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2009年4月

鹿実、昨年決勝敗退の雪辱/鹿児島大会

<高校野球鹿児島大会>◇16日◇決勝

 鹿児島実が春夏連続出場を狙った鹿児島工を4-2で破り、4年ぶり16回目の夏の甲子園出場を決めた。2回裏に9番田野尻悠紀(3年)の中越え二塁打で先制すると、さらに1点を追加。6回、7回にも追加点を挙げ、粘る鹿児島工を振り切った。昨年は決勝で神村学園にサヨナラ負け。主将の湊崎諭史(3年)は「あの悔しさを晴らすには、優勝しかないと思って練習してきた。鹿児島代表として、甲子園で大暴れしたい」と夢舞台での活躍を誓った。試合後には、甲子園大会の抽選が行われ、鹿児島実の初戦は大会2日目第1試合に決まった。

 [2008年7月16日18時21分]

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高野連:不祥事の2校が対外試合禁止に--審議委

 日本高校野球連盟は16日、大阪市内で開いた審議委員会で89件の不祥事を審議し、2校を有期の対外試合禁止処分に、4校の指導者を有期の謹慎処分とするよう日本学生野球協会審査室に上申することを決めた。

 また、1、2年生部員による暴力問題が発覚した龍谷大平安については、報告書が不十分として再度、提出を求めることになった。日本高野連は既に、3年生のみ夏の地方大会に出場することを認めている。

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 【対外試合禁止処分】

 千葉・君津商(部員の喫煙、部内暴力)=常任理事会で夏の地方大会参加差し止め済み▽長崎・五島南軟式(部員の喫煙)

 【謹慎処分】

 神奈川・向上の監督(部内暴力)▽神奈川・大楠の監督(盗撮行為)▽広島・西条農の監督(部内暴力)▽山口・西京の監督(迷惑行為)

毎日新聞 2008年7月17日 東京朝刊

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夏の高校野球:駒大苫小牧、コールド負け 6年連続甲子園ならず

第90回全国高校野球選手権南北海道大会(道高野連など主催)は16日、札幌円山球場で準々決勝の残り3試合があり4強が出そろった。

 第3試合では大会6連覇を目指した駒大苫小牧が北海に七回コールドで敗れ、甲子園出場の夢が絶たれた。第1試合では札幌第一の山下良投手(3年)が、第2試合では北照の阿世賀亮投手(同)が好投し、それぞれ準決勝に進出。南大会は17日が休養日で、18日に東海大四対札幌第一、北照対北海の準決勝2試合が行われる。また、北北海道大会は17日に開幕し、旭川スタルヒン球場で1回戦3試合が行われる。

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北照・阿世賀準完全試合/南北海道大会

<高校野球南北海道大会:北照2-0函館大有斗>◇14日◇1回戦

 北照の左腕エース阿世賀亮(3年)が、函館大有斗を相手に「準完全試合」を達成した。許した走者が内野安打の1人だけという、2-0での完封劇。昨秋の駒大岩見沢との道大会決勝はサヨナラ被弾に泣き、今春はチームの不祥事で大会出場を辞退した悲運の主将。無念の涙を乗り越え、目指す甲子園まであと3勝とした。

 もう無念の涙は、流さない。阿世賀の思いの強さが生んだ「準完全」だった。抜群の制球でストライクを先行させ、自慢の縦のカーブで凡打の山を築いた。許した走者は3回の内野安打の1人だけ。80球、わずか1時間23分の試合時間に、甲子園への熱い気持ちを凝縮させた。

 そんなエースに、待望の先取点をプレゼントしたのが俊足の原田だった。0-0で迎えた6回。1死二、三塁から水崎が浅めの左邪飛を上げた。突っ込めるかどうか微妙だったが、足に自信のある原田は「行ける」と読んで果敢にタッチアップ。同校「生徒会長」の判断は正しかった。7回には小本、西田の下級生たちが長打で2点目をもぎ取った。

 地区予選では制球が定まらず苦戦が続いた。それを修正すべく、10球続けて同じ場所に決まらないと、投球をやめないという練習に取り組んできた。「なかなか決まらず、150球になったこともありました」。特訓が、この日の快投につながった。

 昨秋の全道大会決勝では駒大岩見沢に延長10回、サヨナラ本塁打で敗れた。飛躍を期し、厳しいトレーニングのオフに突入した。だが部内で同級生部員の生活態度をいさめる行為が行き過ぎ、集団暴力事件へと発展。春は地区予選から出場を辞退、練習試合もできなくなった。

 3年生たちは何度も自分たちだけでミーティングを開き、出直しに努めた。常にその中心にいたのが主将の阿世賀だった。河上敬也監督(49)は「不祥事はあったが、決して乱暴な子らではない。つらい期間をこらえ再出発を期している姿を見ると、何とかしてやりたいと思った」という。

 阿世賀は「秋の負け方、春の出られなかった期間。いろいろあって本当に悔しかった。でも精神的には成長できたと思う。(上で)駒大苫小牧と当たったら、先輩たちの分まで気持ちをぶつけたい」。167センチの小さなエースがグイと胸を張った。

 [2008年7月15日9時42分 紙面から]

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宮崎商が終盤集中打で4強進出/宮崎大会

<高校野球宮崎大会>◇16日◇準々決勝

 宮崎商が都城農を11-5で破り、2年連続準決勝進出を決めた。8回には守備の乱れで同点に追いつかれたが、その裏、打者11人の攻撃で6点を挙げて都城農を突き放した。17安打11得点の猛攻に「去年の準々決勝では21安打したんです。去年のことを思い出しました」と浜田登監督(40)は目を見張った。昨年は準決勝で敗退。今年はその壁を破って39年ぶりの甲子園にチャレンジする。

 [2008年7月16日17時16分]

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波佐見が逆転勝ちで4強入り/長崎大会

<高校野球長崎大会>◇16日◇準々決勝

 波佐見が佐世保実に6-1と逆転勝ちし、2年ぶりの4強に進出した。1点を追う3回裏、相手の失策と4番本山裕基(3年)の左犠飛で2得点し勝ち越し。中盤以降4点を追加して、佐世保実を突き放した。得永健監督(39)は「送りバントのサインを見逃して強行させたら投安になったり、表には分からないミスが結果オーライになっていた。秋もNHK杯も佐世保実に負けていたので、はっきり言って清峰対策は全く考えていません」と、複雑な笑顔で話した。

 [2008年7月16日16時36分]

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鹿児島実、4年ぶり出場=駒苫は準々決勝で敗退-高校野球

 第90回全国高校野球選手権大会の地方大会は16日、各地で行われ、鹿児島では鹿児島実が鹿児島工を決勝で4-2で破り、4年ぶり16度目の甲子園出場を決めた。組み合わせ抽選の結果、鹿児島実は第2日(8月3日)の第1試合となった。
 南北海道大会では、2004、05年に連覇した駒大苫小牧が準々決勝で北海に0-9で7回コールド負けし、6年連続の夏の甲子園出場を逃した。駒大苫小牧は04年に北海道勢として初の全国制覇を実現し、翌年は田中将大(現楽天)を擁して57年ぶり6校目の連覇を達成。06年は決勝で引き分け再試合の末に準優勝だった。

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第90回全国高校野球:岡山大会 センバツ出場の興譲館、コールド勝ち /岡山

 ◇岡山理大付・玉野光南のシード2校、初戦敗退
 第90回全国高校野球選手権記念岡山大会(県高野連、朝日新聞社主催)は15日、倉敷市営球場など4球場で2回戦8試合が行われ、シード2校が初戦で敗退する波乱があった。昨夏の優勝校、岡山理大付は終盤の猛追も及ばず、高梁日新に惜敗。「初戦の固さから、本来の打撃が出来なかった」(早川宜広監督)といい、優勝候補が初戦で姿を消した。春の県大会準優勝校の玉野光南は強力打線がふるわず、効率よく得点した作陽に敗れた。春のセンバツ出場校の興譲館は邑久にコールド勝ちし、3回戦に進んだ。16日は倉敷市営球場など3球場で、2回戦6試合が行われる。

 ▽2回戦

高梁

  02001031=7

  00000000=0

興陽

 (八回コールド)

 (高)福本-日笠

 (興)木村-景山

▽本塁打 藤森(高)

▽三塁打 小割(高)

▽二塁打 南、藤森(高)

おかやま山陽

  010010112=6

  103000010=5

総社南

 (お)風呂谷-藤原

 (総)糸島-中山

▽三塁打 藤原(お)宮本(総)

▽二塁打 林、昌子(お)中山、表田2(総)

高梁日新

  012000001=4

  000100011=3

岡山理大付

 (高)山中、松本優-高嶺

 (岡)薮田、浜田、伊藤、高田-母里、大月亮

▽本塁打 鈴木(高)

▽二塁打 山口(岡)

玉野光南

  100020000=3

  40000000×=4

作陽

 (玉)三宅、矢内-木村

 (作)川上-宮坂▽本塁打 横田(作)

▽三塁打 植木(作)

▽二塁打 渡辺(作)三宅、川崎(玉)

岡山工

  020000000=2

  000001000=1

岡山学芸館

 (工)山本-田中

 (学)田中-海野、鷹取

▽三塁打 鷹取(学)

興譲館 0102130=7

邑久  0000000=0

 (七回コールド)

 (興)妹尾、酒井-浜田

 (邑)小関-馬場

▽二塁打 菅原2(興)

津山東  0000001=1

西大寺  124101×=9

 (七回コールド)

 (津)宇治、芦田惇-芦田駿

 (西)行森-白石

▽三塁打 佐藤、畑(西)

▽二塁打 佐藤、畑、白石、中村(西)

備前緑陽 000001=1

玉野   000047=11

 (六回コールド)

 (備)川名-藤田

 (玉)三宅-白井

▽二塁打 重松(備)三宅2、藤原(玉)

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 ◇どん底味わった3年生 スタンド総立ち--高梁日新
 〇…高梁日新の3年生部員には苦い経験がある。2年前の春。入部したばかりのころ、「態度が不まじめだ」とコーチや先輩から怒られ、長時間正座をさせられたり、暴力行為を受けるなどの事件があった。結果は「1年間の対外試合の禁止」。

 中田隼人主将は「大好きな野球が自分から遠ざかり、どん底の気分を味わった」と当時を振り返る。それでも、復帰を目指して厳しい練習を続けた3年生13人の結束は固い。

 有力校・岡山理大付をねじ伏せたスタンドでは、保護者らも総立ちで声援を送った。中田主将の母さつきさん(36)は「みんなが一つになって試合をしている姿を見ていると、うれしくて涙が出る」と声を詰まらせる。中田主将は「この日のためにやってきた。目の前の試合を勝ち進んでいくだけ」と意欲満々だ。

 ◇スタンドは最高の教室--興譲館の小谷校長
 ○…興譲館スタンドで温かい視線をナインに注ぐのは今春まで監督を務め、センバツで初めて甲子園の土を踏んだ現校長の小谷彰吾さん(47)。小谷さんは「ユニホームを着ていない夏は初めて。“寂しいな”という思いです。選手たちには『代わりに暴れてくれ。そうしてくれたら、俺はうれしい』と話しました」と笑う。

 不登校だった生徒が野球部の応援に球場に来て以来、また学校に通えるようになったことを書いた作文の一節にはこうあった。「今までいろいろなこと考えてきたけど、自然に体が動いて大きな声が出ていた。スタンドが私を変えてくれた」

 この日も、スタンドは大声でナインをもり立てる生徒たちであふれた。小谷校長は「応援スタンドは、まっすぐ素直に高校生がはじけられる場所。最高の教室です」と声を弾ませた。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

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第90回全国高校野球:広島大会 山陽、近大福山を降す 高陽東も3回戦へ /広島

第90回全国高校野球選手権記念広島大会(県高野連、朝日新聞社、県教委主催)は第4日の15日、県内6球場で2回戦16試合があった。

 春の大会準優勝の高陽東は、廿日市にコールド勝ちし、3回戦へ進んだ。舟入は昨年16強の尾道商を相手に1度は同点にまで追いついたが、あと一歩及ばなかった。

 また山陽がシード校の近大福山にコールド勝ちし、3回戦進出を決めた。

 16日は県内6球場で2回戦16試合があり、春の大会で優勝した広陵が登場する。

 ▽2回戦

 【広島市民】

廿日市 0000000=0

高陽東 023101×=7

 (七回コールド)

 (廿)樋野、米田-畠山

 (高)藤本、釜賀-片山

▽三塁打 歌丸(高)

▽二塁打 藤本、寺岡(高)

宮島工 11951=17

湯来南 00000=0

 (五回コールド)

 (宮)松浦、吉田-原

 (湯)森本-松下

▽本塁打 舛本(宮)

▽三塁打 舛本(宮)

▽二塁打 桜井、原(宮)

舟入

  00000001000=1

  01000000001=2

尾道商

 (延長十一回)

 (舟)石井、加藤、石井-植木

 (尾)安原-浜岡

▽二塁打 大西(舟)

 【コカ・コーラウエスト】

瀬戸内

  021011000=5

  30300000×=6

可部

 (瀬)福島、瀬尾、山本、延元-田上

 (可)林-山下

▽本塁打 三国(瀬)

▽二塁打 佐伯2、施向雄(瀬)平田、松原(可)

神辺旭

  000000603=9

  010110000=3

安芸府中

 (神)橋本、猪木-能島

 (安)井上、奥平、吉崎-佐藤

▽二塁打 小坂(神)

廿日市西

  001110120=6

  000002200=4

呉工

 (廿)白築、椙山-梅本

 (呉)高野圭、石中-大下

▽三塁打 小森(廿)服部(呉)

▽二塁打 日野原(廿)〓岡、片寄(呉)

 【呉二河】

福山商

  000000000=0

  00041001×=6

呉宮原

 (福)江沢、小川-浜口

 (呉)山本隆-岡川、端

▽三塁打 梅川2(呉)

▽二塁打 岡川、山徳(呉)

福山誠之館

  010030002=6

  230000000=5

西条農

 (福)矢野、赤木、妹尾-檀上

 (西)石田、桑岡-山田、河本

▽三塁打 森田(西)

▽二塁打 三好(福)松岡(西)

 【福山市民】

盈進 04125=12

沼田 00000=0

 (五回コールド)

 (盈)藤田-藤本

 (沼)加藤、平重、宗山、加藤-小山

▽三塁打 甲山(盈)向田(沼)

▽二塁打 小川(盈)

福山工  0000000=0

総合技術 510210×=9

 (七回コールド)

 (福)佐藤、白石-島田

 (総)田中、津田、藤井-東

▽二塁打 後藤田、角井2(総)

近大福山 0000000=0

山陽   220230×=9

 (七回コールド)

 (近)中藤、宝利-野宮

 (山)久保田-駿河

▽二塁打 駿河、戸田、則貞、呉島(山)

 【しまなみ】

賀茂 000000000=0

尾道 10000202×=5

 (賀)平本-阿南

 (尾)中田-藤井

▽三塁打 中下、小南(尾)

安芸南 000000023=5

松永  200000000=2

 (安)河合-松本

 (松)山崎、粟村-梶田

▽二塁打 高田、野間(安)桑木(松)

三原

  001010100=3

  00000320×=5

広島国泰寺

 (三)小林、中岡-山木戸

 (広)林-増本

▽三塁打 林(広)

▽二塁打 宇根、的場(三)

 【三次市営】

広島工大高

  010001100=3

  10002100×=4

三次

 (広)室木-山内

 (三)国岡、谷上、佐々木-松本

▽二塁打 中川、沖(広)佐々木、吉富(三)

加計芸北 010000=1

世羅   203114=11

 (六回コールド)

 (加)森前-清水

 (世)大原-大平

▽三塁打 向原、山根(世)

▽二塁打 安石(世)

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 ■熱球

 ◇強豪相手に力投--廿日市・米田直紀投手
 強豪、高陽東に挑んだ廿日市のアンダースロー、米田直紀投手(3年)は四回からマウンドに上がった。1回戦は登板機会がなかった。だが「いつでもいけるように準備していた」と気合十分だった。

 アンダースローに転じたのは高校1年の夏。「自分は力がない。普通に投げていたら通用しない。だったら、バッターが打ちにくい投げ方をやろう」と考えた。アンダースローは普通の投げより下半身の力が必要になる。走り込みの量を増やして強化に努めた。

 試合では、2点を失ったが「今までやってきたことは出せた」と悔いはない。

 「周りに助けてもらってばかりでした。今日もそうでした」。五回裏、2死二塁のピンチに右前に運ばれた。二塁ランナーはホームへ。「やられた」と思ったが、河野和耶選手の好返球でアウトに。

 最後は後輩に「みんなで助け合い、何でも言い合えるチームになってもらいたい」とエールを贈った。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

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【桑田・清原を倒した男…石田大也さん早すぎる死】7月16日17時0分配信 夕刊フジ

 横浜打撃投手の石田大也(いしだ・ともや、本名・石田文樹=いしだ・ふみき)さんが15日午前1時40分、直腸がんのため横浜市内の病院で亡くなった。41歳だった。取手二高時代の1984年、夏の甲子園決勝でPL学園高2年の桑田真澄(元パイレーツ)、清原和博(オリックス)の「KKコンビ」を破り、日本一に輝いた“甲子園のヒーロー”の早すぎる死に、恩師は悲しみにくれた。

 「具合が悪いとは聞いていたが、こんなに早いとは思わなかったので、悔しい思いです。今日は試合ですが、まったく気分が乗りません。今日、朝、起きるのも辛かったです」

 恩師の木内幸男常総学院監督は16日午前、茨城県予選3回戦に臨む土浦市営球場で、教え子の早世を悼んだ。

 石田さんとは年に1回、4月3日に取手二高OBのゴルフ会があり、そこで顔合わせてきたが、今年は天候の都合で中止になり会えなかった。

 「体調が悪いという話を聞き、1カ月ほど前に見舞いに行く予定でしたが、急用で行けなくなってしまい、見舞いの品だけ届けました。すると翌日、電話があり、『大丈夫ですから、ありがとうございました』と元気そうな張りのある声でした。そこで噂ほどではないと安心したのですが、見舞いに行った人からの話だと、ベッドからは全く起きられなかったということです」

 取手二高の3年生の夏は、実は石田さんは肩が痛くて、全く投げられなかったという。試合もほとんど出られず、それでも練習だけは続けていた。甲子園入りしても練習禁止を命じ、しばらく休むと肩の調子が奇跡的に元に戻った。「エースの石田が投げられるという喜びで、チームが一丸となった。石田に勝たせてもらった甲子園でした」と振り返った。

 石田さんは茨城県出身。木内監督率いる取手二高では甲子園に春夏3回出場し、3年の夏、決勝でPLと対戦。8-4で初優勝し、茨城初の優勝旗を持ち帰った。秋の国体でも優勝し、負けなしで卒業した。

 翌年、大物ルーキーと期待され早大教育学部に進学。秋季戦から出場を期待されたが、前期試験の休みが明けた7月ごろから練習を休みはじめ、秋のシーズン中に帰省。86年1月、早大を中退して日本石油(現・新日本石油)に入社した。

 88年、大洋(現・横浜)にドラフト5位で入団し、6年間で1勝0敗の成績。94年の戦力外通告後も、打撃投手として横浜一筋に活躍。制球力の高さを買われ、主力相手に投げることが多かった。今年3月のオープン戦期間中に直腸がんが判明し、4月に摘出手術。週1回の抗がん剤治療を続けながら現場復帰を願い続けていたが、すでに転移は進行していた。

 通夜は17日午後7時、葬儀・告別式は18日午前10時、横浜市港北区菊名7の10の8、新横浜奉斎殿で。喪主は妻、寿美江(すみえ)さん。

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【桑田・清原を倒した男…石田大也さん早すぎる死】7月16日17時0分配信 夕刊フジ

 横浜打撃投手の石田大也(いしだ・ともや、本名・石田文樹=いしだ・ふみき)さんが15日午前1時40分、直腸がんのため横浜市内の病院で亡くなった。41歳だった。取手二高時代の1984年、夏の甲子園決勝でPL学園高2年の桑田真澄(元パイレーツ)、清原和博(オリックス)の「KKコンビ」を破り、日本一に輝いた“甲子園のヒーロー”の早すぎる死に、恩師は悲しみにくれた。

 「具合が悪いとは聞いていたが、こんなに早いとは思わなかったので、悔しい思いです。今日は試合ですが、まったく気分が乗りません。今日、朝、起きるのも辛かったです」

 恩師の木内幸男常総学院監督は16日午前、茨城県予選3回戦に臨む土浦市営球場で、教え子の早世を悼んだ。

 石田さんとは年に1回、4月3日に取手二高OBのゴルフ会があり、そこで顔合わせてきたが、今年は天候の都合で中止になり会えなかった。

 「体調が悪いという話を聞き、1カ月ほど前に見舞いに行く予定でしたが、急用で行けなくなってしまい、見舞いの品だけ届けました。すると翌日、電話があり、『大丈夫ですから、ありがとうございました』と元気そうな張りのある声でした。そこで噂ほどではないと安心したのですが、見舞いに行った人からの話だと、ベッドからは全く起きられなかったということです」

 取手二高の3年生の夏は、実は石田さんは肩が痛くて、全く投げられなかったという。試合もほとんど出られず、それでも練習だけは続けていた。甲子園入りしても練習禁止を命じ、しばらく休むと肩の調子が奇跡的に元に戻った。「エースの石田が投げられるという喜びで、チームが一丸となった。石田に勝たせてもらった甲子園でした」と振り返った。

 石田さんは茨城県出身。木内監督率いる取手二高では甲子園に春夏3回出場し、3年の夏、決勝でPLと対戦。8-4で初優勝し、茨城初の優勝旗を持ち帰った。秋の国体でも優勝し、負けなしで卒業した。

 翌年、大物ルーキーと期待され早大教育学部に進学。秋季戦から出場を期待されたが、前期試験の休みが明けた7月ごろから練習を休みはじめ、秋のシーズン中に帰省。86年1月、早大を中退して日本石油(現・新日本石油)に入社した。

 88年、大洋(現・横浜)にドラフト5位で入団し、6年間で1勝0敗の成績。94年の戦力外通告後も、打撃投手として横浜一筋に活躍。制球力の高さを買われ、主力相手に投げることが多かった。今年3月のオープン戦期間中に直腸がんが判明し、4月に摘出手術。週1回の抗がん剤治療を続けながら現場復帰を願い続けていたが、すでに転移は進行していた。

 通夜は17日午後7時、葬儀・告別式は18日午前10時、横浜市港北区菊名7の10の8、新横浜奉斎殿で。喪主は妻、寿美江(すみえ)さん。

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第90回全国高校野球:都道府県大会 鹿実が4年ぶり16回目--鹿児島

 37地区で239試合があった。鹿児島では決勝があり、鹿児島実がセンバツ出場の鹿児島工を4-2で破り、4年ぶり16回目の出場を決めた。鹿児島実は抽選で2日目第1試合(三塁側)の1回戦に登場することが決まった。南北海道では04、05年に2連覇し、6年連続出場を狙った駒大苫小牧が敗退。昨夏代表の金足農(秋田)、尽誠学園(香川)も敗れた。昨夏準優勝の広陵(広島)、今春8強の龍谷大平安(京都)は勝ち進んだ。

毎日新聞 2008年7月17日 東京朝刊

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夏の高校野球:鹿児島大会 春夏連続鹿工か、4年ぶり鹿実か--きょう決勝 /鹿児島

第90回全国高校野球選手権鹿児島大会は15日、県立鴨池球場で準決勝2試合があった。春夏連続出場を目指す鹿児島工が5試合連続無失策の堅守で昨夏の覇者神村学園を破り、2年ぶりの甲子園に王手。昨夏準優勝の鹿児島実は樟南との投手戦を制し、4年ぶり16回目の甲子園出場を目指す。決勝は同球場で、16日午後1時5分試合開始予定。

 ◇鹿工が神村の反撃振り切る
 ▽準決勝(県立鴨池)

神村学園

  000000010=1

  10000200×=3

鹿児島工

 石堂投手の好投と5試合連続2ケタ安打の打撃で、鹿児島工が神村学園の反撃を振り切った。鹿児島工は初回、内村選手が左前に適時打を放ち先制。六回には橋本、福迫両選手の適時打で待望の追加点。石堂投手は初回無死三塁のピンチを2三振と内野ゴロに抑え流れをつかみ、8奪三振の完投勝利。3安打と打撃でも活躍した。神村学園は八回2死、寺田、諏訪原、小原3選手の連打で1点を返す意地を見せたが、後続を断たれた。

 ◇鹿実、樟南との投手戦を制す
樟南

  000000000=0

  00010000×=1

鹿児島実

 岩下投手の投打にわたる活躍で鹿児島実が投手戦を制した。鹿児島実は四回、中前打の森田選手が犠打と内野ゴロの間に三塁へ。岩下投手が中前にはじき返し、自らのバットで先制点をたたき出した。その後、速球と変化球を織り交ぜた投球で樟南打線を翻ろう。虎の子の1点を守りきった。樟南は辻野、榎本両投手の継投で岩下投手と同じ被安打4でしのいだが、五回1死一、二塁の好機に併殺されるなど打線が援護できず、涙をのんだ。

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 ■青春譜

 ◇逆境越え前向きに--鶴田都貴選手=神村学園(3年)
 高校通算50本塁打という県内随一の強打者がバットを構えた。

 2死一、三塁。2点を追う八回。高まる「一発逆転」の期待。スタンドの応援席から割れんばかりの声援がわき起こった。

 「6年間の最後の打席かもしれない。思い切り振ってこい」。中等部から苦労を共にした永石和輝投手が声を掛けた。

 「みんながつないでくれた」。鋭い打球は三塁線をわずかに切れるファウル。最高潮を迎えた舞台で放たれた、外角のきわどい直球。自信を持って見逃した球に、主審の右腕が上がった。

 昨夏、甲子園出場が決まり、病床の祖父を見舞うと「お前が甲子園に行くのを見るまで死ねない」と声を掛けられた。その言葉を胸に帝京(東京都)との一戦で、左翼席に本塁打をたたき込んだ。祖父は昨年12月、78歳で亡くなった。病床には当時の写真が飾られていた。「もう一度甲子園に」。願いは届かなかった。

 個性の強い選手ぞろいで「自分が」の意識が強かった。しかし、最後の夏が近づくにつれ「つなぐ」意識が高まった。「最後にチームが一つにまとまってよかった」

 監督交代など、さまざまな逆境を乗り越えてきた3年間。今後も野球は続ける。前を向いて、鴨池球場を去った。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

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第90回全国高校野球:愛媛大会 第5日 第1シード今治西、3回戦へ /愛媛

◇今治工と対戦、六回コールド
 ◇松山東は初戦突破
 第90回全国高校野球選手権記念愛媛大会(県高校野球連盟など主催)は大会第5日の15日、坊っちゃんスタジアム(松山市市坪西町)と今治市営の2球場で、1回戦5試合と、2回戦1試合があった。

 この日は、5季連続甲子園出場を目指す第1シードの今治西が2回戦で登場し、主戦・水安が六回を無安打に抑え、今治工に10-0で六回コールド勝ち。また、松山東は9-2で新居浜西に七回コールド勝ちした。

 ▽1回戦

松山西 22906=19

今治明徳 00002=2

 (五回コールド)

 (松)西山-浜田

 (今)高橋、伊藤-二神

▽三塁打 西山、井上2(松)高須賀(今)

▽二塁打 門田、浜田(松)高須賀、坂本(今)

新居浜高専

  000100000=1

  00010013×=5

南宇和

 (新)安藤、橋田、吉本-渡辺

 (南)中道-山木

▽二塁打 渡辺(新)上埜、中道、木下、加藤(南)

三島

  100030140=9

  000002300=5

伊予

 (三)大久保、加藤瞬、大久保-安藤

 (伊)木下、近藤-石野、大野

▽三塁打 大西諒(三)小立(伊)

▽二塁打 加藤瞬、篠原幸、尾崎、大西諒(三)

東予

  000000200=2

  00000005×=5

新田

 (東)佐伯康-藤原

 (新)山崎、阿部、山崎-鶴身

▽本塁打 佐伯康(東)

▽二塁打 山崎(新)

新居浜西

  0001100=2

  0200403=9

松山東

 (七回コールド)

 (新)荒井、阿部、小野-森川

 (松)清家-西岡

▽三塁打 谷中(松)

▽二塁打 森川(新)

 ▽2回戦

今治工 000000=0

今治西 003313=10

 (六回コールド)

 (工)上垣、宮島-白石浩

 (西)水安-宇佐美

 ◇2回戦3試合の試合順が決まる
 17日に西条市ひうち球場である2回戦3試合の試合順が決まった。対戦カードと試合開始時刻は以下の通り。

 9時 三島-東温▽11時半 南宇和-松山西▽14時 新田-松山東

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 ■夏の主役

 ◇無我夢中でスクイズ--東予・一色孝謙選手
 「スクイズのサインがくるはず」。そう感じながら、七回表1死満塁の場面で、東予の一色孝謙選手(3年)は打席に入った。この回、1点を先制し、追加点のチャンス。六回裏の守備から途中出場した一色選手は「ムードを崩したくない」とバットを構えた。

 1球目はボール。打席を外してベンチを見た一色選手は、思わずほほ笑んだ。がちがちに緊張している様子を感じた佐伯宏幸監督が肩をくるくる回して「硬いぞ」と合図したからだ。2、3球目も見逃し、1ストライク2ボールの場面で、スクイズのサインが出た。

 「自分ができる最高のバントをしよう」と、相手投手が振りかぶると素早くバントの構えをした。球は投手の前に転がり、三塁走者が生還した。投げられたコースも球種も全く覚えていない。無我夢中だった。

 練習試合でスクイズや送りバントを失敗することが多く、高橋英悟主将(3年)にアドバイスをもらいバント練習をした。「自分が一番下手くそ。みんなに追いつこうと必死だった」と振り返る。泥だらけになったユニホーム姿は、誇らしげだった。

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第90回全国高校野球:滋賀大会 近江と膳所、コールド勝ち /滋賀

 第90回全国高校野球選手権記念滋賀大会(県高野連、朝日新聞社主催)は15日、彦根市の県立彦根球場と大津市の皇子山球場で、2回戦4試合を行った。彦根球場は第1試合で大津商が7-4で伊香を降し、第2試合は昨年の覇者・近江が滋賀学園に8-1で七回コールド勝ち。皇子山球場では彦根東が延長十二回の末に河瀬を2-1で降し、ノーシードながら春の県大会8強の膳所は日野を12-2の六回コールドで破り、それぞれ3回戦に駒を進めた。

 ▽2回戦

 〓…彦根球場…〓

大津商

  220100002=7

  000100300=4

伊香

 (大)小松、西浦-平郡

 (伊)清水翔、北村祐、山崎-米澤、横関

▽三塁打 桐畑(伊)

▽二塁打 桐畑(伊)

 大津商は一回、小松の右前打などで2点。2回も川瀬の左前打などで、九回も敵失などで各2点を挙げ、突き放した。伊香は七回、3安打で3点を加え、1点差に詰め寄った。

滋賀学園

  0000001=1

  0040202=8

近江

 (七回コールド)

 (滋)奥田、小川、棚上-長瀬

 (近)小熊-富尾

▽三塁打 青山(近)

▽二塁打 後藤(滋)和田2(近)

 近江は三回、和田の二塁打などで4点。5回は青山の三塁打などで、7回にも和田の二塁打などで各2点を上げた。滋賀学園は七回、川辺の中前打で1点を返すにとどまった。

 〓…皇子山球場…〓

河瀬

  010000000000=1

  001000000001=2

彦根東

 (延長十二回)

 (河)近藤-林祥之

 (彦)松島、太田-原田

▽二塁打 高木、西村(河)土田(彦)

 彦根東は1点を追う三回、左前打で出た松島の本盗で同点。延長十二回は土田の二塁打と太田の左前打で決勝点を上げた。河瀬は二回、高木の二塁打などで先制したが、惜敗。

日野 200000=2

膳所 350004=12

 (六回コールド)

 (日)栗田智、岩佐-池田

 (膳)的場-岡添

▽本塁打 広嶋(日)

▽三塁打 小堀(膳)

▽二塁打 岡添2、上森2、小堀(膳)

 膳所は一回、高松と上森の適時打で逆転。二回は10人の猛攻で5点。6回は岡添と上森の二塁打などで4点を挙げた。日野は一回に広嶋の本塁打で先制したが、続かなかった。

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第90回全国高校野球:奈良大会 シードの五條、快勝 高田、添上も3回戦へ /奈良

第90回全国高校野球選手権記念奈良大会(県高野連など主催)は15日、2回戦3試合が橿原市の県立橿原球場であった。シード校の五條が快勝。高田、添上も3回戦に勝ち進んだ。

 ▽2回戦

二階堂

  100000001=2

  13000100×=5

高田

 (二)染田-畑田

 (高)國樹、花井-伊崎、松村

▽三塁打 西岡(高)

▽二塁打 橋口、佐竹(二)中村、吉田(高)

 高田は二回、中村、前田の連続適時打で3点を奪って勝ち越した。六回は西岡の適時三塁打で、効果的な追加点を挙げた。二階堂は中盤に追加点を奪えなかったのが響いた。

添上 010100020=4

生駒 010100100=3

 (添)森園、武井-後藤

 (生)内田、青山-田村

▽本塁打 田村(生)

▽二塁打 渡辺(添)百済、山本和(生)

 添上が接戦を制した。七回に勝ち越されたが、八回2死から呉羽、木谷の連続安打と小東の四球で満塁、渡辺の二塁打で2点を挙げ逆転した。生駒は四回、田村の本塁打で追い付いた。七回、稲垣の適時打で奪った勝ち越し点を守りきれなかった。

十津川 000000000=0

五條  00102200×=5

 (十)森、山香、青木-植田

 (五)吉川、坂田-本田

▽本塁打 山口(五)

▽三塁打 川口(五)

▽二塁打 津代(十)本田(五)

 五條は三回、山口の本塁打で先制。五回に澤口の2点適時打、六回にも寺田の左前適時打などで追加点を奪った。十津川は三回に津代の二塁打、植田の安打で1死一、三塁のチャンスを作ったが、1点が遠かった。

 ◇逆転打放ち涙
 ○…途中出場の添上・渡辺一徳選手(3年)が八回2死満塁で逆転の適時二塁打を放った。昨秋の県予選は、生駒に3回戦で敗れた。「打ててホンマに良かった」とうっすらと涙を浮かべた渡辺選手。次の奈良大付戦に向けて闘志をかき立てていた。

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夏の高校野球:宮崎大会 4強まず2校 日南学園が延長戦制す /宮崎

◇都城東は4投手が力投
 15日は、サンマリンスタジアム宮崎で準々決勝2試合があり、日南学園が延長で日章学園を降し、ベスト4一番乗り。もうひと試合は、序盤に畳みかけた都城東が4-2で宮崎日大に勝った。16日も準々決勝2試合。

 ◇日章学園が健闘、あと一歩及ばず
 ▽準々決勝

日南学園

  0001000003=4

  0000010000=1

日章学園

 (延長十回)

 同点の十回、日南学園は2死から新垣が四球。河野が二塁打。続く川嶋が右前に2点打。さらに大松、中崎の連打で計3点。日章学園は六回1死満塁の好機で捕逸の1点のみ。有馬、中崎の両左腕の前に11三振。

 ◇宮崎日大の追い上げ届かず
宮崎日大

  000100100=2

  30100000×=4

都城東

 都城東が序盤の4点を4投手の継投で守り抜いた。初回、草尾の適時三塁打と暴投で3点。三回も暴投で加点。宮崎日大は四、七回に敵失に犠飛を絡め1点ずつ返したが、相手のメリハリのある継投に抑えられた。

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 ■青春譜

 ◇先発、気持ちよかった--船水賢志選手=日章学園(3年)
 日南学園戦の先発マウンドに向かったのは、背番号6の船水。

 エースをサポートする役目も負うが、本業は野手だ。「驚いた」と本人。しかし、エースに代わって、まっさらなマウンドを任せられ、気分が悪かろうはずがない。

 強打線を5回を投げ1失点。しっかりと試合を作って、2年生エースに後を託した。

 この起用、奇策でも何でもない。気分屋の船水の力を最大限に引き出すための手を、畑尾監督は前夜、しっかりと打っていた。

 「おい、去年の借りを返したいだろう」

 畑尾監督は、船水を呼んで、先発を打診している。昨夏の初戦、船水は先発を任せられたが、チームは延長で惜敗した。その時の船水の悔しがりようが、畑尾監督の眼底に焼き付いていた。気分屋の船水にとって、この日から始まるテレビ放送も自身を奮い立たせた。

 昨秋、公式戦で不調が続いた。「投手を降りたい」と監督に直訴したことがあった。監督は首を縦にはふらなかった。彼には1年時から特別メニューを課していた。「細くてモデルのような体形だったからね」。約4時間の練習のすべてをタイヤ引きや走り込みにあてさせた。

 「つらくて何度もやめようと思った」。しかし苦境に耐え、培った自信は、昨年と同じ延長での敗戦にも、少々違った味がした。

 「負けて悔しいが、投げられて気持ちよかった」。すがすがしい笑顔が印象的だった。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

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夏の高校野球:大分大会 日田、光る好投と15安打 /大分

◇柳ケ浦、明豊も準々決勝へ
 第90回全国高校野球選手権大分大会は15日、大分市の新大分球場で3回戦3試合があり、柳ケ浦、日田、明豊が準々決勝に進んだ。第1シードの明豊は六回に短打を集めて七回コールド、柳ケ浦は別府青山に逆転でそれぞれ勝ち上がった。日田は山中公平投手の好投と15安打で大分工に快勝した。

 ▽3回戦

柳ケ浦

  000120100=4

  001000000=1

別府青山

 (柳)高山、土元-松原

 (別)渡辺翔、糸永-佐藤隼

▽本塁打 藤沢(柳)

▽三塁打 粟田(柳)

▽二塁打 上田(柳)遠嶋、赤峯(別)

 柳ケ浦は四回、藤沢拓斗選手(3年)の本塁打で追いつき、五回には投ゴロ敵失や右前適時打で2点を勝ち越した。別府青山は三回、遠嶋諒太選手(2年)の左翼線適時二塁打で先制したが、六回以降は三塁を踏めなかった。

 ◇大分工、ふるわず
日田

  100021300=7

  200000000=2

大分工

 (日)山中-蔵本

 (大)阿南、田中、小間、阿南-薬師寺

▽三塁打 前川、阿南(大)

▽二塁打 森誠、新田、本川(日)藤田(大)

 日田は七回、左前打の本川裕介選手(3年)が連続盗塁で揺さぶり、森誠太選手(2年)から3連打で3点を追加するなど15安打と打線が爆発。大分工は初回に三塁打で一時逆転したが、二回以降は山中公平投手(3年)に抑えられた。

 ◇羽室台、好機逃す
別府羽室台

  0000000=0

  101015×=8

明豊

 (七回コールド)

 (別)平井、中山-井戸川

 (明)今宮、野口-阿部

▽本塁打 千速(明)

▽三塁打 須股(別)

▽二塁打 友永(別)今宮、千速(明)

 明豊は初回、二塁打と送りバントの後、二ゴロ敵失で先制。5回は千速太樹選手(3年)が本塁打。六回には、四死球と3連打で5点を挙げて突き放した。別府羽室台は五回、三塁打で1死三塁と攻めたが、後続を断たれた。

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夏の高校野球:熊本大会 九州学院、熊本国府を破る /熊本

◇文徳、秀岳館も準々決勝へ
 15日は藤崎台球場で4回戦3試合があり、文徳は球磨工との投手戦を制したが、熊本国府は九州学院に逆転負けし、両シード校が明暗を分けた。秀岳館は中盤勝ち越し、追いすがる熊本北を振り切った。16日は4回戦の残り3試合がある。

 ◇球磨工、好投実らず
 ▽4回戦(藤崎台)

球磨工

  000000100=1

  00200010×=3

文徳

 (球)吉村-片岡

 (文)植野、堀江-門内

▽三塁打 長浦(文)

▽二塁打 長浦(文)

 文徳は三回、秋吉の2点適時打で先制し、七回には三塁打の長浦を堀江のスクイズで還し、突き放した。球磨工はエース吉村が粘り強く投げたが、打線は序盤、得点圏走者を還せず、七回の押し出しの1点に抑えられた。

 ◇熊本北、中盤打線沈黙
秀岳館

  001010020=4

  100000010=2

熊本北

 (秀)梅田-秋本、田中宏

 (熊)市村、木原-堀

▽三塁打 崎向、石橋(秀)

 秀岳館は五回、和田の適時打で勝ち越し、八回に石橋の三塁打などで突き放した。熊本北は初回に先制したが、三回2死三塁、六回1死二、三塁の好機に追加点を奪えず、八回の堀の内野安打による1点にとどまった。

 ◇熊本国府、先制守れず
九州学院

  000002302=7

  002000001=3

熊本国府

 (九)江-中尾

 (熊)楠本、西村、木村、川端-窪田

▽本塁打 川端(熊)

▽三塁打 江(九)

▽二塁打 広(九)

 九州学院は六回、江の適時内野安打と押し出しで追いつき、七回に富高の適時内野安打などで3点を挙げて逆転した。熊本国府は三回、川端の2点本塁打で先制したが、四回以降は九州学院の江に4安打に抑えられた。

 ◇1期生夢かなわず
 ○…熊本国府は試合後、ほとんどの選手が目に涙を浮かべていた。06年創部。めきめき力をつけ、今大会は第2シードで臨んだが、夢の甲子園には届かず、1期生だった3年生の最後の大会が終わった。桑鶴勇太主将(3年)は仲間に胴上げされ「伝統のないチームをまとめてきた苦労を思い出した」としみじみと話した。永薗敏博監督は「自分のサインミスがあった。最後に選手に悪いことをした」と話したが、川端昴平選手(3年)は「選手はそのサインで結果を出さないといけない」と監督をかばった。

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 ■青春譜

 ◇「あの一球が…」--吉村一気投手・球磨工=3年
 「あの一球がなければ……」。三回2死二、三塁、文徳の5番、秋吉佳祐選手(3年)に投じた一球。内角を狙った直球が、力みから真ん中に入った。打球は中前に転がり、重い2失点になった。

 この1年で制球力が格段に上がった。ひもを結わえて作った九つの枠を目がけ、狙った所に投げる自主練習をした。ほぼ毎日、約100球を投げ込んだ。

 「0点に抑えるつもりだった」。球は走っていた。内角に思い切って投げ込み、被安打6に抑えた。それだけに、片岡良平捕手(3年)が外角に構えたサインに、首を振って投げた「あの一球」に悔いが残った。

 「勝つことだけ考えていたから悔しい。野球は社会人でも続けたい」

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夏の高校野球:佐賀大会 きょうから準々決勝 /佐賀

 第90回全国高校野球選手権記念佐賀大会は16日、準々決勝2試合が行われる。

 第1試合はノーシード対決。昨夏の甲子園で全国制覇した佐賀北を破った鳥栖工と、春の県大会優勝の鳥栖商を降した武雄が対戦する。第2試合は、これまでともにコールドで勝ち上がってきた伊万里農林と伊万里商が激突する。

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第90回全国高校野球:鳥取大会 鳥取商、鳥取城北は順当に /鳥取

第90回全国高校野球選手権記念鳥取大会(県高野連、朝日新聞社主催)は第4日の15日、倉吉市湊町の市営野球場で2回戦4試合が行われた。鳥取商、鳥取城北のシード2校は順調に駒を進めた。米子松蔭が12安打の猛攻をみせ、12対0の五回コールドで倉吉農を圧倒した。鳥取商は七回に勝ち越しを決め、6対3で倉吉東に競り勝った。鳥取城北は境港総合技術に5対0で快勝。倉吉西は鳥取湖陵の反撃を振り切り4対2で接戦をものにした。

 ▽2回戦

米子松蔭 50052=12

倉吉農  00000=0

 (五回コールド)

 (米)稲垣、景山-大森

 (倉)神原-小林

▽本塁打 稲垣(米)

 米子松蔭は一回に小原、稲垣の連打の後、敵失から満塁。三原の二ゴロの間に1点先制。後続も四球をはさみ3連打し5点を取った。四回にも5点を追加し、五回には稲垣が本塁打を放って五回コールドで圧勝した。倉吉農は米子松蔭の主戦稲垣に4安打無得点に抑え込まれた。

鳥取商 300000300=6

倉吉東 021000000=3

 (鳥)山根-前田

 (倉)笠見、山本-桑本

▽本塁打 笠見(倉)

▽三塁打 矢芝(鳥)

▽二塁打 松本俊(鳥)永田、北野、片上(倉)

 鳥取商が一回に3点を先制したが、倉吉東も二回の笠見の本塁打などで振り出しに戻した。3対3で迎えた七回、鳥取商は敵失から出塁した竹内が二盗。捕手からの悪送球の間に三塁へ。2死三塁から上原の右前適時打で勝ち越しに成功した。続く矢芝、松本俊も適時打を放ちこの回、3点を加えて試合を決めた。

境港総合技術

  000000000=0

  00201020×=5

鳥取城北

 (境)大竹-宇城

 (鳥)木島、西垣、中尾-吉本

 鳥取城北は三回、吉田、迫田の連続内野安打で好機を広げ、野選と押し出しで2点を挙げた。五回にも1点を加え、七回には内野安打と敵失から出た走者を二つのスクイズで還した。境港総合技術は鳥取城北の木島、西垣、中尾の投手リレーに無得点に抑え込まれた。

鳥取湖陵

  000000002=2

  10030000×=4

倉吉西

 (鳥)日下部、坂口-池田政

 (倉)渡瀬、植田-浜崎

▽二塁打 渡瀬(倉)

 倉吉西は一回1死から死四球と安打で満塁とし、林の内野安打で1点先制。四回にも3点を追加して試合を優位に進めた。鳥取湖陵は九回1死から川口の右前打に続き加藤が内野安打。本荘の左前打で1点を返した。岡田航の犠飛でさらに1点加点。2死満塁の好機を作ったが、池田政が左飛に倒れて試合終了となった。

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 ■熱風記

 ◇主将の重み--倉吉東・岩山修一朗主将(3年)
 試合中に誰よりも声を出し、試合後には誰よりも泣いている選手がいた。倉吉東の主将岩山だ。7月5~8日にあった学園祭で「男の中の男ランキング1位」に輝いた熱血漢。監督、OB、チームメートからの信頼も厚い。

 強気に見えるが、悩んだ時期もあった。昨年の夏、先輩から「主将はお前がやれ」と言われた。伝統校だけに責任は重い。甲子園に行かなければという使命感もある。引き受けたはいいが、はやる気持ちが空回りし、チームが一つにならない。どうしたらみんながついてきてくれるのか。部長にも相談した。

 率先して動くことを心掛けた。自主練習も最後まで残り、一人一人の仲間に気を配った。この試合で2年の先発笠見には一球ごとに「攻めていけ」と声をかけた。

 試合終了後は、自らグランドに置いてあったバットを片づけた。熱血だけではない、「気配り主将」の姿がそこにあった。

 結果を出して引退したかったが、敗退。ただ、後輩に1回戦、2回戦とも良い試合を見せることができた。岩山の背を見てきた後輩のだれかが主将の重責を引き継いでいく。

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第90回全国高校野球:石川大会 15日 /石川

 ◇第90回記念石川大会(15日)
 ▽1回戦

 ◇…金沢市民野球場…◇
能登青翔

  420000202=10

  001020010=4

金沢大付

七尾 000001002=3

小松 00000500×=5

 ▽2回戦

 ◇…県立野球場…◇
北陸大谷

  200020000000=4

  101100100001=5

金沢西

 (延長十二回)

北陸学院 00000=0

遊学館  2055×=12

 (五回コールド)

 ◇…小松末広野球場…◇
飯田

  00001000=1

  10101041=8

金沢錦丘

 (八回コールド)

金沢桜丘

  000000012=3

  000000000=0

金沢市工

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第90回全国高校野球:京都大会 北嵯峨、立命館宇治が8強 /京都

第90回全国高校野球選手権記念京都大会(府高野連など主催)第11日の15日、西京極(右京区)など3球場で3回戦5試合と4回戦2試合があった。4回戦では立命館宇治と北嵯峨が勝利し、8強入りを果たした。

 福知山成美は持ち前の攻撃力を爆発させ五回コールド勝ち。北稜はシードの南丹を圧倒し七回コールドで勝利した。

 ○……西京極……○

 ▽3回戦

桃山

  000000000=0

  10101001×=4

京都外大西

 (桃)松下、西川、太田-丸野

 (京)満薗-久須美

▽二塁打 丸野(桃)坂部、中川(京)

 ▽4回戦

日吉ケ丘

  000000000=0

  00011211×=6

立命館宇治

 (日)北野、木村亘-今田

 (立)中野翔-大崎

▽三塁打 鄭(立)

▽二塁打 岡島、大崎(立)

北嵯峨

  1422000=9

  0000000=0

京都成章

 (七回コールド)

 (北)内田-中井

 (京)福士、高畑、浅田-江畑

▽三塁打 中井(北)

▽二塁打 庄司、内田、文字2(北)

 ○……太陽が丘……○

 ▽3回戦

南丹 0000000=0

北稜 040300×=7

 (七回コールド)

 (南)藤田、伊藤-森景

 (北)山脇-中村

西乙訓

  010002133=10

  000101101=4

宮津

 (西)中村、笠松、堀田-八木

 (宮)上辻、芦原、梅田-大下

▽二塁打 向原、福島、倉住(西)伊藤、松井(宮)

 ○……あやべ……○

 ▽3回戦

乙訓    00 110=2

福知山成美 10115×=17

 (五回コールド)

 (乙)大前-岡田

 (福)植田、四方-福本

▽三塁打 植田、門林(福)

▽二塁打 生駒、高久、椎葉、植田、深瀬(福)

田辺

  000100106=8

  014200000=7

京都明徳

 (田)高尾、田中-高森

 (京)柴田、下林-柳

▽三塁打 二口(田)

▽二塁打 大江、里西2、二口、田中(田)岸(京)

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 ■白球に懸けて

 ◇兄と競い、支え合い--辻本浩紀遊撃手=桃山・2年
 年に一度、年末年始に帰ってくる兄・崇人さんと家の近くで練習し、夜遅くまで野球の話をする。崇人さんは愛媛県・帝京第五高の3年で外野手。同じく1番打者を任されている。「野球が強くなりたい」と高校から家を出た。

 小4の時、本当はサッカーがしたかったが、野球をするという崇人さんと一緒に学童チームに入った。「お兄ちゃんには負けたくない」と、次第に野球に打ち込み上達していった。

 まれにしか連絡はとらないが、試合の前だけはお互いに必ずメールをする。14日も「絶対勝てよ」と届いた。しかし、昨年の覇者に破れた。「お兄ちゃんに負けたくないと頑張ってきた。悔しいけど来年、もっといいチームにして戻ってきます」。悔し涙を流しながら語った。

 崇人さんは16日、2回戦を迎える。家に帰ったらメールを送るつもりだ。「絶対勝てよな」。ただそれだけを遠い場所から願う。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

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夏の高校野球:山口大会 宇部鴻城と宇部工、好発進 /山口

 第90回全国高校野球選手権記念山口大会(県高野連など主催)の1回戦8試合が15日、県内4球場であった。宇部工、宇部鴻城、柳井、下松、豊浦、下関工がそれぞれコールド勝ちし、光、柳井商工も順当に2回戦へ勝ち進んだ。16日は4球場で1回戦8試合がある。

 ▽1回戦(宇部市野球場)

小野田工 0000000=0

宇部鴻城 2100033=9

 (七回コールド)

 (小)村上僚-松川

 (宇)永野、波多野-疋田

▽本塁打 佐二木(宇)

▽三塁打 小林、佐二木、高橋(宇)

▽二塁打 原田(小)佐二木(宇)

長門  00000=0

宇部工 1098×=18

 (五回コールド)

 (長)岡、田中、高橋-早川

 (宇)田原、迫-中村

▽三塁打 石田(宇)

▽二塁打 中嶋、石田(宇)

 ▽同(柳井市民球場)

柳井商工

  310100000=5

  101200000=4

柳井学園

 (商)川涯-村田

 (学)田辺、守田、向井-小田

▽三塁打 吹田(商)新海(学)

▽二塁打 池田、合田(商)

高水 000030=3

柳井 107131=13

 (六回コールド)

 (高)中塚-貝原

 (柳)松下、羽山-末永

▽二塁打 瀬光2、徳山、中川(柳)

 ▽同(周南市野球場)

  000103031=8

  000000010=1

徳山高専

 (光)幡部、内田、小川-川崎

 (徳)津守-今津

▽二塁打 川崎(光)

佐波 00000=0

下松 4106×=11

 (五回コールド)

 (佐)佐古、松原-末常

 (下)高橋-梯

▽本塁打 高橋(下)

▽三塁打 梯(下)

 ▽同(下関球場)

下関西 1100000=2

下関工 004203×=9

 (七回コールド)

 (西)岩本、福永、林-山本

 (工)与永、安本-豊田

▽二塁打 荻野、豊田(工)

豊浦 103115=11

豊北 001000=1

 (六回コールド)

 (浦)木下-丸山

 (北)藤井-吉母

▽三塁打 坂、岩崎(浦)

▽二塁打 中野(浦)

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 ■ダッシュ!夢舞台

 ◇ナインまとめた地道な努力--松川駿主将=小野田工3年
 送球ミスと無安打で終わった高校最後の試合。「みんなの足を引っ張ってしまった」。試合後、言葉少なに語った。

 「野球はへたくそ」を自認。昨秋、主将に就任後、雑用やグラウンド整備を率先して行い、積極的に声を出すよう努めた。1年の夏にあきらめていた捕手にも再挑戦。苦しい練習に耐え続けた。

 「野球大好き少年だから」と母佳代さん(45)。昨夏、送球中に右肩のじん帯が切れて入院したが、両親にバットを持参するよう頼んだ。自宅でも素振りを決して欠かさず、「1球でも多く捕れるように」との願いを込め、スパイクやグラブを毎晩熱心に磨く。

 地道な努力は次第にナインに浸透。まとまりのあるチームに仕上がった。「最後は全員が一丸となって戦えた。主将をやれて本当によかった」。涙がキラリ光った。

〔山口版〕

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

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第90回全国高校野球:福岡大会 修猷館19年ぶり きょう組み合わせ抽選会 /福岡

 第90回全国高校野球選手権記念大会の福岡大会は18日から4回戦に入り、南・北大会を勝ち上がった計19校が甲子園を目指して激突する。南部勢11校はシード校がほぼ順当に勝ち残った一方、修猷館が19年ぶりの進出を決め、勢いに乗る。3回戦までの戦いぶりを振り返る。

 修猷館は堅い守りで最少失点に抑え、少ない好機から得点を狙う。その型にぴたりとはまったのが3回戦の福岡第一戦。三回に岩本周哲選手の適時打で挙げた1点を、永尾正也投手が124球完封で守りきった。衛藤震治監督(60)は「接戦をしのいで勝つのがうちのパターン」。駒田開主将は「思い切りの良い、守る野球で甲子園を目指す」と誓う。

 3回戦まで“完全無欠”だったのが福工大城東。11-0(五回コールド)、10-0(六回コールド)、18-0(五回コールド)と大差で勝ち進んだ。身長190センチのエース、笠原将生投手が万全。4番・神田博史選手を中心とした打線も切れ目がなかった。

 九産大九州は勝ち進む中で勢いに乗った。ノーシードながら1、2回戦ともに劇的なサヨナラ勝ち。3回戦は2本塁打が飛び出し三池を圧倒した。

 福岡工は九州屈指の右腕、三嶋一輝投手が1回戦の不調を脱したのが大きい。3回戦の明善戦では8回17奪三振とエンジン全開。福岡大会でも対戦相手は攻略が難しそうだ。

 その三嶋投手が「丁寧な野球をしてくる」と最も警戒するのが連覇を狙う東福岡。3回戦の小郡戦は7点差をつけた七回2死一、二塁から中前打で鶴田翔平中堅手が正確な返球で無失点に抑えるなど、相手にスキを与えない堅実さが投打ともに随所に見られた。

 注目の組み合わせ抽選会は16日、北九州市の九州共立大である。

〔福岡都市圏版〕

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

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清峰がコールドで4強/長崎大会

<高校野球長崎大会>◇16日◇準々決勝

 第1シード清峰が11-1で北松西を下し、3試合連続のコールド勝ち、5年連続の4強に進出した。清峰は1回裏、先頭の屋久貴博(2年)が死球で出塁、2死後に3連続四球で押し出しで先制した。その後7番川本真也(2年)の走者一掃三塁打で3点追加し、試合の主導権を握った。北松西は4回表、2安打で1点を返して意地を見せたが、3投手が10安打を浴び、5回裏途中で11点目を失い力尽きた。清峰の吉田洸二監督(39)は「相手の勢いを感じたが、うちの普段通りの力が出せた。4つ(4強)からは精神面の戦い」と2年ぶりの夏の甲子園へ、気を緩めなかった。

 [2008年7月16日14時9分]

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高校野球 府立工業が1-0で立命館に勝利 準々決勝へ

第90回全国高校野球選手権記念京都大会の4回戦に進んでいた府立工業は16日、西京極球場の第1試合で立命館と対戦、1-0で勝ち、準々決勝へ進出した。両校ともバッテリーを中心によく守り、息詰まるゲームになったが、府立工が9回表に貴重な1点を挙げ、逃げ切った。

 府立工は18日、同球場の第2試合(午前11時開始予定)で龍谷大平安と準々決勝を戦う。
 
 福知山市内勢でもう1校残っている福知山成美は17日、同球場の第3試合(午後2時開始予定)で、ベスト8をかけて田辺と対戦する。
 
▽16日・西京極球場(4回戦)
府立工
 000 000 001=1
 000 000 000=0
立命館
 ○…1回戦から3回戦まで、いずれも二けた得点で5回コールド勝ちしてきた府立工だが、この試合は一転して緊迫したゲームとなった。
 
 府立工は9回表、先頭の3番坪倉が中前打で出塁。1死後、内野ゴロの間に二塁に進み、ここで6番のエース吉田が値千金の左越二塁打を放ち、この試合両チーム初の得点を挙げた。
 
 序盤は上々の立ち上がりを見せた先発吉田だが、中盤以降は再三得点圏に走者を背負う苦しいピッチング。しかし、要所でよく踏ん張り、立命館に得点を許さなかった。
 
 守本尚史監督の話 流れを失うようなところでバッテリーがよく踏ん張った。せりあった試合を勝てて、選手らには、いい刺激になったと思う。

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第90回全国高校野球:香川大会 シード校志度、敗れる /香川

 ◇昨秋の県大会優勝寒川も
 第90回全国高校野球選手権記念香川大会(県高野連など主催)は15日、高松市生島町のサーパススタジアムで2回戦3試合が行われた。

 第1試合は、観音寺中央が善通寺第一に8-1でコールド勝ち。第2試合は、英明がシード2位校の志度に11-0でコールド勝ち。第3試合は、高松工芸が昨秋の県大会の覇者、寒川を7-3で降し、それぞれ3回戦進出を決めた。

 ▽2回戦

善通寺第一

  0100000=1

  0005021=8

観音寺中央

 (七回コールド)

 (善)真鍋、〓-大城

 (観)鈴木、白井-高橋侑

▽二塁打 横山、白川(観)

 観音寺中央は1点を追う四回、2死二、三塁から高橋侑の中前打で逆転に成功。この回一挙5点を挙げ、六回にも2点追加。七回、神原の犠飛で8点目を挙げ、試合を決めた。善通寺第一は二回、山本の右前打で先制したが、その後の好機を生かせなかった。

英明 05240=11

志度 00000=0

 (五回コールド)

 (英)田中-佐奈喜

 (志)岡部-長町

▽三塁打 松岡(英)

▽二塁打 片山、阿南(英)岡部(志)

 英明は二回、1死満塁から田中の右前打で先制すると、この回打者一巡の猛攻で5点を先取。三、四回にも足を生かした攻撃で6点を追加。投げては先発田中が被安打2の無失点に抑えた。志度は四回、岡部が二塁打を放ち好機を作ったが、生かせなかった。

 ◇「力出せず」涙
 ○…シード2位校の志度の主戦、岡部真吾主将(3年)は試合後、「あっという間で実感ない」と信じられないという表情で話した。冬から走り込みやタイヤ引きで、下半身を集中的に強化。春の県大会では準優勝し、成果が「ついてきた」と実感していた。この試合、相手の盗塁で気持ちが乱れ、カウントを取りに行った直球を打たれた。「力を出し切れなかった。みんなごめん」。仲間を思うと、また涙があふれた。

高松工芸

  003000004=7

  003000000=3

寒川

 (高)奥谷、南川-小川

 (寒)馬詰、谷、岩井-竹村

▽本塁打 奥谷(高)馬詰(寒)

 高松工芸は同点で迎えた九回、1死満塁から伊丹の左前適時打で勝ち越しに成功すると、小川の右前適時打で追加点をあげ逃げ切った。寒川は3点を追う三回、先頭打者馬詰の左越え本塁打で1点を返し、石田の右前適時打で同点に追いつくも、粘れなかった。

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 ■ピカいち

 ◇痛みこらえ最後まで--善通寺第一・高木裕平遊撃手(3年)
 悲願の公式戦1勝を挙げ、迎えた2回戦。四回、走者と接触して左足甲を負傷。ベンチに一度下がる。

 「大丈夫か、ほんまのこと言え」と監督に言われた。痛みをこらえ「大丈夫です」。最後まで戦いきるつもりだった。

 春から、投手の真鍋勇太主将を助ける、ゲームキャプテンに指名される。3年生は4人。「自分が引っ張っていかなければ」

 消極的になった時のエラーや気持ちの入っていないプレーは容赦なく注意した。「勝つためには嫌われ者になってもいい」。しかしつらいこともあった。

 夏の大会前、なかなかまとまらないチームの仲間と話し合った。「うまいプレーじゃなくていい。泥臭くていいから向かっていこう」。下級生と一つになったと感じた。

 感覚のなくなった左足で、必死にプレーを続けたが、七回コールド負け。「これで終わったんやな」。空を仰ぎ見た。

 「1、2年生が支えてくれたお陰でいい思い出ができました、ありがとう」。涙をぬぐった。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

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第90回全国高校野球:徳島大会 小松島、富岡西、徳島商が8強 /徳島

◇穴吹は城西降し3回戦へ

第90回全国高校野球選手権記念徳島大会(県高野連、朝日新聞社主催)は15日、オロナミンC球場で2回戦1試合と3回戦1試合、県営徳島球場で3回戦2試合の計4試合が行われた。今春のセンバツに出場した小松島は鴨島商にコールド勝ち、富岡西が粘る池田を振り切り、夏3連覇を目指す徳島商も海部を圧倒し、この3校はベスト8入り。このほか、穴吹が城西を降して3回戦に駒を進めた。

 ○…オロナミンC球場…○

 ▽2回戦

城西 001000003=4

穴吹 20102110×=7

 (城)東、福田-坂本

 (穴)中村、小早川-岡田

▽三塁打 元木、堀江(城)

▽二塁打 福田(城)中村、的場(穴)

 ▽3回戦

富岡西 200031000=6

池田  000001030=4

 (富)谷朋、河井-美馬

 (池)安野-川原

▽三塁打 谷朋(富)

▽二塁打 庄野、谷朋(富)山口(池)

 ○…県営徳島球場…○

 ▽3回戦

鴨島商 00000000=0

小松島 01013101=7

 (八回コールド)

 (鴨)北村-池本

 (小)井内-山口

▽三塁打 初田、田渕、山口(小)

海部  200000000=2

徳島商 02000141×=8

 (海)冨田、森唯、冨田-百々

 (徳)中野、中川、杉本-原

▽三塁打 冨田(海)宮本(徳)

▽二塁打 戎谷(海)原、山本(徳)

 ◇一致団結の城西
 〇…城西の登録選手は10人。交代要員が1人しかいないばかりか、五回終了時のグラウンド整備も出場選手が行うため、休む時間も取れず。「練習でも先輩後輩は関係なく、用具の片付けなどすべて自分たちでしてきた」と河村亮主将(3年)。少ない人数で大会までを乗り切ってきた。攻撃前の円陣も、準備をする打者やランナーコーチ2人が抜けるために小さな輪。それでも九回表には三塁打2本などで3点を返し、最後に意地を見せた。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

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第90回全国高校野球:和歌山大会 市和商、接戦制す 3回戦へ /和歌山

 ◇那賀、紀北農芸も
 第90回全国高校野球選手権記念和歌山大会(県高野連、朝日新聞社主催)は15日、和歌山市毛見の県営紀三井寺球場で2回戦3試合があった。市和歌山商は和歌山工との接戦を制して、那賀は桐蔭に逆転勝ちし、紀北農芸は南部龍神を降して、それぞれ3回戦へ進んだ。

 ▽2回戦

和歌山工

  000020000=2

  00002001×=3

市和歌山商

 (和)垣内-桑畑

 (市)脇村-干川

▽二塁打 坂部(和)森(市)

 市和歌山商は2点を追う五回、森の二塁打と加藤のスクイズで同点。八回には田中博の一、二塁間を破る適時打で勝ち越した。和歌山工は九回、垣内の右前安打などで2死三塁となったが、あと一本が出なかった。

桐蔭 102100000=4

那賀 00230000×=5

 (桐)細田、南方、古阪-田口、坂東

 (那)井端、鳥居、奥-北村

▽本塁打 南村(桐)

▽二塁打 土井川(桐)北村、小長谷(那)

 那賀は2点を追う四回、1点を返した後に1死満塁から松井の中前適時打で逆転すると、そのまま1点差を守り抜いた。桐蔭は三回までに3点を挙げ、四回には本塁打で加点したが、五回以降は要所を締められた。

南部龍神

  001000000=1

  20000000×=2

紀北農芸

 (南)石田-千葉

 (紀)西川-安達

▽三塁打 太田(南)

▽二塁打 西川2(紀)

 今大会初の無失策試合。紀北農芸は一回、2死一、二塁から西川の左翼への適時二塁打で2点を先取して逃げ切った。南部龍神は三回、三塁打の太田が相手投手の暴投で還り1点を返したが、その後反撃できなかった。

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 ■熱風記

 ◇「一生懸命プレー」で泥だらけ--和歌山工3年・山下亮介三塁手
 二回、左前安打で出塁し、盗塁を狙って二塁へ滑り込んだ。タッチアウト。悔しそうに戻ったベンチで、ひときわ汚れたユニホームが目を引いた。「一生懸命プレーすることの証し」という。

 午前6時半から始まる早朝練習に「必ず一番に来ている」と岡田文雄監督。始発電車での通学を、休むことなく続けた。

 放課後の練習を終えて、帰宅するのは午後9時ごろ。母聖子さん(41)は毎晩、「何したらこんなに汚れるん」と、くまなく汚れたユニホームをうれしそうに洗ってくれた。

 今後は危険物取扱者資格などを取得し、県内での就職を目指す。「最後まで一生懸命できて良かった」。泥だらけのユニホームに大きな目が輝いた。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

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第90回全国高校野球:北・南大阪大会 同志社香里30点 /大阪

 第90回全国高校野球選手権記念北大阪・南大阪大会(府高野連、朝日新聞社主催)は15日、府内6会場で2回戦12試合があった。北大阪大会では、同志社香里が先発全員安打で30-0で南を降し、履正社も25点を奪って開明に圧勝した。南大阪大会では、泉尾工が堺市立工・堺に1-0で勝利し接戦を制した。

 ☆北大阪大会

 ▽2回戦

 【万博】

春日丘

  120011110=7

  01005300×=9

豊島

 (春)倉光、小辺、瀬川、東口-玉田

 (豊)一樋、碓井、佐藤、西中-上野

▽三塁打 山本(春)

▽二塁打 上野2、永島(豊)

東淀工

  0000113000=5

  2000001201=6

西野田工科

 (延長十回)

 (東)横関、新川-鶉野

 (西)尹、高石-山田

▽三塁打 前田(東)

▽二塁打 橋爪、西原(西)

 【豊中】

東豊中・千里青雲

  5130001=10

  1002000=3

常翔学園

 (七回コールド)

 (東)齋藤-橋本

 (常)佐藤友、江田-平等

▽二塁打 齋藤(東)森田(常)

開明  00 000=0

履正社 33109×=25

 (五回コールド)

 (開)中山、古賀、西垣、本田-古賀、坂下、古賀

 (履)橋本、石井、宍野-山本、柴原

▽本塁打 吉田、仮谷、稲垣大(履)

▽三塁打 橋本、稲垣公、仮谷(履)

▽二塁打 山本2、柴原、倉本(履)

 【寝屋川】

南     0 0000=0

同志社香里 01794×=30

 (五回コールド)

 (南)岩見、楊-楊、櫻谷

 (同)佐々木亮、遠藤-林智

▽三塁打 柴田2、安田、西川(同)

▽二塁打 佐々木亮、炭本2、柴田(同)

池田北 0000000=0

桜宮  017001×=9

 (七回コールド)

 (池)松浦、砂川-福岡

 (桜)喜多、澤井、長谷川-内藤

▽三塁打 篠原(桜)

▽二塁打 篠原2、内藤、木下(桜)

 ☆南大阪大会

 ▽2回戦

 【南港】

三国丘

  220300005=12

  000000202=4

東住吉総合

 (三)小根森-山勝

 (東)小田-宮里

▽三塁打 野澤、緒方(三)

▽二塁打 内野(三)

堺市立工・堺

  000000000=0

  00100000×=1

泉尾工

 (堺)森本-岡本

 (泉)富田-竹中

 【久宝寺】

八尾翠翔

  000013230=9

  100010010=3

大塚

 (八)岩崎、榎本-林

 (大)坂口、上田、田中康-多賀

▽三塁打 松本(大)

信太

  113201002=10

  000100100=2

河南

 (信)田中-國場、西谷

 (河)齋藤-杉本和

▽三塁打 増田(河)西矢(信)

▽二塁打 辻2(信)大村(河)

 【住之江】

西成 00000010=1

精華 03130001=8

 (八回コールド)

 (西)枩田-北口

 (精)稲垣、石井、稲垣-橋間

▽二塁打 柴田、平野、北野上(精)

大正

  000102020=5

  30200003×=8

貝塚南

 (大)宗田、川田-三浦

 (貝)足立、戸床-城野

▽三塁打 城野(貝)

▽二塁打 中原、宗田、佐々木2(大)

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

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第90回全国高校野球:南・北神奈川大会 横浜、日大藤沢降す /神奈川

 ◇立花学園と横須賀明光、シード2校姿消す
 第90回全国高校野球選手権記念神奈川大会(県高野連、朝日新聞社主催)は15日、1、2回戦計20試合があった。シード校が登場し、センバツ出場の横浜は日大藤沢に、慶応はひばりが丘にコールド勝ち。南神奈川大会の第1シード、立花学園と第2シード、横須賀明光は初戦で姿を消した。有馬-相模大野、座間-秦野曽屋は雨天順延となった。16日は1回戦2試合と2回戦22試合がある。

 ◇笑顔でチアエール
 ○…等々力球場の一塁側スタンドで華麗な応援を見せていたのが、住吉のチアリーディング部26人。四回裏に鈴木聖史左翼手(2年)が逆転のランニングホームランを決めると、ひときわ盛り上がった。全国大会優勝経験もあり、練習は毎日3時間以上で「野球部よりも練習しているかも」。この夏も一足先に全国大会出場を決め、部長の青山夏奈さん(2年)は「私たちに負けないように頑張ってほしい」と笑顔でエールを送っていた。

 ◇攻めの気持ち「精神的成長」--日大藤沢(3年)鹿毛東次郎投手
 「初回の4点が痛かった」。四死球や暴投で一気に先行された立ち上がりを悔やみ、唇をかんだ。

 センバツ出場は1年生の時。ベンチ入りしたものの、マウンドには立てなかった。「絶対にもう一度甲子園へ行って、自分が投げたい」

 南神奈川大会で優勝候補の筆頭とされる横浜に勝つためには、波に乗る前の初戦がいい。チーム全員でそう望んでいた。

 だから抽選会で大貫愛マネジャー(3年)がくじを引いた時はうれしかった。「やってやろう」と意気込み、直後の練習試合では140キロを超える自己最速をマーク。横浜打線を想定して左打者の内角を攻める練習にも励んだ。

 “本番”でも「攻めのピッチング」はできた。二回以降は要所を締めて1失点に抑えた。だが、打線が追撃できず、五回で無念の降板。山本秀明監督は、失点後も気持ちを切り替えて攻め続けたことを「精神的に成長した」とたたえた。

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 ◆南大会

 ▽1回戦

 【俣野球場】

大清水 140000010=6

鎌倉  200100200=5

 ▽2回戦

 【平塚球場】

立花学園

  000020000=2

  01000003×=4

藤沢西

保土ケ谷

  300002000=5

  000001011=3

平塚工科

 【小田原球場】

横浜平沼

  002000032=7

  020000200=4

県商工

港南台 01001100=3

磯子工 00043003=10

 (八回コールド)

 【横須賀スタジアム】

横須賀明光

  100000000=1

  00300000×=3

松陽

三浦

  00100000100=2

  00000000201=3

横須賀

 (延長十一回)

 【藤沢八部球場】

大原 220000010=5

二宮 000002000=2

桜丘

  100000001=2

  000000000=0

湘南工大付

 【保土ケ谷球場】

横浜   4010002=7

日大藤沢 0000000=0

 (七回コールド)

藤嶺藤沢

  000001010=2

  001000000=1

平塚学園

 ◆北大会

 ▽1回戦

 【俣野球場】

川崎総合科学

  0000001=1

  200250×=9

百合丘

 (七回コールド)

 【秦野球場】

上溝南 000220002=6

新磯  003020000=5

岸根  000000120=3

相模原 00020030×=5

 ▽2回戦

 【相模原球場】

弥栄   0000000=0

桐蔭学園 501001×=7

 (七回コールド)

田奈  00010=1

橘学苑 30251=11

 (五回コールド)

 【等々力球場】

柏木学園

  000200000=2

  00120000×=3

住吉

神奈川大付 0000000=0

川崎工   0000502=7

 (七回コールド)

 【大和引地台球場】

ひばりが丘 00000=0

慶応    0528×=15

 (五回コールド)

鶴見 000200240=8

東  000000020=2

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

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第90回全国高校野球:東・西千葉大会 市船橋VS市松戸、再試合へ /千葉

 ◇市柏が初戦敗退--3回戦へ5シード校
 第90回全国高校野球選手権東・西千葉大会(県高野連など主催)は5日目の15日、県野球場(千葉市稲毛区)など県内9会場で西千葉大会2回戦26試合が行われた。7シード校が初登場。昨年の甲子園出場校の市船橋は、市松戸と対戦したが、規定の3時間半を超えた延長十四回でも決着がつかず、引き分け再試合となった。

 Aシードの市柏は沼南に延長十回の末破れ、初戦敗退。その他の5シード校は、学館浦安、敬愛学園がコールド勝ちを収めるなど順当に3回戦に進んだ。

 大会6日目の16日は、6会場で東千葉大会3回戦16試合が行われ、ベスト16が出そろう。西千葉大会は市船橋-市松戸の再試合1試合が行われる。

 ◇コンビ息合う
 ○…学館浦安のエース佐々木将司君(3年)と捕手高野優君(同)は入部以来のバッテリー。最上級生となった今年の春季高校野球県大会地区予選では、リズムを作れずに敗退した。悔しさをばねに、チーム練習終了後も200球を投げ込む居残り特訓を重ね、集大成の大会に臨んだ。先発した佐々木君は四回までパーフェクトピッチング。試合終了後「立ち上がりがよかった。試合のリズムを作れた」と笑顔を浮かべた。佐々木君の言葉に、高野君は「将司はこれからまだまだ調子を上げますよ」とすぐさま合いの手を入れ、女房の気遣いを感じさせた。

 ◇病気乗り越え
 ○…3対5で惜敗した稲毛の依田司監督は、試合終了後、学館船橋の小田島健大君(3年)に自分のサインを記したボールをプレゼントした。小田島君は昨年秋、腫瘍(しゅよう)の「カルチノイド」を発症し、運動ができなくなった。それでも野球をあきらめず、約4カ月のブランクを経てチームに復帰、3番遊撃手として先発出場した。小田島君の姿に感動した依田監督は「逆境こそ我が人生の糧にしよう」としたため、「うちの分まで頑張って」とボールを渡した。小田島君は「稲毛の思いも背負って勝ち進みたい」と誓った。

 《西千葉大会》

 ▽2回戦

千葉経大付 3001112=8

東邦大付  0000000=0

 (七回コールド)

松戸国際

  0311110010=8

  0004020201=9

小金

 (延長十回)

実籾  0000000=0

習志野 310201×=7

 (七回コールド)

市川北  000000=0

船橋二和 052021=10

 (六回コールド)

泉  000000100=1

磯辺 01101010×=4

学館浦安 05128=16

流山北  00000=0

 (五回コールド)

柏中央 00000000=0

船橋  00003022=7

 (八回コールド)

麗澤

  000000200=2

  50101001×=8

西武台千葉

土気 24402=12

流山 00000=0

 (五回コールド)

流経大柏

  210000020=5

  111000000=3

市川東

鎌ケ谷 000000000=0

国分  00100102×=4

松戸秋山

  010000000=1

  00200023×=7

千葉商大付

市川南 010110000=3

千葉東 20100001×=4

専大松戸

  000000000=0

  00001110×=3

流山おおたかの森

船橋西 001000000=1

柏南  000000000=0

柏日体

  000010001=2

  000000012=3

船橋芝山

鎌ケ谷西

  00000000=0

  22100002=7

敬愛学園

 (八回コールド)

千葉西 000000000=0

千葉北 01000011×=3

学館船橋

  000400010=5

  000021000=3

稲毛

市柏 0002010000=3

沼南 1000000201=4

 (延長十回)

沼南高柳 00000=0

市千葉  0524×=11

 (五回コールド)

検見川

  220000000=4

  000010100=2

千葉日大一

浦安南  00 000=0

市川西 100186×=34

 (五回コールド)

柏の葉 000000000=0

東葛飾 00010000×=1

市松戸 00000030100000=4

市船橋 21100000000000=4

 (延長十四回)

千葉明徳

  021002201=8

  200000000=2

幕張総合

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 ■球軌

 ◇激戦で一回り大きく--市松戸(3年)沼沢僚平選手
 昨夏の甲子園出場校を相手に延長十四回を投げ抜き、再試合に持ち込んだ立役者に一人でマウンドを降りる力は残っていなかった。チームメートの肩を借り、ロッカールームに入った。市松戸のエース沼沢僚平君(3年)は試合中の鬼気迫る表情を一変させ、「最高の仲間たちとまだ野球を続けられる」と満面の笑みを見せた。

 1点差を追う九回表。寡黙な嶌田孝監督が「怒り足りないやつばかりだ。もっとお前たちと野球がしたい」とナインに語りかけた。その言葉に打線が奮起。3番浜洲良太君(3年)が同点適時打を放つと、試合中にもかかわらず、沼沢君の目には涙があふれた。「監督もみんなも自分と同じ気持ちなんだ」と感じた。「もう弱気にはならない」。涙を決意にかえ、右腕をしならせた。

 192球の熱投。十四回裏、最後のバッターをショートゴロに打ち取って小さなガッツポーズを見せた直後、体がよろめいた。「最後は集中の糸が切れただけ。次も投げます」。激戦で一回り大きくなった沼沢君は力強く言い切った。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

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第90回全国高校野球:北埼玉大会 ベスト16決まる 春日部東は敗れる /埼玉

◇シード春日部東は敗れる
 第90回全国高校野球選手権記念南北埼玉大会(県高野連など主催)は大会第6日の15日、県営大宮球場など6球場で北埼玉大会3回戦16試合があり、北のベスト16が決定した。春日部共栄や花咲徳栄はコールド勝ちで4回戦に進出。シード校の春日部東は延長の末、越谷西にサヨナラ負けした。大会第7日の16日は6球場で南埼玉大会3回戦16試合が行われ、南もベスト16が決まる。

 ▽3回戦

 【県営大宮】

春日部共栄

  30201102=9

  00100000=1

滑川総合

 (八回コールド)

 (春)鎌田、下大沢-尾形、西村

 (滑)内田、田中新、一木、広川、内田、村田-和栗

▽三塁打 村山(春)

▽二塁打 柳沢、原(春)

春日部東

  00000030000=3

  00000101101=4

越谷西

 (延長十一回)

 (春)笠原-酒井

 (越)渡辺啓、川鍋、奥山-埋ノ江

▽二塁打 加藤(春)針谷(越)

春日部 0050421=12

八潮南 0001110=3

 (七回コールド)

 (春)吉村、宇内貴、武井-越塚

 (八)浅野、佐野-坂井

▽三塁打 田中凌(春)

▽二塁打 高橋、亀岡(春)佐野(八)

 【市営大宮】

三郷工技 00000=0

熊谷商  32401=10

 (五回コールド)

 (三)寺前、大和田、岩田、新井-鈴木

 (熊)菅原-坂田

▽本塁打 鈴木(熊)

▽二塁打 鈴木(熊)

本庄   00000=0

花咲徳栄 5114×=11

 (五回コールド)

 (本)入沢、舘田、五十嵐-金井

 (花)大久保、土屋-小松

▽二塁打 大畑、永田(花)

杉戸農 00000000=0

本庄東 21012001=7

 (八回コールド)

 (杉)加藤、曽山-小林、渡部

 (本)仁井田-岸

 【上尾市民】

草加南 000201020=5

本庄一 10012023×=9

 (草)蔵持、秦、三ケ島-吉田

 (本)伊藤、萩原-小林

▽三塁打 木部(本)

▽二塁打 平山、三ケ島、晝間(草)

三郷北 010210001=5

深谷商 010001020=4

 (三)小宮、佐藤-古川

 (深)持田、坂本-堀口

熊谷 0000010000=1

上尾 0000100001=2

 (延長十回)

 (熊)滝田、福島、滝田、福島-高橋

 (上)金丸-本木

▽三塁打 本木(上)

▽二塁打 関根(上)

 【熊谷公園】

寄居・寄居城北・川本

  10000100=2

  20004003=9

正智深谷

 (八回コールド)

 (寄)山田、新井、山田-新井、山田、新井

 (正)浅見、岡野-飯田

▽本塁打 山田(寄)飯田(正)

▽三塁打 飯田(正)

▽二塁打 山田、中村(寄)吉岡、野口(正)

松山 020110000=4

栄北 000000000=0

 (松)山形-竹ノ谷

 (栄)大平、松原、高橋、佐々木-藤田

▽三塁打 高橋(栄)

▽二塁打 松本、山形、忠平(松)

熊谷西

  010000000=1

  30000000×=3

成徳大深谷

 (熊)谷口-吉山

 (成)石原-大谷

▽二塁打 吉山(熊)

 【越谷市民】

鷲宮

  002100000=3

  000100001=2

秀明英光

 (鷲)野本幸-都丸

 (秀)安藤-市川

▽本塁打 青木(鷲)

伊奈学園

  100010000=2

  01002002×=5

羽生一

 (伊)藤掛-飯塚

 (羽)伊藤、大塚-中村健、伊藤

▽本塁打 飯塚(伊)

▽三塁打 加島(羽)

▽二塁打 粟田(伊)小野寺、八木原、豊下(羽)

 【岩槻川通】

久喜北陽

  010240000=7

  000000150=6

白岡

 (久)田村-奥沢

 (白)神戸-鈴木彰

▽二塁打 大島、関口(久)常見(白)

蓮田 210001002=6

桶川 24021010×=10

 (蓮)久保田、斎藤、松本-石塚

 (桶)磯-樫村

▽三塁打 池田(桶)

▽二塁打 松本、鈴木(蓮)池田(桶)

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 ■青春譜

 ◇声からし「あきらめるな」--瀧島拓也三塁コーチ(滑川総合・3年)
 8点差で迎えた八回裏2死一、三塁。この回無得点で終わればコールド負けだ。打者は小4からチームメートの内田昂輝投手(3年)。ツーストライクと追い込まれ、「お前で終わりになるはずない」と、かれた声で叫んだ。しかし、バットは空を切り、三振に終わった。

 コーチスボックスから1球ごとに手をたたき、味方の打者を鼓舞した。ポジションはレフト。2年の春に肩を壊し、満足に練習できなかった。しかし、あきらめず黙々と走り込む。努力家で明るい性格を監督に見込まれ、三塁コーチを任された。

 「バットの振りをコンパクトに」「落ち着けば見える球だ」。声をかけ続けた。試合後、「みんなが少しでもいいバッティングができたらと。その一心でした」と話し、内田投手らも「瀧島の声に応えられなくて申し訳ない」と涙を浮かべた。

 好きな言葉は「雑草魂」。帽子のつばの裏に書き入れた。「前向きで、決してあきらめない。この思いを後輩に伝えていきたいです」

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

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第90回全国高校野球:長野大会 きょうから準々決勝 各カードを展望 /長野

 ◇8強にノーシード3校
 夏の高校野球長野大会は16日から、松本市野球場で準々決勝が始まる。昨年優勝校の松商学園に加え、ノーシードから3校が8強に名乗りを上げた。各カードを展望する。

 16日の第1試合は、両校共に4回戦で今春のセンバツ出場校を降した佐久長聖と松本工が対戦する。佐久長聖は2試合でコールド勝ちなど第1シードとしての実力を発揮。対する松本工は昨秋の大会で佐久長聖に投げ勝った主戦・佐々木の安定感に期待がかかる。6人が昨夏からレギュラーという経験を生かし、5年ぶり4回目の4強進出を狙う。

 同日第2試合は、昨夏3回戦と同じ長野-東海大三が対決する。昨夏は長野がコールド勝ちし、決勝へ駒を進めた。東海大三はエース甲斐が最後の夏を迎え、今大会3試合で2失点という安定ぶり。長野打線が甲斐を崩せるかどうかがカギ。

 17日の第1試合は、開会式で選手宣誓した下田真也主将(3年)がチームをけん引する須坂東が初の8強入りで勢いに乗る。連覇を目指す王者・松商学園にどう胸を借りるか。

 第2試合は準々決勝唯一のシード校対決。全3試合をコールド勝ちしている諏訪清陵に対し、4回戦で延長戦に苦しんだ野沢北がどう挑むか注目される。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

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第90回全国高校野球:茨城大会 きょうから3回戦に 好カード並ぶ /茨城

 第90回全国高校野球選手権記念茨城大会(県高野連、朝日新聞社主催)は16日から3回戦に入る。1、2回戦では、太田一が敗退した以外はシードの15校が勝ち上がった。

 3回戦では、初戦で土浦日大との接戦を制した藤代と第5シードの水戸葵陵、昨年4強の東洋大牛久と一昨年準優勝の水戸桜ノ牧など好カードが並ぶ。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

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第90回全国高校野球:秋田大会 能代商、サヨナラ勝ち /秋田

 ◇シードの能代、横手姿消す
 第90回全国高校野球選手権秋田大会(県高野連など主催)は15日、4球場で2回戦8試合があり、シード校の能代と横手が初戦で敗退。能代商は息詰まる接戦の末、五城目にサヨナラ勝ちした。明桜と大曲工は安定した戦いぶりで快勝した。16日は2回戦4試合と3回戦4試合がある。

 ◆こまちスタジアム

 ◇矢島、満塁生かせず
 ▽2回戦

明桜 01201023=9

矢島 00000000=0

 (八回コールド)

 (明)高橋、二木、和田-佐藤祐、加賀

 (矢)三船-鈴木

▽二塁打 鈴木、渡辺(明)

 明桜は16安打で小刻みに加点し、3投手の継投で得点を許さなかった。矢島は七回に連打で2死満塁としたが攻め切れなかった。

 ◇五城目、力尽きる
 ▽同

五城目 010011010=4

能代商 000110102=5

 (五)斎藤-沢田

 (能)小玉、田村-辻

▽二塁打 菅原(五)辻(能)

 能代商は九回無死二、三塁から辻の左前打でサヨナラ勝ち。先制した五城目は追いつかれては勝ち越す粘りを見せたが力尽きた。

 ◇200点の出来だ
 ○…試合後、五城目の主将・沢田豊希捕手の表情は晴れやかだった。

 九回裏、同点に追いつかれた後の無死二、三塁。要求した通りのコースに来た球が左前にはじき返され、サヨナラの走者が目の前に滑り込んできた。

 それでも「相手の方が上だった。こんな試合ができるとは思っていなかった。力は全部出し切れた」

 前評判は、圧倒的な能代商有利。だが同点に追いつかれては突き放し、最後まで相手を苦しめ続けた。

 「今日は200点の出来」。川村寿紀監督は選手をたたえた。

 ◆能代球場

 ◇能代、1点に泣く
 ▽2回戦

能代 000000000=0

平成 10000000×=1

 (能)嶋田、松島-成田

 (平)富岡-佐藤大

▽二塁打 菊池(能)西野、村上2(平)

 平成は一回、西野と村上の二塁打で先制し、富岡が2安打完封。シードの能代は12安打を打たれながらよく守ったが、1点に泣いた。

 ◇秋田工、遠い本塁
 ▽同

本荘  000001100=2

秋田工 000000000=0

 (本)池田-片村

 (秋)進藤-佐藤

▽二塁打 加藤、進藤(秋)

 本荘は六回、阿部の内野安打で先制。七回にも3安打で追加点を挙げた。秋田工は長打を含む6安打を放ったが本塁は遠かった。

 ◆グリーンスタジアムよこて

 ◇西仙北、好機逸す
 ▽2回戦

大曲工 400201000=7

西仙北 000100000=1

 (大)伊藤将、藤原-佐々木浩

 (西)田中-深浦寛

▽本塁打 佐々木浩(大)田中(西)

▽三塁打 田口、越後(大)

▽二塁打 板垣、伊賀、伊藤駿(大)

 一回に佐々木浩の3点本塁打で先行した大曲工は中盤にも加点。西仙北は好機に一打が出ず田中の本塁打の1点だけだった。

 ◇大館国際、3点のみ
 ▽同

大館国際 0100002=3

秋田西  2120212=10

 (七回コールド)

 (大)伊藤、関口、菅原-菅原、小笠原

 (秋)三浦-小武海

▽二塁打 菅原(大)幸野、三浦、北川(秋)

 秋田西打線は17安打の猛攻でほぼ毎回得点。大館国際は二回に連打で1点を返したが、その後は暴投がらみの得点にとどまった。

 ◆八橋球場

 ◇横手、反撃ならず
 ▽2回戦

大館工 002000101=4

横手  000000000=0

 (大)川田貴-斎藤

 (横)三浦拓-渡辺

▽三塁打 小林勇(大)

▽二塁打 川田大、川田貴、小林勇(大)

 大館工は川田大の2点二塁打や小林勇の2本の長打でリード。横手は九回2死二、三塁としたが得点につながらなかった。

 ◇能代工、最後に粘り
 ▽同

能代工 000000001=1

新屋  01000102×=4

 (能)佐藤、大越、泉-岡

 (新)金-浅野

▽二塁打 佐藤貴、金(新)

 中盤までに2点を挙げた新屋は八回、佐藤貴の2点適時打で突き放した。能代工は九回に甲嶋の中前打で1点を返す粘りを見せた。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

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第90回全国高校野球:東・西東京大会 帝京と関東一、激突へ 国士舘も圧勝 /東京

◇国士舘も圧勝で4回戦に
 第90回全国高校野球選手権記念大会の東・西東京大会(都高野連、朝日新聞社主催)は15日、東大会の3回戦11試合、西大会の3回戦12試合があった。東大会は、3連覇を目指す第1シードの帝京が苦しみながらも初戦突破。センバツ出場の関東一もコールドで3回戦を突破し、4回戦で早くも両校が対戦することになった。第2シードの国士舘は初戦を圧勝で飾った。

 西大会は、桜美林が3投手の無安打リレーで中大杉並に快勝。武蔵野北は東海大菅生にサヨナラ負け。立川は昨夏準優勝の八王子に1点差で惜敗した。

 16日は東大会が3回戦11試合、西大会が3回戦12試合を予定している。

 ◇シード校に惜敗の大島、離島のハンディと戦い
 離島のハンディを抱えながら、「打倒シード校」の目標を掲げ、3回戦に進出した大島。第3シードの世田谷学園との対戦は1-2で惜敗し、選手たちはロッカーで泣き崩れた。

 出場選手の大半が昨夏の大会の経験者。周囲の期待も大きく、例年以上に多くの練習試合を組んだ。だが、試合をするには選手の船賃と宿代が必要になる。保護者らの支援だけでなく、選手自身が郵便局や建設現場でアルバイトをして、遠征費を稼いだ。

 主戦の永野哲投手(3年)は「自分で働いてみて、親の援助のありがたさが分かった。支えてくれた人の期待に応えたかった」と無念の涙をぬぐった。【前谷宏】

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 ◆東大会

 ▽3回戦

 【神宮】

駿台学園 00000100=1

帝京   00100241=8

 (八回コールド)

国士舘  0313209=18

成城学園 0100001=2

 (七回コールド)

上野学園 00000=0

成立学園 4231×=10

 (五回コールド)

 【神宮第2】

世田谷学園

  010010000=2

  000000100=1

大島

関東一 4010033=11

日大一 3000000=3

 (七回コールド)

 【都営駒沢】

雪谷 040000000=4

新宿 000001000=1

東海大高輪台 56891=29

深沢     00000=0

 (五回コールド)

 【江戸川区】

芝浦工大高

  53301102=15

  10311020=8

戸山

 (八回コールド)

駒込学園

  000000000=0

  00001000×=1

足立学園

 【大田スタジアム】

朋優学院

  10000204=7

  00000000=0

日比谷

 (八回コールド)

高島  2021122=10

葛西南 0010000=1

 (七回コールド)

 ◆西大会

 ▽3回戦

 【府中市民】

立川  000000010=1

八王子 00001010×=2

創価  301013004=12

日野台 000201000=3

 【八王子市民】

保谷

  001001010=3

  001000100=2

明大明治

中大杉並 00000=0

桜美林  4070×=11

 (五回コールド)

 【多摩市一本杉】

府中工   0011001010000=4

工学院大付 0000300010001=5

 (延長十三回)

福生   1120042=10

玉川学園 0000000=0

 (七回コールド)

 【市営立川】

大泉 310000000=4

山崎 200010000=3

武蔵村山

  000000000=0

  10000202×=5

小平

 【あきる野市民】

羽村    00001=1

八王子実践 2362×=13

 (五回コールド)

昭和第一学園

  001001000=2

  41000000×=5

拓大一

 【上柚木公園】

東大和南 00120223=10

杉並工  00000010=1

 (八回コールド)

武蔵野北

  100000000=1

  001000001=2

東海大菅生

〔都内版〕

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

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第90回全国高校野球:宮城大会 8強、聖和学園初 気仙沼も20年ぶり /宮城

◇気仙沼、長打で圧倒
 第90回全国高校野球選手権記念宮城大会(県高野連など主催)は15日、クリネックススタジアム宮城(Kスタ宮城)と愛島球場で4回戦4試合を行った。

 創部5年目の聖和学園は投手戦を制し、初のベスト8入りを果たした。気仙沼も長打攻勢で圧倒し、20年ぶりに準々決勝にコマを進めた。

 仙台二対仙台工戦は八回まで0-0の展開。九回裏二死から仙台工・加藤駿一三塁手(3年)の適時二塁打で同点に追いつかれた仙台二は、十回表に4点挙げて振り切った。一迫商は石森昌樹投手(同)が被安打1に抑える好投で勝利した。

 この日でベスト8が出そろい、大会は5日間の休養期間に入る。21、22両日に準々決勝。23日に準決勝、24日に決勝が予定されている。

 【Kスタ宮城】

 ▽4回戦

志津川

  000000000=0

  03101000×=5

一迫商

 (志)後藤、遠藤丈-三浦祐

 (一)石森-星

▽三塁打 遠藤丈(志)

▽二塁打 遊佐、星(一)

仙台二

  0000000014=5

  0000000010=1

仙台工

 (延長十回)

 (二)田中-千葉

 (工)村山、今野-平塚

▽三塁打 佐藤拳(工)

▽二塁打 佐藤拳、加藤駿(工)

 【愛島球場】

宮城広瀬 00000=0

気仙沼  5622×=15

 (五回コールド)

 (宮)小山田、佐藤飛、菅原恵、佐藤光、早坂-秋山茂

 (気)小野、千葉-渡辺

▽三塁打 熊谷研2、小松(気)

▽二塁打 鈴木航、小松(気)

古川工

  000000010=1

  00000110×=2

聖和学園

 (古)遊佐-福井

 (聖)伊藤-須藤

▽三塁打 山口歩(聖)

▽二塁打 福井、桝沢(古)

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 ■威風堂々

 ◇「次戦は初回から飛ばす」--仙台二・田中朋博投手(3年)
 ナインには共通の思いがあった。「須賀が戻ってくるまで勝ち続ける」

 投手陣を引っ張る2本柱の1人の須賀航平投手(3年)は10日、初戦(蔵王戦)の開始直前、投球練習中に首を痛めた。「悪い、無理だ」。痛みをこらえながらベンチから声援を送り、その試合直後に病院に直行した。

 須賀投手は1年の秋、内野手から投手に転向。競り合うように練習した。ライバルであり、親友にもなった。試合は2人で交互に先発した。

 蔵王、中新田を破り、今大会3試合目となったこの日、須賀投手が5日ぶりにベンチに戻ってきた。声援が心強かった。八回まで4安打に抑え、打線の援護を待った。

 互いに無得点で迎えた九回表2死二塁、4番加藤洋中堅手(同)が中前適時打を放ち、待望の得点が入った。

 この試合は絶対に勝ちたかった。勝てば準々決勝は22日。「須賀が回復する時間がある」。打撃陣の思いも同じだった。

 その裏に追いつかれたが、十回表に3安打で4得点。十回裏は3者凡退に打ち取った。

 1人で投げ続けなければならなくなっため、これまでは次の試合のことを考え、ペース配分に気を使った。だが、次の聖和学園戦には戦友が戻ってくる。「初回から飛ばします」。笑顔がはじけた。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

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第90回全国高校野球:青森大会 シード勢、順調に16強 /青森

 ◇八戸高専が弘前工を破る
 第90回全国高校野球選手権記念青森大会は第6日の15日、県内3球場で2回戦7試合と3回戦3試合が行われ、青森市営の2回戦で青森が三戸にサヨナラ勝ちし、弘前市運動公園の2回戦は昨夏ベスト8の弘前工が八戸高専に敗れた。シード校はこの日も順調に勝ち、青森山田、八戸西、光星学院は3回戦を突破しベスト16入りし、浪岡も2回戦を突破した。16日は県内4球場で3回戦12試合があり、ベスト16が出そろう。

 ◇部員不足でも健闘、コールド負けに悔し涙--青森北今別
 青森北今別は、試合終了のサイレンが鳴ると、大粒の悔し涙を流した。旧今別と青森北の統合で生まれた分校。部員不足に悩みながら、「勝ちに行く」つもりで強豪・八戸西に挑んだ。コールド負けしたが、初戦は過去4回甲子園出場経験のある東奥義塾を倒し、分校に初勝利をもたらした。「『どうせ分校だろ』と思っている人を見返せた」。ナインは、「人数が少なくても努力すれば勝てる」という自信を分校にもたらし、グラウンドを後にした。

 部員わずか14人。今年は1年生が1人も入部しなかった。でも「部員が少ない分、打撃やノックができる」と常にプラス思考で練習を重ねてきた。

 名門・東奥義塾を13日に倒し、チームは波に乗った。昨夏の青森大会でベスト4入りし、春季大会で青森山田を苦しめた八戸西が相手でも、おじけなかった。だが一回裏にいきなり八戸西が4安打で5点を先制。「守備でリズムを作る」というパターンが崩れ、二回も5点を奪われて流れを取り戻せずに終わった。

 3年生が引退すると、チームは8人。野球ができるか危ぶまれたが、1年生1人の入部が決まり、何とか今秋の大会には間に合いそうだ。旧今別で最後の入学生だった本郷晃也主将(3年)は、「この夏を忘れず、次はベスト8を目指してほしい」。3年生は確かな手応えを残し、9人の新チームに託した。

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 【青森市営】

 ▽2回戦

三戸 000110000=2

青森 001000101=3

 (三)高森-高田

 (青)石郷岡-西巻

▽本塁打 南舘(三)

▽二塁打 高見(三)今、野宮、西巻(青)

八戸東 100210=13

六ケ所  00201=3

 (五回コールド)

 (八)池田-大森

 (六)滝沢、渡辺、滝沢-葛巻、相内

▽三塁打 中里、織田(八)

▽二塁打 大森、織田、夏堀、工藤(八)滝沢(六)

▽暴投 池田(八)

 ▽3回戦

弘前   0100000=1

青森山田 511101×=9

 (七回コールド)

 (弘)佐藤、大瀧、佐藤-工藤皓

 (青)田中、斎藤英、中島-矢野

▽本塁打 矢野(青)

▽二塁打 矢野、斎藤樹、曲尾(青)

 【弘前市運動公園】

 ▽2回戦

東奥学園

  000001100=2

  04000001×=5

野辺地

 (東)夏原-千田

 (野)荒谷、松舘-沖田

▽二塁打 夏原(東)市村(野)

▽暴投 夏原(東)

八戸高専

  100000010=2

  001000000=1

弘前工

 (八)山形-山下

 (弘)念代、世永-舘山

▽暴投 山形(八)

▽ボーク 山形(八)

▽妨害 舘山2(弘)

浪岡  30020003=8

弘前東 00000000=0

 (八回コールド)

 (浪)唐牛-西塚

 (弘)三上、斉藤真-田崎

▽二塁打 平野2、斎藤、雪田、山内、千葉(浪)

▽暴投 三上(弘)

▽捕逸 西塚(浪)

 ▽3回戦

青森北今別 00000=0

八戸西   5501×=11

 (五回コールド)

 (青)泉谷-川田

 (八)伊藤、三ケ田-田沢

▽三塁打 橋本、伊藤(八)

▽暴投 泉谷(青)

 【八戸市長根公園】

 ▽2回戦

五所川原商

  000100041=6

  100001030=5

八戸

 (五)角田、黒滝-工藤

 (八)織田-松頭

▽三塁打 谷内(八)

▽二塁打 新岡裕(五)橘(八)

▽暴投 角田(五)

八戸水産 00000=0

弘前実  9010×=10

 (五回コールド)

 (八)鎌田、馬場-小柴

 (弘)山口、奈良-小枝

▽三塁打 朝田(弘)

▽二塁打 福士、舘山、先崎(弘)

 ▽3回戦

光星学院 040232=11

田子   000000=0

 (六回コールド)

 (光)小林、六埜-東川

 (田)吉田-福田

▽本塁打 柴田(光)

▽二塁打 辻本、多治見(光)吉田(田)

▽暴投 六埜(光)吉田2(田)

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

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第90回全国高校野球:岩手大会 一関学院が敗退--16強決まる /岩手

◇6試合で1点争う接戦
 第90回全国高校野球選手権記念岩手大会(県高野連など主催)は15日、県営野球場(盛岡市)など6球場で3回戦16試合を行い、16強が決まった。昨秋の県大会優勝の盛岡四や花巻東など5校がコールド勝ち。注目のカードとなった、今春のセンバツ出場校・一関学院と盛岡大付の対戦は延長十一回、盛岡大付が三浦の左中間二塁打で決勝点を挙げて接戦を制した。専大北上も水沢工に九回表に逆転される苦戦となったが、延長十四回、相手投手の暴投でサヨナラ勝ちした。

 16日は移動日で試合はなく、17日に4回戦8試合を行い、8強が決まる。

 【県営野球場】

 ▽3回戦

一関修紅

  100000010=2

  00002051×=8

福岡

 (一)坂東、石神-南

 (福)東山、鈴木-外田

▽三塁打 佐々木、日下(一)小澤(福)

▽二塁打 佐々木(一)山内、佐藤(福)

大野

  0021050100=9

  0050022001=10

水沢

 (延長十回)

 (大)袖澤、宇部、袖澤-生平

 (水)松本-千田

▽本塁打 菊池(大)

▽三塁打 千田、及川成、菅原(水)

▽二塁打 瀧澤(大)阿部晃、松本、伊藤大、千田、及川成(水)

盛岡工

  200000000=2

  000100000=1

花巻南

 (盛)藤原-白椛

 (花)佐々木健、河野-木村

▽三塁打 西舘(盛)

▽二塁打 熊谷(花)

 【花巻球場】

 ▽3回戦

千厩  0000000=0

花巻東 0401101=7

 (七回コールド)

 (千)元柏-小野

 (花)斎藤-中村

▽三塁打 鈴木2(花)

▽二塁打 中村、猿川2(花)

久慈東

  1001000001=3

  0001000010=2

黒沢尻北

 (延長十回)

 (久)堀米、中村-新屋

 (黒)長澤-高橋慶

▽二塁打 青名畑(久)

水沢第一 001001=2

盛岡四  202413=12

 (六回コールド)

 (水)佐々木-大久保

 (盛)中屋、斎藤-藤野

▽本塁打 高橋貴(水)佐藤(盛)

▽二塁打 中屋、藤井(盛)

 【森山総合運動公園野球場】

 ▽3回戦

盛岡中央

  000010000=1

  000000000=0

大東

 (盛)品川-佐々木大

 (大)青柳孝-石井

▽二塁打 大久保、品川(盛)

盛岡大付

  00001000001=2

  00010000000=1

一関学院

 (延長十一回)

 (盛)鴇田、金澤-中村

 (一)飯田、阿部航、菊地翔-鈴木

▽二塁打 伊藤、三浦(盛)菅原、佐々木亮(一)

 ◇好発進したが…
 ○…延長戦の末、惜しくも競り負けた一関学院。沼田尚志監督は試合前、「低めの変化球を見極めろ」と指示した。俊足巧打の1番・菅原義信遊撃手(3年)は初回、初球を右中間に運ぶ二塁打で好発進。四回には先制点を挙げ波に乗ったかに見えた。だが相手投手陣に計10三振を喫し、沼田監督は「犠打がうまく決まらなかった」と逸機を悔やむ。佐々木一真主将(同)は「まだ負けた実感がわかない。後輩に『甲子園を頼む』と伝えました」と夢を託した。

盛岡北 11000001=3

大槌  13100122=10

 (八回コールド)

 (盛)來迎、小形、中山、三ケ田-佐々木将、中村

 (大)小松-佐々木盛

▽二塁打 三ケ田(盛)新田、佐々木盛(大)

 【一関運動公園野球場】

 ▽3回戦

西和賀

  000010000=1

  00020050×=7

一関二

 (西)赤坂-藤原壮

 (一)加藤-吉田

▽二塁打 吉田(一)

前沢

  002000050=7

  000110120=5

北上翔南

 (前)佐藤、佐々木、中村、大内-菅原貴

 (北)田鎖渉、岡本-斉藤亨

▽三塁打 大内(前)

▽二塁打 菊池、小野寺、大内(前)

一関一

  100003000=4

  30006100×=10

花泉

 (一)岩渕紀、佐藤彬-岩渕大

 (花)及川歩-岩渕

▽二塁打 伊藤優、藤(一)岩渕、佐藤翔(花)

 【八幡平市総合運動公園野球場】

 ▽3回戦

水沢工  00000000200000=2

専大北上 00010000100001=3

 (延長十四回)

 (水)及川喬-菊地恵

 (専)石田、大和田-佐藤敏

▽二塁打 穀田(水)中井(専)

雫石  0100020=3

盛岡一 202241×=11

 (七回コールド)

 (雫)田口、長内-片岡

 (盛)多田、高橋創、及川-小澤

▽二塁打 坂上(雫)赤澤、小澤2(盛)

 【雫石町営野球場】

 ▽3回戦

宮古商

  010000000=1

  00000123×=6

遠野

 (宮)清水、前川、佐々木良-星野

 (遠)菊池郁-佐々木光

▽三塁打 高橋(遠)

▽二塁打 澤田(宮)佐々木光(遠)

江南義塾 0000000=0

久慈   1002112=7

 (七回コールド)

 (江)佐藤、細川-上野、小田島

 (久)工藤-北沢

▽二塁打 坊良、佐藤、中屋敷(久)

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 ■球音

 ◇きょうは冷静になれた--久慈東3年・中村智哉投手
 1点をリードしていた九回裏。1死から右前打を許し、その後失策や四球で2死一、三塁とされ、一塁走者の挟殺プレーで内野守備が乱れる間に同点に追いつかれた(記録上は本盗)。

 6月に行われた練習試合での苦い経験が頭に浮かんだ。2点を勝ち越していた九回2死満塁、勝負をかけて投げた球が捕手に当たり、三塁ベンチに転がった。その間に2人が還り同点。集中力を失い、まさかの逆転負けを喫した。最後の1球まで油断できないと思い知った。

 黒沢尻北戦ではタイムを取って捕手と声をかけ合い、最後の打者を三振に打ち取った。続く延長十回、味方打線が決勝点を挙げ、辛くも勝利を収めた。「きょうは冷静になれた。これからも接戦になると思うけど、一つ一つアウトを取っていきたい」。もう一度気を引き締めた。

毎日新聞 2008年7月16日 地方版

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弟→兄!成立学園が双子で完封リレー

「高校野球・東東京大会、成立学園10-0上野学園(5回コールド)」(15日、神宮)

 成立学園が一卵性双生児の3年生、岩佐海斗(かいと)投手、来夢(らいむ)投手の完封リレーで快勝した。背番号9をつけた弟・来夢が先発し、五回からエースナンバーを背負う兄の海斗が締めた。

 背番号がなければ、見分けがつかない2人。公式戦では初の双子リレーに、海斗は「何だか恥ずかしいですね」と照れた。この日は、背番号1を兄に譲った来夢に先発の大役が巡ってきた。4回2安打と好投した弟に、エースの兄も発奮。交代時、来夢がお守りを渡そうとしたが拒否。海斗は「弟がいい投球をしていたので、自分もいい投球しないと」とライバル心をむき出しにした。

 プロ注目の海斗には、阪神、巨人、日本ハムなど7球団のスカウトが熱視線。試運転でも138キロをマークする上々のスタートに、阪神・北村スカウトも「いい素材」と話した。

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白熱の8強激突 高校野球長野大会・16日から準々決勝

第90回全国高校野球選手権長野大会はベスト8が出そろい、16日から松本市野球場で準々決勝以降を行う。ここまでの戦いは、春の選抜大会に出場した長野日大と丸子修学館がともに4回戦で敗退。須坂東、長野、松本工の3校がノーシードから勝ち上がるなど、ベスト8のうち5校を占めた公立校の活躍が目立っている。

 2連覇を狙う松商学園は、比較的順調に勝ち上がった。ここまで3試合とも2けた安打。4回戦は打線のつながりを欠いたものの、エース林が諏訪二葉打線を完封した。右腕林は2試合15回を投げて無失点。相手打線のレベルが上がる今後の戦いで真価が問われる。

 春季県大会優勝校の佐久長聖も打撃の好調さが目立っている。4回戦は、春の甲子園で好投した長野日大のエース上村から8得点。エース池田を中心にした守備も簡単には揺らぎそうにない。

 投手力を生かして勝ち上がったチームが多いのも特徴だ。右腕佐々木が4試合とも先発した松本工は防御率0・30の安定感。春の甲子園に出場した丸子修学館を七回コールドゲームで下した打線のしぶとさも見逃せない。東海大三も防御率0点台と、最速147キロの右腕甲斐が期待通りの活躍。課題だった打線も4割3分3厘の高打率をマークしている。小林佳、下田が2試合ずつを投げ切った須坂東は防御率1・09と踏ん張り、投手力が初のベスト8入りの原動力となった。

 諏訪清陵は2年生右腕山田が3試合を1人で投げ、打線が8校中最高の打率4割6分5厘をマーク。投打がうまくかみ合っている。長野は昨年の準優勝経験者を中心に試合巧者ぶりが目を引く。この先は投手陣の踏ん張りが鍵になりそうだ。野沢北は勝負どころで攻守に力を発揮し、接戦をものにしてきた。ここまでの戦い同様、投手陣の踏ん張りが不可欠だろう。

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帝京怪物1年生・鈴木145キロデビュー!

東東京では、昨夏甲子園8強の帝京が順当に初戦を突破。3番手で登板したスーパー1年生・鈴木昇太が、自己最速を一気に5キロも上回る145キロをマークする鮮烈デビューを飾り、スカウト陣の度肝を抜いた。

 ミットを突く重低音に、真夏の神宮がどよめいた。雄たけびとともに、鈴木が剛腕を振り下ろす。堂々としたマウンドさばきは、1年生に見えない。8回から登板。スカウト陣が一斉にスピードガンを向け、その球筋を追う。145キロ―。ソフトバンクのスカウトのガンに表示された驚異の数字が、新怪物の襲来を告げていた。

 「夏は雰囲気が全然違う。緊張したけど“打てるもんなら打ってみろ”と思って投げた」直球は自己最速を5キロ更新。スライダーとツーシームを駆使し、打者3人を内野ゴロに仕留めた。わずか1イニングだったが、前田三夫監督(59)は「ボールがどんどん速くなっている。将来はプロに行く子」と手応え。この日は“温存”したドラフト候補の最速152キロ右腕・高島祥平(3年)の後継者として、太鼓判を押した。

 経歴も規格外だ。中学2年では硬式野球のポニーリーグで日本代表に名を連ね、世界大会で12イニングを投げ、列強相手に失点わずか1。0・75で最優秀防御率を受賞し、銅メダル獲得に貢献。「甲子園に一番近い高校。誰でもできる所じゃない。目立って上に行きたい」厳しい環境に身を置きたい思いから、帝京の門をたたいた。中学では体重90キロの巨漢だったが、走り込んで8キロ減量。「甲子園は夢じゃなくて目標」聖地デビューの瞬間を心待ちにしながら、牙を研ぐ。

 阪神・北村スカウトも「バランスがいい。体が大きい割に、腕がしっかり振れる。将来が楽しみ」と目を丸くした。「まずは150キロを超え、プロで松坂を超えたい」と16歳の眼中にあるのは95年以来、13年ぶりの深紅の大旗だけ。進化を続ける1年生が、勢いのまま手にする。

 ◆鈴木 昇太(すずき・しょうた)1992年5月2日、東京・立川市生まれ。16歳。武蔵村山八小1年から「青空」で野球を始め、武蔵村山一中では「小平ポニーズ」に所属。帝京では1年春に背番号20でベンチ入りし、今大会では背番号19。姉・裕子さん(19)は八王子実践で春高バレーに出場し、今春から実業団のデンソーで活躍。180センチ、82キロ、右投右打。

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◆鹿児島大会・準決勝◆ 決勝は鹿工-鹿実 神村、連続甲子園ならず

第90回全国高校野球選手権鹿児島大会(県高野連など主催)は15日、鹿児島市の県立鴨池野球場で準決勝2試合があり、鹿児島工が神村学園を、鹿児島実が樟南を下し、決勝に進出した。

 神村学園-鹿児島工は一回、鹿児島工が内村尚弘(3年)の適時打で先制。六回にも集中打で2点を追加。神村は7安打を放ったが、八回の1点にとどまり、2年連続の夏の甲子園出場は果たせなかった。

 樟南-鹿児島実は、白熱した投手戦。鹿児島実は四回、先発・岩下圭(3年)の適時打で待望の先制点。岩下は樟南打線を4安打完封し、1点を守りきった。樟南は初回の好機を生かせず、その後もタイムリーが出なかった。

 決勝は16日午後1時5分、同球場で試合開始予定。

=2008/07/16付 西日本新聞朝刊=

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元取手ニ、甲子園V腕の石田文樹氏が死去

横浜のチームサポーター(打撃投手)で取手二時代の84年夏の甲子園で全国制覇を達成した石田文樹(いしだ・ふみき、登録名・石田大也=いしだ・ともや)氏が15日午前1時40分、直腸がんのため横浜市内の病院で死去した。41歳だった。

 石田氏は茨城県出身で取手二のエースとして84年春夏連続甲子園出場。春は準々決勝で優勝した岩倉に敗退。夏は決勝に進出して、当時2年生だった桑田、清原の“KKコンビ”を擁して連覇を狙ったPL学園を延長の末に8―4で下して日本一に輝いた。卒業後は早大に進学したが中退。その後は社会人野球の日本石油(現新日本石油ENEOS)入りして87、88年の都市対抗にも出場した。88年ドラフト5位で大洋(現横浜)入団。主に中継ぎとして通算25試合1勝0敗、防御率4・59で94年に現役引退。その後はチームサポーターとして打撃投手などを務めていた。

 関係者によれば石田氏は今年3月中旬に体の不調を訴えて入院し、4月に直腸がんの手術を受けた。一時は快方に向かって5月に退院したが、6月下旬に再入院。ベッドでは「もう一度バッティングピッチャーをやりたい」と復帰を夢見ながら、最下位に低迷する横浜の動向を常に気にしていた。また、神奈川・川和で控え投手としてベンチ入りしている長男・翔太くん(2年)の晴れ姿を見るのを楽しみにしていたが、かなわなかった。

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横浜 成長したエース土屋が7回零封

第90回全国高校野球選手権記念大会(8月2日開幕、甲子園)の地方大会は15日、全国31地区で242試合が行われた。南神奈川では第1シードの横浜が難敵・日大藤沢を7回コールド、7―0で撃破。2年ぶりの夏の甲子園、そして10年ぶりの夏の全国制覇へ好スタートを切った。16日は鹿児島大会決勝を含め、全国37地区で239試合が行われる。

 【横浜7―0日大藤沢】横浜のエース土屋が95年夏の甲子園出場校・日大藤沢を7回2安打で完封すると、チームもコールド発進。激戦区の中で存在感を示した。

 精神面の成長が光った。二塁・松本の失策から招いた4回1死二塁で、3番・石田を三振に斬ると4番・青山も遊ゴロに仕留めピンチ脱出。優勝候補として臨んだ今センバツは味方の失策からリズムを崩し7回5失点KO。9年ぶりの甲子園初戦敗退に、渡辺監督から「技術はあるんだから心を鍛えろ。仲間がエラーしたらその後の打者から三振を奪え!」とゲキを飛ばされたが、この日は「なかなかいい投球をした」と納得させた。

 5月にはセンバツ優勝校・沖縄尚学との練習試合で走塁中に右足人さし指を骨折した。投球練習のできない日が2週間以上も続いたが「大事な時期に走り込みができず焦りもあったが、じっと耐えた経験は今、生きていると思う」と振り返る。

 投球面でも春からの進化を感じさせた。カットボールとツーシームを新たに習得。切れの増した直球で空振りを奪えるようになった。広島の高山スカウトも「ボールに伸びがある。スライダーの使い方がうまくなった」と評価した。

 19日の3回戦は昨夏の神奈川大会16強・藤嶺藤沢と対戦。「調子はもっとあがってくる」と土屋。甲子園で成長した姿を披露するまで、負けるわけにはいかない。

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前田監督「危ないなあ」で打線に点火

【帝京8―1駿台学園】帝京は駿台学園を9安打8得点の8回コールドで下した。駿台学園・小林から6回まで3点しか挙げられなかったが、7回の攻撃前に前田監督が「なんか危ないなあ」とゲキを飛ばした途端、3安打4四死球で4点を奪った。06、07年夏の甲子園は連続8強。帽子の裏に「核弾頭、ラストサマー、甲子園」と書き込む1番・杉谷は、昨冬から特訓を積んだ左打席で3回に“公式戦初安打”。「昨年負けた佐賀北は敗退したので、おととし敗れた智弁和歌山にリベンジしたい」と力を込めた。18日の4回戦は今センバツ出場の関東一と対戦。13年ぶり3度目の夏の全国制覇へ第1関門を迎える。

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石田文樹さん:清原・桑田に勝った取手二高のエース、死去

 84年夏の甲子園優勝投手、石田文樹さんが15日、亡くなった。決勝戦で茨城・取手二高のエースとして清原和博、桑田真澄という超高校級選手らを擁した大阪・PL学園に投げ勝った姿は、野球ファンの心に深く刻まれた。

 清原、桑田には計3安打を許したが、清原からは2奪三振。九回にワンポイント・リリーフをあおいだものの、延長十回142球の熱投で頂点に立った。

 木内幸男監督(現・常総学院高監督)は「体が強いのが印象的だった」と振り返る。約3週間前に電話をかけた時には、声に張りがあったと言い、「夏の大会が終わったら見舞いに行こうと思っていたのに……。教え子が自分より先に亡くなって悔しい」と嘆いた。

 引退後は横浜の打撃投手を務めた。89年同期入団の石井琢は「縁の下の力持ちで毎日投げてくれた。もう一度ユニホームを着てもらいたかった」。今春、体調を崩したが、手術を受けて復帰を目指していたという。この日、横浜スタジアムでチームメートは広島との試合前に黙とうをささげ、喪章を付けてプレーした。

 ▽PL学園高時代に対戦した清原和博選手(現オリックス) 対決したことを昨日のことのように覚えている。数少ない心に残る投手だった。

 ▽同じく桑田真澄さん(元巨人) 同じ青春時代を過ごし、戦った石田さんが亡くなり、大変残念。試合でも勝ったり、負けたりしてとてもいい思い出です。

毎日新聞 2008年7月15日 23時16分(最終更新 7月15日 23時58分)

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近江、彦根東など3回戦へ 全国高校野球滋賀大会

第90回全国高校野球選手権大会滋賀大会は15日、彦根、皇子山の両球場で2回戦4試合を行った。

 前年優勝の近江は滋賀学園を8-1の7回コールドで破り初戦を飾った。彦根東は延長12回の接戦の末、2-1で河瀬にサヨナラ勝ちした。膳所は12-2で日野に6回コールド勝ち。大津商は終盤、伊香を突き放し7-4で勝った。
 第10日からは会場が西京極だけになる。

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北嵯峨、立命館宇治がベスト8入り 全国高校野球京都大会

第90回全国高校野球選手権大会京都大会は15日、西京極など3球場で3回戦5試合、4回戦2試合を行った。北嵯峨は9-0で京都成章に7回コールド勝ち、立命館宇治は6-0で日吉ケ丘に完封勝ちし、それぞれベスト8入りを果たした。

 このほか3回戦では、北稜がシードの南丹を7-0、福知山成美は昨年敗れた乙訓を17-2と、いずれもコールドで下した。京都外大西は4-0で桃山、西乙訓は10-4で宮津を破った。田辺は8-7で京都明徳に競り勝った。

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<訃報>石田文樹さん41歳=84年夏の甲子園優勝投手

石田文樹さん、41歳(いしだふみき、登録名・石田大也=いしだともや、元プロ野球大洋、横浜ホエールズ投手)7/15、直腸がんのため死去。葬儀は18日午前10時、横浜市港北区菊名7の新横浜奉斎殿。喪主は妻・石田寿美江(いしだすみえ)さん。
茨城・取手二高のエースとして、1984年夏の全国高校野球選手権決勝で清原和博(現オリックスバファローズ)、桑田真澄(現野球評論家)両選手のいた大阪・PL学園高を延長の末に破って優勝。早稲田大を中退後、日本石油に入社。1987、1988年には都市対抗野球に出場(1988年は横須賀市=日産自動車=の補強選手)し、1989年に大洋ホエールズ(現横浜ベイスターズ)入り。主に中継ぎ投手として25試合に登板し1勝0敗。1994年に現役を引退後はチームの打撃投手などを務めた。

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広陵の準優勝 OBが小説に

広陵高の昨夏の甲子園準優勝の軌跡をたどった小説
 「日本一の準優勝」を同校OBで、北海道北広島市の中学教諭、山田良純さん(39)がまとめ、広島市の南々社から出版した。

 佐賀北高(佐賀)との決勝の8回、広陵高のエース野村祐輔投手の投球に微妙な判定が下された。直後に逆転満塁アーチが飛んだ。

 山田さんは「敗れた後、中井哲之監督が判定に異議を唱えた。
 批判を承知で生徒のためにあえてそれをやった。監督と選手の間に『日本一のきずな』があると感じた思いを込めた」と題名の由来を話す。
 物語は山田さんが指導している中学校の陸上部の生徒と広陵野球部とのかかわりなどを描きながら進む。190ページ。1400円。

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第90回全国高校野球:高知大会 土佐、まさか初戦敗退 /高知

 ◇明徳は大差でコールド勝ち
 第90回全国高校野球選手権記念高知大会(県高野連、朝日新聞社主催)は13日、2日目を迎え、県立春野球場と高知市営球場で1回戦6試合があった。

 第1シードの明徳義塾は高岡に大差をつけ五回コールド勝ちした。一方、第2シードの土佐は高知中央の横手投げ左腕・内藤を打ち崩せず、まさかの初戦敗退となった。高知西、高知南はそれぞれ五回コールド勝ちを収めた。高知小津は4点差をひっくり返して逆転勝ち。宿毛工は接戦の末、高知高専に競り勝った。

 ▽1回戦

西土佐

  00000=0

  21007=10

高知西

 (五回コールド)

 (西)田頭、森-横山、田頭

 (高)小島健-伊与

▽二塁打 伊与(高)

高岡

  00030=3

  2617×=16

明徳義塾

 (五回コールド)

 (高)入福、石元-久保

 (明)南野、中山、亀井、栗野-松村、河合

▽三塁打 松田、河合(明)

▽二塁打 常原、河合、谷口(明)

土佐

  000001000=1

  20000021×=5

高知中央

 (土)山形、久保地-西村

 (高)内藤-岡本

▽二塁打 森(土)田辺(高)

高知丸の内

  400000010=5

  04002130×=10

高知小津

 (丸)桑本、大西、田島-河添

 (小)周治、山本、今橋-山崎

▽本塁打 山崎(小)

▽三塁打 山本、岡村、田中(小)

▽二塁打 宮田、矢野(丸)古谷2(小)

梼原

  00000=0

  11701=10

高知南

 (五回コールド)

 (梼)中平、中越鷹-神明

 (高)畠山-島崎

▽二塁打 島崎、上村、原、前田、久田(高)

高知高専

  010022000=5

  20012020×=7

宿毛工

 (高)安岡大-西松

 (宿)山崎一-森本

▽三塁打 山崎一(宿)

▽二塁打 近藤2、山岡(高)山崎一(宿)

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:香川大会 観音寺第一、延長戦制す /香川

 ◇丸亀城西はコールド勝ち
 ◇選手4人が熱中症
 第90回全国高校野球選手権記念香川大会(県高野連など主催)は13、14の両日、高松市生島町のサーパススタジアムで2回戦計7試合が行われた。13日の第1試合は、第1シードの香川西が石田に11-1でコールド勝ち。第2試合は、三本松が高松北を4-2で降した。第3試合は、飯山が高松東を5-2で降し初戦突破。第4試合は、高松第一が多度津工・多度津に7-6で競り勝った。

 14日の第1試合は、観音寺第一が延長十四回の末、笠田に2-1でサヨナラ勝ち。第2試合は、坂出工が土庄を7-3で降した。第3試合は、投打で圧倒した丸亀城西が10-0で高松南にコールド勝ちした。

 14日の高松市は今季最高の35・3度(平年30・6度)を記録。選手4人と応援団員7人の計11人が熱中症の症状を訴え、うち選手2人と応援団員3人の計5人が病院で手当を受けた。

 ■14日の試合

 ▽2回戦

笠田

  10000000000000=1

  00000000100001=2

観音寺第一

 (延長十四回)

 (笠)白川、牧、合田-田中

 (観)片桐彰、片桐佳-西山

▽二塁打 合田2(笠)

 観音寺第一が投手戦を制した。観音寺第一は1点を追う九回、敵失に乗じて同点に追いついた。延長十四回1死一、二塁、葛上の左前適時打で、サヨナラ勝ちした。笠田は一回、合田が左中間の二塁打で足がかりを作り先制したが、延長十一、十二回の好機を生かせなかった。

坂出工

  011000401=7

  000200010=3

土庄

 (坂)後藤-宮本

 (土)田村、中島勇-石川

▽三塁打 田村(土)

▽二塁打 海山(坂)石川(土)

 坂出工は同点で迎えた七回、海山が左翼線に走者一掃の適時二塁打を放ち勝ち越しに成功すると、さらに続く上野の適時打で1点を追加、この回一挙4点を挙げ突き放した。土庄は四回、田村の2点適時打で同点に追いついたが、及ばなかった。

 ◇氷で冷やしたが
 ○…この日のマウンドの最高温度は36・1度。土庄先発の田村雅樹投手(3年)はベンチに戻る度に脇の下を氷で冷やすなどしたが「四回から足がつっていた」。冬の練習では100~200球を投げ込み、走り込みもして、夏の大会に向け練習を重ねてきたが、七回に4点を奪われ、九回2死で交代。悔しさをかみしめながらも「自分には野球しかない。これからも続ける」と前を向いた。

丸亀城西 21025=10

高松南  00000=0

 (五回コールド)

 (丸)丸一、藤田-田中

 (高)山本、高砂-大谷

 丸亀城西は一回、杉山の中前打などで2点を先取。二、四回にも効率的に加点し、五回には入江や杉山の2点適時打などで5点を挙げ、試合を決めた。投げては丸一、藤田の継投で被安打3、失点0に抑えた。高松南は三回、得点圏に走者を進めたが、好機を生かせなかった。

 ■13日の試合

 ▽2回戦

石田  01000=1

香川西 02054=11

 (五回コールド)

 (石)藤ノ木、横山、池田-鏡原

 (香)小林-長田

▽三塁打 呉屋、斎藤(香)

▽二塁打 横山、小林、川端(香)

 香川西は1点を追う二回、長田、小林の適時打で逆転に成功。四回には打者一巡の猛攻で5点を追加、五回にも4点を追加し試合を決めた。石田は二回、敵失で先制、四回にも得点圏に走者を進めたが、及ばなかった。

三本松

  200000200=4

  100001000=2

高松北

 (三)小蓑-原

 (高)小西、新名、奴賀康-小島、鏡原

▽二塁打 山下(三)

 三本松は同点で迎えた七回、無死三塁から山下が左翼線に適時二塁打を放ち勝ち越しに成功。さらに村瀬の左前適時打で、1点追加。先発小蓑は要所を抑え完投した。高松北は六回、水次の右前打で一度は同点に追いつく粘りをみせたが、最後は力尽きた。

飯山

  100101002=5

  000001010=2

高松東

 (飯)鎌倉-堀江

 (高)植原-小松

▽二塁打 関(高)

 飯山は一回、2死一、二塁から西川の左前適時打で先制。四回には敵失で1点を追加。九回には高橋の2点右前適時打で、逃げ切った。高松東は八回、1死一、二塁から佐野の中前適時打で一度は1点差までに迫ったが、あと一歩及ばなかった。

高松第一

  000210031=7

  002001102=6

多度津工・多度津

 (高)西山-井上

 (多)直井、東、楠本-岡津

▽二塁打 山本、井上(高)石塚3、岡津(多)

 高松第一は1点を追う八回、1死一、二塁から金岡の右前適時打で同点に追いつくと、続く出下が中前適時打で、2点勝ち越しに成功。九回にも1点を追加し突き放した。多度津工・多度津は九回、楠本の左前適時打で1点差まで迫ったが、あと1本が出なかった。

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 ■ピカいち

 ◇声かけで戦いを“共有”--笠田・高橋和男副主将(3年)
 小学2年から中学までサッカーを続けてきたが、兄の影響などで高校で野球部に入った。

 最初はボールをうまく投げられない。ウエートトレーニングを重ね、肩ができあがるまでに1年かかった。

 練習を重ね、打てるようになると楽しくなった。「レギュラーになりたい」。他の仲間は幼いころからの積み重ねがある。帰宅してからもバットを振った。

 昨夏の大会の後、監督らから三塁ランナーコーチに指名された。全員の投票で副キャプテンも任された。やってみよう、と決意。

 「いいよセンター!」「ナイスバッティング!」。守備や攻撃から戻った選手に、必ず声をかける。「自分も戦っている」との思いだ。

 延長十四回の末サヨナラ負け。3時間13分の戦いの後、「このチームで続けてきてよかった」という声はかすれていた。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:徳島大会 長打重ねて鳴門 城南もコールド勝ち /徳島

 第90回全国高校野球選手権記念徳島大会(県高野連、朝日新聞社主催)は14日、オロナミンC、県営徳島の両球場で2回戦計4試合が行われた。板野-城南は、6回に一挙5点を加えた城南がコールドで勝利を収めた。鳴門も長打を重ねて阿波西にコールド勝ち。このほか、徳島北が城北に快勝し、生光学園は阿南高専に競り勝った。

 ○…オロナミンC球場…○

 ▽2回戦

阿波西 0000000=0

鳴門  203022×=9

 (七回コールド)

 (阿)伊月、武市-枝澤

 (鳴)島津、正木-広瀬

▽本塁打 島津(鳴)

▽三塁打 眞田、藤川、水主2、島津(鳴)

▽二塁打 山本(阿)眞田(鳴)

板野 0010000=1

城南 110105×=8

 (七回コールド)

 (板)松尾、切上-藤本

 (城)奥村-松原

▽三塁打 青枝(板)宮武、猪子(城)

▽二塁打 猪子(城)

 ○…県営徳島球場…○

 ▽2回戦

城北  010000000=1

徳島北 20003100×=6

 (城)平山、瀬尾、赤川、西岡-稲崎

 (徳)阪本、久米-古川

▽三塁打 佐藤(徳)

▽二塁打 三浦(城)福原(徳)

生光学園

  000020001=3

  000010100=2

阿南高専

 (生)渡辺、倉本-多田

 (阿)荒野、稲葉-吉田

▽二塁打 早苗(阿)

 ◇阿波西のびのび
 〇…4月時点で阿波西の部員は2、3年生各4人の計8人と、1年生の入部を待たないとチームを作れない状況だった。若い守備陣に尾之上智基主将(3年)は「少し不安だった」と言うが、この日は失策ゼロと健闘した。試合は七回表2死、追いつめられた場面で山本涼太選手(1年)の打球はレフトの頭を越える。だが、三塁を欲張りタッチアウト。無情のゲームセットも「将来性を感じさせる打球」(尾之上主将)だった。

 ◇脇町、サヨナラ勝ち--延長十回
 13日はオロナミンC、県営徳島の両球場で2回戦計6試合が行われた。阿南工-脇町は延長十回裏に飛び出した尾方のランニング本塁打で脇町が劇的なサヨナラ勝利を収めた。このほか、鳴門第一と鳴門工はコールド勝ち。海部、徳島商、徳島市立も3回戦に進んだ。

 ■13日の記録

 ○…オロナミンC球場…○

 ▽2回戦

海部 101000000=2

名西 000000000=0

 (海)冨田、森唯-百々

 (名)仁木-山口

▽二塁打 中川(名)

徳島商

  000300000=3

  000000000=0

小松島西

 (徳)中野-原

 (小)田中、尾谷-高木

▽二塁打 杉本、清水良、酒井(徳)

徳島市立

  002000112=6

  000001001=2

徳島工

 (市)安部智、木内-清水

 (工)上原-黒島

▽三塁打 貝嶋(市)

▽二塁打 金澤(市)前田、阿木(工)

 ○…県営徳島球場…○

 ▽2回戦

阿南工

  0200210110=7

  0002021111=8

脇町

 (延長十回)

 (阿)山本康次、河野-中野

 (脇)太田、藤村、橋本-木具

▽本塁打 河野(阿)尾方(脇)

▽二塁打 大栃、山本康成(阿)新藤2(脇)

辻    000000=0

鳴門第一 112303=10

 (六回コールド)

 (辻)藤村-近藤

 (鳴)富士-小林

▽本塁打 緒方(鳴)

▽二塁打 志宇知(鳴)

鳴門工 104001=15

勝浦   00000=0

 (五回コールド)

 (鳴)林、実-佐藤

 (勝)矢立-楠平

▽三塁打 岡山、佐藤(鳴)

▽二塁打 賀川(鳴)

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:愛媛大会 第4日 西条はコールド発進 /愛媛

 ◇創部3年、ウェルネス夏初勝利
 第90回全国高校野球選手権記念愛媛大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)は、大会第3日の13日に坊っちゃんスタジアム(松山市市坪西町)など3球場で9試合、第4日の14日には同スタジアムなど2球場で6試合があり、1回戦計15試合で熱戦が繰り広げられた。

 13日には、1回戦注目の好カード、西条-松山商戦があり、西条が中盤に大量点を奪い、13-5で七回コールド勝ち。14日には、ウェルネスが松山中央に10-6で打ち勝ち、創部3年目で夏の大会初勝利を飾った。

 ▽1回戦

東温

  001001001=3

  000000020=2

松山城南

 (東)八木-高須賀

 (松)青木、西原-池本

▽本塁打 池本(松)

愛付農・付高

  000020000=2

  000010000=1

吉田

 (愛)鷲谷-竹場

 (吉)上甲、中根-河野

▽二塁打 鷲谷(愛)

川之江

  3050110=19

  10100 1=3

済美平成

 (六回コールド)

 (川)宮林、妻鳥、三好竜-井上

 (済)高橋-本多

▽三塁打 三好将(川)

▽二塁打 加地、井上2、宮林(川)植西(済)

ウェルネス

  023410000=10

  000020220=6

松山中央

 (ウ)古用-上田

 (松)白石、三好-瀬谷、佐伯

▽本塁打 古用(ウ)

▽三塁打 瀬谷(松)

▽二塁打 林田、寺井(ウ)野中、佐伯(松)

宇和島南

  000101000=2

  11100100×=4

新居浜工

 (宇)武田、山下、武田、山下-西尾

 (新)浅海-川上

▽本塁打 二宮(宇)

▽三塁打 川上(新)

▽二塁打 岡隼(宇)小西、鴻上(新)

弓削

  00004=4

  4449×=21

弓削商船

 (五回コールド)

 (弓)森本-大本

 (商)竹田-田宮裕

▽三塁打 福本(商)

▽二塁打 前田、大本(弓)田宮裕、竹田、浪切(商)

 ◆第3日の結果

 ▽1回戦

伊予農

  000020301=6

  110200100=5

八幡浜工

 (伊)井戸本、戒能-高田

 (八)井上博、西川、長野-牧野

▽二塁打 田渕、今井(伊)

八幡浜

  101000012=5

  001000000=1

北宇和

 (八)津田、木村-山内

 (北)二宮-郷良

▽二塁打 竹田(北)

野村

  10100105=8

  00010000=1

小田

 (八回コールド)

 (野)福井-宇都宮

 (小)平野-諏訪

▽二塁打 渡辺、宇都宮、井上雄2、大石(野)正岡(小)

西条

  2000533=13

  0011003=5

松山商

 (七回コールド)

 (西)秋山、中川-森

 (松)豊田、庄司、稲本、矢儀田-黒田

▽二塁打 越智翔、佐伯海、秋山(西)越智、山岡(松)

今治北大三島

  200000020=4

  20010200×=5

宇和

 (今)藤崎-國貞

 (宇)清家元-小山

▽本塁打 神原

▽三塁打 稲田、那須口(宇)

▽二塁打 藤崎(今)河野(宇)

土居

  101000000=2

  11020103×=8

内子

 (土)石川-近藤大

 (内)中本-山田

▽二塁打 石川2(土)中田2、二宮拓(内)

小松

  0000040000=4

  0000031001=5

新居浜南

 (延長十回)

 (小)秋山-田中

 (新)田坂-山之内

▽本塁打 福延(新)

▽二塁打 田中(小)福延(新)

伯方

  0000010102=4

  0010010000=2

新居浜商

 (延長十回)

 (伯)白石、井手-藤石

 (新)坂田-藤原

▽二塁打 上野、首藤(新)

今治東

  001030000=4

  20220003×=9

丹原

 (今)秋山-井原

 (丹)藤田健、藤田康-一色

▽三塁打 高橋、八木2(丹)

▽二塁打 渡部恭、小笠原(今)岡田、山内(丹)

 ◇2回戦日程決まる
 16、17日の2回戦12試合の日程が決まった。17日で決まったのは、坊っちゃんスタジアムのみ。対戦カードと試合順は次の通り。開始予定時刻は、(1)9時(2)11時半(3)14時。

 <16日>【坊っちゃんスタジアム】(1)大洲農-新居浜東(2)伯方-帝京第五(3)松山聖陵-川之石【今治市営】(1)ウェルネス-新居浜南(2)野村-西条(3)宇和-今治北【西条市ひうち】(1)今治南-済美(2)八幡浜-内子(3)伊予農-松山南

 <17日>【坊っちゃんスタジアム】(1)丹原-愛付農・付高(2)川之江-弓削商船(3)宇和島東-新居浜工

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 ■夏の主役

 ◇平常心になれず逆転許す--八幡浜工・牧野展久捕手
 「右打者のインコースに直球を思いっきり投げてこい」。七回表、無死満塁のピンチにマウンドに駆け寄った八幡浜工の牧野展久捕手(3年)は西川潤平投手(2年)に声を掛けた。しかし、1死を取ったものの伊予農に2点を返されて同点となり、一塁と三塁に走者を背負って5番打者を迎えた。

 追いつかれた焦りを感じながら、牧野捕手は配球を考えた。西川投手は直球が武器だが、この日は球がシュート回転し、右打者に直球が決まらなくなっていた。しかし、牧野捕手はマウンドで話した通り初球に直球を要求した。

 西川投手が「力が入ってしまった」と話した投球は、牧野捕手の前でワンバウンド、後ろにそれた。懸命に球を追ったが間に合わず、三塁走者が還り、逆転を許した。力を入れてきたワンバウンドの球の捕球練習が実らなかった。

 「平常心になれていなかった」と、逆転された場面を振り返る牧野捕手。まっすぐ前を向いて、悔しさを胸にしまい込んだ。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:石川大会 13、14日 /石川

 ◇第90回記念石川大会
 ▽1回戦(13日)

 ◇…県立野球場…◇
尾山台

  000200000=2

  00100120×=4

日本航空二

金沢泉丘

000000232009=16

102010012000=7

小松商

 (延長十二回)

 ◇…金沢市民野球場…◇
金沢北陵

  100001000=2

  00000031×=4

寺井

能都北辰

  00000=0

  22006=10

羽咋工

 (五回コールド)

 ◇…小松末広野球場…◇
珠洲実

  002001000=3

  10020120×=6

金沢商

石川高専

  110100000=3

  100000000=1

七尾東雲

 ▽1回戦(14日)

 ◇…県立野球場…◇
鵬学園

  000001000=1

  01000310×=5

金沢学院東

小松市立

  00000200=2

  30022002=9

津幡

 (八回コールド)

 ◇…金沢市民野球場…◇
野々市明倫

  000000=0

  100018=10

小松工

 (六回コールド)

輪島実

  002000000=2

  30000000×=3

高浜

 ◇…小松末広野球場…◇
金沢辰巳丘

  100000030=4

  000000000=0

輪島

富来

  100040000=5

  20020300×=7

鹿西

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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取手二高の優勝投手、石田文樹氏が死去 PLのKKコンビと激闘

昭和59年、夏の甲子園で優勝した茨城・取手二高のエースで、元横浜投手の石田文樹(いしだ・ふみき)氏が15日、直腸がんのため死去した。41歳。通夜は17日午後7時、葬儀・告別式は18日午前10時、横浜市港北区菊名7の10の8、新横浜奉斎殿で。喪主は妻、寿美江(すみえ)さん。

 石田氏は取手二高のエースとして決勝で桑田、清原を擁する大阪・PL学園と対戦。延長の末に下し、同校と木内幸男監督に初の全国優勝をもたらした。その後、日本石油を経てドラフト5位で平成元年、大洋(現横浜)入り。通算1勝0敗。平成6年に引退後は打撃投手を務めていた。現役の途中から登録名を大也(ともや)に変更した。

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夏の高校野球:大分大会(その2止) シード文理大付、打ち勝つ /大分

 ◆大分雄城台は投手戦制す--13日の試合

 ◇大分、反撃できず
 ▽2回戦

大分

  200000000=2

  30100001×=5

文理大付

 (大)楠本、植木-小谷

 (文)日高-向畑

▽本塁打 山根、向畑(文)

▽二塁打 藤本将、大戸(大)河野(文)

 文理大付は初回、山根良太選手(3年)と向畑竜斗選手(同)の本塁打で逆転し、その後も加点した。大分は初回に3安打で2点を先取したが、二回以降、ノーヒットに抑えられ、反撃の糸口をつかめなかった。

 ◇大分西、加点なく
大分西

  010000000=1

  10000002×=3

大分雄城台

 (西)小高-木原大

 (雄)新谷-柏

▽三塁打 衛藤(西)

 大分雄城台は八回2死二、三塁で、新谷拓選手(3年)の二ゴロ敵失で2者が還って勝ち越し、投手戦を制した。大分西は二回、矢部克樹選手(同)の右前適時打で一時同点に追いついたが、その後は三塁を踏めなかった。

 ◇豊府、本塁打で一矢
大分豊府

  000001000=1

  11101000×=4

大分南

 (豊)川嶋-矢野

 (南)江口、秦、広田-三浦

▽本塁打 川嶋(豊)羽田野(南)

▽二塁打 大平(豊)麻生、江口(南)

 大分南は初回、四球と盗塁で2死二塁とし、江口徹選手(3年)の右中間二塁打で先制。その後もそつなく攻めて加点した。大分豊府は六回、川嶋謙選手(同)の左越え本塁打で一矢報いたが、3投手の継投に抑えられた。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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夏の高校野球:大分大会(その1) 国東、日田林工8強へ /大分

 ◇シード豊府は姿消す
 第90回全国高校野球選手権大分大会は13、14日、大分市の新大分球場で2回戦4試合、3回戦2試合があった。3回戦はいずれも緊迫した接戦。国東は打ち合いの末、延長十三回に走者一掃の決勝二塁打が飛び出し、日田林工は投手戦を制し、ベスト8に名乗りを上げた。2回戦のシード勢は文理大付が逆転勝ちしたが、大分豊府は大分南のそつのない攻めに屈した。

 ◇津久見、追撃及ばず
 ▽2回戦

別府鶴見丘

  201020220=9

  002100001=4

津久見

 (別)有田-萩尾

 (津)宮田、甲斐、柴田、安部、後藤-竹尾

▽本塁打 有田(別)大田(津)

▽三塁打 久保田、吉良(津)

▽二塁打 鷲司哲、瀬尾、有田、二宮(別)

 別府鶴見丘は初回、有田尚人選手(3年)の2点本塁打で先取。五回には2二塁打などで勝ち越し、小刻みに加点して引き離した。津久見は四回、三塁打と暴投でいったん同点にしたが、六回以降は2安打で追い上げが遅れた。

 ◇上野丘20残塁響く
 ▽3回戦

国東

  0110000200003=7

  0300001000000=4

大分上野丘

 (延長十三回)

 (国)吉留、鹿島、平野、吉留-矢野

 (大)増田-山本

▽本塁打 矢野(国)

▽二塁打 藤原(国)野田(大)

 国東は八回に3安打と悪送球で追いつき、延長十三回の満塁機に、藤原英晴選手(3年)が走者を一掃する二塁打で試合を決めた。大分上野丘は二回、長短打に四死球などを絡め打者9人の猛攻で3点を挙げたが、20残塁と決定打を欠いた。

 ◇佐伯豊南あと一歩
佐伯豊南

  000000001=1

  00100100×=2

日田林工

 (佐)三宅-戎

 (日)末次、太田尾-三浦

▽二塁打 小川、山口2(佐)

 日田林工は三回、中前打と盗塁の走者をバントで送り、野選で先制。六回には立川政樹選手(3年)の適時打で加点し、逃げ切った。佐伯豊南は三宅佑典投手(同)が被安打4の力投で粘り、九回は1点差に迫ったが、あと一歩及ばなかった。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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夏の高校野球:熊本大会 シード校の鎮西、城北が快勝 千原台はコールドで /熊本

 14日は藤崎台球場で3回戦1試合と4回戦2試合があり、いずれもシード校の鎮西、城北、千原台が投打の歯車がかみ合い、快勝した。また、藤崎台と県営八代の両球場で3回戦6試合があった13日は、専大玉名が今大会最長となる延長十二回、サヨナラ勝ちで第二を降し、大矢野は延長十回に勝ち越して阿蘇との投手戦を制した。15日は藤崎台で4回戦3試合がある。

 ◇御船、序盤失点響く
 ▽3回戦(藤崎台)

御船 000000020=2

鎮西 01002021×=6

 (御)笹原、寺本-高見

 (鎮)平山、東家-猪本

▽二塁打 平山(鎮)

 鎮西は好機に着実に加点し、平山、東家の継投で逃げ切った。御船は両投手に計17三振を喫したが、八回に山田の適時打などで2点を返し、一矢報いた。

 ◇東海大二、好機逃す
 ▽4回戦(藤崎台)

東海大二

  000000000=0

  00201100×=4

城北

 (東)中山、池田、山本将-平田

 (城)村方友-古庄誠

▽三塁打 村方友(城)

 城北は三回、山崎の適時打などで2点先制。五、六回にも1点ずつを加えた。東海大二は序盤の好機に得点できず、終盤尻上がりに調子を上げた城北エース村方友に完封された。

 ◇「今までが悪すぎた」
 ○…今春センバツ出場の城北のエース、村方友哉投手(3年)が東海大二に完封勝ちした。初戦は4失点で初回降板、2戦目も本塁打を浴びるなど3失点だっただけに「やっと直球が走り出した。七、八割まで回復した」とホッとした表情を見せた。末次敬典監督は「今までが悪すぎた。あとは球のキレと制球力」と話した。

 ◇八代工、散発4安打
千原台 11111002=7

八代工 00000000=0

 (八回コールド)

 (千)鑪-中島

 (八)上田、野田-硴野

▽二塁打 藤井、中島、北野(千)岩村(八)

 千原台はバント安打など巧みな攻撃で小刻みに得点し、リードを広げた。八代工は千原台エースの鑪に散発4安打に抑えられ、五回の1死二、三塁の好機も生かせなかった。

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 ■青春譜

 ◇「仲間のおかげ」--北野翔大主将・御船=3年
 一、二回戦を勝ち、次は強豪・鎮西。相手に不足はない。鎮西の左腕、平山洸太郎投手(3年)の速球に対応するため、自チームの投手に近距離から投げてもらって、打撃練習をした。

 打席に立つと「もっと速くて角度もあった」。だが、特訓の成果はあった。三回、二遊間へ安打を放った。八回にも四球で出塁し、仲間の安打で2点目のホームを踏んだ。「まだいける」。だが、反攻はそこまでだった。

 主将の仕事は荷が重かった。最初は「嫌われたくない」と部員に注意するのもためらった。だが一人一人と話して率直に気持ちを伝え、まとめていった。

 「仲間のおかげでここまで来られました」。最後は感謝を口にした。

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 ◆13日の結果

 ◇熊本農、七回に一矢
 ▽3回戦(県営八代)

熊本商 000030201=6

熊本農 000000100=1

 (商)税所、川上-大山田

 (農)中村、園田、北園-下田

▽二塁打 山内(商)

 熊本商は五回、押し出しなどで3点先制。七、九回に加点した。熊本農は七回、3安打で1点を返したが、リリーフした熊本商の川上に抑えられた。

 ◇八代打線、終盤沈黙
済々黌 000310020=6

八代  201000000=3

 (済)古野、井手、内原、江原-田上

 (八)萩本、東、深田-仁田原

▽三塁打 黒川、小田(八)

▽二塁打 石田(八)

 済々黌は四回、3本の内野安打などで同点に追いつき、五回に逆転。八代は初回、3本の長打で先制したが、四回以降、済々黌の3投手に抑えられた。

 ◇松橋、打線つながらず
東稜 1130401=10

松橋 0021000=3

 (七回コールド)

 (東)高山-山田、中島

 (松)西村、矢田、丸山-岡崎

▽三塁打 堀(東)

▽二塁打 丸山(松)

 東稜は三回、長短打などで3点、五回に4点を奪うなど終始リード。松橋は三回、丸山の二塁打で2点を返すなど追い上げたが打線につながりを欠いた。

 ◇学園大付、連打なく
 ▽3回戦(藤崎台)

学園大付

  010010200=4

  20013111×=9

熊本国府

 (学)横田、安永-蓑田

 (熊)楠本、川端、西村-窪田、中村一

▽三塁打 野口、蓑田(学)石原(熊)

▽二塁打 蓑田(学)川端、飯星(熊)

 熊本国府は四回以降、長短打に敵失や四死球も絡めて毎回得点し突き放した。学園大付は2本の三塁打を含む9安打を放ったが、連打が出なかった。

 ◇阿蘇、中村好投も惜敗
大矢野

  0000000005=5

  0000000000=0

阿蘇

 (延長十回)

 (大)山嵜-石本

 (阿)中村-岩下

▽三塁打 渡辺政(大)

 大矢野は十回、敵失から先制。渡辺政の三塁打なども出て5点を挙げた。阿蘇は三、四回の得点機を生かせず、エース中村の好投に応えられなかった。

 ◇一瞬集中力途切れ…
 ○…阿蘇の中村堅悟投手(主将、3年)は試合後、ベンチで「ナイスピッチング」と声をかけられても、何も言葉が出なかった。延長十回無死一塁、大矢野・山嵜幸博選手(3年)の送りバントに「これで1死取れた」と一瞬集中力が途切れ、一塁へ悪送球。先制を許した。動揺は収まらず、この回に一挙に5点を失った。だが、九回まで粘りの投球で無失点を続けたことに「守備陣のおかげ。負けたけど良い試合ができました」。

 ◇第二、延長で力尽く
第二

  000011040000=6

  010014000001=7

専大玉名

 (延長十二回)

 (第)嶋崎、安達-井

 (専)蔵原-山崎

▽三塁打 平松(第)川野(専)

▽二塁打 郷大2(第)吉崎(専)

 専大玉名が十二回1死満塁から清田の犠飛でサヨナラ勝ち。第二は八回、敵失と郷大の二塁打などで同点に追いついたが、九回以降1安打に抑えられた。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:富山大会 13日 /富山

 ◇第90回記念富山大会(13日)
 ◇…県営富山…◇
 ▽1回戦

桜井 10-0 氷見

 ▽2回戦

高岡商 15-5 富山いずみ

 ◇…高岡市営城光寺…◇
 ▽2回戦

新湊    4-1 富山第一

高岡龍谷 11-6 高朋

 ◇…黒部市営宮野…◇
 ▽1回戦

富山商 10-0 雄山

 ▽2回戦

富山工 6-3 滑川

 ◇…砺波市…◇
 ▽1回戦

砺波 15-5 大門

小杉  2-1 福岡

 ▽2回戦

南砺井波 15-4 富山高専

 ◇…魚津桃山運動公園…◇
 ▽1回戦

魚津 14-3 富山商船

呉羽  5-4 水橋

 ▽2回戦

不二越工 7-4 魚津工

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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夏の高校野球:山口大会 西京、山口がコールド発進 萩、防府西も2回戦へ /山口

 第90回全国高校野球選手権記念山口大会(県高野連など主催)の1回戦11試合が14日、県内4球場であった。西京は水産にコールド勝ち。萩は慶進に3点差で勝利し、小野田は宇部西に逆転勝ちした。山口、防府西、防府商なども2回戦に駒を進めた。15日は4球場で1回戦8試合がある。

 ◇59校の晴れ姿--開会式
 開会式は13日、山口市の山口きらら博記念公園であり、59校の選手たちは堂々の行進。選手宣誓したのは宇部高専の林響主将(3年)で、英語を交えながら元気よく「熱いプレーをすることを誓います」と述べた。

 ▽1回戦(周南市野球場)

桜ケ丘 200000100=3

防府商 10000022×=5

 (桜)横山-堀

 (防)松本、石井-宮本

▽二塁打 厚東(桜)宮本、平野(防)

岩国総合

  010000000=1

  02110300×=7

新南陽

 (岩)常弘、林-林、常弘

 (新)中村拓-佐伯

▽二塁打 瀬戸口、畑辺、久村(新)

 ▽同(下関球場)

西京 31552=16

水産 00000=0

 (五回コールド)

 (西)田中皓、井上-山辺

 (水)国田、富田、福村-和田

▽三塁打 松田2、田中皓(西)

▽二塁打 井上、足立(西)

下関中等 0010000=1

山口   2050001=8

 (七回コールド)

 (下)有浦、藤田貴-住岡

 (山)栗山-藤井

▽三塁打 上野(山)

▽二塁打 宗東、豊嶋、神崎(山)

下関国際 041114=11

徳佐   010000=1

 (六回コールド)

 (下)福本-金原

 (徳)金子-倉田

▽二塁打 山井(徳)

 ▽同(宇部市野球場)

萩  003100000=4

慶進 000100000=1

 (萩)花谷-坂井

 (慶)村田-吉松

▽三塁打 吉松(慶)

早鞆 000020068=16

響  101200141=10

 (早)町野、木村、平河-佐藤

 (響)新田-若宮

▽三塁打 伊東、日高、酒井(早)

▽二塁打 衛藤、伊東、平河(早)尾崎、新田(響)

小野田 000100431=9

宇部西 104000000=5

 (小)恩田、福冨-藤井

 (宇)松村、中本、小林、松村-上寺豊

▽本塁打 西村(小)

▽三塁打 吉野(小)

▽二塁打 石本、津嶋(小)上寺豊、藤井(宇)

 ▽同(柳井市民球場)

熊毛南 01000=1

聖光  14051=11

 (五回コールド)

 (熊)橋本、海田-木邑

 (聖)佐藤-杉村

▽三塁打 杉村(聖)

▽二塁打 大坪、小野、藤柴(聖)

大島商船

  0000010001=2

  0000010000=1

岩国工

 (延長十回)

 (大)小山-相本

 (岩)江島-貞政

▽三塁打 小山(大)

▽二塁打 井上、中野(大)

防府西

  00001200001=4

  00002001000=3

久賀

 (延長十一回)

 (防)松本、勝谷、松本-森山、山内

 (久)宅野、家元-小林

▽二塁打 夏井(防)國近(久)

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 ■ダッシュ!夢舞台

 ◇支えてくれた両親に感謝--山村祐貴主将=慶進3年
 「力を出し切れず、悔いが残ります」。試合後、目を赤くしながら振り返った。

 創部翌年の06年に入部し、できたばかりのチームを引っ張ってきた。今春の会長旗大会で4強進出を果たした。

 野球を始めたのは中学1年の秋。山陽リトルシニア硬式野球チームに入団した。しかし1カ月後、右腕を骨折し神経がマヒ。手が全く動かず半年間は箸(はし)も持てなかった。医師からは「もうボールは投げられない」と言われたが、あきらめなかった。トレーニングを重ね、家族もリハビリの道具を手作りするなど懸命に支えた。

 やがてチームに復帰。試合を見ながら父勝則さん(47)と母貴子さん(43)は「この場に立ってプレーできるだけでありがたい」と感慨深げに話した。

 右腕の感覚は今でも鈍い。冬場の投球は痛みも伴う。帰宅後は故障を繰り返さないよう懸垂やストレッチを欠かさない。

 「支えてくれた両親に感謝している。野球を通じて得たたくさんの経験を今後も生かしたい」

〔山口版〕

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:広島大会 広島商、サヨナラ勝ち /広島

 ◇瀬戸内、山陽、熊野も2回戦へ
 第90回全国高校野球選手権記念広島大会(県高野連、朝日新聞社、県教委主催)は13日と14日に、1回戦33試合が県内7会場で行われた。

 13日は、昨年4強に入った瀬戸内が広島井口を5-2で降した。また、山陽、尾道商、福山商なども2回戦進出を決めた。

 14日は、呉昭和が加計にコールド勝ちで2回戦へ。広島商は延長戦の末、2-1で油木にサヨナラ勝ちし、2回戦へ勝ち上がった。

 15日から広島市民球場などで2回戦が行われ、春の大会準優勝の高陽東が登場する。

 ▽1回戦

 【広島市民】

呉昭和

  22800=12

  00000=0

加計

 (五回コールド)

 (呉)大澗、中村-梶矢

 (加)中川、近藤、下拂-丹後

▽三塁打 大澗、風呂光(呉)

▽二塁打 丸本2、道垣内(呉)

吉田

  021020020=7

  000120000=3

 (吉)山口輝-時本

 (広)木原椋-梶山

▽二塁打 山口生2(吉)新井(広)

因島

  000000=0

  501031=10

広島市工

 (六回コールド)

 (因)村上祐、藤原、村上祐、藤原-西

 (広)新山、渡部-野村

 【コカ・コーラウエスト】

並木学院

  010000010=2

  12101020×=7

修道

 (並)嶋村、岡村、嶋村-橋本

 (修)木村-津田

▽三塁打 橋本(並)山本(修)

▽二塁打 岡村(並)

油木

  100000000000=1

  000000001001=2

広島商

 (延長十二回)

 (油)馬屋原徹-中岡

 (広)末政、川野-向井

▽二塁打 油野木(油)松原(広)

 【呉二河】

美鈴が丘

  000101100=3

  00001012×=4

呉港

 (美)斎藤-茂松

 (呉)脇本-熊原

▽二塁打 山本(美)

  3001304=11

  0003000=3

大和

 (七回コールド)

 (呉)堤、田ノ窪-渡辺

 (大)小関、迫田-日野▽本塁打 今井(呉)

▽三塁打 新山(呉)

▽二塁打 今井(呉)井上星太、藤原(大)

 【福山市民】

福山明王台

  200002000=4

  000000014=5

三原東

 (福)本田-三宅

 (三)薬本-田中

▽三塁打 亥下、小倉2、佐藤(福)

▽二塁打 花岡(三)

安佐北

  000000001=1

  20000000×=2

府中東

 (安)山田-大塚

 (府)中山-渡辺

▽二塁打 酒井(安)山岡太、木村(府)

城北

  000001003=4

  00000312×=6

大門

 (城)簑田-中西

 (大)河野-土田

▽三塁打 浜田(城)

▽二塁打 山部、山崎(城)水国(大)

 【三原市民】

忠海

  591213=30

  0230 0=5

沼南

 (五回コールド)

 (忠)満畑、宮田-阪本、牛原、小迫

 (沼)柴垣、河野、倉田将、東、河野-倉田将、倉田芳、倉田将

▽三塁打 阪本、小迫、満畑(忠)

▽二塁打 河野、東、倉田将(沼)

呉高専

  000202001=5

  010000001=2

尾道北

 (呉)岡本-酒井

 (尾)伊東-竹野

▽三塁打 佐野(呉)陶山公、伊東(尾)

▽二塁打 清水(尾)

 【三次市営】

千代田

  00000=0

  8120×=11

新庄

 (五回コールド)

 (千)剃田-大治

 (新)六信、大井、仲野敦-宮村

▽三塁打 若木、宮村(新)

戸手

  000124000=7

  000200220=6

庄原実

 (戸)徳永-川江

 (庄)長谷川、中野-和田

▽三塁打 一二三、山崎、田中(庄)

▽二塁打 徳永、川江(戸)田中、中野(庄)

 【東広島運動公園】

熊野

  0122040=9

  0011000=2

黒瀬

 (七回コールド)

 (熊)今川-馬場

 (黒)荒木-河端

▽三塁打 荒木(黒)

▽二塁打 近藤2、谷本2(熊)倉橋(黒)

祇園北

  230010=15

  0000 0=0

大崎海星

 (五回コールド)

 (祇)新田、芹沢-神田

 (大)河下、高橋-南

▽三塁打 輔平(祇)

▽二塁打 井元、北田(大)

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 ■熱球

 ◇笑顔で悔いなし--加計・児玉遊撃手
 「涙は出なかった。いいグラウンドで、強いチームと試合ができて良かった」。試合後、加計の主将、児玉雄也遊撃手(3年)は笑顔を見せた。

 児玉が主将になったのは昨夏の大会直後だ。「自分がチームをリードしないといけない」。その責任感から「試合中も自分はエラーをしてはいけない」とプレッシャーを常に感じていた。

 相談したチームメートから「気にしなくていいよ」と声をかけられ、プレッシャーはなくなったという。「その言葉で本当に救われた」

 試合を間近にし、部員たちの表情は硬く、動きも悪かった。部員同士で話し合った。「笑顔で野球をやろう」。自身も積極的に笑顔で声を出し、チームを盛り上げた。

 試合に敗れたが、「達成感がある。ここまで一生懸命、いい仲間とやってこられた。悔いはないです」。さわやかな笑顔を広島市民球場に残して去った。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:岡山大会 津山商、関西3回戦へ /岡山

 ◇矢掛の「最後の夏」終わる
 第90回全国高校野球選手権記念岡山大会(県高野連、朝日新聞社主催)は13日、倉敷市中庄のマスカットスタジアムなど5球場で1回戦10試合があった。14日は倉敷市営球場など4球場で1回戦5試合、2回戦2試合が行われ、津山商、関西がそれぞれ16強入りを決めた。

 13日は、備前緑陽と矢掛が対戦。今年限りで野球部廃部が決まっている矢掛は、五回コールドで敗退した。14日の2回戦では、津山商の清原健太投手が低めに変化球を集めて勝山打線を2安打完封に抑え、5年ぶりの16強“一番乗り”を果たした。一昨年の覇者・関西は岡山白陵を七回コールドで降し、順当に3回戦にコマを進めた。

 15日は倉敷市営球場など4球場で、2回戦8試合が行われる。

 ▽2回戦

勝山

  000000000=0

  10000000×=1

津山商

 (勝)数田-池田

 (津)清原-横山拓

岡山白陵

  0000000=0

  0003004=7

関西

 (七回コールド)

 (岡)清水-近藤

 (関)古田-高田

▽二塁打 長安、岩本(関)

 ▽1回戦

明誠学院

  000000010=1

  00111001×=4

岡山南

 (明)稲葉-中島

 (岡)渡辺-中務

▽二塁打 森下、小若(岡)

水島工

  000210000=3

  00011130×=6

岡山商大付

 (水)山本、吉田-井上

 (岡)末藤-三宅

▽本塁打 山本(水)

▽三塁打 田中勝、錦織(岡)

▽二塁打 光橋、中尾(岡)

津山工

  000024000=6

  000000000=0

和気閑谷

 (津)赤堀、先本-衣田

 (和)万代真、松田-岸本

▽三塁打 金島(津)

瀬戸

  000110000=2

  000010000=1

岡山操山

 (瀬)藤原-中田

 (操)浅山-間嶋

▽二塁打 服部(操)

岡山芳泉

  001020101=5

  01401000×=6

倉敷青陵

 (岡)有馬、芳村-浮田

 (倉)山本-菅野翔

▽三塁打 池田、菅野翔(倉)

▽二塁打 有馬(岡)菅野翔(倉)

 ▽1回戦(13日)

興陽

  000001413=9

  200002010=5

東岡山工

 (興)木村-景山

 (東)今井田、山本、笹倉-山口

▽二塁打 景山(興)

矢掛

  20110=4

  30227=14

備前緑陽

 (五回コールド)

 (矢)石井-藤井祐

 (備)川名-藤田

▽三塁打 重松2(備)

▽二塁打 尾上、渡辺(矢)重松(備)

林野

  000000001=1

  10001040×=6

津山

 (林)稲葉、小坂-小松

 (津)米本-芦田

▽三塁打 芦田(津)

▽二塁打 赤代(林)清水(津)

高梁日新

  020000030=5

  002000000=2

金光学園

 (高)山中-高嶺

 (金)小崎、藤永-佐原

▽本塁打 佐原(金)

▽三塁打 山中、新里(高)

▽二塁打 松本(高)

倉敷古城池

  000001000=1

  30100000×=4

玉野

 (倉)大前、井上-赤沢

 (玉)岡崎、三宅-白井

高梁

  200001000=3

  000000100=1

岡山御津

 (高)戸田-日笠

 (岡)野上-清元

▽三塁打 南、小割(高)

倉敷天城

  0000000=0

  1014002=8

西大寺

 (七回コールド)

 (倉)中谷、安原-吉田

 (西)行森-白石

▽本塁打 畑(西)

▽三塁打 松久(西)

▽二塁打 谷中(倉)赤枝(西)

玉島商

  200101000002=6

  000003001000=4

玉野商

 (延長十二回)

 (島)応武、佐々木、津田-宮原

 (野)岡、大西-吉川

▽三塁打 原田(島)

▽二塁打 山本、森、佐々木(島)

岡山一宮

  203121044=17

  320014020=12

倉敷鷲羽

 (岡)垣本、平田、島尾-森安

 (倉)緋田、鶴田、緋田、伊久-吉田、馬木

▽本塁打 森安(岡)

▽三塁打 山内(岡)

▽二塁打 山田、森安、米山(岡)大西、緋田(倉)

津山東

  001004004=9

  001100100=3

岡山朝日

 (津)宇治-芦田

 (岡)岩崎-佐藤

▽二塁打 岡田2、原田(津)岩崎、梶原(岡)

 ◇監督同士は旧知の間柄--玉野-倉敷古城池
 ○…「一期一会」の不思議な縁を感じさせる玉野。戸田英樹監督は、1回戦で対戦した倉敷古城池の名古谷忠士監督と玉野野球部の同級生だった。その時のチームは県大会決勝まで勝ち進んだ。しかも、名古谷監督は05年7月まで玉野の監督、戸田監督は部長を務めていた。戸田監督は組み合わせが決まった瞬間、「よりによって、なんで」と苦笑い。監督同士旧知の間柄であり、互いの手の内を知り尽くした両チームの対戦は玉野に軍配が上がったが、「一期一会から始まった人と人とのつながりの深さを実感した」(戸田監督)という。

 ◇深紅の応援団旗、汗浮かべ支える--関西の音野選手
 〇…関西スタンドでひときわ鮮やかな深紅の応援団旗を支えるのは、1年の音野晶彦選手(15)。「勝ってほしいという気持ちで旗を支えています」と額に汗を浮かべた。音野選手は出身の大阪市から、「甲子園に一番近い高校」と信じた関西野球部に入部。現在は他の運動部員ら17人と下宿生活する。「ご飯をきちんと食べてるか」と、週に2度ほど両親からの電話を受けるたび、両親のありがたみが分かるという。

 1・5メートル四方の団旗を持ち上げるエネルギー源は、「学校の近くにあって、関西OBが営む食堂『百千呼』のからあげが一番好き」とか。「レギュラーになって、甲子園に出ることが目標」と力を込めた。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:滋賀大会 綾羽、東大津が快勝 コールドで3回戦へ /滋賀

第90回全国高校野球選手権記念滋賀大会(県高野連、朝日新聞社主催)は13日に1回戦6試合を、14日に2回戦4試合を、いずれも大津市の皇子山球場と彦根市の県立彦根球場で行った。13日の皇子山球場は春のセンバツに出た北大津が八回コールド勝ちし、延長十五回の接戦を制した水口東、長浜と共に2回戦へ。彦根球場の比叡山、玉川、八日市南も2回戦に駒を進めた。14日の皇子山球場は、シード4校(近江、綾羽、水口、守山北)のうち綾羽が七回コールドで16強に一番乗りし、甲西も3回戦に進出。彦根球場では、瀬田工と、八回コールド勝ちの東大津が3回戦に進んだ。

 ▽2回戦

 〓…彦根球場…〓

石山

  000010012=4

  00122010×=6

瀬田工

 (石)高橋、西、平岡-横田

 (瀬)吉田-石崎

▽三塁打 中西、小林(石)石崎(瀬)

▽二塁打 平尾(石)石崎、神山、横江(瀬)

 瀬田工は三回、神山の中前打で先制。四回は石崎の三塁打などで、五回は村上の右前打などで各2点を挙げ、突き放した。石山は終盤、犠飛を絡め得点したが、及ばなかった。

東大津

  01006016=14

  00001300=4

草津

 (八回コールド)

 (東)井藤、芳井-沢井

 (草)霜尾-行岡

▽本塁打 稲田(東)

▽三塁打 川崎、松浦(東)

▽二塁打 霜尾2、堀田(草)

 東大津は二回、井口の右前打で先制し、五回に川崎の三塁打など打者一巡で6点。八回も松浦の三塁打や稲田の本塁打などで6点を挙げた。草津は7安打ながら及ばなかった。

 〓…皇子山球場…〓

栗東

  0000000=0

  113310×=9

綾羽

 (七回コールド)

 (栗)金田、篠谷-篠谷、竹内

 (綾)鎌田-星元

▽本塁打 鎌田(綾)

▽三塁打 藤居(綾)

▽二塁打 藤居(綾)

 綾羽は一回1死二塁から藤居の三塁打で先制。三回には鎌田の本塁打で、四回には5連打でそれぞれ3点を加えるなど、計13安打で圧倒した。栗東は3安打に抑え込まれた。

甲西

  000002000=2

  000000000=0

八幡

 (甲)西田、見田-井谷

 (八)大西-若林

▽三塁打 西田(甲)

▽二塁打 田中(八)

 甲西は六回2死一塁、西田の三塁打で先制し、続く山本も右前打で貴重な追加点。八幡は相手を上回る6安打を放ちながら、六回2死二、三塁に、あと1本が出なかった。

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 ■球魂ウォッチ

 ◇痛みに負けずチーム引っ張る--袋本廉三塁手=栗東・3年
 栗東の3番・袋本廉三塁手(3年)は、慢性的な右ひざの故障に悩まされてきた。3月に病院で、「軟骨がはく離しかけている」と診断され、2週間に1度は病院で、ひざにたまった水を抜く。しかし、痛みに負けず、昨夏の新チーム発足から今年5月までに打率3割4分4厘をマークし、チームを引っ張ってきた。

 小3の時、「友達に誘われて」、地域のスポーツ少年団に入団。中学でも軟式野球チームの「野洲ブレーブス」でプレーし、「野球に力を入れているから」と栗東に進学し、硬式野球を始めた。

 杉原茂一監督が「あいつが打てば勝てる」と頼る大黒柱。6月の綾羽との練習試合では4打数4安打、1本塁打を放ち、チームメートの信頼は厚い。

 この日は試合前、「綾羽には小中で一緒に野球をやった仲間がいる。全力で戦いたい」と、ひざの痛みを押して出場。しかし、「試合中は痛みを感じなかった」といい、守備は無失策だったが、打撃は3打数無安打で、「打てなかった。申し訳ない」と涙を流した。

 8月には、ひざの軟骨の移植手術を受ける予定。「大学の野球部でやっていきたい」と決意を語った。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:福井大会 北陸、大野を振り切る 若狭はサヨナラ勝ち /福井

 夏の高校野球福井大会(県高野連、朝日新聞社主催)は第2日の13日に1回戦6試合、第3日の14日に1回戦3試合が行われ、武生▽羽水▽三国▽科学技術▽敦賀▽丸岡▽春江工▽北陸▽若狭--が19日から始まる2回戦に進出した。

 第2日の県営球場第3試合では、三国が武生東とのシーソーゲームを制し、敦賀市総合運動公園第2試合の敦賀-福井高専では、敦賀の中田が大会第1号ホームランを放ち、勝利に貢献した。

 第3日の第2試合では、北陸が粘る大野を降し、第3試合は若狭がサヨナラ勝ちした。

 ▽1回戦

大野東

  000101010=3

  20100010×=4

春江工

 (大)佐々木-寺島

 (春)北翔-長谷川司

▽二塁打 北翔(春)

 春江工は一回2死満塁、長谷川司の左前適時打で2点先制。三、七回にも加点し、逃げ切った。大野東は八回、安打と盗塁で三塁まで進んだ中嶋が橋本の内野ゴロの間に還り、1点差まで迫ったが、後続が断たれた。

大野 000110001=3

北陸 20002000×=4

 (大)中沢-笹川、下田

 (北)高野、吉本-鶴

▽三塁打 坂本(北)

▽二塁打 中沢(大)細田(北)

 北陸は一回1死二、三塁、鶴の左前適時打で先制。同点の五回には坂本の中越三塁打、鶴の内野安打で2点を加え、逃げ切った。大野は最終回、二塁打の中沢を、代打の宮口が左前適時打で還し、1点差まで迫った。

敦賀工

  000000000=0

  000000001=1

若狭

 (敦)三国-角谷

 (若)杉山-土田

▽二塁打 山口(若)

 投手戦を制したのは若狭だった。両チーム無得点のまま迎えた最終回、若狭は2死二塁、岸下が失策に乗じて長駆、本塁を駆け抜けた。敦賀工は九回表に、四死球と犠打で2死一、二塁と迫ったが、後続が断たれた。

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 ■13日の結果

 ◇武生、三国、科学技術が接戦制す
 ▽1回戦

武生工

  100000000=1

  00200000×=2

武生

 (工)古木-窪田

 (武)増永-宮崎

▽二塁打 西本(武)

 武生は三回、無量小路の中前適時打で同点にすると、続く谷上、平沢の連続安打で逆転した。一回に山野の左前適時打で先制した武生工は、六回と八回にランナーを三塁まで進め詰め寄ったが、あと一本が出なかった。

羽水 050000010=6

高志 110010100=4

 (羽)西、酒井-田村

 (高)宮本-中山

▽三塁打 川端(羽)杉本(高)

▽二塁打 田村(羽)

 羽水は二回、無死二、三塁から田村、西が連続スクイズを決めるなど、この回で一挙に5点を挙げて逃げ切った。高志は初回1死一、三塁、中山の中前適時打で先制。二回以降も点を重ねたが序盤の失点が響いた。

三国

  100101010=4

  020000100=3

武生東

 (三)池田、下田-土橋

 (武)木村賢、春木、上嶋-木津

▽二塁打 林寛充(三)木村元、細川(武)

 三国は同点で迎えた八回2死三塁、網田が暴投に乗じて生還し、終盤までもつれた試合を制した。武生東は1点を追う二回2死二、三塁、木村優の左前適時打で逆転。再逆転後も7回に追いつき、最後まで粘りを見せた。

金津

  000100011=3

  010000003=4

科学技術

 (金)浅川-今井

 (科)宮川、坂井、宮川-中谷

▽二塁打 平井、宮川(科)

▽暴投 宮川、坂井(科)

 科学技術が劇的なサヨナラ勝ち。2点を追う九回、1死二、三塁から西、宮川の連続適時打で試合をひっくり返した。金津は主戦、浅川が無四死球、5奪三振の好投を見せ、八回には勝ち越したが、最後に涙を飲んだ。

福井高専

  100000000=1

  10120010×=5

敦賀

 (福)加藤、山田裕、宗沢-片岡

 (敦)坂田、平野、森-中田

▽本塁打 中田(敦)

▽二塁打 飯田(福)中田(敦)

▽暴投、加藤、山田裕、宗沢(福)

 敦賀が序盤から終盤まで効果的に加点した。同点の三回、2死から中田の本塁打で勝ち越すと、続く四回も坂田、荒谷の連続適時打で突き放した。福井高専は初回に先制したが、敦賀の小刻みな継投を崩せなかった。

足羽 000000200=2

丸岡 00061100×=8

 (足)坂井、嵯峨、関根-内倉

 (丸)田口-坪川

▽三塁打 田口、八木(丸)

 打力に勝る丸岡が集中打で試合を決めた。無得点の四回、田口の左中間三塁打を皮切りに藤丸の適時打など打者10人の猛攻で6点を奪った。足羽は8点を追う七回、2安打を絡めて2点を返し、意地を見せた。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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夏の高校野球:長崎大会(その2止) 北松西、犠打駆使し快勝 /長崎

 ◇実習で間に合わず
 ○…「1点返せ!」「自信持って!」。敗退した長崎鶴洋の村上仁志選手(3年)の母利香さん(43)と、白石清隆選手(同)の母しのぶさん(49)はスタンドから大声援。しかし、水産・海洋科の航海実習のため、息子2人はベンチにいない。「あと2勝すれば、実習を終えた2人も出場できたのに」としのぶさんは残念そう。利香さんは「負けたけれど、チームメートはあきらめないプレーをしたことを伝えます」。

 ◇打つ野球から変身
 ○…北松西は計9本の犠打を駆使し、快勝。「打って勝つ」がモットーだったが、春の九州大会地区予選で鹿町工に完封負けし「犠打を中心に、『勝つ野球』がしたい」と選手たちが初めて博多屋雄一郎監督に直訴した。「『とにかく打ちたい』というやんちゃなチームが、ちょっと大人になって勝てました」と監督は満面の笑み。

 ◇県営野球場
 ▽2回戦

長崎西

  012201110=8

  100010101=4

長崎鶴洋

 (西)平山-清水

 (鶴)濱田、伊東、鮫島-中西

▽三塁打 飯田(鶴)

▽二塁打 清水、磯(西)林、本村(鶴)

長崎工

  000100000=1

  02101100×=5

北松西

 (長)河辺、浦川、酒井-相川

 (北)坂井-馬田▽二塁打 西村(長)

佐世保野球場

 ▽2回戦

瓊浦

  4222011=12

  0002000=2

諫早商

 (七回コールド)

 (瓊)森高、塩塚-喜多

 (諫)坂本、深田、坂本-本田

▽三塁打 大藤、喜多、犬塚(瓊)

▽二塁打 春田(瓊)山根(諫)

長崎北陽台

  100000000=1

  10012001×=5

西海学園

 (長)原田-浜町

 (西)濱田-川元

▽二塁打 小田原惇(西)

長崎南山

  100200023=8

  010030000=4

佐世保高専

 (長)早川、松村-田浦

 (佐)白髭、中島、岡本-吉村

▽本塁打 松井(長)

▽三塁打 谷丸(佐)

▽二塁打 山下陽(長)谷丸、坂口(佐)

毎日新聞 2008年7月12日 地方版

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夏の高校野球:長崎大会(その1) 波乱、強豪校姿消す /長崎

 ◇長崎日大、長崎西、西陵が敗退
 第90回全国高校野球選手権長崎大会は13、14日の両日、3回戦が4試合ずつ行われ、ベスト8が出そろった。昨夏の覇者・長崎日大が佐世保実に敗れ、春の九州地区県大会で優勝した長崎西が北松西に敗れる波乱があったほか、第2シードの西陵も波佐見に惜敗。強豪校が次々に姿を消した。鎮西学院、瓊浦、長崎商、海星、清峰は勝ち進んだ。15日には試合はなく、16日に準々決勝4試合が実施される。

 ■県営野球場

 ◇鹿町工、あと一本出ず
 ▽3回戦

長崎商

  000010002=3

  001000000=1

鹿町工

 (長)栗田、岡部-田原

 (鹿)市山-小川

 長崎商は五回、代打橋口の適時打で同点に追いつき、九回には1死満塁から死球、長岡の適時打で2点を加え競り勝った。鹿町工は九回、稲澤の適時打や死球などで1死満塁として粘ったが、あと1本が出なかった。

 ◇海星がコールド勝ち
猶興館 00100000=1

海星  00210203=8

 (八回コールド)

 (猶)古川-大石航

 (海)村井-崎元

▽三塁打 野口、村井(海)

▽二塁打 大石航(猶)松本皐(海)

 海星は三回裏、野口の左越え三塁打などで2点を挙げて逆転。以降、順調に加点し、計16安打を放ってコールド勝ちした。猶興館は三回、下野のスクイズで古川が生還し先制したが、結局は散発4安打に抑え込まれた。

 ■佐世保野球場

 ◇西陵、粘り及ばず
 ▽3回戦

波佐見 202030000=7

西陵  400000100=5

 (波)野口-溝道

 (西)冨永、中村-浦山

▽本塁打 溝道(波)

▽二塁打 福井(波)

 波佐見は同点で迎えた五回1死一、二塁、溝道の左越え3ランで再逆転し逃げ切った。西陵は先制された初回に集中打で一度は逆転、3点を追う七回には尾崎の右前適時打で1点を返し粘ったが、及ばなかった。

 ◇長崎日大、一時逆転も
佐世保実

  102031000=7

  200100000=3

長崎日大

 (佐)高原-増田

 (長)大瀬良、寺尾、山田基-植木

▽三塁打 山口(佐)

▽二塁打 森田、山口、瀧山2、黒崎(佐)曲渕、小柳(長)

 佐世保実は同点で迎えた五回、黒崎の2点適時二塁打など4長短打を集めて3点、六回にも追加点を挙げ、長崎日大を突き放した。長崎日大は一回、主砲・曲渕の適時二塁打などでいったんは逆転したが、及ばなかった。

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 ■青春譜

 ◇来年は後輩に夢託す--曲渕祐太選手=長崎日大3年
 「頼む。回してくれ」。九回2死二塁、3番打者の打席を見守りながら念じた。しかし、遊ゴロでゲームセット。佐世保実の選手たちの歓声が耳に入り、握っていたバットがするりと抜け落ちた。

 昨夏は先輩たちに交じり、5番・右翼手で甲子園の土を踏んだ。準決勝で佐賀北に0-3で敗れたが「粘り強さと、チームワークの大切さを教わった」。

 今年は主砲。「準決勝から応援に行く」。試合前、卒業した先輩たちから電話やメールでメッセージが届いた。成長した自分の姿を見てもらうはずだった。「期待に応えられず、本当に悔しい。連れて行くことはできなかったけど、後輩たちには来年、甲子園に行ってほしい」と夢を託した。

〔長崎版〕

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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夏の高校野球:佐賀大会(その1) シード校順当勝ち 8強決まる /佐賀

 ◇伊万里農林、佐賀学園、佐賀商
 第90回全国高校野球選手権記念佐賀大会は13、14の両日、佐賀市のみどりの森県営球場で3回戦計5試合がありベスト8が出そろった。シード校の伊万里農林、佐賀学園、佐賀商は順当に勝ち進んだ。

 準々決勝は16日に2試合があり、鳥栖工-武雄と伊万里農林-伊万里商の試合が行われる。

 ◇佐賀西、反撃及ばず
 ▽3回戦(県営球場)

佐賀西

  000020000=2

  00101001×=3

唐津商

 (佐)本村-真谷

 (唐)原田-宮副

▽三塁打 本村(佐)宮副(唐)

 唐津商は三回、宮副選手の適時打で三塁走者が生還し先制。八回、八島選手の適時打で決勝点を挙げた。佐賀西は五回、3長短打で2点を取ったが及ばなかった。

 ◇杵島商、初回に泣く
佐賀商

  400010000=5

  101100000=3

杵島商

(佐)笠継、古賀昭-津田(杵)沖田、鳥屋-田中、土井

 佐賀商は一回、5安打など打者一巡の猛攻で4点を奪い、五回にも野中選手の適時打で1点追加した。杵島商は五回以降1安打に抑えられた。

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 ■一球無二

 ◇「最高の走塁できた」--加茂大地中堅手(18)=唐津東3年
 13日の佐賀学園戦。3年生の中で唯一の先発メンバー。打順は9番。自分の役割は「足で塁を稼ぐこと」と明快だ。

 小学生のころから、内野にゴロが転がると一塁まで球と競争していた。打力はないが、50メートル6秒2の足で抜きんでようと考えた。

 高校1年の夏、一塁に近づけるよう左打ち変えた。打撃練習はゴロばかり。内野陣の練習時は、自分は走者として参加し、盗塁スタートのタイミングを体に染み込ませた。50メートル走では自分より速い選手もいる。しかし、投手や捕手の動きから、スタートを切るタイミングはチームの誰にも負けない。

 この日、相手投手が走者を見て1秒以内に打者に球を投げることに気づいた。ベンチで繰り返しスタートのタイミングを合わせた。

 三回1死、思い通りの内野ゴロで出塁。「行ける」。感覚で判断し、二塁に盗塁。さらに相手投手の暴投を見て三塁を奪った。「最高の走塁ができた」。試合は負けたが自然と笑みがこぼれた。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

夏の高校野球:佐賀大会(その2止) 13日の記録 /佐賀
 ◇唐津東、打線沈黙
 ▽3回戦(県営球場)

佐賀学園

  0200241=9

  0000000=0

唐津東

 (七回コールド)

 (佐)浜田、井上-井手

 (唐)福田-岩本

▽二塁打 峰下(佐)

 佐賀学園は二回2死二、三塁、峰下選手の二塁打で2点を先取。六回に打者10人の猛攻で4点を挙げ突き放した。唐津東は2安打と攻撃の糸口をつかめなかった。

 ◇神埼清明、重い5点
神埼清明

  00000100=1

  10005002=8

伊万里農林

 (八回コールド)

 (神)黒田-山田

 (伊)福田剛-中井健

▽二塁打 平山(伊)

 伊万里農林は一回、敵失で先制。五回、中井健、吉田両選手の連続適時打などで5点を追加。神埼清明は六回、永瀬選手の犠飛で1点返すにとどまった。

 ◇多久、力尽きる
多久

  1000000=1

  110033×=8

伊万里商

 (七回コールド)

 (多)中村-中原

 (伊)下平-井手

▽二塁打 下平、久保田(伊)

 二回に勝ち越した伊万里商は五回1死満塁、久保田選手が走者一掃の二塁打。六回にも4安打で3点を追加した。多久は一回に稲留選手の適時打で先制したが逆転された。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:奈良大会 奈良大付が天理破る /奈良

 ◇シードの郡山、3回戦へ
 第90回全国高校野球選手権記念奈良大会(県高野連など主催)は13、14の両日、橿原市の県立橿原球場で、1回戦2試合と2回戦5試合があった。今春のセンバツ8強の天理は、奈良大付に敗れ、春夏連続甲子園出場の夢を絶たれた。シード校の郡山は3回戦進出を決めた。

 ▽1回戦

西大和学園 00000=0

橿原    05041=10

 (五回コールド)

 (西)松任、藪-増野

 (橿)茶田、武藤、吉井-岩崎、和田

▽本塁打 堀内(橿)

▽三塁打 原(橿)

 橿原は二回無死満塁、岩崎の内野ゴロの間に原が還り先制。水脇の適時打と堀内のランニング本塁打でこの回一挙5点を挙げ、突き放した。西大和学園は四回、福山の内野安打1本に終わった。

王寺工

  002301013=10

  000300010=4

西和清陵

 (王)松本-吉井

 (西)吉村、内原-木下

▽三塁打 林(王)上田(西)

▽二塁打 柳生(王)

 王寺工は三回、松本のスクイズなどで2点を挙げた後、四回にも3点を奪い、中盤でリードを広げた。西和清陵は四回、大江の適時打などで3点を取り、一時は2点差まで迫った。

 ▽2回戦

法隆寺国際

  101000000=2

  00131000×=5

郡山

 (法)氏原、木谷-梅村

 (郡)前川、上西-矢尾

▽三塁打 雀部、米本(法)

▽二塁打 知原、福本(郡)

 郡山は四回、福本の2点適時二塁打で逆転、矢尾の犠飛で効果的な追加点を挙げた。法隆寺国際は四回以降、追加点を奪えなかった。

高取国際

  101001000=3

  04010012×=8

奈良

 (高)倉田、構-上田

 (奈)川村-松田

▽二塁打 岡田(高)藤原(奈)

 奈良は二回、押し出し四球で同点とした後、平川の適時打などで4点を挙げ、一気に逆転した。高取国際は一回、池田の適時打で先制、三回と六回にも加点したが、二回の4失点が響いた。

平城  000000410=5

西の京 000010000=1

 (平)岡田-入江

 (西)松田、前-口脇

▽三塁打 入江(平)

▽二塁打 森、入江(平)中川、青木(西)

 平城は七回無死一、三塁、入江の三塁打で逆転した。さらに森の適時二塁打などで2点を加え、試合を決めた。西の京は五回、中川の適時二塁打で挙げた1点にとどまった。

吉野   02200104=9

榛生昇陽 00000001=1

 (八回コールド)

 (吉)古川敏-古川朗

 (榛)小嶋-竹下

▽本塁打 古川敏(吉)

▽三塁打 山内(吉)浅利(榛)

▽二塁打 笠山、西嶋(榛)

 吉野は二回2死二塁、小西の適時打で先制。続く北川も右前適時打を放ち2点目。三回も2点を追加、六回の古川敏の本塁打が効果的だった。榛生昇陽は八回、浅利の三塁打を足がかりに1点を返すにとどまった。

奈良大付

  011000041=7

  000001000=1

天理

 (奈)乾-森

 (天)井口、田渕、矢之-鈴木

▽本塁打 野村、中西(奈)

▽二塁打 中西、杉本(奈)

 奈良大付は八回、野村、中西の連続本塁打などで4点を挙げ、一気に試合の流れを引き寄せた。エース・乾は要所を締め、強打・天理打線を1点に抑え完投。天理は8安打を放ったが、六回に古田の中前打で1点を返しただけだった。

 ◇本塁打でチームに勢い
 ○…奈良大付の野村嘉之選手は八回、本塁打を放ちチームを勢い付けた。狙っていたスライダーを振り抜いた。3月末の練習試合で左手甲を骨折。春季大会は出場できなかった。4月下旬から練習に復帰。天理との対戦が決まってからは、アンダースローの井口勇佑投手を意識して下手投げの2年生を打撃投手に練習を積んできた。野村選手は「強いチームに全部勝って甲子園に行きたい」と自信をのぞかせた。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:和歌山大会 日高中津・木本投手が無安打無得点 /和歌山

 ◇和歌山高専、神島も3回戦へ
 第90回全国高校野球選手権記念和歌山大会(県高野連、朝日新聞社主催)は13、14日、和歌山市毛見の県営紀三井寺球場で2回戦7試合があった。13日は慶風がシード校の田辺工を破って公式戦初勝利。熊野は星林を降し、高野山は初芝橋本との接戦を制した。串本は南部を完封し、2年ぶりに初戦を突破した。14日は和歌山高専が新宮に勝ち、日高中津は木本幸広投手(3年)が無安打無得点試合を達成する活躍で伊都に勝利。神島は笠田に大勝した。

 ▽2回戦

和歌山高専

  000300320=8

  000100220=5

新宮

 (和)原口、中本-宇井

 (新)西、小倉、西-坂地

▽二塁打 中嶋、中本、畑中(和)植村、洞口(新)

 和歌山高専は四回、2死一、二塁から永井の中前適時打などで3点を先取。七回に3点、八回にも畑中の左翼線への二塁打で2点を追加した。新宮は3点差まで追い上げ九回を迎えたが、好機にあと一本が出なかった。

日高中津

  000300001=4

  000000000=0

伊都

 (日)木本-里和

 (伊)西畑、釜坂-中倉

▽三塁打 大川(日)

▽二塁打 浦東、木本(日)

 日高中津は四回、無死一、三塁から木本の左翼線への適時打などで3点を先取。木本は投げても伊都に三塁を踏ませなかった。伊都は八回、四球で荒関が出塁し盗塁で二塁まで進んだが、得点には至らなかった。

笠田 0000000=0

神島 330010×=7

 (七回コールド)

 (笠)石井、山本、辰-中山

 (神)恵中-中本

▽二塁打 松根、恵中(神)

 神島は一回、無死一、三塁から松根の左翼頭上を越える適時二塁打で先制。2回までに計5点を追加するなど、試合の主導権を握った。笠田は神島の主戦・恵中に4安打に抑えられるなど、好機を生かせなかった。

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 ■熱風譜

 ◇家族に届けるヒット--新宮3年・植村紀之三塁手
 5点を追う七回裏、1死二、三塁の場面で打席へ。目を閉じ、ユニホームの胸元を握りしめる。そこには「家族の気持ちがこもったお守り」。苦しいとき、握りしめると落ち着くという。「僕の力になってください」。右中間を見事に破る適時二塁打を放った。

 スタンドには弟で地元学童野球チームの投手、卓哉君(12)も応援に駆けつけた。植村選手が県営紀三井寺球場へ向け新宮市を出発した13日は、卓哉君の誕生日。朝、「プレゼントは」と尋ねた。「あしたヒットを打って誕生日プレゼントにしてやる」

 試合後、七回の二塁打について聞くと、はにかんだ。「お父さん、お母さん、みんなが支えてくれたから打てました」

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 ○…13日の成績…○

 ◇慶風、田辺工破り公式戦初勝利
 ▽2回戦

田辺工

  000101020=4

  00010212×=6

慶風

 (田)宮下、中田、浜-村田

 (慶)仲松-山本和

▽本塁打 吉田(田)山本凌(慶)

▽二塁打 浜、吉田(田)仲松、石橋(慶)

 慶風は同点で迎えた八回、1死一塁から石橋の適時二塁打で山本和が還って勝ち越し、山際のスクイズで1点を加えて突き放した。田辺工は八回、貴志の左前適時打などで同点に追いついたが、あと一歩及ばなかった。

星林 000000020=2

熊野 01005000×=6

 (星)東浦、川崎-白樫

 (熊)宮本、出水-深見

▽三塁打 畑本(熊)

▽二塁打 川崎(星)植田、畑本(熊)

 熊野は二回、2死一塁から畑本の三塁打で植田が還り先制。五回には四球と5連打で5点を追加し、主導権を握った。星林は八回、東浦の左前適時打などで2点を返したが、続く好機を生かせなかった。

高野山

  000030000=3

  020000000=2

初芝橋本

 (高)奥田-田邊

 (初)泉野、岡本-西川

▽二塁打 宮崎(初)

 高野山は2点を追う五回、1死一、二塁から敵失で宮之前、須古が還り同点。上岡の左犠飛で1点を勝ち越すと、そのまま守り抜いた。初芝橋本は九回、2死三塁の好機をつくったが、あと一本が出なかった。

南部 000000000=0

串本 00110000×=2

 (南)井口、宮本-新谷

 (串)岡本-弓長

▽二塁打 池田(串)

 串本は三回、1死三塁から芝のスクイズで池田が還り先制。続く四回にも弓長の適時打で1点を追加し、優位に立った。南部は得点圏まで走者を進めるもののあと一本が出ず、得点に結びつけられなかった。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:京都大会 東山、延長制す /京都

 第90回全国高校野球選手権記念京都大会(府高野連など主催)は西京極(右京区)など3球場で、第9日の13日に2回戦7試合と3回戦2試合、第10日の14日に3回戦9試合がそれぞれあった。

 14日の京都学園-東山は降雨の影響で80分間中断し、再開後も雨が降る中でナイトゲームに。延長十回の熱戦となり、東山がサヨナラ勝ちした。

 ▽3回戦

 ○……西京極……○

向陽

  013000120=7

  31200500×=11

立命館

 (向)木原-清水

 (立)笠岡、山本龍、松川、山崎-光山

▽三塁打 勝浦、田村、木原(向)石田(立)

▽二塁打 田村、木原(向)山本滉、山崎(立)

舞鶴高専 10000=1

府立工  0608×=14

 (五回コールド)

 (舞)出野、平野-〓垣

 (府)吉田-四方

▽本塁打 川崎(府)

▽三塁打 大坪(舞)坪倉(府)

京都学園

  0001001201=5

  0010003002=6

東山

 (延長十回)

 (京)高橋-堂

 (東)足立、塩見-中野

▽本塁打 加藤(京)

▽三塁打 今村(東)

▽二塁打 岡田、寺川昇(京)

 ○……太陽が丘……○

  000100010=2

  00201010×=4

京都成章

 (桂)松永-正木

 (京)福士-江畑

▽本塁打 荒田(桂)

▽二塁打 田中(桂)黒田(京)

峰山

  000000100=1

  00012000×=3

北嵯峨

 (峰)岡田-木村

 (北)内田-中井

▽本塁打 岡田(峰)

龍谷大平安

  3000035=11

  0000000=0

加悦谷

 (七回コールド)

 (龍)安田-児玉

 (加)堀井、小倉、小西裕-佐々木

▽本塁打 児玉(龍)

▽三塁打 福田(龍)

▽二塁打 山口、河野、宮崎(龍)

 ○……あやべ……○

京都共栄

  010002100=4

  20230200×=9

西城陽

 (京)荻野、西山-福井

 (西)上原、古市谷-西村

▽本塁打 西村(西)

▽三塁打 日笠(西)

▽二塁打 北出、西村、中島(西)

京都国際 3011220=9

堀川   0000000=0

 (七回コールド)

 (京)李勇、申斗-鄭

 (堀)石田、藤原貴、小島-藤原大

▽三塁打 広山、鄭(京)

▽二塁打 李勇、申成(京)岡林、野口(堀)

洛星

  0000001001=2

  0000100000=1

紫野

 (延長十回)

 (洛)藤本-福井

 (紫)山田-高橋

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 ■白球に懸けて

 ◇父子の夏、笑顔で幕--池田烈三塁手=舞鶴高専・3年
 野球をして泥だらけになって帰宅し、一緒に風呂に入る。背中を流し合いながら上がる話題は野球のこと。幼いころからこの光景は変わらない。

 父充さんは自衛隊で働きながら、休日は同校野球部の監督を務める。就任したのは昨年9月。4、5年生が学生監督をしていたが、「勝ちたい」と選手らが充さんに頼み込んだ。

 幼いころからグラブやバットがおもちゃ。充さんが仕事から帰ってきても近くのグラウンドでキャッチボールをするのが日課で、仲のいい父子で評判だった。監督就任後は一緒にいる時間が更に長くなった。食卓を囲んでいても、その日の練習やプレーの話ばかりだった。

 試合は五回コールドで敗れたが「思い切ったプレーはできた。父さんと共にグラウンドに立ち野球ができるなんて幸せなことでした」と笑顔で語る。父と子の同じチームでの“二人三脚”の野球は幕を閉じた。

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 ◇13日の結果
 ▽2回戦

 ○……西京極……○

日星   000000=0

京都明徳 410005=10

 (六回コールド)

 (日)蒲田、牧田-大浦

 (京)柴田-柳

▽三塁打 神原(京)

▽二塁打 岸2(京)

福知山

  100110000=3

  00200031×=6

田辺

 (福)田中-山下

 (田)田中-高森、高尾

▽三塁打 伊藤(福)茨木(田)

 ○……太陽が丘……○

乙訓 020012220=9

園部 000001200=3

 (乙)大前-岡田

 (園)坂本、片山-下間

▽二塁打 福井2、高矢、岡田(乙)西田(園)

朱雀

  0000000=0

  110311×=7

福知山成美

 (七回コールド)

 (朱)西村優-藤井

 (福)近藤、長岡、植田-福本

▽三塁打 生駒(福)

▽二塁打 福本、深瀬(福)

 ○……あやべ……○

南丹

  000004020=6

  010000200=3

同志社国際

 (南)藤田-森景

 (同)村田-久次米

▽本塁打 森景(南)

西乙訓 007061=14

西宇治 000220=4

 (六回コールド)

 (乙)堀田、内田、笠松-八木

 (宇)宮川、西岡-北川

▽三塁打 福島(乙)

▽二塁打 河原崎、堀田、倉住(乙)

塔南 000000010=1

宮津 000000011=2

 (塔)森脇、乾、廣谷-蓮田

 (宮)梅田-大下

▽二塁打 蓮田、松本(塔)太田、梅田(宮)

 ▽3回戦

 ○……西京極……○

京都翔英  00002=2

立命館宇治 5160×=12

 (五回コールド)

 (京)濱田一、内田靖、中村、佐藤-前田雅

 (立)中野翔、服部-大崎

▽三塁打 市川、山口(立)

▽二塁打 前田雅(京)鄭、大崎、梅本(立)

 ○……太陽が丘……○

日吉ケ丘 0410013=9

東稜   0000002=2

 (七回コールド)

 (日)北野-今田

 (東)松田、久永-北川

▽三塁打 松見(日)

▽二塁打 今田、中山2(日)戸田、朝野(東)

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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夏の高校野球:福岡大会 修猷館、福岡第一破る 南部11校、福岡大会へ /福岡

 ◇九産大九州/宗像/沖学園/西短大付/筑陽学園/福工大城東/東福岡/福岡工/修猷館/福大大濠/柳川--18日から
 第90回全国高校野球選手権記念大会の福岡南部大会は13日、3回戦の残り6試合があった。エース三嶋一輝投手が8回17奪三振の活躍を披露した福岡工や、初回に一挙12得点の猛攻を見せた福工大城東など優勝候補の有力校が勝ち上がった。シード柳川も筑後勢で唯一、福岡大会へ進出。また、修猷館は永尾正也投手が打たせて取る投球でシード福岡第一を零封した。

 北部大会は鞍手と豊国学園が福岡大会に駒を進めた。

 福岡大会は18日から北九州市民球場で開かれ、南部、北部大会で勝ち残った19校が対戦する。決勝は25日午後1時からの予定。組み合わせ抽選が16日にある。

 ◇17奪三振の快投
 ○…今大会の主役の一人がついに本領発揮だ。13日の南部大会3回戦で明善と対戦した福岡工は、二回途中からロングリリーフしたエース三嶋一輝投手(3年)が8回を17奪三振の快投で福岡大会進出を決めた。

 三嶋投手は最速147キロの直球と縦横のスライダーを武器に4月の九州大会で優勝投手に上り詰めた。ところが、今大会1、2回戦は軸足に体重をかけるバランスが狂い、期待外れの出来だった。

 この日は速球に加え、スライダーが低めに決まった。明善打線はバントで揺さぶる作戦に出たが、超高校級の速球でそれもほとんど許さなかった。三嶋投手は「九州大会に近い状態に戻りつつある。県大会は1点もやらない気持ちで臨む」と自信をみなぎらせた。

 ◆南部大会

 ▽3回戦(春日)

八女農    00000=0

福工大城東 12105×=18

 (五回コールド)

 (八)下川-坂田

 (福)辻、岩下-尾嶋

▽本塁打 鶴田、神田(福)

▽三塁打 尾嶋(福)

▽二塁打 辻、松藤、河野、林健(福)

東福岡 0001060=7

小郡  0000000=0

 (七回コールド)

 (東)小原、佐藤-飯田

 (小)森山翔-塚本

▽本塁打 西嶋(東)

▽三塁打 西山、熊谷(東)

▽二塁打 熊谷(東)

福岡工 100200030=6

明善  100000000=1

 (福)篠原、三嶋-真鍋

 (明)久米、飯田、久米-山本

▽本塁打 井上(福)

▽二塁打 井上、三嶋(福)相良(明)

 ▽同(久留米)

福岡第一

  000000000=0

  00100000×=1

修猷館

 (福)清原、福山-法本

 (修)永尾-森平

玄界

  000110100=3

  00001301×=5

福大大濠

 (玄)都留、音羽-天本

 (福)川原-西村

▽二塁打 八尋、中沢(玄)淵田2(福)

八女 200100010=4

柳川 00000204×=6

 (八)難波、川上-原口

 (柳)古賀桂-弥吉

▽三塁打 古賀桂(柳)

▽二塁打 牛島弘(八)中島(柳)

 ◆北部大会

 ▽3回戦(北九州市民)

豊国学園 1003083=15

小倉西  0220000=4

 (七回コールド)

 (豊)渡辺-松田

 (小)吉岡-菅

▽三塁打 能勢(豊)和田、児玉(小)

▽二塁打 古畑(豊)

鞍手 47020=13

八幡 00030=3

 (五回コールド)

 (鞍)渡辺-有田

 (八)竹下、阿部、竹下-佐藤

▽三塁打 長谷川(鞍)

▽二塁打 内田、長谷川(鞍)福島(八)

 ◆福岡大会(4回戦)進出校◆

 【南部】九産大九州、宗像、沖学園、西短大付、筑陽学園、福工大城東、東福岡、福岡工、修猷館、福大大濠、柳川

 【北部】自由ケ丘、九国大付、小倉、飯塚、稲築志耕館、直方、豊国学園、鞍手

〔福岡都市圏版〕

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:北・南大阪大会 東大阪大柏原など順当勝ち /大阪

 第90回全国高校野球選手権記念北大阪・南大阪大会(府高野連、朝日新聞社主催)は13、14の両日、府内で1、2回戦計28試合があった。南大阪大会では、春季近畿地区大会府予選で4強入りした東大阪大柏原が飛翔館にコールド勝ち。大体大浪商も和泉総合を降すなど、強豪校が順当に勝ち上がった。

 ☆北大阪大会

 ▽1回戦

 【万博】

常翔啓光学園 00000=0

桜塚     5230×=10

 (五回コールド)

 (常)川元大-川元雄

 (桜)五十嵐、土居-衣笠

▽二塁打 寺嶋(常)土谷、中野(桜)

四條畷 3003101=8

北淀  0000000=0

 (七回コールド)

 (四)竹谷、柏原、大西-蛭子

 (北)藤本、福井-上田

▽三塁打 眞室(四)

▽二塁打 蛭子(四)

 【舞洲】

大産大付

  102010000=4

  000010000=1

関西創価

 (大)大田-古川

 (関)永井、加美山-藪

▽三塁打 庄内(大)

▽二塁打 松本(大)加美山、山路(関)

星翔

  200001200=5

  010000000=1

池田

 (星)平野、佐藤-村山

 (池)臼杵、西口、吉塚-中山

▽二塁打 村山、米山(星)山田(池)

 ▽2回戦

 【万博】

交野

  000010020=3

  10400002×=7

大阪

 (交)矢寺、田中、生田-白石、池永

 (大)平山-倉智

▽二塁打 井上、瀧之上(交)国中(大)

追手門学院

  201010000=4

  20000012×=5

摂津

 (追)高木-鍬方、森屋

 (摂)中山、沖田-山本

▽三塁打 森屋(追)

▽二塁打 藪野(追)大西(摂)

関西大倉

  0000000=0

  303102×=9

大阪桐蔭

 (七回コールド)

 (関)永尾、酒井、大島-泉谷

 (大)福島由、奥村-有山、畑谷

▽本塁打 奥村(大)

▽二塁打 中川裕(関)浅村、吉川(大)

 【舞洲】

門真なみはや

  001201020=6

  010000000=1

大教大池田

 (門)今井、近藤-伊藤

 (大)赤松-羽間

▽三塁打 武市(門)

▽二塁打 武市(門)

 【寝屋川】

汎愛 0024300=9

淀商 0000100=1

 (七回コールド)

 (汎)下村、国分、中原-吉川、石橋

 (淀)松本、伏見、伊藤-大伴

▽三塁打 安本、葛西2(汎)

▽二塁打 葛西、北田、吉川、安本(汎)日高(淀)

大手前

  100000010=2

  20011011×=6

刀根山

 (大)木嶋-城戸

 (刀)木寅-西野

▽三塁打 前田(刀)

▽二塁打 和田、森(大)西野、坂元、川辺鉄(刀)

渋谷

  000001000=1

  00011000×=2

箕面学園

 (渋)成実、石岡-梶原

 (箕)吉田、片山-瓢

▽二塁打 森(箕)

 【豊中】

柴島    220505=14

枚方なぎさ 000200=2

 (六回コールド)

 (柴)山内-池田

 (枚)峰、池田、樋口-伊藤

▽三塁打 伊藤(枚)

▽二塁打 紀ノ崎、村上(柴)

此花総合・扇町・咲くやこの花

  00011010=3

  01001332=10

豊中

 (八回コールド)

 (此)日野、川端、日野-溝脇

 (豊)古賀-西岡

▽三塁打 中野、山岡(豊)

▽二塁打 浅野(豊)

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 ☆南大阪大会

 ▽1回戦

 【住之江】

柏原東

  0000000300=3

  0000000301=4

高石

 (延長十回)

 (柏)辰本-西尾

 (高)内山-中野

登美丘

  020001000=3

  10000210×=4

夕陽丘

 (登)檜皮、山畑-西村

 (夕)松浦、宮田-大塚

▽三塁打 奈河(夕)

▽二塁打 寺谷(登)松浦(夕)

 【南港】

布施  4001030=8

長野北 0001000=1

 (七回コールド)

 (布)原、萬谷-音羽

 (長)平岡、山下-谷口

▽三塁打 八嶋、上田、岩谷(布)鬼乕(長)

▽二塁打 竹村(長)

勝山   0000000=0

此花学院 0100312=7

 (七回コールド)

 (勝)垣東-宮野

 (此)中村-山田

▽三塁打 中村、橘(此)

▽二塁打 山元、青木(此)

 【久宝寺】

大商大高

  04100412=12

  13001000=5

大教大天王寺

 (八回コールド)

 (商)寺田、藤本一、奥田智-斎藤

 (教)中村、福井、西川-中島

▽二塁打 諸岡、西尾(商)堀江、中村、安田(教)

 ▽2回戦

 【住之江】

阪南大高

  305200000=10

  210210000=6

初芝

 (阪)前川、清水、田中-林

 (初)溝、川口-木原

▽本塁打 木原(初)

▽二塁打 井上、林、西川(阪)金田、村田、山西、籔内(初)

岸和田

  00100000300=4

  01000200101=5

阿倍野

 (延長十一回)

 (岸)山口-西

 (阿)浅見-井上

▽二塁打 西(岸)高士(阿)

岸和田産 2020418=17

平野   0003000=3

 (七回コールド)

 (岸)住田-井ノ坂

 (平)栫山、明月、森山-早田

▽本塁打 富永(平)中谷、住田(岸)

▽三塁打 鳴神(岸)

▽二塁打 中谷、平賀(岸)

 【南港】

八尾北

  000000002=2

  40000101×=6

金光八尾

 (八)山本誠-山本優

 (金)阿部-吉田

▽三塁打 奥田(金)

▽二塁打 南(八)寺尾(金)

飛翔館

  0000000=0

  014110×=7

東大阪大柏原

 (七回コールド)

 (飛)金井、松原-松原、松本悠

 (東)柴田、中澤-原田

▽三塁打 金田、別役、柴田(東)

▽二塁打 野口達(東)

今宮

  000001200=3

  12020013×=9

生野

 (今)篠崎、山田-天生

 (生)岡、松田、岡-仲谷

▽三塁打 松林(生)

▽二塁打 仲谷、岡(生)

 【久宝寺】

八尾

  000020010=3

  000000001=1

清水谷

 (八)上村、川戸-横田

 (清)左子-生野

▽二塁打 北池(八)水谷、金子(清)

  001000011=3

  000000000=0

佐野工科

 (鳳)中下-山口、永野

 (佐)藤田、須山-土井

▽本塁打 比留井(鳳)

▽二塁打 船浜(佐)

和泉総合  00000=0

大体大浪商 1292×=14

 (五回コールド)

 (和)竹内-西崎

 (大)宮川、島田-臼井、中野

▽本塁打 石垣2(大)

▽三塁打 宮川(大)

▽二塁打 前田(大)

池島

  003100102=7

  000001020=3

山本

 (池)城戸-稲田

 (山)石川、松山-西尾

▽三塁打 宮脇(池)

▽二塁打 川北、山口(池)西尾(山)

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:長野大会 ベスト8決まる センバツ勢、消える /長野

 夏の高校野球長野大会は13日、4球場で4回戦8試合があった。佐久長聖がセンバツ8強の長野日大を破り、松本工も同じくセンバツ出場の丸子修学館にコールド勝ちした。須坂東は長野商に競り勝ち、初の8強入り。大会は16日に松本市野球場で準々決勝2試合がある。

 【松本市野球場】

 ▽4回戦

創造学園大付

  000002000=2

  00010023×=6

長野

 (創)内記-島崎将

 (長)中沢-丸山

▽三塁打 丸山(長)

▽二塁打 内記(創)丸山(長)

 長野は六回に創造学園大付にリードを許したが、七回以降、丸山の2打席連続の長打などで再逆転した。

諏訪二葉

  000000000=0

  21020000×=5

松商学園

 (諏)笹岡卓、池上-宮坂

 (松)林-丸山

 松商学園は佐々木の適時打で先制。林は11奪三振の好投で諏訪二葉につけ込むすきを与えなかった。

 【諏訪湖スタジアム】

 ▽同

東海大三 00382=13

松本第一 02000=2

 (五回コールド)

 (東)甲斐、鈴木-山宮

 (松)福沢、下山-宇部、鰐川

▽本塁打 浜2(東)

▽三塁打 小林(東)

▽二塁打 酒井、甲斐(東)相原(松)

 東海大三は四回、打者一巡の7安打8得点を挙げ、試合を決めた。松本第一は2点を返すにとどまった。

下諏訪向陽

  0000000=0

  102024×=9

諏訪清陵

 (七回コールド)

 (下)前田-武居

 (諏)山田-百瀬登

▽本塁打 橋爪(諏)

▽三塁打 山本(諏)

▽二塁打山本(下)

 諏訪清陵は六回、橋爪の本塁打などで9点差に広げた。山田の丁寧な投球に下諏訪向陽打線は沈黙した。

 【県営長野野球場】

 ▽同

長野商

  010000000=1

  00011000×=2

須坂東

 (長)鈴木、塚田-小林祐

 (須)小林佳-伝田

▽本塁打 下田(須)

▽二塁打 北沢(長)下田、尾淵(須)

 須坂東は五回の下田の本塁打が決勝点となり初の8強入り。長野商は先制したが守りきれず、涙をのんだ。

松本工

  0101015=8

  1000000=1

丸子修学館

 (七回コールド)

 (松)佐々木-塩原

 (丸)下村、竹内-山崎

▽三塁打 小松達(松)

▽二塁打 小沢2、永井、上原(松)

 松本工はセンバツ出場の丸子修学館の投手陣を打ち崩した。七回に打者一巡で5点を奪ってコールド勝ち。

 【県営上田野球場】

 ▽同

野沢北

  00020000001=3

  20000000000=2

中野西

 (延長十一回)

 (野)市川悠-中島

 (中)梅本-伝田、市村

▽二塁打 茂木、小林耕(野)宮島、市村、小林佑2(中)

 野沢北は先発・市川悠が初回2点を失った。その後立ち直り、延長十一回に自ら決勝打を放ち中野西を降した。

長野日大

  002000000=2

  00122300×=8

〓久長聖

 (長)上村、加藤-石川

 (佐)池田-横井

▽三塁打 帷子、関沢(佐)

▽二塁打 関沢2、飯島(佐)

 佐久長聖は長野日大の上村をとらえ、8点を奪取。長野日大は10安打を放つも2点止まりだった。

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 ■球音

 ◇2点先取で「力んでしまった」--長野日大3年・上村圭佑投手
 「相手校が強い闘志で向かってくることが楽しかった」。今春センバツ初出場で8強入りの立役者となった。注目を浴びても、プレッシャーではなく張り合いを感じていた。

 しかし、春の県大会は初戦敗退。「夏を乗り切れる力をつけなければ」と走り込み、下半身強化に励んだ。13日迎えた佐久長聖戦。三回に2点を先取したが「そのまま完封しようとして力んでしまった」と敗因を分析する。試合後の更衣室、壁に向かって泣いた。

 「さあ行くぞ」。中原英孝監督が声を掛けても背番号1のエースは涙を止められなかった。愛知県東郷町から長野日大へ入学して3年。「寮生活や苦しいこともあったが悔いはない」と気丈に語る。

 ファンという少年野球選手から、質問がびっしり書かれたノートを受け取った。「自分の高校野球生活は終わったけれど、後輩たちに勝ちへの執念を伝えたい。まだこれからやることはある」。そう語り、涙をぬぐった。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:山梨大会 日川など8強 甲府商は姿消す /山梨

 夏の高校野球山梨大会(県高野連など主催)は14日、甲府市の県営小瀬球場で3回戦3試合が行われ、甲府工、日川のシード両校と帝京第三が勝ち進み、ベスト8が出そろった。13日に行われた3回戦5試合では、東海大甲府や富士学苑などのシード勢が順当勝ちしたが、昨年覇者の甲府商は姿を消した。

 16日は同球場で東海大甲府-日本航空、富士学苑-甲府城西の準々決勝2試合が行われる。

 ◇谷村工、序盤に失点
 【小瀬球場】

 ▽第1試合(3回戦)

帝京第三

  301000302=9

  100000001=2

谷村工

 (帝)村松、遠藤-波多野

 (谷)高部、藤江、高部、萩谷-宮下

▽三塁打 三浦(帝)

 帝京第三は3試合連続の2けた安打で快勝。一回、波多野の2点適時打などで3点を先取。七回には水嶋、斉喜の連続適時打で3点を追加した。谷村工は一回、高部の中前適時打で1点を返したが、序盤の失点が響いた。

 ◇巨摩、1点及ばず
 ▽第2試合(同)

巨摩

  000002002=4

  01300010×=5

甲府工

 (巨)三井、清水-堀口

 (甲)丹沢、小俣-佐藤

▽本塁打 丹沢(甲)

▽二塁打 佐野、高村(巨)清水(甲)

 甲府工は二回、佐藤の左前適時打で先制。三回、丹沢の右越え2点本塁打と松山のスクイズで加点した。丹沢は五回まで無安打の好投。巨摩は九回、高村の右前適時打などで1点差に迫ったが、後続を断たれた。

 ◇塩山は12残塁
 ▽第3試合(同)

塩山 100000010=2

日川 20000100×=3

 (塩)高野-半田

 (日)岩下-龍沢

▽二塁打 小笠原、望月(塩)龍沢(日)

 日川は一回、敵失と四球を足掛かりに足技を絡めて2点を奪い無安打で逆転。六回に龍沢の適時二塁打で加点し、高野が要所を締めて完投。塩山は八回、関本の適時打で1点差にしたが、12残塁と好機で決定打を欠いた。

 ◇上野原、終盤力尽く
 【小瀬球場】

 ▽第1試合(3回戦)

東海大甲府

  0000307=10

  0000000=0

上野原

 (七回コールド)

 (東)渡辺、水本-長沢

 (上)古屋、永富、降矢-小林裕

▽三塁打 長沢(東)

▽二塁打 藤林、長沢(東)

 東海大甲府は五回、斎藤、藤林の連続適時打で3点を先取。七回に9本の長短打を集め7点追加し、試合を決めた。渡辺は6回を毎回の11奪三振と好投。上野原は古屋の打たせて取る投球で序盤は投手戦を展開したが中盤以降、突き放された。

 ◇甲府商、守備乱れる
 ▽第2試合(同)

甲府城西

  202000203=9

  000104000=5

甲府商

 (城)山崎、長沼-内藤

 (商)米田、川島、清水、後藤-深沢

▽本塁打 中西(城)

▽二塁打 中西(城)市川(商)

 甲府城西は七回、2死から敵失と四球を足場に中西、児玉の連続適時打で逆転。九回には中西の本塁打などで駄目押しした。甲府商は六回、5安打を集めて4点を挙げ逆転したが、守備の乱れから崩れた。

 ◇石和、先制も及ばず
 ▽第3試合(同)

石和 100000000=1

北杜 04000030×=7

 (石)龍沢、加賀美、三井、大木-矢崎

 (北)笹本、山部、宮坂-小松

▽三塁打 山本(北)

▽二塁打 平島、高橋(北)

 北杜は二回、植松の適時打などで4点を奪い逆転。七回には山本、笹本、高橋、浅川の4連打で3点を挙げ、継投で逃げ切った。石和は一回、矢崎や駒井の安打で得た好機を生かし先制したが、二回以降、打線が沈黙した。

 ◇日大明誠、終盤沈黙
 【富士北麓球場】

 ▽第1試合(同)

日本航空

  001120002=6

  004000000=4

日大明誠

 (航)北野、森田-伊藤

 (明)島村、梅屋-伊藤

▽二塁打 下山、伊藤、安倍、船井、千村(航)

 日本航空は五回、船井の2点二塁打で同点。九回、千村が左翼線へ適時二塁打を放ち勝ち越した。森田は2回を無安打4奪三振の好救援。日大明誠は三回、本間の2点適時打などで4点を挙げたが、終盤に力尽きた。

 ◇富士学苑、猛攻16点
 ▽第2試合(同)

富士学苑 031318=16

甲府西  001000=1

 (六回コールド)

 (富)加藤、渡辺、倉本、松永-小池

 (甲)小池、守屋-守屋、戸栗

▽三塁打 山口、西村、奥脇(富)

▽二塁打 奥秋2、平井(富)

 富士学苑は二回、山口、加藤の連続適時打で3点先取。六回には打者一巡の猛攻で8点を追加し、13安打16得点で圧倒した。甲府西は三回、渡辺の左前適時打で1点を返したが四回以降、無安打に抑えられた。

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 ■球音

 ◇全力燃焼した110球--塩山3年・高野裕生投手
 九回表2死一塁。脱水症状で意識もうろうとする中で打席に立った。「外野を抜けば何とか一塁まで走れる」。3球目、スライダーに食らいついた打球は中飛に。走り出す気力も尽き、その場に倒れ込んだ。起き上がらせてくれた仲間たちの「よく頑張った」という言葉に涙が出た。

 試合開始時の気温31・4度。暑さがエースの体力を奪った。八回、この日最速の132キロの直球で先頭打者を三振に仕留めたところで、マウンドに崩れた。直球を投げたことも記憶になかった。

 初戦(12日)での接触プレーで腰を痛めた。この試合の五回から腰がしびれ始め、次第に全身に広がった。さらに脱水症状も。八回の登板前、宿沢元樹監督から「いけるか」と聞かれたが、仲間に「エースはお前しかいない」と言われ、「気絶しても投げてやる」と言い聞かせた。

 「全力を出し尽くしました。みんなで支えてくれたことがうれしかったです」。すべてを燃やし尽くした110球に悔いはない。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:茨城大会 水戸商、コールド勝ち--あすから3回戦 /茨城

 ◇つくば秀英、石岡一振り切る
 第90回全国高校野球選手権記念茨城大会(県高野連、朝日新聞社主催)は13日、水戸市民球場など4球場で2回戦8試合があった。今春の選抜高校野球大会に出場した第3シードの水戸商は牛久栄進にコールド勝ちした。つくば秀英は接戦の末、石岡一を振り切った。

 15日は試合がなく、16日から3回戦が始まる。

 【水戸市民】

 ▽2回戦(第1試合)

牛久栄進 00001000=1

水戸商  02221001=8

 (八回コールド)

 (牛)長田、原、高松-脇坂

 (水)若杉-鈴木

▽二塁打 藤田2、飛田(水)

 ▽同(第2試合)

水戸桜ノ牧 10581=15

岩井    00003=3

 (五回コールド)

 (水)小磯、吉久保、大和田、小磯-片桐

 (岩)照沼、古矢、照沼、直井、田中-鈴木

▽三塁打 茂垣(水)

▽二塁打 河井、片桐(水)青木、霜田、後藤(岩)

 【ひたちなか市民】

 ▽2回戦(第1試合)

日立商 000100001=2

佐和  30000100×=4

 (日)稲田-鈴木憲

 (佐)米川-菊池崇

▽三塁打 薄井(佐)

▽二塁打 飛田、伊東(日)

 ▽同(第2試合)

藤代紫水

  200001100=4

  200000000=2

磯原

 (藤)中野、松田-保戸田

 (磯)松川、小野-松尾

▽二塁打 桜井、中野(藤)佐藤、松川(磯)

 【日立市民】

 ▽2回戦(第1試合)

茨城キリスト

  020100000=3

  000002000=2

茨城高専

 (キ)中里、関-酒井

 (高)海老原、国武、村上-松田

▽二塁打 中里(キ)有川、滝沢(高)

 ▽同(第2試合)

つくば工科 00040=4

明秀日立  5722×=16

 (五回コールド)

 (つ)高木、吉田-栗原

 (明)鈴木悠、秋葉、井口、冨永-小林孝

▽二塁打 小林孝、石川2、鈴木悠(明)

 【土浦市営】

 ▽2回戦(第1試合)

石岡一

  102010000=4

  02300001×=6

つくば秀英

 (石)小松崎昴-寺田

 (つ)甲斐、倉持、塚原-渡辺

▽三塁打 長谷川(つ)

▽二塁打 嶋野(石)

 ▽同(第2試合)

東洋大牛久 00562=13

取手一   00000=0

 (五回コールド)

 (東)工藤、西山、川尻-仮屋

 (取)酒詰、松浦、渡部-生井

▽三塁打 仮屋(東)

▽二塁打 川尻、仮屋(東)

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:新潟大会 明訓、北越は3回戦進出 /新潟

 ◇阿賀野、分水が姿消す
 第90回全国高校野球選手権新潟大会(県高野連など主催)は14日、新潟市鳥屋野野球場など3球場で2回戦7試合が行われた。悠久山球場などの9試合が雨のため、15日に順延となった。

 昨夏の甲子園に出場した新潟明訓、今春の県大会4強の北越は3回戦進出を決めたが、昨秋の北信越大会に出場した阿賀野、今春県大会8強の分水はともに初戦で姿を消した。

 13日は県内6球場で14試合が行われ、昨夏の新潟大会準優勝の日本文理などが2回戦に進んだ。

 ▽2回戦

 【新潟・鳥屋野】

北越 140010010=7

白根 010000000=1

 (北)渡辺智-渡辺涼

 (白)小山-高田

▽三塁打 荒木(北)

▽二塁打 乙川(北)笹川、高橋伸(白)

新潟東 010000030=4

長岡工 010000000=1

 (新)倉田-遠藤

 (長)真下、小川、渡辺-太刀川

▽三塁打 小熊(新)太刀川(長)

▽二塁打 渡辺(長)

 【柏崎・佐藤池】

佐渡

  000102000=3

  010000000=1

柏崎常盤

 (佐)中河-斎藤

 (柏)鬼山、入沢輝-小島

高田 12010004=8

分水 00010000=1

 (八回コールド)

 (高)大場、青田-野口

 (分)内藤、広瀬-本間

▽三塁打 宮本(高)

▽二塁打 宮本、野口、久保田(高)白倉(分)

阿賀野

  0100001000=2

  0000001101=3

小出

 (延長十回)

 (阿)伊藤-長尾

 (小)牛木-酒井

▽三塁打 酒井(小)

▽二塁打 立川(阿)

 【五泉市営】

新発田 003162=12

新潟北 000010=1

 (六回コールド)

 (発)後藤-萩原

 (潟)鷲尾、相馬-我妻

▽二塁打 板垣2、佐藤桂、野沢、山崎(発)南(潟)

新津工  00000=0

新潟明訓 22222=10

 (五回コールド)

 (工)本間-中村

 (明)中村、柄沢-岩内

▽三塁打 平賀(明)

▽二塁打 高橋、斉藤仁(工)堀川、岩内、平賀(明)

 〇…13日の記録…〇

 ▽1回戦

 【新潟・鳥屋野】

阿賀黎明 0000000=0

柏崎工  121500×=9

 (七回コールド)

 (阿)土田-若狭

 (柏)坂井-中村

▽本塁打 中村(柏)

▽三塁打 白川2(柏)

▽二塁打 中村、吉田(柏)

川西 001005101=8

万代 00090000×=9

 (川)大島、櫃間、上原-水落

 (万)志賀、相馬、佐藤孔、志賀-山上

▽二塁打 高橋(川)室橋、山上(万)

巻総合 1000000=1

新津  055000×=10

 (七回コールド)

 (巻)栗林、沖野-河村

 (新)権瓶、石本-吉川

▽二塁打 八子(巻)戸川、加藤(新)

 【柏崎・佐藤池】

新潟東工 00100=1

西新発田 3035×=11

 (五回コールド)

 (新)首藤-曽我

 (西)長谷川達、小林-渡辺

▽三塁打 高松、渡辺(西)

中条 000001000=1

上越 20200011×=6

 (中)長津-関

 (上)武藤、丸山-関沢

▽本塁打 西村(上)

▽三塁打 下室、滝沢(上)

▽二塁打 小野(中)関沢(上)

新潟西 000000=0

柏崎  500005=10

 (六回コールド)

 (新)片桐-本間

 (柏)山田-小嶋

▽三塁打 小嶋(柏)

▽二塁打 小嶋2、山田(柏)

 【長岡・悠久山】

加茂

  101020000=4

  00400010×=5

長岡大手

 (加)青柳、山川、水野-捧

 (長)石黒-西片

▽二塁打 斉藤、平原(加)

相川 000000021=3

有恒 00100004×=5

 (相)井野端、佐藤-岩崎

 (有)中村、小林-保坂

▽三塁打 石見(相)

 【新発田・五十公野】

日本文理

  121000022=8

  010000000=1

新井

 (日)奥浜、松田、伊藤-品田、清島

 (新)大野、町田、下鳥-永井力

▽三塁打 高橋隼(日)

▽二塁打 高橋隼、松本、中村(日)白川(新)

小千谷 310000000=4

十日町 01012200×=6

 (小)関、永見-佐藤有

 (十)南雲-小川

▽三塁打 庭山(小)庭野勇(十)

 【五泉市営】

村松  02345=14

久比岐 00020=2

 (五回コールド)

 (村)川瀬、樋口-杉山

 (久)湯本-鈴木

▽三塁打 樋口、冨士原(村)

▽二塁打 滝沢諒、冨士原(村)

新潟商 011001003=6

三条商 000000010=1

 (新)島倉、小柳-高橋、村山

 (三)小柳-平岡

▽二塁打 稲葉(新)小林宏、堀内(三)

 【三条・三條機械】

新潟向陽 0200000=2

直江津  1212102=9

 (七回コールド)

 (新)中野、阿部-和田

 (直)和田祐、金子高-磯貝

▽三塁打 田中健(直)

▽二塁打 田中健、小日向、河野(直)

栃尾 310400000=8

吉田 001001000=2

 (栃)斎藤、藤田-吉田、斎藤

 (吉)氏田、田中-高田

▽二塁打 田辺、斎藤(栃)

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 ■熱球譜

 ◇「声」「元気」で盛り上げる--新津工3年・光井駿選手
 一回1死、2番の高橋大樹主将が中越えに大きな当たりを放つ。二塁を回る。「どうする」。一瞬ちゅうちょしたが、三塁コーチャーズボックスから、走る高橋主将に向けて大きく腕を回した。「(三塁へ)つっこめ!」。

 結果はアウト。しかしコーチャーとして悔いはない。「中途半端になるより、前のめりで倒れた方がいいと思って」。高橋主将も「ダメだと思ったけど、コーチャーが回してたんで信じて走った」。

 チームの副主将。3年間、一度もレギュラーとして公式戦に出場したことはないが、「声」と「元気」を生かしてチームを盛り上げてきた。

 「コーチャーも9人の選手と変わらない。誇りを持て」。父母会長を務める父・寿幸さん(46)の言葉だ。「人に何かしてあげることが好きだから、みんなをフォローする仕事はやりがいがあった」と胸を張る。

 強豪・新潟明訓相手に「みんなわくわくしていた」。負けはしたが、新津工らしく爆発力のあるプレーができた。「いい仲間に出会えて、濃い時間を共有できて、本当に楽しい3年間だった」。そう言うと、日焼けした顔がくしゃくしゃになった。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:群馬大会 3回戦10試合、波乱含みの展開 /群馬

 ◇高崎商、伊勢崎清明敗退
 第90回全国高校野球選手権記念群馬大会(県高校野球連盟など主催)は13、14日に2球場で3回戦計10試合が行われた。13日には第4シードの高崎商が伊勢崎に3-4で九回サヨナラ負け。14日は強豪の東農大二を2回戦で降した伊勢崎清明が、中央に7-0で八回コールド負けするなど、波乱含みの激戦が繰り広げられた。

 桐生市商、前橋工、太田工のシード校3校は順当に勝ち上がり、シード校は8校中7校が4回戦に勝ち進んだ。これで3回戦は終了、残り16校がベスト8をかけ19日から4回戦に臨む。

 ▽3回戦(13日)

 【県営敷島球場】

桐生市商

  020001000=3

  000000000=0

渋川

 (桐)田面-佐藤

 (渋)黒岩-下田

▽二塁打 諏訪(桐)

前橋工

  0314020=10

  0100000=1

利根実

 (七回コールド)

 (前)高橋保、根本、加藤-篠崎

 (利)大竹、山崎、勝又-山口、生方

▽二塁打 篠崎、高橋保、斎藤、早川(前)

高崎北

  000200000=2

  02000320×=7

高崎東

 (北)土屋、花岡-飯野

 (東)江原、光山-嶋田

▽二塁打 江原(東)

 【高崎城南球場】

高崎商

  000000201=3

  000000121=4

伊勢崎

 (高)堤-須藤

 (伊)荒川-鈴木

▽三塁打 狩野(高)小川(伊)

▽二塁打 倅田、秋山、須藤(高)小川(伊)

藤岡北

  00001000=1

  00000701=8

太田工

 (八回コールド)

 (藤)荒木-横尾

 (太)八木沢、吉田-加瀬

▽本塁打 吉田(太)

▽三塁打 佐藤(太)

▽二塁打 平井(藤)本田、工藤(太)

中之条

  200100010=4

  000200000=2

高経大付

 (中)小池-島村

 (高)小林、広重-柴崎、福原

▽二塁打 田中(高)

 ▽3回戦(14日)

 【県営敷島球場】

桐生

  010000000=1

  00020000×=2

大間々

 (桐)高柳-佐藤

 (大)須永真-中根

▽三塁打 関根(桐)

▽二塁打 石川、関根(桐)

中央

  10001005=7

  00000000=0

伊勢崎清明

 (八回コールド)

 (中)木村-矢嶋

 (伊)桑原、高草木-竹沢

▽二塁打 石原(中)

 【高崎城南球場】

西邑楽

  000200000=2

  000010000=1

〓崎工

 (西)寺岡-中村

 (高)上原-宇佐美

▽三塁打 佐々木(西)

▽二塁打 碓氷(西)

高商大付

  000001202=5

  05120001×=9

明和県央

 (高)岡田、茂見-須賀

 (明)山賀、依田-木村

▽三塁打 佐藤2(高)

▽二塁打 金井(高)早川(明)

 ◇後輩たちねぎらう
 ○…伊勢崎清明の応援席中央で選手たちに活を入れるのは昨年の主将・南波慧(さとる)さん(18)。後輩たちの晴れ舞台にいてもたってもいられず、部員らとメガホンを握り、踊った。南波さんが1年生の時に仲間とつくった野球部は、4人だった部員が51人にまで増え「感慨深い」と話す。3回戦で敗れたが、2回戦で強豪の東農大二を降した後輩たちを「自分ができなかったことをやってくれた」とねぎらった。

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 ■白球の詩

 ◇充実した3年間だった--伊勢崎清明・桑原渉投手(3年)
 2点差で迎えた六回、2死満塁で打席に立った。必死にバットを振ったが三振。「せっかく皆がつないでくれたのに」。バットが地面に転がった。

 創部4年目のチームで、1年からエースの看板を背負ってきた。発足間もなく、練習環境も不十分だったが「それがよかった」という。ボールが足りないから一球一球を大事に投げるようになった。先輩は少ないけれど登板回数では負けないと、強豪相手にもプレッシャーを感じずに投げてきた。

 だが、この夏2回戦で強豪の東農大二に勝利し「バランスが崩れたかもしれない」と話す。七回までは2失点に抑えたが、八回に力尽きた。「もっと仲間の顔を見て、心を落ち着かせていれば」と悔やむ。

 だが、仲間と苦楽をともにした3年は「あっという間だけれど充実した時間だった」。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:栃木大会(その2) 真岡北陵、九回6点奪い逆転勝ち /栃木

 ◇13日の結果
 13日は1回戦9試合が行われ、県営球場第3試合の真岡北陵対真岡工の試合では、真岡北陵が九回に一挙6点を奪い、6-3と劇的な逆転勝利を飾った。今春のセンバツ出場でシード校の宇都宮南も、6-1で烏山に快勝した。

 【県営球場】

 ▽第1試合(1回戦)

鹿沼農

  000040000=4

  00060101×=8

那須清峰

 (鹿)簗島、根本駿、狐塚-菊間

 (那)大木-大島拓

▽二塁打 鈴木、大木(那)

 ▽第2試合(同)

真岡

  003000001=4

  020001000=3

さくら清修

 (真)河上、松本-松本、伊藤

 (さ)千野根-青木

▽三塁打 青木(さ)

▽二塁打 松本(真)千野根(さ)

 ▽第3試合(同)

真岡北陵

  000000006=6

  002100000=3

真岡工

 (北)高橋-鈴木

 (工)阿部、穐山、阿部、藤枝-高松

▽本塁打 鈴木貴(北)

▽二塁打 高橋大(北)阿部、石川肇(工)

 【清原球場】

 ▽第1試合(1回戦)

黒羽 101000020=4

石橋 000400001=5

 (黒)佐藤弘、加藤、佐藤弘-益子

 (石)小林、樋山-吉光

▽三塁打 近藤(石)

▽二塁打 佐藤弘(黒)

 ▽第2試合(同)

宇都宮南

  210003000=6

  000000010=1

烏山

 (宇)山井、晴山-坂入

 (烏)大橋、内田-田野辺

▽三塁打 小山(宇)

▽二塁打 伊澤、高橋(宇)福田(烏)

 ▽第3試合(同)

日光明峰

  000000000=0

  10000041×=6

那須拓陽

 (日)北田、佐藤逸、小野里、大貫-星野

 (那)高根沢、米竹-大金

▽三塁打 大金、高久佑、白田(那)

▽二塁打 秋田、鈴木崇(那)

 【栃木球場】

 ▽第1試合(1回戦)

佐野

  00101000001=3

  10100000000=2

宇都宮商

 (延長十一回)

 (佐)針谷-萩原

 (宇)尾島-荻原

▽三塁打 関(宇)

▽二塁打 針谷(佐)関(宇)

 ▽第2試合(同)

益子芳星

  110101011=6

  000000020=2

黒磯南

 (益)後藤-桜井

 (黒)佐藤-竹田

▽三塁打 竹田(黒)

▽二塁打 鈴木(益)屋代、室井(黒)

 ▽第3試合(同)

栃木

  0000000=0

  2300101=7

国学院栃木

 (七回コールド)

 (栃)星野-岸

 (国)五十嶺、手塚、稲村-古山

▽二塁打 小林、河野(国)

 ◇逆転本塁打に笑顔
 ○…八回まで沈黙していた真岡北陵の打線が、九回に火を噴いた。試合を決める3点本塁打を放った鈴木は、中里監督から「お前が勝負を決めるんだ」と送り出されたが、緊張せずにこにこしていたという。得意の内角寄りの球を打った瞬間、「いける」と思った。鈴木にとって高校で初めての本塁打。逆転した時は「とにかくうれしかった」と笑顔。一番に報告したいのは、けがで入院中の川上達也捕手だという。「勝ったよと報告したい」と笑顔で話した。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:栃木大会(その1) 文星芸大付が好発進 /栃木

 ◇シード3校も快勝
 第90回全国高校野球選手権記念栃木大会(県高野連など主催)は14日、県内3球場で1回戦残り9試合が行われた。清原球場第3試合では、昨夏の甲子園で16強入りした文星芸大付が矢板東に8-1でコールド勝ちを収める好発進を見せた。

 シード校は3校登場し、佐野日大と足利工大付ともコールド勝ち。宇都宮工も上三川に8-2と快勝した。清原球場第2試合では、小山が矢板中央に4-2で勝った。コールド勝ちはこのほか3試合あり、今市工が鹿沼東に8-1、宇都宮東が小山北桜に10-2、宇都宮北が那須海城に11-1でそれぞれ勝利した。

 15日は予備日のためゲームはなく、16日に2回戦8試合が行われる。

 【県営球場】

 ▽第1試合(1回戦)

今市工 0501101=8

鹿沼東 1000000=1

 (七回コールド)

 (今)小林-海野

 (鹿)竹沢、常泰、佐藤貴-岩上

▽三塁打 星野、根本(今)

▽二塁打 小泉(今)

 ▽第2試合(同)

上三川

  002000000=2

  01301102×=8

宇都宮工

 (上)池田-大山

 (宇)大谷、町田-中能

▽二塁打 中能、大谷、大出(宇)

 ▽第3試合(同)

小山北桜 0000020=2

宇都宮東 600301×=10

 (七回コールド)

 (小)鈴木、舘野-小澤

 (宇)安野、杉山-神山

▽三塁打 神山(宇)

▽二塁打 安野(宇)

 【清原球場】

 ▽第1試合(1回戦)

田沼    10010=2

足利工大付 10506=12

 (五回コールド)

 (田)池森、立川-田口

 (足)笠原、内村-渡辺

▽三塁打 笠原、内村、猿子(足)

 ▽第2試合(同)

矢板中央

  000020000=2

  00300001×=4

小山

 (矢)清水、松本-高橋

 (小)木村-中嶋

▽三塁打 信末(小)矢田部、井上(矢)

 ▽第3試合(同)

矢板東

  10000000=1

  01041011=8

文星芸大付

 (八回コールド)

 (矢)小川、金子、小川-鈴木健

 (文)中山、鈴木広、鈴木康-阿久津

▽本塁打 小林(文)

▽三塁打 鈴木健(矢)

▽二塁打 大金(文)

 【栃木球場】

 ▽第1試合(1回戦)

足利   1001000=2

佐野日大 203203×=10

 (七回コールド)

 (足)柏瀬-木村

 (佐)出井-君島

▽本塁打 高橋2、森河(佐)

▽三塁打 森河(佐)

▽二塁打 板倉、森河(佐)丸山、川端(足)

 ▽第2試合(同)

栃木商

  000100000=1

  00000200×=2

壬生

 (栃)須田-田村

 (壬)斎藤-篠原

▽二塁打 斎藤、篠原、大橋(壬)

 ▽第3試合(同)

宇都宮北 35003=11

那須海城 00010=1

 (五回コールド)

 (宇)戸室、河野、薄井-小林

 (那)中村-白須

▽二塁打 稲葉祥(宇)朝倉(那)

 ◇初の全校生徒応援
 ○…那須海城の応援席では、全校生徒とOB、父母の約300人が声援を送った。同校は全寮制で、中学1年生~高校3年生が共に生活する。全校生徒での応援が実現したのは今回が初めてという。矢野佑太主将(3年)の担任を受け持つ塩田顕二郎教諭は、試合を終えて「全校生徒が一致団結しているところを見せてくれた。頑張ってくれた選手には、ありがとうと伝えたい」と笑顔で球場を後にした。

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 ■熱球録

 ◇エースとして引っ張る--矢板中央・清水優太投手(3年)
 八回裏のマウンドで、右手の親指と人さし指に痛みが走った。ひじ辺りまで感覚がなかった。治療で下がったベンチ裏、「ここまで来たら最後までいくか」。樋下田宏一監督の問いに「大丈夫です」。しっかりした口調で答えた。異変は四回から感じていたが、指のことはチームの誰にも話さなかった。

 関東大会に進んだ昨年の秋。千葉経大付に打ちこまれ初戦敗退。春の県大会は2回戦で退いた。「今までの大会で負けたのは自分が足を引っぱったから」と振り返った。

 悔しい思いを乗り越え「チームに貢献したい」と思って臨んだ今大会。「自分はエース。チームを引っぱっていかなくちゃ」。気力で再びマウンドに立った。「何がなんでも流れを持ってこようと思った」。しかしヒットを打たれ、無念の降板となった。

 最後の攻撃。代打の菊地祐介選手(2年)に駆け寄った。「今までありがとう」。「すいません」。泣き崩れる後輩を支え、エースの夏は終わった。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:南北埼玉大会 延長再試合は市川越--2回戦 /埼玉

 ◇花咲徳栄はコールド勝ち
 第90回全国高校野球選手権記念南北埼玉大会(県高野連など主催)は大会第5日の13日、県営大宮球場など11球場で南北合わせて2回戦26試合が行われた。12日に延長十五回で引き分け再試合となった市川越は、1-0で朝霞に辛勝した。花咲徳栄は深谷を6回コールドで降し3回戦に進出した。シード校で3回戦に駒を進めたのは、聖望学園が初戦敗退する波乱もあり、南北で計14校。大会第6日の15日は6球場で北埼玉大会3回戦16試合が行われる。

 ◇3、4回戦日程決まる
 一部未定だった3、4回戦の南北埼玉大会の試合時間と球場が13日決まった。

 ◇北埼玉大会
 ▽2回戦

 【県営大宮】

伊奈学園

  000002004=6

  200000020=4

越谷東

 (伊)藤掛-飯塚

 (越)岡田-中野

▽三塁打 大山(伊)

▽二塁打 中野(越)

 【市営大宮】

上尾橘 00000=0

熊谷  3148×=16

 (五回コールド)

 (上)小野-本多

 (熊)福島、小野瀬-高橋、清水

▽三塁打 渡辺(熊)

▽二塁打 小野(上)成富、滝田、渡辺(熊)

深谷   000000=0

花咲徳栄 000208=10

 (六回コールド)

 (深)小林-三村

 (花)木場、中村-小松

▽二塁打 川島(花)

 【上尾市民】

熊谷西 000010053=9

進修館 400001000=5

 (熊)谷口-吉山

 (進)矢島、江頭、横山-棚沢

▽三塁打 宮田2(熊)横山(進)

▽二塁打 目黒2(熊)

越谷総合

  000000002=2

  10103000×=5

本庄一

 (越)浅子-木村

 (本)桜井、萩原-大場

▽本塁打 田村(本)

草加   000000=0

正智深谷 600211=10

 (六回コールド)

 (草)森、金子-尾田、斉藤

 (正)加藤、前田-飯田

▽三塁打 吉岡(正)

▽二塁打 斉藤(草)内野(正)

 【熊谷公園】

本庄東 001020000=3

羽生実 000000001=1

 (本)仁井田-岸

 (羽)市川-鈴木恭

▽二塁打 町田、柿沼(本)

越谷南 100000000=1

熊谷商 00000110×=2

 (越)鈴木仁-金川

 (熊)菅原-坂田

▽本塁打 鈴木(熊)

▽二塁打 坂田(熊)

 【越谷市民】

深谷商 200004000=6

昌平  020000000=2

 (深)坂本-堀口

 (昌)小室、大島直-松平、野里

▽二塁打 江黒(深)

不動岡

  00300200001=6

  12000002002=7

栄北

 (延長十一回)

 (不)榎本、田中、長谷川-三上

 (栄)松原、大平、高橋-藤田

▽三塁打 田中、山本(不)滝川、佐々木(栄)

▽二塁打 岡田慎(不)

 【岩槻川通】

上尾沼南・上尾鷹の台

  00 010=1

  51111×=18

羽生一

 (五回コールド)

 (上)玉城-伊藤

 (羽)伊藤、中嶋、田中-中村健、伊藤、加藤

▽三塁打 小島(上)加藤(羽)

▽二塁打 豊下、小山、加島(羽)

 ◇南埼玉大会
 ▽2回戦

 【県営大宮】

大宮西 1210131=9

浦和  0000001=1

 (七回コールド)

 (大)星野、木村、中川-根岸、板鼻

 (浦)橋本、内藤-伊東

▽三塁打 土屋、山本(大)

▽二塁打 森川(大)岩崎(浦)

川越西 310110000=6

飯能  000001000=1

 (川)鈴木慎-栗原亮

 (飯)坂本-細川

▽二塁打 吉川2(川)

 【市営大宮】

自由の森 00000=0

埼玉栄  2584×=19

 (五回コールド)

 (自)河野、高田-豊島

 (埼)小西、飯野、嶋野、土肥-酒井、伊藤奨

▽本塁打 島野、伊藤亮(埼)

▽三塁打 伊藤亮、西野、伊藤奨(埼)

▽二塁打 酒井2、伊藤亮、山崎、西野(埼)

 【市営浦和】

志木 100002000=3

南稜 30100000×=4

 (志)佐藤-安斎

 (南)葛巻-北野

▽三塁打 小林、安部(南)

▽二塁打 牛坂、安斎、中野、三苫(志)西沢、葛巻(南)

新座総合 0000000=0

大宮北  102131×=8

 (七回コールド)

 (新)足立-大橋

 (大)利根川-山田

 【川越初雁】

入間向陽

  000140002=7

  001000000=1

秀明

 (入)関根-池田

 (秀)舘野、近藤-笹井洋

▽二塁打 関根2(入)内山(秀)

川越東

  000301000=4

  00000206×=8

川越初雁

 (東)有馬、秋元、大渕-佐藤

 (初)高橋、清藤-与那嶺

▽本塁打 与那嶺(初)

▽三塁打 佐藤(東)鈴木(初)

▽二塁打 明石、岩間、堂前(東)佐藤(初)

朝霞  000000000=0

市川越 00000001×=1

 (朝)吉村、村山-小山田

 (市)井口、下村-高野

▽二塁打 勝冶逸、川畑(市)

 【岩槻川通】

岩槻商 01000=1

所沢  5502×=12

 (五回コールド)

 (岩)玉田、富田-並木

 (所)斗光、野杁-木村

▽二塁打 玉田(岩)中田、小林(所)

 【朝霞市営】

入間 00 000=0

開智 28153×=28

 (五回コールド)

 (入)田中智-津久井

 (開)藤本、吉井、内山-佐久間

▽本塁打 山中、浅山、安達雄、佐久間(開)

▽二塁打 佐久間2、安達雄、細野、酒井(開)

新座 000100100=2

坂戸 00130112×=8

 (新)工藤-多田

 (坂)荒井-赤尾

▽三塁打 蝦名、赤尾(坂)

▽二塁打 山下、萩原(新)木村、及川(坂)

 【川口市営】

大宮東

  00000000000=0

  00000000001=1

武南

 (延長十一回)

 (大)竹沢-高橋

 (武)佐藤-加藤

▽三塁打 佐藤、二瓶(武)

浦和北 113010000=6

大宮  300000010=4

 (浦)鈴木拓-鈴木尚

 (大)戸松-岸

▽三塁打 竹内(大)

▽二塁打 吉成優、西村(浦)

 【所沢航空】

川越工 001001000=2

所沢北 000000000=0

 (川)貫井-池田

 (所)武藤-入江

▽二塁打 加藤、高橋(川)

市浦和

  130031040=12

  130300100=8

狭山経済

 (市)松嶋、内田、高橋秀-川島

 (狭)中山、矢内、棚倉-勝間

▽三塁打 川島、椎原(市)

▽二塁打 椎原(市)勝間(狭)

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 ■青春譜

 ◇みんなで行きたかった--村山聖投手(朝霞・3年)
 春の県大会の覇者、市川越を相手に前日は15回180球を1人で投げ抜き、1失点の好投。再試合のこの日は五回からマウンドに上がった。連投にも疲れはそれほど感じていなかったが、肩の張りのせいか、制球が定まらず2四球で2死満塁のピンチを招く。「相手も2死で緊張しているはず」。動揺せず、市川越の4番打者を三振に討ち取った。

 184センチ、85キロの体格から繰り出す直球が武器だ。常にポーカーフェース。前日の試合後、「追い込まれても冷静さを失わないのが自分の強み。いい打者と対戦する喜びと充実感で、緊張はあまり感じないんです」と語っていた。

 八回裏1死二塁、スライダーが真ん中に入り適時二塁打を打たれ、決勝点を献上してしまった。試合後、号泣する仲間から1人離れ、ベンチ前に立ってマウンドを眺め続けた。「みんなを甲子園に連れて行きたかった」。寡黙なエースが、静かに悔しさをにじませた。

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 ◇試合速報 0180・99・4655
 毎日新聞さいたま支局は、全国高校野球選手権記念南北埼玉大会の試合結果を終日、特設電話で速報します。PHS、一部の携帯電話では利用できません。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:鳥取大会 米子東、延長で涙 鳥取西はコールド勝ち /鳥取

 第90回全国高校野球選手権記念鳥取大会(県高野連、朝日新聞社主催)は、倉吉市湊町の市営野球場で13、14両日、1回戦3試合がそれぞれ行われた。13日は、八頭が投打のバランスがかみ合い9対0の七回コールドで岩美に快勝した。鳥取湖陵は14安打の猛攻で青谷に12対1の七回コールド勝ち。倉吉総合産は、初回の大量リードを守り切って鳥取東を7対2で降した。14日は、米子工が3対2で米子を降した。倉吉北は延長十回の末、6対5で米子東に競り勝った。鳥取西は投打がかみ合い日野を12対0の五回コールドで圧倒した。

 ▽1回戦

米子工

  000001200=3

  100000100=2

米子

 (工)諸遊、熊野林-岡本

 (米)追谷-渡辺

▽二塁打 岡本(工)追谷(米)

 米子は一回2死一、三塁から追谷が左前打を放ち1点先制。対する米子工は六回2死三塁から坂本が二遊間後方に落ちる適時打で同点。さらに七回、敵失から好機を広げ深田、岡本、三島の3連打で2点の勝ち越しに成功した。米子は七回に1点を返したが、力尽きた。

倉吉北

  1003000002=6

  4000000001=5

米子東

 (延長十回)

 (倉)中上、木村-山口

 (米)岩崎-矢野

▽本塁打 山下(倉)

▽二塁打 中上、片桐、山口、荻阪(倉)白枝(米)

 1回戦屈指の好カード。1点リードされた米子東は一回、二つの四球後、3連打で一挙4点。倉吉北は四回に4本の長短打を放って3点を加え、試合を振り出しに戻した。その後、両チームとも点が取れず延長戦へ。倉吉北は十回、1死一塁から、山下の左越えの本塁打で2点を加えて死闘を制した。

鳥取西

  00822=12

  00000=0

日野

 (五回コールド)

 (鳥)鈴木-小宮山

 (日)福岡、川上春-川上賢

▽三塁打 原田(鳥)

 鳥取西は三回、二つの四死球に4安打を集中させ、打者一巡の猛攻で8得点。四、五回にも2点ずつ点を加え、五回コールドで圧倒した。この日は、主将で主戦の小畑を温存。日野は、鳥取西の鈴木に五回までに12個の三振を奪われ、2安打無得点に抑え込まれた。

 ◇…13日の結果…◇
 ▽1回戦

岩美

  0000000=0

  0014004=9

八頭

 (七回コールド)

 (岩)安田、村上-村口

 (八)平木-徳長

▽本塁打 壹村(八)

▽二塁打 鬼尾(岩)壹村2、君野、徳長(八)

 0対0で迎えた三回、八頭は2死から壹村と君野の連続二塁打で先制。四回には打者一巡の猛攻で一挙に4点加点し、試合を決めた。七回には2死から四死球で出塁した2人を壹村が右越えの本塁打で還し、コールドゲームとした。岩美は八頭の平木の前に2安打無得点に抑え込まれた。

鳥取湖陵

  0143013=12

  0000010=1

青谷

 (七回コールド)

 (鳥)日下部-池田卓

 (青)森数、堀尾、森誠-安井

▽三塁打 岡田航(鳥)

▽二塁打 岡田航(鳥)前田、尾崎(青)

 鳥取湖陵は二回、四球から好機を広げ池田卓の内野安打の間に1点先制。三回、四回にも四球から好機を作り7点を上げた。青谷は六回に安井の左前打の後、前田が右中間に二塁打を放ち1点返したが反撃も及ばず。七回に3点追加されコールドゲームとなった。

倉吉総合産

  600001000=7

  000002000=2

鳥取東

 (倉)福本-石田

 (鳥)大久保、新-谷角

▽三塁打 山田(鳥)

▽二塁打 土海(倉)

 倉吉総合産は、制球力が定まらない鳥取東の大久保の立ち上がりを攻めた。一回に五つの四死球と4安打で一挙に6点。初回に流れを引き寄せた。鳥取東は六回に山田の三塁打、有本の適時打などで2点を返したが、劣勢を跳ね返せなかった。

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 ■熱風記

 ◇一戦にかけた思い--米子東・中垣直主将(3年)、岩崎曜一郎投手(同)
 今月3日に行われた抽選会。米子東の初戦の相手は倉吉北に決まった。くじを引いた主将中垣は決意を固めた。「今年こそ勝つしかない」

 一昨年の夏は2回戦で延長十一回の末に2対6で敗れ、昨年の夏は準々決勝で4対9でまたも苦杯を喫した。先輩たちの甲子園の夢を絶った宿敵、倉吉北。チーム一丸となってすべてをかけてこの一戦に臨んだ。

 因縁の対決は大接戦になった。米子東の主戦岩崎は四回に相手打線につかまったが、その後は立ち直り好投。スコアボードに「0」が並んだ。二塁を守る中垣は、後ろからその姿を頼もしく見守った。

 そして迎えた延長十回。1死一塁、1ボールから投げた2球目は、レフトスタンドに運ばれた。マウンド上で岩崎は頭が真っ白になった。打たれた球種もコースも思い出せない。

 今年も勝つことができなかった。「打倒倉吉北」。思いを同じくした選手たちは皆、あふれる涙を止めることができなかった。試合後、岩崎は「中垣がキャプテンでよかった」と言葉をかけた。中垣の悔し涙がうれし涙に変わった。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:三重大会(その2止) 宇治山田商、コールド発進 /三重

 ◇白子が守り切る
いなべ総合

  000000000=0

  00000010×=1

白子

 (い)高野-後藤

 (白)杉本徹-米川

▽二塁打 山中、山崎(白)

 いなべ総合・高野と白子・杉本徹の両投手が白熱した投げ合いを見せた。白子は七回、前川の中前打から1死一、三塁の好機をつかみ、杉本徹がスクイズを決めて1点を挙げ、守り切った。いなべ総合は七回に1死二、三塁の得点機を迎えたが、あと一歩だった。

 ◇近大高専、毎回安打
松阪工

  000001000=1

  11200200×=6

近大高専

 (松)橋本、羽根-藤岡

 (近)中谷-西村

▽三塁打 松下(近)

▽二塁打 小倉(松)堀内2、村上2、小倉(近)

 近大高専が毎回安打の力強い攻撃で松阪工を圧倒した。初回村上の適時二塁打で先制。二回に小倉の適時二塁打、三回は坂本のスクイズと西村の内野安打で2点を加えた。中谷は被安打9だが、要所を締めた。松阪工は六回に1点を返したが、多くの好機を生かせず届かなかった。

 ◇桑名、後半一気に
名張 001010000=2

桑名 00101132×=8

 (名)後藤-沢田

 (桑)阪田-加藤

▽三塁打 伊藤将(桑)

▽二塁打 浅利2(桑)

 桑名が後半攻撃力を発揮し、名張を振り切った。同点の六回に村田の適時打で勝ち越し。七回浅利の左越え二塁打など4安打を集中し、3点を奪った。八回は伊藤将の適時打などで2点を加え、突き放した。名張は2度リードしたが、桑名打線を抑えきれなかった。

 ◇宇治山田商が零封
津商    0000000=0

宇治山田商 220130×=8

 (七回コールド)

 (津)出口-森田

 (宇)柳生、平生、広出-木田恵

▽本塁打 柳生(宇)

▽二塁打 中野、清水2(宇)

 宇治山田商は一回、中野の適時二塁打などで2点先取。二回には柳生の左越え本塁打などで加点した。四、五回は北川、中野、清水が好機に長短打を放った。投げても3人の継投で11奪三振。二塁を踏ませなかった。津商は二、五回に先頭打者を出したが、得点に結び付けられなかった。

 ◇皇学館、投手戦制す
稲生  000000000=0

皇学館 000000001=1

 (稲)中川-前畑

 (皇)山本雄-村田

 息詰まる投手戦を皇学館が制した。皇学館は九回無死満塁と攻め加藤が内野安打を放ちサヨナラ勝ち。先発の山本雄は散発4安打に抑える好投を見せた。稲生の中川も5安打に抑える好投。稲生は九回には無死一、二塁と得点機をつかんだが、生かせず涙をのんだ。

 ◇苦戦のシード校
 〇…シード校の菰野、日生第二、上野はともに相手チームの頑張りで思いがけず苦しい試合を経験した。特に上野は森垣匠太投手(2年)が打ち込まれ、延長にもつれこむ大接戦に。森垣投手は「延長戦は初めてで、自分でもはらはらした」。西岡良浩主将(3年)は「今まで練習してきたことを信じて、あきらめないで頑張った。大会の中で成長していきたい」と前向きに語っていた。

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 ■白球譜

 ◇「どんな時も笑顔」貫いて--いなべ総合・3年、高野健太投手
 四回を除く毎回、走者を抱える展開だったが、時折マウンド上で白い歯を見せていた。試合後、そのことを聞くと「どんな時も笑顔でいるのが僕のスタイル。投球を楽しむことがいい状態なんです」と笑顔を見せた。

 3年前、四日市工監督として甲子園出場経験のある尾崎英也監督がいなべ総合に就任したのと同時に入部した。「厳しい中にも優しさがあり、すごい人。監督に教わった3年間で人間的に成長できました」と話す。尾崎監督は「3年生の選手たちには愛着がある。チームの下地を作ってくれてありがとうと伝えたい」と語る。

 七回のスクイズでの失点を「警戒していたのに」と悔やむ。一方「仕方のない失点。(試合を通しては)思い切り投げられた」と冷静に語った。高校生活最後の大会は終わり「来年こそ期待できると思います」と後輩に夢を託した。自身もこれからも野球を続けるつもりだという。

〔三重版〕

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:三重大会(その1) 上野、5点差逆転 /三重

 ◇菰野は接戦制す
 第90回全国高校野球記念三重大会(県高野連、朝日新聞社主催)の2回戦12試合が13日、四日市市営霞ケ浦、津市営、県営松阪、伊勢市営球場であった。春のセンバツで1勝を挙げ、優勝候補とされる宇治山田商はコールド勝ちし、3回戦に駒を進めた。春季県大会で準優勝の上野は、5点差を覆してサヨナラ勝ちを収めた。昨年準優勝の菰野は木本に苦戦しながらも競り勝った。白子、日生第二、日生第一、名張桔梗丘、皇学館も1点差の接戦を制した。四日市中工、近大高専、桑名、津工は実力を発揮して勝ち上がった。

 残りの2回戦10試合は19日、県内4球場で行われる。

 ◇十一回にサヨナラ
紀南

  10301000100=6

  00002400001=7

上野

 (延長十一回)

 (紀)樫山、下村-堀田

 (上)森垣-西沢

▽二塁打 浦中、樫山、小阪(紀)

 上野が底力を見せた。一時は5点差を付けられたが、六回余野の盗塁など足を絡めた攻撃で一挙に4点を奪い、逆転に成功。追いつかれて延長になったが、十一回1死満塁で、代打深沢が四球を選び、サヨナラ勝ちした。紀南は14安打を放ち、九回スクイズで同点にする執念も見せた。

 ◇津工・森田が完封
宇治山田

  000000000=0

  00021010×=4

津工

 (宇)若本-浜田

 (津)森田-鈴木

▽三塁打 鈴木(津)

 津工は四回、鈴木の右中間を破る適時三塁打と山尾の中前打で2点先取。五回に山田、七回に松田の適時打で1点ずつ追加した。森田は宇治山田を散発6安打に抑えて完封した。宇治山田は二回1死一、三塁から重盗を試み失敗に終わったのが、最後まで響いた。

 ◇西が要所締める
木本 000200000=2

菰野 10200000×=3

 (木)中山-萩原

 (菰)西-上部

▽二塁打 清水勇(木)

 菰野は一回、花井の左前適時打で先制。三回は1死三塁から川畑が中前適時打、さらに小谷の中前適時打で着実に追加点を挙げた。木本は内野手が再三好守備を見せ、四回には長短打と押し出しの死球で2点を奪ったが、菰野・西の好投にあと一本が出なかった。

 ◇日生第二、打ち勝つ
日生第二

  001315100=11

  202200031=10

津田学園

 (日)田辺、広田、柳沢-藤本

 (津)堀田、田中、森-菱田

▽三塁打 大西敏、高井(津)

▽二塁打 山田、野口、藤本(日)藤川、中川2(津)

 両チーム合わせて27安打が飛び交う打撃戦を日生第二が制した。1点リードされて迎えた六回、山田の左中間への走者一掃の二塁打などで一挙に5点を挙げて逆転。逃げ切った。津田学園は八、九回に4点を挙げる追い上げを見せたが、日生第二のパワーに屈した。

 ◇名張桔梗丘が逆転
桑名工

  010100000=2

  00102000×=3

名張桔梗丘

 (桑)山火、大橋-阿部

 (名)管谷-竹内

 名張桔梗丘が少ない好機を生かし、シーソーゲームを制した。五回に田中の左前適時打など3安打を集中して逆転。管谷が五回以降は無安打に抑える好投を見せて逃げ切った。桑名工は二回に山火の適時打で先制したが、九回の好機を生かせず及ばなかった。

 ◇中工が突き放す
四日市中工

  101210000=5

  210000000=3

四日市農芸

 (中)久志本-上野

 (農)鈴木-本郷

▽三塁打 松岡(中)

▽二塁打 上野、増田(中)

 四日市中工は1-3とリードされた三回、竹内の右前適時打で1点差に。四回には松岡、上野の長打などで2点を挙げて逆転。五回にも中村の適時打で突き放した。四日市農芸は一回、前田の右前2点適時打で逆転。二回にも追加点を挙げたが、後半抑えられた。

 ◇日生第一、粘り勝ち
津東

  000110100=3

  00003010×=4

日生第一

 (津)竹内-谷口

 (日)中西-仲谷

▽三塁打 竹内(津)日置(日)

 日生第一は2点を追う五回、日置、仲谷の長短打などで3点を挙げ逆転。一度追いつかれたが、七回下村の中前適時打で決勝点をもぎ取った。中西は津東打線から8三振を奪い完投。津東は八回2死一、三塁と逆転機をつかむなど粘ったが、一歩及ばなかった。

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 ◇13日の結果
 ▽2回戦

 〇…四日市市営霞ケ浦球場…〇

菰野    3-2 木本

白子    1-0 いなべ総合

四日市中工 5-3 四日市農芸

 〇…津市営球場…〇

日生第二 11-10 津田学園

日生第一  4-3  津東

名張桔梗丘 3-2  桑名工

 〇…県営松阪球場…〇

近大高専 6-1 松阪工

上野   7-6 紀南

 (延長十一回)

桑名 8-2 名張

 〇…伊勢市営球場…〇

宇治山田商 8-0 津商

 (七回コールド)

津工  4-0 宇治山田

皇学館 1-0 稲生

〔三重版〕

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:東・西千葉大会 9シード校順当に勝つ /千葉

 ◇2日間で56試合--成田サヨナラ勝ち
 第90回全国高校野球選手権東・西千葉大会(県高野連など主催)は3日目の13日、県野球場(千葉市稲毛区)など県内11会場で東西大会の1、2回戦33試合、4日目の14日は県内8会場で2回戦23試合が行われた。

 3日目は06、07年連続センバツ出場の成田が延長でサヨナラ勝ち。佐原、東金、千葉黎明、桜林、柏日体などが2けた得点で快勝した。

 4日目は東千葉の8シード校と西千葉Aシード1校が登場。東総工、東海大望洋、東海大浦安がコールド勝ちするなど、9シード校が順当に勝ち進んだ。

 大会5日目の15日は、9会場で西千葉2回戦26試合が行われ、残りの7シード校が登場し、東西の参加174校全校が初戦を終える。東千葉大会の試合は予定されていない。

 《東千葉大会・13日》

 ▽1回戦

佐原白楊

  000100001=2

  000100000=1

茂原樟陽

 ▽2回戦

文理開成

  100000000=1

  10002000×=3

千葉敬愛

大網

  000000=0

  000613=10

佐原

 (六回コールド)

佐倉

  1000001=2

  1011701=11

印旛

 (七回コールド)

白井

  000000200=2

  30100201×=7

東京学館

わせがく

  01000=1

  40025=11

千葉黎明

 (五回コールド)

市原緑

  01000000=1

  10301102=8

四街道

 (八回コールド)

千葉英和

  000000001=1

  000000000=0

横芝敬愛

君津青葉

  000000000=0

  00203010×=6

成田国際

市原八幡

  120300000=6

  000100000=1

富里

布佐

  000001100=2

  20003020×=7

志学館

佐倉南

  010000010=2

  000000000=0

木更津

君津

  0010000001=2

  0000001000=1

長狭

 (延長十回)

東金

  0300901=13

  0030300=6

八街

 (七回コールド)

九十九里

  3100014=9

  1010000=2

佐倉西

 (七回コールド)

館山総合

  00000001001=2

  00010000002=3

成田

 (延長十一回)

 《東千葉大会・14日》

 ▽2回戦

京葉

  000000000=0

  02001020×=5

成東

木更津総合

  001100231=8

  001000000=1

八千代

天羽

  001000=1

  014501=11

東総工

 (六回コールド)

八千代松陰

  040040110=10

  000040000=4

鶴舞桜が丘

一宮商

  200500000=7

  10410030×=9

長生

市原中央

  100120001=5

  00041002×=7

佐倉東

千葉学芸

  00001000=1

  00502001=8

東海大望洋

 (八回コールド)

八千代東

  0000000=0

  0001213=7

東金商

 (七回コールド)

佐原白楊

  000000000=0

  00010001×=2

大原

千葉国際

  4000603=13

  0000201=3

八千代西

 (七回コールド)

成田西陵

  00000=0

  6190×=16

袖ケ浦

 (五回コールド)

四街道北

  000000030=3

  00112012×=7

小見川

安房拓心

  0200070=9

  0000010=1

暁星国際

 (七回コールド)

我孫子

  001300011=6

  000000400=4

匝瑳

姉崎

  0000000=0

  107000×=8

拓大紅陵

 (七回コールド)

安房

  101000000=2

  100000000=1

銚子

銚子商

  231012=18

  01 000=1

我孫子二階堂

 (五回コールド)

 《西千葉大会・13日》

 ▽1回戦

柏南

  000110002=4

  000000010=1

千葉工

行徳

  100000000=1

  03030001×=7

船橋二和

市松戸

  202000000=4

  010000200=3

柏井

船橋法典

  1000100=2

  0211032=9

磯辺

 (七回コールド)

野田中央

   20000=2

  10050×=15

桜林

 (五回コールド)

京葉工

  010001000=2

  33000000×=6

柏の葉

千葉商

  000000001=1

  00020000×=2

流経大柏

市川西

  000202001=5

  101100000=3

松戸六実

鎌ケ谷西

  000100240=7

  220000000=4

関宿

薬園台

  110100=3

  102451=13

千葉商大=

 (六回コールド)

国分

  010000201=4

  000010000=1

船橋古和釜

柏日体

  341200000=10

  202001000=5

聖パウロ

清水

  200001002=5

  013000002=6

松戸国際

船橋

  0021340=10

  0200000=2

市川工

 (七回コールド)

船橋北

  000010000=1

  10200000×=3

千葉西

沼南

  002000310=6

  200000001=3

若松

専大松戸

  000101010=3

  100000000=1

浦安

 《西千葉大会・14日》

 ▽2回戦

千葉

  0000000=0

  1022011=7

東海大浦安

 (七回コールド)

市川

  000000000=0

  00000100×=1

柏陵

  100010000=2

  30000500×=8

桜林

二松沼南

  000001010=2

  000000001=1

東葉

渋谷幕張

  102000000=3

  000000002=2

芝浦工大柏

津田沼

  200002010=5

  01010103×=6

千葉南

 ◇チームの秘密兵器
 ○…船橋法典の上山伸吾君(2年)は心臓に持病を抱えている。身長148センチ、38キロと今大会の登録全選手中最も小さく、チームでも「マスコット的存在」。他の選手と同じ練習メニューをこなし、入学時より体が二回りも大きくなった。今大会では20人のベンチ入りメンバーに選ばれた。打席では選球眼良くボール球を見極め、四球を選ぶ。出塁率は8割超を誇る。9対2のコールド負けで出番はなかったが、小川康弘監督は「チームの秘密兵器を使える展開に持っていきたかった」と悔しさをにじませた。

 ◇経験が生きた
 ○…今春のセンバツに21世紀枠で出場したBシードの安房が辛勝した。一回表に先制したものの、三回以降2-1のスコアが最終回まで続く苦しい展開。九回裏には銚子の4番宮内祐輔君(2年)に左翼越えの二塁打を打たれ、無死二塁のピンチを迎えた。春のセンバツ2回戦で宇治山田商(三重)にサヨナラ負けを喫しているだけに嫌な雰囲気が漂ったが、早川貴英監督は「センバツでは開き直ることができなかった。ここまで来たら覚悟を決めよう」とナインに思い切ってプレーすることを指示。エース佐野公亮君(3年)の粘投で切り抜けた。早川監督は「センバツの経験が生きた」と話した。

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 ■球軌

 ◇3兄弟、気持ちは一つ--印旛(3年)須田正樹選手
 「何としても後続の2人の弟につなげるぞ」。七回裏2死一、二塁。7番須田正樹君(3年)は気合を込めて打席に立った。フルスイングした5球目。ポップフライとなった打球は遊撃手のグラブに収まり、印旛の夏は終わった。ネクストバッターズサークルでは8番俊樹君(1年)、ベンチでは9番勇樹君(同)の双子の弟が、うなだれる兄の姿をじっと見つめていた。

 「兄貴と一緒にやりたい」。昨夏、進路決定を控えた2人が正樹君に告げた。当時、印旛の部員はわずか8人。県予選にも出られない。「しっかりと野球ができる高校へ進め」。正樹君は進言した。

 しかし、2人の意思は固かった。3兄弟は小、中学校でも同じチームでプレー。自分に厳しく、黙々と素振りや走り込みに打ち込む正樹君の姿を、弟たちは追いかけてきた。2人は印旛に入学し、野球部に入った。メンバーは11人となり、兄に「最後の夏」をプレゼントした。

 試合終了後、兄弟は人目をはばからず号泣した。「また3人で野球をやろう」。引退する兄を真ん中に、3人は何度も抱き合った。俊樹君は兄の背番号「2」を受け継ぐことが決まっている。「今度は一勝をプレゼントする」と誓った。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:島根大会 開星、大社3回戦へ /島根

 夏の全国高校野球島根大会は14日、県立浜山、松江市営の両球場で計6試合が行われた。県春季大会優勝の開星が松江工を7回コールドで降した。同大会準優勝の大社は2本の本塁打などで、江の川との打撃戦を制した。

 ▽2回戦

 【県立浜山球場】

松江工

  0000000=0

  151000×=7

開星

 (七回コールド)

 (松)藤原、宇山、藤原-坪倉

 (開)小池-橋本

▽二塁打 佐藤2、井原(開)

江津工

  001000000=1

  00000122×=5

川本

 (江)杉山、丸田-盆子原

 (川)大峠、片岡-河野、平田

▽本塁打 市原(川)

▽二塁打 市原(川)

出雲商

  0002010000=3

  0120000001=4

松江南

 (延長十回)

 (出)堀内-中島

 (松)築澤、青山、金山、築澤-高砂

▽二塁打 増田、高木(出)、高砂、黒田(松)

 【松江市営球場】

邇摩

  200010014=8

  000000000=0

津和野

 (邇)大隅、森田、小川-長尾

 (津)潮、藤井-豊田

▽三塁打 松本昌(邇)

▽二塁打 山根2(邇)、加藤(津)

益田翔陽

  02404=10

  00000=0

出雲農林

 (五回コールド)

 (益)熊谷-〓田

 (出)糸賀、錦織-今岡

▽本塁打 熊谷(益)

▽二塁打 〓田、寺戸(益)、三島(出)

大社

  024023000=11

  101000301=6

江の川

 (大)朝槻-吉田

 (江)岡田、村上、戸根、松井-向山、鈴木

▽本塁打 岡本、坂本(大)、松井(江)

▽三塁打 岸本、手銭(大)

▽二塁打 板垣、岡本、坂本(大)、松井(江)

 〇…13日の記録…〇

 ▽1回戦

 【県立浜山球場】

出雲北陵

  0000000=0

  3110101=7

平田

 (七回コールド)

 (出)新宮、高村-小村

 (平)金山健、大福-勝部

▽二塁打 吉川、山崎(平)

出雲工

  030020001=6

  010000010=2

三刀屋

 (出)児玉-岡良

 (三)峠、藤原洋-飯塚

▽二塁打 花田、児玉(出)、藤原洋(三)

 【松江市営球場】

松江西

  0001000=1

  121202×=8

江津

 (七回コールド)

 (松)三島-石田

 (江)千代延-有田

▽三塁打 庄司(松)梅木、市木、山本、山下(江)

▽二塁打 湯浅、山下、梅木(江)

浜田商

  260109=18

  000050=5

益田

 (六回コールド)

 (浜)野上和、濱田-藤井

 (益)木束地、藤岡、野村-三浦

▽本塁打 濱田(浜)

▽三塁打 釜本(浜)

▽二塁打 野上翔2、藤井(浜)、森山(益)

大東

  5100302=11

  3000000=3

浜田水産

 (七回コールド)

 (大)大坂-藤原

 (浜)中田、比屋根、斎藤-大谷

▽本塁打 田中、石飛(大)

▽二塁打 杉原、藤原、田村、大坂(大)

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:東・西兵庫大会 神戸国際大付、4回戦へ /兵庫

 第90回全国高校野球選手権記念東・西兵庫大会(県高野連、朝日新聞社主催)は14日、東大会3回戦10試合が行われ、シード校の神港学園や神戸国際大付などが4回戦に勝ち進んだ。13日にも3回戦の東大会2試合、西大会8試合があり、シード校の社、明石南などが勝ち上がった。

 15日は予備日のため試合は行われず、16日に西大会4回戦8試合が予定されている。また、準々決勝の抽選が明石球場で第1試合終了後に行われる。

 ◇東大会
 ▽3回戦

 ◇…尼崎…◇
報徳学園

  5200002=9

  0020000=2

宝塚東

(七回コールド)

 (報)近田、岡田、小野寺-糸井

 (宝)宮山、大西-原田

▽三塁打 近田、中村(報)

▽二塁打 井上2、中村(報)原田(宝)

川西緑台

  000100580=14

  400230020=11

夢野台

 (川)山田、野田、丹松-時岡

 (夢)高田、鎌谷、佐藤-萩尾

▽三塁打 白澤、西村元(川)

▽二塁打 時岡(川)中川、大島(夢)

尼崎小田

  000100000=1

  00010010×=2

須磨

 (尼)森永、金、橋口、岩山-谷口

 (須)佐々木、小川-坂本

▽三塁打 松谷(須)

▽二塁打 金(尼)松谷、影山(須)

 ◇…スカイマーク…◇
兵庫工

  0000001=1

  110034×=9

神戸国際大付

 (七回コールド)

 (兵)上岡-植田

 (神)松田-山村

▽本塁打 朝長(神)

▽二塁打 山村、原田(神)

神港学園

  000002011=4

  000100000=1

神戸

 (港)伊藤直、橋本-堀尾

 (神)加藤、田中-小林

▽三塁打 浅井2(神)

▽二塁打 水口(港)

 ◇…明石…◇
滝川第二

  000030000=3

  000010001=2

神戸村野工

 (滝)松本、山本-山脇、島田

 (神)谷口-森本

▽三塁打 山脇(滝)高瀬(神)

▽二塁打 岸本、松田(滝)

神戸弘陵

  101020020=6

  000000000=0

市伊丹

 (神)高木、飯田、平間、栗原-寺本

 (市)中堀-土川

▽三塁打 村井(神)

尼崎産

  000100003=4

  000000000=0

伊川谷

 (尼)松田-杉本

 (伊)丸山-坂口

▽三塁打 小椋(尼)

▽二塁打 今中(尼)

 ◇…高砂…◇

  0000000=0

  101500×=7

伊丹西

 (七回コールド)

 (灘)吉松、西木-永田

 (伊)山口-鎌戸

▽三塁打 若林(伊)

▽二塁打 岩井、新田(伊)

六甲アイランド

  002011005=9

  010002100=4

川西明峰

 (六)和田、笹山、水野賢-辛

 (川)森本-岸田

▽三塁打 長谷川(六)

▽二塁打 小野、小松、和田(六)乾、板垣、望月(川)

 ■13日の成績

 ◇東大会
 ▽3回戦

 ◇…尼崎…◇
関西学院

  0103321=10

  0100000=1

猪名川

 (七回コールド)

 (関)中尾、鳥内、田村-山崎

 (猪)板谷-井口

▽三塁打 有村(関)

▽二塁打 有村、東野、中尾(関)

神戸北

  002000210=5

  20201011×=7

伊丹北

 (神)児玉、林田、川原-小林

 (伊)中本、古賀、中本-江川

▽本塁打 山本(神)相良(伊)

▽二塁打 川原(神)相良(伊)

 ◇西大会
 ▽3回戦

 ◇…明石…◇
姫路東

  0000000=0

  102023×=8

松陽

 (七回コールド)

 (姫)清瀬、上杉-森下

 (松)渡辺-古田

▽二塁打 杉本2(松)

日生学園第三

  120000500=8

  002000000=2

明石

 (日)山林、川内-上田

 (明)福原、藤井-小嶋、樋口

▽三塁打 岩尾(明)

▽二塁打 井上、山林(日)

生野

  000110100=3

  00321000×=6

明石南

 (生)玉川-岡本

 (明)佐野、勝野-尾上

▽三塁打 岡本(生)高嶋(明)

▽二塁打 御縞(明)

 ◇…高砂…◇
東播工

  000000100=1

  01021100×=5

 (東)原、森兼-井沢

 (社)井上-田中

▽二塁打 森兼、井沢(東)、藤田、立岩、白井、福本(社)

加古川西

  0000001000=1

  0000001001=2

明石清水

 (延長十回)

 (加)岡野、田中、畑、田中-小原

 (明)萩原-山田

▽二塁打 徳永、畑(加)

 ◇…姫路…◇
市川

  010100000=2

  000000001=1

赤穂

 (市)鎌村-松尾

 (赤)高瀬、上荷-国澤、田中

津名

  110000100=3

  201000001=4

北条

 (津)禾野、岡田-上原

 (北)中村、横田-長谷川

▽二塁打 祖谷、皆月(津)、横田(北)

明石商

  100005002=8

  002000000=2

佐用

 (明)高月-上原、岩村

 (佐)松本、坂井、中井-阿部、舟引

▽二塁打 盛崎公、井口(佐)

〔神戸版〕

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:東・西愛知大会 成章、延長制す /愛知

 ◇東邦、栄徳はコールド勝ち
 第90回全国高校野球選手権記念東・西愛知大会(県高野連、朝日新聞社主催)は13日、11球場で2回戦28試合を行った。東では、今春のセンバツに出場した成章が知立東に苦戦し、辛うじて延長戦を制して3回戦に駒を進めた。西では東邦や栄徳がコールド勝ちした。19日は8球場で3回戦16試合がある。

 ◆東大会

 ▽2回戦

 ○…岡崎球場

岡崎東 100002000=3

刈谷工 30002011×=7

 (岡)榊原康、杉浦、山口、山本-赤松

 (刈)長坂-八坂

▽三塁打 市川洸(岡)

▽二塁打 館野、赤松(岡)森川、弓納持、川原(刈)

東海商 000000000=0

豊田南 00200000×=2

 (東)榊原-竹内

 (豊)久野、白鳥-宇和佐

▽三塁打 太田、白鳥(豊)

▽二塁打 榊原(東)池浦(豊)

 ○…刈谷球場

豊橋中央

  000000011=2

  000000000=0

渥美農

 (豊)白井-土田

 (渥)河合晃-越河

▽二塁打 河合宏(渥)土田、白井、水口、伊藤(豊)

足助 101000010=3

新城 10010102×=5

 (足)吉良-安藤

 (新)右田-久保田

▽二塁打 鈴木麻(足)滝川、井口2(新)

 ○…豊田球場

豊田工 0000101003000=5

豊川工 0000001103001=6

 (延長十三回)

 (田)串浦-鈴木琢

 (川)伊藤隆、味岡-田中、山口

▽本塁打 上田(川)

▽三塁打 串浦、磯貝、山内(田)、出口、伊藤弘(川)

▽二塁打 鳥山(川)

岡崎工 460011=21

高浜  0000 4=4

 (五回コールド)

 (岡)近藤、杉山、吉村-鈴木敬

 (高)磯部-乙川

▽三塁打 糸田2、村山、高熊(岡)

▽二塁打 鈴木大2(岡)、松尾、上大田(高)

 ○…阿久比球場

時習館 210300200=8

小坂井 020010000=3

 (時)柳瀬-木藤

 (小)古賀-富永

▽三塁打 平田(時)古賀(小)

▽二塁打 今泉(時)荒井、小林昌(小)

岡崎学園

  030200000=5

  20020150×=10

豊田高専

 (岡)西山、後藤-近藤

 (豊)佐藤天、伴-青木

▽三塁打 橋本拓、天丸、佐藤健(豊)

 ○…豊橋球場

成章

  0000110111=5

  1000000030=4

知立東

 (延長十回)

 (成)西崎、小川-丸山

 (知)正木、工藤、籾山-鈴木、七原

▽本塁打 倉内(成)

▽二塁打 籾山、山口、菅原(知)中村彰、中河(成)

 ◇実力以上に戦った
 ○…「実力以上のものを出してくれた」。センバツ出場の成章を最後まで苦しめた知立東の本多浩監督は選手たちをたたえた。九回2死から同点の中前打を放った山口恭平選手(2年)は「自分が最後の打者になりたくない。直球を強くたたこう」と打席に入り、気持ちのこもった打球が試合を振り出しに戻した。同点のホームをふんだ伊藤伸主将(3年)は「やっと勝ちが見えたと思ったんですが」と涙を流した。

碧南

  002501012=11

  000000500=5

日福大付

 (碧)安藤、有馬、石川恭-榊原大

 (日)中村、堀内、岩井-川添

▽本塁打 川西(碧)

▽二塁打 川西、榊原大(碧)竹内一、磯部(日)

 ◆西大会

 ▽2回戦

 ○…一宮球場

西春 11001000012=6

豊明 10100000113=7

 (延長十一回)

 (西)鈴木晋、安藤-菅野、西平

 (豊)福田、吉田-堀井

▽三塁打 纐纈、田中(西)大槻2(豊)

▽二塁打 大槻(豊)纐纈(西)

名古屋南 1040400=9

向陽   0000000=0

 (七回コールド)

 (名)中本-石原

 (向)宮崎、水野-安井

▽本塁打 川島(名)

▽三塁打 加藤、中本(名)

▽二塁打 杉原2、加藤(名)間野、沼田(向)

東海学園

  200002000=4

  00500000×=5

天白

 (東)丹羽、市川-川本

 (天)三塩、森貴-井上

▽三塁打 川本、大嶋(東)

▽二塁打 井上(天)

 ○…春日井球場

起工

  300000000=3

  30040000×=7

愛知啓成

 (起)日々-安福

 (愛)小出、川口-金井田

▽三塁打 森田(愛)

▽二塁打 松本(愛)

鳴海 000010133=8

同朋 004000020=6

 (鳴)登地-恒川

 (同)山田、林高、吉田-石川

▽三塁打 恒川(鳴)

▽二塁打 登地(鳴)岡田、原田、吉田(同)

日進西 01400204=11

尾北  10020001=4

 (八回コールド)

 (日)鬼頭、伊藤祐-小川

 (尾)坪内、蔦木-三宅

▽三塁打 坪内、吉田(尾)

▽二塁打 星野(尾)

 ○…熱田球場

愛産大工 64073=20

瀬戸北  00000=0

 (五回コールド)

 (愛)木村、小林、松村-井上

 (瀬)長谷川拓、杉山-臼井

▽本塁打 飯野(愛)

▽三塁打 小川、木村、飯野、中村、山北(愛)

▽二塁打 小川、飯野、濱田(愛)細川(瀬)

愛知    11506=13

名経大市邨 10000=1

 (五回コールド)

 (愛)柴田、矢野-中島

 (名)山田、小谷-花妻

▽本塁打 矢沢(愛)

▽三塁打 中島(愛)

▽二塁打 室田、伊藤啓(愛)三宅(名)

山田 0000100=1

栄徳 021330×=9

 (七回コールド)

▽本塁打 田辺(栄)

▽三塁打 稲富(栄)

▽二塁打 三浦(栄)

 ○…瑞穂球場

犬山   510032=20

名古屋商 0 0004=4

 (五回コールド)

 (犬)荒川-宮田、佐藤

 (名)出口、有沢、出口-柴田

▽三塁打 後藤、松尾(犬)

▽二塁打 千田(犬)柴田、沢田(名)

愛知商 020001000=3

至学館 30200000×=5

 (愛)山本-佐藤、加藤昌

 (至)秋山-田中

▽二塁打 田中、本田(至)山本、神田(愛)

愛知工 00000=0

誠信  4800×=12

 (五回コールド)

 (愛)水野、大山-竹内

 (誠)横山、芦口、大垰-堀谷、坂井田

▽本塁打 小松(誠)

▽三塁打 近藤▽二塁打 小池(誠)

 ○…小牧球場

津島北

  013000001=5

  002000001=3

名古屋国際

 (津)伊佐地-津野

 (名)寺村-佐藤

▽三塁打 秀島、後藤(津)

▽二塁打 北畠(名)伊佐地(津)

名古屋 0000001=1

東邦  401012×=8

 (七回コールド)

 (名)蒔野-松本

 (東)和田、下平-山田

▽本塁打 岩田(東)

▽二塁打 加藤創(名)

大同工大大同

  010100011=4

  000002000=2

丹羽

 (大)稲石-竹内

 (丹)真野、大薮-宮路

▽三塁打 三谷(大)

▽二塁打 杉本3、加納(大)水野、原(丹)

 ○…津島球場

一宮   100000001001=3

名城大付 000200000000=2

 (延長十二回)

 (一)松原-川崎

 (名)高木智、林、高木泉、中野、末村-山口、小紫

▽本塁打 川崎(一)

▽三塁打 中森(一)

▽二塁打 中村、衛藤(一)吉岡、浅井、山口(名)

美和  000201011=5

小牧工 11202002×=8

 (美)中村、吉田-北島

 (小)黒木-上村

▽本塁打 伊藤(美)上村(小)

▽三塁打 黒木、石貝(小)中村(美)

名市工芸

  120201210=9

  000030000=3

昭和

 (名)鈴木-川上

 (昭)春日部-小神

▽本塁打 護持(名)

▽二塁打 内藤、石橋(名)小神、斉藤(昭)

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 ■熱球譜

 ◇三塁コーチ涙にくれる--池田圭吾右翼手=岡崎東(3年)
 ロッカールームでチームメートと抱き合い大声で泣いた。岡崎東の双子選手の兄・池田圭吾選手。スコアボードにはいつもの「3番右翼・池田圭」の字はなかった。初戦の西尾戦で2打数1安打1打点と勝利に貢献した。だがその後の練習で左手甲を骨折し、全治2カ月と診断された。

 医師からは「無理すれば出場できるが半年は治らない」と言われた。高校最後の大会。出場への思いは強かった。しかし、試合当日、願いはかなわず左手甲の腫れは引かなかった。「三塁コーチをやらせてください」と監督に申し出た。

 背番号9はコーチャーズボックスに。痛みに耐え、白い包帯を巻いた左手を大きく上げて走者に指示を送る。打者には「力を抜け」「打て」。回を追うごとに声に力がこもる。

 ベンチ前で相手チームの校歌を聞きながら天を仰ぎ、涙をこらえた。試合前に決めていた。「負けても泣かない」と。だがロッカールームでは大粒の涙があふれた。「すまん。勝てなかった」と声をかけてくれたチームメートには「おれが悪かった」。兄に代わって3番に座った弟の匠吾選手は「圭吾のお陰でここまでこられた」。圭吾選手は「きょうの匠吾の安打はうれしかった」と返した。

 「ドロドロにして終わりたかった」。いつもは汚れるユニホームは真っ白のままだった。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:南・北神奈川大会(その2止) 13日の記録 /神奈川

 ◇自分たちの野球出し切る--元石川・杉野達也投手(3年)
 12点リードされて迎えた四回裏無死一塁。思い切り振り抜いた球がセンターオーバーの適時三塁打となった。元石川としては3年ぶりの得点だった。

 この夏は主戦を任されたが、1年生の秋に退部している。「小学5年生から続けてきた野球に飽きた」との理由。アルバイトやギターに精を出す日々を送ったが、野球の練習を続ける仲間を見るたびに「このままでいいのだろうか」とも感じていた。

 2年生の春。インフルエンザで学校を休んでいた時にテレビでセンバツの試合を見た。「もう一度野球を続けたい」。改めて入部を申し出ると、チームメートは拍手で迎えてくれた。

 試合ではなかなかストライクが入らず、二回で降板。試合も五回コールド負けだったが「自分たちがやってきたことは出し切れた」。

 今後は秋の文化祭でのバンド演奏に向け、練習をする予定だ。

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 ■13日の記録

 ◆南大会

 ▽1回戦

 【横浜スタジアム】

金沢総合

  1010100501=9

  1003010300=8

横浜緑ケ丘

 (延長十回)

 【保土ケ谷球場】

横須賀

  301000000=4

  000030000=3

舞岡

上矢部

  320110000=7

  11030500×=10

二宮

 【平塚球場】

秀英   00000=0

日大藤沢 30241=10

 (五回コールド)

神田

  000010100=2

  100000011=3

横須賀総合

 【横須賀スタジアム】

磯子工

  000102210=6

  010000000=1

横須賀大津

磯子

  0000010=1

  0030203=8

湘南工大付

 (七回コールド)

逗葉 000000001=1

鶴嶺 00110000×=2

 【藤沢八部球場】

柏陽

  010010030=5

  12000012×=6

茅ケ崎

深沢

  500000010=6

  000000502=7

横浜平沼

 【小田原球場】

小田原城北工

  000001000=1

  20002000×=4

西湘

横浜学園

  000000001=1

  10300000×=4

大磯

 【俣野球場】

関東六浦

  100000300=4

  00100320×=6

松陽

アレセイア湘南

  00100=1

  40043=11

横浜清陵総合

 (五回コールド)

 ◆北大会

 ▽1回戦

 【横浜スタジアム】

横浜隼人 28113=15

元石川  00010=1

 (五回コールド)

津久井 00000=0

川崎工 00316=10

 (五回コールド)

 【保土ケ谷球場】

伊志田

  000000600=6

  000002021=5

城郷

 【平塚球場】

神奈川工

  000003020=5

  100020000=3

相模田名

 【大和引地台球場】

市ケ尾

  110000000=2

  000000000=0

瀬谷西

柏木学園 1131003=9

中央農  0000000=0

 (七回コールド)

鶴見  0060012=9

綾瀬西 0000000=0

 (七回コールド)

 【相模原球場】

相原

  000100230=6

  100000010=2

神奈川総合産業

霧が丘 00321004=10

厚木東 00200000=2

 (八回コールド)

橋本 0000000=0

川和 1010401=7

 (七回コールド)

 【等々力球場】

橘学苑 0002007=9

橘   1000100=2

 (七回コールド)

高津  00000=0

市川崎 30223=10

 (五回コールド)

海老名

  300000101=5

  020000001=3

法政二

 【秦野球場】

相模原総合 420100=16

秦野総合  020 00=2

 (五回コールド)

秦野  000000=0

川崎北 301105=10

 (六回コールド)

 【伊勢原球場】

麻生総合 000000=0

希望ケ丘 013303=10

(六回コールド)

ひばりが丘

  100010000=2

  000100000=1

横浜旭陵

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 ◇高校野球テレホンガイド
 0180・99・4558

 毎日新聞横浜支局は、試合結果をお知らせするテレホンガイドを行っています。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:南・北神奈川大会(その1) 22試合がコールド /神奈川

 ◇上溝の篠崎投手、十一回178球投げ切る
 第90回全国高校野球選手権記念神奈川大会(県高野連、朝日新聞社主催)は13、14日、12球場で1回戦55試合があった。計22試合がコールド。延長戦は金沢総合-横浜緑ケ丘など3試合。上溝は篠崎幸市投手が十一回178球を投げ切り、4-3で新城を降した。15日は1回戦6試合と2回戦16試合がある。

 ◇女子部員も応援
 ○…上鶴間のスタンドではユニホーム姿の女子部員2人も応援した。いずれも外野手で2年生の植田葵さんと有薗綾香さん=同右。植田さんの投球ポーズに、有薗さんが打撃ポーズで応じる「応援ダンス」を披露した。1年生の時に女子野球同好会を作ろうとしていて鈴木学監督に声を掛けられた。男子と同じ練習をこなすのは楽ではない。2人は「一緒に練習してくれることがうれしい。ベンチにいるつもりで応援した」とはにかんだ。

 ◇自信ある直球、悔いはない--厚木西・須藤皓治投手(3年)
 八回裏2死三塁。それまで無安打に抑えていた大和南の4番・金田雄一中堅手(3年)に投げた直球が、イメージしていたよりも少し外にはずれた。右前に打ち返され、決勝点を与えてしまった。「自信のある直球だったので、悔いはないです」。そう語りつつ、試合後しばらく涙が止まらなかった。

 右上手から投げ下ろす最速144キロの直球には、プロのスカウトも注目していた。この日も調子は悪くなかったが、ピッチャーマウンドの土が軟らかく、少し調子が狂った。球を手放すタイミングが早くなり、左足が地面に着いてからの「ため」が作れない。制球に苦しみ、思うように三振が取れなかった。

 昨秋は地区予選で東海大相模に敗れた。今大会で両チームとも順調に勝ち上がれば3回戦で再び対戦するはずで「やりたくてしょうがなかった」。スタンドではこの日、その東海大相模の選手たちが見つめていた。

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 ◆南大会

 ▽1回戦

 【横浜スタジアム】

藤沢工科

  000003000=3

  40002000×=6

横浜南陵

 【保土ケ谷球場】

山手学院

  000000000=0

  00030000×=3

横浜商

 【平塚球場】

上郷 000010000=1

足柄 00030000×=3

釜利谷

  000112200=6

  200001010=4

小田原

 【横須賀スタジアム】

逗子開成

  012100010=5

  00442000×=10

津久井浜

横浜立野 86310=18

三浦臨海 00000=0

 (五回コールド)

 【藤沢八部球場】

湘南学園

  0000020=2

  0015201=9

湘南

 (七回コールド)

茅ケ崎西浜

  010020000=3

  10043000×=8

金沢

 【小田原球場】

旭丘

  0000000=0

  4010002=7

横浜桜陽

 (七回コールド)

吉田島農林

  1404005=14

  0000300=3

光陵

 (七回コールド)

 【俣野球場】

湘南台

  102001320=9

  001040200=7

大船

追浜 1005002=8

戸塚 0000000=0

 (七回コールド)

 ◆北大会

 ▽1回戦

 【横浜スタジアム】

  3000000002=5

  0000000030=3

鶴見工

 (延長十回)

 【保土ケ谷球場】

上鶴間 00000025=7

栗原  00000000=0

 (八回コールド)

 【大和引地台球場】

厚木西

  000010000=1

  10000001×=2

大和南

麻生 002100210=6

荏田 000000000=0

 【相模原球場】

光明相模原 104403=12

厚木    000000=0

 (六回コールド)

綾瀬

  001101200=5

  201000000=3

麻溝台

 【等々力球場】

県川崎 000001=1

生田  201152=11

 (六回コールド)

浅野 000010013=5

多摩 011000202=6

 【秦野球場】

上溝

  02100000001=4

  10100010000=3

新城

 (延長十一回)

大和西

  003010001=5

  000001100=2

生田東

 【伊勢原球場】

大和

  101113000=7

  000000200=2

鶴見総合

新栄

  001002000=3

  000000000=0

相武台

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 ◇高校野球テレホンガイド
 0180・99・4558

 毎日新聞横浜支局は、試合結果をお知らせするテレホンガイドを行っています。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:東・西東京大会 岩倉がコールド勝ち /東京

第90回全国高校野球:東・西東京大会 岩倉がコールド勝ち /東京
 ◇今年度閉校の九段合同は3回戦へ
 第90回全国高校野球選手権記念大会の東・西東京大会(都高野連、朝日新聞社主催)は13、14の両日、東大会の2回戦24試合、西大会の2回戦16試合と3回戦8試合があった。東大会では、11年ぶりの甲子園出場を目指す岩倉がコールド勝ち発進。今年度で閉校する都立九段と区立九段の合同チームは3回戦に進出した。桜丘は九回表に5点を奪い、聖学院に競り勝った。

 西大会では、日大三や日大二などシード校4校が初戦に臨み、いずれも順当勝ち。昨夏準優勝の八王子や同4強の佼成学園も初戦を突破した。

 15日は、東大会が3回戦11試合を予定しており、シード校4校が登場。西大会は3回戦12試合を予定している。

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 ◆東大会

 ▽2回戦

 【神宮】

立志舎 200250002=11

芦花  200001001=4

日体荏原

  1122026=14

  1000000=1

東京学芸大付

 (七回コールド)

巣鴨

  00001000=1

  01211102=8

二松学舎大付

 (八回コールド)

 【神宮第2】

大森   0100000=1

立教池袋 303120×=9

 (七回コールド)

都九段・区九段

  105100002=9

  020000010=3

淑徳巣鴨

 【江戸川区】

足立工 000104020=7

桐ケ丘 000003000=3

学習院

  00000001=1

  20000124=9

城西大城西

 (八回コールド)

 【大田スタジアム】

順天 0001100001=3

東  1000000010=2

 (延長十回)

桜丘  000300015=9

聖学院 200500001=8

 【明大球場】

三田 0000000=0

岩倉 313101×=9

 (七回コールド)

荒川工  000000=0

安田学園 440002=10

 (六回コールド)

 ○…13日の試合結果

 ▽2回戦

 【神宮】

芝浦工大高 32233=13

青山    00020=2

 (五回コールド)

城北

  000000310=4

  20020020×=6

駒場学園

駒込学園

  000300002=5

  001020001=4

早稲田

 【神宮第2】

京華 2100101=5

高島 2201502=12

 (七回コールド)

小山台 100220121=9

淵江  200000000=2

 【都営駒沢】

東京

  000000003=3

  00021001×=4

攻玉社

日大桜丘 00000=0

青山学院 0613×=10

 【江戸川区】

筑波大付駒場

  00000100=1

  40200011=8

淑徳

 (八回コールド)

郁文館

  000200010=3

  01030001×=5

目黒学院

 【大田スタジアム】

墨田工  3141011=11

東工大付 0030000=3

 (七回コールド)

正則学園

  000000020=2

  20000100×=3

麻布

 【明大球場】

松蔭   0001000=1

東農大一 0203012=8

 (七回コールド)

新島 000 00=0

文京 53311×=22

 (五回コールド)

 ◆西大会

 ▽2回戦

 【あきる野市民】

富士森

  5014000=10

  0010000=1

東京電機大高

 (七回コールド)

成瀬

  100000001=2

  10101021×=6

田無工

 【上柚木公園】

成蹊

  000000000=0

  01000100×=2

法政大高

田柄

  002041010=8

  300003000=6

聖パウロ学園

 ▽3回戦

 【府中市民】

久留米西 00000=0

日大三  1942×=16

 (五回コールド)

調布北 100000=1

錦城  003026=11

 (六回コールド)

 【八王子市民】

町田工

  0100000=1

  123103×=10

日大二

 (七回コールド)

帝京八王子

  30201024=12

  02000000=2

鷺宮

 (八回コールド)

 【多摩市一本杉】

日大鶴ケ丘

  122112010=10

  000020200=4

杉並

国際基督教大高

  00000=0

  1811×=11

小平南

 (五回コールド)

 【市営立川】

練馬  0000000=0

専大付 000206×=8

 (七回コールド)

狛江

  0000000022=4

  0010010000=2

井草

 (延長十回)

 ○…13日の試合結果

 ▽2回戦

 【府中市民】

五日市 00000=0

拓大一 0671×=14

 (五回コールド)

昭和第一学園

  10001401=7

  00000000=0

明学東村山

 (八回コールド)

 【八王子市民】

調布南

  000000000=0

  00120000×=3

東海大菅生

武蔵野北 000127=10

秋留台  000000=0

 (六回コールド)

 【多摩市一本杉】

穎明館 000102400=7

四商  00100261×=10

石神井 10000=1

松が谷 18002=11

 (五回コールド)

 【市営立川】

小川

  000000502=7

  010000000=1

東村山西

小金井工

  101210000=5

  001000000=1

片倉

 【あきる野市民】

西   00020000=2

八王子 01004202=9

 (八回コールド)

田無

  000001000=1

  00220002×=6

佼成学園

 【上柚木公園】

翔陽  00020000=2

桜美林 31103001=9

 (八回コールド)

国学院久我山

  001000200=3

  101000000=2

北多摩

〔都内版〕

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:福島大会 東日大昌平が大勝 32強出そろう /福島

 ◇17日に3回戦
 第90回全国高校野球選手権記念福島大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)は13日、福島市の県営あづま球場など5球場で2回戦14試合があった。東日大昌平は湖南に15安打の猛攻で20得点をあげて大勝。安積、白河旭、光南、会津農林、いわき総合、平工、湯本はいずれもコールド勝ちし、3回戦へ駒を進めた。

 これで2回戦がすべて終了し、32強が出そろった。17日の3回戦16試合の試合会場と開始時間も決まった。

 ▽2回戦

 【県営あづま球場】

福島明成 00001=1

安積   00632=11

 (五回コールド)

 (福)菊池、加藤-丹治

 (安)古川-阿達

▽三塁打 石田(安)

▽二塁打 相田(安)

学法福島

  200001101=5

  100001100=3

福島西

 (学)村上、藤原-本多、平間慎

 (福)和田-七海

▽三塁打 石橋(学)

▽二塁打 西山2、石橋、杉山(学)

二本松工

  101021000=5

  00010060×=7

福島

 (二)菅野、大塚、吉田-大内亮

 (福)鈴木大、斉藤、山岸-仲野

▽三塁打 佐藤2(二)

▽二塁打 八城、白川、高野(二)本田(福)

 【開成山球場】

須賀川

  0000000020=2

  0002000001=3

小野

 (延長十回)

 (須)住吉、若松-稲田、関根蓮

 (小)万崎-葛西

▽三塁打 駒木根(小)

▽二塁打 福田(須)

郡山  110000000=2

福島商 30000010×=4

 (郡)阿部、捧-捧、伊東

 (福)高野-熊坂

▽三塁打 岩崎(福)

▽二塁打 柿崎(郡)佐藤健、高野、安藤、岩崎(福)

梁川 000001200=3

原町 00150020×=8

 (梁)佐藤基-引地祥

 (原)清水-木幡篤

▽本塁打 高山(原)

▽三塁打 志賀(原)

▽二塁打 志賀(原)

 【白河グリーンスタジアム】

白河旭 202104=18

新地  000 00=0

 (五回コールド)

 (白)近藤-関根

 (新)菊地、前田-武山

▽三塁打 林、松本2、菊地(白)

▽二塁打 関根2(白)

東白川農商

  102000002=5

  210000000=3

平商

 (東)藤田良-塩田

 (平)駒木根-佐藤渉

▽三塁打 大和田(平)

▽二塁打 塩田、緑川(東)駒木根(平)

光南  1121120=8

岩瀬農 0000000=0

 (七回コールド)

 (光)二瓶、鈴木、佐藤-高久

 (岩)相楽-鈴木大

▽二塁打 芳賀(光)

 【あいづ球場】

会津農林 53121=12

喜多方  00000=0

 (五回コールド)

 (会)加藤-一条

 (喜)白川、井上佑-山内

▽三塁打 小寺(会)

▽二塁打 秋山拓(会)井上亮(喜)

いわき総合 0000405=9

会津学鳳  0020000=2

 (七回コールド)

 (い)中沢-駒組

 (会)斎藤、物江-二瓶

▽三塁打 二瓶(会)

▽二塁打 佐川、中沢(い)

 【いわきグリーンスタジアム】

相馬農 1000020=3

平工  0015202=10

 (七回コールド)

 (相)大和田-鈴木

 (平)金成、黒田、荒健-野條、荒聖

▽三塁打 朝倉2(平)

▽二塁打 大和田(相)野木、朝倉、坂下、下山田(平)

湖南     20000=2

東日大昌平 16103×=20

 (五回コールド)

 (湖)渡部貴広、伊藤栄-半沢、渡部貴広

 (東)久保、蛭田、石川-川崎

▽三塁打 川崎、鈴木(東)

▽二塁打 渡部貴広、伊藤栄(湖)久保、斉藤、今村(東)

橘  00000=0

湯本 01702=10

 (五回コールド)

 (橘)中山、持地、中山-高橋修、藤沢

 (湯)芳賀-金成

▽二塁打 四柳(湯)

 ◇「投げたかった…」
 〇…郡山の背番号1、星太陽投手(3年)は右翼手で出場し、「投げたかった」と話した。140キロに迫る直球とスライダーを武器に06年秋からエースナンバーを背負ったが、昨夏の練習試合で打者の顔に投球を当て、以来ストライクが入らなくなった。

 11日の安積黎明戦は大差をつけた場面でリリーフし、2回2失点。13日の福島商戦は接戦となったため出番はなく、阿部将来内野手や捧大地捕手が投手を務めた。星投手は「将来や大地に本来の仕事に集中させてあげたかった」と悔やんだ。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:岩手・宮城地震1カ月 高橋主将、不明の両親思い涙 /山形

◇「きっと応援してくれた」
 「見てくれているかな。精いっぱい頑張るよ」。13日の第90回全国高校野球選手権山形大会1回戦で、金山高主戦で主将の高橋裕二選手(17)は、岩手・宮城内陸地震で行方不明になったままの父伸好さん(56)と母美也子さん(51)を思い浮かべ、マウンドに登った。試合は酒田東高に0-19の五回コールド負け。こらえきれずに涙があふれた。地震から14日で1カ月。17歳には、あまりに過酷な1カ月だった。

 金山高野球部は昨夏の県大会後は部員は4人になり、今年1月にチームの要、星川博人捕手が急性白血病で命を落とした。出場見送りも考えたが、残った部員で、他の運動部員に助っ人を頼み、6月にようやく人数をそろえた。

 その直後の地震で秋田側から栗駒山にタケノコ採りに出かけた両親の消息が途絶えた。

 今は1歳上の兄と祖母と暮らす。「家にいても何もできない。警察からの連絡が来るのを待つだけ。つらい」。重苦しい気持ちを振り払おうと、数日休んだだけで再開した練習に打ち込んだ。練習中はつらい気持ちを忘れられた。野球を始めたのも、巨人ファンの伸好さんの影響だった。

 13日の試合では生まれて初めて捕手を任された。先発した1年生投手は一回から打たれたが「真ん中でいいから打たせてとろう」と声をかけ安心させた。

 高橋選手がマウンドにあがったのは大きくリードを許した五回表。帽子を脱ぎうつむき目を閉じ深呼吸した。両親と星川捕手を思い、気持ちを集中させ、1失点で切り抜けた。その裏の攻撃では左前安打を執念で放った。

 「両親の行方が分からないままでいるのは嫌だ。顔を見たい」。試合後はいくつもの思いがこみ上げた。両親は練習試合に県外まで応援に来てくれた。「(きょうも)きっと応援してくれたと思う」。高橋選手は真っ赤に目をはらしながら話した。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:山形大会 酒田南、コールド発進 /山形

 ◇日大山形は逆転で辛勝
 13日は1、2回戦13試合が、14日は2回戦11試合があった。今春の東北大会準優勝の酒田南は、左沢に12-0の五回コールドで初戦を突破した。3連覇を狙う日大山形は酒田東に途中までリードを許したが終盤に逆転し3-2で辛勝した。蔵王は米沢興譲館を破り2回戦を突破した。東海大山形、羽黒、鶴岡東のシード勢も3回戦に勝ち進んだ。大会は17日まで試合がなく、18、19日に3回戦がある。

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 ▽2回戦

 【YZタカミヤホテルズ】

寒河江工

  210000110=5

  100020000=3

長井工

 (寒)林-吉田

  (長)大滝、樋口靖-渡部

▽三塁打 嶋貫(長)

▽二塁打 門脇(寒)

山形東

  000101000=2

  10101202×=7

山形城北

  (東)水戸部、尾藤-安部

  (城)山崎-後藤

▽二塁打 長藤(東)片桐達、高橋、山崎、斉藤2(城)

鶴岡南   01000=1

東海大山形 02432=11

  (五回コールド)

  (鶴)石塚、阿部、今野-斎藤亮

  (東)赤間-池田

▽本塁打 柿崎(東)

▽三塁打 富樫(鶴)

▽二塁打 中野、草野涼(東)

 【米沢市営野球場】

米沢中央

  031010020=7

  020010000=3

新庄北

  (米)遠藤-手塚

  (新)阿部、荒井-大沢

▽二塁打 手塚(米)大沢、佐藤(新)

米沢興譲館

  010001000=2

  00112000×=4

蔵王

  (米)古内-大津加

  (蔵)鈴木彰-木村

▽三塁打 佐藤竜2、島津(米)伊藤学(蔵)

▽二塁打 古内(米)伊藤学2、鈴木淳(蔵)

 【新庄市民球場】

上山明新館

  010000000=1

  00101000×=2

鶴岡東

  (上)小木曽、渡部、鈴木、岡崎-大木

  (鶴)上野-佐藤真

▽二塁打 太田(鶴)

置賜農 011000000=2

北村山 30001100×=5

  (置)島貫、滝沢-斉藤

  (北)堀江真、遠藤、岸-鈴木良

▽二塁打 秋元(置)

 【鶴岡市小真木原野球場】

高畠  000000000=0

酒田商 00105000×=6

  (高)尾形、奥山、高橋-金子弘

  (酒)志田、伊藤-斎藤

▽二塁打 斎藤、高橋昂(酒)

羽黒  000517=13

米沢商 000000=0

  (六回コールド)

  (羽)佐藤旭、山田、佐藤壮-石井

  (米)藤田、竹田、渡部祥-高野

▽本塁打 桜井(羽)

▽二塁打 天野、佐藤旭、桜井(羽)

 【酒田市営光ケ丘野球場】

左沢  00000=0

酒田南 2172×=12

  (五回コールド)

  (左)土田-菊地

  (酒)小山-西

▽二塁打 山本、田中、古橋、平川(酒)

酒田東

  011000000=2

  00010011×=3

日大山形

  (酒)高橋文-野村

  (日)佐藤陽、佐藤雄-野本

▽二塁打 池田(酒)小林翔、佐藤雄(日)

 ◇敗戦も納得の好投
 ○…酒田東の高橋文規投手(3年)が、3連覇を狙う日大山形を六回まで1点に抑える好投をした。八回に逆転されたが「今までで最高の投球だった」と顔を真っ赤に話した。

 酒田東は06年夏の準決勝で日大山形に0ー12で敗れた。その試合に登板した後藤駿介投手からスライダーを教わった。準決勝をスタンド観戦した時から「一番対戦したい相手は日大山形」と思いを募らせていた。「2年前の借りを返したかった」。悔しさは残ったが、思い通りのスライダーを投げられ、納得し球場を後にした。

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 ■球音

 ◇自信の配球で接戦演出--山形東・安部晋之佑(しんのすけ)捕手(15)
 五回2死二塁。カウント1-2から要求した外のスライダーを右前にはじき返された。点差が2点に広がる適時打。「まずい!」。しかしすぐに切り替えた。「いいボールだった。打者がうまかったんだ」。最後まで自分なりの配球を貫いた。

 元々遊撃手だったが、入学したばかりの5月に捕手に指名された。最初は町田純司監督から「試合をコントロールできていない」と厳しい言葉をかけられた。そんな時に長谷川直幸主将が声をかけてくれた。「思ったことはどんどん自信を持って言っていい。1年生で大事なのは思い切ってやることだ」。その言葉で吹っ切れた。

 そしてこの試合、山形城北打線は外が苦手と分析し、自信を持ち外中心の配球でリードし中盤まで1点差の接戦を演じた。

 負けても涙はない。「最高の3年生に支えられ本当に感謝したい。そのおかげで今の自分がある」。しかし逆に悔しさも募った。「この試合で『やれないことはない』と分かった。甲子園への思いが強くなった」。自信を胸に球場を去る背中が大きく見えた。

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 ○……13日の結果……○

 【YZタカミヤホテルズ】

 ▽1回戦

山形城北 3110210=8

荒砥   0000001=1

  (七回コールド)

  (山)山崎、高橋、三浦佑-後藤

  (荒)梅津悠-大滝

▽三塁打 片桐達(山)

▽二塁打 滝口(山)

真室川

  001031100=6

  001100212=7

鶴岡南

  (真)佐藤賢-金山

  (鶴)阿部、今野-斎藤亮

▽本塁打 石塚(鶴)

▽二塁打 阿部2(真)

 ▽2回戦

九里学園

  020100031=7

  001000000=1

山本学園

  (九)高橋-斎藤哲

  (山)菅原-後藤裕

▽二塁打 川原、斎藤哲(九)後藤裕(山)

 【米沢市営野球場】

 ▽1回戦

山添    00 000=0

米沢興譲館 82124×=26

  (五回コールド)

  (山)神尾、渡部-石川豪

  (米)渡部真、渡部祐、小関-大津加、丸山

▽本塁打 土屋(米)

▽三塁打 渡部真(米)

▽二塁打 佐藤裕(山)佐藤隼、島津、高橋(米)

 ▽2回戦

山形商

  300001000005=9

  100000300001=5

米沢工

  (延長十二回)

  (山)高橋翔-高橋航

  (米)安部-伊沢▽三塁打 片桐(山)

▽二塁打 峯田、板垣2、片桐(山)土屋、佐藤智(米)

 【新庄市民球場】

 ▽1回戦

山形電波工

  000100000=1

  000010001=2

北村山

  (山)山本-松沢

  (北)岸-鈴木良

▽三塁打 武田(山)

小国  00000=0

置賜農 41311=10

  (五回コールド)

  (小)小松、小関-林

  (置)島貫-斉藤

▽二塁打 舟山、笹木、原田(置)

 ▽2回戦

新庄東

  011000003=5

  000100000=1

天童

  (新)井上-土屋

  (天)阿部信-阿部一

▽本塁打 半田(新)

▽二塁打 半田(新)工藤(天)

 【鶴岡市小真木原野球場】

 ▽1回戦

新庄南

  100053000=9

  22201021×=10

高畠

  (新)斉藤、大石、田中、大石-鈴木

  (高)尾形、奥山、高橋-金子弘

▽三塁打 小野(新)金子弘、原田(高)

▽二塁打 冨樫(高)

谷地  00100000=1

米沢商 00051101=8

  (八回コールド)

  (谷)高子、阿部、高子-寺西

  (米)藤田-高野

▽三塁打 川村(米)

▽二塁打 渡辺(谷)菊地、佐藤拓(米)

 ▽2回戦

鶴岡工 001011022=7

長井  000000000=0

  (鶴)佐藤真-小林

  (長)長谷川、佐藤亘-高橋泰

▽三塁打 井上(鶴)

▽二塁打 高崎(鶴)

 【酒田市営光ケ丘野球場】

 ▽1回戦

酒田東 510031=19

金山  0 0000=0

  (五回コールド)

  (酒)高橋文-三浦

  (金)大山将、長沼、高橋-高橋、阿部

▽本塁打 日下部(酒)

▽三塁打 村上、高橋駿(酒)

▽二塁打 村上、金田(酒)

 ▽2回戦

山形中央 2200120=7

酒田工  0000000=0

  (七回コールド)

  (山)梅津、鈴木-竹田

  (酒)今野、日下部、堀-長谷川

▽三塁打 桜井(山)

▽二塁打 森谷(山)

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:秋田大会 大曲が秋田中央破る 金足農は快勝 /秋田

 ◇4試合が雨天順延
 第90回全国高校野球選手権秋田大会(県高野連など主催)は13日に1回戦12試合、14日は2回戦4試合があった。大曲は接戦の末シード校の秋田中央を破って3回戦に進出。前年優勝の金足農は男鹿海洋を圧倒した。

 降雨のため14日にこまちスタジアムとグリーンスタジアムよこてで予定されていた4試合は15日に順延。決勝も21日に変更された。

 ◇能代球場
 ◇羽後、逆転許す
 ▽2回戦

羽後  020000000=2

秋田商 00001221×=6

 (羽)佐々木俊-米沢

 (秋)石井、須田-足利、伊藤

▽本塁打 藤井(秋)

▽二塁打 藤井(秋)

 秋田商は六回、伊藤の適時打で勝ち越すと七、八回にも藤井の本塁打などで追加点。羽後は中盤以降打線が振るわなかった。

 ◇秋田中央守りミス
 ▽同

秋田中央

  000000000=0

  00100000×=1

大曲

 (秋)熊谷、佐藤快-下釜

 (大)佐藤滉-佐々木俊

▽二塁打 遠藤(大)

 大曲は三回、遠藤の二塁打で貴重な1点を挙げ、佐藤滉が3安打完封で守り切った。秋田中央は守備のミスに涙をのんだ。

 ◇八橋球場
 ◇男鹿、追加点ならず
 ▽2回戦

男鹿海洋 10000=1

金足農  44012=11

 (五回コールド)

 (男)真壁、秋山-笹川

 (金)石井-斎藤竜

▽三塁打 高橋健2(金)

▽二塁打 秋山(男)須藤、太田2(金)

 金足農は11安打の猛攻で五回コールド勝ち。男鹿海洋は秋山の適時打で先制。その後も先頭打者を出しながら得点できなかった。

 ◇湯沢、好機生かせず
 ▽同

湯沢  00000001=1

秋田南 00200015=8

 (八回コールド)

 (湯)田口、後藤-佐藤康、篠木

 (秋)渡辺-加藤

▽三塁打 伊藤卓(秋)

▽二塁打 水原(秋)

 秋田南は三回、斉藤の適時打で先制。その後も打線がつながり渡辺が好投した。湯沢は八回の好機も1点止まりだった。

 ◆13日の試合

 ◇こまちスタジアム
 ◇高専、好機生かせず
 ▽1回戦

矢島

  000410202=9

  010200011=5

秋田高専

 (矢)三船-鈴木

 (秋)原田、小野健、佐々木-工藤

▽本塁打 三船(矢)

▽三塁打 伊藤(矢)長山(秋)

▽二塁打 佐藤計(矢)福田(秋)

 矢島は四回、鈴木の適時打で逆転。さらに加点した。秋田高専は九回無死満塁の好機も1点に終わった。

 ◇城南、田牧が一矢
 ▽同

横手城南 0000010=1

能代商  421101×=9

 (七回コールド)

 (横)藤田、小田嶋-松井

 (能)小玉、佐藤正、田村-辻

▽二塁打 西方(能)

 能代商は一回の辻の左前打など12安打で大量リード。横手城南は六回に田牧の適時打で一矢報いた。

 ◇修英、散発5安打
 ▽同

秋田修英 10100000=2

五城目  40200003=9

 (八回コールド)

 (秋)高橋-小野

 (五)斎藤-沢田

▽二塁打 高橋2、佐藤圭(五)千葉(秋)

 五城目は一回に4長短打で4点を挙げ、八回に突き放して試合を決めた。秋田修英は散発5安打に終わった。

 ◇能代球場
 ◇小坂、杉原が制球難
 ▽1回戦

小坂 0000010=1

羽後 030231×=9

 (七回コールド)

 (小)杉原-柏木

 (羽)佐々木俊、布川、斎藤-米沢

▽三塁打 小野崎(羽)

▽二塁打 大野哲(羽)

 羽後が12安打に9盗塁と足も絡めた攻撃でコールド勝ち。小坂は杉原が7四死球を与え、制球に苦しんだ。

 ◇六郷、満塁生かせず
 ▽同

六郷  1000000=1

秋田商 0201122=8

 (七回コールド)

 (六)小柳-小松

 (秋)簾内-足利

▽二塁打 高橋健(六)

 秋田商は1点を追う二回、簾内の適時打で勝ち越し。六郷は四回に2死満塁としたが、得点できなかった。

 ◇由利、先制実らず
 ▽同

由利 100100000=2

大曲 10040120×=8

 (由)佐藤秀、佐藤聖、鈴木雄、佐藤秀-小松

 (大)佐藤滉-佐々木俊

▽二塁打 佐藤秀(大)

 大曲は1点を追う四回、佐藤秀の適時打で逆転。先制した由利だが、佐藤滉の前に3安打に抑え込まれた。

 ◇グリーンスタジアムよこて
 ◇能代西、三塁踏めず
 ▽1回戦

西仙北 100000120=4

能代西 000000000=0

 (西)田中-深浦寛

 (能)桧森勝-工藤

▽三塁打 田中(西)

▽二塁打 田中、伊藤康、深浦寛(西)

 西仙北は八回、堀井の適時打などで追加点を挙げ、好投の田中を援護。能代西は三塁を踏めなかった。

 ◇雄勝、追い上げも
 ▽同

雄勝

  000201000=3

  01120210×=7

大館国際

 (雄)斉藤-姉崎

 (大)伊藤、関口-菅原

▽三塁打 阿部(雄)渋田(大)

▽二塁打 伊藤、柴田(大)

 大館国際は四回、石田の適時打などで勝ち越し。雄勝は六回に阿部の三塁打などで追い上げる意地を見せた。

 ◇十和田、力尽きる
 ▽同

十和田 00300000=3

秋田西 10003321=10

 (八回コールド)

 (十)阿部、小舘、近江-安保

 (秋)原田、須藤、浅井-小武海

▽本塁打 幸野(秋)

▽二塁打 佐藤清、三浦、幸野(秋)

 秋田西は五回、4連打で3点を奪い逆転。点差を広げた。十和田は三回3点を先制したが、力尽きた。

 ◇八橋球場
 ◇由利工、反撃届かず
 ▽1回戦

由利工

  110001000=3

  00200302×=7

男鹿海洋

 (由)小番、白川-三浦

 (男)真壁、秋山-笹川

▽二塁打 笹川(男)

 男鹿海洋は六回、笹川の二塁打で3点を奪い逆転。由利工は七回1死二、三塁の好機を生かせなかった。

 ◇合川、打線振るわず
 ▽同

金足農 2111310=9

合川  0000000=0

 (七回コールド)

 (金)高橋健、金子、船木拓-斉藤竜

 (合)小林-福原

▽本塁打 小松宗(金)

▽二塁打 太田(金)

 金足農は一回、小松宗の2点本塁打で先制し、小刻みに加点。合川は小林が不調で打線も4安打に抑えられた。

 ◇剛腕、初戦で散る
 〇…大会屈指の剛腕、合川の小林直哉投手(3年)の夏は、あっけなく終わった。自己最悪の被安打14、9失点でコールド負け。「力を出し切れなかった」とうなだれた。

 6月下旬に肩の張りが悪化し、投げ込みが十分にできなかった。本来140キロを超す速球はこの日130キロ台前半。甘い球を痛打された。試合後「とても悔いが残るけれど、3年一緒にプレーした仲間にありがとうと言いたい。大学でも野球を続け、上を目指す」ときっぱり。振り返ることなく球場を後にした。

 ◇仁賀保、守り切れず
 ▽同

仁賀保

  1000001000=2

  1000010001=3

湯沢

 (延長十回)

 (仁)佐藤匠-斎藤友

 (湯)田口-佐藤康、篠木

▽三塁打 宮原、柴田(湯)

▽二塁打 鈴木、斎藤友(仁)阿部(湯)

 湯沢は十回、相手の満塁策に対し村山が適時打を放ちサヨナラ勝ち。仁賀保は佐藤匠を援護できなかった。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:宮城大会 仙台育英、東北が快勝 /宮城

 ◇仙台工は古川学園振り切る
 第90回全国高校野球選手権記念宮城大会(県高野連など主催)は13日、名取市の愛島球場など3球場で3回戦8試合を行い、14日は仙台市宮城野区のクリネックススタジアム宮城(Kスタ宮城)など2球場で4回戦4試合を行った。

 3回戦で仙台工は、4点差で迎えた九回表、佐藤拳太中堅手(2年)の2点適時打などで同点に追いつき、延長十回に第3シードの古川学園を振り切った。志津川も投手戦の末、第4シードの仙台商を破った。

 14日は仙台育英が東陵、東北が東北学院に快勝。仙台は九回裏、庄司航(わたる)三塁手(同)のサヨナラ打で逆転勝利。「石巻対決」を制した石巻西と合わせ4校が準々決勝進出を決めた。15日はKスタ宮城など2球場で4回戦残り4試合が行われ、ベスト8が出そろう。

 ○…14日の試合…○

 ▽4回戦

 【Kスタ宮城】

仙台育英 111008=11

東陵   010000=1

 (六回コールド)

 (仙)穂積、木村-戸沢、高橋

 (東)大童、名生-阿久津、佐々木梢

▽三塁打 橋本(仙)

▽二塁打 佐々木、鈴木2(仙)堅田(東)

東北   0000135=9

東北学院 0000000=0

 (七回コールド)

 (東)萩野-関口、薗部

 (学)作間、松橋-駒井

▽三塁打 萩野(東)

▽二塁打 立花、佐野(東)阿部了(学)

 【愛島球場】

石巻 010100000=2

仙台 000000102=3

 (石)佐々木翼-千葉

 (仙)千葉-斎田

▽二塁打 小野寺(仙)

石巻西

  001000001=2

  010000000=1

石巻工

 (西)鈴木孝-相沢

 (工)佐藤智-遠藤幸

▽二塁打 平(西)岩渕(工)

 ○…13日の試合…○

 ▽3回戦

 【愛島球場】

気仙沼

  000103001=5

  201000001=4

泉館山

 (気)小野-渡辺

 (泉)浅野、石田-伊藤

▽三塁打 朝倉(泉)

▽二塁打 熊谷研(気)大沢、朝倉、岩崎(泉)

仙台工

  0000000042=6

  2000020001=5

古川学園

 (延長十回)

 (仙)村山、越田、今野-平塚

 (古)浅野-佐藤竜

▽二塁打 今野、宍戸(仙)高橋(古)

志津川

  000000200=2

  000000000=0

仙台商

 (志)後藤、遠藤丈-三浦祐

 (仙)片桐-佐々木

 【仙台市民球場】

宮城広瀬

  302000010=6

  400100000=5

仙台一

 (宮)佐藤飛、小山田-秋山茂

 (仙)岡部、渡辺、大沼-田中

▽三塁打 秋山茂(宮)

▽二塁打 正垣、斎藤(仙)

仙台東

  000100000=1

  11300000×=5

聖和学園

 (仙)村山、小沢-佐藤雄

 (聖)西條、伊藤-須藤

▽本塁打 山口歩(聖)

▽二塁打 藤本、佐藤大(仙)臼井、首藤(聖)

 【石巻市民球場】

東北工大高 000100=1

一迫商   301115=11

 (六回コールド)

 (東)若生、船木-菊地

 (一)石森-星

▽本塁打 菅原凌(一)

▽二塁打 星(東)遊佐、菅原凌(一)

古川工

  000300000=3

  000010000=1

学院榴ケ岡

 (古)遊佐-福井

 (学)国分、吉田-水戸、工藤

▽三塁打 横山(古)

▽二塁打 福井(古)

中新田

  010000000=1

  00003000×=3

仙台二

 (中)岡崎-星野

 (仙)田中-千葉

▽二塁打 田中(中)土屋、菊田(仙)

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 ■威風堂々

 ◇兄のバットに託して--志津川・佐藤悠之主将(3年)
 いつもとは違うバットを持って打席に立った。それは兄の英矢さん(21)が3年前に使ったバットだった。

 英矢さんは05年夏、志津川の一塁手として出場。初戦、このバットで2本の二塁打を放って計5打点。10対9の勝利に貢献した。

 父、兄に続き志津川高校野球部員として、この大会に出場。前夜、兄の記念のバットで素振りし、持ち込むことを決めた。

 仙台商は昨夏の宮城大会準優勝校で、今年も第4シード。片桐壮投手(3年)の前に六回まで散発4安打に抑えられ、得点を奪うことができない。

 先頭打者で迎えた七回表、2球目、狙っていた直球。「意識しなくても体が動いた」。左前に打ち返し、出塁した。それを契機に作った1死二、三塁の好機で百々智之監督のサインはスクイズ。

 打席の三浦成章右翼手(同)が投前に転がす。自身が三塁から還ったのに続き、二塁から代走遠藤拓朗選手(1年)が砂ぼこりを上げて生還。勝利をたぐり寄せる「2ランスクイズ」となった。

 試合後、スタンドには父母らが掲げる「志津川旋風」の横断幕がなびいた。1975年、甲子園まであと一歩まで迫ったあの年から33年。強豪校を撃破し「予感」は徐々に広がっている。

 自身はこの日、4打数4安打。「必ず勝ってこい」との兄からの指令も守った。試合後には、主将として力強く語った。「甲子園に向けての第一関門を突破した」

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:青森大会 三沢商、五所川原工順当に /青森

 ◇14日、大雨で7試合順延
 第90回全国高校野球選手権記念青森大会は第4日の13日に12試合、第5日の14日に5試合が行われ、シード校の三沢商、五所川原工がコールド勝ちし、昨年の準優勝校、八戸工大一や青森北も順当に勝ち進んだ。青森北今別は過去4回甲子園出場経験のある名門、東奥義塾を敗り、旧今別高が青森北の分校になり新校名となってから夏の県大会初勝利を挙げた。初出場の八戸聖ウルスラ学院は青森中央に、3年ぶりに出場した中里は十和田工にそれぞれコールド負け。14日は県内各地で大雨となり、青森市営と八戸市長根公園の全6試合と弘前市運動公園の1試合が15日に順延となった。15日は六戸町総合運動公園を除く県内3球場で2回戦7試合と3回戦3試合がある。

 ◆14日の結果

 【弘前市運動公園】

 ▽2回戦

青森南

  100000000=1

  00010150×=7

黒石商

 (青)若井、中谷、工藤竜-中村隼

 (黒)工藤翔-阿部

▽本塁打 小枝(黒)

▽二塁打 中村哲(青)有馬、成田(黒)

▽暴投 工藤竜(青)

青森西

  520105=13

  000000=0

金木

 (六回コールド)

 (青)桜庭、赤西-井上

 (金)桜庭-福山

▽本塁打 桜庭、蝦名(青)

▽二塁打 永沢、蝦名(青)小松(金)

▽暴投 桜庭(金)

 【六戸町総合運動公園】

 ▽2回戦

弘前学院聖愛

  2304000=9

  0000010=1

青森戸山

 (七回コールド)

 (弘)一戸、成田、佐藤、黒滝、古川-相馬

 (青)白取、川崎-山田

▽三塁打 渋谷(弘)

▽二塁打 一戸、相馬、工藤奨、斎藤(弘)

▽暴投 一戸(弘)川崎2(青)

▽捕逸 山田(青)

尾上総合

  000010000=1

  10000200×=3

五所川原農林

 (尾)山口-小堀真

 (五)工藤嵩、仙庭-成田公

▽二塁打 小堀真(尾)山形、工藤真(五)

 ▽3回戦

十和田西

  000000001=1

  01100010×=3

青森北

 (十)岩本、米田匠、森智-米田匠、畑山、米田匠

 (青)福士-蝦名

▽二塁打 福士(青)

▽捕逸 畑山(十)

 ◇蝦名選手が大活躍
 ○…一回表、青森西の桜庭寛明選手(3年)の3ランに続き、2死二塁から2ランを放った蝦名輝選手(3年)。六回表にも適時二塁打を放ち、守備では左翼線の当たりをダイビングキャッチする大活躍。古川秀彦監督は「今日のラッキーボーイ。練習でも本塁打はなかったのに」と驚いていた。2カ月前まで1番打者だったが、「走者が塁にたまった時のここ一番」を期待され7番に。勝負強さが開花した。

 ◇チャンスに強く、動じないチームのかなめ--黒石商・阿部純選手
 「チームが不調の時、1人だけちゃっかり打つ」というチームメートの言葉通り、阿部純捕手(3年)は青森南戦の重要な場面にすべて絡んだ。「先制されてからは『絶対に還してやる』の気持ちだけだった」という。

 2年生夏の県大会後、成田康生監督に「キャッチャーに転向しないか」と誘われた。今でこそ「いいポジション」と感謝しているが、初めは自分にできるのかと悩んだ。

 打撃練習がおろそかになって不調になったこともある。でも、1年でメキメキと上達。「根がまじめで芯が強い。大きい声で仲間に指示も出せる。動じないところが捕手に向いている」と成田監督。一回表、工藤翔平投手(3年)は甘く入った球を右中間に運ばれ、先制を許した。しかし、阿部捕手は成田監督の期待通り、工藤投手を冷静にリードした。

 浪岡中時代は県ベスト4入り。多くのチームメートが今大会シード校の浪岡に進んだが、自分は黒石商を選んだ。「中学時代のメンバーと対戦したかった」からだ。今年の春季大会は浪岡に9-4で負けた。「いつも負けているから今度こそは……」。順当に勝てば、準決勝で浪岡とあたるが、その前に強豪、八戸西がたちはだかる。「守備からリズムを作り、打って勝つ」。阿部捕手は目に闘志をのぞかせた。

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:静岡大会 2回戦16試合、ベスト32決まる /静岡

 ◇ライバル対決は静岡が制す
 第90回全国高校野球選手権記念静岡大会(県高野連、朝日新聞社主催)は大会第5日の14日、2回戦16試合が県内8球場で行われ、ベスト32が出そろった。

 シード校の静岡と昨年準優勝の静岡商のライバル対決は、後半の追撃を振り切り、静岡が勝利を収めた。六回、静岡商の遊撃手と二塁手が守備で衝突し負傷、試合が一時中断した。2人は頭や顔などを強く打っており、15日に精密検査を行う。

 また、激しい雷雨のため、草薙球場第2試合の伊豆中央-静岡市立戦は3時間15分中断。再開後、ナイターで午後7時53分まで試合を行った。

 このほか、興誠、東海大翔洋など強豪校が3回戦に進出。シード校の三島は浜北西に惜敗した。3回戦16試合は19日、県内7球場で行われる予定。

 ◇14日の試合
 ▽2回戦

 【愛鷹球場】

静岡南

  000002000=2

  00130040×=8

三島南

 (静)太田、興津、八木-藤田

 (三)松川-岩野

▽二塁打 岩野、松川(三)

浜北西

  000021000=3

  000010100=2

三島

 (浜)金指-岡田

 (三)久保-一杉

▽三塁打 吉田(浜)

▽二塁打 阿部、中里、菅沼(三)

 【富士球場】

飛龍

  001000012=4

  000000100=1

富士宮北

 (飛)平井-松尾

 (富)菅原-河村

▽三塁打 松尾(飛)

▽二塁打 星野、鳥沢、田所(飛)菅原、河村(富)

御殿場南

  200002020=6

  000000000=0

小山

 (御)青木-広瀬

 (小)岩間、荒木-鬼木

▽三塁打 岩田(御)

▽二塁打 市川、三尋木(御)稲葉(小)

 【清水庵原球場】

藤枝東

  00000=0

  4321×=10

東海大翔洋

 (五回コールド)

 (藤)谷、酒井-伊藤

 (東)望月、富山-小沢、浦井

清水東

  54400=13

  00021=3

二俣

 (五回コールド)

 (清)峯尾、岩崎-仁科、斉藤功

 (二)富樫、森口-森下

▽三塁打 山口、高橋(清)森下(二)

▽二塁打 高橋2、山内(清)

 【焼津球場】

焼津中央

  000100000=1

  01003200×=6

藤枝西

 (焼)鈴木悠、市川、望月-佐野

 (藤)村松準、黒田-南

▽三塁打 永田(藤)

▽二塁打 村松準(藤)

静岡農

  000300100=4

  00210302×=8

誠恵

 (静)井出、杉山-高塚、入江

 (誠)浅田、清、浅田、清-牧谷

▽三塁打 境下(誠)

▽二塁打 青木(静)稲葉唯、清(誠)

 【島田球場】

島田商

  02200203=9

  00000000=0

星陵

 (八回コールド)

 (島)小椋-佐野

 (星)岩付-小泉

▽二塁打 佐野、鈴木、村本、西本、細川、森(島)

袋井

  001002000=3

  00320000×=5

沼津城北

 (袋)名波、清水-鈴木喜

 (沼)井上-菊池

▽三塁打 内藤(沼)

▽二塁打 鈴木喜、名波(袋)

 【掛川球場】

天竜林

  000000=0

  135001=10

掛川西

 (六回コールド)

 (天)梶村、生田-内山

 (掛)溝口、渡辺-内藤

▽二塁打 渡辺2、小崎(掛)

伊東商

  100000100=2

  00101110×=4

磐田農

 (伊)村上-鈴木

 (磐)高橋-松本

▽二塁打 鈴木(伊)松本、山下、高橋(磐)

 【浜松球場】

浜松南

  100000100=2

  10002020×=5

興誠

 (浜)宮崎-内山

 (興)江越-渡辺平

▽三塁打 和久田(興)

▽二塁打 馬渕、足立(浜)上杉、柳、川島(興)

三島北

  10000=1

  05231=11

浜名

 (五回コールド)

 (三)井上、山本、遠藤-飯村

 (浜)内山-小野

▽二塁打 山田、山村(浜)

 【草薙球場】

静岡

  001014000=6

  000001110=3

静岡商

 (静)高橋-大石

 (商)鈴木、伏見-増田

▽本塁打 山崎大(静)

▽三塁打 三田(静)

伊豆中央

  000000002=2

  01200001×=4

静岡市立

 (伊)小播、堀内-長沢

 (静)後藤-長谷川翔

▽本塁打 鈴木(伊)

▽三塁打 梅田(静)

▽二塁打 堀内(伊)増井2(静)

 ◇信頼仲間忘れずに
 ○…昨年、53年ぶりに硬式野球部が復活し、12日の1回戦で56年ぶりの公式戦勝利を飾った三島北。14日の浜名戦では五回コールド負けに終わり、選手らは涙で目をはらした。

 一昨年、同好会発足にかかわった大上恭介主将は「三島北で野球ができるとは思っていなかった。僕たちは大勢の人に支えられている」と、つばの裏に「感謝」と書かれた野球帽を握りしめた。

 大上主将に入部を誘われ、1、2回戦とも代打で出場した浜田拓来(たくる)選手も「勝ち負け以外にも、野球から多くのことを学んだ。信頼しあった仲間とはこれからもずっと助け合っていきたい」と涙をぬぐった。

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 ■白線の中から

 ◇負傷の仲間に新たな約束--静岡商・2年、沢入康平右翼手
 静岡に3点差をつけられ、九回裏2死走者なし。後がない場面で打席に入った時、藤巻幸大二塁手(2年)の声が頭によみがえった。「絶対勝つぞ」。

 藤巻選手は、六回の守備で二塁付近に上がった飛球を追い、金子明信遊撃手(3年)と激しく衝突し、グラウンドに倒れ込んだ。一時意識を失い、球場から救急車に乗せられる際、こう声を掛けたのだった。

 藤巻選手とはいつも一緒だった。今大会では先頭打者が藤巻選手で自分が2番。自分が先頭を打つ試合では藤巻選手が2番を打った。どちらかが打ち損じても、もう1人が取り戻す。いつも互いに相談し、アドバイスし合って遅くまで練習を重ねてきた。

 4回終了時には、「次打つ時は絶対おれが塁に出る。だからお前頼むぞ」と声を掛けられた。だが、その言葉に応える前に相方はグラウンドを去った。「あいつのいないグラウンドは何となくしっくりこなかった」。だが勝つという約束を果たすため、懸命にプレーを続けた。

 最終回、右飛に倒れ、約束は果たせなかった。だが試合後、迷いなく言い切った。「次こそ勝つ。あいつと一緒に」

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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第90回全国高校野球:岩手大会 悪天候で16試合順延 /岩手

 ◇一関学院、盛大付3回戦へ
 第90回全国高校野球選手権記念岩手大会(県高野連など主催)は14日、悪天候のため予定していた3回戦16試合を中止し、日程を1日順延することを決めた。また、13日は県営野球場(盛岡市)など6球場で2回戦16試合があり、春夏連続甲子園出場を目指す一関学院や盛岡大付などが順当に3回戦へ駒を進めた。

 15日は移動日で試合がない予定だったが、順延によって3回戦16試合を実施し、16日を移動日に充てる。準決勝は20日の午前11時と午後1時20分から、決勝は21日午後1時からそれぞれ行われる。

 〇…13日の試合…〇

 【県営野球場】

 ▽2回戦

西和賀

  100001020=4

  300000000=3

福岡工

 (西)赤坂-藤原壮

 (福)小野、田中、柴田悠-米田

▽三塁打 吉田(西)

▽二塁打 田中(福)

久慈山形

  000 00=0

  51619×=31

北上翔南

 (五回コールド)

 (久)下舘-大上

 (北)宮本、浅沼、菊池公-斉藤亨、小野寺

▽三塁打 小原、田鎖駿(北)

▽二塁打 高橋翔2(北)

花泉

  0142100=8

  0000000=0

岩泉

 (七回コールド)

 (花)及川歩、佐藤啓-岩渕

 (岩)和山、小川-工藤俊

▽本塁打 小野寺和(花)

▽二塁打 及川歩(花)

 【花巻球場】

 ▽2回戦

一関学院

  0101404=10

  0000000=0

遠野緑峰

 (七回コールド)

 (一)飯田、菊地、阿部航-鈴木、矢守

 (遠)菊池雄、昆-菊池秀

▽三塁打 佐々木亮(一)

▽二塁打 川原、金森(一)

久慈

  200002001=5

  000000000=0

住田

 (久)粕崎-北沢

 (住)村上純、伊藤大、水野智、木村克-皆川

▽三塁打 上村(久)

▽二塁打 佐藤、上村(久)

沼宮内

  1000000=1

  213022×=10

盛岡北

 (七回コールド)

 (沼)丹内-今松

 (盛)小形-中村

 【森山総合運動公園野球場】

 ▽2回戦

宮古北

  000000000=0

  01120000×=4

一関二

 (宮)武田-越田

 (一)三宅-吉田

▽二塁打 吉田(一)

黒沢尻工

  000000000=0

  00001000×=1

宮古商

 (黒)高橋-岩崎

 (宮)清水、佐々木良-星野

▽三塁打 八重樫(黒)星野(宮)

 ◇あと一歩
 ○…黒沢尻工の斎藤翔選手(3年)。1点を追う九回2死、内野安打で出塁し、二盗を狙って走り出すと、相手の守備の乱れをついて一気に三塁へ頭から滑り込んだ。「1点が欲しかった。二塁手がボールを取り逃し、行けると思った」。チャンスを作り出したが、最後の打者が三振に打ち取られ、あえなく残塁。「あと一歩だった」と肩を落としたが、「黒工はいつも明るい前向きなチーム。後輩にはこの雰囲気をこれからも守って頑張ってほしい」と話した。

一関一

  012001030=7

  000011010=3

宮古

 (一)岩渕紀-岩渕大

 (宮)舩越、奥、昆-立花

▽二塁打 小野寺、桜田、伊藤健2(一)大越、高木(宮)

 ◇「蛮カラ」で応援
 ○…一関一のスタンドでは応援団長の破石英照君(3年)が、応援に駆けつけた3年生240人の音頭を取った。先輩から引き継いだ継ぎはぎだらけの学ラン姿で「蛮カラ」スタイルの応援を守ってきた。しかし、現在団員は3人のみで、全員が3年生。新入生の獲得に気をもんでいるが、「今はとにかく選手たちに頑張ってほしい」と力強い声援を送った。

 【一関運動公園野球場】

 ▽2回戦

盛岡農

  001010001=3

  010000021=4

遠野

 (盛)山本-中田

 (遠)菊池郁-佐々木光

▽二塁打 上野(盛)高橋、菊池光、菊池郁、佐々木光(遠)

釜石

  004000000=4

  02100301×=7

盛岡大付

 (釜)高橋、大瀧-古澤

 (盛)鴇田、金澤、多田-中村

▽本塁打 熊谷(盛)

▽二塁打 山田(釜)清野(盛)

岩谷堂

  201000000000=3

  200000010001=4

大槌

 (延長十二回)

 (岩)濱野-千田

 (大)小松-佐々木盛

▽三塁打 濱野(岩)

▽二塁打 佐々木盛、小松(大)

 【八幡平市総合運動公園野球場】

 ▽2回戦

江南義塾

  000400100=5

  000000100=1

花北青雲

 (江)細川、佐々木大、佐藤-上野

 (花)宍戸、伊藤洋-高橋健

▽二塁打 藤村、藤倉、小田島(江)星川(花)

前沢

  113000010=6

  002010100=4

水沢商

 (前)佐藤、中村、大内-菅原貴

 (水)佐々木誠、鈴木-佐藤

▽三塁打 菅原啓(前)

▽二塁打 小野寺(前)後藤(水)

 【雫石町営野球場】

 ▽2回戦

盛岡三

  001000010=2

  001000002=3

盛岡一

 (三)加藤-佐々木央

 (一)菊池-小澤

▽二塁打 小澤(一)

岩谷堂農林

  0100000=1

  213011×=8

雫石

 (七回コールド)

 (岩)佐藤淳、佐藤直-佐藤直、後藤清

 (雫)田口、長内-片岡

毎日新聞 2008年7月15日 地方版

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超高校級捕手!東総工・杉山翔大にスカウト23人…高校野球東千葉大会(スポーツ報知) (15日8時1分)

潜在能力の高さをワンプレーで証明した。1―1の3回無死一、二塁。東総工の超高校級捕手、杉山翔大(3年)は外角の直球を右中間の一番深いところまではじき返すと、俊足を飛ばして三塁に滑り込んだ。「右方向に打てる時は調子がいいんです」2打数2安打2打点の活躍でコールド発進に貢献した。ネット裏に集まった9球団23人のスカウトに、守備でも魅せた。捕球後の二塁送球到達時間1・85秒はプロ並み。広島・苑田スカウト部長は「巨人・阿部(慎之助)のアマチュア時代よりも速い」と目を丸くした。プロ意識は強い。帽子のツバには「豪打炸裂 目指せプロ」の文字。高まる周囲の期待も「大観衆で結果を出さないと、プロには行けないので」と重圧にはならない。自らのバットでチームを甲子園に導き、最高峰の世界に飛び込む。

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東海大翔洋 香田Jr.親子出場へ2安打…高校野球静岡大会(スポーツ報知) (15日8時1分)

◆高校野球静岡大会 ▽2回戦 東海大翔陽10-0藤枝東=5回コールド=(14日・清水庵原) 静岡では東海大翔洋が藤枝東に5回コールドで初戦を突破し、巨人・香田勲男投手コーチ(43)の長男・将平(3年)が2安打。父が3度出場した甲子園へ、第一歩を記した。

 父親に似たスリムな体形から、スムーズにバットを繰り出した。2回1死二、三塁の好機。「5番・左翼」で先発出場した香田は、センター前に2点適時打を放った。「父にいい報告ができます」初戦の重圧を振り切り、2打数2安打2打点で5回コールド勝ちに貢献。佐世保工(長崎)のエースとして甲子園に3度出場した父に続けとばかりに、会心の打撃で好スタートを切った。

 2年夏までは投手だった。「父と同じように、甲子園のマウンドに立ちたい」との夢を抱いていたが、新チーム結成直後、滝公男監督(52)に野手転向を勧められた。「野球の見方が変わった。投手の時に打者を打ち取った喜びよりも、打者でヒットを打った喜びの方が大きい。野手で成功したい」父から譲り受けたグラブは外したが、今では外野用がなじんできた。

 不思議な巡り合わせがある。父が2年生エースとして初めて甲子園の土を踏んだのが82年夏。初戦で対戦したのが、滝監督率いる東海大山形だった。試合は6-1で佐世保工が勝利。それから四半世紀以上が過ぎ、滝監督の下で香田ジュニアがプレーするのも、何かの因縁だろう。

 川崎の実家を離れて、3年目になる。連絡は月に1度と決め、野球修行の日々が続く。「一戦一戦、全員野球で勝ち上がりたい」バットマンとして、父が立った聖地を踏みしめる。

 ◆香田 将平(こうだ・しょうへい)1990年6月22日、東京都生まれ。18歳。血液型B。小3のとき都島スポーツ少年団で野球を始めた。好きな選手は福留(カブス)。家族は両親と弟。182センチ、75キロ。右投左打。

 巨人・香田勲男投手コーチ「勝ったみたいですね。本人からも電話がありました。最後の夏なんだから、悔いのないように頑張れとだけ話しました。静岡も激戦区。どういう結果になろうとも、精一杯やって欲しい」

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初戦で泡食っちゃった?安房ヒヤヒヤ発進

第90回全国高校野球選手権記念大会(8月2日開幕、甲子園)は14日、36試合が雨天順延となり、全国38地区で254試合が行われた。東千葉大会では今春センバツに21世紀枠で初出場した安房が2―1で銚子に競り勝ち初戦を突破した。また、奈良大会ではセンバツ8強の天理が2回戦で敗退。長崎大会では昨夏甲子園4強の長崎日大が3回戦で姿を消した。15日は全国31地区で244試合が行われる。

 【安房2―1銚子】安房のエース佐野が最後の打者を捕邪飛に打ち取ると、ベンチの早川監督は大きく息をついた。「参りました。中盤になかなか点が取れなくて焦りがあった」

 今春のセンバツに21世紀枠で創部107年目の初出場を果たし、1勝を挙げたチームが2―1の辛勝発進。9回は無死二塁のピンチをしのいでつかんだ白星だった。

 センバツ2回戦では2点リードで迎えた9回に、まさかの逆転サヨナラ負けを喫した。監督の頭には勝利が目の前で消えた悪夢がよみがえった。しかし、不安を一掃したのがマウンドの佐野だ。「覚悟を決めて3つアウトを取れ」と伝令を受けると、内角直球で後続の3人をピシャリ。「あの球を一番練習しているから思い切っていけた。春の経験が生きているのかな」と胸を張った。

 センバツ出場後は街で声をかけられる“顔”となったが、夏の千葉大会では1976年の準優勝が最高。選手も指揮官も「自分たちは挑戦者。甲子園に行けるようなチームではない」と口をそろえる。それでも、佐野は「あのマウンドでもう一度投げたい。全力で自分たちの力を出せば甲子園でも勝てる」とチームの本音を代弁する。

 21世紀枠の出場校で夏も連続出場したのは01年の宜野座(沖縄)のみ。道のりは決して平たんではないが、まずは一歩、聖地に近づいた。

[ 2008年07月15日 ]

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震災で両親不明の球児奮闘 高校野球山形大会

「最後の夏だ。父さん、母さん、見ててくれ」。13日の全国高校野球選手権山形大会1回戦で、酒田東高と対戦した金山高の主将高橋裕二君(17)は強い思いを胸に試合に臨んだ。高橋君の父伸好さん(56)と母美也子さん(50)は1カ月前の岩手・宮城内陸地震で行方不明になったまま。試合は0―19の5回コールド負けだったが、本来なら応援に駆け付けたはずの両親の姿を心に思い浮かべながら、精いっぱいプレーした。

 高橋君の両親は地震があった6月14日早朝、栗駒山にタケノコ採りに行くと言って出掛け、行方が分からなくなった。
 「家にいても、連絡を待つしかなくて落ち着かなかった。学校に行って野球をした方がまだ気持ちが楽だった」。高橋君は地震発生の3日後には登校。主将としてチームをまとめ、大会での勝利を目指して練習にひたすら打ち込んだ。
 金山高の野球部員はマネジャー2人を含め13人しかいない。うち5人がボート部やバスケット部からの「助っ人」だ。

 酒田市の光ケ丘野球場で行われた酒田東戦。未経験者も含む急造チームでは試合の主導権を握るのは難しく、一方的な展開となったが、高橋君は5回表には3番手の投手としてマウンドに上がり、1失点に抑えた。
 そして5回裏2死には3年間の練習と両親への思いを込めて、左前に安打を放った。得点にはつながらず、ゲームセット。終了後、あふれ出た涙について、高橋君は「言葉では説明できなかった」と言う。

 「最後の大会だから、父さん、母さんに球場で見てほしかった」。高校最後の夏を終え、高橋君は祈るように話す。「行方不明のままでは心の整理がつかない。お願いだから早く帰ってきてほしい」
2008年07月15日火曜日

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