臣

投  高橋佑都 (3)

捕  赤澤雄平 (2)

一  増田啓人 (1)

二  壺井貴之 (2)

三 ◎三山啓二 (3)

遊  向井一真 (2)

左  三宅章央 (3)

中  坂本永勝 (2)

右  大下真彦 (2)

補  上嶋貴洋 (2)

〃  山本一貴 (1)

〃  日向広太翔(2)

〃  三木健太郎(2)

〃  林和希  (1)

〃  山本高之 (2)

〃  藤本有輝 (1)

〃  三宅輝  (2)

〃  石原貴史 (1)

〃  佐伯智也 (1)

マ  石原梨奈 (3)

〃  中多舞  (3)

〃  植松奈美 (2)

〃  三宅由華 (1)

 【土庄】

監督 山本修

投  田村雅樹 (3)

捕 ◎石川拓生 (3)

一  竹本恭輔 (3)

二  港圭祐  (2)

三  山口孝輔 (1)

遊  中島拓也 (2)

左  岡田悟  (2)

中  浜本蓮  (3)

右  友永涼太 (3)

補  三木章吾 (3)

〃  柳生訓男 (3)

〃  中村友哉 (3)

〃  野島瞳夢 (2)

〃  坂居功貴 (2)

〃  坂本旭  (2)

〃  中島勇樹 (1)

〃  泉貴大  (2)

〃  浜野晃一 (2)

〃  橋台翔太 (2)

〃  八代卓哉 (1)

マ  寺川侑布 (3)

 【三本松】

監督 桑嶋裕二

投  小蓑大介 (3)

捕  原広規  (3)

一  森安昭斗 (3)

二 ◎森岡成樹 (3)

三  岡田裕平 (2)

遊  藤澤宗輝 (3)

左  村瀬健  (3)

中  久野智則 (3)

右  山下大地 (3)

補  国方康佑 (3)

〃  漆原慎太朗(3)

〃  真鍋佑規 (3)

〃  六車聖吾 (2)

〃  蓮井良之 (2)

〃  石村悠真 (2)

〃  筒井一貴 (2)

〃  井上拓弥 (2)

〃  日向弘樹 (2)

〃  岡耕平  (2)

〃  平岡智樹 (1)

マ  川地淳美 (2)

〃  山田有紗 (2)

〃  西池彩香 (1)

〃  島田真奈美(1)

 【津田】

監督 新鞍幸一

投  井藤大樹 (3)

捕  多田智哉 (3)

一  冨田恭平 (3)

二  山本裕輝 (2)

三  射場勇輔 (2)

遊 ◎中野克哉 (3)

左  広瀬裕真 (3)

中  橋本貴大 (3)

右  久米裕真 (3)

補  大嶋祐輝 (3)

〃  福崎工太郎(3)

〃  十河友哉 (2)

〃  田野裕典 (2)

〃  蛭田耕司 (2)

〃  多田啓人 (2)

〃  井上哲宏 (2)

〃  八木涼太郎(2)

〃  清川仁  (1)

〃  唐木勝也 (2)

〃  小林央幸 (2)

マ  高原久視子(3)

〃  尾野加奈子(3)

 【志度】

監督 谷豊

投 ◎岡部真吾 (3)

捕  長町祐貴 (3)

一  山田祐太朗(3)

二  岡崎高志 (3)

三  上田隼平 (3)

遊  新居祐樹 (3)

左  香西直人 (3)

中  松本祐一郎(3)

右  三谷耕平 (3)

補  松浦翔平 (3)

〃  山下智也 (2)

〃  岡崎直樹 (2)

〃  清水勉  (2)

〃  三浦光貴 (2)

〃  谷将徳  (2)

〃  村川拓矢 (2)

〃  竹内勝亮 (2)

〃  東直輝  (2)

〃  尾野慎弥 (2)

〃  林健介  (2)

マ  長田詩緒李(3)

 【石田】

監督 宮武正義

投  池田祐太朗(2)

捕  鏡原瑞樹 (2)

一 ◎小松寛己 (3)

二  香西洸希 (3)

三  岡西弘嗣 (3)

遊  井口祥章 (2)

左  藤ノ木隆浩(3)

中  河野隼也 (2)

右  横山大貴 (3)

補  田中宏幸 (3)

〃  多田龍人 (3)

〃  鎌田祐哉 (3)

〃  川井敏之 (3)

〃  酒井一貴 (3)

〃  吉川裕紀 (3)

〃  五十嵐大樹(2)

〃  佐藤裕貴 (2)

〃  松岡竜也 (2)

〃  古林勇人 (2)

〃  冨岡広夢 (2)

マ  中西真以 (2)

〃  竹治みずほ(1)

〃  渡辺優里 (1)

 【寒川】

監督 宮武学

投  馬詰大毅 (3)

捕  竹村亮太朗(3)

一  中村晃尚 (3)

二  大城戸匠理(2)

三  沖原広基 (3)

遊  松村拓己 (3)

左 ◎安部孝  (3)

中  松村和真 (3)

右  石田勇気 (3)

補  谷和貴  (3)

〃  岩井健太 (3)

〃  吉田遼太郎(3)

〃  成枝伸一郎(3)

〃  秦哲平  (3)

〃  近藤隆志 (3)

〃  鈴木健晴 (3)

〃  松本大輝 (3)

〃  山田悠太 (3)

〃  吉本将斗 (2)

〃  井上圭介 (3)

マ  山本拓磨 (3)

 【三木】

監督 宮武昌司

投  宮地貴士 (3)

捕 ◎砂川一平 (3)

一  寒川久志 (3)

二  冨山竜司 (3)

三  上原祐弥 (3)

遊  八木佑樹 (2)

左  稲沢賢  (3)

中  長井一真 (3)

右  軒原広夢 (3)

補  植村純平 (3)

〃  軒原明人 (3)

〃  西将希  (2)

〃  石川翔太 (3)

〃  川柳大介 (3)

〃  横山知也 (3)

〃  岩沢直也 (3)

〃  後藤弘樹 (3)

〃  天野達朗 (3)

〃  射場裕矢 (1)

〃  清水範尚 (1)

マ  中山鈴華 (3)

〃  木田知奈美(3)

〃  清水咲  (2)

〃  十川彩  (2)

〃  長井美枝 (1)

〃  上原麻莉 (1)

 【高松北】

監督 多田慎

投  白井彰  (3)

捕  鏡原僚太 (2)

一  小西勇輔 (3)

二 ◎川瀧信也 (3)

三  前田明宏 (3)

遊  水次統也 (3)

左  高橋卓矢 (3)

中  林友貴  (2)

右  佐藤裕真 (2)

補  新名志  (2)

〃  奴賀康弘 (1)

〃  小島正裕 (2)

〃  奴賀孝典 (3)

〃  谷口奨馬 (3)

〃  片倉佑太 (3)

〃  二川裕士 (2)

〃  太田聖也 (2)

〃  中村直資 (3)

〃  多田栄作 (3)

〃  福島秀一 (3)

マ  牟礼雄紀 (3)

〃  西岡真実 (3)

 【高松】

監督 秦敏博

投  中尾慶  (3)

捕  藤川了輔 (3)

一  田村直也 (3)

二  井上兼輔 (3)

三  脇史哉  (2)

遊  関啓介  (1)

左  堀川輝斗 (3)

中 ◎岸達也  (3)

右  蓮井太一 (3)

補  渡辺勇介 (2)

〃  藤綱隆太朗(3)

〃  太田智  (2)

〃  稲田清孝 (3)

〃  多田亘  (3)

〃  多田晋  (3)

〃  篠崎遼太 (3)

〃  三好正城 (2)

〃  角陸正知 (2)

〃  山崎寛史 (1)

〃  土佐明誠 (1)

マ  西浜大貴 (3)

〃  井川静  (2)

 ◎は主将。マはマネジャー。( )内数字は学年。

毎日新聞 2008年7月2日 地方版

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第90回全国高校野球:奈良大会 天理、初戦は帝塚山 組み合わせ決まる /奈良

◇10日開幕
 第90回全国高校野球選手権記念奈良大会(県高野連など主催)の組み合わせ抽選会が1日、橿原市

の県橿原文化会館であった。44チームが夏の甲子園出場をかけて戦う。

 シード校は春季県大会の上位4チーム(智弁学園、関西中央、郡山、五條)。春夏連続甲子園出場を

目指す天理は11日に帝塚山と対戦。両校の勝者は14日、昨年準優勝の奈良大付と対戦する。

 夏の連覇を狙う智弁学園は16日に奈良情報商と青翔の勝者と対戦する。選手宣誓は抽選の結果、登

美ケ丘の山根拓也主将に決まった。

 開会式は10日午前9時半、県立橿原球場で(雨天の場合は県立橿原体育館)。荒井正吾知事が始球

式をする。決勝は25日。全国大会は8月2日に開幕する。

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第90回全国高校野球:東・西兵庫大会 神戸国際大付、報徳勝ち上がる /兵庫

第90回全国高校野球選手権記念東・西兵庫大会(県高野連、朝日新聞社主催)は1日、東大会1回戦

1試合、2回戦8試合、西大会1回戦4試合、2回戦5試合が行われた。東大会では報徳学園が市神港

を降し、神戸国際大付は七回コールドで零封した。西大会では西脇工が加古川東を降し、高砂南が有馬

を零封した。

 2~4日はテスト期間のため試合はなく、5日は東大会が1回戦1試合、2回戦6試合、西大会が2

回戦9試合を予定している。

 ◆東大会

 ▽1回戦

 ◇…三田城山…◇
県西宮

  2045000=11

  0002100=3

武庫荘総合

 (七回コールド)

 (西)大井-西尾

 (武)北村、福田、高田-田中春

▽本塁打 奥田(武)

▽三塁打 西島2、久保田、桝村(西)北村(武)

▽二塁打 西田、西島、植田(西)岡部(武)

 ▽2回戦

 ◇…尼崎…◇
宝塚

  100000000=1

  20010110×=5

尼崎北

 (宝)平塚-大垣

 (尼)山手-八木

▽本塁打 大垣(宝)

▽三塁打 近藤(尼)

▽二塁打 藤原(尼)

報徳学園

  000003000=3

  000000010=1

市神港

 (報)近田-糸井

 (神)濱本-松崎

▽本塁打 近田(報)

▽三塁打 中村(報)

▽二塁打 井村、中村(報)上田、濱本(神)

北須磨

  000000002=2

  01001200×=4

宝塚東

 (北)岸田、橋本-松崎

 (宝)大西-原田

▽二塁打 藤本3、出町(北)

 ◇…明石…◇
科学技術

  000000110=2

  000000000=0

西宮今津

 (科)大沢-筒井

 (西)磯浦-吉井

▽二塁打 筒井(科)

神戸西

  010211000=5

  003000000=3

県尼崎

 (神)釣、足立-長峰

 (県)永田、橋本-大西

▽二塁打 松岡、日下部(神)寺井(県)

川西北陵

  0000000=0

  200006×=8

神戸国際大付

 (七回コールド)

 (川)加藤、川内、竹内-宮崎

 (神)山本-山村

▽三塁打 山村(神)

▽二塁打 藤田(神)

 ◇…姫路…◇
神戸北

  201100120=7

  000000230=5

西宮北

 (神)児玉-小林

 (西)烏山、内谷-本田

▽三塁打 南(西)

 ◇…三田城山…◇
兵庫工

  000101102=5

  000010101=3

神戸高専

 (兵)上岡-植田

 (神)大長、阿部、大長-別宮

▽三塁打 丸尾(兵)橋田(神)

▽二塁打 説(兵)橋田、山崎、大長2(神)

 ◆西大会

 ▽1回戦

 ◇…高砂…◇
飾磨

  003030000=6

  000000000=0

播磨南

 (飾)有本、岡澤-川島

 (播)山口、田中-福田

 ◇…姫路…◇
生野

  000203000=5

  102000000=3

龍野実

 (生)玉川-岡本

 (龍)安田、中野、赤松-鉢巻、勝原

▽本塁打 塩江(龍)

▽三塁打 玉川、岡本(生)

▽二塁打 武内(龍)小谷、小林僚(生)

琴丘

  10000142=8

  00000000=0

八鹿

 (八回コールド)

 (琴)宮村、井上、泉-谷口

 (八)西、青山-才木

▽二塁打 谷口、遠藤(琴)

 ◇…淡路…◇
三田祥雲館

  103101000=6

  003000001=4

明石西

 (三)山下真-藤本

 (明)松崎、藤原-井上

▽本塁打 松崎(三)

 ▽2回戦

 ◇…高砂…◇
篠山鳳鳴

  000000002=2

  00000202×=4

加古川北

 (篠)細見-岸本

 (加)三木、岩崎-久保

▽二塁打 三木2(加)石塚(篠)

有馬

  000000000=0

  20010100×=4

高砂南

 (有)毘沙賀-岡本

 (高)黒澤-植原健

▽二塁打 毘沙賀(有)柴田(高)

 ◇…豊岡…◇
山崎

  200003020=7

  000002000=2

和田山

 (山)福井-尾崎

 (和)中村-田原

▽三塁打 柿本(和)岡前(山)

▽二塁打 春名、堂田2、勝部(山)

太子

  100101400=7

  000000300=3

豊岡総合

 (太)杉本-大西

 (豊)大下、児島-米谷

▽三塁打 藤本(太)吉津(豊)

▽二塁打 眞崎2(太)貝谷(豊)

 ◇…淡路…◇
西脇工

  000000032=5

  000001100=2

加古川東

 (西)上田、藤田-松本

 (加)斉藤-境

▽三塁打 谷口(西)

▽二塁打 宮野(西)佐成(加)

〔神戸版〕

毎日新聞 2008年7月2日 地方版

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鹿児島工がコールド発進/鹿児島大会

<高校野球鹿児島大会>◇2日◇2回戦

 センバツに出場した鹿児島工が鶴翔を8-1の8回コールドで破り、春夏連続出場を目指してスタートを切った。エース内村尚弘(3年)が先発し、5回を投げて1失点。7奪三振、5四球と安定しなかった。「夏は結果がすべて。勝てばOKです」と中迫俊明監督(48)は結果オーライを強調した。

 [2008年7月2日18時9分]

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報徳・近田“佐藤流スライダー”で完投

「東兵庫大会・2回戦、市神港1-3報徳学園」

 親友に感謝したい。7安打を浴びながらも8奪三振1失点で完投した、報徳学園・近田怜王投手(3年)は「初戦よりもスライダーが良かった」と、笑顔を弾ませた。速球が走らず、最速も142キロ止まり。そんな状況下での粘投は、東洋大姫路・佐藤翔太投手(3年)から教わった“新スライダー”のたまものである。

 初戦の甲南戦では変化球が決まらず。だから試合前のブルペンで、6月28日の開会式後に佐藤から“伝授”されたスライダーを思い切って初試投した。これが感触上々。「投げ方を聞いたら教えてくれた。今までとは握りから違う。ぶっつけ本番で投げたけど、制球もキレも一気に変わった感じです」。最後の打者も“佐藤流”の一品で空振り三振。今春のセンバツ4強右腕の助言が効いた。

 11球団19人のスカウトが視察する中、バットでも魅せた。六回二死二塁で右越えに公式戦初のアーチだ。それでも投打の殊勲者は「(3回戦まで)2週間あくので、またしっかり調整したい」と、気を引き締めた。定期的に連絡を取り合う仲の佐藤とは、甲子園での「再会」を誓っている。それまで絶対に負けるわけにはいかない。

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【夏の高校野球】奈良大会 さあ球児の夏 10日から熱戦

7月2日7時50分配信 産経新聞

 第90回全国高校野球選手権記念奈良大会(奈良県高校野球連盟など主催)の組み合わせ抽選会が1日、橿原市の県橿原文化会館で行われ、出場44チームの対戦相手が決まった。10日午前9時半から県立橿原球場で開会式が行われ、法隆寺国際-奈良北のカードで開幕。連覇を狙う智弁学園は、16日に奈良情報商-青翔の勝者と対戦する予定で、順調にいけば25日に決勝戦が行われる。

 抽選会には、各校の主将らが出席。県高野連の平田明利会長は「今までの努力を心の支えに、各校の特色を生かし気持ちを一つにして頑張ってほしい」と激励した。

 今回は、春の県大会で4強入りした智弁、関西中央、郡山、五條がシードされ、残る40チームの主将がくじを引いた。各校の主将らは、やや緊張した面持ちでくじを引き、力強い声で番号を読み上げた。

 開幕戦は10日午前11時から行われ、各チームが、今年新調された優勝旗を目指して熱い戦いを繰り広げる。智弁学園の米田祥史主将(3年)は「組み合わせはあまり意識していない。目の前の一戦一戦をしっかり戦う」。選手宣誓を引き当てた登美ケ丘の山根拓也主将(同)は「みんなの印象に残るような宣誓にしたい。最後まで全力頑張る」と力強く話した。

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最後の夏完全燃焼誓う 勇退の藤蔭・原田博文監督 甲子園5度 「有終の美飾りたい」

2008年7月2日 04:32
 日田玖珠地区の高校で野球指導を続けてきた藤蔭高・原田博文監督(62)=日田市丸の内町=が、今夏の大会を最後に勇退する。無名だった日田林工を3度甲子園に導き、ベスト4進出も経験。藤蔭でも2度、甲子園進出を果たした。この夏の大分大会では「有終の美を飾りたい」と、6度目の甲子園へ向けて完全燃焼を誓っている。

 原田監督は、1970年に日田林工監督に就任。73年に初出場を果たすと、76年の選抜大会ではベスト4に進出。初出場時には「にったばやしこうぎょう」と呼ばれた林工の名を、全国に知らしめた。その後、学校事務員として森、日田に転勤。90年7月には前監督辞任、部員の不祥事などで揺れる藤蔭に招かれ、直後の県大会を制した。95年は選抜大会に出場。プロ野球へも4人を送り込んだ。

 20代だった日田林工時代は、キャッチャーの選手に授業中もマスクを被らせたほか、相手チームから怖がられるほどの大声でげきを飛ばすなど厳しい指導で知られた。だが、特待生問題が発覚して80年に退任。県高野連から5年間の長期謹慎処分も受けた。その際、家族と初めてゆっくり接したり、外部の声を聞いたりして考え方が少し変わったという。

 「甲子園に行くことがすべてではないが、あそこでしか感じられない達成感がある」と話す。特に夏の大会では、強豪校を中心に実力が拮抗(きっこう)するため、実力通りに勝ち上がれるとは限らない。だからこそ、精神力を重視した指導方針を貫いてきたという。

 藤蔭へ移ってから20年近くなり、還暦も過ぎたため一区切りつけることを決め、6月21日のミーティングで部員50人に指導者から退くことを報告した。部員の中には、原田監督を慕って進学してきた選手も多いが「私のためではなく、自分たちのこれまでの頑張りを完成させるために戦ってほしい」と、最後のまな弟子の奮闘を期待している。

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岡田よやったぞ!本庄一、初甲子園

「高校野球・北埼玉決勝、上尾3-4本庄一」(25日、大宮公園)
 北埼玉大会では、本庄一が春夏通じて初の甲子園出場を決めた。須長三郎監督(51)は早大野球部で阪神・岡田彰布監督(50)の1年先輩。後輩の本拠地での大暴れを誓った。抽選の結果、本庄一は大会第4日第1試合で開星(島根)と対戦する。
  ◇  ◇
 選手たちの歓喜の輪を、須長監督はまぶしそうに見つめた。「1戦1戦勝つごとに、子どもたちが自信をつけた」。とめどなく流れる汗をぬぐい、初めての夏切符に酔いしれた。
 7安打に7犠打をからめて、効率よく得点を重ねた。この日は1年生の田村を大胆に4番起用。三回の先制左翼線二塁打を含め、4安打3打点と期待に応えた。先発の萩原友樹、リリーフしたエース伊藤ディエゴともに2年生。若い能力を巧みなさい配で引き出した。
 25歳で指導者になった須長監督は、28歳の85年に秀明(埼玉)を率いて春の選抜に出場。だがここまで夏の甲子園に縁はなかった。02年に本庄一の監督に就任し、昨夏も県大会決勝で浦和学院に敗退。「今日負けたら、一生出られないんじゃないかと思っていた」。監督生活27年目にして、悲願を達成した。
 早大では阪神・岡田監督の1年先輩。東京六大学では強打の一塁手として名をはせ、ともにクリーンアップを形成した。リーグ完全優勝した78年秋には、2人そろってベストナインを受賞したことが思い出だ。
 その後輩からは、電話で話すたびに「いつ甲子園に来るんですか?早く来てくださいよ」と“岡田流”のハッパを掛けられてきた。毎夏、大阪では早大出身の甲子園出場校監督が集まるのが恒例。岡田監督は忘れずに激励の言葉を寄せているというが、その会になかなか須長監督が出てこないからだ。
 それだけに須長監督は「“大監督”に、ようやく先輩面できますよ」。アラフォー世代が引っ張る阪神とは異なり、1、2年生中心のチームで真夏の聖地に挑む。「甲子園では泥臭く、しつこく、大暴れしてきます」。虎の知将と同じ釜の飯を食った指揮官は、思う存分タクトを振るう。

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発足4年目、300万負担増も地元後押しで経営強化

新たなプロ野球として四国に生まれ、発足4年目を迎えた独立リーグの先駆け、四国・九州アイランドリーグ(IL)が、地元の後押しを受け、経営強化に取り組んでいる。

 野球の間口を広げようと2005年にスタートしたIL。4月には1試合で1万人の観客を集めたが、昨年の平均は約1100人。「安定経営には平均1500人必要」とリーグ運営会社の鍵山誠社長(41)は経営強化に力を入れる。

 今年は四国に九州の2球団を加えた6球団で、計240試合を戦う。昨季より60試合増え、遠征費など1球団約300万円の負担増も「商圏拡大のメリットが大きい」と強調する。

 06年後期から4連覇中の香川オリーブガイナーズ。「ガイナーズバス」と名付けられた遠征バスは、地元の東交バス(高松市)がチームを応援しようと、今年から格安で提供している。

 車体はチームカラーの緑一色で、チームのロゴやマスコットが描かれている。遠征日以外は一般の観光バスとして使用し、選手の評判も上々だ。

 東交バスの川畑省三社長(59)は「チームの宣伝も兼ね、地域おこしにもつながる」と胸を張っている。

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ドラフト候補左腕、痛恨のカットボールで夏終わる

【仙台育英1-0東北】ドラフト候補の左腕、東北・萩野の夏が終わった。散発6安打1失点と好投したが、今大会チーム打率・414を誇る打線が穂積の変化球に翻ろうされて援護できなかった。左腕は「負けてしまったけど、最後まで一生懸命頑張れたので悔いはない。みんなと野球ができてよかった」と涙をぬぐった。4回2死からこの日唯一の四球で走者を許すと、続く6番・佐々木に、ストライクを取りにいったカットボールを右翼線に運ばれ1失点。「あの球さえなければ…」と振り返った。五十嵐征彦監督(32)は「萩野はいいピッチングだった。相手投手をとらえきれず、1点を取れなかったことが悔しい」と唇をかんだ。

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エースは投げ続けた 存続危機の中での甲子園出場

【市岐阜商8-2大垣南】初出場を狙う大垣南を下し、5年ぶりの出場を決めた市岐阜商。序盤から打線がつながり、着実に得点を重ねた。エース・原は6回に2点を許し、交代を考えていた監督に自ら続投を志願。その後は「負けられない」と得点を与えず、エースとしての役割を果たした。

 学校法人立命館(京都市)から私立校への移管提案を受け、学校存続に揺れる中で勝ち取った甲子園への切符。秋田監督は「多くの人の気持ちを背負っている。何が何でも勝つ」と力強く話した。

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持ち球増えたプロ注目左腕、甲子園出場で株上がった

【飯塚6-1沖学園】この瞬間が訪れることを信じて投げ続けた。飯塚のエース辛島が投じたこの夏の599球目。ストレートで遊ゴロに抑えると、マウンドにはあっという間に歓喜の輪ができた。福岡県132校の頂点だ。背番号1は力強く両手を突き上げて、雄叫びを上げた。

 「まだ甲子園に行けるという実感がない。頭の中が真っ白です」。辛島の輝いた笑顔に充実感が表れていた。沖学園を6安打1失点に抑えて5連続完投を達成。6試合で防御率0・39と抜群の安定感が光った。吉田監督は「10点満点。エースの役目を果たしてくれました」と感謝感激だった。

 最速141キロの直球とスライダー、この夏から持ち球にしたチェンジアップで、沖学園を翻ろうした。最大のピンチは3点リードの4回、1死満塁。二ゴロの間に1点を失ったが、次の打者を一邪飛に抑えて最少失点で乗り切った。5回以降は1安打に抑え、スキを見せなかった、プロ注目左腕の株はさらに上がった。

 野球好きの祖父・弘明さん(65)から仕込まれたゆったりとした投球フォーム。46回を投げて6四死球の正確なコントロールが最大の武器だ。冬場の走り込みで下半身を鍛え上げ、制球力を身につけた。1日がかりで100メートルを100本も走った地獄のダッシュ、20キロ走…。「苦しい練習に耐えてきたから今があります」。高校入学時は53キロの細かった体は68キロまで大きくなった。だから全国屈指の激戦区を勝ち抜くことができた。

 福岡県の筑豊地区からは80年の田川以来、28年ぶりの夏の甲子園出場になる。飯塚市は03年に水害、今年4月には中心商店街が火事になる災難が続いたが、飯高(いいこう)が久しぶりに明るい話題を作った。吉田監督は「飯塚をもっと活気づけたい」と初出場の甲子園でも大暴れすると約束した。

 ◆辛島 航(からしま・わたる)1990年(平2)10月18日生まれの17歳。福岡市出身。吉塚小1年の時に「冷泉少年ファイターズ」で軟式野球を始める。吉塚中では硬式に転向して「ドリームフューチャーズ」に所属。中学2年から投手を始めた。高校では1年夏からベンチ入り。目標にしているプロ野球選手は杉内(ソフトバンク)。1メートル74、68キロ。左投げ左打ち。

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元プロ監督も涙 打線は3発、ドラフト候補左腕10K

【常葉菊川9-1静岡】静岡大会決勝は常葉菊川が一発攻勢で名門・静岡を沈めた。常葉菊川は初回、4本の長短打を集め3点。2回にも酒井、伊藤のアベックアーチで3点を追加し、5回にも主将の前田が左翼へぶち込んだ。

 3発を含む14安打で9点を奪い、ややおとなしかった強力打線が目を覚ました。投げてはプロ注目のエース戸狩がMAX141キロの直球とスライダーをコーナーに投げ分け、6安打1失点、無四球、10奪三振。「センバツは最悪だった分、夏は自分の投球を見せたかった」と笑顔。就任2カ月で甲子園に導いた元中日の佐野監督は「辛いことがあると、その後はいいことが待っている」と目頭を熱くした。

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役者ぞろい 清原2世の次は“福留2世”

【PL学園18-6羽曳野】南大阪大会準決勝でPL学園が21安打18得点の猛攻で羽曳野を破り、4年ぶり出場へ王手をかけた。大勝劇の主役は“福留2世”5番・壱岐だ。4回に左中間への三塁打で1打点目を叩き出すと、勢いは止まらず4打数4安打6打点。「つなぐバッティングを心がけていただけ」と、3四死球を含め7打席すべてに出塁した。

 小4から中3まで所属した鹿児島県の「フレンド鹿児島」時代には当時監督だった福留の父・景文さんに指導を受けた。今年の正月に実家へ戻った際には、帰省していた福留から「努力に勝る天才なし」とゲキを受けた。同じ左打者としてフォームを手本にする大先輩の一声を胸に練習に取り組んだ成果は出た。

 1年生で4番を務める勧野も負けてはいない。2度の死球に今大会初の三振を喫したものの、4打数1安打2打点。連続試合安打と打点を「5」に伸ばした。27日の決勝当日は藤原監督の34歳の誕生日。「ここまで来たら甲子園に行きたい。最高の誕生日にできるようにチームに貢献したい」と力を込めた“清原2世”。最強の4、5番コンビで新たな伝説をつくり出す。

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「どうしましょう?」初出場で開幕戦

【下関工7-3下関商】初出場の喜びのままのぞんだ抽選で開幕ゲーム引いた。下関工・豊田主将の引いた組合せ番号は「2」で開会式直後の第1試合。相手は駒大岩見沢(北北海道)で、スタンドにざわめきが起きる中、田村監督は「あいつ(豊田)はやってくれますね。どうしましょう?」と首をかしげ、苦笑していた。

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あと1つ 降板右腕が放った人生初のサヨナラ弾

【大阪桐蔭2-1箕面東】苦しんで苦しんでつかんだ北大阪大会決勝切符だ。1―1で迎えた延長10回2死、大阪桐蔭・奥村が甘く入ったスライダーをとらえた。白球は右翼フェンスを越える人生初のサヨナラ弾。息詰まる投手戦に終止符を打った。「スライダー待ちで、タイミングもあった」。先発するも5回1失点でエース・福島由にマウンドを譲った右腕。その悔しさをバットで晴らした。

 昨春の選抜では2年生ながら準々決勝の常葉菊川戦に右翼でスタメンに抜てきされた。「二塁打を打ったのが思い出です。やってるときは目につかないんですが、応援もすごかった」。しかしチームは敗北。だからこそ「今年は絶対に僕たち全員で」と、ラストチャンスに賭ける思いは人一倍強い。頂点まであと1つ。「この勢いのまま圧勝する気持ちでいく」。奥村の目には甲子園しか見えていない。

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木更津総合・田中 天国にささぐ夏切符

第90回全国高校野球選手権大会(8月2日開幕、甲子園)の地方大会は24日、全国20地区で25試合が行われ、新たに15地区で甲子園出場校が決まった。東千葉大会では木更津総合の左腕・田中優投手(3年)が東海大望洋を完封し、5年ぶり2回目の甲子園出場を決めた。北埼玉大会では本庄一が上尾を下し、春夏通じて初切符をつかみ取った。26日は7地区の決勝戦7試合が行われる。

 【木更津総合2―0東海大望洋】最後は125キロスライダーで空を切らせた。マウンドの背番号11は力強く拳を突き上げ、歓喜の雄叫びを上げた。田中が自己最速タイの136キロ直球にスライダーとチェンジアップを交え、13奪三振完封。五島監督は5年ぶりの夏をもたらした左腕を「本当に田中の好投に尽きる。耐えに耐えた」と称えた。

 亡き後輩にささげる優勝だ。「優太のことを考えた。空から見ていてくれと思った」と田中は言った。今年3月、当時1年生部員だった斎藤優太さんが自宅の火災で亡くなった。投手の後輩でフォームを教えたり、一緒にランニングをするなど苦楽をともにした後輩の死は田中を悲しみの底に突き落とした。野球でも2年春から背負ってきたエースナンバーを奪われるなど不調に陥っていたが、母・十見枝さん(49)の「生きて野球ができることだけで幸せなんだよ」という一言で目が覚めた。「優太のこともあって絶対このチームで甲子園に行こうと思った」と、50メートルの距離を毎日50球繰り返してフォームを固めた。球速は130キロから6キロアップ。斎藤さんの遺影と「21」の背番号が“ベンチ入り”した今大会では4試合26回を投げて33奪三振、2四死球、1失点。抜群の安定感で頂点に導いた。

 「甲子園はずっと行きたかった場所。優太と一緒に行けると思うと素直にうれしい」。田中が見上げた千葉の空は天国の後輩が優勝を祝福するかのように、雲一つなく晴れ渡っていた。

 ▼木更津総合(東千葉)1963年創立。剣道部や卓球部も盛ん。

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本庄一 ブラジルコンビが初甲子園導く

【本庄一4―3上尾】本庄一は伊藤ディエゴ、奥田ペドロのブラジル人留学生コンビを擁し、ノーシードから創部15年目で初の甲子園切符をつかみ取った。2点リードの8回から登板したエース伊藤が1点差に迫られながらも、右ひじの痛みをこらえ、気迫の投球でリードを死守。浦和学院との昨夏決勝では登板なく敗れた右腕は「夢をかなえられてうれしい」と満面の笑みを浮かべた。

 川越工の選手として甲子園に出場し、早大では1学年下の阪神・岡田監督と並んでベストナインを獲得した実績を持つ須長監督。06年に知人の紹介でブラジルに渡り「08年が(日本人のブラジル移住)100周年ということで“何かできないかな”と思っていた」と日系3世の伊藤と奥田に出会った。入学当初は言葉の壁もあったが「チームではすべて日本語で対応した」とあえて突き放した。だが、2人は練習後も寮で猛勉強する勤勉さで次第にチームになじみ、伊藤はエース、奥田は3番を務めるまでに成長した。奥田は3打数無安打に終わったが、自らが引っ張ってきた選手が活躍しての甲子園出場に、須長監督は「やっと夢がかなった」と声を弾ませた。

 今年3月に脳腫瘍(しゅよう)で倒れた母ローザさんに甲子園出場を約束していた奥田は「頑張ってる姿を見て元気になってもらいたい」。チームの躍進を支えてきたブラジリアンコンビを中心に、次は甲子園初白星を狙う。

 ▼本庄一(北埼玉)1925年創立の私立校。女子サッカーも強豪。

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報徳サヨナラ 近田熱投12回14K

【報徳学園2―1神戸弘稜】延長12回2死三塁。糸井の一打が三遊間への内野安打となりサヨナラ。報徳学園が激闘を制し代表切符を手にした。

 今秋ドラフト候補の近田は12回182球を1人で投げ抜き7安打1失点14奪三振。最後は疲労こんぱいも、“激投”に応え女房役の糸井がV打を放つと「最高やお前」と一塁ベース付近でヒーローを抱きしめた。

 昨夏に熱中症で倒れた影響で腕に力が入らず、秋から投球ができなくなって落ち込んだ。そんな時、糸井に「近ちゃんが来夏のエースやで」と何度も声を掛けられ、励まされた。そんな頼れる女房とともに昨夏初戦敗退した甲子園に「絶対戻ろう」と誓い合ってきた。そしてつかんだ大舞台。「最後の夏はうれし涙を流したい」と語るエースの狙いはもちろん全国の頂点だ。

 ▼報徳学園(東兵庫)1911年創立。ラグビー部や陸上部も盛ん。

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宮城ライバル対決 仙台育英が3連覇

【仙台育英1―0東北】仙台育英は東北のプロ注目左腕・萩野を攻略し、3連覇を達成した。4回2死一塁から6番・佐々木が先制の右翼線三塁打。この虎の子の1点を由規(現ヤクルト)からエースナンバーを引き継いだ2年生の先発・穂積と1年生左腕・木村の完封リレーで守り切り、21回目の甲子園切符を手に入れた。前日の準決勝・仙台二戦の後、仙台に帰っていた由規が激励に訪れた。その際に穂積がツーショット写真をおねだり。優勝を条件にOKしてもらったが、約束を果たした。「三振を取るより、打たせて取る投球をしろと言われました。きょうはその通りに投げられた」と穂積。今春センバツ出場のライバルを倒し、甲子園でも大暴れする。

 ▼仙台育英(宮城)1905年創立の私立校。卓球やラグビーの強豪。

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東海大高輪台 プロ注右腕力投で初の決勝へ

【東海大高輪台5―4国士舘】エースの力投が歴史の扉を開いた。東海大高輪台のプロ注目右腕・高橋雄が9安打を浴び、4失点ながら粘りの投球で4試合連続完投。ノーシードから初の決勝進出を果たし、お祭り騒ぎの中「疲れはあったが、みんなを信頼して投げた」と息を弾ませた。

 打線もエースの粘りに応えた。6回表まで0―4とリードされたが、相手エース丸山の疲労を見抜いた宮島監督は「いつか崩れる。一喜一憂するな」と選手へ平常心を呼びかけた。その裏から“予言”通りに四球連発。8回2死満塁からの勝ち越し点も押し出しだった。

 27日の決勝で対戦する関東一のエース・松本と高橋雄は、出身地の神奈川県「横浜ボーイズクラブ」で背番号1を争った仲だ。当初はエースナンバーを譲ったが、中3の冬から奪い返した過去がある。「楽しみです。自分は中学時代から成長しているので」。引き締めた口元に、お祭り騒ぎの余韻はなかった。

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慶応・田村 桐光学園にリベンジ

【慶応5―2桐光学園】マウンドを駆け下りて、ベンチに戻った先発の田村は自らを称えるように何度もグラブを叩いた。6回0/3を投げ4安打1失点。昨夏の準決勝で敗れた桐光学園へのリベンジを果たす快投に「やり返したい気持ちはあった。低めに粘り強く投げることができて今大会で一番良かった」と笑顔がはじけた。

 昨夏準決勝では2点リードの7回につかまり、4失点。9回を完投したがチームは敗れた。この日も5点リードの7回、先頭の谷本に中前打を許して降板したが「自分が無理をすることはない。信用しているから」と只野にマウンドを託した。

 決勝の相手は強打を誇る東海大相模。上田監督は「10回対戦して1度勝てるかどうか。守りの野球で、その1度が出せればねえ」と笑ったが、その目は46年ぶりとなる夏の甲子園を見据えていた。

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6大会で代表決定 24日は9地区で決勝

第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は23日、6大会で決勝を行い、広島では昨夏の甲子園大会準優勝の広陵が2年連続19度目の出場を決めた。

 青森山田(青森)は5年連続で、新潟県央工(新潟)は春夏通じて初の甲子園。4季連続の聖光学院(福島)や酒田南(山形)鳴門工(徳島)も代表に名乗りを上げた。

 このほか、常総学院(茨城)常葉学園菊川(静岡)報徳学園(東兵庫)智弁和歌山(和歌山)などが決勝に進出。横浜(南神奈川)宇治山田商(三重)大阪桐蔭(北大阪)は準決勝に駒を進めた。

 24日は北北海道、茨城、石川、福井、滋賀、西兵庫、和歌山、岡山、香川で決勝が行われる。

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富山・高岡向陵高校球児11人が飲酒、喫煙

富山県警黒部署は23日、飲酒、喫煙の非行事実で高岡向陵高校(同県高岡市)の男子野球部員11人を補導した。全員3年生で17歳から18歳。

 調べでは、部員らは22日午後9時半ごろ、JR生地駅(同県黒部市)に集合。駅周辺に止めてあった他人の自転車6台に2人乗りするなどして、近くの海岸に移動して缶ビールなどを飲み、たばこを吸って騒いでいたという。付近の住民が「若い男数人が騒いでいる」と110番した。

 同校は現在開催中の第90回全国高校野球選手権の富山大会に出場、21日の3回戦で高岡第一高校に敗れていた。森修一副校長は「自覚ある行動を取るよう指導していたのにこのような結果になり、大変遺憾で残念」と話した。

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新潟県央工 守り抜いて初切符

延長戦を制して初出場を決めた新潟県央工の鈴木監督は「私があきらめかけていた試合を選手がものにしてくれた」と話した。

 2―2の9回は2死一、三塁とサヨナラのピンチ。ここで佐渡は一塁走者が飛び出し、塁間で挟まれる間に三塁走者が本塁を狙ったが、落ち着いて本塁に転送して切り抜けた。

 11回に勝ち越した後も再びピンチを招いたが、守り抜いた。鈴木監督は「守り勝つのがうちの野球」と話し、甲子園では「雰囲気にのまれないようにして、初戦を突破したい」と抱負を語った。

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横浜 春夏連続へ、教訓になる苦戦

【横浜8―1鎌倉学園】高校野球の南神奈川大会では、春夏連続出場を狙う横浜が8回コールドゲームで鎌倉学園を下して準決勝に進出した。

 序盤は大苦戦。1回に1点を先制されると、自慢の強力打線がボール球に手を出してつながりを欠いた。6回に勝ち越してから、ようやく本来の調子を取り戻して、大勝につなげた。渡辺監督は「いつでも打てると思っていたのか、肩に力が入ってしまった。いい教訓になった」と苦笑いだった。

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青森山田は日本航空、鳴門工は本荘と対戦

第90回全国高校野球選手権大会(8月2日から17日間・甲子園)の代表校が23日、新たに6校決まり、試合後の組み合わせ抽選の結果、青森山田(青森)が第4日(5日)の第2試合で日本航空(山梨)と対戦することが決まった。鳴門工(徳島)は第3日(4日)の第2試合で本荘(秋田)と顔を合わせる。

 昨夏準優勝の広陵(広島)は第6日(7日)の第2試合、酒田南(山形)は第7日(8日)の第1試合、初出場の新潟県央工(新潟)は第2日(3日)の第4試合に初戦を迎える。聖光学院(福島)は第7日(8日)の第2試合で2回戦から登場する。

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古豪復活なるか?24年ぶりの決勝進出

北埼玉大会は23日、準決勝が行われ、夏の甲子園過去4回出場の上尾が24年ぶりに決勝へ進出した。上尾は春日部に7-2で快勝。熊谷商を3-1で倒し、2年連続で決勝に進んだ本庄一と甲子園出場をかけて戦う。

 上尾は75年(昭50)の第57回大会に、原辰徳巨人監督が2年生で主軸を打っていた東海大相模(神奈川)を準々決勝で破り、ベスト4へ進出。しかし、84年(昭59)の夏を最後に甲子園から遠ざかっていた。

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“盗塁王”に4強の壁…恩師はヒヤヒヤ

高校野球の茨城大会は23日、準決勝が行われ、91年にダイエー(現ソフトバンク)で盗塁王を獲得した就任6年目の大野監督が率いる東洋大牛久は、第2シード霞ケ浦に2-3で逆転負け。3年続けて4強の厚い壁を破れなかった。

 その大野監督の取手二時代の恩師、木内監督の常総学院は6-5で土浦湖北にサヨナラ勝ち。3年連続して決勝に進出した。

 常総は1-3と劣勢だった展開を4回に5-3と逆転。しかし、粘る土浦湖北に7回に同点にされた。常総は9回、無死満塁のチャンスで適時打が飛び出して勝った。

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再試合は“母校”の勝ち 4強進出ならず

高校野球の宮城大会は23日、延長15回引き分け再試合となった準々決勝の仙台二-聖和学園が対戦し、3-0で仙台二が勝ち、4強に進出。センバツに出場した東北との対戦が決まった。

 聖和学園の佐藤監督は仙台二のOB。95年春は県大会優勝、東北大会準優勝をした時の主将だったが、母校相手に「やりにくい」と話していたこともあったのか、再試合では完封負けを喫した。

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波乱の東東京、ノーシード3校が4強進出

高校野球の東東京大会は23日、準々決勝4試合が行われ、第2シードの国士舘以外は、すべてノーシードの3校が4強に進出した。

 第1シード帝京を倒して以来、波に乗って勝ち進んできた関東一は日体荏原に3-1、夏の甲子園悲願の初出場を目指す二松学舎大付は接戦の末、5-4で第3シード、世田谷学園に勝ち、4年ぶりの4強を決めた。

 東海大高輪台は延長戦で岩倉に4-3でサヨナラ勝ちを収めた。

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鳴門工、徳島商の3連覇を阻止!

高校野球の徳島大会決勝は23日、県営鳴門球場で県内最多22回の夏の甲子園出場を誇る徳島商と3年ぶり5度目の優勝を狙う鳴門工が対戦。

 鳴門工は初回2点、2回1点と徳島商の先発・中野を攻めて3点を奪った。鳴門工の先発・実が以後このリードを守り、3-0で快勝。徳島商の夏3連覇の夢を打ち砕いた。

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酒田南、着実に得点し3年ぶりの栄冠

高校野球の山形大会は23日、決勝戦が行われも05年以来、4度目の決勝対決となる酒田南と羽黒がぶつかった。

 酒田南は3回に1点、4回に2点、5回に3点と着実に加点。羽黒も7回に2点を返し反撃したが、酒田南・安井の前に10三振を喫し、力尽きた。

 酒田南は3年ぶり8度目の夏の甲子園出場。

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8度目の決勝対決!青森山田、5年連続V

高校野球の青森大会決勝は23日、青森市営球場で行われ、8度目の決勝対決となった青森山田(過去5勝)と光星学院(過去2勝)が対戦。

 青森山田が1回裏に2点を先取し、さらに6回にも2点を追加し、危なげない戦いで4-0で勝ち、5年連続9度目の夏の代表権を得た。

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佐渡、遠かった甲子園 延長戦で力尽きる

高校野球の新潟大会は23日、三条市の三條機械スタジアムで決勝戦が行われ、佐渡島の高校として初の決勝進出を果たした佐渡と、こちらも初の決勝となる新潟県央工とが激突。延長11回、新潟県央工が適時打で決勝点を挙げ、3-2で勝ち、甲子園初出場を決めた。

 佐渡は4回裏、失策と安打で1死一、三塁の好機をつかむと、野選で1点を先取。5回には、適時三塁打で2点目を挙げた。一方、新潟県央工も5回、3本のヒットを集め1点を入れると、7回にも適時打で同点に追いついた。

 9回、佐渡は2死一、三塁とサヨナラのチャンスで重盗を試みたが失敗。勝機を逸した。

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郡山商粘ったが…聖光学院4季連続甲子園

高校野球の福島大会は23日、県営あづま球場で決勝戦が行われ、4季連続の甲子園を狙う聖光学院と1954年(昭29)以来、54年ぶりに県大会決勝にコマを進めた郡山商が対戦。郡山商は9回に3点を奪い、土壇場から同点に追いついたが、その裏聖光は犠飛で1点を奪い、4-3でサヨナラ勝ち。2年連続5度目の甲子園出場を勝ち取った。

 聖光は2回裏、相手守備の乱れから1死三塁のチャンスを作り、内野安打で先制の1点。6、8回にも追加点を奪ったが、9回2失策でピンチを招くと同点にされた。 9回は連続四球を足がかりに決勝点を挙げた。

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「誰も下を向かなかった」広陵、7点差逆転V!

高校野球の広島大会は23日、広島市民球場で決勝戦が行われ、プロ注目の3投手を擁する広陵と、ドラフト候補の内-東のバッテリーを中心に勝ち上がってきた総合技術が2年連続で対決。最大7点差をひっくり返した広陵が両軍計26安打の打撃戦を制し、12-10で勝ち、2年連続19度目の甲子園出場を果たした。

 昨夏の選手権大会準優勝校も4回を終え2―9。

 しかし、林主将が「ミスはあったが下を向くのは誰もいなかった」と振り返った通り、直後の5回に7点を奪い一挙に同点。6回には敵失で勝ち越し、逃げ切った。

 試合終盤には「(逆転された)昨夏の決勝がよぎってしまった」と苦笑いした中井監督は、「チャンスがある以上、一戦必勝で宝物を取りにいきたい」と力強く話した。

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熱闘再試合!聖和学園監督、思わず敵の応援歌口ずさむ

【聖和学園4-4仙台二】宮城大会準々決勝は延長15回を戦ったがともに引き分け、23日午後1時から再試合となった。

 聖和学園の佐藤漸監督(30)は母校仙台二との対戦に「やりにくかった。思わず向こうの応援歌を口ずさんじゃうんですよね」。それでも「気持ちで投げてくれた」と力投したエース伊藤を称えた。06年の仙台育英―東北の決勝戦以来という再試合。「エースとして投げたい」伊藤は連投を志願した。

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背中痛かった…144キロのバンちゃん、今度はプロで

【武蔵越生11-1市川口】南埼玉大会の準々決勝で今秋ドラフト候補、市川口の本格派右腕、高木伴投手が散った。初戦(11日)の浦和西戦以来の先発マウンドに立ったが、同じくシード校の武蔵越生打線に2回につかまり、この回だけで7安打6失点。3回0/3で降板すると、チームもそのまま11失点で5回コールド敗退。大会前に背中を痛め今大会通して調子が上がらなかった144キロ右腕は「痛みを顔に出さないようにしていたが…、直球を狙い打たれ、変化球は当てられた」と肩を落とした。

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プロ注目投手対決 “ダル2世”無念の熱中症降板

【飯塚1-0九州国際大付】“ダルビッシュ2世”の夏が涙で終わった。福岡大会準々決勝でプロ注目の右腕、九州国際大付・二保旭が今大会3度目の登板。こちらもドラフト候補の一人、飯塚の左腕・辛島航との息詰まる投げ合いを演じた。

 ところが6回。二保は先頭打者から続けざまに2四球。後続を断ったものの明らかに変調をきたしていた。「立ちくらみのような…ベンチに帰った時は意識なくて…」と熱中症らしい症状で医務室へ。7回からは阿部にマウンドを譲った。「変な代わり方をして迷惑をかけた。全部自分が悪いです」と二保の涙は止まることがなかった。

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“清原2世”に立ちはだかるのは原辰徳

【布施5-4八尾翠翔】PL学園に挑むのは原辰徳!父が大のG党で、巨人監督と同姓同名となった背番号「1」は「勧野くんは話題になっているので」と、PLではオリックス・清原和博内野手以来の1年4番との対戦に意欲を見せた。

 この日は6回から登板。一時は同点とされたが、延長12回まで粘りの投球でサヨナラ勝利を呼び込んだ。PL戦へ「あのメンバーなら負けても仕方ない。全力でぶつかるだけです」と気合いを入れていた。

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16K左腕、寂しく5K終戦もプロ希望

【中京大中京4-0享栄】今秋のドラフト上位候補、享栄の左腕・八木亮祐が西愛知大会の8強で敗れた。センバツ出場の中京大中京に初回、今大会初失点を喫するなど4失点。打線も好投手・竹内の前に無得点に抑えられた。3回戦で16奪三振をマークした左腕はこの日は5奪三振。試合後「プロは小さいころからのあこがれの場所」と話し、プロ入りを希望した。

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佐渡 島民の期待背負って初の甲子園へ王手

第90回全国高校野球選手権記念大会(8月2日開幕、甲子園)は22日、全国29地区で90試合が行われ、新たに3校が甲子園出場を決めた。また新潟大会準決勝では佐渡が優勝候補の中越に2―1で勝利。佐渡島から初の甲子園出場に王手をかけた。23日は青森、広島など6地区の決勝を含め全国24地区で49試合が行われる。

 【佐渡2―1中越】日本海に浮かぶ佐渡は豊かな自然とおいしい海産物に恵まれた島。そんな自然豊かな環境で育ったナインが劇的なサヨナラ勝ちを収め、初の甲子園へ王手をかけた。

 1―1の9回2死一、二塁、打席には9番・岩崎。7回2死一、三塁の好機では空振り三振だったが、深井監督から「お前が決めてこい」とゲキを飛ばされ「決めてきます」と打席に向かった。中越・東条の139キロ速球を流し打った打球は三遊間を破り、二塁走者の中河が両手を突き上げてホームを踏んだ。深井監督は「最後の一打は全島民の気持ちが乗り移った」と興奮気味に語った。

 学校創立は1896年と100年以上の長い歴史を持つが、過去最高はベスト8止まり。今夏はノーシードながら接戦を制して勝ち上がり、佐渡島の高校としては初の4強入りを果たした。部員は全員が島内の中学出身。甲子園を目指すために島を離れる球児もいるが、同監督は「佐渡でも野球が好きで、純粋に一生懸命やれば甲子園へのチャンスがくるんだということを示せたのかな」と話した。

 ユニホームの左肩には、佐渡の頭文字「S」を島の形に模したデザインが躍る。今春に一新したものだ。今大会5試合549球をたった1人で投げ抜いてきたエース・中河は言った。「(島の人間は)逆境に立たされた時に、ひっくり返す気持ちというか、行動ができる。それは勉強でも野球でも」。夢の聖地まであと1勝。一戦ごとにたくましさを増した佐渡ナインが新しい歴史をつくる。

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大田 2打席連発で清原まであと1本

【東海大相模6―3瀬谷】東海大相模・大田が観衆の度肝を抜いた。5回1死、今大会2本目となる左越えソロは推定飛距離140メートルの特大弾。「今まで打った中でも、かなりいい感触」と振り返った。さらに7回1死一塁では「前の打席で直球を打ったのでカーブしかない」と読み通りに初球を左翼席中段へ2打席連発続。高校通算63号とし、PL学園時代の清原(オリックス)にあと1本と迫った。2打席目にも二塁打を放ち今大会3試合で12打数9安打7打点の大当たり。この日も今秋ドラフトの目玉を目当てに日本ハム、ヤクルトなどのスカウトが集結。横浜・河原スカウトは「あれだけ遠くに飛ばせる選手は、なかなかいない」と地元の逸材を絶賛した。

 5回終了後には「技術はあるから気持ちでぶつかろう!」と仲間にゲキ。31年ぶりの夏の甲子園へ頼れる主将がプレーと言葉でチームを引っ張る。

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日大“3校”が西東京4強を占拠

西東京では日大二、日大三、日大鶴ケ丘がそろって4強に進出した。日大勢がベスト4のうち3校を占めるのは、東西分離以前の65年(47回)東京大会以来のこと。43年前も同じ顔ぶれで、当時、決勝で日大三を破った日大二の田中監督は「えっ、そうなの。甲子園に行ったのは知ってたけど」と驚きの表情を見せたが“吉兆データ”にニンマリだ。

 17安打16得点で8回コールド勝ちした日大三とは対照的に、日大鶴ケ丘は8回に2本塁打などで4点を挙げて逆転勝利。日大二は8回に1点差に迫られながらも、93年以来、15年ぶりに準決勝に駒を進め、2打点を挙げた3番・本郷は「甲子園に行きたいし、日大勢のトップに立ちたい」とライバル心をのぞかせた。

 残り1校は2年ぶりの夏の甲子園を狙う早実。24日に準決勝が行われる神宮の杜は、日大カラーの“ピンク”が“エンジ”を包囲する。

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早実 1年生コンビが引っ張る

【早実8―0都小平】とても1年生とは思えない、落ち着き払ったマウンドさばきだった。都小平を6回3安打無失点。無四球の好投に鈴木は「調子はあまり良くなかったけど、丁寧にコントロール良く投球できた」と童顔をほころばせた。

 降雨ノーゲームとなった18日の4回戦(対都小川)以来の先発。直球を低めに集め、縦に鋭く落ちるカーブで相手打者を幻惑した。先頭打者はすべてアウトに取るテンポのいい投球に加え、打っても3安打3打点。5回には右越えソロも放った。和泉監督は「よく放ってくれた。打つ方はあまり期待してないんだけど」と笑ったが、本人は「(打撃も)自信あるんですよ」と鼻高々だ。

 毎朝5時に起床。自宅のある埼玉・鳩ケ谷から、東京・国分寺の早実まで片道2時間かけて通学している。練習後の帰宅は深夜。睡眠時間は「平均で5時間ぐらい」という。それでも「文武両道で、人気のある早実で野球をやりたかった」と苦にはしていない。父・久幹さん(44)が監督を務める大宮西はこの日黒星。しかし神奈川・慶応で4番を打つ兄・裕司(3年)は北神奈川大会で8強に進出しており、弟は「ぜひ甲子園でやりたい」と目を輝かせた。

 鈴木と同じ1年生の小野田が4番を打ち、初回1死二、三塁では先制左前打。こちらも「みんなでつないで点が取れた」と笑顔満開だ。早実の1年生といえば80年夏の甲子園で準優勝した荒木大輔(現ヤクルト投手コーチ)が有名。背番号14と11の1年生コンビが、再び旋風を巻き起こす。

 ◆鈴木 健介(すずき・けんすけ)1992(平4)4月25日、埼玉・鳩ケ谷市生まれの16歳。小1から地元の「南七丁目スポーツクラブ」で野球を始める。里中中では「越谷シニア」でプレーし、3年夏には日本代表メンバーとしてベネズエラでの世界ユース大会に出場。父は埼玉・大宮西の鈴木久幹(ひさもと)監督(44)、兄は神奈川・慶応の裕司(3年)。1メートル73、72キロ、右投げ左打ち。

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清原以来PL1年4番の勧野が1号

【PL学園9―2清友】PL学園は83年の清原(オリックス)以来となる1年生4番・勧野(かんの)が公式戦1号を放った。8回2死二、三塁から外角高めの直球を振り抜き左中間3ラン。コールドを決める一撃に「打った瞬間行ったと思った。興奮しながらベースを回った」とほおを紅潮させた。これで高校通算2本塁打。「気持ちが楽になった。長打を打てて自信になる」と話していた。

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開星 大勝で3年連続甲子園出場

【開星12―1大社】開星は打線が14安打12得点と爆発し、小池が1失点完投。圧倒的な強さで3年連続の甲子園出場を決めた。初回に2点を先制すると、2回に4番・池田が3点本塁打。一塁を守る守備でも初回2死満塁のピンチで後方に上がった難しいフライを背走しながら好捕するなど、攻守で活躍した。昨夏は初戦を突破したが、3回戦で楊志館(大分)に逆転負け。内野陣のレギュラーで唯一の3年生で、甲子園でも1打席立った池田は「ピンチの時こそ声を出して、チームを引っ張っていきたい」と意気込みを語った。

 ◆開星(島根)1924年創立。新体操や柔道も全国大会に出場。

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福知山成美“2刀流”植田が代役で完投○

【福知山成美8―2立命館宇治】福知山成美は序盤の集中攻撃で近畿勢甲子園一番乗りを決めた。初回2死から相手守備の乱れを突き、そこから4連打で5点を先行。準決勝まで1試合平均9・6点を奪った強打で立命館宇治を圧倒した。「強いチームが出るのが甲子園。正直言って狙っていた」と田所監督。エース近藤が指先のマメをつぶし、準決勝に続いて“代役先発”しながら2失点完投した背番号9・植田も「ほんまに優勝したんかな。実感わかなかった」と笑顔を見せた。前回甲子園出場の一昨年は8強入り。椎葉主将は「目標はベスト4以上」と宣言すれば、植田も「ライトも守りたいけど、投手がいないなら投げたい」と全国舞台での“2刀流”に意欲的だった。

 ◆福知山成美(京都)1871年創立の私立校。真・善・美が教育方針。

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城北 打線奮起で春夏連続出場

城北はエースの村方友が力投を見せ、打っては3回までに8点を奪う猛攻。初出場を目指した専大玉名を寄せ付けず、春夏連続の甲子園出場を決めた。

 今春の選抜大会では、村方友が好投したものの、打線は好機にあと1本が出ず初戦で敗退した。今夏は調子の上がらない右腕を打線が助ける場面も見られ、末次監督は「エースの不調に打線が奮起した。思わぬ形で実力がついて、いいチームになった」とニンマリ。村方友は「自分の力がどこまで通用するか楽しみ。甲子園で勝って、校歌を歌いたい」と抱負を口にした。

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城北 打線奮起で春夏連続出場

城北はエースの村方友が力投を見せ、打っては3回までに8点を奪う猛攻。初出場を目指した専大玉名を寄せ付けず、春夏連続の甲子園出場を決めた。

 今春の選抜大会では、村方友が好投したものの、打線は好機にあと1本が出ず初戦で敗退した。今夏は調子の上がらない右腕を打線が助ける場面も見られ、末次監督は「エースの不調に打線が奮起した。思わぬ形で実力がついて、いいチームになった」とニンマリ。村方友は「自分の力がどこまで通用するか楽しみ。甲子園で勝って、校歌を歌いたい」と抱負を口にした。

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早実 1年生が頑張って4強入り

【早実8-0都小平】西東京大会では22日、一昨年の夏の甲子園で全国制覇を成し遂げた早実が7回コールドゲームで準決勝に進んだ。

 1年生の2人がチームを引っ張った。先発した鈴木は6回を無失点。4番の小野田は先制打を含む2安打2打点の活躍だった。

 ベスト4の残り3校は日大三、日大鶴ケ丘ら日大勢が占める。早実の和泉監督は「1年生の2人が戦力になってくれたことで、チームは良くなってきている」と手応えを口にした

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佐渡 サヨナラで初甲子園に王手

第90回全国高校野球選手権記念大会の新潟大会は22日、三條機械スタジアムで準決勝を行い、佐渡が2―1で中越を下し、春夏通じて初の甲子園出場に王手をかけた。

 佐渡は2回に1点を先制。ここまで4試合450球を1人で投げ抜いてきたエース中河が5回に1点を失い、同点とされたものの、1―1で迎えた9回に岩崎の決勝打で1点を挙げてサヨナラ勝ち。昨夏の2回戦で0―1で惜敗した中越に雪辱し、夢に一歩近づいた。

 23日の決勝では、日本文理を4―0で下し、同じく初出場を目指す県央工と対戦する。

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強い日大勢!3校が4強入り/西東京

第90回全国高校野球選手権記念大会の西東京大会は22日、神宮球場などで準々決勝を行い、日大三、日大鶴ケ丘、日大二の3校が4強入りした。

 3年ぶり13度目の出場を狙う日大三は、全国制覇した2001年をほうふつさせる強打で明大中野八王子に16―7の8回コールド勝ち。7回に1度は2点差まで詰め寄られたが、8回に一挙7点を奪い試合を決めた。

 1990年以来、2度目の甲子園を目指す日大鶴ケ丘は2点を追う8回に4点を奪い、堀越に6―5で逆転勝ち。日大二は法政の反撃に苦しみながらも8―7で逃げ切り、26年ぶりの出場に一歩前進した。

 準々決勝の残る1試合は、早稲田実が8―0の7回コールドで都小平を圧倒した。24日の準決勝は日大三―早実、日大二―日大鶴ケ丘の顔合わせ。早実は“日大包囲網”を突破できるか…?

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福知山成美、城北、開星が甲子園へ!

第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は22日、29大会で試合が行われ、熊本では今春の選抜大会出場の城北が11―4で専大玉名を退けて13年ぶり3度目の代表となった。京都は福知山成美が2年ぶり3度目、島根は開星が3年連続6度目の甲子園出場を決めた。

 6大会で準決勝が行われ、昨夏準優勝の広陵(広島)、聖光学院(福島)徳島商(徳島)などが決勝に駒を進めた。選抜大会4強の千葉経大付(西千葉)や早実(西東京)常葉学園菊川(静岡)がベスト4入り。西愛知では中京大中京が準決勝に進んだが、4年連続の出場を狙った愛工大名電は姿を消した。

 23日は青森、山形、福島、新潟、広島、徳島で決勝が行われる。

 ≪城北は宮崎商と九州対決≫試合後の組み合わせ抽選で対戦相手決定の第1号が出た。城北(熊本)が第2日(3日)の第2試合を引き、同じ九州勢の宮崎商(宮崎)と顔を合わせる。

 開星(島根)は第4日(5日)の第1試合。福知山成美(京都)は第7日(8日)の第4試合で2回戦からの登場となる。

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殊勲は背番号17 春の近畿王者が夏王手

【福知山成美12―2京都外大西】春の近畿王者が一段とスケールアップした。福知山成美は打線が爆発。12安打12得点で昨夏代表の京都外大西を5回コールドで沈めた。殊勲は背番号17の門林だ。

 「次の打者に回そうと思いました。前の試合でも、その前もチャンスで打てていませんでした」

 衝撃は初回だった。同点にした後の1死満塁で右翼へ満塁弾。その後も二塁打と左前打で打点を挙げ、3打数3安打6打点の大暴れだった。

 1メートル83で50メートルは5秒7、兄・宗哉さんは昨年の主将。期待は大きく昨秋は主軸だったが、今春はレギュラーから外れた。グラウンド整備などプレー以外でふまじめなことが理由だった。

 控え組の練習試合に回ったことで野球への取り組みを考え直した。一方で練習は熱心で、冬場は1日1000本のティー打撃を続けた。将来は社会福祉士になる夢を持ち、大学では野球を続けないつもりいる。「少しでも長く野球をやりたいです」。心身が結びついた“最後の夏”に努力が実を結んだ。

 門林の一発に触発され、4番を打つ力を持ちながらチームの戦略上、2番を打つ植田は4打数4安打4打点。先発としては4回2失点でピリッとしなかったが「門林が打ってくれて楽になった」と“恐怖の2番”の本領を発揮した。

 京都では昨年から準決勝のコールド制を導入しており適用第1号。記録的な破壊力を持つ打線が2年ぶり3度目の頂点を狙う。

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東北にいた!オリ清原の“親戚”がデビュー

東北13―0石巻西】打線の大量援護で先発・萩野裕輔(3年)が3回を無失点で降板。その後、小刻みな継投策に出た東北の最後のマウンドを託されたのは次期エース候補の清原だった。母のいとこがオリックスの清原で親戚関係にあたる左腕は、13―0の5回2死、一塁に走者を背負った場面で登板。冷静なマウンドさばきで三振に斬って取り、夏公式戦デビューを飾った。

 「ちょっと緊張してボールが高く浮いてしまいましたが、あと1人だけなんで絶対に抑えてやろうと思っていました」清原譲りの勝負強さでカウント2―2から気合のスライダー。5回コールド勝ちを決める15個目のアウトをゲットすると、マウンドで拳を握り締め小さく雄叫びを上げた。

 春季地区予選決勝・仙台育英戦で公式戦に初登板。同戦では17―7の7回から登板し2回6安打3失点を喫し「まだまだです。要所を抑えられる投手になりたい」と苦虫をかみつぶした。しかしこの日は春同様13点の大量リードがあったとはいえ、甲子園につながる大切な試合で全く危なげない無失点での救援。五十嵐征彦監督(32)も「秋からエースナンバーをつける候補の1人」と笑顔でほめ称えた。

 今冬でひと回り大きく成長した。プロ注目の先輩・萩野からは投球フォームを伝授され、リリースポイントを前にしたことで入学時115キロだった直球は135キロまでアップし、制球力も格段に増した。さらに正月に地元・大阪に帰った時にあいさつする程度という“和博おじさん”からは復帰へと必死に努力を続ける、野球に取り組む姿勢を学び自らの糧した。

 2季連続甲子園出場まであと2つ。「勝って甲子園に行きたい。(おじさんには)甲子園の土を踏んだ姿を見てもらいたい」という左腕。主役の夏はまだ遠いが、縁の下の力持ちとして夢舞台へチームを後押しする。

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ノーシードから岩倉 修徳うっちゃり8強

第90回全国高校野球選手権大会(8月2日から17日間、甲子園)の地方大会は21日、35大会で108試合が行われ、新たに6校が甲子園出場を決めた。東東京大会では岩倉が逆転サヨナラ勝ちでシード校の修徳を撃破。昨年初戦敗退のどん底からの頂点まであと2勝だ。茨城大会では元ダイエー外野手の大野久監督(47)率いる東洋大牛久が3年連続4強入りを決めた。22日は京都、島根、熊本大会で決勝など、29地区で90試合が行われる。

 【岩倉6―5修徳】甲高い音を残して、岩倉・執行(しぎょう)の打球が中前へ抜けていった。同点に追いつき、なお9回1死満塁。途中出場の背番号15が一塁ベンチを指さし、雄叫びとともに一塁ベースを駆け抜けた。

 「サヨナラ打は高校に入ってから初めて。(ベンチでは)ずっとテンション上がりっぱなしでした。うれしいです」

 第4シードの強豪・修徳をうっちゃった。ヒーローの執行は1年時からレギュラーだったが今年5月に腰痛を発症。慢性化し、この日も痛み止めをのんでプレーした。「(腰痛の影響で)仲間と一緒にできないのが悔しくて…。でも打席では痛みを忘れてます」。1メートル66の小兵ははにかんだ。

 84年センバツでKKコンビ擁するPL学園を撃破し初出場で優勝した同校もその後は低迷。初戦敗退した97年夏以降、甲子園からは遠ざかっている。さらに昨夏は野球部創部以来初となる1回戦敗退の屈辱も味わった。「去年の悔しさがあって、選手が本当によく練習をやるようになった」。中日・豊田スカウトのおいでもある豊田浩之監督は「力のある1年生も入ってきて、競争によってチーム全体が力を付けたと思う」と続けた。

 5年ぶりの8強入り。「これからも高校生らしく、1つずつ頑張っていければ」。謙虚な豊田監督の言葉とは裏腹に周囲の期待は高まる。シード8校中、6校が敗れる波乱の東東京。ノーシード岩倉がどん底から頂点へとはい上がる。

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元プロ盗塁王が東洋大牛久に“足”仕込む

【東洋大牛久4―0水戸商】激闘を制して東洋大牛久が3年連続4強進出を決めた。春夏連続出場を狙った第3シードの古豪・水戸商を相手に、前日は延長15回1―1で引き分け。この日も5回まで無得点。試合を動かしたのは91年にダイエー(現ソフトバンク)で盗塁王を獲得した就任6年目、大野監督が仕込んだ“足”だった。

 「スキを狙って果敢に攻めようと思った」と指揮官。6回1死二塁から金子の三塁内野安打で二塁走者の池田が一気に本塁へ突入した。貴重な先制点。「一塁に投げる格好をした時点で行こうと思った。ずっと練習してきて迷いはなかった」と池田は胸を張った。今春茨城大会は1回戦で水海道一に競り負けた。指揮官はあらためて走塁の重要性をナインに説き、大会直前まで走塁練習に明け暮れた。試合前は大野監督自身が取手二時代に茨城大会で延長引き分け再試合を経験、再試合を制した勢いで甲子園を決めた当時の経験を聞かせてナインを発奮させた。

 取手二時代の恩師・木内監督率いる常総学院とは決勝でなければ対戦できない。同校は36年前に茨城大会で優勝も、関東大会で敗れて甲子園出場はならなかった。「厚い壁を破りたい」と大野監督。初の大舞台まで一気に駆け抜けるつもりだ。

 ◆大野 久(おおの・ひさし)1960年(昭35)8月15日、茨城県生まれの47歳。取手二では77、78年夏に甲子園出場。東洋大―日産自動車を経て84年に阪神入り。91年ダイエーへ移籍し、42盗塁で盗塁王を獲得。95年に中日で現役引退。翌年から2軍外野守備走塁コーチを務めた。退団後に教員資格を取得し、01年から東洋大牛久社会科教諭。03年4月に野球部監督に就任。家族は妻と娘2人。

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龍谷大平安 3年14人の夏終わる

【龍谷大平安4―5立命館宇治】大会前に2年生部員の部内暴力が発覚し、3年生部員14人で臨んだ龍谷大平安は準決勝で涙をのんだ。先発の安田が7回に同点ランニング本塁打を浴び、さらに連打で勝ち越された。9回に1点差まで追い上げたが及ばなかった。今春の校名変更後初の甲子園出場はならず、原田監督は「いろいろな意味で勝ちたかったが、この人数で本当によくやった」と選手をねぎらった。

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鳥取西 手負いのエースが逆転打

【鳥取西2―1鳥取城北】鳥取西は劇的な逆転勝利で3年ぶりの聖地切符をたぐり寄せた。大会前の今月上旬に左股関節を痛めたプロ注目右腕、小畑が1点を追う9回1死一、三塁から逆転2点二塁打。「仲間に支えられてここまで来た。絶対に打ちたかった」と声を弾ませた。疲労から来る痛みに、一時は立てないほどで「歩くのも苦労した」。決勝戦も登板できず、今大会は2試合で5回1/3を投げただけ。甲子園まで行けば、マウンドに立つチャンスも出てくる。まさに執念の一打だった。23度目の甲子園初戦は大会初日の第3試合に決まった。「できれば甲子園のマウンドで投げたい」と小畑。伝統校のプライドを胸に聖地へ乗り込む。

 ◆鳥取西(鳥取)1873年創立。文武併進が校訓で県内有数の進学校。

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鉄腕・赤川が宮崎商を39年ぶり聖地へ

【宮崎商2―1日南学園】111球目。宮崎商・赤川はありったけの力を込めたストレートで最後を三振で締めくくると、両手を青空に突き上げた。39年も待った夏の甲子園だ。「最高!」とエースはマウンドの中心で雄叫びを上げた。

 6回1死まで無安打投球。序盤はスライダーでかわし、後半は力で勝負を挑んだ。球速は徐々に上がって8回で最速142キロをマークした。まさに驚異のスタミナ。延長15回引き分けとなった18日の準決勝・都城東戦で193球を1人で投げ抜いた。中1日で20日の再試合も先発で6回を投げた。4日間、30イニングで4失点。酷暑に耐えた左腕は「疲れはあったけど気持ちでカバーしました」と胸を張れば、同校野球部OBでもある浜田監督も「“腕がちぎれても投げろ”と言いました。この夏、大きく成長してくれた」と満足げだ。

 「左投手では一番のつもりで投げます」と赤川。名投手を育てる甲子園がたくましくなった左腕を待っている。

 ◆宮崎商(宮崎)1919年創立。校訓は「克己求道」で4学科がある。

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日本航空 エースが獅子奮迅で5度目切符

【日本航空1―0帝京三】日本航空はエース北野の投打にわたる活躍で3年ぶり5度目の甲子園切符を手に入れた。2番手でマウンドに上がると最速143キロの直球と切れのあるスライダーで5回を1安打無失点。「絶対に打たせないつもりで投げた。気持ちよかった」と笑顔がはじけた。19日の準決勝・富士学苑戦では150球を投げ完投。中沢監督は「あれだけ投げた後の中1日で、すごい投球をした」と脱帽した。バットでは7回1死一、二塁から「来たボールを思い切り振った」と左前へ決勝適時打。両チーム唯一となる貴重な得点をもたらした。主将としてもチームを引っ張る背番号1は「甲子園での目標は優勝」と高らかに宣言した。

 ◆日本航空(山梨)1932年創立の私立校。日本ハムの八木がOB。

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本荘・池田が120キロ台直球で秋田V

【本荘10―5大館鳳鳴】“小さな鉄腕”は駆け寄るナインに埋もれていった。9回2死一塁。本荘の池田がこん身の直球で三沢を遊飛に打ち取った。2年ぶり4度目の出場を決めた最後の直球は125キロ。初戦から5戦45回、665球を1人で投げ抜いたエースが胸を張った。

 「連投より暑さの疲れの方があります。点差があったので打たせていこうと思ったのですが、緊張して腕が振れませんでした」。トルネード投法の左腕は準決勝までの4試合で防御率1・25も、決勝では通常135キロ前後の直球が120キロ台前半しか出ず、11安打を浴びた。それでもマウンドを守り抜いた。

 大舞台での目標は秋田勢として11年ぶりの初戦突破だ。「甲子園は暑いので対策を練っていきたい」。高校入学以来、甲子園出場をにらんでアンダーシャツは長袖しか着用してこなかった小さなエースの“小さな努力”が報われる時が来た。

 ◆本荘(秋田)1902年創立の伝統校。端艇(ボート)部は全国大会優勝経験あり。

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盛岡大付ミラクル連続で4年ぶり夏切符

【盛岡大付2―1盛岡中央】ノーシード同士の決勝は劇的な幕切れだった。同点の10回1死二塁で盛岡大付・熊谷が右越えサヨナラ二塁打して決着をつけた。1点を追う9回は2死一、二塁で遊ゴロ。誰もが試合終了と思ったが相手遊撃手が一塁悪送球。九死に一生を得たナインが、そのままの勢いで4年ぶりの夏切符を手に入れた。同校は過去5度出場した甲子園でまだ校歌を歌っていない。試合後の抽選の結果、55校中最後の大会8日目第2試合に決まった。「これまでの経験を生かし、まず1勝」と沢田監督も闘志を燃やした。悲願の甲子園初白星を奪いに、ミラクル軍団が聖地へと乗り込む。

 ◆盛岡大付(岩手)1958年創立。女子ソフトテニス部などが盛ん。

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佐賀商 甲子園決めても胴上げなし

【佐賀商3―1鳥栖商】佐賀商は2年ぶり夏舞台を決めたが、森田監督の胴上げはなし。県内最多出場を誇る伝統校は、勝つことが当然の雰囲気でここまで戦ってきた。指揮官は「伝統の重圧が凄かった」と目標達成にホッとした表情だ。初回1死二塁から右中間を破る先制三塁打の古賀は「直球が真ん中にきたので思いっきり振った」と重圧から解放されて笑顔。守っては3回、本塁打性の当たりを右翼手の早田が好捕。4安打1失点で完投した古賀昭も「あの好捕で流れがきた」と称賛するビッグプレーも飛び出した。昨年は佐賀北が全国制覇。今度は佐賀商ナインが“がばい旋風”を全国に巻き起こす。

 ◆佐賀商(佐賀)1907年創立。国際経済科もある県立校。

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王手!青森山田5年連続 開星3年連続

第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は21日、35大会で試合が行われ、宮崎では宮崎商が39年ぶり4度目の夏の甲子園出場を決め、盛岡大付(岩手)本荘(秋田)日本航空(山梨)鳥取西(鳥取)佐賀商(佐賀)も代表に名乗りを上げた。

 5年連続出場を狙う青森山田(青森)や3年連続出場を目指す開星(島根)も決勝に進出。今春の選抜大会出場校では城北(熊本)が決勝に進んだが、龍谷大平安(京都)は準決勝で、北大津(滋賀)は準々決勝で敗れた。5季連続出場を狙った今治西(愛媛)も姿を消した。

 22日は京都、島根、熊本で決勝が行われる。

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鳥取西は第1日に登場/高校野球組み合わせ

第90回全国高校野球選手権大会(8月2日から17日間・甲子園)の代表校に21日、新たに6校が決まり、試合後の組み合わせ抽選の結果、初戦の日程が決まった。

 鳥取西(鳥取)は第1日(2日)の第3試合、宮崎商(宮崎)は第2日(3日)の第2試合、本荘(秋田)は第3日(4日)の第2試合、日本航空(山梨)は第4日(5日)の第2試合となった。佐賀商(佐賀)は第8日(9日)の第1試合、盛岡大付(岩手)は同日の第2試合でともに2回戦から登場する。

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宮崎商が39年ぶりの出場/高校野球

第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は21日、35大会で試合が行われ、宮崎では宮崎商が39年ぶり4度目の夏の甲子園出場を決めた。

 このほか盛岡大付(岩手)本荘(秋田)日本航空(山梨)鳥取西(鳥取)佐賀商(佐賀)が新たに代表校に名乗りをあげ、青森では青森山田と光星学院、京都では立命館宇治と福知山成美が決勝に進出した。

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無安打無得点投手が立ちはだかった 5季連続の夢粉砕

高校野球の愛媛大会は21日、準々決勝2試合が行われ、06年夏からの5季連続甲子園を目指す今治西が帝京五と対戦。今治西は、3回戦の新居浜東戦でノーヒットノーランを演じた帝京五・平井の前に再三チャンスを作りながらも、奪った得点は4回の1点のみ。試合は延長戦の末、2-1で帝京五が勝ち、夏3連覇の夢も絶たれた。

 04年の甲子園準優勝校、済美は12-2八幡浜に6回コールドで勝ち、4強進出を果たした。

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松井秀もガッカリ…壮烈な打撃戦で8強敗退

高校野球の石川大会は21日、準々決勝が行われ、ヤンキースの松井秀喜外野手の母校、星稜はノーシードから8強入りした小松工と対戦。打撃戦の末、9-10で敗れ、2年連続の全国大会出場はならなかった。

 星稜は2回に大量6点を失う苦しい試合展開となったが、看板の打線が爆発し、5、6回に3点ずつを挙げて8-7と逆転に成功。しかし、のべ4人の投手を繰り出したが、小松工の攻撃を抑えることができずに逆転された。

 石川大会は金沢、遊学館、金沢西のシード校がベスト4入りした。

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3年生だけの夏終わる…前年V校はコールド大敗

高校野球の京都大会は21日、準決勝2試合が行われ、大会直前に2年生が1年生へ暴力をふるい、出場が認められた3年生14人だけで大会に臨んだ龍谷大平安は立命館宇治接戦の末、4-5で惜敗。春のセンバツとの連続出場はならなかった。先制点を奪った龍谷大平安だが、先発の安田が7回に同点ランニング本塁打を浴び、さらに連打で勝ち越された。9回に1点差まで追い上げたが及ばなかった。

 今春の校名変更後初の甲子園出場はならず、原田監督は「いろいろな意味で勝ちたかったが、この人数で本当に良くやった」と選手をねぎらった。

 前年代表校の京都外大西は、一昨年の優勝校の福知山成美に毎回得点を許し、5回コールド12-2で大敗。9度目の甲子園の道は閉ざされた。

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盛岡大付、土壇場で追いつき延長サヨナラでV

高校野球の岩手大会決勝は21日、岩手県営球場で行われ、4年ぶり6度目の甲子園を目指す盛岡大付が土壇場の9回裏に盛岡中央の失策で1-1の同点に追いつき、延長戦に突入。10回裏、走者二塁の場面で右越え適時打が飛び出し、サヨナラ勝ちで岩手代表の座をもぎ取った。

 ノーシードで1回戦から6試合勝ち上がってきた盛岡中央は好投の品川が最後に力尽き、甲子園に手が届かなかった。

 盛岡大付の甲子園初戦は第8日(8月9日)の第2試合で2回戦から登場することになった。

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佐賀商、貫禄の15度目の夏制覇

高校野球の佐賀大会決勝は21日、みどりの森県営球場で行われ、佐賀商が3-1で鳥栖を下し、2年ぶり15度目の甲子園出場を決めた。

 佐賀商は初回に1点を先制すると、中盤にも追加点を挙げて試合を優位に進めると、古賀昭が1失点で乗り切り、危なげない勝利だった。

 佐賀商の甲子園初戦は第8日(8月9日)の第1試合となり、2回戦から登場する。

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鳥取西、9回逆転!23度目の栄冠

高校野球の鳥取大会は21日、倉吉市営野球場で決勝戦が行われ鳥取西・鈴木、鳥取城北・木島の息詰まる投手戦を展開。6回裏に鳥取城北は3本の長短打で先制の1点を挙げたが、鳥取西は9回、1死一、三塁から中越えの逆転打が飛び出し、その裏二塁に走者を背負うも鈴木が冷静な投球で逃げ切った。

 鳥取西は3年ぶり23度目の夏の甲子園出場となった。甲子園での初戦は第1日(8月2日)の第3試合に決まった。

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日本航空、ドラフト候補右腕の投打で3年ぶり甲子園

高校野球の山梨大会は21日、小瀬球場で決勝戦が行われ、3年ぶり5度目の甲子園を目指す日本航空と初の代表を狙う帝京三が対戦。序盤はピンチの連続だった日本航空は、5回から登板した、ドラフト候補のMAX145キロ右腕・北野が流れを変えた。伸びのある直球と鋭いスライダーで、帝京三打線を1安打と完ぺきに抑えた。

 7回には自ら決勝タイムリーも打った北野は「緊迫した試合だったけど、楽しくできてよかった」と満足そう。中沢監督は「嫌な流れをエースが断ってくれた。甲子園では一つでも多く勝ちたい」と満面の笑みで話した。

 日本航空の甲子園での初戦は第4日(8月5日)の第2試合となった。

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ノーシード本荘、打撃戦制して4度目の優勝

高校野球の秋田大会決勝は21日、こまちスタジアムで行われ、準決勝で第1シードの明桜を倒したノーシドの本荘と、悲願の甲子園初出場を狙う大館鳳鳴が対戦。2回に2点を先制した本荘は、4回にも適時三塁打と犠飛で2点、5回には3点本塁打も飛び出し、8点を挙げた。

 大館鳳鳴も4回裏、3本の長短打を集め2点を返し、さらに5回には3点を入れて追撃。しかし、8回に本荘はダメ押しの2点を奪い、大館鳳鳴の反撃意欲をそぎ、10-5で本荘が勝ち、2年ぶり4度目の甲子園出場を決めた。

 本荘の初戦は第3日(8月4日)の第2試合に決まった。

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プロ注目左腕満塁耐えた!宮崎商が39年ぶりの甲子園

高校野球の宮崎大会決勝は21日、サンマリンスタジアム宮崎で行われ、プロ注目の左腕・赤川を擁する宮崎商が2-1で日南学園を下し、1969年(昭44)以来、39年ぶり4回目の甲子園出場を果たした。

 日南学園はドラフト候補の中崎ではなく、有馬を先発に立てたが、宮崎商はその立ち上がりを攻めて初回に2点を先取。日南は2回途中から中崎が登板したが、試合はそのまま進み9回に突入。日南は1点を返し、なおも二死満塁。この大ピンチを三振でしのいだ赤川は、両手を大きく突き上げてガッツポーズ、そのままマウンド上でナインと抱き合い喜びを分かち合った。浜田監督は「思い通りの展開。赤川なら力でねじ伏せてくれると思った」と熱戦を振り返った。

 39年ぶりの出場に池田主将は「日本一長く甲子園で野球をするのが目標だ」と抱負を力強く語った。

 宮崎商の甲子園での初戦は、第2日(8月3日)の第2試合となった。

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応援父母が盗撮男“御用”直後に反撃開始で8強進出

【市沼津3-2磐田南】静岡大会4回戦で第5シード・磐田南と対戦した市立沼津は、同点の9回に芹澤勝遊撃手(2年)の右犠飛で決勝点を奪い、3―2で逆転勝ち。2年連続8強進出を決めた。

 スタンドに陣取った市沼津の父母も“好プレー”を見せた。熱戦の最中、男が市立沼津のブラスバンド女子部員を盗撮。父母会が連携して警察に引き渡し、真剣勝負に水を差す行為を最小限の被害で食い止めた。5回終了後のグラウンド整備中の異変はナインに伝わらなかったが、直後の6回から反撃しての逆転勝ち。水口清治監督(49)は「まずは、去年と同じところ(8強)まで来られたのでよかった」と胸をなで下ろした。

 勢いに乗って迎える準々決勝は、甲子園でおなじみの浜松商と激突。「3年生の先輩たちと最高の夏にしたい」と決勝打の芹澤。17年ぶりの甲子園へ突き進むだけだ。

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登板せず…亡き甲子園優勝投手の父に誓う「来年こそ」

【麻布大渕野辺7-0川和】北神奈川大会では、川和が昨夏の8強進出に及ばず7回コールドで3回戦敗退となった。84年取手二(茨城)で夏の甲子園優勝投手となり、15日に死去した石田文樹さん(享年41)の長男・翔太投手(2年)は、ここまで2試合先発もこの日は登板なし。通夜、告別式が続いて心労が蓄積されたことによる岩本監督の配慮だったが「悔しい夏です。偉大な父を目標に来年は頑張りたい」と気丈に振る舞っていた。

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佐渡島初の快挙!あと2勝で歴史が変わる!

【佐渡7-6帝京長岡】新潟大会準々決勝で佐渡が快挙を遂げた。帝京長岡を7―6で下して初のベスト4入りしたばかりか、所在地が佐渡島にある高校としては初の4強入りを決めた。

 「一戦ごとに雪だるま式に力がついてきた」。そう話した深井浩司監督(46)は、中河から手渡されたウイニングボールをずっと左手で握りしめていた。1、2回に4点を失いながら、7―6の逆転1点差勝ち。昨夏の2回戦で中越に0―1の1点差に泣いたチームは1点差に笑った。

 大会の総合開会式(11日)に佐渡ナインは日帰りで参加。14日の初戦(2回戦、対柏崎常盤)を終えると佐渡に1度戻った。3度目の“船旅”で佐渡を離れた16日からは、ずっと宿舎暮らしだ。18日までは上越市内で。19日に新潟市に移動して宿泊を続ける。「県内で一番厳しいかもしれない。しかし、気持ちは強くなる」(深井監督)。たくましさは、逆転という形でゲームに出た。

 昨年から深井監督とナインが確認し合っているテーマが2つある。“佐渡の歴史を変える”は初のベスト4入りで実現した。そして結実途中のテーマが“佐渡で甲子園を目指す”だ。「勝てば島民の方たちが元気になる。優勝旗を佐渡に持って帰ります」とエース中河は力強く話した。

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“伏兵”もスター揃い プロ注目左腕温存で4強

【報徳学園11-4伊丹北】“伏兵”の活躍で報徳学園が4強を決めた。3回2死一、二塁で9番の籾山が、伊丹北の右腕・中本から左翼へ3ラン。2点差に詰め寄られた直後の一発で再びリードを広げた。「開き直っていきました。夢みたいな感じです」。

 今春、遊撃のレギュラーを奪った2年生は、通算4号に驚きだった。この試合まで今大会5打数無安打。「悔しさはあったけど、考えすぎないようにしました」。連続四球の後の直球を迷わず振り抜き、初安打が最高の結果になった。

 もう1人の“伏兵”が背番号12の小野寺だ。4回無死二塁から先発の岡田を救援。その回に1点を奪われたが、自己最速141キロの直球とスライダーを武器に5回からの3イニングは3人ずつで打ち取った。

 「絶対に1点もやらない気持ちと、絶対に甲子園に行きたいという気持ちで投げました」

 右腕が三塁手から投手に転向したのは高校2年春から。紅白戦で投手がいなかったためマウンドへ上がると、レギュラーチームを一回り抑えてしまった。以後、本格的に投手を始めた。永田裕治監督(44)は「小野寺が良く投げてくれた。近田を使わずに済んだのは大きい」と称えた。

 層の厚さで4回戦の神戸国際大付戦を完封したプロ注目の左腕・近田の温存に成功。伝令役を務めた近田は「チームとしていい試合ができました」と一丸星に笑顔だった。準決勝は滝川二。13度目の夏へ、まとまりも最上級だ。

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「調子悪い」?智弁和歌山の大砲 それでも3戦連続弾

【智弁和歌山7-2神島】注目のスラッガー、智弁和歌山の坂口真規内野手が3試合連続のアーチ。6―2の9回に高校通算24号を左中間へ運んだ。「調子は悪いです。本当にたまたまだと思います」。好調な結果とは裏腹に思い通りのスイングができないという大砲。「力を抜くことで打てていると思います」と話した。これで4強入り。今センバツではノーアーチに終わっただけに「甲子園でリベンジしたい」と4季連続出場へ力を込めた。

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暴投終戦も魅力 プロ志望大型右腕に9球団31人来た

【市岐阜商4-3岐阜城北】自らの暴投で決勝点を許した。悔やんでも悔やみきれない1球。すっきりした表情で会見に現れた岐阜城北のエース伊藤準規だが、心の中は泣いていた。「本当は泣きたい。勝てると信じていた。暴投だけじゃない。僕のふがいなさ。僕のせいで負けた」。

 序盤は制球が定まらず、4回までに2点を奪われた。しかし4回に自らソロ弾を放ち1点差とすると、投球もテンポが良くなった。10回で173球を投げ7安打4失点。最速144キロの重い直球で13三振を奪った。

 昨秋から約8カ月間、右ひじの違和感のため実戦を離れた。5月31日の復活マウンドから2カ月足らずで、本来の投球には遠い。それでもネット裏には9球団31人のスカウトが集結。中日の中田スカウト部長は「悪いなりにテクニックで抑えてる。尻上がりによくなってきた。先発完投タイプだね」と、試合をつくったことを評価した。

 「この仲間じゃないとここまでできなかった。今後?プロに行きたいです。活躍する姿を見せることが恩返しになると思う」。17歳右腕はきっぱり言い切った。夏の大会には何とか間に合っただけ。心も体もまだまだ未完成。主役になるのはプロに入ってからでも遅くはない。

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夏初登場!153キロの“腰痛”右腕

【宇治山田商4-0松阪】今春センバツで153キロをマークした、三重・宇治山田商の平生拓也(3年)が今夏初先発し、5安打7奪三振で完封した。「ずっと腰が痛くて投げられなかった。9回を投げられてほっとしています」。春季大会中に腰痛が悪化。現在は痛みが和らいだが、再発防止のために痛み止めの薬を飲んで試合に臨んでいる。右腕は「きょうは違和感がなかった。相手を意識せずに投げれば勝てる」と右腕は3季連続の聖地を誓った。

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スカウトは高評価 監督に叱責された144キロ右腕

【菰野9-4川越】雷を落とされても、最初と最後はきっちりと仕事をした。ドラフト候補の三重・菰野(こもの)のエース・西勇輝が3回戦の対川越戦で4回までノーヒットに抑える快投も、8点リードの5回に突如、制球が甘くなり3連打を浴び2失点。「何やってるんだ!」味方が追加点を挙げた直後の失点だけに戸田監督の口調は厳しかった。

 6回を3人で抑えるとお役ご免で左翼の守備へ。ところが9回にリリーフ投手が2死満塁のピンチを招いたため再登板。2球で一飛に仕留め、ドタバタの4回戦進出となった。

 「気の緩みから打たれてしまいました」と猛省した西。それでも逸材には変わりない。この日も自己最速にあと1キロと迫る球速144キロを何度も記録。「以前見た5月より球に力がついた」(ヤクルト・小田スカウト部長)と、むしろ評価はグングン上がっている。

 「いつも通り投げたら打たれない。次戦で自分の投球を取り戻したい」昨年、決勝で涙した三重No.1右腕は、頂点だけを見据えて戦う。

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岡山大会で観客がグラウンドに乱入

倉敷マスカットスタジアムで行われた岡山大会の準々決勝、関西―作陽で観客がグラウンドに乱入する騒ぎがあった。9回1死満塁、1点を追う関西の攻撃で、3~4人の男性がベンチ裏の通路から侵入。関係者によると関西の選手に対して威嚇する発言もあったという。通報により警察も出動した。試合は約15分間中断。再開後に関西が逆転サヨナラ勝ちを収めた。同校の江浦滋泰監督(39)は「3年間一生懸命やってきて、さらに客席には小学生や野球が好きなファンがたくさんいたのに、ちょっと考えられない」と後味が悪い試合に笑顔はなかった。

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学生監督率いる立教新座 2年連続8強

【立教新座1―0市川越】学生監督最後の夏に、23年ぶりの甲子園出場を狙う立教新座が、春季県大会王者の市川越を撃破し、2年連続8強入りを果たした。4回に5番・矢部の犠飛で挙げた虎の子の1点を、142キロ右腕のエース岡部が5安打完封の力投で死守。チーム一丸の勝利に、伊藤界勇(ひろむ)監督(21)は「きょうの試合はプラスになった。自分自身も自信につながってます」と手応えを口にした。

 母校から監督の打診を受け、立大2年の秋に就任。現在も野球部に籍を置きながら母校の指揮を執る。一般企業への就職が内定し、野球に携わるのも今年が最後。勝ち進めば試合日と大学の前期試験の日程が重なるが「試合を優先させます」と熱っぽく語る。監督の重責から体重は就任当初の73キロから13キロも減ったが「昨年の方が緊張した。きょうは安心して見ていられた」と一戦ごとにたくましさを増すナインに目を細める。

 選手と間違えられないためにあごヒゲを伸ばす学生監督が目指す大舞台まであと3勝。昨年阻まれた8強のカベを乗り越え、甲子園切符を必ず手に入れてみせる。

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島田Jrは完封リレーに貢献

【常総学院5―0中央】常総学院は前日、下妻二を2安打完封した島田隼斗(3年)が5回からエース・土肥を救援し、5安打無失点で完封リレーを完成させた。本職は二塁手で、打撃でも3安打。背番号4の主将は「父が来るのは知っていたが、緊張しなかった」。父は87年同校夏の甲子園準優勝投手で、その後、日本ハムなどで活躍した島田直也氏(38)=現BCリーグ信濃コーチ。スタンドから息子の姿を見守り「試合に出られない選手の分も頑張れ」とゲキを飛ばした。

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デーブJr5回戦負け「お父さんごめん」

【東亜学園1―4堀越】デーブジュニアが5回戦で姿を消した。東亜学園は昨夏8強の堀越に終始リードを許し、6回に1点を返すのがやっと。西武・大久保博元打撃コーチの長男・泰成主将(3年)も4打数無安打に終わり「短すぎた夏だった。チャンスで還せなかった」。試合後の整列こそ涙はなかったが荷物置き場に戻ると、こらえきれずに号泣した。父は試合のため観戦に来ることはできなかったが「お父さんにはごめんと…。大学に進んで野球を続けたい」と前を向いていた。

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日田林工 投打かみ合い9年ぶり切符

【日田林工11―2大分雄城台】逆転サヨナラ劇となった準決勝のうれし涙から一転、決勝は笑顔が夏空にはじけた。日田林工は今大会初の2ケタ安打で11得点。前回9年前に出場を決めた時と同じ相手に快勝した佐藤監督は「こんなに点差がつくとは思ってなかった」と目を丸くした。

 5回2死から押し出しで先制点を奪うと、なおも満塁で3番・松尾が走者一掃の3点三塁打。7、8回にも集中打を浴びせ、すべて2死から得点した。投手陣も負けていない。今大会で必勝パターンとなった先発の末次、2番手の太田尾の両右腕がともに好投。太田尾は「僕と末次で投げ抜きたかった。本当にうれしい」と白い歯を見せた。

 99年の甲子園は2回戦で敗退。当時、小3でスタンド観戦していたという主将の松尾は「甲子園ではまず1勝を目指す」と興奮気味に話した。

 ◆日田林工(大分)1901年創立の県立校。林業科など6学科を併設。

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松商学園 全国最多35度目の夏切符

【松商学園3―2佐久長聖】松商学園は第1シードの佐久長聖に逆転勝ち。夏の甲子園出場回数で前日に並ばれた北海(南北海道)を再び上回り、全国最多35度目の切符を2年連続でつかんだ。

 2回に先制を許したが、5、7、8回にすべて2死からしぶとく得点。143キロ右腕・林が連投に耐え、1点リードの9回は2死一、二塁であわや逆転サヨナラという大飛球を中堅・川口が好捕した。伝統の強力打線は5番までが松本南シニア時代に2度全国制覇を経験したメンバー。この日の全得点は、1番・小原、4番・吉沢、5番・大久保の“黄金世代”の適時打でもぎ取った。「高校でも日本一になろうとみんなで松商に来た。集大成の年なんで甲子園で優勝したい」と小原。創立110周年の節目に、昨夏初戦敗退を喫した聖地で大暴れをもくろむ。

 ◆松商学園(長野)1898年創立。放送部が全国大会でも活躍。

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清峰 走りに走って長崎制す

【清峰5―3鎮西学院】清峰が過酷な走り込みを乗り越え、2年ぶりに長崎の頂点に立った。「このチームで甲子園に行けて良かった。今年は清峰史上、最も練習したチーム」。吉田監督は涙目でナインを見渡した。昨秋の県大会準々決勝で鎮西学院に敗退してから試練が始まった。300メートルダッシュを10本、約5キロの丸太を抱えさらに10本。担架で運ばれる選手が出ても弱音は吐かなかった。投げては3失点完投、4回には勝ち越しの2点三塁打を放ち、鎮西学院にリベンジしたエース古賀は「走り込みで下半身が安定して球に切れが出た」と胸を張った。06年春のセンバツで準優勝した勝負強さは脈々と受け継がれている。「この優勝は通過点。甲子園で上位に行くための練習を積んできた」と林主将。蓄えたパワーを大舞台で爆発させる。

 ◆清峰(長崎)1952年創立。コーラス部も県内で有力。

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“原2世”ゴジラ超えの高校通算61号

第90回全国高校野球選手権記念大会(8月2日開幕、甲子園)の地方大会は20日、全国44地区で197試合が行われた。長野大会決勝では松商学園が全国最多となる35度目の夏の切符を手にしたほか、清峰(長崎)、日田林工(大分)も甲子園出場を決めた。北神奈川大会では東海大相模の大田泰示内野手(3年)が大和南戦で高校通算61号アーチを放った。21日は6地区の決勝戦を含め、全国35地区で108試合が行われる。

 【東海大相模6―1大和南】“原2世”がゴジラを超えた。4点リードの7回1死。今秋ドラフト候補の目玉・大田が内角低めの直球をとらえると、打球は弾丸ライナーで左中間席へ。待望の今夏初アーチは、星稜時代の松井秀喜(現ヤンキース)の60本を超える高校通算61号だった。

 「ちょっと詰まったけど、金属(バットのおかげ)でいきました。1点が欲しいところだったので、出て良かったです」

 見せ場はこれだけではなかった。初回は1死一塁から左中間二塁打、3回にも無死一塁から左前打を放ち、4打数3安打1打点。三塁打が出ればサイクルという大活躍だ。東海大相模の地元・相模原市での開催とあって、鈴なりになった“相模ファン”を喜ばせた。

 超高校級の大型遊撃手を目当てに、巨人、広島、日本ハムなどプロ数球団のスカウトが集結した。ヤクルト・宮本スカウトは高校通算61号に「シンじゃないと思うが、さすが。守備もしっかり送球できたし、すべて良かった」。守備でも6回にライナー性の当たりを好捕し、6度の守備機会で安定した動きを見せた。

 今大会2試合で8打数6安打4打点で打率・750。それでも、大田は自分自身に不満だ。「打撃の調子がいまひとつ上がっていない」と話し、門馬監督も「ホームランが出ても“違う”というのは分かっているはず」と、実力はこんなもんじゃないと言い切る。22日の4回戦は瀬谷と対戦する。「プレッシャーはありますが、それが使命だと思っている」。31年ぶりの優勝へあと4試合。チームだけでなく、強打者の歴史を塗り替えていく。

 ◆大田 泰示(おおた・たいし)1990年(平2)6月9日、広島生まれの18歳。城南中時代は「松永ヤンキース」に所属し、2年秋に県大会優勝。高校では1年春からベンチ入り。家族は両親、兄2人。右投げ右打ち。1メートル88、88キロ。

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佐賀決勝は「佐賀商VS鳥栖」に

第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は20日、44大会で試合が行われ、長野では松商学園が最多記録を更新する35度目の夏の甲子園出場を決めた。清峰(長崎)は3度目、日田林工(大分)は4度目の出場。

 佐賀では佐賀商と鳥栖が決勝に進出。鳥取城北(鳥取)宮崎商(宮崎)も決勝へ、昨夏準優勝の広陵(広島)や常総学院(茨城)などは準決勝に進んだ。

 今春の選抜大会ベスト4の千葉経大付(西千葉)と昨春の選抜大会覇者の常葉学園菊川(静岡)は8強入りした。

 21日は岩手、秋田、山梨、鳥取、佐賀、宮崎で決勝が行われる。

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池田が2年ぶり夏1勝/鹿児島大会

日刊スポーツ(07月01日20時12分)

<高校野球鹿児島大会>◇1日◇1回戦
 池田が中種子・種子島中央を9-4で下し06年以来、2年ぶりの夏1勝を挙げた。1回表、1番有馬義博(3年)の右前打、4番久徳大貴(3年)の右翼線二塁打などで2点先制。2回に1点、6回に6点を追加して11安打9点と主導権を握った。福島竜太監督(32)は「大量点は想定していなかったが、要所で手堅い野球ができた」と安定した試合運びを評価した。

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明石 天国の大先輩に届けた白星

第90回全国高校野球選手権大会(8月2日開幕、甲子園)の地方大会は30日、全国で30試合が行われた。南北海道大会では札幌地区の代表決定戦5試合が行われ、これで南北海道大会出場16校が出そろった。また徳島大会の組み合わせが決定した。 

 【明石4―2三木】西兵庫の明石は、三木に4―2で競り勝ち、偉大な先輩へささげる1勝を飾った。1933年夏の甲子園準決勝で中京商(現中京大中京)と延長25回を戦った時の二塁手・嘉藤栄吉さんが28日に死去。29日にはメンバー外の部員が通夜に参列していた。2―2の6回に勝ち越しのスクイズを決めた岩尾主将は「先輩のためにも初戦は勝たないといけないと思ってました」と胸を張っていた。
(1日7時1分)

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垂水が10得点で初戦突破/鹿児島大会

<高校野球鹿児島大会>◇30日◇1回戦

 垂水が14安打を放ち、鹿児島中央に10-0で6回コールド勝ちした。石塚真也監督(29)は「秋から公式戦で勝っていなかったので、勝たせてやりたいとは思っていたが、予想以上の出来」と大勝に目を丸くした。
(6月30日19時49分)

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茨城・常磐大高の落書き監督が解任

茨城・常磐大高の野球部監督(30)がイタリア・フィレンツェの世界遺産「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」に落書きをした問題で、同校は6月30日、監督を29日付で解任したと発表した。同校によると、本人は名前を書くと幸せになるという話を聞き「深く考えずに書いた」と事実を認めている。浅岡広一校長は「心ない行為。たいへん申し訳ない」と謝罪した。野球部は昨夏の茨城県大会で準優勝し、今夏もシード校。夏の大会の出場については県高野連を通して、日本高野連の判断を仰ぐ。

 水戸市の常磐大高で正午から行われた会見で、浅岡校長は「世界遺産という重要な文化遺産に落書きをしたのは大きなこと。指導にあたるという立場を考えると戒めなければならなかった」と解任の理由を述べた。監督は同席しなかった。

 監督は05年12月に結婚し、06年1月2日から7日までイタリアの史跡を回る団体ツアーを利用した旅行をした。学校側によると、5日に訪れた大聖堂の近くで「これで名前を書くと幸せになる」と日本語を話す日本人のような風ぼうをした男から言われ、油性ペンを購入。展望台にある柱に自分と妻の名前を書いた。「深く考えずにそういう行為をしてしまった」と沈痛な表情で説明したという。

 午後3時からは茨城県高野連と浅岡校長の会見が行われた。大竹喜士郎県高野連会長は「高野連として正式な文書を学校側から提出してもらい、日本高野連に提出し判断を仰ぐ」と話した。「個人的には監督のプライベートなことなので、野球部を県大会に出場させてやりたい」と述べた。茨城県大会は5日開幕で、同校は12日に試合の予定がある。生徒の心情を考え、出場できる方向で日本高野連にお願いするとした。

 監督は00年4月に非常勤職員として採用され、同時に野球部のコーチに就任。01年4月から監督として采配を振るい、昨夏は県大会で準V。昨年のドラフトで楽天に4位指名された菊地保則投手を育てるなど、若手有望監督といわれていた。今年4月からは常勤職員となり事務職を担当。社会科の教員免許を持っているが、教壇に立ったことはない。監督は解任するが、職員としての処分に関しては検討中とした。

 また、浅岡校長は、監督について落書きの事実が発覚した25日から無期限謹慎処分としてグラウンドに入ることを禁止していたと説明したが、28日に行われた県外の高校との遠征試合では、監督が指揮を執っていたことがわかった。

 浅岡校長は自分が要請したことを認め、「直前のキャンセルは相手校に申し訳なく、ほかに代わりをできる人物がいなかった」などと話した。

 [2008年7月1日10時25分 紙面から]

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元吉本芸人が監督で目指す甲子園

お笑いブームがついに高校野球界にやってきた。今年4月に岩戸と久里浜が統合して誕生した横須賀明光(南神奈川)に、元吉本のお笑い芸人、田沼宏友監督(28)が就任した。芸人時代は漫才コンビ「こふきいも」として活動。ユニークなトレーニングと明るい人柄がチームワークの秘訣(ひけつ)だ。「笑い」と「野球」を融合させ甲子園を目指す。

 そこには、芸人時代と同じ顔で笑う田沼監督の姿があった。はつらつとした表情の選手たちは「青春ダッシュ」を終えたばかり。ムードメーカー紀伊隼投手(3年)が「これが横須賀明光じゃーい!」とほえたのを合図に、「大好きだーっ」と、夕日を背に好きな子の名前を叫んでグラウンドを駆け抜けた。これも同監督ならではの体力づくりのトレーニングだ。

 教員と芸人の、2つの夢があった。しかし「両方やるなら芸人が先」と大学卒業後、吉本興業のタレント養成所に入った。同期にはハリセンボンや出雲阿国などがいる。06年に監督就任の話がでると「芸人をあきらめることへの迷いはあったが、二足のわらじではやっていけない」と決意。吉本を辞めるとき、同期からサインバットが贈られた。「めざせ甲子園!」の文字と、たくさんのメッセージ。中には、既に売れて多忙だったハリセンボンのものもあった。監督は「一生の宝物」と、昨夏に続き今年も大会中ベンチに飾る。

 高校球児だった監督自身の最後の夏は、2回戦で松坂(レッドソックス)と俳優上地雄輔(29)の横浜バッテリーに打ち取られて終わった。実は上地とは長年のライバルだ。小、中学校の同級生。互いにガキ大将同士だが、けんかも野球の実力もかなわなかった。小学校時代、バットを逆さまに持った上地に、全力投球を場外アーチされた苦い? 思い出も。「自分の前にはいつも上地がいた」。芸人をあきらめたのと同時に上地が売れ出し「『羞恥心』を見ると悔しい」と笑いながら話す。「上地は甲子園でプレーしていない。だからチームの甲子園出場が唯一のチャンス」と、「打倒!上地」への執念をひそかに燃やしている。舞台で学んだお笑いのツボ。しかしグラウンドに笑いは、持ち込まない。

 [2008年7月1日10時22分 紙面から]

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岐阜で相次ぐ波乱!名門、前年V校、プロ注目左腕が…

高校野球の岐阜大会は20日、ベスト8をかけて4回戦8試合が行われ、2年連続出場を目指した大垣日大が、18年ぶりの甲子園を狙う美濃加茂に接戦の末5-6で惜敗。V2を逃した。

 2年ぶりの頂点に向かって勝ち進んできた、夏のむ全国大会26回出場を誇る県岐阜商も大垣南を相手に2度同点にしたものの、終盤追加点を許し2-5で敗れた。

 ドラフト上位候補の左腕・伊藤準規を擁する岐阜城北は、伊藤自ら本塁打を放つなどしたが、延長10回にその伊藤の暴投で決勝点を許し、3-4で市岐阜商の前に屈した。

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ベスト8で死闘 延長15回引き分け再試合

高校野球の茨城大会は20日、準々決勝が行われ、5回戦で辛勝した水戸商が東洋大牛久と対戦。1-1のタイスコアのまま延長戦に入り、その後両校とも譲らず延長15回規定により引き分け再試合となった。21日午前10時からひたちなか市民球場で再試合が行われる。

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ドラフト候補右腕9Kもセンバツ4強校辛勝

高校野球の西千葉大会は20日、4回戦が行われ、今春の選抜大会ベスト4の千葉経大付は苦しみながらも、検見川に3-2で勝ち準々決勝に駒を進めた。

 流れをつかみきれずに大苦戦。試合後、松本監督はロッカールームで選手を怒鳴りつける始末だった。「相手に勢いがあった。指示と逆のことばかりやっている。この試合で負けなかったのは大きい」と不機嫌だった。

 プロ注目の右腕・斎藤は9三振を奪い、2失点完投。「課題にしていた立ち上がりが悪かった。反省することばかり」と笑顔はなかった。

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2年、ましてや3年連続は難しい…甲子園経験校敗退

高校野球の群馬大会は20日、4回戦で前年代表校の前橋商が2年ぶりのV奪回を目指す桐生第一と対戦。2回に一挙5点を失った前橋商はいいところがなく、7回コールド0-7で桐生第一に大敗。連覇の夢を絶たれた。

 山形大会の準々決勝では3年連続出場を目指す日大山形が、13年ぶりの夏の頂点に向かって進む東海大山形と当たり、初回に4点を先取した東海大が日大の反撃を1点に食い止め、4-1で快勝。日大山形の3連覇を阻んだ。

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広島の名門対決は思わぬ大差に…

高校野球の広島大会は20日、準々決勝が行われ、2年連続19度目の甲子園を狙う広陵が4年ぶり23度目の夏制覇を目指す広島商と対戦。広陵は初回から6回まで毎回得点を挙げ、広島商を圧倒。15-3で6回コールド勝ちを収め、準決勝進出を決めた。

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デーブJr.終戦 早実は8強

西東京大会は20日、5回戦が行われ、西武の大久保博元打撃コーチを父に持つ、大久保泰成外野手が主軸を打つ東亜学園は同じく第4シードの堀越に1-4で敗れ、19年ぶりの夏優勝はならなかった。

 一昨年の全国制覇以来の甲子園を目指す早稲田実は都日野を3-1で撃破し、ベスト8進出を決めた。

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高知の大本命が伏兵に大苦戦 薄氷を踏む勝利

高校野球の高知大会は20日、2回戦が行われ、4年ぶりの夏出場を狙う優勝候補の大本命・明徳義塾が高知西相手に延長10回の末、1-0でサヨナラ勝ち。辛くもベスト8進出した。

 明徳はエースの南野が粘りの投球をみせ、高知西に得点を許さなかったが、1回戦で16点を奪った打線が相手投手を打ちあぐね、思わぬ苦戦を強いられた。

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再試合はプロ注目左腕の10K独壇場

18日に延長15回、1-1の引き分けとなった宮崎大会準決勝の宮崎商-都城東の再試合が20日に行われ、宮崎商が初回に5点を入れるなどして、9-2で7回コールド勝ちを収め、12年ぶりに決勝進出。39年ぶりの甲子園へあと1勝となった。

 プロ注目の左腕・赤川克紀投手は2点を失ったものの、ストレートが走り10個の三振を奪う貫禄の投球。7回は控え投手にマウンドを任せ、こちらもプロが熱視線を送る、日南学園の右腕・中崎雄太との決戦に備えた。

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日田林工、2ケタ得点で9年ぶりの歓喜!

高校野球の大分大会決勝は20日、新大分球場で行われ9年前と同じ顔合わせになった日田林工と大分雄城台が甲子園への切符をかけて激突。5回に4点、8回に本塁打などで一挙6点を奪った日田林工が11-2で大勝。4度目の夏の甲子園出場を決めた。

 大分雄城台は7回、相手失策に乗じて2点を返したが、最後は力尽き3度目の決勝進出も甲子園まで届かなかった。

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清峰2年ぶりV、鎮西学院の反撃かわす

高校野球の長崎大会決勝は20日、長崎県営球場で行われ、2年ぶり3度目の夏Vを狙う清峰が5-3で鎮西学院を下し、甲子園出場を決めた。

 初回、鎮西が先制点を挙げたが、清峰は2回に同点に追いつくと、4回に相手失策などもあり計3点を入れ、5回にも適時打が飛び出した。鎮西も8回裏に2点適時打で反撃したが及ばなかった。

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松商学園、全国最多35度目の甲子園出場

高校野球の長野大会決勝は20日、松本市野球場で行われ、松商学園が3-2で6年ぶり5度目の甲子園を目指した佐久長聖を振り切り、2年連続35度目の甲子園出場を決めた。35度目の出場は全国最多。

 先制したのは佐久長聖。2回裏にスクイズで1点を挙げると、松商は5回に3安打を集めて同点に追いついた。さらに松商は7回に5番・大久保の二塁打で1点を入れて勝ち越しに成功。8回に両校とも1点ずつを加え、9回裏に佐久は2死一、二塁と長打が出れば逆転サヨナラの場面を作ったが、後が続かなかった。

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校名変更後初の甲子園は遠く…逆転負け

高校野球の秋田大会は20日、準決勝が行われ第1シード明桜(旧秋田経法大付)がノーシードから勝ち上がってきた本荘と対戦。初回に3点を先制した明桜だが、その後追加点が取れず、同点で迎えた8回に本荘が1点を入れた。これが決勝点となり、4-3で本荘が勝ち、2年ぶり4度目の甲子園出場に王手をかけた。

 明桜は昨年4月に校名を変えた後、初の甲子園を狙ったが自慢の打線が振るわず3年ぶりの甲子園はならなかった。

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7球団ホレ直した 広島の大型右腕、本領発揮

【広陵5-1新庄】広島大会4回戦で、広陵のエース中田廉が7回を2安打無失点。最速143キロの直球を武器に7奪三振をマークした。3回4失点で降板した呉昭和との初戦から一転した内容に「あれだけ悪い投球だったので、借りを返したかった」。大型右腕目当てにネット裏では7球団のスカウトがチェック。横浜・堀井スカウトは「球速が常に140キロは出ている。上背(1メートル88)があってボールに角度があるのもいい」と、高評価を与えた。

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10球団26人!大人気の左腕は16Kの三振ショー

【享栄2-0小牧南】西愛知大会3回戦で、享栄の八木亮祐(3年)が圧巻の奪三振ショーを演じた。毎回の16奪三振で5安打完封の左腕は「7回以降は自分のボールになりました。公式戦で9回を完封するのはこれが初めてです」とにんまりだ。

 この日は自己最速に2キロ及ばない139キロが最速も、2点リードの7回は無死一、三塁のピンチも得点を許さなかった。ネット裏の10球団26人のスカウトも大満足で阪神・黒田編成部長は「いい素材。必要な時に三振を取れる」と高評価だ。今秋ドラフトでは報徳学園・近田、宮崎商・赤川、日南学園・中崎らとともに並ぶドラフト上位候補好左腕は「油断はできませんけど、0点に抑える自信はあります」と頂点を見据えた。

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拙守に泣く…151キロ右腕終戦

【松商学園4-3東海大三】今秋ドラフト候補の151キロ右腕、長野・東海大三の甲斐拓也が準決勝で散った。古豪・松商学園を3安打に抑えたが6失策1野選の拙守に泣いて4失点。それでも8回にこの日最速の147キロを叩き出すなど、最後まで力投を続けた。

 大舞台への夢は断たれたが「走者を出してからでも抑えられるようになった。東海で成長できた。楽しかったです」と、試合後はさわやかな表情。注目される今後については「まだ考えていない」と明言を避けた。

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プロ注目の長距離砲、リリーフ登板で自滅

【稲築志耕館9-5福岡大大濠】プロ注目の外野手、福岡大大濠の古本武尊が涙に暮れた。8回からリリーフで登板したが、延長11回に先頭打者からの2連続四球、2度の暴投などで自滅。「最後は力んでしまった。自分のせいで負けた」と声を詰まらせた。高校通算36本塁打のスラッガーの今後が気になるところだが、卒業後の進路については「大学に行って鍛えたい」と進学の希望を明かした。

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明石商45年ぶり4強 指揮官は“日本一4度”の名将

【明石商3-2竜野】西兵庫大会で45年ぶり4強入りの明石商は8回の4長短打で逆転に成功。狭間監督は「選手をほめたい」と興奮気味に振り返った。指揮官は明徳中・高のコーチを経て06年春からの同校ではコーチを経て、昨秋監督に就任。明徳中では4度日本一に輝いた。今大会は5試合中4試合が逆転勝ち。勢いを持ち込んで洲本の前に立ちはだかる。

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“清原以来”の1年生、投げても凄いんです

【PL学園10-0貝塚南】オリックス・清原以来の“1年生4番打者”PL学園の勧野甲輝(かんの・こうき)左翼手が、南大阪大会3回戦で10点差の5回から公式戦初登板を果たした。先頭に中前へ運ばれたが、次打者を二ゴロ併殺に打ち取り、最後は直球で空振り三振を奪って上々の“投手デビュー”だ。

 130キロ台後半の直球を軸にした内容に「緊張はありましたけど、マウンドに立ったからには悔いがない投球を、と決めていました」。中学2年で自己最速142キロをマーク。3年時はシニアリーグの世界大会(ベネズエラ)で日本代表のエースを務めた。

 「雰囲気に慣れてもらいたかった」と藤原監督。注目の打席でも3打数1安打2打点。スーパー1年生に引っ張られるPLが4年ぶりの夏へ勢いを増している。

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阿久悠さん母校どうにもとまらん快進撃!

【洲本13―1小野】第90回全国高校野球選手権大会(8月2日から17日間、甲子園)の地方大会は19日、45大会で246試合を行った。西兵庫大会準々決勝では洲本が小野を相手に4戦連続コールド勝ちで4強入りを決めた。1953年(昭28)センバツで甲子園初出場初優勝を飾った同校も、その後2度の甲子園は初戦敗退。同校OBで昨年8月に亡くなった作詞家・阿久悠さん(享年70)が作った応援歌とともに目指す、33年ぶりの夏切符まであと2勝だ。

 天国の阿久さんも力が入っているに違いない。この勢いは本物だ。洲本が初戦から4試合連続のコールド勝ちで3年ぶりの4強進出を決めた。

 「つなぎの野球ができた。昨夏を経験したメンバーがたくさんいて、攻撃力のあるチームです」

 のべ4校、32年間高校野球を指導している神田監督をして「攻撃力は一番」と言わしめるほど、今年の洲本は破壊力抜群だ。長打はないがきっちりつないで得点を重ねる。この試合も小野の3投手から計13安打で13点。バントは初回の1度だけ。盗塁もなく、ひたすら打って打って打ちまくった。チームは5日の初戦、西脇戦こそ9安打だったが、その後は22、10、13安打。1試合平均13・5安打で同13得点とことごとく相手投手陣を粉砕した。

 そんなナインを後押しするのが同校OBで、昨年8月に亡くなった作詞家・阿久悠さんの歌だ。18日の激励会でも阿久さんが卒業後、母校へ贈った第2応援歌「未知に真っ赤な帆をはって」を聴いてナインは奮い立った。神田諒主将は「甲子園に出て、OBの阿久悠さんに良い報告がしたい。第2応援歌を甲子園で聴きたいし、歌いたい」と目を輝かせる。

 淡路島にある同校の練習環境は決して恵まれていない。グラウンドはサッカー部や陸上部などと共有。藤井校長が「淡路島全体で生徒が減ってきています」と話すように、島から強豪私学へ渡る生徒も少なくない。その中での快進撃。同校長は「監督、OB、選手みんなの力」と胸を張った。

 「島のみなさんの応援は心強いですし、力になります。チーム力も上がってきました。神田監督を胴上げしたい」と神田諒主将。今夏を最後に勇退する意向を固めている指揮官は78年、83年と決勝で涙をのんでいる。「ツキがないんですかねえ。今回が3度目の正直ですわ。是非、第2応援歌を甲子園で歌いたい」。33年ぶりの夏切符まであと2勝。ナインは天国の阿久さんに吉報と歌を届けるつもりだ。

 ◆阿久 悠(あく・ゆう)1937年(昭12)2月7日、兵庫県津名郡鮎原村(現・洲本市五色町鮎原)生まれ。洲本―明大文学部卒、同大学院修士課程修了。広告代理店「宣弘社」で番組企画、CM制作などに携わった後、フリーに。ペンネームは「悪友」から。67年、初めてレコードA面のザ・モップス「朝まで待てない」を作詞して以来ヒットメーカーに。熱烈な高校野球ファンで、センバツ大会歌「今ありて」を作詞したほか、本紙で1979年から06年まで夏の甲子園を舞台にした「甲子園の詩」を連載した。小説「瀬戸内少年野球団」は映画化もされた。07年8月1日に尿管がんのため死去。

 ◇兵庫県立洲本高等学校 1897年創立の淡路島で最も古い高校。校訓は「至誠、勤勉、自治、親和」。自由な校風で、文武両道をモットーとしており、野球部以外に、ボート部なども盛ん。主なOBは大内兵衛(元法大総長)、原健三郎(作家、元衆議院議長)、宮地真緒(女優、歌手)など。洲本市上物部2の8の5。

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6回ナデ斬り!慶応ボーイズ16Kリレー

第90回全国高校野球選手権大会の北神奈川大会では19日、春夏連続出場を狙う慶応が、白村明弘投手(2年)―田村圭投手(3年)の継投で18アウト中、16三振を奪う“奪三振ショー”で2戦連続コールド勝ち。西東京大会では元パイレーツ投手・桑田真澄氏(40)の長男・真樹外野手(1年)擁する桜美林が敗退した。南北海道大会決勝は北海が札幌一を下して9年ぶり34度目の出場を決めた。20日は長野、長崎、大分大会の決勝をはじめ、全国44地区で197試合が行われる。

 【慶応10―0鶴見】湘南の強い日差しにだれていた観客が“慶応ボーイ”の躍動に思わず背筋を伸ばし始めた。6回コールドの18アウトのうち16個が三振。“快刀乱麻”の先陣は2年生の白村だ。

 「安打だけは打たせないようにと。でも、初回の3連続で一気にいけた」

 背番号10の2年生右腕は、いきなり先頭に四球を与えたが、2番から6者連続奪三振。内外角のスライダーを駆使して5回に1安打を許したが、13三振を奪った。これに発奮したのが“力道山の孫”左腕エースの田村だ。今夏初登板で貫禄の1イニング3奪三振。「白村は頼もしかった。逆にプレッシャーになった」と苦笑いしながら、三振ショーを締めた。

 今センバツは田村と只野と左右2枚看板を擁して上位進出を狙ったが、まさかの初戦敗退。厳しい夏の大会を勝ち抜くために、上田監督はさらなる投手陣の補強に取り組んできた。2年生の白村は制球の甘さから一本立ちできないでいたが、徹底した投げ込みで克服。この夏は2戦で計6回で1安打無失点と成果を残している。

 田村、只野、白村に初戦で好投した青野。上田監督は「監督就任18年で最高の投手陣」と胸を張る。慶応義塾創立150年のメモリアルイヤーに、46年ぶりの夏の甲子園へ。“慶応カルテット”がしゃく熱の聖地で応援歌「陸の王者」を響かせるつもりだ。

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北海34度目は「21世紀初」の甲子園

【北海6―0札幌一】南北海道では、北海の最速144キロ右腕、鍵谷が6安打完封で札幌一に快勝。出場回数全国最多に並ぶ34度目の甲子園出場を決めた。過去春夏計44度の甲子園出場を誇る名門も夏は9年ぶり、春夏通じて21世紀初の甲子園に「ずっと苦しかったのでホッとした」と同校OBでもある平川監督は涙した。

 過去5年間は駒大苫小牧が頂点に君臨。04、05年と同校が夏の甲子園連覇を果たし「駒苫の存在は別格だった」と平川監督。名門復活へのプレッシャーと闘ってきた。OBらの絶大な期待の中、今夏は鍵谷が室蘭支部予選から全7試合57イニング786球を1人で投げ抜いた。組み合わせ抽選は小林主将が出場回数と同じ「34」の番号を引く“吉兆”で、初戦は第5日(8月6日)の第2試合に決まった。「やるからには絶対優勝の気持ちでいく」。小林主将は聖地での名門完全復活を誓った。

 ▼北海(南北海道)1885年創立。OBに元ヤクルト監督の若松勉氏。

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プレッシャーに負け?安房春夏連続ならず

【安房1―5成田国際5】東千葉大会では、安房の春夏連続出場の夢が断たれた。21世紀枠で出場した今センバツで城北(熊本)を完封したエース右腕・佐野が7安打5失点完投も、打線が成田国際・山口を打ちあぐねて5安打12三振。6回に1点を取るのがやっとだった。無念の敗戦に早川監督は「選手たちは秋からセンバツに夏と走り続けてきた。周りの期待に応えようとして疲れてしまったのかも」と肩を落とした。

いきなり2ラン!打って魅せた超高校級捕手

【東総工4―2佐原】今秋ドラフト候補の東総工捕手・杉山が、東千葉大会の佐原戦で初回いきなり先制2ラン。高校通算39号に2安打と19日はバットで活躍。チームを8強へと導いた。これで今夏は3戦で8打数6安打、打率・750と大当たりだ。相手チームが警戒して盗塁を仕掛けず、強肩を披露する機会はなかったが「盗塁は100%防げるわけではないから、警戒して走られなければ一番いい。もちろん刺す自信はありますよ」とにんまりだった。

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桑田Jrショック…桜美林コールド負け

【桜美林1―8日大二】15歳の桑田の目に涙はなかった。それでも短すぎる夏の終わりにショックは隠せない。西東京大会で、桜美林は第2シードの日大二相手に屈辱のコールド負け。4回から途中出場して無安打だった桑田は「また今度にしてください。精いっぱいやりました」と、うつむき加減で球場を後にした。

 1年生で背番号9を手にしながら、大会前に右ひじを痛めた影響で今夏は先発出場なし。13日、都翔陽戦で代打デビューも四球。3、4回戦は出番なく、この試合は4回の守備から右翼に就いた。初の守備機会は2死一塁からで飛球をきっちり処理した。6回1死からの打席で四球を選ぶと、次打者の2球目に50メートル6秒3の俊足を生かして初盗塁も決めた。しかし8回は中飛に倒れて甲子園の夢はかなわなかった。

 “桑田真澄の息子”として注目された夏は終わった。しかし、落ち込んでいる時間はない。20日からは来春センバツを目指す新たな戦いが始まる。片桐監督は「長打力がある。経験を来年に生かしてほしい」と期待する。計5度も聖地を踏んだ父の背中を追いかけて桑田真樹の挑戦は、これからも続く。

 ▼元パイレーツ投手・桑田真澄氏の話 残念だけど負けたから駄目、じゃないからね。負けたからこそプラスになることもある。これを糧にして、どんどん上を目指していってほしいね。

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スカウトもホレた 日南学園K左腕リベンジ果たした!

【日南学園5-1延岡学園】宮崎商・赤川と並んで、プロが熱い視線を送る、日南学園の左腕・中崎雄太(3年)はこの日に照準を合わせていた。相手は昨秋の県大会で延長13回サヨナラ負けを喫した延岡学園。18日の準決勝で先発し、7回を4安打1失点に抑え、リベンジに成功だ。「プライドをかけて絶対に勝ちたかった」と言うと、マウンドでは厳しかった表情が笑顔に一変した。

 最速143キロの快速球で両コーナーを丁寧に突いた。その結果、5四死球を許したが“本気モード”に切り替えてピンチを防いだ。2点リードの3回に左犠飛で1点を返されたが、なおも続いた2死一、二塁で5番・尾崎を遊ゴロに料理。その時、130キロ中盤だったスピードが一気に140キロを超えた。

 6月19日の抽選日、金川監督は中崎に準決勝での先発を伝えた。延岡学園が相手になるのを見込んでだ。140キロを超える投手が5人もいる豊富な投手陣で先発ローテーションを決めて、この日のマウンドを中崎に託した。金川監督は「秋のリベンジをさせてやりたかった。しぶとくなりましたね」と期待通りの内容に目を細めた。

 ネット裏に陣取ったスカウトからは称賛の声が止まらない。広島・田村スカウトは「ストレートと変化球を同じ腕の振りで投げられる。これほど切れのいい球を投げられる投手は全国でもそういない。間違いなくドラフト上位で消える素材」と絶賛。プロの評価は日増しに高まっている。

 ◆中崎 雄太(なかざき・ゆうた) 1991年(平3)3月11日生まれの17歳。鹿児島県曽於市出身。小1の時から野球を始め、中学は「都城リトルシニア」などで活躍。高校では1年夏からベンチ入り。昨秋の県大会・聖心ウルスラ学園戦で19奪三振を記録。1メートル77、72キロ。左投げ左打ち。

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きょうは特別!関東一 帝京にリベンジ

第90回全国高校野球選手権記念大会(8月2日開幕、甲子園)の地方大会は18日、16地区で67試合が行われ、京都大会全4試合など全国で9試合が雨天順延となった。東東京大会4回戦では、関東一が昨夏の準決勝で7回降雨コールドゲームで敗退した相手・帝京に9―5と雪辱を果たした。19日は南北海道大会で決勝戦が行われるなど全国45地区で248試合が行われる。

 【関東一9-5帝京】待ちわびた瞬間が、ついに来た。ゲームセットと同時に崩れ落ちる帝京ナインを横目に歓喜の輪が広がった。その中心には主将・広瀬がいた。5点リードの8回2死二、三塁では右翼線へダメ押しの2点二塁打。敵失も絡むと三塁に頭から滑り込み、拳を握った。「打つのは当たり前。いつもガッツポーズはしないんです。でも、きょうは特別な試合ですから」と興奮しながら振り返った。

 354日ぶりのリベンジだ。忘れもしない昨夏の準決勝、場所も同じ神宮。試合途中から雨は激しさを増し、4点を追う7回終了後に非情の降雨コールドゲームとなった。3番でスタメン出場していた広瀬は試合後「勝てる」と叫び続けた。

 今春はセンバツに出場したが、あくまでも目標は“打倒・帝京”。「正しきことを行えば神様は見ている。帝京戦で必ず運が向く」。広瀬は寮の部屋に「心の成長、人間的な成長」と書いた紙を張り、積極的にゴミ拾いや窓枠清掃を行った。試合は3回に玉井が2死満塁から走者一掃の中越え逆転二塁打を放てば、2年生右腕の押久保は5失点ながら完投勝利。主将は「運を使い過ぎたかな」とほほ笑んだ。

 試合前、雨がポツリと降ってきた。「またかと思ったけど。全員が帝京戦にこだわった結果ですよ」と米沢監督。リベンジは果たした。それでも歩みを止めるわけにはいかない。次なる目標。それはもちろん夏14年ぶりの甲子園だ。

 <帝京 12年ぶり4回戦敗退>帝京の3年連続夏の甲子園出場は閉ざされた。4回戦で姿を消すのは96年に東京実に敗れて以来12年ぶり。6点を追う9回に4安打で2点を返す意地を見せたが、16安打で5点という拙攻に前田監督は「野球が雑。力不足」と淡々と振り返った。今秋ドラフト候補の最速151キロ右腕・高島は、2番手と5番手で2度マウンドに上がるも、計2回2/3で4安打2失点。ピリッとしない投球に「関東一打線の執念を感じた」とうなだれ、今後の進路に関しては「これから両親と相談します」と明言を避けた。

 来年早々には板橋区の練習場横に春夏通算甲子園3度優勝を記念した石碑が建つ。あまりに短かった夏。来年はその場所に名を刻むことを目指し、今度はリベンジする番だ。

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最多タイに挑戦!144キロ右腕が札幌の意地見せるか

【北海6-4北照】松商学園(長野)のもつ夏の全国大会出場最多の34度目に並ぶべく南北海道大会決勝に進出した北海が7年ぶり挑戦する。準決勝の北照戦は雨の中、今夏最多の4失点ながら自己最速144キロをマークしたのは、プロ注目右腕の鍵谷。7回終了後に降雨のため1時間12分中断したが、最後まで集中力は切れなかった。「条件が悪い中、よく投げた」と平川監督。春夏を通じ21世紀初の甲子園出場へ、鍵谷は「最近は駒大苫小牧が勝っていたけど、札幌勢にも意地がある」と札幌第一との決勝戦を歓迎した。

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9球団絶賛!146キロ左腕 15回投げ抜き17K

【宮崎商1-1都城東】宮崎商のプロ注目左腕・赤川が延長15回を1人で投げ抜いた。4安打1失点。自己最速にあと1キロに迫る146キロの直球を武器に17三振を奪い、視察に訪れた9球団のスカウトをうならせた。

 「延長15回なんて初めて。疲れはあったけど、気迫で投げた」。赤川は193球の熱投に胸を張った。2回に味方の失策絡みで1点を先制されたが、強いハートは揺らがない。延長12回1死一、三塁では、切れ味鋭いカーブでスリーバントスクイズを外し、絶体絶命のピンチを脱出。冷静なマウンドさばきも光った。

 浜田監督は「たくましくなったな」とエースに対する信頼をさらに深めていた。延長再試合は中1日で20日に行われるが、1日200球を超える投げ込みを積んでおり、スタミナは問題ない。「次も絶対に投げ切ります」と甲子園切符をつかむまでマウンドを譲るつもりはない。

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北海、全国最多タイ34度目の夏出場

第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は19日、45大会で試合を行い、南北海道では北海が札幌一を6―0で下し、9年ぶり34度目の夏の甲子園出場を決めた。組み合わせ抽選の結果、北海の初戦(1回戦)は第5日(8月6日)の第2試合となった。  昨夏の選手権大会準優勝の広陵(広島)や常総学院(茨城)はベスト8に進出。龍谷大平安(京都)は準決勝に進み、常葉学園菊川(静岡)PL学園(南大阪)なども勝ち上がった。20日は長野、長崎、大分で決勝が行われる。

南北海道大会は19日、札幌円山球場で決勝戦が行われ、北海が6-0で札幌一を下し、9年ぶり34度目の甲子園出場を決めた。エース鍵谷は前半のピンチにも動ぜず、札幌一を6安打完封。打線は1回2死満塁から庄司の2点適時打で先制すると五、7回にも加点した。鍵谷は「欲しいところで点を取ってくれたので、楽に投げられた」と満面の笑みで話した。

 34度の出場は長野・松商学園と並んで最多出場タイ記録。

 組み合わせ抽選の結果、北海の初戦(1回戦)は第5日(8月6日)の第2試合となった。

 準々決勝で2003年から南北海道に“君臨”してきた駒大苫小牧に9―0で7回コールドゲーム勝ち。その勢いは準決勝、決勝と衰えることはなかった。

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上原先輩に続け!東海大仰星、大苦戦の2回戦

 【東海大仰星2-1摂陵】東海大仰星自慢のクリーンアップが技巧派の前に湿った。ともに高校通算16発の3番・山下、4番・小笠原は終盤まで無安打。8回1死二塁で山下が中前に決勝打を放ち面目を保った。山下は「遅いボールは苦手です。もっと初めから逆方向に打っておけば良かった。勝てて良かった」と安どの表情。OBの巨人・上原が北京五輪の日本代表に選ばれているだけに、夏の甲子園の初切符を手に入れ“W出場”と行きたいところだ。

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プロ注目の強肩捕手、打っても3点アーチ

広島の総合技術が3回戦に登場。11―3で観音に7回コールド勝ちした。プロ注目の遠投120メートルを誇る、強肩捕手・東誠士郎(3年)は2回に今大会初安打を放つと、4回には左越え3ラン。「2試合打てていなくて重圧があったから良かったです」と笑顔を見せた。小田監督も「東はいいタイミングで打ってくれたね」と納得の表情を浮かべていた。

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鳥取西、打撃戦制して決勝進出

高校野球の鳥取大会は19日、準決勝で鳥取西が鳥取商と対戦。鳥取商が初回先制したが、鳥取西は壱岐の2本の本塁打などで2ケタ得点を奪い、13-6で打ち勝ち決勝へ進出。3年ぶり23度目の甲子園に王手をかけた。

 残る1試合の鳥取城北-八頭は雨天中止となった。

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早実貫禄コールド勝ち 桑田Jr.無念のコールド負け

高校野球の西東京大会は19日、4回戦が行われ、18日に雨天ノーゲームとなり、仕切りなおしとなった早稲田実は8-0で都小川に7回コールド勝ちを収め、ベスト16進出となった。

 また、大リーグのパイレーツ元投手、の桑田真澄氏の長男・真樹(1年)が所属する桜美林は第2シード、日大二に1-8で8回コールド負け。4回の守備から出場し、1打数無安打1四球1盗塁だった。

 6回に四球で出塁した後に二盗を決めたが、勝利を呼び込めず「精いっぱい頑張った」とショックを隠しきれなかった。

 スタンドから見守った母の真紀さんは「1年生で試合に出場できたのはいい経験。来年、頑張ってほしい。(夫には)盗塁したとメールで報告した」とちょっぴりうれしそうだった。

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センバツ出場校、常連校相次いで散る

高校野球の東千葉大会は19日、ベスト8をかけて16校が激突。今春センバツ出場の安房は成田国際に1-5で完敗。春夏連続出場を絶たれた。夏6回出場の拓大紅陵は春の県大会で負けた成東と対戦。接戦を演じたが4-5で敗れ、返り討ちにあった。

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常葉橘が3回戦で完封負け 強豪も辛勝

高校野球の静岡大会は19日、3回戦が行われ、春の東海大会で初優勝した第1シード常葉橘が0-6で静岡学園に敗れる波乱があった。2年生エース庄司を先発させ、3投手の継投も6回に4点を奪われたのが致命傷となった。

 昨夏甲子園4強の常葉菊川も沼津東に3点を先行される苦しい戦いだったが、5回に追いつき、6回に勝ち越しの1点奪うと辛くも逃げ切った。

 8年ぶり10回目の代表の座を狙う浜松商も8回に4点、9回に3点を奪って延長戦に持ち込み、12回サヨナラ勝ちし4回戦へ進んだ。

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佐久長聖がサヨナラ 松商、追撃かわす

高校野球の長野大会は19日、準決勝が行われ第1シード佐久長聖が3-2で第4シードの諏訪清陵にサヨナラ勝ちを収め、2年ぶりに決勝進出を決めた。

 プロ注目右腕・甲斐を擁する東海大三は、全国最多の35度目の夏の甲子園を狙う松商学園と対戦。東海大三は最終回に必死の反撃で3点を入れたが、4-3で松商学園が逃げ切り、2年連続決勝戦に進んだ。

 佐久長聖と松商学園が決勝で顔を合わせるのは3年ぶり。

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1イニング12失点…95年センバツV校大敗

高校野球の香川大会は19日、3回戦が行われ1995年に春のセンバツ初出場で初優勝を遂げた観音寺中央が8-21の大差で、3年ぶり5度目の甲子園を目指す丸亀城西に大敗した。

 8回を終了し9-8と城西1点リードという大接戦を演じていたが、9回にまさかの12失点を喫した。

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帝京三 ノーシードから初の甲子園なるか

高校野球の山梨大会は19日、準決勝が行われ、3年ぶりの夏優勝を目指す日本航空が5-3で富士学苑に勝ち、3年ぶりの決勝へ進出。ノーシードから勝ち上がってきた帝京三はBシードの日川に9-0で8回コールド勝ち、1995年以来13年ぶりの決勝へコマを進めた。

 日本航空が勝てば3年ぶり5度目、帝京三ならば春夏通じて初の甲子園出場となる。

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9年前の再戦だ!大分準決2試合逆転サヨナラ

高校野球の大分大会は19日、準決勝が行われ9年ぶりの甲子園を目指す日田林工が逆転サヨナラ勝ちで柳ケ浦を6-5で倒し、決勝戦へ進んだ。第3シード藤蔭に挑んだノーシードの大分雄城台は、9回1点勝ち越されたものの、その裏2点を取り、こちらも逆転サヨナラ勝ち。両校とも9年ぶりの決勝進出。当時の対戦は日田林工が4-0で勝ち、甲子園出場を勝ち取っている。

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14人の龍谷大平安、春夏出場へあと2

今年4月に校名変更した京都・龍谷大平安が春夏連続出場まであと2勝とした。選抜大会後に起こった2年生部員による部内暴力の影響で、18人が登録できるメンバーは全員3年生の14人。原田監督は「どっしり戦えと言っている」と神妙に話した。

 背番号10の安田はスライダーを有効に使い、1失点完投。「マウンドにいる時は自分がエースだと思っている」と、この日は登板のなかった同じ左腕川口へのライバル心をむき出しにした。

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愛媛・松山商、屈辱のコールド負け 明徳義塾は…

高校野球の愛媛大会は13日、夏の甲子園5回優勝の松山商が1回戦で夏5回全国大会出場の西条と対戦。5―13で7回コールド負けを喫した。4回に2―2の同点に追いついた松山商だが、直後の5回に5失点。さらに追加点を奪われ、7回裏に3点を返したが、及ばなかった。

 4年ぶりの夏復活を目指す高知の明徳義塾は1回戦で高岡と対戦。4回まで毎回得点の16点を挙げ、5回コールド16―3で圧勝した。

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浦添商、東浜攻略!全国トップを切って甲子園へ

【浦添商5-2沖縄尚学】第90回全国高校野球選手権の沖縄大会は13日、北谷公園野球場で全国のトップを切って決勝戦が行われ、浦添商がセンバツ優勝校の沖縄尚学を下し、11年ぶり3回目の夏の甲子園出場を決めた  沖縄尚学・東浜、浦添商・伊波のプロ注目の両エースが先発したが、浦添商は初回に東浜を攻略し、5点を先取。伊波は初回3つアウトすべてを三振で取る好スタートを切り、その後の反撃を2点に食い止めた。

 浦添商が今春の選抜大会の覇者を破って11年ぶりの甲子園出場を決めた。エース伊波は真っすぐと変化球を巧みに操り、沖縄尚学打線を抑え込んだ。「まだ実感がわかない」と話す顔は満面の笑み。「カットボールが低めに集まり、百点満点の投球だった」と自画自賛した。

 神谷監督にとっては初めての甲子園出場。勝因は「110人(の部員)が積み上げてきた力だと思います」とひと言。「喜びもひとしおでは」との問い掛けには、涙をこらえながら小さく「はい」。後は言葉にならなかった。

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浦添商 甲子園は第3日に登場

第90回全国高校野球選手権大会(8月2日から17日間・甲子園)の最初の代表校に13日、浦添商(沖縄)が決まり、試合後の抽選で初戦(1回戦)は第3日(4日)の第3試合となった。

 ことしは全代表校決定から開幕までの日数が少ないため、従来の組み合わせ抽選会は行わず、代表校は決勝終了後に球場でくじを引く。複数の代表校が決まる日は試合が終了した順で、終了が同時刻だった場合は北からの順になる。28日以降に決まった代表校が初戦まで中5日間を確保できない場合は、組み合わせはそのままで、試合日を入れ替える。

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長野 センバツ出場校相次いで逆転負け

高校野球の長野大会は13日、ベスト8をかけて16校が4回戦で激突。今春のセンバツ8強の長野日大は第1シード佐久長聖と対戦し、3回に先制の2点を奪ったものの、3~6回まで失点を重ね、2-8で逆転負け。春夏連続出場を絶たれた。

 同じくセンバツ出場の丸子修学館も初回に1点を先制したが、4回に逆転されると、7回にトドメの5点が入り、8-1で7回コールド負け。18年ぶりの夏の甲子園切符は勝ち取れなかった。

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桑田氏が息子を応援/西東京大会

巨人で活躍した桑田真澄氏が今春、桜美林に入学した長男・真樹を応援に訪れた。

 背番号は「9」。右ひじを痛めているという真樹は5回に代打で出場して、四球を選んだ。PL学園(大阪)時代に甲子園をわかせた桑田氏は「自分でやった方がいいね。ドキドキして、あまり見ていたくない。高校野球では人間として学ぶことを大事にしてほしい」とエールを送った。

 試合後、多くの報道陣に囲まれた真樹は「父の名前で来られるのは不満。自分の実力で来てもらえるようにしたい」と話した。

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岐阜城北・伊藤「球児になれる」阪神スカウト絶賛!…高校野球岐阜大会

◆高校野球選手権 岐阜大会 ▽2回戦 岐阜城北5―2長良(6日・長良川) 岐阜大会で最速147キロを誇る今秋ドラフト上位候補右腕、岐阜城北・伊藤準規(3年)が長良との初戦に先発、5回を4安打2失点と好投した。最速146キロの直球で6奪三振。右ひじ痛からの復活を12球団のスカウトにアピールした。東東京では東海大高輪台のプロ注目右腕・高橋雄輝(3年)が投打に活躍。2回戦に進出した。沖縄では今春のセンバツを制した沖縄尚学、昨夏代表の興南が4強に進出した。

 久しぶりの感触を楽しんでいた。岐阜城北・伊藤は、立ち上がりは不安定で3回までに2失点。しかし、4回から5回1死まで圧巻の4者連続奪三振だ。昨年9月23日以来、287日ぶりとなる公式戦のマウンドで、5回を4安打2失点6奪三振。84球で投げ切り、「やっと夏だな、という感じですね」と汗をぬぐった。

 ネット裏には巨人の8人を筆頭に12球団総勢30人以上のスカウトが集結した。そこで完全復活をアピールだ。しなやかな腕の振りから繰り出される直球は自己最速に1キロと迫る146キロを計測。阪神・北村スカウトは「ひじが柔らかく使えて腕がしっかりと振れる。ウチの藤川球児になれる」と、日本球界を代表するストッパーを引き合いに出して評価した。

 苦難の道だった。昨夏の岐阜大会では準々決勝(対清翔戦)でノーヒットノーランを達成。2年生エースとしてチームを4強に導き、スカウト陣の目にも留まった。だが、昨秋の県大会2回戦・県岐阜商戦に敗れ、センバツへの道が絶たれた。この試合で右ひじが悲鳴を上げた。強い張りが取れず、この冬は完全ノースロー。ひたすら走り込む我慢の日々を過した。

 今春の県大会も登板ゼロ。チームは2回戦で敗退した。5月31日に実戦復帰したが、まだ1か月弱。だが、藤田明宏監督(40)は「ストレートの伸びが日増しによくなっている。伊藤は投げられる、というのを仲間も待っていたと思う」と、エースの復調に目を細めた。

 「去年より成長できていると思う。注目されることは本当にありがたいことです」どん底からはい上がり、投げる喜びを知った岐阜の怪腕。大物不在といわれる今年のドラフト戦線だが、主役となれるところまで戻ってきた。

 ◆伊藤 準規(いとう・じゅんき)1991年1月7日、愛知・稲沢市生まれ。17歳。小学2年から「稲沢リトル」で野球を始める。明治中ではヤングリーグ「西尾張ドリームス」に所属。3年時にエースとして全国大会に出場した。岐阜城北では1年秋からエースとなり、最高成績は昨夏の岐阜大会4強。185センチ、73キロ。右投左打。家族は両親と兄。

2008年7月7日06時02分

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鹿児島工が4回戦へ…高校野球地方大会

第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は7日、11大会で試合が行われ、茨城、群馬では雨のため一部の試合が中止となった。

 鹿児島では一昨年夏の甲子園大会ベスト4で、今春の選抜大会にも出場した鹿児島工が競り勝って4回戦に進出。樟南は3回戦に進んだ。
2008年7月7日19時35分

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145キロ右腕、三和・石崎剛10回散る…高校野球茨城大会

◆高校野球選手権 茨城大会 ▽1回戦 三和1―2多賀=延長10回=(7日・ひたちなか市民) 茨城大会で部員わずか15人の無名校、三和のドラフト候補右腕・石崎剛(3年)が多賀戦に先発。延長10回、9安打9奪三振2失点の好投も1―2で惜敗。初戦で姿を消したが、視察した10球団26人のスカウトに潜在能力の高さを見せつけた。

 関東屈指の剛腕が、華々しく散った。1―1の10回1死満塁。石崎剛が思い切り投げ込んだ直球は、多賀・吉田祐也(3年)に中前へはじき返された。重すぎる1点。打っても4番の大黒柱はその裏、1死からの第5打席で一発狙いのフルスイング。だが、打球はフェンス手前で中堅手のグラブに収まった。「三振も全然取れてないし、納得のいくボールがなかった」涙をこらえられなかった。

 不完全燃焼だった。1週間ほど前、ノックの最中に左股(こ)関節へ激痛が走った。左足が思うように上がらず、大会直前、3日の練習試合ではすべてセットポジションでの投球を強いられた。しかも、不安を抱えて迎えた初戦は雨で試合開始が1時間遅れた。「新聞や雑誌に載って、周囲の期待がすごかった。みんなと話して緊張をほぐそうとしたけど、ダメでした」145キロ右腕はプレッシャーに押しつぶされ、自慢の速球も141キロ止まりだった。

 それでも、ネット裏のスカウト陣からは称賛の声が相次いだ。ロッテ・山森スカウトは「初速と終速の差が小さく、手元でボールが伸びる。茨城で一番のピッチャーだし、関東でも3本の指に入る」と無名校のエースに二重丸をつけた。

 これまで足を引っ張り続けたバックも奮起した。高校から野球を始め、盗塁、捕逸で失点を重ねていた岩田拓巳捕手(3年)が、3度も盗塁を刺した。「あいつはかなりの努力家。バックもよく守ってくれて、すごくうれしかった。三和を選んで間違いじゃなかった」勝つことだけがすべてではない。石崎剛が、強烈な輝きを残して姿を消した。
2008年7月8日06時00分

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韓国人・金が夢舞台へ第一歩…高校野球福岡大会

◆高校野球選手権 福岡大会 ▽1回戦 育徳館0―14飯塚=5回コールド=(7日・筑豊緑地) 福岡では飯塚の韓国人留学生・金東民(キム・ドンミン)遊撃手(2年)が、故郷から応援に駆けつけた父の前で2安打1打点と活躍。2回戦進出に貢献した。

 気温34度。灼熱(しゃくねつ)の太陽の下、金は輝いた。初回、死球で出塁し、先制のホームを踏むなど2安打1打点1盗塁。1番打者の役割を果たし、勝利に貢献した。

 佑ちゃんフィーバーは対馬海峡も越えていった。2年前の夏、早実・斎藤佑樹の決勝戦での熱投をテレビで見て感動。「自分もあの場に立ちたい」と留学を決意した。スタンドには父・成植(ソンシク)さん(51)が釜山からキムチの差し入れを持って応援に駆け付けた。「暑い中よく頑張っているなあ」息子が校歌を歌う姿を感激の面持ちで見つめた。

 「夢だった甲子園が近づいている。今年は絶対あそこに行きます」と留学を快く認めてくれた父の前で高らかに誓った。「釜山発甲子園行き」の夢フェリーは、着々と目的地へ向かう。

2008年7月8日06時00分

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東北生文大高、創部2年目で初勝利…高校野球宮城大会

◆高校野球宮城大会第3日 ▽1回戦 東北生文大高3―1涌谷(7日・Kスタ宮城) 創部2年目の東北生活文化大高が3―1で涌谷に快勝。うれしい公式戦初白星を挙げた。5回に3点を先行。先発右腕・武田大輝(2年)が1失点の好投を見せた。気仙沼は延長10回、劇的な逆転サヨナラ勝ちで白石を下した。鹿島台商は、エース右腕・鉄本祐基(3年)が今大会初、自身も公式戦初の完封で1―0と石巻商を一蹴。来年、岩ケ崎と統合される鶯沢工は聖和学園に1―11の5回コールドで敗れたが、地震被害や部員不足などの苦境を乗り越える健闘を見せた。

 一塁側スタンドの東北生文大応援席から響く「あと1人」コール。エース・武田大が最後の打者を投ゴロに打ち取った瞬間、ナインは達成感、安ど感、心地よい疲労など、思い思いの表情を浮かべた。

 創部2年目。初白星をつかんだ2年生と1年生だけの選手たちが繰り返すグラブタッチ。昨年7月16日の県予選。デビュー戦で仙台西に0―10の5回コールド負けを喫してから1年。秋、春を経て、通算6試合目での初勝利に、青葉主将は「三振しても、エラーしても、みんなで励まし合って、プレーした。とにかくうれしい」と声を詰まらせた。

 先発した武田大が120キロ前半の直球とドロップでコーナーを突き、7安打、9奪三振と涌谷を翻ろう。「最後まで気を抜けなかった。打たせて取る投球はできた」納得顔のエースの粘投に打線も応え、5回2死二塁から5番・及川、6番・菅井の連続適時二塁打などで3点を奪取。「感無量。うれしすぎて、夢中で走った」と菅井。175センチ、100キロの巨体を震わせ、涙を流した。

この春、1年生が一気に46人も入部。大量入部に危機感を募らせた2年生7人全員が自主練習に取り組むようになった。「後輩に刺激を受けて、切磋琢磨(せっさたくま)している」と石川監督。最速139キロの1年生・阿部達世志にエースの座をおびやかされつつある武田大も連日10キロ近い走り込みで、下半身を強化した。校内のグラウンドには、まだマウンドもブルペンもないが、昨年までなかった活気が満ちあふれている。

 10日の2回戦では、第4シードの仙台商と激突。青葉主将は「実力ではかなわないが、やる気、声、みんなで支え合う力、今回と同じようにやれれば…」と前を見据えた。

 ◆東北生活文化大高校 1948年、三島学園女子高として創立。03年、現校名に改称し、男女共学となる。硬式野球部は07年、創部。女子ソフトボール部は全国大会出場歴を誇る強豪。生徒数1096人(男子463人、女子633人)。所在地は仙台市泉区虹の丘1丁目18番。光井正校長。

2008年7月8日10時14分

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佐賀北、初戦で苦戦…高校野球地方大会

第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は8日、12大会で試合が行われ、昨夏全国制覇した佐賀北(佐賀)が初戦の2回戦で佐賀工に延長11回、4―3でサヨナラ勝ちと苦戦した。長野は雨で全試合が中止となった。

 昨夏4強の長崎日大(長崎)は1回戦で大勝。昨年代表校では神村学園(鹿児島)が4回戦に進み、日南学園(宮崎)などが初戦を突破した。宮城では東北と仙台育英が初戦に勝った。9日は福島、滋賀など5大会が開幕する。

2008年7月8日18時51分

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難病の伊勢崎工・増茂主将バット振れず…高校野球群馬大会

◆高校野球選手権 群馬大会 ▽2回戦 伊勢崎工1―10利根実=7回コールド=(8日・伊勢崎市) 青春は残酷だった。伊勢崎工・増茂良祐主将(3年)は一度もバットを振ることなく、最後の夏を終えた。

 5月初旬、ランニングの後に全身にじんましんが出た。病院での診断は「運動誘発性アナフィラキシー」。激しい運動をすると頭痛や呼吸困難に襲われ、ひどい場合は死に至る病。医師に「生きたいなら野球をやめなさい」と忠告された。

 絶望はしなかった。「考えたのは、この体で主将として何ができるか」5番・三塁手でチームを引っ張っていたが、発症以降は三塁コーチなどのサポート役に徹した。

 9点を追う4回2死一塁、代打でチャンスが訪れた。「やっと自分に出番がきた」春以来の打席で頭が真っ白になった。3球目、一塁走者が盗塁を失敗した。「ぼう然とした。何も考えられなかった」激しい動きが必要な守備にはつけないため、無念の交代となった。「できる形で野球は続けていく」次の舞台ではバットを振ってみせる。

2008年7月9日06時00分

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前橋工・内山2打点!親子3代プロ野球選手目指す……高校野球群馬大会

◆高校野球選手権 群馬大会 ▽2回戦 前橋工8―0沼田=7回コールド=(8日・伊勢崎市) 群馬では元プロ野球選手の祖父と父を持ち、史上初の親子3代プロを目指す前橋工・内山太志右翼手(3年)が、1安打2打点の活躍。

 体の中のDNAがチャンスで呼び起こされた。「スタメンが全員打っていたので打たないとまずい」6回1死三塁、前橋工・内山は投手強襲安打で打点を挙げ、コールド発進に貢献した。

 野球をするために生まれてきた。祖父の和巳さん(69)は58年に伊勢崎高から中日に入団。1軍での試合経験はないが3年間、投手、外野手としてプレーした。父の憲一さん(40)は85年、伊勢崎商からドラフト3位でヤクルトに入団。史上初の親子プロ投手誕生で話題になり、8年間で0勝1敗1セーブを残した。

 内山も小学2年で当たり前のように野球を始めた。「自分がプロ野球選手だからって無理して野球をやるな」父から諭されたが、流れる血にうそはつけなかった。シニアでは祖父がコーチを務めた。中学の3年間で英才教育を受けた。

 3代目の宿命は十分に意識している。「2人はあこがれです。僕もプロに近づきたい」中学3年、中学1年の弟2人もプロを目指す。史上初の親子3代プロ野球選手になるために、最後の夏は負けられない。

2008年7月9日06時00分

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日南学園・有馬翔7回毎回9K!8球団22スカウトうなった……高校野球宮崎大会

◆高校野球選手権 宮崎大会 ▽2回戦 日南学園7―1宮崎大宮(8日・サンマリンスタジアム宮崎) 日南学園(宮崎)のドラフト上位候補左腕・有馬翔(3年)が宮崎大宮戦に先発。7回を3安打1失点、9奪三振で8球団22人のスカウト陣をうならせた。

 プロ注目左腕、有馬が2年連続の甲子園出場へ快投発進だ。ネット裏には巨人の6人をはじめ、8球団22人のスカウトが集結。6回までノーヒットピッチングを披露した。「真っすぐは自信がある。全国的に有名になりたい」チームメートには、やはりドラフト候補左腕の中崎雄太(3年)がいるが、「自分が中心になって投手陣を引っ張りたい」と7回3安打1失点、毎回の9奪三振で存在感を見せつけた。

 最速145キロの直球は139キロどまり。それでも伸びのあるボールで相手打線を手玉に取った。巨人・山下スカウト部長は「腕の振りがいいし、体ががっしりしていて力強さがある。将来が楽しみ」。横浜・稲嶺スカウトも「球のキレがいい。インコースに決まれば、なかなか打てないでしょう」と評価した。

 小学1年までは右投げだった。日南高野球部OBの父・伸也さん(61)が「野球をやるなら左の方が有利だろう」と左投げを強制した。それでも有馬少年は右で投げようとするため、指が分かれていない自作の手袋を作り、その上にグラブをはめさせた。実現できなかった甲子園の夢を息子に託した。

 今では感謝している。「左投手は希少価値があるのでよかったです」有馬は昨夏、甲子園出場を果たしたが3回戦敗退。「リベンジしたい」全国Vという親子2代の悲願へ一歩前進した。

 ◆有馬 翔(ありま・しょう)1990年6月5日、宮崎市生まれ。18歳。小学2年からソフトボールを始める。大淀中では「宮崎シニア」で全国3位。日本代表入りして世界大会4位。高校では昨夏の甲子園でエースとして16強入り。174センチ、76キロ。左投左打。家族は父。

2008年7月9日06時00分

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仙台育英・穂積が8連続Kで3回完全…高校野球宮城大会

◆高校野球宮城大会第4日 ▽2回戦 仙台育英16―0上沼=5回コールド=(8日・愛島球場) 仙台育英は先発のエース右腕・穂積優輝(2年)が上沼を相手に8連続三振を奪い3回をパーフェクト。16―0の5回コールド勝利に導いた。ライバル東北も、エース左腕の萩野裕輔(3年)が先発、岩出山を6回3安打12奪三振の無失点に抑え、8―0の7回コールドと好スタートを切った。西武の岸孝之(23)の母校・名取北は町田融(3年)が13奪三振2失点と好投し、古川を下した。

 仙台育英・穂積が今夏初戦で貫録の奪三振ショーだ。先頭打者を二ゴロに打ち取ったのが“開演”の合図。その後7人を連続して直球で三振に仕留め、8人目は決め球のスライダーで空振りに。スコアブックにズラリと並んだ「K」の文字。最速144キロの直球が伸び、スライダー、カーブ、フォークの変化球も切れ味抜群だった。

 3回を完全に抑え“お役ご免”となった千両役者。「相手が挑戦者の気持ちで向かって来ていた。自分も挑戦者のつもりで投げた。9連続取りたかったですね」と息をついた。佐々木順一朗監督(48)だけは「いい球は来てましたけど、正直まだまだ。もっとできる子ですから」と期待が大きいだけに、さらなる飛躍を求めた。

 由規(ヤクルト)の後を受け、エースになった穂積。「比べられるのは仕方ない。だったら、いい先輩がいたということで(考えを)マイナスじゃなくプラスに」と努力を重ねた。由規のビデオと、リリースの瞬間を収めた写真を眺めては鏡の前でシャドー投球。ブレない体の軸を意識してきた。

 エースの快投に打線も応え、橋本到主将(3年)の2ランなどで13安打16得点の猛攻。「最後の夏ですから」と橋本主将。穂積は「甲子園に行きたい。自分は2年。3年生に恩返しします」。3年連続の代表に向け、ド派手なスタートを切った。

2008年7月9日11時32分

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東北・萩野6回12K…高校野球宮城大会

◆高校野球宮城大会第4日 ▽2回戦 東北8―0岩出山=7回コールド=(8日・愛島球場) 東北は、エース左腕の萩野裕輔(3年)が先発、岩出山を6回3安打12奪三振の無失点に抑え、8―0の7回コールドと好スタートを切った。

 直前の試合でライバル校のエースに快投されては、みちのくNO1左腕も黙っていない。東北・萩野は内角をどんどん攻め、被安打3の12奪三振で無失点。それでも「調子は良くなかったです。力んでしまいました」と反省しきりだった。

 今春の東北大会準決勝で酒田南(山形)に敗れた後、「ストレートの球威と変化球の精度を高めた」と萩野。短距離ダッシュを多めに消化し、体のキレを重視した。「最後の夏なんで、甲子園に行きたい気持ちは強いです」と意気込んでいる。

 打線も萩野を援護した。7番の関口聖也主将(3年)と6番の宮永達也(3年)に一発が飛び出すなど計8得点。「萩野を楽にさせたかった」と女房役の関口。投打の相乗効果に五十嵐征彦監督(32)は「今後につながる試合でした」と納得の表情だ。

 次の相手は利府。決してあなどれない相手だ。萩野は「今はもう次の相手のことで頭がいっぱい。自分はどんな試合でも全部投げたいと思っている。これから調子も上がってきますから」と言い切った。
2008年7月9日11時32分

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岸2世だ!名取北・町田13K…高校野球宮城大会

◆高校野球宮城大会第4日 ▽2回戦 古川2―5名取北(8日・石巻市民)名取北に“岸2世“が現れた。先発した右腕・町田が13奪三振、被安打6の快投を見せ、完投勝ち。直球は130キロ前後とOBの西武・岸孝之投手(23)に20キロ以上及ばないが、そこは技術でカバー。速い投球テンポで球種やコースを読む時間を与えず、古川打線を翻ろうした。

 自身3度目の夏での勝利に「やっと結果が出た。ひとつ勝てたことに満足している」と町田。06年の冬、西武入り決定直後の岸が母校を訪問。町田もあこがれの先輩と対面した。部室の正面に飾ってある「打倒 私学二強」と書いた色紙に、岸がサイン。町田は日々、それを見ながら、自分を奮い立たせてきた。

 故障にも勝った。左ひざ打撲をかばって投球を続けるうち、6月末に両足アキレスけんの炎症を発症。6日まではノースロー。痛み止めの注射を打って、この日を迎えた。「自分たちが頑張っていることを、岸先輩にも知ってほしい」と胸を張った町田。12日の3回戦では昨夏の覇者・仙台育英と激突。「どうせ、どこかで当たる。むしろ楽しみ」打倒私学のチャンス到来に、町田は目を輝かせた。
2008年7月9日11時32分

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来春センバツは32校が出場、希望枠は廃止

選抜高校野球大会の運営委員会が9日、大阪市内で開かれ、来春の第81回大会は32校が参加して行うことが承認された。一般選考は28校で21世紀枠が3校、神宮大会枠が1校。守備重視の希望枠は地区の比較で公平性に欠けるなどの理由で廃止された。

 一般選考枠の地区別出場校数は北海道1、東北2、関東・東京6、東海2、北信越2、近畿6、中国・四国5、九州4。

 21世紀枠の選考は9地区の候補校の中から東(東海、北信越以東)と西(近畿以西)から1校ずつを選び、残り7校の中から3校目を選出する。例年は2校の出場だが、記念大会だった今春の大会に同枠で出場した3校がすべて初戦突破したことなどを考慮し、据え置かれた。

2008年7月9日17時36分

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龍谷大平安が初戦突破…高校野球地方大会

◆第90回全国高校野球選手権大会地方大会(9日) 新たに5大会が開幕し、17大会で試合が行われた。部内暴力が発覚したため、3年生部員だけで校名変更後初の甲子園を目指す龍谷大平安(京都)は、初戦の2回戦を辛勝した。

 今春の選抜大会に出場した長野日大、丸子修学館(ともに長野)はそろって3回戦に進出。3年ぶりの夏の甲子園を目指す樟南(鹿児島)は4回戦に進んだ。
2008年7月9日19時27分

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岐阜城北・伊藤にスカウト31人/岐阜大会

<高校野球岐阜大会:岐阜城北5-2長良>◇6日◇2回戦

 岐阜ではプロ注目の右腕、岐阜城北・伊藤準規投手(3年)が登板。12球団31人のスカウトが見守る中、5回2失点ながらも146キロをマークした。

 超高校級右腕・伊藤が、最後の夏の舞台に滑り出した。287日ぶりとなる公式戦のマウンド。初回に自らの野選で失点するなど、5回4安打2失点と満点の結果ではなかったものの、直球は最速146キロを計測した。伊藤は「注目されていることはうれしいこと。やっと夏が来たという感じ。球は前よりも走ってきた」と笑顔で話した。

 昨秋に右ひじを故障して戦線離脱。昨年9月23日の県岐阜商との秋季県大会2回戦以来となる公式戦のマウンドだった。復帰戦となった5月31日の甲西(滋賀)との練習試合では「7割の力」(伊藤)ながら直球は142キロを計測。6月14日、享栄(愛知)との練習試合では初めて変化球を交えた。球速も最速146キロまで上がっていた。

 ネット裏に詰め掛けた12球団31人のスカウト陣も納得の表情を浮かべた。中日、阪神など9球団は部長クラスが訪れた。中日中田部長は「腕の振りは大丈夫。あとは下半身の使い方。試合をこなしていけば問題ない。素材は高校生のなかでは東浜(沖縄尚学)と双へき」と変わらぬ高評価を口にした。初めて視察した阪神黒田編成部長も「いい評価を担当スカウトからも聞いている。球威が1番の魅力」と話した。

 まだ頂点へ向けて階段を上がり始めたばかり。藤田明宏監督(40)は「伊藤が投げられるというところを見せたかった。仲間もみんな待っていた」と夏本番を迎えてのエースの復活を喜んだ。大目標の甲子園制覇へ向け、復活したエースがスタートを切った。
2008年7月7日10時7分

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屈指の好カードは藤代に軍配/茨城大会

<高校野球茨城大会:藤代3-2土浦日大>◇6日◇1回戦

 昨年のベスト8同士が初戦でぶつかる好カード、土浦日大対藤代は、延長13回の末、藤代が3-2で制した。土浦市営球場が超満員の観客で埋まる中、決勝点は思わぬ形で入った。延長13回、土浦日大の板垣拓実投手(3年)が投じた1球を捕手が後逸。その間に三塁走者が生還して決勝点が入った。板垣は「(スクイズでなく)打ってきても三振を取るつもりで全力で投げたインコースのストレートです」と166球目を悔やんだ。捕手のサインに首を振って勝負しただけに、悔いは大きかった。

 板垣は初戦の緊張と暑さから、8回に右ふくらはぎをつった。9回に四球で一塁に進む際には足を引きずり、臨時代走を送られるほどだった。だが「自分が崩れたらチームが崩れる」と監督の交代の打診も断り、気力で完投した。計169球。最後のあいさつでは、藤代の堀口智哉投手(2年)に「頑張れ」とエールを送った。

2008年7月7日10時7分

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沖縄尚学・東浜乱調4強/沖縄大会

<高校野球沖縄大会:沖縄尚学10-2沖縄工>◇6日◇準々決勝

 最後の打者をうち取ると沖縄尚学のエース東浜巨(3年)はホッとしたようにグラブを数回たたいた。7回で138球を投げ2失点。苦しい投球を象徴するようなしぐさだった。

 この夏一番の「大乱調」だった。与えた四死球はともに4個ずつで8四死球は公式戦ワースト。初回は先頭打者にいきなり三塁打を打たれ、この夏初めての失点を許した。4回には3連続四死球の後、安打を打たれさらに1失点。「今日はこの夏で一番悪かった。昨日から『勝てるだろう』という油断と、油断してはいけないという気持ちで葛藤(かっとう)していました」。気持ちが定まらずフォームも崩れた。「今日は軸ができていないまま投げていた感じ。気持ちの問題が大きかったと思います」と比嘉公也監督(26)は東浜の投球について振り返った。

 それでもマウンドで苦しむ東浜を仲間が援護した。4回には4番仲宗根一晟(3年)が満塁本塁打を放って点差を広げ、7回は前日無安打だった西銘生悟主将(3年)が右翼に2ランをたたき込んでコールド勝ちを決めた。次は昨年の代表興南との対戦だ。昨年の準決勝は東浜がけいれんを起こして降板した悔しい思い出がある。「絶対に、準決勝は勝ちます」。東浜は言葉に力を込めて好投を誓った。
2008年7月7日10時8分

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甲府商まさかの辛勝発進/山梨大会

<高校野球山梨大会:甲府商10-7身延>◇6日◇1回戦

 昨年の覇者、甲府商がまさかの大苦戦だった。昨年2年生ながら甲子園で1勝をあげ「堀内2世」と呼ばれたエースの米田易弘(やすひろ=3年)が3回までに6点を奪われ降板する展開。それでも「(米田に)もう1回投げさせるために勝つしかない」とチームは奮起した。試合後、米田は「今日はみんなが打ってくれた。次は自分の投球でチームが勝てれば」と前を向いた。

2008年7月7日10時8分

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進学校開成が24-0快勝発進/東東京大会

<高校野球東東京大会:開成24-0蒲田>◇6日◇1回戦

 第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は6日、東京など24大会で試合が行われた。東東京では東大合格率1位を誇る進学校、開成が19安打と打線が爆発し24-0と大勝。1回戦を突破した。

 東大合格者数NO・1の進学校開成打線が1回にいきなり爆発した。打者1巡、4安打に4四死球を絡めて6点を奪った。もう止まらない。2回には打者2巡、11安打で16得点を挙げた。終わってみれば、24-0。創部以来最多の得点を挙げ初戦を突破した。それでも東大野球部出身の青木秀憲監督(37)は驚かない。「こういう試合が出来たらいいなあ、と思っていた」と振り返った。

 進学校だけに練習時間には恵まれない。通常は午後5時に下校する規則がありグラウンドも週1回しか使えない。そんな中、選手たちは始業前や放課後にティー打撃や筋トレ等を自主的に行い、不足分をカバーしてきた。やる気の選手たちを信じ、自主性を重んじるのが開成野球だ。青木監督のこの日の指示は「思い切り振り切る」だけ。それでもこんな大爆発、選手は状況を読んで、ノーサインで9盗塁も記録した。

 身長180センチの大型2番打者、岩田大佑右翼手(3年)は5月中旬に左手のひらを疲労骨折し、まだ50%の状態。そんな選手が「試合しながら治すしかない」と覚悟を決め、三塁打と本塁打をかっとばした。他選手も負けられない。1番の番矢大輝中堅手(3年)は3打数3安打し「勢いに乗って、このまま勝ち進む」と意気込んだ。

 05年のベスト16が過去最高成績。昨夏は4回戦で準優勝の修徳に0ー1で敗れた。青木監督は「シード校に勝つ」を目標に挙げてきた。初戦突破ではまだ喜べない。順当に勝ち進めば3回戦で帝京戦が待ち受ける。

2008年7月7日10時9分

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築館28点爆勝4年ぶり初戦突破/宮城大会

<高校野球宮城大会:築館28-0石巻好文館>◇6日◇1回戦

 築館に「勝利の女神」がいた! 5回コールドの28-0で石巻好文館に圧勝し、4年ぶりの初戦突破。4月に就任した小針聡美部長(30)の下、春から続くチームの快進撃が止まらない。大河原商は7回コールドの7-0で村田に勝利。小野大樹投手(2年)が6回1安打無失点と好投し、火事で自宅を失ったチームメート三浦智郷(ちさと)外野手(2年)のためにと奮闘した。

 序盤3回までは、すべて打者一巡の猛攻。相手が初出場校だろうと、手を緩めない。19安打15盗塁の怒濤(どとう)の攻撃で、築館がスコアボードに容赦なく得点を刻む。次々とホームを駆け抜けるナインを、ベンチの小針部長は笑顔で迎えた。

 今年4月に小針部長が就任した。宮城教育大では軟式野球部のマネジャーを務めていたこともあり、野球については詳しい。主にスコアラーとしてチームに貢献するが、見えない力をナインに送っている。5月6日の春季県大会北部北地区予選で、センバツ出場経験校の一迫商に2-1で勝利。同じ栗原市内のライバル校から、11年ぶりの公式戦白星を挙げた。そして、この日は04年以来となる夏の初戦突破。利根川直弥監督(36)も「彼女のおかげですよ。何かありますね」と話した。

 「勝利の女神」は1人だけではない。06年に同校初の女子マネジャーとして入部した只野夏之、小野寺由花(ともに3年)は、今夏が最後。只野は「つらい時期もあったけど、続けてきて本当に良かった」と、初めての夏の勝利を喜んだ。4回に今大会1号となるランニング本塁打を放った三浦仁史三塁手(3年)も「勝利の女神パワーですね。このまま甲子園まで行きたい」と話した。

 「ナインの努力が実った結果です。私は何もしてません。たまたまです」と謙虚に話す小針部長。6月14日の岩手・宮城内陸地震では、部員の安否確認に奔走した。今後も、陰ながらナインを支えていく。

2008年7月7日11時41分

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静岡市商・宮崎3安打完封/静岡大会

<高校野球静岡大会:静岡市商1-0焼津水産>◇6日◇1回戦

 静岡市商・宮崎悠斗投手(3年)は、焼津水産打線を3安打に抑え、亡き祖母にささげる完封勝利を飾った。大会3日目は12日、1回戦27試合が行われる。

 天国のおばあちゃんにウイニングボールを届ける-。静岡市商・宮崎が祖母への思いを胸に、焼津水産打線を98球で3安打完封した。1日に長野県松川町に住む祖母菅沼米さん(享年79)が死去。3日に通夜、4日に告別式が長野で行われた。だが、宮崎は家族と離れて静岡に残り、この試合に向け調整を続けていた。「おばあちゃんへの恩返しという気持ちで投げた。『よくやったね、ありがとう』と言ってくれると思う」。しみじみと話した。

 バックを信じ、打たせて取る投球に徹した。奪三振は1。「ファインプレーで助けてくれた。甘いコースに入らないように打たせた」。4回表2死二塁、左前打を浴びた。しかし、大石達也左翼手(3年)が本塁へノーバウンド送球し、二塁走者を刺した。危機を脱すると、ここからは二塁さえ踏ませなかった。

 祖母の危篤を聞き、当初は長野行きも考えた。だが、祖母と同居していた伯父の菅沼信祐さん(46)から「お前は試合に集中しろ。その代わり勝つように」と言われた。頭を五厘に刈り、気持ちを試合に集中させた。試合後、宮崎の心意気に感動し、号泣する斉藤孝之監督(35)からウイニングボールを受け取った。手向けのボールを増やすべく、エースは今後も投げ続ける。

2008年7月7日11時41分

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日大三島7点差はね返し大逆転/静岡大会

<高校野球静岡大会:日大三島10-9富士>◇6日◇1回戦

 日大三島が最大7点差をはね返し、富士に10-9で逆転勝利した。9-9の同点で迎えた9回裏1死満塁で尾形一斗右翼手(3年)がサヨナラ安打を放ち、3時間7分の熱戦に終止符を打った。大会3日目は12日、1回戦27試合が行われる。

 あきらめない気持ちが奇跡を呼んだ。日大三島は4回表に8失点して2-9。しかし、ここから徐々に点差を詰め、同点で迎えた9回裏1死満塁。尾形がバットを振り抜くと、打球は前進守備の遊撃手の頭を越え中前に落ちた。「打った瞬間に決まったと思った」。スタンドの大声援とともにナインは歓喜に酔いしれた。松崎裕幸監督(39)も「こんな試合はもう2度としたくないけど、よくやってくれた」と褒めたたえた。

 昨夏3回戦の常葉学園菊川戦。同じく同点で迎えた9回裏1死満塁の場面で、スリーバントスクイズを失敗し、試合にも敗れた。「あの時はスクイズと決めていたけど少し迷いがあった」と振り返る同監督。今年は違った。「尾形。お前でチャンスは回ってくるぞ! 決めてこい」。迷わず送り出した。そんな思いを受け取り打席に立った尾形が、見事に大逆転劇を完結させた。

 これがゴールではない。いままでにない1イニング大量8失点。また、それをはね返す経験もした。松崎監督は「何が起こるか分からないのが夏。選手たちも、それがよく分かったはず。この1週間でもう1度精神面を鍛え直す」と気を引き締めた。

 試合後には、尾形の元に熱戦を演じた富士の杉山隆俊主将(3年)らからウイニングボールが手渡された。「絶対に甲子園に行ってくれ」と熱いエールを受けた。「絶対に甲子園に行くよ」と答えた尾形。1つの山を乗り越えた日大三島ナインが、頂点への階段を1歩1歩勝ち上がっていく。

2008年7月7日11時41分

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大阪桐蔭の新怪物!浅村1発/北大阪大会

<高校野球北大阪大会:大阪桐蔭12-0箕面自由>◇6日◇1回戦

 新たなスター候補生がいきなりの1発だ! 第90回全国高校野球選手権大会(8月2日開幕、甲子園)の北大阪大会で、優勝候補の大阪桐蔭が箕面自由に12-0と5回コールド発進した。プロ注目の1番打者、浅村栄斗(ひでと)遊撃手(3年)が高校通算17号3ランを含む3安打4打点。昨夏決勝で敗れた中田翔(日本ハム)の思いも背負い、2年ぶりの夏を目指す。

 今年の大阪桐蔭にも、見逃せない好素材がいた。プロ注目の浅村が、夏初戦で豪快な1発を放った。

 「打った瞬間、行ったと思った。いいスタートが切れて良かったです」。

 9-0で迎えた4回裏2死一、三塁。高め直球をたたいた打球は、勢い良く左翼芝生席へ飛び込んだ。ダメ押しの3ランは高校通算17号。チームを5回コールドの圧勝発進へと導いた。

 “怪物”中田が熱視線を浴びた昨夏も、2年生ながら正二塁手を務めた。今年は50メートル6秒2の俊足と打撃力を買われ、打順は8番から1番に昇格。「去年は周りの様子を見ながら打席に入っていたけど、今年は先頭打者として積極的にやれてる」。この日は第1打席で、詰まりながらも二塁後方へ運ぶと、もたつく守備を見て二塁を陥れた。第3打席でも右前へ適時打を放ち、3安打4打点と暴れまくった。

 「走攻守」3拍子そろい181センチ、78キロと体格も文句ない。魅力的な大型遊撃手に、プロスカウト陣も高評価を与えた。阪神畑山スカウトは「右にも打てるし、うまくとらえれば大きいのも出る。これから伸びる選手」と太鼓判。日本ハム当銀スカウトも「ソツがないね」と目を光らせた。

 1年前、大阪大会決勝で金光大阪に敗れ