第90回全国高校野球:岐阜大会 注目校紹介 66チーム参加、きょう開幕 /岐阜
◇練習の成果、信じて--グラウンドに声響かせ
第90回全国高校野球選手権記念岐阜大会(県高野連など主催)が5日、開幕する。参加校66チームはそれぞれ、大会を目指して練習を積み重ねてきた。注目校を紹介する。
◇一本一本に集中、絶対優勝を手に--市岐阜商
「いーち、にー、さーん」。部員70人の大きな声がグラウンドに響き渡る。準備体操から大きな声を欠かさない。声がなくなりかかると、すかさず誰かが声を出し、69人が後に続く。「声だけはとぎらせてはいけない」と秋田和哉監督は言う。「練習では、特別なことはしない」(秋田監督)が、選手たちは一本一本に集中し、いいプレーには「ナイスキャッチー」と声が飛ぶ。
チームの中心は原一智投手と加藤遼捕手。2人そろって口にした言葉は「負けられない戦い」だ。「春のセンバツを逃し、この大会を目標にしてきた」と原投手。秋田監督は「相手は関係ない。これまでの練習を信じて、優勝を絶対に手にする」と意気込んでいる。
◇懸命なプレーなら失敗しても--県岐阜商
「指示を出したら、あとは選手に任せる」と石榑(いしぐれ)淳監督は言う。「懸命なプレーなら何も言わない。盗塁に失敗してもしからない」。その方針は見事に成功し、メンバー全員が走れるチームになった。
ベンチ入りのメンバーは、2、3年生全員で行った記名投票を参考に決めた。石榑監督は野球部OBで、甲子園出場を果たした第61回大会の時、3年生でバッティングピッチャーを務めた。「今のチームでも裏方が頑張っている。どうしても勝たなければ」と誓うように語った。
◇堅い守りで判断力に磨き--中京
新チーム発足後、小嶋雅人監督によると、決して実力のあるチームではなかった。「でも、チームワークは最高。人一倍努力するチームです」。昨秋の県大会でみごと優勝を果たした。冬以降は走者を置いての練習を繰り返し、判断力に磨きをかけた。中井健太、滝川雅博両投手を中心にした堅い守りが持ち味だ。
◇明るく楽しく練習をして--土岐商
明るく、楽しい練習をするチームだ。工藤昌義監督は、選手たちに「平常心で実力を発揮しよう」と言い聞かせてきた。
自慢の攻撃陣は、ミートがうまい加藤健太選手をはじめ、1番から4番までの4人が不動。工藤監督は「緊張、焦りを極力なくし、地に足をつけて、失敗もかみしめて優勝を目指したい」と語った。
◇投手層が厚く連係を大切に--岐阜城北
「実力はあるが結果が伴わない」と藤田明宏監督。県大会で常に上位に名を連ねるが、まだまだ実力が出し切れていないと感じているという。
投手層が厚く、伊藤準規投手の速球は最速147キロ。山村健斗投手も188センチの長身から投げおろす。しかし藤田監督は「野球は1人でやるものではない。連係が大切。つながりがあれば最高の結果が出る」と語った。
毎日新聞 2008年7月5日(5日12時1分)
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