日記・コラム・つぶやき

山崎強化本部長が辞意 新体操の団体で予選敗退

【北京22日共同】北京五輪の新体操日本代表のチームリーダーを務める山崎浩子・強化本部長(48)は22日、団体予選で敗退後「わたしがこのままやるのでは、いけないのではないか」と辞意を表明した。協会に進退伺を出すという。

 日本協会は7月の常務理事会で、来年9月に三重県で開催される世界選手権に備えるため、山崎強化本部長の続投を決めた。日本は団体予選で10位に終わり、8位以内が進む決勝に進出できなかった。山崎強化本部長は「個人的にはわたしの続投は良くないのでは、と思う」と話した。

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上野、3連投で夢の金メダル ソフトボール

決勝を行い、日本は米国を3-1で破り、悲願の金メダルを獲得した。日本の球技での金は1976年モントリオール大会の女子バレーボール以来32年ぶり。

 日本は1次リーグ、準決勝と連敗した米国に対し、3回に狩野亜由美(豊田自動織機)の適時内野安打で先制した。4回には山田恵里(日立ソフトウェア)のソロ本塁打で加点。7回には相手守備の乱れに乗じ、貴重な1点を加えた。準決勝から3連投のエース上野由岐子(ルネサス高崎)が1失点の完投で守り切った。

 4連覇を狙った米国は初めて金メダルを逃し銀メダル、オーストラリアが銅メダル。ソフトボールは2012年ロンドン大会で実施競技から外れることが決まっている。

 【評】日本は3回、三科の二塁打を足場に2死三塁とし、狩野の内野安打で先制。4回には山田のソロで加点し、7回にも失策を絡めて1点を追加した。上野は1、6回と苦しい場面で1死満塁のピンチを切り抜け、1失点完投した。

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酒井が高校新で連覇 全国高校総体第17日

全国高校総体(インターハイ)第17日は18日、埼玉県などで4競技を行い、競泳女子100メートル背泳ぎで酒井志穂(福岡・九産大九州)が、北京五輪で中村礼子(東京SC)がつくった日本記録に0秒30と迫る59秒66の高校新記録で2連覇を飾った。

 同200メートルバタフライでは2年生の秋山夏希(山梨・山梨英和)が2分6秒62、男子50メートル自由形は伊藤健太(愛知・中京大中京)が22秒65の、ともに高校新記録で制した。

 男子板飛び込みは1年生の坂井丞(神奈川・麻布大渕野辺)が勝った。

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吉田沙保里が貫禄の連覇!/レスリング

<北京五輪:レスリング>◇16日◇女子フリースタイル55キロ級決勝

 やはり強かった。女王は五輪の舞台で鮮やかに復活を証明した。吉田沙保里(25=綜合警備保障)がアテネ五輪に続く2連覇を達成した。

 決勝の相手は地元中国の許莉。得意の高速タックルで圧倒しフォール勝ち。再び頂点に立った。

 2007年世界選手権で女子では初の5連覇を達成。ところが08年1月29日、中国・太原で女子国別対抗戦W杯でマルシー・バンデュセン(米国)に0-2でまさかの敗戦。連勝が「119」でストップした。帰国時の会見でも涙を流し、敗戦のショックから立ち直れるか心配されるほどだった。

 そうした挫折をへて、再び強い吉田が帰ってきた。「半年間、苦しい思いをしてきた」。そう吐露し、12年ロンドン五輪で3連覇挑戦も宣言。表彰式後、スタンドで見守った応援団に金メダルを渡し「北京に来てくれた人も、テレビの前で応援してくださった方にも、ありがとうございますと言いたい」と感謝の言葉を並べた。

 [2008年8月16日19時40分]

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阪神、東海大相模・大田がドラフト上位

虎の恋人は右の大型スラッガー! 阪神が、今秋のドラフト上位候補として東海大相模・大田泰示遊撃手(3年)をリストアップしていることが9日、分かった。

 この日、球団事務所でスカウト会議が開かれ、高校生の指名候補を絞り込んだ。1巡目指名を即戦力選手にするか、将来性を重視するかの決断は先送りにしたが黒田編成部長は補強ポイントについて「野手になる」と明言。その中でも評価が高いのは大田だ。

 188センチ、90キロの体を生かし、高校通算65本塁打。今夏の北神奈川大会では5本塁打を放ち、さらに評価を高めた。本職は遊撃手だが2年時は三塁も守った。投手で最速147キロをマークする地肩の強さも魅力だ。他球団も熱視線を送る大型遊撃手。ドラフトでの競合が予想される逸材を、虎もマークする。

 阪神は最近2年は連続で、高校生最上位に野原、高浜と大型内野手を指名。次代を担うスター野手の育成に余念がない。球団関係者は「野手(指名)だったら(育成に)1、2年かけても良いと思う。ショートができれば外野もできる」と話し、野手指名の際は潜在能力を重要視する構えだ。

 また甲子園出場組では大型左腕の赤川(宮崎商)や右腕伊波(いは、浦添商)、左腕近田(報徳学園)なども高評価。大学、社会人、独立リーグ選手も含め、育成枠指名も前向きに検討中。最終的な方向性は、候補選手のプロ志望届けを待って決定する。

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今秋ドラフトで「矢野2世」東洋大の大野捕手浮上

◆ 走攻守3拍子揃った即戦力 ◆

 「矢野2世」を発見だ!阪神は今秋のドラフト1巡目候補として東洋大・大野奨太捕手(21)をリストアップしたことが8日、分かった。

 大野は大学3年時から大学日本代表を経験。走攻守三拍子そろった逸材だ。105メートルの遠投もさることながら、二塁への最速送球は1・85秒。プロでも2秒を切れば「速い」とされる中、上位のタイムを記録。在京球団のスカウト部長は「今ドラフトNo1。即戦力間違いなし」と賛辞を送る。

 阪神は1巡目候補を即戦力投手を軸に調整してきた。右腕では近大・巽、左腕ではNTT西日本・藤原らをリストアップ。しかし、正捕手・矢野が今年40歳、控えの野口が37歳と高齢化が進む現状を考え、即戦力捕手の獲得も視野に入れる。球団幹部は「(捕手の1巡目指名の)可能性はある」と話す。

 「人物的に優秀」という評価項目がある阪神にとって、大野の主将という肩書も見逃せない。東洋大を大学選手権優勝に導いた能力は技術とともに高ポイントになる。

 また阪神にとっては、大野が矢野を尊敬する点も追い風だ。「クレバーなリードは素晴らしいし、ここという時にしっかり結果を出す打撃も最高」と話すように、あこがれの選手がいる球団イメージは悪くない。さらに桧山、今岡、福原、前田が東洋大出身選手。巨人、オリックスなども評価する好素材だが、阪神も負けずにマークを続けていく。

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東洋大―青学大で開幕…東都大学野球秋季リーグ

東都大学野球連盟は4日、秋季リーグ戦の日程を発表した。9月6日の開幕戦で4連覇を狙う東洋大が青学大と、6季ぶりに1部に復帰した中大は立正大と対戦する。東洋大と亜大が顔を合わせる10月28日からの最終週まで、8週にわたって神宮球場で行われる。

 試合開始は2試合の日は午前11時、1試合の日は午後1時。プロ野球との併用日は2試合のときが午前10時半、1試合の日は午前11時から。

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報徳の左腕・近田を上位指名へ…阪神

阪神が9日に開くスカウト会議で、報徳学園高(東兵庫)の左腕、近田怜王(れお)投手(18)を上位指名候補にリストアップする。

 甲子園に出場している近田は1回戦の新潟県央工戦で2失点完投勝利を挙げ、評価が急上昇。2年夏以降、エースの座を失うスランプからよみがえった。「よくぞここまで復活した。素質はトップクラスだった」と球団幹部は絶賛。兵庫・三田市出身で待望の地元出身のスター候補だ。

 阪神は今年のセンバツの優勝右腕、沖縄尚学高の東浜も即戦力と注目していたが、亜大に進学する方向。日南学園高の145キロ左腕、有馬翔投手(18)らも狙う。

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桐生一・福田監督が辞任を示唆 部員逮捕の責任取り

第90回全国高校野球選手権大会に出場した桐生一(群馬)の福田治男監督(46)は7日、甲子園球場で行われた1回戦で金沢(石川)に敗れた後「今ここで自分が判断して言うことはできないが、これだけ世間を騒がせたことが起きた責任をとらなければいけないと思う」と話し、野球部員が強制わいせつ容疑で逮捕された責任を取って辞任する意向を示した。

 桐生一は大会への出場は認められたものの、部長が交代。福田監督は事件発覚後、学校側に辞意を伝えている。

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大阪桐蔭-日田林工はノーゲーム 7日第1試合に日程変更

第90回全国高校野球選手権大会の大会本部は6日、第5日第3試合の大阪桐蔭(北大阪)-日田林工(大分)が降雨ノーゲームになったことに伴い、第6日以降の日程変更を発表した。大阪桐蔭-日田林工は7日の第1試合に組み込まれ、当初3試合だった9日の第8日は4試合となった。

 ▽第6日(7日) (1)大阪桐蔭(北大阪)-日田林工(大分)(2)桐生一(群馬)-金沢(石川)(3)広陵(広島)-高知(高知)(4)浦和学院(南埼玉)-横浜(南神奈川)

 ▽第7日(8日) (1)菰野(三重)-仙台育英(宮城)(2)福井商(福井)-酒田南(山形)(3)聖光学院(福島)-加古川北(西兵庫)(4)市岐阜商(岐阜)-香川西(香川)

 ▽第8日(9日) (1)福知山成美(京都)-常葉学園菊川(静岡)(2)佐賀商(佐賀)-倉敷商(岡山)(3)盛岡大付(岩手)-駒大岩見沢(北北海道)(4)智弁和歌山(和歌山)-木更津総合(東千葉)

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宮崎商 九州対決制した 全国高校野球

宮崎商が歴史的勝利だ! 第90回全国高校野球選手権第2日は3日、32年ぶりに実現した「初戦九州決戦」で、39年ぶり出場の宮崎商(宮崎)が、プロ注目左腕、赤川克紀投手(3年)の8回5安打1失点の好投などで城北(熊本)に7-1と快勝。44年ぶりの甲子園勝利を挙げた。鹿児島実(鹿児島)は14安打の猛攻で日大鶴ケ丘(西東京)に14-1と大勝した。また、智弁学園(奈良)、報徳学園(東兵庫)が2回戦に進んだ。きょう4日は浦添商(沖縄)と飯塚(福岡)が激突。10日には、この日勝ち上がった宮崎商と鹿児島実(鹿児島)が2回戦で対戦する。

 ■44年ぶり校歌
 無念を重ねた先輩たちの分まで、大きな声で44年ぶりの校歌を歌った。「思い切り歌いました。うれしいです」。身長184センチと大柄の赤川が、優しくほほ笑んだ。

 燃えた。32年ぶりの初戦九州対決。さらに選抜を経験した城北・村方との投げ合い。「同じ九州勢には絶対に負けたくありません」。140キロ台の直球に、スライダー、そして90キロ台のカーブ。緩急をつけ、悠々と投げた。

 ■タカ関係者も絶賛
 唯一のピンチは5回。1点を返された後、なお2死満塁とされたが、4番の山崎を、この日最速の145キロで遊ゴロに打ち取った。「スライダーで逃げたくなかったんです。気持ちを球にこめました」。宮崎大会から赤川を見ているソフトバンクの福山スカウトは「球速以上に、精神的な成長を感じる場面だった。彼ほどスケールの大きさを感じる素材は、そんなにいない」と、あらためて絶賛した。

 昨年までは、三振を狙いすぎて制球を乱しがちだった。そこで、山口博範部長が取り入れたのが「成功のイメージトレーニング」。毎晩就寝前に「しっかり腕を振り、内角にズバッと投げ込んで勝つ」状況を想像する。同部長は、都城商ソフトテニス部を強豪に育て、3月まで宮崎商の校長を務めた原田誠一郎氏から、全国舞台でのメンタル面の重要性を教えられて導入した。「昨夜も頭の中で『完封』してきました」と赤川。自然体で投げられた。

 2回戦も「九州決戦」だ。鹿児島実とは春に練習試合で敗れたが、赤川は登板していない。「打撃のいいチームですが、思い切り腕を振って、今度こそ完封したいですね」。強気に誓った左腕は、甲子園でどんどん伸びていく。

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「涙が出そうになった」のびのび“宮商”の新たな歴史

【宮崎商7-1城北】39年ぶりの甲子園で、44年ぶりに宮崎商の校歌が響いた。「涙が出そうになった」。OBでもある浜田監督の顔が、充実感に包まれた。

 大会屈指の左腕赤川が、評判通りの投球でチームに勢いを生んだ。「気を付けたい」と話していた立ち上がりも、2、3番から連続三振を奪い、リズムに乗った。

 140キロ台の直球に時折100キロを切るカーブを織り交ぜる緩急自在の投球。5回、1点を返されなお二死満塁のピンチでは、この日最速の145キロで4番山崎を遊ゴロに仕留めた。「あの場面は気持ちでいった」とエースは胸を張った。

 7月下旬に甲子園入りした直後、浜田監督は不安を漏らしていた。「地方大会の疲れが残っている。2日目の試合は早すぎる」。それでも、初戦に向けて調整を続ける選手を見て、指揮官の思いは変わる。「子どもたちが生き生きしていた。これはやってくれる」

 5回、捕手の永田がバントの邪飛をダイビングキャッチ。6回一死二塁では三塁手の池田が三遊間の当たりを横っ跳びで抑えた。「バックを信じて投げた」と赤川が言えば、池田は「守備からリズムをつくるのが自分たちの野球」。選手たちは大舞台でも臆することなく、はつらつと動いた。

 「OBの方たちも喜んでくれていると思う。次も絶対に勝ちたい」と赤川。44年ぶりの勝利から、“宮商”の新たな歴史が刻まれていく。

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城北“赤川対策”実らず

【城北1-7宮崎商】城北は九州対決に敗れて選抜大会に続き初戦敗退。末次監督は「140キロぐらいのボールを打つ練習はしてきたが、タイミングのはずし方がうまかった」と、宮崎商の左腕赤川に脱帽した。

 村方は踏ん張りきれず、13年ぶりの甲子園勝利はならなかった。それでも末次監督は「村方は春から人間的に成長した。1年の時からマウンドを守ってきたという意味では感謝しています」と温かかった。

 その村方は5回を投げ5失点。先発の役割は十分に果たせなかったが「最後まで楽しく投げられたので良かった」とほほ笑んだ。

 春の選抜大会では安房戦で9回2失点と好投したが、打撃の援護が得られずに敗戦。雪辱を期して臨んだマウンドだったが、結果は出せなかった。村方は「きょうは相手が素晴らしかった」と、計14安打の宮崎商打線をたたえた。

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近畿対決は智弁に軍配 ドラフト候補右腕後半つかまる

第90回全国高校野球選手権大会の第2日は3日、甲子園球場で行われ、第3試合は智弁学園(奈良)と近江(滋賀)の近畿勢同士の対決となったが、後半にドラフト候補の近江の右腕・小熊を攻略した智弁学園が5-4で勝ち、2回戦に進出した。智弁は89年から夏の甲子園初戦9連勝。

 智弁は2回、2死二塁から7番・辻の中前適時打で先制点を奪ったが、近江は3回、3番・上田の左翼スタンドに入る大会第3号の2点本塁打で逆転。智弁は6回、無死二塁から3番・土井の左前打の時、左翼手が打球をはじき、その間に走者が生還して追いついた。さらに7回、土井の左中間のフェンス直撃二塁打で1点を入れると、4番・茂山の左越えの大会4号2点本塁打が飛び出し決勝点を入れた。近江は9回、2点を返し、なおも2死満塁だったが後続を絶たれた。

 最速145キロの小熊は最後まで投げきったが、後半球速の落ちたストレートを痛打された。完投も9安打4四球9三振で5失点。最速は144キロだった。

 ▼智弁学園・小坂将商監督「5点勝負は想定していた。予選からしんどい試合をしてきたが、あきらめずにやったことがいい結果につながった。(阪口投手のひざに打球が直撃する)アクシデントがあったが、あの子は気持ちでやっている子。よく踏ん張ってくれた。6、7回になれば相手投手のストレートの球速が落ちてくると思い、強攻強攻でいったのが良かった」

 ▼近江・多賀章仁監督「いい試合だった。選手はよくやってくれた。甲子園で1勝することの難しさをあらためて実感した試合だった。(7回3点を奪われた場面は)もっと時間を取ってやるべきだった」

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恐怖の9番打者、初アーチの満塁弾は区切りの本塁打

【鹿児島実14-1日大鶴ケ丘】公式戦どころか練習試合でも本塁打を打ったことのない鹿児島実・田野尻が大舞台で輝きを放った。6―1とされた直後の5回一死満塁。内角高めの直球をたたくと打球は左翼ポールを直撃した。

 「自分でもびっくり。後ろへつなごうと思っていたのに」。“恐怖の9番打者”は日焼けした顔をくしゃくしゃにして喜んだ。自分にとって記念のアーチは、戦後通算1100本目のメモリアル本塁打。8回の打席では再び満塁で打席が回って大きな拍手が起こり、死球で6打点目を稼いだ。

 宮下監督は「普段の打撃を見ていたら9番打者です。きょうはたまたま」と苦笑交じり。「怒られても下を向かないタイプ。技術はないが気持ちでプレーする」と監督が評価するように、チームには欠かせない存在だ。

 バントの構えを見せてから打つようにした鹿児島大会で4割1分7厘の高打率を残した。この日、2回と七回に右前打でしっかりつなぎの役目を果たしたことも見逃せない。田野尻は「次も9番でいいです」と謙虚だが、2回戦でも大きな期待をかけたくなる。

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鹿実の背番号10、開き直った

【鹿児島実14-1日大鶴ケ丘】鹿児島実の先発、背番号10の岩下が7回を投げ5安打1失点に抑えた。立ち上がりは力が入りすぎ、いきなり無死満塁のピンチ。だが、「バックを信頼してゴロを打たせようと思った」と開き直ると、続く小野を併殺に打ち取るなどして無失点で切り抜けた。

 その後は本来の投球を取り戻し、8回からはけがで出遅れていた松窪にマウンドを譲った。岩下は「次はどちらが先発するか分からないが、2人で勝っていきたい」と次戦を見据えた。

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珍プレー…妨害したのは審判だった

日大鶴ケ丘―鹿児島実で、審判員が守備を妨害する珍しいプレーがあった。

 3回の日大鶴ケ丘の攻撃、無死一塁で内ノ倉が三振した際に一塁走者の坂村が盗塁。しかし、盗塁を阻止しようとした鹿児島実・湊崎捕手の二塁送球時に湊崎の右ひじが日野球審のマスクに接触した。このため野球規則2・44(c)と5・09(b)が適用され、球審が捕手の送球動作を妨害したとしてボールデッドとなり、走者が戻されて1死一塁からプレーが再開された。

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鶴ケ丘、痛かった2年生4番の併殺打

【日大鶴ケ丘1-14鹿児島実】日大鶴ケ丘は絶好の先制機を逃し、試合の主導権を失った。1回無死満塁で4番・小野が併殺打。萩生田監督は「あそこで点を取っていれば違った展開になっていた。あれで重い空気が流れた」と残念がった。

 2年生の小野は「相手投手の切れとコントロールが良かった。あそこで打っていれば試合展開も変わっていた。先輩に申し訳ない」と肩を落とした。

 守備でも2回に2死から連続失策で先制点を許し、「技術というより気持ちの面で攻め切れなかった」。結果的には大量失点したものの、萩生田監督は序盤の攻防を最後まで悔やんだ。

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宮崎商44年ぶり勝利!プロ注目左腕は最速145キロ

第90回全国高校野球選手権大会の第2日は3日、甲子園球場で行われ、第2試合は城北(熊本)と39年ぶりに出場した宮崎商の九州勢同士の激突。宮崎商が終始優位な展開で試合を進め、7-1で勝ち、2回戦に進出した。宮崎商の甲子園での勝利は1964年以来、44年ぶり。城北はセンバツに続き初戦敗退。宮崎商の2回戦は9日目(10日)第1試合で鹿児島実と対戦する。

 宮崎商は3回裏、1番・川上の中前適時打で1点を先制、4本の長短打で計3点を挙げた。城北は5回、1番・鶴の中前適時打で1点を返したが、その裏宮崎商は4連打で2点、7、8回にも1点ずつを追加した。

 宮崎商はプロ注目の左腕・赤川が先発。5安打3四死球6奪三振で9回完投。ストレートの最速は145キロだった。

 5回に同点にされた後の満塁のピンチで「スライダーに頼らず、ストレート勝負にいったのが良かった」と笑顔の赤川。次の相手はまた同じ九州勢の鹿児島実。「次は完封したいです」とさらなる好投を誓った。

 

 ▼宮崎商・川上遊撃手「(3回に先制打は二塁走者がスタートし)これでヒットにすれば(走者を)かえせると思った。反応で打った」

 ▼城北・山崎右翼手「(4番は五回二死満塁の好機で凡退)赤川のストレートは球速はなかったけど、思ったより伸びていて重かった。いいピッチャーでした」

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鹿実、14安打14点!21世紀夏の初勝利

第90回全国高校野球選手権大会の第2日は3日、甲子園球場で行われ、第1試合は鹿児島実と18年ぶりに夏の大舞台に顔を見せた日大鶴ケ丘(西東京)が対戦。1回と6回以外はすべて得点した鹿実が14-1で快勝。21世紀初の夏の甲子園1勝となった。

 鹿実は2回裏、2死二塁から遊撃手の悪送球で先制点を挙げると、1番・中尾の左越え二塁打で2点を追加。3回に1点、4回にも2点を加えた。5回には9番・田野尻が今大会2号となる満塁本塁打を左翼席へ放ち、勝負を決めた。鶴ケ丘は初回に無死満塁の好機をつぶすと、5回表、二ゴロの間に1点を返すのがやっとだった。

 ▼鹿児島実・宮下正一監督「初回の無死満塁を無得点に抑えたのがポイントだった。ヒットが何本出たとかより、エラーがゼロだったというのが嬉しい。(14安打14得点は)できすぎ。次は引き締めないといけない」

 ▼日大鶴ケ丘・萩生田博美監督「初回、無死満塁で得点できなかったのが痛かった。(先発投手の)山地は甲子園を意識しすぎた。もっと変化球を有効に使えれば良かったのだが、直球勝負しすぎた」

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“頭脳派”坂口 3安打1打点!

【智弁和歌山3-0済美】今年の智弁和歌山はただ打ちまくるだけじゃない。高校通算25本塁打の4番・坂口は試合前にふと、思いついた。「第1打席はわざと打ち損じよう」。初回2死一塁でスライダーに泳いで三ゴロ。これが“エサ”だった。3回2死一塁は同じスライダーを完ぺきにとらえて左越えの先制二塁打。5回もスライダーを左翼線へ二塁打。「スライダーを1打席目に打ち損じたら、後の打席もスライダーで来ると思いました」としてやったりだ。

 今大会屈指のスラッガーも和歌山大会直前に右足首の疲労骨折が判明。テーピングで固めて痛み止めをのんで出場しながら同大会では4戦連発。甲子園初戦のこの日も3安打1打点と、4番の仕事を十分に果たして「自分のバッティングのことより、チームが勝ててよかった。甲子園では簡単に勝てない。工夫しないと」と胸を張った。

 これで高嶋監督は歴代2位の甲子園通算勝利数を54とした。歴代1位、PL学園・中村監督(現名商大監督)の58勝は今大会で優勝すれば追い抜く数字だ。「打線のつながりがうまくいけば優勝できます」と指揮官。その目には8年ぶりの頂点が見えている。

 ≪背番号10の岡田が完封一番乗り≫背番号10の2年生左腕、岡田が今大会完封一番乗りだ。最速140キロの直球で、愛媛大会1試合平均11得点の済美打線を6安打に抑えた。昨夏、今センバツは全4試合で先発も中盤乱れて交代していた。自身甲子園初勝利に「とにかく自分のピッチングをするのに必死だった」と笑顔の左腕をヤクルト・宮本スカウトは「来年ドラフトは上位候補になる可能性があるね」と評価した。

 <済美 上甲監督、また高嶋監督に…>愛媛大会でチーム打率・392を誇った強力打線がまさかの零敗。宇和島東時代の94年センバツ準々決勝に続き、高嶋監督率いる智弁和歌山に敗れた上甲監督は「智弁さんの方が一枚上手だった」とさばさば。6回途中降板まで11安打を浴びながら3失点と粘った和歌山出身のエース古川は「中学時代の同級生とかがいて、やりにくかったけど、途中から気にならなくなった。相手が智弁で良かった。悔いはない」と涙ながらに話した。

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駒大岩見沢 “ヒグマ打線”で夏1勝

【駒大岩見沢8-6下関工】駒大岩見沢は、今センバツに続く開幕試合。83年の初出場以来4度目の挑戦でうれしい夏1勝だ。伝統の“ヒグマ打線”は3回に4連打など5安打と2四球を絡めて打者10人で一挙6点を奪うなど、15安打で8点を奪った。今センバツ後に就任したばかりの高橋監督は初戦突破にも「バントをしっかりしないと攻撃の幅が出ない。次までに修正したい」と反省を口にした。

 <下関工 序盤のミスが響く>創部62年目で春夏通じて初の甲子園で白星はならなかった。初回無死一、二塁のバント失敗、2回はけん制死と序盤の好機を逃したのが最後まで響いた。40歳で高校野球の指導者を志し、就任3年目で甲子園に導いた田村監督は「最高の舞台に連れて来てくれた選手に感謝している。これから下関工の歴史をつくっていく」とナインを称えれば豊田主将も「悔いはない。笑顔で山口に帰りたい」と胸を張った。

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桐生一 入場行進に場内から大きな拍手

【 第90回全国高等学校野球選手権】開幕直前の7月31日に、今大会メンバー外の2年生部員が強制わいせつ容疑で逮捕され、出場が危ぶまれた桐生一も開会式では元気に入場行進。校名がアナウンスされると場内からは大きな拍手が送られた。鈴木主将は「ありがたいと思う。感謝の気持ちを持って試合で力を発揮したい」と屈託のない笑顔を見せた。「きょうはしっかり行進できていた」と福田監督。ナインは午後から和泉市内のグラウンドで練習。大会第6日の金沢戦に備えた。

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桑田氏 PLのユニホームで甲子園里帰り

怪童が、ドカベンが甲子園に帰ってきた。第90回記念大会とあって開会式に先立ち、聖地を沸かせた往年の名選手11人が集まったイベント「甲子園レジェンズ」が開かれた。“怪童”中西太氏(75)“ドカベン”香川伸行氏(46)今年3月に現役引退した元パイレーツの桑田真澄氏(40)ら11人が当時のデザインの母校ユニホームに身を包んで子供たちとキャッチボールを行うと、満員のスタンドから大きな拍手が起こった。

 「死ぬ前にもう一度と思っていた。人生のスタート、原点が甲子園。足がガクガク震えたのを思い出したよ」と中西氏は感無量の面持ち。“KKコンビ”で5季連続甲子園に出場して2度優勝、2度準優勝の桑田氏も「ここで20勝もさせてもらったことを思い出した。(高校時代に)戻れるならもう一度戻りたい」と当時を懐かしんでいた。

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木更津総合応援席で見守る遺影「力を貸してくれた」

木更津総合の応援席には、ことし3月に火事で死亡した斉藤優太選手の遺影が置かれた。「やっぱりいつも一緒にいた仲間。亡くなってしまってもいつも一緒だから」というチーム全体の思いから、野球部員が持ち込んだという。

 木更津総合は見事初戦突破。応援席が大いに盛り上がる中、応援団長の宮内靖史君は「あいつが力を貸してくれた。県大会でもそうでしたから」とうれしそうに話した。

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飯塚 4日、浦添商と対戦 監督対談 第90回全国高校野球選手権大会

 ●「安定した投球が鍵」 飯塚 吉田監督 「2、3点で決まる」 浦添商 神谷監督

 飯塚は大会3日目(4日)の第3試合で、優勝候補の一つ、浦添商(沖縄)と対戦する。ともに好投手を擁する。飯塚の吉田幸彦監督と浦添商の神谷嘉宗監督に試合のポイントなどを聞いた。

 -相手校の印象は。

 吉田 春の九州大会でも準優勝し、総合力の高い素晴らしいチームです。

 神谷 主戦の辛島君が急成長している。制球もいいし、県大会で失点4、与四球6という数字はすごい。九州で一番安定した投手。

 -試合展開の予想は。

 吉田 どちらの投手が安定していい球を投げられるかが、試合のポイントだと思う。

 神谷 主戦の伊波を中心に確実な守備をし、1点、1点を重ねていきたい。

 -チームの状態はどうですか。

 吉田 出場が決まったのは7月25日。福岡ではまだ落ち着かなかった。でも、こちらに来てからはしっかり練習できている。本番までにテンションを上げたい。

 神谷 沖縄は県大会が全国で一番早く終わった。時間が空いて、今は少し選手に疲れが見える。4日の初戦までに、どう調子を上げていくのかが課題です。

 -勝利への展望は。

 吉田 打撃陣が3点を取れれば、いいゲームになる。先制点が鍵。

 神谷 上位打線を警戒し、こちらも先制点で流れをつくりたい。2、3点で決まる試合になるだろう。

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下関工「これから歴史をつくる」

【下関工6-8駒大岩見沢】春夏通じて初出場の下関工は、開幕戦で散った。田村監督が敗因に挙げたのが、序盤の攻撃。1回は無死一、二塁からのバントを失敗し、2回はけん制死などで好機をつぶした。終盤追い上げただけに、悔やまれる攻めだった。

 それでも、「選手はよくやった。これから下関工の歴史をつくっていく」と田村監督。豊田主将も「悔いはない。笑顔で帰りたい」と晴れやかな表情だった。

 先発与永は3回途中5失点で降板。「甲子園のマウンドは楽しかったです」と涙は見せなかったが、4連打を浴びた3回の話になると「強気でいきすぎて、抜けた球を狙われた」と悔しそうな顔に変わった。

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プロ注目4戦連続アーチの怪物、3安打も「たまたま」

和歌山県大会で4試合連続本塁打を記録した智弁和歌山の坂口真規一塁手が2日、甲子園での1回戦の対済美戦に「4番・一塁」で出場。第1打席は三ゴロ、3回の第2打席で左越え適時二塁打を放ったが、直後にけん制死した。5回の第3打席も左へ二塁打、7回の第4打席は中前打。9回の第5打席は空振りの三振に倒れた。

 第1打席は変化球を引っかけて三塁ゴロ。ところが「あれはわざと。スライダーを打てないと思わせたら、その次も来ると思ったから」。その作戦が的中。3回の第2打席は鋭いライナー性の先制二塁打。5回にも左翼線へ二塁打を放った。いずれも狙い通りの変化球をとらえた。主砲は「(適時打は)たまたま。当たりはよくなかった」と淡々と振り返った。

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課題はあるけど…“ヒグマ打線”ようやくさく裂

【駒大岩見沢8-6下関工】快音が鳴りやまない。駒大岩見沢は3回に先頭の高木が三塁打を放ち、続く青山が豪快な左越え二塁打。5長短打などで6得点の5回も4連打で2点と迫力ある集中打だった。

 やはり開幕戦に登場した今春の選抜大会は相手を上回る安打数を放ちながら詰めの甘さが響き逆転負け。その直後に就任した高橋監督は全国でも勝てるチームをつくるため、攻撃面でバント練習を重点的に鍛えてきた。しかし1、2回は先頭打者が出塁しながらともに送りバント失敗で逸機。結局は「ヒグマ打線」といわれる伝統の強力打線が夏の初勝利を呼んだ。

 高橋監督は喜びつつも「バントをしっかりしないと攻撃の幅が出ない。次までに修正したい」と課題を挙げた。

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済美のエース 中学時代の同級生に敗れ涙

【済美0-3智弁和歌山】済美のエース古川は和歌山県出身。智弁和歌山に敗れたが「中学時代の同級生とかがいてやりにくかったけど、途中からは気にならなくなった。相手が智弁で良かった。悔いはない」と涙ながらに話した。

 6回途中で降板するまで11安打を浴びた。3失点と粘り強かったが、打線の援護はなかった。「1球の甘さと思う。すべての面で一番いい投球ができたが、すべての面で負けた」と潔かった。

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上甲監督「きょうは反対になると思ったんだけど」

【済美0-3智弁和歌山】強力打線が完封された済美の上甲監督は「智弁さんの方が一枚上手だった。岡田君は思ったより、手元で球が伸びていた」と話した。

 宇和島東(愛媛)の監督だった1994年の選抜大会準々決勝では、終盤のリードを守れずに智弁和歌山に敗れている。「きょうは反対になると思ったんだけど」と話した上甲監督。「食らい付いていけたのは練習の成果が出たと受け止めたい」とプラス面を挙げた。

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高野連“連帯責任を問わず”で一致

日本高校野球連盟の審議委員会、全国理事会では桐生一に対し厳しい意見はあったものの出場を認めることに反対の意見は出ず、桐生一の出場を正式に認める決定を下した。全国理事会では「卑劣な事件」としながらも「5人以上の関与が目安」としている連帯責任を問わない近年の処分の流れに出席者33人全員が一致した。そのうえで高野連は桐生一の校長に会長名で、改善に取り組む要望書を送付。野球部長交代の申し入れは受理した。同連盟・西岡審議委員長は会見で「人数の問題。喫煙も1、2人ならば対外試合禁止にしていない」と説明。「学校と家庭で協力し合ってほしい」と再発防止を強く要望した。

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桐生一出場OK!“出直し白星”誓う

第90回全国高校野球選手権大会は2日、甲子園球場で開幕する。1日は開会式のリハーサルが行われ、記念大会で例年より6校多い55代表校が南から北の順に行進した。31日に2年生野球部員が強制わいせつ容疑で逮捕された群馬・桐生一については、日本高野連が全国理事会を開き、大会への出場を認めた。桐生一は大会6日目(7日)の第1試合で石川・金沢と対戦する。2日は1回戦3試合が行われる。 

 午後4時過ぎ。宿舎で出場OKの高野連の決定を聞いた桐生一ナインの中には涙ぐむ選手もいた。鈴木主将は「まず同じ野球部の後輩がこのような事件を起こして被害者に申し訳ない。出場できることに感謝して試合に臨んでいきたい」と福田監督に語ったという。

 現役野球部員が強制わいせつで逮捕されるという事件。一夜明け、同校は青柳部長が責任をとって辞任。福田監督は辞任せず大会期間中は指揮を執ると発表した。これを受けた日本高野連は全国理事会で部員の個人的な非行の場合、連帯責任を問わない近年の方針に沿い、同校の出場を認めた。午後5時半。大阪市内の宿舎で会見に臨んだ福田監督は「今後このようなことのないよう防止に努めたい。高野連の判断に感謝したい」と神妙な面持ちで話した。

 出場停止処分の可能性も残された中でベンチ入りの18選手はこの日午前9時からのリハーサルに参加した。他校の選手がハツラツとした行進を見せる中で、ショックの影響か元気なく歩く姿が目立った。予定されていた初戦で対戦する金沢・浅井監督との合同取材も出場が確定していなかったため中止。ナインもリハーサル後は足早にバスに乗り込むなどピリピリムードが漂っていた。

 「たくさんの人に迷惑をかけた。謙虚な気持ちで積み重ねてきたものを出していきたい」と福田監督。注目の初戦は大会第6日の第1試合。すべての思いを背負ったナインが“出直しの白星”を目指す。

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90回目の夏開幕 桐生一も堂々行進

第90回全国高校野球選手権大会は2日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕、記念大会のため例年より6校多い55代表校が勢ぞろいし、球児の夏がスタートした。

 開会式は午前9時に開始。昨夏に初優勝し、今年は佐賀大会で敗れた佐賀北を先頭に浦添商(沖縄)、鹿児島実(鹿児島)と南から北の順に行進が進んだ。部員が強制わいせつ容疑で逮捕されながら出場が認められた桐生一(群馬)も行進した。

 司会はいずれも地元兵庫の高校生で赤田京子さん(武庫川女大付高3年)と和田健哉君(小野高3年)、行進の先導役は和歌山・桐蔭高野球部の南村裕二郎主将が務める。

 佐賀北の田中亮主将による優勝旗返還などの後、福知山成美(京都)の椎葉一勲主将が選手宣誓。開幕試合は駒大岩見沢(北北海道)と下関工(山口)が対戦。始球式は福岡・小倉高野球部の丸山甚八主将が行った。

 開会式前の記念イベント「甲子園レジェンズ」には桑田真澄氏、太田幸司氏ら甲子園を沸かせた元球児も登場。

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駒大岩見沢、25年の悲願なるか

第90回全国高校野球選手権大会は2日、開会式直後の第1試合で2年連続4度目の出場となる駒大岩見沢(北北海道)と初出場の下関工(山口)が対戦。試合は5回を終了し、8-0で駒大がリード。駒大は3回裏、9番・高木の三塁打から4連打で2点を先制。さらに押し出し四球や8番・板木の三塁打など、打者10人を送り込み計6点を挙げた。

5回にも板木、高木の連続中前適時打で2点を追加した。下関工は先発与永から安本にスイッチ。4回無死満塁のチャンスを生かせなかった。

 駒大岩見沢は過去3回とも初戦敗退しており、1983年(昭58)初出場以来、25年待ちに待った初勝利を目指す。

 予選中のチーム打率では駒大岩見沢を上回る3割5分を誇る下関工は、軟投派のサイドスロー与永、安本の出来が勝敗を左右しそう。山口県勢は2年連続初戦敗退だけに、3年ぶりの1勝をつかみたいところだ。

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14年ぶりの名将対決 “戦後初勝利”目指す済美

2日に始まった第90回全国高校野球選手権大会初日の第2試合は、済美(愛媛)の上甲正典監督と智弁和歌山の高島仁監督という甲子園優勝経験のある名将対決となる。

 両監督の対戦は94年春の第66回選抜大会準々決勝以来2度目。当事、宇和島東(愛媛)を率いていた上甲監督は、延長10回の末、逆転負けを喫しているだけに、14年ぶりに借りを返したいところだ。

 両県の対決は春夏通じて6回目。過去4勝1敗と和歌山勢が優勢。愛媛勢は1935年(昭10)の第21回大会2回戦で松山商が海草中(現、向陽)に3-0で勝って以来、戦後は1度も勝っていない。夏は7年連続初戦突破中の愛媛勢が“苦手”を克服できるか注目される。

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初戦勝率7割7分2厘!立ちはだかる2人のドクターK

第90回全国高校野球選手権初日の第3試合は23度目の出場を果たした鳥取西(鳥取)と木更津中央(東千葉)が対戦。鳥取西は初戦の成績が過去17勝5敗で勝率7割7分2厘。出れば必ず1つは勝つといえるほど、初戦突破率が高い。予選では2試合5回3分の1しか投げられず、4失点した本来のエースで右本格派の小畑が復調しているかどうかが、勝敗の行方を左右しそう。

 一方の木更津総合は左の田中、右の淡路と登板イニングを上回る奪三振を記録した“ドクターK”が名門に立ちはだかる。春の関東大会優勝校は過去春夏計2回の甲子園とも初戦は勝利を収めており、3連勝を狙う。

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福知山成美の椎葉主将「宣誓は一番の出来」

福知山成美の椎葉主将は落ち着いた口調で堂々の選手宣誓。「お客さんがたくさんいて、力になった。練習した中で今日が一番よかった」と満足そうに話した。

 90回の記念大会にふさわしく、これまで大会へ出場し高校野球をもり立ててきた先輩方への感謝の気持ちを盛り込んだ。「大会を僕たちまでつなげてくれた人たちに恥じないよう、大会を成功させたい」と誓った。

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不祥事で揺れた桐生一 観衆から大きな拍手

薄日が差す中で始まった第90回全国高校野球選手権大会の開会式。開幕2日前の7月31日に野球部員が強制わいせつ容疑で逮捕され、出場が危ぶまれた桐生一(群馬)の選手たちも元気な姿で行進し、大観衆で埋まったスタンドからひときわ大きな拍手で迎えられた。

 群馬大会の優勝旗を手にして行進した鈴木佑太主将は「小さいころからずっと目指してた場所で行進できるのはやっぱりうれしい」と屈託のない笑顔を見せた。1日には、部員同士で「感謝の気持ちを持って謙虚に行進しよう」と話し合ったという。大会直前に揺れたチームは、あこがれの大舞台をしっかりと踏み締めた。

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小倉の丸山主将「先輩の偉業に感謝」

栄えある記念大会の開幕試合で始球式を務めた小倉の丸山主将は「甲子園の独特の雰囲気に感じるものがあった」と満足げだった。

 大会名が全国中等学校優勝野球大会から全国高校野球選手権大会に変わって60周年ということで、新制高校となった第30回大会を制した小倉の主将に大役が回ってきた。「部員やOBの方たちの気持ちを込めた。先輩たちの偉業に感謝している」と喜びいっぱいの表情で話した。

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今秋ドラフトの目玉右腕 東浜(沖縄尚学)亜大受験へ

今秋ドラフトの目玉と言われ、福岡ソフトバンクも熱心に獲得調査していたセンバツV腕の沖縄尚学・東浜巨投手(3年)が、東都大学野球リーグの亜細亜大受験を決意したことが31日までに明らかになった。8月下旬予定のセレクションを受けるという。沖縄大会決勝(7月13日)で浦添商に敗れた直後は「将来的にはプロにいきたいが、今は全く分からない」と進路について話していたが、大学進学はもともと選択肢の一つだった。比嘉公也監督によると、大学野球でもレベルの高い関東のチームへの進学意向が強く、亜大に絞り込んだという。今春の選抜制覇の原動力となった最速147キロ右腕は、大学でさらにレベルアップした後でプロを目指すことになる。

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“2度死んだ男”張本勲氏が幼少時代語る

米マリナーズのイチロー(34)の3000本安打達成に日本中が沸く中、3085本の日本記録を持つスポニチ本紙野球評論家、張本勲氏(68)のドキュメンタリー番組が制作される。

NHKがBSハイビジョン「わたしが子どもだったころ」(9月3日後10・00)で放送。4歳の大やけど、5歳の被爆体験など、人生の原点になった広島での幼少時代を初めて詳細に明かす。

 番組では、張本氏にとって人生のターニングポイントとなったという4~5歳と中学1年時代にスポットを当てる。通常の45分枠を、初めて1時間に拡大。大門博也プロデューサーは「非常に重い体験を述べていただいており、45分では収まらなかった」としている。

 1940年(昭15)、在日韓国人一家の次男として生まれた。4歳の時、オート三輪に体を押され、たき火に右手を突っ込み大やけど。小指と薬指がくっついたまま離れなくなり、以降、右手を人目から隠すようになった。

 5歳で被爆し、姉を亡くした。自身は爆心地から約2・5キロの自宅にいて、裏山が熱線をさえぎったため、九死に一生を得た。

 中学で野球部に入部。右手のハンデを克服するため猛特訓する姿や、在日韓国人への差別と闘う姿などが、再現ドラマで描かれる。インタビューでは「自分は2度死んだ人間。どんなことでも耐えられた」とし、野球とケンカに明け暮れた日々を振り返り「野球がなかったら極道になっていたかも」と語っている。

 ロケは実家があった場所や母校などで行われた。途中、ニュースでイチローの3000本安打達成を知り「自分の記録も、ピート・ローズの世界記録(4256安打)も抜いてもらいたいね」とうれしそうに語ったり、中学時代の担任と対面するシーンも。6日は、両親や姉らの墓参を予定。

 再現ドラマでは、黒田福美(52)が女手ひとつでたくましく子供たちを育てた母親役で出演。日常的に韓国語を使っていたことから、韓国語を話せる黒田が起用された。

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センバツ上位校が敗れ混戦模様

■センバツ4強・千葉経大付高の大黒柱は斎藤
第90回全国高等学校野球選手権記念大会の出場校が27日に出そろった。今大会は記念大会ということで、例年より6校多い55校が出場する。地方大会では、センバツ優勝の沖縄尚学高が決勝で敗退、さらに準優勝の聖望学園高と4強の東洋大姫路高が初戦で敗れるなど、夏を勝ち抜く難しさをあらためて実感した。そんな中、勝ち抜いてきた55校の中から、注目チームや選手を紹介していきたい。

 センバツ8強以上の中で夏の甲子園出場を決めたのは、千葉経大付高(西千葉)と智弁和歌山高(和歌山)の2校。千葉経大付高は、センバツで快投を見せたエース・斎藤圭祐が、夏は4番打者も務めるなどチームの大黒柱に成長。センバツ上位校がバタバタと消える中、西千葉大会を勝ち抜いた精神力の強さは、甲子園でも期待できる。
 智弁和歌山高は、大会までに4番・坂口真規が右くるぶし下を疲労骨折したが、出場を直訴した初戦から準決勝まで4試合連続本塁打という和歌山大会の新記録を樹立した。決勝では、プロ注目の日高中津高・木本幸広を攻略し4連覇を達成。現在、甲子園通算53勝の高嶋仁監督は、今大会で優勝すれば、PL学園高・中村順司元監督(現・名商大監督)の58勝を抜いて、最多勝監督となる。ナインもそのことは十分に意識しており、「高嶋先生に恩返しを」と意気込む。

■浦添商高の150キロ右腕・伊波に注目
 昨夏の上位校で戻ってきたのが準優勝の広陵高(広島)と、4強の常葉菊川高(静岡)。広陵高は、林竜希、上本崇司の二遊間を中心に高い総合力で広島大会を連覇。決勝の総合技術戦では、序盤に7点差をつけられながら、すぐに追いついて逆転するなど驚異的な攻撃力を見せた。昨夏決勝での悪夢を振り払うべく、夏の甲子園に臨む。
 常葉菊川高は、大会前に監督が交代。不安要素が大きかったが、見事に静岡大会を連覇。春から大幅に組み替えた打線も機能し、攻撃力に厚みが出た。エースの戸狩聡希も試合ごとに勝負強さを見せた。
 好投手が多いのが九州勢。浦添商高(沖縄)は、150キロ右腕・伊波翔悟に注目が集まる。沖縄尚学高との決勝では東浜巨に投げ勝ち自信をつけた。宮崎商高(宮崎)の左腕・赤川克紀も、決勝でライバル・日南学園高を破っての甲子園出場。やや猫背気味の投球フォームにも特徴がある。初出場の飯塚高(福岡)の辛島航は、福岡大会での防御率が0.39と抜群の安定感が光る。

 センバツ大会で優勝候補と言われながら、初戦敗退した横浜高(南神奈川)と慶応高(北神奈川)の2校が夏も甲子園出場を決めた。相手校のデータが少ない全国大会でどう勝ち抜くか、真価が問われる。春の近畿大会を制した福知山成美高(京都)も全国制覇を狙える戦力を誇っている。京都大会では全試合で初回に得点。特に大会終盤では、その初回に大量点を奪い、相手校にダメージを与えた。投手も近藤均、植田秀志と2枚看板が安定。田所孝二監督も、密かに頂点を意識しているようだ。
 南北海道大会で、駒大苫小牧高の6連覇を阻んで出場を決めたのが北海高(南北海道)。プロも注目するエースの鍵谷陽平は、7試合を1人で投げきった。三重大会決勝で、宇治山田商高を破った菰野高(三重)。エースの西雄輝は球速が昨年から10キロ以上アップ。甲子園でどんなピッチングを見せるのか楽しみだ。

 今大会では、組み合わせ抽選会を各地方大会の決勝戦終了後に行ったため、すでに対戦カードが確定。浦和学院高(南埼玉)―横浜高、浦添商―飯塚高、智弁学園高(奈良)―近江高(滋賀)など、同一地区同士の対戦カードが目立つ。昨年から東西地区に分けず、フリー抽選となったことでこのような抽選結果となった。手の内を知り尽くしたチーム同士がどんな試合をするのか見ものである。

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始球式は福岡・小倉高主将 第90回夏の甲子園

8月2日に開幕する第90回全国高校野球選手権記念大会(朝日新聞社、日本高野連主催)の始球式を、福岡県立小倉高校野球部の丸山甚八(じんぱち)主将(18)が務めることが28日決まった。同校は1948年、学制改革により全国高校野球選手権大会に大会名が変わった第30回大会で全国制覇している。開会式の入場行進の先導役は、同じ30回大会で準優勝した和歌山県立桐蔭高校野球部の南村裕二郎主将(18)が選ばれた。

小倉高校は当時、前身の全国中等学校優勝野球大会最後の第29回大会からの連覇を達成。その立役者だったエースの福嶋一雄さん(77)は、初めて甲子園の土を持ち帰った球児といわれる。

 学校は今年、創立100周年。56年以来の夏の甲子園出場を期待されたが、福岡大会5回戦で代表になった飯塚に敗れた。28日午後、同校で記者会見した丸山主将は「学校の歴史を感じるし、運がいいと思う。甲子園に行けなかった仲間の思いを背負い、思いきってど真ん中に投げたい」と抱負を語った。

 桐蔭高校は1879年の開校。旧制和歌山中時代の1921、22年に夏の甲子園で史上初の連覇を成し遂げたが、この夏は2回戦で惜敗した。同校で会見した南村主将は「全国で1人しかできない先導役。きびきびとした態度で臨みたい」と決意を述べた。

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浦和学院―横浜 甲子園の1回戦で激突

高校野球の南埼玉大会は25日、決勝戦が行われ、浦和学院が立教新座に4-1で快勝。3年連続10度目の甲子園出場を決めた。また南神奈川大会では横浜が8-2で横浜創学館に勝ち、2年ぶり13回目の出場決定。この両校が試合後の組み合わせ抽選で、大会第6日の第3試合で激突することが決まった。

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“浦学父子鷹”でつかんだ甲子園切符

高校野球地方大会の南埼玉は浦和学院が1回に3点を先制すると継投で反撃を抑え、3年連続の甲子園出場を決めた。

 全6試合で先発した右腕森大は森士監督の長男。この日も5回を1失点に抑え、監督も「日に日にたくましくなっている」と成長を評価した。「高校に入った時から父ではなく監督と思っている」と話す森大は「甲子園で勝って監督に恩返しがしたい」と活躍を誓った。

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大阪桐蔭、守り勝った 甲子園初戦は日田林工

高校野球の北大阪大会は26日、決勝戦が行われ、春の大阪府大会決勝と同じ大阪桐蔭と履正社の顔合わせになった。

 春優勝の大阪桐蔭は初回に1点を先制、6回にも適時二塁打で追加点を挙げた。投げては準決勝で好リリーフを演じた、エース福島由が履正社を完封。2-0で勝ち、2年ぶり5度目の甲子園出場を勝ち取った。

 大阪桐蔭の甲子園初戦は5日目(8月6日)第3試合、相手は日田林工(大分)に決まった。

 ▼日本ハム・中田翔内野手(大阪桐蔭高OB)の話 今年のチームは調子がいいとは聞いていた。甲子園に出られるのだし、出るからにはもちろん優勝を目指してもらいたい。差し入れも考えているので楽しみに待っていてほしい。

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最大11点差が…東邦、シビれながら15度目の夏

高校野球の西愛知大会は26日、熱田球場で決勝戦が行われ、春の県大会、東海大会準優勝の愛知啓成が名門・東邦と激突。12-9の乱打戦の末、東邦が6年ぶり15度目の全国切符をつかんだ。

 東邦は5回までに清水の2本塁打などで毎回得点の計11点を奪ったが、啓成は6回に8本の長短打を集め、一挙8点を奪って反撃。その後も1点ずつ取り合い東邦が逃げ切ったが、楽勝ムードの展開から一転して肝を冷やした決勝戦となった。

 東邦の甲子園初戦は5日目(8月6日)第2試合、相手は北海(南北海道)に決まった。

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ノーシード沼南奮闘も…熱戦は千葉経大付に軍配

高校野球の西千葉大会は25日、千葉マリンスタジアムで決勝戦が行われ、第Aシード、ドラフト候補の斎藤を擁する千葉経大付と、シード校2校を倒すなど、6勝を挙げて初の決勝に進んだ沼南が対戦。沼南・西川の前にわずか2安打と苦しんだ、センバツベスト4の千葉経大付だが、2-1で接戦を制し、2年ぶり3度目の甲子園出場を勝ち取った。

 千葉経大付は3回、1死二塁から重谷の右翼線二塁打が飛び出し先制、6回には犠飛で追加点を挙げた。沼南は8回にスクイズで1点差に迫ったが、その後満塁のチャンスを生かせなかった。

 終盤はピンチの連続だっただけに、千葉経大付の松本監督は「試合内容では負けていた。苦しかった。勝って本当に嬉しい」と興奮気味に、甲子園出場の喜びを口にしていた。

 千葉経大付の甲子園での初戦は3日目(8月4日)第4試合と決まった。

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早実大敗 日大鶴ケ丘、先輩の悔しさ晴らす13点

高校野球の西東京大会は26日、神宮球場で決勝が行われ、斎藤佑樹投手(早大)を擁して全国制覇して以来、2年ぶりに勝ち上がってきた早稲田実と6年ぶりの決勝進出となった日大鶴ケ丘が激突。4回に5点、8回に7点のビッグイニングをつくった日大鶴ケ丘が、13-5で早実を圧倒。2年前の準決勝で斉藤に負けた先輩の無念を晴らし、18年ぶり2度目の甲子園出場を勝ち取った。

 8回に2点差に迫った早実だが、リリーフ投手陣が乱れ、9回の反撃も1点に終わった。

 日大鶴ケ丘の甲子園初戦は2日目(8月3日)第1試合、相手は鹿児島実(鹿児島)に決まった。

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菰野の147キロ右腕が153キロに勝利 次は仙台育英戦

高校野球の三重大会は26日、四日市球場で決勝戦が行われ、プロ注目のMAX153キロ右腕・平生擁する宇治山田商と、こちらもドラフト上位候補のMAX147キロの西が引っ張る菰野(こもの)が激突。序盤に平生の立ち上がりを攻めた菰野が5-2で勝ち、3年ぶり2度目の甲子園出場を勝ち取った。

 菰野は初回、無死満塁から併殺打の間に1点を先制。2、3回にも適時打で追加点を挙げ、5回にも2点を奪った。

 一方、宇治山田商も3回に犠飛と適時打で2点を奪い反撃したが、西の冷静な投球に9回、2死満塁のチャンスも抑えられた。

 菰野の甲子園初戦は6日目(8月7日)第4試合、相手は仙台育英(宮城)に決まった。

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浦和学院、県史上初のV3 甲子園で横浜と激突

高校野球の南埼玉大会は25日、県営大宮球場で決勝戦が行われ、前身の立教高以来、23年ぶりに決勝に進んだ立教新座と埼玉県高校野球史上初の3連覇を狙う浦和学院が激突。浦和学院が初回に先制パンチの3点を奪い、投げては森-高島の必勝リレーで4-1で快勝。3年連続10度目の甲子園出場を決めた。

 立大4年の伊藤監督率いる立教は3回、藤の右越え本塁打で1点を返したが、初回の3点が重かった。

 浦和学院の甲子園初戦は6日目(8月7日)第3試合、相手は横浜(南神奈川)に決まった。

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京急沿線対決 横浜が貫禄V 甲子園初戦は浦和学院

高校野球の南神奈川大会は26日、横浜スタジアムで決勝戦が行われ、ともに京浜急行沿線に学校がある横浜と横浜創学館が対戦した。この15年で決勝成績7勝1敗の横浜は、初の決勝進出を果たした創学館に貫禄を見せつけ、8-2と大勝。春夏連続となる2年ぶり13度目の甲子園出場を決めた。

 横浜は初回、早くもスクイズで1点を先制。2回には中前適時打、3回は犠飛で追加点を挙げ、その後も計5点を加えた。

 創学館は2回、2死二塁から森の二塁打で1点、5回にも1点を返したが、本調子といえなかったプロ注目の左腕、横浜の土屋を打ち崩すことができなかった。

 横浜の甲子園での初戦は6日目(8月7日)第3試合、相手は浦和学院(南埼玉)と決まった。

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高野連:全国の部員数は16万9298人 11年連続増

日本高校野球連盟は2日、全国の野球部員数を発表。硬式は過去最多だった昨年を797人上回る1

6万9298人で、11年連続の増加となった。

 学年別では1年生が6万2524人で昨年より1593人減少したが、2年生は2342人増の5万

5832人、3年生は48人増の5万942人で、2、3年生はいずれも調査を始めた82年以降で最

多。地域別では31都道府県で部員数が増えた。最も増加したのは東京の175人、次いで鹿児島の1

48人、愛知140人。

 日本高野連は、2、3年生の退部者が昨年より約500人少なく、1年生が3年生になっても残留し

ている割合(継続率)が82.2%で過去最高だったことが、部員数増加の一因とみている。

 加盟校数は4163校で昨年より29校減った。

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高野連:千葉・君津商、夏の地方大会の参加差し止め

日本高校野球連盟は2日の常任理事会で、千葉・君津商について夏の地方大会の参加を差し止める応

急措置を決めた。同校では先月、喫煙した1年生部員に対し、3年生4人、2年生1人による部内暴力

があったと報告された。

 また、茨城・常磐大高の監督がイタリア旅行中に落書きをした件についての報告もされたが、地方大

会への参加は差し支えないとした。監督は既に解任され、社会的制裁を受けていることから改めて処分

しない。

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高野連:現場には戸惑いの声も 高圧酸素自粛

スポーツ界で急速に広まった高圧酸素カプセル。日本高校野球連盟が2日、使用を控えるべきだとの

見解を出し、現場では戸惑いの声も聞かれた。しかし、世界反ドーピング機関(WADA)の規定に抵

触する可能性は既に指摘されており、使用を控える動きも出始めている。

 今春のセンバツ準優勝の聖望学園(埼玉)は06年夏から大会中などにトレーニングジムなどで利用

。表隆則部長(46)は「夏の大会でも使いたいと思っていたが仕方がない」と話したが、戸惑いは隠

せない。センバツ16強の明徳義塾(高知)の飯野勝部長(42)は「あれはドーピングじゃない。酸

素なんだから」と言いつつ、使用は差し控える見通しだ。

 一方、02年ごろから導入したサッカーJ1の横浜マでは先月末、クラブハウスに置いていた2台の

カプセルを撤去した。

 カプセル利用をドーピング違反とみなす最近の流れについて、宮永豊・筑波大名誉教授(スポーツ医

学)は「元々はコンディショニングなどの観点から研究し、競技力向上を目指したものではない。ドー

ピング違反ととらえるのはやや行き過ぎの感もある」と指摘。その上で、「医学的知識のない人が安易

に使う傾向に歯止めをかける意味では良いと思う」と語った。

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高野連:世界的な反ドーピングの流れに歩調 高圧酸素自粛

高圧酸素カプセルがドーピングとみなされる可能性があるとの日本アンチ・ドーピング機構(JAD

A)の見解に沿って、日本高野連も全国の加盟校にカプセル利用を控えるよう通知した。高校野球では

ドーピング検査が実施されておらず、日本高野連はJADAに加盟していないが、世界的な反ドーピン

グの流れに歩調を合わせた形だ。

 酸素を体内に多く取り入れることで疲労回復を早める。高校野球でも連戦の疲れを取り除くため、甲

子園大会で使用する選手は増えている。身体に好影響をもたらしている部分は多いようだ。しかし、世

界反ドーピング機関(WADA)の委員会は「酸素運搬、酸素供給を促進する」方法として、カプセル

の使用を競技力を高めるドーピングとみなし、JADAも加盟団体に利用を控えるよう求める見解を出

した。禁止薬物の摂取でなくとも、人為的に血中の酸素を変えること自体を問題視しているのだ。

 カプセルは1台300万~500万円。レンタルでも1日数万円といわれる。鍼灸(しんきゅう)院

などカプセルの設置場所に行き、数千円の料金を払って利用する選手も増えているが、公平性の面で誰

もが利用できる設備とはいえない。

 日本高野連の田名部和裕参事は「近い将来、我々もドーピング対策に取り組まなければならない。医

科学の面での判断は難しいが、JADAの見解を尊重する」と語る。将来的にはJADAに加盟し、甲

子園大会時のドーピング検査も検討されている。高校野球関係者もドーピングに対して、さらなる理解

が必要だ。

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高野連:高圧酸素カプセルの使用自粛を 加盟校に伝達

疲労やけがの回復に効果があるとされる「高圧酸素カプセル」について、日本高校野球連盟は2日、「

使用を控えるべきだ」という見解を示し、全国の加盟校に伝えた。携帯用酸素スプレーについても同様

とした。今月5日の公式試合から適用。使用に対する罰則はないが、既に加盟校の一部は実質上の規制

と受け止め、見解に従う方針を示している。

 高圧酸素カプセルの使用については、世界反ドーピング機関(WADA)の委員会で禁止項目の「酸

素供給の人為的な促進」に該当するという判断が示されていた。これを受け、日本アンチ・ドーピング

機構(JADA)が先月24日、加盟団体に「使用を控えるべきだ」との見解を通知。日本オリンピッ

ク委員会(JOC)は北京五輪期間中に日本選手団には使用させない方針を示している。

 日本高野連はJADAには加盟しておらず、ドーピングの可能性がある行為について見解を出すのは

極めて異例。小森年展事務局長は「反ドーピングに対しては同じ姿勢で臨む必要がある」と話した。

 高圧酸素カプセルは02年サッカー・ワールドカップ(W杯)を前にイングランド代表のデービッド

・ベッカム選手が骨折の治療で利用し、早期回復したとして注目された。高校野球では、06年夏の全

国選手権で優勝した早稲田実の斎藤佑樹投手(現・早大)が使用したことをきっかけに広がり、今春の

選抜大会ではベスト4の学校すべてが利用していた。

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監督落書きの常磐大高 夏の予選出場はOK 高野連「解任で社会的制裁」

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の落書き問題で野球部前監督(30)が解任された常磐大高

(水戸市、浅岡広一校長)について、日本高野連は2日、全国高校野球選手権の県大会(5日開会)の

出場を認める決定をした。「解任され、社会的制裁を受けている」として、前監督についても処分を行

わない。
 同校は6月30日、落書きを認めた前監督を解任し、無期限謹慎処分としたことを発表した。同校野

球部は平成12年創部で昨夏の県大会では準優勝。今年もシード校として出場する。

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ラサールが4年ぶり勝利/鹿児島大会

<高校野球鹿児島大会>◇2日◇1回戦

 全国屈指の進学校のラサールが4年ぶりの公式戦勝利を挙げた。96年に創部。04年には3回戦に

進出したが、公式戦ではそれ以来勝利を挙げていなかった。「野球は野球でみんなで真剣に打ち込んで

きました。勝った経験がなかったので、これで波に乗れると思います」と蛯原郷主将(3年)は公式戦

初勝利に胸を張った。

 [2008年7月2日19時14分]

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夏の高校野球:鹿児島大会 開陽が公式戦初勝利 串木野は25点奪う猛攻 /鹿児島

第90回全国高校野球選手権鹿児島大会は1日、県立鴨池、鴨池市民両球場で1回戦7試合があった。

 初回に3安打で先制した開陽が創部4年目で公式戦初勝利。蒲生も迫田選手の三塁打から1点を返し

たが、新宅投手を打ち崩せなかった。串木野は三、四回に打者一巡の猛攻を見せ、大量25得点で樋脇

を圧倒。池田は二回2死からセーフティースクイズで勝ち越し、六回にも6点を加え試合を決めた。中

種子・種子島中央は六回に2点を返すも、代わった久徳投手を攻略できなかった。

 頴娃は四回、瀬川選手の満塁走者一掃の適時三塁打などで6点を奪い、六回に2点を返し追いすがる

栗野工に、追加点を挙げコールド勝ち。吹上は1点を追う五回、有馬選手の左越え2点本塁打で逆転。

大島北は積選手の適時打で一時勝ち越したが、リードを守りきれなかった。尚志館は二回の岩田選手の

2点適時二塁打など、着実に加点しコールド勝ち。大島工は再三得点圏に走者を置くも1本が出なかっ

た。2時間の雨天中断で初のナイター試合は、出水中央が上野選手の左越え適時二塁打などで伊集院と

の接戦を制した。

 ◇校歌歌い喜び爆発
 ○…中堅手が最後の飛球を捕ると、開陽ナインは優勝したかのように抱き合った。05年の創部から

4年目、公式戦で初の白星。中窪寿監督は「子供たちが一から作ってきたチーム。よくやってくれた」

と満面の笑み。唯一の3年生で後輩を引っ張る山野勝也主将は「グラウンドで校歌を歌うという目標が

達成でき、本当にうれしい」と喜びを爆発させた。

 ◇意地の1安打称賛
 ○…「いけいけ、樋脇!」。大量リードを許してもなお、応援席に駆けつけた全校生徒約40人と卒

業生らから、大きな声援が飛ぶ。来春統廃合されるため「何とか樋脇の名前で単独出場したいと頑張っ

てきた野球部を、応援したかった」と堀内雄一校長。コールド目前で意地の初安打にスタンドは一番の

盛り上がり。坂下志穂さん(3年)は「いい試合をしてくれた。3年間お疲れさま」と同級生の健闘を

たたえた。

==============

 ▽1回戦(県立鴨池・鴨池市民)

蒲生 001000000=1

開陽 12000000×=3

 (蒲)外園、大丸-山下、榎本

 (開)新宅-武田

▽三塁打 迫田(蒲)

樋脇  00 0 00=0

串木野 121210×=25

 (五回コールド)

 (樋)田島-森木

 (串)赤崎-藤崎

▽三塁打 前鶴(串)

▽二塁打 小瀬、浜田、藤崎、赤崎、池田(串)

池田

  210006000=9

  200002000=4

中種子・種子島中央

 (池)今給黎、久徳-森薗、藤井

 (中)畠中、山下-日高

▽三塁打 今給黎(池)西園(中)

▽二塁打 久徳(池)

栗野工 000002=2

頴娃  101604=12

 (六回コールド)

 (栗)永野-鶴留

 (頴)下迫-吉永

▽三塁打 永野(栗)瀬川、吉崎(頴)

▽二塁打 知識、吉崎(頴)

大島北

  10001000=2

  00102114=9

吹上

 (八回コールド)

 (大)積-藤田

 (吹)野添、下野-有馬

▽本塁打 有馬(吹)

▽三塁打 永山、上口(吹)

▽二塁打 有馬(吹)

大島工

  00000000=0

  12003001=7

尚志館

 (八回コールド)

 (大)貞-森田

 (尚)森薗-坂元

▽二塁打 湊(大)浜田、岩田、坂元(尚)

伊集院

  100000000=1

  01100000×=2

出水中央

 (伊)鍛治屋-鎌田和

 (出)日日-福浦

▽二塁打 鎌田直(伊)上野(出)

毎日新聞 2008年7月2日 地方版

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夏・甲子園へ:第90回全国高校野球・大分大会/1 明豊(別府市) /大分

第90回全国高校野球選手権大分大会が5日、大分市の新大分球場で開幕する。県内49校が「夏の

甲子園」を目指して、熱戦を繰り広げる。厳しい練習を重ね、甲子園へ向かってひた走る球児の姿を追

った。

==============

 ◇「大舞台に帰る」念じ
 高くそびえる鶴見岳をバックスタンド越しに仰ぐ明豊高グラウンド。ノックでセカンドの松本真洋選

手(3年)が球をはじいた。直後、背後にいた和多翼選手(3年)がげきを飛ばす。

 「あきらめるんか!」

 松本選手はコーチに再度ノックを要求し球に飛びついた。高口健二部長は「練習はほとんど選手らに

任せている」と話す。

 ネット裏のブルペンには投打で全国の注目を集めるエース、今宮健太投手(2年)がいた。秋から4

キロ増した球速142キロの直球がキャッチャーミットに「ズバン!」と鈍い音をたてる。懸命に、楽

しむように投げている。

 ダイヤモンドの中央でチームを束ねる金沢徹主将(3年)が、自らサインを出し挟殺プレーの練習を

繰り返させた。チームNO1の長打と「ボスのオーラ」を併せ持ち、早くも監督のような風格を醸し出

している。

 秋季九州大会優勝▽明治神宮大会ベスト8▽春の甲子園出場--と、すでに十分な実績を残した08

年の明豊ナイン。しかし、静岡・常葉菊川と初戦を戦った甲子園には「悔い」を残した。2点を追う八

回、5番・河野凌太選手(2年)は好調にもかかわらず狙い通りの球を「力みが出た」と詰まらせ、好

機で凡退した。今宮選手は左バッターから初めてレフトオーバーを2回奪われ、失点につながる悪送球

もあった。「甲子園にはこんな選手がいるのか」「大舞台でまだ力を出し切ることができない」。驚き

ともどかしさが残った。

 今、「絶対に甲子園に帰らなければ」という気持ちを選手全員が持つ。だから、監督・コーチが指示

しなくとも気迫のこもる選手らの声が途切れることはない。「この時期にはもう多くを教える必要がな

い。調理場で言えばあとは料理長がかくし味を加え、味見するだけ」と高口部長は言う。

 「やることはすべてやってきた。夏が楽しみです」と話す金沢主将には「本当に一日も無駄にせずや

ってきた」という自信がにじみ出ていた。

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第90回全国高校野球:香川大会 39チームメンバー紹介/下(その2止) /香川

 ◇サーパススタジアムで11日開幕
 【琴平】

監督 穴吹広志

投 伊達孝治 (3)

捕◎石原裕司 (3)

一 三井駿矢 (3)

二 大谷託人 (3)

三 片岡武  (3)

遊 我部山拓 (2)

左 香川龍己 (3)

中 吉光祥  (3)

右 香川晃司 (3)

補 藤保司  (3)

〃 岩部隼人 (2)

〃 井上徹  (2)

〃 泉彰洋  (1)

〃 石崎浩平 (1)

〃 森久慎也 (1)

〃 五嶋宏将 (1)

〃 広田昂紀 (1)

〃 鎌田健吾 (1)

〃 関竜太郎 (1)

〃 横田匠哉 (1)

マ 広正満里絵(3)

〃 高木麗  (3)

【多度津工・多度津】

監督 福家智基

投 直井訓平 (3)

捕 岡津幸佑 (3)

一 楠本崇統 (3)

二 石塚克哉 (2)

三 曽根大輔 (3)

遊◎岡下幸司 (3)

左 塚本卓也 (3)

中 則久裕樹 (3)

右 赤松智弘 (3)

補 東泰希  (3)

〃 福田瑛  (2)

〃 西川博貴 (3)

〃 射場一也 (3)

〃 竹輪哲郎 (3)

〃 藤原史弥 (2)

〃 伊藤泰  (2)

〃 田村翔  (2)

〃 竹安勇人 (2)

〃 大林俊章 (2)

〃 東翔馬  (2)

マ 塩田幸弘 (2)

 【高瀬】

監督 〓口秀敏

投 高橋正人 (3)

捕 白川拓樹 (3)

一◎坂本圭亮 (3)

二 大西健司 (2)

三 片岡友希 (1)

遊 曽川勝矢 (2)

左 三谷強  (3)

中 入江康太 (3)

右 馬渕隼弥 (3)

補 三谷理人 (3)

〃 森弘樹  (2)

〃 荻田晶生 (3)

〃 行灯竜二 (3)

〃 松岡敏弘 (3)

〃 矢野成季 (3)

〃 真鍋勝行 (3)

〃 芝真太郎 (2)

〃 真鍋智也 (2)

〃 大塚純  (2)

〃 馬渕将五 (1)

マ 藤井麻由美(3)

〃 岡本好未 (3)

 【笠田】

監督 土井由喜

投 白川恵太 (3)

捕◎田中奨人 (3)

一 則包護  (3)

二 佐藤和哉 (2)

三 五代博之 (2)

遊 冨山準弥 (3)

左 大西将広 (2)

中 合田清也 (3)

右 大西孝治 (3)

補 牧佳史  (3)

〃 高橋和男 (3)

〃 貞広雄輝 (3)

〃 川崎秀斗 (2)

〃 久保勇貴 (3)

〃 岡田真欧 (3)

〃 渡辺朋弥 (1)

〃 高橋貴洋 (2)

〃 高橋一摩 (2)

〃 則兼弘昴 (2)

〃 小野大貴 (1)

マ 平山粧太 (2)

 【観音寺第一】

監督 佐藤俊介

投 片桐彰洋 (2)

捕 西山竜太 (2)

一 横山諒  (3)

二 木下健太郎(2)

三◎大平祥司 (3)

遊 真鍋哲朗 (2)

左 松岡省吾 (3)

中 内芝良  (3)

右 葛上剛  (2)

補 高畑将人 (2)

〃 横矢拓望 (3)

〃 真鍋元気 (3)

〃 岡崎翼  (3)

〃 山下慶司郎(2)

〃 和木一生 (2)

〃 小野祐太 (2)

〃 千秋卓  (2)

〃 宮崎泰輔 (2)

〃 芝原佳祐 (2)

〃 政井健助 (2)

マ 川崎なつみ(3)

 【観音寺中央】

監督 土井裕介

投 白井瑞樹 (3)

捕 高橋侑也 (2)

一 真鍋竜二 (2)

二 新田龍太郎(2)

三 藤原隆明 (1)

遊 大西竜二 (3)

左 牧聖也  (2)

中◎白川康太 (3)

右 山下淳  (2)

補 細川誠司 (3)

〃 合田圭佑 (2)

〃 岡田章太 (2)

〃 横山祐汰 (2)

〃 神原大輔 (2)

〃 石川竜渡 (2)

〃 合田亮基 (2)

〃 小出佑也 (2)

〃 鈴木皓太 (1)

〃 大西健太 (1)

〃 津田和俊 (1)

マ 林佑紀  (3)

 【三豊工】

監督 田村諭司

投 茨木研次 (3)

捕◎細川涼平 (3)

一 清水裕也 (3)

二 米田浩司 (3)

三 真鍋祐斗 (3)

遊 高橋直也 (3)

左 細川拡志 (3)

中 森谷竜己 (3)

右 原大貴  (2)

補 馬場裕也 (3)

〃 小出章記 (3)

〃 開田恵太 (2)

〃 十鳥稔朗 (3)

〃 岩原弘明 (3)

〃 山下健太朗(2)

〃 串橋真人 (2)

〃 真鍋勇斗 (1)

〃 藤原隆寛 (1)

〃 笠嶋一匡 (1)

〃 高畑康作 (1)

マ 大西弘貴 (2)

 【香川西】

監督 岩上昌由

投 高橋直也 (2)

捕 長田圭司 (3)

一 谷尚憲  (2)

二 矢野正也 (3)

三 中野篤志 (3)

遊 西澤直人 (3)

左 川端佑亮 (3)

中 斎藤一馬 (3)

右 松本涼太 (3)

補 芳山直也 (2)

〃 広岡伸之 (2)

〃 竹内健人 (3)

〃◎近江玄池 (3)

〃 横山亮太 (2)

〃 田港元太 (2)

〃 呉屋隆平 (2)

〃 石川裕一朗(2)

〃 内田恭輔 (3)

〃 松本康平 (3)

〃 下和田将 (3)

マ 酒井雄大 (2)

 【詫間電波】

監督 畑伸興

投◎青木浩介 (3)

捕 喜田由伎於(3)

一 上岡右京 (2)

二 宮崎昌也 (2)

三 小浜慎也 (2)

遊 大谷啓剛 (3)

左 米花友宏 (2)

中 東育誠  (2)

右 古林一樹 (3)

補 丸山健太 (2)

〃 塩田晃大 (3)

〃 村上友治 (1)

〃 太田優作 (2)

〃 石川瞭  (1)

〃 大西雅基 (1)

〃 高倉直人 (1)

〃 井上祐介 (1)

〃 村崎大誠 (1)

マ 福本隆雄 (2)

==============

 ◎は主将。マはマネジャー。カッコ内数字は学年。

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第90回全国高校野球:香川大会 39チームメンバー紹介/上(その1) /香川

 ◇サーパススタジアムで11日開幕
 第90回全国高校野球選手権記念香川大会(県高野連など主催)が11日、サーパススタジアム(高

松市生島町)で開幕、8月2日から阪神甲子園球場で始まる全国大会出場を目指す。香川大会出場39

チームのメンバーを、2回に分けて紹介する。

 【小豆島】

監督 中川剛臣

投  高橋佑都 (3)

捕  赤澤雄平 (2)

一  増田啓人 (1)

二  壺井貴之 (2)

三 ◎三山啓二 (3)

遊  向井一真 (2)

左  三宅章央 (3)

中  坂本永勝 (2)

右  大下真彦 (2)

補  上嶋貴洋 (2)

〃  山本一貴 (1)

〃  日向広太翔(2)

〃  三木健太郎(2)

〃  林和希  (1)

〃  山本高之 (2)

〃  藤本有輝 (1)

〃  三宅輝  (2)

〃  石原貴史 (1)

〃  佐伯智也 (1)

マ  石原梨奈 (3)

〃  中多舞  (3)

〃  植松奈美 (2)

〃  三宅由華 (1)

 【土庄】

監督 山本修

投  田村雅樹 (3)

捕 ◎石川拓生 (3)

一  竹本恭輔 (3)

二  港圭祐  (2)

三  山口孝輔 (1)

遊  中島拓也 (2)

左  岡田悟  (2)

中  浜本蓮  (3)

右  友永涼太 (3)

補  三木章吾 (3)

〃  柳生訓男 (3)

〃  中村友哉 (3)

〃  野島瞳夢 (2)

〃  坂居功貴 (2)

〃  坂本旭  (2)

〃  中島勇樹 (1)

〃  泉貴大  (2)

〃  浜野晃一 (2)

〃  橋台翔太 (2)

〃  八代卓哉 (1)

マ  寺川侑布 (3)

 【三本松】

監督 桑嶋裕二

投  小蓑大介 (3)

捕  原広規  (3)

一  森安昭斗 (3)

二 ◎森岡成樹 (3)

三  岡田裕平 (2)

遊  藤澤宗輝 (3)

左  村瀬健  (3)

中  久野智則 (3)

右  山下大地 (3)

補  国方康佑 (3)

〃  漆原慎太朗(3)

〃  真鍋佑規 (3)

〃  六車聖吾 (2)

〃  蓮井良之 (2)

〃  石村悠真 (2)

〃  筒井一貴 (2)

〃  井上拓弥 (2)

〃  日向弘樹 (2)

〃  岡耕平  (2)

〃  平岡智樹 (1)

マ  川地淳美 (2)

〃  山田有紗 (2)

〃  西池彩香 (1)

〃  島田真奈美(1)

 【津田】

監督 新鞍幸一

投  井藤大樹 (3)

捕  多田智哉 (3)

一  冨田恭平 (3)

二  山本裕輝 (2)

三  射場勇輔 (2)

遊 ◎中野克哉 (3)

左  広瀬裕真 (3)

中  橋本貴大 (3)

右  久米裕真 (3)

補  大嶋祐輝 (3)

〃  福崎工太郎(3)

〃  十河友哉 (2)

〃  田野裕典 (2)

〃  蛭田耕司 (2)

〃  多田啓人 (2)

〃  井上哲宏 (2)

〃  八木涼太郎(2)

〃  清川仁  (1)

〃  唐木勝也 (2)

〃  小林央幸 (2)

マ  高原久視子(3)

〃  尾野加奈子(3)

 【志度】

監督 谷豊

投 ◎岡部真吾 (3)

捕  長町祐貴 (3)

一  山田祐太朗(3)

二  岡崎高志 (3)

三  上田隼平 (3)

遊  新居祐樹 (3)

左  香西直人 (3)

中  松本祐一郎(3)

右  三谷耕平 (3)

補  松浦翔平 (3)

〃  山下智也 (2)

〃  岡崎直樹 (2)

〃  清水勉  (2)

〃  三浦光貴 (2)

〃  谷将徳  (2)

〃  村川拓矢 (2)

〃  竹内勝亮 (2)

〃  東直輝  (2)

〃  尾野慎弥 (2)

〃  林健介  (2)

マ  長田詩緒李(3)

 【石田】

監督 宮武正義

投  池田祐太朗(2)

捕  鏡原瑞樹 (2)

一 ◎小松寛己 (3)

二  香西洸希 (3)

三  岡西弘嗣 (3)

遊  井口祥章 (2)

左  藤ノ木隆浩(3)

中  河野隼也 (2)

右  横山大貴 (3)

補  田中宏幸 (3)

〃  多田龍人 (3)

〃  鎌田祐哉 (3)

〃  川井敏之 (3)

〃  酒井一貴 (3)

〃  吉川裕紀 (3)

〃  五十嵐大樹(2)

〃  佐藤裕貴 (2)

〃  松岡竜也 (2)

〃  古林勇人 (2)

〃  冨岡広夢 (2)

マ  中西真以 (2)

〃  竹治みずほ(1)

〃  渡辺優里 (1)

 【寒川】

監督 宮武学

投  馬詰大毅 (3)

捕  竹村亮太朗(3)

一  中村晃尚 (3)

二  大城戸匠理(2)

三  沖原広基 (3)

遊  松村拓己 (3)

左 ◎安部孝  (3)

中  松村和真 (3)

右  石田勇気 (3)

補  谷和貴  (3)

〃  岩井健太 (3)

〃  吉田遼太郎(3)

〃  成枝伸一郎(3)

〃  秦哲平  (3)

〃  近藤隆志 (3)

〃  鈴木健晴 (3)

〃  松本大輝 (3)

〃  山田悠太 (3)

〃  吉本将斗 (2)

〃  井上圭介 (3)

マ  山本拓磨 (3)

 【三木】

監督 宮武昌司

投  宮地貴士 (3)

捕 ◎砂川一平 (3)

一  寒川久志 (3)

二  冨山竜司 (3)

三  上原祐弥 (3)

遊  八木佑樹 (2)

左  稲沢賢  (3)

中  長井一真 (3)

右  軒原広夢 (3)

補  植村純平 (3)

〃  軒原明人 (3)

〃  西将希  (2)

〃  石川翔太 (3)

〃  川柳大介 (3)

〃  横山知也 (3)

〃  岩沢直也 (3)

〃  後藤弘樹 (3)

〃  天野達朗 (3)

〃  射場裕矢 (1)

〃  清水範尚 (1)

マ  中山鈴華 (3)

〃  木田知奈美(3)

〃  清水咲  (2)

〃  十川彩  (2)

〃  長井美枝 (1)

〃  上原麻莉 (1)

 【高松北】

監督 多田慎

投  白井彰  (3)

捕  鏡原僚太 (2)

一  小西勇輔 (3)

二 ◎川瀧信也 (3)

三  前田明宏 (3)

遊  水次統也 (3)

左  高橋卓矢 (3)

中  林友貴  (2)

右  佐藤裕真 (2)

補  新名志  (2)

〃  奴賀康弘 (1)

〃  小島正裕 (2)

〃  奴賀孝典 (3)

〃  谷口奨馬 (3)

〃  片倉佑太 (3)

〃  二川裕士 (2)

〃  太田聖也 (2)

〃  中村直資 (3)

〃  多田栄作 (3)

〃  福島秀一 (3)

マ  牟礼雄紀 (3)

〃  西岡真実 (3)

 【高松】

監督 秦敏博

投  中尾慶  (3)

捕  藤川了輔 (3)

一  田村直也 (3)

二  井上兼輔 (3)

三  脇史哉  (2)

遊  関啓介  (1)

左  堀川輝斗 (3)

中 ◎岸達也  (3)

右  蓮井太一 (3)

補  渡辺勇介 (2)

〃  藤綱隆太朗(3)

〃  太田智  (2)

〃  稲田清孝 (3)

〃  多田亘  (3)

〃  多田晋  (3)

〃  篠崎遼太 (3)

〃  三好正城 (2)

〃  角陸正知 (2)

〃  山崎寛史 (1)

〃  土佐明誠 (1)

マ  西浜大貴 (3)

〃  井川静  (2)

 ◎は主将。マはマネジャー。( )内数字は学年。

毎日新聞 2008年7月2日 地方版

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第90回全国高校野球:奈良大会 天理、初戦は帝塚山 組み合わせ決まる /奈良

◇10日開幕
 第90回全国高校野球選手権記念奈良大会(県高野連など主催)の組み合わせ抽選会が1日、橿原市

の県橿原文化会館であった。44チームが夏の甲子園出場をかけて戦う。

 シード校は春季県大会の上位4チーム(智弁学園、関西中央、郡山、五條)。春夏連続甲子園出場を

目指す天理は11日に帝塚山と対戦。両校の勝者は14日、昨年準優勝の奈良大付と対戦する。

 夏の連覇を狙う智弁学園は16日に奈良情報商と青翔の勝者と対戦する。選手宣誓は抽選の結果、登

美ケ丘の山根拓也主将に決まった。

 開会式は10日午前9時半、県立橿原球場で(雨天の場合は県立橿原体育館)。荒井正吾知事が始球

式をする。決勝は25日。全国大会は8月2日に開幕する。

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第90回全国高校野球:東・西兵庫大会 神戸国際大付、報徳勝ち上がる /兵庫

第90回全国高校野球選手権記念東・西兵庫大会(県高野連、朝日新聞社主催)は1日、東大会1回戦

1試合、2回戦8試合、西大会1回戦4試合、2回戦5試合が行われた。東大会では報徳学園が市神港

を降し、神戸国際大付は七回コールドで零封した。西大会では西脇工が加古川東を降し、高砂南が有馬

を零封した。

 2~4日はテスト期間のため試合はなく、5日は東大会が1回戦1試合、2回戦6試合、西大会が2

回戦9試合を予定している。

 ◆東大会

 ▽1回戦

 ◇…三田城山…◇
県西宮

  2045000=11

  0002100=3

武庫荘総合

 (七回コールド)

 (西)大井-西尾

 (武)北村、福田、高田-田中春

▽本塁打 奥田(武)

▽三塁打 西島2、久保田、桝村(西)北村(武)

▽二塁打 西田、西島、植田(西)岡部(武)

 ▽2回戦

 ◇…尼崎…◇
宝塚

  100000000=1

  20010110×=5

尼崎北

 (宝)平塚-大垣

 (尼)山手-八木

▽本塁打 大垣(宝)

▽三塁打 近藤(尼)

▽二塁打 藤原(尼)

報徳学園

  000003000=3

  000000010=1

市神港

 (報)近田-糸井

 (神)濱本-松崎

▽本塁打 近田(報)

▽三塁打 中村(報)

▽二塁打 井村、中村(報)上田、濱本(神)

北須磨

  000000002=2

  01001200×=4

宝塚東

 (北)岸田、橋本-松崎

 (宝)大西-原田

▽二塁打 藤本3、出町(北)

 ◇…明石…◇
科学技術

  000000110=2

  000000000=0

西宮今津

 (科)大沢-筒井

 (西)磯浦-吉井

▽二塁打 筒井(科)

神戸西

  010211000=5

  003000000=3

県尼崎

 (神)釣、足立-長峰

 (県)永田、橋本-大西

▽二塁打 松岡、日下部(神)寺井(県)

川西北陵

  0000000=0

  200006×=8

神戸国際大付

 (七回コールド)

 (川)加藤、川内、竹内-宮崎

 (神)山本-山村

▽三塁打 山村(神)

▽二塁打 藤田(神)

 ◇…姫路…◇
神戸北

  201100120=7

  000000230=5

西宮北

 (神)児玉-小林

 (西)烏山、内谷-本田

▽三塁打 南(西)

 ◇…三田城山…◇
兵庫工

  000101102=5

  000010101=3

神戸高専

 (兵)上岡-植田

 (神)大長、阿部、大長-別宮

▽三塁打 丸尾(兵)橋田(神)

▽二塁打 説(兵)橋田、山崎、大長2(神)

 ◆西大会

 ▽1回戦

 ◇…高砂…◇
飾磨

  003030000=6

  000000000=0

播磨南

 (飾)有本、岡澤-川島

 (播)山口、田中-福田

 ◇…姫路…◇
生野

  000203000=5

  102000000=3

龍野実

 (生)玉川-岡本

 (龍)安田、中野、赤松-鉢巻、勝原

▽本塁打 塩江(龍)

▽三塁打 玉川、岡本(生)

▽二塁打 武内(龍)小谷、小林僚(生)

琴丘

  10000142=8

  00000000=0

八鹿

 (八回コールド)

 (琴)宮村、井上、泉-谷口

 (八)西、青山-才木

▽二塁打 谷口、遠藤(琴)

 ◇…淡路…◇
三田祥雲館

  103101000=6

  003000001=4

明石西

 (三)山下真-藤本

 (明)松崎、藤原-井上

▽本塁打 松崎(三)

 ▽2回戦

 ◇…高砂…◇
篠山鳳鳴

  000000002=2

  00000202×=4

加古川北

 (篠)細見-岸本

 (加)三木、岩崎-久保

▽二塁打 三木2(加)石塚(篠)

有馬

  000000000=0

  20010100×=4

高砂南

 (有)毘沙賀-岡本

 (高)黒澤-植原健

▽二塁打 毘沙賀(有)柴田(高)

 ◇…豊岡…◇
山崎

  200003020=7

  000002000=2

和田山

 (山)福井-尾崎

 (和)中村-田原

▽三塁打 柿本(和)岡前(山)

▽二塁打 春名、堂田2、勝部(山)

太子

  100101400=7

  000000300=3

豊岡総合

 (太)杉本-大西

 (豊)大下、児島-米谷

▽三塁打 藤本(太)吉津(豊)

▽二塁打 眞崎2(太)貝谷(豊)

 ◇…淡路…◇
西脇工

  000000032=5

  000001100=2

加古川東

 (西)上田、藤田-松本

 (加)斉藤-境

▽三塁打 谷口(西)

▽二塁打 宮野(西)佐成(加)

〔神戸版〕

毎日新聞 2008年7月2日 地方版

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鹿児島工がコールド発進/鹿児島大会

<高校野球鹿児島大会>◇2日◇2回戦

 センバツに出場した鹿児島工が鶴翔を8-1の8回コールドで破り、春夏連続出場を目指してスタートを切った。エース内村尚弘(3年)が先発し、5回を投げて1失点。7奪三振、5四球と安定しなかった。「夏は結果がすべて。勝てばOKです」と中迫俊明監督(48)は結果オーライを強調した。

 [2008年7月2日18時9分]

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報徳・近田“佐藤流スライダー”で完投

「東兵庫大会・2回戦、市神港1-3報徳学園」

 親友に感謝したい。7安打を浴びながらも8奪三振1失点で完投した、報徳学園・近田怜王投手(3年)は「初戦よりもスライダーが良かった」と、笑顔を弾ませた。速球が走らず、最速も142キロ止まり。そんな状況下での粘投は、東洋大姫路・佐藤翔太投手(3年)から教わった“新スライダー”のたまものである。

 初戦の甲南戦では変化球が決まらず。だから試合前のブルペンで、6月28日の開会式後に佐藤から“伝授”されたスライダーを思い切って初試投した。これが感触上々。「投げ方を聞いたら教えてくれた。今までとは握りから違う。ぶっつけ本番で投げたけど、制球もキレも一気に変わった感じです」。最後の打者も“佐藤流”の一品で空振り三振。今春のセンバツ4強右腕の助言が効いた。

 11球団19人のスカウトが視察する中、バットでも魅せた。六回二死二塁で右越えに公式戦初のアーチだ。それでも投打の殊勲者は「(3回戦まで)2週間あくので、またしっかり調整したい」と、気を引き締めた。定期的に連絡を取り合う仲の佐藤とは、甲子園での「再会」を誓っている。それまで絶対に負けるわけにはいかない。

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【夏の高校野球】奈良大会 さあ球児の夏 10日から熱戦

7月2日7時50分配信 産経新聞

 第90回全国高校野球選手権記念奈良大会(奈良県高校野球連盟など主催)の組み合わせ抽選会が1日、橿原市の県橿原文化会館で行われ、出場44チームの対戦相手が決まった。10日午前9時半から県立橿原球場で開会式が行われ、法隆寺国際-奈良北のカードで開幕。連覇を狙う智弁学園は、16日に奈良情報商-青翔の勝者と対戦する予定で、順調にいけば25日に決勝戦が行われる。

 抽選会には、各校の主将らが出席。県高野連の平田明利会長は「今までの努力を心の支えに、各校の特色を生かし気持ちを一つにして頑張ってほしい」と激励した。

 今回は、春の県大会で4強入りした智弁、関西中央、郡山、五條がシードされ、残る40チームの主将がくじを引いた。各校の主将らは、やや緊張した面持ちでくじを引き、力強い声で番号を読み上げた。

 開幕戦は10日午前11時から行われ、各チームが、今年新調された優勝旗を目指して熱い戦いを繰り広げる。智弁学園の米田祥史主将(3年)は「組み合わせはあまり意識していない。目の前の一戦一戦をしっかり戦う」。選手宣誓を引き当てた登美ケ丘の山根拓也主将(同)は「みんなの印象に残るような宣誓にしたい。最後まで全力頑張る」と力強く話した。

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最後の夏完全燃焼誓う 勇退の藤蔭・原田博文監督 甲子園5度 「有終の美飾りたい」

2008年7月2日 04:32
 日田玖珠地区の高校で野球指導を続けてきた藤蔭高・原田博文監督(62)=日田市丸の内町=が、今夏の大会を最後に勇退する。無名だった日田林工を3度甲子園に導き、ベスト4進出も経験。藤蔭でも2度、甲子園進出を果たした。この夏の大分大会では「有終の美を飾りたい」と、6度目の甲子園へ向けて完全燃焼を誓っている。

 原田監督は、1970年に日田林工監督に就任。73年に初出場を果たすと、76年の選抜大会ではベスト4に進出。初出場時には「にったばやしこうぎょう」と呼ばれた林工の名を、全国に知らしめた。その後、学校事務員として森、日田に転勤。90年7月には前監督辞任、部員の不祥事などで揺れる藤蔭に招かれ、直後の県大会を制した。95年は選抜大会に出場。プロ野球へも4人を送り込んだ。

 20代だった日田林工時代は、キャッチャーの選手に授業中もマスクを被らせたほか、相手チームから怖がられるほどの大声でげきを飛ばすなど厳しい指導で知られた。だが、特待生問題が発覚して80年に退任。県高野連から5年間の長期謹慎処分も受けた。その際、家族と初めてゆっくり接したり、外部の声を聞いたりして考え方が少し変わったという。

 「甲子園に行くことがすべてではないが、あそこでしか感じられない達成感がある」と話す。特に夏の大会では、強豪校を中心に実力が拮抗(きっこう)するため、実力通りに勝ち上がれるとは限らない。だからこそ、精神力を重視した指導方針を貫いてきたという。

 藤蔭へ移ってから20年近くなり、還暦も過ぎたため一区切りつけることを決め、6月21日のミーティングで部員50人に指導者から退くことを報告した。部員の中には、原田監督を慕って進学してきた選手も多いが「私のためではなく、自分たちのこれまでの頑張りを完成させるために戦ってほしい」と、最後のまな弟子の奮闘を期待している。

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岡田よやったぞ!本庄一、初甲子園

「高校野球・北埼玉決勝、上尾3-4本庄一」(25日、大宮公園)
 北埼玉大会では、本庄一が春夏通じて初の甲子園出場を決めた。須長三郎監督(51)は早大野球部で阪神・岡田彰布監督(50)の1年先輩。後輩の本拠地での大暴れを誓った。抽選の結果、本庄一は大会第4日第1試合で開星(島根)と対戦する。
  ◇  ◇
 選手たちの歓喜の輪を、須長監督はまぶしそうに見つめた。「1戦1戦勝つごとに、子どもたちが自信をつけた」。とめどなく流れる汗をぬぐい、初めての夏切符に酔いしれた。
 7安打に7犠打をからめて、効率よく得点を重ねた。この日は1年生の田村を大胆に4番起用。三回の先制左翼線二塁打を含め、4安打3打点と期待に応えた。先発の萩原友樹、リリーフしたエース伊藤ディエゴともに2年生。若い能力を巧みなさい配で引き出した。
 25歳で指導者になった須長監督は、28歳の85年に秀明(埼玉)を率いて春の選抜に出場。だがここまで夏の甲子園に縁はなかった。02年に本庄一の監督に就任し、昨夏も県大会決勝で浦和学院に敗退。「今日負けたら、一生出られないんじゃないかと思っていた」。監督生活27年目にして、悲願を達成した。
 早大では阪神・岡田監督の1年先輩。東京六大学では強打の一塁手として名をはせ、ともにクリーンアップを形成した。リーグ完全優勝した78年秋には、2人そろってベストナインを受賞したことが思い出だ。
 その後輩からは、電話で話すたびに「いつ甲子園に来るんですか?早く来てくださいよ」と“岡田流”のハッパを掛けられてきた。毎夏、大阪では早大出身の甲子園出場校監督が集まるのが恒例。岡田監督は忘れずに激励の言葉を寄せているというが、その会になかなか須長監督が出てこないからだ。
 それだけに須長監督は「“大監督”に、ようやく先輩面できますよ」。アラフォー世代が引っ張る阪神とは異なり、1、2年生中心のチームで真夏の聖地に挑む。「甲子園では泥臭く、しつこく、大暴れしてきます」。虎の知将と同じ釜の飯を食った指揮官は、思う存分タクトを振るう。

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発足4年目、300万負担増も地元後押しで経営強化

新たなプロ野球として四国に生まれ、発足4年目を迎えた独立リーグの先駆け、四国・九州アイランドリーグ(IL)が、地元の後押しを受け、経営強化に取り組んでいる。

 野球の間口を広げようと2005年にスタートしたIL。4月には1試合で1万人の観客を集めたが、昨年の平均は約1100人。「安定経営には平均1500人必要」とリーグ運営会社の鍵山誠社長(41)は経営強化に力を入れる。

 今年は四国に九州の2球団を加えた6球団で、計240試合を戦う。昨季より60試合増え、遠征費など1球団約300万円の負担増も「商圏拡大のメリットが大きい」と強調する。

 06年後期から4連覇中の香川オリーブガイナーズ。「ガイナーズバス」と名付けられた遠征バスは、地元の東交バス(高松市)がチームを応援しようと、今年から格安で提供している。

 車体はチームカラーの緑一色で、チームのロゴやマスコットが描かれている。遠征日以外は一般の観光バスとして使用し、選手の評判も上々だ。

 東交バスの川畑省三社長(59)は「チームの宣伝も兼ね、地域おこしにもつながる」と胸を張っている。

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ドラフト候補左腕、痛恨のカットボールで夏終わる

【仙台育英1-0東北】ドラフト候補の左腕、東北・萩野の夏が終わった。散発6安打1失点と好投したが、今大会チーム打率・414を誇る打線が穂積の変化球に翻ろうされて援護できなかった。左腕は「負けてしまったけど、最後まで一生懸命頑張れたので悔いはない。みんなと野球ができてよかった」と涙をぬぐった。4回2死からこの日唯一の四球で走者を許すと、続く6番・佐々木に、ストライクを取りにいったカットボールを右翼線に運ばれ1失点。「あの球さえなければ…」と振り返った。五十嵐征彦監督(32)は「萩野はいいピッチングだった。相手投手をとらえきれず、1点を取れなかったことが悔しい」と唇をかんだ。

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エースは投げ続けた 存続危機の中での甲子園出場

【市岐阜商8-2大垣南】初出場を狙う大垣南を下し、5年ぶりの出場を決めた市岐阜商。序盤から打線がつながり、着実に得点を重ねた。エース・原は6回に2点を許し、交代を考えていた監督に自ら続投を志願。その後は「負けられない」と得点を与えず、エースとしての役割を果たした。

 学校法人立命館(京都市)から私立校への移管提案を受け、学校存続に揺れる中で勝ち取った甲子園への切符。秋田監督は「多くの人の気持ちを背負っている。何が何でも勝つ」と力強く話した。

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持ち球増えたプロ注目左腕、甲子園出場で株上がった

【飯塚6-1沖学園】この瞬間が訪れることを信じて投げ続けた。飯塚のエース辛島が投じたこの夏の599球目。ストレートで遊ゴロに抑えると、マウンドにはあっという間に歓喜の輪ができた。福岡県132校の頂点だ。背番号1は力強く両手を突き上げて、雄叫びを上げた。

 「まだ甲子園に行けるという実感がない。頭の中が真っ白です」。辛島の輝いた笑顔に充実感が表れていた。沖学園を6安打1失点に抑えて5連続完投を達成。6試合で防御率0・39と抜群の安定感が光った。吉田監督は「10点満点。エースの役目を果たしてくれました」と感謝感激だった。

 最速141キロの直球とスライダー、この夏から持ち球にしたチェンジアップで、沖学園を翻ろうした。最大のピンチは3点リードの4回、1死満塁。二ゴロの間に1点を失ったが、次の打者を一邪飛に抑えて最少失点で乗り切った。5回以降は1安打に抑え、スキを見せなかった、プロ注目左腕の株はさらに上がった。

 野球好きの祖父・弘明さん(65)から仕込まれたゆったりとした投球フォーム。46回を投げて6四死球の正確なコントロールが最大の武器だ。冬場の走り込みで下半身を鍛え上げ、制球力を身につけた。1日がかりで100メートルを100本も走った地獄のダッシュ、20キロ走…。「苦しい練習に耐えてきたから今があります」。高校入学時は53キロの細かった体は68キロまで大きくなった。だから全国屈指の激戦区を勝ち抜くことができた。

 福岡県の筑豊地区からは80年の田川以来、28年ぶりの夏の甲子園出場になる。飯塚市は03年に水害、今年4月には中心商店街が火事になる災難が続いたが、飯高(いいこう)が久しぶりに明るい話題を作った。吉田監督は「飯塚をもっと活気づけたい」と初出場の甲子園でも大暴れすると約束した。

 ◆辛島 航(からしま・わたる)1990年(平2)10月18日生まれの17歳。福岡市出身。吉塚小1年の時に「冷泉少年ファイターズ」で軟式野球を始める。吉塚中では硬式に転向して「ドリームフューチャーズ」に所属。中学2年から投手を始めた。高校では1年夏からベンチ入り。目標にしているプロ野球選手は杉内(ソフトバンク)。1メートル74、68キロ。左投げ左打ち。

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元プロ監督も涙 打線は3発、ドラフト候補左腕10K

【常葉菊川9-1静岡】静岡大会決勝は常葉菊川が一発攻勢で名門・静岡を沈めた。常葉菊川は初回、4本の長短打を集め3点。2回にも酒井、伊藤のアベックアーチで3点を追加し、5回にも主将の前田が左翼へぶち込んだ。

 3発を含む14安打で9点を奪い、ややおとなしかった強力打線が目を覚ました。投げてはプロ注目のエース戸狩がMAX141キロの直球とスライダーをコーナーに投げ分け、6安打1失点、無四球、10奪三振。「センバツは最悪だった分、夏は自分の投球を見せたかった」と笑顔。就任2カ月で甲子園に導いた元中日の佐野監督は「辛いことがあると、その後はいいことが待っている」と目頭を熱くした。

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役者ぞろい 清原2世の次は“福留2世”

【PL学園18-6羽曳野】南大阪大会準決勝でPL学園が21安打18得点の猛攻で羽曳野を破り、4年ぶり出場へ王手をかけた。大勝劇の主役は“福留2世”5番・壱岐だ。4回に左中間への三塁打で1打点目を叩き出すと、勢いは止まらず4打数4安打6打点。「つなぐバッティングを心がけていただけ」と、3四死球を含め7打席すべてに出塁した。

 小4から中3まで所属した鹿児島県の「フレンド鹿児島」時代には当時監督だった福留の父・景文さんに指導を受けた。今年の正月に実家へ戻った際には、帰省していた福留から「努力に勝る天才なし」とゲキを受けた。同じ左打者としてフォームを手本にする大先輩の一声を胸に練習に取り組んだ成果は出た。

 1年生で4番を務める勧野も負けてはいない。2度の死球に今大会初の三振を喫したものの、4打数1安打2打点。連続試合安打と打点を「5」に伸ばした。27日の決勝当日は藤原監督の34歳の誕生日。「ここまで来たら甲子園に行きたい。最高の誕生日にできるようにチームに貢献したい」と力を込めた“清原2世”。最強の4、5番コンビで新たな伝説をつくり出す。

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「どうしましょう?」初出場で開幕戦

【下関工7-3下関商】初出場の喜びのままのぞんだ抽選で開幕ゲーム引いた。下関工・豊田主将の引いた組合せ番号は「2」で開会式直後の第1試合。相手は駒大岩見沢(北北海道)で、スタンドにざわめきが起きる中、田村監督は「あいつ(豊田)はやってくれますね。どうしましょう?」と首をかしげ、苦笑していた。

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あと1つ 降板右腕が放った人生初のサヨナラ弾

【大阪桐蔭2-1箕面東】苦しんで苦しんでつかんだ北大阪大会決勝切符だ。1―1で迎えた延長10回2死、大阪桐蔭・奥村が甘く入ったスライダーをとらえた。白球は右翼フェンスを越える人生初のサヨナラ弾。息詰まる投手戦に終止符を打った。「スライダー待ちで、タイミングもあった」。先発するも5回1失点でエース・福島由にマウンドを譲った右腕。その悔しさをバットで晴らした。

 昨春の選抜では2年生ながら準々決勝の常葉菊川戦に右翼でスタメンに抜てきされた。「二塁打を打ったのが思い出です。やってるときは目につかないんですが、応援もすごかった」。しかしチームは敗北。だからこそ「今年は絶対に僕たち全員で」と、ラストチャンスに賭ける思いは人一倍強い。頂点まであと1つ。「この勢いのまま圧勝する気持ちでいく」。奥村の目には甲子園しか見えていない。

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木更津総合・田中 天国にささぐ夏切符

第90回全国高校野球選手権大会(8月2日開幕、甲子園)の地方大会は24日、全国20地区で25試合が行われ、新たに15地区で甲子園出場校が決まった。東千葉大会では木更津総合の左腕・田中優投手(3年)が東海大望洋を完封し、5年ぶり2回目の甲子園出場を決めた。北埼玉大会では本庄一が上尾を下し、春夏通じて初切符をつかみ取った。26日は7地区の決勝戦7試合が行われる。

 【木更津総合2―0東海大望洋】最後は125キロスライダーで空を切らせた。マウンドの背番号11は力強く拳を突き上げ、歓喜の雄叫びを上げた。田中が自己最速タイの136キロ直球にスライダーとチェンジアップを交え、13奪三振完封。五島監督は5年ぶりの夏をもたらした左腕を「本当に田中の好投に尽きる。耐えに耐えた」と称えた。

 亡き後輩にささげる優勝だ。「優太のことを考えた。空から見ていてくれと思った」と田中は言った。今年3月、当時1年生部員だった斎藤優太さんが自宅の火災で亡くなった。投手の後輩でフォームを教えたり、一緒にランニングをするなど苦楽をともにした後輩の死は田中を悲しみの底に突き落とした。野球でも2年春から背負ってきたエースナンバーを奪われるなど不調に陥っていたが、母・十見枝さん(49)の「生きて野球ができることだけで幸せなんだよ」という一言で目が覚めた。「優太のこともあって絶対このチームで甲子園に行こうと思った」と、50メートルの距離を毎日50球繰り返してフォームを固めた。球速は130キロから6キロアップ。斎藤さんの遺影と「21」の背番号が“ベンチ入り”した今大会では4試合26回を投げて33奪三振、2四死球、1失点。抜群の安定感で頂点に導いた。

 「甲子園はずっと行きたかった場所。優太と一緒に行けると思うと素直にうれしい」。田中が見上げた千葉の空は天国の後輩が優勝を祝福するかのように、雲一つなく晴れ渡っていた。

 ▼木更津総合(東千葉)1963年創立。剣道部や卓球部も盛ん。

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本庄一 ブラジルコンビが初甲子園導く

【本庄一4―3上尾】本庄一は伊藤ディエゴ、奥田ペドロのブラジル人留学生コンビを擁し、ノーシードから創部15年目で初の甲子園切符をつかみ取った。2点リードの8回から登板したエース伊藤が1点差に迫られながらも、右ひじの痛みをこらえ、気迫の投球でリードを死守。浦和学院との昨夏決勝では登板なく敗れた右腕は「夢をかなえられてうれしい」と満面の笑みを浮かべた。

 川越工の選手として甲子園に出場し、早大では1学年下の阪神・岡田監督と並んでベストナインを獲得した実績を持つ須長監督。06年に知人の紹介でブラジルに渡り「08年が(日本人のブラジル移住)100周年ということで“何かできないかな”と思っていた」と日系3世の伊藤と奥田に出会った。入学当初は言葉の壁もあったが「チームではすべて日本語で対応した」とあえて突き放した。だが、2人は練習後も寮で猛勉強する勤勉さで次第にチームになじみ、伊藤はエース、奥田は3番を務めるまでに成長した。奥田は3打数無安打に終わったが、自らが引っ張ってきた選手が活躍しての甲子園出場に、須長監督は「やっと夢がかなった」と声を弾ませた。

 今年3月に脳腫瘍(しゅよう)で倒れた母ローザさんに甲子園出場を約束していた奥田は「頑張ってる姿を見て元気になってもらいたい」。チームの躍進を支えてきたブラジリアンコンビを中心に、次は甲子園初白星を狙う。

 ▼本庄一(北埼玉)1925年創立の私立校。女子サッカーも強豪。

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報徳サヨナラ 近田熱投12回14K

【報徳学園2―1神戸弘稜】延長12回2死三塁。糸井の一打が三遊間への内野安打となりサヨナラ。報徳学園が激闘を制し代表切符を手にした。

 今秋ドラフト候補の近田は12回182球を1人で投げ抜き7安打1失点14奪三振。最後は疲労こんぱいも、“激投”に応え女房役の糸井がV打を放つと「最高やお前」と一塁ベース付近でヒーローを抱きしめた。

 昨夏に熱中症で倒れた影響で腕に力が入らず、秋から投球ができなくなって落ち込んだ。そんな時、糸井に「近ちゃんが来夏のエースやで」と何度も声を掛けられ、励まされた。そんな頼れる女房とともに昨夏初戦敗退した甲子園に「絶対戻ろう」と誓い合ってきた。そしてつかんだ大舞台。「最後の夏はうれし涙を流したい」と語るエースの狙いはもちろん全国の頂点だ。

 ▼報徳学園(東兵庫)1911年創立。ラグビー部や陸上部も盛ん。

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宮城ライバル対決 仙台育英が3連覇

【仙台育英1―0東北】仙台育英は東北のプロ注目左腕・萩野を攻略し、3連覇を達成した。4回2死一塁から6番・佐々木が先制の右翼線三塁打。この虎の子の1点を由規(現ヤクルト)からエースナンバーを引き継いだ2年生の先発・穂積と1年生左腕・木村の完封リレーで守り切り、21回目の甲子園切符を手に入れた。前日の準決勝・仙台二戦の後、仙台に帰っていた由規が激励に訪れた。その際に穂積がツーショット写真をおねだり。優勝を条件にOKしてもらったが、約束を果たした。「三振を取るより、打たせて取る投球をしろと言われました。きょうはその通りに投げられた」と穂積。今春センバツ出場のライバルを倒し、甲子園でも大暴れする。

 ▼仙台育英(宮城)1905年創立の私立校。卓球やラグビーの強豪。

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東海大高輪台 プロ注右腕力投で初の決勝へ

【東海大高輪台5―4国士舘】エースの力投が歴史の扉を開いた。東海大高輪台のプロ注目右腕・高橋雄が9安打を浴び、4失点ながら粘りの投球で4試合連続完投。ノーシードから初の決勝進出を果たし、お祭り騒ぎの中「疲れはあったが、みんなを信頼して投げた」と息を弾ませた。

 打線もエースの粘りに応えた。6回表まで0―4とリードされたが、相手エース丸山の疲労を見抜いた宮島監督は「いつか崩れる。一喜一憂するな」と選手へ平常心を呼びかけた。その裏から“予言”通りに四球連発。8回2死満塁からの勝ち越し点も押し出しだった。

 27日の決勝で対戦する関東一のエース・松本と高橋雄は、出身地の神奈川県「横浜ボーイズクラブ」で背番号1を争った仲だ。当初はエースナンバーを譲ったが、中3の冬から奪い返した過去がある。「楽しみです。自分は中学時代から成長しているので」。引き締めた口元に、お祭り騒ぎの余韻はなかった。

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慶応・田村 桐光学園にリベンジ

【慶応5―2桐光学園】マウンドを駆け下りて、ベンチに戻った先発の田村は自らを称えるように何度もグラブを叩いた。6回0/3を投げ4安打1失点。昨夏の準決勝で敗れた桐光学園へのリベンジを果たす快投に「やり返したい気持ちはあった。低めに粘り強く投げることができて今大会で一番良かった」と笑顔がはじけた。

 昨夏準決勝では2点リードの7回につかまり、4失点。9回を完投したがチームは敗れた。この日も5点リードの7回、先頭の谷本に中前打を許して降板したが「自分が無理をすることはない。信用しているから」と只野にマウンドを託した。

 決勝の相手は強打を誇る東海大相模。上田監督は「10回対戦して1度勝てるかどうか。守りの野球で、その1度が出せればねえ」と笑ったが、その目は46年ぶりとなる夏の甲子園を見据えていた。

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6大会で代表決定 24日は9地区で決勝

第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は23日、6大会で決勝を行い、広島では昨夏の甲子園大会準優勝の広陵が2年連続19度目の出場を決めた。

 青森山田(青森)は5年連続で、新潟県央工(新潟)は春夏通じて初の甲子園。4季連続の聖光学院(福島)や酒田南(山形)鳴門工(徳島)も代表に名乗りを上げた。

 このほか、常総学院(茨城)常葉学園菊川(静岡)報徳学園(東兵庫)智弁和歌山(和歌山)などが決勝に進出。横浜(南神奈川)宇治山田商(三重)大阪桐蔭(北大阪)は準決勝に駒を進めた。

 24日は北北海道、茨城、石川、福井、滋賀、西兵庫、和歌山、岡山、香川で決勝が行われる。

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富山・高岡向陵高校球児11人が飲酒、喫煙

富山県警黒部署は23日、飲酒、喫煙の非行事実で高岡向陵高校(同県高岡市)の男子野球部員11人を補導した。全員3年生で17歳から18歳。

 調べでは、部員らは22日午後9時半ごろ、JR生地駅(同県黒部市)に集合。駅周辺に止めてあった他人の自転車6台に2人乗りするなどして、近くの海岸に移動して缶ビールなどを飲み、たばこを吸って騒いでいたという。付近の住民が「若い男数人が騒いでいる」と110番した。

 同校は現在開催中の第90回全国高校野球選手権の富山大会に出場、21日の3回戦で高岡第一高校に敗れていた。森修一副校長は「自覚ある行動を取るよう指導していたのにこのような結果になり、大変遺憾で残念」と話した。

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新潟県央工 守り抜いて初切符

延長戦を制して初出場を決めた新潟県央工の鈴木監督は「私があきらめかけていた試合を選手がものにしてくれた」と話した。

 2―2の9回は2死一、三塁とサヨナラのピンチ。ここで佐渡は一塁走者が飛び出し、塁間で挟まれる間に三塁走者が本塁を狙ったが、落ち着いて本塁に転送して切り抜けた。

 11回に勝ち越した後も再びピンチを招いたが、守り抜いた。鈴木監督は「守り勝つのがうちの野球」と話し、甲子園では「雰囲気にのまれないようにして、初戦を突破したい」と抱負を語った。

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横浜 春夏連続へ、教訓になる苦戦

【横浜8―1鎌倉学園】高校野球の南神奈川大会では、春夏連続出場を狙う横浜が8回コールドゲームで鎌倉学園を下して準決勝に進出した。

 序盤は大苦戦。1回に1点を先制されると、自慢の強力打線がボール球に手を出してつながりを欠いた。6回に勝ち越してから、ようやく本来の調子を取り戻して、大勝につなげた。渡辺監督は「いつでも打てると思っていたのか、肩に力が入ってしまった。いい教訓になった」と苦笑いだった。

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青森山田は日本航空、鳴門工は本荘と対戦

第90回全国高校野球選手権大会(8月2日から17日間・甲子園)の代表校が23日、新たに6校決まり、試合後の組み合わせ抽選の結果、青森山田(青森)が第4日(5日)の第2試合で日本航空(山梨)と対戦することが決まった。鳴門工(徳島)は第3日(4日)の第2試合で本荘(秋田)と顔を合わせる。

 昨夏準優勝の広陵(広島)は第6日(7日)の第2試合、酒田南(山形)は第7日(8日)の第1試合、初出場の新潟県央工(新潟)は第2日(3日)の第4試合に初戦を迎える。聖光学院(福島)は第7日(8日)の第2試合で2回戦から登場する。

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古豪復活なるか?24年ぶりの決勝進出

北埼玉大会は23日、準決勝が行われ、夏の甲子園過去4回出場の上尾が24年ぶりに決勝へ進出した。上尾は春日部に7-2で快勝。熊谷商を3-1で倒し、2年連続で決勝に進んだ本庄一と甲子園出場をかけて戦う。

 上尾は75年(昭50)の第57回大会に、原辰徳巨人監督が2年生で主軸を打っていた東海大相模(神奈川)を準々決勝で破り、ベスト4へ進出。しかし、84年(昭59)の夏を最後に甲子園から遠ざかっていた。

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“盗塁王”に4強の壁…恩師はヒヤヒヤ

高校野球の茨城大会は23日、準決勝が行われ、91年にダイエー(現ソフトバンク)で盗塁王を獲得した就任6年目の大野監督が率いる東洋大牛久は、第2シード霞ケ浦に2-3で逆転負け。3年続けて4強の厚い壁を破れなかった。

 その大野監督の取手二時代の恩師、木内監督の常総学院は6-5で土浦湖北にサヨナラ勝ち。3年連続して決勝に進出した。

 常総は1-3と劣勢だった展開を4回に5-3と逆転。しかし、粘る土浦湖北に7回に同点にされた。常総は9回、無死満塁のチャンスで適時打が飛び出して勝った。

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再試合は“母校”の勝ち 4強進出ならず

高校野球の宮城大会は23日、延長15回引き分け再試合となった準々決勝の仙台二-聖和学園が対戦し、3-0で仙台二が勝ち、4強に進出。センバツに出場した東北との対戦が決まった。

 聖和学園の佐藤監督は仙台二のOB。95年春は県大会優勝、東北大会準優勝をした時の主将だったが、母校相手に「やりにくい」と話していたこともあったのか、再試合では完封負けを喫した。

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波乱の東東京、ノーシード3校が4強進出

高校野球の東東京大会は23日、準々決勝4試合が行われ、第2シードの国士舘以外は、すべてノーシードの3校が4強に進出した。

 第1シード帝京を倒して以来、波に乗って勝ち進んできた関東一は日体荏原に3-1、夏の甲子園悲願の初出場を目指す二松学舎大付は接戦の末、5-4で第3シード、世田谷学園に勝ち、4年ぶりの4強を決めた。

 東海大高輪台は延長戦で岩倉に4-3でサヨナラ勝ちを収めた。

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鳴門工、徳島商の3連覇を阻止!

高校野球の徳島大会決勝は23日、県営鳴門球場で県内最多22回の夏の甲子園出場を誇る徳島商と3年ぶり5度目の優勝を狙う鳴門工が対戦。

 鳴門工は初回2点、2回1点と徳島商の先発・中野を攻めて3点を奪った。鳴門工の先発・実が以後このリードを守り、3-0で快勝。徳島商の夏3連覇の夢を打ち砕いた。

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酒田南、着実に得点し3年ぶりの栄冠

高校野球の山形大会は23日、決勝戦が行われも05年以来、4度目の決勝対決となる酒田南と羽黒がぶつかった。

 酒田南は3回に1点、4回に2点、5回に3点と着実に加点。羽黒も7回に2点を返し反撃したが、酒田南・安井の前に10三振を喫し、力尽きた。

 酒田南は3年ぶり8度目の夏の甲子園出場。

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8度目の決勝対決!青森山田、5年連続V

高校野球の青森大会決勝は23日、青森市営球場で行われ、8度目の決勝対決となった青森山田(過去5勝)と光星学院(過去2勝)が対戦。

 青森山田が1回裏に2点を先取し、さらに6回にも2点を追加し、危なげない戦いで4-0で勝ち、5年連続9度目の夏の代表権を得た。

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佐渡、遠かった甲子園 延長戦で力尽きる

高校野球の新潟大会は23日、三条市の三條機械スタジアムで決勝戦が行われ、佐渡島の高校として初の決勝進出を果たした佐渡と、こちらも初の決勝となる新潟県央工とが激突。延長11回、新潟県央工が適時打で決勝点を挙げ、3-2で勝ち、甲子園初出場を決めた。

 佐渡は4回裏、失策と安打で1死一、三塁の好機をつかむと、野選で1点を先取。5回には、適時三塁打で2点目を挙げた。一方、新潟県央工も5回、3本のヒットを集め1点を入れると、7回にも適時打で同点に追いついた。

 9回、佐渡は2死一、三塁とサヨナラのチャンスで重盗を試みたが失敗。勝機を逸した。

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郡山商粘ったが…聖光学院4季連続甲子園

高校野球の福島大会は23日、県営あづま球場で決勝戦が行われ、4季連続の甲子園を狙う聖光学院と1954年(昭29)以来、54年ぶりに県大会決勝にコマを進めた郡山商が対戦。郡山商は9回に3点を奪い、土壇場から同点に追いついたが、その裏聖光は犠飛で1点を奪い、4-3でサヨナラ勝ち。2年連続5度目の甲子園出場を勝ち取った。

 聖光は2回裏、相手守備の乱れから1死三塁のチャンスを作り、内野安打で先制の1点。6、8回にも追加点を奪ったが、9回2失策でピンチを招くと同点にされた。 9回は連続四球を足がかりに決勝点を挙げた。

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「誰も下を向かなかった」広陵、7点差逆転V!

高校野球の広島大会は23日、広島市民球場で決勝戦が行われ、プロ注目の3投手を擁する広陵と、ドラフト候補の内-東のバッテリーを中心に勝ち上がってきた総合技術が2年連続で対決。最大7点差をひっくり返した広陵が両軍計26安打の打撃戦を制し、12-10で勝ち、2年連続19度目の甲子園出場を果たした。

 昨夏の選手権大会準優勝校も4回を終え2―9。

 しかし、林主将が「ミスはあったが下を向くのは誰もいなかった」と振り返った通り、直後の5回に7点を奪い一挙に同点。6回には敵失で勝ち越し、逃げ切った。

 試合終盤には「(逆転された)昨夏の決勝がよぎってしまった」と苦笑いした中井監督は、「チャンスがある以上、一戦必勝で宝物を取りにいきたい」と力強く話した。

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熱闘再試合!聖和学園監督、思わず敵の応援歌口ずさむ

【聖和学園4-4仙台二】宮城大会準々決勝は延長15回を戦ったがともに引き分け、23日午後1時から再試合となった。

 聖和学園の佐藤漸監督(30)は母校仙台二との対戦に「やりにくかった。思わず向こうの応援歌を口ずさんじゃうんですよね」。それでも「気持ちで投げてくれた」と力投したエース伊藤を称えた。06年の仙台育英―東北の決勝戦以来という再試合。「エースとして投げたい」伊藤は連投を志願した。

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背中痛かった…144キロのバンちゃん、今度はプロで

【武蔵越生11-1市川口】南埼玉大会の準々決勝で今秋ドラフト候補、市川口の本格派右腕、高木伴投手が散った。初戦(11日)の浦和西戦以来の先発マウンドに立ったが、同じくシード校の武蔵越生打線に2回につかまり、この回だけで7安打6失点。3回0/3で降板すると、チームもそのまま11失点で5回コールド敗退。大会前に背中を痛め今大会通して調子が上がらなかった144キロ右腕は「痛みを顔に出さないようにしていたが…、直球を狙い打たれ、変化球は当てられた」と肩を落とした。

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プロ注目投手対決 “ダル2世”無念の熱中症降板

【飯塚1-0九州国際大付】“ダルビッシュ2世”の夏が涙で終わった。福岡大会準々決勝でプロ注目の右腕、九州国際大付・二保旭が今大会3度目の登板。こちらもドラフト候補の一人、飯塚の左腕・辛島航との息詰まる投げ合いを演じた。

 ところが6回。二保は先頭打者から続けざまに2四球。後続を断ったものの明らかに変調をきたしていた。「立ちくらみのような…ベンチに帰った時は意識なくて…」と熱中症らしい症状で医務室へ。7回からは阿部にマウンドを譲った。「変な代わり方をして迷惑をかけた。全部自分が悪いです」と二保の涙は止まることがなかった。

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“清原2世”に立ちはだかるのは原辰徳

【布施5-4八尾翠翔】PL学園に挑むのは原辰徳!父が大のG党で、巨人監督と同姓同名となった背番号「1」は「勧野くんは話題になっているので」と、PLではオリックス・清原和博内野手以来の1年4番との対戦に意欲を見せた。

 この日は6回から登板。一時は同点とされたが、延長12回まで粘りの投球でサヨナラ勝利を呼び込んだ。PL戦へ「あのメンバーなら負けても仕方ない。全力でぶつかるだけです」と気合いを入れていた。

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16K左腕、寂しく5K終戦もプロ希望

【中京大中京4-0享栄】今秋のドラフト上位候補、享栄の左腕・八木亮祐が西愛知大会の8強で敗れた。センバツ出場の中京大中京に初回、今大会初失点を喫するなど4失点。打線も好投手・竹内の前に無得点に抑えられた。3回戦で16奪三振をマークした左腕はこの日は5奪三振。試合後「プロは小さいころからのあこがれの場所」と話し、プロ入りを希望した。

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佐渡 島民の期待背負って初の甲子園へ王手

第90回全国高校野球選手権記念大会(8月2日開幕、甲子園)は22日、全国29地区で90試合が行われ、新たに3校が甲子園出場を決めた。また新潟大会準決勝では佐渡が優勝候補の中越に2―1で勝利。佐渡島から初の甲子園出場に王手をかけた。23日は青森、広島など6地区の決勝を含め全国24地区で49試合が行われる。

 【佐渡2―1中越】日本海に浮かぶ佐渡は豊かな自然とおいしい海産物に恵まれた島。そんな自然豊かな環境で育ったナインが劇的なサヨナラ勝ちを収め、初の甲子園へ王手をかけた。

 1―1の9回2死一、二塁、打席には9番・岩崎。7回2死一、三塁の好機では空振り三振だったが、深井監督から「お前が決めてこい」とゲキを飛ばされ「決めてきます」と打席に向かった。中越・東条の139キロ速球を流し打った打球は三遊間を破り、二塁走者の中河が両手を突き上げてホームを踏んだ。深井監督は「最後の一打は全島民の気持ちが乗り移った」と興奮気味に語った。

 学校創立は1896年と100年以上の長い歴史を持つが、過去最高はベスト8止まり。今夏はノーシードながら接戦を制して勝ち上がり、佐渡島の高校としては初の4強入りを果たした。部員は全員が島内の中学出身。甲子園を目指すために島を離れる球児もいるが、同監督は「佐渡でも野球が好きで、純粋に一生懸命やれば甲子園へのチャンスがくるんだということを示せたのかな」と話した。

 ユニホームの左肩には、佐渡の頭文字「S」を島の形に模したデザインが躍る。今春に一新したものだ。今大会5試合549球をたった1人で投げ抜いてきたエース・中河は言った。「(島の人間は)逆境に立たされた時に、ひっくり返す気持ちというか、行動ができる。それは勉強でも野球でも」。夢の聖地まであと1勝。一戦ごとにたくましさを増した佐渡ナインが新しい歴史をつくる。

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大田 2打席連発で清原まであと1本

【東海大相模6―3瀬谷】東海大相模・大田が観衆の度肝を抜いた。5回1死、今大会2本目となる左越えソロは推定飛距離140メートルの特大弾。「今まで打った中でも、かなりいい感触」と振り返った。さらに7回1死一塁では「前の打席で直球を打ったのでカーブしかない」と読み通りに初球を左翼席中段へ2打席連発続。高校通算63号とし、PL学園時代の清原(オリックス)にあと1本と迫った。2打席目にも二塁打を放ち今大会3試合で12打数9安打7打点の大当たり。この日も今秋ドラフトの目玉を目当てに日本ハム、ヤクルトなどのスカウトが集結。横浜・河原スカウトは「あれだけ遠くに飛ばせる選手は、なかなかいない」と地元の逸材を絶賛した。

 5回終了後には「技術はあるから気持ちでぶつかろう!」と仲間にゲキ。31年ぶりの夏の甲子園へ頼れる主将がプレーと言葉でチームを引っ張る。

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日大“3校”が西東京4強を占拠

西東京では日大二、日大三、日大鶴ケ丘がそろって4強に進出した。日大勢がベスト4のうち3校を占めるのは、東西分離以前の65年(47回)東京大会以来のこと。43年前も同じ顔ぶれで、当時、決勝で日大三を破った日大二の田中監督は「えっ、そうなの。甲子園に行ったのは知ってたけど」と驚きの表情を見せたが“吉兆データ”にニンマリだ。

 17安打16得点で8回コールド勝ちした日大三とは対照的に、日大鶴ケ丘は8回に2本塁打などで4点を挙げて逆転勝利。日大二は8回に1点差に迫られながらも、93年以来、15年ぶりに準決勝に駒を進め、2打点を挙げた3番・本郷は「甲子園に行きたいし、日大勢のトップに立ちたい」とライバル心をのぞかせた。

 残り1校は2年ぶりの夏の甲子園を狙う早実。24日に準決勝が行われる神宮の杜は、日大カラーの“ピンク”が“エンジ”を包囲する。

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早実 1年生コンビが引っ張る

【早実8―0都小平】とても1年生とは思えない、落ち着き払ったマウンドさばきだった。都小平を6回3安打無失点。無四球の好投に鈴木は「調子はあまり良くなかったけど、丁寧にコントロール良く投球できた」と童顔をほころばせた。

 降雨ノーゲームとなった18日の4回戦(対都小川)以来の先発。直球を低めに集め、縦に鋭く落ちるカーブで相手打者を幻惑した。先頭打者はすべてアウトに取るテンポのいい投球に加え、打っても3安打3打点。5回には右越えソロも放った。和泉監督は「よく放ってくれた。打つ方はあまり期待してないんだけど」と笑ったが、本人は「(打撃も)自信あるんですよ」と鼻高々だ。

 毎朝5時に起床。自宅のある埼玉・鳩ケ谷から、東京・国分寺の早実まで片道2時間かけて通学している。練習後の帰宅は深夜。睡眠時間は「平均で5時間ぐらい」という。それでも「文武両道で、人気のある早実で野球をやりたかった」と苦にはしていない。父・久幹さん(44)が監督を務める大宮西はこの日黒星。しかし神奈川・慶応で4番を打つ兄・裕司(3年)は北神奈川大会で8強に進出しており、弟は「ぜひ甲子園でやりたい」と目を輝かせた。

 鈴木と同じ1年生の小野田が4番を打ち、初回1死二、三塁では先制左前打。こちらも「みんなでつないで点が取れた」と笑顔満開だ。早実の1年生といえば80年夏の甲子園で準優勝した荒木大輔(現ヤクルト投手コーチ)が有名。背番号14と11の1年生コンビが、再び旋風を巻き起こす。

 ◆鈴木 健介(すずき・けんすけ)1992(平4)4月25日、埼玉・鳩ケ谷市生まれの16歳。小1から地元の「南七丁目スポーツクラブ」で野球を始める。里中中では「越谷シニア」でプレーし、3年夏には日本代表メンバーとしてベネズエラでの世界ユース大会に出場。父は埼玉・大宮西の鈴木久幹(ひさもと)監督(44)、兄は神奈川・慶応の裕司(3年)。1メートル73、72キロ、右投げ左打ち。

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清原以来PL1年4番の勧野が1号

【PL学園9―2清友】PL学園は83年の清原(オリックス)以来となる1年生4番・勧野(かんの)が公式戦1号を放った。8回2死二、三塁から外角高めの直球を振り抜き左中間3ラン。コールドを決める一撃に「打った瞬間行ったと思った。興奮しながらベースを回った」とほおを紅潮させた。これで高校通算2本塁打。「気持ちが楽になった。長打を打てて自信になる」と話していた。

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開星 大勝で3年連続甲子園出場

【開星12―1大社】開星は打線が14安打12得点と爆発し、小池が1失点完投。圧倒的な強さで3年連続の甲子園出場を決めた。初回に2点を先制すると、2回に4番・池田が3点本塁打。一塁を守る守備でも初回2死満塁のピンチで後方に上がった難しいフライを背走しながら好捕するなど、攻守で活躍した。昨夏は初戦を突破したが、3回戦で楊志館(大分)に逆転負け。内野陣のレギュラーで唯一の3年生で、甲子園でも1打席立った池田は「ピンチの時こそ声を出して、チームを引っ張っていきたい」と意気込みを語った。

 ◆開星(島根)1924年創立。新体操や柔道も全国大会に出場。

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福知山成美“2刀流”植田が代役で完投○

【福知山成美8―2立命館宇治】福知山成美は序盤の集中攻撃で近畿勢甲子園一番乗りを決めた。初回2死から相手守備の乱れを突き、そこから4連打で5点を先行。準決勝まで1試合平均9・6点を奪った強打で立命館宇治を圧倒した。「強いチームが出るのが甲子園。正直言って狙っていた」と田所監督。エース近藤が指先のマメをつぶし、準決勝に続いて“代役先発”しながら2失点完投した背番号9・植田も「ほんまに優勝したんかな。実感わかなかった」と笑顔を見せた。前回甲子園出場の一昨年は8強入り。椎葉主将は「目標はベスト4以上」と宣言すれば、植田も「ライトも守りたいけど、投手がいないなら投げたい」と全国舞台での“2刀流”に意欲的だった。

 ◆福知山成美(京都)1871年創立の私立校。真・善・美が教育方針。

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城北 打線奮起で春夏連続出場

城北はエースの村方友が力投を見せ、打っては3回までに8点を奪う猛攻。初出場を目指した専大玉名を寄せ付けず、春夏連続の甲子園出場を決めた。

 今春の選抜大会では、村方友が好投したものの、打線は好機にあと1本が出ず初戦で敗退した。今夏は調子の上がらない右腕を打線が助ける場面も見られ、末次監督は「エースの不調に打線が奮起した。思わぬ形で実力がついて、いいチームになった」とニンマリ。村方友は「自分の力がどこまで通用するか楽しみ。甲子園で勝って、校歌を歌いたい」と抱負を口にした。

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城北 打線奮起で春夏連続出場

城北はエースの村方友が力投を見せ、打っては3回までに8点を奪う猛攻。初出場を目指した専大玉名を寄せ付けず、春夏連続の甲子園出場を決めた。

 今春の選抜大会では、村方友が好投したものの、打線は好機にあと1本が出ず初戦で敗退した。今夏は調子の上がらない右腕を打線が助ける場面も見られ、末次監督は「エースの不調に打線が奮起した。思わぬ形で実力がついて、いいチームになった」とニンマリ。村方友は「自分の力がどこまで通用するか楽しみ。甲子園で勝って、校歌を歌いたい」と抱負を口にした。

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早実 1年生が頑張って4強入り

【早実8-0都小平】西東京大会では22日、一昨年の夏の甲子園で全国制覇を成し遂げた早実が7回コールドゲームで準決勝に進んだ。

 1年生の2人がチームを引っ張った。先発した鈴木は6回を無失点。4番の小野田は先制打を含む2安打2打点の活躍だった。

 ベスト4の残り3校は日大三、日大鶴ケ丘ら日大勢が占める。早実の和泉監督は「1年生の2人が戦力になってくれたことで、チームは良くなってきている」と手応えを口にした

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佐渡 サヨナラで初甲子園に王手

第90回全国高校野球選手権記念大会の新潟大会は22日、三條機械スタジアムで準決勝を行い、佐渡が2―1で中越を下し、春夏通じて初の甲子園出場に王手をかけた。

 佐渡は2回に1点を先制。ここまで4試合450球を1人で投げ抜いてきたエース中河が5回に1点を失い、同点とされたものの、1―1で迎えた9回に岩崎の決勝打で1点を挙げてサヨナラ勝ち。昨夏の2回戦で0―1で惜敗した中越に雪辱し、夢に一歩近づいた。

 23日の決勝では、日本文理を4―0で下し、同じく初出場を目指す県央工と対戦する。

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強い日大勢!3校が4強入り/西東京

第90回全国高校野球選手権記念大会の西東京大会は22日、神宮球場などで準々決勝を行い、日大三、日大鶴ケ丘、日大二の3校が4強入りした。

 3年ぶり13度目の出場を狙う日大三は、全国制覇した2001年をほうふつさせる強打で明大中野八王子に16―7の8回コールド勝ち。7回に1度は2点差まで詰め寄られたが、8回に一挙7点を奪い試合を決めた。

 1990年以来、2度目の甲子園を目指す日大鶴ケ丘は2点を追う8回に4点を奪い、堀越に6―5で逆転勝ち。日大二は法政の反撃に苦しみながらも8―7で逃げ切り、26年ぶりの出場に一歩前進した。

 準々決勝の残る1試合は、早稲田実が8―0の7回コールドで都小平を圧倒した。24日の準決勝は日大三―早実、日大二―日大鶴ケ丘の顔合わせ。早実は“日大包囲網”を突破できるか…?

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福知山成美、城北、開星が甲子園へ!

第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は22日、29大会で試合が行われ、熊本では今春の選抜大会出場の城北が11―4で専大玉名を退けて13年ぶり3度目の代表となった。京都は福知山成美が2年ぶり3度目、島根は開星が3年連続6度目の甲子園出場を決めた。

 6大会で準決勝が行われ、昨夏準優勝の広陵(広島)、聖光学院(福島)徳島商(徳島)などが決勝に駒を進めた。選抜大会4強の千葉経大付(西千葉)や早実(西東京)常葉学園菊川(静岡)がベスト4入り。西愛知では中京大中京が準決勝に進んだが、4年連続の出場を狙った愛工大名電は姿を消した。

 23日は青森、山形、福島、新潟、広島、徳島で決勝が行われる。

 ≪城北は宮崎商と九州対決≫試合後の組み合わせ抽選で対戦相手決定の第1号が出た。城北(熊本)が第2日(3日)の第2試合を引き、同じ九州勢の宮崎商(宮崎)と顔を合わせる。

 開星(島根)は第4日(5日)の第1試合。福知山成美(京都)は第7日(8日)の第4試合で2回戦からの登場となる。

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殊勲は背番号17 春の近畿王者が夏王手

【福知山成美12―2京都外大西】春の近畿王者が一段とスケールアップした。福知山成美は打線が爆発。12安打12得点で昨夏代表の京都外大西を5回コールドで沈めた。殊勲は背番号17の門林だ。

 「次の打者に回そうと思いました。前の試合でも、その前もチャンスで打てていませんでした」

 衝撃は初回だった。同点にした後の1死満塁で右翼へ満塁弾。その後も二塁打と左前打で打点を挙げ、3打数3安打6打点の大暴れだった。

 1メートル83で50メートルは5秒7、兄・宗哉さんは昨年の主将。期待は大きく昨秋は主軸だったが、今春はレギュラーから外れた。グラウンド整備などプレー以外でふまじめなことが理由だった。

 控え組の練習試合に回ったことで野球への取り組みを考え直した。一方で練習は熱心で、冬場は1日1000本のティー打撃を続けた。将来は社会福祉士になる夢を持ち、大学では野球を続けないつもりいる。「少しでも長く野球をやりたいです」。心身が結びついた“最後の夏”に努力が実を結んだ。

 門林の一発に触発され、4番を打つ力を持ちながらチームの戦略上、2番を打つ植田は4打数4安打4打点。先発としては4回2失点でピリッとしなかったが「門林が打ってくれて楽になった」と“恐怖の2番”の本領を発揮した。

 京都では昨年から準決勝のコールド制を導入しており適用第1号。記録的な破壊力を持つ打線が2年ぶり3度目の頂点を狙う。

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東北にいた!オリ清原の“親戚”がデビュー

東北13―0石巻西】打線の大量援護で先発・萩野裕輔(3年)が3回を無失点で降板。その後、小刻みな継投策に出た東北の最後のマウンドを託されたのは次期エース候補の清原だった。母のいとこがオリックスの清原で親戚関係にあたる左腕は、13―0の5回2死、一塁に走者を背負った場面で登板。冷静なマウンドさばきで三振に斬って取り、夏公式戦デビューを飾った。

 「ちょっと緊張してボールが高く浮いてしまいましたが、あと1人だけなんで絶対に抑えてやろうと思っていました」清原譲りの勝負強さでカウント2―2から気合のスライダー。5回コールド勝ちを決める15個目のアウトをゲットすると、マウンドで拳を握り締め小さく雄叫びを上げた。

 春季地区予選決勝・仙台育英戦で公式戦に初登板。同戦では17―7の7回から登板し2回6安打3失点を喫し「まだまだです。要所を抑えられる投手になりたい」と苦虫をかみつぶした。しかしこの日は春同様13点の大量リードがあったとはいえ、甲子園につながる大切な試合で全く危なげない無失点での救援。五十嵐征彦監督(32)も「秋からエースナンバーをつける候補の1人」と笑顔でほめ称えた。

 今冬でひと回り大きく成長した。プロ注目の先輩・萩野からは投球フォームを伝授され、リリースポイントを前にしたことで入学時115キロだった直球は135キロまでアップし、制球力も格段に増した。さらに正月に地元・大阪に帰った時にあいさつする程度という“和博おじさん”からは復帰へと必死に努力を続ける、野球に取り組む姿勢を学び自らの糧した。

 2季連続甲子園出場まであと2つ。「勝って甲子園に行きたい。(おじさんには)甲子園の土を踏んだ姿を見てもらいたい」という左腕。主役の夏はまだ遠いが、縁の下の力持ちとして夢舞台へチームを後押しする。

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ノーシードから岩倉 修徳うっちゃり8強

第90回全国高校野球選手権大会(8月2日から17日間、甲子園)の地方大会は21日、35大会で108試合が行われ、新たに6校が甲子園出場を決めた。東東京大会では岩倉が逆転サヨナラ勝ちでシード校の修徳を撃破。昨年初戦敗退のどん底からの頂点まであと2勝だ。茨城大会では元ダイエー外野手の大野久監督(47)率いる東洋大牛久が3年連続4強入りを決めた。22日は京都、島根、熊本大会で決勝など、29地区で90試合が行われる。

 【岩倉6―5修徳】甲高い音を残して、岩倉・執行(しぎょう)の打球が中前へ抜けていった。同点に追いつき、なお9回1死満塁。途中出場の背番号15が一塁ベンチを指さし、雄叫びとともに一塁ベースを駆け抜けた。

 「サヨナラ打は高校に入ってから初めて。(ベンチでは)ずっとテンション上がりっぱなしでした。うれしいです」

 第4シードの強豪・修徳をうっちゃった。ヒーローの執行は1年時からレギュラーだったが今年5月に腰痛を発症。慢性化し、この日も痛み止めをのんでプレーした。「(腰痛の影響で)仲間と一緒にできないのが悔しくて…。でも打席では痛みを忘れてます」。1メートル66の小兵ははにかんだ。

 84年センバツでKKコンビ擁するPL学園を撃破し初出場で優勝した同校もその後は低迷。初戦敗退した97年夏以降、甲子園からは遠ざかっている。さらに昨夏は野球部創部以来初となる1回戦敗退の屈辱も味わった。「去年の悔しさがあって、選手が本当によく練習をやるようになった」。中日・豊田スカウトのおいでもある豊田浩之監督は「力のある1年生も入ってきて、競争によってチーム全体が力を付けたと思う」と続けた。

 5年ぶりの8強入り。「これからも高校生らしく、1つずつ頑張っていければ」。謙虚な豊田監督の言葉とは裏腹に周囲の期待は高まる。シード8校中、6校が敗れる波乱の東東京。ノーシード岩倉がどん底から頂点へとはい上がる。

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元プロ盗塁王が東洋大牛久に“足”仕込む

【東洋大牛久4―0水戸商】激闘を制して東洋大牛久が3年連続4強進出を決めた。春夏連続出場を狙った第3シードの古豪・水戸商を相手に、前日は延長15回1―1で引き分け。この日も5回まで無得点。試合を動かしたのは91年にダイエー(現ソフトバンク)で盗塁王を獲得した就任6年目、大野監督が仕込んだ“足”だった。

 「スキを狙って果敢に攻めようと思った」と指揮官。6回1死二塁から金子の三塁内野安打で二塁走者の池田が一気に本塁へ突入した。貴重な先制点。「一塁に投げる格好をした時点で行こうと思った。ずっと練習してきて迷いはなかった」と池田は胸を張った。今春茨城大会は1回戦で水海道一に競り負けた。指揮官はあらためて走塁の重要性をナインに説き、大会直前まで走塁練習に明け暮れた。試合前は大野監督自身が取手二時代に茨城大会で延長引き分け再試合を経験、再試合を制した勢いで甲子園を決めた当時の経験を聞かせてナインを発奮させた。

 取手二時代の恩師・木内監督率いる常総学院とは決勝でなければ対戦できない。同校は36年前に茨城大会で優勝も、関東大会で敗れて甲子園出場はならなかった。「厚い壁を破りたい」と大野監督。初の大舞台まで一気に駆け抜けるつもりだ。

 ◆大野 久(おおの・ひさし)1960年(昭35)8月15日、茨城県生まれの47歳。取手二では77、78年夏に甲子園出場。東洋大―日産自動車を経て84年に阪神入り。91年ダイエーへ移籍し、42盗塁で盗塁王を獲得。95年に中日で現役引退。翌年から2軍外野守備走塁コーチを務めた。退団後に教員資格を取得し、01年から東洋大牛久社会科教諭。03年4月に野球部監督に就任。家族は妻と娘2人。

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龍谷大平安 3年14人の夏終わる

【龍谷大平安4―5立命館宇治】大会前に2年生部員の部内暴力が発覚し、3年生部員14人で臨んだ龍谷大平安は準決勝で涙をのんだ。先発の安田が7回に同点ランニング本塁打を浴び、さらに連打で勝ち越された。9回に1点差まで追い上げたが及ばなかった。今春の校名変更後初の甲子園出場はならず、原田監督は「いろいろな意味で勝ちたかったが、この人数で本当によくやった」と選手をねぎらった。

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鳥取西 手負いのエースが逆転打

【鳥取西2―1鳥取城北】鳥取西は劇的な逆転勝利で3年ぶりの聖地切符をたぐり寄せた。大会前の今月上旬に左股関節を痛めたプロ注目右腕、小畑が1点を追う9回1死一、三塁から逆転2点二塁打。「仲間に支えられてここまで来た。絶対に打ちたかった」と声を弾ませた。疲労から来る痛みに、一時は立てないほどで「歩くのも苦労した」。決勝戦も登板できず、今大会は2試合で5回1/3を投げただけ。甲子園まで行けば、マウンドに立つチャンスも出てくる。まさに執念の一打だった。23度目の甲子園初戦は大会初日の第3試合に決まった。「できれば甲子園のマウンドで投げたい」と小畑。伝統校のプライドを胸に聖地へ乗り込む。

 ◆鳥取西(鳥取)1873年創立。文武併進が校訓で県内有数の進学校。

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鉄腕・赤川が宮崎商を39年ぶり聖地へ

【宮崎商2―1日南学園】111球目。宮崎商・赤川はありったけの力を込めたストレートで最後を三振で締めくくると、両手を青空に突き上げた。39年も待った夏の甲子園だ。「最高!」とエースはマウンドの中心で雄叫びを上げた。

 6回1死まで無安打投球。序盤はスライダーでかわし、後半は力で勝負を挑んだ。球速は徐々に上がって8回で最速142キロをマークした。まさに驚異のスタミナ。延長15回引き分けとなった18日の準決勝・都城東戦で193球を1人で投げ抜いた。中1日で20日の再試合も先発で6回を投げた。4日間、30イニングで4失点。酷暑に耐えた左腕は「疲れはあったけど気持ちでカバーしました」と胸を張れば、同校野球部OBでもある浜田監督も「“腕がちぎれても投げろ”と言いました。この夏、大きく成長してくれた」と満足げだ。

 「左投手では一番のつもりで投げます」と赤川。名投手を育てる甲子園がたくましくなった左腕を待っている。

 ◆宮崎商(宮崎)1919年創立。校訓は「克己求道」で4学科がある。

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日本航空 エースが獅子奮迅で5度目切符

【日本航空1―0帝京三】日本航空はエース北野の投打にわたる活躍で3年ぶり5度目の甲子園切符を手に入れた。2番手でマウンドに上がると最速143キロの直球と切れのあるスライダーで5回を1安打無失点。「絶対に打たせないつもりで投げた。気持ちよかった」と笑顔がはじけた。19日の準決勝・富士学苑戦では150球を投げ完投。中沢監督は「あれだけ投げた後の中1日で、すごい投球をした」と脱帽した。バットでは7回1死一、二塁から「来たボールを思い切り振った」と左前へ決勝適時打。両チーム唯一となる貴重な得点をもたらした。主将としてもチームを引っ張る背番号1は「甲子園での目標は優勝」と高らかに宣言した。

 ◆日本航空(山梨)1932年創立の私立校。日本ハムの八木がOB。

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本荘・池田が120キロ台直球で秋田V

【本荘10―5大館鳳鳴】“小さな鉄腕”は駆け寄るナインに埋もれていった。9回2死一塁。本荘の池田がこん身の直球で三沢を遊飛に打ち取った。2年ぶり4度目の出場を決めた最後の直球は125キロ。初戦から5戦45回、665球を1人で投げ抜いたエースが胸を張った。

 「連投より暑さの疲れの方があります。点差があったので打たせていこうと思ったのですが、緊張して腕が振れませんでした」。トルネード投法の左腕は準決勝までの4試合で防御率1・25も、決勝では通常135キロ前後の直球が120キロ台前半しか出ず、11安打を浴びた。それでもマウンドを守り抜いた。

 大舞台での目標は秋田勢として11年ぶりの初戦突破だ。「甲子園は暑いので対策を練っていきたい」。高校入学以来、甲子園出場をにらんでアンダーシャツは長袖しか着用してこなかった小さなエースの“小さな努力”が報われる時が来た。

 ◆本荘(秋田)1902年創立の伝統校。端艇(ボート)部は全国大会優勝経験あり。

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盛岡大付ミラクル連続で4年ぶり夏切符

【盛岡大付2―1盛岡中央】ノーシード同士の決勝は劇的な幕切れだった。同点の10回1死二塁で盛岡大付・熊谷が右越えサヨナラ二塁打して決着をつけた。1点を追う9回は2死一、二塁で遊ゴロ。誰もが試合終了と思ったが相手遊撃手が一塁悪送球。九死に一生を得たナインが、そのままの勢いで4年ぶりの夏切符を手に入れた。同校は過去5度出場した甲子園でまだ校歌を歌っていない。試合後の抽選の結果、55校中最後の大会8日目第2試合に決まった。「これまでの経験を生かし、まず1勝」と沢田監督も闘志を燃やした。悲願の甲子園初白星を奪いに、ミラクル軍団が聖地へと乗り込む。

 ◆盛岡大付(岩手)1958年創立。女子ソフトテニス部などが盛ん。

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佐賀商 甲子園決めても胴上げなし

【佐賀商3―1鳥栖商】佐賀商は2年ぶり夏舞台を決めたが、森田監督の胴上げはなし。県内最多出場を誇る伝統校は、勝つことが当然の雰囲気でここまで戦ってきた。指揮官は「伝統の重圧が凄かった」と目標達成にホッとした表情だ。初回1死二塁から右中間を破る先制三塁打の古賀は「直球が真ん中にきたので思いっきり振った」と重圧から解放されて笑顔。守っては3回、本塁打性の当たりを右翼手の早田が好捕。4安打1失点で完投した古賀昭も「あの好捕で流れがきた」と称賛するビッグプレーも飛び出した。昨年は佐賀北が全国制覇。今度は佐賀商ナインが“がばい旋風”を全国に巻き起こす。

 ◆佐賀商(佐賀)1907年創立。国際経済科もある県立校。

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王手!青森山田5年連続 開星3年連続

第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は21日、35大会で試合が行われ、宮崎では宮崎商が39年ぶり4度目の夏の甲子園出場を決め、盛岡大付(岩手)本荘(秋田)日本航空(山梨)鳥取西(鳥取)佐賀商(佐賀)も代表に名乗りを上げた。

 5年連続出場を狙う青森山田(青森)や3年連続出場を目指す開星(島根)も決勝に進出。今春の選抜大会出場校では城北(熊本)が決勝に進んだが、龍谷大平安(京都)は準決勝で、北大津(滋賀)は準々決勝で敗れた。5季連続出場を狙った今治西(愛媛)も姿を消した。

 22日は京都、島根、熊本で決勝が行われる。

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鳥取西は第1日に登場/高校野球組み合わせ

第90回全国高校野球選手権大会(8月2日から17日間・甲子園)の代表校に21日、新たに6校が決まり、試合後の組み合わせ抽選の結果、初戦の日程が決まった。

 鳥取西(鳥取)は第1日(2日)の第3試合、宮崎商(宮崎)は第2日(3日)の第2試合、本荘(秋田)は第3日(4日)の第2試合、日本航空(山梨)は第4日(5日)の第2試合となった。佐賀商(佐賀)は第8日(9日)の第1試合、盛岡大付(岩手)は同日の第2試合でともに2回戦から登場する。

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宮崎商が39年ぶりの出場/高校野球

第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は21日、35大会で試合が行われ、宮崎では宮崎商が39年ぶり4度目の夏の甲子園出場を決めた。

 このほか盛岡大付(岩手)本荘(秋田)日本航空(山梨)鳥取西(鳥取)佐賀商(佐賀)が新たに代表校に名乗りをあげ、青森では青森山田と光星学院、京都では立命館宇治と福知山成美が決勝に進出した。

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無安打無得点投手が立ちはだかった 5季連続の夢粉砕

高校野球の愛媛大会は21日、準々決勝2試合が行われ、06年夏からの5季連続甲子園を目指す今治西が帝京五と対戦。今治西は、3回戦の新居浜東戦でノーヒットノーランを演じた帝京五・平井の前に再三チャンスを作りながらも、奪った得点は4回の1点のみ。試合は延長戦の末、2-1で帝京五が勝ち、夏3連覇の夢も絶たれた。

 04年の甲子園準優勝校、済美は12-2八幡浜に6回コールドで勝ち、4強進出を果たした。

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松井秀もガッカリ…壮烈な打撃戦で8強敗退

高校野球の石川大会は21日、準々決勝が行われ、ヤンキースの松井秀喜外野手の母校、星稜はノーシードから8強入りした小松工と対戦。打撃戦の末、9-10で敗れ、2年連続の全国大会出場はならなかった。

 星稜は2回に大量6点を失う苦しい試合展開となったが、看板の打線が爆発し、5、6回に3点ずつを挙げて8-7と逆転に成功。しかし、のべ4人の投手を繰り出したが、小松工の攻撃を抑えることができずに逆転された。

 石川大会は金沢、遊学館、金沢西のシード校がベスト4入りした。

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3年生だけの夏終わる…前年V校はコールド大敗

高校野球の京都大会は21日、準決勝2試合が行われ、大会直前に2年生が1年生へ暴力をふるい、出場が認められた3年生14人だけで大会に臨んだ龍谷大平安は立命館宇治接戦の末、4-5で惜敗。春のセンバツとの連続出場はならなかった。先制点を奪った龍谷大平安だが、先発の安田が7回に同点ランニング本塁打を浴び、さらに連打で勝ち越された。9回に1点差まで追い上げたが及ばなかった。

 今春の校名変更後初の甲子園出場はならず、原田監督は「いろいろな意味で勝ちたかったが、この人数で本当に良くやった」と選手をねぎらった。

 前年代表校の京都外大西は、一昨年の優勝校の福知山成美に毎回得点を許し、5回コールド12-2で大敗。9度目の甲子園の道は閉ざされた。

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盛岡大付、土壇場で追いつき延長サヨナラでV

高校野球の岩手大会決勝は21日、岩手県営球場で行われ、4年ぶり6度目の甲子園を目指す盛岡大付が土壇場の9回裏に盛岡中央の失策で1-1の同点に追いつき、延長戦に突入。10回裏、走者二塁の場面で右越え適時打が飛び出し、サヨナラ勝ちで岩手代表の座をもぎ取った。

 ノーシードで1回戦から6試合勝ち上がってきた盛岡中央は好投の品川が最後に力尽き、甲子園に手が届かなかった。

 盛岡大付の甲子園初戦は第8日(8月9日)の第2試合で2回戦から登場することになった。

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佐賀商、貫禄の15度目の夏制覇

高校野球の佐賀大会決勝は21日、みどりの森県営球場で行われ、佐賀商が3-1で鳥栖を下し、2年ぶり15度目の甲子園出場を決めた。

 佐賀商は初回に1点を先制すると、中盤にも追加点を挙げて試合を優位に進めると、古賀昭が1失点で乗り切り、危なげない勝利だった。

 佐賀商の甲子園初戦は第8日(8月9日)の第1試合となり、2回戦から登場する。

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鳥取西、9回逆転!23度目の栄冠

高校野球の鳥取大会は21日、倉吉市営野球場で決勝戦が行われ鳥取西・鈴木、鳥取城北・木島の息詰まる投手戦を展開。6回裏に鳥取城北は3本の長短打で先制の1点を挙げたが、鳥取西は9回、1死一、三塁から中越えの逆転打が飛び出し、その裏二塁に走者を背負うも鈴木が冷静な投球で逃げ切った。

 鳥取西は3年ぶり23度目の夏の甲子園出場となった。甲子園での初戦は第1日(8月2日)の第3試合に決まった。

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日本航空、ドラフト候補右腕の投打で3年ぶり甲子園

高校野球の山梨大会は21日、小瀬球場で決勝戦が行われ、3年ぶり5度目の甲子園を目指す日本航空と初の代表を狙う帝京三が対戦。序盤はピンチの連続だった日本航空は、5回から登板した、ドラフト候補のMAX145キロ右腕・北野が流れを変えた。伸びのある直球と鋭いスライダーで、帝京三打線を1安打と完ぺきに抑えた。

 7回には自ら決勝タイムリーも打った北野は「緊迫した試合だったけど、楽しくできてよかった」と満足そう。中沢監督は「嫌な流れをエースが断ってくれた。甲子園では一つでも多く勝ちたい」と満面の笑みで話した。

 日本航空の甲子園での初戦は第4日(8月5日)の第2試合となった。

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ノーシード本荘、打撃戦制して4度目の優勝

高校野球の秋田大会決勝は21日、こまちスタジアムで行われ、準決勝で第1シードの明桜を倒したノーシドの本荘と、悲願の甲子園初出場を狙う大館鳳鳴が対戦。2回に2点を先制した本荘は、4回にも適時三塁打と犠飛で2点、5回には3点本塁打も飛び出し、8点を挙げた。

 大館鳳鳴も4回裏、3本の長短打を集め2点を返し、さらに5回には3点を入れて追撃。しかし、8回に本荘はダメ押しの2点を奪い、大館鳳鳴の反撃意欲をそぎ、10-5で本荘が勝ち、2年ぶり4度目の甲子園出場を決めた。

 本荘の初戦は第3日(8月4日)の第2試合に決まった。

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プロ注目左腕満塁耐えた!宮崎商が39年ぶりの甲子園

高校野球の宮崎大会決勝は21日、サンマリンスタジアム宮崎で行われ、プロ注目の左腕・赤川を擁する宮崎商が2-1で日南学園を下し、1969年(昭44)以来、39年ぶり4回目の甲子園出場を果たした。

 日南学園はドラフト候補の中崎ではなく、有馬を先発に立てたが、宮崎商はその立ち上がりを攻めて初回に2点を先取。日南は2回途中から中崎が登板したが、試合はそのまま進み9回に突入。日南は1点を返し、なおも二死満塁。この大ピンチを三振でしのいだ赤川は、両手を大きく突き上げてガッツポーズ、そのままマウンド上でナインと抱き合い喜びを分かち合った。浜田監督は「思い通りの展開。赤川なら力でねじ伏せてくれると思った」と熱戦を振り返った。

 39年ぶりの出場に池田主将は「日本一長く甲子園で野球をするのが目標だ」と抱負を力強く語った。

 宮崎商の甲子園での初戦は、第2日(8月3日)の第2試合となった。

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応援父母が盗撮男“御用”直後に反撃開始で8強進出

【市沼津3-2磐田南】静岡大会4回戦で第5シード・磐田南と対戦した市立沼津は、同点の9回に芹澤勝遊撃手(2年)の右犠飛で決勝点を奪い、3―2で逆転勝ち。2年連続8強進出を決めた。

 スタンドに陣取った市沼津の父母も“好プレー”を見せた。熱戦の最中、男が市立沼津のブラスバンド女子部員を盗撮。父母会が連携して警察に引き渡し、真剣勝負に水を差す行為を最小限の被害で食い止めた。5回終了後のグラウンド整備中の異変はナインに伝わらなかったが、直後の6回から反撃しての逆転勝ち。水口清治監督(49)は「まずは、去年と同じところ(8強)まで来られたのでよかった」と胸をなで下ろした。

 勢いに乗って迎える準々決勝は、甲子園でおなじみの浜松商と激突。「3年生の先輩たちと最高の夏にしたい」と決勝打の芹澤。17年ぶりの甲子園へ突き進むだけだ。

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登板せず…亡き甲子園優勝投手の父に誓う「来年こそ」

【麻布大渕野辺7-0川和】北神奈川大会では、川和が昨夏の8強進出に及ばず7回コールドで3回戦敗退となった。84年取手二(茨城)で夏の甲子園優勝投手となり、15日に死去した石田文樹さん(享年41)の長男・翔太投手(2年)は、ここまで2試合先発もこの日は登板なし。通夜、告別式が続いて心労が蓄積されたことによる岩本監督の配慮だったが「悔しい夏です。偉大な父を目標に来年は頑張りたい」と気丈に振る舞っていた。

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佐渡島初の快挙!あと2勝で歴史が変わる!

【佐渡7-6帝京長岡】新潟大会準々決勝で佐渡が快挙を遂げた。帝京長岡を7―6で下して初のベスト4入りしたばかりか、所在地が佐渡島にある高校としては初の4強入りを決めた。

 「一戦ごとに雪だるま式に力がついてきた」。そう話した深井浩司監督(46)は、中河から手渡されたウイニングボールをずっと左手で握りしめていた。1、2回に4点を失いながら、7―6の逆転1点差勝ち。昨夏の2回戦で中越に0―1の1点差に泣いたチームは1点差に笑った。

 大会の総合開会式(11日)に佐渡ナインは日帰りで参加。14日の初戦(2回戦、対柏崎常盤)を終えると佐渡に1度戻った。3度目の“船旅”で佐渡を離れた16日からは、ずっと宿舎暮らしだ。18日までは上越市内で。19日に新潟市に移動して宿泊を続ける。「県内で一番厳しいかもしれない。しかし、気持ちは強くなる」(深井監督)。たくましさは、逆転という形でゲームに出た。

 昨年から深井監督とナインが確認し合っているテーマが2つある。“佐渡の歴史を変える”は初のベスト4入りで実現した。そして結実途中のテーマが“佐渡で甲子園を目指す”だ。「勝てば島民の方たちが元気になる。優勝旗を佐渡に持って帰ります」とエース中河は力強く話した。

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“伏兵”もスター揃い プロ注目左腕温存で4強

【報徳学園11-4伊丹北】“伏兵”の活躍で報徳学園が4強を決めた。3回2死一、二塁で9番の籾山が、伊丹北の右腕・中本から左翼へ3ラン。2点差に詰め寄られた直後の一発で再びリードを広げた。「開き直っていきました。夢みたいな感じです」。

 今春、遊撃のレギュラーを奪った2年生は、通算4号に驚きだった。この試合まで今大会5打数無安打。「悔しさはあったけど、考えすぎないようにしました」。連続四球の後の直球を迷わず振り抜き、初安打が最高の結果になった。

 もう1人の“伏兵”が背番号12の小野寺だ。4回無死二塁から先発の岡田を救援。その回に1点を奪われたが、自己最速141キロの直球とスライダーを武器に5回からの3イニングは3人ずつで打ち取った。

 「絶対に1点もやらない気持ちと、絶対に甲子園に行きたいという気持ちで投げました」

 右腕が三塁手から投手に転向したのは高校2年春から。紅白戦で投手がいなかったためマウンドへ上がると、レギュラーチームを一回り抑えてしまった。以後、本格的に投手を始めた。永田裕治監督(44)は「小野寺が良く投げてくれた。近田を使わずに済んだのは大きい」と称えた。

 層の厚さで4回戦の神戸国際大付戦を完封したプロ注目の左腕・近田の温存に成功。伝令役を務めた近田は「チームとしていい試合ができました」と一丸星に笑顔だった。準決勝は滝川二。13度目の夏へ、まとまりも最上級だ。

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「調子悪い」?智弁和歌山の大砲 それでも3戦連続弾

【智弁和歌山7-2神島】注目のスラッガー、智弁和歌山の坂口真規内野手が3試合連続のアーチ。6―2の9回に高校通算24号を左中間へ運んだ。「調子は悪いです。本当にたまたまだと思います」。好調な結果とは裏腹に思い通りのスイングができないという大砲。「力を抜くことで打てていると思います」と話した。これで4強入り。今センバツではノーアーチに終わっただけに「甲子園でリベンジしたい」と4季連続出場へ力を込めた。

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暴投終戦も魅力 プロ志望大型右腕に9球団31人来た

【市岐阜商4-3岐阜城北】自らの暴投で決勝点を許した。悔やんでも悔やみきれない1球。すっきりした表情で会見に現れた岐阜城北のエース伊藤準規だが、心の中は泣いていた。「本当は泣きたい。勝てると信じていた。暴投だけじゃない。僕のふがいなさ。僕のせいで負けた」。

 序盤は制球が定まらず、4回までに2点を奪われた。しかし4回に自らソロ弾を放ち1点差とすると、投球もテンポが良くなった。10回で173球を投げ7安打4失点。最速144キロの重い直球で13三振を奪った。

 昨秋から約8カ月間、右ひじの違和感のため実戦を離れた。5月31日の復活マウンドから2カ月足らずで、本来の投球には遠い。それでもネット裏には9球団31人のスカウトが集結。中日の中田スカウト部長は「悪いなりにテクニックで抑えてる。尻上がりによくなってきた。先発完投タイプだね」と、試合をつくったことを評価した。

 「この仲間じゃないとここまでできなかった。今後?プロに行きたいです。活躍する姿を見せることが恩返しになると思う」。17歳右腕はきっぱり言い切った。夏の大会には何とか間に合っただけ。心も体もまだまだ未完成。主役になるのはプロに入ってからでも遅くはない。

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夏初登場!153キロの“腰痛”右腕

【宇治山田商4-0松阪】今春センバツで153キロをマークした、三重・宇治山田商の平生拓也(3年)が今夏初先発し、5安打7奪三振で完封した。「ずっと腰が痛くて投げられなかった。9回を投げられてほっとしています」。春季大会中に腰痛が悪化。現在は痛みが和らいだが、再発防止のために痛み止めの薬を飲んで試合に臨んでいる。右腕は「きょうは違和感がなかった。相手を意識せずに投げれば勝てる」と右腕は3季連続の聖地を誓った。

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スカウトは高評価 監督に叱責された144キロ右腕

【菰野9-4川越】雷を落とされても、最初と最後はきっちりと仕事をした。ドラフト候補の三重・菰野(こもの)のエース・西勇輝が3回戦の対川越戦で4回までノーヒットに抑える快投も、8点リードの5回に突如、制球が甘くなり3連打を浴び2失点。「何やってるんだ!」味方が追加点を挙げた直後の失点だけに戸田監督の口調は厳しかった。

 6回を3人で抑えるとお役ご免で左翼の守備へ。ところが9回にリリーフ投手が2死満塁のピンチを招いたため再登板。2球で一飛に仕留め、ドタバタの4回戦進出となった。

 「気の緩みから打たれてしまいました」と猛省した西。それでも逸材には変わりない。この日も自己最速にあと1キロと迫る球速144キロを何度も記録。「以前見た5月より球に力がついた」(ヤクルト・小田スカウト部長)と、むしろ評価はグングン上がっている。

 「いつも通り投げたら打たれない。次戦で自分の投球を取り戻したい」昨年、決勝で涙した三重No.1右腕は、頂点だけを見据えて戦う。

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岡山大会で観客がグラウンドに乱入

倉敷マスカットスタジアムで行われた岡山大会の準々決勝、関西―作陽で観客がグラウンドに乱入する騒ぎがあった。9回1死満塁、1点を追う関西の攻撃で、3~4人の男性がベンチ裏の通路から侵入。関係者によると関西の選手に対して威嚇する発言もあったという。通報により警察も出動した。試合は約15分間中断。再開後に関西が逆転サヨナラ勝ちを収めた。同校の江浦滋泰監督(39)は「3年間一生懸命やってきて、さらに客席には小学生や野球が好きなファンがたくさんいたのに、ちょっと考えられない」と後味が悪い試合に笑顔はなかった。

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学生監督率いる立教新座 2年連続8強

【立教新座1―0市川越】学生監督最後の夏に、23年ぶりの甲子園出場を狙う立教新座が、春季県大会王者の市川越を撃破し、2年連続8強入りを果たした。4回に5番・矢部の犠飛で挙げた虎の子の1点を、142キロ右腕のエース岡部が5安打完封の力投で死守。チーム一丸の勝利に、伊藤界勇(ひろむ)監督(21)は「きょうの試合はプラスになった。自分自身も自信につながってます」と手応えを口にした。

 母校から監督の打診を受け、立大2年の秋に就任。現在も野球部に籍を置きながら母校の指揮を執る。一般企業への就職が内定し、野球に携わるのも今年が最後。勝ち進めば試合日と大学の前期試験の日程が重なるが「試合を優先させます」と熱っぽく語る。監督の重責から体重は就任当初の73キロから13キロも減ったが「昨年の方が緊張した。きょうは安心して見ていられた」と一戦ごとにたくましさを増すナインに目を細める。

 選手と間違えられないためにあごヒゲを伸ばす学生監督が目指す大舞台まであと3勝。昨年阻まれた8強のカベを乗り越え、甲子園切符を必ず手に入れてみせる。

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島田Jrは完封リレーに貢献

【常総学院5―0中央】常総学院は前日、下妻二を2安打完封した島田隼斗(3年)が5回からエース・土肥を救援し、5安打無失点で完封リレーを完成させた。本職は二塁手で、打撃でも3安打。背番号4の主将は「父が来るのは知っていたが、緊張しなかった」。父は87年同校夏の甲子園準優勝投手で、その後、日本ハムなどで活躍した島田直也氏(38)=現BCリーグ信濃コーチ。スタンドから息子の姿を見守り「試合に出られない選手の分も頑張れ」とゲキを飛ばした。

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デーブJr5回戦負け「お父さんごめん」

【東亜学園1―4堀越】デーブジュニアが5回戦で姿を消した。東亜学園は昨夏8強の堀越に終始リードを許し、6回に1点を返すのがやっと。西武・大久保博元打撃コーチの長男・泰成主将(3年)も4打数無安打に終わり「短すぎた夏だった。チャンスで還せなかった」。試合後の整列こそ涙はなかったが荷物置き場に戻ると、こらえきれずに号泣した。父は試合のため観戦に来ることはできなかったが「お父さんにはごめんと…。大学に進んで野球を続けたい」と前を向いていた。

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日田林工 投打かみ合い9年ぶり切符

【日田林工11―2大分雄城台】逆転サヨナラ劇となった準決勝のうれし涙から一転、決勝は笑顔が夏空にはじけた。日田林工は今大会初の2ケタ安打で11得点。前回9年前に出場を決めた時と同じ相手に快勝した佐藤監督は「こんなに点差がつくとは思ってなかった」と目を丸くした。

 5回2死から押し出しで先制点を奪うと、なおも満塁で3番・松尾が走者一掃の3点三塁打。7、8回にも集中打を浴びせ、すべて2死から得点した。投手陣も負けていない。今大会で必勝パターンとなった先発の末次、2番手の太田尾の両右腕がともに好投。太田尾は「僕と末次で投げ抜きたかった。本当にうれしい」と白い歯を見せた。

 99年の甲子園は2回戦で敗退。当時、小3でスタンド観戦していたという主将の松尾は「甲子園ではまず1勝を目指す」と興奮気味に話した。

 ◆日田林工(大分)1901年創立の県立校。林業科など6学科を併設。

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松商学園 全国最多35度目の夏切符

【松商学園3―2佐久長聖】松商学園は第1シードの佐久長聖に逆転勝ち。夏の甲子園出場回数で前日に並ばれた北海(南北海道)を再び上回り、全国最多35度目の切符を2年連続でつかんだ。

 2回に先制を許したが、5、7、8回にすべて2死からしぶとく得点。143キロ右腕・林が連投に耐え、1点リードの9回は2死一、二塁であわや逆転サヨナラという大飛球を中堅・川口が好捕した。伝統の強力打線は5番までが松本南シニア時代に2度全国制覇を経験したメンバー。この日の全得点は、1番・小原、4番・吉沢、5番・大久保の“黄金世代”の適時打でもぎ取った。「高校でも日本一になろうとみんなで松商に来た。集大成の年なんで甲子園で優勝したい」と小原。創立110周年の節目に、昨夏初戦敗退を喫した聖地で大暴れをもくろむ。

 ◆松商学園(長野)1898年創立。放送部が全国大会でも活躍。

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清峰 走りに走って長崎制す

【清峰5―3鎮西学院】清峰が過酷な走り込みを乗り越え、2年ぶりに長崎の頂点に立った。「このチームで甲子園に行けて良かった。今年は清峰史上、最も練習したチーム」。吉田監督は涙目でナインを見渡した。昨秋の県大会準々決勝で鎮西学院に敗退してから試練が始まった。300メートルダッシュを10本、約5キロの丸太を抱えさらに10本。担架で運ばれる選手が出ても弱音は吐かなかった。投げては3失点完投、4回には勝ち越しの2点三塁打を放ち、鎮西学院にリベンジしたエース古賀は「走り込みで下半身が安定して球に切れが出た」と胸を張った。06年春のセンバツで準優勝した勝負強さは脈々と受け継がれている。「この優勝は通過点。甲子園で上位に行くための練習を積んできた」と林主将。蓄えたパワーを大舞台で爆発させる。

 ◆清峰(長崎)1952年創立。コーラス部も県内で有力。

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“原2世”ゴジラ超えの高校通算61号

第90回全国高校野球選手権記念大会(8月2日開幕、甲子園)の地方大会は20日、全国44地区で197試合が行われた。長野大会決勝では松商学園が全国最多となる35度目の夏の切符を手にしたほか、清峰(長崎)、日田林工(大分)も甲子園出場を決めた。北神奈川大会では東海大相模の大田泰示内野手(3年)が大和南戦で高校通算61号アーチを放った。21日は6地区の決勝戦を含め、全国35地区で108試合が行われる。

 【東海大相模6―1大和南】“原2世”がゴジラを超えた。4点リードの7回1死。今秋ドラフト候補の目玉・大田が内角低めの直球をとらえると、打球は弾丸ライナーで左中間席へ。待望の今夏初アーチは、星稜時代の松井秀喜(現ヤンキース)の60本を超える高校通算61号だった。

 「ちょっと詰まったけど、金属(バットのおかげ)でいきました。1点が欲しいところだったので、出て良かったです」

 見せ場はこれだけではなかった。初回は1死一塁から左中間二塁打、3回にも無死一塁から左前打を放ち、4打数3安打1打点。三塁打が出ればサイクルという大活躍だ。東海大相模の地元・相模原市での開催とあって、鈴なりになった“相模ファン”を喜ばせた。

 超高校級の大型遊撃手を目当てに、巨人、広島、日本ハムなどプロ数球団のスカウトが集結した。ヤクルト・宮本スカウトは高校通算61号に「シンじゃないと思うが、さすが。守備もしっかり送球できたし、すべて良かった」。守備でも6回にライナー性の当たりを好捕し、6度の守備機会で安定した動きを見せた。

 今大会2試合で8打数6安打4打点で打率・750。それでも、大田は自分自身に不満だ。「打撃の調子がいまひとつ上がっていない」と話し、門馬監督も「ホームランが出ても“違う”というのは分かっているはず」と、実力はこんなもんじゃないと言い切る。22日の4回戦は瀬谷と対戦する。「プレッシャーはありますが、それが使命だと思っている」。31年ぶりの優勝へあと4試合。チームだけでなく、強打者の歴史を塗り替えていく。

 ◆大田 泰示(おおた・たいし)1990年(平2)6月9日、広島生まれの18歳。城南中時代は「松永ヤンキース」に所属し、2年秋に県大会優勝。高校では1年春からベンチ入り。家族は両親、兄2人。右投げ右打ち。1メートル88、88キロ。

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佐賀決勝は「佐賀商VS鳥栖」に

第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は20日、44大会で試合が行われ、長野では松商学園が最多記録を更新する35度目の夏の甲子園出場を決めた。清峰(長崎)は3度目、日田林工(大分)は4度目の出場。

 佐賀では佐賀商と鳥栖が決勝に進出。鳥取城北(鳥取)宮崎商(宮崎)も決勝へ、昨夏準優勝の広陵(広島)や常総学院(茨城)などは準決勝に進んだ。

 今春の選抜大会ベスト4の千葉経大付(西千葉)と昨春の選抜大会覇者の常葉学園菊川(静岡)は8強入りした。

 21日は岩手、秋田、山梨、鳥取、佐賀、宮崎で決勝が行われる。

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池田が2年ぶり夏1勝/鹿児島大会

日刊スポーツ(07月01日20時12分)

<高校野球鹿児島大会>◇1日◇1回戦
 池田が中種子・種子島中央を9-4で下し06年以来、2年ぶりの夏1勝を挙げた。1回表、1番有馬義博(3年)の右前打、4番久徳大貴(3年)の右翼線二塁打などで2点先制。2回に1点、6回に6点を追加して11安打9点と主導権を握った。福島竜太監督(32)は「大量点は想定していなかったが、要所で手堅い野球ができた」と安定した試合運びを評価した。

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明石 天国の大先輩に届けた白星

第90回全国高校野球選手権大会(8月2日開幕、甲子園)の地方大会は30日、全国で30試合が行われた。南北海道大会では札幌地区の代表決定戦5試合が行われ、これで南北海道大会出場16校が出そろった。また徳島大会の組み合わせが決定した。 

 【明石4―2三木】西兵庫の明石は、三木に4―2で競り勝ち、偉大な先輩へささげる1勝を飾った。1933年夏の甲子園準決勝で中京商(現中京大中京)と延長25回を戦った時の二塁手・嘉藤栄吉さんが28日に死去。29日にはメンバー外の部員が通夜に参列していた。2―2の6回に勝ち越しのスクイズを決めた岩尾主将は「先輩のためにも初戦は勝たないといけないと思ってました」と胸を張っていた。
(1日7時1分)

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垂水が10得点で初戦突破/鹿児島大会

<高校野球鹿児島大会>◇30日◇1回戦

 垂水が14安打を放ち、鹿児島中央に10-0で6回コールド勝ちした。石塚真也監督(29)は「秋から公式戦で勝っていなかったので、勝たせてやりたいとは思っていたが、予想以上の出来」と大勝に目を丸くした。
(6月30日19時49分)

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茨城・常磐大高の落書き監督が解任

茨城・常磐大高の野球部監督(30)がイタリア・フィレンツェの世界遺産「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」に落書きをした問題で、同校は6月30日、監督を29日付で解任したと発表した。同校によると、本人は名前を書くと幸せになるという話を聞き「深く考えずに書いた」と事実を認めている。浅岡広一校長は「心ない行為。たいへん申し訳ない」と謝罪した。野球部は昨夏の茨城県大会で準優勝し、今夏もシード校。夏の大会の出場については県高野連を通して、日本高野連の判断を仰ぐ。

 水戸市の常磐大高で正午から行われた会見で、浅岡校長は「世界遺産という重要な文化遺産に落書きをしたのは大きなこと。指導にあたるという立場を考えると戒めなければならなかった」と解任の理由を述べた。監督は同席しなかった。

 監督は05年12月に結婚し、06年1月2日から7日までイタリアの史跡を回る団体ツアーを利用した旅行をした。学校側によると、5日に訪れた大聖堂の近くで「これで名前を書くと幸せになる」と日本語を話す日本人のような風ぼうをした男から言われ、油性ペンを購入。展望台にある柱に自分と妻の名前を書いた。「深く考えずにそういう行為をしてしまった」と沈痛な表情で説明したという。

 午後3時からは茨城県高野連と浅岡校長の会見が行われた。大竹喜士郎県高野連会長は「高野連として正式な文書を学校側から提出してもらい、日本高野連に提出し判断を仰ぐ」と話した。「個人的には監督のプライベートなことなので、野球部を県大会に出場させてやりたい」と述べた。茨城県大会は5日開幕で、同校は12日に試合の予定がある。生徒の心情を考え、出場できる方向で日本高野連にお願いするとした。

 監督は00年4月に非常勤職員として採用され、同時に野球部のコーチに就任。01年4月から監督として采配を振るい、昨夏は県大会で準V。昨年のドラフトで楽天に4位指名された菊地保則投手を育てるなど、若手有望監督といわれていた。今年4月からは常勤職員となり事務職を担当。社会科の教員免許を持っているが、教壇に立ったことはない。監督は解任するが、職員としての処分に関しては検討中とした。

 また、浅岡校長は、監督について落書きの事実が発覚した25日から無期限謹慎処分としてグラウンドに入ることを禁止していたと説明したが、28日に行われた県外の高校との遠征試合では、監督が指揮を執っていたことがわかった。

 浅岡校長は自分が要請したことを認め、「直前のキャンセルは相手校に申し訳なく、ほかに代わりをできる人物がいなかった」などと話した。

 [2008年7月1日10時25分 紙面から]

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元吉本芸人が監督で目指す甲子園

お笑いブームがついに高校野球界にやってきた。今年4月に岩戸と久里浜が統合して誕生した横須賀明光(南神奈川)に、元吉本のお笑い芸人、田沼宏友監督(28)が就任した。芸人時代は漫才コンビ「こふきいも」として活動。ユニークなトレーニングと明るい人柄がチームワークの秘訣(ひけつ)だ。「笑い」と「野球」を融合させ甲子園を目指す。

 そこには、芸人時代と同じ顔で笑う田沼監督の姿があった。はつらつとした表情の選手たちは「青春ダッシュ」を終えたばかり。ムードメーカー紀伊隼投手(3年)が「これが横須賀明光じゃーい!」とほえたのを合図に、「大好きだーっ」と、夕日を背に好きな子の名前を叫んでグラウンドを駆け抜けた。これも同監督ならではの体力づくりのトレーニングだ。

 教員と芸人の、2つの夢があった。しかし「両方やるなら芸人が先」と大学卒業後、吉本興業のタレント養成所に入った。同期にはハリセンボンや出雲阿国などがいる。06年に監督就任の話がでると「芸人をあきらめることへの迷いはあったが、二足のわらじではやっていけない」と決意。吉本を辞めるとき、同期からサインバットが贈られた。「めざせ甲子園!」の文字と、たくさんのメッセージ。中には、既に売れて多忙だったハリセンボンのものもあった。監督は「一生の宝物」と、昨夏に続き今年も大会中ベンチに飾る。

 高校球児だった監督自身の最後の夏は、2回戦で松坂(レッドソックス)と俳優上地雄輔(29)の横浜バッテリーに打ち取られて終わった。実は上地とは長年のライバルだ。小、中学校の同級生。互いにガキ大将同士だが、けんかも野球の実力もかなわなかった。小学校時代、バットを逆さまに持った上地に、全力投球を場外アーチされた苦い? 思い出も。「自分の前にはいつも上地がいた」。芸人をあきらめたのと同時に上地が売れ出し「『羞恥心』を見ると悔しい」と笑いながら話す。「上地は甲子園でプレーしていない。だからチームの甲子園出場が唯一のチャンス」と、「打倒!上地」への執念をひそかに燃やしている。舞台で学んだお笑いのツボ。しかしグラウンドに笑いは、持ち込まない。

 [2008年7月1日10時22分 紙面から]

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岐阜で相次ぐ波乱!名門、前年V校、プロ注目左腕が…

高校野球の岐阜大会は20日、ベスト8をかけて4回戦8試合が行われ、2年連続出場を目指した大垣日大が、18年ぶりの甲子園を狙う美濃加茂に接戦の末5-6で惜敗。V2を逃した。

 2年ぶりの頂点に向かって勝ち進んできた、夏のむ全国大会26回出場を誇る県岐阜商も大垣南を相手に2度同点にしたものの、終盤追加点を許し2-5で敗れた。

 ドラフト上位候補の左腕・伊藤準規を擁する岐阜城北は、伊藤自ら本塁打を放つなどしたが、延長10回にその伊藤の暴投で決勝点を許し、3-4で市岐阜商の前に屈した。

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ベスト8で死闘 延長15回引き分け再試合

高校野球の茨城大会は20日、準々決勝が行われ、5回戦で辛勝した水戸商が東洋大牛久と対戦。1-1のタイスコアのまま延長戦に入り、その後両校とも譲らず延長15回規定により引き分け再試合となった。21日午前10時からひたちなか市民球場で再試合が行われる。

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ドラフト候補右腕9Kもセンバツ4強校辛勝

高校野球の西千葉大会は20日、4回戦が行われ、今春の選抜大会ベスト4の千葉経大付は苦しみながらも、検見川に3-2で勝ち準々決勝に駒を進めた。

 流れをつかみきれずに大苦戦。試合後、松本監督はロッカールームで選手を怒鳴りつける始末だった。「相手に勢いがあった。指示と逆のことばかりやっている。この試合で負けなかったのは大きい」と不機嫌だった。

 プロ注目の右腕・斎藤は9三振を奪い、2失点完投。「課題にしていた立ち上がりが悪かった。反省することばかり」と笑顔はなかった。

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2年、ましてや3年連続は難しい…甲子園経験校敗退

高校野球の群馬大会は20日、4回戦で前年代表校の前橋商が2年ぶりのV奪回を目指す桐生第一と対戦。2回に一挙5点を失った前橋商はいいところがなく、7回コールド0-7で桐生第一に大敗。連覇の夢を絶たれた。

 山形大会の準々決勝では3年連続出場を目指す日大山形が、13年ぶりの夏の頂点に向かって進む東海大山形と当たり、初回に4点を先取した東海大が日大の反撃を1点に食い止め、4-1で快勝。日大山形の3連覇を阻んだ。

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広島の名門対決は思わぬ大差に…

高校野球の広島大会は20日、準々決勝が行われ、2年連続19度目の甲子園を狙う広陵が4年ぶり23度目の夏制覇を目指す広島商と対戦。広陵は初回から6回まで毎回得点を挙げ、広島商を圧倒。15-3で6回コールド勝ちを収め、準決勝進出を決めた。

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デーブJr.終戦 早実は8強

西東京大会は20日、5回戦が行われ、西武の大久保博元打撃コーチを父に持つ、大久保泰成外野手が主軸を打つ東亜学園は同じく第4シードの堀越に1-4で敗れ、19年ぶりの夏優勝はならなかった。

 一昨年の全国制覇以来の甲子園を目指す早稲田実は都日野を3-1で撃破し、ベスト8進出を決めた。

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高知の大本命が伏兵に大苦戦 薄氷を踏む勝利

高校野球の高知大会は20日、2回戦が行われ、4年ぶりの夏出場を狙う優勝候補の大本命・明徳義塾が高知西相手に延長10回の末、1-0でサヨナラ勝ち。辛くもベスト8進出した。

 明徳はエースの南野が粘りの投球をみせ、高知西に得点を許さなかったが、1回戦で16点を奪った打線が相手投手を打ちあぐね、思わぬ苦戦を強いられた。

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再試合はプロ注目左腕の10K独壇場

18日に延長15回、1-1の引き分けとなった宮崎大会準決勝の宮崎商-都城東の再試合が20日に行われ、宮崎商が初回に5点を入れるなどして、9-2で7回コールド勝ちを収め、12年ぶりに決勝進出。39年ぶりの甲子園へあと1勝となった。

 プロ注目の左腕・赤川克紀投手は2点を失ったものの、ストレートが走り10個の三振を奪う貫禄の投球。7回は控え投手にマウンドを任せ、こちらもプロが熱視線を送る、日南学園の右腕・中崎雄太との決戦に備えた。

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日田林工、2ケタ得点で9年ぶりの歓喜!

高校野球の大分大会決勝は20日、新大分球場で行われ9年前と同じ顔合わせになった日田林工と大分雄城台が甲子園への切符をかけて激突。5回に4点、8回に本塁打などで一挙6点を奪った日田林工が11-2で大勝。4度目の夏の甲子園出場を決めた。

 大分雄城台は7回、相手失策に乗じて2点を返したが、最後は力尽き3度目の決勝進出も甲子園まで届かなかった。

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清峰2年ぶりV、鎮西学院の反撃かわす

高校野球の長崎大会決勝は20日、長崎県営球場で行われ、2年ぶり3度目の夏Vを狙う清峰が5-3で鎮西学院を下し、甲子園出場を決めた。

 初回、鎮西が先制点を挙げたが、清峰は2回に同点に追いつくと、4回に相手失策などもあり計3点を入れ、5回にも適時打が飛び出した。鎮西も8回裏に2点適時打で反撃したが及ばなかった。

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松商学園、全国最多35度目の甲子園出場

高校野球の長野大会決勝は20日、松本市野球場で行われ、松商学園が3-2で6年ぶり5度目の甲子園を目指した佐久長聖を振り切り、2年連続35度目の甲子園出場を決めた。35度目の出場は全国最多。

 先制したのは佐久長聖。2回裏にスクイズで1点を挙げると、松商は5回に3安打を集めて同点に追いついた。さらに松商は7回に5番・大久保の二塁打で1点を入れて勝ち越しに成功。8回に両校とも1点ずつを加え、9回裏に佐久は2死一、二塁と長打が出れば逆転サヨナラの場面を作ったが、後が続かなかった。

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校名変更後初の甲子園は遠く…逆転負け

高校野球の秋田大会は20日、準決勝が行われ第1シード明桜(旧秋田経法大付)がノーシードから勝ち上がってきた本荘と対戦。初回に3点を先制した明桜だが、その後追加点が取れず、同点で迎えた8回に本荘が1点を入れた。これが決勝点となり、4-3で本荘が勝ち、2年ぶり4度目の甲子園出場に王手をかけた。

 明桜は昨年4月に校名を変えた後、初の甲子園を狙ったが自慢の打線が振るわず3年ぶりの甲子園はならなかった。

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7球団ホレ直した 広島の大型右腕、本領発揮

【広陵5-1新庄】広島大会4回戦で、広陵のエース中田廉が7回を2安打無失点。最速143キロの直球を武器に7奪三振をマークした。3回4失点で降板した呉昭和との初戦から一転した内容に「あれだけ悪い投球だったので、借りを返したかった」。大型右腕目当てにネット裏では7球団のスカウトがチェック。横浜・堀井スカウトは「球速が常に140キロは出ている。上背(1メートル88)があってボールに角度があるのもいい」と、高評価を与えた。

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10球団26人!大人気の左腕は16Kの三振ショー

【享栄2-0小牧南】西愛知大会3回戦で、享栄の八木亮祐(3年)が圧巻の奪三振ショーを演じた。毎回の16奪三振で5安打完封の左腕は「7回以降は自分のボールになりました。公式戦で9回を完封するのはこれが初めてです」とにんまりだ。

 この日は自己最速に2キロ及ばない139キロが最速も、2点リードの7回は無死一、三塁のピンチも得点を許さなかった。ネット裏の10球団26人のスカウトも大満足で阪神・黒田編成部長は「いい素材。必要な時に三振を取れる」と高評価だ。今秋ドラフトでは報徳学園・近田、宮崎商・赤川、日南学園・中崎らとともに並ぶドラフト上位候補好左腕は「油断はできませんけど、0点に抑える自信はあります」と頂点を見据えた。

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拙守に泣く…151キロ右腕終戦

【松商学園4-3東海大三】今秋ドラフト候補の151キロ右腕、長野・東海大三の甲斐拓也が準決勝で散った。古豪・松商学園を3安打に抑えたが6失策1野選の拙守に泣いて4失点。それでも8回にこの日最速の147キロを叩き出すなど、最後まで力投を続けた。

 大舞台への夢は断たれたが「走者を出してからでも抑えられるようになった。東海で成長できた。楽しかったです」と、試合後はさわやかな表情。注目される今後については「まだ考えていない」と明言を避けた。

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プロ注目の長距離砲、リリーフ登板で自滅

【稲築志耕館9-5福岡大大濠】プロ注目の外野手、福岡大大濠の古本武尊が涙に暮れた。8回からリリーフで登板したが、延長11回に先頭打者からの2連続四球、2度の暴投などで自滅。「最後は力んでしまった。自分のせいで負けた」と声を詰まらせた。高校通算36本塁打のスラッガーの今後が気になるところだが、卒業後の進路については「大学に行って鍛えたい」と進学の希望を明かした。

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明石商45年ぶり4強 指揮官は“日本一4度”の名将

【明石商3-2竜野】西兵庫大会で45年ぶり4強入りの明石商は8回の4長短打で逆転に成功。狭間監督は「選手をほめたい」と興奮気味に振り返った。指揮官は明徳中・高のコーチを経て06年春からの同校ではコーチを経て、昨秋監督に就任。明徳中では4度日本一に輝いた。今大会は5試合中4試合が逆転勝ち。勢いを持ち込んで洲本の前に立ちはだかる。

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“清原以来”の1年生、投げても凄いんです

【PL学園10-0貝塚南】オリックス・清原以来の“1年生4番打者”PL学園の勧野甲輝(かんの・こうき)左翼手が、南大阪大会3回戦で10点差の5回から公式戦初登板を果たした。先頭に中前へ運ばれたが、次打者を二ゴロ併殺に打ち取り、最後は直球で空振り三振を奪って上々の“投手デビュー”だ。

 130キロ台後半の直球を軸にした内容に「緊張はありましたけど、マウンドに立ったからには悔いがない投球を、と決めていました」。中学2年で自己最速142キロをマーク。3年時はシニアリーグの世界大会(ベネズエラ)で日本代表のエースを務めた。

 「雰囲気に慣れてもらいたかった」と藤原監督。注目の打席でも3打数1安打2打点。スーパー1年生に引っ張られるPLが4年ぶりの夏へ勢いを増している。

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阿久悠さん母校どうにもとまらん快進撃!

【洲本13―1小野】第90回全国高校野球選手権大会(8月2日から17日間、甲子園)の地方大会は19日、45大会で246試合を行った。西兵庫大会準々決勝では洲本が小野を相手に4戦連続コールド勝ちで4強入りを決めた。1953年(昭28)センバツで甲子園初出場初優勝を飾った同校も、その後2度の甲子園は初戦敗退。同校OBで昨年8月に亡くなった作詞家・阿久悠さん(享年70)が作った応援歌とともに目指す、33年ぶりの夏切符まであと2勝だ。

 天国の阿久さんも力が入っているに違いない。この勢いは本物だ。洲本が初戦から4試合連続のコールド勝ちで3年ぶりの4強進出を決めた。

 「つなぎの野球ができた。昨夏を経験したメンバーがたくさんいて、攻撃力のあるチームです」

 のべ4校、32年間高校野球を指導している神田監督をして「攻撃力は一番」と言わしめるほど、今年の洲本は破壊力抜群だ。長打はないがきっちりつないで得点を重ねる。この試合も小野の3投手から計13安打で13点。バントは初回の1度だけ。盗塁もなく、ひたすら打って打って打ちまくった。チームは5日の初戦、西脇戦こそ9安打だったが、その後は22、10、13安打。1試合平均13・5安打で同13得点とことごとく相手投手陣を粉砕した。

 そんなナインを後押しするのが同校OBで、昨年8月に亡くなった作詞家・阿久悠さんの歌だ。18日の激励会でも阿久さんが卒業後、母校へ贈った第2応援歌「未知に真っ赤な帆をはって」を聴いてナインは奮い立った。神田諒主将は「甲子園に出て、OBの阿久悠さんに良い報告がしたい。第2応援歌を甲子園で聴きたいし、歌いたい」と目を輝かせる。

 淡路島にある同校の練習環境は決して恵まれていない。グラウンドはサッカー部や陸上部などと共有。藤井校長が「淡路島全体で生徒が減ってきています」と話すように、島から強豪私学へ渡る生徒も少なくない。その中での快進撃。同校長は「監督、OB、選手みんなの力」と胸を張った。

 「島のみなさんの応援は心強いですし、力になります。チーム力も上がってきました。神田監督を胴上げしたい」と神田諒主将。今夏を最後に勇退する意向を固めている指揮官は78年、83年と決勝で涙をのんでいる。「ツキがないんですかねえ。今回が3度目の正直ですわ。是非、第2応援歌を甲子園で歌いたい」。33年ぶりの夏切符まであと2勝。ナインは天国の阿久さんに吉報と歌を届けるつもりだ。

 ◆阿久 悠(あく・ゆう)1937年(昭12)2月7日、兵庫県津名郡鮎原村(現・洲本市五色町鮎原)生まれ。洲本―明大文学部卒、同大学院修士課程修了。広告代理店「宣弘社」で番組企画、CM制作などに携わった後、フリーに。ペンネームは「悪友」から。67年、初めてレコードA面のザ・モップス「朝まで待てない」を作詞して以来ヒットメーカーに。熱烈な高校野球ファンで、センバツ大会歌「今ありて」を作詞したほか、本紙で1979年から06年まで夏の甲子園を舞台にした「甲子園の詩」を連載した。小説「瀬戸内少年野球団」は映画化もされた。07年8月1日に尿管がんのため死去。

 ◇兵庫県立洲本高等学校 1897年創立の淡路島で最も古い高校。校訓は「至誠、勤勉、自治、親和」。自由な校風で、文武両道をモットーとしており、野球部以外に、ボート部なども盛ん。主なOBは大内兵衛(元法大総長)、原健三郎(作家、元衆議院議長)、宮地真緒(女優、歌手)など。洲本市上物部2の8の5。

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6回ナデ斬り!慶応ボーイズ16Kリレー

第90回全国高校野球選手権大会の北神奈川大会では19日、春夏連続出場を狙う慶応が、白村明弘投手(2年)―田村圭投手(3年)の継投で18アウト中、16三振を奪う“奪三振ショー”で2戦連続コールド勝ち。西東京大会では元パイレーツ投手・桑田真澄氏(40)の長男・真樹外野手(1年)擁する桜美林が敗退した。南北海道大会決勝は北海が札幌一を下して9年ぶり34度目の出場を決めた。20日は長野、長崎、大分大会の決勝をはじめ、全国44地区で197試合が行われる。

 【慶応10―0鶴見】湘南の強い日差しにだれていた観客が“慶応ボーイ”の躍動に思わず背筋を伸ばし始めた。6回コールドの18アウトのうち16個が三振。“快刀乱麻”の先陣は2年生の白村だ。

 「安打だけは打たせないようにと。でも、初回の3連続で一気にいけた」

 背番号10の2年生右腕は、いきなり先頭に四球を与えたが、2番から6者連続奪三振。内外角のスライダーを駆使して5回に1安打を許したが、13三振を奪った。これに発奮したのが“力道山の孫”左腕エースの田村だ。今夏初登板で貫禄の1イニング3奪三振。「白村は頼もしかった。逆にプレッシャーになった」と苦笑いしながら、三振ショーを締めた。

 今センバツは田村と只野と左右2枚看板を擁して上位進出を狙ったが、まさかの初戦敗退。厳しい夏の大会を勝ち抜くために、上田監督はさらなる投手陣の補強に取り組んできた。2年生の白村は制球の甘さから一本立ちできないでいたが、徹底した投げ込みで克服。この夏は2戦で計6回で1安打無失点と成果を残している。

 田村、只野、白村に初戦で好投した青野。上田監督は「監督就任18年で最高の投手陣」と胸を張る。慶応義塾創立150年のメモリアルイヤーに、46年ぶりの夏の甲子園へ。“慶応カルテット”がしゃく熱の聖地で応援歌「陸の王者」を響かせるつもりだ。

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北海34度目は「21世紀初」の甲子園

【北海6―0札幌一】南北海道では、北海の最速144キロ右腕、鍵谷が6安打完封で札幌一に快勝。出場回数全国最多に並ぶ34度目の甲子園出場を決めた。過去春夏計44度の甲子園出場を誇る名門も夏は9年ぶり、春夏通じて21世紀初の甲子園に「ずっと苦しかったのでホッとした」と同校OBでもある平川監督は涙した。

 過去5年間は駒大苫小牧が頂点に君臨。04、05年と同校が夏の甲子園連覇を果たし「駒苫の存在は別格だった」と平川監督。名門復活へのプレッシャーと闘ってきた。OBらの絶大な期待の中、今夏は鍵谷が室蘭支部予選から全7試合57イニング786球を1人で投げ抜いた。組み合わせ抽選は小林主将が出場回数と同じ「34」の番号を引く“吉兆”で、初戦は第5日(8月6日)の第2試合に決まった。「やるからには絶対優勝の気持ちでいく」。小林主将は聖地での名門完全復活を誓った。

 ▼北海(南北海道)1885年創立。OBに元ヤクルト監督の若松勉氏。

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プレッシャーに負け?安房春夏連続ならず

【安房1―5成田国際5】東千葉大会では、安房の春夏連続出場の夢が断たれた。21世紀枠で出場した今センバツで城北(熊本)を完封したエース右腕・佐野が7安打5失点完投も、打線が成田国際・山口を打ちあぐねて5安打12三振。6回に1点を取るのがやっとだった。無念の敗戦に早川監督は「選手たちは秋からセンバツに夏と走り続けてきた。周りの期待に応えようとして疲れてしまったのかも」と肩を落とした。

いきなり2ラン!打って魅せた超高校級捕手

【東総工4―2佐原】今秋ドラフト候補の東総工捕手・杉山が、東千葉大会の佐原戦で初回いきなり先制2ラン。高校通算39号に2安打と19日はバットで活躍。チームを8強へと導いた。これで今夏は3戦で8打数6安打、打率・750と大当たりだ。相手チームが警戒して盗塁を仕掛けず、強肩を披露する機会はなかったが「盗塁は100%防げるわけではないから、警戒して走られなければ一番いい。もちろん刺す自信はありますよ」とにんまりだった。

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桑田Jrショック…桜美林コールド負け

【桜美林1―8日大二】15歳の桑田の目に涙はなかった。それでも短すぎる夏の終わりにショックは隠せない。西東京大会で、桜美林は第2シードの日大二相手に屈辱のコールド負け。4回から途中出場して無安打だった桑田は「また今度にしてください。精いっぱいやりました」と、うつむき加減で球場を後にした。

 1年生で背番号9を手にしながら、大会前に右ひじを痛めた影響で今夏は先発出場なし。13日、都翔陽戦で代打デビューも四球。3、4回戦は出番なく、この試合は4回の守備から右翼に就いた。初の守備機会は2死一塁からで飛球をきっちり処理した。6回1死からの打席で四球を選ぶと、次打者の2球目に50メートル6秒3の俊足を生かして初盗塁も決めた。しかし8回は中飛に倒れて甲子園の夢はかなわなかった。

 “桑田真澄の息子”として注目された夏は終わった。しかし、落ち込んでいる時間はない。20日からは来春センバツを目指す新たな戦いが始まる。片桐監督は「長打力がある。経験を来年に生かしてほしい」と期待する。計5度も聖地を踏んだ父の背中を追いかけて桑田真樹の挑戦は、これからも続く。

 ▼元パイレーツ投手・桑田真澄氏の話 残念だけど負けたから駄目、じゃないからね。負けたからこそプラスになることもある。これを糧にして、どんどん上を目指していってほしいね。

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スカウトもホレた 日南学園K左腕リベンジ果たした!

【日南学園5-1延岡学園】宮崎商・赤川と並んで、プロが熱い視線を送る、日南学園の左腕・中崎雄太(3年)はこの日に照準を合わせていた。相手は昨秋の県大会で延長13回サヨナラ負けを喫した延岡学園。18日の準決勝で先発し、7回を4安打1失点に抑え、リベンジに成功だ。「プライドをかけて絶対に勝ちたかった」と言うと、マウンドでは厳しかった表情が笑顔に一変した。

 最速143キロの快速球で両コーナーを丁寧に突いた。その結果、5四死球を許したが“本気モード”に切り替えてピンチを防いだ。2点リードの3回に左犠飛で1点を返されたが、なおも続いた2死一、二塁で5番・尾崎を遊ゴロに料理。その時、130キロ中盤だったスピードが一気に140キロを超えた。

 6月19日の抽選日、金川監督は中崎に準決勝での先発を伝えた。延岡学園が相手になるのを見込んでだ。140キロを超える投手が5人もいる豊富な投手陣で先発ローテーションを決めて、この日のマウンドを中崎に託した。金川監督は「秋のリベンジをさせてやりたかった。しぶとくなりましたね」と期待通りの内容に目を細めた。

 ネット裏に陣取ったスカウトからは称賛の声が止まらない。広島・田村スカウトは「ストレートと変化球を同じ腕の振りで投げられる。これほど切れのいい球を投げられる投手は全国でもそういない。間違いなくドラフト上位で消える素材」と絶賛。プロの評価は日増しに高まっている。

 ◆中崎 雄太(なかざき・ゆうた) 1991年(平3)3月11日生まれの17歳。鹿児島県曽於市出身。小1の時から野球を始め、中学は「都城リトルシニア」などで活躍。高校では1年夏からベンチ入り。昨秋の県大会・聖心ウルスラ学園戦で19奪三振を記録。1メートル77、72キロ。左投げ左打ち。

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きょうは特別!関東一 帝京にリベンジ

第90回全国高校野球選手権記念大会(8月2日開幕、甲子園)の地方大会は18日、16地区で67試合が行われ、京都大会全4試合など全国で9試合が雨天順延となった。東東京大会4回戦では、関東一が昨夏の準決勝で7回降雨コールドゲームで敗退した相手・帝京に9―5と雪辱を果たした。19日は南北海道大会で決勝戦が行われるなど全国45地区で248試合が行われる。

 【関東一9-5帝京】待ちわびた瞬間が、ついに来た。ゲームセットと同時に崩れ落ちる帝京ナインを横目に歓喜の輪が広がった。その中心には主将・広瀬がいた。5点リードの8回2死二、三塁では右翼線へダメ押しの2点二塁打。敵失も絡むと三塁に頭から滑り込み、拳を握った。「打つのは当たり前。いつもガッツポーズはしないんです。でも、きょうは特別な試合ですから」と興奮しながら振り返った。

 354日ぶりのリベンジだ。忘れもしない昨夏の準決勝、場所も同じ神宮。試合途中から雨は激しさを増し、4点を追う7回終了後に非情の降雨コールドゲームとなった。3番でスタメン出場していた広瀬は試合後「勝てる」と叫び続けた。

 今春はセンバツに出場したが、あくまでも目標は“打倒・帝京”。「正しきことを行えば神様は見ている。帝京戦で必ず運が向く」。広瀬は寮の部屋に「心の成長、人間的な成長」と書いた紙を張り、積極的にゴミ拾いや窓枠清掃を行った。試合は3回に玉井が2死満塁から走者一掃の中越え逆転二塁打を放てば、2年生右腕の押久保は5失点ながら完投勝利。主将は「運を使い過ぎたかな」とほほ笑んだ。

 試合前、雨がポツリと降ってきた。「またかと思ったけど。全員が帝京戦にこだわった結果ですよ」と米沢監督。リベンジは果たした。それでも歩みを止めるわけにはいかない。次なる目標。それはもちろん夏14年ぶりの甲子園だ。

 <帝京 12年ぶり4回戦敗退>帝京の3年連続夏の甲子園出場は閉ざされた。4回戦で姿を消すのは96年に東京実に敗れて以来12年ぶり。6点を追う9回に4安打で2点を返す意地を見せたが、16安打で5点という拙攻に前田監督は「野球が雑。力不足」と淡々と振り返った。今秋ドラフト候補の最速151キロ右腕・高島は、2番手と5番手で2度マウンドに上がるも、計2回2/3で4安打2失点。ピリッとしない投球に「関東一打線の執念を感じた」とうなだれ、今後の進路に関しては「これから両親と相談します」と明言を避けた。

 来年早々には板橋区の練習場横に春夏通算甲子園3度優勝を記念した石碑が建つ。あまりに短かった夏。来年はその場所に名を刻むことを目指し、今度はリベンジする番だ。

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最多タイに挑戦!144キロ右腕が札幌の意地見せるか

【北海6-4北照】松商学園(長野)のもつ夏の全国大会出場最多の34度目に並ぶべく南北海道大会決勝に進出した北海が7年ぶり挑戦する。準決勝の北照戦は雨の中、今夏最多の4失点ながら自己最速144キロをマークしたのは、プロ注目右腕の鍵谷。7回終了後に降雨のため1時間12分中断したが、最後まで集中力は切れなかった。「条件が悪い中、よく投げた」と平川監督。春夏を通じ21世紀初の甲子園出場へ、鍵谷は「最近は駒大苫小牧が勝っていたけど、札幌勢にも意地がある」と札幌第一との決勝戦を歓迎した。

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9球団絶賛!146キロ左腕 15回投げ抜き17K

【宮崎商1-1都城東】宮崎商のプロ注目左腕・赤川が延長15回を1人で投げ抜いた。4安打1失点。自己最速にあと1キロに迫る146キロの直球を武器に17三振を奪い、視察に訪れた9球団のスカウトをうならせた。

 「延長15回なんて初めて。疲れはあったけど、気迫で投げた」。赤川は193球の熱投に胸を張った。2回に味方の失策絡みで1点を先制されたが、強いハートは揺らがない。延長12回1死一、三塁では、切れ味鋭いカーブでスリーバントスクイズを外し、絶体絶命のピンチを脱出。冷静なマウンドさばきも光った。

 浜田監督は「たくましくなったな」とエースに対する信頼をさらに深めていた。延長再試合は中1日で20日に行われるが、1日200球を超える投げ込みを積んでおり、スタミナは問題ない。「次も絶対に投げ切ります」と甲子園切符をつかむまでマウンドを譲るつもりはない。

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北海、全国最多タイ34度目の夏出場

第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は19日、45大会で試合を行い、南北海道では北海が札幌一を6―0で下し、9年ぶり34度目の夏の甲子園出場を決めた。組み合わせ抽選の結果、北海の初戦(1回戦)は第5日(8月6日)の第2試合となった。  昨夏の選手権大会準優勝の広陵(広島)や常総学院(茨城)はベスト8に進出。龍谷大平安(京都)は準決勝に進み、常葉学園菊川(静岡)PL学園(南大阪)なども勝ち上がった。20日は長野、長崎、大分で決勝が行われる。

南北海道大会は19日、札幌円山球場で決勝戦が行われ、北海が6-0で札幌一を下し、9年ぶり34度目の甲子園出場を決めた。エース鍵谷は前半のピンチにも動ぜず、札幌一を6安打完封。打線は1回2死満塁から庄司の2点適時打で先制すると五、7回にも加点した。鍵谷は「欲しいところで点を取ってくれたので、楽に投げられた」と満面の笑みで話した。

 34度の出場は長野・松商学園と並んで最多出場タイ記録。

 組み合わせ抽選の結果、北海の初戦(1回戦)は第5日(8月6日)の第2試合となった。

 準々決勝で2003年から南北海道に“君臨”してきた駒大苫小牧に9―0で7回コールドゲーム勝ち。その勢いは準決勝、決勝と衰えることはなかった。

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上原先輩に続け!東海大仰星、大苦戦の2回戦

 【東海大仰星2-1摂陵】東海大仰星自慢のクリーンアップが技巧派の前に湿った。ともに高校通算16発の3番・山下、4番・小笠原は終盤まで無安打。8回1死二塁で山下が中前に決勝打を放ち面目を保った。山下は「遅いボールは苦手です。もっと初めから逆方向に打っておけば良かった。勝てて良かった」と安どの表情。OBの巨人・上原が北京五輪の日本代表に選ばれているだけに、夏の甲子園の初切符を手に入れ“W出場”と行きたいところだ。

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プロ注目の強肩捕手、打っても3点アーチ

広島の総合技術が3回戦に登場。11―3で観音に7回コールド勝ちした。プロ注目の遠投120メートルを誇る、強肩捕手・東誠士郎(3年)は2回に今大会初安打を放つと、4回には左越え3ラン。「2試合打てていなくて重圧があったから良かったです」と笑顔を見せた。小田監督も「東はいいタイミングで打ってくれたね」と納得の表情を浮かべていた。

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鳥取西、打撃戦制して決勝進出

高校野球の鳥取大会は19日、準決勝で鳥取西が鳥取商と対戦。鳥取商が初回先制したが、鳥取西は壱岐の2本の本塁打などで2ケタ得点を奪い、13-6で打ち勝ち決勝へ進出。3年ぶり23度目の甲子園に王手をかけた。

 残る1試合の鳥取城北-八頭は雨天中止となった。

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早実貫禄コールド勝ち 桑田Jr.無念のコールド負け

高校野球の西東京大会は19日、4回戦が行われ、18日に雨天ノーゲームとなり、仕切りなおしとなった早稲田実は8-0で都小川に7回コールド勝ちを収め、ベスト16進出となった。

 また、大リーグのパイレーツ元投手、の桑田真澄氏の長男・真樹(1年)が所属する桜美林は第2シード、日大二に1-8で8回コールド負け。4回の守備から出場し、1打数無安打1四球1盗塁だった。

 6回に四球で出塁した後に二盗を決めたが、勝利を呼び込めず「精いっぱい頑張った」とショックを隠しきれなかった。

 スタンドから見守った母の真紀さんは「1年生で試合に出場できたのはいい経験。来年、頑張ってほしい。(夫には)盗塁したとメールで報告した」とちょっぴりうれしそうだった。

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センバツ出場校、常連校相次いで散る

高校野球の東千葉大会は19日、ベスト8をかけて16校が激突。今春センバツ出場の安房は成田国際に1-5で完敗。春夏連続出場を絶たれた。夏6回出場の拓大紅陵は春の県大会で負けた成東と対戦。接戦を演じたが4-5で敗れ、返り討ちにあった。

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常葉橘が3回戦で完封負け 強豪も辛勝

高校野球の静岡大会は19日、3回戦が行われ、春の東海大会で初優勝した第1シード常葉橘が0-6で静岡学園に敗れる波乱があった。2年生エース庄司を先発させ、3投手の継投も6回に4点を奪われたのが致命傷となった。

 昨夏甲子園4強の常葉菊川も沼津東に3点を先行される苦しい戦いだったが、5回に追いつき、6回に勝ち越しの1点奪うと辛くも逃げ切った。

 8年ぶり10回目の代表の座を狙う浜松商も8回に4点、9回に3点を奪って延長戦に持ち込み、12回サヨナラ勝ちし4回戦へ進んだ。

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佐久長聖がサヨナラ 松商、追撃かわす

高校野球の長野大会は19日、準決勝が行われ第1シード佐久長聖が3-2で第4シードの諏訪清陵にサヨナラ勝ちを収め、2年ぶりに決勝進出を決めた。

 プロ注目右腕・甲斐を擁する東海大三は、全国最多の35度目の夏の甲子園を狙う松商学園と対戦。東海大三は最終回に必死の反撃で3点を入れたが、4-3で松商学園が逃げ切り、2年連続決勝戦に進んだ。

 佐久長聖と松商学園が決勝で顔を合わせるのは3年ぶり。

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1イニング12失点…95年センバツV校大敗

高校野球の香川大会は19日、3回戦が行われ1995年に春のセンバツ初出場で初優勝を遂げた観音寺中央が8-21の大差で、3年ぶり5度目の甲子園を目指す丸亀城西に大敗した。

 8回を終了し9-8と城西1点リードという大接戦を演じていたが、9回にまさかの12失点を喫した。

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帝京三 ノーシードから初の甲子園なるか

高校野球の山梨大会は19日、準決勝が行われ、3年ぶりの夏優勝を目指す日本航空が5-3で富士学苑に勝ち、3年ぶりの決勝へ進出。ノーシードから勝ち上がってきた帝京三はBシードの日川に9-0で8回コールド勝ち、1995年以来13年ぶりの決勝へコマを進めた。

 日本航空が勝てば3年ぶり5度目、帝京三ならば春夏通じて初の甲子園出場となる。

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9年前の再戦だ!大分準決2試合逆転サヨナラ

高校野球の大分大会は19日、準決勝が行われ9年ぶりの甲子園を目指す日田林工が逆転サヨナラ勝ちで柳ケ浦を6-5で倒し、決勝戦へ進んだ。第3シード藤蔭に挑んだノーシードの大分雄城台は、9回1点勝ち越されたものの、その裏2点を取り、こちらも逆転サヨナラ勝ち。両校とも9年ぶりの決勝進出。当時の対戦は日田林工が4-0で勝ち、甲子園出場を勝ち取っている。

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14人の龍谷大平安、春夏出場へあと2

今年4月に校名変更した京都・龍谷大平安が春夏連続出場まであと2勝とした。選抜大会後に起こった2年生部員による部内暴力の影響で、18人が登録できるメンバーは全員3年生の14人。原田監督は「どっしり戦えと言っている」と神妙に話した。

 背番号10の安田はスライダーを有効に使い、1失点完投。「マウンドにいる時は自分がエースだと思っている」と、この日は登板のなかった同じ左腕川口へのライバル心をむき出しにした。

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愛媛・松山商、屈辱のコールド負け 明徳義塾は…

高校野球の愛媛大会は13日、夏の甲子園5回優勝の松山商が1回戦で夏5回全国大会出場の西条と対戦。5―13で7回コールド負けを喫した。4回に2―2の同点に追いついた松山商だが、直後の5回に5失点。さらに追加点を奪われ、7回裏に3点を返したが、及ばなかった。

 4年ぶりの夏復活を目指す高知の明徳義塾は1回戦で高岡と対戦。4回まで毎回得点の16点を挙げ、5回コールド16―3で圧勝した。

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浦添商、東浜攻略!全国トップを切って甲子園へ

【浦添商5-2沖縄尚学】第90回全国高校野球選手権の沖縄大会は13日、北谷公園野球場で全国のトップを切って決勝戦が行われ、浦添商がセンバツ優勝校の沖縄尚学を下し、11年ぶり3回目の夏の甲子園出場を決めた  沖縄尚学・東浜、浦添商・伊波のプロ注目の両エースが先発したが、浦添商は初回に東浜を攻略し、5点を先取。伊波は初回3つアウトすべてを三振で取る好スタートを切り、その後の反撃を2点に食い止めた。

 浦添商が今春の選抜大会の覇者を破って11年ぶりの甲子園出場を決めた。エース伊波は真っすぐと変化球を巧みに操り、沖縄尚学打線を抑え込んだ。「まだ実感がわかない」と話す顔は満面の笑み。「カットボールが低めに集まり、百点満点の投球だった」と自画自賛した。

 神谷監督にとっては初めての甲子園出場。勝因は「110人(の部員)が積み上げてきた力だと思います」とひと言。「喜びもひとしおでは」との問い掛けには、涙をこらえながら小さく「はい」。後は言葉にならなかった。

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浦添商 甲子園は第3日に登場

第90回全国高校野球選手権大会(8月2日から17日間・甲子園)の最初の代表校に13日、浦添商(沖縄)が決まり、試合後の抽選で初戦(1回戦)は第3日(4日)の第3試合となった。

 ことしは全代表校決定から開幕までの日数が少ないため、従来の組み合わせ抽選会は行わず、代表校は決勝終了後に球場でくじを引く。複数の代表校が決まる日は試合が終了した順で、終了が同時刻だった場合は北からの順になる。28日以降に決まった代表校が初戦まで中5日間を確保できない場合は、組み合わせはそのままで、試合日を入れ替える。

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長野 センバツ出場校相次いで逆転負け

高校野球の長野大会は13日、ベスト8をかけて16校が4回戦で激突。今春のセンバツ8強の長野日大は第1シード佐久長聖と対戦し、3回に先制の2点を奪ったものの、3~6回まで失点を重ね、2-8で逆転負け。春夏連続出場を絶たれた。

 同じくセンバツ出場の丸子修学館も初回に1点を先制したが、4回に逆転されると、7回にトドメの5点が入り、8-1で7回コールド負け。18年ぶりの夏の甲子園切符は勝ち取れなかった。

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桑田氏が息子を応援/西東京大会

巨人で活躍した桑田真澄氏が今春、桜美林に入学した長男・真樹を応援に訪れた。

 背番号は「9」。右ひじを痛めているという真樹は5回に代打で出場して、四球を選んだ。PL学園(大阪)時代に甲子園をわかせた桑田氏は「自分でやった方がいいね。ドキドキして、あまり見ていたくない。高校野球では人間として学ぶことを大事にしてほしい」とエールを送った。

 試合後、多くの報道陣に囲まれた真樹は「父の名前で来られるのは不満。自分の実力で来てもらえるようにしたい」と話した。

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岐阜城北・伊藤「球児になれる」阪神スカウト絶賛!…高校野球岐阜大会

◆高校野球選手権 岐阜大会 ▽2回戦 岐阜城北5―2長良(6日・長良川) 岐阜大会で最速147キロを誇る今秋ドラフト上位候補右腕、岐阜城北・伊藤準規(3年)が長良との初戦に先発、5回を4安打2失点と好投した。最速146キロの直球で6奪三振。右ひじ痛からの復活を12球団のスカウトにアピールした。東東京では東海大高輪台のプロ注目右腕・高橋雄輝(3年)が投打に活躍。2回戦に進出した。沖縄では今春のセンバツを制した沖縄尚学、昨夏代表の興南が4強に進出した。

 久しぶりの感触を楽しんでいた。岐阜城北・伊藤は、立ち上がりは不安定で3回までに2失点。しかし、4回から5回1死まで圧巻の4者連続奪三振だ。昨年9月23日以来、287日ぶりとなる公式戦のマウンドで、5回を4安打2失点6奪三振。84球で投げ切り、「やっと夏だな、という感じですね」と汗をぬぐった。

 ネット裏には巨人の8人を筆頭に12球団総勢30人以上のスカウトが集結した。そこで完全復活をアピールだ。しなやかな腕の振りから繰り出される直球は自己最速に1キロと迫る146キロを計測。阪神・北村スカウトは「ひじが柔らかく使えて腕がしっかりと振れる。ウチの藤川球児になれる」と、日本球界を代表するストッパーを引き合いに出して評価した。

 苦難の道だった。昨夏の岐阜大会では準々決勝(対清翔戦)でノーヒットノーランを達成。2年生エースとしてチームを4強に導き、スカウト陣の目にも留まった。だが、昨秋の県大会2回戦・県岐阜商戦に敗れ、センバツへの道が絶たれた。この試合で右ひじが悲鳴を上げた。強い張りが取れず、この冬は完全ノースロー。ひたすら走り込む我慢の日々を過した。

 今春の県大会も登板ゼロ。チームは2回戦で敗退した。5月31日に実戦復帰したが、まだ1か月弱。だが、藤田明宏監督(40)は「ストレートの伸びが日増しによくなっている。伊藤は投げられる、というのを仲間も待っていたと思う」と、エースの復調に目を細めた。

 「去年より成長できていると思う。注目されることは本当にありがたいことです」どん底からはい上がり、投げる喜びを知った岐阜の怪腕。大物不在といわれる今年のドラフト戦線だが、主役となれるところまで戻ってきた。

 ◆伊藤 準規(いとう・じゅんき)1991年1月7日、愛知・稲沢市生まれ。17歳。小学2年から「稲沢リトル」で野球を始める。明治中ではヤングリーグ「西尾張ドリームス」に所属。3年時にエースとして全国大会に出場した。岐阜城北では1年秋からエースとなり、最高成績は昨夏の岐阜大会4強。185センチ、73キロ。右投左打。家族は両親と兄。

2008年7月7日06時02分

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鹿児島工が4回戦へ…高校野球地方大会

第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は7日、11大会で試合が行われ、茨城、群馬では雨のため一部の試合が中止となった。

 鹿児島では一昨年夏の甲子園大会ベスト4で、今春の選抜大会にも出場した鹿児島工が競り勝って4回戦に進出。樟南は3回戦に進んだ。
2008年7月7日19時35分

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145キロ右腕、三和・石崎剛10回散る…高校野球茨城大会

◆高校野球選手権 茨城大会 ▽1回戦 三和1―2多賀=延長10回=(7日・ひたちなか市民) 茨城大会で部員わずか15人の無名校、三和のドラフト候補右腕・石崎剛(3年)が多賀戦に先発。延長10回、9安打9奪三振2失点の好投も1―2で惜敗。初戦で姿を消したが、視察した10球団26人のスカウトに潜在能力の高さを見せつけた。

 関東屈指の剛腕が、華々しく散った。1―1の10回1死満塁。石崎剛が思い切り投げ込んだ直球は、多賀・吉田祐也(3年)に中前へはじき返された。重すぎる1点。打っても4番の大黒柱はその裏、1死からの第5打席で一発狙いのフルスイング。だが、打球はフェンス手前で中堅手のグラブに収まった。「三振も全然取れてないし、納得のいくボールがなかった」涙をこらえられなかった。

 不完全燃焼だった。1週間ほど前、ノックの最中に左股(こ)関節へ激痛が走った。左足が思うように上がらず、大会直前、3日の練習試合ではすべてセットポジションでの投球を強いられた。しかも、不安を抱えて迎えた初戦は雨で試合開始が1時間遅れた。「新聞や雑誌に載って、周囲の期待がすごかった。みんなと話して緊張をほぐそうとしたけど、ダメでした」145キロ右腕はプレッシャーに押しつぶされ、自慢の速球も141キロ止まりだった。

 それでも、ネット裏のスカウト陣からは称賛の声が相次いだ。ロッテ・山森スカウトは「初速と終速の差が小さく、手元でボールが伸びる。茨城で一番のピッチャーだし、関東でも3本の指に入る」と無名校のエースに二重丸をつけた。

 これまで足を引っ張り続けたバックも奮起した。高校から野球を始め、盗塁、捕逸で失点を重ねていた岩田拓巳捕手(3年)が、3度も盗塁を刺した。「あいつはかなりの努力家。バックもよく守ってくれて、すごくうれしかった。三和を選んで間違いじゃなかった」勝つことだけがすべてではない。石崎剛が、強烈な輝きを残して姿を消した。
2008年7月8日06時00分

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韓国人・金が夢舞台へ第一歩…高校野球福岡大会

◆高校野球選手権 福岡大会 ▽1回戦 育徳館0―14飯塚=5回コールド=(7日・筑豊緑地) 福岡では飯塚の韓国人留学生・金東民(キム・ドンミン)遊撃手(2年)が、故郷から応援に駆けつけた父の前で2安打1打点と活躍。2回戦進出に貢献した。

 気温34度。灼熱(しゃくねつ)の太陽の下、金は輝いた。初回、死球で出塁し、先制のホームを踏むなど2安打1打点1盗塁。1番打者の役割を果たし、勝利に貢献した。

 佑ちゃんフィーバーは対馬海峡も越えていった。2年前の夏、早実・斎藤佑樹の決勝戦での熱投をテレビで見て感動。「自分もあの場に立ちたい」と留学を決意した。スタンドには父・成植(ソンシク)さん(51)が釜山からキムチの差し入れを持って応援に駆け付けた。「暑い中よく頑張っているなあ」息子が校歌を歌う姿を感激の面持ちで見つめた。

 「夢だった甲子園が近づいている。今年は絶対あそこに行きます」と留学を快く認めてくれた父の前で高らかに誓った。「釜山発甲子園行き」の夢フェリーは、着々と目的地へ向かう。

2008年7月8日06時00分

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東北生文大高、創部2年目で初勝利…高校野球宮城大会

◆高校野球宮城大会第3日 ▽1回戦 東北生文大高3―1涌谷(7日・Kスタ宮城) 創部2年目の東北生活文化大高が3―1で涌谷に快勝。うれしい公式戦初白星を挙げた。5回に3点を先行。先発右腕・武田大輝(2年)が1失点の好投を見せた。気仙沼は延長10回、劇的な逆転サヨナラ勝ちで白石を下した。鹿島台商は、エース右腕・鉄本祐基(3年)が今大会初、自身も公式戦初の完封で1―0と石巻商を一蹴。来年、岩ケ崎と統合される鶯沢工は聖和学園に1―11の5回コールドで敗れたが、地震被害や部員不足などの苦境を乗り越える健闘を見せた。

 一塁側スタンドの東北生文大応援席から響く「あと1人」コール。エース・武田大が最後の打者を投ゴロに打ち取った瞬間、ナインは達成感、安ど感、心地よい疲労など、思い思いの表情を浮かべた。

 創部2年目。初白星をつかんだ2年生と1年生だけの選手たちが繰り返すグラブタッチ。昨年7月16日の県予選。デビュー戦で仙台西に0―10の5回コールド負けを喫してから1年。秋、春を経て、通算6試合目での初勝利に、青葉主将は「三振しても、エラーしても、みんなで励まし合って、プレーした。とにかくうれしい」と声を詰まらせた。

 先発した武田大が120キロ前半の直球とドロップでコーナーを突き、7安打、9奪三振と涌谷を翻ろう。「最後まで気を抜けなかった。打たせて取る投球はできた」納得顔のエースの粘投に打線も応え、5回2死二塁から5番・及川、6番・菅井の連続適時二塁打などで3点を奪取。「感無量。うれしすぎて、夢中で走った」と菅井。175センチ、100キロの巨体を震わせ、涙を流した。

この春、1年生が一気に46人も入部。大量入部に危機感を募らせた2年生7人全員が自主練習に取り組むようになった。「後輩に刺激を受けて、切磋琢磨(せっさたくま)している」と石川監督。最速139キロの1年生・阿部達世志にエースの座をおびやかされつつある武田大も連日10キロ近い走り込みで、下半身を強化した。校内のグラウンドには、まだマウンドもブルペンもないが、昨年までなかった活気が満ちあふれている。

 10日の2回戦では、第4シードの仙台商と激突。青葉主将は「実力ではかなわないが、やる気、声、みんなで支え合う力、今回と同じようにやれれば…」と前を見据えた。

 ◆東北生活文化大高校 1948年、三島学園女子高として創立。03年、現校名に改称し、男女共学となる。硬式野球部は07年、創部。女子ソフトボール部は全国大会出場歴を誇る強豪。生徒数1096人(男子463人、女子633人)。所在地は仙台市泉区虹の丘1丁目18番。光井正校長。

2008年7月8日10時14分

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佐賀北、初戦で苦戦…高校野球地方大会

第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は8日、12大会で試合が行われ、昨夏全国制覇した佐賀北(佐賀)が初戦の2回戦で佐賀工に延長11回、4―3でサヨナラ勝ちと苦戦した。長野は雨で全試合が中止となった。

 昨夏4強の長崎日大(長崎)は1回戦で大勝。昨年代表校では神村学園(鹿児島)が4回戦に進み、日南学園(宮崎)などが初戦を突破した。宮城では東北と仙台育英が初戦に勝った。9日は福島、滋賀など5大会が開幕する。

2008年7月8日18時51分

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難病の伊勢崎工・増茂主将バット振れず…高校野球群馬大会

◆高校野球選手権 群馬大会 ▽2回戦 伊勢崎工1―10利根実=7回コールド=(8日・伊勢崎市) 青春は残酷だった。伊勢崎工・増茂良祐主将(3年)は一度もバットを振ることなく、最後の夏を終えた。

 5月初旬、ランニングの後に全身にじんましんが出た。病院での診断は「運動誘発性アナフィラキシー」。激しい運動をすると頭痛や呼吸困難に襲われ、ひどい場合は死に至る病。医師に「生きたいなら野球をやめなさい」と忠告された。

 絶望はしなかった。「考えたのは、この体で主将として何ができるか」5番・三塁手でチームを引っ張っていたが、発症以降は三塁コーチなどのサポート役に徹した。

 9点を追う4回2死一塁、代打でチャンスが訪れた。「やっと自分に出番がきた」春以来の打席で頭が真っ白になった。3球目、一塁走者が盗塁を失敗した。「ぼう然とした。何も考えられなかった」激しい動きが必要な守備にはつけないため、無念の交代となった。「できる形で野球は続けていく」次の舞台ではバットを振ってみせる。

2008年7月9日06時00分

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前橋工・内山2打点!親子3代プロ野球選手目指す……高校野球群馬大会

◆高校野球選手権 群馬大会 ▽2回戦 前橋工8―0沼田=7回コールド=(8日・伊勢崎市) 群馬では元プロ野球選手の祖父と父を持ち、史上初の親子3代プロを目指す前橋工・内山太志右翼手(3年)が、1安打2打点の活躍。

 体の中のDNAがチャンスで呼び起こされた。「スタメンが全員打っていたので打たないとまずい」6回1死三塁、前橋工・内山は投手強襲安打で打点を挙げ、コールド発進に貢献した。

 野球をするために生まれてきた。祖父の和巳さん(69)は58年に伊勢崎高から中日に入団。1軍での試合経験はないが3年間、投手、外野手としてプレーした。父の憲一さん(40)は85年、伊勢崎商からドラフト3位でヤクルトに入団。史上初の親子プロ投手誕生で話題になり、8年間で0勝1敗1セーブを残した。

 内山も小学2年で当たり前のように野球を始めた。「自分がプロ野球選手だからって無理して野球をやるな」父から諭されたが、流れる血にうそはつけなかった。シニアでは祖父がコーチを務めた。中学の3年間で英才教育を受けた。

 3代目の宿命は十分に意識している。「2人はあこがれです。僕もプロに近づきたい」中学3年、中学1年の弟2人もプロを目指す。史上初の親子3代プロ野球選手になるために、最後の夏は負けられない。

2008年7月9日06時00分

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日南学園・有馬翔7回毎回9K!8球団22スカウトうなった……高校野球宮崎大会

◆高校野球選手権 宮崎大会 ▽2回戦 日南学園7―1宮崎大宮(8日・サンマリンスタジアム宮崎) 日南学園(宮崎)のドラフト上位候補左腕・有馬翔(3年)が宮崎大宮戦に先発。7回を3安打1失点、9奪三振で8球団22人のスカウト陣をうならせた。

 プロ注目左腕、有馬が2年連続の甲子園出場へ快投発進だ。ネット裏には巨人の6人をはじめ、8球団22人のスカウトが集結。6回までノーヒットピッチングを披露した。「真っすぐは自信がある。全国的に有名になりたい」チームメートには、やはりドラフト候補左腕の中崎雄太(3年)がいるが、「自分が中心になって投手陣を引っ張りたい」と7回3安打1失点、毎回の9奪三振で存在感を見せつけた。

 最速145キロの直球は139キロどまり。それでも伸びのあるボールで相手打線を手玉に取った。巨人・山下スカウト部長は「腕の振りがいいし、体ががっしりしていて力強さがある。将来が楽しみ」。横浜・稲嶺スカウトも「球のキレがいい。インコースに決まれば、なかなか打てないでしょう」と評価した。

 小学1年までは右投げだった。日南高野球部OBの父・伸也さん(61)が「野球をやるなら左の方が有利だろう」と左投げを強制した。それでも有馬少年は右で投げようとするため、指が分かれていない自作の手袋を作り、その上にグラブをはめさせた。実現できなかった甲子園の夢を息子に託した。

 今では感謝している。「左投手は希少価値があるのでよかったです」有馬は昨夏、甲子園出場を果たしたが3回戦敗退。「リベンジしたい」全国Vという親子2代の悲願へ一歩前進した。

 ◆有馬 翔(ありま・しょう)1990年6月5日、宮崎市生まれ。18歳。小学2年からソフトボールを始める。大淀中では「宮崎シニア」で全国3位。日本代表入りして世界大会4位。高校では昨夏の甲子園でエースとして16強入り。174センチ、76キロ。左投左打。家族は父。

2008年7月9日06時00分

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仙台育英・穂積が8連続Kで3回完全…高校野球宮城大会

◆高校野球宮城大会第4日 ▽2回戦 仙台育英16―0上沼=5回コールド=(8日・愛島球場) 仙台育英は先発のエース右腕・穂積優輝(2年)が上沼を相手に8連続三振を奪い3回をパーフェクト。16―0の5回コールド勝利に導いた。ライバル東北も、エース左腕の萩野裕輔(3年)が先発、岩出山を6回3安打12奪三振の無失点に抑え、8―0の7回コールドと好スタートを切った。西武の岸孝之(23)の母校・名取北は町田融(3年)が13奪三振2失点と好投し、古川を下した。

 仙台育英・穂積が今夏初戦で貫録の奪三振ショーだ。先頭打者を二ゴロに打ち取ったのが“開演”の合図。その後7人を連続して直球で三振に仕留め、8人目は決め球のスライダーで空振りに。スコアブックにズラリと並んだ「K」の文字。最速144キロの直球が伸び、スライダー、カーブ、フォークの変化球も切れ味抜群だった。

 3回を完全に抑え“お役ご免”となった千両役者。「相手が挑戦者の気持ちで向かって来ていた。自分も挑戦者のつもりで投げた。9連続取りたかったですね」と息をついた。佐々木順一朗監督(48)だけは「いい球は来てましたけど、正直まだまだ。もっとできる子ですから」と期待が大きいだけに、さらなる飛躍を求めた。

 由規(ヤクルト)の後を受け、エースになった穂積。「比べられるのは仕方ない。だったら、いい先輩がいたということで(考えを)マイナスじゃなくプラスに」と努力を重ねた。由規のビデオと、リリースの瞬間を収めた写真を眺めては鏡の前でシャドー投球。ブレない体の軸を意識してきた。

 エースの快投に打線も応え、橋本到主将(3年)の2ランなどで13安打16得点の猛攻。「最後の夏ですから」と橋本主将。穂積は「甲子園に行きたい。自分は2年。3年生に恩返しします」。3年連続の代表に向け、ド派手なスタートを切った。

2008年7月9日11時32分

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東北・萩野6回12K…高校野球宮城大会

◆高校野球宮城大会第4日 ▽2回戦 東北8―0岩出山=7回コールド=(8日・愛島球場) 東北は、エース左腕の萩野裕輔(3年)が先発、岩出山を6回3安打12奪三振の無失点に抑え、8―0の7回コールドと好スタートを切った。

 直前の試合でライバル校のエースに快投されては、みちのくNO1左腕も黙っていない。東北・萩野は内角をどんどん攻め、被安打3の12奪三振で無失点。それでも「調子は良くなかったです。力んでしまいました」と反省しきりだった。

 今春の東北大会準決勝で酒田南(山形)に敗れた後、「ストレートの球威と変化球の精度を高めた」と萩野。短距離ダッシュを多めに消化し、体のキレを重視した。「最後の夏なんで、甲子園に行きたい気持ちは強いです」と意気込んでいる。

 打線も萩野を援護した。7番の関口聖也主将(3年)と6番の宮永達也(3年)に一発が飛び出すなど計8得点。「萩野を楽にさせたかった」と女房役の関口。投打の相乗効果に五十嵐征彦監督(32)は「今後につながる試合でした」と納得の表情だ。

 次の相手は利府。決してあなどれない相手だ。萩野は「今はもう次の相手のことで頭がいっぱい。自分はどんな試合でも全部投げたいと思っている。これから調子も上がってきますから」と言い切った。
2008年7月9日11時32分

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岸2世だ!名取北・町田13K…高校野球宮城大会

◆高校野球宮城大会第4日 ▽2回戦 古川2―5名取北(8日・石巻市民)名取北に“岸2世“が現れた。先発した右腕・町田が13奪三振、被安打6の快投を見せ、完投勝ち。直球は130キロ前後とOBの西武・岸孝之投手(23)に20キロ以上及ばないが、そこは技術でカバー。速い投球テンポで球種やコースを読む時間を与えず、古川打線を翻ろうした。

 自身3度目の夏での勝利に「やっと結果が出た。ひとつ勝てたことに満足している」と町田。06年の冬、西武入り決定直後の岸が母校を訪問。町田もあこがれの先輩と対面した。部室の正面に飾ってある「打倒 私学二強」と書いた色紙に、岸がサイン。町田は日々、それを見ながら、自分を奮い立たせてきた。

 故障にも勝った。左ひざ打撲をかばって投球を続けるうち、6月末に両足アキレスけんの炎症を発症。6日まではノースロー。痛み止めの注射を打って、この日を迎えた。「自分たちが頑張っていることを、岸先輩にも知ってほしい」と胸を張った町田。12日の3回戦では昨夏の覇者・仙台育英と激突。「どうせ、どこかで当たる。むしろ楽しみ」打倒私学のチャンス到来に、町田は目を輝かせた。
2008年7月9日11時32分

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来春センバツは32校が出場、希望枠は廃止

選抜高校野球大会の運営委員会が9日、大阪市内で開かれ、来春の第81回大会は32校が参加して行うことが承認された。一般選考は28校で21世紀枠が3校、神宮大会枠が1校。守備重視の希望枠は地区の比較で公平性に欠けるなどの理由で廃止された。

 一般選考枠の地区別出場校数は北海道1、東北2、関東・東京6、東海2、北信越2、近畿6、中国・四国5、九州4。

 21世紀枠の選考は9地区の候補校の中から東(東海、北信越以東)と西(近畿以西)から1校ずつを選び、残り7校の中から3校目を選出する。例年は2校の出場だが、記念大会だった今春の大会に同枠で出場した3校がすべて初戦突破したことなどを考慮し、据え置かれた。

2008年7月9日17時36分

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龍谷大平安が初戦突破…高校野球地方大会

◆第90回全国高校野球選手権大会地方大会(9日) 新たに5大会が開幕し、17大会で試合が行われた。部内暴力が発覚したため、3年生部員だけで校名変更後初の甲子園を目指す龍谷大平安(京都)は、初戦の2回戦を辛勝した。

 今春の選抜大会に出場した長野日大、丸子修学館(ともに長野)はそろって3回戦に進出。3年ぶりの夏の甲子園を目指す樟南(鹿児島)は4回戦に進んだ。
2008年7月9日19時27分

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岐阜城北・伊藤にスカウト31人/岐阜大会

<高校野球岐阜大会:岐阜城北5-2長良>◇6日◇2回戦

 岐阜ではプロ注目の右腕、岐阜城北・伊藤準規投手(3年)が登板。12球団31人のスカウトが見守る中、5回2失点ながらも146キロをマークした。

 超高校級右腕・伊藤が、最後の夏の舞台に滑り出した。287日ぶりとなる公式戦のマウンド。初回に自らの野選で失点するなど、5回4安打2失点と満点の結果ではなかったものの、直球は最速146キロを計測した。伊藤は「注目されていることはうれしいこと。やっと夏が来たという感じ。球は前よりも走ってきた」と笑顔で話した。

 昨秋に右ひじを故障して戦線離脱。昨年9月23日の県岐阜商との秋季県大会2回戦以来となる公式戦のマウンドだった。復帰戦となった5月31日の甲西(滋賀)との練習試合では「7割の力」(伊藤)ながら直球は142キロを計測。6月14日、享栄(愛知)との練習試合では初めて変化球を交えた。球速も最速146キロまで上がっていた。

 ネット裏に詰め掛けた12球団31人のスカウト陣も納得の表情を浮かべた。中日、阪神など9球団は部長クラスが訪れた。中日中田部長は「腕の振りは大丈夫。あとは下半身の使い方。試合をこなしていけば問題ない。素材は高校生のなかでは東浜(沖縄尚学)と双へき」と変わらぬ高評価を口にした。初めて視察した阪神黒田編成部長も「いい評価を担当スカウトからも聞いている。球威が1番の魅力」と話した。

 まだ頂点へ向けて階段を上がり始めたばかり。藤田明宏監督(40)は「伊藤が投げられるというところを見せたかった。仲間もみんな待っていた」と夏本番を迎えてのエースの復活を喜んだ。大目標の甲子園制覇へ向け、復活したエースがスタートを切った。
2008年7月7日10時7分

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屈指の好カードは藤代に軍配/茨城大会

<高校野球茨城大会:藤代3-2土浦日大>◇6日◇1回戦

 昨年のベスト8同士が初戦でぶつかる好カード、土浦日大対藤代は、延長13回の末、藤代が3-2で制した。土浦市営球場が超満員の観客で埋まる中、決勝点は思わぬ形で入った。延長13回、土浦日大の板垣拓実投手(3年)が投じた1球を捕手が後逸。その間に三塁走者が生還して決勝点が入った。板垣は「(スクイズでなく)打ってきても三振を取るつもりで全力で投げたインコースのストレートです」と166球目を悔やんだ。捕手のサインに首を振って勝負しただけに、悔いは大きかった。

 板垣は初戦の緊張と暑さから、8回に右ふくらはぎをつった。9回に四球で一塁に進む際には足を引きずり、臨時代走を送られるほどだった。だが「自分が崩れたらチームが崩れる」と監督の交代の打診も断り、気力で完投した。計169球。最後のあいさつでは、藤代の堀口智哉投手(2年)に「頑張れ」とエールを送った。

2008年7月7日10時7分

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沖縄尚学・東浜乱調4強/沖縄大会

<高校野球沖縄大会:沖縄尚学10-2沖縄工>◇6日◇準々決勝

 最後の打者をうち取ると沖縄尚学のエース東浜巨(3年)はホッとしたようにグラブを数回たたいた。7回で138球を投げ2失点。苦しい投球を象徴するようなしぐさだった。

 この夏一番の「大乱調」だった。与えた四死球はともに4個ずつで8四死球は公式戦ワースト。初回は先頭打者にいきなり三塁打を打たれ、この夏初めての失点を許した。4回には3連続四死球の後、安打を打たれさらに1失点。「今日はこの夏で一番悪かった。昨日から『勝てるだろう』という油断と、油断してはいけないという気持ちで葛藤(かっとう)していました」。気持ちが定まらずフォームも崩れた。「今日は軸ができていないまま投げていた感じ。気持ちの問題が大きかったと思います」と比嘉公也監督(26)は東浜の投球について振り返った。

 それでもマウンドで苦しむ東浜を仲間が援護した。4回には4番仲宗根一晟(3年)が満塁本塁打を放って点差を広げ、7回は前日無安打だった西銘生悟主将(3年)が右翼に2ランをたたき込んでコールド勝ちを決めた。次は昨年の代表興南との対戦だ。昨年の準決勝は東浜がけいれんを起こして降板した悔しい思い出がある。「絶対に、準決勝は勝ちます」。東浜は言葉に力を込めて好投を誓った。
2008年7月7日10時8分

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甲府商まさかの辛勝発進/山梨大会

<高校野球山梨大会:甲府商10-7身延>◇6日◇1回戦

 昨年の覇者、甲府商がまさかの大苦戦だった。昨年2年生ながら甲子園で1勝をあげ「堀内2世」と呼ばれたエースの米田易弘(やすひろ=3年)が3回までに6点を奪われ降板する展開。それでも「(米田に)もう1回投げさせるために勝つしかない」とチームは奮起した。試合後、米田は「今日はみんなが打ってくれた。次は自分の投球でチームが勝てれば」と前を向いた。

2008年7月7日10時8分

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進学校開成が24-0快勝発進/東東京大会

<高校野球東東京大会:開成24-0蒲田>◇6日◇1回戦

 第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は6日、東京など24大会で試合が行われた。東東京では東大合格率1位を誇る進学校、開成が19安打と打線が爆発し24-0と大勝。1回戦を突破した。

 東大合格者数NO・1の進学校開成打線が1回にいきなり爆発した。打者1巡、4安打に4四死球を絡めて6点を奪った。もう止まらない。2回には打者2巡、11安打で16得点を挙げた。終わってみれば、24-0。創部以来最多の得点を挙げ初戦を突破した。それでも東大野球部出身の青木秀憲監督(37)は驚かない。「こういう試合が出来たらいいなあ、と思っていた」と振り返った。

 進学校だけに練習時間には恵まれない。通常は午後5時に下校する規則がありグラウンドも週1回しか使えない。そんな中、選手たちは始業前や放課後にティー打撃や筋トレ等を自主的に行い、不足分をカバーしてきた。やる気の選手たちを信じ、自主性を重んじるのが開成野球だ。青木監督のこの日の指示は「思い切り振り切る」だけ。それでもこんな大爆発、選手は状況を読んで、ノーサインで9盗塁も記録した。

 身長180センチの大型2番打者、岩田大佑右翼手(3年)は5月中旬に左手のひらを疲労骨折し、まだ50%の状態。そんな選手が「試合しながら治すしかない」と覚悟を決め、三塁打と本塁打をかっとばした。他選手も負けられない。1番の番矢大輝中堅手(3年)は3打数3安打し「勢いに乗って、このまま勝ち進む」と意気込んだ。

 05年のベスト16が過去最高成績。昨夏は4回戦で準優勝の修徳に0ー1で敗れた。青木監督は「シード校に勝つ」を目標に挙げてきた。初戦突破ではまだ喜べない。順当に勝ち進めば3回戦で帝京戦が待ち受ける。

2008年7月7日10時9分

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築館28点爆勝4年ぶり初戦突破/宮城大会

<高校野球宮城大会:築館28-0石巻好文館>◇6日◇1回戦

 築館に「勝利の女神」がいた! 5回コールドの28-0で石巻好文館に圧勝し、4年ぶりの初戦突破。4月に就任した小針聡美部長(30)の下、春から続くチームの快進撃が止まらない。大河原商は7回コールドの7-0で村田に勝利。小野大樹投手(2年)が6回1安打無失点と好投し、火事で自宅を失ったチームメート三浦智郷(ちさと)外野手(2年)のためにと奮闘した。

 序盤3回までは、すべて打者一巡の猛攻。相手が初出場校だろうと、手を緩めない。19安打15盗塁の怒濤(どとう)の攻撃で、築館がスコアボードに容赦なく得点を刻む。次々とホームを駆け抜けるナインを、ベンチの小針部長は笑顔で迎えた。

 今年4月に小針部長が就任した。宮城教育大では軟式野球部のマネジャーを務めていたこともあり、野球については詳しい。主にスコアラーとしてチームに貢献するが、見えない力をナインに送っている。5月6日の春季県大会北部北地区予選で、センバツ出場経験校の一迫商に2-1で勝利。同じ栗原市内のライバル校から、11年ぶりの公式戦白星を挙げた。そして、この日は04年以来となる夏の初戦突破。利根川直弥監督(36)も「彼女のおかげですよ。何かありますね」と話した。

 「勝利の女神」は1人だけではない。06年に同校初の女子マネジャーとして入部した只野夏之、小野寺由花(ともに3年)は、今夏が最後。只野は「つらい時期もあったけど、続けてきて本当に良かった」と、初めての夏の勝利を喜んだ。4回に今大会1号となるランニング本塁打を放った三浦仁史三塁手(3年)も「勝利の女神パワーですね。このまま甲子園まで行きたい」と話した。

 「ナインの努力が実った結果です。私は何もしてません。たまたまです」と謙虚に話す小針部長。6月14日の岩手・宮城内陸地震では、部員の安否確認に奔走した。今後も、陰ながらナインを支えていく。

2008年7月7日11時41分

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静岡市商・宮崎3安打完封/静岡大会

<高校野球静岡大会:静岡市商1-0焼津水産>◇6日◇1回戦

 静岡市商・宮崎悠斗投手(3年)は、焼津水産打線を3安打に抑え、亡き祖母にささげる完封勝利を飾った。大会3日目は12日、1回戦27試合が行われる。

 天国のおばあちゃんにウイニングボールを届ける-。静岡市商・宮崎が祖母への思いを胸に、焼津水産打線を98球で3安打完封した。1日に長野県松川町に住む祖母菅沼米さん(享年79)が死去。3日に通夜、4日に告別式が長野で行われた。だが、宮崎は家族と離れて静岡に残り、この試合に向け調整を続けていた。「おばあちゃんへの恩返しという気持ちで投げた。『よくやったね、ありがとう』と言ってくれると思う」。しみじみと話した。

 バックを信じ、打たせて取る投球に徹した。奪三振は1。「ファインプレーで助けてくれた。甘いコースに入らないように打たせた」。4回表2死二塁、左前打を浴びた。しかし、大石達也左翼手(3年)が本塁へノーバウンド送球し、二塁走者を刺した。危機を脱すると、ここからは二塁さえ踏ませなかった。

 祖母の危篤を聞き、当初は長野行きも考えた。だが、祖母と同居していた伯父の菅沼信祐さん(46)から「お前は試合に集中しろ。その代わり勝つように」と言われた。頭を五厘に刈り、気持ちを試合に集中させた。試合後、宮崎の心意気に感動し、号泣する斉藤孝之監督(35)からウイニングボールを受け取った。手向けのボールを増やすべく、エースは今後も投げ続ける。

2008年7月7日11時41分

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日大三島7点差はね返し大逆転/静岡大会

<高校野球静岡大会:日大三島10-9富士>◇6日◇1回戦

 日大三島が最大7点差をはね返し、富士に10-9で逆転勝利した。9-9の同点で迎えた9回裏1死満塁で尾形一斗右翼手(3年)がサヨナラ安打を放ち、3時間7分の熱戦に終止符を打った。大会3日目は12日、1回戦27試合が行われる。

 あきらめない気持ちが奇跡を呼んだ。日大三島は4回表に8失点して2-9。しかし、ここから徐々に点差を詰め、同点で迎えた9回裏1死満塁。尾形がバットを振り抜くと、打球は前進守備の遊撃手の頭を越え中前に落ちた。「打った瞬間に決まったと思った」。スタンドの大声援とともにナインは歓喜に酔いしれた。松崎裕幸監督(39)も「こんな試合はもう2度としたくないけど、よくやってくれた」と褒めたたえた。

 昨夏3回戦の常葉学園菊川戦。同じく同点で迎えた9回裏1死満塁の場面で、スリーバントスクイズを失敗し、試合にも敗れた。「あの時はスクイズと決めていたけど少し迷いがあった」と振り返る同監督。今年は違った。「尾形。お前でチャンスは回ってくるぞ! 決めてこい」。迷わず送り出した。そんな思いを受け取り打席に立った尾形が、見事に大逆転劇を完結させた。

 これがゴールではない。いままでにない1イニング大量8失点。また、それをはね返す経験もした。松崎監督は「何が起こるか分からないのが夏。選手たちも、それがよく分かったはず。この1週間でもう1度精神面を鍛え直す」と気を引き締めた。

 試合後には、尾形の元に熱戦を演じた富士の杉山隆俊主将(3年)らからウイニングボールが手渡された。「絶対に甲子園に行ってくれ」と熱いエールを受けた。「絶対に甲子園に行くよ」と答えた尾形。1つの山を乗り越えた日大三島ナインが、頂点への階段を1歩1歩勝ち上がっていく。

2008年7月7日11時41分

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大阪桐蔭の新怪物!浅村1発/北大阪大会

<高校野球北大阪大会:大阪桐蔭12-0箕面自由>◇6日◇1回戦

 新たなスター候補生がいきなりの1発だ! 第90回全国高校野球選手権大会(8月2日開幕、甲子園)の北大阪大会で、優勝候補の大阪桐蔭が箕面自由に12-0と5回コールド発進した。プロ注目の1番打者、浅村栄斗(ひでと)遊撃手(3年)が高校通算17号3ランを含む3安打4打点。昨夏決勝で敗れた中田翔(日本ハム)の思いも背負い、2年ぶりの夏を目指す。

 今年の大阪桐蔭にも、見逃せない好素材がいた。プロ注目の浅村が、夏初戦で豪快な1発を放った。

 「打った瞬間、行ったと思った。いいスタートが切れて良かったです」。

 9-0で迎えた4回裏2死一、三塁。高め直球をたたいた打球は、勢い良く左翼芝生席へ飛び込んだ。ダメ押しの3ランは高校通算17号。チームを5回コールドの圧勝発進へと導いた。

 “怪物”中田が熱視線を浴びた昨夏も、2年生ながら正二塁手を務めた。今年は50メートル6秒2の俊足と打撃力を買われ、打順は8番から1番に昇格。「去年は周りの様子を見ながら打席に入っていたけど、今年は先頭打者として積極的にやれてる」。この日は第1打席で、詰まりながらも二塁後方へ運ぶと、もたつく守備を見て二塁を陥れた。第3打席でも右前へ適時打を放ち、3安打4打点と暴れまくった。

 「走攻守」3拍子そろい181センチ、78キロと体格も文句ない。魅力的な大型遊撃手に、プロスカウト陣も高評価を与えた。阪神畑山スカウトは「右にも打てるし、うまくとらえれば大きいのも出る。これから伸びる選手」と太鼓判。日本ハム当銀スカウトも「ソツがないね」と目を光らせた。

 1年前、大阪大会決勝で金光大阪に敗れた悔しさを忘れはしない。そのとき一緒に涙した「中田先輩」から、まだ激励の言葉はないが、日本ハムの球団タオルの差し入れが届いている。「今年のチームでは僕が1番経験がある。みんなに勇気を与えるバッティングをしたい」と浅村。強力な先頭打者に引っ張られ、大阪桐蔭の夏が幕を開けた。

2008年7月7日11時45分

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茨城の剛腕、三和の石崎初戦涙/地方大会

008年7月7日(月) 20時39分 日刊スポーツ 

<高校野球地方大会>◇7日◇鹿児島大会ほか
 第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は、11大会が行われた。雨で一部試合が中止となった茨城では、無名校の多賀が、プロ注目の右腕、三和の石崎剛投手(3年)を攻略。延長10回の末に2-1で破る殊勲の星を挙げた。群馬も雨にたたられた中、期待された富岡の左腕・高田優馬投手(3年)も初戦で惜敗した。鹿児島では今春の選抜大会にも出場した鹿児島工が4回戦に進出。樟南は3回戦に進んだ。 

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常盤大高 落書きショック打ち消す大勝

【常盤大高11―2明野】イタリアの世界遺産「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」に落書きしたとして、前監督が6月29日に解任された茨城・常磐大高が7回コールドの快勝で初戦を突破した。

ショックを吹き飛ばしたのは益子主将だ。初回、初球を先頭打者本塁打。「監督のことは考えても仕方ない。僕が先頭で思い切ってやっていこうと思った」。この一打で打線に火がつき9安打11点の圧勝を飾った。コーチから昇格した須藤監督は、大会前に前監督からメールで「頑張れよ」と激励されたことを明かし「初戦をとれて良かった」と安どの表情を浮かべた。前監督は学校職員として自宅謹慎が続いている。それでも「このチームは監督がつくったチームですから」と益子。スタンドで見守った浅岡校長も「生徒が笑顔でプレーしてくれてホッとした」と胸をなで下ろしていた。

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昨夏V・佐賀北は3回戦で姿消す

【佐賀北1―2鳥栖工】昨夏の甲子園優勝校・佐賀北が3回戦で姿を消した。4安打と打線が振るわず、百崎監督は「選手は9回2死まであきらめなかった。今年は昨年の優勝を背負って戦ってきた。負けたというより終わったという感じ」。昨夏の優勝メンバーが6人残り、同じ練習メニューに取り組んできた。昨秋は3回戦敗退、春の県大会は準優勝と手応えもあったが連覇の重圧をはね返すことはできなかった。「負けて悔しい。プレッシャーに勝てなかった」と田中亮主将も涙。“がばい軍団”の短い夏が終わった。

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センバツ準V・聖望まさかの初戦サヨナラ●

【聖望学園8―9大井】今春のセンバツ準V校・聖望学園が南埼玉大会初戦で散った。最大6点差をひっくり返され、まさかの延長10回サヨナラ負け。7回2/3で自責点8と大きく崩れたエース大塚は「甲子園は大きな目標だった。もう一度、(センバツ決勝で敗れた)沖縄尚学とやりたかった」と目を腫らした。

 センバツのマウンドで躍動した大塚の姿は最後まで見られなかった。初回に打線から4点のリードをもらったが、生命線のカットボールの制球が乱れた。カウントを取りにいった直球を狙われ、4回までに6失点。継投で相手の反撃を食い止め、同点の8回途中からこの試合3度目のマウンドへ上がったが、10回1死一塁から左翼線を破るサヨナラ打を浴びてセンバツ準V右腕の早すぎる夏が終わった。

 今後については「プロでやりたい気持ちもあるけど、今は考えられない」と話すにとどめた。だが「これからは勝つピッチングを身に付けたい」とさらなる高みを目指す姿勢は忘れていない。このあくなき向上心がある限り、夢が現実となる日は近い。

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センバツV・沖縄尚学は決勝へ

【沖縄尚学3―1興南】苦しかった分だけ喜びは大きい。春の王者・沖縄尚学が春夏連続出場に王手をかけた。東浜が7安打1失点の150球完投。「マウンドを楽しめました。延長でも行けました」。鬼門を越えた。昨年の県大会準決勝、浦添商戦で両足にけいれんを起こし途中降板。チームも延長戦で敗れた。だからこそ今夏は1点を先制されても、ピンチを抑えるたびに吠えた。

 エースを救ったのは伊志嶺だ。「東浜を助けたかった」と6回に同点二塁打。8回2死二、三塁から右翼線へ勝ち越しの三塁打を放った。

 99年のセンバツ優勝時の左腕エース・比嘉監督は「本当に厳しい試合。でも東浜がよく1点に抑えて、伊志嶺がチャンスでよく打ってくれた」と選手を称えた。今夏全国最初の甲子園切符をかけ13日、昨夏の県大会準決勝で敗れた浦添商と対戦する。

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斉藤三代目引っ張った 銚子商コールド発進

第90回全国高校野球選手権記念大会(8月2日開幕、甲子園)の地方大会は12日、7大会が開幕。全国52地区で445試合が行われた。東千葉大会では銚子商が斉藤俊之監督(49)の長男・之将(ゆきのぶ)外野手(3年)の活躍で勝浦若潮を下した。また南埼玉大会では今センバツ準V・聖望学園が初戦敗退する波乱があった。13日はセンバツを制した沖縄尚学―浦添商の沖縄大会決勝を含め、全国53地区で472試合が行われる。

 【銚子商10―0勝浦若潮】最後の夏の初打席。1―0の2回1死三塁からスライダーを中前にはじき返すと、斉藤は何度もベンチの父をのぞき込んだ。「叩きつけることだけ考えました。自分を信じて打席に立ちました」

 試合後も興奮を隠せない斉藤に、自宅でも「監督さん」と敬語を使わせる父は少しだけ笑顔を見せた。「2点目が欲しい場面での安打は評価できる」。斉藤の適時打が呼び水となり、チームは3年ぶりの甲子園へコールド発進だ。

 祖父・一之さん(89年死去、享年60)は「黒潮打線」を育て上げ74年全国制覇を達成した名将。その祖父の下、2度甲子園に出場した父が率いる古豪に、斉藤が進学を決意したのは中3夏だった。他校への進学を希望していたが、父が05年全国へ導くと「オヤジと甲子園を目指す」と心境が変化。同時に3年間の“親子断絶”も決定した。

 スタンドで姿を見守った母・正代さん(48)は「昔は2人で魚釣りや昆虫捕りに行ってました。今は家での会話は少々。私が笑いをふりまいています」と苦笑いを浮かべる。この日朝、2人は別々に祖父の墓前に赴いた。願いは同じ。「天国から甲子園に行く姿を見届けてくれ」だ。

 父の評価を聞いた斉藤は「褒められるのは初めて」と驚きの表情。父は今までかたくなに断っていたツーショット写真に納まるなど優しさも見せた。再び全国に“CHOSHO”をとどろかせるために…。斉藤家3代の長い夏が始まった。

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過去2年2勝2敗 プロ注目の両右腕沖縄で激突!

高校野球の沖縄大会は13日、センバツ優勝校の沖縄尚学と春の九州大会準優勝校、浦添商が決勝戦で激突。第90回大会最初の甲子園出場校が決まる。07年以降、両校の公式戦での対戦成績は2勝2敗。沖縄尚学の東浜巨、浦添商の伊波翔悟のプロ注目両右腕の投げ合いで好勝負が期待できそうだ。

 前年夏の覇者・興南との対決になった12日の準決勝で東浜は150球完投。7安打1失点で準々決勝で8四死球と大乱調だった不安を払拭した。3回戦の本部戦では中日、ロッテ、ソフトバンクなど7球団のスカウトが視察し、「スタミナも心配なさそう」と評価していたが、左腕の上原亘も好調で、比嘉公也監督は継投も考えているようだ。

 一方、伊波は準決勝の石川戦は登板せず、決勝に備えた。MAX148キロの右腕は準々決勝の具志川商戦で序盤に2失点したものの、7回まで10奪三振と力投。安定した投球を見せており好調をキープしている。昨夏の準決勝、東浜が脱水症状で途中降板した試合で勝ったが、東浜と最後まで投げ合って勝った試合はない伊波。監督歴30年目のベテラン神谷嘉宗監督に悲願の甲子園初出場をプレゼントすべく最後の決戦に臨む。

 沖縄尚学が勝てば3年ぶり6度目、浦添商なら11年ぶり3回目の夏の甲子園出場となる。

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5球団の評価は?京都の本格派右腕、自滅で敗退

【洛星6-5綾部】京都大会2回戦に登場した綾部がMAX147キロ右腕杉山晃紀がの思わぬ乱調で敗退した。バックの相次ぐ失策にいら立ちを隠せずに自滅。4回には押し出しの四球などもあり3安打5失点。これが致命傷となった。「精神面が課題と言われてきたけど、最後までできなかった」と杉山は短すぎた夏を悔やんだ。

 6月の練習試合で右足首をねんざ。思うような練習ができず、フォームも崩した。この日もテーピングを巻いて登板。1メートル84の長身から投げ下ろす自慢の直球もこの日は144キロ止まりでキレはなく被安打9。4四死球、4暴投と中日、ヤクルト、日本ハム、オリックス、ロッテの5球団が視察する中での厳しいマウンドだった。

 それでもロッテの黒木スカウトは「夏の初戦で力を出せなかっただけ。身体能力は高く、持っているものはいい」。杉山は「指名してもらえるのなら行きたい」と大粒の涙を流しながらプロを志望であることを訴えた。

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“工藤2世”に9球団集結!5回ノーヒッター

【享栄13-0春日井西】ネット裏の9球団21人のスカウトが“工藤2世”の投球にクギ付けとなった。西愛知大会2回戦で享栄の左腕・八木亮祐が春日井西との初戦で9奪三振の快投で5回参考記録ながらノーヒット・ノーランを達成した。

 「シュート回転が多く、自分の思い通りの球がいかなかった。60~70点くらいの出来です」と自己採点は辛口の八木。しかし、スカウト陣の評価は日に日に高くなるばかりだ。最速は139キロで145キロ超も珍しくない高校生投手の中では目立たないが、阪神、ソフトバンクのスカウトとともに熱視線を送っていた広島の苑田スカウト部長は「真っ直ぐは両サイドにコントロールされているし、キレもある。打者は球速以上に速さを感じるはず」と体感速度が並ではないことを強調。「(横浜の)工藤のような要素を持っている」と200勝左腕を引き合いに出した。

 冬場の走り込みと食事量を増やし、昨夏から身長3センチ、体重は5キロアップ。「甲子園を狙えるし全力で投げたい。真っ直ぐでどんどん押していきたい」。夏の大舞台から去って13年。享栄の9回目の夏Vは左腕エースの出来にかかっている。

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みちのくのプロ注目左腕、苦しみながらも完投

【東北3-1利府】宮城大会3回戦でプロ注目の左腕、東北・萩野裕輔(3年)が苦手な利府打線に1失点完投。昨秋の県大会準決勝で勝利したが、5安打3失点で事実上8回KO。そのトラウマから「センバツの時より緊張して初めて地に足がついていない感じだった」と左腕は制球が乱れ、9イニングで得点圏に走者を許したのは6回、うち4回まで三塁を踏まれる出来だった。要所を押さえ1失点で切り抜けたあたりはさすがで五十嵐征彦監督(32)は「試合しながら修正できることが彼の良さ」と合格点。

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骨折なんて関係なーい!智弁和歌山の主砲は満塁弾

【智弁和歌山14-2海南・大成】骨折も関係なかった。4年連続の甲子園を狙う智弁和歌山が2回戦に登場。プロ期待の長距離砲、坂口真規内野手が海南・大成戦で満塁弾を放った。センバツから右足首痛に悩んでおり、6月中旬にレントゲンを撮ったところ骨折が判明。それでも練習を続けた主砲は1―1とタイスコアの5回2死満塁から左翼ポール際へ決勝点となる通算22号のグランドスラム。「ズルズル行きそうな展開だったので、流れを持ってこれたと思う」と、一振りでまず初戦を突破した。

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越中富山のプロ注目2投手明暗分かれる

【高岡一12-2大沢野工、砺波工5-1上市】昨秋の県大会で11者連続三振を奪ったプロ注目の左腕、高岡一・金平が上々発進だ。4回を投げ2点は許したものの「調子は悪くはなかった」と、得意のカーブ、スライダーを決め球に打者15人から6奪三振を奪った。打線も2本塁打を含む14安打12得点で5回コールド勝ち。それでもエースは「立ち上がりのコントロールに気をつけたい」と、2回戦へ気を引き締めていた。

 一方、最速148キロ右腕、上市・池田は自滅した。7月に入って、右手人差し指の皮がむけたことで、ほとんどぶっつけ本番となったマウンド。プロ7球団のスカウトが視察に訪れる中、この日はMAX144キロを披露するも「前半は力みすぎた」と制球難に苦しむと、3回には5四死球2暴投で2失点。5回までに5点を失った。6回以降は「思いっ切り腕が振れた」と立ち直ったものの、反撃は自身が放ったソロ本塁打の1点のみ。不完全燃焼での初戦敗退となった。

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沖縄尚学・東浜“友”の魂込め150球完投!

沖縄大会準決勝で今春の選抜大会を制した沖縄尚学が、昨夏代表の興南に3-1で逆転勝ち。今秋のドラフト上位候補の東浜巨投手(3年)が7安打6三振1失点で完投し、勝利に導いた。05年以来3年ぶりとなる春夏連続&6度目の選手権出場を懸け、13日の決勝で浦添商と対戦する。
友の魂も込めた150球だった。東浜が昨夏の県王者相手に7安打1失点の力投。気迫で投げ抜いた。

 「自分から佐藤に電話しました。『応援に行くから、甲子園に出てくれ』といわれた。だから、どうしても負けられませんでした」
 今春の選抜準決勝で接戦の末に下した伝統校・東洋大姫路が、10日の西兵庫大会1回戦でまさかの敗戦。エースの佐藤翔太投手(3年)は、お互いに最後まで投げ合ったライバルだ。「夏にリベンジしたかった…」。そうつぶやいた右腕の無念さが、発奮材料だった。
 一回に守備の乱れから1点を先制されたが、その後は『0』を並べた。1-1で迎えた八回一死満塁のピンチを背負ったが、スクイズを読み切って、三走を挟殺。続く打者を空振り三振に仕留め「よっしゃー!」と右拳を握った。
 このエースの叫び声が反撃の合図だ。直後の八回二死二、三塁から、伊志嶺大地右翼手(3年)が右翼線へ2点三塁打。比嘉公也監督(27)が「今大会で一番よかった。明日も先発させます」と納得の投球だった。
 「野球の神様が巡り合わせてくれたと思う。勝って甲子園に行きたい」
 13日の決勝(北谷)は沖縄屈指の右腕・伊波翔悟投手(3年)を擁する浦添商と対戦。昨年準決勝で投げ合って敗れた因縁の相手を倒し、胸を張って“友”に会いに行く。

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沖縄尚学、春夏連覇へ13日決勝/沖縄大会

13日は、沖縄大会で春夏甲子園連覇を狙う沖縄尚学と浦添商の決勝が行われ、全国で最初に代表が決定するほか、全55地区の最後として山口大会が開幕する。

 今秋のドラフト上位候補の東浜巨(なお)投手(3年)が、昨夏の県王者相手に7安打1失点で完投。発奮材料は、東洋大姫路のエース佐藤翔太投手(3年)のひと言だった。

 「自分から佐藤に電話しました。『応援に行くから、甲子園に出てくれ』といわれた。だから、どうしても負けられませんでした」

 今春のセンバツ準決勝で接戦の末に下した東洋大姫路は、10日の西兵庫大会2回戦でまさかの敗戦。「夏にリベンジしたかった…」という佐藤の無念も背負って150球を投げ抜いた。

 13日の決勝は沖縄屈指の右腕・伊波翔悟投手(3年)を擁する浦添商と対戦。昨年準決勝で投げ合って敗れた因縁の相手を倒し、胸を張って“友”に会いに行く。

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初戦でまさか…聖望サヨナラ負け/南埼玉

52地区で熱戦が繰り広げられ、南埼玉大会では今春のセンバツ準優勝の聖望学園が、初戦の2回戦で大井に延長十回8-9でサヨナラ負けする波乱が起きた。

 渾身(こんしん)の力を込めて投げた白球は、頭上を大きく越えていった。延長十回一死一塁、大井の砂永に適時二塁打を浴びてサヨナラ負け。それを見届けると、大塚椋司投手(3年)はグラウンドでひざから崩れ落ちた。

 今春のセンバツでは沖縄尚学に0-9で敗れて準優勝。「沖尚にリベンジしたい」を合言葉に大会に臨んだが、昨夏に続き初戦で敗退…。
一回、大塚が適時三塁打を放つなど、一挙4得点。ところが、マウンドでは二回からストライクが入らない。大塚の母、成美さん(45)は「朝だけで3回もトイレに行ったみたい」と息子の緊張を肌で感じていたという。勝たなければならないという重圧があったのか、本来のピッチングとはほど遠く、四回以降はマウンドと一塁を2往復。点差はみるみるうちに縮まり、七回についに同点とされた。

 八回一死二塁で再びマウンドに上がったが、最後まで自分らしい投球を見せられなかった。「自分のピッチングができなかった。最高のチームだったのに」。大粒の涙がほおを伝った。

 試合終了後、「ごめんな。ごめんな」とおえつを漏らしながら選手一人一人に謝った。そんな大塚の肩をたたいて慰めたのは、グラウンドで泣き崩れたエースに手を差し伸べた原茂走捕手(3年)だった。小学生からバッテリーを組んできた二人の、あまりにも短い高校3年の夏が終わった。

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安達東、10安打も1点で散る/福島大会

第90回全国高校野球選手権福島大会(9日、双葉翔陽2-1安達東、あづま球場)安達東は双葉翔陽の3安打を上回る2ケタの10安打を放ちながら、わずか1得点で初戦敗退した。一打同点の九回二死三塁で二ゴロに倒れた2番の菅野将貴主将(3年)は「とにかく(三塁ランナーが)生還してくれと思いましたが…。少しでもチームのみんなと長く野球をやりたかったです」と悔しさをにじなせながら、高校野球をやり遂げた充実の表情を浮かべた。

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双葉翔陽、“開幕試合”勝った/福島大会

2008.7.10 11:09

 第90回全国高校野球選手権福島大会(9日、あづま球場)福島大会が開幕し、開会式で選手宣誓を行った双葉翔陽・酒井雄一郎主将(17)=3年=が、直後の一戦でチーム初安打を放ち“先制”のホームベースを踏むなど大会初日のヒーローとなった。双葉翔陽は六回に放った3安打で、安達東を2-1で下して初戦突破。10日は青森、岩手大会が開幕し、宮城大会で2回戦8試合、福島大会で1回戦15試合が行われる。

 “開幕試合”で一打同点のピンチを切り抜けた勝利の瞬間、酒井主将はショートからマウンドへ全力疾走。10安打を浴びながら完投した山田裕貴投手(3年)へ、真っ先に抱きついた。

 「接戦で勝てました。山田がよく頑張ってくれたと思います。チームは勢いに乗れました」

 キャプテンの強運と活躍が、緊張の初戦で勝利の糸を手繰り寄せた。

 開会式で選手宣誓の大役を務め、直後の一戦に『1番・ショート』でスタメン出場。0-0で迎えた六回無死から、50メートル6秒の俊足を生かし、右前にチーム初安打となる二塁打を放った。

 その後、一死一、三塁から4番を打つ袴田優斗一塁手(3年)の中前適時打で、三塁から先制のホームイン。“宣誓”に“先制”と何だか“せんせい”づいていた。一回無死からはチーム初の死球で出塁し、一死後に二塁へ初盗塁。初物づくしの1日でもあった。

 八回に1点を返され、なおも二死三塁のピンチでは、三遊間寄りへ飛んだヒット性の遊ゴロを好捕。同点に追いつかれるピンチを救った。

 選手宣誓では家族、友人、応援してくれる人たちへ感謝の思いを強調。野球部の仲間と「最高の夏」にすると誓った。6月19日の組み合わせ抽選会後、27日からの校内スポーツ大会で選手宣誓を行い、しっかり予行演習しての本番だった。

 「選手宣誓は元気にできたので100点です。ゲームはちょっと打つ方が…。80点です」(酒井主将)。3打数1安打1死球の打撃内容に少し不満顔だが、計200点をつけたっておかしくない勝利への貢献ぶりだ。

 双葉翔陽は六回に放った3安打で、10安打の安達東に勝利。2回戦では福島東と対戦する。夏の福島大会で過去最高成績は、1989(平成元)年の3回戦。酒井主将は「チーム一丸となって、ベストエイトを目指します」と選手宣誓の時と同じく、はきはきとした元気な口調で言い放った。

■酒井雄一郎(さかい・ゆういちろう)

1990(平成2)年8月10日、福島県浪江町生まれの17歳。遊撃手。幾世橋小3年時、幾世橋ドジャースで野球を始める。当初は三塁手。浪江東中ではセンターで、2年秋の東北大会優勝。双葉翔陽では1年夏から公式戦にベンチ入り。1年秋から遊撃手のレギュラに。1メートル70、60キロ。右投げ左打ち。家族は両親と姉2人。

■双葉翔陽(ふたばしょうよう)

1958(昭和33)年に双葉農業として創立。97(平成9)年に総合学科の双葉翔陽となった。野球部は85(昭和60)年創部。放送部、陸上部が全国大会に出場経験あり。住所は福島県双葉郡大熊町大字下野上字原1。柳沼陽一校長。

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【地方大会】東洋大姫路、初戦で散る/西兵庫

第90回全国高校野球選手権大会(8月2日から17日間・甲子園)の地方大会は10日、各地で行われ、西兵庫大会では昨年の秋季大会を制した東洋大姫路が0-4で北条に敗れる波乱があった。

 鹿児島大会は、4回戦4試合が行われ、鹿児島工が指宿を10-1で、神村学園が川内を8-1で下し、それぞれ順当に8強入りを決めた。

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PL勧野がオリックス清原以来の1年4番

PL学園(南大阪)にオリックス清原和博内野手(40)以来、1年生ながら4番に座る逸材が現れた。勧野甲輝外野手だ。数々のプロを輩出した名門に新たな1ページが加わろうとしている。

 父がその名に込めた願いを、勧野は16歳の夏にかなえてしまうかもしれない。「甲子園で輝くように、という思いで父がつけてくれました」と、由来を話す。球児の聖地を目指して育てられた少年が高校最初の夏、PL学園の4番に座る。

 5月31日、大阪・富田林市のPL球場で行われた立命館宇治戦で「4番左翼」でデビューし、2安打3打点。試合が終わるか終わらないかのうちに、インターネット上で「勧野デビュー!」のニュースが駆け巡った。6月8日、九州学院との練習試合では高校1号も放った。

 バッティングセンターでバットを振る姿を「富田林リトルリーグ」の監督に見初められ、4歳で入部。PL小2年で早くも身長は145センチに達し、体重は40キロを超えた。富田林二中2年で、142キロの速球を投げた。中学時代の野球教室で、勧野が投げる姿を見た阪神安藤が「これで本当に中学生!?」と、早熟ぶりに目を丸くしたほどだった。

 「清原さんのように尊敬される選手になりたい」と同じ進路を選んだPL学園で、83年清原以来の1年生4番。緒方凌介外野手(3年)、山口正輝外野手(3年)らプロ注目の先輩たちと強力な打線を組む。さらに大阪の長い夏を戦う中で、投げる方も期待される。清原は強烈なプレッシャーをはね返し、1年夏の甲子園決勝・横浜商戦で本塁打を放ち、優勝した。16日のPL学園初戦は、伝説の1ページになるか。注目の夏が始まる。

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駒大苫小牧、開き直ってV6だ

夏の甲子園を目指す南北北海道大会(南は13日から札幌円山、北は17日から旭川スタルヒン)の組み合わせ抽選会が4日行われた。南5連覇中の駒大苫小牧は大会3日目第1試合で江別と対戦。春季全道大会で5回コールド負けを喫するなど「絶対」の存在ではなくなったが、逆境になるほど力を発揮する伝統を代々引き継いでいる。今回も伝統の力で6年連続の甲子園を目指す。

 あえぐ王者が、6年連続甲子園出場で名誉ばん回を目指す。ともに順当に勝ち上がれば、駒大苫小牧は2回戦で北海と対戦するクジを引き当てた。春季全道の準々決勝、0-11の5回コールドで敗れた相手。「北海にリベンジ」は、甲子園への避けて通れない一里塚だ。だが真田大輔副主将(3年)はその気持ちを抑え、あえて「まずは初戦」と強調した。

 04~06年と3年連続甲子園の決勝を沸かせた王者。だが今年は決して本命と呼ばれていない。春季大会の予選~全道で見せた守乱や走塁ミスで駒大苫小牧という“ブランド”はほころびを見せた。決定的だったのが創部当初にすら経験していない5回コールド負け。雲の上の存在ではなくなった。

 だが、ナインに打ちのめされた敗者のダメージはない。北川拓郎主将(3年)は「春の負けはいい負け。夏にかけるということでチームの気持ちが1つになった」と話す。めげることなく大きな声を出し、ほころびが出た守備、そして今年の特徴である打撃の練習に打ち込んできた。

 茂木雄介監督(27)も開き直る強さを見せた。「春に負けたことで、もう王者でも何でもない。失うものは何もない」と、ゼロからの再出発を宣言した。過去にもマイナスを次回にはプラスに変えてきたチーム。今年3月で学校を去った香田誉士史前監督(37)に「いい報告ができるように頑張る」と指揮官。身上の打たれ強さを見せるのは今だ。

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帯広大谷は気後れなし、初出場初V狙う

夏の甲子園を目指す南北北海道大会(南は13日から札幌円山、北は17日から旭川スタルヒン)の組み合わせ抽選会が4日行われた。北では初出場の帯広大谷が開幕試合で甲子園4度出場の旭川工に挑む。

 甲子園4度の出場経験を持つ旭川工との対戦を引き当てた初出場の帯広大谷に気後れはなかった。緊張の面持ちでくじを引いた帯広大谷の権野陽(あきら)主将(3年)だが「甲子園に近づいた感じ。思い切ってぶつかるだけです。初出場、初優勝を目指します」と逆に闘志をかきたてた。

 97年創部当初は部員4人で、他部から助っ人を借りて大会出場したほどだったが、今は41人を抱える大所帯になった。今春には郵便局のアルバイトを資金に1週間の初の道外遠征を敢行。水戸短付などに胸を借りてきた経験も力になった。創部12年目でつかんだ初の代表切符に網野元監督(36)は「(どこと対戦しても)うちの大胆かつ細心なプレーをするだけです」と抱負を語った。

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神村学園、連続甲子園へ圧勝/鹿児島大会

<高校野球鹿児島大会:神村学園16-1南種子>◇4日◇2回戦◇県立鴨池

 2年連続優勝を目指す神村学園が16-1と圧倒的な強さで南種子を破り、コールド発進。4番鶴田都貴(3年)が初回に先制二塁打を打てば、3番小原圭人(3年)は2安打5打点と大活躍。元気な主軸に引っ張られてチームは15安打と大当たりだ。4年ぶりの甲子園を目指す鹿児島実は3-2と鹿屋を接戦で破り3回戦進出を決めた。大島、鹿児島情報なども3回戦へ進出した。5日には福岡など6県が開幕し、九州全県で球児の夏が幕を開ける。

 2年連続の夏でもプレッシャーなどみじんもない。昨年の覇者神村学園が、初戦でいきなり15安打と打ちまくる圧勝で夏のスタートを切った。

 頼りの3番小原と4番鶴田がきっちりと役割を果たした。初回、2死二塁から鶴田が左翼手の頭上を越える二塁打で先制点をたたき出すと、3番小原も負けじと2回に満塁から二塁打で3打点。続く打席でも単打と犠飛で計5打点を挙げる大暴れだ。春の県大会からこの2人が1試合で同時に安打を打ったのは35試合中わずか2試合しかなかった。「1人が打てば1人が打たなくて、2人で安打を打ったのは3試合目。その意味ではいいスタートですね」と幸先の良いスタートに山本常夫監督(47)は目を細めた。

 昨年から4番で通算50本塁打をマークしている鶴田と昨年7番で甲子園に出場した小原。同じチームでも2人は「ライバル意識」を燃やす。夏までは鶴田の後ろの打順だった小原は「鶴田が打てば自分も打とうと、力んでしまうんです。今日は前だったので意識せずに打てました」と好調の要因を話す。この日が誕生日で「本当はホームランが打ちたかったんですけど」とちょっぴり不満げ。鶴田も「小原が打ったら早打ちになったりしていました」とこれまでを振り返った。

 そんな2人も「もう1度甲子園に行きたい」という気持ちは同じ。「つなぐ打撃をしていきたい」と鶴田が言えば「今まではジコチューだったけどチームを優先します」と小原も宣言した。最後の夏はジコチューは封印。強力タッグで甲子園まで突き進む。

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常磐大高が開幕に向け練習再開

イタリア・フィレンツェの大聖堂への落書きで監督が解任された茨城・常磐大高が3日、練習を再開した。2日に日本高野連が夏の茨城大会への出場を正式に認めており、5日の開幕に向け調整に励んだ。後任監督は未定で、この日はコーチ2人が指導にあたった。監督は5日までに決定する見込み。午後2時からの練習ではコーチ、選手への取材が規制され、ぴりぴりしたムードだった。

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3連覇狙う帝京カギ握る152キロ右腕高島

5日、激戦区の東西東京大会などが開幕する。3連覇を狙う帝京(東東京)のカギを握るのは、最速152キロ右腕、高島祥平投手(3年)。期待の右腕が最後の夏にかける。

 春夏4度目の甲子園を目指すエース高島は、最速記録を目標に掲げた。「狙えるチャンスはあるはず。夏の甲子園で(高校)最速を出したい」と宣言した。甲子園球場表示では、昨夏の仙台育英・佐藤由規(現ヤクルト)がマークした155キロが最速。プロスカウトのスピードガンでは01年夏の日南学園・寺原隼人(現横浜)が、158キロを計時した。高島はその記録に挑む。

 野球を始めたのは中学1年からだ。小学時代にはアイスホッケーに夢中で、強靱(きょうじん)な下半身の基礎をつくりあげた。高校入学時から継続している筋トレや走り込みの成果で、175センチ、81キロとさほど上背はないが、握力75キロ、背筋力210キロを誇る。今春の慶応(神奈川)との練習試合では自己最速の152キロを記録し、2年夏の149キロから3キロもスピードアップした。

 5月の日向学院(宮崎)との練習試合では、速球を武器に11連続奪三振の快投を見せた。それでも前田三夫監督(59)は「トーナメントを勝つ高い意識を持ってくれないと」と話す。高島は「安定した140キロ台の直球と変化球を使うのも大事。勝ちにこだわる投球で都大会を制する」と、まずは甲子園切符を勝ちとる構えだ。

 6月には関西、中国地方に遠征。強豪校との練習試合で互角に渡り合って、チーム状態も上がってきた。剛腕・高島が甲子園の土を踏めば、記録更新に期待がかかる。

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あさか開成、2年生細山が好投/福島大会

福島大会(11日、あづま球場ほか)あさか開成の細山裕也投手(2年)が強豪の聖光学院を苦しめた。1メートル80、70キロの左腕は、節々で山なりの超スローボールを駆使。4番の黒羽剛広主将(3年)を4打数無安打に抑えた。9安打3失点でサヨナラ負けした瞬間、マウンド上で号泣したが「自分の力をすべて出せました。悔いはありません」と三塁側ベンチ裏で、今秋以降のさらなる好投に意欲的だった。

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日大東北、17年ぶりの初戦敗退/福島大会

福島大会(11日、あづま球場ほか)昨年まで2年連続準優勝の日大東北が、シード校の小高工にまさかの初戦敗退。日大東北の初戦敗退は1991(平成3)年の2回戦で相馬に敗れて以来、実に17年ぶりだ。打線が小高工の8安打6得点に対し、7安打でわずか2得点と沈黙。昨年9月から指揮を執っている増田克史監督は「この負けを私自身も含めて、選手がどう考えるか…。ゼロからのスタートです」と出直しを誓った。

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聖光学院、サヨナラ進撃!!/福島大会

福島大会(11日、あづま球場ほか)県立校に一瞬ヒヤリ…。大会連覇を目指す聖光学院(福島)が、あさか開成に3-2でサヨナラ勝ち。辛勝で初戦を突破した。八回に2-2の同点とされたが、直後の八回一死三塁で途中登板したエースの仲田浩人投手(3年)が後続をピシャリ。仲田は打っても九回にサヨナラ勝ちの口火を切る右中間二塁打を放ち、勝利の立役者となった。きょう12日は秋田大会が開幕し、東北6県で熱戦が展開される。
接戦にけりをつけるサヨナラ生還。仲田は待ち構えていたチームメートの出迎えに、両手を広げながら応えた。

 「好きな言葉の“一球入命(いっきゅうにゅうめい)”だけを信じて、命がけでやりました」
 エースは『命』の一文字を何度も繰り返した。初戦に、あえて先発しなかった仲田は、ピンチの場面で今大会初のマウンドに立った。
 2-2の同点に追い着かれた八回一死三塁。ここでエースは緊張することなく、打者2人をスリーバント失敗と右飛に仕留めた。九回は3者凡退に抑え、1回2/3をパーフェクトピッチングだ。
 九回裏の先頭打者で右打席に立ち、真ん中低めのカーブを右中間突破の二塁打。一死満塁から1番を打つ関根健斗一塁手(3年)の右前タイムリーで、三塁からホームインした。初戦のMVPは文句なしで仲田だ。

 今春のセンバツでは、優勝した沖縄尚学に0-1で初戦敗退した。一回一死三塁でボークを取られ、許した先制点が決勝点に。4安打完投し、自己最速を6キロ上回る139キロの速球を投げた。
だが、仲田は「春以降はスピードというより、コントロールにこだわってきました。バッターにとっては139キロも140キロも一緒ですから」と制球力を重視。ホームベース両端から左右20センチの間にボールを投げる投球練習を繰り返した。
 斉藤智也監督(45)は開口一番「2時間で5キロやせました…」と冗談で苦笑い。聖光学院の2年連続5度目となる夏の甲子園、4季連続の甲子園出場に向け、「仲田は再び夏独特の雰囲気を味わったでしょう」とエースの好投から大会を勝ち進む好感触をつかんだ。

 仲田は“課題”の三塁けん制球も行い、「もう気にしていません」としっかり克服。昨夏の甲子園で東北勢最高となるベスト16入りした聖光学院のエースが、さらに成長したところを見せつけた。

◆7安打2失点完投で日大東北を下した小高工・西川和美投手(3年)
「今までの先輩方が倒せなかった日大東北を倒せて、素直にうれしいです。調子が悪いなりに投げられました」

◆1-2の四回無死一塁で福島大会2号の右越え逆転2ランを放つも、10回10安打5失点で敗れた白河実・八木沼敦投手(2年)
「最後に少し(ボールが)甘くなりました。新チームでは県のトップを狙います」

仲田 浩人(なかた・ひろと)
1990(平成2)年12月1日、東京都足立区生まれの17歳。投手。本木東小3年の時、本木ジャガースで野球を始める。足立九中3年の時、全国大会ベスト4。聖光学院では1年秋の県大会からベンチ入りし、昨年の春夏と2季連続で甲子園ベンチ入り。昨秋からエースで今春のセンバツ甲子園出場。右投げ右打ち。1メートル72、64キロ。家族は両親と姉3人。

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初の連合チーム初戦突破ならず/和歌山大会

第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は12日、52大会で試合が行われ、和歌山では今春の選抜8強で、4年連続出場を狙う智弁和歌山が初戦の2回戦で快勝した。

 和歌山初の連合チームとして出場した海南・大成は、優勝候補の智弁和歌山に2-14で六回コールドゲームで敗れ、初戦突破はならなかった

 海南と大成は4月に統合し、野球部も連合チームに。大成の部員5人は部員47人の海南のグラウンドに通い、3カ月半共に汗を流した。大成で唯一レギュラーを勝ち取り、三回に先制打を放った3番小中は「最初はやりにくかったけど、『こいつら最高やな』と思えるようになった。一生懸命やれて良かった」と晴れやかな表情で語った。

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静清工開幕1番星コールド発進/静岡大会

<高校野球静岡大会:静清工9-0静岡東>◇5日◇1回戦

 たった1枚しかない夏の甲子園切符を掛けて戦う全国高校野球選手権静岡大会が開幕した。草薙球場で行われた開幕戦は、05年覇者の静清工が9-0で静岡東に7回コールド勝ち。119校が参加する第90回の記念大会で、最初の白星を飾った。8番五藤康明投手(2年)が投打に活躍。投げては3安打零封、打っては本塁打に適時二塁打を放った。今日6日は全10球場で1回戦27試合が行われる。

 投打にパワフルだった。静清工・五藤が3安打で7回零封。183センチ、96キロの体から繰り出す重い直球を武器に、12の内野ゴロを積み上げた。奪三振は1で「バックを信じて投げた」。6回裏、投手返しが右手の指に当たった。交代を打診されたが続投を志願。試合後も「4本の指がじんじんしてる」状態だったが「痛みとか関係ない。自分で抑えたかった」。最後まで闘争心は衰えなかった。

 打撃でも輝いた。4回に左翼ポール際へ高校2号本塁打。5回にも左越え適時二塁打を放った。「打つ方は何も考えずに振った結果です」。球種もコースも覚えていないほど、無我夢中でバットを振っていた。

 金城成久監督(45)は「自分の気持ちをコントロールできるので」と五藤を先発に指名した。そんな五藤でも、前夜は興奮していた。午後9時45分に消灯も、11時まで眠れなかった。午前1、3時に目が覚め、早朝5時には起きてしまった。試合直前、愛知に住む両親が三重から取り寄せている椿大社の「清め塩」をなめた。大事な試合の前だけにする作業。少しだけ落ち着きを取り戻した。「今は眠いです」。試合後、ようやく重圧から解放された。

 太りやすい体質で、中学2年時にはシニアの監督から「これ以上太ったら相撲部屋に入れるぞ」と言われたこともある。高校1年の夏には体重が111キロに達した。それでも、右ひじを疲労骨折するほど練習熱心な努力家は、1年で15キロの減量に成功した。体重と反比例し、最速は137キロに伸びた。

 16年ぶり3度目の開幕戦勝利を飾った静清工だが、過去2度は準優勝に終わった。「過去のことだから。まずは勝つことが大事」と金城監督。3年ぶりの優勝だけを狙う。

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女子部員が始球式「デビュー」/静岡大会

高校野球静岡大会が5日、草薙球場で開幕。藤枝東の女子部員・渡辺光里(2年)が始球式で“デビュー”した。前夜から「緊張でがちがちだった」が、グラウンドに飛び出すと笑いが止まらなかった。「うれしかった。ど真ん中に直球を投げることだけ考えていた」。たった1球の夏。懸けていた。その分、ちょっと力んだ。渾身(こんしん)の投球はワンバウンドしたが「気持ちよかった。でもちょっと悔しい」と笑った。満員の球場で大きな歓声の中央でひときわ、輝いた。「最近、女子の野球部員が増えたと聞いているが、高校に入るとソフトボールに転向する選手が多い。ずっと野球を続けてほしい」。渡辺の投じた1球から、熱い夏の戦いが始まった。

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九産大九州劇的逆転サヨナラ弾/福岡大会

<高校野球福岡大会:九産大九州4-3三池工>◇5日◇1回戦 劇的な福岡ヤフードーム本塁打で、福岡の夏が開幕した。開会式後の2試合目、2点を追う九産大九州9回裏2死一塁で4番の桐明真路(きりあけ・しんじ=3年)が、左翼スタンドに逆転サヨナラ2ランをたたき込んだ。推定飛距離135メートルの今大会1号は、高校生としては98年の三潴・古賀亮次(3年=当時)以来10年ぶり2人目。シード三池工を土壇場で破り、01年以来7年ぶり甲子園へ急発進した。

 初戦敗退まで「あと1人」から、主将の3番野口大樹(3年)が左前に落ちるポテンヒットで出塁。この時、桐明の手には予感よりも確信に近い感触が、あった。「強振すれば、何とかなる」。1回裏1死満塁で迎えた、今夏の初打席。左翼フェンス直撃の先制二塁打を放っていた。高さ5・84メートルのラバーを越えるまで、残り数十センチ。「いつもだったら(スタンドに)入っている。今日はスライダーが、うまく打てると思った」(桐明)。投手は代わっていたが、決勝弾も、カウント0-1からのスライダー。高校初のサヨナラ弾は、飛距離145メートルの表示があるスタンド中段より少し下に突き刺さる、文句なしの当たりだった。本塁上で仲間に、もみくちゃにされた桐明は「こんな広い球場で出るなんて。今までで一番気持ちいいホームランだった」と、笑いと汗が止まらなかった。

 「もう負けたかと思った。20年くらい監督やってるけど、こんなことは初めて」と、森崎哲哉監督(49)も驚いた。今年に入り、桐明に打撃フォーム改造をすすめた。「お前は体重も力もあるんだから、テークバックを深くせずに打ってみろ」。新しいスイングに挑戦するかたわら「プラスワン」も続けた。「もう少し体をでかくしたくて、ご飯を丼1杯半から2杯半に増やした」(桐明)。週2回の筋力トレも怠らず、80キロから85キロにサイズアップ。2年まで5本だった本塁打も、通算10本台後半にペースアップした。主砲ゆえ、なかなか勝負してもらえないのが悩みだが「良いスタートが切れたので、もっともっと打って、勝っていきたい」。大きな1発で得た自信で、7年ぶりの甲子園まで快進撃を誓った。

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国東結成3カ月、新校歌で1勝/大分大会

<高校野球大分大会:国東12-3楊志館>◇5日◇1回戦

 今春、国東と国東農工、双国が統合して生まれ変わった新設の国東(旧双国は国東双国校として単独出場)が、先発全員の毎回17安打で昨夏全国8強の楊志館に12-3で8回コールド勝ち、初陣を飾った。

 歴史の一歩だ。この夏、新大分球場で真っ先に響き渡ったのは、4月に生まれ変わった新設・国東の新しい校歌だった。「5点取った方が勝つと思っていたけど、まさかコールドとは…」。新チーム誕生に合わせ、この春赴任した中山輝監督(41)も、ナインの成長を頼もしげに見つめた。

 結成3カ月のチームが一丸となった。初回。2死走者なしから「ポテンと落ちた当たりだったけど3人で簡単に終われなかった。先制点をどうしても欲しかった」と3番の藤原英晴主将(3年)が中前打で出塁。毎回&全員安打の口火を切った主将のひと振りで活気づいた打線は、2回に1番小田昌樹(3年)の左中間二塁打で先制。3回には藤原の二塁打を足掛かりに5安打を集中し一挙3点。8回には代打の大海闘士(3年)に適時打が飛び出すなど、打席に立った10人全員が17本のヒットを連ね、さらに3本のスクイズを成功させる全員攻撃で昨年の代表校を一気に寄り切った。

 国東双国として単独出場が可能な旧双国を除き、旧国東、旧国東農工の2チームが初めて合同で練習したのが、春の県大会後の4月2日。新1年生を合わせ一気に70人もの大所帯となり「自分も赴任したばかりで最初は選手の名前、特長も分からず、サインも口で出していた」と中山監督。それでも夏の大会まで3カ月という短時間で長所を伸ばすことに集中した結果が、積極的な打線を生んだ。

 大会2週間前のメンバー発表後、互いの旧チームでベンチ入りしていながらメンバーから漏れた3年生を中心に控え選手がメンバーの練習を支えてきた。「控えになった選手が支えてくれて、やっとチームが1つになった。自分たちの野球ができた」(中山監督)。86年の旧国東、106年の旧国東農工の伝統を引き継いだ新生・国東の野球部の歴史がスタートした。

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熊本工8年ぶり初戦敗退/熊本大会

<高校野球熊本大会:開新3-1熊本工>◇5日◇1回戦

 熊本では熊本工が初戦敗退の番狂わせとなった。

 最後の打者が打ち取られた瞬間、逆転を信じて声をからした一塁側スタンドが静まりかえった。広島の前田智徳ら、多くのプロ野球選手を輩出し、春夏通算38度、甲子園に出場してきた名門“熊工”が開会式直後の開幕試合で姿を消した。初戦敗退は00年の82回大会以来。ナインの涙は止まらなかった。

 1度渡した流れは戻ってこなかった。制球が安定しないエース沼田龍正(3年)が立ち上がりをとらえられ、2回までに2失点。ペースを握られると、打線も4回裏に大迫拓郎(2年)の左前打で1点を返すのがやっと。林幸義監督(61)は「走れるのは1番の二殿(史一=3年)だけ。3人は走れる選手がいないと。その二殿もフル回転できなかった」。昨春のセンバツ4強の原動力となった機動力は今年は影を潜めた。

 夏は04年から06年まで3年連続で甲子園に出場したが、今年は秋、春とも県大会2回戦で敗退。シード権を逃していた。坂田竜徳主将(3年)は「自分たちが県内で一番きつい練習をしてきたと思うし、乗り越えてきた。負けたのは実力です」と唇をかんだ。王座奪還を掲げて臨んだ夏は、あまりにも短かった。

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前橋商V2へ大古がアタック打/群馬大会

<高校野球群馬大会:前橋商8-0新田暁>◇5日◇2回戦

 2年連続を狙う前橋商が新田暁に8-0の7回コールド勝ちで初戦を突破した。通算50本塁打の主砲で、元全日本男子バレーボール監督の大古誠司氏(60)と遠縁に当たる大古拓郎内野手(3年)がコールド勝ちを引き寄せる貴重な安打を放った。7回から登板した最速143キロ右腕、エース加藤誉啓(たかひろ=3年)が3者連続空振り三振で締めた。

 勝負を一気に決めるきっかけは、4番で主将大古のバットだった。6-0とリードした7回2死一塁。左腕土屋の直球を思い切りたたくと、鋭い打球は左翼線に転がった。着実につないでチャンスを広げると、5番須田大志(3年)の左翼線二塁打で2人が生還。欲しかったダメ押し点をようやく奪い、試合を決めた。

 コールドにつなげる一打にも「勝つには勝ったが、力んでしまいました」と笑顔はなかった。1回1死二、三塁という絶好の先制機では、緩い球にタイミングが合わず捕邪飛。2打席凡退後の4打席目で快音が聞かれたが、「序盤のチャンスに打てなかった。あそこで1本出てこそ、本当の4番です」と表情は険しかった。

 ミュンヘン五輪にも出場した元全日本男子バレーボール監督の大古誠司氏は遠縁にあたる。会ったことはないが、「自分の頑張りが(大古氏に)伝われば」と話す。185センチ、90キロと、アスリートの遺伝子を引き継いだ。日米スカウトも注目する素材でもある。観戦したマリナーズ山本スカウトも「馬力がある。将来が楽しみです」と評価する。

昨夏、甲子園の土を踏んだ。ただ1人の2年生。そして4番。2試合で安打はゼロと「連れてきてもらった先輩のためにも打ちたかった」と自問自答の日々が続いた。結果を求め冬場は1メートル以上もある木製バットでティー打撃を続け、パワーアップを図った。主将としてチームをまとめる重圧もあるが、すべては雪辱を果たすため。「自分がチームを引っ張っていきたい」と強い決意だ。昨年に続きノーシードから2年連続の夢舞台へ、まずは第1歩を踏み出した。

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落書き解任常磐大高監督に須藤コーチ昇格

イタリアの大聖堂への落書き問題で6月29日に監督が解任された常磐大高の新監督に須藤雅史コーチ(29)が就任することが、5日発表された。水戸短大付、常磐大で前監督の1年後輩。96年夏の甲子園出場経験を持つ。00年の野球部創設以来、守備走塁コーチを務めてきた。「甲子園を目指して頑張ることに変わりはない。3年生は頑張ってきたことをぶつけてほしい」と今大会への抱負を述べた。益子亘主将(3年)は「やることは野球で、集中してやっている。(監督解任で)逆に1つになった。(新監督は)ずっと一緒にやってきたので信頼している。問題はない」と話した。

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センバツ準Vの聖望学園 初戦で姿消す

第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は12日、52大会で試合が行われ、南埼玉では今春の選抜準優勝の聖望学園が初戦の2回戦で大井8-9でに敗れる波乱があった。

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沖縄大会 沖縄尚学が決勝進出

第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は12日、52大会で試合が行われ、沖縄では今春の選抜大会を制した沖縄尚学が昨夏代表の興南を準決勝で下し、浦添商とともに13日の決勝に進んだ。

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和歌山の連合チーム初戦突破ならず

【海南・大成2-14智弁和歌山】和歌山初の連合チームとして出場した海南・大成は、優勝候補の智弁和歌山に2―14で6回コールドゲームで敗れ、初戦突破はならなかった

 海南と大成は4月に統合し、野球部も連合チームに。大成の部員5人は部員47人の海南のグラウンドに通い、3カ月半共に汗を流した。大成で唯一レギュラーを勝ち取り、三回に先制打を放った3番小中は「最初はやりにくかったけど、『こいつら最高やな』と思えるようになった。一生懸命やれて良かった」と晴れやかな表情で語った。

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昨夏Vの佐賀北 連覇の夢消える

第90回全国高校野球選手権記念大会(8月2日開幕、甲子園)佐賀大会は12日、3回戦が行われ、昨夏全国Vの佐賀北が鳥栖工に1-2で敗れ、連覇の夢が消えた。

 0-0の7回、鳥栖工に2点を先制され、その裏2死満塁と攻め立てたが、押し出し死球による1点しか返せなかった。

 佐賀北は昨夏、公立の普通高校ながら旋風を巻き起こし「ミラクル佐賀北」と呼ばれながら初優勝。今年も昨年のメンバー6人が残ったが、早すぎる敗退となった。

 今大会の初戦だった8日の佐賀工戦も苦しみ、延長11回、4-3で辛くもサヨナラ勝ちしていた。

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甲斐147キロ!スカウト23人熱視線

「高校野球選手権長野大会、東海大三8-0地球環境(7回コールド)」(9日)
 長野大会で9日、今秋ドラフト1巡目候補右腕、東海大三・甲斐拓哉投手(3年)が、初戦の地球環境戦に先発した。自己最速タイの147キロをマークし6回を3安打無失点。8奪三振の快投で、ネット裏に集まった日米12球団23人のスカウト陣をうならせた。
  ◇  ◇
 甲斐の負けん気の強そうな顔立ちは、この夏の主役はオレだと言わんばかりだった。
 マウンドでは風格すら漂わせた。「思いっきり投げたのは3球くらい。あさって(11日)も試合があるし、省エネで力を抜いて投げていた」。100%の力ではなくても、自己最速タイの147キロを計測。6回をわずか79球。8個の三振を奪った。
 スライダー、ツーシームはわずか数球ずつで、直球とカーブのみで凡打の山を築いた。「スライダーはまだ投げる必要がない。きついな、と思わない限り投げたくない」と強気な発言が飛び出した。母・伸子さん(41)も「自分が1番目立つことが好きな子」と苦笑いする“お山の大将”だが、ビッグマウスは確かな自信の表れだ。
 その実力に、ネット裏に陣取った日米12球団のスカウトもうなった。阪神・北村スカウトは「体も大きいし、ひじが柔らかくてバランスがいい。今年の高校生の中では完成度が高いね。1着(巡目)のレベル」と絶賛。広島・苑田スカウト部長も「重くて伸びる球質は、ダルビッシュに似ている。大学・社会人を合わせても、1巡目の12人の中に入ってくるだろう」と高い評価を与えた。
 大会前の学校側と面談では「プロ1本で行く」と進路を宣言した。その前に、甲子園という目標が待っている。「今は勝つことしか考えない」。信州が生んだ剛腕が、まずは聖地を目指す。

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九国大付圧勝発進 全国高校野球福岡大会

第90回全国高校野球選手権大会(8月2日から17日間・甲子園球場)の福岡大会は6日、1回戦17試合を行った。シード校の九国大付は3回に打者一巡の猛攻で一気に7点を挙げ、エースを温存しながらも無安打継投。10-0の5回コールドで青豊に圧勝した。沖縄大会では準々決勝4試合が行われ、選抜優勝の沖縄尚学、浦添商などが4強進出。熊本大会では選抜出場の城北が初回に4点を奪われながらも、14-4で玉名を5回コールドで下した。

 ■3年目の若生監督手応え 打線もつながり10得点
 手の内は隠した。それでも5回コールドの圧勝だ。「少し硬さもあったけど、初戦としてはこんなものだね」。九国大付の若生正広監督は満足そうにうなずいた。前任の東北高時代、ダルビッシュ有(日本ハム)らを育てた名将は、3度目を迎えた福岡の夏に手応えを感じている。

 プロ注目のエース仁保旭(3年)を温存。先発は背番号18の末松浩由(3年)だった。「夏の初戦を任せてもらえて気合が入った」。力強い速球を主体に、3回を投げて走者は四死球と味方のエラーの3人のみに抑え込んだ。2番手の背番号11阿部雄太(同)も2回を投げて無安打。2人で無安打無得点リレーだ。「(決勝までの)8試合を戦うつもりですから」と指揮官はニンマリだ。

 打線もスムーズにつながった。口火を切ったのは、監督にあこがれ京都からやってきた1番荒木勇輔(同)だ。初回、中越え三塁打。続く2番小林知弘(2年)の中犠飛であっさり先制した。荒木は高校通算39発のスラッガーだが、指揮官は今春4番から1番に打順を変更。4番のプレッシャーがなくなった荒木は「おかげで力みが消えた」と7点を奪った3回には適時右前打で1点目をたたき出した。4回には生田目翔悟(3年)の一発も飛び出し、力でねじ伏せた。

 ミート力を評価して入学直後にすぐ榎本葵(1年)を4番に抜てきするなど「それぞれの長所が生きるように考えている」という采配(さいはい)は、ナインの信頼を得ている。「ようやく野球がやれるようになってきた。指示通りに動いてさえくれれば戦えますよ」と若生監督。甲子園出場は前身の八幡大付時代の1982年夏を最後に遠ざかる。しかし、指揮官の頭には、自身春夏通算8度目となる甲子園がしっかりと描かれている。

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昨年全国8強 楊志館コールド負け 全国高校野球大分大会

昨夏の甲子園ベスト8、2年連続出場を狙った楊志館が、開幕戦で国東にまさかの8回コールド負けを喫した。投入した3投手が毎回の17安打を浴び、与四死球8で大量12失点。常に走者を背負う状態でリズムをつかめなかった。得点も失策絡みの3点だけ。6回以降は3人ずつで攻撃を終える完敗だった。宮地弘明監督は「(2点差の)6回の2失点が大きかった。硬さはなかったが、負けるときはこんなもの」。昨夏の甲子園で2イニングを無失点に抑えた先発小坂も3回4失点。「調子は悪くなかった。相手は狙い球が絞れていて、いいバッターがそろっていた。力負けです」と涙をぬぐった。

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選手と一緒に女子マネ行進 全国高校野球宮崎大会

宮崎市のサンマリンスタジアムで5日、開かれた全国高校野球選手権宮崎大会の開会式で、女子マネジャーが入場行進に参加できることになり、3校の4人が選手と一緒に力強くグラウンドを行進した。

 宮崎県高校野球連盟は、希望すれば3年生に限って女子マネジャーが行進に参加できるようルールを改定。日本高野連事務局は「全国的にも珍しいのではないか」としている。

 開会式で4人は、プラカードを持った生徒に続いて制服に野球帽という姿で、ユニホームを着た選手たちと列になってグラウンドの土を踏み締めた。

 宮崎農業高の田原汐里さん(17)は「グラウンドの迫力に圧倒された。一生に一度のいい思い出」と興奮ぎみ。都城商業高の平川未来さん(17)は「緊張したが、部員の元気な掛け声で吹き飛んだ。全国にもひろがってほしい」と満面の笑みだった。

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開新大金星 強豪・熊本工を初戦で撃破!! 全国高校野球熊本大会

あと1人になって大きく深呼吸した。2点をリードした9回裏2死一、二塁。開新のエース右腕中山雄也(3年)はボールをギュッと握り締め、そっと胸に当てた。「自分の気迫をすべてボールに伝えようと思いました」。こん身の直球で二ゴロに打ち取ると高々と右手を突き上げた。昨夏まで17年間、3回戦進出が最高の無印チームが全国屈指の伝統校から大きな1勝をもぎ取った。

 「中山の力投に尽きます」。寺尾友昭監督(29)は即答した。春夏合わせて38度の甲子園出場を誇る熊本工。8年ぶりにシード漏れしていたとはいえ、伝統の力は侮れない。5月のNHK旗では1-7で大敗。この日も、9イニング中7度も得点圏に走者を背負った。だが「きょうは真っすぐが走った」。スライダーを見せ球に、最速135キロの伸びのある速球が外角低めに決まり散発7安打1失点。100球前後でリズムを崩す悪癖も封印、大番狂わせの原動力になった。

 攻撃も粘り強かった。得点はすべて2死から。1番西本愛貴(2年)が2本の適時打を放つ活躍を見せた。

 母校へ強烈な恩返しだ。寺尾監督は熊本工OB、2年時はベンチ入りこそできなかったが、応援席から全国準Vを果たしたチームに声援を送った。「勝ちたい気持ちは選手以上だった。昨夜は眠れなかったんです」。昨年9月に就任し初めての夏の県大会で金星を飾った。「うまくいきすぎです。でも出し切れないだけで、もともと子供たちに力はあったんですよ」。開幕戦で大きな弾みのつく1勝。この勢いで大会に旋風を巻き起こすつもりだ。 

 ■8年ぶり屈辱に涙…熊本工
 栄光のユニホームに身を包んだ肩が悔しさで震えていた。試合後のベンチ前。ぼうぜんと立つ熊本工ナインから、徐々におえつが漏れ始めた。春夏合わせて38度の甲子園出場を誇る強豪の夏があっさりと終わった。2000年夏以来、8年ぶり初戦敗退の屈辱だ。「うちは勝つことが使命の学校」と坂田主将。それだけに序盤の失点が重くのしかかった。4回までに6三振。毎回のように走者を出しながら拙攻で11残塁を記録するなど、機動力を駆使できず、わずか1点しか奪えなかった。

 「足の速い選手が少なく、スクイズができなかった。打たせるとあせってボール球を振ってしまっていた」と完敗を受け入れた林幸義監督。「シードが取れなかったことがすべて。力がなかった。走って勝てるチームを作っていきたい」と新チームでの巻き返しを誓った。

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沖縄尚学8強進出 左腕上原亘が復活投!! 全国高校野球沖縄大会

春夏連覇を狙う沖縄尚学が層の厚さを見せつけた。本部を8-1で退けた3回戦。今大会初登板の左腕・上原亘(3年)は持ち味のストレートで内角を突いた。「あの球が決まれば打たれない」。打者を早めに追い込む攻めの投球で5回を被安打3の1失点。エースの東浜巨(3年)に危なげなくバトンを渡した。

 140キロを超す真っすぐでプロからも注目を集めながら、これまで実力を発揮できずにいた。選抜後は絶不調に陥り、浦添商とのチャレンジマッチ(4月13日)では3回までに6点を失う大乱調。「自信をまったく持てなかった」。脚光を浴びる東浜のかげで唇をかみしめるしかなかった。

 「とにかく走りに走った」。課題の制球難を克服するために、下半身を徹底して鍛えた。精神的にも吹っ切れたのか、この日は真っすぐとフォークのコンビネーションで相手打者に的を絞らせなかった。「きょうはベストピッチ。マウンドでもどっしりしていた」と、比嘉公也監督も及第点。きょう6日の沖縄工との準々決勝に向け、勢いもついた。東浜と上原亘。左右の両輪がそろい、王者に死角がなくなった。

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全国高校野球 地方大会

無印の開新が強豪・熊本工を撃破-。第90回全国高校野球選手権大会は5日、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎大会が一斉に開幕、九州全県で球児の夏が幕を開けた。熊本大会は開新が初戦で熊本工を破る波乱のスタート。ヤフードームで行われた福岡大会では九産大九州が桐明真路(3年)の逆転サヨナラ本塁打で三池工を下し2回戦進出。沖縄大会では春夏全国連覇を狙う沖縄尚学が順当に勝つなどベスト8が出そろった。

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九産大九州 逆転サヨナラ弾 全国高校野球福岡大会

静かに祈るしかなかった。「頼む。出塁してくれ」。次打者サークルの桐明は打席の野口へ、そう念じていたという。1点を追う9回2死走者なし。後がない土壇場で主将の野口がつないだ。左前にしぶとく落として一塁へ。4番の桐明にすべてが託された。

 ひと息吐いて入った打席。1ボールからの2球目だった。抜けて真ん中に入ってきた、三池工エースの山田のスライダーを見逃さなかった。高々と上がった打球は孤を描き、ヤフードームでは高校生3人目のアーチとなって左翼席中段へ。推定130メートル、特大の逆転サヨナラ本塁打が激戦に幕を引いた。

 「ストライクは全部打つ気で打席に入った。今までで一番気持ちいい本塁打」。もみくちゃのヒーローが興奮を口にした。予兆はあった。初回の第1打席でもあと30センチでスタンドインという左翼フェンス直撃の二塁打。昨秋から長打力アップのため、週2回のウエイトトレーニングで体重を5キロ増やした成果が出ていた。

 部内の不祥事で昨年10月から今年4月まで対外試合を禁じられていた。苦しい期間だけに周囲の支えが身にしみた。「応援してくれる人たちのためにがんばります」と桐明。森崎監督は「2死で私はあきらめていたが、選手はあきらめなかった。こんな試合、見たことがない」と目を潤ませた。劇的にシード校を下し波に乗った九産大九州が、2001年以来の甲子園に突き進む。

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北海学園札幌ヒヤヒヤ1勝…高校野球

◆高校野球選手権・札幌支部大会 ▽Eブロック2回戦 北海学園札幌6―4札幌清田(24日・札幌麻生) 昨年の南大会4強の北海学園札幌は、札幌清田に6―4で辛勝。3季連続甲子園を狙う駒大岩見沢は、7回コールド発進した。

 これが初戦の硬さなのか。札幌清田をやっとの思いで振り切る渋いスタートだった。

 「中山は朝のピッチング練習から力み過ぎて変でした。真っすぐに力があったが、カーブが真ん中に入るので不安でした」という佐藤元幸監督の予感は的中する。

 先発の右腕エース・中山一隼(3年)は、球威こそ十分だったが変化球が甘く入り、3点リードしながら4回に3安打などであっさり、貯金を使い果たす。5回にリードしても、7回に真ん中のカーブで左中間に同点二塁打される始末だ。

 左腕の明石暁(2年)が好救援を見せると、バックも最後に目覚めた。4―4の同点で迎えた8回だ。1死二塁で4番・山崎勇史(3年)が2―2の6球目、高めのボール球を強引に右前に決勝打だ。なおも2死一、三塁で、巧妙な走塁で山崎が生還して突き放す。

 「春の支部初戦も気の抜いたプレーがあったが、今日も緩慢な守りから点を取られた。それが残念。課題を克服していかないと勝てません」と指揮官は、最後まで厳しい姿勢を崩さなかった。

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春季全道Vの東海大四ヒヤヒヤ発進 伏見一発も笑顔なし…高校野球

◆高校野球選手権・札幌支部大会 ▽Fブロック2回戦 東海大四3―2札幌篠路(25日・札幌麻生) 札幌支部では春の全道大会優勝の東海大四が、主砲・伏見寅威(とらい、3年)の貴重なアーチなどで3点を取り、佐々木亮(3年)が札幌篠路に2点を奪われながら11奪三振で逃げ切った。

 “トライ”のバットが火を噴けばチームは勢いに乗る。硬くなる最後の夏の初戦も伏見がナインの緊張を解きほぐした。毎回走者を出しても1点しか取れずに苦闘を強いられて迎えた6回無死だ。主砲の一撃は両翼92メートルの左翼フェンスをゆっくり越えた。

 「ストレート。てっきりレフトフライかと思いました。でもみんなヒットを打つことよりもっと集中力を持ってやらないと、この夏が最後なんだから…」主将として自分の一発も試合内容にも納得いかない様子だった。

 この回は連打と佐々木自らの中犠飛で安全圏に入ったはずだが、それでも7回まで2安打8奪三振のエースは8回に突如乱れた。2死走者なしから連続四球を出し、その後3連打で1点差まで追い上げられる始末だ。

 「簡単に2アウト取ってから四球を出したのがよくなかった。悪くはなかったけど良くもなかった。緊張から球がばらついて…」と佐々木は投球内容を反省する。

 「これで夏は春とは違うという感じが分かったと思う。受け身になったら絶対ダメなんです」と大脇監督にとってまさに警戒心を抱かせた初戦だったに違いない。

 ◆札幌篠路・佐藤意地見せた 
  ○…春の全道王者に最後までくらいついた。3点差の8回には3連打などで1点差に詰め寄った。左腕エース佐藤裕太(3年)は、先天的に肩の関節がゆるく昨秋、今春と故障。大会前もほとんど投げ込みができなかったが、直球と大きなカーブで3失点に抑え、134球の粘投。「肩は痛かったが、東海の打線に気持ちで負けなかった。もり立ててくれたバックに感謝したい」と涙をぬぐった。

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6年連続へ駒苫、連弾発進!…高校野球

◆高校野球選手権・室蘭支部大会 ▽Aブロック準決勝 駒大苫小牧10―0苫小牧西=5回コールド=(25日・室蘭新日鉄) 10支部36試合が行われ、室蘭支部2回戦では6年連続の甲子園を狙う駒大苫小牧が、10―0で苫小牧西を5回コールドで撃破した。4点リードの4回に2番・大累進(3年)が左越え3ラン、続く3番・佐々木宏武(3年)も左中間ソロ。王者の2者連続本塁打攻勢で圧倒した。

 6連覇へ力強い一歩を踏み出した。4点リードの4回2死一、三塁。2番・大累が高めのスライダーをコンパクトに振り抜いた。打球は室蘭の浜風に乗り、左翼フェンスを越える3ラン。「信じられません。レフト前に打とうと思ったら入ってしまった」思わぬ一発がチームを乗せた。

 続く佐々木宏の打席前、茂木雄介監督(27)がかけた言葉は「お前は低い打球を打って4番につなげろ」だったが、今度は豪快に左中間ソロ。「センター前を狙ったんですが…」と苦笑いしながらダイヤモンドを一周した。2人とも公式戦1号。想定外の2者連続アーチでダメを押した。

 屈辱の春をバネにする。3連覇を狙った全道は、準々決勝で北海に5回コールド負け。なすすべなく敗れた一戦を真田大輔主将(3年)は「個々がバラバラだった」と振り返る。だが、その屈辱を糧にするのが駒苫だ。続けて「あの時、僕たちにとって大切なものがみつかった。それは負けたくないという気持ち」落ち込んだのは敗戦の日だけ。翌日から気持ちをひとつにして練習に臨んだ。

 今月初めには強力な“援軍”も来た。04年に全国初制覇を成し遂げた時の主将・佐々木孝介さん(駒大4年)らが同校で教育実習。ミーティングでチームワークの大切さを説かれ、グラウンド上では熱いノック。甲子園エキスを存分に注入され、駒苫の誇りは完全に目を覚ました。

 圧巻の5回コールドでスタートを切った。「この仲間は最高。ひとつの目標に向かって、ひとつでも多く試合をしたい」と真田主将。見据える先は6年連続の甲子園ただひとつだ。

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苫小牧中央・佐藤賢が道内10年ぶり完全試合…高校野球

◆高校野球選手権・室蘭支部大会 ▽Bブロック準決勝 苫小牧中央6―0室蘭栄(26日・室蘭新日鉄) 室蘭支部Bブロック準決勝で苫小牧中央の佐藤賢太投手(2年)は、室蘭栄相手に完全試合を達成。同Cブロック準決勝では春の全道準V北海道栄が、静内に敗退。

 室蘭栄27人目の打者を三振に打ち取った苫小牧中央の2年生エース佐藤賢太が、喜びを内に秘めるように右こぶしを握りしめた。「まさか完全試合なんて。バックの先輩たちに助けられました」快記録に戸惑いの笑顔だ。

 178センチ、70キロの体をめいっぱい使い、右上から投げ降ろす本格派。MAX138キロの直球主体にカーブ、スライダーを織り交ぜる力の投球。4回までは外野フライも多かったが5回以降は、後藤捕手(3年)の好リードのもと、球が低めにコントロール、8回には渡辺宏禎監督(39)から「(完全試合を)意識して構わんから」とハッパをかけれられ、さらに気合が入った。

 相手27人の打者に対し103球、7奪三振、内飛1、外飛7、内野ゴロ12で達成した“パーフェクトショー”。道内では98年夏の北見支部で佐藤拓也投手(北見工)が清里相手に記録して以来、10年ぶりの快挙だった。

 さあ、次は浦河との代表決定戦(28日)。「次もバックを信じて思い切り投げ込みたい」という2年生エースの右腕が、チームを初の支部突破へ導く。

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東川、公式戦16年ぶり1勝…高校野球

◆高校野球選手権・旭川支部大会 ▽Cブロック1回戦 東川10x―3羽幌=8回コールド=(26日・旭川スタルヒン) 旭川支部Cブロック1回戦で、公式戦43連敗中だった東川が10―3の8回コールドで羽幌を下し、1992年春の支部予選1回戦以来、16年ぶりの公式戦勝利。7番・八重冬樹(3年)は、サイクル安打を記録。室蘭支部Bブロック準決勝で苫小牧中央の佐藤賢太投手(2年)は、室蘭栄相手に完全試合を達成。同Cブロック準決勝では春の全道準V北海道栄が、静内に敗退。小樽支部は不祥事で春の大会を辞退した北照が倶知安に4―3で辛勝。函館支部では昨夏南大会準V函館工が函館大有斗に敗れた。

 待ちに待った瞬間は劇的に訪れた。5点リードの8回1死三塁。6番・八重の打球が右翼フェンス際を転々とする間に、一気にホームイン。このランニング2ランで92年春の支部予選1回戦以来、16年ぶりの公式戦勝利をコールドでつかんだ。

 試合が終了してもなおベンチから出てこないナイン。初めての勝利に戸惑った。審判団にコールド成立を知らされ、ようやく整列し、笑顔で校歌を歌い上げた。

 見守った就任12年目の藤崎知紀監督(46)は感無量。「この1勝を今まで負け続けた先輩部員にもプレゼントしたい」と涙した。現在、部員は11人。毎年、入学してくる男子生徒全員に「目指せ甲子園」と書いた勧誘の手紙を出している。その熱意がもたらした勝利でもあった。

ミラクルな一打でサイクル安打を達成した八重も元助っ人だ。指揮官の熱意に応え、4月に正式入部した。「今年こそ勝てるチャンスだと思っていた」と大仕事に胸を張った。試合後の控室ではホームランボールを“回覧”。「学校に飾ろうよ」とかけられた仲間の言葉に、はにかんだ。

 新チーム結成後、秋の練習試合は未勝利。士気の高まらないナインをみかねた藤崎監督は「勝つ気はあるのか。苦しい練習に耐えればいいことは必ずあるんだ」と猛ゲキ。そして奮起し、冬場は塁間ダッシュ100本とスクワット500回を欠かさず続けた。そして夏に花開いた。

 「オセロだったら(黒星が)全部ひっくり返って白になる。お前たち、甲子園に一歩近づいたな」と指揮官。公式戦43連敗の歴史はもう過去のもの。これから東川の新たな歴史が始まる。

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とわの森三愛・エース柴田大荒れでも0封…高校野球

◆高校野球選手権・札幌支部大会 ▽Gブロック2回戦 千歳0―10とわの森三愛=5回コールド=(27日・札幌麻生) 札幌支部Gブロック2回戦では、とわの森三愛の左腕・柴田隼斗(3年)が千歳相手に、5回コールドで8奪三振、2安打0封した。

 大荒れのピッチング。真っすぐも変化球も捕手の構えたミットを大きくはずれた。8個の三振は奪えても4四死球で2本の長打を浴びた。投球数は5回で98球も費やす苦投だ。「春先から調子はよくなかった。きょうも体重が前に乗らず、ボールがばらついてしまって…」と左腕エース・柴田は納得いかない表情だ。

 「うちは支部予選の一番最後の試合で長かった。柴田はアップアップの状態。よかったのは5回だけでしたよ」と伊藤敦司監督も戸惑いを隠せない。

 春の支部予選、初戦の札幌国際情報戦に敗れて以来、なかなか調子が上がらなかった。それが5回に味方打線が打者14人で大量9点を奪うと、別人になり豪快に3者三振で締めくくった。

 毎日、母親の美香さんに岩見沢駅まで送り迎えしてもらい通学。夕飯は午後9時半過ぎのため、おにぎり2個が間食代わり。それでも決して弱音ははかない。

 「甘い球はやはり打たれます。上に行けば甘い球は禁物です。次は自分がゲームを作れば勝てます」と柴田は最後イニングでやっと自信も取り戻した。

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北照、出直し白星…高校野球

◆高校野球選手権・小樽支部大会 ▽1回戦 北照4―3倶知安(26日・小樽桜ヶ丘) 小樽支部は不祥事で春の大会を辞退した北照が倶知安に4―3で辛勝。

 4―3の5回2死二塁。急きょマウンドに登ったエースで主将の阿世賀が目の色を変えた。「(先発の)五十嵐がつかまって燃えました。悔いの残らないよう強気な投球だけ心がけた」エースは2番の黒川拓哉(2年)を遊飛に打ち取り、6回以降は得点を与えず昨秋の全道決勝以来、263日ぶりの公式戦を白星で飾った。

 不祥事による春の大会辞退がナインをひと回り大きくした。5月からは公式戦はもとより、対外練習試合も禁止。マンネリになりがちな紅白戦で、主将は常に気を引き締めていた。3回に高校通算16号のソロ本塁打を左中間にたたき込んだ戸子台克之(3年)も対外試合自粛期間中「3年生だけのミーティングでも、悔いの残らないよう準備しよう。絶対甲子園に行くんだと励まし合っていました」と打ち明ける。

 「緊張感を持ってやってきたので1点差の緊迫したゲーム展開でも浮足立つことはなかった」苦しみながらの勝利にも、河上敬也監督(49)は選手の成長ぶりを感じ目を細めた。

 昨年秋の全道大会決勝で駒大岩見沢に敗れた悔しさ。不祥事で辞退した春の無念さを胸に、北照はノーシードから全道の頂点を狙う。

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旭川南3年連続北大会王手…高校野球

◆高校野球選手権・旭川支部大会 ▽Bブロック準決勝 旭川南6―1旭川北(27日・旭川スタルヒン) 旭川Bブロック準決勝で07年センバツ甲子園代表の旭川南は6―1で旭川北を下し、3年連続の北大会に王手。初回、1番・穴井慎太郎と2番・佐藤雄亮主将(ともに3年)の甲子園コンビで先制。エース右腕・安原尚希(3年)も5安打1失点で完投した。

 電光石火の先制劇だ。07年センバツ甲子園出場コンビが躍動した。初回、先頭の穴井が初球を中越え三塁打。続く佐藤の三ゴロの間にホームを陥れた。

 2季連続で全道切符を逃している。勝負の夏だ。2年連続のセンバツ出場に挑戦するはずだった昨秋の全道大会開会式では、さみしく優勝旗を返還したふたり。「試合前に『1、2番で何かやってやろう』と話していた」と、佐藤主将は予告通りの結果に満足げだ。

 この試合、記録した7犠打が光った。3回、死球と犠打でつくった2死二塁から敵失と福居亮(3年)の適時打で2点を追加。7、8回には5犠打から3点を奪った。

 3月の左鎖骨骨折から復帰したエース右腕・安原も5安打1失点完投。投打がガッチリかみ合った。理想的な試合展開に小池啓之監督(56)は「持てる力を出し切った」と評価した。だが、勝利にも笑顔はなし。相手野球部マネジャーを務める二女・陽香さん(3年)がいるからだけでなく、敬意を表したからこそ。

 旭川北とは互いを高め合ってきた仲だ。「練習に取り組む姿勢にはいつも感銘を受ける。勝ち負けがつかない方法はないかな」と指揮官は、しみじみ。目標を明確にしてくれもした。5月の練習試合では大敗。試合後に全員で行った50メートルダッシュ50本の“罰走”をしながら気持ちをひとつにした。甲子園に戻るんだ。「あの負けとダッシュがあったから今がある」と佐藤主将は振り返る。

 試合後、涙ながらに旭川北の泉沢主将から「勝ち進んでくれ」と託された。仲間の分も。旭川南が44年ぶり夏の頂点へ駆け上がる。

 ◆旭川北、難病の友のため代打鈴木が適時打 仲間のために打った。0―6の9回2死一塁。代打・鈴木康司(3年)が左中間適時二塁打で1点を返した。昨年12月まで一緒に練習し、今は脳脊髄(せきずい)液減少症と闘う久保田圭祐さん(3年)と約束していた。「出たら俺が打ってやる」自宅療養から球場に駆けつけた友の前で約束を果たす一打。母・久保田朋子さんは「みんなに元気をもらったようです」と感謝していた。

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北照・阿世賀、5安打完封…高校野球

◆高校野球選手権・小樽支部大会 ▽Bブロック準決勝 北照4―0小樽桜陽(28日・小樽桜ヶ丘) 小樽支部では昨秋全道大会準優勝の北照が、戸子台克之(3年)の2試合連続本塁打などで4点を取り、阿世賀亮(3年)が小樽桜陽を5安打で完封し、代表決定戦に進出した。

 あの迫力十分だった昨秋全道準Vチームは、どこに行ったのだろうか。初戦の倶知安相手に1点差試合で、この日の小樽桜陽戦でも、すっきりした勝ち方ではなかった。

 「ウーン。不完全燃焼のゲームでしたね」と河上敬也監督(49)もうなった。2回、敵失と四球の無死一、二塁は、送りバントが相手の悪送球から2点。さらに先頭・柏翔太(3年)の中越え三塁打で加点はした。「打ったのはカーブ。バッティングの調子はいい」という4番・戸子台が、3回に中堅左に2試合連続、自己通算17号を放った。しかし、その後はさっぱりだ。

 それでも左腕エースの阿世賀が5安打、7奪三振の安定した内容で完封。「ボールは高めに浮くし、スライダーも切れない。チームももっと集中してやらないと、もし南大会に行けても勝てません」と主将の立場でナインの奮起を促す。

 部員の暴力ざたから、春の支部大会欠場のツケは大きい。4月以降は部員のけがが続出。この支部予選も、24日の公式練習では三塁の近藤知(3年)が、この日も試合前の守備練習で、左翼の峰岡良介(2年)が負傷した。

 「ワンサイドで勝てないし、この苦しい戦いを生き延びて、チームが成長してくれればいいけど…」と指揮官の悩みは尽きない。

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苫小牧中央、南大会初切符…高校野球

◆高校野球選手権・室蘭支部大会 ▽Bブロック代表決定戦 浦河3―10苫小牧中央=7回コールド=(28日・室蘭新日鉄) 室蘭支部Bブロック代表決定戦は苫小牧中央が、10―3の7回コールドで浦河を下し、春、秋を含め初の支部突破。準決勝で完全試合を達成したエース右腕・佐藤賢太(2年)を、打線が強力援護し、先発全員の14安打で圧倒した。Aブロックでは、6年連続の甲子園を狙う駒大苫小牧が南大会進出。小樽支部では昨秋全道大会準優勝の北照が、戸子台克之(3年)の2試合連続本塁打などで4点を取り、阿世賀亮(3年)が小樽桜陽を5安打で完封し、代表決定戦に進出した。

 ついに代表決定戦の壁を破った。7点リードの7回1死一塁を二ゴロ併殺で切り抜け、コールドゲームが成立。ベンチから一斉に苫小牧中央ナインが飛び出した。全校応援のスタンドも歓声に包まれた。3季通じて初の出場権獲得。就任18年目の渡辺宏禎監督(39)は「チームが一歩ずつ大きくなっているのを実感している」と快進撃に目を細めた。

 同校にとっては、記録ずくめの夏となった。準決勝で右腕・佐藤賢が道内10年ぶりの完全試合を達成。この日は3連投のエースを、先発全員14安打10得点で援護し、一丸で頂点に駆け上がった。仲間意識は強い。2週間前には寺崎一樹二塁手(2年)が、練習試合中に右手首を骨折。腐らず雑用を率先してこなす姿に、チームは奮起した。その穴を1年生の中田知希が埋めた。復帰は今月末の予定。南大会開幕には、十分に間に合う。
 苦難の時期を乗り越えた。6年前の部員はたった3人。助っ人を募り、支部予選に臨んだこともある。だが、渡辺監督はその苦労をみじんも感じさせない。当時を「1回、勝ちましたよ」と笑い飛ばした。

 感謝の気持ちは忘れない。「室蘭支部の各校に助けられて、ここまできました。代表として恥じないように戦いたい。まずは、初戦突破です」と指揮官。意気揚々と円山に乗り込む。

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力道山の孫、慶応・田村 夏は背番1

プロレスラー・力道山の孫にあたる慶応(北神奈川)の左腕・田村圭(3年)が、背番号1で最後の夏に臨む。29日は水戸市民で水戸一(茨城)、早実(西東京)と三つどもえの練習試合が予定されていたが、雨天中止。早実との“早慶戦”に先発予定も雨に流れた。左肩痛に悩んだ今春センバツでは背番号10。大会後はリハビリに専念し、5月中旬までノースローだったが、今月には142キロを出すなど復調してきた。「失うものはない。思いっきり行くだけ」。ラストサマーに完全燃焼を誓った。

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札幌日大、盤石リレーで快勝…高校野球

◆高校野球選手権・札幌支部 ▽Bブロック代表決定戦 札幌日大7―2北広島西(29日・札幌円山) 札幌支部では札幌日大が米川由也、堀裕貴(ともに3年)の継投で2年連続、北海も7回コールドで2年ぶりの代表権を獲得した。

 2投手継投で札幌日大が、2年連続の円山切符をゲットした。先発のエース左腕・米川由也(3年)が6回を2失点。2番手で登板した右腕・堀裕貴(3年)は3イニングを2安打無失点に抑える好救援だった。

 さい配が的中した森本卓朗監督(27)は「継投は予定通りです。あとは(代える)タイミングだけだった。南大会では先発はどちらになるかは未定ですが、ふたりを軸にしていきたい」と手応え十分だ。

 打線も11安打7点で投手陣を強力援護した。昨秋の支部予選1回戦では北海・鍵谷の前に1安打完封負け。その悔しさがチームを変えた。「練習の時からみんなで『挑戦者なんだ』と常に言い続けてきた」菊地良助主将(3年)の言葉通り全員で、はい上がってみせた。

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旭川竜谷・藤井、倍返し打!…高校野球

◆高校野球選手権・旭川支部 ▽Bブロック代表決定戦 旭川南3―6旭川竜谷(29日・旭川スタルヒン) 旭川支部で旭川竜谷は、4番・藤井翔汰(3年)が一人で4打点挙げる活躍を見せ旭川南に快勝、2年連続北大会進出。春の全道大会出場の旭川実は旭川東栄に、旭川工も富良野に圧勝した。

 ムカッときて当然だ。プロ野球じゃあるまいし、高校野球で目の前の打者が敬遠されて、敢えて4番の自分と勝負では黙ってはいられない。1点先行して迎えた5回2死二、三塁。敬遠策をとった旭川南の作戦は完全に裏目と出る。

 「正直、悔しかった。よーし、ここで絶対打ってやろうと…。自分の感情を抑えてチームのためと思って打ちました。真っすぐ」という4番・藤井翔汰の打球は快音を残して左翼頭上を一気に越える走者一掃の二塁打だ。9回にもだめ押しの三遊間タイムーを放ち4打点だ。

 「監督さんからお前はただ4番目のバッターなんだと言われています。夏の大会に入る前は調子は悪かった。でも何事にもチャレンジ精神を忘れるなと言われ、初心に帰ってやるようにしました」と主砲が自らのバットで試合の主導権を握り、打線も11長短打で6点を奪って2年連続の代表キップを手に入れた。

 「1、2回戦とも試合の流れが良くなかった。でもあの2試合でミスを出し切って、この日は理想的な展開でした」と伊藤新平監督(59)とようやく安ど感を浮かべていた。

 右腕エースの鈴木慶貴(3年)は3死球を出したが、コーナーにボールを散らし7安打3失点、投打がようやくかみあった。

 「鈴木も3回までキチッと0点(無走者)に抑えてくれたのでリズムに乗れました。北の大会までベストの状態でチームを鍛えます」と指揮官は確かな手応えを感じ取った様子だ。

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寒河江工を対外試合禁止

日本学生野球協会は30日、審査室会議で高校27件の処分を決め、部員の万引があった寒河江工(山形)は4月30日から1か月の対外試合禁止処分となった。

 指導者では、生徒の積立金やOB会費などを横領した修善寺工(静岡)の部長(当時)が4月26日から、部内暴力を起こした日大豊山(東京)のコーチは5月27日から、それぞれ1年間の謹慎処分を科された。部内暴力のあった高崎工(群馬)の監督は5月7日から6か月の謹慎処分となった。

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とわの森三愛0―8から大逆転!南大会初切符…高校野球

◆高校野球選手権・札幌支部 ▽Gブロック代表決定戦 とわの森三愛9―8大麻(30日・札幌麻生) 札幌支部の残り5代表が決定し、南北全32代表が出そろった。とわの森三愛は8点差を追い上げ、同点に持ち込んだ9回、なおも2死一、三塁で木村龍太(3年)が中前適時打し大麻に劇的なサヨナラ勝ち、3季通じ初の全道大会出場を決めた。

 なんという劇的な幕切れだろう。1点差を追う9回。2死球などから敵失で同点にすると、なおも2死一、三塁でトップ・木村が中前にはじき返した。信じられないサヨナラ勝ちで初の南大会のキップが転がり込んだ。

 「打ったのは高めにきた真っすぐです。打球がセンターに落ちた時、ああ、これでまだ野球が出来ると思いました」殊勲のヒーローは興奮を隠しきれない。

 三塁前ベンチでは誰もが汗と涙の顔で体をぶつけ合った。初の全校応援ですっかり上がってしまったのか、内野のフライは落とすわゴロははじくわで序盤はまったく野球にならなかった。4回まで毎回の8失点。5回10点差のコールド負けの大ピンチだった。

 「大量点を取られても、うちは千歳戦で1イニング9点取ったし、負けるとは全然思いませんでした」と左腕エース・柴田隼斗(3年)。散々バックに足を引っ張られながらも粘り強く投げ、打でも3本の長短打3打点。

 それにしても最初は大麻の味方についた“勝利の女神”が中盤からとわの森に回った。5回以降はすべて敵失がらみで追い上げ、とうとう7回に1点差までになった。だが、8回の無死満塁をつぶして万事休すの状態。それが9回にもう一度チャンスがくるのだから野球は分からない。

 「コールド負けを覚悟していた。こんな予想だにしないことが起こるなんて、野球は怖い」伊藤敦司監督の声は最後までうわずっていた

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札幌第一主砲・高石4打点…高校野球

◆高校野球選手権・札幌支部 ▽Eブロック代表決定戦 北海学園札幌5―7札幌第一(30日・札幌麻生) 札幌第一は同点の3回に左中間に勝ち越しの二塁打を放った高石大道。再び追いつかれると7回には左中間に2ランを放って粘る北海学園札幌を突き放した。「やっと打てました」3安打4打点の活躍で4番の重責を果たしてホッとする。これで5年連続の南大会にも「夏はどこを相手にしても気持ちを前面に出して戦います。南は接戦が多いと思うので気持ちの面で負けないようにしたい」と主将としての決意を述べていた。

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江別47年ぶり代表!沢田「最高」6安打完封…高校野球

◆高校野球選手権・札幌支部 ▽Dブロック代表決定戦 江別4―0札幌啓成(30日・札幌円山) 札幌支部の残り5代表が決定し、南北全32代表が出そろった。江別は沢田将人投手(3年)の6安打完封で47年ぶりの代表権を手にした。

 長い眠りから目覚めた。江別が、47年ぶりに代表権をつかんだ。9回2死一、三塁。沢田がスライダーで空振り三振を奪うと、マウンド上で絶叫。ナインは抱き合って喜びを分かち合った。右腕は「最高のピッチング。全校応援が力になった。47年ぶり? 父も46歳なので、実感がわきません」と6安打完封を最高の笑顔で振り返った。

 初回、3回にスクイズで得点。手堅い攻めで差をひろげた。采配ズバリの三浦良介監督(38)は「バントはいつも練習している。確率の高い方を選択した」とニンマリ。

 部員11人で臨んだ秋は初戦敗退。1年生が19人入部した春も初戦コールド負けだった。それでも三浦監督は選手の成長を感じ取っていた。大会前に課した3年生の作文。「一生懸命やってきた結果を後輩たちに残してやりたい」そう記した熱い思いがうれしかった。

 「失うものは何もない。南大会は平常心で戦います」と指揮官。江別ナインの熱い夏は、まだまだ続く。

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君津商の地方大会出場差し止め

日本高野連は2日、大阪市内で定例の常任理事会を開き、6月中旬に部員の喫煙と部内暴力があった君津商(千葉)に対し、全国選手権東千葉大会(11日開幕)への出場を差し止める応急措置をとることを決めた。

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11年連続で高校野球部員増加

日本高野連は2日、全国の野球部の部員数と加盟校数(5月末現在)を発表した。2008年度の硬式の部員数は16万9298人で、過去最高だった昨年を797人上回り、11年連続で増加。加盟校数は昨年を29校下回る4163校で、3年連続で減少した。

 31都道府県で部員が増加し、減少は16。最も部員が増えたのは東京の175人で、鹿児島の148人、愛知の140人と続いた。

 部員増加の要因として日本高野連は、2、3年生の退部者が昨年より約500人少なく、継続率も82・2%と過去最高を記録したことなどをあげている。

 また軟式の部員数は昨年を140人上回る1万1450人で、8年ぶりの増加となった。

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中西、香川、太田らが甲子園に登場…90回選手権記念イベント

日本高校野球連盟は2日、90回を迎える全国選手権大会(8月2日から17日間・甲子園)の記念イベントに過去の大会で記憶に残る名勝負を演じた選手たちを招き、大会の長い歴史を振り返ると発表した。

 「甲子園レジェンズ」と題するイベントは開会式前の午前8時10分から実施し、「怪童」と呼ばれた中西太氏や、1969年の第51回大会決勝で延長18回引き分け再試合を演じた太田幸司氏、「ドカベン」の愛称で親しまれた香川伸行氏らが参加を予定している。大型ビジョンに数々の名勝負を映し出し、「伝説の選手」たちは母校のユニホーム姿で登場する。

 またイベントでは甲子園へのあこがれを抱き続ける元球児の親子百組を募集し、グラウンドで一緒にキャッチボールを行う。

 徳島・徳島商高OBの板東英二氏「大変な興奮を味わえるだろうと今から楽しみ。この年齢で貴重な体験。50年前を思い出しそう」

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高野連も“ベッカムカプセル”使用の自粛要請

日本高校野球連盟は2日、大阪市内で常任理事会を開き、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)が競技団体などに対し、ドーピング違反の恐れがあることを理由に「高圧酸素カプセル」の使用自粛を求めたことを受け、都道府県連盟に使用を控えるよう要請することを決めた。5日の公式試合から適用する。

 携帯用酸素スプレーについても、球場内では医師の指示による医療行為を除き、自粛を求める。

 高野連はJADAに加盟しておらず、ドーピング規定も採用していない。使用しても罰則を受けないが、高野連の小森年展事務局長は「現場でも使用を控えるようお願いしていく。JADAの決めた流れに沿ってやっていく」と話した。

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PL桑田が23年ぶり!甲子園に帰って来る…今夏選手権90回記念イベント

「PL・桑田」が23年ぶりに甲子園に帰ってくる。日本高野連は2日、第90回全国高校野球選手権記念大会(8月2日から17日間・甲子園)の記念イベント「甲子園レジェンズ」に、過去の大会で名勝負を演じた選手らを招き、歴史を振り返ることを発表。PL学園で5季連続で甲子園に出場し、戦後最多の通算20勝を挙げた前パイレーツ・桑田真澄さん(40)=スポーツ報知評論家=が、母校のユニホーム姿で登場することになった。

 有終の美を飾った1985年8月21日の甲子園決勝・宇部商戦から、実に8382日ぶり。真夏の太陽の光が降り注ぐ中、桑田さんがPLのユニホームに身を包み、甲子園の土を踏むことになった。

 「甲子園は僕を育ててくれた球場。PL学園のユニホームを着るのは、卒業してから初めて。昔を思い出しながら、一人感傷に浸って、喜びをかみ締めたい」1年夏から5季連続で甲子園に出場。優勝2度、準優勝2度を成し遂げた桑田さんは、野球少年の表情で聖地への帰還を喜んだ。

 テーマは「一生 高校野球」。開会式前の午前8時10分から実施し、高松一(香川)の「怪童」こと中西太氏(75)や、三沢(青森)のエースとして69年決勝で延長18回引き分け再試合を演じた太田幸司氏(56)ら11人が参加する。大型ビジョンには名勝負が映し出される中、伝説の選手は母校のユニホームで登場。公募された元球児の親子100組とキャッチボールを行う。最後は歌手・小椋佳さん(64)が大会歌「栄冠は君に輝く」を熱唱する予定だ。

 「高校野球に恩返ししたい」―。そんな桑田さんの夢もかなう。現役当時からプロアマの交流促進を訴え、今春にはスポーツ報知の企画で日本高野連・田名部和裕参事(62)とも会談。自らの経験を高校野球に還元することを約束していた。「今回をきっかけに、今後は全力で貢献していきたい」と胸を弾ませる。

 長男の真樹外野手が今春、桜美林に入学。西東京大会では背番号9で選手登録された。甲子園での“親子競演”も夢ではない。「僕が参加することで、少しでもプロアマのより良い未来へお役に立てれば」と桑田さん。時空を超えたロマンに包まれ、「PL・桑田」が黒土の夢舞台に立つ。

 ◆桑田のPL時代 83年夏の甲子園は水野雄仁(現スポーツ報知評論家)を擁する池田(徳島)の3季連続Vが注目されていたが、準決勝で桑田・清原の1年生コンビの前に0―7で完敗。15歳4か月と大会最年少の桑田は打っては2ラン、投げては5安打完封と世代交代を印象づけた。そのまま全国制覇し、KKコンビはスターとなった。

 2年時のセンバツ決勝では山口重幸(元阪神)擁する岩倉(東京)に0―1で惜敗。夏の決勝では木内幸男監督(現常総学院監督)率いる取手二(茨城)に延長10回、4―8で敗れ、春夏ともに準優勝だった。

 3年春は準決勝で渡辺智男(現西武スカウト)がエースの伊野商(高知)に1―3で敗退したが、夏の決勝では宇部商(山口)にサヨナラで日本一。桑田は5季すべて甲子園に出場し、戦後最多の甲子園通算20勝(3敗)と、熱投は伝説化している。

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東海大高輪台・高橋“腕マンショー”…高校野球東東京大会

◆高校野球選手権 東東京大会 ▽1回戦 城東2―10東海大高輪台=7回コールド=(6日・神宮) 疲労の分だけ満足も大きい。ベンチ裏、初戦の重圧から解放された高橋は、思わず本音を口にした。「投げ込みが足りなくて最後はバテた。注目されていたんで、勝てて良かった」5月下旬に右肩痛に襲われ、ぶっつけ本番のマウンド。最後の夏に復調したのは、エースの意地だった。

 都立の星・城東との一戦。自己最速を2キロ上回る142キロの直球とスライダーで押した。5回には2点を奪われるが、失点はこれだけ。「最後は気持ちで投げた」7回7安打2失点、6Kとマウンドを守った。バットでも本塁打が出ればサイクルの暴れっぷりで、4打数3安打5打点。ワンマンショーを演じた。

 環境は過酷だ。午前6時起床で横浜から品川まで通学。グラウンドはバスで1時間かかるさいたま市内にある。バス移動中、フォークの握りで球を挟み続けるなど努力を欠かさない。深夜に帰宅後は牛丼を食べて熟睡。体重は入学時より13キロも増え、頑丈になった。

 巨人・井上スカウトは「スピードガンより速く感じられる。ウチの西村健太朗に似ている」と高評価した。「目標は甲子園です」未完の大器が、東京の夏を熱くする。

 ◆高橋 雄輝(たかはし・ゆうき)1991年1月30日、神奈川・横浜市生まれ。17歳。芹が谷小1年から「渡戸スネークス」で軟式野球を始め、芹が谷中では「横浜ボーイズクラブ」で関東選抜入り。東海大高輪台では1年夏からベンチ入り。秋からエースナンバーを背負う。180センチ、80キロ。右投右打。家族は両親と弟。

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茨城のROOKIES完敗も笑顔…高校野球茨城大会

◆高校野球選手権 茨城大会 ▽1回戦 高萩11―0水戸平成学園=5回コールド=(6日・日立市民) 茶髪に金髪、ロン毛にピアス…。とても高校球児とは思えない格好で白球を追う姿があった。3安打、無得点の5回コールド負け。創部3か月にして初の公式戦は、たった65分で幕を閉じた。

 まさに人気漫画「ROOKIES」に通じるチームだ。スタンドで観戦していた女子高生が「ROOKIESみたいだから応援すっぺよ」と思わず叫んだ。単位通信制の高校に通う部員23人中、経験者はたった5人。3年生の多くはコンビニなどのアルバイトをしながら通学する。試合前夜、ドラマの「ROOKIES」を見た先発・宇野勇輝投手(3年)は「そう言われるのはイヤ。でも、精いっぱいやろうっていう気持ちになる」と長髪をなびかせて言った。

 約20年ぶりに高校野球の監督に復帰した坂倉弘国監督(67)は昨年11月、県高野連の認可を求め、今年4月の創部を実現させた熱血漢。「一生懸命やってくれた。創部した意味がある」第一歩を踏み出したナインと指揮官は、晴れやかな表情を見せていた。

 ◆ROOKIES 森田まさのり氏(41)が描く野球漫画。『週刊少年ジャンプ』(集英社)で03年まで連載された。今年4月からTBS系で主演・佐藤隆太でドラマ化された。かつて野球の名門校だった二子玉川学園高校(通称ニコガク)に赴任してきた新人教師・川藤幸一が主人公で、不良たちのたまり場となり、部員の不祥事で活動停止した野球部のを川藤が再建、夢の甲子園を目指す物語。

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沖縄尚学が準決勝へ…高校野球沖縄大会

第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は6日、24大会で試合が行われ、沖縄では今春の選抜大会を制した沖縄尚学、昨夏代表の興南などが勝ち、ベスト4が出そろった。

 岐阜では昨年の選抜大会準優勝校で、夏8強の大垣日大が初戦の2回戦を突破し、山梨では昨夏代表の甲府商が競り勝った。北大阪では大阪桐蔭が大勝した。

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上沼、開幕戦飾った…高校野球宮城大会

◆高校野球宮城大会第1日 ▽1回戦 仙台向山9―11上沼(5日・Kスタ宮城) 東北6県のトップを切って、宮城大会が開幕した。開会式直後の第1試合では、部員13人の上沼(うわぬま)が、中盤に足をからめた攻撃で逆転。粘る仙台向山(むかいやま)を振り切り、入院先から駆けつけて指揮をとった赤井沢徹監督(28)に白星をプレゼントした。第2試合も部員14人の岩出山が快勝。エース&4番&主将の高橋勇太(3年)が伊具打線を1点に抑え、完投勝利を飾った。
監督不在の危機を乗り越えた上沼ナインが、一丸になって開幕勝利をつかみ取った。2点差まで詰め寄られながらの逃げ切り勝ち。6月27日から体調を崩して入院、この日も外出許可をもらって球場入りした赤井沢監督は「選手たちに感謝です」と感無量の表情だ。
中盤の3イニングで9点を奪い、主導権を握った。走者二塁でのバントエンドラン、一、二塁から一塁走者が飛び出す変則的な重盗、セーフティーバントにスクイズと、足をからめた連続攻撃で相手のミスを誘った。これらは赤井沢監督が、大会直前に教え込もうとしていたプレー。直接指導はできなかったが「私がいない間も、一生懸命に練習してくれたようです」と、ナインの自主性をたたえた。

 指揮官だけではない。「みんなどこか傷んでます」と赤井沢監督。両足がけいれんしながら、157球を投げ抜いた粕谷顕太(3年)。主将の千葉卓登(3年)も持病の腰痛で顔をしかめながら戦った。9回には菊地駿(2年)が相手野手と交錯して左鎖骨を骨折した。傷だらけになってつかんだ第1シード・仙台育英への挑戦権。エース粕谷は「声の大きさや気持ちで負けないようにしたい」と、力強く言い切った。

◆仙台向山・伊藤、悔いなし
  仙台向山のたった一人の3年生、主将の伊藤雄也捕手が、ありったけの思いをぶつけた。リードでは悪戦苦闘したが、その分を打撃でカバー。敗れはしたが、6回に反撃のきっかけとなる左前適時打、最終回にも犠飛と計2打点を挙げた。数々の故障を乗り越え最後の夏に臨んだ伊藤は「山あり谷あり、自分の3年間を象徴するような試合だった」とすがすがしい表情でKスタを後にした。

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茨城東、珍兄弟・川野辺ブラザーズで1勝!…高校野球茨城大会

◆高校野球選手権 茨城大会 ▽1回戦 大洗0―13茨城東=5回コールド=(5日・水戸市民) 新たに18大会が開幕し、関東のトップを切って茨城、群馬、西東京で熱戦の火ぶたが切られた。茨城の開幕戦では2度の甲子園出場歴を誇る茨城東が、11か月違いのため同学年となる川野辺穣正(しげまさ)、将弘兄弟(ともに3年)の活躍によって、大洗を5回コールドで撃破。センバツ優勝校の沖縄尚学はエース右腕・東浜巨(なお・3年)が6回からリリーフ。4イニングを1安打無失点の快投で、ベスト8に進出した。

 自然と汗が噴き出る。猛暑の中、熱風が吹き抜けるマウンド。川野辺兄はこん身のストレートを外角に投げ込んだ。バッターは手が出ない。見逃し三振、ゲームセットだ。「お客さんも多くて、開幕戦は楽しい。緊張はしなかった」大声で校歌を歌い上げると、弟の笑顔が目に映った。暑さも疲れも、吹っ飛んだ。

 川野辺兄弟が暴れまくった。5点リードの4回1死一、三塁、「3番・一塁」の兄貴が中越え二塁打で2点をたたき出す。その裏から途中出場の弟は5回1死二、三塁、右前適時打で10点目を呼び込んだ。努力家の兄に天才肌の弟。開幕の重圧を振り切り、ともに2打点と存在感を見せつけた。

 同じ3年生。誰もが双子だと思うこの兄弟には、ささやかな秘密がある。兄は90年4月23日生まれ、弟は91年3月21日生まれ。何と11か月差の“年子”だった。「ウチぐらいじゃないですか。ほかには、あんまりいないでしょう」同じ茨城東のユニホーム姿で応援した父・健一さん(39)は、照れくさそうに笑った。

 対照的な兄弟だ。ステーキ店では200グラムを3枚平らげる兄貴に対し、弟はいたって普通。身長はともに180センチ前後だが、体重は兄が75キロ、弟は58キロと体形も異なる。兄貴はパ・リーグ派、弟は阪神ファンと野球観も違う。それでも2人の夢は同じ、甲子園。「兄弟で出たい」夢舞台に思いを馳せ、兄貴の笑顔がはじけた。

 83、97年と夏の甲子園に出場した茨城東。次はV候補筆頭の横綱・常総学院とぶつかる。「名前に圧倒されず、自分らの野球をやって勝ちたい」と弟。生命の奇跡にあふれた川野辺ブラザーズが、真夏の激闘でミラクルを起こす。

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沖縄尚学8強!東浜が3戦19イニング0封…高校野球沖縄大会

◆高校野球選手権 沖縄大会 ▽3回戦 本部1―8沖縄尚学(5日・北谷公園) センバツ優勝校の沖縄尚学はエース右腕・東浜巨(なお・3年)が6回からリリーフ。4イニングを1安打無失点の快投で、ベスト8に進出した。

 強烈な夏の日差しはセンバツV右腕にスポットライトをあてた。東浜の名前がコールされるとネット裏のスカウト陣が一斉にスピードガンに手をのばした。7球団のスカウトの熱視線の前で“巨魔神”が完ぺきな救援を見せ、チームを4年連続の8強に導いた。

 主役は4点リードの6回から登場。先頭の本部・天久勝紀(3年)をスライダーで空振り三振に斬ると、そこからはこの日最速の146キロの速球を主体に圧巻の投球。4回1安打3三振。二塁も踏ませない好投。今大会初のリリーフにも「センバツの時も経験したので楽にできた」と全く動じなかった。これで3試合計19回で無失点と無敵の投球を見せている。

 中日・中田スカウト部長は「完ぺきです。あの速球をアウトローに決められるのはアマチュア球界ではそういない。将来は日本を代表する投手になるだろう」と大絶賛。ロッテ・永野スカウトは「唐川(現・ロッテ)よりまっすぐの伸びはいいかもしれない」と目を細めた。

 プロも絶賛する実力に加え、愛らしいルックスをも併せ持つ東浜を一目見ようとスタンドには階段や通路まで観客がぎっしり。内野席は超満員だった。これを受け高野連は6日、準々決勝では県大会史上初となる外野席開放を決めた。人気と実力を兼ね備えた最強右腕に死角はない。

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桑田さん長男・真樹「重圧ない」…高校野球西東京大会

前パイレーツ投手・桑田真澄さん(40)=スポーツ報知評論家=の長男で今春、名門・桜美林(西東京)に入学した真樹外野手(1年)=177センチ、70キロ、右投左打=が5日、神宮での開会式に登場。全力プレーを誓った。

 猛暑の中での入場行進にも、桑田は引き締まった表情で歩みを進めた。「全力プレーで背番号9の期待に応えたい」シャープなスイングが売りの好打者は、汗だくになりながら決意を語った。

 最近、自宅でPL学園時代の父の映像を一緒に見る機会があった。その雄姿に感動しつつも、「自分は自分」との思いを強くした。「自分は野球が好きでやっているので、プレッシャーはありません」初戦は13日の翔陽戦。自然体でバットを振り抜く構えだ。

 桑田真澄さん「今朝は『頑張ってこいよ』と送り出しました。僕と比較しないで、自分のペースで自分らしくプレーして欲しい。チームメートと力を合わせ、助け合って努力して欲しいです」

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沖縄尚学が準々決勝進出、18大会が開幕…高校野球地方大会

◆第90回全国高校野球選手権地方大会(5日) 宮城、東東京、西東京、北大阪、南大阪など新たに18大会が開幕。23大会で試合が行われ、沖縄では今春の選抜大会を制した沖縄尚学、昨夏代表の興南などが準々決勝に進出した。

 大分では、昨夏の甲子園大会で8強の楊志館が初戦敗退。熊本では昨年の選抜大会ベスト4で伝統校の熊本工が、1回戦で姿を消した。

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駒苫、夏酷のV6ロード…南北海道大会

第90回全国高校野球選手権(8月2日開幕、甲子園)南北北海道大会の組み合わせが4日、決定した。南大会の駒大苫小牧は6連覇へ、第3日(15日)第1試合で47年ぶり出場の江別と初戦を迎える。駒苫と準々決勝で対戦する可能性がある北海は、同第2試合で函館大柏稜と対戦。春の王者・東海大四は、開幕戦で函館大谷と激突する。北大会は3季連続甲子園を目指す駒大岩見沢が、開幕日(17日)第3試合に登場、北見北斗と対戦する。

 6連覇に挑戦する駒苫の初戦が、47年ぶり出場の江別に決まった。春の大敗、支部予選での再起、そして南大会の頂点へ…。北川拓郎主将と真田大輔副主将(ともに3年)は、組み合わせボードを見つめ、グッと表情を引き締めた。

 北川主将「春の負けはいい負けだった。すべてを夏にかけようと、チームがひとつになった。支部予選を勝ち抜けたことも、自信にしたい。まずは初戦をしっかり戦い、甲子園を目指す」

 リベンジの夏でもある。春の全道は準々決勝で北海に5回コールド負け(0―11)。南大会でも、同じく準々決勝で“宿敵”と対戦する可能性がある。

 真田副主将「春と似たような組み合わせになった。最後の夏なので、気合が入っています。6連覇? 先輩たちの偉業ではあるが、僕たちは僕たちのチーム。一戦ずつ戦っていくだけです」

 聖地への思いは、茂木雄介監督(27)も同じ。昨夏後に香田誉士史前監督(37)=現・鶴見大コーチ=からチームを引き継いだ指揮官も、決意を新たにした。「連戦は気になるが、相手はどこでもよかった。失うものは何もない。(香田前監督に)いい報告をしたいと思う」逆境をプラスに、屈辱をバネに。駒苫が円山で、大輪の花を咲かせる。

◆江別、王者を大歓迎
  江別は王者・駒苫との対戦を大歓迎した。引き当てた瞬間、笑みを浮かべた沢田将人主将(3年)は「『やった~』と思った。全国V経験チームだし、みんな駒苫と対戦したがっていた。少ないヒットで1点を取りにいきたい」と、また笑顔。王者に全力で立ち向かう。

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駒岩、王者の貫禄 初戦は北見北斗…北北海道大会

第90回全国高校野球選手権(8月2日開幕、甲子園)南北北海道大会の組み合わせが4日、決定した。南大会の駒大苫小牧は6連覇へ、第3日(15日)第1試合で47年ぶり出場の江別と初戦を迎える。駒苫と準々決勝で対戦する可能性がある北海は、同第2試合で函館大柏稜と対戦。春の王者・東海大四は、開幕戦で函館大谷と激突する。北大会は3季連続甲子園を目指す駒大岩見沢が、開幕日(17日)第3試合に登場、北見北斗と対戦する。

 さすが、3季連続晴れ舞台を狙う“北の王者”は気合が違う。午後2時開始の抽選会に、出場16校のトップを切り、1時間前に会場に到着したのは駒大岩見沢だった。

 今年は強豪校が多い割には、初戦からのつぶし合いはない。注目の駒大岩見沢は初日の3試合目で、北見北斗が相手だ。目の色を変えて挑んでくる旭川勢と、順当なら準決勝以降に対戦する。

 「昨年も同じ初日で、いい感じの抽選で期待が持てます。どこと当たっても同じですが、相手のことはよく分からないので、これから研究したい」と松本駿主将は落ち着いた様子だ。

 春の全道大会は、準決勝で北海道栄に0―1で惜敗したが、その後は個人ノックなどで守備力を強化、投手陣も調子が上向きで万全の態勢で本番に臨む。センバツでは成章(愛知)に2―3の逆転負け。悔しい思いはずっと消えていない。

 「目標はあくまで、甲子園で勝つことしかありません。あの悔しさを、なんとしても晴らしたい。それには、チームが監督さんを含めて気持ちをひとつにしてやるしかありません」と松本主将。リーダーとして連続出場に固い決意だ。

 ◆北見工・櫨山主将「やっちゃった」
  「最後から2番目だし、自分までくるとは思っていなかったので、びっくりしました」と選手宣誓を決める1番マークのオレンジ色のボールを引き当てた北見工の櫨山(はぜやま)傑主将。これまで、一度も経験がなく、すっかり戸惑った様子だ。「やっちゃった、という感じ。これから、文章を監督さんと相談して決めます」と気持ちを切り替えて、初の大役に挑戦だ。

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仙台向山・伊藤が、2年ぶり白星を牽引…宮城大会

第90回記念全国高校野球選手権の宮城県大会が5日、東北6県のトップを切って開幕する。Kスタ宮城での開会式直後の開幕カードで激突するのは、上沼(うわぬま)と仙台向山(むかいやま)。体調不良で入院中の赤井沢徹監督(28)が外出許可を得て、熱血指導中の上沼は3年ぶりの初戦突破が目標。唯一の3年生・伊藤雄也主将(3年)がチームを引っ張る仙台向山は2年ぶりの白星を狙う。勝者は2回戦で3年連続代表を目指す強豪・仙台育英と対戦する。

 たった1人の3年生が、仙台向山を引っ張る。選手26人のうち、唯一の最上級生が主将の伊藤雄也捕手。物腰も穏やか。必然的に主将を任され、「強くモノを言える性格ではないので、主将は向いていない」と悪戦苦闘しながらも、チームをまとめてきた。

 最後の夏、最初の舞台がKスタでの開幕戦。伊藤は「勢いに乗れば、打線は結構つながる。1年の夏にもKスタを経験したけど、蒸し暑かったのを覚えている。気をつけたい」と闘志を燃やす。

 昨年夏の大会が終わった時点で、伊藤ら3人いた新3年生。だが、その後、2人が退部。とうとう1人になった。伊藤自身、数々の故障に悩まされ、リハビリのため、練習を休む日々が続いた。

 東北学院中時代、県大会出場の経験も持つが、右ひじのはく離骨折、腰つい分離症に立て続けに襲われた。腰の痛みは慢性化。いまだ完治していない。あまりの満身創痍(そうい)ぶりに、横田一秀監督(56)も「お前はどうするの?」と心底、心配したという。それでも、「やっぱり野球が好き。高校で野球をして甲子園を目指すのは、今しかできない。辞めることは考えもしなかった」と伊藤。「退部」の2文字が頭をよぎることは、最後までなかったという。

 上沼との開幕戦に勝つと、2回戦の相手は仙台育英。先月上旬にも右太もも裏を痛めるなど、万全の状態からはほど遠い伊藤だが、「このチームで上に行きたい。まずは初戦。そして、育英を倒したい」きっぱりと言い切った。

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上沼、3年ぶり初戦突破を監督に贈る…宮城大会

第90回記念全国高校野球選手権の宮城県大会が5日、東北6県のトップを切って開幕する。Kスタ宮城での開会式直後の開幕カードで激突するのは、上沼(うわぬま)と仙台向山(むかいやま)。体調不良で入院中の赤井沢徹監督(28)が外出許可を得て、熱血指導中の上沼は3年ぶりの初戦突破が目標。唯一の3年生・伊藤雄也主将(3年)がチームを引っ張る仙台向山は2年ぶりの白星を狙う。勝者は2回戦で3年連続代表を目指す強豪・仙台育英と対戦する。

 順調な調整で夏本番を待っていた上沼ナインに衝撃が走ったのは、6月27日のことだった。赤井沢監督が体調を崩し、仙台市内の病院に入院。県大会目前、チームに不穏な空気が漂ったが、指揮官は「3年生にとっては最後の大会。何としても―」と医師を説得。なんとか外出許可を得た。

 病院とグラウンドの約70キロを連日、往復。指導を続けてきた赤井沢監督の姿に、同監督がクラス担任でもある佐藤良(2年)は「体調が悪いのに本当にありがたいです。勝利をプレゼントしたい」と声を大にした。

 熱血監督が常々、大切にしているのが「団結」だ。1年生2人と2年生1人が入部する前の3月下旬、当時、所属していた9人だけで「結束を深める目的」(赤井沢監督)で合宿も敢行した。練習の合間にはグラウンド脇の木を切り、土を掘り返し、2つのブルペンを手作りした。「手分けして1つの作業をして、団結力がついた。体力づくりにもなりました」と千葉卓登主将(3年)。指揮官の狙いはまんまとはまった。

 甲子園出場経験もある岩手の強豪・盛岡大付と練習試合も行った。20点以上取られ、得点はわずか1点だったが、エース右腕・粕谷顕太(2年)は「バットの振り、投手の腕の使い方、普段の動作も、すべてが勉強になった」と“実りある敗戦”を経験。今の成長につなげた。

 さあ、開幕戦。「緊張せずに普段の力を出してほしい。みんな頑張ってきた。何とか勝たせてあげたい」と赤井沢監督。“チーム一丸”の上沼が開幕白星を狙う。

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4059校が参加…夏の高校野球地方大会

日本高野連は4日、第90回全国高校野球選手権大会の地方大会の参加校数は昨年よりも22校少ない4059校と発表した。過去最多を記録した第84、85回大会の4163校以来、減少傾向が続いている。

 ことしは記念大会で神奈川、大阪など6府県が2校代表となるため、最も参加校数が多いのは東東京の144校で、以下、福岡の132校、南北海道の129校と続く。最小は昨年に続き鳥取の25校。参加校が増加した大会は12、減少したのは19。

 統廃合の特別措置により参加する連合チームは昨年より4チーム減って42となった。

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部員を車送迎…常磐大高が厳戒態勢

イタリア・フィレンツェの世界遺産「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」に前監督(30)が落書きした高校野球の強豪、常磐大高(茨城)が3日、水戸市内の同校グラウンドで報道陣をシャットアウトして練習を再開。

 同校ではこの日まで実施していた期末テストで試験休みだったこともあり、練習は5日ぶりだった。テスト期間中、野球部では父母会が取材陣と選手との接触を避けるため、通学時には部員を自宅から学校まで車で送迎。この日も校舎から約5キロ離れたグラウンドまで、車で送迎した。

 練習では前監督に代わって2人のコーチがけん引し、ナインは汗を流した。茨城大会は5日に開幕。シード校の常磐大高は12日に初戦を争う。

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出水中央がナイター制す/鹿児島大会

日刊スポーツ - 2008/7/1 21:54

<高校野球鹿児島大会>◇1日◇1回戦
 出水中央が鹿児島初ナイターを制した。伊集院相手に2-1で迎えた6回裏の攻撃中に雨が激しくなり、2時間2分の中断。グラウンド整備中に球場の照明がともり、午後7時から再開後も1点差を守り切った。
 荒木淳監督(32)は「こういう展開は、リードしている方が難しいが、うまくリセットできた」と話した。2回に決勝の左越え二塁打を放った3番上野僚也(3年)は「春まで調子が悪かったが、最近は落ち着いてボールを見られるようになった。自信になるヒットだった」と、4年連続の初戦突破に笑みを見せた。

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池田が2年ぶり夏1勝/鹿児島大会

日刊スポーツ - 2008/7/1 20:14

<高校野球鹿児島大会>◇1日◇1回戦
 池田が中種子・種子島中央を9-4で下し06年以来、2年ぶりの夏1勝を挙げた。1回表、1番有馬義博(3年)の右前打、4番久徳大貴(3年)の右翼線二塁打などで2点先制。2回に1点、6回に6点を追加して11安打9点と主導権を握った。福島竜太監督(32)は「大量点は想定していなかったが、要所で手堅い野球ができた」と安定した試合運びを評価した。

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第90回全国高校野球:徳島大会 組み合わせ決まる 34校参加、11日開幕 /徳島

毎日新聞 - 2008/7/1 17:01

 第90回全国高校野球選手権記念徳島大会(県高野連、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が30日、徳島市北田宮1の県教育会館で開かれた。23日の決勝戦までの11日間、甲子園の切符をかけた試合が繰り広げられる。
 参加34校の監督や部長、主将が出席。第1シードから順に小松島、富岡西、阿波、徳島商の4校以外の各チーム主将がくじを引き、試合の組み合わせが決まった。記念大会の今回は、11日の開会式でベンチ入りする選手以外の3年生も統一の背番号「21」を着けて行進するほか、行進の順番も創部の古い伝統校から行われる。
 選手宣誓をすることになった川島高の川端悠寛主将は「選ばれて正直びっくり。県の代表として元気よく宣誓します」と話していた。

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135番目の初陣:慶成ナインの挑戦/上 硬球の恐怖心払しょく /福岡

7月1日17時1分配信 毎日新聞

 「思い切っていけ」「よし来い!」。グラウンドに選手と監督の声が響き合う。北九州市小倉北区の私立慶成高校。軟式から硬式に転じて初めての“夏”がやって来た。甲子園を目指して132チーム(135校)が激突する第90回全国高校野球福岡大会に唯一初出場する慶成野球部を追った。
 ◇初の公式戦、強豪相手に手応え
 「キャッチャーマスクをつけろ」
 昨年11月、大野泰雄監督(30)は部員に指示した。手にはこの日買ってきた硬球。それを、マスクとグラブをつけ身構える部員めがけ、次々と投げ込んだ。軟式しか経験のない部員に、ズシッと重い球の感覚や跳ね方を覚えさせ、恐怖心を払しょくするのが狙いだ。「よし、次!」。一人一人、特訓は日没まで続いた。
   ◇
 97年まで女子高だった慶成に軟式野球部ができたのは3年前。校庭が狭く、硬式は到底無理だった。今でも一塁のすぐ後ろに砂場と柵があるため外野ノックができない。打撃練習はテニス部から譲り受けた使い古しのテニスボールを使う。
 硬式に転じたきっかけは区内の私営グラウンドが週2回使えるようになったためだ。学校創立50周年(08年)も重なり、大野監督が半ば強引に創部へ導いた。だが、部員は当初戸惑った。大半が中学時代は野球部の補欠か、あるいは全くの未経験者。「どうせ勝てっこない」。そんな不安を抱えた船出だった。
 ところが、一つの試合が彼らを本気にさせた。
 3月24日、慶成は初の公式戦に臨んだ。九州大会福岡北部予選。相手は今大会でもシードされる強豪・自由ケ丘だった。
 当時、慶成の部員数は試合がぎりぎり成立する9人。背中をけがした坂田隼気捕手(2年)がリタイアすれば没収試合で負けとなるため、急きょ身長180センチのラグビー部員をベンチに置いた。
 その試合で、益田直亮投手(3年)が最速138キロの速球を繰り出し踏ん張った。七回の攻撃では1死二塁から三盗に成功。実はサインミスだったが、浮足立つ相手バッテリーの失策を誘い、ついに1点をもぎ取った。「よっしゃー!」。沸き返るベンチ。1―3で敗れはしたが、益田投手は「負けた気が全然しなかった。もっとやりたかった」。
 心のどこかで「負け」を受け入れていたナインの目の色が変わった。
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◎投 益田直亮  3
 捕 坂田隼気  2
 一 浮巣頌太  3
 二 柳田優   2
 三 砂守隼人  2
 遊 壹岐村晃樹 1
 左 犬塚諒   1
 中 村上渉   2
 右 小野栄太  1
 補 藤原伸介  1
 〃 橋本一輝  2
 〃 原口義慶  3
 〃 水城雄馬  1
 〃 松崎貴一  1
 〃 赤池修平  1
 〃 吉田貴人  1
 〃 池田貴彦  1
部長 竹内文人
監督 大野泰雄
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 ◇私立慶成高校
 1958年創立の小倉女子商業高校から95年に校名変更。現在の生徒数は男女各237人の計474人。普通▽特進▽コンピュータビジネス▽福祉――の4科・コースがある。校訓は「愛・汗(かん)・献(けん)」。植木顕児校長。

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高校野球:「九州の暴れん坊」勇退 日田・藤蔭の原田監督、夏の大会を最後に /大分

毎日新聞 - 2008/7/1 17:00

 ◇甲子園5回出場
 日田市の私立・藤蔭高野球部監督、原田博文さん(62)が、夏の全国高校野球選手権大分大会を最後にユニホームを脱ぐ。攻撃的な機動力野球で春・夏合わせて県立・日田林工高時代に3回、藤蔭高で2回の計5回、球児を甲子園に導いた「九州の暴れん坊」。勇退を惜しむ声も強い。
 原田監督は県立日田高野球部で二塁手として活躍し、民間会社を経て70年に日田林工高野球部監督に就任。当時「日田から甲子園」は夢のまた夢の時代。練習は厳しく、「周囲から奇人変人の目で見られ、自分の感性だけで死に物狂いだった」「相手に食らいつく勝利至上主義だった」と振り返る。
 73年夏の甲子園に初出場し、ベスト16。76年春(センバツ)も快進撃してベスト4。78年夏は3回戦進出。81年に県立森高に転出したが90年に藤蔭高に迎えられ、いきなり夏に出場(初戦敗退)。関係者を驚かせた。95年春も初戦敗退。負けた相手は5回のうち3回が優勝校だった。
 最近は県予選で上位進出するものの惜敗続き。学校側の事情で勇退するが、闘志はなお盛ん。「若者たちと夢を追い続けたが、野球は自分の存在感の証しでもあった。野球を通じて心技体やチームワークを鍛えた。新チーム結成まで見届けたい」と話す。

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夏の高校野球:鹿児島大会 南種子、23年ぶり勝利 /鹿児島

毎日新聞 - 2008/7/1 16:01

 ◇垂水はコールドゲーム発進
 第90回全国高校野球選手権鹿児島大会は30日、県立鴨池、鴨池市民両球場で1回戦7試合があった。
 れいめいは、吉村選手の左越え本塁打など序盤から得点を重ね、荒田投手が緩急をつけた投球で大口にコールド勝ち。加世田は二回2死後、5本の長短打を集め5点を奪い、その後も加点して末吉を七回コールドで退けた。南種子は同点の四回、上妻浩選手の適時二塁打で勝ち越し。串良商の終盤の追い上げをしのぎ、夏の大会で23年ぶりに勝利した。初回に5点と試合の主導権を握った垂水は、迫田投手が無四球の安定した投球で鹿児島中央打線を散発4安打に抑えコールド勝ち。
 鹿児島情報は1点を追う五回、打者一巡の猛攻で一挙5点を取り逆転。その後も森田選手の本塁打などで錦江湾を突き放した。岩川は同点の八回1死三塁で、宇都選手が右前へ決勝打。貴島選手の3点本塁打などで終盤追いついた加治木工を振り切った。鹿屋は同点の六回、木佐貫選手の中前2点適時打で勝ち越し。出水は三回に5点先取したが、その後笹貫投手の好投に涙をのんだ。
 ■青春譜
 ◇ケガおし気迫の直球--新地知啓投手=末吉(3年)
 8点を追う七回2死、ベンチを飛び出した背番号「1」は、本来立つべきマウンドの感触を確かめた。「エースの復活だ」。仲間の声が後押しする。高校生活の集大成は、気迫を込めて投じた3球の直球。遊ゴロに仕留め、最後の攻撃につなげた。
 「もう少し投げさせてあげたかった」。足を引きずりベンチに戻る息子を、母砂由利さん(45)は涙を浮かべて見つめた。
 試合5日前、農業実習で飼料を運んでいる途中、落ちていたカマが左かかとに刺さり、2針縫った。踏み出しの足で、力が最も入る場所だった。
 「無理はさせられない」。本田千浩監督は、苦渋の思いで登板を見送った。三塁コーチスボックスから仲間を鼓舞し続けた。しかし、大差をつけられ、コールド負けが目前に迫った六回。「一人でいいですから、投げさせて下さい」。たまらず監督に直訴した。
 試合後、「緒戦を勝って、次の試合で投げさせてやりたかった」と監督や仲間たち。思いはかなわなかった。だが、エースの目に涙はなかった。「この悔しさを次につなげたい」。大学に進学し、野球を続ける決意を新たにした。
………………………………………………………………………………………………………
 ▽1回戦(県立鴨池・鴨池市民)
れいめい
  1420001=8
  0000000=0
大口
 (七回コールド)
 (れ)荒田、平石―有村、栫
 (大)中村勇―窪島
▽本塁打 吉村(れ)
▽二塁打 脇薗、吉村、蒲生原(れ)
加世田
  0503000=8
  0000000=0
末吉
 (七回コールド)
 (加)前田、樋野―竹崎
 (末)内山、丸山、新地―佐多
▽三塁打 中釜(加)
▽二塁打 芝原、栗原(加)
串良商
  000100211=5
  10032001×=7
南種子
 (串)大堀―神之園
 (南)鮫島―久保田
▽二塁打 原之園(串)上妻浩、古市拓、久保田(南)
鹿児島中央
  000000=0
  500014=10
垂水
 (六回コールド)
 (鹿)中野、小坂元―財津
 (垂)迫田―西尾
▽三塁打 吉田(垂)
錦江湾
  000102000=3
  00005200×=7
鹿児島情報
 (錦)山下得―坂元
 (鹿)佐々木―森田
▽本塁打 森田(鹿)
▽二塁打 森、坂元(錦)
加治木工
  100000040=5
  03000021×=6
岩川
 (加)満園、大久保―市来原
 (岩)宇都、尾園、宇都―狩川
▽本塁打 貴島(加)
▽二塁打 松原、本田(加)狩川(岩)
出水
  005000000=5
  00050210×=8
鹿屋
 (出)松下―山田
 (鹿)笹貫―岡元
▽二塁打 松田(出)岡元、高畠(鹿)

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イタリア世界遺産落書き:常磐大高野球部監督解任 軽率行為、代償大きく /茨城

毎日新聞 - 2008/7/1 15:01

 ◇選手ら動揺、心配する声
 軽率な行為の代償はあまりに大きかった。水戸市の常磐大高硬式野球部の須田武志監督(30)がイタリア・フィレンツェ市の世界遺産登録地区の大聖堂に落書きをした問題で、同校は30日、29日付で須田監督を解任したことを明らかにした。全国高校野球茨城大会の開幕まで1週間を切った時期の解任で、選手たちの動揺を心配する声が聞かれた。
 同校の浅岡広一校長は同日正午から会見。沈痛な表情で「事の重大さを考えて判断した。社会的に許されることではない」と語った。浅岡校長によると、須田監督は06年1月、イタリアの史跡を巡る団体ツアーに参加。大聖堂近くのペンの売り子から「書くと幸せになる」と勧められ、購入して書いたという。
 同校は25日に学校のホームページへの書き込みで知り、同日中に浅岡校長が須田監督に確認したところ、認めたため、謹慎を言い渡した。処分がその4日後になり、事態が深刻化したことについて、浅岡校長は「誤りがあってはいけないと思い、検証に時間がかかった」と話した。
 須田監督は29日に部員らに「皆に迷惑をかけた。申し訳ない」と謝罪したという。
 一方、県高野連は30日午後、会見。大竹喜士郎会長は「解任の判断は妥当。今は選手の心理状態が一番気がかりだ」と話した。
 須田監督は昨年の茨城大会で準優勝するなど、きめ細かい指導で評価が高かった。県高野連の藤枝武博理事長は「有望な若手だけに残念だ」と話した。

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串木野が25得点で圧勝/鹿児島大会

日刊スポーツ - 2008/7/1 14:54

<高校野球鹿児島大会>◇1日◇1回戦
 串木野が4イニングで19安打25得点の猛攻を見せ、25-0の5回コールドで樋脇を破り、初戦を突破した。内村文彦監督(27)は「(今年度で閉校する)相手の事情とは関係なく、自分らのすべき事ができるかが試される、と言って選手を送り出した。集中して攻められた」と、3、4回裏に2イニング連続で打者一巡した打線をほめた。

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開陽が公式戦初勝利/鹿児島大会

日刊スポーツ - 2008/7/1 14:54

<高校野球鹿児島大会>◇1日◇1回戦
 創部4年目、部員13人の開陽が蒲生を3-1で破り、公式戦初勝利を挙げた。1回裏、先頭で唯一の3年生、山野勝也主将が左前打で出塁。4番武田祐一郎(2年)の中前適時打で生還し、1点を先制した。2点を追加した後、3回に1点を失ったが、その後は無失策の堅守で逃げ切った。中窪寿監督(30)は「春の県大会は部員不足で出られなかったが、1年生7人が入って、今日を迎えられた。半分は高校から野球を始めた素人だが、本当によくやった」と感無量だった。

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第90回全国高校野球:南・北北海道大会 出場32校決まる /北海道

毎日新聞 - 2008/7/1 11:01

 ◇江別は47年ぶり--組み合わせ抽選は4日
 第90回全国高校野球選手権大会(日本高野連など主催)に向けた地区大会は30日、札幌地区で代表決定戦5試合があり、江別が47年ぶり4回目の南北海道大会出場を決めたほか、春季道大会を制した東海大四などが駒を進めた。これで南・北北海道大会に出場する32校が出そろった。両大会とも組み合わせ抽選会は4日に行われ、南は13日に札幌円山球場で、北は17日に旭川スタルヒン球場で開幕する。それぞれの優勝校は、8月2日から阪神甲子園球場で行われる本大会に出場する。
 ◇札幌地区(札幌円山、麻生)
 ▽Cブロック代表決定戦
札幌北
  000000000=0
  13110000×=6
札幌南
 (札幌南は2年連続17回目)
 (北)水口、平尾―三好
 (南)中西―広瀬
▽三塁打 鈴木綜、辻(南)
▽二塁打 初田(北)
 ▽Dブロック代表決定戦
札幌啓成
  000000000=0
  10100020×=4
江別
 (江別は47年ぶり4回目)
 (札)佐々木―綿谷
 (江)沢田―山崎
▽二塁打 弘田(札)沢田(江)
 ◇投打で活躍の主将
 ○…47年ぶりの南北海道大会進出を決めた江別の原動力は、エースで主将も兼ねる大黒柱の沢田将人選手(3年)だ。九回は2死ながら一、二塁とされたが、得意のスライダーで三振を奪いガッツポーズ。打撃で3打点を挙げ、マウンドでは完封と投打にわたる活躍だった。「バックがいいプレーをしてくれた。道大会の目標は頂点です」と満面の笑み。
 ▽Eブロック代表決定戦
札幌第一
  102101200=7
  013001000=5
北海学園札幌
 (札幌第一は5年連続17回目)
 (札)山下、掛端、金井―松浦、笹村
 (北)中山、明石、鍵政―小原
▽本塁打 柴山、高石(札)
▽二塁打 高石2(札)山崎4(北)
 ▽Fブロック代表決定戦
恵庭南
  000000000=0
  01020120×=6
東海大四
 (東海大四は4年ぶり27回目)
 (恵)野坂―菊地
 (東)佐々木―伏見
▽二塁打 上野(東)
 ◇エース好投で快勝
 ○…春季道大会を制した東海大四が、エース佐々木亮投手(3年)の好投で快勝。内角を突く直球がさえ、恵庭南打線を5安打に封じた佐々木投手は、「(地区大会は)調子が悪い中、かわす投球ができたが、これから調子を上げていきたい」と、同校としては4年ぶりとなる南北海道大会に意欲を示した。
 ▽Gブロック代表決定戦
大麻
  133100000=8
  000040302=9
とわの森
 (とわの森は初)
 (大)麻柄、蘆田―中山
 (と)柴田―佐藤
▽本塁打 井上(大)
▽三塁打 中ノ目(と)
▽二塁打 柴田2、中ノ目、竹内(と)麻柄(大)
 ◇サヨナラで初切符
 ○…とわの森は同点とした後の九回1死一、三塁で、ここまで無安打の1番・木村龍太選手(3年)が「絶対に打つ」と2球目の直球を中前に運ぶ劇的なサヨナラ打。初の南北海道大会出場切符を手にした。一時は8点差をつけられながらの逆転勝ちに、三塁側応援席は歓喜に包まれ、選手からは「また、みんなと野球ができる」との声が上がった。

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村上桜ケ丘軸に群雄割拠 高校野球新潟大会展望

7月1日7時51分配信 産経新聞

 第90回全国高校野球選手権新潟大会は11日、長岡市の悠久山球場で開幕する。節目の記念大会には甲子園切符をかけて95校が出場する。春の県大会を制した県立の村上桜ケ丘を軸に強豪ひしめく混戦模様だ。決勝は三條機械スタジアム(三条市)で23日午後1時から。

 名将・松田忍監督が2年越しで育てた村上桜ケ丘は春夏通じ初の甲子園出場を狙う。投手陣に樋口悠太、大沼泰之の2枚看板がそろい、左打者5人をそろえた打線も強力だ。これを追う私立勢は5年ぶりの優勝を目指す中越が県内一の呼び声高い右腕の阿部拳斗を擁し、「攻撃的な守備」で試合のリズムをつくる。

 北越も本格派右腕のエース渡辺智哉を中心にまとまり、昨夏の甲子園でベスト16入りした新潟明訓、2年ぶりの代表を目指している日本文理のビックネームが同ブロックに入り、しのぎを削ることになった。県立勢でも鍛え抜いた守りが光る春4強の県央工も注目の存在だ。 

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落書きの野球部監督解任 県内から賛否 茨城

7月1日7時51分配信 産経新聞

 イタリア・フィレンツェの世界遺産登録地区にある大聖堂の柱に落書きした常磐大高の硬式野球部監督(30)が30日、同校から監督を解任された。関係者からは「厳正処分はやむを得ない」と厳しい指摘がされる一方、「指導力、人格とも素晴らしかった。軽率な行動が残念」と惜しむ声もあがる。創部8年足らずの同校を短期間に強豪へと押し上げた“名将”の不祥事が大きな波紋を呼んだ。

 同校によると、監督は素直に事実を認め、解任を告げると沈痛な表情を見せたという。

 同校近くに住むある男性は、「安易な気持ちで、世界遺産に落書きできるのか。教育者として監督の処分は当然。学校も事の重大性と、責任を認識してほしい」と話す。

 一方で、昨夏の県大会で準優勝を果たし、同校を甲子園へあと一歩まで導いた監督の解任に、無念の声もあがる。部員や保護者に対し、監督は「心配をかけて申し訳ない。軽率な行動だった」と謝罪したという。

 監督を知るある保護者は「子供に対して、家族のように接してくれた。気持ちを読み取るのがうまく、話も上手。解任は仕方がないが、いつか戻ってきてほしい」と言葉を詰まらせた。

 一方、夏の甲子園県大会を直前に控えての問題発覚に、県高野連も対応に追われた。出場の可否は、日本高野連の判断を待つことになる。

 藤枝武博理事長は「残念の一言。将来、茨城の野球界を背負って立つ人物だった。失敗をしっかり受け止めて、人間的に成長してくれれば」と語った。

                   ◇

【常磐大高の会見要旨】

 --監督はなぜ落書きをしたのか

 「とくに理由はない。大聖堂の近くでペンを販売する人から勧められて、そのペンで書いた、と話している」

 --本人のコメントは

 「みなさまにご迷惑をおかけし、心配をおかけしたということに対して、深くお詫びしたいと。これまで野球部の監督をやるなかで、支援してくださった皆さんには本当に申し訳ないと」

 --野球部の部員にたいする説明は

 「昨日した。生徒たちに校長から事実関係を話し、理解を求めると」

 --生徒の反応は

 「生徒は残念な思いであったようだ」

 --監督のこれまでの評判は

 「生徒の信望は大変厚い。信望がチーム力に大きく貢献して、県内の野球好きな子供がここへ集まり、野球部を構成しているが、一人一人の技量を高め、個別適切な指導をして昨年の(県大会)準優勝になった。そういう意味では高く評価されている人物だ」

 --場合によっては外交問題だ

 「やってはならないことをやったということで、本人には強く反省を求めるし、学校としてもこのことを真摯に受け止め、教職員一同これからの教育にとりくみたい」

 --校長としての責任は

 「管理監督の立場として、どこまで及ぶかという部分もあるがが、指導が十分でなかったのかな、と」

 --県大会へは出るのか

 「高野連の指導に従いたい。学校として辞退するつもりはない」

 --被害回復法は

 「軽々にものは言えない。大聖堂側の考えを尊重していきたいと思っている。実際に(現地に)行って(落書きを)消すのも選択肢の一つだと思う」

 --落書き一つで(処分が)重いのではないか

 「コトの重大さを考えた」

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野球部不祥事…27件の処分決定

スポーツニッポン - 2008/7/1 7:01

 日本学生野球協会は30日、審査室会議で高校27件の処分を決め、部員の万引があった寒河江工(山形)は4月30日から1カ月の対外試合禁止処分となった。指導者では、生徒の積立金やOB会費などを横領した修善寺工(静岡)の部長(当時)が4月26日から、部内暴力を起こした日大豊山(東京)のコーチは5月27日から、それぞれ1年間の謹慎処分を科された。部内暴力のあった高崎工(群馬)の監督は5月7日から6カ月の謹慎処分となった。

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南種子が23年ぶりの夏1勝/高校野球

日刊スポーツ - 2008/6/30 17:43

<高校野球鹿児島大会>◇30日◇1回戦
 南種子が85年以来23年ぶりの夏1勝を挙げた。1回裏に4番篠山の適時打で先制。5点を追加後、終盤に串良商の追い上げを受けたが7-5で逃げ切った。就任4年目の畑中裕毅監督(26)は「夏に勝ってくれと、地元の方々に言われていたので、勝てて本当に良かった」と胸をなで下ろした。

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夏の高校野球:鹿児島大会 大舞台目指し87チーム 球児の熱戦開幕 /鹿児島

毎日新聞 - 2008/6/30 17:02

 87チームが甲子園出場をかけて戦う「第90回全国高校野球選手権鹿児島大会」が29日、県立鴨池、鴨池市民両球場で開幕した。1回戦6試合があり、開幕試合を制した鶴翔などが2回戦に駒を進めた。
 県立鴨池球場であった開会式では、一部の離島校などを除く73校71チームの選手たちが元気に行進。小倉寛恒・県高野連会長が「仲間を信じ、チームの名誉と意地をかけて全力で戦って」とあいさつ。鹿児島工の田代涼主将が「部員全員の思いを白球に込め、一球一打に全力を尽くして、夢と感動を与えられるよう、最高の夏を過ごすことを誓います」と宣誓した。
 鹿児島南は、栗牧投手が大会初出場の鹿児島修学館を相手に、五回参考記録ながら完全試合を達成。打っては山下祐選手が満塁本塁打を放ち快勝。序盤で5点先行の鶴翔は追い上げる薩摩中央を継投で振り切った。奄美は得意の機動力で出水工を攻め立て逆転、リードを守りきった。
 鹿屋農は着実に加点し牧園・霧島の連合チームにコールド勝ち。四回に先制した喜界は相良投手が粘り強い投球で鹿児島水産打線を完封した。隼人工は西、原田両選手の連続二塁打で先制、阿部投手が枕崎打線を2安打に抑え完封勝ち。
………………………………………………………………………………………………………
 ▽1回戦(県立鴨池、鴨池市民)
薩摩中央
  000010210=4
  20030100×=6
鶴翔
 (薩)原口、仮屋―的場、村山
 (鶴)山口、吉永―青龍
▽三塁打 町田(鶴)
▽二塁打 仮屋(薩)平野(鶴)
鹿児島修学館
  00000=0
  4336×=16
鹿児島南
 (五回コールド)
 (修)東條―長岡
 (南)栗牧―上之薗、原田
▽本塁打 山下祐(南)
▽二塁打 上之薗2、山下真、山下祐(南)
奄美
  005000001=6
  011200001=5
出水工
 (奄)日高、直田―安岡
 (出)川口、渕崎―馬場
▽二塁打 前田、福島(奄)渕崎、荒木(出)
牧園・霧島
  00000=0
  2641×=13
鹿屋農
 (五回コールド)
 (牧)諏訪園―今村
 (鹿)橋野―妹尾
▽二塁打 妹尾2、上鶴、玉利、高田(鹿)
喜界
  000101201=5
  000000000=0
鹿児島水産
 (喜)相良―恵
 (鹿)中崎―小城
▽三塁打 富田(喜)
▽二塁打 安岡(喜)松岡(鹿)
枕崎
  000000000=0
  00020000×=2
隼人工
 (枕)柳元、上山、平田、小湊―長谷侑
 (隼)阿部―原野
▽二塁打 西、原田(隼)

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夏の高校野球:愛媛大会、組み合わせ 甲子園目指し61校熱戦 /愛媛

毎日新聞 - 2008/6/30 17:01

 「100%の力発揮を」--来月11日開幕
 第90回全国高校野球選手権記念愛媛大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が29日、松山市道後姫塚のにぎたつ会館で開かれた。昨年より2校少ない61校が出場し、7月11日から25日まで、坊っちゃんスタジアム(同市市坪西町)を中心に5球場で熱戦を繰り広げる。

 抽選会の会場では、渡部正治・県高野連会長が「100%の力を発揮して、悔いの残らない大会にしてほしい」とあいさつ。各校の主将らが、緊張した面持ちで抽選カードを引いた。開会式での選手宣誓は東予の高橋英悟主将(3年)に決まった。
 シード校は公式戦の勝敗を基にポイント制で決定。昨夏、今春とも甲子園に出場した今治西が第1シード、春の県大会優勝の済美が第2シード、今治北が第3シード、宇和島東が第4シード。
 今治西の宇佐美貴之主将(3年)は「挑戦者のつもりで臨み、一戦必勝でいく」と意気込みを語り、選手宣誓をする高橋英悟主将は「監督や保護者への感謝の気持ちを入れた宣誓にしたい」と話した。
 初日は同スタジアムで午前11時から開会式があり、午後0時半から1試合のみがある。

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加世田が新チーム初勝利/鹿児島大会

日刊スポーツ - 2008/6/30 15:36

<高校野球鹿児島大会>◇30日◇1回戦
 加世田が新チーム初勝利を、7回コールドで飾った。末吉を8-0で破った。7回に7番芝原の右越え二塁打からの3連打など、5安打を集中して5点先制。4回にも3点を追加した。大井倫太郎監督(23)は「初戦で気負いもあったと思うが、バッテリーが強気の攻めで試合に入ったのが良かった」と話した。

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第90回全国高校野球:東・西兵庫大会 育英、報徳コールド発進 /兵庫

毎日新聞 - 2008/6/30 13:01

 第90回全国高校野球選手権記念東・西兵庫大会(県高野連、朝日新聞社主催)は29日、雨の影響で4試合が中止、琴丘―八鹿が降雨ノーゲームとなり、東大会1回戦3試合、西大会1回戦7試合が行われた。東大会では育英、報徳学園、川西北陵、西大会では三木北、姫路工、西脇工、松陽、西脇、篠山鳳鳴、赤穂が2回戦へ勝ち進んだ。
 県高野連は29日、雨天順延に伴う日程、球場変更を発表した。29日予定のうち3試合は30日に順延され、同日は1回戦18試合を予定している。29日予定のうち西大会1回戦・琴丘―八鹿、東大会2回戦・宝塚東―北須磨と、30日予定の一部が7月1日に順延された。
 ◆東大会
 ▽1回戦
 ◇…明石…◇
星陵 0000000=0
育英 2130001=7
 (七回コールド)
 (星)吉成―山平
 (育)坪内―奥田
▽三塁打 橘田(育)
▽二塁打 橘田、柳田(育)
甲南   00000=0
報徳学園 2404×=10
 (五回コールド)
 (甲)田和、渡辺、大澤―塩川、瀬野
 (報)近田、岡田―糸井
▽二塁打 西郷、井上(報)
 ◇…淡路…◇
伊川谷北
  00030000000=3
  00000210001=4
川西北陵
 (延長十一回)
 (伊)山本、小崎、平松―川本
 (川)山内、竹内―宮崎
▽三塁打 井上(伊)
▽二塁打 小崎(伊)遠藤、法所、竹内、松本陸(川)
 ◆西大会
 ▽1回戦
 ◇…明石…◇
三木北 1020220=7
神崎  0000000=0
 (七回コールド)
 (三)川部―小東
 (神)坪田、チャンタボン―山田
▽三塁打 川部(三)
▽二塁打 菅原(三)
 ◇…高砂…◇
姫路工
  030100111=7
  000000002=2
上郡
 (姫)森上―藤原
 (上)舛本―井田
▽本塁打 井田(上)
▽三塁打 矢部(姫)
▽二塁打 藤原(姫)
 ◇…姫路…◇
伊和  00000000=0
西脇工 20010004=7
 (八回コールド)
 (伊)柏―清水
 (西)上田―松本
▽二塁打 柏(伊)
村岡 00000=0
松陽 2119×=13
 (五回コールド)
 (村)西村弘、中村、田中―和田
 (松)渡辺、橋口―古田、角田
▽二塁打 杉本(松)
西脇 73144=19
夢前 02101=4
 (五回コールド)
 (西)森位―藤原幸
 (夢)谷、坪田―高田
▽三塁打 藤原幸(西)
▽二塁打 宮崎達、井上、藤原幸(西)
  ◇…三田城山…◇
三木東 
  000000000=0
  00000010×=1
篠山鳳鳴
 (三)丸本―堀内
 (篠)細見―岸本
▽二塁打 平井(篠)
明石高専
  00000000=0
  01320001=7
赤穂
 (八回コールド)
 (明)吉竹、前田―氏平
 (赤)高瀬―国澤
▽三塁打 田中、太田(赤)

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鹿児島情報が逆転勝ち/鹿児島大会

日刊スポーツ - 2008/6/30 12:45

<高校野球鹿児島大会>◇30日◇1回戦
 鹿児島情報が5回に一挙5得点で逆転、7-3で錦江湾を破り初戦を突破した。1点を追う5回裏2死一、三塁で2番伊作祐真(1年)の左前打で同点、さらに満塁とし4番栗下翔太(3年)の遊ゴロが敵失を誘い3点を追加した。栗下は「先制されて、負けるのではと思った。自分はゴロを打っただけで、勝てたのは走ったみんなのおかげです」と苦笑した。

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れいめいがコールド発進/鹿児島大会

日刊スポーツ - 2008/6/30 12:45

<高校野球鹿児島大会>◇30日◇1回戦
 れいめいが7回コールド、8-0で大口を下した。1回表、先頭の松田雄馬(3年)が中前打で出塁し、4番藤崎信之介(3年)の右前打で先制。2回には3安打で4点、3回には6番吉村雄太(3年)の左本塁打などで2点を追加した。今村哲朗監督(53)は「攻撃で良い流れをつくれたので、初戦としては満点の出来」と、快勝に笑顔を見せた。

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第90回全国高校野球:東・西愛知大会 雨のため順延 /愛知

毎日新聞 - 2008/6/30 12:01

 第90回全国高校野球選手権記念東・西愛知大会(県高野連など主催)は、28日に引き分け再試合となった名東―春日井西戦など、29日に県内10球場で予定していた1回戦30試合すべてが雨天中止となった。7月5日以降に順延される。

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第90回全国高校野球:南・北北海道大会 地区代表、17校決定 /北海道

毎日新聞 - 2008/6/30 11:02

 ◇駒岩、17年連続
 第90回全国高校野球選手権大会(日本高野連など主催)に向けた地区大会は29日、道内7地区で20試合があり、地区代表17校が決まった。空知地区は3季連続の甲子園出場を目指す駒大岩見沢がコールド勝ちで北北海道大会進出。札幌地区では、投打のかみ合った北海が2年ぶり45回目となる南北海道大会に進んだ。
 30日は札幌地区で代表決定戦5試合があり、南・北北海道大会に進出する全32代表が出そろう。
………………………………………………………………………………………………………
 ◆北北海道
 ◇室蘭地区(室蘭新日鉄)
 ▽Cブロック代表決定戦
静内
  000110020=4
  12100002×=6
伊達緑丘
 (伊達緑丘は13年ぶり3回目)
 (静)広中―蛯沢
 (伊)大内、東―篠村
▽三塁打 松平、冨田(伊)
▽二塁打 蛯沢(静)早瀬(伊)
 ▽Dブロック代表決定戦
鵡川
  000000000=0
  00000014×=5
苫小牧工
 (苫小牧工は8年ぶり27回目)
 (鵡)上村、石井―辻野
 (苫)須藤―中村彰
▽三塁打 細川(苫)
▽二塁打 中村彰(苫)
 ◇小樽地区(小樽桜ケ丘)
 ▽Aブロック代表決定戦
小樽工  00000000=0
小樽潮陵 00201022=7
(八回コールド)
(小樽潮陵は2年ぶり20回目)
 (工)佐林、藤田―北崎
 (潮)小中―塩崎
 ▽Bブロック代表決定戦
岩内 0000000=0
北照 100150×=7
 (七回コールド)
 (北照は6年連続35回目)
 (岩)佐々木悠―佐藤
 (北)阿世賀―小本
▽本塁打 阿世賀(北)
▽三塁打 水崎(北)
▽二塁打 阿世賀(北)
 ◇札幌地区(札幌円山、麻生)
 ▽Aブロック代表決定戦
札幌開成 0000000=0
北海   110212×=7
 (七回コールド)
 (北海は2年ぶり45回目)
 (札)北林、梶原―千葉
 (北)鍵谷―立島
▽三塁打 池田(北)
▽二塁打 鍵谷、庄司(北)
 ▽Bブロック代表決定戦
北広島西
  100010000=2
  02010022×=7
札幌日大
 (札幌日大は2年連続5回目)
 (北)斎藤良―熊野
 (札)米川、堀―西川
▽三塁打 後藤唯(北)菊地、神保(札)
▽二塁打 東、堀(札)
 ▽Fブロック3回戦
恵庭南  0220014=9
札幌北陵 0000200=2
 (七回コールド)
 (恵)野坂―菊地
 (札)大矢、小本、支倉―井口
▽本塁打 井口(札)
▽三塁打 山崎、有田(恵)五百木(札)
▽二塁打 野坂(恵)井口、奈良岡、豊田(札)
 ▽Gブロック3回戦
大麻   2003403=12
札幌東陵 0022000=4
 (七回コールド)
 (大)蘆田、麻柄―中山
 (札)増田、松山―瀬川
▽三塁打 増田(札)
▽二塁打 蘆田、藤本(大)
とわの森
  001001000=2
  000001000=1
石狩翔陽
 (と)柴田―佐藤
 (石)三橋―半田
▽二塁打 松岡、中川(石)
 ◆南北海道
 ◇空知地区(滝川市営)
 ▽Aブロック代表決定戦
岩見沢東  0000200=2
駒大岩見沢 017030×=11
 (七回コールド)
 (駒大岩見沢は17年連続30回目)
 (岩)高杉、星―杉野
 (駒)板木、柴山―松本
▽三塁打 杉野(岩)
▽二塁打 小平、古川(駒)
 ▽Bブロック代表決定戦
岩見沢農
  101000000=2
  01100001×=3
滝川西
 (滝川西は2年連続25回目)
 (岩)南、植村―五十嵐
 (滝)野呂―山田
▽二塁打 前田(岩)
 ◇旭川地区(旭川スタルヒン)
 ▽Aブロック代表決定戦
旭川実  1102202=8
旭川東栄 0000000=0
 (七回コールド)
 (旭川実は3年連続13回目)
 (実)鈴木、北村、西村―大西、白石
 (東)工藤―武田
▽三塁打 関、三上(実)
▽二塁打 川瀬、鈴木(実)
 ▽Bブロック代表決定戦
旭川竜谷
  000130101=6
  000000120=3
旭川南
 (旭川竜谷は2年連続28回目)
 (竜)鈴木―柴田
 (南)安原―水元
▽三塁打 西條(竜)
▽二塁打 川村、藤井(竜)水元2(南)
 ▽Cブロック代表決定戦
富良野 000000=0
旭川工 042211=10
 (六回コールド)
 (旭川工は3年ぶり11回目)
 (富)谷口、水上、寒藤―池田
 (旭)滝川―加賀
▽三塁打 寺田(旭)
▽二塁打 岩渕(富)滝川(旭)
 ◇北見地区(北見市東陵運動公園)
 ▽Aブロック代表決定戦
北見柏陽
  000000010=1
  000000000=0
遠軽
 (北見柏陽は2年ぶり30回目)
 (北)佐藤峻―宮中
 (遠)我妻―柳原成
▽三塁打 高橋(北)
▽二塁打 江良(北)土屋、木下(遠)
 ▽Bブロック代表決定戦
北見北斗
  200000013=6
  001010000=2
北見商
 (北見北斗は2年ぶり20回目)
 (斗)堀籠―井林
 (商)神代、大沢―佐々木
▽三塁打 橋本、長尾、堀籠(斗)
▽二塁打 堀籠、橋本(斗)
 ▽Cブロック代表決定戦
網走南ケ丘
  000110000=2
  00001151×=8
北見工
 (北見工は3年ぶり14回目)
 (網)太田―深井
 (北)織田―櫨山
▽三塁打 太田(網)梶浦2、志賀(北)
▽二塁打 織田、櫨山(北)
 ◇釧根地区(釧路市民)
 ▽Aブロック代表決定戦
武修館
  010100000=2
  000000001=1
釧路湖陵
 (武修館は2年連続7回目)
 (武)大久保―荒川
 (釧)植木―木村
▽三塁打 太田(武)
▽二塁打 荒川2(武)
 ▽Bブロック代表決定戦
釧路工 1001244=12
根室  0000000=0
 (七回コールド)
 (釧路工は4年ぶり17回目)
 (釧)佐藤佑―小笠原
 (根)福本―川端
▽三塁打 佐藤智、大橋(釧)
▽二塁打 長谷川(釧)大宮(根)
 ▽Cブロック代表決定戦
羅臼  000000000=0
釧路商 00024000×=6
 (釧路商は2年ぶり5回目)
 (羅)今野―佐々木
 (釧)石田―岩谷
▽三塁打 吉岡、岩谷、小田(釧)
▽二塁打 原田(羅)

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報徳、育英、姫路工など強豪校が順当勝ち 高校野球東・西兵庫大会

6月30日7時50分配信 産経新聞

 第90回全国高校野球選手権記念東・西兵庫大会2日目の29日は、明石公園球場など5球場で1回戦10試合が行われ、東大会で報徳学園と育英、西大会で姫路工の強豪校がそれぞれ2回戦に駒を進めた。

 明石球場では、打力に勝る育英が3回までに6点を奪い、星陵を七回コールドで下した。また一、二回で6点を奪った報徳学園は四回にも4点追加。五回途中まで投げたエース近田投手も相手打線を1安打に抑える好投をみせた。

 この日はあいにくの雨模様で、4試合が雨天中止。1試合が雨天ノーゲームで再試合となった。

 大会3日目の30日は県内7球場で計18試合が行われる。

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【夏の高校野球】長野大会 7月5日に開幕 長野日大に注目

6月30日7時50分配信 産経新聞
 第90回全国高校野球選手権長野大会は7月5日開幕し、同20日の決勝を目指し、3つの連合チームを含む94チームが熱戦を繰り広げる。

 春のセンバツで8強入りし初出場校ながら台風の目となった長野日大は、春の北信越県大会では地区予選で敗退したが、同じくセンバツ出場の丸子修学館とともに春夏連続出場をかけて気合が入る。春の北信越県大会を制した佐久長聖も長野日大など強豪がひしめくブロックで優勝を狙う。

 東海大三や松商学園、創造学園大付、長野商、諏訪清陵などのシード各校、さらに武蔵工大二や長野などの実力校も夏の大会に照準を合わせて調整を進めており、会場の各球場ではひと際、熱い戦いが繰り広げられそうだ。開会式は5日午前10時半から松本市野球場で開催。

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第90回全国高校野球:島根大会 39チームの対戦相手決まる /島根

 ◇来月12日から熱戦
 第90回全国高校野球選手権記念島根大会(県高野連など主催)の組み合わせ抽選会が25日、ビッグハート出雲(出雲市駅南町)であり、参加39チームの対戦相手が決まった。開会式は7月12日正午から県立浜山球場で行われ、午後1時20分から出雲―松江商戦で開幕する。
 第1シードは県春季大会優勝の開星で、松江工と対戦する。第2シードは県春季大会準優勝の大社で、江の川と、第3シードの邇摩は津和野、第4シードの松江南は出雲商との対戦となった。
 選手宣誓は大会の第1試合に登場する松江商の小野祥太主将(3年)に決まった。小野主将は「両親や周りで支えてくれる人たちへの感謝を込めて宣誓したい。試合ではミスをしないように全力プレーで臨みたい」と意気込みを語った。

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第90回全国高校野球:宮城大会 過去最多、81チーム熱戦--来月5日から /宮城

 ◇地震「支障ない」と笑顔
 7月5日に開幕する第90回全国高校野球選手権宮城大会(県高野連など主催)の組み合わせ抽選会が25日、仙台市青葉区の市青年文化センターで行われた。今年度開校した田尻さくらと田尻による県内初の連合チーム「田尻・さくら」と石巻好文館が加わり、過去最多の81チームが夏の甲子園を目指して熱戦を繰り広げる。シード校は春の県大会4強の仙台育英、東北、古川学園、仙台商。
 抽選会は各チームの選手が、壇上の机に並べられたカードを1枚ずつ引く形で行われた。岩手・宮城内陸地震の影響で、練習が2日間できなかった鶯沢工の鈴木秀幸主将(3年)は「大きな支障はない」と笑顔。「部員10人と少ないが、全員野球で今年こそは1回戦を突破したい」と意気込みを語った。
 今春のセンバツに出場し、初戦で敗れた東北の関口聖也主将(3年)は「センバツでは悔しい思いをした。相手がどうこうではなく、自分たちの野球をしっかりやっていきたい。気の抜けない試合が多くなると思う。ピッチャー中心に守りも攻撃もいいリズムで戦いたい」と気を引き締めていた。
 開会式は7月5日午前9時45分から、同市宮城野区のクリネックススタジアム宮城で。

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高校野球:水戸一高、29日に早実、慶応と記念試合 「一球入魂」穂洲らの縁 /茨城

 ◇「夏へつなげる」選手ら意気込み
 「一球入魂」の教えを残し、学生野球の父と呼ばれた飛田穂洲(すいしゅう)の出身校で、11月に創立130周年を迎える県立水戸一高(五味田優校長)の野球部が29日、早稲田実業高(東京都)、慶応義塾高(神奈川県)と水戸市見川町の市民球場で記念試合をする。
 野球部OB会「水府倶楽部」(山野隆夫幹事長)が中心となって企画した。早実は穂洲が早稲田大硬式野球部の主将や初代監督を務めた縁、慶応は元塾長の鳥居泰彦さんが水戸一高出身であることから招請した。
 県内有数の進学校である水戸一高の野球部は旧制水戸中時代を含め甲子園に夏3回出場。54年夏を最後に半世紀以上遠ざかっているが、昨年夏は茨城大会16強、昨秋は県大会8強入りし、今春のセンバツでは県高野連から「21世紀枠」候補に推薦された。
 1月には後援会「三の丸倶楽部」も発足した。世話人代表の森利克さん(64)は「文武両立を実践する水戸一高の甲子園出場を、学校全体や地域を巻き込んで応援していきたい」と熱い視線を送る。
 選手48人は連日、白球を追い続けている。佐々木拡(ひろむ)主将(18)は「僕たちにできるのは一球一球を大事に、全力でプレーすることだけ」と力を込め、中山顕監督(37)も「勝ちにこだわりたい。この試合を夏につなげたい」と、記念試合から1週間後に開幕する茨城大会を冷静に見据えていた。
 当日は午前8時40分に水戸一―早実がプレーボール。早実―慶応、慶応―水戸一の順に行われる。第1試合後に記念セレモニーもある。入場無料。

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高校野球:龍谷大平安部員が暴力行為 関係者らショック--会見で陳謝 /京都

 硬式野球部員による暴力行為が発覚した龍谷大付属平安高校は25日午後6時から、下京区の同校で記者会見を開き、安井大悟校長や藤井和乗部長らが深々と頭を下げた。今年は創部100年、平安から校名変更した節目。春にはセンバツでベスト8入りするなど船出が順調だっただけに、関係者は大きなショックを受けていた。
 安井校長は「2年生5人は強くしたいという思いで1年生を指導していた。だが、暴力は許されないので無期停学処分とした。今後、再発防止のために下宿生活などで指導していく」と謝罪した=写真。
 3年だけで夏の京都大会に出場できることを部員に伝えた藤井部長は「みんな無言で聞いていた。明日以降、様子を見て練習を再開していく」と話した。

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第90回全国高校野球:栃木大会 組み合わせ抽選 相手は決まった、闘志新た /栃木

 ◇昨夏覇者・文星芸大付は矢板東と--来月11日開会式、選手宣誓は小山南・広瀬主将
 第90回全国高校野球選手権記念栃木大会(県高野連、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が25日、宇都宮市の県総合教育センターで行われた。今年は昨年より1チーム減の63チームが参加。開会式は7月11日午前9時、宇都宮市の県総合運動公園野球場で行われる。決勝は同25日正午、宇都宮清原球場で予定。優勝校は8月2日に開幕する、甲子園での全国大会に出場する。
 抽選会で選手宣誓の1番くじを引いたのは小山南の広瀬一樹(かずき)主将(3年)。広瀬主将は「正直驚いている。(チームメートからは)とりあえず頑張っていけと言われた。最高の思い出になるような選手宣誓にしたい」と意気込みを語った。
 昨夏の覇者の文星芸大付は同14日、矢板東と対戦。中山鐘太主将(3年)は「自分たちの野球をやっていきたい」と表情を引き締めていた。今春センバツ出場校の宇都宮南は同13日、連合チームの烏山と戦う。須藤智洋主将(3年)は「春の大会が終わってからチームの雰囲気は上がっている。優勝することが目標」と話した。

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地震被災者に勇気を!一迫商必死の練習

第90回全国高校野球選手権記念大会(8月2日開幕、甲子園)の地方大会は25日、南北北海道大会で1、2回戦計36試合が行われた。また宮城、栃木、島根大会の組み合わせが決定。14日の岩手・宮城内陸地震でグラウンドなどに大きな被害を受けた一迫商は7月10日に泉と対戦する。

 恐怖、不安、疲労…。岩手・宮城内陸地震で打撃を受けた宮城県栗原市内にある一迫商のナインはかつてない光景を目撃した。だからこそ「地元は暗い気分になっている。活躍して勇気をあげたい」と熊谷健太郎主将(3年)は力を込めた。惨劇から10日以上たち学校は徐々に落ち着きを取り戻しつつある。依然余震は続くが、ナインは6時間の練習に集中しつつ、街を活気づけようと必死だ。

 地震の影響で、使用している市営グラウンドの照明4基80個のうち半数が断線し使用不可能に。隣接する室内練習場も無数の亀裂が走り、高さ20センチまで泥水が噴き出した。だが旧一迫町時代から無償で借りている施設を部員の手で補修し、照明も自力で復旧させた。05年、センバツ出場時に約7500万円の寄付金が集まり、室内練習場を1つ増やした経緯もある。

 「1つでも勝って元気をあげたい」と熊谷貞男監督。町民の思いを背に、一迫商の夏が始まる。

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<高校野球>龍谷大平安の不祥事 連帯責任から方向転換

 龍谷大平安高野球部に対し、日本高校野球連盟は25日、3年生のみ夏の地方大会出場を認める異例の措置を決めた。今回の決定は「最後の夏」に配慮した不祥事対応の前例となりそうだ。

 同校の報告によると部員間の暴力で3年生の関与は認められなかったという。日本高野連は今回の措置を3年生への「教育的配慮」と説明し、西岡宏堂・審議委員長は「3年生はできる限り出場させてあげたいという声は審議委員に根強かった。今後はこのような形でやっていきたい」と述べた。部全体の連帯責任が当たり前だった時代とは一線を画す方向転換といえる。

 ただし、日本学生野球憲章は、学年ごとに区切った形での処分は規定していない。今回は大会を直前に控えた学校側からの申し出を日本高野連が了承した「応急措置」に過ぎず、正式な処分は日本高野連審議委員会と日本学生野球協会の審査室の協議を経て決まる。今後は、憲章の条文にも照らし合わせ、連帯責任の範囲をどう定めるか、議論が必要になる。

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東海大四が辛勝で発進/南北海道大会

<高校野球南北海道大会>◇25日◇札幌地区2回戦
 春の北海道大会覇者、東海大四が辛勝で春夏連覇に発進した。6回に4番伏見寅威捕手(3年)のソロ本塁打が出たが、11安打を放ちながら10残塁で3点止まり。走塁ミスも重なり、辛くも1点差での逃げ切り勝利だった。大脇英徳監督(33)は「受け身にならないように選手たちもやっていかないといけない。いい勉強になったゲームでした」と振り返っていた。

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<高校野球>龍谷大平安で不祥事 高野連、3年生のみ出場可

 高校野球の伝統校として知られる龍谷大付属平安高校(京都市下京区、安井大悟校長)で、1、2年生部員間の暴力問題が発覚し、日本高校野球連盟は25日、今夏の第90回全国高校選手権記念大会の京都大会(7月5日開幕)の出場を3年生のみ認める措置を決めた。不祥事に関与していない特定の学年だけの出場を認める例は過去にない。

 同校が日本高野連に報告した内容によると、4月中旬~6月下旬、2年生5人が野球部の下宿内やグラウンドで1年生10人に対し、バットで尻をたたいたり、正座をさせた。1年生同士のケンカもあった。暴力を受けた部員の保護者が学校に訴え、問題が発覚した。

 同校は(1)ベンチ入り18人のうち、1、2年生4人をメンバーから外し、14人の3年生で夏の大会に出場する(2)新チームによる秋季大会は出場を辞退する--と日本高野連に申し出て、了承された。日本高野連の西岡宏堂・審議委員長は「3年生が無関係な場合、最後の夏の出場機会を奪うべきではないと判断した。これは大きな方向転換」と説明した。

 安井校長は記者会見で「許されざる恥ずべき暴力行為」と述べ、藤井和乗部長らと頭を下げた。安井校長は「1年生には連帯意識の欠如、2年生には行き過ぎた指導があり、出場見送りを決めた。せめて3年生は最後の大会に出場させてやりたいと考えた」と話した。

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地震で甲子園の夢あきらめないで 福高野球部員が募金、宮城の2校へ

甲子園をめざす同じ高校球児として、岩手・宮城内陸地震で被害を受けた仲間たちに決して夢をあきらめないでいてほしい-。福知山市土師、福知山高校の1年生野球部員が21日、市内のジャスコ福知山店とプラント-3福知山店前で、被害が大きい高校の野球部のために募金活動をした。生徒たちの懸命の呼びかけに、多くの買い物客が応えた。

 福知山高校野球部員らは、府大会を目前に、甲子園を目指しての練習に励んでいる。被災した岩手・宮城両県の高校でも同様だが、部員自身が被災したり、震災被害によって十分に練習ができない高校もある。

 このため、高校生活最後のチャンスとなる3年生をはじめ、被災地の野球部員たちが甲子園への挑戦をあきらめなくてもいいようにと、募金を集めて送金し、応援することにした。送り先は宮城県栗原市の県立岩ケ崎高校と同鶯沢工業高校の2校。

 岩ケ崎高校では、校舎にひび割れが入るなど被害が大きく、被災後は授業もできない日が続いたが、23日にようやく再開した。県立鶯沢工業高校も校舎下ののり面が崩れ、危険な状態にあり、家庭で被害に遭った生徒も多いという。

 野球部員らは、ジャスコ福知山店前に6人、プラント-3前に5人が立ち、来店客に声をからして募金を呼びかけた。「募金をお願いします」という部員の元気な声と被災者への思いやりの気持ちに応えて、募金箱にはたくさんの善意が寄せられた。

 集まった浄財は14万9000円余りで、これに同校教職員からの募金を加えたものを、半分ずつ両校に送る。これらは、県教委の助言などもあり、部員たちの願い通り、野球部の運営に使ってもらえることになった。

 矢野副校長は「予想以上にたくさんの方に協力していただき、感謝しています。部員たちが、このことを通じて、自分たちも大勢の人に支えられて好きな野球ができているという喜びを感じ取ってくれたらうれしい。送金する2校とは連絡がつき、丁寧なお礼の言葉を受けました。鶯沢工業高校の野球部監督とは甲子園に向けて全力を尽くすことを誓い合いました」と話していた。

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第90回全国高校野球:青森大会 75校参加し来月10日開幕--組み合わせ /青森

 ◇2強中心の展開か 選手宣誓、平内の八戸主将
 7月10日に開幕する第90回全国高校野球選手権記念青森大会(県高野連、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が24日、青森市の県総合社会教育センターであった。今年は加盟76校のうち、部員不足の弘前南大鰐校舎を除く75校が参加。兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われる全国大会(8月2日開幕)の出場を目指し、青森市営野球場など4球場で熱戦を展開する。【矢澤秀範】
 抽選会では、春の県大会優勝校の青森山田から順番に各校主将がくじを引いた。選手宣誓は、希望した46主将の中から抽選で平内の八戸嘉寿仁(かずひと)主将(3年)が選ばれた。
 開会式は10日午前10時から青森市営野球場で行われる。第90回の大会を記念し、入場行進の先導と始球式は、県内唯一の女子野球部員、三本木の向中野真澄さん(3年)が行う。また、青森市内の高校が合同で大会歌などの合唱や入場行進のブラスバンド演奏を行う。
 今年の組み合わせでは、県内「2強」のうち青森山田が第1シード、光星学院が第3シードになった。順当に行けば両校は決勝で顔を合わせる。春季県大会で準優勝した八戸西は第2シード。12年ぶりの県立校勢での夏の甲子園出場を目指す。このほか、3年ぶりの出場となる中里や、今春、県高野連に加盟した聖ウルスラ学院の戦いにも注目が集まりそうだ。
 組み合わせ結果を受け、県史上初の大会5連覇を目指す青森山田の長谷川秀輝主将(3年)は「連覇を気にせず、自分たちの野球でしっかり勝ち抜きたい」と抱負を語った。

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【特報 追う】夢は高校野球「初勝利」 八戸聖ウルスラ学院

 昨年度、完全男女共学になった青森県八戸市の八戸聖ウルスラ学院高(中村敬子校長)野球部が今年度、県高野連への加盟(76校)が認められた。1人の男子生徒が立ち上げた野球愛好会からスタートして3年。ここにたどり着くまで苦難の連続だった。夏の甲子園を目指す来月の県大会に初めて出場するウルスラナインの“白球のドラマ”を追った。

   もともと女子高だった同校に男子生徒が入学したのは平成17年度。同年秋に現副主将の三上尚武君(3年)が1人で愛好会を立ち上げたのが始まり。

 中学時代は野球部に所属。英語を勉強するため同校に入学したものの、女子高に野球部はあるはずもない。それでも野球への思いを断ち切れず、1人でソフトボール部員に交じって練習する日々が続いた。2年目になってようやくチームが組めるようになったが、練習についていけず退会者が相次いだ。

 だが、三上君の野球に懸ける情熱が佐々木正宏監督を動かした。「野球はいつでもできるが、高校野球は今しかできない」「野球にはやった人にしか分からない魅力がある」。チームを去って行った選手に佐々木監督は手紙と電話で説得。メンバーは戻ってきた。

 夏の甲子園大会が行われていた昨年8月、同市早起き野球協会と待望の練習試合が実現した。実は協会とは同4月に試合を行う予定だったが「あまりにもレベルが低すぎて、練習の段階で断られてしまった」(佐々木監督)。悔しさをバネに猛練習した。「試合をしていた時の生徒たちは生き生きとしていました」。佐々木監督は選手たちの成長を肌で感じた。

 “創始者”の三上君が海外留学中の同12月に待望の部として発足し現在、部員は11人。ほぼ半数が野球経験者だが「中学時代は背番号をもらったことがない生徒ばかり」(佐々木監督)。八戸高野球部から譲り受けた用具を使って、週末は学校から約10キロ離れた南郷区の球場で練習している。

 初の公式戦となった5月の春季大会地区予選は田子に13-1と大敗したが、確実に一歩を踏み出した。三上君は「ほかのメンバーやこれまでサポートしてくれた人たちに感謝したい」と感慨深げ。佐々木監督は言う。「高校野球は特別なもの。どんな形であれ生徒にとっては財産になる。野球を通して社会に通じる人間性を磨きたい」。

 甲子園切符をかけた夏の県大会は7月10日に開幕する。「初出場、初勝利」を目指してウルスラナインが新たな歴史の1ページを刻む。

                    ◇

 ■学校法人「八戸聖ウルスラ学院」 前身は昭和6年創立の八戸和洋縫女塾。25年、カナダから来日した聖ウルスラ修道会の修道女によって学校法人「白菊学園」として再出発。平成元年に現在の校名となり高校、小学校、幼稚園を持つ。高校は普通科、英語科、音楽科があり、17~19年度まで文部科学省の「英語が使える日本人」構想の研究校に指定された。生徒数は 442人(男子89人、女子 353人)。 

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第90回全国高校野球:県大会 始球式投手募集 小学生男女8人--県高野連 /愛媛

 県高校野球連盟は、7月11日に開幕する第90回全国高校野球選手権記念愛媛大会で、始球式の投手を2会場で募集する。対象は県内在住の小学生の男女で、野球の経験は問わない。参加者には記念Tシャツ、始球式のボール、大会記念のキーホルダーが贈られる。
 募集日は坊っちゃんスタジアム(松山市市坪西町)=7月12、13、19~22日▽西条市ひうち球場(西条市ひうち)=7月19、20日。1人ずつ計8人。
 応募方法は、はがきに氏名(振り仮名付き)、小学校名、学年、郵便番号、住所、電話番号、希望球場、希望日、Tシャツのサイズ(120~150センチ、10センチ単位)を記入。7月4日必着。応募多数の場合は抽選で同7日までに個別に通知する。
 あて先は〒790―8530 松山市旭町71、県立松山商業高校内県高校野球連盟事務局まで。問い合わせは同事務局(089・941・8189)。

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展示:甲子園優勝校メンバーのサインや色紙--松本で来月2日から /長野

 ◇安曇野・小林さん、29年かけ集め 高校野球長野大会、陰から盛り上げ
 安曇野市三郷明盛在住の小林雅範さん(64)が29年間集めた、春・夏の甲子園優勝校メンバーのサインや監督の言葉が書かれた色紙の展示会が7月2日から30日まで、松本市大手の八十二銀行松本営業部で開かれる。5日開幕する夏の甲子園出場をかけた第90回全国高校野球選手権記念長野大会に合わせるもので、小林さんは「陰から大会を盛り上げていきたい」と話している。
 ◇喜び伝わる筆跡など、県内校含め100点
 小林さんが色紙収集を始めたのは、約30年前。79年夏の優勝校、和歌山代表・箕島高と石川代表・星陵高が延長18回の死闘を繰り広げた3回戦をテレビ観戦し、これまでにはない感動を味わったことがきっかけという。
 選手のひたむきな頑張りやまじめさに心を打たれた小林さんは大会後に簑島高を訪れ、色紙に選手の名前を書いてもらった。その後毎年、優勝校に色紙を持って訪ね、直接お願いし続けた。どうしても行けなかった時には、手紙で依頼したという。県内の高校分を含めると100点を超す。
 苦労もあった。「難色を示す高校もあったが、何度も訪れるなどしてお願いした。どうしても書いてくれなかった高校もあり、その年の分は欠落してしまった」と残念そうに振り返る。
 色紙は、グラウンドでのダイナミックなプレーを想起させ、勝利した時の喜びが伝わってくる筆跡であふれている。県内の高校は、全国大会に出場したチームを中心に集めた。選手の寄せ書きの他に、長年監督として指導をする長野日大・中原英孝監督の「練習常善」▽佐久長聖・中村良隆監督の「継続は力なり」などの言葉を収集。「選手を思いやる気持ちと、野球への情熱が伝わってくる」と語る。
 展示会では91年以降の色紙を展示。小林さんは「色紙を見て、頑張った選手のエネルギーを感じ取ってほしい」。今夏も選手たちの活躍に熱いエールを送る。

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浦添商コールドで3回戦進出/沖縄大会

<高校野球縄大会>◇23日◇2回戦
 第1シードの浦添商が具志川を10-3、8回コールドで破り3回戦進出を決めた。エース伊波翔悟(3年)は5回1/3を投げて1安打1失点と上々のスタートを切った。昨年は決勝で再試合の末に興南に敗れた伊波は「沖縄尚学を倒して甲子園に行きたいです」と目標を挙げた。

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<高校野球南北海道大会>◇23日◇1回戦

<高校野球南北海道大会>◇23日◇1回戦
 北海道尚志学園が11-4と猛打で札幌東豊に快勝した。初回、4長短打で3点先取すると、3回には4番・浜渕貴之一塁手(3年)の2ラン、山田清治捕手(2年)のソロの2発でさらに3点。以後も圧倒的な打力の差を見せつけ7回コールドで初戦を突破した。
 浜渕は高校通算37本目のアーチ。斉藤仁監督(47)は「浜渕が打つとチームに勢いがつく」と主砲の打撃をたたえた。

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第90回全国高校野球:和歌山大会 対戦相手が決まる--来月9日開幕 /和歌山

来月9日から始まる第90回全国高校野球選手権記念和歌山大会(県高野連など主催)の組み合わせ抽選会が22日、和歌山市の和歌山商工会議所であった。開幕戦は田辺と神島が対戦する。決勝戦は7月24日の予定。今夏も和歌山市毛見の県営紀三井寺球場で、球児らが甲子園を目指して熱戦を繰り広げる。
 抽選会には参加39校の主将らが参加した。春の県大会4強の智弁和歌山、高野山、日高中津、田辺工のシード校がくじを引き、それぞれ4ゾーン(組み合わせ表の上からA~D)に分かれた。続いて各校の主将らがくじを引き、対戦が決まり始めると、会場は緊張感に包まれた。
 抽選で選手宣誓に決まった初芝橋本の西川拓弥主将(3年)は「フェアプレーで戦えるように部員みんなで言葉を選びたい」と決意を語った。今春のセンバツでベスト8に進出した智弁和歌山の勝谷直紀主将(同)は「守りからリズムをつくって攻撃につなげ、勝ち上がりたい」と話した。2校連合チーム、海南・大成の竹中豪主将(同)は「チームワークはばっちり。失点を少なくして良い試合にしたい」と闘志を燃やしていた。
 Aゾーンは3季連続の甲子園出場を狙う智弁和歌山を軸に白熱した展開が予想される。Dゾーンは日高中津、県和歌山商など好投手がそろい、激戦になりそうだ。

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<高校野球北北海道大会>◇29日◇旭川地区B地区代表決定戦

<高校野球北北海道大会>◇29日◇旭川地区B地区代表決定戦

 旭川龍谷が4番・藤井翔汰右翼手(3年)の活躍で旭川南を6-3と撃破、2年連続28度目の代表切符を手にした。5回には3番打者を敬遠されたことに発奮し、満塁の走者を一掃する三塁打。2点差に迫られた9回には、ダメ押しとなる左前適時打でとどめを刺した。春夏合計で8度甲子園に出場している強豪が、強力4番のパワーで久々の聖地を目指す。この日、全道で南北17代表が決まった。

 これが4番の仕事だ。旭川龍谷が頼れる主砲・藤井のバットで強敵に引導を渡した。1点リードで迎えた5回には3点三塁打で流れを一気に引き寄せ、最終回には反撃ムードを断つダメ押しの適時打。伊藤新平監督(59)が言う「甘えん坊できかん坊」が、北北海道大会への道を切り開いた。

 1-0で迎えた5回表2死二、三塁。この局面で旭川南・小池啓之監督(56)の取った作戦は、3番の西條賢史朗中堅手(2年)を敬遠して藤井との勝負だった。最終盤の1点を争う場面ならある手だが、まだひと山もふた山もありそうな段階。伊藤監督が「あそこで敬遠とは」と驚いた小池流勝負手に、主砲は静かに燃えた。

 藤井は「正直、悔しかったです。でも自分の感情を抑えてチームのために、と思って振った」。チーム一の長打力を持つが、監督からはいつも「4番でなく4番目の打者だ」と言われ、チーム打撃に徹してきた。今回もいつもの姿勢を崩さなかった。小池監督は「3番が一番いい振りをしていた。4番は緩い球に対応できないのではと読んだが、私のミス」と4番の底力に脱帽した。

 ヒーローこそ藤井がなったが、全員でつかんだ勝利だ。チームの調子は良くはなかった。1回戦(旭川明成)2回戦(旭川凌雲)とも6-4の辛勝。3年生主体のチームだけに「最後の夏にかける思いが空回りしていた」と藤井。代表決定戦前夜は3年生だけで話し合いを30分持ち、お互いをカバーし合うことを確認して臨んだ。

 「藤井の前の1~3番が出て4番につなげていた。みんなで勝った勝利です。3年生対3年生の(夏にかける)思いの戦いで、ウチの方がちょっと勝ってくれたかな」と指揮官はナインをたたえた。23年ぶりの夏の甲子園へ、強竜が走りだした。

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記憶喪失乗り越え森位夏1勝/西兵庫大会

<高校野球西兵庫大会>◇29日◇1回戦

 記憶喪失を乗り越えた西兵庫・西脇の左腕エース森位司(3年)が初戦を突破した。雨の影響で10四死球と乱れたが、夢前(ゆめさき)打線を2安打4失点に抑え、19-4の5回コールド勝ち。昨年11月の練習中、送球が後頭部を直撃した。「病院で目が覚めたら、知らない人がいっぱい立っていた」と当時を思い出す。自分の名前すら忘れ、数日間は野球部のコーチを父親と思いこんでいた。

 投げる、打つなどの動作は体が覚えていたが、野球の知識も消えていた。「グローブが何の道具か分からなかった」。チームメートやマネジャーの助けを借り、ルールや変化球の握りを覚え直した。全快といえる状態になったのは今春。記憶を失う前より学校の成績も上がった。「1回全部忘れてよかった。今は野球が楽しい」と、しみじみ言う。支えてくれた仲間に感謝しながら、2回戦はシード洲本とぶつかる。

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“落書き解任”の常盤大高新監督決定

前監督がイタリア・フィレンツェの「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」への落書きで解任された常磐大高野球部は5日、茨城県高野連に須藤雅史新監督(29)を着任させる監督変更届を提出した。新監督は00年野球部創部以来コーチとして指導を行っており、チーム事情は熟知している。この日ナインの入場行進を見守った新指揮官は「子供たちが動揺しないようにし、甲子園を目指して頑張っていきたい」と話した。

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西京高野球部 コンビニで騒ぎ監督交代へ

山口県立西京高校の野球部監督(42)が3日深夜、コンビニで騒ぎ、山口署員に取り押さえられていたことが5日、分かった。西京高校は2度、甲子園に出場している。

 同校は監督の交代を県高野連に申請するとしているが、夏の山口大会の辞退は考えていないという。

 西京高校によると、監督は3日深夜、山口市湯田温泉にあるコンビニの現金自動預払機(ATM)の操作に手間取って腹を立て、女性店員に暴言を吐いて騒いだという。駆けつけた署員に取り押さえられた。この日は同校関係者の宴会があり、かなり酒に酔っていたという。

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東海大四が辛勝で発進/南北海道大会

<高校野球南北海道大会>◇25日◇札幌地区2回戦

 春の北海道大会覇者、東海大四が辛勝で春夏連覇に発進した。6回に4番伏見寅威捕手(3年)のソロ本塁打が出たが、11安打を放ちながら10残塁で3点止まり。走塁ミスも重なり、辛くも1点差での逃げ切り勝利だった。大脇英徳監督(33)は「受け身にならないように選手たちもやっていかないといけない。いい勉強になったゲームでした」と振り返っていた。

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東海大四が辛勝で発進/南北海道大会

<高校野球南北海道大会>◇25日◇札幌地区2回戦

 春の北海道大会覇者、東海大四が辛勝で春夏連覇に発進した。6回に4番伏見寅威捕手(3年)のソロ本塁打が出たが、11安打を放ちながら10残塁で3点止まり。走塁ミスも重なり、辛くも1点差での逃げ切り勝利だった。大脇英徳監督(33)は「受け身にならないように選手たちもやっていかないといけない。いい勉強になったゲームでした」と振り返っていた。

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駒大岩見沢・坂木復活0封/北北海道大会

<高校野球北北海道大会:駒大岩見沢9-0砂川>◇27日◇空知地区3回戦

 駒大岩見沢にセンバツ時のエースが戻ってきた。板木勇幸(3年)の「夏」は3回戦の砂川戦で開幕、先発し5回をゼロ封した。得意のスライダーと速球を駆使して奪った三振は8個。5安打を許したものの、うち2本は詰まった当たり。要所を三振で締め「いい感じで投げられた」と2番手にマウンドを譲った。

 センバツでは制球に苦しみ納得いく投球ができなかったが、問題はその後だった。疲れから左ヒジに痛みが出、長い休養を余儀なくされた。春の地区予選に間に合わず、背番号1は沼館善治(3年)に渡った。全道ではヒジを気にしながらのマウンドで、自分の投球を忘れてしまった。釧路工戦は8球で降板。北海道栄戦は3回で交代した。

 栄光の後にやってきた大試練。「ホントに苦しくて、投球をしていても楽しくなかった」と振り返る。春の大会後、高橋真次監督(33)は遠投からの出直しを指示。板木は毎日10~20球の遠投で、思い切り腕を振り続けた。それが実り、良かった時の腕の振りが復活。人なつこい笑顔も戻ってきた。「今日は周囲に自分から声をかけていた。春の全道では僕の方しか見ていなかったのに」と捕手の松本駿主将(3年)。

 今も背番号は10のままだが、板木がマウンドにいるといないとではチームの座りが違う。高橋監督も「やっと戻ってくれた。沼館の存在も刺激にして、きっちり仕上げてくれた」と、前エースをたたえた。3季連続の甲子園へ向け、ヒグマは万全の態勢で突っ走る。

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横手城南は1年生21人で食らいつく/秋田

全国高校野球秋田県大会の組み合わせ抽選会が26日、秋田市内で行われた。

 秋田では、今年4月に女子校から共学化した横手城南が公式戦初登場。1年生21人で初勝利を狙う。

 初めての抽選会にも、横手城南・岡本和磨主将(1年)は堂々としていた。相手が甲子園出場経験のある古豪の能代商に決まっても「全員で食らいつく」とグッと力を込めた。選手登録は20人だが記録員を入れれば1年生21人が全員、ベンチに入る。まさに「全員野球」で臨む初公式戦だ。

 62人の男子生徒のうち、約1/3が野球部員。入学式の翌日から本格的な練習ができた。女子校時代の昨年度から予算が組まれ、柴田創一郎監督(34)を中心に道具の調達などに奔走したためだ。練習は、隣接する市営球場に1カ月前に申し込んで行っている。

1年生だけでも、負けるつもりはない。ここまで練習試合は9戦3勝だ。柴田監督は「今しかないと試合するのと、次もあると試合をするのでは雲泥の差がある。勝負への執着心をこの2週間でつけさせたい」。5年後には学校創立100周年。顔となるべくスタートした野球部が、初めての夏を迎える。

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日大山形V3不安/山形展望

夏3連覇を目指す日大山形は春季県大会で羽黒に敗れ不安を残す。逆に勢いがあるのは東北大会準優勝の酒田南。それをはばむのが強力打線の東海大山形、投手層の厚い山形中央だ。総合力が高い米沢中央、米沢工、鶴岡東、鶴岡工からも目が離せない。

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東川が16年ぶり勝利/北北海道大会

<高校野球北北海道大会>◇26日◇旭川地区1回戦
東川が10-3で羽幌を破り、ついに公式戦の連敗を止めた。2-3で迎えた5回裏、4連続長短打で3点を挙げ逆転した。8回裏には八重冬樹左翼手(3年)のランニング本塁打まで飛び出し、コールド勝ちを収めた。チームはこれまで公式戦43連敗を続けていたが、ついに92年春以来16年ぶりの勝利を手にした。就任12年目の藤崎知紀監督(46)は「この勝利は過去のすべての部員に贈りたい」と男泣きした。なお八重はこの試合でサイクル安打を達成した。

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一関一岩渕が宣誓で被災者にエール/岩手

全国高校野球岩手県大会の組み合わせ抽選会が26日、盛岡市内で行われた。

 被災地に勇気を、光を-。岩手では、岩手・宮城内陸地震の震源地に近い2校が、開幕日に登場することが決まった。一関一の岩渕大輔主将(3年)が選手宣誓を担当し、水沢農が第2試合に出場。メッセージとプレーで被災者を励ます。

 抽選会に続いて行われた、選手宣誓役を決めるくじ引き。岩渕は、壇上で発表された番号を聞いて、耳を疑った。「油断していた。びっくり。78校もあるから、安心していた」。他校の主将たちと一緒に、笑うしかなかった。

 ただ、切り替えも速かった。岩手・宮城内陸地震では、一関市でも震度5強を観測。現在でも国道の通行止めや断水が続き、避難所も設けられている。「宣誓には『全力疾走』とか『あきらめない』という言葉を入れたい。これからじっくり考えます」。被災者へのエールも盛り込まれることになりそうだ。昨年春の東北大会で優勝。今春は軟式野球部が東北大会を制覇した。今度は自分たちが旧制一関中以来、62年ぶりの夏の甲子園を目指す。

 震源地の奥州市内の高校では、水沢農が最初に登場する。開会式後の第2試合で、注目度は高い。右腕エースの後藤肇主将(3年)は「被災者の皆さんが元気になるように、自分たちのベストを尽くしたい」と力を込めた。学校の授業では稲作を研究中。「今が稲には大切な時期。断水は大変だと思う」と被災農家を気遣った。甲子園出場歴のない無名校の躍進が、被災した地元市民に力を与える。

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金山・高橋「亡き友の夢叶えたい」/山形

全国高校野球山形県大会の組み合わせ抽選会が26日、山形市内で行われた。

 昨年、19年ぶりの夏1勝を挙げた山形・金山は、正捕手の星川博人(当時2年)が1月に死去。2年連続の勝利を、亡き友にささげる。

 10人の部員を引っ張る高橋裕二主将(3年)は「強い相手でも、自分たちが今できることをやりたい。けど、戦力は去年よりも…」と言葉を詰まらせた。どうしても、この夏を逃せない理由があった。

 誰よりも野球が好きで、誰よりもこの夏を楽しみにしていた選手がいた。今年1月8日、始業式の朝。高橋は同級生だった星川さん(享年17)が前日の朝亡くなったことを聞かされた。急性白血病だった。

 星川さんは昨夏、捕手として3年生投手を好リードし勝利に導いた。だが3年生の引退後、4人になった野球部はまとまった練習ができず、部としては「活動停止状態」に陥る。それでも星川さんだけは練習を続け、夏休みには隣町の真室川高の練習にも参加した。たったひとりになっても、星川さんは2年連続の白星を信じていた。教室では高橋と「春になったら1年生をたくさん集めて野球をやろうな」とも話していた。

 今年の新入部員は2人。彼が願った大会出場を実現させるためにボート部、バドミントン部、バスケットボール部から計4人の助っ人を集め、3年生の再入部員1人を合わせ10人で今大会出場にこぎ着けた。初戦は13日の酒田東戦に決まった。抽選会後、高橋は星川さんの家を訪れ、抽選結果を報告した。亡き友の夢の続きを、チーム全員で実現させる。

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東川43連敗で止めた/北北海道大会

<高校野球北北海道大会:東川10-3羽幌>◇26日◇旭川地区1回戦

 東川が羽幌を10-3の8回コールドに沈め、ついに公式戦の連敗を止めた。2-3で迎えた5回、4連打などで3点を奪い逆転し、8回に八重冬樹左翼手(3年)がサイクル安打を完成する2点本塁打を放ち、試合を決めた。チームは92年春以来公式戦43連敗を続けていたが、へこたれることなくチャレンジを続け、16年ぶりの歓喜にむせんだ。

 選手の目が潤んでいた。女子マネジャーも大泣きしていた。だが誰より藤崎知紀監督(46)の声が震えていた。「東川野球部の過去の選手全員に、この勝利を贈りたい」。長かった屈辱の歴史にピリオドを打つ、大きな大きな1勝。勝利の女神が16年ぶりに東川にほほえんでくれた。

 2-3で迎えた5回、4連打と敵失から3点を奪い逆転。6回にも加点。そして迎えた8回裏。4本の安打を集中し一気に決めた。最後は八重が右翼へランニング2点本塁打を放ちコールドが決定。だが、それに気づかず誰もベンチを飛び出さない。喜び合い方も知らない。それでも個々の顔はしっかり笑っていた。

 スタートは例年以上に弱いチームだった。昨秋は練習試合で1勝もできず、練習の士気も上がらなかった。冬も近いある日。ロードワークに出たナインはこっそり近道をした。だが藤崎監督にはお見通し。問い詰めると小林貴大主将(3年)は「実は近道をしました」と白状した。「それを聞いた時、こいつら何とかなるかなと思った」と指揮官。オフは体育館で20メートルダッシュを100回、スクワット500回という過去にない猛トレを課したが、誰1人辞めなかった。

 郡部の小さな高校の、特筆すべき実績もない野球部。中学時代に野球をやっていた者ですら、この高校では野球部に振り向かない。そうした高校は、いつしか大会に出なくなり自然に部は消滅していく。だが東川は違った。

 97年に就任した藤崎監督は、入学してくる30人ほどの男子に、経験者、未経験者を問わず毎年手紙を出し続け、挑戦を続けた。エースの大西涼(2年)は「公式戦で1勝したかったから監督を信じてやってきた。僕らの士気が落ちていた時『オレも勝ちたいんだ』といった言葉を覚えている」と、“変わった”きっかけを話した。16年ぶりに歴史を塗り替えたナインは、新しいページに再びチャレンジしにいく。

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苫小牧中央佐藤が完全1号/南北海道大会

<高校野球南北海道大会:苫小牧中央6-0室蘭栄>◇26日◇室蘭地区2回戦

 苫小牧中央の右腕エース佐藤賢太投手(2年)が、今夏第1号の完全試合を達成した。室蘭栄を相手に9回7奪三振、内野ゴロ12、外野フライ8の内容だった。

 178センチから繰り出す速球を武器にするが、打たせて取り凡打の山を築いた。内野ゴロと外野フライで20個のアウトを積み上げた。佐藤賢以外の8人は全員が3年生で「3年生の守りやかけ声に助けられました」と先輩への感謝を表した。中学時代までは外野が主だったが、高校入学後に本格的に投手を任されるようになった。チーム内の競争もあって成長してきた。投手は2年生3人が主力。エースの「1」は、昨秋は佐藤賢だったが、今春は同じ右上手投げの広川勇樹が背負った。もう1人、右横手投げの中野翔平とともに「いい意味で刺激し合っている」と、渡辺宏禎監督(39)は言う。1回戦のえりも戦では、佐藤賢-中野のリレーで5回完全に抑えており、いまだ1人もランナーを出していない。勢い十分に、代表決定戦に向かう。

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合川の142キロプロ注目右腕小林/秋田

夏の高校野球秋田県大会組み合わせが26日、秋田市内で行われ、プロ注目右腕、小林直哉投手(3年)擁する合川(あいかわ)は1回戦で前年覇者の金足農と対戦する。中央では無名も、最速142キロの直球とスライダーが武器。5月の県大会2回戦秋田戦で2-3で敗れたが、3回まで打者9人から7奪三振。集まった7球団のスカウトも序盤の投球にうなった。今月に入り自己最速をマークするなど、練習試合では直球のみで2試合を完封。青森の強豪、光星学院にも完投勝ちするなど、徐々に調子を上げている。北秋田市にある小規模校で、11年には統合が決定。「名を残したい」と意気込む。山あいに生まれた怪腕が、校名も小林の名もこの夏に刻む。

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文理と明訓が中心/新潟展望

例年以上の混戦模様だが、私学2強が中心になりそう。2年ぶりの出場を目指す日本文理は投打に安定。昨秋の県大会を制した新潟明訓は夏に強い。春季大会優勝の村上桜ケ丘、好投手擁する中越、新潟県央工、新潟工、北越などが追う。

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明桜が投打に頭1つ抜ける/秋田展望

左腕3投手と切れ目ない打線で春を制した明桜が頭1つ抜ける。対抗は昨秋優勝の大曲工。秋田南は140キロ右腕・中村(2年)の出来次第。昨年優勝の金足農は、初戦の合川に勝てば波に乗りそうだ。秋田中央、能代、秋田、秋田商がこれに続く。

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北大津と近江が軸/滋賀展望

北大津と近江の2強が軸。北大津は安定感のあるエース河合勇志(3年)を龍田旬一郎外野手(3年)、石川駿内野手(3年)ら強力打線が援護。近江はドラフト候補の小熊(おぐま)凌祐(3年)の出来がカギ。綾羽、八日市南、八幡商も上位をうかがう。

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春王者・東海大四辛勝/南北海道大会

<高校野球南北海道大会:東海大四3-2札幌篠路>◇25日◇札幌地区2回戦

 春の全道王者・東海大四が冷や汗ながら、春夏連覇にスタートを切った。夏初戦は3-2で札幌篠路に辛勝だったが、エース佐々木亮(3年)が11三振を奪い、打っては4番伏見寅威捕手(3年)が本塁打で打線をけん引した。春夏連覇でつかんだ93年以来、15年ぶりの夏甲子園に向け、投打の両輪がフル回転する。

 春の覇者が“呪縛(じゅばく)”を何とか振りほどいた。「負けられない」。東海大四ナインの思いが、自分たちに知らず知らず重圧をかけた。札幌篠路に辛くも1点差。大脇英徳監督(33)は「自分たちで勝手に崩れて…。出るものは出たかなという感じ。春とは違うということを選手は分かったのでは」と苦笑いだった。

 打球が一塁走者に直撃&オーバーランで憤死と、春以降の重点項目だった走塁のミスが重なった。10残塁もあり、11安打を記録しながら3点止まり。辛勝に、伏見主将は「試合前から大差ではないと思っていたけど(6回に)2点を取ってひと息して、気の緩みがあったかもしれない」と自戒を込めて言った。

 失点の8回は2死走者なしからの2四死球だった。エース佐々木は2失点を振り返り「抑えてやろうと力んだ。最初の試合なので緊張した部分もあった」。それでも、一打逆転の2死満塁のピンチで踏ん張った。「金星献上」を阻止。春の全道大会から4試合連続完投で、最初の夏の扉をこじ開けた。

 投の柱がマウンドを守れば、打の主役も貴重な一打を放った。6回に飛び出した4番伏見の本塁打は、落とし穴にはまりそうな重苦しい雰囲気を変えた。「最初はレフトフライかと思った。風か何かで」と笑顔は控えめ。両翼92メートルと小さめの球場で通称「麻生アーチ」だったが、終わってみれば効果的だった。

 東海大四は過去8度の春全道優勝で、直後の夏は地区敗退はゼロ。「南大会100%」のお守りを持って戦い、相手の執着心などを思いしらされた“難産”の夏1勝目。佐々木は「負けたら終わりなので1回から9回まで丁寧に投げたい」と気を引き締めた。「選手は受け身にならないようにやらないと」と大脇監督。まずは4年ぶりの南大会代表に向かう。

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連合チーム田尻・さくら歴史作る/宮城

全国高校野球宮城県大会の組み合わせ抽選会が25日、仙台市内で行われた。初出場の2チームを含む史上最多の81校が参加。田尻高と田尻さくら高による「田尻・さくら」が、宮城県初の連合チームとして初出場する。伝統の校名「田尻」のために戦う2、3年生と、その意思を受け継ぐ「さくら」の1年生が1つになって、夏に挑む。

 背負うチーム名が在籍する学校名とは違っても、同じチームとして一心同体の2人は、堂々と抽選会に臨んだ。くじを引いた毛利海斗主将(3年)は「1人1人が悔いの残らない大会にしたい」とチーム全員の思いを代弁。初出場チームの代表として壇上に立ち、ライバルの前であいさつした菊地智輝外野手(1年)も「みんな気持ちが一緒で、チームが1つになっています」と胸を張った。

 学校の改編により、2年後に閉校となる田尻の2、3年生部員7人と、今年4月に誕生した田尻さくらの1年生5人による連合チーム。学校名は違うが、同じ校舎でともに学校行事に参加する。7日から4日間、同校で合宿を行い、寝食をともにし団結力は一層、深まった。田尻さくらの新入生には女子部員の高山千夏がおり、毛利主将も「負けていられないと、みんなの励みになっています」と好影響を話す。

 全員が田尻のユニホームに袖を通し、大会に臨む。2年後には、55年から半世紀以上続く田尻野球部の歴史に幕が閉じるため、浅野良範監督(35)も「田尻という名前があるうちに、いい成績を残したい」と意気込む。まずは過去最高成績となる84年の3回戦進出を目指し、一丸となって突き進む。

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佐野日大出井完全復活!/栃木

第90回全国高校野球選手権大会(8月2日から17日間、甲子園)の栃木大会(7月11日開幕)の組み合わせ抽選会が25日、行われた。県内NO・1右腕といわれる出井優太投手(3年)を擁する佐野日大は、14日の1回戦で足利と対戦する。

 佐野日大の出井が完全に立ち直った。昨年センバツ2回戦の大阪桐蔭戦で中田(日本ハム)に2本塁打を浴びるなど完敗し、スランプで球速は落ちた。昨秋の関東大会で先発の座を奪われてから目の色が変わり、他部員の倍のランニングで下半身強化に励んだ。最速は140キロ超えに。「真っすぐを打てるものなら打ってみろ。プロでもう1度中田と戦いたい」。強気のエースが復活した。

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桑田Jr.桜美林1年生背番「9」で登録

元パイレーツ桑田真澄氏の長男で、今春桜美林(西東京)に入学した真樹外野手(1年)が27日、背番号「9」のレギュラー番号で選手登録された。この日、高野連が選手登録を締め切った。桜美林の初戦は7月13日の翔陽戦で、先発メンバーでのデビューが期待できそうだ。

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第90回全国高校野球:東・西東京大会 組み合わせ決まる /東京

 ◇西大会・来月5日、東大会・来月6日--開幕
 ◇対戦相手に一喜一憂
 来月開幕する第90回全国高校野球選手権記念大会の東・西東京大会(都高野連、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が14日、渋谷区の青山学院青学講堂で開かれた。東大会は昨年より1校多い144校、西大会は2校多い119校が参加し、甲子園を目指して熱戦を繰り広げる。

 午後2時から始まった抽選会の会場には、選手やマネジャーが座り、自分の学校の試合日や対戦相手が決まるたびに歓声を上げた。

 開会式は、両大会とも7月5日午後3時から、神宮球場で開催される。今年は甲子園大会の開幕日(8月2日)が例年より早まったため、東京大会も昨年より8日早い開幕になった。西大会は5日から、東大会は翌6日から試合が始まる。

 雨天順延などがなければ、西大会は26日、東大会は27日に決勝戦があり、代表校が決まる。

 ◇初出場、不安と期待--淑徳巣鴨
 ○…昨年、野球部が創設されたばかりの淑徳巣鴨。昨年の大会は人数が足りずに出場できなかったが、今年は20人以上の選手がそろい、初の公式戦出場が実現した。ただし、部員は1、2年生ばかりで、野球経験者も半分ほど。高田航大主将(2年)は「初めて野球をやる部員もその分、がんばってくれている。初めての公式戦で不安は大きいが、期待も大きい」と意気込み、「まずは初戦突破。後は勢いに乗って、行けるところまで行きたい」と力強く話した。

 ◇「予想通り」に笑み--関東一
 ○…今春の選抜高校野球大会に出場した関東一は、春季都高校野球大会でまさかの初戦敗退を喫し、今大会はノーシードからの出発になった。順当に勝ち進めば、4回戦で第1シードの帝京と対戦する。くじを引いた広瀬公秀主将(3年)は「昨夏の大会では準決勝で帝京に負けた。チームメートからは帝京のそばを引いてくるよう言われていたので、予想通り」と笑み。「センバツは初戦敗退で悔しい思いをした。今度こそ甲子園で力を発揮したい」と意気込んだ。

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第90回全国高校野球:南北埼玉大会 組み合わせ決定--来月9日から熱戦 /埼玉

 ◇157校が来月9日から熱戦
 第90回全国高校野球選手権記念南北埼玉大会(県高野連など主催)の組み合わせ抽選会が17日、さいたま市民会館おおみや(さいたま市大宮区)であった。7月9~26日、県内11球場で157校が熱戦を繰り広げる。記念大会の今回は北埼玉大会と南埼玉大会に分かれ、各大会の優勝校2校が8月2日開幕の全国大会に出場する。

 春季県大会優勝校の市川越の岡田真喜主将(3年)の抽選により、決勝の日時が北埼玉大会は25日、南埼玉大会は26日と決まった。その後、北から南の順で抽選が行われ、くじを引くたびに場内では歓声が上がった。

 北埼玉大会のシード春日部共栄の加崎泰彦主将(3年)は「初戦が厳しいので、最上級生が率先して雰囲気を作り、自分たちの勢いに乗っていきたい」と元気よく話した。南埼玉大会のシードで選手宣誓に決まっていた、市川越の岡田主将は「選手宣誓も試合も今からわくわくする。公立校で10年ぶりの甲子園出場を果たし、埼玉を盛り上げたい」と笑顔で語った。また、第80回記念センバツ大会で準優勝した聖望学園の関口翔太主将(3年)は「夏に向けて仕上がりも順調。甲子園を意識しすぎないで秋季県大会と同様に一戦一勝のつもりで戦いたい」と意気込みを語った。

 開会式は7月9日、県営大宮球場で行われる。

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高校野球:小倉-東筑の定期戦、記念の年に応援も熱く /福岡

 ◇投手・福嶋さん、捕手・喰田さんが始球式
 今年創立110周年を迎えた県立東筑高校(八幡西区)と100周年を迎えた県立小倉高校(小倉北区)の野球の定期戦がこのほど、北九州市民球場で開かれた。今回で18回目。

 東筑は春2回、夏5回、小倉は春11回、夏10回甲子園に出場した、いずれも伝統校。ともに「文武両道」を校是としている。記念の年の戦いに全校生徒がスタンドで応援合戦を繰り広げた。

 試合に先立ち、小倉が1947、48年に夏の甲子園を連覇した時のエース、福嶋一雄さん(77)が始球式に登場。東筑OBで、同校監督も務めた喰田孝一さん(72)が捕手を務めた。福嶋さんの投球はツーバウンドでミットに収まった。

 マウンドで後輩を「頑張りなさい」と激励した福嶋さんは「40年ぶりに投げて肩が抜けそうだった」。喰田さんは「小倉に勝とうと東筑も強くなった」と当時を振り返った。

 試合は小倉が8-3で勝ち、通算成績を8勝9敗1分とした。

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第90回全国高校野球:地区大会 十勝、北見両地区で組み合わせ決まる /北海道

第90回全国高校野球選手権大会(日本高野連など主催)に向けた地区大会の組み合わせが12日、十勝、北見両地区で決まった。十勝地区(22日開幕)は白樺学園、北見地区(23日開幕)は北見緑陵と、春季全道大会に出場したチームの戦いぶりが注目される。両地区からはそれぞれ3校が北北海道大会(7月17~23日・旭川スタルヒン球場)に進出する。

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高校野球:NHK杯県大会 清峰、2年ぶりV 決勝で鎮西学院を降す /長崎

第56回NHK杯高校野球県大会の決勝が13日、長崎市の県営野球場であり、清峰と鎮西学院が激突。清峰が3-2で勝利し、2年ぶり3回目の優勝を決めた。

 清峰は二回、青木良介選手(3年)の適時打で先制し、さらに川本真也捕手(2年)の左前安打で加点。五回にも山嵜健太郎選手(同)が右前二塁打で追加点を挙げた。エースの古賀達彦投手(3年)は11奪三振の好投を見せた。

 鎮西学院は三回に吉田翔吾選手(3年)、庄崎龍馬選手(同)の安打などで得点。六回には山本諒選手(2年)の二塁打などで1点差に迫ったが、後続が出なかった。

 清峰の林誉之主将(3年)は「夏の大会まで約3週間なので、さらに気合を入れて練習します」と気持ちを奮い立たせていた。

 吉田洸二・清峰監督は「チームの調子はあまり良くなかったが、それでも勝てたことは選手たちの自信になったと思う」と語った。

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 ▽決勝
清峰

  020010000=3

  001001000=2
鎮西学院
 (清)古賀-川本
 (鎮)宮田-高月

▽二塁打 山嵜(清)山本諒(鎮)

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第90回全国高校野球:滋賀大会 来月9日開幕--52校参加 /滋賀

 ◇彦根、皇子山球場で
 県高野連は12日、第90回全国高校野球選手権記念滋賀大会(県高野連、朝日新聞社主催)について、昨年と同じ52校が出場し、7月9日開幕で、24日に決勝(雨天順延)を行うと発表した。会場は県立彦根球場(彦根市)と皇子山球場(大津市)の2カ所で、開会式と決勝は、いずれも彦根球場である。全国大会は8月2日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。

 滋賀大会の組み合わせ抽選会は今月26日、近江八幡市鷹飼町の県立男女共同参画センターで行われる。春の県大会優勝の近江が第1シード。同大会で4強入りした綾羽、守山北、水口もシードされ、2回戦から登場する。

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第90回全国高校野球:地区大会 札幌・旭川両地区で組み合わせ決まる /北海道

第90回全国高校野球選手権大会(日本高野連など主催)に向けた地区大会の組み合わせが13日、札幌、旭川両地区で決まった。札幌地区(22日開幕)では、春季全道大会で10年ぶりに優勝した東海大四が25日第1試合で札幌篠路・札幌稲西戦の勝者と対戦。同地区は札幌円山、麻生、千歳市民の3会場で地区代表7校を決める。旭川地区(24日開幕)では旭川実が27日第1試合で苫前商と旭川東の勝者と対戦する。

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夏の高校野球:鹿児島大会 87チーム90校が熱戦へ--29日から /鹿児島

 ◇組み合わせ決まる
 第90回全国高校野球選手権鹿児島大会の組み合わせ抽選会が14日、鹿児島市薬師2の鶴丸高であった。大会には連合3チームを含む87チーム90校が参加。県立鴨池と鴨池市民両球場で29日に開幕、7月16日まで熱戦が繰り広げられる(雨天順延)。

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第90回全国高校野球:岐阜大会 大垣日大と関商工、激突--来月5日から /岐阜

 ◇開幕戦は揖斐・羽島北--66校で来月5日から
 7月5日に開幕する第90回全国高校野球選手権記念岐阜大会の組み合わせ抽選会が14日、関市の「わかくさプラザ」であった。今大会から中津が新たに加わり、昨年より1校多い66校が6球場を舞台に夏の甲子園の県代表の座をかけ熱戦を繰り広げる。日程通りに進めば、決勝戦は7月25日、岐阜市の長良川球場で行われる。

 各校の主将や監督が緊張した面持ちで見守る中、まずシード校4校の抽選が行われ、春季大会ベスト4の市岐阜商、県岐阜商、中京、土岐商がA~Dブロックに分かれた。その後、残る62校が順番にくじを引き、Bブロックで昨春のセンバツ準優勝の大垣日大と強豪・関商工との対戦が決まると、会場がどよめいた。Bブロックには市岐阜商と岐阜城北も入り、注目のブロックになりそうだ。

 長良川球場での開幕試合では、揖斐と羽島北が対戦する。羽島北の尾関一磨主将は「開幕試合はたくさんの人に試合を見てもらえるのでうれしい。元気の良さをアピールしたい」と話した。揖斐の葛西健人主将は「10年以上、県大会で勝てていないので、必ず勝ちたい」と緊張した表情で語った。

 開会式の選手宣誓は、くじ引きで関商工の井上侑也主将に決まった。「チームのメンバーの意見をまとめ、地元の人への感謝の気持ちは宣誓に盛り込みたい」と話していた。

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第90回全国高校野球:東・西千葉大会 組み合わせ決まる 東西に分かれ対戦 /千葉

 ◇174校、東西に分かれ対戦
 7月11日に開幕する第90回全国高校野球選手権東・西千葉大会(県高野連など主催)の組み合わせ抽選会が14日、千葉市中央区の千葉工業高校で開かれた。今年は記念大会のため県内を東西に分け、両大会を勝ち上がった2チームが甲子園へ出場する。昨年より4校減った174校(東大会80校、西大会94校)が出場し、甲子園の切符をかけ、7月26日まで千葉マリンスタジアムなど県内11球場で熱戦を繰り広げる。

 抽選会では、各校の主将が緊張した面持ちでくじを引いた。今年は県高野連の60周年記念にちなみ、「60番」を引き当てた学校が開会式で選手宣誓を行い、東大会は銚子、西大会は松戸秋山が60番を引き当てた。松戸秋山3年の小宮大輔主将は「監督からは『堂々と選手宣誓を引いてこい。お前ならできる』と言われた。早くみんなに報告したい」と笑顔で話した。なお、試合日程で4回戦の一部の日程は後日決定する予定。(トーナメント表の(1)は9時、(2)は11時半、(3)は14時試合開始)

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第90回全国高校野球:県大会 191校が闘志新たに 組み合わせ決まる /神奈川

 ◇来月12日開幕
 第90回全国高校野球選手権記念神奈川大会(県高野連、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が14日、横浜市西区の西公会堂であった。191校が甲子園を目指し、7月12日から27日まで12球場で熱戦を繰り広げる。今年は記念大会のため、南神奈川大会(92校)と北神奈川大会(99校)に分かれ、優勝2校が8月2~18日の全国大会に出場する。

 会場では各校の主将やマネジャー約380人が緊張の面持ちで対戦相手の決定を待った。

 今年は初めて開幕試合の始球式投手を各校のマネジャーから募った。女子の応募が多かったが、抽選で武相の山中翔馬君(3年)に決定した。

 山中君は野球部に入ったものの、1年生で選手として壁を感じたという。退部も考えていた時に中学時代に所属していたチーム、相模原シニアの三輪常夫監督が急逝。「監督が生きていたら辞めて本当に喜ぶのかと考え、マネジャーとしてチームに貢献しようと決めた」という。この日は左胸に入れた三輪監督の写真に手を当てて抽選。「監督からのプレゼントだと考えたらうれしい」と話した。

 また、選手宣誓は横浜翠嵐の原田拓也主将(3年)に決まった。

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高校野球:春季東北地区大会 青森山田が優勝 延長十回、酒田南破る /青森

第55回春季東北地区高校野球大会(東北地区高野連主催、毎日新聞山形支局など後援)は16日、形県野球場で決勝があり、青森山田(青森)と酒田南(山形)が対戦。序盤の7点差を縮め、九回に同点に追い付いた青森山田が延長十回の末、8-7で勝ち、3年ぶり3回目の優勝を飾った。

 ◇山形県野球場
 ▽決勝
青森山田
  0000004031=8

  1002400000=7
酒田南
 (延長十回)

 青森山田は0-7で迎えた七回、長短5安打などで4点を返し、九回は長短打に相手の失策も絡めて3点を奪い、土壇場で同点に。延長十回には、2死一、三塁で斎藤の右前適時打で勝ち越した。

 酒田南は五回、奥野や安井などの単打5本と四球で打者一巡の猛攻。一挙4点を奪って序盤に7-0とリードしたが、先発・安井が終盤につかまった。

 ◇流し打ちを意識
 ○…青森山田は、0-7から終盤に追い付き、延長に持ち込むという底力を見せた。

六回までは、得点圏に走者を進めたものの、酒田南先発の左腕・安井亮輔投手のゆったりとしたフォームから繰り出される直球をとらえきれず、無得点が続いた。「ベンチはあきらめていなかった」と渋谷良弥監督。七回にようやく安井投手から4点を奪った。球を引きつけ、体を開かず、流し打ちを意識し、九回の土壇場で同点に。そして延長十回の決勝点へとつなげた。

 それでも渋谷監督は「課題は山積している。投手は制球力、球威ともにつけないと夏は戦えない」と、目指す甲子園に向けて課題を持ち帰った。

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第90回全国高校野球:地区大会 名寄地区、組み合わせ決まる /北海道

第90回全国高校野球選手権大会(日本高野連など主催)に向けた名寄地区大会の組み合わせが16日、決まった。25日に開幕し、北北海道大会(7月17~23日、旭川スタルヒン球場)には2校が進出する。春季全道大会に出場した稚内大谷は、27日の第2試合で名寄-剣淵戦の勝者と対戦する。

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高野連:5校の指導者の謹慎処分上申を決定 審議委

日本高校野球連盟は18日、大阪市内で開いた審議委員会で106件の不祥事を審議し、5校の指導者を有期の謹慎処分とするよう日本学生野球協会審査室に上申することを決めた。

 【謹慎処分】千葉・千葉英和の部長(報告遅れ)▽北海道・札幌琴似工の前監督(部内暴力)、前部長(報告遅れ)▽東京・日大豊山コーチ(部内暴力)、監督(コーチの暴力の黙認)▽愛知・弥富監督(部内暴力)▽広島・広島商船高専前部長(報告遅れ)

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県高野連:横浜で90周年式典、参加者380人が思い出話に花 /神奈川

県高校野球連盟の結成90周年記念式典が17日、横浜市中区の大さん橋ホールであった。

 湘南高野球部OBで日本高野連の脇村春夫会長や各校関係者ら県内外から約380人が出席。県高野連の大澤一仁会長は「90周年は100周年に連なる大きな節目。教育の一環という高校生の野球を忘れずにいたい」と式辞を述べた。会場ではスクリーンに最近10年の神奈川大会決勝戦の映像が映し出され、参加者は思い出話に花を咲かせた。

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講演:「セオリーに疑問を」 全日本元監督・杉本泰彦さん「野球感」話す /徳島

県出身で野球の全日本代表元監督の杉本泰彦さん(48)が16日、県高野連の指導者研究協議会に招かれ、「私の野球感」と題し講演を行った。県内の高校野球部の監督やコーチ約40人が参加、杉本さんの経験談や技術論に聴き入った。

 杉本さんは日和佐高(06年閉校)出身。東洋大を経て日本通運に入り、都市対抗野球でも活躍した。同社野球部や全日本代表の監督を務めた経験から、技術論だけでなく「セオリーにも疑問を持ち、自分で考えることが大事」といった野球に対する姿勢にも触れた。

 杉本さんの中学、高校の後輩にあたる徳島東工の中山寿人監督(46)は「技術ももちろんだが、あの取り組む姿勢こそが無名校から大成した理由ですね」と話していた。

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第90回全国高校野球:道内全10地区で組み合わせ決定 最後は小樽地区 /北海道

第90回全国高校野球選手権大会(日本高野連など主催)に向けた地区大会の組み合わせが17日、小樽地区で決まり、道内10地区すべてで決まった。小樽地区は25日に開幕し、春季道大会出場の小樽潮陵は27日第1試合で双葉・真狩戦の勝者と対戦。部員間の暴力問題で春季大会を辞退した北照は26日第1試合で倶知安と顔を合わせ。

 地区大会は21日の函館地区を皮切りに順次、開幕する。各地区大会を勝ち上がった計32校は、夏の甲子園出場校を決める南北海道大会(7月13~19日・札幌円山球場)、北北海道大会(同17~23日・旭川スタルヒン球場)に進出する。

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第90回全国高校野球:大分大会 49校、夏にかける--来月5日開幕 /大分

第90回全国高校野球選手権大分大会の組み合わせ抽選会が18日、大分市大津町の県総合福祉会館であり、対戦校の組み合わせが決まった。今大会は昨年より2校少ない49校が出場。7月5~20日(雨天順延あり)、同市青葉町の新大分球場で、甲子園出場をかけて熱戦が繰り広げられる。

 出場校は4ブロックに分けられ、第1シード・大分商、昨年優勝校の楊志館、日田林工などが入ったブロックは激戦。また、春の選抜高校野球に続き甲子園出場を目指す第1シード・明豊は、大分高専-佐伯鶴城の勝者との対戦が決まった。

 抽選で選手宣誓に選ばれた大分豊府の川嶋謙主将(3年)は「選ばれるとは予想していなかったが『流れがこちらに傾いたのでは』と思った。夏にかける思いをしっかり宣誓したい」と話した。

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第90回全国高校野球:長崎大会 甲子園目指す61校--来月7日開幕 /長崎

 ◇Bブロック激戦
 第90回全国高校野球選手権長崎大会(県高野連など主催)の組み合わせ抽選会が18日、長崎市であった。7月5日に開幕、20日に決勝の予定。今年は県営▽佐世保▽長崎市営かきどまり野球場が会場となり、甲子園出場を目指して61校が熱戦を繰り広げる。

 第1シード校は、NHK杯で優勝した清峰。開会式の選手宣誓は、同杯でベスト4となった長崎西が引き当てた。

 長崎西の園山晴夫部長は「選手宣誓は、清水翔太主将のかねての希望だった。甲子園を狙って3年間、厳しい練習に耐えてきた。第90回の記念大会に、しっかりやってくれるはずだ」と語った。

 組み合わせではBブロックに強豪が集中。昨年夏の甲子園でベスト4に進出した長崎日大▽投手に期待が集まる佐世保西▽打線の良い波佐見、西陵、西彼杵--などが名前を連ね、見所満載のカードが続きそうだ。

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審判講習会:高校野球予選控え県高野連など43人が確認--福井 /福井

夏の甲子園県予選を前に県高野連などはこのほど、出場審判43人を集め福井市の県営球場で講習会を開いた。

 全国審判講習に参加した山口豊彦審判を講師に、ジェスチャーや試合での動き、判定の際の立ち位置などを確認した。午後からは選手が行うノックなどに付き添い、実戦形式でトレーニングした。

 県高野連の田行和好理事長は「一つのプレーに選手、指導者がこだわる大会なので、判定でトラブルが起きないように進めたい」と話した。

 県予選は、7月11日から、県営球場などで行われる。

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第90回全国高校野球:宮崎大会 県代表かけ52校 好投手多く接戦予想 /宮崎

第90回全国高校野球選手権宮崎大会(県高野連など主催)の組み合わせ抽選会が19日、宮崎市の県武道館であった。各校の主将が次々とくじを引いて、対戦相手が決まるたびに、会場はどよめき、ため息がもれた。大会は7月5日、同市のサンマリンスタジアム宮崎で開幕する。順調に日程を消化すれば19日に代表校が決まる。

 昨年より1校少ない52校が出場する。昨夏の代表校で、直近の県選手権でも優勝した日南学園の戦力が充実し、最も甲子園に近いと目される。また、今年は好投手、特に左腕が豊作の年で、ディフェンスの整備された高校が多く、接戦が予想される。

 Aパートは、第1シードの日南学園が最有力。有馬翔、中崎雄太の両左腕が安定し、打線も力強い。宮崎農はエースで4番の本吉大志選手がチームを引っ張る。

 Bパートは、連投のきく好投手の小川拓也投手を擁する日向学院か。全国制覇の経験もある浜崎満重監督率いる延岡学園も不気味。守備力を武器に、きっちりと仕上げてくるだろう。

 Cパートには屈指の投手を持つ高校がそろった。宮崎商の赤川克紀投手はプロ注目の大型左腕。140キロ超の速球が楽しみだ。昨夏準優勝の都城商も速球派の金田和之投手が健在、攻守にまとまっている。

 Dパートもシード校が軸。左の宇戸直哉投手と右の安藤和哉投手を擁し、投手力の充実した宮崎日大

と、県選手権で準優勝した都城東が有力視される。

 今年は90回の記念大会で、選手宣誓は県北(聖心ウルスラ)、県央(宮崎商)、県南(福島)から選ばれた3校の主将が行う。開会式は午前9時半からで、2回戦まではアイビースタジアムも併用して行う。

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第90回全国高校野球:大分大会 試合開始時間を訂正--高野連発表 /大分

 県高校野球連盟は19日、第90回全国高校野球選手権大分大会の組み合わせ・日程(18日発表)の中で、2試合開催日の2試合目の開始時間を「午後2時30分」から「午後1時30分」に訂正する、と発表した。

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第90回全国高校野球:熊本大会 甲子園へ67校激突 組み合わせ決まる /熊本

 ◇来月5日開幕
 第90回全国高校野球選手権記念熊本大会の組み合わせ抽選会が19日、熊本市上熊本の県立総合体育館であり、各校の対戦相手が決まった。今大会は「本命不在」(大会関係者)とされ、シード校を軸に混戦が予想される。大会は7月5日開幕。熊本市の藤崎台球場と八代市の県営八代球場であり、順調にいけば、21日に県代表が決定する。

 昨年より1校少ない67校が参加。シード校は今春センバツ出場の城北、春の九州地区高校野球熊本大会を制した熊本国府、NHK旗大会で優勝した鎮西のほか、文徳、八代東、熊本商、千原台、専大玉名の8校。古豪で昨春のセンバツベスト4の熊本工はノーシードでの発進となった。

 組み合わせは各校主将が1人ずつくじを引いて決まった。開幕戦で熊本工と開新の強豪対戦が決まると、会場からどよめきの声が上がった。

 また、くじで選手宣誓をすることが決まった熊本農の下田皓太主将(17)は「びっくりした」とはにかみながら「野球ができる感謝の気持ちを伝えたい」と話した。

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第90回全国高校野球:県大会 39校の対戦カード決まる--来月5日から /山梨

 7月5日に開幕する第90回全国高校野球選手権記念山梨大会(県高野連など主催)の組み合わせ抽選会が19日、甲府市青沼3の総合市民会館で開かれ、参加39チームの対戦カードが決まった。甲府市の県営小瀬、富士吉田市の県営富士北麓(ほくろく)の2球場で熱戦が繰り広げられる。決勝は同21日の予定。今夏は北京五輪開催にあたり、夏の甲子園大会の日程が前倒しされる。そのため甲子園大会の組み合わせ抽選が山梨大会決勝直後、各県高野連と連絡を取り合いながら、くじ引きで行われる。

 春季県大会の4強をAシード、8強をBシードに指定。Aシード校は春季県大会優勝の東海大甲府、準優勝の山梨学院大付、甲府工、富士学苑。Bシード校は甲府城西、日川、日本航空、大月短大付4校。

 抽選会は各校の主将が出席し、予備抽選で決まった順に、机に置かれた封筒を開けて番号札を取り出した。その後、各校の主将が校名と番号を発表した。開会式は7月5日午前、県営小瀬球場で行われ、山梨農林の久保田大主将(3年)が選手宣誓を務める。

 大会は、投手陣が充実している東海大甲府と、関東大会で活躍した甲府工を中心に、山梨学院大付、富士学苑、日本航空などが追う展開となりそうだ。

 ◇仲間という言葉入れて--選手宣誓の山梨農林・久保田主将
 ○…選手宣誓は希望する25チームの主将が抽選を行い、山梨農林高の久保田大主将(3年)が「宣誓者決定」と書かれた当たりくじを引いた。久保田主将は「県代表として経験してみたかったが、まさか自分が当たるとは」と緊張気味。内容について聞かれると「何を言うかは決めてないが、3年間チームメートと一緒にやってきたので、仲間やチームという言葉を入れたい。全力で選手宣誓をしたい」と力強く話した。

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第90回全国高校野球:福島大会 来月9日開幕、参加91校組み合わせ決まる /福島

 ◇聖光学院は、あさか開成と--来月9日開幕、同23日決勝
 第90回全国高校野球選手権記念福島大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会

が19日、郡山市内であり、参加91校の対戦相手が決まった。8月2日に阪神甲子園球場で開幕する

全国大会への出場をかけ、熱戦を繰り広げる。

 大会は、福島市の県営あづま球場を主会場に7月9日に開幕し、順調に進めば同23日に決勝が行わ

れる。1、2回戦の試合日と会場は20日に決まり、3回戦の日時と会場は2回戦終了後に決定する。

昨年出場の富岡川内、棚倉は部員不足で、磐城二は休部により出場せず、参加校は3校減った。

 抽選の結果、昨夏の甲子園に出場し16強だった聖光学院はあさか開成と対戦。今春の県大会で優勝

した郡山商は相馬東と、同準優勝の帝京安積は石川とそれぞれ初戦を戦う。

 選手宣誓には76校の主将が立候補し、抽選で双葉翔陽の酒井雄一郎主将(3年)に決まった。酒井

主将は「3年間がんばってきたなりの宣誓を考えたい。監督やチームメートと相談して格好良くきめた

い」と話した。また郡山商の遠藤聖人主将(3年)は「夏までに持ち味である守備を固め、少ないチャ

ンスをつかんで勝ち、甲子園で活躍したい」と抱負を語った。

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第90回全国高校野球:地区大会、あす開幕 /北海道

第90回全国高校野球選手権大会(日本高野連など主催)に向けた道内10地区大会は21日、南北海道大会・函館地区大会を皮切りに開幕する。地区大会には、北北海道120校、南北海道129校の計249校が出場する。

 地区大会を勝ち抜いた計32代表は、南北・北海道大会に進出。南北海道大会は7月13日に札幌円山球場で、北北海道大会は7月17日に旭川スタルヒン球場で開幕し、それぞれの優勝校が甲子園に出場する。

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夏の高校野球:佐賀大会 組み合わせ抽選会、佐賀北は佐賀工と--5日開幕 /佐賀

 ◇昨年の全国覇者・佐賀北は佐賀工と
 7月5日に開幕する第90回全国高校野球選手権記念佐賀大会(県高野連など主催)の組み合わせ抽選会が19日、佐賀市であった。

 抽選会は第1~4シードの鳥栖商、伊万里農林、佐賀商、佐賀学園の場所を最初に決めた後、予備抽選で1番を獲得した太良から順番にくじを引いた。

 昨夏の甲子園を制した佐賀北は8日、佐賀工と対戦する。田中亮主将(3年)は「全員で優勝旗を返しにいきたい」と2連覇への決意を述べた。

 開会式は5日午前10時から佐賀市のみどりの森県営球場で行われる。試合会場は同球場と同市の佐賀ブルースタジアム。選手宣誓は、高志館の本庄康浩主将(3年)が行う。

 各ブロック(組み合わせ表の左からA、B、C、D)の展開を展望する。

 【Aブロック】

 昨夏の経験者が残る佐賀北、春の県大会優勝の鳥栖商、NHK杯予選で佐賀北を破った高志館に注目。

 【Bブロック】

 NHK杯準優勝の鳥栖と北陵の対戦に注目。投打に力がある佐賀学園もダークホース的存在。

 【Cブロック】

 NHK杯優勝の伊万里農林、県西北部地区大会優勝の伊万里商に伊万里を加えた伊万里勢が注目。

 【Dブロック】

 敬徳と龍谷が1回戦から対戦し、その勝者が佐賀商と対戦する激戦区。唐津商も有力。

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第90回全国高校野球:福岡大会 南北132チームが激突--来月5日、開幕 /福岡

 ◇来月5日、ヤフードームで開幕
 夏の甲子園出場をかけた第90回全国高校野球福岡北部・南部大会の組み合わせ抽選会が20日、北九州、福岡両市であった。北部53チーム、南部79チームの主将が番号札を引き、対戦相手が決まった。両大会とも7月5日、中央区のヤフードームで開幕。4回戦以降の県大会は北九州市民球場で戦われる。

 開会式の選手宣誓は、北部35校の立候補の中から抽選で選ばれた苅田工の大上巧貴主将(3年)に任された。

 南部大会の激戦区はDパート。九産大九産や東海大五、筑前などが入り、シードの西日本短大付は厳しい戦いを強いられそうだ。

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第90回全国高校野球:茨城大会 組み合わせ決まる--来月5日から熱戦 /茨城

   ◇106校参加
 第90回全国高校野球選手権記念茨城大会(県高野連、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が20日、水戸市中央1の水戸市民会館で開かれた。大会には昨年と同数の106校が参加し、来月5日から甲子園出場を目指して熱戦を繰り広げる。

 会場には各校の主将や監督らが一堂に会した。順番に校名を呼ばれると、緊張気味の主将たちが壇上でくじを引いた。

 秋季・春季県大会の結果から、第1シードは昨年の茨城大会、春季県大会優勝の常総学院、第2シードは秋季県大会優勝の霞ケ浦、第3シードはセンバツ出場の水戸商に決まった。

 開会式は7月5日午前9時、水戸市民球場(同市見川町)であり、大洗-茨城東戦で開幕する。大会は県内6球場を使いトーナメント方式で行われる。3、4回戦の試合開始時間と球場は、2回戦終了後に決定する。決勝は23日午後1時から水戸市民球場で予定されている。

 部員不足のため県高野連加盟の6校が出場を断念した一方で、4月に新たに加盟した水戸平成学園が初出場する。

 ◇日立商・鈴木主将、選手宣誓「狙った」
 選手宣誓は、大会回数と同じ「90」のくじを引き当てた日立商の鈴木憲吾主将に(17)に決まった。

 日立商は昨年、2回戦で優勝校の常総学院に敗れた。06年に田中優臣監督(33)が就任した時に1年生だった現3年生を中心に、チーム一丸となって私立強豪校打倒を目指す。

 校内の生徒評議会で議長を務めて以来の大役だという鈴木主将は「監督から何度も90番を引いてこいと言われ続け、狙っていた。宣誓の言葉は同期と相談して決めたい」と顔を紅潮させて話した。

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第90回全国高校野球:福島大会 1・2回戦59試合の開始時間、球場決まる /福島

第90回全国高校野球選手権記念福島大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)の抽選委員会は20日、未定だった1、2回戦59試合の試合開始時間と使用球場を決めた。3回戦の開始日時と使用球場は、2回戦の終了時に決まる。

 開会式は7月9日10時から県営あづま球場(同市佐原)であり、西部三育幼稚園(福島市野田町)の園児による演奏も行われる。大会には91校が参加し、県内7球場で熱戦を繰り広げる。

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第90回全国高校野球:抽選会 津商・上野農戦で開幕--来月11日 /三重

 ◇66校主将、意欲新た
 第90回全国高校野球選手権記念三重大会(県高野連、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が20日、津市一身田上津部田の県総合文化センター中ホールであった。会場には出場66校の主将たちが集まった。対戦相手が決まると選手たちは意欲を新たにしていた。

 大会は7月11日に開幕、四日市市営霞ケ浦球場、津市営球場、県営松阪球場、伊勢市営球場の4球場で65試合の熱戦を繰り広げる。決勝戦は26日の予定。

 開会式の選手宣誓は桑名北の大橋圭太主将(3年)に決まった。大橋主将は「実は願っていた。選ばれてよかったです」と照れくさそうに話した。開幕戦は津商と上野農が対戦する。津商の南葉勇斗主将(3年)は「自分たちの野球をするだけです」、上野農の中島弘貴主将(2年)は「緊張するが、初戦突破を目指します」と互いに健闘を誓った。

 【Aブロック】

 春のセンバツで1勝を挙げた宇治山田商が登場。春季県大会で宇治山田商と接戦を演じた松阪、昨夏ベスト4の鈴鹿が挑む。

 【Bブロック】

 1回戦で松阪工と近大高専、いなべ総合と白子の好カード。海星、シード校の日生第二と強豪校が集まった。

 【Cブロック】

 春季県大会で優勝した菰野に宇治山田、津工、日生第一がどこまで食い込めるか。

 【Dブロック】

 強力打線の三重と春季東海大会に初出場した上野が登場。名張桔梗丘、皇学館の戦いぶりも注目される。

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金足農:創立80周年記念 横浜招き高校野球試合--15日 /秋田

秋田市の金足農業高(北林強校長)が15日、創立80周年の記念事業として高校野球の名門・横浜高などをこまちスタジアムに招いた「金足農業高校80年記念招待試合」を開く。

 試合を通じて「スポーツ金農」を県民に知ってもらうことを目的に、野球、相撲、柔道の3競技を開催する。いずれも入場無料。

 金足農野球部は昨夏の甲子園に出場するなど県内屈指の強豪で、甲子園常連校の横浜高相手に熱戦を繰り広げそうだ。

 野球部の横浜高との試合は15日の午後0時半からこまちスタジアムで。相撲と柔道の試合は同日午前10時から県立武道館で開かれる。

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掘り出しニュース:野球部員5人、甲子園の目標失っても…

 【茨城】106校が参加して7月5日に開幕する第90回全国高校野球選手権記念茨城大会に、高野連に加盟しているのに部員不足などから参加できなかった学校が6校ある。鉾田農は部員5人。夏の甲子園という大きな目標を失ったが、毎日放課後の2時間、練習を続けている。

 ノッカーとキャッチャーを除くと、グラウンドには3人。それでも白球を追っていた。鉾田市徳宿の鉾田農のグラウンド。参加する106校が組み合わせ抽選を翌日に控えた19日、野球部員たちは守備練習に汗を流していた。午後5時20分過ぎ。整列した5人はただ一人の3年生、後谷(うしろやつ)俊彦主将(18)の号令でグラウンドに頭を下げた。「ありがとうございました」

 鉾田農は全校生徒184人のうち72人が女子。ここ数年、野球部員は試合ができる人数に達しない。後谷君は「入部して初めて9人いないのを知り、驚いた」。それでも昨年夏は退部者などを集め、12人で3年ぶりに出場。後谷君も5番二塁手で試合に臨んだ。1回戦で鹿島に0対18で敗れた。結果以上に、部員以外の人が試合に出ることに対して「悪い印象」(後谷君)が残った。

 今春、3年生1人、2年生3人の部員たちは正規の部員がそろわなければ辞退することを決めた。必死の勧誘で仮入部の1年生は6人いたが、残ったのは1人だけだった。

 後谷君の夏の大会の通算成績は2年生の時の2打数ノーヒットで終わった。でも「本当に好きだからやめようと思わなかった。悔いはない。高校野球は今しかできないのだから最後までやりたい」と夏の間、練習に出るつもりだ。

 「自分ができなかった分、上を目指してほしい」。夢は4人の後輩に託す。

 監督の米川一也教諭(43)は「生徒数が少なくなっている中、ちゃんと部活をやろうという生徒も減っている。鉾田は野球が盛んな土地だが、人気校に選手がいってしまう」と嘆く。

 少子化と学校の統廃合の波に夢の舞台を失う選手たち。今年、ほかに出場を断念した学校は小川、茎崎、猿島、岩井西、上郷。

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第90回全国高校野球:岡山大会 57校、夏へ挑む 組み合わせ決まる /岡山

 ◇来月11日開幕
 第90回全国高校野球選手権記念岡山大会(県高野連、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が21日、岡山市理大町1の岡山理科大「理大ホール」であった。大会は7月11日に開幕し、昨年より1校多い57校が甲子園出場をかけて激突する。

 抽選会では、緊張気味の各校の主将らが壇上でくじを引いた。開会式の宣誓は津山東3年、芦田駿太主将(17)に決まった。芦田主将は「一生の記念になる。野球の神様からのプレゼントのよう。宣誓文には、両親や先生、OBらへの感謝の気持ちを盛り込みたい」と意気込んでいた。

 大会は同24日までの14日間(休養日2日を含む)。8月8日から始まる北京五輪の日程に配慮し、昨年より3日早く開幕する。

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第90回全国高校野球:北・南大阪大会、来月5日開幕 組み合わせ決まる /大阪

◇記念の夏、185校
 7月5日に開幕する第90回全国高校野球選手権記念北大阪・南大阪大会(府高野連、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選が21日、大阪市天王寺区の府教育会館であり、1~3回戦の対戦が決まった。昨年より2校少ない185校の球児が、あこがれの甲子園を目指して熱戦を展開する。

 5日午前11時から京セラドーム大阪である開会式で選手宣誓するのは、八尾北高校の山本誠也主将(17歳)に決まった。山本主将は「うれしさ半分、緊張半分。野球部員全員で勝利の弾みとなるような文章を考えたい」と話した。開幕試合は能勢-汎愛。

 今年は10年ごとの記念大会で、両大会の優勝校がともに代表として出場する。北大阪大会は、今春センバツ出場の履正社や春季近畿地区大会府予選優勝の大阪桐蔭を軸とした争いになりそう。南大会は、第86回大会以来4大会ぶりの甲子園出場を狙うPL学園、春季近畿地区大会府予選4強の大商大堺や東大阪大柏原など強豪校が接戦を展開しそうだ。

 4回戦、準々決勝の抽選は7月19日に、準決勝と決勝の抽選は同23日にある。決勝は北大阪大会が26日午後1時、南大阪大会が27日午後1時から、いずれも舞洲ベースボールスタジアムで。

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第90回全国高校野球:長野大会 94チーム5日から熱戦 組み合わせ決まる /長野

夏の甲子園出場をかけた第90回全国高校野球選手権記念長野大会の組み合わせ抽選会が21日、松本市の松本勤労者福祉センターで開かれ、対戦相手が決まった。

 今年は連合チームで出場する3校を含む94チームが参加。来月5日、松本市野球場で開幕し、20日の決勝まで県内6球場で熱戦を繰り広げる。春の県大会で8強入りしたチームはシードされた。

 春の県大会優勝の佐久長聖は8日、犀峡-阿南の勝者と対戦。伊藤郁人主将(3年)は「春に引き続き優勝したい。つなぐ野球を意識して挑む」と抱負を語った。昨年の覇者、松商学園は同日、茅野-須坂の勝者と対戦する。奥野雄大主将(3年)は「一戦一戦全力でプレーする。また甲子園に行きたい」と連覇に意欲を見せた。

 また、選手宣誓は抽選で須坂東の下田真也主将(3年)に決定。「チームメートと一緒に、思いのこもった宣誓を考えたい」と語った。開幕試合は5日午後1時から、長野と池田工が対戦する。

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第90回全国高校野球:静岡大会 組み合わせ抽選会、対戦校が決定 /静岡

◇来月5日に開幕 常葉橘などシード
 第90回の記念大会となる全国高校野球選手権静岡大会(県高野連、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が21日、静岡市民文化会館であり、参加119校の対戦相手が決まった。7月5日午後1時、同市駿河区の草薙球場で開会式、静清工-静岡東戦が開幕試合となる。県内10球場で甲子園を目指し球児たちが激突する。決勝戦は同25日の予定。

 昨年4強の静清工に挑む静岡東は2年連続で開幕試合のカードを手にした。昨年は雨で開会式が中止、開幕試合もなくなった。井上侑亮主将は「今年こそ開幕戦にふさわしく、力を100%出す試合をしたい」と意気込む。静清工の坪田和也主将は「ミスのない堅実な守りで相手をゼロに抑えたい」と必勝を期す。

 第1シードは今春の県大会、東海大会を制し勢いに乗る常葉橘。仁藤敬太主将は「気が抜けない相手が同じブロックにそろった。甲子園を逃した昨年の二の舞いにしないため練習に気持ちを入れていきたい」と力強い。

 今春のセンバツ出場校で4季連続の甲子園出場を狙う常葉菊川は第5シード。前田隆一主将は「プレッシャーは特にない。練習の中で調子が上がってきている」と自信をのぞかせた。

 同好会から部に昇格し、念願の初出場となる城南静岡の佐野吉秀主将は「初の公式戦で緊張するが、練習の成果を思い切りぶつけたい」と闘志を燃やす。

 また、選手宣誓する日大三島の芦川翼主将は「会場の拍手で初めて実感がわき、うれしかった」と話した。

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第90回全国高校野球:愛知大会 抽選会 東西、組み合わせ決まる /愛知

第90回全国高校野球選手権記念東・西愛知大会(県高野連、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が21日、名古屋市中区の中京大学文化市民会館で開かれた。

 10年に一度の記念大会で、184校が東愛知大会(知多、東三河、西三河)と西愛知大会(尾張、名古屋)に分かれて争い、8月2日に甲子園球場で開幕する全国大会には両大会の優勝校が出場する。東・西の総合開会式は28日午前10時から名古屋市の熱田球場であり、その後、県内11球場を舞台に熱戦が繰り広げられる。

 抽選会には各校の主将らが参加。東・西大会の4回戦までの組み合わせが決まった。準々決勝以降の組み合わせ抽選は4回戦が終了した後に行う。日程通り進めば、決勝戦は東が7月25日に岡崎市民球場で、西が翌26日に熱田球場で行われる。

 ◇10年に一度の機会、気合入る各チーム
 県内から2校が夏の甲子園に出られる10年に一度のチャンスをつかもうと、各チームとも気合が入る。東西とも、今春の県大会で上位進出したシード16校が優勝争いの軸。しかし、夏に照準を絞っているチームも多く、番狂わせもありそうだ。

 ◆東愛知大会

 豊田大谷は三浦勝志、新美渉両投手が2枚看板。打線の爆発力も脅威だ。中村豪前監督に代わって4月に就任した元日本代表監督の佐竹政和氏の采配(さいはい)も注目される。

 大府は横手投げの大野彰之、変化球の切れで勝負する今村隆之の両投手が2本柱で優勝のチャンスは十分だ。

 センバツで1勝した成章も怖い存在。主戦・小川泰弘投手は130キロ台の直球に磨きをかけた。豊田西や刈谷も上位進出を狙う。

 ◆西愛知大会

 強豪がひしめく西は、細川貴紀、竹内大助、堂林翔太の3投手が安定している中京大中京が優勝候補。打線は豪快な打撃の井藤真吾選手を軸に、どこからでも得点できる爆発力を持つ。

 走攻守の3拍子がそろった愛知啓成も侮れない。投手陣は安定し守備は堅い。打線はどこからでも長打が出るほか機動力も魅力だ。

 愛工大名電、東邦、享栄も優勝の可能性は十分にある。

 ◇「宣誓」当たった!
 〇…抽選で選手宣誓をすることに決まったのは安城南の中島一晃主将(3年)。チームメートから「宣誓を当ててこい」と言われていたといい「思い出に残るので(宣誓を)やってみたい気持ちはあったが驚いた」と決定の瞬間を振り返った。宣誓の言葉は「愛知の各校を代表して行うので、見合う内容を考えたい」と話す。打線の中軸を担っており「一戦一戦全力で戦う」と試合に向けても気を引き締めていた。

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第90回全国高校野球:都道府県大会 南北海道が開幕

南北海道大会が開幕。函館地区1回戦2試合があった。22日には北北海道大会も始まる。

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第90回全国高校野球:和歌山大会 対戦相手が決まる--来月9日開幕 /和歌山

来月9日から始まる第90回全国高校野球選手権記念和歌山大会(県高野連など主催)の組み合わせ抽選会が22日、和歌山市の和歌山商工会議所であった。開幕戦は田辺と神島が対戦する。決勝戦は7月24日の予定。今夏も和歌山市毛見の県営紀三井寺球場で、球児らが甲子園を目指して熱戦を繰り広げる。

 抽選会には参加39校の主将らが参加した。春の県大会4強の智弁和歌山、高野山、日高中津、田辺工のシード校がくじを引き、それぞれ4ゾーン(組み合わせ表の上からA~D)に分かれた。続いて各校の主将らがくじを引き、対戦が決まり始めると、会場は緊張感に包まれた。

 抽選で選手宣誓に決まった初芝橋本の西川拓弥主将(3年)は「フェアプレーで戦えるように部員みんなで言葉を選びたい」と決意を語った。今春のセンバツでベスト8に進出した智弁和歌山の勝谷直紀主将(同)は「守りからリズムをつくって攻撃につなげ、勝ち上がりたい」と話した。2校連合チーム、海南・大成の竹中豪主将(同)は「チームワークはばっちり。失点を少なくして良い試合にしたい」と闘志を燃やしていた。

 Aゾーンは3季連続の甲子園出場を狙う智弁和歌山を軸に白熱した展開が予想される。Dゾーンは日高中津、県和歌山商など好投手がそろい、激戦になりそうだ。

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高校野球:ジャッジに気合 夏の大会前に、審判講習会に30人--高松 /香川

高校野球の夏の大会を前に、審判員の技術向上を目指す「審判講習会」(県高野連主催)が22日、高松市生島町のサーパススタジアムで開かれた。

 講習会は年2回実施しており、今回は約30人が参加。英明高と高松高の野球部員約60人も協力した。雨天練習場での講習となったが、審判員は実際に高校生バッテリーの球を見て「ストライク」「ボール」と声を張り上げ、投球判定の練習などに励んでいた。審判歴2年の堀田良樹さん(25)は「主役の選手たちが力いっぱいプレーできるよう、先輩審判員の動きを勉強して、より正確なジャッジを心掛けます」と気合を入れていた。

 小西康雄・県審判委員長は「ミスがないよう基本から練習しています。審判員は健康にも気をつけて万全の体調で大会に臨んでほしい」と話していた。

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第90回全国高校野球:北北海道大会 根室西、出場辞退 /北海道

道高野連釧根支部は23日、釧根地区大会に出場予定だった根室西が「諸事情による部員不足」を理由に出場を辞退したと発表した。同高によると、今月19日に部員3人が練習後に校内での喫煙が発覚し停学処分となったため。24日予定のBブロック1回戦・根室対根室西は根室の不戦勝となる。

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第90回全国高校野球:青森大会 75校参加し来月10日開幕--組み合わせ /青森

◇2強中心の展開か 選手宣誓、平内の八戸主将
 7月10日に開幕する第90回全国高校野球選手権記念青森大会(県高野連、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が24日、青森市の県総合社会教育センターであった。今年は加盟76校のうち、部員不足の弘前南大鰐校舎を除く75校が参加。兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われる全国大会(8月2日開幕)の出場を目指し、青森市営野球場など4球場で熱戦を展開する。

 抽選会では、春の県大会優勝校の青森山田から順番に各校主将がくじを引いた。選手宣誓は、希望した46主将の中から抽選で平内の八戸嘉寿仁(かずひと)主将(3年)が選ばれた。

 開会式は10日午前10時から青森市営野球場で行われる。第90回の大会を記念し、入場行進の先導と始球式は、県内唯一の女子野球部員、三本木の向中野真澄さん(3年)が行う。また、青森市内の高校が合同で大会歌などの合唱や入場行進のブラスバンド演奏を行う。

 今年の組み合わせでは、県内「2強」のうち青森山田が第1シード、光星学院が第3シードになった。順当に行けば両校は決勝で顔を合わせる。春季県大会で準優勝した八戸西は第2シード。12年ぶりの県立校勢での夏の甲子園出場を目指す。このほか、3年ぶりの出場となる中里や、今春、県高野連に加盟した聖ウルスラ学院の戦いにも注目が集まりそうだ。

 組み合わせ結果を受け、県史上初の大会5連覇を目指す青森山田の長谷川秀輝主将(3年)は「連覇を気にせず、自分たちの野球でしっかり勝ち抜きたい」と抱負を語った。

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同志社大野球部で暴力…監督辞任、活動自粛

関西学生野球リーグの同志社大で今年4月に上級生部員から下級生部員に対して暴力行為があったことが4日明らかになり、吉川博敏監督(53)は3日付で辞任、野球部は8月7日まで練習を自粛することになった。

 同志社大は4日の記者会見で部内暴力事件の概要を説明。4月20日の全体練習後、2年生部員3人が1年生部員2人に対して平手打ちやけるなどし、1年生の1人が鼓膜を損傷する全治2週間のけがを負った。もう1人にけがはなかった。

 大学側は野球部から報告を受けて調査委員会を設置。部に処分を強く求め、吉川前監督自らが責任を取った。加害部員に対しては秋季リーグ戦終了まで合同練習参加を禁止する処分を決めた。

 同志社大では昨年4月にラグビー部員が女子大学生を連れ去ろうとした事件が発覚後、体育会憲章の制定や講習会を開くなど再発防止に努めていたが、同志社大スポーツ支援課の担当者は「改善しきれていない。大学として強化していかないといけない」と話した。

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美脚&Fカップ庄司ゆうこ、最新DVDは自然の中で…

美脚に1億円の保険がかけられていたという過去を持ち、グラビアアイドル、庄司ゆうこ(24)が2枚目のDVD「Berry Positive」(ビーエムドットスリー、3990円)を発売した。

 身長166センチ、B86・W57・H86というFカップのナイスバディー。富士山麓の大自然の中、透きとおるような美しさと無邪気な可憐さを併せ持つ彼女。バスルームでのシーンのほか妖艶さを詰め込んだ作品。画面から微笑みかけるゆうこの表情・しぐさは見るものを虜にする!?

 5日午後3時から東京・秋葉原電気街の石丸電気ソフト1、午後5時からソフマップ音楽CD館で発売記念イベントを行う。

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日大山形・平、3年連続夏へ「自信と覚悟」…山形大会組み合わせ

第90回全国高校野球選手権の山形、岩手、秋田各県大会の組み合わせ抽選会が26日、行われた。山形では、3年連続甲子園出場を狙う日大山形の平五陸主将(3年)が、「今年も泥臭く勝ち抜く」と力強く宣言。岩手では一関一が、先の岩手・宮城内陸地震で被災した地元のために一関中時代の1946年以来62年ぶりの代表を目指す。

 聖地の魅力と怖さを知り尽くした平が、最後の夏にかける意気込みを2つの言葉にこめた。「大会に向けて“自信”と“覚悟”ができました」

チームはもちろん、自身も3年連続の甲子園出場を目指す夏だ。06年、1年生ではただひとりベンチ入り。「8番・二塁」の定位置を与えられ、県勢初の甲子園8強に貢献した。昨年は1番打者として打線をリード。初戦(対常葉菊川)で敗れたものの、2安打を放って実力をアピールした。

 新チームで主将になり、昨秋の県大会を制覇。しかし、この春は県大会準々決勝で羽黒に完敗を喫した。「簡単なミスが出た。甘さがあった」と、気持ちの緩みを反省。甲子園の舞台で体感した精神力の大切さを改めて仲間たちに説きながら、もう一度チームを立て直した。

 先週は、連日午後10時すぎまで続く「強化練習」を敢行。その締めくくりとして、22日にセンバツ出場の東北(宮城)と練習試合を行い、4―3で逆転勝ち。失った自信と、夏本番に臨む覚悟が固まった。

 「阿部(拓也=現国学院大)さんのようなエースはいないけど、チームとしてまとまってる。先輩たちの泥臭く、粘り強い野球を受け継いで、必ず甲子園に行きます」と言い切ったチームリーダー。「チームは春から間違いなく成長してる」と、春の県大会4位から巻き返した昨年の再現を約束した。

 ◆平 五陸(たいら・ごりく)1990年4月7日、山形県生まれ。18歳。小、中学校時代は山形リトル―山形中央シニアでプレー。中学3年時に全国大会に出場した。甲子園では、通算12打数5安打。昨秋から主将になり、現チームでは3番・二塁。168センチ、63キロ。右投右打。

 ◆山添、今年は13人揃う
  昨年は部員が8人しかそろわず出場を断念した山添。開会式では三浦裕樹主将(当時)がひとりで入場行進の先導役を務めた。今年は13人で2年ぶりの夏に臨む。初戦は古豪・米沢興譲館と対戦。
  2年生の石川豪主将は、「出られなかった先輩のためにも1勝したい」と、04年以来の白星に意欲満々だ。

 ◆酒田南、3年ぶり出場狙う
  酒田南は春の県大会を制し、東北大会も準優勝。勢いに乗って3年ぶりの甲子園を狙う。練習試合中の死球で左肋骨(ろっこつ)を骨折し、東北大会を欠場した山本耀志主将(3年)は、「もう大丈夫。出られなかった分、大暴れして最高の夏にします」と元気いっぱい。「小さい選手が多いけど、総合力で勝ち抜きたい」と、話した。

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6年連続へ駒苫、連弾発進!…北海道支部大会

◆高校野球選手権・室蘭支部大会 ▽Aブロック準決勝 駒大苫小牧10―0苫小牧西=5回コールド=(25日・室蘭新日鉄) 10支部36試合が行われ、室蘭支部2回戦では6年連続の甲子園を狙う駒大苫小牧が、10―0で苫小牧西を5回コールドで撃破した。4点リードの4回に2番・大累進(3年)が左越え3ラン、続く3番・佐々木宏武(3年)も左中間ソロ。王者の2者連続本塁打攻勢で圧倒した。

 6連覇へ力強い一歩を踏み出した。4点リードの4回2死一、三塁。2番・大累が高めのスライダーをコンパクトに振り抜いた。打球は室蘭の浜風に乗り、左翼フェンスを越える3ラン。「信じられません。レフト前に打とうと思ったら入ってしまった」思わぬ一発がチームを乗せた。

 続く佐々木宏の打席前、茂木雄介監督(27)がかけた言葉は「お前は低い打球を打って4番につなげろ」だったが、今度は豪快に左中間ソロ。「センター前を狙ったんですが…」と苦笑いしながらダイヤモンドを一周した。2人とも公式戦1号。想定外の2者連続アーチでダメを押した。

 屈辱の春をバネにする。3連覇を狙った全道は、準々決勝で北海に5回コールド負け。なすすべなく敗れた一戦を真田大輔主将(3年)は「個々がバラバラだった」と振り返る。だが、その屈辱を糧にするのが駒苫だ。続けて「あの時、僕たちにとって大切なものがみつかった。それは負けたくないという気持ち」落ち込んだのは敗戦の日だけ。翌日から気持ちをひとつにして練習に臨んだ。

 今月初めには強力な“援軍”も来た。04年に全国初制覇を成し遂げた時の主将・佐々木孝介さん(駒大4年)らが同校で教育実習。ミーティングでチームワークの大切さを説かれ、グラウンド上では熱いノック。甲子園エキスを存分に注入され、駒苫の誇りは完全に目を覚ました。

 圧巻の5回コールドでスタートを切った。「この仲間は最高。ひとつの目標に向かって、ひとつでも多く試合をしたい」と真田主将。見据える先は6年連続の甲子園ただひとつだ。

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春季全道V東海大四はヒヤヒヤ発進 伏見一発も笑顔なし…北海道支部大会

◆高校野球選手権・札幌支部大会 ▽Fブロック2回戦 東海大四3―2札幌篠路(25日・札幌麻生) 札幌支部では春の全道大会優勝の東海大四が、主砲・伏見寅威(とらい、3年)の貴重なアーチなどで3点を取り、佐々木亮(3年)が札幌篠路に2点を奪われながら11奪三振で逃げ切った。

 “トライ”のバットが火を噴けばチームは勢いに乗る。硬くなる最後の夏の初戦も伏見がナインの緊張を解きほぐした。毎回走者を出しても1点しか取れずに苦闘を強いられて迎えた6回無死だ。主砲の一撃は両翼92メートルの左翼フェンスをゆっくり越えた。

 「ストレート。てっきりレフトフライかと思いました。でもみんなヒットを打つことよりもっと集中力を持ってやらないと、この夏が最後なんだから…」主将として自分の一発も試合内容にも納得いかない様子だった。

 この回は連打と佐々木自らの中犠飛で安全圏に入ったはずだが、それでも7回まで2安打8奪三振のエースは8回に突如乱れた。2死走者なしから連続四球を出し、その後3連打で1点差まで追い上げられる始末だ。

 「簡単に2アウト取ってから四球を出したのがよくなかった。悪くはなかったけど良くもなかった。緊張から球がばらついて…」と佐々木は投球内容を反省する。

 「これで夏は春とは違うという感じが分かったと思う。受け身になったら絶対ダメなんです」と大脇監督にとってまさに警戒心を抱かせた初戦だったに違いない。

 ◆札幌篠路・佐藤意地見せた 
  ○…春の全道王者に最後までくらいついた。3点差の8回には3連打などで1点差に詰め寄った。左腕エース佐藤裕太(3年)は、先天的に肩の関節がゆるく昨秋、今春と故障。大会前もほとんど投げ込みができなかったが、直球と大きなカーブで3失点に抑え、134球の粘投。「肩は痛かったが、東海の打線に気持ちで負けなかった。もり立ててくれたバックに感謝したい」と涙をぬぐった。

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一迫商、地震に勝って2強に勝つ…宮城大会組み合わせ抽選会

第90回全国高校野球選手権宮城県大会(7月5日開幕)の組み合わせ抽選会が25日、仙台市内で行われた。岩手・宮城内陸地震で、室内練習場などが被害に遭った一迫商は初戦2回戦で泉と対戦。被災した町に元気を与えるため、05年春以来の甲子園を目指す。3年ぶりの代表を狙う東北は2回戦で岩出山と伊具の勝者、V3の懸かる仙台育英は仙台向山と上沼の勝者を迎え撃つ。

 一迫商に衝撃が走ったのは14日朝。最大震度6強を記録した岩手・宮城内陸地震が発生し、室内練習場には無数の地割れが走り、大きな溝で長さ20メートル、深さ15~20センチに至った。地域の協力で無償使用してきた市営グラウンドの照明も破損した。

 照明復旧までの4日間は練習時間が2時間短縮された。熊谷主将は「大会に集中したい時だったので不安でした。でも(短縮された)時間を補うため、とにかく集中して頑張りました」と話した。

 野球部は“復活”したが、地域は今も復旧に向け、活動中だ。それでも地域住民からは「頑張ってね」と声を掛けられる。95年の阪神・淡路大震災で当時のプロ野球・オリックスなどが「がんばろう神戸」を合言葉にしたように、熊谷主将も「がんばろう一迫」をチームモットーにした。

 「みんな大変な思いをしているのに…。自分たちの活躍で町に活気を与えたい」。さらに05年春にセンバツ出場した時の先輩の集合写真を眺めては「自分たちもこのグラウンド(甲子園)でプレーするんだ」と心に言い聞かせてきた。

 地震の翌日、熊谷貞男監督(53)は長男でもある熊谷主将に「こんな大事な時期、キャプテンがしっかりしなきゃダメ」とゲキを飛ばした。熊谷主将は「町のためにも頑張りたい。目標は全国制覇です!」。自分たちのために、そして地域のために―。一迫商が初の夏代表を狙う。

 ◆宮城県立一迫商 1973年創立の県立共学校。生徒数は306人(うち男子175人)。野球部は創立と同時に創部し、現在部員34人。地域一体となった取り組みが評価され、05年春のセンバツに21世紀枠で出場。弓道部や柔道部も盛ん。大友博校長。所在地は、宮城県栗原市一迫。

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龍谷大平安、夏は3年生だけで出場もセンバツ絶望

今春のセンバツで8強入りした龍谷大平安(京都)の来春のセンバツ出場が25日、絶望となった。同校の安井大悟校長らがこの日、日本高野連を訪れ、4月中旬から2年生部員が1年生部員に生活態度などを注意した際に数回にわたり暴行をはたいていたことを報告。3年生部員は関与していなかったため、全国高校野球選手権京都大会(7月5日開幕)には3年生だけで出場し、来春のセンバツ出場校選考の今秋の秋季大会への出場を辞退する旨を申し出た。

 不祥事のために3年生だけで出場するのは、初めてのケース。高野連の田名部和裕参事(62)は「(3年生だけ参加は)応急措置として決めた」と説明。龍谷大平安は春夏通算65回出場、4月に平安から現校名となった。

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龍谷大平安は出場可能…部内暴力で高野連

日本高野連は25日、部内暴力があった龍谷大平安(京都)に対し、全国高校野球選手権京都大会(7月5日開幕)への参加を認める応急措置を決めた。

 同校の安井大悟校長らがこの日高野連を訪れ、4月中旬から2年生部員が1年生部員に生活態度などを注意した際に数回にわたり暴行していたことを報告。3年生部員は関与していなかったため、京都大会には3年生だけで出場し、秋季大会は辞退する旨を申し出た。

 高野連によると、不祥事のために3年生だけで出場するのは初めてのケースだという。

 龍谷大平安は4月から現校名となり、甲子園大会には春夏通算で全国最多の65度出場している。

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北海学園札幌ヒヤヒヤ1勝…北海道支部大会

◆高校野球選手権・札幌支部大会 ▽Eブロック2回戦 北海学園札幌6―4札幌清田(24日・札幌麻生) 昨年の南大会4強の北海学園札幌は、札幌清田に6―4で辛勝。3季連続甲子園を狙う駒大岩見沢は、7回コールド発進した。

 これが初戦の硬さなのか。札幌清田をやっとの思いで振り切る渋いスタートだった。

 「中山は朝のピッチング練習から力み過ぎて変でした。真っすぐに力があったが、カーブが真ん中に入るので不安でした」という佐藤元幸監督の予感は的中する。

 先発の右腕エース・中山一隼(3年)は、球威こそ十分だったが変化球が甘く入り、3点リードしながら4回に3安打などであっさり、貯金を使い果たす。5回にリードしても、7回に真ん中のカーブで左中間に同点二塁打される始末だ。

 左腕の明石暁(2年)が好救援を見せると、バックも最後に目覚めた。4―4の同点で迎えた8回だ。1死二塁で4番・山崎勇史(3年)が2―2の6球目、高めのボール球を強引に右前に決勝打だ。なおも2死一、三塁で、巧妙な走塁で山崎が生還して突き放す。

 「春の支部初戦も気の抜いたプレーがあったが、今日も緩慢な守りから点を取られた。それが残念。課題を克服していかないと勝てません」と指揮官は、最後まで厳しい姿勢を崩さなかった。

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八戸西、合言葉は「打倒私立」…高校野球青森県組み合わせ抽選会

第90回記念全国高校野球選手権青森県大会(7月10日開幕)の組み合わせ抽選会が24日、青森市で行われた。昨年4強の八戸西は「打倒私立」を合言葉に掲げ、初戦2回戦で鶴田と南部工の勝者と対戦、初の甲子園出場を狙う。5連覇のかかる青森山田は、五所川原と青森東の勝者を迎え撃つ。

 トップの青森山田に3番目の光星学院。県内2強に挟まれ、2番目に抽選に臨んだ八戸西の田沢亮介主将(3年)は、マイクアピールで言い切った。「毎回、私立が(甲子園に)行っている。公立でもできることを証明します!」。堂々の宣言に会場が一瞬、どよめいた。

 1996年の弘前実を最後に、11年連続で代表の座から遠ざかっている公立勢。中でも八戸西は、昨春と今春に東北大会に出場、昨夏も4強入りと“ストップ・ザ・私立”の大本命だ。

 昨秋、県大会出場を懸けた八戸地区の代表決定戦で、光星学院に敗れてから「打倒私立」を合言葉に掲げた。「夏まで1万スイング」をノルマに、1日500回以上の素振り。冬場は学校から6キロ離れた南部山まで走り、公園内で坂道ダッシュを各自10本など、身も心も鍛え直した。田沢主将は「つらかったけど、確実にレベルアップした」。今春は東北大会にも出場。

 OBで日体大卒の斉藤昌宏氏(26)が、今春から非常勤講師として指導。ウエートでの体幹トレーニングや、練習後のケア方法などを伝授してきた。横田和也部長(40)は「体が強くなって、けがをする選手がいなくなった」と効果は抜群だ。

 田沢主将は「私立を倒すために公立に来た。みんな同じ思い。やればできるというのを見せる」初の代表切符獲得を誓った。

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道尚志・浜渕、復活の37号弾…北海道支部大会

◆高校野球選手権・札幌支部大会 ▽Eブロック1回戦 道尚志学園11―4札幌東豊=7回コールド=(23日・札幌麻生球場) 札幌支部Eブロック1回戦は道尚志学園が11―4の7回コールドで札幌東豊を下し、13年ぶり甲子園へ好発進。3回に4番・浜渕貴之(3年)が高校通算37号の右越え2ランを放つなど、15安打と打線が爆発した。札幌篠路も、先発全員の15安打で札幌稲西に8回コールド勝ち。釧根支部開幕戦では、センバツ21世紀枠候補の武修館が、昨夏北大会4強の中標津を8回コールドで破った。

 白球を思いっきり、しばき上げた。3点リードの3回無死二塁、4番・浜渕が内角直球を背筋270キロの怪力でフルスイング。打球は瞬く間に右翼芝生席へ飛び込んだ。高校通算37号となる2ラン。「バットの根っこだったけど、入ってくれた」詰まりながらも運んだ驚がくアーチに満面の笑みを浮かべた。

 この一発に触発されたのか、6番・山田清治(2年)も左中間最深部にソロアーチをかけ、一気に試合を決めた。斉藤仁監督(47)も「打ってほしい選手が打ってくれた」と褒め上げた。

 試行錯誤の春から、完全復活した。支部3回戦で北海にコールド負けした後、スランプに陥った。「北海相手にヒットを打とうとしてフォームが小さくなってしまった。ボール球にも手を出してしまい調子も落とした」と、ドン底を振り返る。

 そのとき、指揮官がかけた言葉は「本来の豪快さを失うな」のひと言だけ。主砲の修正力を分かっていた。

  すぐさま自分自身でフォームを調整。「下半身に力が均等に伝わるように」(浜渕)と、肩幅より広めだったスタンスを、シューズ1足分、狭めた。この日は適時打と犠飛を含め2安打4打点。最後の夏に間に合わせた。

 次は強敵・札幌第一が待ちかまえる。甲子園は北海道工時代の95年以来、遠ざかっているが「自分が打たないと始まらない。このまま波に乗っていきたい」と4番の自覚をにじませた。浜渕のフルスイングが13年ぶりの頂点へと導く

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札幌篠路、先発全員安打!8回コールド発進…北海道支部大会

◆高校野球選手権・札幌支部大会 ▽Fブロック1回戦 札幌稲西1―10札幌篠路=8回コールド=(23日・札幌麻生球場) 札幌支部Fブロック1回戦は、札幌篠路が先発全員の15安打で札幌稲西に8回コールド勝ちした。

 札幌篠路打線が止まらない。面白いように外野に打球が飛んでいく。終わってみれば先発全員の15安打で8回コールド勝ち。長打は2本だけだったが、コツコツと単打を積み上げた。初回2死、走者なしから敵失と4連続単打で3点を先取。8回も3単打に死球を絡め、3点をもぎ取った。

 スタンドを埋め尽くした全校応援にも燃えた。3番・山下大輔(3年)は「やっぱり気合の入り方が違った」と、3安打でクラスメートの声援に応えた。平山賢一監督(44)も「応援で勝たせてもらった。でも、選手にはプレッシャーになったかな」と初戦突破にニンマリ。

 次は春の王者・東海大四だ。堀正剛主将(3年)は「強い気持ちで臨みたい。春の全道一になったチームに勝てたら甲子園も見えてくる」と力強い。篠路打線がコツコツと、でっかい勝利をたぐり寄せる。

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浦添商・伊波がフル回転!先発、救援、2ラン!…高校野球選手権沖縄大会

◆高校野球選手権沖縄大会 ▽2回戦 具志川3―10浦添商=8回コールド=(23日・浦添市民) 沖縄大会では浦添商の今秋ドラフト候補右腕・伊波翔悟(3年)が初戦を迎え、自己最速にあと1キロと迫る147キロの直球で先発、救援とフル稼働。打っては先制右越え2ランと投打に活躍し、具志川に10―3で8回コールド発進。6球団のスカウトをうならせた。

 ワンマンショーだ。4点リードの7回2死満塁。伊波は左翼の守備から緊急リリーフすると、外角低めの直球で見逃し三振に斬り、ピンチ脱出。ド派手なガッツポーズで球場を沸かせた。「大観衆の中で投げる緊張感が好き」先発4回を無安打無失点。大量リードでいったんマウンドを譲ったが、リリーフと合わせて計5回1/3を1安打1失点。6奪三振で非凡な才能を見せつけた。

 センバツV右腕の沖縄尚学・東浜巨が好敵手。ソフトバンク・福山スカウトは「剛の伊波、柔の東浜」と評価した。「目標は甲子園。決勝で沖縄尚学を倒したい」真っ向勝負で、夢舞台へ駆け上がる。

 ◆伊波 翔悟(いは・しょうご)1990年8月7日、沖縄・宜野湾市生まれ。17歳。小学4年から野球を始め、嘉数中では宜野湾ポニーズに所属。2年の時にエースとしてアジア大会優勝、世界大会5位。高校では1年夏からベンチ入り。同年秋からエース。今春県V、九州大会準V。家族は両親と兄、姉。174センチ、73キロ、右投左打。

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青森北、30年ぶりへ守る/青森

全国高校野球青森県大会の組み合わせ抽選会が24日、青森市の青森県総合社会教育センターで行われ、出場75校の対戦相手が決まった。

 青森北は春季県大会で久々のベスト4進出。30年ぶりの夏の甲子園を目指す古豪は、三沢商や五所川原農林などの有力校と同ブロックになった。亀山一平主将(3年)は「どこと当たっても自分たちの野球をやるだけ」としながらも「守りを大事に、今年こそ完全燃焼の夏にして、甲子園に行きます」と闘志を見せた。

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八戸西・田沢主将が打倒私立/青森

全国高校野球青森県大会の組み合わせ抽選会が24日、青森市の青森県総合社会教育センターで行われ、出場75校の対戦相手が決まった。

 八戸西は97年以降、私立校の甲子園出場が続く中、田沢亮介主将(3年)が打倒私立を宣言。「毎年、私立校が甲子園に行っているが今年は県立のうちが行きます。そのため猛練習をしてきた」と闘志むき出し。同ブロックのもう1つのシード校は躍進中の浪岡。「同じ県立の強豪だが、負けるわけにはいかない」と公立も打倒宣言だ。

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光星学院、1戦1戦全力で/青森

全国高校野球青森県大会の組み合わせ抽選会が24日、青森市の青森県総合社会教育センターで行われ、出場75校の対戦相手が決まった。

 光星学院は八戸工大一、三沢、八戸、弘前実、木造と甲子園経験校が同ブロックに入ったが、柴田憲二主将(3年)は「1戦1戦全力で戦うだけ」と淡々と話した。夏の甲子園から遠ざかること4年。今年1月、OBの巨人坂本が母校を訪れた時に「今はしんどいかもしれないが、これを乗り切ればいい思いができる」と激励された。「先輩の活躍を見習って悔いのない戦いをします」ときっぱり。

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青森山田が県史上初V5に闘志/青森

全国高校野球青森県大会の組み合わせ抽選会が24日、青森市の青森県総合社会教育センターで行われ、出場75校の対戦相手が決まった。

 青森山田は同ブロックに青森、青森商、弘前など古豪が入った。長谷川秀輝主将(3年)は「相手は関係ないが、組み合わせが決まってホッとした」という。県史上初のV5がかかるが「自分たちで途切れさせるわけにはいかない。守りからリズムをつくる、自分たちの野球をしっかりやっていきたい」と、偉業へ闘志満々だった。

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中里が9人で3年ぶり出場/青森

全国高校野球青森県大会の組み合わせ抽選会が24日、青森市の青森県総合社会教育センターで行われ、出場75校の対戦相手が決まった。部員不足で過去2年、出場できなかった中里は今